グリーン調達の手引

グリーン調達の手引
<改訂 12 版>
制定:2014年1月15日
サンケン電気株式会社
生産本部
資材統括部
SKGP-0001
グリーン調達の手引
1.目的
この手引書では、「サンケン製品への含有を禁止する物質」及び「サンケン製品への含有を
把握する物質とその含有量」を明確にする。また、お取引先様の製品含有化学物質管理体制の構
築と環境負荷物質調査結果の提出方法についても明らかにする。
2.用
語
表 2-1
用
語
№
用語
この規準における意味
1
サンケン製品
サンケン電気株式会社が販売する製品
2
サンケングループ
サンケン電気株式会社及びその関係会社
3
お取引様
部材購入先、生産委託先など(サンケングループを除く)
4
顧客、お客様
サンケン製品を納入するお客様(サンケングループを除く)
5
化審法
化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(日本)
6
RoHS 指令
電気電子機器への含有を禁止する化学物質を定めた EU 指令(実状は国際標準)
7
ELV 指令
自動車への含有を禁止する化学物質を定めた EU 指令(実状は国際標準)
8
REACH
全ての物質に対する化学物質管理を定めた EU 規則(実状は国際標準)
9
SVHC
欧州化学物質庁(ECHA)が規定する高懸念物質(Substances of Very High Concern)
10
アーティクル
製造中にその機能を決定する特定の形状、デザインを与えられた物体のこと
11
包装材指令
包装材への含有を禁止する化学物質を定めた EU 指令(同等の米国州法もある)
12
13
JIG
(Joint Industry
Guide)
GADSL
(Global Automotive
Declarable
Substance List)
電気電子機器において把握すべき化学物質を定めた日米欧の業界ガイドライン
日米欧の自動車、自動車部品、化学メーカーで構成された GASG(Global Automotive
Stakeholders Group)により制定された共通の管理化学物質リストで、対象物質が禁止
及び報告対象物質として定義されている。
3.適用範囲
サンケングループがお取引先様に注文する物品(以下、注文品)のうち、下記表に示す注文品に適用
される。
表3-1
本基準が適用される注文品
1
サンケン製品本体に使用される部品、材料、組立品
2
サンケン製品の付属品・アクセサリーに使用される部品、材料、組立品
3
サンケン製品として販売するために購入する半完成品又は完成品
4
サンケン製品に同梱する取扱説明書等の印刷物
5
製造工程で使用する化学品、製造設備の校正部材などで、意図する/しないにかかわらず、完成したサンケン製品
に含有又は付着するもの
6
※
サンケン製品を出荷するための包装材
適用され注文品に対する「環境負荷物質調査報告書」の提出については、8 章及び 9 章にその具体的
手順を記載する。
サンケン電気株式会社
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SKGP-0001
4.製品含有禁止物質
サンケングループは、表 4-1 の化学物質と表 5-5 REACH SVHC を製品含有禁止物質(以下、禁止物質)
に指定する。禁止物質には、一部の用途で禁止されるもの(使用制限)から、全用途で禁止されるもの(完
全使用禁止)まである(5 章参照)。SVHCについては、その含有情報を公開することが義務付けら
れる。
表 4-1
№
大分類
1
禁止物質
カドミウム(Cd)及びその化合物
2
金属及びその化合 鉛(Pb)及びその化合物
3
物
6
水銀(Hg)及びその化合物
六価クロム(Cr6+)化合物
4
5
有機臭素化合物
ポリ臭化ビフェニル(PBB)類
ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)類
7
ジブチルスズ(DBT)化合物
8
ジオクチルスズ(DOT)化合物
9
トリメチルスズ(TMT)類
10
禁止物質一覧
有機スズ化合物
トリエチルスズ(TET)類
11
トリプロピルスズ(TPT)類
12
トリブチルスズ(TBT)類 〔ビス(トリブチルスズ)=オキシド(TBTO)を含む〕
13
トリフェニルスズ(TPT)類
14
ポリ塩化ビフェニル(PCB)類
15
ポリ塩化ナフタレン(PCN) (塩素数が 3 以上)
16
有機塩素化合物
ポリ塩化ターフェニル(PCT)類
17
短鎖型塩化パラフィン(SCCP)(炭素鎖長:10~13)
18
ポリ塩化ビニル(PVC) (PVC 混合物及び PVC 共重合体を含む)
19
ヘキサクロロベンゼン
20
21
22
ハロゲン系有機化合
物
マイレックス
ヘキサクロロブタ-1,3-ジエン
ペンタクロロベンゼン
23
α-,β-,γ-ヘキサクロロシクロヘキサン
24
アスベスト類
25
特定アゾ化合物(特定アミンを形成するもの)
26
オゾン層破壊物質 (モントリオール議定書対象物質)
27
放射性物質
28
その他
ホルムアルデヒド
29
酸化ベリリウム
30
31
塩化コバルト
パーフルオロオクタンスルホン酸およびその塩(PFOS)
32
特定ベンゾルトリアゾール (CAS №3846-71-7)が対象
サンケン電気株式会社
3/33
SKGP-0001
34
特定フタル酸エステル(以下の 6 物質)
①フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP or DOP)
②フタル酸ジブチル(DBP)
③フタル酸ブチルベンジル(BBP)
④フタル酸ジイソノニル(DINP)
⑤フタル酸ジイソデシル(DIDP)
⑥フタル酸ジ-n-オクチル(DNOP)
フマル酸ジメチル(DMF) CAS№624-49-7
35
アルドリン
36
ディルドリン
37
エンドリン
38
DDT
39
クロルデン類
40
N,N’-ジトリル-パラ-フェニルレンジアミン類
41
2,4,6-トリ-ターシャリ-ブチルフェノール
42
トキサフェン
43
ケルセン
44
2-(2H-1,2,3-ベンゾトリアゾール-2-イル)-4,6-ジ-tert-ブチルフェノール クロルデコン
33
45
46
フッ素系温室効果ガス(HFC,PFC,SF6)
47
リン酸トリス(2,3-ジブロモプロピル)(TRIS)
48
トリ(1-アジリジニル)ホスフィンオキシド(TEPA)
49
リン酸トリス 2-クロロエチル(TCEP)
50
ヘキサブロモシクロドデカン(HBCDD)
51
三酸化二ヒ素
52
五酸化二ヒ素
53
フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP)
54
55
その他
フタル酸ジブチル(DBP)
フタル酸ブチルベンジル(BBP)
56
フタル酸ジイソブチル(DIBP)
57
シマジン
58
EPN
59
エンドスルファン
5.禁止用途と許容濃度
サンケングループは、表 4-1 の禁止物質について、禁止用途及び許容濃度を表 5-1~表 5-4 で規定する。
表 5-5 は、新規環境法令[REACH]に於ける高懸念物質(SVHC)を規定する。表 5-6 の補足説明
を参照。
表 5-1
禁止物質
RoHS 指令の禁止6物質
禁止用途
サンケン電気株式会社
均質材料ごとの許容濃度
管理値
規制値
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SKGP-0001
プラスチック、塗料、インク
(注) プラスチックは「主要成分として合成高分子物質を含む材料で、ゴム
を含む」。塗料には蛍光灯の蛍光体を含む。(以下、同じ)
はんだ
カドミウム(Cd)及
びその化合物
上記以外の用途
意図的使用禁止
かつ 5ppm 未満
100ppm
未満
意図的使用禁止
かつ 20ppm 未満
意図的使用禁止
かつ 50ppm 未満
100ppm
未満
100ppm
未満
意図的使用禁止
かつ 50ppm 未満
300ppm
未満
1000ppm
未満
<適用除外>
◆電気接点
◆フィルターガラス及び反射基準(reflectance standards)に使用される
ガラス
◆ホウケイ酸ガラス、ソーダ石灰ガラス等へ使用するエナメル塗布用印刷インク
◆酸化ベリリウムと結合したアルミニウム上に使用される厚膜ペースト
◆個体照明又は表示システムに使用される色変換Ⅱ-Ⅵ族 LED
プラスチック、塗料、インク
無電解ニッケルメッキ(メッキ液の安定化のため鉛及びその化合物をメッキ液に
添加することを容認するが、その濃度を管理すること)
750ppm 未満
上記以外の用途
(サンケングループが意図して購入する有鉛はんだを除く)
意図的使用禁止
かつ 500ppm 以
下
1000ppm
以下
意図的使用禁止
かつ 100ppm 未
満
1000ppm
未満
<適用除外>
◆ブラウン管及び鉛 0.2%以下の蛍光管のガラス
◆鉛 0.35wt%以下の機械加工用鋼材、亜鉛メッキ鋼材、鉛 0.4wt%以下
の機械加工用アルミニウム、鉛 4 wt%以下の銅合金(ELV 指令を適用
するサンケン製品の場合)★
(★)合金成分として添加された鉛に適用され、不純物として含有
する鉛には適用されない。
◆高融点はんだ、すなわち鉛 85wt%以上の鉛合金(RoHS 指令を
適用するサンケン製品の場合)
◆サーバー、ストレージおよびストレージ・アレイ・システム、スイッチ切替、信号発信、転送
ならびに電気通信用ネットワーク管理のためのネットワーク・インフラ装置用の
はんだ中の鉛
鉛 (Pb) 及 び そ
◆ガラスまたはセラミック中、もしくはガラスまたはセラミックマトリックス化合物中
の化合物
に鉛を含む、キャパシタ中の誘電セラミック以外の電気および電子コンポーネ
ント 例ピエゾエレクトロニックデバイス
◆125VAC または 250VDC またはそれ以上の定格電圧のためのキャ
パシタ中の誘電セラミック中の鉛
◆光学用途に使用される白色ガラス中の鉛
◆フィルターガラス及び反射基準(reflectance standards)に使用されるガ
ラス中の鉛
◆IC のフリップチップパッケージの内部半導体チップと基板を接合するは
んだ中の鉛
◆ホウケイ酸ガラス、ソーダ石灰ガラス等へ使用するエナメル塗布用印刷インクに含
まれる鉛
◆機械加工通し穴付きの円盤状及び平面アレーセラミック多層コンデンサーへ
のはんだ付け用はんだに含まれる鉛
◆水銀フリーのフラット蛍光ランプ(例えば LCD、デザインまたは産業用照明
に使用されるもの)のはんだ材中の鉛
◆電力トランス中の、直径 100μm 以下の薄型銅線のはんだ用のはん
だ中の鉛
◆亜鉛ホウ酸塩処理ガラス(zinc borat glass)体ベース上の高圧ダイオード
のメッキ層中の鉛
水 銀 (Hg) 及 び
すべての用途
その化合物
サンケン電気株式会社
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SKGP-0001
<適用除外>
◆冷陰極蛍光灯(CCFL)と外部電極蛍光灯(EFFL)に含まれる以下
のものを超えない水銀(ランプ 1 本当たり)
・長さ 500mm 以下で水銀 3.5mg 以下のもの
・長さ 500mm を超え 1500mm 以下で水銀 5mg 以下のもの
・長さ 1500mm を超えて水銀 13mg 以下のもの
意図的使用禁止
かつ 100ppm
未満
意図的使用禁止
サンケン製品をお客様に出荷するための包装材
(例) 把手、木枠、ホイル、トレイ、リール、ストッパを含むマガジン
かつ Cd、Pb、Hg、
包装材におけ
スティック、袋、緩衝材、ステープル、シート、ラップ、段ボール、塗料、インク、テープ、
