[AK8854VQ] AK8854VQ Multi-Format Digital Video Decoder 概要 AK8854VQ は NTSC , PAL , SECAM のコンポジットビデオ信号、S (Y/C)ビデオ信号、525i / 625i のコンポー ネント信号のデジタルデコード及び、アナログ RGB 信号のデジタルデコード処理を行います。 RGB 信号入力時に必要な同期信号は、外部から入力されるコンポジットシンク(CSYNC)または H/VSYNC、 または Green 信号に重畳される同期信号(Sync on Green)です。 出力は ITU-R BT.601 レベルの Y, Cb, Cr データです。ピクセルクロックは入力信号に同期したクロックを内 部で生成します。また、出力インターフェースは ITU-R BT.656 規格準拠です。 動作温度は、-40˚C ~ 85˚C です。パッケージは、10mm 角 64pinLQFP です。 特長 • NTSC-J,M , NTSC-4.43 / PAL-B,D,G,H,I,N , Nc , M , PAL-60, SECAM 規格の コンポジットビデオ信号、S (Y/C)ビデオ信号のデコード処理 • 525i / 625i のコンポーネントインターレース(YPbPr)信号のデコード処理 • 525i / 625i 及びノンインターレースのアナログ RGB 信号のデコード処理 • 入力チャンネル数: 10ch 入力対応ビデオスイッチ内蔵 • 10-bit ADC 2ch 内蔵 • 入力信号同期クロック生成用 PLL 内蔵(ラインロック PLL 及びフレームロック PLL) • PGA 内蔵 ( -6dB∼+6dB) • 適応型 Auto Gain Control (AGC) • Auto Color Control (ACC) • 画質調整機能(Contrast , Satulation , Brightness , Hue , Sharpness) • 入力信号自動判定機能 • 適応型 2 次元 YC 分離 • PAL デコード時位相補正機能 • 出力データ:ITU-R BT.601 (4:2:2_8bit) • 出力インターフェース:ITU-R BT.656(4:2:2_8bit パラレル_EAV/SAV 付き) • クローズドキャプション信号デコード機能 (レジスタにて出力) • VBID(CGMS-A)信号デコード機能 (CRCC デコード) (レジスタにて出力) • WSS 信号デコード機能 (レジスタにて出力) • Macrovision 信号検知機能(Macrovision Certification) • パワーダウン機能 • I2C コントロール • コア電源電圧 1.70 ~ 2.00V • インターフェース部電源電圧 1.70 ~ 3.60V • 推奨動作温度範囲 –40˚C ~ 85˚C • 64 ピン LQFP パッケージ (Notice) This device is protected by U.S. patent number 6,600,873 and other intellectual property rights. MS0973-J-03 1 2009/05 [AK8854VQ] [全体ブロック図] TEST0 TEST1 XTI TEST LOGIC XTO CLKMD Clock Module VSYNC H_CSYNC SELA SDA SCL PDN RSTN OE Microprocessor Interface Timing Controller Digital PLL AIN1 AIN2 CLAMP AIN3 PGA1 AAF Sync Separation 10-bit ADC VD_F AIN4 AIN5 AIN6 HD Luminance Process MUX CLAMP AAF AIN7 Decimation Filter MUX PGA2 AIN8 AIN9 CLAMP 10-bit ADC VBI Decoding Output Buffer V Process DVALID_F NSIG DTCLK AAF U Process DATA[7:0] AIN10 VREF ATIO MS0973-J-03 RGB / YUV Convert VRP VCOM VRN IREF AVDD AVSS 2 DVDD DVSS PVDD1 PVDD2 2009/05 [AK8854VQ] [コンポジットビデオ信号デコード時のブロック図] TEST0 TEST1 TEST LOGIC XTI VSYNC H_CSYNC XTO CLKMD Clock Module SELA SDA SCL PDN RSTN OE Microprocessor Interface Timing Controller Digital PLL CVBS YC Separation Y Sync Separation HD Luminance Process VD_F CVBS AIN MUX CLAMP AAF PGA1 10-bit ADC VBI Decoding C Decimation Filter V V Process U U Process Chrominance Process Output Buffer DVALID_F NSIG DTCLK DATA[7:0] VREF ATIO MS0973-J-03 VRP VCOM VRN IREF AVDD AVSS 3 DVDD DVSS PVDD1 PVDD2 2009/05 [AK8854VQ] [S(Y/C)ビデオ信号デコード時のブロック図] TEST0 TEST1 XTI TEST LOGIC Y AIN CLAMP Clock Module PGA1 AAF VSYNC XTO CLKMD H_CSYNC SELA SDA SCL PDN RSTN Microprocessor Interface Timing Controller Digital PLL 10-bit ADC OE HD Luminance Process Sync Separation Y VD_F AIN MUX C CLAMP VBI Decoding Decimation Filter AAF PGA2 C 10-bit ADC V Chrominance Process U Output Buffer DVALID_F NSIG V Process DTCLK U Process DATA[7:0] VREF ATIO MS0973-J-03 VRP VCOM VRN IREF AVDD AVSS 4 DVDD DVSS PVDD1 PVDD2 2009/05 [AK8854VQ] [コンポーネントビデオ信号デコード時のブロック図] TEST0 TEST1 XTI TEST LOGIC Y AIN AIN MUX Pr CLAMP CLAMP Clock Module PGA1 AAF Pb CLAMP 10-bit ADC SELA SDA SCL PDN RSTN OE Microprocessor Interface Y Sync Separation Y HD Luminance Process VD_F Decimation Filter PGA2 H_CSYNC Timing Controller Digital PLL AAF MUX AIN VSYNC XTO CLKMD 10-bit ADC AAF VBI Decoding V V V Process U U U Process Output Buffer DVALID_F NSIG DTCLK DATA[7:0] VREF ATIO MS0973-J-03 VRP VCOM VRN IREF AVDD AVSS 5 DVDD DVSS PVDD1 PVDD2 2009/05 [AK8854VQ] [アナログ RGB 信号デコード時のブロック図] TEST0 TEST1 XTI TEST LOGIC AIN CLAMP G XTO CLKMD Clock Module PGA1 AAF VSYNC H_CSYNC SELA SDA SCL PDN RSTN Microprocessor Interface Timing Controller Digital PLL Sync G Separation 10-bit ADC OE Y HD Luminance Process VD_F R AIN MUX CLAMP AAF Decimation Filter MUX PGA2 10-bit ADC B AIN CLAMP R RGB / YUV Convert B AAF VBI Decoding V U Output Buffer V Process DVALID_F NSIG DTCLK U Process DATA[7:0] VREF ATIO MS0973-J-03 VRP VCOM VRN IREF AVDD AVSS 6 DVDD DVSS PVDD1 PVDD2 2009/05 [AK8854VQ] 2. ピン配置 64pins LQFP DVDD DVSS NSIG SDA PVDD2 SCL SELA OE RSTN PDN DVDD XTO DVSS XTI CLKMD AVSS 48 47 46 454443424140 39 383736353433 AVDD IREF AVSS ATIO AVSS AIN1 AVDD AIN2 VCOM AIN3 VRN AIN4 VRP AIN5 AVDD AIN6 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 TEST0 TEST1 DVSS DTCLK PVDD1 DATA0 DATA1 DATA2 DATA3 DATA4 DATA5 DVSS PVDD1 DATA6 DATA7 HD 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 111213141516 VD_F DVALID_F DVSS DVDD VSYNC H_CSYNC PVDD1 AVSS AIN10 AVSS AIN9 AVSS AIN8 AVSS AIN7 AVSS MS0973-J-03 7 2009/05 [AK8854VQ] 3. ピン機能説明 ピン No. 1 端子名 電源 I/O 機能概要 AVSS A G 2 AIN7 A I 3 AVSS A G 4 AIN8 A I 5 AVSS A G 6 AIN9 A I 7 AVSS A G 8 AIN10 A I 9 10 AVSS PVDD1 A P1 G P 11 H_CSYNC P1 I 12 VSYNC P1 I 13 14 DVDD DVSS D D P G 15 DVALID_F P1 O (I/O) 16 VD_F P1 O 17 HD P1 O (I/O) 18 DATA7 P1 O (I/O) 19 DATA6 P1 O (I/O) 20 21 PVDD1 DVSS P1 D P G 22 DATA5 P1 O (I/O) アナロググランドピンです。 アナログ信号入力ピンです。Page.100 の[システム接続例]のように、 抵抗分割にて約 39%(-8.19dB)のレベルに減衰させた後、0.033uF のセラミ ックコンデンサを介して入力してください。 未使用の場合は、NC としてください。 アナロググランドピンです。 アナログ信号入力ピンです。Page. 100 の[システム接続例]のように、 抵抗分割にて約 39%(-8.19dB)のレベルに減衰させた後、0.033uF のセラミ ックコンデンサを介して入力してください。 未使用の場合は、NC としてください。 アナロググランドピンです。 アナログ信号入力ピンです。Page. 100 の[システム接続例]のように、 抵抗分割にて約 39%(-8.19dB)のレベルに減衰させた後、0.033uF のセラミ ックコンデンサを介して入力してください。 未使用の場合は、NC としてください。 アナロググランドピンです。 アナログ信号入力ピンです。Page. 100 の[システム接続例]のように、 抵抗分割にて約 39%(-8.19dB)のレベルに減衰させた後、0.033uF のセラミ ックコンデンサを介して入力してください。 未使用の場合は、NC としてください。 アナロググランドピンです。 I/O 電源ピンです。 RGB 信号入力時の水平同期信号、またはコンポジットシンク信号入力ピン です。未使用の場合は、DVSS に接続してください。 RGB 信号入力時の垂直同期信号入力ピンです。 未使用の場合は、DVSS に接続してください。 デジタル電源ピンです。 デジタルグランドピンです。 DVALID / FIELD 信号出力ピンです。 レジスタ設定にて、DVALID 信号出力/ FIELD 信号出力を切り替えます。 (なお、このピンはテストモード時 I/O ピンとして使用します。) OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) VD(Vertical Data) / FIELD 信号出力ピンです。 レジスタ設定にて、VD 信号出力 / FIELD 信号出力を切り替えます。 OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) HD(Horizontal Data)タイミング信号出力ピンです。 (なお、このピンはテストモード時 I/O ピンとして使用します。) OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) データ出力ピンです。(MSB) (なお、このピンはテストモード時 I/O ピンとして使用します。) OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) データ出力ピンです。 (なお、このピンはテストモード時 I/O ピンとして使用します。) OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) I/O 電源ピンです。 デジタルグランドピンです。 データ出力ピンです。 (なお、このピンはテストモード時 I/O ピンとして使用します。) OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) MS0973-J-03 8 2009/05 [AK8854VQ] ピン No. 端子名 電源 I/O 23 DATA4 P1 O (I/O) 24 DATA3 P1 O (I/O) 25 DATA2 P1 O (I/O) 26 DATA1 P1 O (I/O) 27 DATA0 P1 O (I/O) 28 PVDD1 P1 P 29 DTCLK P1 O 30 31 32 33 34 DVSS TEST1 TEST0 DVDD DVSS D D D D D G I I P G 35 NSIG P2 O 36 SDA P2 I/O 37 PVDD2 P2 P 38 SCL P2 I 39 SELA P2 I 40 OE P2 I 41 RSTN P2 I 42 PDN P2 I MS0973-J-03 機能概要 データ出力ピンです。 (なお、このピンはテストモード時 I/O ピンとして使用します。) OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) データ出力ピンです。 (なお、このピンはテストモード時 I/O ピンとして使用します。) OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) データ出力ピンです。 (なお、このピンはテストモード時 I/O ピンとして使用します。) OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) データ出力ピンです。 (なお、このピンはテストモード時 I/O ピンとして使用します。) OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) データ出力ピンです。(LSB) (なお、このピンはテストモード時 I/O ピンとして使用します。) OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) I/O 電源ピンです。 出力 I/F 用データクロック出力ピンです。 約 27MHz のクロックを出力します。 OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) デジタルグランドピンです。 テストモード設定用ピンです。DVSS に接続して下さい。 テストモード設定用ピンです。DVSS に接続して下さい。 デジタル電源ピンです。 デジタルグランドピンです。 このピンは、入力信号に対する同期状態を示します。 Low : 信号あり(同期しています。) High : 無信号または同期が外れています。 OE / PDN / RSTN のピン状態による出力については別途記載します。(*1) I2C データピンです。PVDD2 でプルアップしてください。 PDN=L の時には、Hi-z 入力が可能です。 リセットシーケンス時 SDA 入力は受け付けません。 マイコン用 I/F 電源ピンです。 I2C クロック入力ピンです。PVDD2 以下で入力してください。 PDN=L の時には、Hi-z 入力が可能です。 リセットシーケンス時 SCL 入力は受け付けません。 I2C バスアドレス選択用ピンです。 PVDD2 接続 : スレーブアドレス[0x8A] DVSS 接地 : スレーブアドレス[0x88] Output Enable ピンです。 L : デジタル出力ピンは Hi-z 出力となります。 H : データを出力します。 OE ピンの Hi-z 入力は禁止します。 リセット信号入力ピンです。 Hi-z 入力は禁止します。 L : リセット H : 通常動作 パワーダウン制御ピンです。 Hi-z 入力は禁止します。 L : パワーダウン H : 通常動作 9 2009/05 [AK8854VQ] ピン No. 43 端子名 電源 I/O 機能概要 DVDD D P 44 XTO D O 45 DVSS D G 46 XTI D I 47 CLKMD D I 48 49 AVSS AVDD A A G P 50 IREF A O 51 52 53 AVSS ATIO AVSS A A A G I/O G 54 AIN1 A I 55 AVDD A P 56 AIN2 A I 57 VCOM A O 58 AIN3 A I 59 VRN A O 60 AIN4 A I 61 VRP A O 62 AIN5 A I デジタル電源ピンです。 水晶振動子接続端子です。 (推奨回路では 22pF のコンデンサを介してデジタルグランドに接地) 24.576MHz の水晶振動子を使用してください。 PDN=L の際には、DVSS レベル出力となります。 水晶振動子を使用しない場合は、NC または DVSS に接続してください。 デジタルグランドピンです。 水晶振動子接続端子です。 (推奨回路では 22pF のコンデンサを介してデジタルグランドに接地) 24.576MHz の水晶振動子を使用してください。 24.576MHz の水晶発振器からの入力の場合は、 このピンに入力してください。 クロックモード設定ピンです。DVDD または DVSS に接続してください。 DVSS 接地 : 水晶振動子を使用します。 DVDD 接続 : 水晶振動子ではなく、その他の 外部クロック入力(水晶発振器など)の場合に使用します。 アナロググランドピンです。 アナログ電源ピンです。 基準電流設定ピンです。 6.8kΩ(≦1%精度)の抵抗でグランドに接地してください。 アナロググランドピンです。 アナログテストピンです。通常使用時は、AVSS に接続して下さい。 アナロググランドピンです。 アナログ信号入力ピンです。Page. 100 の[システム接続例]のように、 抵抗分割にて約 39%(-8.19dB)のレベルに減衰させた後、0.033uF のセラミ ックコンデンサを介して入力してください。 未使用の場合は、NC としてください。 アナログ電源ピンです。 アナログ信号入力ピンです。Page. 100 の[システム接続例]のように、 抵抗分割にて約 39%(-8.19dB)のレベルに減衰させた後、0.033uF のセラミ ックコンデンサを介して入力してください。 未使用の場合は、NC としてください。 AD コンバータ内部コモン電圧ピンです。 0.1uF 以上のセラミックコンデンサを AVSS との間に接続してください。 アナログ信号入力ピンです。Page. 100 の[システム接続例]のように、 抵抗分割にて約 39%(-8.19dB)のレベルに減衰させた後、0.033uF のセラミ ックコンデンサを介して入力してください。 未使用の場合は、NC としてください。 AD コンバータ内部負基準電圧ピンです。 0.1uF 以上のセラミックコンデンサを AVSS との間に接続してください。 アナログ信号入力ピンです。Page. 100 の[システム接続例]のように、 抵抗分割にて約 39%(-8.19dB)のレベルに減衰させた後、0.033uF のセラミ ックコンデンサを介して入力してください。 未使用の場合は、NC としてください。 AD コンバータ内部正基準電圧ピンです。 0.1uF 以上のセラミックコンデンサを AVSS との間に接続してください。 アナログ信号入力ピンです。Page. 100 の[システム接続例]のように、 抵抗分割にて約 39%(-8.19dB)のレベルに減衰させた後、0.033uF のセラミ ックコンデンサを介して入力してください。 未使用の場合は、NC としてください。 MS0973-J-03 10 2009/05 [AK8854VQ] ピン No. 63 端子名 電源 I/O AVDD A P 機能概要 アナログ電源ピンです。 アナログ信号入力ピンです。Page. 100 の[システム接続例]のように、 抵抗分割にて約 39%(-8.19dB)のレベルに減衰させた後、0.033uF のセラミ 64 AIN6 A I ックコンデンサを介して入力してください。 未使用の場合は、NC としてください。 電源 A :AVDD , D :DVDD , P1 :PVDD1 , P2 :PVDD2 I/O I :入力ピン, O :出力ピン, I/O :入出力ピン, P :電源ピン, G :グランド接続ピン (*1) 出力ピン状態は OE , PDN , RSTN ピンの状態によって次の通り規定されます。 OE PDN RSTN Output1 (*2) Output2 (*2) L x x Hi-z 出力 L 出力 H L x L 出力 L 出力 L L 出力 L 出力 H H H Defalt Data Out (*3) Defalt Data Out (*3) (*2) Output1 : DATA[7:0], HD, VD_F, DVALID_F, DTCLK Output2 : NSIG 電源投入直後、OE=H かつ PDN=H の時は、リセットシーケンスにより内部状態が 確定するまでの期間、出力ピンの状態は不定です。 (*3) AIN 信号が無入力の場合、黒データ(Y=0x10, Cb/Cr=0x80)を出力します。 (レジスタにてブルーバック出力可能) MS0973-J-03 11 2009/05 [AK8854VQ] 4. 電気的特性 (1) 絶対最大定格 項目 電源電圧 DVDD, AVDD PVDD1 , PVDD2 アナログ入力ピン電圧 A (VinA) デジタル入力ピン電圧 D (VinD) 最小 最大 単位 -0.3 -0.3 2.2 4.2 V V -0.3 AVDD + 0.3 ( ≦2.2) V -0.3 DVDD + 0.3 ( ≦2.2) V 備考 XTI, XTO, CLKMD, TEST0, TEST1 デジタル入出力ピン電圧 P1 -0.3 V (*1) PVDD1 + 0.3 ( ≦4.2) (VioP1) デジタル入出力ピン電圧 P2 -0.3 V (*2) PVDD2 + 0.3 ( ≦4.2) (VioP2) 入力ピン電流 (Iin) -10 10 mA (電源ピンを除く) -40 125 ˚C 保存温度 *電源電圧は、各グランドピン(DVSS=AVSS)を 0V(電圧基準)としたときの値です。 全ての電源グランド(AVSS, DVSS)は同電位としてください。 デジタル出力ピンをデータバスに接続する場合、データバスの動作電圧は上記デジタル出力ピン電圧の 範囲として下さい。 (*1)対象ピンは、DTCLK, DATA[7:0], HD, VD_F, DVALID_F, H_CSYNC, VSYNC です。 (*2) 対象ピンは、OE, SELA, PDN, RSTN, SDA, SCL, NSIG です。 (2) 推奨動作条件 項目 最小 標準 最大 単位 アナログ電源電圧(AVDD) * 1.70 1.80 2.00 V デジタル電源電圧(DVDD) * I/O 電源電圧(PVDD1) * 1.70 1.80 3.60 V マイコン I/F 電源電圧(PVDD2) * -40 85 ˚C 動作温度(Ta) *電源電圧は、各グランドピン(DVSS=AVSS)を 0V(電圧基準)としたときの値です。 全ての電源グランド(AVSS, DVSS)は同電位としてください。 MS0973-J-03 12 条件 AVDD=DVDD PVDD1≧DVDD PVDD2≧DVDD 2009/05 [AK8854VQ] (3) DC 特性 項目 (表中、特に条件の無い場合の電源電圧範囲は、推奨動作条件範囲内の値です。) 記号 最小 標準 最大 単位 条件 デジタル P2 入力 H 電圧 VPIH デジタル P2 入力 L 電圧 VPIL デジタル D 入力 H 電圧 VDIH デジタル D 入力 L 電圧 VDIL デジタル入力 H 電圧 VIH デジタル入力 L 電圧 VIL デジタル入力リーク電流 IL デジタル P1 出力 H 電圧 VOH デジタル P1 出力 L 電圧 VOL デジタル P2 出力 H 電圧 VOH デジタル P2 出力 L 電圧 VOL 0.8PVDD2 V *1 の場合 0.7PVDD2 V *2 の場合 0.2PVDD2 V *1 の場合 0.3PVDD2 V *2 の場合 0.8DVDD V 0.2DVDD V 0.8PVDD1 V *1 の場合 0.7PVDD1 V *2 の場合 0.2PVDD1 V *1 の場合 0.3PVDD1 V *2 の場合 ±10 uA 0.7PVDD1 0.3PVDD1 0.7PVDD2 0.3PVDD2 V IOH = -600uA V IOL = 1mA V IOH = -600uA V IOL = 1mA IOLC = 3mA V 0.4 PVDD2≥2.0V 0.2 PVDD2 PVDD2<2.0V *1: < DVDD = 1.70V~2.00V, DVDD≤PVDD1<2.70V, DVDD≤PVDD2<2.70V, Ta: -40~85˚C > *2: < DVDD = 1.70V~2.00V, 2.70V≤PVDD1≤3.60V, 2.70V≤PVDD2≤3.60V, Ta: -40~85˚C > デジタル P2 入力とは, SDA, SCL, SELA, OE, PDN, RSTN ピン入力の総称です。 デジタル D 入力とは、CLKMD, TEST0, TEST1 ピン入力の総称です。 デジタル入力とは、H_CSYNC, VSYNC ピン入力の総称です。 デジタル P1 出力とは, DTCLK, DATA[7:0], HD, VD_F, DVALID_F,ピン出力の総称です。 デジタル P2 出力とは, NSIG ピン出力の総称です。 ※SDA ピン出力はデジタル出力ピンに含みません。 I2C(SDA)L 出力 MS0973-J-03 VOLC 13 2009/05 [AK8854VQ] (4) アナログ特性(AVDD=1.8V, 温度 25˚C) セレクタ・クランプ 項目 記号 最大入力レンジ VIMX PGA 項目 分解能 最小ゲイン 最大ゲイン ゲインステップ 最小 標準 最大 単位 0 0.50 0.60 VPP 記号 最小 GMN GMX GST AD コンバータ 項目 分解能 サンプリング周波数 記号 RES FS 積分非直線性誤差 標準 7 -6 6 0.094 0.235 単位 bit dB dB dB 標準 10 27 最大 単位 bit MHz INL 2.0 4.0 LSB 微分非直線性誤差 DNL 1.0 2.0 LSB S/N SN 53 dB S/(N+D) SND 51 dB 入力フルスケールマッチング ADC 内部コモン電圧 ADC 内部正側 VREF 電圧 ADC 内部負側 VREF 電圧 *Fin = AIN 入力信号周波数 AAF (Anti-Aliasing Filter) 項目 パスバンドリップル ストップバンド阻止量 最小 最大 条件 最大値は PGA_GAIN 最小設定時 標準値は PGA_GAIN デフォルト設定時 IFGM VCOM VRP VRN 記号 Gp Gs 最小 -1 10 5 0.9 1.1 0.7 標準 最大 +1 22 % V V V 単位 dB dB 条件 FS=27MHz, PGA_GAIN デフォルト設定 FS=27MHz, PGA_GAIN デフォルト設定 Fin=1MHz*, FS=27MHz, PGA_GAIN デフォルト設定 Fin=1MHz*, FS=27MHz PGA_GAIN デフォルト設定 PGA_GAIN デフォルト設定 条件 6MHz 27MHz (5) 消費電流(DVDD = AVDD = PVDD1 = PVDD2 = 1.8V, Ta = -40 ~ 85˚C の時) 項目 記号 最小 標準 最大 単位 条件 (動作時電流) 全消費電流 IDD アナログ部 AIDD デジタル部 DIDD 108 82 145 mA mA RGB/YPbPr: 3ch 動作時 RGB/YPbPr: 3ch 動作時 (63) mA YC: 2ch 動作時(*1) (34) 22 mA mA CVBS: 1ch 動作時(*1) Xtal 発振子接続時 負荷条件: CL=15pF(*2) I/O 部 PIDD 4 mA (パワーダウン時電流) パワーダウン時全消費電流 SIDD ≤1 100 uA PDN=L(DVSS)の時(*3) アナログ部 ASIDD ≤1 uA デジタル部 DSIDD ≤1 uA I/O 部 PSIDD ≤1 uA (*1) 参考値です。 (*2) NTSC-J 100%カラーバーコンポジット信号入力時。 (*3) OE ピン及び RSTN ピンが、確実に使用する極性の電源電圧またはクランドレベルとなっている場合。 MS0973-J-03 14 2009/05 [AK8854VQ] (6) 水晶発振回路部 (CLKMD=DVSS 接続時) (Ta : -40~85℃) 項目 記号 最小 標準 最大 f 24.576 発振周波数 0 周波数精度 Δf / f ±100 CL 15 負荷容量 Re 100 実効等価抵抗 CO 0.9 水晶振動子並列静電容量 CXI 22 XTI 端子外部接続負荷容量 CXO 22 XTO 端子外部接続負荷容量 (*1)実効等価抵抗は、一般に Re = R1 x (1+CO/CL)2 で与えられます。 [R1]: 水晶振動子直列等価抵抗です。 単位 MHz ppm pF Ω pF pF pF 備考 (*1) CL=15pF 使用時 CL=15pF 使用時 回路接続例 Rf AK8854 内部回路 XTI pin XTO pin 外部接続回路 Rd (* 2) CXI = 22pF CXO = 22pF (*2)制限抵抗(Rd)の有無および抵抗値は、使用する水晶振動子の仕様に合わせて決定して下さい。 MS0973-J-03 15 2009/05 [AK8854VQ] ※本ページ以降は、「AK8854VQ」ではなく、「AK8854」と記載します。 5. AC タイミング (DVDD=1.70V~2.00V, PVDD1=DVDD~3.60V , PVDD2=DVDD~3.60V, -40~85℃) 負荷条件:CL=15pF (1)クロック(CLKMD=DVDD 接続時) AK8854 へ入力するクロックを下記の通り規定します。 fCLK tCLKL tCLKH 0.8DVDD 1/2 レベル 0.2DVDD 項目 入力 CLK CLK パルス幅 H CLK パルス幅 L 周波数安定度 記号 fCLK tCLKH tCLKL 最小 標準 24.576 最大 16 16 ±100 単位 MHz nsec nsec ppm (2)クロック出力 (DTCLK 出力) 項目 DTCLK 記号 fDTCLK 最小 標準 27 最大 単位 MHz fDTCLK 0.5PVDD1 MS0973-J-03 16 2009/05 [AK8854VQ] (3)出力データ(DATA[7:0], HD, VD_F, DVALID_F)タイミング 0.5PVDD1 DTCLK tDS tDH VOH OUTPUT DATA VOL 項目 記号 最小 標準 最大 単位 Output Data Setup Time tDS 10 nsec Output Data Hold Time tDH 10 nsec (4)リセットタイミング(レジスタリセット) RSTN VIL RESETTIMING fCLK 項目 記号 RSTN パルス幅 RESETTIMING 最小 100 (4.1) 標準 最大 単位 CLK (usec) 備考 CLK 立ち上がり基準 *リセットにはクロック入力が必要です。クロックを入力した上で RSTN ピンを Low にしてください。 MS0973-J-03 17 2009/05 [AK8854VQ] (5)パワーダウンシーケンス / パワーダウン解除後リセットシーケンス PDN 設定(PDN=Low)の前に 2048 クロック(または、83.33usec)以上の期間、リセットをかけて下さい。*1 PDN 解除(PDN=Hi)の後の 10msec 以上の期間、リセットをかけて下さい。 CLKIN RESh RESs RSTN VIH VIL VIH PDN GND STPI2C 項目 記号 PDN 前リセット期間 RESs PDN=Hi → RSTN=Hi RESh 10 msec STPI2C 1 msec 2 I2C 通信禁止期間* 最小 2048 (83.33) 標準 最大 単位 CLK (usec) パワーダウン時は制御系信号を全て ViH/ViL レベルではなく、確実に使用する極性の電源電圧またはグランド レベルにしてください。 電源を落とす際は、全ての電源を落としてください。 *1 リセットにはクロック入力が必要です。 *2「I2C 通信禁止期間」は、他デバイスとの通信も含めて、I2C バスでの通信を行わないでください。 水晶振動子接続時のパワーダウン解除シーケンスは次の図の通りです。 AVDD/DVDD PVDD1/PVDD2 PDN RSTN XTI VCOM,VRP,VRN 水晶振動子安定発振 までの時間: 5 mS (max) * RESh≧10mS(min) * 参考値です。 PDN 解除 MS0973-J-03 18 2009/05 [AK8854VQ] (6)パワーオンリセット 電源立ち上げ時、アナログ部基準電圧/電流が安定するまでの期間リセットをかけて下さい。(*1) 電源の立ち上げは AVDD/DVDD/PVDD1/PVDD2 を同時に立ち上げてください。(*2) VDD VIL RSTN VREF 項目 RSTN パルス幅 記号 RESPON RESPON 最小 10 標準 最大 単位 msec (*1)リセットにはクロック入力が必要です。 (*2)同時に立ち上がらない場合は、 PVDD2 → AVDD/DVDD → PVDD1 の順で立ち上げて下さい。 MS0973-J-03 19 2009/05 [AK8854VQ] (7)I2C バス入出力タイミング (DVDD=1.70V~2.00V, PVDD1=DVDD~3.60V , PVDD2=DVDD~3.60V, -40~85℃) (7-1)タイミング 1 tBUF tHD : STA tR tF tSU : STO VIH SDA VIL tF tR VIH SCL VIL tLOW tSU : STA 項目 記号 最小 最大 単位 Bus Free Time tBUF 1.3 usec Hold Time (Start Condition) tHD:STA 0.6 usec Clock Pulse Low Time tLOW 1.3 usec Input Signal Rise Time tR 300 nsec Input Signal Fall Time tF 300 nsec Setup Time(Start Condition) tSU:STA 0.6 usec Setup Time(Stop Condition) tSU:STO 0.6 usec 上記 I2C バスに関するタイミングは I2C バスの規格であり、デバイスの制約によるものではありません。 詳細に関しては I2C バス規格を参照してください。 (7-2)タイミング 2 tHD : DAT VIH SDA VIL tHIGH VIH SCL VIL TSU : DAT 項目 記号 最小 Data Setup Time tSU:DAT 100(*1) Data Hold Time tHD:DAT 0.0 Clock Pulse High Time tHIGH 0.6 最大 単位 nsec 0.9(*2) usec usec (*1)I2C バス標準モードで使用する場合 tSU:DAT ≥250nSec を満たす必要があります。 (*2)AK8854 を、tLOW を延長しないバス上で使用する場合(tLOW=最小規格で使用する場合)、 この条件を満足する必要があります。 MS0973-J-03 20 2009/05 [AK8854VQ] 6. 機能概要 [1] AK8854 はコンポジットビデオ信号(CVBS)、S-Video 信号、YPbPr 信号、アナログ RGB 信号を入力信号 とします。入力ピンは 10ch あり、レジスタ設定により被デコード信号を切り替えます。 [2] AK8854 は、AD コンバーター入力前に、 アナログ帯域制限フィルタ(アンチエリアジングフィルタ)を内蔵しています。 [3] AK8854 は、入力信号に対してアナログ回路にてクランプをかけます。 また、ADC にてデジタル化された入力データは、デジタル信号処理にてペデスタルクランプされます (デジタルペデスタルクランプ)。 [4] AK8854 では、コンポジット信号及び S-Video 信号の属性をレジスタにて設定する事により、 以下の映像信号をデコードすることが出来ます。 NTSC-M,J NTSC-4.43 PAL-B,D,G,H,I,N PAL-Nc PAL-M PAL-60 SECAM また、これらの入力信号の属性判別を自動的に行う機能も備えています。(自動認識モード) [5] AK8854 は VBI 区間のデータをスライスする機能を持っています。スライス結果は ITU-R BT.601 規格 準拠のデジタルデータとして出力されます。 [6] AK8854 は、適応型 AGC 機能を持っています。 入力信号の大きさを測定し、入力信号レベルを判断します。 [7] AK8854 は、ACC 機能を持っています。 入力信号のカラーバーストの大きさを測定し、カラーバーストレベルを適正レベルに設定します。 [8] AK8854 では、適応型 2 次元 Y/C 分離を行います。 相関検出器が、縦横斜めのサンプルから最も相関のある方向を選択し、最適な Y/C 分離を選択します。 [9] AK8854 は、垂直方向のピクセル位置を揃えるために、デジタルピクセル補間器を持っています。 この機能により、縦位置を揃える事が出来ます。 [10] AK8854 は、次の 3 種類のクロックモードで動作します。 ラインロッククロックモード、フレームロッククロックモード、固定クロックモード また、AK8854 は上記のモードを自動遷移して、最適なクロックモードを選択する機能があります。 [11] AK8854 は、PAL-B,D,G,H,I,N のデコード時に、ライン毎の位相誤差を補正する機能を持っています。 [12] AK8854 では、デコードデータは ITU-R BT.656 規格準拠です。 (ただし、固定クロックモード時及び、入力信号品位が悪い場合には、準拠できない場合があります。) [13] また AK8854 は、ITU-R BT.656 インターフェースを持たないような機器との接続に備えて、 アクティブ映像(Active Video)領域を示す、DVALID 信号を出力します。 [14] AK8854 の入力段には PGA が内蔵されています。 PGA は-6~+6dB までレジスタ設定により可変します。ゲインステップは約 0.1dB/Step です。 [15] AK8854 は、入力信号のカラーバーストレベルからクロマ信号品位を判断し、 不良であると判断した場合には、カラーキラーをかける事が出来ます。 また、色デコード用の PLL のロックが外れた場合に、カラーキラーとする事も出来ます。 [16] AK8854 は、コントラスト調整、ブライトネス調整、彩度調整、色相調整、シャープネス調整といった 画質調整機能をもっています。 [17]AK8854 では、輝度帯域を制限する為のフィルタを持っており、レジスタにてフィルタ特性の変更が 可能です。 MS0973-J-03 21 2009/05 [AK8854VQ] [18] AK8854 は、デコード結果をセピア色で出力する事が出来ます。 [19] AK8854 は、VBI 期間に重畳される Closed Caption Data , Closed Caption Extended Data , VBID(CGMS) , WSS 信号のデコードを行う事が出来ます。 デコードされたデータはそれぞれの格納レジスタに書き込まれます。 [20] AK8854 は、内部機能の状態をいくつかモニタできるレジスタを持っています。 [21] AK8854 は、デコードしたデータにマクロビジョン信号が付加されている場合に、 デコードした Macrovision 信号のタイプをレジスタにて通知することができます。(RGB 入力は除く) [22] AK8854 では、C 信号復調後の Low Pass Filter を切り替えることにより、 U/V 信号の帯域を変えることが可能です。 [23] AK8854 は、YC 分離後の C フィルタの帯域をレジスタにて切り替えることができます。 MS0973-J-03 22 2009/05 [AK8854VQ] 7.機能説明 <アナログインターフェイス> AK8854 はアナログビデオ信号入力ピンを 10ch 持っています。 デコードできるアナログビデオ信号は、 コンポジットビデオ信号(CVBS)、S-Video(Y/C)信号、YPbPr コンポーネントビデオ信号、 そしてアナログ RGB ビデオ信号です。 デコードする信号は、内部のセレクタを用いて選択されます。 セレクタの切替えは、レジスタ AINSEL[7:0]にて設定でき、14 通りの設定が可能です。 Sub Address 0x00_[7:0] AINSEL[7:0]-bit 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00000011] AIN4 入力選択(CVBS) [00000100] AIN5 入力選択(CVBS) [00000101] AIN6 入力選択(CVBS) [00001101] AIN6(Y) / AIN7(C)入力選択 [00011100] AIN5(Y) / AIN8(C)入力選択 [00100011] AIN4(Y) / AIN9(C)入力選択 [01100010] AIN3(Y) / AIN10(C)入力選択 [00101101] AIN6(Y) / AIN7(Pb) / AIN9(Pr)入力選択 [10101101] AIN6(G) / AIN7(R) / AIN9(B)入力選択 [01111100] AIN5(Y) / AIN8(Pb) / AIN10(Pr)入力選択 [11111100] AIN5 (G)/ AIN8(R) / AIN10(B)入力選択 備考 14 通りのセレクタ切替えが可能な為、入力ピンとの接続方法は以下の 14 通りあります。 1.CVBS 信号を 6 チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 CVBS AIN4 CVBS AIN5 CVBS AIN6 AIN7 AIN8 AIN9 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00000011] AIN4 入力選択(CVBS) [00000100] AIN5 入力選択(CVBS) [00000101] AIN6 入力選択(CVBS) AIN10 MS0973-J-03 23 2009/05 [AK8854VQ] 2.CVBS 信号を5チャンネル、S-Video 信号を1チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 CVBS AIN4 CVBS AIN5 Y AIN6 C AIN7 AIN8 AIN9 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00000011] AIN4 入力選択(CVBS) [00000100] AIN5 入力選択(CVBS) [00001101] AIN6(Y) / AIN7(C)入力選択 AIN10 3.CVBS 信号を5チャンネル、YPbPr 信号を1チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 CVBS AIN4 CVBS AIN5 Y Pb AIN6 AIN7 AIN8 Pr AIN9 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00000011] AIN4 入力選択(CVBS) [00000100] AIN5 入力選択(CVBS) [00101101] AIN6(Y) / AIN7(Pb) / AIN9(Pr)入力選択 AIN10 4.CVBS 信号を5チャンネル、RGB 信号を1チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 CVBS AIN4 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) CVBS AIN5 [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00000011] AIN4 入力選択(CVBS) [00000100] AIN5 入力選択(CVBS) [10101101] AIN6(G) / AIN7(R) / AIN9B)入力選択 G AIN6 R AIN7 AIN8 B AIN9 AIN10 MS0973-J-03 24 2009/05 [AK8854VQ] 5.CVBS 信号を4チャンネル、S-Video 信号を2チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 CVBS AIN4 Y1 AIN5 Y2 AIN6 C2 AIN7 C1 AIN8 AIN9 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00000011] AIN4 入力選択(CVBS) [00011100] AIN5(Y) / AIN8(C)入力選 [00001101] AIN6(Y) / AIN7(C)入力選択 AIN10 6.CVBS 信号を4チャンネル、S-Video 信号を1チャンネル、YPbPr 信号を1チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 CVBS AIN4 Y1 AIN5 Y2 AIN6 C2 AIN7 Pb1 AIN8 AIN9 Pr1 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00000011] AIN4 入力選択(CVBS) [00001101] AIN6(Y) / AIN7(C)入力選択 [01111100] AIN5(Y) / AIN8(Pb) / AIN10(Pr) 入力選択 AIN10 7.CVBS 信号を4チャンネル、S-Video 信号を1チャンネル、RGB 信号を1チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 CVBS AIN4 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) G AIN5 [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00000011] AIN4 入力選択(CVBS) [00001101] AIN6(Y) / AIN7(C)入力選択 R Y AIN6 C AIN7 AIN8 AIN9 B MS0973-J-03 [11111100] AIN5(G) / AIN8(R) / AIN10(B) 入力選択 AIN10 25 2009/05 [AK8854VQ] 8.CVBS 信号を4チャンネル、YPbPr 信号を2チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 CVBS AIN4 Y1 AIN5 Y2 AIN6 Pb2 AIN7 Pb1 AIN8 Pr2 Pr1 AIN9 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00000011] AIN4 入力選択(CVBS) [00101101] AIN6(Y) / AIN7(Pb) / AIN9(Pr)入力選択 [01111100] AIN5(Y) / AIN8(Pb) / AIN10(Pr) 入力選択 AIN10 9.CVBS 信号を4チャンネル、RGB 信号を2チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 CVBS AIN4 G1 AIN5 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) G2 AIN6 R2 AIN7 [00000011] AIN4 入力選択(CVBS) AIN8 [10101101] AIN6(G) / AIN7(R) / AIN9(B)入力選択 [11111100] AIN5(G) / AIN8(R) / AIN10(B) 入力選択 R1 B2 B1 AIN9 AIN10 10.CVBS 信号を4チャンネル、YPbPr 信号を1チャンネル、RGB 信号を1チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 CVBS AIN4 G AIN5 Y Pb R MS0973-J-03 AIN7 AIN8 Pr B AIN6 AIN9 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00000011] AIN4 入力選択(CVBS) [00101101] AIN6(Y) / AIN7(Pb) / AIN9(Pr)入力選択 [11111100] AIN5(G) / AIN8(R) / AIN10(B) 入力選択 AIN10 26 2009/05 [AK8854VQ] 11.CVBS 信号を3チャンネル、S-Video 信号を3チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 Y1 AIN4 Y2 AIN5 Y3 AIN6 C3 AIN7 C2 AIN8 C1 AIN9 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00100011] AIN4(Y) / AIN9(C)入力選択 [00011100] AIN5(Y) / AIN8(C)入力選択 [00001101] AIN6(Y) / AIN7(C)入力選択 AIN10 12.CVBS 信号を3チャンネル、S-Video 信号を2チャンネル、YPbPr 信号を1チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 Y1 AIN4 Y2 AIN5 Y3 AIN6 C3 AIN7 Pb2 AIN8 C1 AIN9 Pr2 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00100011] AIN4(Y) / AIN9(C)入力選択 [00001101] AIN6(Y) / AIN7(C)入力選択 [01111100] AIN5(Y) / AIN8(Pb) / AIN10(Pr)入力選択 AIN10 13.CVBS 信号を3チャンネル、S-Video 信号を2チャンネル、RGB 信号を1チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 CVBS AIN3 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 AIN4 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [00000010] AIN3 入力選択(CVBS) [00100011] AIN4(Y) / AIN9(C)入力選択 [00001101] AIN6(Y) / AIN7(C)入力選択 Y1 G R C1 Y2 AIN6 C2 AIN7 AIN8 AIN9 B MS0973-J-03 AIN5 [11111100] AIN5(G) / AIN8(R) / AIN10(B)入力選択 AIN10 27 2009/05 [AK8854VQ] 14.CVBS 信号を2チャンネル、S-Video 信号を4チャンネル接続する場合 CVBS AIN1 CVBS AIN2 Y1 AIN3 Y2 AIN4 Y3 Y4 AIN6 C4 AIN7 C3 C2 C1 AIN5 AIN8 AIN9 AINSEL[7:0] 入力チャンネル選択 [00000000] AIN1 入力選択(CVBS) [00000001] AIN2 入力選択(CVBS) [01100010] AIN3(Y) / AIN10(C)入力選択 [00100011] AIN4(Y) / AIN9(C)入力選択 [00011100] AIN5(Y) / AIN8(C)入力選択 [00001101] AIN6(Y) / AIN7(C)入力選択 AIN10 <アナログ帯域制限フィルタ , アナログクランプ回路> [アナログ帯域制限フィルタ] AK8854 は、AD コンバーター入力前に、アナログ帯域制限フィルタ(アンチエリアジングフィルタ)を内蔵し ています。特性は、以下の通りです。 ±1dB ( ~ 6MHz ) -22dB ( 27MHz )….Typical 値 [アナログクランプ回路] AK8854 は、入力されるビデオ信号に対しアナログ回路にてクランプをかけます。クランプを行う方法は、 下記の通りです。 ●コンポジット信号をデコードする場合 AK8854 は、シンクチップにクランプをかけます (アナログシンクチップクランプ)。 アナログシンクチップクランプのタイミングパルスは、AK8854 内部で同期分離された同期信号の 立下りを起点として、同期信号のほぼ中央の位置に発生します。 ●S-Video 信号をデコードする場合 (Y 信号):AK8854 は入力される Y 信号のシンクチップにクランプをかけます。クランプパルスは、 AK8854 内部で同期分離された同期信号の立下りを起点として、同期信号のほぼ中央の 位置に発生します (アナログシンクチップクランプ)。 (C 信号):AK8854 は、入力される C 信号に対し、中点レベルにてクランプをかけます。 クランプパルスは、Y 信号と同じタイミングで発生します。(アナログミドルクランプ) MS0973-J-03 28 2009/05 [AK8854VQ] ●YPbPr 信号をデコードする場合 クランプ方法は数通りあり、下記のレジスタにて選択が出来ます。 ○YPBPRCP: YPbPr 信号デコード時のクランプ方法を選択できます。 Sub-address 0x02_[4] クランプ方法 備考 YPBPRCP-bit Y: アナログシンクチップクランプ [0] Pb, Pr: アナログバックポーチクランプ Y: アナログシンクチップクランプ 注意* [1] Pb, Pr: アナログミドルクランプ *PbPr 信号に同期信号がある場合は、アナログミドルクランプは設定しないでください。 アナログバックポーチクランプのタイミングパルスは、バックポーチ区間のほぼ中央の位置に 発生します。 ●RGB 信号をデコードする場合 同期処理方法により異なります。 「Sync On Green の場合」 (G 信号):AK8854 は入力される G 信号のシンクチップにクランプをかけます。クランプパルスは、 AK8854 内部で同期分離された同期信号の立下りを起点として、同期信号のほぼ中央の 位置に発生します。(アナログシンクチップクランプ) (B,R 信号):AK8854 は、入力される B,R 信号に対し、ペデスタルレベルにてクランプをかけます。 クランプパルスは、G 信号と同じタイミングで発生します。(アナログボトムクランプ) また、B,R 信号にも同期信号が重畳されている場合(ALLSYNC=[1]の場合)は、 RGB 信号共にアナログシンクチップクランプとなります。 「H/VSYNC 及び CSYNC の場合」 (R,G,B 信号):AK8854 は入力される RGB 信号に対し、 ペデスタルレベルにてクランプをかけます。 クランプパルスは、入力される同期信号(HSYNC または CSYNC)の立下りを 起点として、同期信号のほぼ中央の位置に発生します。(アナログボトムクランプ) また、RGB 信号にも同期信号が重畳されている場合(ALLSYNC=[1]の場合)は、 RGB 信号共にアナログシンクチップクランプとなります。 ○ALLSYNC:RGB 信号入力時の同期信号の有無を設定します。 Sub-address 0x03_[0] ALLSYNC-bit 同期信号の有無 備考 * [0] (SOG): R 信号及び B 信号に同期信号は重畳されていない。 (C. H/ V): RGB 信号に同期信号は重畳されていない。 [1] (SOG): R 信号及び B 信号に同期信号が重畳されている。 (C. H/ V): RGB 信号に同期信号が重畳されている。 *(SOG): Sync On Green で同期を取る場合 (C, H/ V): CSYNC 及び H/VSYNC で同期を取る場合 各クランプパルスの発生位置は、下図の通りです。 