MB3793 -37A

本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。
富士通マイクロエレクトロニクス
DS04-27403-4a
DATA SHEET
ASSP
電源用
BIPOLAR
電源電圧監視用 IC ( ウォッチドッグ・タイマ内蔵 )
MB3793 -37A
■ 概 要
MB3793 は , ウォッチドッグ・タイマを内蔵した電源電圧監視用 IC です。
電源電圧の瞬断・瞬低時にリセット信号を出力し , 電源が正常に復帰したとき , パワーオン・リセット信号を出力して電
源電圧を監視します。
また , 内蔵のシステム動作診断用ウォッチドッグ・タイマ (2 系統入力 ) により , 各種マイコンシステムにフェイル・セー
フ機能を持たせることができます。
電源の検出機能は , 4.9 V から 2.4 V まで 0.1 V 単位でマスク対応ができます。
MB3793 の品名は 「MB3793-XX」
,
の形式で表記しています。品名の「-XX」は , 下記に示すように , 検出電圧に対応してい
ます。なお , パッケージでの品名捺印は下記のようになります。
品 名
MB3793-37A
品名捺印
検出電圧
3793AF
3.7 V
■ 特 長
・ 正確な電源電圧低下を検出:± 2.5 %
・ 検出電圧はヒステリシス付き
・ 低消費電流:ICC = 30 µA ( 標準 )
・ 2 系統入力ウォッチドッグ・タイマ内蔵
・ ウォッチドッグ・タイマ停止機能付き ( インヒビット端子 )
・ ウォッチドッグ監視時間とリセット時間を独立に設定
・ パッケージは SOP 8 ピンが 2 種類
■ アプリケーション
・ アミューズメント機器 など
Copyright©1998-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved
2006.5
MB3793 -37A
■ 端子配列図
(TOP VIEW)
RESET
1
8
CK1
CTW
2
7
CK2
CTP
3
6
INH
GND
4
5
VCC
(FPT-8P-M01)
(FPT-8P-M02)
■ 端子機能説明
2
端子番号
端子記号
1
RESET
2
機能説明
端子番号
端子記号
機能説明
リセット出力端子
5
VCC
電源端子
CTW
ウォッチドッグ・タイマ
監視時間設定端子
6
INH
インヒビット端子
3
CTP
パワーオン・リセット・
ホールド時間設定端子
7
CK2
クロック 2 入力端子
4
GND
グランド
8
CK1
クロック 1 入力端子
MB3793 -37A
■ ブロックダイヤグラム
各ブロック
の VCC へ
5 VCC
I1 ≒ 3 µA
I2 ≒ 30 µA
CTP 3
R1 ≒
494 kΩ
RESET 1
ロジック回路
出力回路
INH 6
Comp.S
ウォッチドッグ・
タイマ回路
CTW 2
−
基準電圧
発生回路
VS
+
パルス発生回路 1
CK1 8
VREF ≒ 1.24 V
R2 ≒
240 kΩ
パルス発生回路 2
CK2 7
各ブロック
の GND
4 GND
3
MB3793 -37A
■ ブロック説明
1. Comp.S
Comp.S はヒステリシスを持つコンパレータで , 基準電圧と電源電圧 (VCC) を抵抗 R1 と R2 で分圧した電圧点 (VS) を比
較し , VS が 1.24 V 以下になると RESET 信号を出力します。
MB3793 は , 電源の瞬断・瞬停時に約 1 µs 幅の時間で異常を検出することができます。
2. 出力回路
出力回路には , RESET 出力を制御するためのコンパレータがあり , CTP 電圧としきい値電圧とを比較し , CTP 端子電圧
がしきい値を超えると RESET を解除します。
また , 出力回路内部の RESET 出力バッファは , CMOS 出力バッファのため , RESET 出力端子にプルアップ抵抗は必要
ありません。
3. パルス発生回路
パルス発生回路は , CK1, CK2 端子電圧が“L”レベルから“H”レベルに変化する際 ( 正エッジトリガ ) , クロック入力のし
きい値を超える瞬間にパルスを発生し , ウォッチドッグ・タイマ回路にクロック信号を送ります。
4. ウォッチドッグ・タイマ回路
ウォッチドッグ・タイマ回路は , 2 系統のクロックを監視することができます。1 系統のクロックを監視する場合は , CK1,