Cr6+の合計が
る 4 つの重金属
結束バンド、ラベル、バルクケース)
50ppm 未満
(Cd 、 Pb 、 Hg 、
◇接触した製品を禁止物質で汚染することのない「製品運搬用の かつプラスチック、
Cr6+)
通い箱」は対象外。
塗料、インクの部位
(注) 包装材指令に基づく規制。
が Cd 5ppm 未満
すべての用途
ポリ臭化ビフェニル(PBB)類
意図的使用禁止
(注) 顧客要求等を踏ま
かつ 100ppm 未
え 、包 装 材 へ の 含 有 も 禁
ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)類 (デカ BDE を含む)
満
止。
六 価 ク ロ ム (Cr6+)
すべての用途
化合物
表 5-2
サ
ン
ケ
ン
製
品
Cd、Pb、Hg、
Cr6+
の合計が
100ppm
未満
1000ppm
未満
RoHS 指令の禁止6物質(表 5-1 の簡易表記版)
Cd
禁止物質
用途
1000ppm
未満
Hg/Cr6+/PBB/PBDE
Pb
管理値
規制値
管理値
規制値
管理値
規制値
5
100
50
300
100
1000
20
100
500
1000
100
1000
無電解ニッケルメッキ
50
100
750
1000
100
1000
その他
50
100
500
1000
100
1000
プラスチック、塗料、インク
はんだ
無鉛はんだ
有鉛はんだ
管理値
サンケン製品を出荷
するための包装材
Cd+Pb+Hg+Cr6+:50 未満
プラスチック、塗料、インクの部位:Cd 5 未満
PBB、PBDE:100 未満
規制値
Cd+Pb+Hg+Cr6+:100 未満
PBB、PBDE:1000 未満
1.管理値及び規制値の単位は、均質材料ごとの「ppm」。
2.含有濃度に関係なく、禁止6物質の意図的使用を禁止(無電解ニッケルメッキ中の鉛を除く)。
3.RoHS/ELV 指令の適用除外を認める。例外として、デカ BDE の適用除外は認めない。
サンケン電気株式会社
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表 5-3
禁止物質
CAS №
その他の禁止物質
EC №
すべての用途
(適用除外>
◆1 成分および 2 成分室温加硫シーラント(RTV-1、RTV-2
シーラント)と接着剤(除外終了日:2014 年 1 月 1 日)
◆製品上で、触媒として DBT 化合物が含まれている
ペンキやコーティング及びソフト塩ビ(PVC)(除外終了日:2014
年 1 月 1 日)
人体の皮膚に直接接触する可能性がある繊維製品お
よび 2 成分室温効果モールドキットとして使用される場
合、育児製品
ジブチルスズ(DBT)化合
物
ジオクチルスズ(DOT)化合
物
トリメチルスズ(TMT)類
トリエチルスズ(TET)類
トリプロピルスズ(TPT)類
ト リ フ ゙ チ ル ス ス ゙ (TBT) 類
〔ビス(トリブチルスズ)=オキ
シド(TBTO)を含む〕
トリフェニルスズ(TPT)類
ポリ塩化ビフェニル(PCB)
類
ポリ塩化ナフタレン(PCN)
(塩素数が 3 以上)
ポリ塩化ターフェニル(PCT)
類
短鎖型塩素化パラフィン
(SCCP)
(炭素鎖長 10~13)
ポリ塩化ビニル(PVC)
(PVC 混合物及び
PVC 共重合物を含む)
すべての用途
すべての用途
すべての用途
85535-84-8
287-476-5
9002-86-2
2385-85-5
219-196-6
ヘキサクロロブタ-1,3-ジエン
87-68-3
201-765-5
ペンタクロロベンゼン
608-93-5
210-172-5
α-206-2708
β-206-2713
γ-200-4012
α-,β-,γ-ヘキサクロロシクロヘキサ
ン
α-319-84-6
β-319-85-7
γ-58-89-9
アスベスト類
特定アゾ化合物(特定ア
ミンを形成するもの;
適 用 に つ い て は
76/769/ECC を参照)
オゾン層破壊物質
(モントリオール議定書対象
物質)
放射性物質
ホルムアルデヒド
酸化ベリリウム
すべての用途
結束バンド
(接続コード等を束ねるもので、結束タイと同義)
熱収縮チューブ
絶縁板、化粧板、ラベル、シート、ラミネート
特定顧客向けのフレキシブルフラットケーブル
その他サンケングループがお取引先様に指定した用途
(参)その有用性から PVC を全廃できないのが業界の
実態。PVC の禁止用途も各社で異なる。サンケングル
ープは、顧客要請及び業界動向を踏まえて PVC
削減を推進する。
204-273-9
マイレックス
1000ppm
未満
意図的使
用禁止
かつ
1000ppm
未満
すべての用途
118-74-1
ヘキサクロロベンゼン
均質材料
ごとの
許容濃度
禁止用途
すべての用途
意図的使
用禁止
すべての用途
人体の皮膚に直接、長時間接触する可能性のある皮
革、繊維
及びその部品(イヤホン、ヘッドホンの人体接触部など)
50-00-0
1304-56-9
215-133-1
意図的使
用禁止
すべての用途
(注) 製品への含有に加えて、製造工程での使用を禁
止。
すべての用途
木工製品(スピーカー、ラックなど)
すべての用途
サンケン電気株式会社
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SKGP-0001
塩化コバルト
7646-79-9
231-589-4
特定フタル酸エステル(3 物
質)
①フタル酸ビス(2-エチルヘキシ
ル)(DEHP or DOP)
117-81-7
204-211-0
②フタル酸ジブチル(DBP)
84-74-2
201-557-4
③フタル酸ブチルベンジル
(BBP)
特定フタル酸エステル(3 物
質)
④フタル酸ジイソノニル
(DINP)
⑤フタル酸ジイソデシル
(DIDP)
⑥ フ タ ル 酸 シ ゙ -n- オ ク チ ル
(DNOP)
85-68-7
201-622-7
28553-12-0
68515-48-0
249-079-5
PFOS(ペルフルオロオクタンスル
ホン酸およびその塩)
PFOA(ペルフルオロオクタン
酸およびその塩)
26761-40-0
68515-49-1
117-84-0
247-977-1
204-214-7
フマル酸ジメチル(DMF)
624-49-7
210-849-0
アルドリン
309-00-2
206-215-8
ディルドリン
60-57-1
200-484-5
エンドリン
72-20-8
200-775-7
DDT
50-29-3
200-024-3
クロルデン類
57-74-9
200-349-0
732-26-3
211-989-5
8001-35-2
232-283-3
◆ 特定顧客向けの「サンケン製品に同封されて出荷さ
れる シリカゲル及び吸湿インジケータで、吸湿により変
色する材料として塩化コバルトを使用したもの」
不純物の場合、下記の含有率・含有量を超えてはなら
ない。
・調剤における含有率:0.005wt%
・素材における含有率:0.1wt%
・コーティング素材の含有量:1μg/m2
<適用除外>
◆フォトリソグラフィープロセス用フォトレジストまたは反射防止用コー
ティング剤
◆フィルム、紙、印刷版に使用される写真用コーティング剤
特定顧客向けの「子供が口に含むことができる玩具
及び子供用品におけるプラスチック」
(注) EU 指令 2005/84/EC に基づく規制。
主に PVC の可塑剤としての使用。
ケーブル・コード(プラグ、コネクタ部を含む)への可塑剤の用途
(2014 年 1 月 1 日より納入禁止)
特定顧客向けの「子供が口に含むことができる玩具
及び子供用品におけるプラスチック」
(注) EU 指令 2005/84/EC に基づく規制。
主に PVC の可塑剤としての使用。
(2014 年 1 月より中国向け製品への使用禁止)
意図的使
用禁止
かつ 3 物
質合計で
1000ppm
未満
すべての用途
(注) EU 指令 2009/251/EC に基づく規制。
主に防カビ剤としての使用。
N,N’-ジトリル-パラ-フェニルレ
ンジアミン類
2,4,6-トリ-ターシャリ-ブチルフ
ェノール
トキサフェン
ケルセン
特定ベンゾルトリアゾール
2-(2H-ベンゾルトリアゾール
-2,イル)-4
6-ビス(1,1 ジメチルエチル)
クロルデコン
すべての用途
意図的使
用禁止
115-32-2
3846-71-7
3846-71-7
143-50-0
フッ素系温室ガス
(HFC,PFC,SF6)
リン酸トリス(2,3-ジブロモプ
ロピル)(TRIS)
トリ(1-アジリジニル)ホスフィンオ
キシド(TEPA)
126-72-7
204-799-9
人体の皮膚に直接接触する可能性がある繊維製品
545-55-1
208-892-5
サンケン電気株式会社
8/33
SKGP-0001
リ ン 酸 ト リ ス 2- ク ロ ロ エ チ ル
(TCEP)
115-96-8
リン酸トリス(1-メチル-2-クロロ
エチル)(TCPP)
リン酸トリス(1,3-ジクロロ-2プロピル)(TDCPP)
204-118-5
13674-84-5
237-158-7
13674-87-8
237-159-2
プラスチック、樹脂、繊維、布材料への難燃剤用途(2014 年
1 月 1 日より納入禁止)
米国バーモント州
1000ppm
未満
三酸化二ヒ素
3194-55-6
25637-99-4
(異性体混合
物)
1327-53-3
215-481-4
五酸化二ヒ素
1303-28-2
215-116-9
84-69-5
201-553-2
ケーブル・コード(プラグ、コネクタ部を含む)への可塑剤の用途
(2014 年 1 月 1 日より納入禁止)
シマジン
122-34-9
204-535-2
除草剤として使用(農薬取締法により水質汚濁性農
薬に指定)
EPN
2104-64-5
エンドスルファン
115-29-7
015-036-00
-2
204-079-4
-
-
ヘキサブロモシクロドデカン
(HBCDD)
フタル酸ジイソブチル
(DIBP)
GADSL
P:Prohibited(禁止)
221-695-9
プラスチック、樹脂への難燃剤用途(2014 年 7 月 1 日より
納入禁止)(第一種特定化学物質)
247-148-4
液晶パネル(カバーガラス、タッチパネル、バックライトを含む)のガラス
の消泡剤、清澄剤の用途(2014 年 1 月 1 日より納入禁
止)
有機リン系殺虫剤として使用
農薬(第一種特定化学物質)
全ての用途
表 5-4
電池における禁止物質
禁止物質
カドミウム(Cd)及びその化合物
鉛(Pb)及びその化合物
意図的使
用禁止
総重量に対する許容濃
禁止用途
度
ニッケル・カドミウム電池
鉛電池(サンケングループが意図して購入する場合を除く)
0.4%未満/総重量
鉛電池以外の電池
2%未満/総重量
ボタン電池
水銀(Hg)及びその化合物
ボタン電池以外の電池
0.0005%未満/総重量
中国向けマンガン乾電池とアルカリマンガン乾電池
0.0001%未満/総重量
表 5-5
REACH
2013/12/16 現在
SVHC(高懸念物質)
SVHC には、REACH 及び他の法令或いは、業界標準で既に規制対象になっている物質が存在します。「そ
の他制限」欄に規制内容を記号で記載しますので、各規制に従って下さい。
(1)GADSL 使用禁止,(2)「RoHS 含有禁止の除外用途」以外の使用を禁止,(3)RoHS 使用禁止,(4)REACH 制限物質(実質禁止)
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
EC No.
