お客様各位 カタログ等資料中の旧社名の扱いについて 2010 年 4 月 1 日を以って NEC エレクトロニクス株式会社及び株式会社ルネサステクノロジ が合併し、両社の全ての事業が当社に承継されております。従いまして、本資料中には旧社 名での表記が残っておりますが、当社の資料として有効ですので、ご理解の程宜しくお願い 申し上げます。 ルネサスエレクトロニクス ホームページ(http://www.renesas.com) 2010 年 4 月 1 日 ルネサスエレクトロニクス株式会社 【発行】ルネサスエレクトロニクス株式会社(http://www.renesas.com) 【問い合わせ先】http://japan.renesas.com/inquiry ご注意書き 1. 本資料に記載されている内容は本資料発行時点のものであり、予告なく変更することがあります。当社製品 のご購入およびご使用にあたりましては、事前に当社営業窓口で最新の情報をご確認いただきますとともに、 当社ホームページなどを通じて公開される情報に常にご注意ください。 2. 本資料に記載された当社製品および技術情報の使用に関連し発生した第三者の特許権、著作権その他の知的 財産権の侵害等に関し、当社は、一切その責任を負いません。当社は、本資料に基づき当社または第三者の 特許権、著作権その他の知的財産権を何ら許諾するものではありません。 3. 当社製品を改造、改変、複製等しないでください。 4. 本資料に記載された回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導体製品の動作例、応用例を説 明するものです。お客様の機器の設計において、回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報を使用す る場合には、お客様の責任において行ってください。これらの使用に起因しお客様または第三者に生じた損 害に関し、当社は、一切その責任を負いません。 5. 輸出に際しては、「外国為替及び外国貿易法」その他輸出関連法令を遵守し、かかる法令の定めるところに より必要な手続を行ってください。本資料に記載されている当社製品および技術を大量破壊兵器の開発等の 目的、軍事利用の目的その他軍事用途の目的で使用しないでください。また、当社製品および技術を国内外 の法令および規則により製造・使用・販売を禁止されている機器に使用することができません。 6. 本資料に記載されている情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、誤りがないことを保証するも のではありません。万一、本資料に記載されている情報の誤りに起因する損害がお客様に生じた場合におい ても、当社は、一切その責任を負いません。 7. 当社は、当社製品の品質水準を「標準水準」 、 「高品質水準」および「特定水準」に分類しております。また、 各品質水準は、以下に示す用途に製品が使われることを意図しておりますので、当社製品の品質水準をご確 認ください。お客様は、当社の文書による事前の承諾を得ることなく、「特定水準」に分類された用途に当 社製品を使用することができません。また、お客様は、当社の文書による事前の承諾を得ることなく、意図 されていない用途に当社製品を使用することができません。当社の文書による事前の承諾を得ることなく、 「特定水準」に分類された用途または意図されていない用途に当社製品を使用したことによりお客様または 第三者に生じた損害等に関し、当社は、一切その責任を負いません。なお、当社製品のデータ・シート、デ ータ・ブック等の資料で特に品質水準の表示がない場合は、標準水準製品であることを表します。 標準水準: コンピュータ、OA 機器、通信機器、計測機器、AV 機器、家電、工作機械、パーソナル機器、 産業用ロボット 高品質水準: 輸送機器(自動車、電車、船舶等) 、交通用信号機器、防災・防犯装置、各種安全装置、生命 維持を目的として設計されていない医療機器(厚生労働省定義の管理医療機器に相当) 特定水準: 航空機器、航空宇宙機器、海底中継機器、原子力制御システム、生命維持のための医療機器(生 命維持装置、人体に埋め込み使用するもの、治療行為(患部切り出し等)を行うもの、その他 直接人命に影響を与えるもの) (厚生労働省定義の高度管理医療機器に相当)またはシステム 等 8. 本資料に記載された当社製品のご使用につき、特に、最大定格、動作電源電圧範囲、放熱特性、実装条件そ の他諸条件につきましては、当社保証範囲内でご使用ください。