AK2307LV

ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
AK2307/LV
デジタル電話機用多機能コーディック (3.3V/5.0V動作)
概
要
特
AK2307 はデジタルキーテレフォン電話、PBX用
デジタルボタン電話、ISDN電話、VoIP 電話用途
の多機能コーデックです。PCM 入出力に加え、14 ビ
ットリニアデータでの入出力も可能です。
G.711 準拠の PCM CODEC に加え、スピーチネッ
トワーク、ハンドセットマイクアンプ、ハンドセット
レシーバ、スピーカプリドライバ、そしてサービスト
ーンを発生する回路を1チップで実現します。これら
の機能制御はCPUシリアルモードによって制御さ
れます。
長
■ハンドセット、内蔵マイク用に2系統のMIC AMPを
内蔵
■ハンドセット 150Ω駆動アンプ内蔵
■スピーチネットワーク機能
(パス制御、信号レベル制御)
■プログラマブルトーンジェネレーター
■CPU シリアルインターフェース
■3.3V±0.3V/5.0V±10% 単電源動作(ピンコンパチ
品)
■低消費電力
■28 ピン VSOP パッケージ
パッケージ
28ピンVSOPパッケージ
・ピン端
9.6*7.6mm
・ピンピッチ
0.65mm
■
MS0190―J―05
- 1
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
目次
項目
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
l
MS0190―J―05
頁
ブロック図
...................
パッケージ・ピン配置図 .........
端子条件
••••••••••••
端子機能
••••••••••••
絶対最大定格
••••••••••••
推奨動作条件
••••••••••••
機能ブロック記述
••••••••••••
機能説明
••••••••••••
シリアルインターフェース••••
PCMインターフェース•••••••••
パスコントロール・ゲイン調整・
トーンジェネレータ••••••••••
電気的特性
••••••••••••
推奨外部回路例
••••••••••••
パッケージ
••••••••••••
- 2
3
4
5
6
8
8
9
10
10
15
19
25
32
41
43
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
ブロック図
ハンドセットマイク用
I/F
送話ディジタル
アッテネータ
HANDT4
VOL1
HANDT1
SW1
HANDT2
HANDT3
SW2
SW3
Amp1
1dB Step
16段階
Amp4
+7~-8dB
Amp3
AGC
(ノイズ抑圧)
A/D
3dB Step
8段階
0~-21dB
Linear
↓
A/μ
+0dB
内蔵マイク用
I/F
MIC3
側音ディジタル
アッテネータ
MIC1
MIC2
A/u-law
16bit Linear
3dB Step
16段階
-12~-57dB
Amp2
PCM
Interface部
CODEC部
DR
FS
受話ディジタル
アッテネータ
DAOUT
D/A
RAIN
1dB Step
24段階
0~-23dB
RX_Apad
0dB/+3dB
+
PAD
0/-9dB
3dB Step
8段階
+6~-21dB
DX
BCLK
Linear
↑
A/μ
1dB Step
24段階
0~-23dB
VOL2
VOL3
SW4
ハンドセットレシーバー出力
HANDR1
0dB
SW5
150Ω Amp4
-1
VOL4
3dB Step
16段階
-0~45dB
RX_Apad
0dB/+3dB SW6
ヘッドセットレシーバー出力
SW7
HEADO
-1
0dB
150Ω
SW10
Amp5
RX_Apad
0dB/+3dB
SW8
VOL5
2dB Step
16段階
0~-30dB
トーンジェネレータH
(DTMF-H)
+
低群_ATT
-2.5dB
トーンジェネレータL
(DTMF-L)
PLL
Clock generator
PLLCAP
CPUインターフェース部
CSN
SCLK
DATA
TAGND
電源部
VREF
SW9
スピーカ出力
RAGND
0dB
SPO
10KΩ Amp6
- 3
AVDD
AVSS
DVDD
DVSS
EXRIN
MS0190―J―05
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
ピン配置図
HANDR
HEADO
VSS
VDD
FS
DX
BCLK
DR
DATA
SCLK
CSN
AVDD
MIC2
MIC1
MS0190―J―05
1
2 TOP VIEW
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
- 4
28
27
26
25
24
23
22
21
20
19
18
17
16
15
PLLCAP
SPO
EXRIN
RAIN
DAOUT
RAGND
VREF
AVSS
TAGND
HANDT3
HANDT2
HANDT1
HANDT4
MIC3
2003/9
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[AK2307/LV]
端子条件
タイプの詳細
NIN:
ノーマルインプット
NOUT: ノーマルアウトプット
AIN:
アナログインプット
AOUT: アナログアウトプット
I/O:
TOUT:
PWR:
ノーマルインプット/トライステートアウトプット
トライステートアウトプット
電源・グランド
表 1
最大
最小
容量負荷 抵抗負荷
端子機能
ピン名称
タイプ
HANDT2
AIN ・ハンドセットマイク音声用入力端子
HANDT3
HANDT1
HANDT4
HANDR
AIN
AOUT
AIN
AOUT
・ハンドセットマイク音声用入力端子
・ハンドセットマイク音声用オペアンプ出力端子
・ハンドセットマイク音声 A/D 入力端子
・ハンドセット受話音声用出力端子
AIN ・マイク音声用入力端子
AOUT ・マイク音声用オペアンプ出力端子
DAOUT
AOUT ・D/A 出力アナログ出力端子
HEADO
SPO
1000pF
150Ω
入力インピーダンス
10kΩ(typ)
MIC2
MIC1
10kΩ
AIN ・受信パスアナログ入力端子
RAIN
AOUT ・ヘッドセットレシーバー用出力端子
AOUT ・スピーカ接続用出力端子
1000pF
20pF
EXRIN
AIN ・スピーカ出力用外部信号入力端子
DATA
I/O
SCLK
NIN
CSN
NIN
DR
NIN
DX
TOUT
BCLK
NIN
FS
NIN
VSS
VDD
AVSS
AVDD
PWR
PWR
PWR
PWR
TAGND
AOUT
RAGND
AOUT
VREF
PLLCAP
AOUT
AOUT
MS0190―J―05
考
入力インピーダンス
10kΩ(typ)
同上
AIN ・マイク音声用入力端子
MIC3
備
・内部状態出力/外部データ入力端子
・ シリアルインターフェース時
シフトクロック入力端子
・内部状態設定用チップセレクト端子
・PCM 符号入力端子
FS に同期したデータを入力
・PCM 符号出力端子
FS に同期してデータを出力
トライステート出力
DX/DR からの PCM data 搬送クロック
・PCM 符号入出力タイミング入力端子
BCLK に同期した、8kHz フレーム信号入力
・電源端子:0V
・電源端子:5.0V/3.3V
・電源端子:0V
・電源端子:3.3V/5.0V
・ 送信系アナロググランド出力端子
最大出力電流:±100uA
・ 受信系アナロググランド出力端子
最大出力電流:±100uA
・CODEC 基準電圧出力端子
・PLL ループフィルター用容量
- 5
DC カット用
コンデンサ接続
DC カット用
コンデンサ接続
150Ω
10kΩ
入力インピーダンス
100KΩ(typ)
50pF
50pF
TBD
1.0u?