CK2 の端子をショートして使用します。
5. インヒビット端子
インヒビット端子は , ウォッチドッグ・タイマ回路の動作を強制的に ON / OFF させるための端子で ,“H”レベルにする
とウォッチドッグ・タイマ回路は停止します。
6. ロジック回路
ロジック回路内部には ,フリップフロップ回路があります。
フリップフロップ回路 RSFF1 は , パワーオン・リセット・ホールド時間設定用容量 (CTP) の充電 / 放電を制御するための
ものです。
フリップフロップ回路 RSFF2 は , リセット時にパワーオン・リセット・ホールド時間設定用容量 (CTP) の充電を速めるた
めの回路 ( 加速充電回路 ) を ON / OFF するためのものです。この回路は , リセット時のみ動作し , 電源投入時のパワーオ
ン・リセット時には , 動作しません。
4
MB3793 -37A
■ 絶対最大定格
定 格 値
項 目
記 号
条 件
単 位
最 小
最 大
− 0.3
+7
V
− 0.3
+7
V
VCC
⎯
CK1
VCK1
⎯
CK2
VCK2
⎯
INH
VINH
⎯
RESET
IOL
IOH
⎯
− 10
+ 10
mA
許容損失
PD
Ta ≦+ 85 °C
⎯
200
mW
保存温度
Tstg
⎯
− 55
+ 125
°C
電源電圧 *
入力電圧 *
リセット出力電流
* : 電圧は , グランド電圧 (0 V) を基準にした値です。
<注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ
ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。
■ 推奨動作条件
規 格 値
項 目
記 号
条 件
単 位
最 小
標 準
最 大
電源電圧
VCC
⎯
1.2
⎯
6.0
V
リセット出力電流
IOL
IOH
⎯
−5
⎯
+5
mA
パワーオン・リセット・ホールド時間設定容量
CTP
⎯
0.001
⎯
10
µF
ウォッチドッグ・タイマ監視時間設定容量*
CTW
⎯
0.001
⎯
1
µF
Ta
⎯
− 40
⎯
+ 85
°C
動作周囲温度
* : ウォッチドッグ・タイマ監視時間の範囲は設定容量の定格値によって求められる値になります。
<注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条
件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼
性に悪影響を及ぼすことがあります。
データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され
ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に当社営業担当部門までご相談ください。
5
MB3793 -37A
■ 電気的特性
1. 直流特性
(VCC =+ 5 V, Ta =+ 25 °C)
規 格 値
項 目
記 号
ICC1
電源電流
VSL
条件
リセット解除後
VCC 立下り
標準
最大
⎯
30
50
3.60
3.70
3.80
(3.55) *
3.70
(3.85) *
3.69
3.79
3.89
(3.64) *
3.79
(3.94) *
VCC 立上り
VSH
V
Ta =− 40 °C ∼+ 85 °C
検出電圧ヒステリシス幅
CK 入力スレッショルド電圧
CK 入力ヒステリシス幅
インヒビット入力電圧
論理入力電流
(CK1, CK2, INH)
VSHYS
VSH − VSL
40
85
130
mV
VCIH
CK 立上り
(1.4) *
1.9
2.5
V
VCIL
CK 立下り
0.8
1.3
(1.8) *
V
VCHTS
⎯
(0.4) *
0.6
(0.8) *
V
VIIH
⎯
3.5
⎯
⎯
V
VIIL
⎯
⎯
0
0.8
V
IIH
VCK = 5 V
⎯
0
1.0
µA
IIL
VCK = 0 V
− 1.0
0
⎯
µA
VOH
IRESET =− 5 mA
4.50
4.75
⎯
V
VOL
IRESET =+ 5 mA
⎯
0.12
0.4
V
VCCL
IRESET =+ 50 µA
⎯
0.8
1.2
V
リセット出力電圧
リセット出力最小電源電圧
µA
V