当社保証範囲を超えて当社製品をご使用さ れた場合の故障および事故につきましては、当社は、一切その責任を負いません。 9. 当社は、当社製品の品質および信頼性の向上に努めておりますが、半導体製品はある確率で故障が発生した り、使用条件によっては誤動作したりする場合があります。また、当社製品は耐放射線設計については行っ ておりません。当社製品の故障または誤動作が生じた場合も、人身事故、火災事故、社会的損害などを生じ させないようお客様の責任において冗長設計、延焼対策設計、誤動作防止設計等の安全設計およびエージン グ処理等、機器またはシステムとしての出荷保証をお願いいたします。特に、マイコンソフトウェアは、単 独での検証は困難なため、お客様が製造された最終の機器・システムとしての安全検証をお願いいたします。 10. 当社製品の環境適合性等、詳細につきましては製品個別に必ず当社営業窓口までお問合せください。ご使用 に際しては、特定の物質の含有・使用を規制する RoHS 指令等、適用される環境関連法令を十分調査のうえ、 かかる法令に適合するようご使用ください。お客様がかかる法令を遵守しないことにより生じた損害に関し て、当社は、一切その責任を負いません。 11. 本資料の全部または一部を当社の文書による事前の承諾を得ることなく転載または複製することを固くお 断りいたします。 12. 本資料に関する詳細についてのお問い合わせその他お気付きの点等がございましたら当社営業窓口までご 照会ください。 注 1. 本資料において使用されている「当社」とは、ルネサスエレクトロニクス株式会社およびルネサスエレク トロニクス株式会社がその総株主の議決権の過半数を直接または間接に保有する会社をいいます。 注 2. 本資料において使用されている「当社製品」とは、注 1 において定義された当社の開発、製造製品をいい ます。 データ・シート バイポーラ・アナログ集積回路 Bipolar Analog Integrated Circuits µ PC271,311 高性能コンパレータ μPC271, 311は汎用オペアンプと同等の入力特性を有し,TTL, CMOS, HNIL等の標準ロジック回路を直接駆動でき る高性能汎用コンパレータです。電源電圧の自由度が大きく,5 V単電源動作はもちろん,オペアンプと同等の ±15 V電源においても優れた特性を発揮します。 ストローブ端子,入力オフセット調整端子を備えており,各種の電圧比較回路に幅広く応用できます。 使用セット,動作周囲温度に応じて通信工業用のμPC271と一般用のμPC311があります。 特 徴 ○入力オフセット電圧 ±2 mV(TYP.) ○ストローブ端子を備え,ロジック回路とのインタフェースに最適。 ○入力バイアス電流 100 nA(TYP.) ○2つの出力回路形式が可能 ○応答速度 200 ns(TYP.) (オープン・コレクタ,エミッタフォロア)。 ○出力電流容量が大きく直接LED,ランプなどを駆動できます。 オーダ情報 パッケージ オーダ名称 μPC271C 8ピン・プラスチックDIP(7.62 mm(300)) μPC271G2 8ピン・プラスチックSOP(5.72 mm(225)) μPC311C 8ピン・プラスチックDIP(7.62 mm(300)) μPC311G2 8ピン・プラスチックSOP(5.72 mm(225)) 等価回路 端子接続図(Top View) 8 Q5 R1 R3 R4 5 300 1.3 k 1.3 k BALANCE BALANCE/ STROBE 6 300 R2 Q3 R9 R10 800 800 R5 100 Q12 R12 3.0 k Q23 Q9 Q10 D3 D1 Q17 Q16 R13 250 Q6 Q7 IN II 2 R20 5.0 k Q21 Q14 R7 3.7 k Q 1 Q2 3 R8 780 R16 900 Q18 R15 R17 Q15 1.3 k 800 Q11 Q8 R11 340 5.4 k R21 200 7 R19 R22 300 600 Q24 Q20 OUT GND 1 IN 2 II 3 V− 4 + − 8 V+ 7 OUT 6 BALANCE/ STROBE 5 BALANCE Q22 R23 4 1 Q19 R14 R18 1.3 k D2 μPC311C, 311G2 Q13 Q4 R6 3.7 k μPC271C, 271G2 V+ 4 GND V− 本資料の内容は,予告なく変更することがありますので,最新のものであることをご確認の上ご使用ください。 