MS0973-J-03 29 2009/05 [AK8854VQ] Y アナログシンクチップクランプ CVBS C アナログシンクチップクランプ アナログミドルクランプ G Y アナログシンクチップクランプ アナログシンクチップクランプ Pb B アナログボトムクランプ アナログバックポーチクランプ Pr R アナログバックポーチクランプ MS0973-J-03 アナログボトムクランプ 30 2009/05 [AK8854VQ] またクランプパルスのパルス位置、パルス幅の調整、及びクランプ電流の設定がレジスタにて変更可能です。 ○CLPWIDTH[1:0]:各クランプパルスの幅を設定します。 Sub-address 0x01_[7:6] CLPWIDTH[1:0]-bit クランプパルス幅 備考 [00] 275nsec [01] 555nsec [10] 1.1usec [11] 2.2usec ※すべてのクランプパルスの幅が変更されます。 ○CLPSTAT[1:0]:各クランプパルスの中心の位置を設定します。 Sub-address 0x01_[5:4] CLPSTAT[1:0]-bit クランプパルス位置 備考 [00] シンクチップ/ ミドル/ ボトムクランプ:同期信号の真中あたり。 バックポーチクランプ:同期信号とアクティブ映像開始位置との間の 真中あたり。 [01] 真中あたりから(1/128)H 遅れた所。 [10] 真中あたりから(2/128)H 早い所。 [11] 真中あたりから(1/128)H 早い所。 ※すべてのクランプパルスの位置が変更されます。 ○BCLPSTAT[2:0]:アナログバックポーチクランプパルスの中心の位置を設定します。 Sub-address 0x01_[2:0] BCLPSTAT[1:0]-bit クランプパルス位置 備考 [000] CLPSTAT にて設定されている位置。 [001] CLPSTAT にて設定されている位置から(1/128)H 遅れた所。 [010] CLPSTAT にて設定されている位置から(2/128)H 遅れた所。 [011] CLPSTAT にて設定されている位置から(3/128)H 遅れた所。 [100] CLPSTAT にて設定されている位置から(4/128)H 早い所。 [101] CLPSTAT にて設定されている位置から(3/128)H 早い所。 [110] CLPSTAT にて設定されている位置から(2/128)H 早い所。 [111] CLPSTAT にて設定されている位置から(1/128)H 早い所。 ※アナログバックポーチクランプパルスの位置のみが変更されます。 アナログバックポーチクランプパルスは、 CLPSTAT の設定によりパルス位置が変わりますが、この BCLPSTAT にてさらにパルス位置の変更ができます。 以下に、CLPSTAT と BCLPSTAT との関係例を図示します。 MS0973-J-03 31 2009/05 [AK8854VQ] クランプタイミングパルス CLPWIDTH[1:0] CLPSTAT[1:0] = 00 CLPSTAT[1:0] = 01 1/128H 遅れる CLPSTAT[1:0] = 11 1/128H 早まる CLPSTAT[1:0] = 10 2/128H 早まる シンクチップ/ ミドル/ ボトムクランプの場合 CLPWIDTH[1:0] CLPSTAT[1:0] = 00 BCLPSTAT[2:0] = 000 CLPSTAT[1:0] =10 BCLPSTAT[2:0] = 000 2/128H 早まる バックポーチクランプの場合 CLPSTAT[1:0] =10 BCLPSTAT[2:0] = 111 3/128H 早まる CLPSTAT[1:0] =10 BCLPSTAT[2:0] = 000 2/128H 早まる ○CLPG[1:0]:アナログ入力クランプ回路の微調整用クランプ電流の値を設定します。 Sub-address 0x02_[1:0] CLPG[1:0]-bit クランプ電流 備考 [00] Min. Middle 1 = (Min. x 3 倍) [01] Middle 1 (Default 設定値) Middle 2 = (Min. x 5 倍) [10] Middle 2 Max. = (Min. x 7 倍) [11] Max. ○UDG[1:0]:アナログ入力クランプ回路の粗調整用クランプ電流の値を設定します。 Sub-address 0x02_[3:2] UDG[1:0]-bit クランプ電流 備考 [00] Min. (Default 設定値) Middle 1 = (Min. x 2 倍) [01] Middle 1 Middle 2 = (Min. x 3 倍) [10] Middle 2 Max. = (Min. x 4 倍) [11] Max. また、ADC にてデジタル化された入力データは、デジタル信号処理にてペデスタルクランプされます(デジ タルペデスタルクランプ)。デジタルペデスタルクランプに関しては後述します。 MS0973-J-03 32 2009/05 [AK8854VQ] <入力映像信号属性> AK8854 では、入力されるビデオ信号の属性をレジスタにて設定する事により、各映像信号をデコードする ことが出来ます。 ●コンポジット信号、及び S-Video をデコードする場合 以下の映像信号をデコードすることが出来ます。 NTSC-M, J NTSC-4.43 PAL-B, D, G, H, I, N PAL-Nc PAL-M PAL-60 SECAM 入力信号の属性を設定するレジスタには以下のようなものがあります。 ○VSCF[1:0]-bit : 入力信号のサブキャリア周波数の設定をします。 Sub-address 0x04_[1:0] VSCF[1:0]-bit サブキャリア周波数(MHz) 備考 [00] 3.57954545 NTSC-M,J [01] 3.57561149 PAL-M [10] 3.58205625 PAL-Nc PAL-B,D,G,H,I,N , NTSC-4.43 , PAL-60 [11] 4.43361875 SECAM* *入力信号が SECAM の場合、VSCF[1:0]は、[11]として下さい。 ○VCEN[1:0]-bit : 入力信号のカラーエンコード方式の設定をします。 Sub-address 0x04_[3:2] VCEN[1:0]-bit カラーエンコード方式 備考 [00] NTSC [01] PAL [10] SECAM YPBPr 及び RGB 信号デコード時は設定禁止 [11] Reserved ○VLF-bit : 入力信号の 1 フレーム毎のライン周波数を設定します。 Sub-address 0x04_[4] VLF-bit ライン数(Lines) 備考 [0] 525 NTSC-M,J , NTSC-4.43 , PAL-M, PAL-60 [1] 625 PAL-B,D,G,H,I,N,Nc , SECAM ○BW-bit : 入力される信号を白黒信号としてデコードさせる場合に設定します。(白黒モード) Sub-address 0x04_[5] BW-bit 信号種類 備考 [0] 白黒信号としてデコードしません(白黒モード OFF) [1] 白黒信号としてデコードします (白黒モード ON) コンポジットビデオ信号入力時、白黒モードに設定された場合、入力信号は白黒信号とみなされ、 AD コンバータによってデジタル化されたサンプリングデータは、全て Luminance Process を通して 輝度信号として処理されます。すなわちこのビットが ON になった場合、YC 分離ブロックに 入力された信号は、すべて輝度信号として YC 分離ブロックから輝度信号処理ブロックへデータが 出力されます。白黒モード設定時に、Cb/Cr コードは入力によらず 0x80(601 レベルデータ)を出力します。 S-Video 信号入力時は、輝度信号のみをデコードします。 ○SETUP-bit : 入力信号の Setup の有無を設定します。 Sub-address 0x04_[6] SETUP-bit SETUP 有無 備考 [0] 無しです。 Setup 7.5IRE Setup [1] Setup 有りです。 Setup 有りとして設定された場合、輝度信号と色信号に以下の処理を行います。 輝度信号: Y=(Y-7.5)/0.925 色信号: U=U/0.925 , V=V/0.925 MS0973-J-03 33 2009/05 [AK8854VQ] ●YPbPr 信号をデコードする場合 以下のレジスタを設定することにより、EIA-770.1-A 及び EIA-770.2-A 準拠の 525Lines のコンポーネ ントインターレース信号(YPbPr)及び、625Lines のコンポーネントインターレース信号(YPbPr)のデコ ード処理が設定できます。 ○VLF-bit : 入力信号の 1 フレーム毎のライン周波数を設定します。 Sub-address 0x04_[4] VLF-bit ライン数(Lines) 備考 [0] 525 [1] 625 ○BW-bit : 入力される信号を白黒信号としてデコードさせる場合に設定します。(白黒モード) Sub-address 0x04_[5] BW-bit 信号種類 備考 [0] 白黒信号としてデコードしません(白黒モード OFF) [1] 白黒信号としてデコードします (白黒モード ON) 輝度信号のみをデコードします。 ○SETUP-bit : 入力信号の Setup の有無を設定します。 Sub-address 0x04_[6] SETUP-bit SETUP 有無 備考 [0] Setup 無しです。 7.5IRE Setup [1] Setup 有りです。 Setup 有りとして設定された場合、輝度信号と色信号に以下の処理を行います。 輝度信号: Y=(Y-7.5)/0.925 色信号: U=U/0.925 , V=V/0.925 ○CSSL-bit: 入力される Y 信号の同期信号レベルを設定します。 Sub-address 0x03_[1] CSSL-bit 同期信号振幅(mV) 備考 [0] 300 EIA-770.2-A [1] 286 EIA-770.1-A ●RGB 信号をデコードする場合 以下のレジスタを設定することにより、[SMPTE-253M]準拠の 525Lines のアナログ RGB 信号及び、 625Lines のアナログ RGB 信号のデコード処理が設定できます。 ○VLF-bit: 入力信号の 1 フレーム毎のライン周波数を設定します。 Sub-address 0x04_[4] VLF-bit ライン数(Lines) 備考 [0] 525 [1] 625 ○RGBSS[1:0]-bit: RGB 信号入力時の同期信号を選択します。 Sub-address 0x03_[4:3] RGBSS-bit 同期信号種類 備考 [00] Sync On Green [01] CSYNC [10] H/VSYNC [11] Reserved ○BW-bit : 入力される信号を白黒信号としてデコードさせる場合に設定します。(白黒モード) Sub-address 0x04_[5] BW-bit 信号種類 備考 [0] 白黒信号としてデコードしません(白黒モード OFF) [1] 白黒信号としてデコードします(白黒モード ON) RGB->YCbCr 変換後の輝度信号 のみをデコードします。 MS0973-J-03 34 2009/05 [AK8854VQ] ○SETUP-bit : 入力信号の Setup の有無を設定します。 Sub-address 0x04_[6] SETUP-bit SETUP 有無 備考 [0] Setup 無しです。 7.5IRE Setup [1] Setup 有りです。 Setup 有りとして設定された場合、RGB->YCbCr 変換後の輝度信号と色信号に以下の処理を行います。 輝度信号: Y=(Y-7.5)/0.925 色信号: U=U/0.925 , V=V/0.925 ○ALLSYNC:RGB 信号入力時の同期信号の有無を設定します。 Sub-address 0x03_[0] ALLSYNC-bit 同期信号の有無 備考 * [0] (SOG): R 信号及び B 信号に同期信号は重畳されていない。 (C. H/ V): RGB 信号に同期信号は重畳されていない。 [1] (SOG): R 信号及び B 信号に同期信号が重畳されている。 (C. H/ V): RGB 信号に同期信号が重畳されている。 *(SOG): Sync On Green で同期を取る場合 (C, H/ V): CSYNC 及び H/VSYNC で同期を取る場 合 ○CSSL-bit: 同期信号レベル及び映像信号(100IRE)レベルの設定をします。 Sub-address 0x03_[1] CSSL-bit 同期信号振幅(mV) / 映像信号(100IRE)振幅(mV) [0] 300 / 700 [1] 286 / 714 ○CSCL-bit:: 色変換レベルの設定を行います。 Sub-address 0x03_[2] CSCL-bit 映像信号レベル [0] 700mV 対応 [1] 714mV 対応 備考 備考 ※CSSL と CSCL には、下記のような関係があります。 CSSL-bit CSCL-bit 入力されるビデオ信号の同期信号/ 映像信号(100IRE)が [0] 300mV/ 700mV の場合。 [0] 入力されるビデオ信号の同期信号/ 映像信号(100IRE)が [1] 300mV/ 700mV だが、色変換は映像信号を 714mV として デコードする場合。 入力されるビデオ信号の同期信号/ 映像信号(100IRE)が [0] 286mV/ 714mV だが、色変換は映像信号を 700mV として [1] デコードする場合。 入力されるビデオ信号の同期信号/ 映像信号(100IRE)が [1] 286mV/ 714mV の場合。 MS0973-J-03 35 2009/05 [AK8854VQ] AK8854 は、外部同期信号として、H/VSYNC 及び CSYNC を入力することができます。 H/VSYNC 及び CSYNC に関するレジスタは下記の通りです。 ○CSY[1: 0]-bit: 入力される外部同期信号の波形を設定します。 Sub-address 0x03_[6:5] CSY-bit 同期信号形式 備考 [00] CSYNC1 ~ 4 [01] CSYNC5、H/VSYNC 次ページの図.1~4 を参考にしてください。 [10] CSYNC6 [11] Reserved ※CSY[1:0]にて外部同期信号の波形を指定しない場合でも、デコードすることは可能です。ただし、 波形を設定しない場合にはラインロッククロックモードでの動作は保証されません。自動遷移モードで ご使用されるか、またはフレームロッククロックモード及び固定クロックモードにて使用してください。 ※非標準なビデオ信号の場合には、この限りではありません。波形を設定していても、 信号の品位によっては正常なデコードができない場合があります。 MS0973-J-03 36 2009/05 [AK8854VQ] 図 1. 525 ライン・インターレース信号入力時の外部同期信号波形図 パルス幅 (Typical) MS0973-J-03 a (usec) 63.556 b (usec) 4.7 c (usec) 2.35 (=b/2) 37 d (usec) 31.778 (=a/2) 2009/05 [AK8854VQ] 図 2. 625 ライン・インターレース信号入力時の外部同期信号波形図 パルス幅 (Typical) MS0973-J-03 a (usec) 64 b (usec) 4.7 c (usec) 2.35 (=b/2) 38 d (usec) 32 (=a/2) 2009/05 [AK8854VQ] 図 3. 525 ライン・ノンインターレース信号入力時の外部同期信号波形図 パルス幅 (Typical) MS0973-J-03 a (usec) 63.556 b (usec) 4.7 c (usec) 2.35 (=b/2) 39 d (usec) 31.778 (=a/2) 2009/05 [AK8854VQ] 図 4. 625 ライン・ノンインターレース信号入力時の外部同期信号波形図 パルス幅 (Typical) MS0973-J-03 a (usec) 64 b (usec) 4.7 c (usec) 2.35 (=b/2) 40 d (usec) 32 (=a/2) 2009/05 [AK8854VQ] ○VLSTR[1: 0]-bit: 入力される外部同期信号の垂直同期信号区間開始位置を設定します。 CSY=[01]及び[10]の場合にのみ有効となります。 Sub-address 0x09_[1:0] 開始ライン VLSTR-bit 備考 525 ライン(Odd/ Even) 625 ライン(Odd/ Even) Line 1/ Line 313.5 [00] Line 4 / Line 266.5 ライン番号は前ページ Line 625/ Line 312.5 [01] Line 3 / Line 265.5 の図.1~4 を参考にして Line 624/ Line 311.5 [10] Line 2 / Line 264.5 ください。 Line 623/ Line 310.5 [11] Line 1 / Line 263.5 ○VLSTP[2: 0]-bit: 入力される外部同期信号の垂直同期区間終了位置を設定します。 CSY=[01]及び[10]の場合にのみ有効となります。 Sub-address 0x09_[4:2] 終了ライン VLSTP-bit 備考 525 ライン(Odd/ Even) 625 ライン(Odd/ Even) Line 1/ Line 313.5 [000] Line 4 / Line 266.5 Line 2/ Line 314.5 [001] Line 5 / Line 267.5 Line 3/ Line 315.5 [010] Line 6 / Line 268.5 ライン番号は前ページ Line 4/ Line 316.5 の図.1~4 を参考にして [011] Line 7 / Line 269.5 Line 5/ Line 317.5 ください。 [100] Line 8 / Line 270.5 Line 6/ Line 318.5 [101] Line 9 / Line 271.5 Line 7/ Line 319.5 [110] Line 10 / Line 272.5 ※図 1~4 では、 CSYNC5 及び CSYNC6 は、VLSTR=[11]、VLSTP=[110]と設定した場合を例としてあげています。 CSYNC1~4 及び H/VSYNC は、VLSTR=[00]、VLSTP=[010]と設定した場合を例としてあげています。 ※VLSTR/ VLSTP により、垂直同期信号区間を 1~2 ラインとすることは禁止です。必ず 3 ライン以上と してください。 ○CSDLY[2: 0]-bit:: 外部同期信号と RGB 信号とのタイミングを調整します Sub-address 0x09_[7:5] CSYDLY-bit 処理内容 [000] [001] [010] [011] [100] [101] [110] [111] MS0973-J-03 備考 RGB 信号と同期信号に遅延はありません。 RGB 信号に対して、外部同期信号が1ピクセル遅延します。 RGB 信号に対して、外部同期信号が 2 ピクセル遅延します。 RGB 信号に対して、外部同期信号が 3 ピクセル遅延します。 RGB 信号に対して、外部同期信号が 4 ピクセル早まります。 RGB 信号に対して、外部同期信号が 3 ピクセル早まります。 RGB 信号に対して、外部同期信号が 2 ピクセル早まります。 RGB 信号に対して、外部同期信号が 1 ピクセル早まります。 41 2009/05 [AK8854VQ] <入力映像信号自動判定機能> 下記のレジスタは、コンポジット信号及び S-Video 信号入力時に、入力信号の自動認識を設定する レジスタです。 (YPbPr 信号及び RGB 信号に対しては、ライン数のみ自動で判定を行います。) ○AUTODET-bit : 入力信号の自動認識を設定します。(自動認識モード) Sub-address 0x04_[7] AUTODET-bit 自動認識機能 備考 [0] OFF マニュアル設定 [1] ON 入力信号の自動認識は次の項目の認識を行います。 フレーム毎のライン数 : 525/625 サブキャリア周波数 : 3.57954545 3.57561149 3.58205625 4.43361875 カラーエンコード方式 : NTSC PAL SECAM 白黒信号判定* : 白黒ではない / 白黒である (白黒信号の自動判定機能は、カラーキラー設定が ON(COLKILL-bit = [1])の場合に有効です。) AK8854 は上記の認識を行い、認識結果を Input Video Status Register (Sub-address 0x25)に反映 します。(内部状態通知機能) し た が っ て 、 こ の レ ジ ス タ の 値 を 読 み 取 る 事 に よ り 、 入 力 信 号 が NTSC-M,J / NTSC-4.43 / PAL-B,D,G,H,I,N / PAL-M / PAL-Nc / PAL-60 / SECAM 及び、白黒信号のどれに当てはまるのかをホスト 側は判断する事が出来ます。ただし、NTSC-M と NTSC-J の判別及び、PAL-B,D,G,H,I,N の判別は行いま せん。また、YPbPr 信号及び RGB 信号入力時には、525Line/ 625Line のみホスト側は判断することが出 来ます。 MS0973-J-03 42 2009/05 [AK8854VQ] <入力映像信号自動判定制限機能> AK8854 は、自動認識機能に対し、自動認識を行う際の候補となる信号を制限することが出来ます。 ○NDMODE Register : 自動認識を行う際の候補となる信号を制限する為のレジスタです。 Sub-address 0x06_[7:0] Bit Register Name R/W Definition bit 0 NDPALM No Detect PAL-M bit R/W [0] : PAL-M を自動認識の候補とします。 [1] : PAL-M を自動認識の候補としません。 bit 1 NDPALNC No Detect PAL-Nc bit R/W [0] : PAL-Nc を自動認識の候補とします。 [1] : PAL-Nc を自動認識の候補としません。 bit 2 NDSECAM No Detect SECAM bit R/W [0] : SECAM を自動認識の候補とします。 [1] : SECAM を自動認識の候補としません。 bit 3 Reserved Reserved R/W Reserved bit 4 NDNTSC443 No Detect NTSC-4.43 bit R/W [0] : NTSC-4.43 を自動認識の候補とします。 [1] : NTSC-4.43 を自動認識の候補としません。 bit 5 NDPAL60 No Detect PAL-60 bit R/W [0] : PAL-60 を自動認識の候補とします。 [1] : PAL-60 を自動認識の候補としません。 bit 6 ND525L No Detect 525Line bit R/W [0] : 525Line 系を自動認識の候補とします。 [1] : 525Line 系を自動認識の候補としません。 bit 7 ND625L No Detect 625Line bit R/W [0] : 625Line 系を自動認識の候補とします。 [1] : 625Line 系を自動認識の候補としません。 YPbPr 信号及び RGB 信号入力時は、ND525L、ND625L のみが有効です。 上記レジスタの設定を行うには、以下の制約があります。 [1] NDNTSC443(bit 4)と、NDPAL60(bit 5)の両方共に[1](High)に設定する事は禁止します。 [2] ND525L(bit 6)と、ND625L(bit 7)の両方共に[1](High) に設定する事は禁止します。 [3] 候補となる信号を制限する場合、以下のように、あらかじめ自動認識モード OFF の状態で、 制限しない信号の状態へ設定し、その後上記レジスタの設定を行い、自動認識モード ON として下さい。 自動認識モード OFF Input Video Standard Register にて、制限しない信号状態へ設定する NDMODE Register の設定 自動認識モード ON MS0973-J-03 43 2009/05 [AK8854VQ] <出力データフォーマット> AK8854 では、出力コード及び、出力されるデータの垂直ブランキング期間に対し、下記の設定が行えます。 ○VBIL[2:0]-bit : 垂直ブランキング期間の長さを設定します。 Sub-address 0x05_[2:0] VBIL[2:0]-bit 525/625 ライン系 垂直ブランキング期間 525 Line1~Line20 及び Line263.5~Line283.5 [001] 625 Line623.5~Line23 及び Line311~Line336.5 525 Line1~Line21 及び Line263.5~Line284.5 [010] 625 Line623.5~Line24 及び Line311~Line337.5 525 Line1~Line22 及び Line263.5~Line285.5 [011] 625 Line623.5~Line25 及び Line311~Line338.5 525 Line1~Line19 及び Line263.5~Line282.5 [000] 625 Line623.5~Line22 及び Line311~Line335.5 525 Line1~Line16 及び Line263.5~Line279.5 [101] 625 Line623.5~Line19 及び Line311~Line332.5 525 Line1~Line17 及び Line263.5~Line280.5 [110] 625 Line623.5~Line20 及び Line311~Line333.5 525 Line1~Line18 及び Line263.5~Line281.5 [111] 625 Line623.5~Line21 及び Line311~Line334.5 [100] Reserved Reserved 上記は、525 ライン系 : Line1~Line19 及び Line263.5~Line282.5 625 ライン系 : Line623.5~Line22 及び Line311~Line335.5 を初期値として、初期値との差異を設定します。 備考 +1Line +2Lines +3Lines 初期値 -3Lines -2Lines -1Line ○601LIMIT-bit : 出力データコードの Min / Max を設定します。 Sub-address 0x05_[3] 601LIMIT-bit 出力コード Min~Max 備考 Y: 1~254 [0] 初期値 Cb, Cr: 1~254 Y: 16~235 [1] Cb, Cr: 16~240 AK8854 は ITU-R BT.601 規格準拠の形式(Y:Cb:Cr=4:2:2)にてデコードデータを出力します。 内部での演算はすべて Min=1,Max=254 で演算されています。 601LIMIT-bit を[1]にする事により、1~15,236~254 のコードはそれぞれ 16,235 にクリッピングされます。 ○TRSVSEL-bit : ITU-R BT.656 規格準拠の、EAV/SAV コード内の V-bit の扱いを設定します。 Sub-address 0x05_[4] 525 ライン系 625 ライン系 TRSVSEL-bit V-bit=0 V-bit=1 V-bit=0 V-bit=1 [0] Line10~Line263 Line1~Line9 ITU-R BT 656-3 準拠 Line273~Line525 Line264~Line272 Line1~Line22 Line23~Line310 [1] Line311~Line335 Line336~Line623 Line20~Line263 Line1~Line19 Line624~Line625 ITU-R BT 656-4 準拠 Line283~Line525 Line264~Line282 SMPTE125M 準拠 これらは VBIL[2:0]-bit には影響されません。 MS0973-J-03 44 2009/05 [AK8854VQ] ○SLLVL-bit : スライスレベルを設定します。 Sub-address 0x05_[5] SLLVL-bit スライスするレベル [0] 25IRE [1] 50IRE AK8854 は CVBS 及び S-Video 信号デコード時に、内部の YCbCr 変換後の VBI のデータをスライスする 機能を持っています。 スライス結果は ITU-R BT.601 規格準拠のデジタルデータとして出力されます。 VBI は、VBIL[2:0]-bit にて設定される区間です。VBI スライス機能は輝度処理パスで行いますので、 スライス機能が有効なラインの 601 出力コードの Cb/Cr の値は、対応する輝度信号と同じレベルにて 出力されます。