Ta =− 40 °C ∼+ 85 °C
検出電圧
単位
最小
* : ( ) 中は設計保証値です。
2. 交流特性
(VCC =+ 5 V, Ta =+ 25 °C)
規 格 値
項 目
記 号
条件
単位
最小
標準
最大
パワーオン・リセット・ホールド時間
tPR
CTP = 0.1 µF
80
130
180
ms
VCC 入力パルス幅
tPI
CTP = 0.1 µF
(110) *2
⎯
⎯
µs
VCC からの遅延時間
tPD
CTP = 0.1 µF
⎯
20
(100) *2
µs
ウォッチドッグ・タイマ監視時間
tWD
CTW = 0.01 µF, CTP = 0.1 µF
7.5
15
22.5
ms
ウォッチドッグ・タイマリセット時間
tWR
CTP = 0.1 µF
5
10
15
ms
クロック入力パルス幅
tCKW
⎯
500
⎯
⎯
ns
クロック入力パルス周期
tCKT
⎯
20
⎯
⎯
µs
リセット立上り時間
tr*1
CL = 50 pF
⎯
⎯
500
ns
リセット立下り時間
tf*1
CL = 50 pF
⎯
⎯
500
ns
* 1: リセット出力立上り・立下り時間測定時の電圧範囲は 10 %∼ 90 %です。
* 2: ( ) 中は設計保証値です。
6
MB3793 -37A
■ タイミングダイヤグラム
1. 基本動作 ( 正クロック・パルス )
VSH
VSL
VCC
tCKW
CK1
tCKT
CK2
INH
Vth
CTP
VH
CTW
VL
RESET
tWD
tPR
(1) (2)
(3)
(4)(5) (5)
tPR
tWR
(6) (7)
(8) (9)
(10)
(11)
(12)
(13)
7
MB3793 -37A
2. 基本動作 ( 負クロック・パルス )
VSH
VSL
VCC
tCKW
CK1
tCKT
CK2
INH
Vth
CTP
VH
CTW
VL
RESET
tPR
(1) (2)
8
tWD
(3)
(4)(5) (5)
tPR
tWR
(6) (7)
(8) (9)
(10)
(11)
(12)
(13)
MB3793 -37A
3. 1 クロック入力監視 ( 正クロック・パルス )
tCKW
CK1
CK2
tCKT
Vth
CTP
VH
CTW
VL
RESET
tWD
tWR
( 注意事項 ) MB3793 は , 1 系統のクロックのみを監視することが出来ます。
その際 , 入力されたパルスを 1 つおきに監視することになるので , ウォッチドッグ・タイマ
監視時間 tWD を , 入力するクロックの 2 倍の周期が監視できる時間に設定してください。
9
MB3793 -37A
4. インヒビット動作 ( 正クロック・パルス )
VSH
VSL
VCC
tCKW
CK1
CK2
INH
Vth
CTP
VH
CTW
VL
RESET
tPR
(1) (2)
10
tWD
(3)
(4)(5) (5)
tPR
tWR
(6) (7)
(11) (8) (9)
(10)
(12)
(13)
MB3793 -37A
5. クロック・パルス入力 ( 正クロック・パルス ) 補足
*1
CK1
*2
CK2
VH
CTW
VL
( 注意事項 ) MB3793 のウォッチドッグ・タイマ回路では , クロック 1 (CK1) とクロック 2 (CK2) を交互に
監視します。
CK1 のパルスを検出して , 次に CK2 のパルスを検出するとウォッチドッグ・タイマ監視時間
設定容量 (CTW) が放電から充電へ切り替わります。
このため , * 1 や* 2 のように , CK1 または CK2 のパルスのみが連続して入力されても ,
2 パルス目以降は無視されます ( 上記の例では , * 1 と* 2 のパルスは無視されます ) 。
11
MB3793 -37A
■ 動作説明
1. 正クロック・パルスを入力する場合
「■タイミングダイヤグラム 1. 基本動作 ( 正クロック・パルス ) 」を参照して下さい。
2. 負クロック・パルスを入力する場合
「■タイミングダイヤグラム 2. 基本動作 ( 負クロック・パルス ) 」を参照して下さい。
MB3793 は , パルスの正負に関わらず , 同様な動作になります。
3. クロック監視の場合
1 つのクロックのみを監視する場合 , クロック端子 CK1, CK2 をショートして使用します。
動作は 2 クロック監視と基本的に同じですが , クロックは 1 パルスおきの監視となります。