資料番号 G12421JJ7V0DS00(第7版) 発行年月 March 2004 N CP(K) 本文欄外の 印は,本版で改訂された主な箇所を示しています。 µ PC271,311 絶対最大定格(TA = 25 ℃) 項 目 注1 略 号 + 電源電圧 V −V 差動入力電圧 VID 注2 VI 出力−負電源間電圧注3 VO−V− 注3 − 全損失 μPC271G2 μPC311C VGND−V μPC311G2 単位 −0.3+36 V ±30 V − 入力電圧 接地−負電源間電圧 μPC271C − + V −0.3∼V +0.3 V −0.3∼+40 V V −0.3∼+30 注4 PT 注5 350 注4 440 注5 350 注6 出力短絡時間 440 mW s 10 動作周囲温度 TA 保存温度 Tstg −20∼+80 −40∼+85 ℃ ℃ −55∼+125 注1.電源の逆接続は破壊の可能性がありますのでご注意ください。 2.特性劣化や破壊がなく,入力端子に印加可能な入力電圧範囲です。 電源ON/OFF時などの過渡状態も含めて定格を越えないようにご注意ください。 なお,コンパレータとして正常動作する入力電圧は,電気的特性の同相入力電圧範囲内です。 3.特性劣化や破壊がなく,出力端子,GND端子に外部から印加可能な電圧範囲です。またGND端子はV+以下の必 要があります。電源ON/OFF時などの過渡状態も含めて定格を越えないようにご注意ください。 4.TA≦+55 ℃での値です。TA>55 ℃では−5.0 mW/℃でディレーティングしてください。 5.TA≦+25 ℃での値です。TA>25 ℃では−4.4 mW/℃でディレーティングしてください。 6.出力端子電流,GND端子電流に注意し,全損失および注4,5のディレーティング以下でご使用ください。 推奨動作条件 項 目 略号 MIN. MAX. 単位 V± ±4 ±16 V + +5 +32 V 電源電圧(両電源) − 電源電圧(V = GND) V TYP. 電気的特性(V± = ±15 V,TA = 25 ℃) 項 目 入力オフセット電圧 入力オフセット電流 TYP. MAX. 単位 + − ±2.0 ±7.5 mV + − ±6.0 ±50 nA + − 100 250 nA 略 号 注7 VIO IIO 注7 条 件 V −V = 5 V∼30 V, RS≦50 kΩ V −V = 5 V∼30 V 入力バイアス電流 IB V −V = 5 V∼30 V 電圧利得 AV RL = 1.0 kΩ 応答時間 出力飽和電圧 MIN. 200000 ステップ入力100 mV,オーバドライブ5 mV 200 VOL VI≦ −10 mV, IO = 50 mA 0.75 IO LEAK VI≧ 10 mV, VO = 35 V 0.2 50 nA IO = 0 A 5.1 7.5 mA IO = 0 A 4.1 5.0 mA ストローブ動作電流 出力リーク電流 正電源電流 負電源電流 ns 1.5 3.0 + I − I 注7 + − V mA 入力オフセット電圧 VIO V −V = 5 ∼30 V, RS≦50 kΩ, TA = 0∼+70 ℃ ±10 mV 入力オフセット電流 IIO注7 V+−V− = 5 ∼30 V, TA = 0∼+70 ℃ ±70 nA 300 nA 入力バイアス電流 同相入力電圧範囲 出力飽和電圧 IB + − V −V = 5 ∼30 V, TA = 0∼+70 ℃ +13.0 −14.5 VICM VOL + − V ≧ 4.5 V, V = 0 V, VI ≦−10 mV, IO= 8 mA +13.8 −14.7 0.23 注7.負荷電流1 mAとし,出力を反転させたときの入力電圧および,入力バイアス電流の差。 2 データ・シート G12421JJ7V0DS V 0.4 V µ PC271,311 回路接続例(1) ○BALANCE端子,BALANCE/STROBE端子 オフセット調整 BALANCE/STROBE端子をロウに すると,出力はハイとなります。 ストローブ動作電流は3∼5 mAの 間で設定してください。 ストローブ V+ コモン・モード・スルーレート増加法 V+ 3 kΩ 2 3 kΩ + 7 2 5 3 6 + 8 3 2 − 6 7 3 TTL, CMOS − 8 6 + 5 7 − 1 kΩ 注意 5,6ピンはオープンにするか(オフセット調整なし),上図のオフセット調整回路か,ストローブ回路 か(5ピンはオープン),コモン・モード・スルーレート増加法でお使いください。