また、スライスレベル・出力コードはレジスタにて設定されます。 出力コードの値は、Hi/Low Slice Data Set Register にて設定されます。 (Sub-address 0x18_[7:0] 及び、Sub-address 0x19_[7:0]) Hi Slice Data Set Register* : スライスされて 2 値化したデータの、High の値を設定します。 初期値は、0xEB(235)です。 Low Slice Data Set Register* : スライスされて 2 値化したデータの、Low の値を設定します。 初期値は、0x10(16)です。 *0x00 及び 0xFF を設定する場合は、601 の特殊コードに相当しますのでご注意ください。 ○VBIDEC[1:0]-bit : VBI 区間のデコードデータを設定します。 Sub-address 0x05_[7:6] VBIDEC[1:0]-bit デコードデータ内容 備考 Y = 0x10 [00] 黒コード出力 Cb/Cr = 0x80 Y =入力信号を 601 レベルへ変換したもの [01] 白黒モード動作 Cb/Cr = 0x80 Y/Cb/Cr = スライスレベルに応じた値 [10] スライス結果を出力 (Hi/Low Slice Data Set Register にて設定した値) [11] Reserved Reserved *ただし、Line1 ~ Line9 , Line263.5 ~ Line272.5……… (525Line 系) Line623.5 ~ Line6.5 , Line311 ~ Line318 ……(625Line 系) の区間には、VBIDEC[1:0]の設定は反映されません。常に黒コード出力です。 MS0973-J-03 45 2009/05 [AK8854VQ] * (mV) NTSC/PAL 601 Code 714/700 235 100% White 357/350 127 SLLVL=[1]にて設定された 場合の閾値 50IRE 180/175 63 SLLVL=[0]にて設定された 場合の閾値 25IRE L ````` L Cb/Y ```` `````` L L Cr/Y H H Cb/Y ```` `````` H H Cr/Y L L: Low Slice Data Set Register にて設定された値 H: High Slice Data Set Register にて設定された値 ``````` *閾値(mV)は目安の電圧です。 上記の図は変化点は Cb/Y の組み合わせとしていますが、これは一例であり、Cr/Y の組み合わせで 変化することもあります。 なお、YPbPr 及び RGB 信号デコード時は、VBIDEC[1:0]=[00](黒コード出力)としてください。 MS0973-J-03 46 2009/05 [AK8854VQ] <出力ピン状態> 通常動作状態の時、Output Control Register にて、DATA[7:0] , VD_F , DVALID_F , NSIG , HD の それぞれのピンからの出力を Low に固定する事が出来ます。 (*但し、上記レジスタ設定に関わらず、OE , PDN , RSTN ピンによる出力制御が優先します。) <VLOCK 機構> AK8854 は入力信号のフレーム構造に対して内部動作を同期させます。例えば、入力信号のフレーム構造が 524 ラインで生成されている場合、内部動作は 1 フレームの構造を 524 ラインで動作するようにします。 この機構を VLOCK 機構と呼びます。1 フレームが 525 ラインで構成される入力信号が、524 ラインで 構成される入力信号に切り替わったような場合、切り替わった入力信号に追従するような動作を行います。 このような場合、引き込み過程で VLOCK 機構が UnLock 状態になります。この UnLock 状態はステータス レジスタの[VLOCK-bit]で確認することが可能です。 なお、チャンネル切り替えなどで入力信号が切り替わった場合、VLOCK 機構がロックするまで約 4 フレー ムの時間がかかります。 <出力データタイミング> AK8854 は、デコードするデータの出力タイミングの調整が出来ます。 ○YCDELAY[2:0]-bit : YC タイミングの微調整をする為のコントロールビットです。 Sub-address 0x08_[2:0] YCDELAY[2:0]-bit 処理内容 備考 [001] Y は C に対して 1sample 早まります。 約 74nsec 早まる [010] Y は C に対して 2sample 早まります。 約 148nsec 早まる [011] Y は C に対して 3sample 早まります。 約 222nsec 早まる [000] Y/C に遅延はありません。 初期値 [101] Y は C に対して 3sample 遅延します。 約 222nsec 遅延 [110] Y は C に対して 2sample 遅延します。 約 148nsec 遅延 [111] Y は C に対して 1sample 遅延します。 約 74nsec 遅延 [100] Reserved *2 の補数で設定します。 また、C に対しての sample なので、1sample が約 74nsec の幅となります。 YCDELAY[2:0] = [000] Cb0 Y0 Cr0 Y1 Cb1 Y2 Cr1 Y3 Cb2 Y4 Cr2 Y5 Y/C default YCDELAY[2:0] = [111] Cb0 Y857 Cr0 Y0 Cb1 Y1 Cr1 Y2 Cb2 Y3 Cr2 Y4 1sample delay YCDELAY[2:0] = [001] Cb0 Y1 Y2 Cb1 Y3 Cr1 Y4 Cb2 Y5 Cr2 Y6 1sample adv. Cr0 DTCLK MS0973-J-03 47 2009/05 [AK8854VQ] ○ACTSTA[2:0]-bit : アクティブビデオのスタート位置の調整が出来ます。 Sub-address 0x08_[6:4] ACTSTA[2:0]-bit 処理内容 525 Line Active video は、124sample 目から開始 [001] 625 Line Active video は、134sample 目から開始 525 Line Active video は、125sample 目から開始 [010] 625 Line Active video は、135sample 目から開始 525 Line Active video は、126sample 目から開始 [011] 625 Line Active video は、136sample 目から開始 525 Line Active video は、123sample 目から開始 [000] 625 Line Active video は、133sample 目から開始 525 Line Active video は、120sample 目から開始 [101] 625 Line Active video は、130sample 目から開始 525 Line Active video は、121sample 目から開始 [110] 625 Line Active video は、131sample 目から開始 525 Line Active video は、122sample 目から開始 [111] 625 Line Active video は、132sample 目から開始 [100] Reserved 備考 約 74nsec 遅れる 約 148nsec 遅れる 約 222nsec 遅れる 初期値(通常位置) 約 222nsec 早まる 約 148nsec 早まる 約 74nsec 早まる Reserved 初期値でのスタート位置は次図のとおりです。(ITU-R BT.601 規格準拠) OH OH 122sample(525Line) Active video start 132sample(625Line) Active video start <Auto Gain Control _ AGC> AK8854 は、AGC 機能を持っています。 入力信号の同期信号の大きさ(シンクチップレベルとペデスタルレベルの差異)を測定し、 同期信号レベルが 286mV / 300mV になるように PGA の値を制御します。 AGC 機能を使う事により、入力信号を適正な大きさに増幅して AD コンバーターに入力できます。 また、AK8854 の AGC 機能は、適応型 AGC 機能であり、シンク AGC 機能に加えてピーク AGC 機能も 持っています。同期信号のレベルが適正であり、映像区間の信号のみが大きいような入力信号の場合、 ピーク AGC 機能が有効です。 コンポジット信号及び S-Video 信号入力時の同期信号の深さは、下記の通りです。 NTSC-M,J , NTSC-4.43 , PAL-M…………………………..286mV PAL-B,D,G,H,I,N , PAL-Nc , PAL-60 , SECAM…………. 300mV また、YPbPr 信号及び RGB 信号入力時は、CSSL にて設定されたシンクレベルに応じて、AGC 機能が 働きます。ただし、その際に測定される同期信号は、Y 信号及び G 信号です。その為、入力される Pb, Pr 信号及び B, R 信号は、Y 信号及び G 信号の同期信号レベルに応じてゲイン調整が行われます*。 なお、H/VSYNC 及び CSYNC にて同期処理を行う RGB 信号をデコードする場合は、AGC 機能は設定禁止 で す。常に Disable としてください。 *Pb, Pr 信号に同期信号が重畳されていても、Pb, Pr 信号の同期信号深さは判定されません。 MS0973-J-03 48 2009/05 [AK8854VQ] ○AGCT[1:0]-bit : AGC の制御時定数を設定します。 Sub-address 0x0A_[1:0] AGCT[1:0]-bit 制御時定数 備考 [00] Disable AGC 機能は OFF です。PGA レジスタが有効になります。 [01] Fast T= 1Field [10] Middle T= 7Fields [11] Slow T= 29Fields T は時定数です。 AGC が Disable 及び無効の場合のみ、PGA レジスタのマニュアル設定が可能です。 H/VSYNC 及び CSYNC にて同期処理を行う RGB 信号をデコードする場合は、AGC 機能は設定禁止で す。常に Disable としてください。 ○AGCC-bit : AGC の不感帯を設定します。 Sub-address 0x0A_[3:2] AGCC[1:0]-bit 不感帯 [00] ±2LSB [01] ±3LSB [10] ±4LSB [11] 不感帯はありません 備考 ○AGCFRZ-bit : AGC 機能をフリーズします。 Sub-address 0x0A_[4] AGCFRZ-bit AGC フリーズ機能選択 備考 [0] フリーズしない [1] フリーズする フリーズした場合、フリーズした際のゲイン設定値が保持されます。 その際、レジスタ PGA1,2 Control Register の値を読み取る事により、ゲイン設定値を読み取る事が 出来ます。 ○AGCTL-bit : ピーク AGC 機能とシンク AGC 機能の遷移速度を設定します。 Sub-address 0x0B_[0] AGCTL-bit AGC 遷移条件 備考 [0] Quick [1] Slow <Auto Color Control _ ACC> AK8854 は、ACC 機能を持っています。 入力信号のカラーバーストの大きさを測定し、カラーバーストレベルを基準に色信号レベルを 適正レベルに設定します。 ただし、SECAM、YPbPr 信号及び RGB 信号入力時には設定は無効です。 適正レベルは、286mV / 300mV です。 また、AGC 機能と同様に、制御時定数の設定及び、フリーズ機能の設定が出来ます。 NTSC-M,J , NTSC-4.43 , PAL-M…………………………..286mV PAL-B,D,G,H,I,N , PAL-Nc , PAL-60…………. 300mV ○ACCT[1:0]-bit : ACC の制御時定数を設定します。 Sub-address 0x0A_[6:5] ACCT[1:0]-bit 制御時定数 備考 [00] Disable ACC 機能は OFF です。 [01] Fast T= 2Fields [10] Middle T= 8Fields [11] Slow T= 30Fields MS0973-J-03 49 2009/05 [AK8854VQ] ○ACCFRZ-bit : ACC 機能をフリーズします。 Sub-address 0x0A_[7] ACCFRZ-bit ACC フリーズ機能選択 [0] フリーズしない [1] フリーズする 備考 ACC 機能は、彩度(Satulation)調整機能とは独立に動作します。よって、ACC が Enable の場合は、 ACC で適正レベルに調整された信号に対して、彩度調整機能が働きます。 <Y/C 分離> AK8854 では、コンポジット信号入力時、適応型 2 次元 Y/C 分離を行います。 相関検出器が、縦横斜めのサンプルから最も相関のある方向を選択し、最適な Y/C 分離を選択します。 ただし、NTSC-4.43 , PAL-60 , SECAM 入力時には、設定によらず、1 次元 Y/C 分離のみとなります。 ○YCSEP[1:0]-bit : Y/C 分離方式を設定します。 Sub-address 0x0C_[1:0] YCSEP[1:0]-bit YC 分離方式 備考 [00] 適応型 Y/C 分離 [01] 1 次元 Y/C 分離 1 次元(BPF)Y/C 分離 (NTSC-M,J , PAL-M) : 3Line2 次元 Y/C 分離 [10] 2 次元 Y/C 分離 (PAL-B,D,G,H,I,N,Nc) : 5Line2 次元 Y/C 分離 [11] Reserved * NTSC-4.43 , PAL-60 , SECAM 入力時には、設定によらず、1 次元 Y/C 分離のみ (*1) <C フィルター> AK8854 は、コンポジット信号入力時、YC 分離後の C フィルタの帯域をレジスタにて切り替えることが できます。 ○C358FIL[1:0] : サブキャリア周波数が 3.58MHz 系の信号に対する C フィルタの帯域を設定します。 Sub-address 0x0B_[2:1] C358FIL[1:0] -bit C フィルタの帯域設定 備考 [00] Narrow [01] Medium NTSC-M,J , PAL-M , PAL-Nc [10] Wide [11] Reserved MS0973-J-03 50 2009/05 [AK8854VQ] ○C443FIL[1:0] : サブキャリア周波数が 4.43MHz 系の信号に対する C フィルタの帯域を設定します。 Sub-address 0x0B_[4:3] C443FIL[1:0] -bit C フィルタの帯域設定 備考 [00] Narrow [01] Medium PAL-B,D,G,H,I,N , NTSC-4.43 , PAL-60 [10] Wide [11] Reserved *SECAM に対しては、帯域を選択することはできません。 <U/ V フィルター> AK8854 は、コンポジット信号及び S-Video 信号入力時、 C 信号復調後の Low Pass Filter を切り替ることにより、U/ V 信号の帯域を変えることが可能です。 また、コンポーネント信号及び RGB 信号入力時、U/ V 信号の帯域を Low Pass Filter にて 変更することが可能です。 ○UVFILSEL[1:0]-bit : U/ V フィルターの特性を切り替えます。 [コンポジット信号及び S-Video 信号入力の場合] Sub-address 0x0C_[3:2] UVFILSEL[1:0]–bit U/V フィルタの帯域設定 備考 [X0] Wide 1 [X1] Narrow 1 MS0973-J-03 51 2009/05 [AK8854VQ] [YPbPr 信号及び、RGB 信号入力の場合] Sub-address 0x0C_[3:2] UVFILSEL -bit U/V フィルタの帯域設定 [00] Middle 1 [01] Middle 2 [10] Wide 2 [11] Narrow 2 帯域の広さ Narrow 2 < Middle 1 < Middle 2 < Wide 2 <ピクセル補間器> AK8854 は、垂直方向のピクセル位置を揃えるために、デジタルピクセル補間器を持っています。 これにより、フレームロッククロックモード及び固定クロックモード動作時でも、 縦方向を揃える事が出来ますす。 このピクセル補間器は、レジスタにてピクセル補間機能の ON/OFF を設定出来ます。 また、レジスタにて AUTO 設定にすると、クロックモードの状態によって、以下のように ON/OFF します。 ラインロッククロックモード OFF フレームロッククロックモード ON 固定クロックモード ON ○INTPOL[1:0]-bit : ピクセル補間器の動作を設定します。 Sub-address 0x0C_[5:4] INTPOL[1:0]-bit ピクセル補間器の動作 備考 [00] Auto クロックモードによって切り替わります。 [01] ON [10] OFF [11] Reserved MS0973-J-03 52 2009/05 [AK8854VQ] <クロック生成> AK8854 は、次の 3 種類のクロックモードで動作します。 1.ラインロッククロックモード 入力信号に同期したクロックを PLL にて生成します。PLL へのフィードバックは 水平同期信号のタイミングで行います。 このようにして生成されるクロックをラインロッククロックと呼びます。 ただし、ラインロッククロックモードに設定した場合でも、 信号が無入力の場合は、固定クロックモードとなります。 2.フレームロッククロックモード 入力信号に同期したクロックを PLL にて生成します。PLL へのフィードバックは 垂直同期信号のタイミングで行います。 このようにして生成されるクロックをフレームロッククロックと呼びます。 ただし、フレームロッククロックモードに設定した場合でも、 信号が無入力の場合は、固定クロックモードとなります。 3.固定クロックモード PLL 制御のかからないクロックで動作するモードです。 無信号時及び、レジスタにて設定した場合にのみこのモードで動作します。 固定クロックモード時に取り込むデータは、 SAV(Start Active Video)基準で取り込んでください。(EAV 基準では取り込めません) このモードの場合、1 ラインのピクセル数は保証しませんが、SAV から EAV の期間のピクセル数は 保証します。 また、AK8854 は上記のモードを自動遷移して、最適なクロックモードを選択する機能があります。 このとき、信号が無入力の場合は、固定クロックモードになります。 ラインロッククロックモードまたはフレームロッククロックモードでは 入力信号に同期したクロックで動作するため、ITU-R BT.656 規格準拠の出力となります。 (但し、入力信号の品位によっては、ITU-R BT.656 規格準拠の出力ができない場合もあります。) また、固定クロックモードでは、入力データとの同期を取っていない為、ITU-R BT.656 規格準拠の サンプル数を満たしません。 ○CLKMODE[1:0]-bit : クロック生成モードを選択します。 Sub-address 0x0C_[7:6] CLKMODE[1:0]-bit モード選択 [00] 自動遷移モード [01] ラインロッククロックモード [10] フレームロッククロックモード [11] 固定クロックモード 備考 <位相補正機能> AK8854 は、コンポジット信号及び S-Video 信号の PAL-B,D,G,H,I,N,Nc,60,M のデコード時に、 ライン毎の位相誤差を補正する機能です。この機能が ON の場合、ラインごとに色の平均化処理を 行います。また、適応型位相補正モードでは、ライン間の相関検出を行い、相関があるサンプルに 色の平均化処理を行います。 NTSC-M,J の場合にも、ライン間の色の平均化処理を行います。SECAM では行いません。 MS0973-J-03 53 2009/05 [AK8854VQ] ○DPAL[1:0]-bit : 位相補正機能の設定を行います。 Sub-address 0x0D_[1:0] DPAL[1:0]-bit 位相補正機能設定 備考 [00] 適応型位相補正モード [01] 位相補正機能 ON [10] 位相補正機能 OFF ※ [11] Reserved ※YPbPr 及び、RGB 信号をデコードする場合は、常に DPAL[1:0]=[10]としてください。 <無信号判定時出力信号> 無信号時(無信号判定を示すコントロールビットの NOSIG-bit が[1])に出力される信号は、黒レベル、 青レベル(ブルーバック)、入力状態そのまま(砂嵐)のいずれかとなります(レジスタ設定にて切り替え)。 ○NSIGMD-bit : 無信号判定時の出力信号を設定します。 Sub-address 0x0D_[3:2] NSIGMD [1:0]-bit 出力信号設定 [00] 黒レベル出力 [01] 青レベル出力 [10] 入力状態(砂嵐)を出力 [11] Reserved 備考 また、AK8854 が NSIG 判定に用いる信号は、下表のようになります。 入力信号 CVBS S-Video YPbPr Sync On Green RGB CSYNC H/VSYNC MS0973-J-03 判定に用いる信号 CVBS Y のみ Y のみ G のみ CSYNC HSYNC 備考 C は判定に用いません。 C は判定に用いません。 B,R は判定に用いません。 G,B,R は判定に用いません。 G,B,R 及び VSYNC は判定に用いません。 54 2009/05 [AK8854VQ] <出力インターフェイス> [1] 656 インターフェース 1. [ラインロッククロックモード及び、フレームロッククロックモード時] AK8854 のデコードデータは ITU-R BT.656 規格準拠で出力されます。 ITU-R BT.656 規格準拠のデータは、以下の通りです。 ○1 ライン当たりのサンプル数 : 858 サンプル(525 系) / 864 サンプル(625 系) ○1 フレーム当たりのライン数 : 525 本 / 625 本 ただし、入力信号の品位が悪い場合には、上記出力を満足できない場合があります。 AK8854 には、入力信号の揺らぎを吸収する為のバッファを出力段に設けていますが、入力信号の 揺らぎが非常に大きい場合には、PLL の追従が出来なくなり、ITU-R BT.656 規格を 満足できなくなる為です。 AK8854 は、ITU-R BT.656 規格準拠の信号を出力できない場合(信号品位が悪い場合)に備えて、 レジスタにて次のような設定をする事ができます。 (a). ラインドロップ・ラインリピート ITU-R BT.656 を満たせない場合に、ラインドロップまたはラインリピート処理を行います。 すなわち、1 フレームあたりのライン数が 525/625 本でない状況が起こる可能性があります。 (ラインドロップ時は 524/624 本。ラインリピート時は 626/626 本。) ラインドロップ、ラインリピートはフレームの任意のラインで起こります。 (b). ピクセルドロップ・ピクセルリピート* フィールドまたはフレームの最後のラインで、ピクセルドロップまたはピクセルリピート処理を行います。 すなわち、最後のラインのサンプル数が 858/864 サンプルでない状況が起こる可能性があります。 レジスタ設定により、処理単位をフィールドとするか、フレームとするかの切り替えができます。 *上記の(b)の設定の場合でも、出力段のバッファが破綻した場合には、その時点で、 ラインドロップ・ラインリピート処理を行います。 ○ERRHND-bit : ITU-R BT.656 規格準拠でない信号に対する設定を行います。 Sub-address 0x0D_[5:4] ERRHND-bit 出力設定 備考 [00] Line Drop / Line Repeat Default [01] Pixel Drop / Pixel Repeat by Field [10] Pixel Drop / Pixel Repeat by Frame [11] Reserved MS0973-J-03 55 2009/05 [AK8854VQ] 2. [固定クロックモード時] 固定クロックモードは、入力クロック(24.576MHz)から内部生成される 27MHz のクロックで 動作するモードです。 入力信号と同期していない為、ITU-R BT.656 規格を満たしません。 データは、SAV 基準で出力されます。 下図の通り、SAV から EAV の 720Pixel は保証しますが、EAV から SAV までのサンプル数は、 保証できません。(例として、コンポジット信号での図を記載しています。) SAV EAV 720 pixels 858 / 864 ( NTSC / PAL ) pixels ± α [2] DVALID 信号、タイミング信号によるインターフェース AK8854 は、ITU-R BT.656 インターフェースを持たないような機器との接続に備えて、 アクティブ映像(Active Video)領域を示す、DVALID 信号を出力します。 DVALID 信号は、アクティブ映像領域で Low となります。 Active ビデオ期間を示す DVALID 信号は下記のタイミングで出力されます。 固定クロックモードの時、内部動作クロックは入力信号と同期していませんが、水平同期信号から アクティブ映像区間までの 122 / 132 (NTSC / PAL)Pixel は保証します。 (例として、コンポジット信号での図を記載しています。) 122/132 Pixels Video Signal HD DVALID CLK27MOUT D[7:0] Cb0 Y0 Cr0 Y1 Cb1 Y2 Cr1 Y3 ‘’’’ Y718 Cr359 Y719 Active Video スタート位置 MS0973-J-03 56 2009/05 [AK8854VQ] <タイミング信号出力> AK8854 は、HD ピン、VD_F ピン、DVALID_F ピンより、以下のタイミング信号を出力します。 VD_F 525-Line 系 15.734kHz 間隔で 4.7[usec]の 期間 Low になります。 Line4~Line6 及び VD Line266.5~Line269.5 で Low になります。 DVALID_F FIELD タイミング信号出力ピン名 HD ODD-Field : Low DVALID , 625-Line 系 15.625kHz 間隔で 4.7[usec]の 期間 Low になります。 Line1~Line3.5 及び Line313.5~Line315 で Low になります。 EVEN-Field : High Active-Low VD_F, DVALID_F ピンからの出力は、レジスタにて選択可能です。 ○VD_FSEL-bit : VD/FIELD 信号の切り替えを設定します。 Sub-address 0x07_[5] VD_FSEL-bit VD_F ピン出力設定 [0] VD 信号出力 [1] Field 信号出力 ○DVALID_FSEL-bit : DVALID/FIELD 信号の切り替えを設定します。 Sub-address 0x07_[6] DVALID_FSEL-bit DVALID_F ピン出力設定 [0] DVALID 信号出力 [1] Field 信号出力 525Line 系 入力時出力タイミング (例として、コンポジット信号入力での図を記載しています。) CVBS HD 523 524 525 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 VD FIELD ODD EVEN CVBS 261 HD 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 274 273 VD ODD FIELD EVEN 625Line 系 入力時出力タイミング (例として、コンポジット信号入力での図を記載しています。) CVBS HD 620 621 622 623 624 625 1 2 3 4 5 6 7 8 VD FIELD CVBS HD VD FIELD ODD EVEN 308 309 310 ODD 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 EVEN また、Output Control Register , Control 0 Register を設定する事により、 DTCLK ピン , HD ピン , VD_F ピン , DVALID_F ピンからの出力信号の極性を反転する事も出来ます。 