CHROMATIC TUNER SAT800 取扱説明書 各部の名称 チューニングガイドランプ 液晶ディスプレイ 電源スイッチ バックライトスイッチ 内蔵マイク ストラップホール インプットジャック アウトプットジャック サウンドスイッチ モードスイッチ ピッチ アップスイッチ ピッチダウン スイッチ スピーカー [液晶ディスプレイ] ノート アップスイッチ ノートダウン スイッチ [裏面] 電池ぶた スリットスタンド チューニングメーター 基準ピッチ/ セント表示 モード表示 オクターブ・音名表示 ご使用の前に ●電池ぶたを開け、極性(向き)を間違えないよう、電池をセットしてください。 ※付属の電池は機能確認用ですので、寿命が短い場合があります。 ※電池の交換のしかたは下記「電池交換の方法」をご参照ください。 チューニングの方法 接続の際のご注意 ●電気・電子楽器をチューニングする場合や、別売のピックアップマイク(STM10/STM20) を使用してチューニングする場合は、プラグをインプットジャックに接続します。インプット ジャックにプラグが接続されているときは内蔵マイクはご使用になれません。 ●本機のインプットジャックおよびアウトプットジャックにはプラグの柄の部分の直径が14mm 以下のものが使用可能です。構造上、一部の特殊な形状のプラグは挿入できない場合がありま す。 ●アコースティック楽器等のチューニングで内蔵マイクをご使用になる場合はインプットジャック には何も接続せず、なるべく本機と楽器を近づけてチューニングしてください。また、周囲の雑 音や他の楽器の音がチューニングの妨げになることがありますのでなるべく静かな環境でご使用 ください。 プラグの抜き差しを行う場合は接続されている全ての機器の電源をオフにしてから行っ てください。 インプットジャックに何も接続しない状態でアウトプット端子にアンプなどの機器を接 続しないでください。内蔵マイクロフォンによりハウリングを引き起こし、接続されて いる機器を破損する恐れがあります。 バイパス機能 ●アウトプットジャックには本機の電源のオン、オフにかかわらずインプットジャックに入力さ れた信号をバイパスする機能が備えられていますが、この機能を使用する場合はノイズの影響 を避ける為、必ず本機の電源をオフにしてご使用ください。 チューニング ●オートモード(AUTO)でのチューニング 自動チューニングするモードです。楽器を鳴らすと、その音にいちばん近いオクターブ・音名 が表示され、その音に対して高いか低いかを針で示します。 1.電源スイッチを押して電源をオンにします。 2.モードスイッチを押して、オートモード(AUTO)を選びます。 3.楽器を単音で鳴らします。内蔵マイクでチューニングする場合は、なるべく静かな環境で、 本機の近くで楽器を鳴らしてください。 4.合わせたい音名が表示されるように楽器をチューニングしてください。 5. メーターの針が0セントに合うように楽器をチューニングします。楽器音と表示音のズレが ±3セント以内になると、チューニングガイドの中央の緑のランプが点灯します。 ●マニュアルモード(MANUAL)でのチューニング あらかじめ音名をセットしてチューニングするモードです。楽器を鳴らすと、セットした音名 に対して高いか低いかを針で示します。 1.電源スイッチを押して電源をオンにします。 2.モードスイッチを押して、マニュアルモード(MANUAL)を選びます。 3.ノートアップ(▲)/ノートダウン(▼)スイッチを押してチューニングしたい音名(ノート )をC∼Bから選択します。 4.楽器を単音で鳴らします。内蔵マイクでチューニングする場合は、なるべく静かな環境で 、本機の近くで楽器を鳴らしてください。 5. メーターの針が0セントに合うように楽器をチューニングします。楽器音と表示音のズレが ±3セント以内になると、チューニングガイドの中央の緑のランプが点灯します。 ●サウンドモード(SOUND)でのチューニング サウンドモードはチューナーから発音される基準音を耳で聞いて楽器をチューニングします。 1.電源スイッチを押して電源をオンにします。 2.サウンドスイッチを押してサウンドモードにします。 3.ノートアップ(▲)/ノートダウン(▼)スイッチを押してチューニングしたい音名(ノート )をC∼Bから選択します。出力される音はC4∼B4の1オクターブのみです。 4.発音される基準音に合わせて楽器をチューニングします。 ●基準ピッチの変更 基準ピッチを変更する場合は、ピッチアップ(▲)/ピッチダウン(▼)スイッチを押して変更し ます。