それ以外の場合は, 誤動作,特性劣化,破損の可能性があります。 回路接続例(2) 応用回路例 ○出力端子,GND端子 ヒステリシス付きコンパレート エミッタ出力 V+ コレクタ出力 V+ V+ VRL RL 2 + 8 VI(+) 7 3 1 − 4 2 + 8 VI(−) 3 − RL 7 VO 1 4 INPUT − OUTPUT VO GND + RL R2 R1 V− エミッタ出力ですので, VI(+)>VI(−)でVOはロウとなります。 VREF ○スレッシュホールド電圧 R1 VTH(High)≒VREF+ (VRL−VREF) RL+R2+R1 R1 VTH(Low)≒VREF− (VREF−VOL) R1+R2 (VRL>VREF>VOL) データ・シート G12421JJ7V0DS 3 µ PC271,311 特性曲線(TA = 25 ℃,TYP.)(参考値) PT−TA 特性(絶対最大定格) IB−TA 特性 600 500 500 400 入力バイアス電流 IB(nA) 全損失 PT(mW) μPC271G2, 311G2 200 ℃/W μPC271C, 311C 300 227 ℃/W 200 100 0 20 40 80 60 400 5, 6-8 ピン・ 100 20 0 等価入力オフセット電圧 VOS(mV) 入力オフセット電流 IIO(nA) ン・ ショ ート 10 40 60 MAX. 10 TYP. VOS = VIO+RS・IIO 1 10 k 80 100 k 1M 10 M 入力抵抗 RS(Ω) 動作周囲温度 TA(℃) VICM±−TA 特性 IB−VID 特性 V+ V±=±15 V 電源電圧基準 150 125 100 75 50 −0.5 −1.0 −1.5 +0.4 VICM− 同相入力電圧範囲 (V) 175 VICM+ 200 入力バイアス電流 IB(nA) 80 VOS−RS 特性 -8ピ 225 60 100 V±=±15 V 20 40 動作周囲温度 TA(℃) IIO−TA 特性 20 0 ト 200 動作周囲温度 TA(℃) 5, 6 ショー 300 0 100 V±=±15 V +0.2 25 0 −16 −12 −8 −4 0 4 8 12 16 V− 0 差動入力電圧 VID(V) 4 10 20 30 40 50 60 動作周囲温度 TA(℃) データ・シート G12421JJ7V0DS 70 80 µ PC271,311 VO−VID 特性 パルス応答特性Ⅰ コレクタ出力 RL = 1 kΩ VRL = 40 V 50 40 30 20 入力電圧 VI(mV) 出力電圧 VO(V) 出力電圧 VO(V) 60 エミッタ出力 RL = 600 Ω V+= 30 V 10 0 −1.0 −0.5 0 0.5 オーバ ドライブ量 5 20 mV 4 V±= ±15 V 5 mV 3 VI 2 mV 2 1 V− 0 100 10 オーバドライブ量 2 mV 0 5 mV 20 mV 0 0.2 0.4 時間 t(μs) − + V+ 500 Ω VO V− 0 20 オーバドライブ量 20 mV 10 5 mV 0 2 mV 出力電圧 VO(V) VI 入力電圧 VI(mV) 出力電圧 VO(V) 入力電圧 VI(mV) V±= ±15 V +5 V オーバ 10 5 V±= ±15 V 20 mV 5 mV V+ 0 2 mV VI −5 20 5 mV 10 0 −100 1 0 0.6 V±= ±15 V 0 −5 −10 V VI ドライブ量 20 mV − + 0.7 VO 2 kΩ 5 mV V− 2 mV 4 VOL−IO 特性 −15 100 出力飽和電圧 VOL(V) 出力電圧 VO(V) 入力電圧 VI(mV) 5 2 3 時間 t(μs) 0.8 + オーバ オーバドライブ量 20 mV 2 mV パルス応答特性Ⅳ 10 VO 2 kΩ V− −15 −100 15 − + −10 −10 0.2 0.4 時間 t(μs) オーバ ドライブ量 15 −10 0 0.6 パルス応答特性Ⅲ パルス応答特性Ⅱ 4 ドライブ量 20 mV 3 5 mV 2 2 mV 1 500 Ω VO −20 差動入力電圧 VID(mV) 5 V − + −10 1.0 +5 V + 0.6 0.5 0.4 0.3 0.2 10 オーバドライブ量 2 mV 0.1 0 −10 0 5 mV −20 0 