提案理由
アントラセン
1
2
Anthracene
4,4’-メチレンジアニリン
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
木材の保存剤や殺
120-12-7
204-371-1
PBT
虫剤、塗料、カーボンブ
ラック
101-77-9
202-974-4
サンケン電気株式会社
CMR
ポリウレタン中間体の原
9/33
(1)
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
EC No.
提案理由
4,4'-
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
料
Diaminodiphenylmethane
フタル酸ジ-n-ブチル
3
Dibutyl phthalate(DBP)
塩化ビニル、酢酸ビニ
84-74-2
201-557-4
CMR
ル、ニトロセルロース、メタクリル
酸等の樹脂の可塑
剤。
4
5
塩化コバルト
Cobalt dichloride
五酸化二ヒ素
Diarsenic pentaoxide
7646-79-9
231-589-4
CMR
1303-28-2
215-116-9
CMR
三酸化二ヒ素
6
Diarsenic trioxide
Sodium dichromate,
燥剤用原料
ヒ素化合物製剤、木
材防腐・防蟻剤
金属ヒ素の原料、液
1327-53-3
215-481-4
CMR
晶ガラスや鉛ガラス製
造時の清澄剤
二クロム酸二ナトリウム・二水和物
7
塗料、めっき、インキ乾
7789-12-0
234-190-3
CMR
81-15-2
201-329-4
vPvB
dihydrate
無機クロム顔料、金属
(3)
表面処理(腐食防止)
(4)
ムスクキシレン
8
5-tert-butyl-2,4,6-trinitro-mxylene
香水、セッケンをはじめ
多くの調合香料
(musk xylene)
塩化ビニル、ニトロセルロー
フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)
ス、メタクリル酸等の樹
9
Bis (2-ethyl(hexyl)phthalate)
117-81-7
204-211-0
CMR
(DEHP)
脂、塩化ゴム等の可
塑剤。 塗料、顔料、
接着剤、潤滑油の添
加剤。
ヘキサブロモシクロドデカン(異性体混合
10
物)
25637-99-
Hexabromocyclododecane(H
4
247-148-4
PBT
難燃剤
287-476-5
PBT
難燃剤、可塑剤
56-35-9
200-268-0
PBT
7784-40-9
232-064-2
CMR
427-700-2
CMR
85-68-7
201-622-7
CMR
90640-80-
292-602-7
PBT
BCDD)
短鎖型塩化パラフィン
11
Alkanes, C10-13, chloro
85535-84-
(Short Chain Chlorinated
8
(1)
(4)
Paraffins)
12
13
14
15
16
トリブチルスズオキシド
Bis(tributyltin)oxide
ヒ酸鉛
Lead hydrogen arsenate
ヒ酸トリエチル
15606-95-
Triethyl arsenate
8
フタル酸ブチルベンジル
Benzyl butyl phthalate(BBP)
アントラセンオイル
サンケン電気株式会社
殺菌・防黴剤、船底
(1)
塗料添加剤
(4)
農薬(日本では失効)
(2)
塩化ビニル及びニトロセル
ロース樹脂の可塑剤。
純アントラセン製造原料、
10/33
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
Anthracene oil
アントラセンオイル,ペースト,軽蒸留分
17
Antracene
oil,paste,distin,Lights
18
19
20
91995-174
91995-15-
Antracene oil,paste,fraction
2
アントラセンオイル,ロー
90640-82-
Antracene oil,-low
7
アントラセンオイル,ペースト
90640-81-
Antracene oil,paste
6
Coal tar pitch,high
temperature
EC No.
提案理由
5
アントラセンオイル,ペースト,蒸発分
コールタールピッチ
21
CAS No.
65996-932
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
防腐剤、防水材
295-278-5
PBT
295-275-9
PBT
292-604-8
PBT
292-603-2
PBT
266-028-2
CMR
アルミノけい酸塩,耐火セラミック繊維
22
(主な用途、取り扱
CMR
Aluminosilicate,RefractoryC
eramicFibres
純アントラセン製造原料、
防腐剤、防水材
純アントラセン製造原料、
防腐剤、防水材
純アントラセン製造原料、
防腐剤、防水材
純アントラセン製造原料、
防腐剤、防水材
炭素電極、グラファイト
電極、塗剤
耐火セラミック繊維 耐
火剤
ジルコニアアルミノシけい酸塩,耐火セラミ
23
ック繊維
CMR
ZirconiaAluminosilicate,Refr
耐火セラミック繊維 耐
火剤
actoryCeramicFibres
24
25
26
2,4-ジニトロトルエン
2,4-Dinitrotoluene
フタル酸ジイソブチル(DIBP)
Diisobutyl phthalate
クロム酸鉛
Lead chromate
トルエンジイソシアネート合成
121-14-2
204-450-0
CMR
84-69-5
201-553-2
CMR
可塑剤
7758-97-6
231-846-0
CMR
顔料、漂白剤
235-759-9
CMR
顔料
1344-37-2
215-693-7
CMR
顔料
115-96-8
204-118-5
CMR
難燃剤
79-06-1
201-173-7
CMR
79-01-6
201-167-4
CMR
10043-35-
233-139-2
CMR
の原料
(3)
(4)
硫酸モリブテン酸クロム酸鉛(C.I. ピ
グメントレッド 104)
27
Lead chromate molybdate
surfate red(CI Pibment Red
12656-858
(3)
(4)
104)
C.I. ピグメントイエロー 34
28
Lead sulfochromate yellow
(C.I.Pigment Yellow 34)
29
30
31
32
リン酸トリス(2-クロロエチル) (TCEP)
Tris(2-chloroethyl)phosphate
アクリルアミド
Acrylamide
トリクロロエチレン
Trichloroethylene
ホウ酸
サンケン電気株式会社
製紙,排水処理,接着
剤,洗濯のり
金属部品の脱脂洗
浄、接着剤の溶剤、
食品添加物,ガラス,セラ
11/33
(3)
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
EC No.
提案理由
3
Boric acid
11113-50-
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
ミック,ゴム,肥料,難燃
234-343-4
剤,
1
四ホウ酸二ナトリウム(無水物)
33
Disodium tetraborate,
anhydrous
七酸化二ナトリウム四ホウ素水和物
34
Tetraboron disodium
heptaoxide, hydrate
35
36
37
38
39
40
41
クロム酸ナトリウム
Sodium chromate
クロム酸カリウム
Potassium chromate
二クロム酸アンモニウム
Ammonium dichromate
二クロム酸カリウム
Potassium dichromate
1330-43-4
12179-04-
215-540-4
CMR
235-541-3
CMR
7775-11-3
231-889-5
CMR
7789-00-6
232-140-5
CMR
7789-09-5
232-143-1
CMR
7778-50-9
231-906-6
CMR
233-334-2
CMR
233-402-1
CMR
208-169-4
CMR
3
12267-731
10124-43-
Cobalt(Ⅱ)sulphate
3
硝酸コバルト(Ⅱ)
10141-05-
Cobalt(Ⅱ)dunitrate
6
Cobalt(Ⅱ)carbonate
513-79-1
酢酸コバルト(Ⅱ)
42
Cobalt(Ⅱ)diacetate
44
45
2-Methoxyethanl
2-エトキシエタノール(セロソルブ)
2-Ethoxyethanole
三酸化クロム
Chomium trioxide
三酸化クロムの生成された酸
46
Acids generated from
chromium trioxide and their
oligomers
71-48-7
200-755-8
48
2-Ethoxyethyl acetate
ク,肥料,クリーナ,
研究所、他のクロム化
(3)
合物の中間材
(4)
金属コーティング処理,試
(3)
薬化学薬品,繊維
(4)
革なめし,感光スクリー
(3)
ン,金属処理,
(4)
クロム鋼板,金属コーティン
(3)
グ,革なめし
(4)
赤色 触媒、表面処
理、乾燥剤、顔料
触媒、表面処理、電
池、
淡紅色、触媒、添加
剤、顔料
CMR
処理、合金、接着剤、
添加剤、顔料
洗浄用、インク溶剤、塗
109-86-4
203-713-7
CMR
料、中間体、燃料用
(1)
添加剤
110-80-5
203-804-1
CMR
1333-82-0
215-607-8
CMR
7738-94-5
13530-68-
CMR
2
酢酸 2-エトキシエチル
47
ガラス,ガラス繊維,セラミッ
桃紅色、触媒、表面
2-メトキシエタノール(メチルセロソルブ)
43
ク,肥料,クリーナ,
1303-96-4
硫酸コバルト(Ⅱ)
炭酸コバルト(Ⅱ)
ガラス,ガラス繊維,セラミッ
塗料・インキ用溶剤、塗
料用溶剤、中間体
顔料、触媒、金属表
(3)
面処理
(4)
顔料、触媒、金属表
(3) (
面処理
4)
Toxic for
111-15-9
203-839-2
reproduction
塗料・インキ用溶剤
(article 57c)
フタル酸ヘプチルノニルウンデシル
68515-42-
(DHNUP)
4
271-084-6
サンケン電気株式会社
Toxic for
可塑剤、染料、顔料、
reproduction
塗料、インキ、接着剤
12/33
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
EC No.
