NJU6311 分周切換機能付き 分周切換機能付き基本波水晶発振用 IC ■概 要 NJU6311 は、50MHz まで発振可能な基本波水晶発振用 IC です。 発振用アンプの入出力には、コンデンサが内蔵され、水晶振 動子を接続するだけで発振可能、また NAND タイプになって いるために、発振停止時の低消費電流化を実現しています。 出力周波数選択回路は、f0, f0/2, f0/4, f0/8, f0/16 及び f0/32 の分 周出力のいずれか 1 波を選択するもので、3 入力の組み合わせ で設定することができます。 トライステートバッファは、5V 動作時 16mA のドライブが 可能な C-MOS コンパチプルになっています。 また、パッケージは薄型の TVSP-10 を採用しています。 ■外 ■特 徴 ●動作電源電圧 ●最高動作周波数 ●低消費電流 ●高ファンアウト ■端子配列 NJU6311C-D NJU6311RB2 Thin-Chip 2.0∼5.5V 50MHz VDD IN3 IN2 IN1 CONT XT XT VSS IOH/IOL=6mA @2.5V IOH/IOL=8mA @3.3V IOH/IOL=16mA @5.0V ●分周切換機能付き 最大 f0/32 分周まで ●発振停止及び出力スタンバイ機能 ●トライステート出力 ●内蔵容量付 ●C-MOS 構造 ●外形 Thin-Chip/TVSP-10 ■分周切換機能論理 IN1 IN2 IN3 H H H L H H H L H L L H H H L L H L H L L L L L 形 FOUT TVSP-10 VDD IN3 IN2 IN1 FOUT CONT XT XT NC VSS ■パッド座標 出力 fo f0/2 fo/4 fo/8 fo/16 fo/32 No 1 パッド名 CONT X -123 Y 325 2 3 XT XT -200 -200 105 -130 4 5 6 7 8 9 VSS FOUT IN1 IN2 IN3 VDD -221 57 221 221 221 221 -346 -325 -295 -60 160 346 原点:チップセンター 単位[um] チップサイズ:0.7x0.95mm 薄型チップ厚(-D):200±20um パッドサイズ:90x90um 2012/04/06 ( 1 / 5 ) NJU6311 ■ブロック図 XT VDD VSS Rf XT 1/2 Cg 1/2 1/2 1/2 1/2 Cd Output Selector 3-State Buffer Fout CONT IN1 ■端子説明 記 号 CONT XT XT VSS FOUT IN1 IN2 IN3 VDD IN2 IN3 機 能 発振停止及びトライステート出力制御端子 CONT FOUT H or OPEN 分周切換端子により選択された周波数を出力 L 発振停止及び出力ハイインピーダンス 水晶振動子接続端子 VSS=0V 周波数信号を出力 分周切換端子 下表端子処理により出力周波数を選択 IN1 IN2 IN3 FOUT 出力 H H H fo L H H f0/2 H L H fo/4 L L H fo/8 H H L fo/16 L H L fo/32 H L L L L L H はオープンでも可 VDD=2.5/3.3V/5.0V 2012/04/06 ( 2 / 5 ) NJU6311 ■絶対最大定格 (Ta=25℃) 項 目 記 号 定 格 単 位 V VDD -0.5∼+7.0 電 源 電 圧 VIN V VSS-0.5∼VDD+0.5 入 力 電 圧 VO V -0.5∼VDD+0.5 出 力 電 圧 mA IIN ±10 入 力 端 子 電 流 IO mA 出 力 端 子 電 流 ±25 320 (TVSP-10) mW PD 許 容 損 失 Topr 動 作 温 度 範 囲 -40∼+85 ℃ Tstg 保 存 温 度 範 囲 -55∼+125 ℃ 注 1)入力電圧は、VDD または 7.0V より小さい方の値を越えて印加しないで下さい。 注 2)IC を安定して動作させるために、VDD-VSS 間にデカップリングコンデンサを挿入して下さい。 注 3)許容損失は、パッケージ単体での最大値です。 ■電気的特性 電 項 源 目 電 圧 記 号 VDD 条 件 MIN 2.0 TYP (Ta=25℃) MAX 単位 5.5 V (VDD=2.5V,Ta=25℃) MIN TYP MAX 項 目 記 号 条 件 単位 IDD fosc=16MHz,CL=15pF 6 mA 動 作 時 消 費 電 流 CONT=IN1=IN2=IN3=VSS, No load 4 10 uA ISTB 発振停止時消費電流 CONT=XT=VSS, No load 注 4) Ist 1 uA ス タ ン バ イ 電 流 CONT, IN1, IN2, IN3 1.75 2.5 V VIH H レベル入力電圧 CONT, IN1, IN2, IN3 0 0.75 V VIL L レベル入力電圧 VOH=2.25V 6 mA IOH H レベル出力電流 VOL=0.25V 6 mA IOL L レベル出力電流 CONT= IN1=IN2=IN3=0.8VDD 7.5 12.0 uA IIN 入 力 電 流 CONT= IN1=IN2=IN3=0.2VDD 1.2 2.0 uA CONT=VSS, FOUT= VDD or VSS uA IOZ 3 ステートオフリーク電流 ±0.1 Rf 255 帰 還 抵 抗 kΩ 15/15 pF 内 蔵 容 量 Cg/Cd fosc=16MHz 50 MHz 最 高 発 振 周 波 数 FMAX CL=15pF, @VDD/2 45 50 55 % 出 力 対 称 性 SYM 40 50 60 CL=30pF, @VDD/2 2 4 CL=15pF,10%∼90% ns tr 出力立ち上がり時間 4 8 CL=30pF,10%∼90% 2 4 CL=15pF,90%∼10% ns tf 出力立ち下がり時間 4 8 CL=30pF,10%∼90% TPLZ 200 ns CL=15pF,RUP=10kΩ 出力ディセーブル時間 TPZL 200 ns CL=15pF,RUP=10kΩ 出力イネーブル時間 注 4) IN1、IN2、IN3 はオープン、VSS 側に電流計を挿入して測定しています。