「■タイミングダイヤグラム 3. 1 クロック入力 ( 正クロック・パルス ) 」を参照して下さい。
4. 動作説明
下記の番号は ,「■タイミングダイヤグラム」図中の番号 (1) ∼ (13) に対応しています。
(1)
電源電圧 (VCC) が 0.8 V 程度 (VCCL) になるとリセット信号を出力します。
(2)
VCC が立上り時の検出電圧 VSH 以上になると , パワーオン・リセット・ホールド時間設定容量 CTP の充電が始まり
ます。この時出力はリセット状態のままです。VSH の値は , 3.79 V 程度です。
(3)
CTP の充電が一定時間 tPR ( 充電開始から CTP 端子がスレッショルド電圧 (Vth) を越えるまで ) を経過するとリセッ
トを解除します。(RESET は , “L”レベルから“H”レベルになります ) 。
Vth の値は , VCC = 5.0 V 時で 3.6 V 程度です。
パワーオン・リセット・ホールドタイマ監視時間 tPR は , 次式により設定します。
tPR (ms) ≒ A × CTP (µF)
A の値は , VCC = 5.0 V 時 , 1300 程度です。また , ウォッチドッグ・タイマ監視時間設定容量 (CTW) の充電が始ま
ります。
(4)
ウォッチドッグ・タイマ監視時間設定端子 CTW の電圧が“H”レベルスレッショルド電圧 VH に達すると , CTW は
充電状態から放電状態に切り替わります。
VH の値は , 検出電圧に関わりなく , 1.24 V 程度です。
(5)
CK1, CK2 の順か , または同時で CTW が放電中に CK2 端子にクロック・パルスが入力されたとき ( 正エッジトリガ ) ,
放電状態から充電状態に切り替わります。
システムロジック系が正常動作を行い , CK1, CK2 にクロックが入力されている限り上記 (4) , (5) の動作を繰り返
します。
(6)
システムのロジック系に何らかの問題が起こり , ウォッチドッグ・タイマ監視時間 tWD 内に CK1 または CK2 にク
ロック・パルスが入力されないと , CTW 端子が“L”レベルスレッショルド電圧 VL 以下になり , リセット信号を
出力します (RESET は , “H”レベルから“L”レベルになります ) 。
VL の値は , 検出電圧に関わりなく 0.24 V 程度です。
ウォッチドッグ・タイマ監視時間 tWD は , 次式により設定します。
tWD (ms) ≒ B × CTW (µF)
B の値は , 電源電圧にほとんど影響されませんが , VCC = 5.0 V 時 1500 程度です。
12
MB3793 -37A
(7)
リセット信号は , 一定時間 tWR (CTP が再充電されて CTP 端子電圧が再び Vth 以上になるまで ) を経過すると , 解除
され , 再びウォッチドッグ・タイマが動作し始めます。
ウォッチドッグ・タイマ監視時のリセット時間 tWR は , 次式によって設定します。
tWR (ms) ≒ D × CTP (µF)
D の値は , VCC = 5.0 V 時で 100 程度です。
以上 , CK1, CK2 にクロックが入力されている場合には (4) , (5) を繰り返し , クロックが入力されない場合には ,
(6) , (7) を繰り返します。
(8)
VCC が立下り時の検出電圧 (VSL) 以下に下がると , CTP 端子電圧が低下し , リセット信号を出力します (RESET が
“H”レベルから“L”レベルになります ) 。
VSL の値は , 3.7 V です。
(9)
VCC が再び VSH 以上に上がると CTP の充電が始まります。
(10) CTP 端子電圧が Vth 以上になるとリセットを解除し , 再びウォッチドッグ・タイマが動作し始めます。そして ,
CK1, CK2 にクロックが入力されている場合には (4) , (5) を繰り返します。
(11) インヒビットをアクティブにする (INH 端子を“L”から“H”にする ) と , ウォッチドッグ・タイマの動作を強制
的に停止できます。
この場合はウォッチドッグ・タイマだけの停止で , VCC の監視 ( (8) ∼ (10) ) は行われます。
インヒビット入力が解除されない限り , ウォッチドッグ・タイマの動作は行われません。
