® "Particle Free" "Ozone Free" "No Air Flow" 光照射式静電気除去装置 フォトイオナイザ コンパクト・全世界対応フリー電源 「Photoionization」を 利用した 静電気除去システム 送風が不要 理由 「微弱X線の照射範囲」=「イオン生成範囲」 微弱X線の照射された全ての範囲で、 イオンは常時生成されます。 帯電体近傍で生成されたイオンが除電に直接寄与するため、送 風によってイオンを送る必要はありません。軽量の部品や粉体の 除電も可能です。 高イオン濃度 ® L12645 クリーンなイオン生成方式「Photoionization(光イオン化 )」を利用した静電気除去システム「PhotoIonizer」。 従来のコロナ放電方式とは違い、 「塵や電磁ノイズ、 オゾン」の発生しないクリーンな除電を実現。 さらにイオン生成バランスが均等である ため、逆帯電を起こすことがありません。 帯電体近傍の分子をイオン化させて 除電するため除電効率が極めて高く、 従来困難であった高速移動体や粉体 等の除電も瞬時に行うことができます。 静電気除去の抱える問題を「対象物」 ・ 「スピード」 ・ 「環境」 ・ 「信頼性」の点で解決した 静電気除去 システムです。 オゾン発生「0」 理由 「放電方式」でなく「微弱X線照射方式」であるため。 オゾンの発生はコロナ放電時に発せられる特定のUV光が原因 です。 フォトイオナイザが発する光は「微弱X線」であるためオゾンを発 生させません。 オゾンの酸化作用による、 周囲への悪影響もありません。 塵・電磁ノイズの発生「0」 理由 微弱X線の照射範囲全てがイオン生成範囲であるため。 コロナ放電式の場合「電極近傍」がイオンの生成範囲であるの に対し、微弱X線照射方式では、 その「照射範囲全て」がイオン 生成範囲となるため、除電効率が上がります。除電時間も短く なります。 塵 帯電電荷 5 3 が吸着し、 「粒子状」になって再飛散するため、塵の 電磁 「コロナ放電」は電磁ノイズを発生させます。 ノイズ 測定条件 周囲温度: 25 °C 周囲湿度: 45 % 帯電プレート: 150 mm × 150 mm 20 pF 送風: なし 4 コロナ放電式の場合、電極部に空気中の「微粒子」 原因となります。 イオン ■除電効果 帯電電圧 (kV) 理由 「放電方式」でなく「微弱X線照射方式」であるため。 安定した原子/分子 「放電方式」である以上、上記問題を完全に解決することはで きません。 フォトイオナイザは微弱X線照射方式のためこれらの問題が生 距離 30 cm 距離 50 cm 距離 75 cm 距離 100 cm 2 1 0 0 1 2 3 4 5 6 7 8 じません。 9 10 11 12 13 14 15 ■その他の特長 (L12645) 照射時間 (秒) 逆帯電がない 理由 イオンバランスが均等 ●コンパクト (ヘッド部) 微弱X線 に「同量」生成されるため、逆帯電が起こりません。生成される ●外部制御 D-SUB 15ピンのコネクタを採用。 2種類のリモートモードに対応し、4種類の外部出力も備 えています。 イオンのバランスに偏りがあると、 どちらかのイオンだけが大量に 存在しつづけていくことになり、 これが「逆帯電」の原因となります。 コロナ放電式のような「プラス」 ・ 「マイナス」の調整もありません。 理由 「放電方式」でなく「微弱X線照射方式」であるため。 コロナ放電式は、塵埃の付着により電極が汚れ除電効果が下がるた (W×H×D) ●全世界対応フリー電源 入力電源 100 V ∼ 240 V 対応。 微弱X線照射方式では「プラス」 ・ 「マイナス」のイオンが「同時」 電極の清掃が不要 30 mm × 50 mm × 96 mm 狭いスペースへの設置が可能です。 OV ●CEマーキング適合品 CEマーキングに適合していますので、ヨーロッパでのご 使用も可能です。 め、頻繁な電極清掃が必要です。 フォトイオナイザは長期にわたりメン テナンスが一切不要で、高い除電効果を維持することができます。 1 2 決 解 静電気除去対策が新たな時代を迎えました。 