安定化用
コンデンサ接続
同上
同上
同上
同上
同上
同上
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[AK2307/LV]
端子機能
端子 No. ピン名称
18
HANDT2
19
タイプ
AIN
HANDT3
AIN
HANDT1
AOUT
HANDT4
AIN
HANDR
AOUT
17
16
1
13
14
15
MIC2
AIN
MIC1
AOUT
MIC3
AIN
24
DAOUT
25
RAIN
AOUT
AIN
2
HEADO
AOUT
SPO
AOUT
27
26
EXRIN
AIN
DATA
I/O
SCLK
NIN
CSN
NIN
DR
NIN
9
10
11
8
MS0190―J―05
端子機能
・ハンドセットマイク音声用入力端子;
HANDT3 と伴にハンドセットマイクからの差動入力を構成します。推奨外付
け回路図を参照下さい。
・ハンドセットマイク音声用入力端子;
HANDT2 と伴にハンドセットマイクからの差動入力を構成します。
・ハンドセットマイク音声用オペアンプ出力端子;
ハンドセット用入力アンプのフィードバックループを形成する為の出力で
す。HANDT2/3 と外付け素子によって入力ゲインの設定を行います。
・ハンドセットマイク音声用 A/D 入力端子;
ハンドセット音声の A/D コンバータへの入力端子です。ハンドセット用オペ
アンプを使ってゲイン調整された音声信号を DC カットの為の容量を介して
入力されます。
・ハンドセット受話音声用出力端子;
受信音声信号のハンドセットレシーバ用の出力端子です。D/A 出力信号に
Vol2 でのゲイン調整と、トーンの加算をすることが出来ます。
・マイク音声用アンプ入力端子;
マイク音声用アンプの入力端子です。MIC1 との間の外付け回路によって入
力ゲイン段を構成します。
・マイク音声入力用アンプ出力;
・マイク音声用 A/D 入力端子;
マイク音声の A/D コンバータへの入力端子です。マイク用オペアンプを使っ
てゲイン調整された音声信号を DC カットの為の容量を介して入力されます。
・D/A 音声信号 出力端子;
受信 PCM データを D/A した音声信号の出力です。DC カットの為に容量を介
して RAIN に戻します。
・受信 Voice Path 入力端子;
DC カットされた受信音声信号のボイスパス部への入力端子です。
・ヘッドセットレシーバ用出力端子
受信音声信号のヘッドセットレシーバ用の出力端子です。ハンドセットレシー
バ用出力とは独立の VOL3 によってゲインの調整と、トーンの加算をすること
ができます。またハンドセットレシーバ出力とは逆位相になっており、対にし
て差動出力として用いることも出来ます。
・スピーカ接続用出力端子
受信音声信号のスピーカ用出力端子です。駆動能力は 10KΩです。8Ωまたは
32Ωのスピーカを駆動する場合は外付けにドライバーをつけてください。
・スピーカ出力用外部信号入力端子;
スピーカパスへの外部信号の入力端子です。VOL5 の入力部分で D/A 出力の音
声信号と切り替えることが出来ます。
・シリアル I/F 内部状態出力/外部データ入力端子;
内部制御レジスタのデータの入出力データ端子です。この端子から入力される
シリアルの制御コマンドにより、入力・出力の切り替えが行われます。
・シリアル I/F データクロック入力端子;
内部制御レジスタ用データのデータクロック入力です。
・内部状態設定用チップセレクト端子;
内部制御レジスタ用チップセレクト信号入力端子です。
・PCM 符号入力端子;
BCLK に同期し FS(8KHz)のフレーム周期で入力される PCM データの入力
端子です。
- 6
2003/9
ASAHI KASEI
端子 No. ピン名称
6
DX
7
5
3
4
21
12
20
23
22
28
[AK2307/LV]
タイプ
TOUT
BCLK
NIN
FS
NIN
VSS
VDD
AVSS
AVDD
PWR
PWR
PWR
PWR
TAGND
AOUT
RAGND
AOUT
VREF
PLLCAP
AOUT
AOUT
MS0190―J―05
端子機能
・PCM 符号出力端子;
BCLK に同期し FS(8KHz)のフレーム周期で出力される PCM データの出力
端子です。使用されないタイムスロット期間中は H-impedance 出力となりま
す。
・PCM data 搬送クロック端子;
FS に同期した、64K x n(整数)max 2.048MHz クロック入力です。
・PCM 符号入出力タイミング入力端子;
BCLK に同期した、8kHz フレーム信号入力です。
・電源端子:0V
・電源端子:5.0V/3.3V
・電源端子:0V
・電源端子:3.3V/5.0V
・ 送信系アナロググランド出力端子
最大出力電流:±100uA
・ 受信系アナロググランド出力端子
最大出力電流:±100uA
・CODEC 基準電圧出力端子
・PLL ループフィルター用容量接続端子
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[AK2307/LV]
絶対最大定格
◆絶対最大定格
項目
表記
MIN
MAX
単位
電源電圧
VDD
-0.3
6.5
V
VSS 電圧
VSS
-0.1
0.1
V
デジタル端子印加電圧
VTD
-0.3
VDD+0.3
V
アナログ端子印加電圧
VTA
-0.3
VDD+0.3
V
入力電流
IIN
-10
10
mA
保存温度
Tstg
-55
125
℃
備考
(注)この値を超えた条件で使用した場合、デバイスを破壊することがあります。
また通常の動作は保証されません
推奨動作条件
推奨動作条件
MIN
項目
表記
VDD
4.75
電源電圧(AK2307)
VDD
3.0
電源電圧(AK2307LV)
Ta
-10
動作温度
FS
フレームシンク周波数
(注)電圧は全て接地端子基準:VSS=0V
MS0190―J―05
TYP
5.0
3.3
8
- 8
MAX
5.25
3.6
70
-
単位
V
V
℃
KHz
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[AK2307/LV]
機能ブロック記述
機能ブロック
1) CODEC 部
2) 送信パス部
3) 受信パス部
4) トーン発生部
5) CPU
I/F 部
6) 電源部
MS0190―J―05
機能
G.711 G.712 準拠の PCM CODEC です。A/D D/A 部とも内部は 14bit 精度で動
作しており、デジタル領域で、送信→受信の側音加算制御およびアッテネータ制
御を行います。14bit 精度のデータは、レジスター設定によって DX ピンから 16bit
のフォーマットで出力することがレジスター設定で選択出来ます。
・ ハンドセット入力用差動入力アンプ、および内蔵マイク用のシングルエンド入
力アンプの、2 系統の入力パスを持ちます。
マイク入力端子からHANDT4までの使用可能ゲインは0~+25dBです
送話音量調整の為+7~-8dB のアナログ・ゲイン段を設けています。また、CODEC
内部で、0~-21dB 3dB step のデジタルアッテネータも備えています。