MS0973-J-03 57 2009/05 [AK8854VQ] <自動 Setup 処理> AK8854 は、コンポジット信号及び S-Video 信号入力時、自動認識モードにて認識された信号の属性によっ て、自動的に Setup 処理を行う事が出来ます。 YPbPr 信号及び RGB 信号入力時には、自動 Setup 処理は行われません。 ○STUPATOFF-bit : 自動 Setup 処理の設定をします。(Sub-address 0x0D_[6]) Setup 処理とは、デコードする信号に対して以下の処理を行うことを言います。 輝度信号: Y=(Y-7.5)/0.925 色信号: U=U/0.925 , V=V/0.925 自動 Setup 処理は下表の通りです。(条件 : AK8854 は自動認識モード) 認識された信号 NTSC-M,J PAL-B,D,G,H,I,N PAL-Nc , 60 SECAM レジスタ設定 STUPATOFF-bit Setup-bit [自動 Setup 処理] 認識された信号に 対する Setup 処理の有無 [0] セットアップ処理無し [1] セットアップ処理無し [0] セットアップ処理有り [1] セットアップ処理有り [0] セットアップ処理有り [1] セットアップ処理無し [0] セットアップ処理有り [1] セットアップ処理有り [0] [1] [0] PAL-M NTSC-4.43 [1] 自動認識モードでは、入力信号の属性を判断し上記の処理を行うので、入力信号の Setup の有無を 判断しているわけではありません。 MS0973-J-03 58 2009/05 [AK8854VQ] <PGA (Programable Gain Amp)> AK8854 の入力段には PGA が内蔵されています。 PGA は-6~6dB までレジスタ設定により可変します。ゲインステップは約 0.1dB/Step です。 ○PGA[7:0]-bit : PGA の値を設定します。(Sub-address 0x0E_[6:0]及び 0x0F_[6:0]) このレジスタにて、AGC が設定している値を読むことが出来ます。 AGC 機能が Enable の場合、PGA[7:0]-bit の設定値は無効となります。 つまり、AGC 機能が Disable の場合に限り、PGA のマニュアル設定が可能です。 ただし、H/VSYNC 及び CSYNC にて同期処理を行う RGB 信号入力時の場合は、AGC 機能が無効の為、 PGA 設定は常に有効です。 PGA1 は、CVBS, Y, G 信号処理用です。 PGA2 は、C, Pb Pr, B, R 信号処理用です。 AK8854 へのアナログビデオ信号入力は、抵抗分割にて約 39%(-8.19dB)のレベルに減衰した状態で 入力してください。 <同期分離、同期検出、黒レベル調整> AK8854 は CVBS, Y, Sync on Green 信号入力時、デジタル化された入力信号から、同期信号検出及び 分離を行います。 検出された同期信号はデコード処理を行う基準タイミングになり、分離された同期信号を元に位相誤差信号 を算出し、サンプリングクロックを制御します。 また CVBS, Y 信号入力時、同期分離ブロックでは、輝度信号の黒レベルの調整を行うことが可能です。 黒レベルの微調整は、10bit 帯域(ITU-R BT.601 変換前)で-8~+7LSB の加減算を行うことができます。 1LSB 当たり、出力コードは約 0.4LSB 変化することになります。 ○BKLVL[3:0]-bit : 黒レベルの微調整を行います。 Sub-address 0x10_[3:0] BKLVL[3:0]-bit 加減算 601 レベルでの変位量 [0001] 黒レベルに 1 を加えます。 約 0.4LSB プラスされます。 [0010] 黒レベルに 2 を加えます。 約 0.8LSB プラスされます。 [0011] 黒レベルに 3 を加えます。 約 1.2LSB プラスされます。 [0100] 黒レベルに 4 を加えます。 約 1.6LSB プラスされます。 [0101] 黒レベルに 5 を加えます。 約 2.0LSB プラスされます。 [0110] 黒レベルに 6 を加えます。 約 2.4LSB プラスされます。 [0111] 黒レベルに 7 を加えます。 約 2.8LSB プラスされます。 [0000] 無調整です。 [1000] 黒レベルから 8 を引きます。 約 3.2LSB マイナスされます。 [1001] 黒レベルから 7 を引きます。 約 2.8LSB マイナスされます。 [1010] 黒レベルから 6 を引きます。 約 2.4LSB マイナスされます。 [1011] 黒レベルから 5 を引きます。 約 2.0LSB マイナスされます。 [1100] 黒レベルから 4 を引きます。 約 1.6LSB マイナスされます。 [1101] 黒レベルから 3 を引きます。 約 1.2LSB マイナスされます。 [1110] 黒レベルから 2 を引きます。 約 0.8LSB マイナスされます。 [1111] 黒レベルから 1 を引きます。 約 0.4LSB マイナスされます。 設定された値が黒レベルに加減算されます。設定は 2 の補数で行います。 黒レベル微調整は垂直ブランキング期間にも有効です。 MS0973-J-03 59 2009/05 [AK8854VQ] <デジタルペデスタルクランプ> デジタル変換された CVBS, Y 信号及び、Sync on Green 信号は、デジタル信号処理ブロックにて ペデスタル部をクランプします。内部でのクランプレベルは入力信号の種類(286mV/300mV)によって 異なりますが、出力結果はどちらもペデスタル位置がコード 16(8-Bit, ITU-R BT.601 レベル)となるように 動作します。デジタルペデスタルクランプ機能は、時定数調整及び不感帯設定をすることができます。 ○DPCT[1:0]-bit : デジタルペデスタルクランプの時定数を設定します。 Sub-address 0x10_[5:4] DPCT[1:0]-bit 遷移時定数 備考 [00] Fast [01] Middle [10] Slow [11] Disable デジタルペデスタルクランプ OFF ○DPCC[1:0]-bit : デジタルペデスタルクランプの不感帯(Coring Level)を設定します。 Sub-address 0x10_[7:6] DPCC[1:0]-bit 不感帯レベル 備考 [00] ±1bit [01] ±2bit [10] ±3bit [11] 不感帯はありません。 <カラーキラー> コンポジット信号及び S-Video 信号入力時、AK8854 は入力信号のカラーバーストレベルからクロマ信号品 位を判断します。レジスタにて信号品位の閾値を設定できます。 クロマ信号レベルがレジスタにて設定した閾値を下まわった場合、AK8854 は入力クロマ信号が 不良であると判断し、カラーキラーを機能させ、白黒モードと同等の処理を行います。 つまり、Cb/Cr データは 0x80 固定となります。 また、色デコード用の PLL のロックが外れた場合に、カラーキラーとする事も出来ます。 ○COLKILL-bit: カラーキラーの ON/OFF 設定をします。初期値は ON です。 Sub-address 0x11_[7] COLKILL-bit 備考 [0] Enable [1] Disable ○CKLVL[3:0]-bit: 閾値の設定をします。初期値は[1000] = -23dB です。 ○CKSCM[1:0]-bit: SECAM の際の閾値設定に用います。SECAM の際には、CKLVL[3:0]-bit に加え、 このビットにて上位 2 ビット拡張します。 ○CKILSEL: カラーキラーの動作条件を設定します。 Sub-address 0x0D_[7] CKILSEL-bit 動作条件 備考 [0] バーストレベルが CKLVL[3:0]-bit にて設定した閾値を下回った時 バーストレベルが CKLVL[3:0]-bit にて設定した閾値を下回った時、 [1] または、色デコード用 PLL のロックが外れた時 MS0973-J-03 60 2009/05 [AK8854VQ] <画質調整処理機能> AK8854 は、コントラスト調整、ブライトネス調整、彩度調整、色相調整、シャープネス調整といった 画質調整機能をもっています。* 初期状態では、画質調整機能は垂直ブランキング期間では無効となっていますが、コントラスト調整及び ブライトネス調整に関しては、レジスタにて設定する事により、 垂直ブランキング期間でも有効とする事が出来ます。 1. コントラスト調整(Sub-address 0x12_[7:0]) CONT[7:0]-bit: コントラスト調整を行います。初期値は無調整(0x80)です。 コントラスト調整は、Contrast Control Register にて設定された係数を、乗算する処理を行います。 また、レジスタ設定にて乗算式を変更することができます。 CONTSEL=[0]の時。 YOUT = (CONT / 128) x (YIN – 128) + 128 CONTSEL=[1]の時。 YOUT = (CONT / 128) x YIN YOUT : コントラスト演算結果 YIN : コントラスト演算前 CONT : コントラスト係数(レジスタ設定値) 係数の可変範囲は 0~255 です。演算結果がレンジを越えた場合は、 上限[254]/下限[1]にクリッピング処理が行われます。 (ただし、コントロールビットの 601LIMIT が[1]の場合は、16-235 の範囲の出力となります。) ○CONTSEL-bit : コントラスト調整の傾き点を設定します。 Sub-address 0x11_[6] CONTSEL -bit [0] 輝度 128 を中心に調整します。 [1] 輝度 0 を中心に調整します。 備考 2. ブライトネス調整(Sub-address 0x13_[7:0]) BR[7:0]-bit: ブライトネス調整を行います。設定は 2 の補数で行います。初期値は無調整(0x00)です。 ブライトネス調整は、ITU-R BT.601 レベル変換後の 8Bit データ輝度信号に、 レジスタにて設定された係数を加算する処理を行います。(下式参照) YOUT = YIN+BR YOUT : ブライトネス演算結果 YIN : ブライトネス演算前 BR : ブライトネス係数(レジスタ設定値) 係数の可変範囲は-127~+127(1step)で、値の設定は 2 の補数で行います。 演算結果がレンジを越えた場合、上限[254]/下限[1]にクリッピング処理が行われます。 (ただし、コントロールビットの 601LIMIT が[1]の場合は、16-235 の範囲の出力となります。) 3. 彩度 (Saturation) 調整 SAT[7:0]-bit : 彩度調整を行います。初期値は無調整(0x80)です。 係数の可変範囲は 0~255/128(1/128steps)です。 また、彩度調整は入力信号に応じて異なります。 [コンポジット信号及び S-Video 信号入力の場合] (Sub-address 0x15_[7:0]) 彩度調整は、色信号にレジスタにて設定された係数を乗算する処理を行います。 乗算された結果が U/V 復調されます。 [YPbPr 信号及び RGB 信号入力の場合] (Sub-address 0x15_[7:0]及び Sub-address 0x16_[7:0]) 色変換後の U/ V に対し、それぞれ独立して係数を乗算することができます。 その為、U/ V 信号に同じ値を乗算した場合のみ、彩度調整と同一の設定となります。 MS0973-J-03 61 2009/05 [AK8854VQ] 4. 色相 (HUE) 調整(Sub-address 0x17_[7:0]) HUE[7:0]-bit: 色相調整を行います。設定は 2 の補数で行います。初期値は無調整(0x00)です。 AK8854 では色相の回転をすることが可能です。 位相の回転可能範囲は、±45°(約 0.35°steps)です。 色相調整は、CVBS 信号及び S-video 信号入力の時のみ有効です。 5. シャープネス調整 シャープネス調整は、輝度信号に対して次図のブロック図が施されます。 ブロック図中のフィルタの特性、並びに不感帯はレジスタにて設定できます。 シャープネスフィルタの選択により、画像をシャープな画質に調整することが出来ます。 処理前輝度信号 SHARP[1:0]-bits SHCORE[1:0]-bits Filter Coring 処理後輝度信号 Delay ○SHARP[1:0]-bit: シャープネスフィルタの特性を選択します。 Sub-address 0x14_[1:0] SHARP[1:0]-bit フィルタ特性 備考 [00] フィルタなし フィルタをスルーします。 [01] Min [10] Middle [11] Max ○SHCORE[1:0]-bit: シャープネスフィルタを用いる際の、不感帯レベルを設定します。 (Sub-address 0x14_[3:2]) SHCORE[1:0]-bit 不感帯レベル 備考 [00] コアリングなし [01] ±1LSB シャープネスフィルタを 通った信号にのみ、設定されます。 [10] ±2LSB [11] ±3LSB ○VBIIMGCTL-bit: ブライトネス調整機能及び、コントラスト調整機能の VBI 期間での ON/OFF 設定を行います。 (Sub-address 0x14_[7]) VBIIMGCTL -bit VBI 期間の画質調整 備考 [0] 無効 [1] 有効 ※ ※YPbPr 及び RGB 信号をデコードする場合は、常に VBIIMGCTL=[1]としてください。 MS0973-J-03 62 2009/05 [AK8854VQ] <輝度帯域調整機能> MPEG 圧縮などの場合や、符号化レートを落として圧縮率を高める場合など、圧縮の前処理として 輝度帯域を制限する場合があります。 そのような目的のために輝度帯域制限フィルタを選択することができます。 輝度帯域制限フィルタを使用しない場合、輝度信号はデシメーションフィルタの周波数特性となります。 ○LUMFIL[1:0]-bit : 輝度帯域制限フィルタの特性を設定します。 (Sub-address 0x14_[5:4]) LUMFIL [1:0]-bit フィルタ特性 備考 フィルタなし。 デシメーションフィルタの特性になります。 [00] -3dB at 6.29MHz 帯域制限はしません。 [01] Narrow -3dB at 2.94MHz [10] Mid -3dB at 3.30MHz [11] Wide -3dB at 4.00MHz 輝度信号デシメーションフィルター 輝度帯域制限フィルター <セピア出力> AK8854 は、デコード結果をセピア色で出力する事が出来ます。 ○SEPIA-bit : デコード結果をセピア色で出力します。 (Sub-address 0x14_[6]) SEPIA –bit 備考 [0] 通常出力 [1] セピアカラー出力 <VBI Information デコード> AK8854 は、VBI 期間に重畳される Closed Caption Data , Closed Caption Extended Data , VBID(CGMS) , WSS 信号のデコードを行う事が出来ます。 デコードされたデータはそれぞれの格納レジスタに書き込まれます。 レジスタの Request VBI Information Register(R/W)-[3:0]にそれぞれのリクエストビットを立てることに より、AK8854 は、それぞれのデータのデコード要求があると判断し、データ待ちの状態になります。 その後データを検知し、格納レジスタへデコードを行った後、デコードが終了したことを、 データの有無を示す格納レジスタの Status 2 Register(R)-[3:0]を使って、ホストに通知します。 したがって、ホストはそれぞれの格納レジスタを読み取る事により、格納されている値を知る事が出来ます。 なお、それぞれのデータは下表のラインにその情報が重畳されています。 データの更新については、格納されているレジスタに次の値が書き込まれるまでデータは保持されます。 また、VBID データ(CGMS-A)に関しては CRCC コードはデコードされ、 その演算結果のみがレジスタに反映されます。 MS0973-J-03 63 2009/05 [AK8854VQ] 信号 重畳されるライン 備考 Closed Caption Line21 525-Line 系 Closed Caption Extended Data Line284 VBID Line20 / 283 Line20 / 333 WSS Line23 525-Line 系 525-Line 系 625-Line 系 625-Line 系 それぞれの信号の格納レジスタは、以下の通りです。 格納されるビットに関しては、レジスタ設定概要を参照ください。 Closed Caption 1 Register , Closed Caption 2 Register WSS 1 Register , WSS 2 Register Extended Data 1 Register , Extended Data 2 Register VBID 1 Register , VBID 2 Register <内部状態通知機能> ○NOSIG-bit: 無信号判定を示します。 NOSIG –bit [0] 信号が入力されています。 [1] 無信号入力状態です。 Sub-address 0x22_[0] 備考 ○VLOCK-bit: VLOCK 機構の状態を判断します。 VLOCK-bit [0] 同期が取れています。 [1] 同期が取れていません。 Sub-address 0x22_[1] 備考 ○COLKILON: カラーキラーの状態を示します(ON/OFF)。 COLKILON –bit [0] カラーキラーは動作していません。 [1] カラーキラーが動作しています。 YPbPr 及び RGB 信号デコード時は、COLKILON は無効です。 ○SCLKMODE -bit: クロックモードの状態を示します。 SCLKMODE –bit クロックモードの状態 [00] 固定クロックモードで動作している。 [01] ラインロッククロックで動作。 [10] フレームロッククロックで動作。 [11] Reserved Sub-address 0x22_[3] 備考 Sub-address 0x22_[5:4] 備考 ○PKWHITE: AGC 機能ブロック通過後の輝度デコード結果が、オーバーフローしている場合に通知します。 Sub-address 0x22_[6] PKWHITE –bit 備考 [0] 異常なし。 [1] 輝度デコード結果がオーバーフロー ○OVCOL: ACC 機能ブロック通過後の色デコード結果が、、オーバーフローしている場合に通知します。 Sub-address 0x22_[7] OVCOL –bit 備考 [0] 異常なし。 [1] 色デコード結果がオーバーフロー YPbPr 及び RGB 信号デコード時は、OVCOL は無効です。 ○Status 2-Ragister: ClosedCaption , ExtendedData , VBID , WSS 信号のデコード結果が存在する事を 示します。 MS0973-J-03 64 2009/05 [AK8854VQ] ○REALFLD-bit: AK8854 がデコードしている信号のフィールドを通知します。 Sub-address 0x23_[4] REALFLD -bit 備考 [0] Even フィールドをデコード。 [1] Odd フィールドをデコード。 ○AGCSTS-bit: 適応型 AGC の状態を通知します。 Sub-address 0x23_[5] AGCSTS -bit 備考 [0] シンク AGC が動作しています。 [1] ピーク AGC が動作しています。 H/VSYNC 及び CSYNC にて同期処理を行う RGB 信号をデコードする場合は、AGCSTS は無効です。 ○Macrovision Status-Register: AK8854 は、CVBS 信号、S-Video 信号、YPbPr 信号入力時、デコードし たデータにマクロビジョン信号が付加されている場合は、デコードした Macrovision 信号のタイプを、レジスタにて通知します。 Sub-address 0x24 Bit Register Name R/W bit 0 AGCDET AGC Process Detect R bit 1 CSDET Color Stripe Detect R bit 2 CSTYPE Color Stripe Type R bit 3 ~ bit 7 Reserved Reserved R Definition 入力信号に Macrovision AGC プロセスが あることを示します。 [0] : Macrovision AGC プロセスはありません。 [1] : Macrovision AGC プロセスを 検知しました。 入力信号に Macrovision Color Stripe プロセス があることを示します。 [0] : Color Stripe プロセスがありません。 [1] : Color Stripe プロセスを検知しました。 入力信号に含まれるカラーストライプの 種類を示します。 [0] : Color Stripe Type2 です。 [1] : Color Stripe Type3 です。 Reserved RGB 信号デコード時は、マクロビジョン信号の検知は行いません。上記レジスタは無効です。 MS0973-J-03 65 2009/05 [AK8854VQ] ○Input Video Status-Register: 自動判定モード結果通知レジスタです。 Sub-address 0x25 Register BIT Name R/W bit 0 ~ bit 1 ST_VSCF0 ~ ST_VSCF1 Status of Video Sub-Carrier Frequency R bit 2 ~ bit 3 ST_VCEN0 ~ ST_VCEN1 Status of Video Color Encode R bit 4 ST_VLF Status of Video Line Frequency R bit 5 ST_BW Status of B/W Signal R bit 6 UNDEF Un_define bit R bit 7 FIXED Input Video Standard fixed bit R Definition 入力ビデオ信号のサブキャリア周波数を 示します。 [ ST_VSCF1 : ST_VSCF0 ] ( MHz ) [00] : 3.57954545 (NTSC-M,J) [01] : 3.57561149 (PAL-M) [10] : 3.58205625 (PAL-Nc) [11] : 4.43361875 (PAL-B,D,G,H,I,N,60 , NTSC-4.43) 入力信号のカラーエンコード方式を示します。 [ST_VCEN1 : ST_VCEN0] [00] : NTSC [01] : PAL [10] : SECAM [11] : Reserved 入力ビデオ信号のライン周波数を示します。(*1) [0] : 525 ライン(NTSC-M,J , NTSC-4.43 , PAL-M,60) [1] : 625 ライン(PAL-B,D,G,H,I,N,Nc , SECAM) 入力信号が白黒であるかの判断を示します。(*2) [0] : 白黒ではないと認識しています。 [1] : 白黒信号であると認識しています。 入力信号の判定結果を示します。(*3) [0] : 入力信号は確定しています。 [1] : 入力信号が確定できていません。 入力信号の判定過程状態を示します。(*4) [0] : 入力信号は判定中です。 [1] : 入力信号の判定は終了しています。 (*1)YPbPr 信号及び RGB 信号入力の際の 525Lines, 625Lines は ST_VLF で判定できます。 YPbPr 信号及び RGB 信号入力の際の UNDEF ビット及び FIXED ビット動作は、ライン判別のみで 行われます。 (*2)白黒信号の自動判定機能は、カラーキラー設定が ON(COLKILL-bit = [1])の場合に有効です。 ST_BW-bit は、カラーキラーが働いた場合に[1]となります。 また、ユーザが明示的に Sub Adress 0x01 の B/W-bit を設定した場合、 入力信号自動判定機能は 525/625 の判定のみを行います。 その場合は ST_VLF の情報のみを参照してください。 また、YPbPr 信号及び RGB 信号の場合には、白黒判定は行われません。B/W-bit の設定値が示されます。 (*3)入力信号の判定結果を示します。 信号が確定している場合は[0]、信号が確定できていない場合は[1]です。 (*4)入力信号自動判定機能の動作状態を示します。 判定中は[0]、判定が終了している場合は[1]です。 つまり、UNDEF-bit = [1]のとき、FIXED-bit = [0]となっています。 MS0973-J-03 66 2009/05 [AK8854VQ] 以下のレジスタは、デコードされた VBI 情報を格納します。 Closed Caption 1 Register bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 bit 3 CC7 CC6 CC5 CC4 CC3 bit 2 CC2 bit 1 CC1 Sub-address 0x26 bit 0 CC0 Closed Caption 2 Register bit 7 bit 6 bit 5 CC15 CC14 CC13 bit 4 CC12 bit 3 CC11 bit 2 CC10 bit 1 CC9 Sub-address 0x27 bit 0 CC8 WSS 1 Register bit 7 bit 6 G2-7 G2-6 bit 5 G2-5 bit 4 G2-4 bit 3 G1-3 bit 2 G1-2 bit 1 G1-1 Sub-address 0x28 bit 0 G1-0 WSS 2 Register bit 7 bit 6 Reserved Reserved bit 5 G4-13 bit 4 G4-12 bit 3 G4-11 bit 2 G3-10 bit 1 G3-9 Sub-address 0x29 bit 0 G3-8 Extended Data 1 Register bit 7 bit 6 bit 5 EXT7 EXT6 EXT5 bit 4 EXT4 bit 3 EXT3 bit 2 EXT2 bit 1 EXT1 Sub-address 0x2A bit 0 EXT0 Extended Data 2 Register bit 7 bit 6 bit 5 EXT15 EXT14 EXT13 bit 4 EXT12 bit 3 EXT11 bit 2 EXT10 bit 1 EXT9 Sub-address 0x2B bit 0 EXT8 VBID 1 Register bit 7 bit 6 Reserved Reserved bit 5 VBID1 bit 4 VBID2 bit 3 VBID3 bit 2 VBID4 Sub-address 0x2C bit 1 bit 0 VBID5 VBID6 VBID 2 Register bit 7 bit 6 VBID7 VBID8 bit 5 VBID9 bit 4 VBID10 bit 3 VBID11 bit 2 VBID12 Sub-address 0x2D bit 1 bit 0 VBID13 VBID14 MS0973-J-03 67 2009/05 [AK8854VQ] 8.デバイスコントロールインターフェース AK8854 は I2C バスコントロールインターフェイスによってコントロールされます。 [ I2C バス SLAVE Address] I2C スレーブアドレスは SELA ピンの設定により[1000100]または[1000101]のいずれかを 選択することができます。 Slave Address MSB 1 1 SELA ピン状態 プルダウン[Low] プルアップ[High] 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 LSB R/W R/W 0 1 [ I2C コントロールシーケンス ] (1) Write シーケンス 1 バイト目に AK8854 のライトモードのスレーブアドレスを受信すると、2 バイト目にサブアドレス、 3 バイト目以降にデータを受信します。Write シーケンスには 1 バイトずつ Write するシーケンスと、 複数バイト連続して Write する Sequential Write operation があります。 (a) 1 バイト Write シーケンス Slave Sub S w A Address Address 18-bit 8-bit bit A Data A 1bit 8-bit 1bit Stp (b) 複数バイト(m-bytes) Write シーケンス (Sequential Write Operation) Sub Slave Data S w A Data(n) A A Address A Address (n+1) (n) 11118-bit 8-bit 8-bit 8-bit bit bit bit bit ‘’’’’’’ Data (n+m) A 8-bit 1bit (2) Read シーケンス 1 バイト目に AK8854 のリードモードのスレーブアドレスを受信すると、 2 バイト目以降はデータの送信を行います。 