除電に伴い「オゾンや塵が発生する」 「 、イオンバランスが悪く逆帯電してしまう」等という問題を解決。 従来のコロナ放電式では解決できなかった高速移動体や粉体などの帯電体除電も実現。 静電気除去システム、PhotoIonizerの効果をご覧ください。 注意 O3 Free! 本カタログの応用例は代表的な使用例を説明するものであり、使用目的への適合性や商業的利用の成否を 保証するものではありません。また、知的財産権の実施に対する保証または許諾を行うものでもありません。 No Overshoot 半導体の製造工程 問題 クリーンルーム環境下でのIC/LCD/PDP/有機EL製造工 程では、静電気によるゴミ付着や素子の絶縁破壊が問題とな ります。 解決 微弱X線照射方式では、塵やパーティクルの飛散がなく、発生 するイオンのイオンバランスがよいため逆帯電することなく帯電 を除去します。またオゾンの発生がないためクリーンな除電工 程を実現します。 Particle Free! TAPPC0122EA High Speed! 液晶ガラス / 有機EL 問題 クリーンルーム環境下の工程において静電気によるゴミ付着 が問題となります。ガラスサイズが大きいので、除電に費やす 時間が長くなります。 解決 微弱X線照射方式では、照射範囲がイオン生成範囲ですので、 大面積のガラスも短時間で除電できます。 ガラス 搬送システム TAPPC0123EA High Speed! 高速移動体(フィルム・印刷etc) 問題 高速で移動するフィルム製造やフィルム印刷工程では、印刷 塗布ムラや巻取りロール部帯電からの人体への電撃の問題 があります。 解決 微弱X線照射方式では、 フィルム表面近傍で生成するイオン が除電に寄与するため、高速に移動するフィルムの帯電を確 実に中和します。さらに、 フィルム等を透過した微弱X線によっ て発生したイオンがフィルム裏面の静電気も中和するため除 電効率が大幅に上がります。 TAPPC0124EA 3 Photoionization(光イオン化)の 原理 帯電体近傍でイオン化 「光イオン化」のメカニズム 対象物 安定した原子/分子 プレート/フィルム 微弱X線 微弱X線 帯電体の近傍でイオン化されれば、 引き寄せられ易い。 その他の生成イオンは元の安定状 態へと戻っていく。 はじき出た電子 帯電体 対象物 電子が1つなく なり+の極性と なった原子/ 分子 イオン 粉体/密集した固体 e– ・・・・安定した原子/分子 ・・・・イオン e– 安定した 原子/分子 ・・・・帯電電荷 イオン 微弱X線の当たっているところ全て でイオンが生成されるため、風を 送らなくても帯電した粉体1つずつ の近傍でイオンを生成させられる ことになる。 両極性の イオンが生成 イオン イオン イオンバランス が均等 イオンバランスに偏りがあると片方の極性のイオンだけが常時過剰に存在することになり、これが 「逆帯電」の原因となるわけです。 4 ラインアップ比較 ® ■フォトイオンバー L12536 ■フォトイオナイザ L12645 ■高出力フォトイオナイザ L11754 外観写真 初期投資 低コスト 高コスト 設置スペース 少ない 多い 4.9 kV 管電圧 9.5 kV 15 kV 高い 低い ●1台の場合 500 mm 400 mm 300 mm ●3台連結の場合 200 mm 100 mm 100 mm 200 mm 300 mm 400 mm 500 mm 500 mm 400 mm 300 mm 200 mm 100 mm 100 mm 200 mm 300 mm 400 mm 500 mm 1000 mm 500 mm 120° 500 mm 1000 mm 2000 mm 1000 mm 1000 mm 2000 mm 130° 130° 除電範囲 測定条件 帯電プレート: 150 mm, 20 pF 帯電電圧: 1 kV / 100 V フォトイオンバー設置間隔: 100 mm 温 度: 25 °C 湿 度: 50 % 1 秒以内 2 秒以内 3 秒以内 4 秒以内 4 秒以上 1 秒以内 2 秒以内 3 秒以内 4 秒以内 5 秒以内 5 秒以上 測定条件 帯電プレート: 150 mm, 20 pF 帯電電圧: 1 kV / 100 V 温 度: 25 °C 湿 度: 50 % 薄い 遮へい材 * * フォトイオンバー、フォトイオ ナイザを使用する場合、「微弱 X線の遮へい」が必要になります。 