レーザビーム同期検出用フォトIC

レーザビーム同期検出用フォトIC
S10317 シリーズ S11257 シリーズ
低電圧 (3.3 V)駆動
高速Si PINフォトダイオードを内蔵したレーザビーム同期検出用フォトICです。実装時の周辺部品の低電圧化に合わせた
低電圧 (3.3 V)駆動タイプです。電流アンプゲインは、使用するレーザパワーに応じて6倍 (S10317-01, S11257-01DT)、20
倍 (S10317, S11257-02DT)のタイプを用意しています。なお、5 V駆動タイプ (S9703シリーズ)、2素子のSi PINフォトダ
イオードを内蔵したタイプ (S9684シリーズ, S11282-01DS)も用意しています。
特長
用途
低電圧 (3.3 V)駆動
レーザプリンタ・デジタル複写機・普通紙FAXなどの
印字開始タイミング検出
高感度
電流アンプゲイン: 20倍 (S10317, S11257-02DT)
: 6倍 (S10317-01, S11257-01DT)
デジタル出力
小型パッケージ
鉛フリーリフローはんだ付けに対応
受光面サイズ: 2.84 × 0.5 mm (S10317シリーズ)
2.84 × 0.25 mm (S11257シリーズ)
絶対最大定格
項目
電源電圧
許容損失*1
出力電圧*2
出力電流
Ro端子電流
動作温度
保存温度
リフローはんだ付け条件*3
記号
Vcc
P
Vo
Io
IRO
Topr
Tstg
Tsol
条件
Ta=25 °C
Ta=25 °C
Ta=25 °C
Ta=25 °C
Ta=25 °C
定格値
-0.5 ~ +7
300
-0.5 ~ +7
5
3
-25 ~ +80
-40 ~ +85
ピーク温度 240 °C max., 1回
単位
V
mW
V
mA
mA
°C
°C
-
*1: 許容損失は、Ta=25 °C以上で4 mW/°Cの割合で減少します。
*2: Vcc +0.5 Vを超えないこと。
*3: JEDEC level 5a
注) 絶対最大定格を一瞬でも超えると、製品の品質を損なう恐れがあります。必ず絶対最大定格の範囲内で使用してください。
浜松ホトニクス株式会社
1
S10317/S11257シリーズ
レーザビーム同期検出用フォトIC
電気的および光学的特性 (指定のない場合は Ta=25 °C, λ=780 nm, Vcc=3.3 V, Ro=5.1 kΩ, 光入射角=法線方向 ± 0°)
項目
S10317 シリーズ
推奨動作電圧
S11257 シリーズ
消費電流
ハイレベル出力電圧
ローレベル出力電圧
スレッショルド S10317, S11257-02DT
入力パワー
S10317-01, S11257-01DT
S10317, S11257-02DT
H→L
伝搬遅延時間 S10317-01, S11257-01DT
S10317, S11257-02DT
L→H
伝搬遅延時間 S10317-01, S11257-01DT
上昇時間
下降時間
最大入力パワー
記号
条件
Icc
VOH
VOL
無入力
IOH=4 mA
IOL=4 mA*4
PTH
PI=57 μW
(S10317, S11257-02DT)
PI=186 μW
(S10317-01, S11257-01DT)
デューティ比 1:1
CL=15 pF*5
tPHL
tPLH
tr
tf
PI max.
Min.
3.13
3.135
2.9
14
49.5
-
Typ.
3.3
3.3
0.7
19
62
130
100
200
150
4
4
-
Max.