1,2-Benzenedicarboxylic acid,
提案理由
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
(article 57c)
di-C7-11-branched
49
ヒドラジン
7803-57-8
Hydrazine
302-01-2
206-114-9
N-メチル-2-ピロリドン
50
1-Methyl-2-pyrrolidone
Carcinogenic
(article 57 a)
Toxic for
872-50-4
212-828-1
reproduction
(article 57c)
1,2,3-トリクロロプロパン
ゴム・プラスチックの発泡
剤
可塑剤、安定化剤、
特殊インク
Carcinogenic
and toxic for
51
1,2,3-Trichloropropane
96-18-4
202-486-1
reproduction
溶剤、架橋剤
(articles 57 a
and 57 c)
フタル酸ジヘプチル(DIHP)
52
1,2-Benzenedicarboxylic acid,
71888-89-
di-C6-8-branched alkyl
6
Toxic for
276-158-1
(article 57c)
esters, C7-rich
53
54
ヒ酸カルシウム
Calcium arsenate
1,1’-オキシビス(2-メトキシエタン)
Bis(2-methoxyethyl) ether
7778-44-1
231-904-5
111-96-6
203-924-4
Lead dipicrate
6477-64-1
229-335-2
N,N-dimethylacetamide
127-19-5
204-826-4
7778-39-4
231-901-9
2-メトキシアニリン(o-アニシジン)
58
2-Methoxyaniline
溶媒、電池電解質の
(article 57 a)
溶媒、接着剤
reproduction
reproduction
(article 57 c)
ヒ酸
Arsenic acid
殺虫剤、防虫剤
Carcinogenic
Toxic for
(DMAC)
57
(article 57 a)
塗料、インキ、接着剤
起爆剤
(2)
(article 57 c)
N,N-ジメチルアセトアミド(DMAC)
56
Carcinogenic
可塑剤、染料、顔料、
Toxic for
ピクリン酸鉛
55
reproduction
90-04-0
201-963-1
(o-Anisidine)
Carcinogenic
(article 57 a)
Carcinogenic
(article 57 a)
繊維製造の溶剤、洗
浄剤、剥離剤
積層プリント配線基板
製造での気泡除去、
試薬
染料
(1)
殺虫剤,防虫剤
(2)
Carcinogenic
ヒ酸鉛
and toxic for
59
Trilead diarsenate
3687-31-8
222-979-5
reproduction
(articles 57 a
and 57 c)
60
61
1,2-ジクロロエタン(エチレンクロリド)
1,2-dichloroethane
4-tert-オクチルフェノール
107-06-2
203-458-1
140-66-9
205-426-2
サンケン電気株式会社
Carcinogenic
(article 57 a)
Equivalent
溶剤、中間体
油溶性フェノール樹脂原
13/33
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
EC No.
提案理由
level of
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
料、ゴム用配合剤
Concern
having
4-(1,1,3,3-Tetramethylbutyl)
probable
phenol; 4-tert-octyl phenol
serious effects
to the
environment
(article 57 f)
アニリンとホルムアルデヒドの重合物
62
Formaldehyde, oligomeric
25214-70-
reaction products with
4
500-036-1
Carcinogenic
中間物、硬化剤、接
(article 57 a)
着剤、イオン交換樹脂
aniline (technical MDA)
Toxic for
フタル酸ビス(2-メトキシエチル)
63
Bis(2-methoxyethyl)
117-82-8
204-212-6
(article 57 c)
phthalate
二アジ化鉛(II): アジ化鉛(II)
64
Lead diazide, Lead azide
2,4,6-トリニトロレゾルシノール鉛塩
65
Lead styphnate
reproduction
13424-469
15245-440
可塑剤、染料、顔料、
塗料、インク、接着剤
Toxic for
236-542-1
reproduction
起爆剤
(2)
火薬,爆薬
(2)
(article 57 c)
Toxic for
239-290-0
reproduction
(article 57 c)
2,2’-ジクロロ-4,4’メチレンジアニリン
(MOCA)
66
2,2’-dichloro-4,4’-methylened
101-14-4
202-918-9
ianiline
Carcinogenic
(article 57 a)
硬化促進剤、ポリウレタ
ンの硬化剤、高融点ハ
(1)
ードセグメント延長材
(MOCA)
67
フェノールフタレイン
Phenolphthalein
77-09-8
201-004-7
Carcinogenic
指示薬、pH インジケー
(article 57 a)
タ、消えるインキ
ビス(クロム酸)水酸化二亜鉛(II)カリ
ウム
68
Potassium
hydroxyoctaoxodizincatedi-c
11103-869
234-329-8
Carcinogenic
(article 57 a)
塗料
(3)
(4)
hromate
クロム酸八水酸化五亜鉛
69
Pentazinc chromate
octahydroxide
70
71
49663-845
トリス(クロム酸)二クロム(III)
24613-89-
Dichromium tris(chromate)
6
クロム酸ストロンチウム(II)
Strontium chromate
7789-06-2
256-418-0
246-356-2
232-142-6
サンケン電気株式会社
Carcinogenic
(article 57 a)
Carcinogenic
(article 57 a)
Carcinogenic
(article 57 a)
着色剤
金属表面処理
黄色顔料
14/33
(3)
(4)
(3)
(4)
(3)
(4)
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
EC No.
提案理由
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
[4-[4,4’-ビス(ジメチルアミノ)ベンズヒ
ドリデン]シクロヘキサ-2,5,-ジエン-1-イリ
デン]ジメチルアンモニウムクロリド
(C.I.ベーシックバイオレット 3)
(注) この物質はミヒラーズケトン(EC
72
No. 202-027-5)またはミヒラーズ
紙の着色,プリンターや
ベース(EC No. 202-959-2)を
ボールペンのインク,医薬,
0.1%以上含んでいる場合に
乾燥植物の色付け,
SVHC に該当する。
[4-[4,4'-bis(dimethylamino)
548-62-9
208-953-6
Carcinogenic
液体の可視性を上
(Article 57a)
げるマーカー,微生物や
benzhydrylidene]cyclohexa-2,
医療研究での色付
5-dien-1-ylidene]dimethylam
け,細菌染色剤,染料
monium chloride
(C.I. Basic Violet 3)
[with ≥ 0.1% of Michler's
ketone (EC No. 202-027-5) or
Michler's base (EC No.
202-959-2)]
1,3,5-トリス[(2S and 2R)-2,3-エポ
キシプロピル ]-1,3,5-トリアジン
-2,4,6-(1H、3H、5H)-トリオン
73
(β-TGIC)
59653-74-
1,3,5-tris[(2S and
6
423-400-0
Mutagenic
(Article 57b)
2R)-2,3-epoxypropyl]-1,3,5-tr
樹脂やコーティングの硬
化
剤
iazine-2,4,6-(1H,3H,5H)-trio
ne (β-TGIC)
1,2-ビス-(2-メトキシエトキシ)エタン
74
(TEGDME; トリグリム)
1,2-bis(2-methoxyethoxy)eth
Toxic for
112-49-2
203-977-3
reproduction
(Article 57 c)
ane (TEGDME; triglyme)
溶剤,加工助剤,冷媒,
吸収剤,酸性ガス洗浄
剤,ブレーキ液
4,4’-ビス(ジメチルアミノ)-4’’-(メチルアミ
ノ)トリチルアルコール
(注) この物質はミヒラーズケトン(EC
No. 202-027-5)、またはヒラーズ
ベース(EC No. 202-959-2)を
0.1%以上含んでいる場合に
75
SVHC に該当する。
561-41-1
209-218-2
4,4'-bis(dimethylamino)-4''-(
Carcinogenic
筆記用インク,その他イン
(Article 57a)
ク,染料
methylamino)trityl alcohol
[with ≥ 0.1% of Michler's
ketone (EC No. 202-027-5) or
Michler's base (EC No.
202-959-2)]
サンケン電気株式会社
15/33
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
EC No.
鉛(II)=ジメタンスルホナート
76
Lead(II)
bis(methanesulfonate)
17570-762
401-750-5
提案理由
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
電子部品のめっき
reproduction
(電解,無電解)
(Article 57 c)
溶剤,加工助剤,冷媒,
チルエーテル (EGDME)
1,2-dimethoxyethane;
その
Toxic for
1,2-ジメトキシエタン; エチレングリコールジメ
77
(主な用途、取り扱
110-71-4
203-794-9
ethylene glycol dimethyl
Toxic for
吸収剤,酸性ガス洗浄
reproduction
剤,リチウム電池の電解
(Article 57 c)
溶剤
Toxic for
ガラス,セラミックス,難燃剤,
reproduction
触媒,接着剤,インク/塗
(Article 57 c)
料,殺菌剤や殺虫剤
ether (EGDME)
三酸化二ホウ素; 酸化ホウ素
78
Diboron trioxide
1303-86-2
215-125-8
α、α-ビス[4-(ジメチルアミノ)フェニ
ル]-4(フェニルアミノ)ナフタレン-1-メタノール
(C.I.ソルベントブルー 4)
(注) この物質はミヒラーズケトン(EC
No. 202-027-5)またはミヒラーズ
ベース(EC No. 202-959-2)を
0.1%以上含んでいる場合に
79
SVHC に該当する。
α,α-Bis[4-(dimethylamino)ph
6786-83-0
229-851-8
Carcinogenic
(Article 57a)
enyl]-4
印刷及び筆記用インク,
紙の着色,フロンとガラス
洗浄剤
(phenylamino)naphthalene-1
-methanol
(C.I. Solvent Blue 4) [with ≥
0.1% of Michler's ketone (EC
No. 202-027-5) or Michler's
base (EC No. 202-959-2)]
1,3,5-トリス(オキシラン-2-イルメチ
樹脂やコーティングの硬
ル)-1,3,5-トリアジナン-2,4,6-トリオン
化剤
(TGIC)
粉体塗料(ポリエステル系
の硬化剤)
80
1,3,5-Tris(oxiran-2-ylmethyl)
2451-62-9
219-514-3
Mutagenic
ソルダーレジストインク
(Article 57b)
半導体封止樹脂
-1,3,5-triazinane-2,4,6-trione
(耐熱性、剛性、硬度、
(TGIC)
反応性向上)難燃プラ
スチックの安定剤
81
4,4’-ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノ
ン
(ミヒラーズケトン)
90-94-8
202-027-5
サンケン電気株式会社
Carcinogenic
染料·颜料·ドライフィルム
(Article 57a)
製品の添加剤
16/33
(1)
(3)
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
EC No.