(12) インヒビットを解除する (INH 端子を“H”から“L”にする ) と , 再びウォッチドッグ・タイマが動作を開始します。
(13) 電源 VCC を切り , VCC が VSL 以下になると , リセット信号が出力されます。
13
MB3793 -37A
■ 標準特性 (MB3793 − 37A)
電源電流 - 電源電圧
検出電圧 (VSH, VSL) - 動作周囲温度特性
40
4.0
Ta = −40 °C ~ +85 °C
電源電流 ICC (µA)
30
25
ウォッチドッグ・タイマ動作時
(VINH = 0 V)
20
15
10
検出電圧 VSH,VSL (V)
35
VSH (Ta = +25 °C)
3.9
Max
Max
3.8
VSH
Typ
Typ
3.7
VSL
Min
MB3793-37A
VINH
VCC
0
Min
3.6
f = 1 kHz
CTP
デューティ 10% CTW
0.01 µF 0.1 µF
VL = 0 V
VH = VCC
VSL (Ta = +25 °C)
(Ta = −40 °C ~ +85 °C)
3.5
1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10
−40 −20 0 +20 +40 +60 +80 +100
電源電圧 VCC [V]
動作周囲温度 Ta (°C)
リセット出力電圧 - リセット出力電流
リセット出力電圧 VRESET [V]
5.0
Ta = −40 °C
4.9
Ta = +25 °C
4.8
4.7
4.6
4.5
4.4
4.3
4.2
Ta = +85 °C
Ta
VRESET
RON IRESET
−40 °C 4.800 V 40 Ω
+25 °C 4.750 V 50 Ω −5 mA
+85 °C 4.707 V 58.6 Ω
リセット出力電圧 VRESET [mV]
リセット出力電圧 - リセット出力電流
Ta
RON IRESET
VRESET
−40 °C 98 mV 19.6 Ω
+25 °C 135 mV 27 Ω +5 mA
+85 °C 167 mV 33.4 Ω
500
400
Ta = +25 °C
300
Ta = +85 °C
200
100
Ta = −40 °C
4.1
4.0
0
−1 −2 −3 −4 −5 −6 −7
−8 −9 −10
リセット出力電流 IRESET [mA]
0
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
リセット出力電流 IRESET [mA]
(続く)
14
MB3793 -37A
電源電圧立上り時
リセット・ホールド時間 - 動作周囲温度特性
リセット出力電圧 - 電源電圧
7
260
240
220
5
4
3
Ta = +85 °C
2
Ta = +25 °C
1
Ta = −40 °C
0
0
1
2
3
4
5
6
7
リセット・ホールド時間 TPR [ms]
リセット出力電圧 VRESET [V]
プルアップ抵抗 100 kΩ
6
電源電圧 VCC [V]
Ta = −40 °C∼+85 °C
200
Ta = +25 °C
180
Max
160
140
120
Typ
100
80
Min
60
40
20
0
−40 −20
0 +20 +40 +60 +80 +100
動作周囲温度 Ta [ °C]
ウォッチドッグ・タイマ監視時
リセット時間 - 動作周囲温度特性
26
26
24
24
Ta = −40 °C∼+85 °C
20
18
16
Ta = +25 °C
14
Max
12
Typ
10
8
6
Min
4
2
0
ウォッチドッグ・タイマ監視時間 tWD [ms]
22
リセット時間 tWR [ms]
ウォッチドッグ・タイマ監視時間 - 動作周囲温度特性
22
20
18
16
Ta = −40 °C∼+85 °C
Max
Ta = +25 °C
Typ
14
12
10
8
Min
6
4
2
−40 −20
0 +20 +40 +60 +80+100
動作周囲温度 Ta [ °C]
0
−40 −20 0 +20 +40 +60 +80+100
動作周囲温度 Ta [ °C]
( 続く )
15
MB3793 -37A
( 続き )
ウォッチドッグ・タイマリセット時間 CTP 容量
104
103
Ta = −40 °C
102
Ta = +25 °C
101
Ta = +85 °C
