NJW4841 1ch ゲートドライバ 概要 NJW4841 は、出力ピーク電流 2A の電流を供給できる ゲートドライバです。 40V耐圧で幅広い動作電圧(4Vから20V)や、 高速スイッチングが可能です。 サーマルシャットダウン機能を搭載しており、モータ駆動、 スイッチング電源などに最適なゲートドライバです。 特 長 出力ピーク電流 動作電圧範囲 高速スイッチング 3V / 5V 系ロジック対応 サーマルシャットダウン 低電圧誤動作防止回路 高放熱パッケージ ■ 外形 NJW4841R ±2A (peak) 4V to 20V tr/tf=25ns/20ns(typ.) at CL=2200pF VSP8 端子配列 1 8 2 7 3 6 4 5 1. GND 2. GND 3. GND 4. IN 5. GND 6. GND 7. OUT 8. VDD ブロック図 VDD Control Logic IN OUT UVLO TSD GND Ver.2015-02-27 -1- NJW4841 絶対最大定格 項 目 (Ta=25C) 電源電圧 入力電圧 記 号 VDD VIN 消費電力 PD 接合部温度範囲 動作温度範囲 保存温度範囲 Tj Topr Tstg 定 格 40 0.3 to 6 720 (*1) 1100 (*2) 40 to 150 40 to 85 50 to 150 単 位 V V 備 考 VDD-GND端子 IN-GND端子 mW – C C C – – – (*1): 基板実装時 76.2×114.3×1.6mm(2層 FR-4)でEIA/JEDEC 準拠による (*2): 基板実装時 76.2×114.3×1.6mm(4層 FR-4)でEIA/JEDEC 準拠による (4層基板内箔:74.2×74.2mm) 推奨動作条件 項 目 動作電源電圧 入力電圧 -2- (Ta=25C) 記 号 VDD VIN 最 小 4.0 0 標 準 – – 最 大 20 5.5 単 位 V V 備 考 VDD-GND 端子 IN-GND 端子 Ver.2015-02-27 NJW4841 電気的特性 項 (特記事項なき場合、VDD=16V, Ta=25C) 目 記 号 条 件 最小 標準 最大 単位 VIN=5V VIN=0V – – 1.5 1.3 2.5 2.3 mA mA Pulse Width 10s, VOUT=0V Pulse Width 10s, VOUT=16V IO-SOURCE=100mA IO-SINK=100mA – – – – 60 2 2 2.1 1.5 100 – – 3.9 2.8 140 A A k 全体 電源電流 IQ1 IQ2 出力部 出力プルダウン抵抗 IPK1 IPK2 RDSH RDSL ROUTPD 入力回路部 IN端子 High電圧 IN端子 Low電圧 入力プルダウン抵抗 VIHIN VILIN RINPD 2.0 0 60 – – 100 5.5 0.8 140 V V k VUVLO2 VUVLO1 ΔVUVLO 2.8 2.5 – 3.3 3.0 0.3 3.8 3.5 – V V V – – – – 25 20 40 45 – – – – ns ns ns ns 出力ピーク電流 出力オン抵抗 低電圧誤動作防止(UVLO) 回路 UVLO 解除電圧 UVLO 動作電圧 UVLO ヒステリシス電圧幅 出力立ち上がり/立ち下がり特性 出力立ち上がり時間 出力立ち下がり時間 立ち上がり遅延時間 立ち下がり遅延時間 Ver.2015-02-27 tr tf td_ON td_OFF VUVLO2 VUVLO1 CL=2200pF, VIN=0 to 5V CL=2200pF, VIN=5 to 0V CL=2200pF, VIN=0 to 5V CL=2200pF, VIN=5 to 0V -3- NJW4841 タイミングチャート 90% IN 10% tr OUT tf 90% 90% 10% 10% td_ON td_OFF 応用回路例 V+ VDD VDD IN 10F IN 0.1F FET NJW4841 OUT GND GND V+ VDD VDD IN 10F 0.1F IN IGBT NJW4841 OUT GND GND 大電流、高速スイッチングを行う NJW4841 のアプリケーションは、出力の立ち上がり/立ち下がりに応じて電流が流 れるため基板レイアウトが重要な項目です。 NJW4841 は、スイッチング時の損失を抑えるためにゲートを高速駆動しています。ハイサイド、ローサイド SW に 流れる高速の電流変化が、配線の寄生インダクタンスによって過渡電圧を発生させるため、大電流の流れるラインは太 く、短くし、電流ループ面積を最小限にすることで過渡電圧の低減を図ってください。 