提案理由
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
4,4'-bis(dimethylamino)benzo
phenone (Michler’s ketone)
N,N,N’,N’-テトラメチル-4,4’-メチ
レンジアニリン (ミヒラーズベース)
82
N,N,N',N'-tetramethyl-4,4'-m
101-61-1
202-959-2
ethylenedianiline (Michler’s
Carcinogenic
(Article 57a)
染料原料,有機合成
中間体,研究開発用
途
base)
[ 4-[[4-アニリノ-1-1 ナフチル][4-(ジメチル
アミノ)フェニル]メチレン]シクロヘキサ-2,5-ジエン
-1-イリデン ジメチルアンモニウムクロリド
(C.I.ベーシックブルー 26)
(注) この物質はミヒラーズケトン(EC
No. 202-027-5)、またはヒラーズ
ベース(EC No. 202-959-2)を
インク・クリーナー・コーティング
0.1%以上含んでいる場合に
の製造,紙・包装・織
SVHC に該当する。
83
[4-[[4-anilino-1-naphthyl][4-(
2580-56-5
219-943-6
dimethylamino)phenyl]meth
Carcinogenic
(Article 57a)
ylene]cyclohexa-2,5-dien-1-yl
物・プラスティック製品・
その他成形品の染
料,
診断や分析用途
idene] dimethylammonium
chloride
(C.I. Basic Blue 26) [with ≥
0.1% of Michler's ketone (EC
No. 202-027-5) or Michler's
base (EC No. 202-959-2)]
Toxic for
ホルムアミド
84
Formamide
75-12-7
200-842-0
reproduction
(Article 57 c)
ピグメントエロー 41; C.I.ピグメントイエロ
85
ー 41
Pyrochlore, antimony lead
232-382-1
8012-00-8
204-419-1
120-71-8
218-165-4
2058-94-8
(p-cresidine)
ペルフルオロウンデカン酸
87
Henicosafluoroundecanoic
reproduction
顔料
(Article 57 c)
6-メトキシ-m-トルイジン
6-methoxy-m-toluidine
成薬品
Toxic for
yellow
86
中間体,溶剤,有機合
acid
サンケン電気株式会社
Carcinogenic
(Article 57a)
vPvB
(Article 57 e)
原料、中間体
界面活性剤
17/33
(1)(2)
(4)
(4)
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
CAS No.
EC No.
247-094-1
25550-51-0
,
,
243-072-0
19438-60-9
,
,
256-356-4
48122-14-1
,
,
260-566-1
57110-29-9
物質名
提案理由
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
メチルヘキサヒドロ無水フタル酸 [1]、4-メチ
ルシクロヘキサン-1,2-ジカルボン酸無水
物; 4-メチルヘキサヒドロ無水フタル酸
[2]、1-メチルヘキサヒドロ無水フタル酸
[3]、3-メチルヘキサヒドロ無水フタル酸
[4]
Hexahydromethylphthalic
anhydride [1],
Hexahydro-4-methylphthalic
88
anhydride [2],
Hexahydro-1-methylphthalic
anhydride [3],
Hexahydro-3-methylphthalic
anhydride [4] [The individual
Equivalent
level of
concern having
probable
serious
エポキシ硬化剤
effects to
human health
(Article 57 f)
isomers [2], [3] and [4]
(including their cis- and
trans- stereo isomeric forms)
and all possible combinations
of the isomers [1] are covered
by this entry]
ヘキサヒドロフタル酸無水物; 1,2-シクロヘ
キサンジカルボン酸無水物 [1]、シス
-1,2-シクロヘキサンジカルボン酸無水物;
ヘキサヒドロフタル酸無水物 [2]、ヘキサヒ
ドロフタル酸無水物; トランス 1,2-シクロ
Equivalent
ヘキサンジカルボン酸無水物 [3]
89
Cyclohexane-1,2-dicarboxylic
201-604-9
anhydride [1],
,
cis-cyclohexane-1,2-dicarbox
236-086-3
ylic anhydride [2],
,
trans-cyclohexane-1,2-dicarb
238-009-9
level of
85-42-7,
concern having
13149-00-3
probable
,
serious
14166-21-3
effects to
エポキシ硬化剤
human health
oxylic anhydride [3] [The
(Article 57 f)
individual cis- [2] and trans[3] isomer substances and all
possible combinations of the
cis- and trans-isomers [1] are
covered by this entry]
Toxic for
ジブチルスズジクロライド; DBTC
90
Dibutyltin dichloride (DBTC)
211-670-0
683-18-1
(Article 57 c)
Lead bis(tetrafluoroborate)
ゴム添加剤,PCV
可塑剤
(4)
Toxic for
ホウフッ化鉛; 四フッ化ホウ酸鉛(II)
91
reproduction
237-486-0
13814-96-5
reproduction
メッキ用電解質
(Article 57 c)
サンケン電気株式会社
18/33
(1)(2)
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
EC No.
Lead dinitrate
233-245-9
10099-74-8
Silicic acid, lead salt
ゼン; 4-フェニルアゾアニリン
234-363-3
11120-22-2
200-453-6
60-09-3
ジルコン酸チタン酸鉛; 三酸化ジルコニ
95
Lead titanium zirconium
235-727-4
12626-81-2
97
o-トルイジン
o-Toluidine
―1,3―オキサゾリジン
3-ethyl-2-methyl-2-(3-methyl
reproduction
Carcinogenic
(Article 57a)
reproduction
Toxic for
215-267-0
1317-36-8
reproduction
(Article 57 c)
202-429-0
95-53-4
3―エチル―2―イソペンチル―2―メチル
98
reproduction
合成原料
(1)(2)
ガラス原料
(1)(2)
原料、中間体
(4)
電子セラミック原料
(1)(2)
(Article 57 c)
一酸化鉛; 酸化鉛(II)
Lead monoxide (lead oxide)
制限
Toxic for
oxide
96
ど)
(Article 57 c)
4-Aminoazobenzene
ウムチタン鉛
他の
Toxic for
p-アミノアゾベンゼン; 4-アミノアゾベン
94
い(日本、EU)な
(Article 57 c)
ケイ酸と鉛の塩
93
その
Toxic for
硝酸鉛; 硝酸鉛(II)
92
提案理由
(主な用途、取り扱
421-150-7
143860-042
butyl)-1,3-oxazolidine
Carcinogenic
(Article 57a)
ガラス原料、安定剤原
料
(1)(2)
原料、中間体
(4)
不明
(4)
ランプ蛍光剤
(1)(2)
Toxic for
reproduction
(Article 57 c)
ケイ酸とバリウムの塩(1:1)(鉛ドー
プ)
Silicic acid (H2Si2O5),
barium salt (1:1), lead-doped
[with lead (Pb) content above
the applicable generic
Toxic for
concentration limit
99
for ’toxicity for reproduction’
272-271-5
68784-75-8
reproduction
(Article 57 c)
Repr. 1A (CLP) or category 1
(DSD); the substance is a
member of the group entry of
lead compounds, with index
number 082-001-00-6 in
Regulation (EC) No
1272/2008]
Toxic for
炭酸鉛; 水酸化炭酸鉛(II)
100
Trilead
215-290-6
1319-46-6
フラン
Furan
電子セラミック原料
(Article 57 c)
bis(carbonate)dihydroxide
101
reproduction
203-727-3
110-00-9
サンケン電気株式会社
Carcinogenic
(Article 57a)
不明
19/33
(1)(2)
(4)
(4)
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
CAS No.
物質名
EC No.
ジメチルホルムアミド; N,N-ジメチルホルムア
102
ミド
200-679-5
68-12-2
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
reproduction
合成溶剤
(4)
(Article 57 c)
エトキシ化された 4-(1,1,3,3-テトラメチ
Equivalent
ルブチル)フェノール [明確に定義さ
level of
れた物質、UVCB 物質は、ポリマー
concern having
及び同族体を含む]
4-(1,1,3,3-tetramethylbutyl)p
その
Toxic for
N,N-dimethylformamide
103
提案理由
(主な用途、取り扱
-
-
henol, ethoxylated [covering
probable
serious
界面活性剤
effects to the
well-defined substances and
environment
UVCB substances, polymers
(Article 57 f)
and homologues]
4-ノニルフェノール [フェノールの 4 の位置
に 直鎖又は分岐の炭素数が 9
のアルキル基が共有結合した物質。
UVCB と明確に定義された
104
個々の異性体とその混合物を
Equivalent
含む。]
level of
4-Nonylphenol, branched and
concern having
linear [substances with a
linear and/or branched alkyl
-
-
probable
界面活性剤、インク、塗
serious
料
chain with a carbon number
effects to the
of 9 covalently bound in
environment
position 4 to phenol, covering
(Article 57 f)
also UVCB- and well-defined
substances which include
any of the individual isomers
or a combination thereof]
4,4’-メチレンビス(o-トルイジン)、
105
4,4’-メチレンビス(2-メチルアニリン)
212-658-8
838-88-0
4,4'-methylenedi-o-toluidine
Diethyl sulphate
(Article 57a)
原料,溶剤中間体
(4)
原料,溶剤中間体
(4)
原料、溶剤中間体
(4)
電池電極用
(1)(2)
電子セラミック原料
(1)(2)
Carcinogenic
硫酸ジエチル
106
Carcinogenic
200-589-6
64-67-5
(Article 7a);
Mutagenic
(Article 57b)
107
硫酸ジメチル
Dimethyl sulphate
201-058-1
77-78-1
Lead oxide sulfate
234-853-7
12036-76-9
Lead titanium trioxide
reproduction
(Article 57 c)
Toxic for
チタン酸鉛
109
(Article 57a)
Toxic for
塩基性硫酸鉛
108
Carcinogenic
235-038-9
12060-00-3
reproduction
(Article 57 c)
サンケン電気株式会社
20/33
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
CAS No.
物質名
EC No.