Sub Slave Slave Data S w A Address A rS R A Data1 A 2 Address Address (n) 8-bit 1 8-bit 1 8-bit 1 8-bit 1 stp A Data3 A 8-bit 1 8-bit 1 ’‘’’’’‘’’ ‘’‘ Data n !A 8-bit 1 ‘’’‘’ stp 上記、それぞれの意味は次の通りです。 S : Start Condition rS : repeated Start Condition A : Acknowledge (SDA Low ) !A : Not Acknowledge (SDA High) stp : Stop Condition R/W 1 : Read 0 : Write : マスタデバイスによります。通常はマイコン出力します。 : スレーブデバイスによります。AK8854 が出力するものです。 MS0973-J-03 68 2009/05 [AK8854VQ] 9.レジスタ一覧 Sub Default R/W 機能 レジスタ名 Address 0x00 Input Channel Select Register 0x00 R/W 入力信号チャンネルの設定。 0x01 AFE Control 1 Register 0x00 R/W アナログフロントエンドの設定。 0x02 AFE Control 2 Register 0x01 R/W アナログフロントエンドの設定。 0x03 Component Setting Control Register 0x00 R/W YPbPr 信号及び RGB 信号の設定。 0x04 Input Video Standard Register 0x00 R/W 入力信号に対する設定。 0x05 Output Format Regsiter 0x00 R/W 出力データのフォーマットの設定。 0x06 NDMODE Register 0x00 R/W 自動認識機能に対し制限をかける。 0x07 Output Control Register 0x00 R/W 出力ピン状態の設定。 0x08 Start and Delay Control Register 0x00 R/W 出力データに対する設定。 0x09 CSYNC Delay Control Register 0x08 R/W 外部同期信号の遅延設定。 0x0A AGC & ACC Control Register 0x00 R/W AGC と ACC に関する設定。 0x0B Control 0 Register 0x00 R/W 各種コントロールレジスタ。 0x0C Control 1 Register 0x00 R/W 各種コントロールレジスタ。 0x0D Control 2 Register 0x00 R/W 各種コントロールレジスタ。 0x0E PGA Control 1 Register 0x3E R/W PGA1 のゲイン設定。 0x0F PGA Control 2 Register 0x3E R/W PGA2 のゲイン設定。 0x10 Pedestal Level Control Register 0x00 R/W ペデスタルレベルの調整。 0x11 Color Killer Control Register 0x08 R/W カラーキラーの設定。 0x12 Contrast Control Register 0x80 R/W コントラストの調整。 0x13 Brightness Control Register 0x00 R/W ブライトネスの調整 0x14 Image Control Register 0x00 R/W イメージに関する設定。 0x15 Saturation / U tone Control Register 0x80 R/W サチュレーション(彩度)/色調 U の調整。 0x16 V tone Control Register 0x80 R/W 色調 V の調整。 0x17 HUE Control Register 0x00 R/W HUE(色相)の調整。 0x18 High Slice Data Set Register 0xEB R/W VBI スライサデータの High 値を設定。 0x19 Low Slice Data Set Register 0x10 R/W VBI スライサデータの Low 値を設定。 0x1A Request VBI Infomation Register 0x00 R/W VBI 期間のデコード要求設定。 0x1B Reserved Register 0x00 R/W リザーブレジスタ。 0x1C Reserved Register 0x00 R/W リザーブレジスタ。 0x1D Reserved Register 0x00 R/W リザーブレジスタ。 0x1E Reserved Register 0x00 R/W リザーブレジスタ。 0x1F Reserved Register 0x00 R/W リザーブレジスタ。 0x20 Reserved Register 0x00 R/W リザーブレジスタ。 0x21 Reserved Register 0x00 R/W リザーブレジスタ。 0x22 Status 1 Register R 内部状態を示す。 0x23 Status 2 Register R 内部状態を示す。 0x24 Macrovision Status Register R 入力マクロビジョン信号を示す。 0x25 Input Video Status Register R 入力信号自動判定の結果を示す。 0x26 Closed Caption 1 Register R Closed Caption データを示す。 0x27 Closed Caption 2 Register R Closed Caption データを示す。 0x28 WSS 1 Register R WSS データを示す。 0x29 WSS 2 Register R WSS データを示す。 0x2A Extended Data 1 Register R Closed Caption Extended データを示す。 0x2B Extended Data 2 Register R Closed Caption Extended データを示す。 0x2C VBID 1 Register R VBID データを示す。 0x2D VBID 2 Register R VBID データを示す。 0x2E Device and Revision ID Register R Device ID 及び Revision 情報を示す。 上記以外のレジスタへの書き込みは禁止です。 リザーブレジスタには、Default 値以外の値を書き込まないでください。 MS0973-J-03 69 2009/05 [AK8854VQ] 10.レジスタ設定概要 Input Channel Select Register (R/W) [Sub Address 0x00] 入力信号チャンネルの選択を行います。 Sub Address 0x00 Default Value: 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 AINSEL7 AINSEL6 AINSEL5 Default Value 0 0 0 Input Channel Select Register Definition Register Bit Name bit 0 ~ bit 7 AINSEL0 ~ AINSEL7 Analog Input Select bit 4 AINSEL4 bit 3 AINSEL3 bit 2 AINSEL2 bit 1 AINSEL1 bit 0 AINSEL0 0 0 0 0 0 R/W Definition R/W 入力ビデオ信号を選択します。 [AINSEL7 : AINSEL0 ] [00000000]: AIN1 入力選択(CVBS) [00000001]: AIN2 入力選択(CVBS) [00000010]: AIN3 入力選択(CVBS) [00000011]: AIN4 入力選択(CVBS) [00000100]: AIN5 入力選択(CVBS) [00000101]: AIN6 入力選択(CVBS) [00001101]: AIN6(Y) / AIN7(C)入力選択 [00011100]: AIN5(Y) / AIN8(C)入力選択 [00100011]: AIN4(Y) / AIN9(C)入力選択 [01100010]: AIN3(Y) / AIN10(C)入力選択 [00101101]: AIN6(Y) / AIN7(Pb) / AIN9(Pr)入力選択* [10101101]: AIN6(G) / AIN7(R) / AIN9(B)入力選択* [01111100]: AIN5(Y) / AIN8(Pb) / AIN10(Pr)入力選択* [11111100]: AIN5 (G)/ AIN8(R) / AIN10(B)入力選択* *YPbPr 及び RGB 信号をデコードする場合は、下記のレジスタを必ず設定してください。 Sub Address 0x0D “DPAL[1:0]” = [10] Sub Address 0x14 “VBIMGCTL” = [1] MS0973-J-03 70 2009/05 [AK8854VQ] AFE Control Register 1(R/W) [Sub Address 0x01] アナログフロントエンドの設定を行います。 Sub Address 0x01 Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 CLPWIDTH1 CLPWIDTH0 Default Value 0 0 bit 1 bit 0 CLPSTAT0 bit 3 Reserved bit 2 CLPSTAT1 BCLPSTAT2 BCLPSTAT1 BCLPSTAT0 0 0 0 0 0 0 AFE Control Register 1 Definition Bit Register Name R/W bit 0 ~ bit 2 BCLPSTAT0 ~ BCLPSTAT2 Back Porch Clamp Start R/W bit 3 Reserved Reserved R Reserved bit 4 ~ bit 5 CLPSTAT0 ~ CLPSTAT1 Clamp Start R/W bit 6 ~ bit 7 CLPWIDTH0 ~ CLPWIDTH1 Clamp Pulse Width R/W MS0973-J-03 Definition バックポーチクランプパルススタート位置を設定 します。同期信号中央辺りからの位置となります。 [ BCLPSTAT2 : BCLPSTAT0 ] [000]: CLPSTAT にて設定されている位置 [001]: CLPSTAT に て 設定 され ている 位置 から (1/128)H 遅れた所。 [010]: CLPSTAT に て 設定 され ている 位置 から (2/128)H 遅れた所。 [011]: CLPSTAT に て 設定 され ている 位置 から (3/128)H 遅れた所。 [100]: CLPSTAT に て 設定 され ている 位置 から (4/128)H 早い所。 [101]: CLPSTAT に て 設定 され ている 位置 から (3/128)H 早い所。 [110]: CLPSTAT に て 設定 され ている 位置 から (2/128)H 早い所。 [111]: CLPSTAT に て 設定 され ている 位置 から (1/128)H 早い所。 71 クランプパルススタート位置を設定します。 同期信号中央辺りからの位置となります。 [ CLPSTAT1 : CLPSTAT0 ] [00] : 同期信号の真中辺りにパルスを 発生します。 [01] : 同期信号の真中辺りから(1/128)H 遅れ た場所にクランプパルスを発生します。 [10] : 同期信号の真中辺りから(2/128)H 早い 場所にクランプパルスを発生します。 [11] : 同期信号の真中辺りから(1/128H)早い 場所にクランプパルスを発生します。 クランプパルス幅を設定します。 [ CLPWIDTH1 : CLPWIDTH0 ] [00] : 275nsec [01] : 555nsec [10] : 1.1usec [11] : 2.2usec 2009/05 [AK8854VQ] AFE Control Register 2(R/W) [Sub Address 0x02] アナログフロントエンドの設定を行います。 Sub Address 0x02 Default Value: 0x01 bit 7 bit 6 bit 5 Reserved Reserved Reserved Default Value 0 0 0 AFE Control Register 2 Definition Register Bit Name bit 4 YPBPRCP bit 3 UDG1 bit 2 UDG0 bit 1 CLPG1 bit 0 CLPG0 0 0 0 0 1 R/W bit 0 ~ bit 1 CLPG 0 ~ CLPG1 Clamp Gain R/W bit 2 ~ bit 3 UDG 0 ~ UDG 1 Up Down Gain R/W bit 4 YPBPRCP YPbPr Clamp R/W bit 5 ~ bit 7 Reserved Reserved R/W MS0973-J-03 Definition アナログ入力クランプ回路の微調整用クランプ電流の 設定をします。 [00]: Min. [01]: Middle 1 (Default) [10]: Middle 2 [11]: Max. アナログ入力クランプ回路の粗調整用クランプ電流の 設定をします。 [00]: Min. (Default) [01]: Middle 1 [10]: Middle 2 [11]: Max. YPbPr 信号入力時のアナログクランプ方法を 設定します。 [0]: Y:アナログシンクチップクランプ Pb,Pr:アナログバックポーチクランプ [1]: Y:アナログシンクチップクランプ Pb,Pr:アナログミドルクランプ Reserved 72 2009/05 [AK8854VQ] Component Setting Control Register (R/W) [Sub Address 0x03] YPbPR 信号及び RGB 信号に関する各種設定を行います。 Sub Address 0x03 Default Value: 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 Reserved CSY1 CSY0 Default Value 0 0 0 bit 4 RGBSS1 bit 3 RGBSS0 bit 2 CSCL bit 1 CSSL bit 0 ALLSYNC 0 0 0 0 0 Component Setting Control Register Definition Register Bit R/W Name bit 0 ALLSYNC ALL Sync Select R/W bit 1 CSSL Component Signal Sync Level R/W bit 2 CSCL Component Signal Chroma Level R/W bit 3 ~ bit 4 RGBSS0 ~ RGBSS1 RGB Sync Select R/W bit 5 ~ bit 6 CSY0 ~ CSY1 CSYNC SELECT R/W bit 7 Reserved Reserved R/W MS0973-J-03 Definition RGB 信号入力時の同期信号の有無を設定します。 「Sync On Green で同期をとる場合」 [0]: R 信号及び B 信号に同期信号は重畳されていない。 [1]: R 信号及び B 信号に同期信号が重畳されている。 「CSYNC または H/VSYNC で同期をとる場合」 [0]: RGB 信号全てに同期信号は重畳されていない。 [1]: RGB 信号全てに同期信号が重畳されている。 YPbPr 信号及び RGB 信号の同期信号レベルの設定を 行います。 [0]: 300mV [1]: 286mV 色変換レベルの設定を行います。 [0]: 700mV 対応 [1]: 714mV 対応 RGB 信号入力時の同期信号を設定します。 [ RGBSS1: RGBSS0 ] [00]: Sync On Green [01]: CSYNC [10]: H/VSYNC [00]: Reserved RGB 信号入力時に、外部同期信号で同期を取る場合の 波形を設定します。 [ CSY1: CSY0 ] [00]: CSYNC1 ~ 4 [01]: CSYNC5、H/VSYNC [10]: CSYNC6 [11]: Reserved Reserved 73 2009/05 [AK8854VQ] Input Video Standard Register (R/W) [Sub Address 0x04] 入力信号に対して設定するレジスタです。 Sub Address 0x04 Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 AUTODET SETUP BW Default Value 0 0 0 bit 4 VLF bit 3 VCEN1 bit 2 VCEN0 bit 1 VSCF1 bit 0 VSCF0 0 0 0 0 0 Input Video Standard Register Definition Register Bit Name R/W bit 0 ~ bit 1 VSCF0 ~ VSCF1 Video Sub-Carrier Frequency R/W bit 2 ~ bit 3 VCEN0 ~ VCEN1 Video Color Encode R/W bit 4 VLF Video Line Frequency R/W bit 5 BW Black & White R/W bit 6 SETUP Setup R/W bit 7 AUTODET Video Standard Auto Detect R/W Definition 入力ビデオ信号のサブキャリア周波数を 設定します。 [VSCF1 : VSCF0 ] ( MHz ) [00] : 3.57954545 (NTSC-M,J) [01] : 3.57561149 (PAL-M) [10] : 3.58205625 (PAL-Nc) [11] : 4.43361875 (PAL-B,D,G,H,I,N,60 , NTSC-4.43 , SECAM) *1 入力信号のカラーエンコード方式を設定します。 [VCEN1 : VCEN0] [00] : NTSC [01] : PAL [10] : SECAM *2 [11] : Reserved 入力ビデオ信号のライン周波数を設定します。 [0] : 525 ライン(NTSC-M,J , NTSC-4.43 , PAL-M,60) [1] : 625 ライン(PAL-B,D,G,H,I,N , PAL-Nc , SECAM) 白黒モードの設定をします。 [0] : 白黒モード OFF [1] : 白黒モード ON Setup 処理の設定をします。 [0] : Setup なしの信号入力として 信号処理します。 [1] : Setup ありの信号入力として 信号処理します。 入力ビデオ信号の自動認識機能を設定します。 [0] : OFF (自動認識しません。 マニュアル設定です。) [1] : ON (自動認識します。) *1 入力信号が SECAM の場合、VSCF[1:0]は、[11]として下さい。 *2 YPbPr 及び RGB 信号デコード時は、VCEN[1:0]=[10](SECAM)は設定禁止です。 MS0973-J-03 74 2009/05 [AK8854VQ] Output Format Register (R/W) [Sub Address 0x05] 出力データのフォーマットを設定します。 Sub Address 0x05 Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 VBIDEC1 VBIDEC0 SLLVL Default Value 0 0 0 bit 4 TRSVSEL bit 3 601LIMIT bit 2 VBIL2 bit 1 VBIL1 bit 0 VBIL0 0 0 0 0 0 Output Format Register Definition Register Bit Name R/W Definition 垂直ブランキング期間の長さを設定します。 初期値は、 525LINE : Line1 ~ Line19 / Line263.5 ~ Line282.5 625LINE : Line623.5 ~ Line22 / Line311 ~ Line335.5 が VBI 期間です。 bit 0 ~ bit 2 bit 3 VBIL0 ~ VBIL2 601LIMIT MS0973-J-03 Vertical Blanking Length 601 Output Limit R/W R/W 75 このレジスタでは、上記の初期値との差異を 設定します。つまり、 1Line 長く設定した場合、 525LINE : Line1 ~ Line20 / Line263.5 ~ Line283.5 625LINE : Line623.5 ~ Line23/ Line311 ~ Line336.5 が VBI 期間であり、 1Line 短く設定した場合、 525LINE : Line1 ~ Line18 / Line263.5 ~ Line281.5 625LINE : Line623.5 ~ Line21/ Line311 ~ Line334.5 が VBI 期間となる。 [ VBIL2 : VBIL0 ] [001] : VBI 期間が 1Line 長くなります。 [010] : VBI 期間が 2Line 長くなります。 [011] : VBI 期間が 3Line 長くなります。 [000] : Default(初期設定) [101] : VBI 期間が 3Line 短くなります。 [110] : VBI 期間が 2Line 短くなります。 [111] : VBI 期間が 1Line 短くなります。 [100] : Reserved 出力データコードの Min - Max を規定します。 [0] : 1-254 (Y/Cb/Cr) [1] : 16-235 (Y) / 16-240 (Cb/Cr) このレジスタが 1 に設定されている場合、 16 以下のデータは 16 に、 235 / 240 (Y / Cb,Cr)以上のデータは 240 に、 それぞれクリップされます。 2009/05 [AK8854VQ] bit 4 TRSVSEL Time Reference Signal V Select Bit R/W bit 5 SLLVL Slice Level R/W bit 6 ~ bit 7 VBIDEC0 ~ VBIDEC1 VBI Decode R/W ITU-R BT.656 規格に記載のある、 Timing reference signals の V-bit の値が、 変化するラインを切り替えます。 525LINE 入力時 このレジスタが 0 に設定されている場合 V=1 (Line1 ~ Line9 / Line264 ~ Line272) V=0 (Line10 ~ Line263 / Line273 ~ Line525) このレジスタが 1 に設定されている場合 V=1 (Line1 ~ Line19 / Line264 ~ Line282) V=0 (Line20 ~ Line263 / Line283 ~ Line525) 625LINE 入力時 このレジスタによらず、 V=1 (Line1 ~ Line22 / Line311 ~ Line335 / Line624 ~ Line625) V=0 (Line23 ~ Line310 / Line336 ~ Line623) スライスレベルを設定します。 [0] : スライスレベルは約 25IRE です。 [1] : スライスレベルは約 50IRE です。 Vertical Blanking Length レジスタで 設定された期間の処理を規定します。* [ VBIDEC1 : VBIDEC0 ] [00] : 黒レベルを出力 [01] : 白黒モード [10] : スライスした結果を出力します。 [11] : Reserved *YPbPr 及び RGB 信号デコード時は、常に VBIDEC[1:0]=[00](黒レベルを出力)としてください。 MS0973-J-03 76 2009/05 [AK8854VQ] NDMODE Register (R/W) [Sub Address 0x06] 入力ビデオ信号自動認識機能に対し、自動認識を行う際の候補となる信号を制限する為のレジスタです。 Sub Address 0x06 Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 ND625L ND525L NDPAL60 NDNTSC443 Default Value 0 0 0 0 NDMODE Register Definition Register Bit Name bit 3 Reserved bit 2 NDSECAM bit 1 NDPALNC bit 0 NDPALM 0 0 0 0 R/W Definition bit 0 NDPALM No Detect PAL-M bit R/W [0] : PAL-M を自動認識の候補とします。 [1] : PAL-M を自動認識の候補としません。 bit 1 NDPALNC No Detect PAL-Nc bit R/W [0] : PAL-Nc を自動認識の候補とします。 [1] : PAL-Nc を自動認識の候補としません。 bit 2 NDSECAM No Detect SECAM bit R/W [0] : SECAM を自動認識の候補とします。 [1] : SECAM を自動認識の候補としません。 bit 3 Reserved Reserved R/W Reserved bit 4 NDNTSC443 No Detect NTSC-4.43 bit R/W [0] : NTSC-4.43 を自動認識の候補とします。 [1] : NTSC-4.43 を自動認識の候補としません。 bit 5 NDPAL60 No Detect PAL-60 bit R/W [0] : PAL-60 を自動認識の候補とします。 [1] : PAL-60 を自動認識の候補としません。 bit 6 ND525L No Detect 525Line bit R/W [0] : 525Line 系を自動認識の候補とします。 [1] : 525Line 系を自動認識の候補としません。 bit 7 ND625L No Detect 625Line bit R/W [0] : 625Line 系を自動認識の候補とします。 [1] : 625Line 系を自動認識の候補としません。 上記レジスタの設定を行うには、以下の制約があります。 [1] NDNTSC443(bit 4)と、NDPAL60(bit 5)の両方共に[1](High)に設定する事は禁止します。 [2] ND525L(bit 6)と、ND625L(bit 7)の両方共に[1](High) に設定する事は禁止します。 [3] 候補となる信号を制限する場合、あらかじめ自動認識モード OFF の状態で、 制限しない信号の状態へ設定し、その後上記レジスタの設定を行い、自動認識モード ON として下さい。 MS0973-J-03 77 2009/05 [AK8854VQ] Output Control Register (R/W) [Sub Address 0x07] Output ピン出力状態を設定します。 Sub Address 0x07 Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 CLKINV DVALID_FSEL VD_FSEL Default Value 0 0 0 Bit bit 4 HL bit 3 NL bit 2 DVALID_FL bit 1 VD_FL bit 0 DL 0 0 0 0 0 Output Control Register Definition Register Name R/W Definition [0] : 通常出力 [1] : [D7 : D0 ]ピン出力を Low 固定にします。 [0] : 通常出力 [1] : VD_F ピン出力を Low 固定にします。 [0] : 通常出力 [1] : DVALID_F ピン出力を Low 固定にします。 [0] : 通常出力 [1] : NSIG ピン出力を Low 固定にします。 [0] : 通常出力 [1] : HD ピン出力を Low 固定にします。 VD_F ピンから出力される信号を選択します。 [0] : VD 信号を出力します。 [1] : FIELD 信号を出力します。 