20 mV 0 1 2 3 時間 t(μs) 10 20 30 出力電流 IO(mA) 40 50 4 データ・シート G12421JJ7V0DS 5 µ PC271,311 I±−V± 特性 IO−VO 特性 140 6 120 5 100 電源電流 I±(mA) 出力電流 IO(mA) I+ 80 60 40 I− 3 2 1 20 0 4 0 5 10 0 15 0 ±5 ±10 電源電圧 V±(V) 出力電圧 VO(V) I±−TA 特性 リーク電流 特性 10−8 10 V± = ±15 V V± = ±15 V リーク電流(A) 8 電源電流 I±(mA) ±15 6 I+ 4 10−9 出力リーク電流 VO = 40 V 入力リーク電流 VI = 15 V 10−10 I− 2 0 0 10 20 30 40 50 60 70 80 10−11 25 動作周囲温度 TA(℃) 6 35 45 55 動作周囲温度 TA(℃) データ・シート G12421JJ7V0DS 65 75 µ PC271,311 使用上の注意事項 ○使用電源(両電源/単電源)について コンパレータはV+−V−間に所定の電圧が印加されていれば動作します。したがって単電源(V− = GND)でも動 作しますが,GND近辺の入力の動作ができませんので,同相入力電圧範囲に注意してご使用ください。 ○入力端子電圧の定格について 入力端子の電圧が絶対最大定格を越えた場合には,IC内部の寄生ダイオードが導通し,特性劣化や破壊にいたる 場合があります。このため,入力端子は電源電圧範囲内でご使用ください。なお,電源電圧を越える可能性があ る場合には,順方向電圧の小さいダイオード(ショットキィ・ダイオードなど)でクランプ回路を設け保護する ことを推奨します。 ○同相入力電圧範囲について 電源電圧が電気的特性の条件と異なる場合の同相入力電圧範囲は次の範囲となります。 VICM(TYP.):V−+0.3∼V+−1.2 (V)(TA = 25 ℃) なお,設計にあたっては特性バラツキ,温度特性などを考慮し余裕をもって使用してください。 ○ICの取り扱いについて 基板のソリや曲がりなどによりICに応力が加わると,圧電(ピエゾ)効果により特性が変動します。基板のソリ や曲がりに注意してください。 データ・シート G12421JJ7V0DS 7 µ PC271,311 外形図 8ピン・プラスチック DIP(7.62 mm(300))外形図(単位:mm) 8 5 1 4 10.16 MAX. 7.62 5.08 MAX. 4.31 MAX. 6.4 0.9 MIN. 2.54 0.51 MIN. 3.2±0.3 1.27 MAX. 0.25+0.10 −0.05 0∼15° 1.4 MIN. 0.50±0.10 0.25 M P8C-100-300B, C-2 8 データ・シート G12421JJ7V0DS µ PC271,311 8ピン・プラスチック SOP(5.72 mm(225))外形図(単位 : mm) 8 5 端子先端形状詳細図 3° +7° −3° 4 1 5.2+0.17 −0.20 6.5 ± 0.3 1.59±0.21 1.49 4.4±0.15 1.1±0.2 S 0.78 MAX. 1.27 0.42 +0.08 −0.07 0.12 0.6 ± 0.2 0.17 +0.08 −0.07 0.10 S M 0.1± 0.1 S8GM-50-225B-6 データ・シート G12421JJ7V0DS 9 µ PC271,311 半田付け推奨条件 この製品の半田付け実装は,次の推奨条件で実施してください。 なお,推奨条件以外の半田付け方式および半田付け条件については,当社販売員にご相談ください。 半田付け推奨条件の技術的内容については下記を参照してください。 「半導体デバイス実装マニュアル」(http://www.necel.com/pkg/ja/jissou/index.html) 表面実装タイプ μPC271G2, 311G2:8ピン・プラスチックSOP(5.72 mm(225)) 半田付け方式 半 田 付 け 条 件 推奨条件記号 赤外線リフロ パッケージ・ピーク温度:235 ℃,時間:30秒以内(210 ℃以上),回数:3回以内 IR-35-00-3 VPS パッケージ・ピーク温度:215 ℃,時間:40秒以内(200 ℃以上),回数:3回以内 VP15-00-3 ウエーブ・ソルダリング 半田槽温度:260 ℃以下,時間:10秒以内,回数:1回, WS60-00-1 予備加熱温度:120 ℃ MAX.