1
10 −1
10−4
10−3
10−2
10−1
101
1
102
パワーオン・リセット・ホールド時間
設定容量 CTP [µF]
ウォッチドッグ・タイマ監視時間 tWD [ms]
ウォッチドッグ・タイマ監視時間 - CTW 容量
16
103
Ta = −40 °C
102
Ta = +25 °C
101
1
Ta = +85 °C
10−1
10−5
10−4
10−3
10−2
10−1
1
101
ウォッチドッグ・タイマ監視時間設定容量
CTW [µF]
ウォッチドッグ・タイマリセット時間 tWR [ms]
パワーオン・リセット・ホールド時間 tPR [ms]
パワーオン・リセット・ホールド時間 - CTP 容量
103
102
Ta = −40 °C
101
1
Ta = +25 °C
Ta = +85 °C
10−1
10−2
10−4
10−3
10−2
10−1
1
101
102
パワーオン・リセット・ホールド時間
設定容量 CTP [µF]
MB3793 -37A
■ 応用回路例
1. 電源電圧監視及びウォッチドッグ・タイマ (1 クロック監視 )
VCC
5
VCC
2 CTW
RESET 1
MB3793
CTW∗
RESET
∗
CTP
3 CTP
CK1 8
VCC
マイコン
CK
6 INH
GND
4
CK2 7
GND
GND
*:コンデンサはリーク電流の少ないものを使用して下さい。
クロック (CK1, CK2) の監視は , 入力パルス一つおきになります。
2. 電源電圧監視及びウォッチドッグ・タイマ 停止
VCC
5
VCC
6 INH
RESET 1
RESET
MB3793
2 CTW
CTW∗
VCC
マイコン 1
CK1 8
HALT
CK
GND
CTP∗
3 CTP
GND
RESET
VCC
マイコン 2
CK
HALT
GND
CK2 7
4
GND
*:コンデンサはリーク電流の少ないものを使用して下さい。
17
MB3793 -37A
■ 標準接続図
VCC
5
VCC
2 CTW
RESET 1
RESET
MB3793
CTW∗
CTP∗
3 CTP
VCC
マイコン 1
CK1 8
CK
GND
CK2 7
4
GND
*:コンデンサはリーク電流の少ないものを使用して下さい。
1. 時間設定容量 CTP, CTW と各設定時間の関係式
tPR〔ms〕≒ A × CTP〔µF〕
tWD〔ms〕≒ B × CTW〔µF〕+ C × CTP〔µF〕
ただし , CTP/CTW ≒ 10 以下のときは , tWD〔ms〕≒ B × CTW〔µF〕
tWR〔ms〕≒ D × CTP〔µF〕
A ∼ D の値
A
B
C
D
備 考
1300
1500
0
100
VCC = 5.0V 時
2. 設定例 (CTP = 0.1 µF, CTW = 0.01 µF の場合 )
時間
(ms)
18
tPR
≒ 130
tWD
≒ 15
tWR
≒ 10
VCC
マイコン 2
CK
GND
6 INH
RESET
GND
MB3793 -37A
■ 使用上の注意
・プリント基板のアースラインは,共通インピーダンスを考慮し設計してください。
・静電気対策を行ってください。
・半導体を入れる容器は,静電気対策を施した容器か,導電性の容器をご使用ください。
・実装後のプリント基板を保管・運搬する場合は,導電性の袋か,容器に収納してください。
・作業台,工具,測定機器は,アースを取ってください。
・作業する人は,人体とアースの間に 250 kΩ ∼ 1 MΩ の抵抗を直列にいれたアースを使用してください。
・負電圧を印加しないでください。
・− 0.3 V 以下の負電圧を印加した場合,
LSI に寄生トランジスタが発生し,誤動作を起こすことがあります。
■ オーダ型格
型 格
パッケージ
備 考
MB3793-37APF- □□□
プラスチック・SOP, 8 ピン
(FPT-8P-M01)
従来品
MB3793-37APNF- □□□
プラスチック・SOP, 8 ピン
(FPT-8P-M02)
従来品
MB3793-37APF- □□□ E1
プラスチック・SOP, 8 ピン
(FPT-8P-M01)
鉛フリー品
MB3793-37APNF- □□□ E1
プラスチック・SOP, 8 ピン
(FPT-8P-M02)
鉛フリー品
■ RoHS 指令に対応した品質管理 ( 鉛フリー品の場合 )