3.6
3.45
1.5
0.3
24
74.5
250
200
300
250
7
7
PTH × 8
単位
V
mA
V
V
μW
ns
ns
ns
μW
*4: 入力パワー PI=57 μW (S10317, S11257-02DT), 186 μW (S10317-01, S11257-01DT)
*5: レーザダイオードをパルス駆動して測定する。入射光波形の上昇時間・下降時間は、1 ns以下。
100%
50%
වৣ࢕‫ޑ‬ഽ
tPHL
0%
tPLH
90%
੄ႁ
1.5 V
10%
tf
tr
KPICC0112JA
分光感度特性
(Typ. Ta=25 °C)
0.5
਋࢕ۜഽ (A/W)
0.4
0.3
0.2
0.1
0
200
400
600
800
1000
1200
෨ಿ (nm)
KPICB0166JA
2
S10317/S11257シリーズ
レーザビーム同期検出用フォトIC
ブロック図
Vcc
Vref
0.1 µF
3.3 V
Vo
ഩၠͺϋί
PD
Ro
‫̫ັٸ‬
Ίͼϋ೷ࢯ
Ro
GND
KPICC0127JA
機能
本製品は、フォトダイオードチップとICチップを1パッケージに内蔵したフォトICです。フォトダイオードチップとICチップは、ブ
ロック図のように内部結線されており、Ro端子に外付けゲイン抵抗 Roを接続して使用します。
フォトダイオードにレーザ光が入射すると、光電流が発生します。この光電流はICの入力端子に入力され、電流アンプで増幅された
後、外付けゲイン抵抗に流れます。このときRo端子の電圧 VROは、以下の式で表されます。
VRO=A × S × PI × Ro [V] ............ (1)
A: 電流アンプのゲイン (S10317, S11257-02DT: 20倍, S10317-01, S11257-01DT: 6倍)
S: フォトダイオードの受光感度 [A/W]
λ=780 nmで0.44 A/W程度
PI: 入力パワー [W]
Ro: 外付けゲイン抵抗 [Ω]、使用範囲 2 kΩ ~ 10 kΩ
VROは、内蔵コンパレータに入力され、内部基準電圧 Vref (0.8 V程度)と比較されます。出力 VoはVRO<VrefのときHigh、VRO>Vrefの
ときLowとなるように設定されています。
式 (1)のPIにスレッショルド入力パワーを入れて算出されるVROの8倍以下になる条件で使用することを推奨します。
VROが1.5 V以上で、
なお、
Ro端子電流が絶対最大定格の3 mAを超えないように、
Ro抵抗値を設定してください。
[実際にVROをモニタすると、電圧リミット回路により2 V (GND基準)付近で電圧制限がかかりますので注意してください。]
3
S10317/S11257シリーズ
レーザビーム同期検出用フォトIC
外形寸法図 (単位: mm)
S10317シリーズ
3.2 ± 0.2
(Ψςͬ‫͚܄‬଱༹)
0.66
1.0 ± 0.4
3.0*
1.0 ± 0.4
4.0*
3.9
3.4
‫ޢ‬࿂ํս
3.8
4.2 ± 0.2
4.0*
਋࢕࿂
0.80.80.8 0.8
2.84
0.5
0.15
(9 ×) 0.3
(9 ×) 0.4
਋࢕໐ಎ૤
0.05
0.35
5.0 ± 0.3
0.45 ± 0.3
0.75
0.45 ± 0.3
3.0*
2.8
1.3
਋࢕࿂
ঐা̧̈́࢖ओ: ±0.1, ±2°
૗ഭͤ໐͉ȂΨςͬা̳
ΙΛίպ౾ୈഽ: *֣ͬպ౾‫ܖ‬੔̱͂̀
X, YɅ±0.2, θɅ±2°
0.1 ± 0.1
0.15
2.4
‫ޢ‬࿂ํս
Vcc
NC
OUT
GND
Ro
2.9
3.0*
GND
GND
GND
GND
KPICA0070JD
S11257シリーズ
3.2 ± 0.2
