3V動作LPF内蔵ビデオアンプ NJM2576のサンプル配布開始 業界初0.3Vp-p入力に対応した3V動作ビデオアンプ 新日本無線では、DSC(デジタルスチルカメラ)、DVC(デジタルビデオカメラ)などに最適な3V動作 LPF内蔵ビデオアンプ、NJM2576の開発を完了しサンプル配布を可能としました。 NJM2576は、動作電源電圧が2.8~5.5Vと3V系電源電圧で動作が可能な、LPF(ローパス・フィルタ) および75Ωドライバを内蔵した16.5dBゲインの1回路入りビデオアンプです。 デジタルカメラ市場では、高画質化要求の他、小型・軽量化、長動作時間化要求が強く、使用される 電子部品の低電圧化が進んでおります。NJM2576はこのような市場要求に応え、2.8Vからの動作を可 能にし、さらに1Vp-p → 0.5Vp-p → 0.3Vp-pへと小振幅化が進む映像信号のDAC出力に対応するた め、業界で初めて16.5dBアンプを搭載した3V動作ビデオアンプです。 16.5dBアンプを搭載したことにより、0.3Vp-p映像信号を2.0Vp-p映像信号に変換でき、さらに入力段 クランプ回路、LPF、75Ωドライバ回路が1チップになっており、DAC出力のコンポジットビデオ信号を TVモニタなどの映像機器へ直結できます。 また、パワーセーブ回路を兼ねたミュート回路も内蔵しているため、機器の低消費電流設計に適し ております。NJM2567は小型パッケージのTVSP8(2.9×4.0×1.0mm)への搭載と合わせて、小型、低 電圧動作、低消費電流化要求の強い、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどのポータブル 機器の映像出力アンプに最適です。 (2002年6月19日) <開発製品> 製品名 NJM2576 機 能 3V動作LPF内蔵ビデオアンプ 用 途 DSC(デジタルスチルカメラ) DVC(デジタルビデオカメラ) 外 形 TVSP8 <製品の機能および特徴の概要> · 動作電源電圧 2.8~5.5V · コンポジットビデオ信号入力 0.3V p-p · 消費電流 8.0mAtyp. Vcc = 3.0V時 · パワーセーブ時消費電流 70µAtyp. Vcc = 3.0V時 · 75W 2系統ドライブ可能 · バイポーラ構造 · 外形 TVSP8 <生産予定/サンプル価格> 弊社では、NJM2576のサンプル配布を2002年6月より開始し、生産は2002年8月より月産10万個で 立ち上げる予定です。サンプル価格は@\150です。