・ ハンドセットレシーバ用のレシーバドライバ出力(150ohm ドライブ)、ヘッ
ドセットレシーバー出力(150ohm ドライブ)、外部スピーカドライバー用の
プリアンプ出力(10K ohm ドライブ)及び各出力用に独立したゲイン調整段か
ら構成されています。ヘッドセットレシーバー出力とハンドセットレシーバ出
力は逆極性になっており、ペアで差動出力を構成することも可能になります。
ゲイン段は 0~-23dB、1dB ステップ(ハンドセット、ヘッドセット用)及び 0
~-30、2dB ステップ(スピーカ用)の調整機能を持ちます。これに加え Digital
ボリュームとして+6dB~-21dB 3dB step のゲイン調整が出来ます。また、スピ
ーカ出力に外部からの信号を入力できるパスを持ちます。
トーン発生部はサービストーン、エラー音、着信音に使われるトーンを発生しま
す。トーンはどの周波数も 64 階調の擬似サイン波として出力されます。
トーンジェネレータは 2 系統あり、単音出力、および2和音出力がレジスタ設定
で選択出来ます。
トーンジェネレータ周波数;
DTMF,
400,600,680,850,1KHz などの各種トーン、2 オクターブ音階(14 音)
また、単音、もしくは2和音加算後のトーンに対し、0~ -45dB 3dB step のボリ
ューム調整を行うことが出来ます。
受信、送信部の各種パスの切り替え、ボリューム調整、トーン周波数の選択等を
シリアルのインターフェースを介して外部 CPU からの書き込み、及び読み出し
が出来ます。
内部リファレンス電源発生部。また、電源投入時電源電圧をモニターしながらパ
ワーオンリセット信号を内部で生成し、回路の初期化を自動的に行います。
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機能説明
■シリアルインタフェース
AK2307はシリアルインターフェースを介して内部レジスターにデータに書き込むことにより、各種機能を選
択することが出来ます。シリアルインターフェースはSCLK,DATA,CSNの3端子を持ち、内部レジスタ設定用
データの書き込み/読み出しを行うことが出来ます。
1 ワードは 16 ビットで構成で、MSB 側から 3 ビットが制御コードで、書き込み/読み出しを指定します。
次の 4 ビットは内部レジスタのアドレスを指定します。LSB 側 8 ビットがレジスタに設定するデータです。
B15
B14
B13
B12
B11
B10
B9
B8
B7
B6
B5
B4
B3
B2
B1
B0
I2
I1
I0
A3
A2
A1
A0
*
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
制御コード
(3bit)
アドレス
(4bit)
内部レジスタ設定用データ
(8bit)
*
*)データ読み出し時のI/O切替タイミング調整用 Dummy Bitです。
◆制御コード
I2
I1
I0
動作内容
1
1
0
読み出し
1
1
1
書き込み
その他のコード
読み出し/書き込み動作は実行されません。
◆ SCLKとデータ書き込み/読み出し動作
①
②
③
DATA端子への入力データは、SCLKの立ち上がりで内部シフトレジスタに取り込まれます。
SCLKの立ち上がりエッジは、CSNの立ち下がり以降の入力エッジからカウントされます。
CSN="L"の時、16パルス以上のSCLK入力に対し、以下の動作が行われます。
【書き込み】SCLK の16パルス目の立ち上がりで、データは内部レジスタにロードされます。
【読み出し】SCLK の16パルス目の立ち下がりで、DATA端子は入力端子に切り替わります。
◆CSNとデータ書き込みキャンセル/データ読み出し期間
①
SCLK の16パルス目の立ち上がりより前にCSNを立ち上げると、書き込みはキャンセルされます。
②
SCLK の16パルス目の立ち下がりより前にCSNを立ち上げると、その時点で読み出しは中止されま
す。
◆連続したデータ書き込み/読み出し動作 (連続アクセス)
連続アクセス動作を行う際には、CSNを一度立ち上げる必要は必ずしもありません。
MS0190―J―05
- 10
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◆データ書き込みタイミング
連続SCLK使用時
連続する16bitのDATAとSCLKでアクセスする方法です
SCLK16 パルス以降なら、
どこで立ち上げてもよい
CSN
CSN=H 区間中は SCLK が入っても
Don’t care
SCLK
DATA
1
Z
1
2
3
1
1
4
0
0
6
0
7
0
8
9
D7
*
16
1
Z
D0
2
1
3
1
4
8
1
9
D7
書き込み
命令
アドレス”0000”
SCLK 16 パルス目
への書き込み
の 立 ち 上が り で書
データ
き込み実行
アドレス
”0000”
書き込み
命令
SCLK一時停止時
5
15
16
Z
D1 D0
書き込みデータ
DATAとSCLKを何回かに分けて書き込む方法です
SCLKを一度”H”または”L”で停止しても、再度SCLKの入力を開始すれば、先のデータに続けて書き込み
を行うことができます。SCLKを停止する位置は任意です。
SCLK16 パルス以降なら、
どこで立ち上げてもよい
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
1
3
1
4
0
5
0
6
0
7
0
9
8
D7
*
Z
D0
アドレス”0000”
への書き込み
データ
アドレス
”0000”
書き込み
命令
16
SCLK 16 パルス目
の 立 ち 上が り で 書
き込み実行
書き込みキャンセル
SCLK16 パルス目の立ち上がり
より手前で CSN が”H”となる
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
1
3
1
4
0
5
0
6
0
7
0
8
D7
*
16
Z
D0
アドレス”0000”
への書き込み
データ
アドレス
”0000”
書き込み
命令
9
書き込みは
実行されません
DATA 端子:入力状態
(Hi-Z)
Z
CSNを”L”のまま続けてアクセスした場合です
連続アクセス
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
1
書き込み
命令
3
1
4
0
5
0
6
0
アドレス
”0000”
7
0
8
9
D7
*
16
D0
書き込みデータ
Z
1
2
1
書き込み
命令
書き込みは
実行されます
MS0190―J―05
1
- 11
3
1
4
1
8
9
D7
15
16
D1 D0
Z
書き込みデータ
書き込みは
実行されます
2003/9
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[AK2307/LV]
◆データ読み出しタイミング
連続SCLK使用時
連続する16bitのDATAとSCLKでアクセスする方法です
SCLK16 パルス以降なら、
どこで立ち上げてもよい
CNS=H 区間中に SCLK が入っても
Don’t Care
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