bit 0 DL D Output Low bit R/W bit 1 VD_FL VD/FIELD Low bit R/W bit 2 DVALID_FL DVALID/FIELD Low bit R/W bit 3 NL NSIG Low bit R/W bit 4 HL HD Low bit R/W bit 5 VD_FSEL VD/FIELD Select bit R/W bit 6 DVALID_FSEL DVALID/FIELD Select bit R/W DVALID_F ピンから出力される信号を選択します。 [0] : DVALID 信号を出力します。 [1] : FIELD 信号を出力します。 R/W DTCLK 信号出力の極性を設定します。 [0] : 通常出力 (↑エッジでデータを取り込んで下さい) [1] : データとクロックの位相を反転させます。 (↓エッジでデータを取り込んで下さい) bit 7 CLKINV CLK Invert Set bit (*但し、上記レジスタ設定に関わらず、OE , PDN , RSTN ピンによる出力制御が優先します。) MS0973-J-03 78 2009/05 [AK8854VQ] Start and Delay Control Register (R/W) [Sub Address 0x08] 出力データを設定するレジスタです。 Sub Address 0x08 Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 Reserved ACTSTA2 ACTSTA1 ACTSTA0 Default Value 0 0 0 0 Start and Delay Control Register Definition Register Bit Name bit 3 Reserved bit 2 YCDELAY2 bit 1 YCDELAY1 bit 0 YCDELAY0 0 0 0 0 R/W bit 0 ~ bit 2 YCDELAY0 ~ YCDELAY2 Y/C Delay Control R/W bit 3 Reserved Reserved R/W bit 4 ~ bit 6 ACTSTA0 ~ ACTSTA2 Active Video Start Control bit R/W bit 7 Reserved Reserved R/W MS0973-J-03 79 Definition 出力の Y / C 遅延量を調整します。 1sample が、13.5MHz の サンプルクロック(約 74nsec)の幅となります。 [ YCDELAY2 : YCDELAY0 ] [001] : Y は C に対して 1sample 早まります。 [010] : Y は C に対して 2sample 早まります。 [011] : Y は C に対して 3sample 早まります。 [000] : Y/C に遅延はありません。 [101] : Y は C に対して 3sample 遅延します。 [110] : Y は C に対して 2sample 遅延します。 [111] : Y は C に対して 1sample 遅延します。 [100] : Reserved Reserved ビデオデータのスタート位置の微調整を 行います。 1sample が、13.5MHz の サンプルクロック(約 74nsec)の幅となります。 [ ACTSTA2 : ACTSTA0 ] [001] : 1Sample 遅れてデコードします。 [010] : 2Sample 遅れてデコードします。 [011] : 3Sample 遅れてデコードします。 [000] : 通常位置からデコードします。 [101] : 3Sample 早まってデコードします。 [110] : 2Sample 早まってデコードします。 [111] : 1Sample 早まってデコードします。 [100] : Reserved Reserved 2009/05 [AK8854VQ] CSYNC Delay Control Register (R/W) [Sub Address 0x09] CSYNC 信号及び H/V 信号の遅延設定を行います。 Sub Address 0x09 Default Value : 0x08 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 CSDLY2 CSDLY1 CSDLY0 VLSTP2 Default Value 0 0 0 0 CSYNC Delay Control Register Definition Register Bit Name bit 3 VLSTP1 bit 2 VLSTP0 bit 1 VLSTR1 bit 0 VLSTR0 1 0 0 0 R/W bit 0 ~ bit 1 VLSTR[1:0] VSYNC Line Start R/W bit 2 ~ bit 4 VLSTP[2:0] VSYNC Line Stop R/W MS0973-J-03 80 Definition RGB 信号入力時、入力される CSYNC 信号及 び H/VSYNC の垂直同期信号区間開始位置を 設定します。 CSY=[01]及び[10]の場合にのみ有効です。 [VLSTR1: VLSTR0] 525 ラインの場合(ODD/EVEN) [00] : Line 4/ Line 266.5 [01] : Line 3/ Line 265.5 [10] : Line 2/ Line 264.5 [11] : Line 1/ Line 263.5 625 ラインの場合(ODD/EVEN) [00] : Line 1/ Line 313.5 [01] : Line 625/ Line 312.5 [10] : Line 624/ Line 311.5 [11] : Line 623/ Line 310.5 RGB 信号入力時、入力される CSYNC 信号及 び H/VSYNC のの垂直同期信号区間終了位置 を 設定します。 CSY=[01]及び[10]の場合にのみ有効です。 [VLSTP2: VLSTP0] 525 ラインの場合(ODD/EVEN) [000]: Line 4/ Line 266.5 [001]: Line 5/ Line 267.5 [010]: Line 6/ Line 268.5 [011]: Line 7/ Line 269.5 [100]: Line 8/ Line 270.5 [101]: Line 9/ Line 271.5 [110]: Line 10/ Line 272.5 625 ラインの場合(ODD/EVEN) [000]: Line 1/ Line 313.5 [001]: Line 2/ Line 314.5 [010]: Line 3/ Line 315.5 [011]: Line 4/ Line 316.5 [100]: Line 5/ Line 317.5 [101]: Line 6/ Line 318.5 [110]: Line 7/ Line 319.5 2009/05 [AK8854VQ] bit 5 ~ bit 7 CSDLY[2:0] CSYNC Dealy R/W 外部同期信号(CSYNC 及び H/VSYNC)と RGB 信号の タイミング調整を行います。 [CSDLY2: CSDLY0] [000]: RGB 信号と同期信号に遅延なし [001]: RGB 信号に対して、外部同期信号が 1ピクセル遅延します。 [010]: RGB 信号に対して、外部同期信号が 2 ピクセル遅延します。 [011]: RGB 信号に対して、外部同期信号が 3 ピクセル遅延します。 [100]: RGB 信号に対して、外部同期信号が 4 ピクセル早まります。 [101]: RGB 信号に対して、外部同期信号が 3 ピクセル早まります。 [110]: RGB 信号に対して、外部同期信号が 2 ピクセル早まります。 [111]: RGB 信号に対して、外部同期信号が 1 ピクセル早まります。 ※垂直同期信号区間を1ラインまたは2ラインすることは禁止です。3ライン以上になるよう設定して下さい。 MS0973-J-03 81 2009/05 [AK8854VQ] AGC & ACC Control Register (R/W) [Sub Address 0x0A] AGC と ACC の設定をするレジスタです。 Sub Address 0x0A Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 ACCFRZ ACC1 ACC0 AGCFRZ Default Value 0 0 0 0 AGC & ACC Control Register Definition Register Bit Name bit 3 AGCC1 bit 2 AGCC0 bit 1 AGCT1 bit 0 AGCT0 0 0 0 0 R/W bit 0 ~ bit 1 AGCT0 ~ AGCT1 AGC Time Constant R/W bit 2 ~ bit 3 AGCC0 ~ AGCC1 AGC Coring Control R/W bit 4 AGCFRZ AGC Freeze R/W bit 5 ~ bit 6 ACCT0 ~ ACCT1 ACC Time Constant R/W bit 7 ACCFRZ ACC Freeze R/W Definition AGC の制御時定数を設定します。 Disable とした場合に、 PGA 設定がマニュアル設定可能となります。 T は時定数です。* [ AGCT1 : AGCT0 ] [00] : Disable [01] : Fast [ T = 1Field ] [10] : Middle [ T =7Fields ] [11] : Slow [ T = 29Fields ] AGC の不感帯を設定します。 [ AGCC1 : AGCC0 ] [00] : ±2LSB の不感帯を持ちます。 [01] : ±3LSB の不感帯を持ちます。 [10] : ±4LSB の不感帯を持ちます。 [11] : 不感帯はありません。 AGC 機能をフリーズします。 フリーズした場合は、フリーズした際の AGC 設定値が保持されています。 [0] : フリーズしません。 [1] : フリーズします。 ACC の制御時定数を設定します。 T は時定数です。 [ ACCT1 : ACCT0 ] [00] : Disable [01] : Fast [ T = 2Fields ] [10] : Middle [ T =8Fields ] [11] : Slow [ T = 30Fields ] ACC 機能をフリーズします。 フリーズした場合は、フリーズした際の ACC 設定値が保持されています。 [0] : フリーズしません。 [1] : フリーズします。 *H/VSYNC 及び CSYNC にて同期処理を行う RGB 信号をデコードする場合は、AGC 機能は設定禁止です。 常に、AGCT[1:0]=[00]に設定してください。 MS0973-J-03 82 2009/05 [AK8854VQ] Control 0 Register (R/W) [Sub Address 0x0B] 各種コントロールレジスタです。 Sub Address 0x0B Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 DVALID_FP VD_FP HDP Default Value 0 0 0 bit 4 C443FIL0 bit 3 C443FIL0 bit 2 C358FIL1 bit 1 C358FIL0 bit 0 AGCTL 0 0 0 0 0 Control 0 Register Definition Register Bit Name R/W bit 0 AGCTL AGC Transition Level R/W bit 1 ~ bit 2 C358FIL0 ~ C358FIL1 C Filter_358 Select bit R/W bit 3 ~ bit 4 C443FIL0 ~ C443FIL1 C Filter_443 Select bit R/W bit 5 HDP HD Pin Polarity Set bit R/W bit 6 VD_FP VD_F Pin Polarity Set bit R/W bit 7 DVALID_FP DVALID_F Pin Polarity Set bit R/W MS0973-J-03 83 Definition ピーク AGC とシンク AGC の間の遷移条件を 設定します。 [0] : Quick [1] : Slow サブキャリア周波数が 3.58MHz 系の信号に 対する C フィルタの帯域を設定します。 [C358FIL1 : C358FIL0 ] [00] : 3.58 Narrow [01] : 3.58 Medium [10] : 3.58 Wide [11] : Reserved サブキャリア周波数が 4.43MHz 系の信号に 対する C フィルタの帯域を設定します。 [C443FIL1 : C443FIL0 ] [00] : 4.43 Narrow [01] : 4.43 Medium [10] : 4.43 Wide [11] : Reserved HD 信号の極性を設定します。 [0] : Active Low [1] : Active High VD_F ピンからの出力信号の極性を 設定します。 (VD 信号出力の場合) [0] : Active Low [1] : Active High (Field 信号出力の場合) [0] : Odd-Field Low , Even-Field High [1] : Even-Field Low , Odd-Field High DVALID_F ピンからの出力信号の極性を 設定します。 (DVALID 信号出力の場合) [0] : Active Low [1] : Active High (Field 信号出力の場合) [0] : Odd-Field Low , Even-Field High [1] : Even-Field Low , Odd-Field High 2009/05 [AK8854VQ] Control 1 Register (R/W) [Sub Address 0x0C] 各種コントロールレジスタです。 Sub Address 0x0C Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 CLKMODE1 CLKMODE0 INTPOL1 INTPOL0 Default Value 0 0 0 0 Control 1 Register Definition Register Bit Name bit 3 UVFILSEL1 bit 2 UVFILSEL0 bit 1 YCSEP1 bit 0 YCSEP0 0 0 0 0 R/W bit 0 ~ bit 1 YCSEP0 ~ YCSEP1 YC Separation Control R/W bit 2 ~ bit 3 UVFILSEL0 ~ UVFILSEL1 UV Filter Select R/W bit 4 ~ bit 5 INTPOL0 ~ INTPOL1 Interpolator Mode Select R/W bit 6 ~ bit 7 CLKMODE0 ~ CLKMODE1 Clock Mode Select R/W MS0973-J-03 84 Definition YC 分離の設定を行います。 [ YCSEP1 : YCSEP0 ] [00] : 適応型 YC 分離を行います。 [01] : 1 次元 YC 分離を行います。 [10] : 2 次元 YC 分離を行います。 [11] : Reserved UV フィルタの帯域設定を行います。 [UVFILSEL1: UVFILSEL0] 「コンポジット及び S-Video 信号の場合」 [00]: Wide 1 [01]: Narrow 1 「YPbPr 及び RGB 信号の場合」 [00]: Middle 1 [01]: Middle 2 [10]: Wide 2 [11]: Narrow 2 ピクセル補間器の設定を行います。 [ INTPOL1 : INTPOL0 ] [00] : Auto [01] : ON [10] : OFF [11] : Reserved クロックモードの設定を行います。 [ CLKMODE1 : CLKMODE0 ] [00] : 自動遷移モード [01] : ラインロッククロックモード [10] : フレームロッククロックモード [11] : 固定クロックモード 2009/05 [AK8854VQ] Control 2 Register (R/W) [Sub Address 0x0D] 各種コントロールレジスタです。 Sub Address 0x0D Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 CKILSEL STUPATOFF ERRHND1 Default Value 0 0 0 bit 4 ERRHND0 bit 3 NSIGMD1 bit 2 NSIGMD0 bit 1 DPAL1 bit 0 DPAL0 0 0 0 0 0 Control 2 Register Definition Register Bit Name R/W bit 0 ~ bit 1 DPAL0 ~ DPAL1 Deluxe PAL R/W bit 2 ~ bit 3 NSIGMD0 ~ NSIGMD1 No Signal Output Mode R/W bit 4 ~ bit 5 ERRHND0 ~ ERRHND1 656 Error Handling R/W bit 6 STUPATOFF Setup Auto Control Off R/W bit 7 CKILSEL Color killer Select R/W Definition 色の平均化処理(PAL 位相補正回路)の設定を行い ます。 この処理は NTSC の場合にも有効となります。* [ DPAL1 : DPAL0 ] [00] : 適応型位相補正 ON [01] : 位相補正 ON [10] : 位相補正 OFF [11] : Reserved 無信号判定時の出力を設定します。 [NSIGMD1 : NSIGMD0] [00] : 黒レベル出力 [01] : 青レベル(ブルーバック)出力 [10] : 入力状態(砂嵐)を出力 [11] : Reserved ITU-R Bt.656 出力ができない場合の 処理の設定を行います。 [ ERRHND1 : ERRHND0 ] [00] : ラインドロップまたは ラインリピート処理を行います。 [01] : フィールドの最後のラインで、 ピクセルドロップまたは ピクセルリピート処理を行います。 [10] : フレームの最後のラインで、 ピクセルドロップまたは ピクセルリピート処理を行います。 [11] : Reserved 自動認識モード時の Setup 処理自動切換え モードの On/Off 設定をします。 [0] : Setup 処理自動切換えモードが On です。 [1] : Setup 処理自動切換えモードが Off です。 カラーキラーの動作条件を設定します。 [0] : バーストレベルが CKLVL[3:0]-bit にて 設定した閾値を下回った時に キラー動作を行う。 [1] : バーストレベルが CKLVL[3:0]-bit にて 設定した閾値を下回った時、または、 色デコード用 PLL のロックが外れた時に キラー動作を行う。 *YPbPr 及び RGB 信号デコード時は、常に DPAL[1:0]=[10](位相補正 OFF)としてください。 MS0973-J-03 85 2009/05 [AK8854VQ] PGA Control 1 Register (R/W) [Sub Address 0x0E] PGA1 のゲインを設定します。 PGA1 は、CVBS, Y, G 信号処理用です。 Sub Address 0x0E Default Value : 0x3E bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 Reserved PGA_6 PGA_5 PGA_4 Default Value 0 0 1 1 PGA Control 1 Register Definition Register Bit Name bit 0 PGA_0 ~ ~ PGA Gain Set bit 6 PGA_6 bit 7 Reserved Reserved bit 3 PGA_3 bit 2 PGA_2 1 1 bit 1 PGA_1 bit 0 PGA_0 1 0 R/W Definition R/W PGA のゲインを設定します。 PGA ゲインは約 0.1dB ステップで 変化します。 R/W Reserved PGA Control 2 Register (R/W) [Sub Address 0x0F] PGA2 のゲインを設定します。 PGA2 は、C, Pb Pr, B, R 信号処理用です。 Sub Address 0x0F Default Value : 0x3E bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 Reserved PGA_6 PGA_5 PGA_4 Default Value 0 0 1 1 PGA Control 2 Register Definition Register Bit Name bit 0 PGA_0 ~ ~ PGA Gain Set bit 6 PGA_6 bit 7 Reserved MS0973-J-03 Reserved bit 3 PGA_3 bit 2 PGA_2 1 1 bit 1 PGA_1 bit 0 PGA_0 1 0 R/W Definition R/W PGA のゲインを設定します。 PGA ゲインは約 0.1dB ステップで 変化します。 R/W Reserved 86 2009/05 [AK8854VQ] Pedestal Level Control Register (R/W) [Sub Address 0x10] ペデスタルレベルの調整をするレジスタです。 Sub Address 0x10 Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 DPCC1 DPCC0 DPCT1 DPCT0 Default Value 0 0 0 0 Pedestal Level Control Register Definition Register Bit Name bit 3 BKLVL3 bit 2 BKLVL2 bit 1 BKLVL1 bit 0 BKLVL0 0 0 0 0 R/W bit 0 ~ bit 3 BKLVL0 ~ BKLVL3 Black Level R/W bit 4 ~ bit 5 DPCT0 ~ DPCT1 Digital Pedestal Clamp Control R/W bit 6 ~ bit 7 DPCC0 ~ DPCC1 Digital Pedestal Clamp Coring Control R/W MS0973-J-03 87 Definition 現在のペデスタルレベルに加減算する値を 設定します。 [ BKLVL3 : BKLVL0 ] [0001] : 黒レベルに 1 を加えます。 [0010] : 黒レベルに 2 を加えます。 [0011] : 黒レベルに 3 を加えます。 [0100] : 黒レベルに 4 を加えます。 [0101] : 黒レベルに 5 を加えます。 [0110] : 黒レベルに 6 を加えます。 [0111] : 黒レベルに 7 を加えます。 [0000] : 無調整です。 [1000] : 黒レベルから 8 を引きます。 [1001] : 黒レベルから 7 を引きます。 [1010] : 黒レベルから 6 を引きます。 [1011] : 黒レベルから 5 を引きます。 [1100] : 黒レベルから 4 を引きます。 [1101] : 黒レベルから 3 を引きます。 [1110] : 黒レベルから 2 を引きます。 [1111] : 黒レベルから 1 を引きます。 デジタルペデスタルクランプの時定数を 設定します。 [ DPCT1 : DPCT0 ] [00] : Fast [01] : Middle [10] : Slow [11] : Disable デジタルペデスタルクランプの不感帯を 設定します。 [ DPCC1 : DPCC0 ] [00] : ±1bit [01] : ±2bit [10] : ±3bit [11] : 不感帯はありません。 2009/05 [AK8854VQ] Color Killer Control Register (R/W) [Sub Address 0x11] カラーキラーの設定をします。 Sub Address 0x11 Default Value : 0x08 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 COLKILL CONTSEL CKSCM1 CKSCM0 Default Value 0 0 0 0 Color Killer Control Register Definition Register Bit Name bit 0 CKLVL0 ~ ~ Color Killer Level Control bit 3 CKLVL3 bit 3 CKLVL3 bit 2 CKLVL2 bit 1 CKLVL1 bit 0 CKLVL0 1 0 0 0 R/W R/W bit 4 ~ bit 5 CKSCM0 ~ CKSCM1 Color Killer Level for SECAM R/W bit 6 CONTSEL Contrast Select bit R/W bit 7 COLKILL Color killer Set R/W MS0973-J-03 88 Definition カラーキラーのかかるバーストレベルを 設定します。 初期値は、約-23dB です。 SECAM モード時のカラーキラーの かかるバーストレベルの設定をします。 CKLVL[3:0]にプラス 2 ビットです。 Contrast の selecter [0] : 50 基準 [1] : 0 基準 カラーキラーの ON / OFF を設定します。 [0] : Enable [1] : Disable 2009/05 [AK8854VQ] Contrast Control Register (R/W) [Sub Address 0x12] コントラストの調整をします。 Sub Address 0x12 Default Value : 0x80 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 CONT7 CONT6 CONT5 CONT4 Default Value 1 0 0 0 bit 3 CONT3 bit 2 CONT2 bit 1 CONT1 bit 0 CONT0 0 0 0 0 Contrast Control Register Definition Register Bit Name bit 0 ~ bit 7 CONT0 ~ CONT7 Contrast Control R/W Definition R/W コントラスト調整を行うレジスタです。 0~(255/128)の範囲を、1/128 ステップ で設定できます。 初期値は、0x80 です。 Brightness Control Register (R/W) [Sub Address 0x13] ブライトネスの調整をします。 Sub Address 0x13 Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 BR7 BR 6 BR 5 BR 4 Default Value 0 0 0 0 Brightness Control Register Definition Register Bit Name bit 0 ~ bit 7 BR0 ~ BR7 MS0973-J-03 Brightness Control bit 3 BR 3 bit 2 BR 2 bit 1 BR 1 bit 0 BR 0 0 0 0 0 R/W Definition R/W ブライトネス調整を行うレジスタです。 設定値は 8-bit コードに対して 1 ステップで 行われます。 また、設定は 2 の補数です。 89 2009/05 [AK8854VQ] Image Control Register (R/W) [Sub Address 0x14] シャープネスの調整、輝度帯域制限フィルタの調整、セピアカラー出力、VBI 期間での調整をします。 Sub Address 0x14 Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 VBIIMGCTL SEPIA LUMFIL1 LUMFIL0 Default Value 0 0 0 0 Image Control Register Definition Register Bit Name bit 3 SHCORE1 bit 2 SHCORE0 bit 1 SHARP1 bit 0 SHARP0 0 0 0 0 R/W bit 0 ~ bit 1 SHARP0 ~ SHARP1 Sharpness Control R/W bit 2 ~ bit 3 SHCORE0 ~ SHCORE1 Sharpness Coring R/W bit 4 ~ bit 5 LUMFIL0 ~ LUMFIL1 Luminance Filter R/W bit 6 SEPIA Sepia Output R/W bit 7 VBIIMGCTL VBI Image Control R/W Definition シャープネスコントロールを設定します。 [ SHARP1 : SHARP0 ] [00] : シャープネスフィルタなし [01] : シャープネス効果 Min [10] : シャープネス効果 Middle [11] : シャープネス効果 Max シャープネスフィルタ通過後の コアリングレベルを設定します。 [ SHARP1 : SHARP0 ]レジスタが[00]以外の 時に有効となります。 [ SHCORE1 : SHCORE0 ] [00] : コアリングなし [01] : ±1LSB [10] : ±2LSB [11] : ±3LSB 輝度帯域制限フィルタの設定をします。 [ LUMFIL1 : LUMFIL0 ] [00] : 帯域制限はしません。 [01] : Narrow [10] : Mid [11] : Wide デコード結果をセピア色で出力します。 [0] : 通常出力です。 [1] : セピアカラーで出力します。 ブライトネス調整機能及び コントラスト調整機能の VBI 期間での 画質調整の On/Off を設定します。* [0] : VBI 期間の画質調整は無効です。 [1] : VBI 期間の画質調整は有効です。 *YPbPr 及び RGB 信号デコード時は、常に VBIIMGCTL=[1](有効)としてください。 MS0973-J-03 90 2009/05 [AK8854VQ] Saturation / U Tone Control Register (R/W) [Sub Address 0x15] サチュレーション(彩度)の調整をします。 YPbPr 信号及び RGB 信号入力時には、色調 U の調整を行います。 Sub Address 0x15 Default Value : 0x80 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 SAT 7 SAT 6 SAT 5 SAT 4 UTONE7 UTONE6 UTONE5 UTONE4 Default Value 1 0 0 0 bit 3 SAT 3 UTONE3 bit 2 SAT 2 UTONE2 bit 1 SAT 1 UTONE1 bit 0 SAT 0 UTONE0 0 0 0 0 Saturation / U Tone Control Register Definition Register Bit Name bit 0 ~ bit 7 R/W SAT0 ~ SAT7 Saturation Control R/W UTONE0 ~ UTONE7 U Tone Control R/W Definition 入力信号がコンポジット信号及び S-Video 信 号の際に、Satulation(彩度)調整を行う レジスタです。 0~(255/128)の範囲を、1/128 ステップ で設定できます。 初期値は、0x80 です。 入力信号が YPbPr 信号及び、RGB 信号の際に、 色調 U の調整を行うレジスタです。 0~(255/128)の範囲を、1/128 ステップ で設定できます。 初期値は、0x80 です。 V Tone Control Register (R/W) [Sub Address 0x16] YPbPr 信号及び RGB 信号入力時に、色調 V の調整を行います。 Sub Address 0x16 Default Value : 0x80 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 VTONE7 VTONE6 VTONE5 VTONE4 Default Value 1 0 0 0 V Tone Control Register Definition Register Bit Name bit 0 ~ bit 7 VTONE0 ~ VTONE7 V Tone Control bit 3 VTONE3 bit 2 VTONE2 bit 1 VTONE1 bit 0 VTONE0 0 0 0 0 R/W Definition R/W 入力信号が YPbPr 信号及び、RGB 信号の際に、 色調 V の調整を行うレジスタです。 0~(255/128)の範囲を、1/128 ステップ で設定できます。 初期値は、0x80 です。 ※U,V 成分に同じ値を設定した場合、YPbPr 及び RGB 信号入力時の彩度調整となります。 MS0973-J-03 91 2009/05 [AK8854VQ] HUE Control Register (R/W) [Sub Address 0x17] HUE(色相)の調整をします。 Sub Address 0x17 Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 HUE 7 HUE 6 HUE 5 HUE 4 Default Value 0 0 0 0 bit 3 HUE 3 bit 2 HUE 2 bit 1 HUE 1 bit 0 HUE 0 0 0 0 0 HUE Control Register Definition Register Bit Name bit 0 ~ bit 7 HUE0 ~ HUE7 HUE Control R/W Definition R/W HUE(色相)調整を行うレジスタです。 ±45°の範囲を、 1/256 ステップ(約 0.35°ステップ)で 設定できます。 また、設定は 2 の補数です。 High Slice Data Set Register (R/W) [Sub Address 0x18] VBI スライサでスライスされたデータの High 値を設定します。初期値は 100%ホワイト(235)です。 Sub Address 0x18 Default Value : 0xEB bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 H7 H6 H5 H4 Default Value 1 1 1 0 bit 3 H3 bit 2 H2 bit 1 H1 bit 0 H0 1 0 1 1 High Slice Data Set Register Definition Register Bit Name bit 0 ~ bit 7 H0 ~ H7 High Data 0~7 Set R/W Definition R/W VBI スライサでスライスされたデータの High 値を設定するレジスタです。 0x00 及び 0xFF を設定する場合は 601 の 特殊コードに相当しますのでご注意ください。 Low Slice Data Set Register (R/W) [Sub Address 0x19] VBI スライサでスライスされたデータの Low 値を設定します。初期値はペデスタルレベル(16)です。 Sub Address 0x19 Default Value : 0x10 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 L7 L6 L5 L4 Default Value 0 0 0 1 Low Slice Data Set Register Definition Register Bit Name bit 0 ~ bit 7 L0 ~ L7 MS0973-J-03 Low Data 0~7 Set bit 3 L3 bit 2 L2 bit 1 L1 bit 0 L0 0 0 0 0 R/W Definition R/W VBI スライサでスライスされたデータの Low 値を設定するレジスタです。 0x00 及び 0xFF を設定する場合は 601 の 特殊コードに相当しますのでご注意ください。 92 2009/05 [AK8854VQ] Request VBI Infomation Register (R/W) [Sub Address 0x1A] VBI 期間の情報のデコード要求の設定をします。 Sub Address 0x1A Default Value : 0x00 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 Reserved Reserved Reserved Reserved Default Value 0 0 0 0 Request VBI Infomation Register Definition Register Bit Name bit 3 WSSRQ bit 2 VBIDRQ bit 1 EXTRQ bit 0 CCRQ 0 0 0 0 R/W bit 0 CCRQ Closed Caption Decode Request bit 1 EXTRQ Extended Data Decode Request R/W bit 2 VBIDRQ VBID Decode Request R/W bit 3 WSSRQ WSS Decode Request R/W bit 4 ~ bit 7 Reserved Reserved R/W R/W Definition クローズドキャプションの デコード要求をします。 [0] : デコード要求しません。 [1] : デコード要求します。 Extended Data の デコード要求をします。 [0] : デコード要求しません。 [1] : デコード要求します。 VBID Data の デコード要求をします。 [0] : デコード要求しません。 [1] : デコード要求します。 WSS Data の デコード要求をします。 [0] : デコード要求しません。 [1] : デコード要求します。 Reserved Sub-Address 0x1B ~ 0x21 は Reserved レジスタです。 MS0973-J-03 93 2009/05 [AK8854VQ] Status 1 Register (R) [Sub Address 0x22] 内部状態を示します。 Sub Address 0x22 bit 7 bit 6 OVCOL PKWHITE bit 5 SCLKMODE1 bit 4 SCLKMODE0 Status 1 Register Definition Register Bit Name bit 3 COLKILON R/W bit 0 NOSIG No Signal R bit 1 VLOCK Video Locked R bit 2 FRMSTD Frame Standard R bit 3 COLKILON Color Killer R bit 4 ~ bit 5 SCLKMODE0 ~ Clock Mode SCLKMODE1 R bit 6 PKWHITE Peak White Detection R bit 7 OVCOL Over Color Level R bit 0 NOSIG 入力信号の有無を判断します。 [0] : 信号が入力されています。 [1] : 無信号入力状態です。 VLOCK 機構の状態を判断します。 [0] : 同期がとれています。 [1] : 同期がとれていません。 入力信号がインターレースであるかの 判断をします。 [0] : 525/625 のインターレース信号です。 [1] : 525/625 のインターレース信号では ありません。 カラーキラー動作を判断します。*1 [0] : カラーキラーは動作していません。 [1] : カラーキラー処理が動作しています。 クロックモードの状態を示します。 [ SCLKMODE1 : SCLKMODE0 ] [00] : 固定クロックモードで動作。 [01] : ラインロッククロックで動作。 [10] : フレームロッククロックで動作。 [11] : Reserved AGC 機能ブロック通過後の 輝度デコード結果が、オーバーフローして いる場合に通知します。 [0] : 異常ありません。 [1] : 入力レベルがオーバーフローして います。 ACC 機能ブロック通過後の 色デコード結果が、、オーバーフローして いる場合に通知します。*2 [0] : 異常ありません。 [1] : 過大な色信号入力です。 YPbPr 及び RGB 信号デコード時は、COLKILON は無効です。 *2 YPbPr 及び RGB 信号デコード時は、OVCOL は無効です。 94 bit 1 VLOCK Definition *1 MS0973-J-03 bit 2 FRMSTD 2009/05 [AK8854VQ] Status 2 Register (R) [Sub Address 0x23] 内部状態を示します。 Sub Address 0x23 bit 7 bit 6 Reserved Reserved bit 5 AGCSTS bit 4 Reserved Status 2 Register Definition Register Bit Name bit 3 WSSDET R/W bit 0 CCDET Closed Caption Detect R bit 1 EXTDET Extended Data Detect R bit 2 VBIDDET VBID Data Detect R bit 3 WSSDET WSS Data Detect R bit 4 REALFLD Real Field R bit 5 AGCSTS AGC Status bit R bit 6 ~ bit 7 Reserved Reserved R bit 2 VBIDDET bit 1 EXTDET bit 0 CCDET Definition Closed Caption Data 1,2 Register に デコードしたデータが存在することを 示します。 [0] : Closed Caption Data がありません。 [1] : Closed Caption Data があります。 Extended Data 1,2 Register に デコードしたデータが存在することを 示します。 [0] : Extended Data がありません。 [1] : Extended Data があります。 VBID Data 1,2 Register に デコードしたデータが存在することを 示します。 [0] : VBID Data がありません。 [1] : VBID Data があります。 WSS Data 1,2 Register に デコードしたデータが存在することを 示します。 [0] : WSS Data がありません。 [1] : WSS Data があります。 入力信号のフィールド情報を示します。 [0] : EVEN フィールドです。 [1] : ODD フィールドです。 [0] : シンク AGC 動作。 [1] : ピーク AGC 動作。* Reserved *H/VSYNC 及び CSYNC にて同期処理を行う RGB 信号をデコードする場合は、AGCSTS は無効です。 MS0973-J-03 95 2009/05 [AK8854VQ] Macrovision Status Register (R) [Sub Address 0x24] 入力されたマクロビジョン信号のタイプを示します。 Sub Address 0x24 bit 7 bit 6 Reserved Reserved bit 5 Reserved bit 4 Reserved Macrovision Status Register Definition Register Bit Name bit 3 Reserved R/W bit 0 AGCDET AGC Process Detect R bit 1 CSDET Color Stripe Detect R bit 2 CSTYPE Color Stripe Type R bit 3 ~ bit 7 Reserved Reserved R bit 2 CSTYPE bit 1 CSDET bit 0 AGCDET Definition 入力信号に Macrovision AGC プロセスが あることを示します。 [0] : Macrovision AGC プロセスはありません。 [1] : Macrovision AGC プロセスを 検知しました。 入力信号に Macrovision Color Stripe プロセス があることを示します。 [0] : Color Stripe プロセスがありません。 [1] : Color Stripe プロセスを検知しました。 入力信号に含まれるカラーストライプの 種類を示します。 [0] : Color Stripe Type2 です。 [1] : Color Stripe Type3 です。 Reserved RGB 信号デコード時は、マクロビジョン信号の検知は行いません。上記レジスタは無効です。 MS0973-J-03 96 2009/05 [AK8854VQ] Input Video Status Register (R) [Sub Address 0x25] 入力信号自動判定の結果を示すレジスタです。 Sub Address 0x25 bit 7 bit 6 FIXED UNDEF bit 5 ST_B/W bit 4 ST_VLF Input Video Status Register Definition Register BIT Name bit 3 ST_VCEN1 R/W bit 0 ~ bit 1 ST_VSCF0 ~ ST_VSCF1 Status of Video Sub-Carrier Frequency R bit 2 ~ bit 3 ST_VCEN0 ~ ST_VCEN1 Status of Video Color Encode R bit 4 ST_VLF Status of Video Line Frequency R bit 5 ST_BW Status of B/W Signal R bit 6 UNDEF Un_define bit R bit 7 FIXED Input Video Standard fixed bit R bit 2 ST_VCEN0 bit 1 ST_VSCF1 bit 0 ST_VSCF0 Definition 入力ビデオ信号のサブキャリア周波数を示します。 [ ST_VSCF1 : ST_VSCF0 ] ( MHz ) [00] : 3.57954545 (NTSC-M,J) [01] : 3.57561149 (PAL-M) [10] : 3.58205625 (PAL-Nc) [11] : 4.43361875 (PAL-B,D,G,H,I,N,60 , NTSC-4.43 , SECAM*) 入力信号のカラーエンコード方式を示します。 [ST_VCEN1 : ST_VCEN0] [00] : NTSC [01] : PAL [10] : SECAM [11] : Reserved 入力ビデオ信号のライン周波数を示します。 [0] : 525 ライン(NTSC-M,J , NTSC-4.43 , PAL-M,60) [1] : 625 ライン(PAL-B,D,G,H,I,N,Nc , SECAM) 入力信号が白黒であるかの判断を示します。 [0] : 白黒ではないと認識しています。 [1] : 白黒信号であると認識しています。 入力信号の判定結果を示します。 [0] : 入力信号は確定しています。 [1] : 入力信号が確定できていません。 入力信号の判定過程状態を示します。 [0] : 入力信号は判定中です。 [1] : 入力信号の判定は終了しています。 *入力信号を SECAM と認識した場合、ST_VSCF[1:0]は、[11]となります。 MS0973-J-03 97 2009/05 [AK8854VQ] Closed Caption 1 Register (R) [Sub Address 0x26] Closed Caption データを格納するレジスタです。 Sub Address 0x26 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 CC7 CC6 CC5 CC4 bit 3 CC3 bit 2 CC2 bit 1 CC1 bit 0 CC0 bit 3 CC11 bit 2 CC10 bit 1 CC9 bit 0 CC8 bit 3 G1-3 bit 2 G1-2 bit 1 G1-1 bit 0 G1-0 bit 3 G4-11 bit 2 G3-10 bit 1 G3-9 bit 0 G3-8 bit 2 EXT2 bit 1 EXT1 bit 0 EXT0 bit 2 EXT10 bit 1 EXT9 bit 0 EXT8 bit 3 VBID3 bit 2 VBID4 bit 1 VBID5 bit 0 VBID6 bit 3 VBID11 bit 2 VBID12 bit 1 VBID13 bit 0 VBID14 Closed Caption 2 Register (R) [Sub Address 0x27] Closed Caption データを格納するレジスタです。 Sub Address 0x27 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 CC15 CC14 CC13 CC12 WSS 1 Register (R) [Sub Address 0x28] WSS データを格納するレジスタです。 Sub Address 0x28 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 G2-7 G2-6 G2-5 G2-4 WSS 2 Register (R) [Sub Address 0x29] WSS データを格納するレジスタです。 Sub Address 0x29 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 Reserved Reserved G4-13 G4-12 Extended Data 1 Register (R) [Sub Address 0x2A] Closed Caption Extended データを格納するレジスタです。 Sub Address 0x2A bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 bit 3 EXT7 EXT6 EXT5 EXT4 EXT3 Extended Data 2 Register (R) [Sub Address 0x2B] Closed Caption Extended データを格納するレジスタです。 Sub Address 0x2B bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 bit 3 EXT15 EXT14 EXT13 EXT12 EXT11 VBID 1 Register (R) [Sub Address 0x2C] VBID データを格納するレジスタです。 Sub Address 0x2C bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 Reserved Reserved VBID1 VBID2 VBID 2 Register (R) [Sub Address 0x2D] VBID データを格納するレジスタです。 Sub Address 0x2D bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 VBID7 VBID8 VBID9 VBID10 MS0973-J-03 98 2009/05 [AK8854VQ] Device and Revision ID Register (R) [Sub Address 0x2E] Device ID 及び Revision 情報を示します。 Device ID は、[0x36]です。 Revision ID の初版は 0x00 です。 Revision はコントロールソフトウェアの変更を必要とするような場合にのみ変更されます。 Sub Address 0x2E bit 7 bit 6 REV1 REV0 Default Value 0 0 bit 5 DID5 bit 4 DID4 bit 3 DID3 bit 2 DID2 bit 1 DID1 bit 0 DID0 1 1 0 1 1 0 Device and Revision ID Register Definition Register Bit Name DID0 bit 0 Device ID ~ ~ DID5 bit 5 bit 6 REV0 Revision ID ~ ~ bit 7 REV1 MS0973-J-03 R/W Definition R Device ID を示します。 Device ID は 0x36 です。 R Revision 情報を示します。 初版は 0x00 です。 99 2009/05 [AK8854VQ] 11. システム接続例 PVDD2 pull up Micro Processor 2 (I C Controller) PVDD1 SELA SDA SCL RSTN PDN OE NSIG Video IN 0.033uF 47Ω PVDD1 0.1uF AIN1~10 10uF DVSS 30Ω PVDD2 IREF VRP VCOM VRN 0.1uF 0.1uF 0.1uF ATIO PVDD2 0.1uF 10uF DVSS AK8854VQ 6.8kΩ DVDD DVDD CLKMD 0.1uF 10uF DVSS XTI 22pF AVDD 24.576MHz XTO AVDD 0.1uF 22pF 10uF AVSS H_CSYNC DATA[7..0] VSYNC DTCLK DVALID_F VD_F HD TEST0 TEST1 Analog GND MS0973-J-03 100 Digital GND 2009/05 [AK8854VQ] 12. パッケージ図 12.0±0.2 10.0±0.2 33 49 32 64 17 10.0±0.2 12.0±0.2 48 1 16 0.5 0.08 M 0゜~ 10゜ 1.25TYP 0.2±0.1 MS0973-J-03 S 101 1.4±0.2 0.10 1.85MAX 0.5±0.2 0.15 0.1 + - 0.1 0.1 0.15+ - 0.05 S 2009/05 [AK8854VQ] 13. マーキング図 AKM AK8854VQ XXXXXXX 1 AKM: AKM Logo AK8854VQ: Marketing Code XXXXXXX (7 digits): Date Code MS0973-J-03 102 2009/05 [AK8854VQ] 改訂履歴 概要 MS0973-J-00 初版 MS0973-J-01 アナログ特性「微分非直線性誤差(DNL)」最大値変更 MS0973-J-02 パワーダウン解除シーケンスに I2C 通信禁止期間を追記 詳細 MS0973-J-00→MS0973-J-01 MS0973-J-00 Page14:アナログ特性「微分非直線性誤差(DNL)」最大値変更 (3LSB → 2LSB) MS0973-J-01→MS0973-J-02 MS0973-J-02 Page18:「パワーダウンシーケンス / パワーダウン解除後リセットシーケンス」に I2C 通信禁止期間を追記。 MS0973-J-01→MS0973-J-03 MS0973-J-03 Page1:(Notice)を追記。 MS0973-J-03 103 2009/05 [AK8854VQ] 重要な注意事項 ● 本書に記載された製品、および、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更することが あります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであることを弊社営業 担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認下さい。 ● 本書に掲載された情報・図面の使用に起因した第三者の所有する特許権、工業所有権、その他の権利に対 する侵害につきましては、当社はその責任を負うものではありませんので、ご了承下さい。 ● 本書記載製品が、外国為替および、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する場合、輸 出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。 ● 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不良が、直 接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるような極めて高 い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず事前に弊社代表取締役の書面による同意 をお取り下さい。 ● この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ずる損害等の責 任を一切負うものではありませんのでご了承下さい。 ● お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用から損害 等が生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承下さい。 MS0973-J-03 104 2009/05