(パッケージ表面温度) 端子部分加熱 端子温度:300 ℃以下,時間:3秒以内(デバイスの一辺当たり) 注意 半田付け方式の併用はお避けください(ただし,端子部分加熱方式は除く)。 挿入タイプ μPC271C, 311C:8ピン・プラスチックDIP(7.62 mm(300)) 半田付け方式 ウエーブ・ソルダリング 半 田 付 け 条 件 半田槽温度:260 ℃以下,時間:10秒以内 (端子のみ) 端子部分加熱 注意 10 端子温度:300 ℃以下,時間:3秒以内(1端子当たり) ウエーブ・ソルダリングは端子のみとし,噴流半田が直接本体に接触しないようにご注意ください。 データ・シート G12421JJ7V0DS − µ PC271,311 参考資料 オペアンプの用語と特性 G10147J オペアンプ,コンパレータの選択法 G10617J オペアンプ,コンパレータ Q&A集 G12219J データ・シート G12421JJ7V0DS 11 µ PC271,311 • 本資料に記載されている内容は2004年3月現在のもので,今後,予告なく変更することがあります。量 産設計の際には最新の個別データ・シート等をご参照ください。 • 文書による当社の事前の承諾なしに本資料の転載複製を禁じます。当社は,本資料の誤りに関し,一切 その責を負いません。 • 当社は,本資料に記載された当社製品の使用に関連し発生した第三者の特許権,著作権その他の知的財 産権の侵害等に関し,一切その責を負いません。当社は,本資料に基づき当社または第三者の特許権, 著作権その他の知的財産権を何ら許諾するものではありません。 • 本資料に記載された回路,ソフトウエアおよびこれらに関する情報は,半導体製品の動作例,応用例を 説明するものです。お客様の機器の設計において,回路,ソフトウエアおよびこれらに関する情報を使 用する場合には,お客様の責任において行ってください。これらの使用に起因しお客様または第三者に 生じた損害に関し,当社は,一切その責を負いません。 • 当社は,当社製品の品質,信頼性の向上に努めておりますが,当社製品の不具合が完全に発生しないこ とを保証するものではありません。当社製品の不具合により生じた生命,身体および財産に対する損害 の危険を最小限度にするために,冗長設計,延焼対策設計,誤動作防止設計等安全設計を行ってください。 • 当社は,当社製品の品質水準を「標準水準」,「特別水準」およびお客様に品質保証プログラムを指定 していただく「特定水準」に分類しております。また,各品質水準は,以下に示す用途に製品が使われ ることを意図しておりますので,当社製品の品質水準をご確認ください。 標準水準:コンピュータ,OA機器,通信機器,計測機器,AV機器,家電,工作機械,パーソナル機 器,産業用ロボット 特別水準:輸送機器(自動車,電車,船舶等),交通用信号機器,防災・防犯装置,各種安全装置, 生命維持を目的として設計されていない医療機器 特定水準:航空機器,航空宇宙機器,海底中継機器,原子力制御システム,生命維持のための医療機 器,生命維持のための装置またはシステム等 当社製品のデータ・シート,データ・ブック等の資料で特に品質水準の表示がない場合は,標準水準製 品であることを表します。意図されていない用途で当社製品の使用をお客様が希望する場合には,事前 に当社販売窓口までお問い合わせください。 (注) (1)本事項において使用されている「当社」とは,NECエレクトロニクス株式会社およびNECエレク トロニクス株式会社がその総株主の議決権の過半数を直接または間接に保有する会社をいう。 (2)本事項において使用されている「当社製品」とは,(1)において定義された当社の開発,製造 製品をいう。 M8E 02.11 【発 行】 NECエレクトロニクス株式会社 〒211-8668 神奈川県川崎市中原区下沼部1753 電話(代表): 044(435)5111 お問い合わせ先 【ホームページ】 NECエレクトロニクスの情報がインターネットでご覧になれます。 URL (アドレス) http://www.necel.co.jp/ 【営業関係,技術関係お問い合わせ先】 半導体ホットライン 電 話 : 044-435-9494 (電話:午前 9:00∼12:00,午後 1:00∼5:00) E-mail :[email protected] 【資料請求先】 NECエレクトロニクスのホームページよりダウンロードいただくか,NECエレクトロニクスの販売特約店へお申し付けください。 C04.2T