管電圧の違いにより必要な遮へ い材の厚さが異なります。 5 厚い 遮へい材質 SUS304 アルミ板 PVC アクリル板 厚さ(mm) 0.11 0.23 0.65 3.3 遮へい材質 SUS 304 アルミ板 ガラス板 PVC アクリル 厚さ(mm) 0.22 1.3 1.74 2.2 21.7 遮へい材質 SUS 304 アルミ板 PVC 厚さ(mm) 0.4 7 10 注) フォトイオンバー、 フォトイオナイザとサーベイメータの距離を100 mmにし、 その間(サーベイメータ側)に各遮へい材を入れて測定。 6 ラインアップ フォトイオンバー L12536 微弱 X 線を照射することで除電をする光照射式の静電気除去 装置です。従来のコロナ放電式の静電気除去装置は、放電現 象によりイオンを生成し、生成されたイオンを送風で帯電体 に送ることで除電をしていましたが、光照射式のフォトイオ ンバーは微弱 X 線を照射することで帯電体近くの大気を直接 イオン化し除電するため、「送風不要」、「塵・電磁ノイズの 発生なし」を実現しました。 ※コントローラ・ケーブルはオプションです。 ■特長 ●コンパクトで設置レイアウトが自由自在 取り付け、取り外しが容易なDINレールアタッチメント採用 ●生産ラインに合わせて除電エリアを可変 連結することで最大10台で2 m幅(推奨)まで設置可能 ●環境負荷低減(Be不使用)構造により廃棄が容易 ●ローコスト ●低消費電力 ●長寿命 ●遮へい負担低減 アクリル板3.3 mmで完全遮へい 45 4 ■外形寸法図(単位:mm) 出射窓 30 92 48 CONNCT 37 ALERT LED CONNCT 16 DINレール(レール幅 27 mm) 60 16 ALERT DINレール(レール幅 27 mm) 質量: 約0.22 kg TAPPA0103JC ■オプション(単位:mm) ●コントローラ C12537 PhotoIonBar AC IN ACCESSORY ! I - PRO ION 42 OFF ALERT HEAD 48 POWER ON 90 155 132 197 アクセサリ端子 D-SUB 15ピン 質量: 約1.1 kg TAPPA0104JC ●連結用ケーブル A12538-001/-005/-050/-100 A ●4 pin I/Oケーブル A12538-050N/-100N 型名 A12538-001 A12538-005 A12538-050 A12538-100 A12538-050N A12538-100N 接続位置 フォトイオンバー − フォトイオンバー間 フォトイオンバー − コントローラ間 フォトイオンバー − PLC*間 A 100 mm 500 mm 5000 mm 10000 mm 5000 mm 10000 mm *プログラマブルロジックコントローラ A +24 V, 0.15 A ON信号 ALERT信号 GND 7 TAPPA0105JB ® フォトイオナイザ L12645 クリーンなイオン生成方式「Photoionization(光イオン化)」 を利用した静電気除去システム「PhotoⅠonizer」。 従来のコロナ放電式とは違い、「塵や電磁ノイズ、オゾン」 の発生しないクリーンな除電を実現。さらにイオン生成バラ ンスが均等であるため、逆帯電を起こすことがありません。 帯電体近傍の分子をイオン化させて除電するため除電効率が 極めて高く、従来困難であった高速移動体や粉体等の除電も 瞬時に行うことができます。 静電気除去の抱える問題を「対象物」・「スピード」・「環境」・ 「信頼性」の点で解決した静電気除去システムです。 ■外形寸法図(単位:mm) ●ヘッド部: L9491 出力窓 4.3 8 19.5 50 15 96 15 30 20 84 48.5 1/4-20UNC* 2-M4タップ* *取り付け用ネジ穴 深さ: 8 mm 質量: 約0.35 kg 16 65 TAPPA0068JD ●コントローラ部: C12646 D-SUB (15ピン) AC IN ACCESSORY ! MONITOR ON REMOTE ION OFF I-PRO HEAD 31.6 POWER 質量: 約0.5 kg 140 5 120 TAPPA0106JB フォトイオナイザ DC 24 V駆動タイプ L9873 DC 24 V 駆動タイプは製造装置内から電源供給が可能です。 製造装置の制御系で直接コントロール可能なため、他のイオ ナイザのようなコントローラは不要です。 ■外形寸法図(単位:mm) 109 106 4-M3 深さ 5 出力窓 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 DC IN +24V GND ION ALT REMOTE PWR ION I-PRO ALT I-PRO 8 43 50 28 30 XH コネクタ(JST) B10B-XH-A プラグハウジング XHP-4 84 20 16 65 48.5 2-M4* XH コネクタ(JST) B4B-XH-A プラグハウジング XHP-4 *取り付け用ネジ穴 深さ: 8 mm 質量: 約0.4 kg 1/4-20 UNC* TAPPA0082JC 8 ラインアップ 高出力フォトイオナイザ L11754 高出力フォトイオナイザ L11754 は従来のフォトイオナイザ より高出力な静電気除去装置です。 メンテナンスフリー、塵の発生「0」、逆帯電しない、送風不 要の特長はそのままに、除電能力をアップさせることで除電 時間を短縮させることができました。広範囲を短時間で除電 することでタクトタイムの向上を果たすことが可能です。 ■特長 ●高出力化により液晶用大型ガラス基板、フィルムなどの 高速移動ワークの除電が短時間で可能。 ●少ないヘッド数で広範囲を除電。 ■外形寸法図(単位:mm) ●ヘッド部: L11755 7.5 20 2-M4 有効深さ 8 40 40 55 33.5 44 53 20 80 120 2-M5(ワンタッチ継ぎ手用) 110 180.8 7-M4 有効深さ 10 65 65 80 19.5 5 質量: 約1.73 kg 34.5 100 TAPPA0098JB ●コントローラ部: C11756 3 200 216 8.8 High Power PhotoIonizer F2 ENT ON ION ACCESSORY OFF 正面図 コントロールケーブル: A10885(長さ 20 m) HEAD AC IN 18.9 F1 7.5 OFF ALERT PREVISION PROTECT I-PRO 16 ON 40 LIFE TIME POWER 21 174 側面図 4-M3 44 93.5 26.5 背面図 質量: 約1.41 kg TAPPA0099JB 9 ® 4ヘッドコントローラ C11952 フォトイオナイザ用コントローラC11952は、フォトイオナ イザヘッドL9491を最大4台接続可能なコントローラです。 同じタイミングで複数台のフォトイオナイザヘッドを操作す るのに便利です。 ▲右:C11952 ■外形寸法図(単位:mm) 188 MONITOR2 ION OFF MONITOR3 I-PRO HEAD1 HEAD2 HEAD3 HEAD4 AC IN ACCESSORY ! 23 ON 17.9 D-SUB (15ピン) 178 MONITOR1 POWER 40 5 17.9 210 5.5 5 MONITOR4 15 180 140 30 30 36.5 25 25 25 38.5 質量: 約1.13 kg TAPPA0102JC 各コントローラ接続例 ●フォトイオナイザ L12645 ヘッド部: L9491 ●4ヘッドコントローラ C11952 コントローラ部: C12646 ●フォトイオナイザ DC 24 V駆動タイプ L9873 C11952 1台で、最大4台まで L9491を同時制御可能です。*1 *1: ヘッド部とケーブルは別売です。 