3
1
0
4
5
A3 A2
読み出し
命令
6
7
A1 A0
8
9
D7
Z
16
1
Z
D0
3
1
4
8
9
0
15
16
D1 D0
D7
Z
読み出しデータ
読み出し
命令
データ読み出し期間
次のうち、どちらか早いエッジまで
CSN の立ち上がり or SCLK 16 パルス目の立ち下がり
SCLK 8 パルス目の立ち下がりから読み出し開始
SCLK一時停止時
1
読み出しデータ
アドレス
2
DATAとSCLKを何回かに分けて読み出す方法です
SCLKを一度”H”または”L”で停止しても、再度SCLKの入力を開始すれば、先のデータに続けて読み出し
を行うことができます。SCLKを停止する位置は任意です。
SCLK16 パルス以降なら、
どこで立ち上げてもよい
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
1
3
0
4
5
A3 A2
6
7
A1 A0
9
8
Z
D0
D7
Z
アドレス”0000”から
の読み出しデータ
アドレス
読み出し
命令
16
SCLK 8 パルス目の立ち下がりから読み出し開始
CSNを”L”のまま続けてアクセスした場合です
連続アクセス
CSN
SCLK
DATA
1
Z
1
2
1
3
0
4
0
読み出し
命令
5
0
6
0
7
0
8
Z
9
D7
16
1
Z
D0
読み出しデータ
アドレス
”0000”
1
2
1
3
4
8
9
15
16
Z
0
読み出し
命令
読み出しは
実行されます
読み出しが
実行されます
★注意 制御コードの不一致
CSN
SCLK
DATA
Z
1
2
I2
I1
3
4
I0 A3
5
6
A2 A1 A0
制御コード以外の命令 アドレス
0bb
10b
(b=0 or 1)
MS0190―J―05
7
8
9
16
Z
書き込み/読み出し
は実行されません
- 12
Z
DATA 端子:入力状態
(Hi-Z)
2003/9
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[AK2307/LV]
◆ レジスタマップ
レジスタータイプ : Read/Write
Add
(Hex)
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
A
B-F
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
機能
SW8
SW7
SW5
SW4
SW3
SW2
SW1
パスコントロール 1
RX
Apad
RX
Pad
SW
6
側音
PCM_
1
PCM
_0
SW9
パスコントロール2
PCM I/F モード設定
送話音量コントロール
受話音量コントロール
トーン音量コントロール
トーン発生器 H
トーン発生器 L
0
送話 Attenuator
受話 Digital ボリューム
0
0
0
0
0
0
0
低群
_ATT
0
0
0
0
0
0
AGC 立上がり時間
_ON
-
SW10
μ則
A則
VOL1
側音 Attenuator
VOL4
トーン選択
トーン選択
VOL2
VOL3
VOL5
立下がり時間
判定閾値
-
-
-
-
受話ハンドセット音量コントロール
受話ヘッドセット音量コントロール
受話スピーカ音量コントロール
AGC コントロール
Reserved for test use
注)表中” – “のビットを除き全ビット“書き込み/読み出し”可能です。
注)上表中”0”の欄は量産テスト用のテストモード起動ビットです。通常動作の為には全ビット=”0”を
必ず書き込んで下さい。
注)上記テストモード設定ビットは他のビット同様、書き込んだ値が、読み出し時には読み出されます。
また、アドレス=(1001)のD7~D4、アドレス=(0001)のD7は、書き込みは出来ません。また読み出し
時には”0”が出力されます。
◆ レジスタの初期化
パワーオンリセット時にレジスターの初期化を行いに行きますが、確実にかからないことも想定されますの
で、電源立ち上げ時、電源瞬断など異常状態に陥った後は、必ずテストモード起動ビットを含む全てのレジ
スタの値を設定して下さい。それ以外ではレジスタの初期化はなされません。
MS0190―J―05
- 13
2003/9
ASAHI KASEI
■
[AK2307/LV]
PCM インターフェース
AK2307/LV は以下の 4 つの PCM インターフェースをサポートしています。これらは内部レジスターの設定に
よって選択することが出来ます。
・PCM モード(Long フレーム/Short フレームは自動判定)
・16bit Linear モード
・AK130 B1 モード
・AK130 B2 モード
PCM データは端子 DR および DX から入出力されます。いずれの端子もデータは MSB ファーストで入出力
されます。PCM モードでのデータレートは 64K x n(整数)max 2.048MHz のスピードで任意に選ぶこと
が出来ます。AK130 モード B1、B2 は弊社ピンポン伝送用 LSI の AK130 を接続することを前提としたモー
ドです。B1/B2 の 2 つのモードは AK130 の B1/B2 チャネルのいずれかを用いるかで選択します。
16bit Linear モードは PCM CODEC 内部の 14bit 精度 PCM Linear データを 16bit フォーマットで出力す
るモードです。
この時の搬送クロック BCLK は 128K x n(整数)max2.048MHz のスピードで任意に選べます。
*PCM インターフェースの選択
上記4つのモードは下記の“パスコントロール 2”中の所定ビットに CPU シリアルインターフェースから
書き込むことにより選択されます。また、A 則、μ則の選択も行えます。
PCM インターフェース選択レジスタ;
◆パスコントロール 2 Register Type : Read Write
ADD
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
RX
PCM_1
PCM_0
SW10
SW9
側音
μ則
1
Pad
A則
初期値
・PCM_1、0 ; PCM インターフェースモード選択
PCM_1
PCM_0
PCM インタフェース
0
0
0
0
0
0
0
0
備考
0
0
PCM フォーマット(LF or SF)
LF/SF は FS 信号で自動判定(次ペー
ジ参照)
0
1
16bit Linear モード
16bit リニアデータを入出力
1
0
AK130 B1 モード
AK130 の B1 チャネルを使用
1
1
AK130 B2 モード
AK130 の B2 チャネルを使用
∗ レジスタ初期化時は PCM フォーマットモード(PCM_1/0=00)が選択されます。
・ A/u 則; A/μ則選択
A/μ則
変換則
備考
*
0
μ則
1
A則
レジスタ初期化時はμ則が選択されます。
*PCM フォーマットモード
PCM フォーマットモードでは、Long frame と Short frame の両フォーマットをサポートします。LF/SF の
判定は、AK2307/LV に入力された FS 信号から LSI が自動的に判定します。
