高調波継電器 インバータなどの半導体応用機器の普及に伴い、これらの機器から発生する高調波電流によるトラブルが増加してい ます。本装置は、線路の電圧ひずみ、進相コンデンサ・変圧器などに流れる高調波電流を検出して警報信号を出すこ とにより、機器の加熱・破損を未然に防止します。 電圧ひずみ率/電流ひずみ率/電流値設定 CQSHMR352A 特長 1. 小形・軽量(当社従来品比50 %)です。 2. 1台で基本波に対する高調波電圧ひずみ率%設定、高調波 電流ひずみ率%設定及び高調波電流値設定の制御機能を 持ち、状況に応じて制御方式の選択が可能です。 3. 制御電圧がAC100 V ∼ 220 V、DC100 V ∼ 110 Vの何れ の回路にも使用できます。 4. 用途や目的に応じて、「個別調波に対する保護設定」モー ドとJIS規格に基づく内部演算を行うことによる「進相コ ンデンサ及び直列リアクトルの保護設定」モードでの制 御が可能です。最大設定数は三種類。 5. 設定に応じた個別警報出力接点と一括出力接点を有する ため、多様な制御が可能です。 6. 保護設定した選択内容(調波)のモニタ表示が可能です。 定格仕様 入 力 電 流 5 A ×2 チャンネル (0.5 VA 以下/チャンネル) 45∼65 Hz 操 作 電 源 AC100 V∼220 V 6 VA∼7 VA 以下 DC100 V∼110 V、4 W 以下 出 力 容 量 AC250 V、5 A DC030 V、5 A 設 定 方 法 1) 任意の単一調波 2) 合成高調波 Σ kn2 3) リアクトル JIS 規格演算モード Σ{(n・kn/5)(0.06n-1/n) / }2 /10 4) コンデンサ端子電圧演算モードΣ(kn/n) (0.06n-1/n) / ・1/10 kn:n 調波の高調波含有率 6 %リアクトルの場合 5∼60 秒任意 保 護 構 造 IP30 使 用 温 度 −10∼+55 ℃ 保 存 温 度 −20∼+70 ℃ 使 用 湿 度 30∼85 % RH 結露のないこと 標 高 1000 m 以下 枠 マンセル N1.5 量 1.2 kg 質 141 (33) 1 2 3 %Vo Ⅰ %InTest R S T Setting ■■ /Monitor{■■} {■■} SHIFT % AIM A R S T % S A Setting ■■ /Monitor{■■} VT: CT: SET HARMONIC MONITOR RELAY 正面図 側面図 取付金具 端子台取付ねじ 92 パネルカット 93 CH2 COM CH0 CH1 CH3 ALM S2 S1 E P1 P2 P3 NC 出力端子 M3ねじ 入力端子 M3ねじ 1S 1L NC NC 3S 3L 動 作 時 間 体 13.5 CQSHMR 352A Harmonic No. 96 基本周波数 96 93 入 力 電 圧 AC110 V ×2 チャンネル (0.5 VA以下/チャンネル) 本 外形図 CQSHMR352A 92 品番(形式) 背面図 接続図 (a)電圧検出制御の場合 (b)電流検出制御の場合 CT S2 S1 E P1 P2 P3 NC 1S 1L 3S 3L 無電圧 1a 接点 端子台 VT 操作電源 S 接地端子 HMR 検出電圧入力 HMR SRX SRX SC SC 空端子 検出電流入力 (※電圧歪み率設定の場合は、 使用しません。接続不要) CHO:一括出力 (設定値1∼3 OR 出力) CH1 CH2 CH3 COM VT S 使用上の注意 個別出力1∼3(設定値1∼3に対応) (片側3回路コモン) 電流検出制御方式にて使用の際においても、P1−P2端子への AC100 V ∼ 110 V 入力が必要となります。 ALM:システムエラー出力 ※1.配線や接続を行う時は、取扱説明書 内容に従い行ってください。 ※2.NCは空き端子となっています。 113 CAT.3000C