Toxic for
塩基性酢酸鉛
110
Acetic acid, lead salt, basic
257-175-3
51404-69-4
111
112
113
reproduction
(Article 57 c)
[1,2-ベンゼンジカルボキシラトト(2-)]ジ
オキソ三鉛; ジオキソ(フタラト)三鉛
提案理由
273-688-5
69011-06-9
reproduction
[Phthalato(2-)]dioxotrilead
デカブロモジフェニルエーテル
PBT
(decabromodiphenyl ether;
214-604-9
1163-19-5
(Article57d);
vPvB
DecaBDE)
(Article 57 e)
N-メチルアセトアミド
Toxic for
N-methylacetamide
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
合成中間体,防錆顔
料
(1)(2)
Toxic for
(Article 57 c)
Bis(pentabromophenyl) ether
(主な用途、取り扱
201-182-6
79-16-3
reproduction
PVC 安定剤
(1)(2)
難燃剤
(1)(2)
溶剤
(4)
ポリマー原料
(4)
インク、塗料用溶剤
(4)
(Article 57 c)
ジノセブ; 2-sec-ブチル-4,6-ジニトロフ
Toxic for
ェノール
114
Dinoseb
201-861-7
88-85-7
reproduction
(Article 57 c)
(6-sec-butyl-2,4-dinitropheno
l)
エチレングリコールジエチルエーテル; 1,2-ジエ
115
トキシエタン
Toxic for
211-076-1
629-14-1
(Article 57 c)
1,2-Diethoxyethane
塩基性硫酸鉛; 三塩基性硫酸
116
鉛; 三塩基性硫酸鉛
(Pb4O3(SO4))
Toxic for
235-380-9
12202-17-4
フタル酸 N-ペンチル-イソペンチル; N-ペン
117
776297-69-
-
9
N-pentyl-isopentylphthalate
Dioxobis(stearato)trilead
235-702-8
12578-12-0
Tetraethyllead
Pentalead tetraoxide
201-075-4
78-00-2
235-067-7
12065-90-6
ペルフルオロドデカン酸
Tricosafluorododecanoic acid
可塑剤
(Article 57 c)
reproduction
reproduction
reproduction
(Article 57 c)
276-745-2
72629-94-8
206-203-2
307-55-1
acid
122
reproduction
Toxic for
ペルフルオロトリデカン酸
Pentacosafluorotridecanoic
Toxic for
PVC 安定剤
(1)(2)
ガソリン添加剤
(1)(2)
(Article 57 c)
sulphate
121
(1)(2)
Toxic for
塩基性硫酸鉛
120
定剤
(Article 57 c)
四エチル鉛
119
電池電極材,PVC 安
Toxic for
ジオキソビス(ステアリン酸)三鉛
118
reproduction
(Article 57 c)
Tetralead trioxide sulphate
チル-イソペンチルフタレート
reproduction
サンケン電気株式会社
vPvB
(Article 57 e)
vPvB
(Article 57 e)
電池電極材,PVC 安
定剤
界面活性剤
界面活性剤
21/33
(1)(2)
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
EC No.
206-803-4
376-06-7
ペルフルオロテトラデカン酸
123
Heptacosafluorotetradecanoi
c acid
1-ブロモプロパン; 臭化 n-プロピル
124
125
1-bromopropane (n-propyl
203-445-0
106-94-5
メトキシ酢酸
Toxic for
Methoxyacetic acid
210-894-6
625-45-6
4-methyl-m-phenylenediami
Methyloxirane (Propylene
202-453-1
95-80-7
2-アミノ-5-アゾトルエン; o-アミノアゾトルエン
o-aminoazotoluene
他の
ど)
制限
界面活性剤
reproduction
洗浄溶媒
(4)
合成の中間体
(4)
Carcinogenic
(Article 57a)
原料、溶剤
(4)
原料、溶剤
(4)
PVC 安定剤
(1)(2)
原料、中間体
(4)
可塑剤
(4)
原料、中間体
(4)
塗料顔料
(1)(2)
原料、中間体
(4)
可塑剤
(4)
PVC 安定剤
(1)(2)
Carcinogenic
200-879-2
75-56-9
(Article57a);
Mutagenic
(Article 57b)
Toxic for
二塩基性リン酸鉛
Trilead dioxide phosphonate
い(日本、EU)な
(Article 57 c)
oxide)
129
reproduction
(Article 57 c)
酸化プロピレン
128
(Article 57 e)
bromide)
ne (toluene-2,4-diamine)
127
vPvB
その
Toxic for
2,4-ジアミノトルエン
126
提案理由
(主な用途、取り扱
235-252-2
12141-20-7
reproduction
(Article 57 c)
202-591-2
97-56-3
Carcinogenic
(Article 57a)
フタル酸 n-ペンチル-イソペンチル; 1,2-ベ
ンゼンジカルボン酸、ジペンチルエステル、
130
分岐および直鎖
1,2-Benzenedicarboxylic acid,
Toxic for
284-032-2
84777-06-0
reproduction
(Article 57 c)
dipentylester, branched and
linear
4,4’-ジアミノジフェニルエーテル; 4,4’131
オキシジアニリン及びその塩
Carcinogenic
202-977-0
101-80-4
4,4'-oxydianiline and its salts
133
134
Orange lead (lead tetroxide)
4-アミノビフェニル; ビフェニル-4-イルアミン
Toxic for
215-235-6
1314-41-6
reproduction
(Article 57 c)
202-177-1
92-67-1
Carcinogenic
Biphenyl-4-ylamine
(Article 57a)
フタル酸ジイソペンチル; DIPP
Toxic for
Diisopentylphthalate
210-088-4
605-50-5
Fatty acids, C16-18, lead
reproduction
(Article 57 c)
脂肪酸鉛塩(炭素数 C16-18)
135
Mutagenic
(Article 57b)
四三酸化鉛
132
(Article57a);
Toxic for
292-966-7
91031-62-8
reproduction
(Article 57 c)
salts
サンケン電気株式会社
22/33
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
提案理由
EC No.
アゾジカルボキサミド、 ジアゼン-1,2-
Equivalent
ビスカルボアミド
level of
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
concern having
136
Diazene-1,2-dicarboxamide
204-650-8
123-77-3
probable
serious effects
発泡剤
to
(C,C'-azodi(formamide))
human health
(Article 57 f)
塩基性亜硫酸鉛
137
Sulfurous acid, lead salt,
dibasic
Toxic for
263-467-1
62229-08-7
(Article 57 c)
Toxic for
シアナミド鉛
138
Lead cyanamidate
reproduction
244-073-9
20837-86-9
reproduction
塗料顔料
(1)(2)
(Article 57 c)
Carcinogenic
カドミウム
(Article 57a);
Equivalent
level of concern
7440-43-9
139
231-152-8
Cadmium
having
probable
顔料、メッキ、電池
serious effects
to human
health (Article
57 f)
ペンタデカフルオロオクタン
酸アンモニウム、ペルフルオロ
Toxic for
オクタン酸アンモニウム、パー
140
フルオロオクタン酸アンモニ
ウム(APFO)
reproduction
3825-26-1
223-320-4
(Article 57 c);
界面活性剤
PBT (Article 57
Ammonium
d)
pentadecafluorooctanoate
(APFO)
サンケン電気株式会社
23/33
(1)(2)
(4)
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
CAS No.
物質名
提案理由
EC No.
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
4-ノニルフェノール、分岐およ
び直鎖のエトキシレート[フェ
ノールの 4 の位置で炭素数 9
の直鎖および/または分岐した
アルキル鎖が共有結合してい
る物質、UVCB 物質および
well-defined 物質(組成等が分
かっている物質)、ポリマーお
よび同族体の個々の異性体や
Equivalent
その組合せのどれでもを含ん
level of concern
でエトキシ化されたものを含
having
む]
141
4-Nonylphenol, branched and
-
-
linear, ethoxylated
probable
serious effects
to the
[substances with a linear
environment
and/or branched alkyl chain
(Article 57 f)
with a carbon number of 9
covalently bound in position
4 to phenol, ethoxylated
covering UVCB- and
well-defined substances,
polymers and homologues,
which include any of the
individual isomers and/or
combinations thereof]
ペンタデカフルオロオクタン
Toxic for
酸、ペルフルオロオクタン酸、
reproduction
パーフルオロオクタン酸
142
(PFOA)
335-67-1
206-397-9
(Article 57 c);
界面活性剤
PBT (Article 57
Pentadecafluorooctanoic acid
d)
(PFOA)
フタル酸ジペンチル、フタル酸
ジアミル(DPP)
143
Toxic for
131-18-0
205-017-9
酸化カドミウム
可塑剤
(4)
(Article 57 c);
Dipentyl phthalate (DPP)
144
reproduction
1306-19-0
215-146-2
サンケン電気株式会社
Carcinogenic
(Article 57a);
顔料、メッキ
24/33
(1)(2)
(4)
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
物質名
CAS No.
提案理由
EC No.
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
Equivalent
level of concern
having
probable
Cadmium oxide
serious effects
to human
health (Article
57 f)
硫化カドミウム
Carcinogenic
(Article 57a);
Equivalent
level of concern
1306-23-6
145
215-147-8
Cadmium sulphide
having
(2)(4)
probable
serious
to
effects
human
health (Article
57 f)
4-アミノ-3-[[4'-[(2,4-ジアミノ
フェニル)アゾ]-[1,1'-ビフェニ
ル]-4-イル]アゾ]-5-ヒドロキシ
-6-(フェニルアゾ)ナフタレン
-2,7-ジスルホネート二ナトリ
ウム,クロラゾール ブラック
E
146
(C.I. ダイレクトブラック
38)
1937-37-7
217-710-3
84-75-3
201-559-5
Carcinogenic
(1)(4)
(Article 57a);
Disodium
4-amino-3-[[4'-[(2,4-diaminop
henyl)azo][1,1'-biphenyl]-4-yl
]azo]
-5-hydroxy-6-(phenylazo)nap
hthalene-2,7-disulphonate
(C.I. Direct Black 38)
フタル酸ジヘキシル,ジヘキシ
ルフタラート,フタル酸ジ-n147
ヘキシル
Toxic
(Article 57 c);
Dihexyl phthalate
Toxic
イミダゾリジン-2-チオン,2148
イミダゾリジンチオン,N,N'-
for
reproduction
96-45-7
202-506-9
for
reproduction
(Article 57 c);
エチレンチオ尿素;2-イミダゾ
サンケン電気株式会社
25/33
SKGP-0001
REACH規則 高懸念物質(制限物質)
№
CAS No.
物質名
提案理由
EC No.