MS0190―J―05
- 14
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
◆ LF/SF の判定法
AK2307/LVは入力されたFSの”H”期間によりLong Frame, Short Frameかを自動的に判断します。
FS=”H”の期間
フレーム構成
BCLKの2周期以上
LF
BCLKの1周期
SF
◆インタフェースタイミング
PCM データは、フレーム同期信号 FS に同期して、1 フレーム区間(125μs)毎に 8 ビットのデータが DX,DR
端子より入出力されます。1 フレーム区間には最大 32 個のタイムスロット(BCLK=2.048MHz 時)があります
が、(タイムスロット数=BCLK/64k)AK2307/LV の使用するタイムスロットは同期信号 FS から決められ
た固定位置で入出力されます。詳しくは後述のタイミング図を参照下さい。
◆フレーム同期信号(Frame
Sync:FS)
8kHz の基準入力信号です。1 フレーム(125us 毎)に 8 ビットの PCM データが入出力されます。BCLK と同
期していることが必要です。FS は PLL の入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成されます。
◆BCLK
PCM データレートを定めます。64kHz~2.048MHz の範囲の 64KHz x N(N=1~32)のレートに対応でき
ます。
LongFrame
FS
BCLK
DX
DR
Don’t
care
1
2
3
4
5
6
7
8
1
2
3
4
5
6
7
8
1
2
3
4
5
6
7
1
2
3
4
5
6
7
Don’t care
ShortFrame
FS
BCLK
DX
DR
Don’t
care
8
8
Don’t care
!注意事項 <重要>
全パワーダウン時以外は FS と BCLK を停止しないで下さい。
FS と BCLK のどちらかを停止すると AK2307/LV の PLL は自走周波数で動作します。
この場合、AK2307/LV の Tone Generator の性能は保証されません。
MS0190―J―05
- 15
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
*AK130 モード
このモードは、弊社 PBX 用途トランシーバ LSI の AK130 と直接インターフェース出来るモードです。
AK130 の B1 ch と B2 ch の2つの PCM データのうちどちらかを使うかにより、それぞれに対応したモード
を選択して下さい。
1) AK130(1)モード
AK130 の B1 ch とインターフェースするモードです。
FS は AK130 から出力される 8kHz の基準入力信号です。1 フレーム(125μs 毎)に 8 ビットの PCM デー
タが入出力されます。FS は PLL の入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成されます。
BCLK は AK130 から出力されるクロックで 2.048MHz となります。
AK130 B1モード
244ns
125μs(8kHz)
FS
BCLK
16CLK
Hi-Z
DX
DR
8CLK
*
*
*
*
*
MSB First
1
2
7
MSB First
1
2
7
Hi-Z
8
8
*
*
*
注)*:Don't care
2) AK130(2)モード
AK130 の B2 ch とインターフェースするモードです。
FS は AK130 から出力される 8kHz の基準入力信号です。1 フレーム(125μs 毎)に 8 ビットの PCM デー
タが入出力されます。FS は PLL の入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成されます。
BCLK は AK130 から出力されるクロックで 2.048MHz となります。
AK130 B2モード
244ns
125μs(8kHz)
FS
BCLK
24CLK
Hi-Z
DX
DR
8CLK
*
*
*
*
*
MSB First
1
2
7
MSB First
1
2
7
Hi-Z
8
8
*
*
*
注)*:Don't care
MS0190―J―05
- 16
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
*16bit Linear モード
このモードでは、16bit, 2’s compliment, MSB ファーストでインターフェースするモードです。
ただし、内部コーデックは 14bit で動作しているため下位 2bit の出力は、”L”固定となります。
FS は 8kHz の基準入力信号です。1 フレーム(125μs 毎)に 16 ビットの PCM データが入出力されます。
BCLK と同期していることが必要です。FS は PLL の入力となり、これをもとに内部の動作クロックが生成さ
れます。
BCLK の周波数範囲は 128kHz~2.048MHz の範囲の 128kHz×N(N=1~16)です。
リニアインターフェース時
125μs(8kHz)
FS
BCLK
DX
Hi-Z
MSB First
1
2
3
12
13
14
DR
*
MSB First
1
2
3
12
13
14
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Hi-Z
*
- 17
*
*
Hi-Z
*
1
1
2003/9
ASAHI KASEI
■ パスコントロール、ゲイン調整
[AK2307/LV]
送話、受話パスの各音声及びトーンの経路、各種ゲイン調整は CPU インターフェースを通してレジスター設
定することでコントロールできます。
◎ パスコントロール
◆パスコントロール1
Register Type : Read Write[アドレス 0000: D7-D0: (SW8-SW1))
ADD
D7
D6
D5
D4
D3
D2
0
SW8
SW7
SW6
SW5
SW4
SW3
0
0
0
0
0
0
初期値
D1
SW2
0
D0
SW1
0
◆パスコントロール2
Register Type : Read Write[アドレス 0001: D6-D5,D1-D0: (RX_Pad, 側音,SW10-SW9)]
ADD
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
RX
PCM_1
PCM_0
SW10
SW9
側音
μ則
1
RX
_Pad
A則
_Apad
0
1
0
0
0
0
0
0
初期値
・パスコントロール
SW1:送話ハンドセット選択
SW2:送話内蔵マイク選択
SW3:送話トーン選択
SW4:ハンドセットレシーバ受話選択
SW5:ハンドセットレシーバトーン選択
SW6:ヘッドセットレシーバ受話選択
SW7:ヘッドセットレシーバトーン選択
SW8:スピーカ受話選択
SW9:スピーカトーン選択
SW10:スピーカ外部コーデック選択
SWx
パス選択スイッチ
備考
0
パス非選択(OFF)
1
パス選択(ON)
OFF 時は無音入力
・ RX パスゲイン制御