富士通マイクロエレクトロニクスの LSI 製品は , RoHS 指令に対応し , 鉛・カドミウム・水銀・六価クロムと , 特定臭素系
難燃剤 PBB と PBDE の基準を遵守しています。この基準に適合している製品は , 型格に “E1” を付加して表します。
19
MB3793 -37A
■ 製品捺印 ( 鉛フリー品の場合 )
3793AF
鉛フリー表示
E1XXXX
XXX
SOP-8
(FPT-8P-M01)
INDEX
3793AF
鉛フリー表示
20
XXXX
E1 XXX
SOP-8
(FPT-8P-M02)
MB3793 -37A
■ 製品ラベル ( 鉛フリー品の場合の例 )
鉛フリー表示
JEITA 規格
MB123456P - 789 - GE1
(3N) 1MB123456P-789-GE1
1000
(3N)2 1561190005 107210
JEDEC 規格
G
Pb
QC PASS
PCS
1,000
MB123456P - 789 - GE1
2006/03/01
ASSEMBLED IN JAPAN
MB123456P - 789 - GE1
1/1
0605 - Z01A
1000
1561190005
鉛フリー型格は末尾に「E1」あり。
21
MB3793 -37A
■ MB3793-37APF- □□□ E1, MB3793-37APNF- □□□ E1 推奨実装条件
【弊社推奨実装条件】
項 目
内 容
実装方法
IR ( 赤外線リフロー ) ・手半田付け ( 部分加熱法 )
実装回数
2回
保管期間
開梱前
製造後 2 年以内にご使用ください。
開梱∼ 2 回目リフロー迄の
保管期間
8 日以内
開梱後の保管期間を
超えた場合
ベーキング (125 °C 24 h) を実施の上 ,
8 日以内に処理願います。
5 °C ∼ 30 °C, 70%RH 以下 ( 出来るだけ低湿度 )
保管条件
【実装方法の各条件】
(1) IR ( 赤外線リフロー )
260 °C
255 °C
本加熱
170 °C
~
190 °C
(b)
RT
(a)
H ランク:260 °C Max
(a) 温度上昇勾配 :平均 1 °C/s ∼ 4 °C/s
(b) 予備加熱
:温度 170 °C ∼ 190 °C, 60s ∼ 180s
(c) 温度上昇勾配 :平均 1 °C/s ∼ 4 °C/s
(d) ピーク温度 :温度 260 °C Max
255 °C up 10s 以内
(d’) 本加熱
:温度 230 °C up 40s 以内
or
温度 225 °C up 60s 以内
or
温度 220 °C up 80s 以内
(e) 冷却
:自然空冷または強制空冷
(注意事項)パッケージボディ上面温度を記載
(2) 手半田付け ( 部分加熱法 )
コテ先温度 :Max 400 °C
時間
:5 s 以内 / ピン
22
(c)
(d)
(d')
(e)
MB3793 -37A
■ パッケージ・外形寸法図
プラスチック・SOP, 8 ピン
(FPT-8P-M01)
プラスチック・SOP, 8 ピン
(FPT-8P-M01)
+0.25
リードピッチ
1.27mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
5.3 × 6.35mm
リード形状
ガルウィング
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
2.25mm MAX
質量
0.10g
コード(参考)
P-SOP8-5.3×6.35-1.27
注 1)*1 印寸法はレジン残りを含む。
注 2)*2 印寸法はレジン残りを含まず。
注 3)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 4)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
+.010
+0.03
*1 6.35 –0.20 .250 –.008
0.17 –0.04
+.001
8
.007 –.002
5
*2 5.30±0.30 7.80±0.40
(.209±.012) (.307±.016)
INDEX
Details of "A" part
+0.25
2.00 –0.15
+.010
.079 –.006
1
1.27(.050)
"A"
4
0.47±0.08
(.019±.003)
0.13(.005)
(Mounting height)