(主な用途、取り扱
その
い(日本、EU)な
他の
ど)
制限
リン-2-チオール
Imidazolidine-2-thione;
(2-imidazoline-2-thiol)
リン酸トリキシレニル,トリ
(ジメチルフェニル)ホスフェー
149
ト,リン酸トリス(ジメチルフ
25155-231
ェニル)
Toxic
246-677-8
for
reproduction
(Article 57 c);
Trixylyl phosphate
3,3'-[[1,1'-ビフェニル]-4,4'-ジ
イルビス(アゾ)]ビス(4-アミノ
ナフタレン-1-スルホネート)二
ナトリウム,コンゴー レッド
150
(C.I. ダイレクトレッド 28)
Disodium
573-58-0
209-358-4
Carcinogenic
(1)(4)
(Article 57a);
3,3'-[[1,1'-biphenyl]-4,4'-diylb
is(azo)]bis(4-aminonaphthale
ne-1-sulphonate) (C.I. Direct
Red 28)
酢酸鉛(Ⅱ)
151
Toxic
301-04-2
Lead di(acetate)
206-104-4
for
reproduction
(2)(4)
(Article 57 c);
表 5-5 に記載するREACH
(1000ppm)未満とする。
SVHC(高懸念物質)における閾値は、アーティクル質量の0.1%
表 5-6
補足説明
項目
コメント
製品を構成する均質材料ごとの禁止物質の許容濃度。均質材料は、機械的にこれ以上異な
均質材料ごとの る材料に分けることができない材料。塗装、印刷、メッキなどで形成される皮膜は、均質材料
である。これらが複層に形成されていれば、それぞれの単層皮膜が均質材料である。
許容濃度
「金属及びその化合物」の場合、金属に換算した濃度を用いる(6 章でも同じ)。
意図的使用
管理値
規制値
特性改善、品質向上などを目的に化学物質を故意に添加すること。
意図的使用や混入・汚染がなければ超過することはないと考えられる禁止物質の含有濃
度であり、サンケングループ及びお取引先様で監視するための許容濃度である。
管理値超過は、規制値超過の危険を知らせるシグナルである。万一、管理値超過が発生した場
合は、再分析を行い、状況に応じて応急処置並びに是正・予防処置を実施し、速やかに管理
値超過を解消する。
法規制値と同じで、これを超過することは認められない。
サンケン電気株式会社
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SKGP-0001
サンケングループは、RoHS 指令及び ELV 指令の適用除外を認める。ただし 2007 年 7 月時点で、
RoHS 指令におけるデカ BDE(PBDE の一種)の適用除外だけは、顧客要求等を踏まえ、こ
れを認めない。
なお、サンケン製品に関係の薄い RoHS/ELV 適用除外は、表 5-1 への掲載を省略している。
サンケングループは、サンケン製品(サンケン製品用の包装材を除く)に使用する
「再生樹脂、並びに被覆電線(マグネットワイヤーを除く)」の
2 原材料を、ソニー殿のグリーンパートナー認定
2 原材料の購入
指定原材料取引先が製造したものから選定する。また、従来の「プラスチック、塗料、インク、マグネット
先制限(4 原材料
ワイヤー」の 4 原材料については、ソニー殿の推奨原材料取引先が製造したものをなるべく選定
の使用推奨)
する。サンケングループがそのサンケン製品をソニーグループ殿に販売しないことを容認する場合は、こ
の制限を適用しなくてもよい。
サンケングループは、産業分野向け製品など RoHS 指令及び ELV 指令が適用されない製品にお
この基準を
いても、可能なところからこれらの法規制を適用して行く。ただし現状では、これらの製
適用しない購入
品向けに、この基準の規制を適用しないで製品を購入することがある。
有害化学物質の サンケングループ及びお取引先様は、技術の進歩に応じて、有害化学物質の削減・廃止に努力す
削減努力
る。
この基準で取り上げた禁止物質以外にも、化学物質審査規制法、労働安全衛生法などによ
法令の順守
って定められた禁止物質が数多くある。サンケングループ及びお取引先様は、これら化学物質に
関する各種の法令を順守する。
RoHS/ELV 指令
の適用除外
6.製品含有管理物質
サンケングループは、表 3-1 の製品に関して、サンケングループ及びお取引先様において含有量を把
握する必要のある化学物質を製品含有管理物質(以下、管理物質)と呼び、表 6-1 の化学物質を指定す
る。
管理物質には表 4-1 の禁止物質が含まれる。表 6-1 の№58 以降の管理物質は、削減が望まれる有害化
学物質ではあるが、使用禁止ではない。これらの化学物質は、業界ガイドライン JIG において指定され
た化学物質をベースに、顧客要求に基づく管理物質を追加している。具体的な化学物質例については JIG
を参照。
なお、管理物質の把握は特に重要であるが、これに留まらず、製品を構成するすべての化学物質の把
握が求められる時代である。
表 6-1 管理物質
№
1
~
58
大分類
表 4-1 に記載した
58 種類の禁止物質
59
60
61
62
管理物質
◇物質名は表 4-1 を参照。
◇禁止用途での非含有の確認だけでなく、容認された用途での含有量把握
を含む。
ヒ素(As)及びその化合物
金属及び金属化合物
ベリリウム(Be)及びその化合物(酸化ベリリウム以外)
ビスマス(Bi)及びその化合物
セレン(Se)及びその化合物
サンケン電気株式会社
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ニッケル(Ni)及びその化合物
(人体に持続的に接触する用途での使用に限り、ステンレスなどの合金成分としてのニッケ
63
ルを除く)
64
65
臭素系難燃剤(PBB 類と PBDE 類以外)
有機ハロゲン化合物
有機塩素化合物(禁止物質に取り上げられたもの以外)
66
塩素酸塩類
過塩素酸塩およびその化合物
67
アンチモン及びアンチモン化合物
アンチモン及びアンチモン化合物
D 及び D/P の物質
68
GADSL
D:Declarable(申告物質)
D/P: Declarable /Prohibited(基本的に禁止、使用している場合申告する物質)
閾値: 製品を構成する均質材料ごとに、1000ppm 以上(カドミウムだけは 100ppm 以上)含有する管理
物質について含有量を把握する。ただし、意図的に使用した管理物質については、この閾値未満であっても含
有量を把握する。
7.製品含有化学物質管理体制
サンケングループ及びお取引様は、製品含有化学物質の管理体制を各社の実態に合わせて構築し、運
用する。この管理体制には表 7-1 及び表 7-2 に示す管理項目を含め、禁止物質の非含有を保証するため
の活動に特に留意する。以下では、製品含有化学物質管理を「含有物質管理」と略記する。
表 7-1 全般的事項
№
管理項目
管理の要点
1
方針
含有物質管理に関する経営責任者の基本方針を盛り込んだ文書を策定し、関係者に周
知する。
2
法的、顧客及び
その他の要求事項
含有物質管理に関する法規制、顧客の要求事項、及びその他の要求事項を明確にし、関
係者に周知する。
3
自社の要求事項
前項の要求事項を踏まえ、含有物質管理に関する自社の要求事項を明確にし、関係者
に周知する。
4
改善計画
含有物質管理に関する改善計画を策定し、実施し、進捗を管理する。
5
組織体制と役割
含有物質管理に関する組織体制を構築し、役割及び責任権限を明確にする。
6
教育訓練
含有物質管理に関する教育訓練を計画し、実施する。
7
文書・記録
含有物質管理を規定した文書を適宜に作成し、維持し、活用する。
含有物質管理に関わる活動の記録を適宜に作成し、保管する。
8
コミュニケーション
含有物質管理に関する社内外との情報授受及び情報共有の体制を構築し、活用する。
9
内部監査
含有物質管理の体制及び運用状況について、内部監査を実施する。
10
マネジメント
レビュー
含有物質管理の体制及び運用状況について、内部監査の結果を受けて、経営責任者に
よるマネジメントレビューを実施する。
表 7-2
№
管理項目
1
製品の開発
2
部材購入先の選定
製品の開発~出荷に関わる事項
マネジメントの要点
自社及び特定顧客の要求事項に適合した製品を設計し、これを検証する。
部材購入先の含有物質管理体制を調査し、これに基づいて部材購入先を選定する。
必要に応じて、部材購入先に含有物質管理体制の改善を要請する。
サンケン電気株式会社
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製造委託先の含有物質管理体制を調査し、これに基づいて製造委託先を選定する。
3
製造委託先の管理
必要に応じて、製造委託先に含有物質管理体制の改善を要請する。
製造委託先は原則としてソニー殿のグリーンパートナー認定メーカとする。
購入部材の含有物質情報を定期的に入手し、自社及び特定顧客の要求事項への適合を確
4
含有物質情報の
入手と確認
認する。
成分分析については、顧客及び業界が容認した分析方法(試料の前処理法を含む)を採用す
る。
前項の確認を済ませた部材であることを確認して購入部材を受入れる。
成分検査結果が納入部材に添付されている場合、これが自社及び特定顧客の要求事項に
5
部材受入時の確認
適合していることを確認する。
禁止物質の含有が懸念される部材(以下、懸念部材)については、状況に応じた頻度と方法
で、懸念部材の受入検査を行う(蛍光 X 線分析など)。
禁止物質を含有する部材を製造工程で使用しているか/いないかを確認する。
規制対象外製品や適用除外用途において禁止物質含有部材を使用している場合、これに
よる規制対象製品への誤使用、混入、汚染を確実に防止する(識別、隔離、清掃、工程内検査
6
工程管理
など)。
製造工程での化学反応や揮発などにより含有物質の物質変化や含有濃度変化が起こる場
合、これによる完成品への影響を把握し、管理する。
製品への含有を意図していない部材(製品搬送部材、機械油、設備クリーニング剤
など)が原因となって、製品が禁止物質によって汚染されないように管理する。
含有物質管理に関して確実な運用管理が行われたことを把握した上で製品が出荷される
7
製品出荷時の確認
仕組みを構築し、運用する。
懸念部材を有する製品については、状況に応じた頻度と方法で、懸念部材の箇所について
出荷検査を行う(蛍光 X 線分析など)。
設計、製造工程、部材などの変更に対応する変更管理の仕組みを構築し、運用する。
8
変更管理
部材中の含有物質変動が起こる可能性のある変更では、該当部材の含有物質情報を新た
に入手し、確認する。
9
不適合への対応
10 トレーサビリティ
含有物質管理に関する不適合を含め、不適合管理の仕組みを構築し、運用する。
出荷製品から製造履歴及び使用部材を追跡できる仕組みを構築し、運用する。
8.環境負荷物質調査報告の提出
8-1.提出対象
「表 3-1 本基準が適用される注文品」の部品・材料等で以下の事象に該当する場合
8-2の書類を準備し提出願います。
①新規購入品
②原材料の変更
③製造プロセスの変更
④製造場所の変更(製造事業所の変更)
⑤その他、弊社製品環境責任者が確認が必要と判断した場合
サンケン電気株式会社
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8-2.提出書類
ご提出いただく報告書は、下記の 3 点となります。
①製品含有環境負荷物質適合保証書
本文書は、サンケンの指定する環境負荷物質の管理が基準に適合していることを保証する
ものです。環境負荷物質を意図的に使用する場合、物質名や含有量などの情報を製品成分