RX_Apad
1:+3dB
0:0dB
RX_Pad
受信パス ゲイン Pad
0
1
RX-9dB
RX_Pad
備考
0dB
+3dB
1:-9dB
初期値
0:0dB
受信パス ゲイン Pad
備考
0
0dB
1
-9dB
初期値
側音パス オンオフ制御
備考
側音なし
側音加算
初期値
・ 側音制御
側音
0
1
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- 18
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
◎ ゲイン調整
◆送話音量コントロール
Register Type : Read Write[アドレス 0010: D6-D0: (VTX2-VTX0, V1_3-V1_0)]
ADD
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
2
VTX2
VTX1
VTX0
V1_3
V1_2
V1_1
0
1
1
1
0
0
0
初期値
・送話デジタルアッテネータ
VTX2
VTX1
VTX0
:Gain[dB]= - 3×VTX(3dB step)
送話デジタルアッテネータゲイン
0
0
0
0dB
0
0
1
-3dB
0
1
0
-6dB
0
1
1
-9dB
1
0
0
-12dB
1
0
1
-15dB
1
1
0
-18dB
1
1
1
-21dB
・VOL1- 送話アナログボリューム
:Gain[dB]= -8 + V1
(1dB step)
V1_3
V1_2
V1_1
V1_0
送話デジタルアッテネータゲイン
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
MS0190―J―05
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
-8dB
-7dB
-6dB
-5dB
-4dB
-3dB
-2dB
-1dB
0dB
+1dB
+2dB
+3dB
+4dB
+5dB
+6dB
+7dB
- 19
D0
V1_0
0
備考
0dBm0 基準
初期値
備考
初期値
0dBm0 基準
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
◆受話音量デジタルコントロール
Register Type : Read Write[アドレス 0011: D7-D0: (VTX3-VTX0, VSD_3-VSD_0)]
ADD
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
3
VRX3
VRX2
VRX1
VRX0
VSD_3 VSD_2 VSD_1 VSD_0
0
1
1
1
1
1
1
1
初期値
・受話デジタルボリューム :VRX3=1 の時
Gain[dB]= 3×VRX[2-0]
:VRX3=0 の時
Gain[dB]= - 3×VRX[2-0]
VRX3
VRX2
VRX1
VRX0
受話デジタルアッテネータゲイン
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
・側音アッテネータ
VSD_3
VSD_2
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
MS0190―J―05
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0dB
-3dB
-6dB
-9dB
-12dB
-15dB
-18dB
-21dB
Not determined
+3dB
+6dB
Not dtermined
Not determined
Not determined
Not determined
Not determined
:Gain[dB]= -12 –3×VSD
VSD_1
VSD_0
側音デジタルアッテネータゲイン
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
-12dB
-15dB
-18dB
-21dB
-24dB
-27dB
-30dB
-33dB
-36dB
-39dB
-42dB
-45dB
-48dB
-51dB
-54dB
-57dB
- 20
(VRX[2-0]≦2)
備考
0dBm0 基準
初期値
備考
初期値
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
◆受話ハンドセット音量コントロール設定
Register Type : Read Write[アドレス 0111: D4-D0: (V2_4-V2_0))
ADD
D7
D6
D5
D4
D3
D2
7
V2_4
V2_3
V2_2
0
0
0
1
1
1
初期値
・VOL2- 受話ハンドセットボリューム
V2_4
V2_3
V2_2
V2_1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
1
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
X
0
1
1
MS0190―J―05
D1
V2_1
1
D0
V2_0
1
:Gain[dB]=
V2_0
-V2 (0≦V2≦23)
-23 (24≦V2≦31)
VOL2 受話ハンドセットボリューム
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
X
X
0
1
0dB
-1dB
-2dB
-3dB
-4dB
-5dB
-6dB
-7dB
-8dB
-9dB
-10dB
-11dB
-12dB
-13dB
-14dB
-15dB
-16dB
-17dB
18dB
-19dB
-20dB
-21dB
-22dB
-23dB
NA
NA
NA
-23dB
- 21
備考
0dBm0 基準
初期値
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
◆受話ヘッドセット音量コントロール設定
Register Type : Read Write[アドレス 1000: D4-D0: (V3_4-V3_0)]
ADD
D7
D6
D5
D4
D3
D2
8
V3_4
V3_3
V3_2
0
0
0
1
1
1
初期値
・VOL3- 受話ヘッドセットボリューム
D0
V3_0
1
:Gain[dB]=
V3_4
V3_3
V3_2
V3_1
V3_0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
1
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
X
0
1
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
X
X
0
1
MS0190―J―05
D1
V3_1
1
-V3 (0≦V3≦23)
-23 (24≦V3≦31)
受話ヘッドセットボリューム
0dB
-1dB
-2dB
-3dB
-4dB
-5dB
-6dB
-7dB
-8dB
-9dB
-10dB
-11dB
-12dB
-13dB
-14dB
-15dB
