新日本無線グループ 事業構造改革について 2011.9.15 新日本無線株式会社 代表取締役社長 小倉 良 1 事業構造改革の骨子 ■グローバルレベルの事業再構築 ・生産の海外シフト、国内工場の再編・縮小による 適地生産の確立 ■ベースライン製品の強化 ・最新技術で競争力のある製品開発 ・グローバル販売体制 ■事業セグメントの選択と集中 ・不採算セグメントからの撤退 ・R&D費用~強化分野へ集中投下 2 構造改革による損益見込 ≪5%/年 成長時≫ (単位:億円) 2011年度 2012年度 2013年度 売上高 450 471 500 営業利益 △29 11 29 ≪0%/年 成長時≫ (単位:億円) 2011年度 2012年度 2013年度 売上高 450 450 450 営業利益 △29 8 11 売上高は横ばいでも利益はV字回復へ 3 売上高推移 連結/単体売上高 推移 単 位 百 万 円 2 0 1 1年 度 見 通 し 2 0 1 0年 度 2 0 0 9年 度 2 0 0 8年 度 単体売上高 2 0 0 7年 度 4 2 0 0 6年 度 連結売上高 2 0 0 5年 度 2 0 0 4年 度 2 0 0 3年 度 2 0 0 2年 度 2 0 0 1年 度 2 0 0 0年 度 1 9 9 9年 度 70,000 65,000 60,000 55,000 50,000 45,000 40,000 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 事業構造改革の基本方針 ■グローバルレベルの事業再構築 – 生産ラインの適正化・コストダウン • 前工程の再編成 • 後工程の再編成(海外シフト) • ベースライン製品の再生 ■事業セグメントの選択と集中 – 売上額に応じた再編 • R&Dの見直し • 間接部門の見直し – 不採算セグメントの整理 低成長でも利益を創出できる経営基盤を確立 5 NJRCの半導体生産ラインの全体 前工程 集約統合 4“ライン 4“ライン 5“ライン 5“ライン NJR福岡 NJR福岡 5“ライン 5“ライン GaAs GaAsライン ライン 4“ 4“ 新製品 UMCJ UMCJ 8”ライン 8”ライン 後工程 小型、薄型PKG 車載品 多ピンLSI 汎用品 佐賀エレ 佐賀エレ NJR秩父 NJR秩父 汎用品 光デバイス チップ加工 タイNJR タイNJR 協力会社 協力会社 海外移管の推進 汎用品 量産品 電源用 小型pkg Outsourcing Outsourcing 再編対象 6 製品および開発セグメントの見直し ベースライン製品強化 MEMS GaN Digital Video SiC 製品セグメント OPAMP 電源,MOTOR、DSP オーディオ、ビデオ、 光、LCD、、、、、など アナログ 製品 Power MOSFET センサー ADC/DAC SiC 製品セグメント MEMS OPAMP 電源,MOTOR等 のベースライン製品 の強化推進 RF通信 センサー 事業仕分け Power MOSFET DSP(電源) DSP(オーディオ) DSP(電源) 研究費、人材の適正化 7 R&Dの見直し ■開発アイテムの選択と集中 -産業機器、車載向け新製品の推進(UMCJ) -パワーデバイスの開発推進(NJR福岡) ■ベースライン製品の再整備及び強化 不採算セグメントの統廃合により10億円以上の R&D費用を削減し、強みのあるセグメント を更に強化する。 8 実行スケジュール 24ヶ月プラン 1Q 新 日 無 2011年度 2Q 3Q 前工程 再編 製品 R&D 営業 間接 再編 佐 賀 後工程 再編 秩 父 後工程 再編 4Q 1Q 2012年度 2Q 3Q 4Q 1Q 2013年度 2Q 前工程 R&D 後工程〔佐賀エレ) 後工程〔秩父) 量産を続けながらの移転作業となる。造りだめなど 生産計画上の配慮も必要となる。 9 構造改革による損益見込 再掲 ≪5%/年 成長時≫ (単位:億円) 2011年度 2012年度 2013年度 売上高 450 471 500 営業利益 △29 11 29 ≪0%/年 成長時≫ (単位:億円) 2011年度 2012年度 2013年度 売上高 450 450 450 営業利益 △29 8 11 売上高は横ばいでも利益はV字回復へ 10 営 業 損 益 分 析 (施策別) 35 製品セグメント、 R&Dアイテム再編 +10.1 30 ベースラインプロダクト の原価低減 +1.6 25 ( 金 額 ) 億 円 後工程再編 +17.8 20 施策実施前 損益変動分 ▲15.3 15 販売及び間接部門 の再編 +2.7 28.5 10 5 0 -5 -1 0 7.6 前工程再編 +4.0 2 0 1 営 0 業年 利度 益 2 0 1 営 3 業年 利度 益 11 ご清聴ありがとうございました。 本改革を“スピード”感をもって確実 に実行するため全社一丸となって取り 組みます