表に明記して下さい。なお製品含有環境負荷物質適合保証書へは、サンケン納入品名、サ
ンケン品番を御記入下さい。
②精密分析結果報告書
「表-5-1:RoHS 指令の禁止6物質」に規定される Cd、Pb、Hg、Cr6+、特定臭素
類(PBBs、PBDEs)については、製品含有禁止物質含有率量測定結果表と分析機関での分析結果
報告書(分析データ)を添付してください。
文言は英文を基本とします。
和文での提出も有効ですが、顧客要請により英文の再提出の要請を行う場合が有ります。
<分析結果報告書注意事項>
a)分析前処理及び測定法は IEC62321 に準拠し実施願います。
b)分析に於ける処理フロー図を必ず添付願います。
c)分析したサンプルの写真を必ず添付願います。
d)分析データの有効期限は測定日より1年間です。測定日より 1 年以内の分析データを
提出下さい。
<分析機関注意事項>
a)分析機関は SGS,INTERTEC 等の国際的な分析機関か、ISO/IEC17025 の認証を取得して
いる機関をご使用願います。
b)SGS TAIWAN の分析データの場合、1 ページ目左上のマークに「?」が有る場合、データとして
受付られません。ご注意願います。
③製品構成表
その製品を構成する部位及びその成分を記載した表又はMSDS(製品安全データシート)
8-3.調査報告書の作成
原材料製品(単一材料)から複合製品(組立品)まで幅広い部品材料が対象となりますので、
提出する調査報告書の書式等は、弊社 購買担当者より配付いたします。
弊社担当より依頼があった場合は、調査報告書を速やかに提出して下さい。
8-4.報告書の提出方法
当社は、ISO14001 活動の中で、自然環境への環境負荷低減を推進しています。
環境負荷物質調査報告資料類は、Eメール等で提出をお願い致します。
(FAXでの送付は、ご遠慮願います)
9.機密の遵守
前記調査を通じて知り得たお取引先様の情報及び提出していただいた資料等は、お取引先様の
機密を遵守するよう取り扱い、調査目的以外には使用致しません。
サンケン電気株式会社
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本手引書の制定履歴
3.改訂-2版
品質管理の手引書に於ける、品質と製品環境への要求事項を分割し、社内に置ける
事業形態による格差を是正し統一化を図り、製品環境品質に関する管理手順として
「グリーン調達の手引」として制定する。
改訂の経緯
サンケン電気株式会社
半導体事業部門
取引先における品質管理の手引
PM事業部門
環境品質保証部品共通購入仕様書
RoHS対応を追加
CXA40000-505
半導体事業部門
不整合
取引先における品質管理の手引書
品質・環境を区分
分割
製品品質
サンケン電気株式会社
「取引先における品質管理の手引書」
(SQCM-003)
社内基準の統一化
(半導体・PM基準統合
サンケン電気株式会社
「グリーン調達の手引」
(SKGP-0001)
※ お取引先様への周知事項
①旧来のPM事業部門より配付いたしました「環境品質保証部品共通購入仕様書
(CXA40000-505)」は、今版の「グリーン調達の手引」に変更となりますが、PM事
業部門の部品納入仕様書に記載されている前記文書内容と大きな差異の無い事より納
入仕様書の改定は行わない事と致します。
②半導体BUにてお取引先様と締結している「合意書」については、含有量規制値に大
きな変更が無い事より引続き有効とさせていただきます。
4.改訂-3版
禁止物質にパーフルオロオクタンサンスルホン酸及びその塩、特定ベンゾルトリアゾール
を追加及び誤記部分訂正
5.改訂-4版
EU-REACH の SVHC 15 物質について規定し追加
6.改訂-5版
「表 4-1:禁止物質一覧」にトリメチルスズ(TMT)類~トリプロピルスズ(TPT)類までを追加,ハロゲン系有機化
合物追加,アルドリン~フッ素化温室ガス(HFC,PFC,SF6)までを追加
「表 5-1:RoHS 指令の禁止 6 物質」の鉛の適用除外項目でマイクロプロセッサのピンとパッケージの接合に
使用されるはんだで 2 種類以上の元素からなり、鉛が 85wt%を越えるものと変更。また水銀で
は長さ 500mm 以下で 1 本当たり水銀 3.5mg 以下のものに変更
サンケン電気株式会社
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「表 5-3:その他の禁止物質」では、トリメチルスズ(TMT)類~トリプロピルスズ(TPT)類までを追加。ヘキサクロ
ロベンゼン~α-,β-,γ-ヘキサクロロシクロヘキサンまでを追加。アルドリン~フッ素化温室ガス(HFC,PFC,SF6)ま
でを追加。
「表 5-5:REACH SVHC」にアントラセンオイル~リン酸トリス(2-クロロエチル)(TCEP)までを追加
7.改訂-6版
「表 5-5 REACH SVHC(高懸念物質)」にアクリルアミド~二クロム酸カリウムまでを追加及び8項の
精密分析に関する記述が重複しているので、8項を削除
8.改訂-7版
「表 4-1:禁止物質一覧」にジブチルスズ(DBT)化合物、ジオクチルスズ(DOT)化合物、リン酸トリス(2,3-ジブロ
モプロピル)(TRIS)、トリ(1-アジリジニル)ホスフィンオキシド(TEPA)、リン酸トリス 2-クロロエチル(TCEP)、ヘキサブロモシクロドデ
カン(HBCDD)、三酸化二ヒ素、五酸化二ヒ素、フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)(DEHP)、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸
ブチルベンジル(BBP)、フタル酸ジイソブチル(DIBP)を追加
「表 5-1RoHS 指令の禁止 6 物質」のカドミウムで適用除外は
◆高信頼性が要求され、代替材のない電気接点→◆電気接点へ変更。
◆フィルターガラス及び反射基準(reflectance standards)に使用されるガラス
◆ホウケイ酸ガラス、ソーダ石灰ガラス等へ使用するエナメル塗布用印刷インク
◆酸化ベリリウムと結合したアルミニウム上に使用される厚膜ペースト
◆個体照明又は表示システムに使用される色変換Ⅱ-Ⅵ族 LED を追加した。
鉛で適用除外は
◆ブラウン管、電子部品、蛍光管において使用されるガラス材(抵抗体、導電体、接着剤、封止材とし
て用いられるガラス材を含む)→◆ブラウン管及び鉛 0.2%以下の蛍光管のガラス へ変更。
◆鉛 0.35wt%以下の鉄、鉛 0.4wt%以下のアルミニウム、
◆電気的接続を伴う用途に使用されるはんだ、
◆電子セラミック部品、
◆コンプライアント・ピン・コネクタシステム、
◆マイクロプロセッサのピンとパッケージの接合に使用されるはんだで、2種類以上の元素
からなり、鉛が 85 wt%を越えるもの、ピッチが 0.65mm 以下で NiFe 又は銅のリードフレー
ムを持つ“コネクタ以外の微細ピッチコンポーネント”の仕上げ処理 は削除し
◆サーバーおよびストレージ・アレイ・システム、スイッチ切替、信号発信、転送ならびに電気通信用ネットワーク管理の
ためのネットワーク・インフラ装置用のはんだ中の鉛
◆ガラスまたはセラミック中、もしくはガラスまたはセラミックマトリックス化合物中に鉛を含む、キャパシタ中の誘電
セラミック以外の電気および電子コンポーメント 例ピエゾエレクトロニックデバイス
◆125VACまたは 250VDCまたはそれ以上の定格電圧のためのキャパシタ中の誘電セラミック中の
鉛
◆125VACまたは 250VDC未満の定格電圧のためのキャパシタ中の誘電セラミック中の鉛(除外終了
日:2011 年 6 月 30 日)
◆Cプレス以外のコンプライアント・ピン・コネクタ・システムに使用される鉛(除外終了日:2011 年 12 月 31 日)
◆光学用途に使用される白色ガラス中の鉛
◆フィルターガラス及び反射基準(reflectance standards)に使用されるガラス中の鉛
◆ホウケイ酸ガラス、ソーダ石灰ガラス等へ使用するエナメル塗布用印刷インクに含まれる鉛
◆機械加工通し穴付きの円盤状及び平面アレーセラミック多層コンデンサーへのはんだ付け用はんだに含
まれる鉛
◆水銀フリーのフラット蛍光ランプ(例えば LCD、デザインまたは産業用照明に使用されるもの)のはんだ
材中の鉛
◆電力トランス中の、直径 100μm 以下の薄型銅線のはんだ用のはんだ中の鉛
◆亜鉛ホウ酸塩処理ガラス(zinc borat glass)体ベース上の高圧ダイオードのメッキ層中の鉛 を追加。
水銀で適用除外に
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・長さ 500mm を超え 1500mm 以下で水銀 5mg 以下のもの
・長さ 1500mm を超えて水銀 13mg 以下のもの を追加
「表 5-3 その他の禁止物質」でジブチルスズ(DBT)化合物、ジオクチルスズ(DOT)化合物、リン酸トリス(2,3-ジ
ブロモプロピル)(TRIS)、トリ(1-アジリジニル)ホスフィンオキシド(TEPA)、リン酸トリス 2-クロロエチル(TCEP)、ヘキサブロモシクロ
ドデカン(HBCDD)、三酸化二ヒ素、五酸化二ヒ素、フタル酸ジイソブチル(DIBP)を追加し、 パーフルオロオクタンスルホ
ン酸と特定フタル酸エステル(①②③)では適用除外のみを追加
「表 5-5REACH SVHC(高懸念物質)」で硫酸コバルト(Ⅱ)、硝酸コバルト(Ⅱ)、炭酸コバルト(Ⅱ)、酢酸コバルト、
2-メトキシエタノール(メチルセロソルブ)、2-エトキシエタノール(セロソルブ)、三酸化クロム、三酸化クロムの生成された塩を追
加
8-2 提出書類の<分析結果報告書注意事項>で分析前処理方法や<分析機関注意事項>を追記
9.改訂-8 版
「表 2-1:用語」に GADSL (Global Automotive Declarable Substance List)を追加した。
「表 4-1:禁止物質一覧」にシマジン、EPN を追加した。
「表 5-3:その他の禁止物質」に Cas №・EC №を追加した。
「表 5-3:その他の禁止物質」にシマジン・EPN・GADSL を追加した。
「表 5-5:REACH規制物質(SVHC)」に EC №を追加した。
「表 5-5:REACH規制物質(SVHC)」に含有報告物質(25物質)を追加した。及び誤記部を訂正した。
「表 5-6:補足説明」、【4原材料の購入制限】から【2原材料の購入制限(4原材料の使用推奨)】へ変更した。
「表 6‐1:管理物質」、【表 4-1 に記載した 56 種類の禁止物質】を【58 種類】に変更した。
「表6‐1:管理物質」にアンチモン及びアンチモン化合物及び、GADSL を追加した。
10.改訂-9 版
「表5-5:REACH規制物質(SVHC)」に含有報告物質ED/87/2012、(13物質)を追加した。
11.改訂-10 版
「表5-5:REACH規制物質(SVHC)」に含有報告物質ED/169/2012(54物質)を追加した。
誤記の訂正。
12.改訂-11 版
「表 4-1 禁止物質一覧」と「表 5-3 その他の禁止物質」にエンドルファンを追加。
「表 5-5:REACH 規制物質(SVHC)」に ED/69/2013 (6 物質)を追加した。
13.改訂-12 版
「表 5-3 その他の禁止物質」に DINP,DIDP の CAS.No.追加。
リン酸トリス(1-メチル-2-クロロエチル)(TCPP),リン酸トリス(1,3-ジクロロ-2-プロピル)(TDCPP)を追加。
「表 5-5:REACH 規制物質(SVHC)」に ED/121/2013 (7 物質)を追加した。
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