-16dB
-17dB
18dB
-19dB
-20dB
-21dB
-22dB
-23dB
NA
NA
NA
-23dB
- 22
備考
0dBm0 基準
初期値
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
◆受話スピーカ音量コントロール設定
Register Type : Read Write[アドレス 1001: D3-D0: (V5_2-V5_0)]
ADD
D7
D6
D5
D4
D3
D2
9
V5_3
V5_2
0
0
0
0
1
1
初期値
・VOL5-受話スピーカボリューム
V2_3
V2_2
V2_1
V2_0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
MS0190―J―05
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
D1
V5_1
1
D0
V5_0
1
:Gain[dB]=
2 x -V5 (0≦V5≦15)
VOL5 受話スピーカボリューム
備考
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0dB
-2dB
-4dB
-6dB
-8dB
-10dB
-12dB
-14dB
-16dB
-18dB
-20dB
-22dB
-24dB
-26dB
-28dB
-30dB
- 23
0dBm0 基準
初期値
2003/9
ASAHI KASEI
■ トーンジェネレータ
[AK2307/LV]
AK2307/LV は 2 つのトーン発生器を持ち、それぞれレジスター設定により発生周波数を選択することが出来
ます。それぞれ無音以外の周波数が選択された場合は、その 2 音は加算され受信パスから出力されます。
発生トーンは両発生器とも 64 階調の擬似サイン波です。
発生周波数は、サービストーンやエラー音用の周波数、DTMF トーン周波数に加え 2 オクターブのメロディー周波
数を各ジェネレータとも独立に発生することが出来ます。(無音を含め 43 種)
DTMF としてトーンを発生する場合には、低群を 2.5dB 落とすためのコントロールビットも備えています。
トーンを加算したあとに置かれている 0~-45dB 3dB ステップのデジタルアッテネータにより出力トーンのゲ
インを調整することが出来ます。また周波数切り替え時(無音を含む)には、各トーンジェネレータともト
ーンの 0 クロス時に周波数を切り替えることにより、切り替え時に切り替えノイズが発生することを防いで
います。
◆トーン発生器-H 周波数設定
Register Type : Read Write[アドレス 0101: D5-D0: (DIVH_1-DIVH_0, TH_3-TH_0)]
ADD
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
5
DIVH_1 DIVH_0
TH_3
TH_2
TH_1
TH_0
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
◆トーン発生器-L 周波数設定
Register Type : Read Write[アドレス 0110: D6-D0: (LT_ATT, DIVL_1-DIVL_0, TL_3-TL_0)]
ADD
D7
D6
D5
D4
D3
D2
D1
D0
6
LT_ATT DIVL_1 DIVL_0
TL_3
TL_2
TL_1
TL_0
0
0
0
0
0
0
0
0
初期値
・LT_ATT;
LT_ATT
DTMF 低群ゲイン設定
DTMF 低群ゲイン設定(トーン発生器 L)
0
0dB
1
-2.5dB
備考
初期値
注)LT_ATT のゲインエラーは±1.0dB でワースト時には DTMF 規格値を満たしません。
・周波数選択;
周波数選択の為の設定は、基本周波数を選択するビット(トーン発生器 H/L にそれぞれ TH_3~0及び TL_3
~0)と、その基本波を分周する為の比を規定するビット(トーン発生器 H/L にそれぞれ DIVH_1~0、DIVL_1
~0)の組み合わせで設定されます。下表に基本周波数の割り当てと分周比の割り当てを示します。
MS0190―J―05
- 24
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
基本周波数一覧
Tx_3
Tx_2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
1
0
1
0
1
1
0
1
0
1
0
1
0
1
1
1
1
1
1
1
1
Tx ;TH or TL
Tx_1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
基本周波数( Hz )
無音
1600.00
1471.26
1391.30
1333.33
1207.55
1174.31
1049.18
1000.00
941.18
888.89
853.33
785.28
771.08
727.27
571.43
Tx_0
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
分周比の設定
DIVx_1
0
0
1
1
DIVx_0
0
1
0
1
分周比
1 分周
2 分周
4 分周
(4 分周)
上記2つのパラメータを組み合わせることにより、2 つのトーン発生器とも独立に下表に示す周波数を設定
することが出来ます。
発生周波数一覧
基本周波数
分周比(DIVH/L1~0)
(TH,TL3~0)
コード
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
A
B
C
D
E
F
基本周波数(Hz)
無音
1600.00
1471.26
1391.30
1333.33
1207.55
1174.31
1049.18
1000.00
941.18
888.89
853.33
785.28
771.08
727.27
571.43
MS0190―J―05
1 分周(Hz)
2 分周(Hz)
4 分周(Hz)
1600.00
1471.26
1391.30
1333.33
1207.55
1174.31
1049.18
1000.00
941.18
888.98
853.33
785.28
771.08
727.27
571.43
800.00
735.63
695.65
666.67
603.78
587.16
524.59
500.00
470.59
444.49
426.67
392.64
385.54
363.64
285.72
400.00
367.82
347.83
333.33
301.89
293.58
262.30
250.00
235.30
222.25
213.33
196.32
192.77
181.82
142.86
- 25
2003/9
ASAHI KASEI
分類別発生周波数
種類
名目発生周波数
(Hz)
1397
音階
1318
1175
1046
988
880
784
698
659
587
523
494
440
392
DTMF
697
770
852
941
1209
1336
1477
726
その他
4k/n