(Ψςͬ‫͚܄‬଱༹)
0.54 ± 0.2
3.0*
4.0*
3.9
3.4
‫ޢ‬࿂ํս
4.0*
4.2 ± 0.2
0.80.80.8 0.8
0.15 ± 0.2
(0.3)
1.0 ± 0.4
3.8
਋࢕࿂
0.25
2.84
(9 ×) 0.3
(9 ×) 0.4
਋࢕໐ಎ૤
0.05
1.0 ± 0.4
0.35
0.75
5.0 ± 0.3
0.45 ± 0.3
3.0*
2.8
0.1 ± 0.1
0.15
2.4
‫ޢ‬࿂ํս
2.9
3.0*
1.3
0.45 ± 0.3
਋࢕࿂
ঐা̧̈́࢖ओ: ±0.1, ±2°
૗ഭͤ໐͉ȂΨςͬা̳
( )ඤ͉४ࣉ౵
ΙΛίպ౾ୈഽ: *֣ͬպ౾‫ܖ‬੔̱͂̀
X, YɅ±0.2, θɅ±2°
Vcc
NC
OUT
GND
Ro
GND
GND
GND
GND
KPICA0089JB
4
S10317/S11257シリーズ
レーザビーム同期検出用フォトIC
推奨ランドパターン (単位: mm)
1.65
0.8
0.7
4.75
KPICC0224EA
標準梱包仕様
リール (JEITA ET-7200準処)
外形寸法
254 mm
ハブ径
100 mm
テープ幅
12 mm
材質
PS
静電気特性
帯電防止処理
8.0 ± 0.1
4.0 ± 0.1
1.55 ± 0.1
2.0 ± 0.1
1.75 ± 0.1
エンボステープ (単位: mm, 材質: PS, 導電性)
0.3 ± 0.05
12.0 ± 0.3
4.5 ± 0.2
5.5 ± 0.1
2.3 ± 0.2
5.4 ± 0.2
ςȜσ̧͈֨੄̱༷࢜
KPICC0225JA
梱包数量
2000個/リール
梱包形態
リールと乾燥剤を防湿梱包 (脱気密封)
5
S10317/S11257シリーズ
レーザビーム同期検出用フォトIC
当社の実験用熱風リフロー炉を用いた温度プロファイルの実測値例
300 °C
240 °C max.
220 °C
‫أ‬ഽ
190 °C
170 °C
ထ๵‫ح‬෎
70ȡ90 s
ུ‫ح‬෎
40 s max.
শ‫ۼ‬
KPICB0164JC
・本製品は、鉛フリーはんだ付けに対応しています。梱包開封後は、温度 30 °C以下、湿度 60%以下の環境で保管して、24時間以内
にはんだ付けをしてください。
・使用する基板・リフロー炉によって、リフローはんだ付け時に製品が受ける影響が異なります。リフローはんだ条件の設定時には、
あらかじめ実験を行って、製品に問題が発生しないことを確認してください。
関連情報
www.hamamatsu.com/sp/ssd/doc_ja.html
注意事項
・ 注意事項とお願い
・ 表面実装型製品/使用上の注意
本資料の記載内容は、平成25年12月現在のものです。
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̜ͥાࣣ̦̜̳ͤ͘ȃུୋ຦ͬঀဥ̳ͥष͉ͅȂຈ̴ොවॽအ੥̮ͬဥྵ͈ષȂड૧͈ॽအ̮ͬ‫̞̯̺̩෇ږ‬ȃ
ොවॽအ੥̹͉͘΍ϋίσ೹‫̞̤̀ͅރ‬Ȃ߿ྴ͈ྎ๶ͅॻ೰ॽအͬփྙ̳ͥĩřĪȂ‫ٳ‬อॽအͬփྙ̳ͥĩśĪ̦ັ̩ાࣣ̦̜̳ͤ͘ȃ
ུୋ຦͈༗બ͉ȂොවࢃIJාոඤͅ᜺᝿̦อࡉ̯ͦḀ̑̾໺২ͅ೒౶̯̹ͦાࣣȂུୋ຦͈ਘၑ̹͉͘య຦͈ොවͬࡠഽ̱̳͂͘ȃ̹̺̱Ȃ༗બ‫ۼܢ‬ඤ̜́̽̀͜Ȃ
ഛब̤͍͢ະഐ୨̈́ঀဥ֦̳ܳͥͅఅ‫͉̞̀̾ͅٺ‬Ȃ໺২̷͉͈ୣͬ໅̵̞ͭ͘ȃ
ུ঩ၳ͈ܱशඤယ̞̾̀ͅȂ໺২͈‫ݺ‬ౄ̱̈́ͅഢश̹͉͘ໝୋ̳̭ͥ͂ͬ޺̲̳͘ȃ
ŸŸŸįũŢŮŢŮŢŵŴŶįŤŰŮ
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Cat. No. KPIC1067J06 Dec. 2013 DN
6