CONT=VSS でのプルアップ抵抗に 流れる電流は含みません。 2012/04/06 ( 3 / 5 ) NJU6311 (VDD=3.3V,Ta=25℃) TYP MAX 単位 8 mA 8 20 uA 注 4) CONT=XT=VSS, No load 1 uA CONT, IN1, IN2, IN3 2.31 3.3 V CONT, IN1, IN2, IN3 0 0.99 V VOH=2.97V 8 mA VOL=0.33V 8 mA CONT= IN1=IN2=IN3=0.8VDD 10.0 15.0 IIN uA 入 力 電 流 CONT= IN1=IN2=IN3=0.2VDD 1.8 3.0 CONT=VSS, FOUT= VDD or VSS uA IOZ 3 ステートオフリーク電流 ±0.1 Rf 255 帰 還 抵 抗 kΩ 15/15 pF 内 蔵 容 量 Cg/Cd fosc=16MHz 50 MHz 最 高 発 振 周 波 数 FMAX CL=15pF, @VDD/2 45 50 55 % 出 力 対 称 性 SYM 45 50 55 CL=30pF, @VDD/2 2 4 CL=15pF,10%∼90% tr ns 出力立ち上がり時間 4 8 CL=30pF,10%∼90% 2 4 CL=15pF,90%∼10% tf ns 出力立ち下がり時間 4 8 CL=30pF,10%∼90% TPLZ 150 ns CL=15pF,RUP=10kΩ 出力ディセーブル時間 TPZL 150 ns CL=15pF,RUP=10kΩ 出力イネーブル時間 注 4) IN1、IN2、IN3 はオープン、VSS 側に電流計を挿入して測定しています。CONT=VSS でのプルアップ抵抗に 流れる電流は含みません。 項 目 動 作 時 消 費 電 流 発振停止時消費電流 ス タ ン バ イ 電 流 H レベル入力電圧 L レベル入力電圧 H レベル出力電流 L レベル出力電流 記 号 IDD ISTB Ist VIH VIL IOH IOL 条 件 fosc=16MHz,CL=30pF CONT=IN1=IN2=IN3=VSS, No load MIN (VDD=5.0V,Ta=25℃) MIN TYP MAX 項 目 記 号 条 件 単位 fosc=16MHz,CL=50pF 15 mA IDD 動 作 時 消 費 電 流 CONT=IN1=IN2=IN3=VSS, No load 20 40 uA ISTB 発振停止時消費電流 CONT=XT=VSS, No load 注 3) Ist 1 uA ス タ ン バ イ 電 流 CONT, IN1, IN2, IN3 3.5 5.0 V VIH H レベル入力電圧 CONT, IN1, IN2, IN3 0 1.5 V VIL L レベル入力電圧 VOH=4.50V 16 mA IOH H レベル出力電流 IOL VOL=0.50V 16 mA L レベル出力電流 CONT= IN1=IN2=IN3=0.8VDD 27.0 40.0 uA IIN 入 力 電 流 CONT= IN1=IN2=IN3=0.2VDD 5.5 8.0 CONT=VSS, FOUT= VDD or VSS uA IOZ 3 ステートオフリーク電流 ±0.1 Rf 255 帰 還 抵 抗 kΩ 15/15 pF 内 蔵 容 量 Cg/Cd fosc=16MHz 50 MHz 最 高 発 振 周 波 数 FMAX CL=15pF, @VDD/2 45 50 55 % 出 力 対 称 性 SYM 45 50 55 CL=50pF, @VDD/2 2 4 CL=15pF,10%∼90% tr ns 出力立ち上がり時間 4 8 CL=50pF,10%∼90% 2 4 CL=15pF,90%∼10% ns tf 出力立ち下がり時間 4 8 CL=50pF,10%∼90% TPLZ 100 ns CL=15pF,RUP=10kΩ 出力ディセーブル時間 TPZL 100 ns CL=15pF,RUP=10kΩ 出力イネーブル時間 注 4) IN1、IN2、IN3 はオープン、VSS 側に電流計を挿入して測定しています。CONT=VSS でのプルアップ抵抗に 流れる電流は含みません。 2012/04/06 ( 4 / 5 ) NJU6311 ■測定回路図 (1)出力対称性(CL=15pF) VDD 1000pF Pulse Generator 1/2VDD FOUT XT 50Ω CL=15/30/50pF H VSS L (2)立ち上がり/立ち下がり時間(CL=15pF) 90% VDD 1000pF Pulse Generator 50% FOUT XT 10% 50Ω CL=15/30/50pF VSS tr tf (3)出力ディセーブル/出力イネーブル時間(CL=15pF,RUP=10kΩ) RUP=10kΩ VDD XT Pulse Generator CONT VSS CONT FOUT 0.8VDD 0.2VDD TPLZ CL=15pF TPZL FOUT VOH VOL 50Ω <注意事項> このデータブックの掲載内容の正確さには 万全を期しておりますが、掲載内容について 何らかの法的な保証を行うものではありませ ん。特に応用回路については、製品の代表的 な応用例を説明するためのものです。また、 工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴 うものではなく、第三者の権利を侵害しない ことを保証するものでもありません。 2012/04/06 ( 5 / 5 )