ピッチ設定範囲:A4=410∼450Hz チューニング例 ここでは最も一般的なギターおよびベースギターのチューニング例(弦名、オクターブ表示、 音名)をご紹介します。 ギター 6 5 4 3 2 1 弦 オクターブ(数字) 2E 音名(アルファベット) 2A 3D 3G 3B 4E ベースギター 弦 4 3 2 1 オクターブ(数字) 1E 音名(アルファベット) 1A 2D 2G その他の機能 バックライト機能 バックライトスイッチを押すと液晶ディスプレイの照明が高輝度で点灯します。音の入力やス イッチの操作が15秒以上無かった場合は電池の消耗を防ぐ為、自動的に輝度が半減します。 輝度が半減している間に再び音の入力やスイッチの操作があった場合は高輝度モードに戻りま す。また、輝度が半減してからさらに音の入力や有効なスイッチの操作が3分以上無かった場 合は電池の消耗を防ぐ為自動的に消灯します。バックライトがいずれかの輝度で点灯している 時に再度バックライトスイッチを押すと手動で消灯できます。 オートパワーオフ機能 電池の消耗を防ぐ為に音の入力やスイッチ操作が一定時間無かった場合は自動的に電源がオフ になります。(オートモードとマニュアルモード:10分、サウンドモード:5分) メモリーバックアップ機能 ご使用中に設定した内容は電源をオフにしてもメモリーに保存されます。ただし、電池交換など で電池を取り外してしばらく置くとメモリー内容は消去され、初期状態にリセットされます。 ※初期状態 モード=AUTO、ピッチ=440Hz、音名=A 電池交換の方法 電池が消耗してくると液晶ディスプレイの表示が薄くなったり、チューニングガイドランプが暗く なります。電池が消耗した状態でお使いになりますと誤動作や故障の原因となりますので、速やか に電池の交換を行ってください。 重要! 電池交換作業の前に必ず本機の電源をオフにします。 1. 本体裏面の電池ぶたを図のようにスライドさ せて外します。 2. 単4乾電池(2本)を、極性を間違えないよ うに図のように正しくセットします。 3. 電源スイッチを何度か押して正常に動作する ことを確認します。 ※電池交換は2本同時に行ってください。古い電 池と新しい電池、違う種類の電池、メーカー の違う電池を混ぜてご使用にならないように してください。 ※古い電池は、各自治体の指示に従って廃棄し てください。 ※長期間ご使用にならない場合は本機より電池 を抜いた状態で保管してください。 電池ぶた ●新しい電池 ●単4型乾電池x2本 スリットスタンドの使い方 ●本機背面のスリットスタンドは下図のようにカードやコインなどを差してスタンドのように使 用するためのものです。 ※大切なカードやコインなどは使用しないでください。 ※カードやコインなどの厚みによっては差し込めないことがあります。無理に差し込みますと 本機およびカードやコインなどの破損や怪我の原因となる場合があります。 注意事項 ●本製品は、十分な品質管理のもとに厳密な検査をクリアしておりますが、非常に精密な電子機 器です。落下等による衝撃、振動、圧力等が故障の原因となる場合がありますので、取り扱い にはご注意ください。 ●本機を長期間同じ場所に設置したままにしないでください。設置面に跡が残る場合があります。 ●本機の電源が入っているとチューニングを行っていない場合でも周囲の音やハムノイズなどの影 響でノイズを拾いチューニング時のような表示をすることがありますが故障ではありません。楽 器の音を入力しますと正常にチューニングできます。 ●ストラップホールにストラップを装着した状態で振り回したり、強く引っ張ったりしないでくだ さい。怪我や本機の破損などの原因になります。 ●チューニング範囲内の音であっても倍音成分の多い楽器や、音の減衰が早い楽器の音は調律でき ない場合があります。 製品仕様 チューニングモード チューニング範囲 基準音発振範囲 調律精度 基準ピッチ 付加機能 端子 電源 : オート/マニュアル・サウンド : A0 (27.5Hz) ∼ C8 (4186.0Hz) (A4=440Hz時) : C4 ∼ B4 (半音刻み、12音) : ±1セント : A4=410Hz ∼ 450Hz(1Hz刻み) : オートパワーオフ、メモリーバックアップ、バックライト : インプットジャック(Φ6mm) アウトプットジャック(Φ6mm) : 単4型乾電池 × 2本 (3V) 寸法 : 120.0 (W) × 80.4 (H) × 23.8 (D) mm(※突起部含む) 重量 : 150g(※電池含む) 付属品 : 取扱説明書、単4型乾電池 × 2本(機能確認用) ※仕様および外観などは、改良のため予告なく変更することがあります。