VirtualPCCenter 2.x-3.0 システムの起動と停止手順 日本電気株式会社 第1章 システムの起動と停止 この章では、VPCCを構成する、各種サーバの起動/停止手順について述べます。 1.1 システムの電源起動 1.1.1 電源起動のフロー サーバの起動順を以下に示します。 1.1.2 共有ストレージの起動 1.1.3 仮想PCサーバの起動 1.1.4 VPCC管理サーバの起動 1.1.5 仮想PCの起動 1.1.6 クライアント管理サーバの起動 1.1.2 共有ストレージの起動 iStorageの起動手順を以下に示します。 1. 筐体の背面にある電源ボタンをどちらか一方(コントローラー1 or 2)をFANが回転す るまで1秒程度押下し、電源を起動します。ディスクエンクロージャーも連動して起動 されます。 2. 前面のPowerランプが緑色で点灯し、オレンジ色のランプが点滅しているServiceラ ンプが消灯したら、起動終了です。 1.1.3 仮想PCサーバの起動 仮想PCサーバの起動手順を以下に示します。 1. 仮想PCサーバの電源をオンにします。 2. 数秒後 OSの起動が始まります。 3. 以下の画面が表示されたら、起動完了です。 1.1.4 VPCC管理サーバの起動 1.1.4.1 VPCC管理サーバの起動 VPCC管理サーバの起動手順を以下に示します。 1. VPCC管理サーバの電源をオンにします。 2. VPCC管理サーバのWindows OSにログオンします。 ※VPCC管理サーバ起動後、SigmaSystemCenterのサービスが起動される まで数分の時間を要します。 1.1.5 仮想PCの起動 仮 想 PC の 起 動 手 順 を 以 下 に 記 載 し ま す 。 仮 想 PC の 起 動 は 、 vCenter Server と SigmaSystemCenterの両方から行うことができます。但し、vCenter Serverから行う場合には、 SigmaSystemCenter で 「 デ ー タ ベ ー ス 情 報 の 再 収 集 」 を 行 う 必 要 が あ る た め 、 SigmaSystemCenterから起動することをお勧めします。 1.1.5.1 SigmaSystemCenterによる仮想PCの起動手順 1. 「運用」ビューにて、仮想PCグループを選択し、起動対象となる仮想PCにチェックを 入れて「起動」をクリックします。 2. 確認メッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。 ※操作実行直後は画面に反映されないため、「画面更新」を実行してください。 3. ホスト一覧にある仮想PCの状態が「処理中」に変更されます。 4. 処理中のジョブの進捗は、「監視」ビューの「ダッシュボード」から確認できます。 5. 処理が完了すると、ホスト一覧の対象の仮想PCの電源が「Running」となります。 1.1.5.2 vCenter Serverによる仮想PCの起動手順 1. vSphere Client上で、対象の仮想PCを右クリック → 「電源」 → 「パワーオン」をク リックします。もしくは をクリックします。 2. SigmaSystemCenterとの同期を取るため、「リソース」ビューで「操作」 → 「収集」を クリックします。 3. 確認メッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。 1.1.6 クライアント管理サーバの起動 1.1.6.1 クライアント管理サーバの起動 クライアント管理サーバの起動手順を以下に示します。 1. クライアント管理サーバの電源をオンにします。 2. クライアント管理サーバのWindows OSにログオンします。 1.2 システムの電源停止 1.2.1 電源停止のフロー サーバの停止順を以下に示します。 1.2.2 クライアント管理サーバの停止 1.2.3 仮想PCの停止 1.2.4 仮想PCサーバの停止 1.2.5 VPCC管理サーバの停止 1.2.6 共有ストレージの停止 1.2.2 クライアント管理サーバの停止 1.2.2.1 クライアント管理サーバの停止 1. 「スタート」 → 「シャットダウン」にてシャットダウンします。 1.2.3 仮想PCの停止 仮 想 PC の 停 止 手 順 を 以 下 に 記 載 し ま す 。 仮 想 PC の 停 止 は 、 vCenter Server と SigmaSystemCenterの両方から行うことができます。ただし、vCenter Serverから行う場合は、 SigmaSystemCenterで「構成情報の収集」を行う必要があるため、SigmaSystemCenterから停止 することをお勧めします。 1.2.3.1 SigmaSystemCenterによる仮想PCの停止手順 1. 「運用」ビューにて、仮想PCグループを選択し、停止対象となる仮想PCにチェックを 入れて「シャットダウン」をクリックします。 2. 確認メッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。 ※操作実行直後は画面に反映されないため、「画面更新」を実行してください。 1.2.3.2 vCenter Serverによる仮想PCの停止手順 1. vSphere Client上で、対象の仮想PCを右クリック → 「電源」 → 「ゲストのシャット ダウン」をクリックします。もしくは をクリックします ※仮想PCへのセッションが残っている、もしくはフリーズしている場合は、仮想PCの電源が OFFにならない可能性があります。その場合は、右クリック→「電源」→「パワーオフ」をクリ ックしてください。 2. 確認メッセージが表示されるので、「はい」をクリックします。 3. SigmaSystemCenterとの同期を取るため、「リソース」ビューで「操作」 → 「収集」を クリックします。 4. 確認メッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。 ※操作実行直後は画面に反映されないため、「画面更新」を実行してください。 1.2.4 仮想PCサーバの停止 仮想PCサーバを停止する場合は、仮想PCの電源がOFFになっていることを確認して、以下の SigmaSystemCenterからのシャットダウン操作を行ってください。 ※仮想PCサーバのサービスコンソールや、vSphere Clientを使用したシャットダウンを行うと SigmaSystemCenterのポリシーが動作します。 1. SigmaSystemCenterの「運用」ビューで、「仮想PCサーバグループ」を選択します。 2. 「ホスト一覧」から停止する仮想PCサーバを選択し、「シャットダウン」をクリックしま す。 3. 確認メッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。 ※操作実行直後は画面に反映されないため、「画面更新」を実行してください。 4. シャットダウンの進捗状況は、「監視」ビューの「ダッシュボード」と、vSphere Client の「タスク」から確認することができます。 5. シャットダウンが完了すると、対象サーバの「電源」ステータスが「Off」になります。 ※「ダッシュボード」にて、シャットダウン処理が完了していることを確認してください。 1.2.5 VPCC管理サーバの停止 1.2.5.1 VPCC管理サーバの停止 1. 「スタート」 → 「シャットダウン」にてシャットダウンします。 1.2.6 共有ストレージの停止 1. 筐体背面の「電源ボタン」を、READY LED が高速点滅するまで約5秒程度押下しま す。高速点滅した後は速やかにボタンから手を離してください。10秒以上押下すると 強制電源オフとなり、データを破損する恐れがありますのでご注意ください。 2. 筐体前面の POWER LED (緑色) が消灯することを確認します。 VirtualPCCenter 2.x-3.0 システムの起動と停止手順 日本電気株式会社