製造装置 ヘッド部: L9491 ケーブル: A9654-05 (5 m) A9654-10 (10 m) A9654-15 (15 m) 10 ■安全編 フォトイオナイザを照 射した空間に、X線は 残留しますか? フォトイオナイザの照射を止めれば、X線は 直ちに消滅します。 フォトイオナイザからは、 どん な 波 長 の 光 が 出 射されているのですか? 0.2 nmの波長が中心です。 「軟X線」とも呼ば れる「3 keV∼9.5 keV」の弱いX線です。1) 発生したX線は、物質を通過する際や構成している原子中の 電子にぶつかり、徐々に量が減少して消滅します。 例えば、3 m離れたコンクリートの壁で吸収された場合、1億 分の1秒で消滅します。 (X線の速度=光の速度=3×108 m/s) 0.2 nm2)の波長を中心とする、微弱なX線が出射されます。こ の微弱なX線は、物質を透過する能力が極めて低くその多く が空気や水で吸収されてしまいます。 ※1)、2)用語説明参照 出射する微弱X線の強 さはどのくらいですか? 15 mSv/h3)(出力窓から1 mの距離)1)です。 この数字は、距離によって変動します。離れれば低くなり、近 づけば高くなります。 ※1)、3)用語説明参照 微弱X線を直接あびる とどうなりますか? 直接あびた際には、強い紫外線と同様な炎 症が皮膚や目に生じる可能性があります。 人体には直接照射されないように、必ず遮へいしてお使いく ださい。 遮へい設備の微弱X線 漏洩はどのようにして 確認すればよいですか? 微弱X線の漏洩確認はサ−ベイメ−タ(測定 装置)で行なうことができます。 フォトイオナイザは電離放射線障害防止規制の適用を受け るため、遮へい設備からの漏れX線量の測定が必要です。 浜松ホトニクスではフォトイオナイザをより安全にお使いいた だくために、校正されている線量計(日立アロカメディカル株 式会社製等) を推奨しております。 サーベイメータのご注文・お問い合わせは下記にお願いいた します。 日立アロカメディカル株式会社 計測システム営業部 バイオ・分析機器販売促進課 電話:0422-45-9382 FAX:0422-45-7751 用語説明 ※1)L12645、L9873の出力平均です。 ※2)nm(ナノメートル) とは長さの単位であり、1 nm=10-9 m(10億分の1メ−トル) です。 ※3)Sv(シーベルト) とは放射線の生体に対する吸収量の単位です。 Sv/h(シーベルト毎時) は1時間当りのその量を表わします。 11 ® 遮へい設備はどのよう に設 置 す れ ば 良 い で すか? 隙間を埋めるか直線的に漏れ出さない構造 (ラビリンス構造)を作ることでX線の確実 な遮へいが可能です。 遮へい設備例 サーベイメータ X線は空気での散乱や物体での反射がわずかにありますが、 ワーク出入口を袖状にすることで開口部があっても漏洩を 防ぐことができます。 微弱X線は、反射や散 乱をしませんか? 光と同様に「反射」や「散乱」の性質があります。 下図のように、空気での散乱や物体での反射がわずかにあり ます。出射方向以外(例えば、後方など)にも遮へいを施して ください。 X線線量分布 ■フォトイオナイザ L12645 240 µSv/h 305 µSv/h 0.4 m 305 µSv/h 720 µSv/h 720 µSv/h 130° 330 mSv/h 0.4 m 98 mSv/h 0.6 m 34 mSv/h 0.8 m 15.2 mSv/h 1m 12 ■安全編 届 け出 の 法 的 義 務 は ありますか? 管理区域の設定やX線 作業主任者の選任は 必要ですか? 届け出が必要です。 フォトイオナイザは労働安全衛生法第88条第1項の「計画 の届け出」に規定された装置に該当し、使用事業者は所轄 の労働基準監督署長に設置(使用)30日以前に届け出が 必要です。一般のX線装置(例えば、 X線非破壊検査装置) 購入時に届け出するものと同様な手続きです。 [届け出用紙ダウンロード] 厚生労働省ダウンロードページ 労働安全衛生規則関係様式 http://www.whlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei36/01.html 管理区域の設定およびその明示は必要です。 