あわせて、過渡電圧発生によ る誤動作・最大定格の超過を防ぐために、電源ライン(VDD 端子)−GND 間にはバイパスコンデンサを挿入してくださ い。バイパスコンデンサには高周波特性の優れた 0.1µF 以上のセラミックコンデンサを推奨します。 エネルギー吸収用のバイパスコンデンサとして、10µF の電解コンデンサを標準としていますが、負荷の特性やアプリ ケーション環境に応じてこれ以上の容量を確保してください。これらのバイパスコンデンサは、VDD 端子の近傍に接続 する必要があります。 -4- Ver.2015-02-27 NJW4841 特性例 電源電流1 対 周囲温度 電源電流1 対 電源電圧 3 3 VIN=5V Ta=25C VDD=16V 2.5 電源電流1:IQ1 [mA] 電源電流1:IQ1 [mA] 2.5 2 1.5 1 2 1.5 1 0.5 0.5 0 0 0 5 10 15 20 25 30 35 -50 40 -25 0 25 50 75 100 125 150 周囲温度:Ta [C] 電源電圧:VDD [V] 電源電流2 対 電源電圧 電源電流2 対 周囲温度 3 3 VDD=16V VIN=0V Ta=25C 2 1.5 1 0.5 VIN=0V VDD=4V 2.5 電源電流2:IQ2 [mA] 2.5 電源電流2:IQ2 [mA] VIN=5V VDD=4V 2 1.5 1 0.5 0 0 0 5 10 15 20 25 30 35 40 電源電圧:VDD [V] -50 -25 0 25 50 75 100 125 150 周囲温度:Ta [ºC] 出力ピーク電流 対 周囲温度 4 VDD=16V 出力ピーク電流: Ipk1(ハイサイド) 出力ピーク電流:IPK1/IPK2 [A] 3.5 出力ピーク電流: Ipk2(ローサイド) 3 2.5 2 1.5 1 0.5 0 -50 Ver.2015-02-27 -25 0 25 50 75 100 125 150 周囲温度:Ta [ºC] -5- NJW4841 特性例 出力オン抵抗(ローサイド) 対 周囲温度 出力オン抵抗(ハイサイド) 対 周囲温度 5 5 VDD=16V 4.5 4.5 出力オン抵抗:RDSL [Ω] 4 出力オン抵抗:RDSH [Ω] VDD=16V Iout=100mA VIN=5V VDD=4V 3.5 3 2.5 2 1.5 Iout=100mA VIN=0V VDD=4V 4 3.5 3 2.5 2 1.5 1 1 0.5 0.5 0 0 -50 -25 0 25 50 75 100 125 150 -50 -25 0 25 IN端子High/Low電圧 対 周囲温度 IN端子High/Low電圧:V IHIN/ VILIN [V] 3 IN端子High電圧 VDD=16V IN端子Low電圧 2.5 2 1.5 1 0.5 0 100 125 150 UVLO解除電圧/動作電圧 対 周囲温度 5 VIN=5V UVLO解除電圧 4.5 UVLO動作電圧 4 3.5 3 2.5 2 1.5 1 0.5 -25 0 25 50 75 100 125 150 -50 -25 0 周囲温度:Ta [ºC] VIN=0 to 5V VDD=16V CL=2200pF 出力立ち上がり時間 出力立ち下がり時間 50 75 100 125 150 立ち上がり/立ち下がり伝播遅延時間 対 周囲温度 80 70 60 50 40 30 20 10 立ち上がり/立ち下がり伝播遅 延時間 :td_ON/ td_OFF [ns] 100 90 25 周囲温度:Ta [ºC] 出力立ち上がり/立ち下がり時間 対 周囲温度 出力立ち上が り/立ち下がり時間 :tr/ tf [ns] 75 0 -50 100 立ち上がり伝播遅延時間 90 VIN=0 to 5V VDD=16V CL=2200pF 立ち下がり伝播遅延時間 80 70 60 50 40 30 20 10 0 0 -50 -25 0 25 50 75 周囲温度:Ta [ºC] -6- 50 周囲温度:Ta [ºC] UVLO解除/動作電圧:VUVLO2/ VUVLO1 [V] 周囲温度:Ta [ºC] 100 125 150 -50 -25 0 25 50 75 100 125 150 周囲温度:Ta [ºC] Ver.2015-02-27 NJW4841 <注意事項> このデータシートの掲載内容の正確さには 万全を期しておりますが、掲載内容について 何らかの法的な保証を行うものではありませ ん。とくに応用回路については、製品の代表 的な応用例を説明するためのものです。また、 工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴 うものではなく、第三者の権利を侵害しない ことを保証するものでもありません。 Ver.2015-02-27 -7-