0.25(.010)
0~8˚
M
0.50±0.20
(.020±.008)
0.60±0.15
(.024±.006)
+0.10
0.10 –0.05
+.004
.004 –.002
(Stand off)
0.10(.004)
C
2002 FUJITSU LIMITED F08002S-c-6-7
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
(続く)
23
MB3793 -37A
(続き)
プラスチック・SOP, 8 ピン
リードピッチ
1.27mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
3.9 × 5.05mm
リード形状
ガルウィング
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
1.75mm MAX
質量
0.06g
(FPT-8P-M02)
プラスチック・SOP, 8 ピン
(FPT-8P-M02)
+0.25
注 1)*1 印寸法はレジン残りを含む。
注 2)*2 印寸法はレジン残りを含まず。
注 3)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 4)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
+.010
+0.03
*1 5.05 –0.20 .199 –.008
0.22 –0.07
+.001
.009 –.003
8
5
*2 3.90±0.30 6.00±0.40
(.154±.012) (.236±.016)
Details of "A" part
45˚
1.55±0.20
(Mounting height)
(.061±.008)
0.25(.010)
0.40(.016)
1
"A"
4
1.27(.050)
0.44±0.08
(.017±.003)
0.13(.005)
0~8˚
M
0.50±0.20
(.020±.008)
0.60±0.15
(.024±.006)
0.15±0.10
(.006±.004)
(Stand off)
0.10(.004)
C
24
2002 FUJITSU LIMITED F08004S-c-4-7
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
MB3793 -37A
MEMO
25
MB3793 -37A
MEMO
26
MB3793 -37A
MEMO
27
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fml/
お問い合わせ先
富士通エレクトロニクス株式会社
〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fei/
電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで ,
0120-198-610
受付時間 : 平日 9 時~ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます )
携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。
※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。
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伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵
器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・
製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用
されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。
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をおとりください。
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編集 販売戦略部