X線作業主任者の選任は、以下の条件が満 たされていれば不要です。 ①X線照射中に作業者の身体が内部に入ることができない ように遮へいされた装置であり、②外側での実効線量が3ヶ 月間につき1.3 mSvを超えないように遮へいされた装置であ り、③開口扉が閉じられた状態でないとX線が照射されないよ うインターロックを有する装置の場合は選任不要です。ただし、 装置内部は管理区域になりますので、標識により管理区域 である旨の明示が必要になります。 微弱X線照射で帯電物 体に悪影響を与えるこ とはありますか? 悪影響を与えることはありません。 通常の使用であれば問題なく安心してお使いいただけます。 食品や医薬品などへのX線照射は変質させる可能性はありま すが、毒物や放射性物質に変化することは絶対にありません。 フォトイオナイザは放射性物質を利用した装置ではありません。 ※ただし、写真フィルム等の光やX線への反応性が高いものには注意が必要です。 微弱X線照射によりオ ゾンの発生はないので すか? フォトイオナイザを廃 棄したい場合はどうす ればよいですか? 13 フォトイオナイザではオゾンの発生はありません。 一般的に使用されているコロナ放電式イオナイザでは、 オゾ ンが発生し周囲への悪影響(対象物や周辺機器へのオゾン による腐食など)が問題になりますが、 フォトイオナイザではそ の心配はありません。 廃棄物処理法に従って、処理してください。 フォトイオンバー(L12536) を除く、 フォトイオナイザヘッドの出 力窓材にはベリリウムが使われています。それらの製品を廃棄 する場合は廃棄物処理法に則り、 自ら適正に処理して頂くか、 もしくは許認可を受けた適正な産業廃棄物処理業者へ委託 して処理してくださるようにお願いします。国外で使用し、 その 国で廃棄する場合は、 それぞれの国、州の廃棄物処理に関す る法令に従って適正に処理をしてくださるようにお願いします。 ® ■性能・使用編 除電効果はどのくらい 持続しますか? 微弱X線照射のON/ OFFを外部コントロ−ル することは可能ですか? 除電後はその効果を維持し続けます。 イオンバランスが優れているため、帯電物体が静止した状態 であれば静電気を除去した後も0Vに維持し続けます。但し、 その後に静電気を発生させるような外部エネルギ−(摩擦・ 接触・移動など) が加えられた際にはこの限りではありません。 可能です。 外部リモ−ト端子を利用しON/OFFの外部コントロ−ル制 御が可能です。ご相談ください。 微弱X線照射の時間応 答性は? 約0.1秒です。 フォトイオナイザのメ ンテナンスはどのくら い の 頻 度 で 行 なえば よいですか? 日常のメンテナンスは必要ありません。 寿命はどのくらいです か? コントローラの“ION”スイッチ「ON」後、約0.1秒 でX線が出射され、イオンが生成されます。“ION”ス イッチ「OFF」後、約0.1秒でX線は停止します。残留 X線はありません。 フォトイオナイザには出力安定化回路が内蔵されていますので、 長期間初期性能を維持します。 平均故障時間(MTTF)14,800時間です。 平均故障時間(MTTF)が14,800時間程度です。寿命は、 コ 1) ントロールユニットの“MONITOR” 表示部のLED点灯で 表示されます。寿命に伴うへッド部の交換を有償にて行って おります。弊社営業部までご連絡ください。 ●製品保証期間は、原則として納入から1年間です。 ※1)フォトイオンバーL12536は“ALERT”表記です。 真空チャンバ内などの 減圧下の帯電物体の 静電気除去に使えます か? 紫外線照射式除電装置をお勧めします。 空気が希薄な雰囲気では微弱X線照射方式は除電性能が 著しく低下します。このような雰囲気では紫外線照射式除電 装置の使用をお勧めいたします。ご相談ください。 14 ■仕様 項目 リプレイスヘッド 除電方法 種類 イオン 管電圧 (DC) 生成源 管電流 X線照射角 電源電圧 消費電力 動作温度範囲 保存温度範囲 動作湿度範囲 保存湿度範囲 CEマーキング 4ヘッドコントローラ C11952の使用 L12536 ― 4.9 kV 150 µA 120° DC 24 V 1 4 W Max. ○ × L9873 L12645 ― L9491 微弱X線照射方式 微弱X線管 9.5 kV 150 µA 130° 130° AC 100 V ∼ AC 240 V DC 24 V (50 Hz / 60 Hz) 7 W Max. 11 W Max. 0 °C ∼ +40 °C -10 °C ∼ +60 °C 60 %以下 80 %以下 ○ ○ ○ L11754 L11755 15 kV 1000 µA 130° AC 100 V ∼ AC 240 V (50 Hz / 60 Hz) 50 W Max. × ○ × NOTE: 1コントローラ使用時の電源電圧はAC 100 V ∼ AC 240 V (50 Hz / 60 Hz)です。 安全上の注意 ・本製品より発生する微弱X線は、人体に有害ですので、絶対に被ばくしないようにお取り扱いください。 ・ご使用の際には、誤射・被ばくを避けるために本製品もしくは本製品ヘッド部を遮へい設備の中に置き、安全インターロック機構を必 ず設けてください。 使用上の注意 ・本製品は精密機械です。衝撃や振動を与えないよう丁寧に扱ってください。 ・内蔵のイオン生成管(微弱X線管)はガラス材を用いた高真空管です。衝撃等で破損する恐れがありますので強い衝撃や振動を与えな いでください。 ・本製品は自然空冷方式を採用しています。小さな密閉容器内への設置など、放熱の妨げとなる条件下では使用しないでください。 ・ヘッドを設置する際には、必ず取り付け金具のネジ穴を使用してください。 ・万が一正常作動しない際には、必ず一旦電源をOFFし、各部の接続ならびに動作を確認してください。再度正常作動しない際には装置 の異常と考えられますので、弊社までご連絡ください。 法規制について 本製品は、電離放射線障害防止規則に基づき、放射線装置の設置に関する届け出を所轄の労働基準監督署長に設置する30日前までに提出 することが義務づけられておりますので、速やかに手続きを行ってください。 保証期間 本製品は、原則として納入後1年間を保証期間とします。保証の範囲は製品の代替納入を限度とします。また、保証期間内であっても天 災及び使用上のミスによる損傷については対象外とします。 ※ は浜松ホトニクス(株)の登録商標です。 ※特許:日本 PAT. No.第2951477号、第2749202号 他6件、海外 台湾 2件、中国 1件、韓国 1件 他11件 ●本資料の記載内容は平成27年4月現在のものです。製品の仕様は、改良等のため予告なく変更することがあります。 ●本資料の記載してある内容を、弊社の許諾なしに転載または複製をしないようお願い致します。 □仙台営業所 〒980-0011 □筑波営業所 〒305-0817 □東京営業所 〒105-0001 □中部営業所 〒430-8587 □大阪営業所 〒541-0052 □西日本営業所 〒812-0013 WEB SITE www.hamamatsu.com 仙台市青葉区上杉1-6-11(日本生命仙台勾当台ビル2階) TEL (022)267-0121 つくば市研究学園5-12-10(研究学園スクウェアビル7階) TEL (029)848-5080 東京都港区虎ノ門3-8-21(虎ノ門33森ビル5階) TEL (03)3436-0491 浜松市中区砂山町325-6(日本生命浜松駅前ビル4階) TEL (053)459-1112 大阪市中央区安土町2-3-13(大阪国際ビル10階) TEL (06)6271-0441 福岡市博多区博多駅東1-13-6(竹山博多ビル5階) TEL (092)482-0390 □電子管営業推進部 〒438-0193 静岡県磐田市下神増314-5 TEL (0539)62-5245 FAX (0539)62-2205 FAX (022)267-0135 FAX (029)855-1135 FAX (03)3433-6997 FAX (053)459-1114 FAX (06)6271-0450 FAX (092)482-0550 TAPP1079J04 APR. 2015 IP