4k/16=250
4k/12=333.33
4k/11=363.64
4k/10=400
4k/9 =444.44
4k/8 =500
4k/7 =571.43
4k/6 =666.67
4k/5 =800
4k/4 =1000
350
その他
440
600
680
1600
[AK2307/LV]
基本周波数
1391.3
1333.33
1174.31
1049.18
1000
882.76
785.28
1391.3
1333.33
1174.31
1049.18
1000
882.76
785.28
1391.3
771.08
853.33
941.18
1207.55
1333.33
1471.26
727.27
1000
1333.33
727.27
1600
888.89
1000
571.43
1333.33
1600
1000
1391.3
882.76
1174.31
1391.3
1600
分周比
1
1
1
1
1
1
1
2
2
2
2
2
2
2
2
1
1
1
1
1
1
1
4
4
2
4
2
2
1
2
2
1
4
2
2
2
1
Tx_3~0
コード
0011
0100
0110
0111
1000
1010
1100
0011
0100
0110
0111
1000
1010
1100
0011
1101
1011
1001
0101
0100
0010
1110
1000
0100
1110
0001
1010
1000
1111
0100
0001
1000
0011
1010
0110
0011
0001
◆トーン音量コントロール設定
Register Type : Read Write[アドレス 0100: D3-D0: (V4_3-V4_0)]
ADD
D7
D6
D5
D4
D3
D2
4
V4_3
V4_2
0
0
0
0
1
1
初期値
DIVx_1~0
コード
00
00
00
00
00
00
00
01
01
01
01
01
01
01
01
00
00
00
00
00
00
00
10
10
01
10
01
01
00
01
01
00
10
01
01
01
00
D1
V4_1
1
誤差
(Typ)
備考
-0.4%
+1.1%
-0.1%
+0.3%
+1.2%
+0.3%
+0.2%
-0.3%
+1.2%
±0.0%
+0.3%
+1.2%
+0.3%
+0.2%
-0.2%
+0.1%
+0.2%
±0.0%
-0.1%
-0.2%
-0.4%
+0.2%
±0.0%
±0.0%
±0.0%
±0.0%
±0.0%
±0.0%
±0.0%
±0.0%
±0.0%
±0.0%
-0.6%
+0.3%
-2.1%
+2.3%
±0.0%
ファ’’
ミ’’
レ’’
ド’’
シ’
ラ’
ソ’
ファ’
ミ’
レ’
ド’
シ
ラ
ソ
低群
低群
低群
低群
高群
高群
高群
D0
V4_0
1
・VOL4-トーンボリューム :Gain[dB]= - 3×V4
MS0190―J―05
- 26
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
V4_3
V4_2
V4_1
V4_0
VOL4 トーンボリューム
備考
0
0
0
0
0
0
0
0
1
1
1
1
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
0
0
1
1
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
0
1
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0
1
0dB
-3dB
-6dB
-9dB
-12dB
-15dB
-18dB
-21dB
-24dB
-27dB
-30dB
-33dB
-36dB
-39dB
-42dB
-45dB
初期値
MS0190―J―05
- 27
2003/9
ASAHI KASEI
■ AGC(ノイズ抑圧機能)
[AK2307/LV]
送話側音声信号レベルが小さい場合(無声時)に背景ノイズを抑圧する様ゲインを抑制する AGC 回路
を送信側 A/D のあとに設けています。
抑圧の幅は遷移領域以外では-9dB(固定)で、抑圧をする開始する送話レベルの判定値はレジスター設定に
より調整することが出来ます。また、ゲイン切り替え時のゲイン立ちあがり、立ち下がりの時定数もレジス
ターにより設定をすることが出来ます。(次ページ図参照)
◆AGC 回路パラメータ設定
Register Type : Read Write [アドレス 1010: D6-D0: (TIME_R_1-0, TIME_F_1-0, LEVEL_1-0)]
ADD
7
6
5
4
3
2
1
0
AGC_ON TIME_R_1 TIME_R_0 TIME_F_1 TIME_F_0 LEVEL_1
LEVEL_0
A
0
0
0
1
1
0
1
0
初期値
・AGC_ON; AGC 機能のオンオフ制御。オフの場合はゲイン 0dB で音声データを素通しします。
LT_ATT
DTMF 低群ゲイン設定(トーン発生器 L)
備考
0
AGC 機能オフ
初期値
1
AGC 機能オン
・ TIME_R_1,0 TIME_F_1,0;ゲイン立ち下がり、立ち上がり時間制御。
TIME_R__1 TIME_R_0
AGC ゲイン立ち下がり時間
0
0
330ms
0
1
220ms
1
0
110ms
1
1
55ms
TIME_F_1
TIME_F_0
AGC ゲイン立ち上がり時間設定
0
0
66ms
0
1
41ms
1
0
21ms
1
1
10ms
初期値
0
-11dBm0
0
1
-15dBm0
1
0
-19dBm0
1
1
-23dBm0
MS0190―J―05
備考
初期値
・ LEVEL_1,0; 送話レベル判定閾値設定。
LEVEL_1
LEVEL_0
送話レベル判定閾値
0
備考
備考
初期値
- 28
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
◆ AGC レベル図
AGC off時
出力:入力= 1:
AGC
出
力
信
号
遷移領域
-9dB
-8dB
送信レベル判定閾値
◆ AGC ゲイン変化時間
AGC 入力信号レベル
送話レベル判定閾値
AGC 送話入力信号
-8dB
20ms
0ffset
AGC 送話出力信号
-9dB
-9dB
立ち上がり変化時間
立ち下がり変化時間
時間
MS0190―J―05
- 29
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
■パワーオンリセット
AK2307/LV は電源投入時に内部リセットパルスが発生し、全ての回路がリセットされます。
内部レジスタは初期値に設定されます。
リセット終了後、内部 CODEC は、FS の入力開始と共に初期化が開始されます。
パワーオンリセット~初期化終了までに要する時間は 150ms(typ),330ms(max)です。
※ 内部リセットパルス発生期間は 20ms(typ),200ms(max)です。
◆パワーオンリセットを有効とするための電源立ち上げ時間
電源立ち上げ時間が 50ms(=5τ)以内であれば、パワーオンリセットは確実に動作します。
電源立ち上げ時間が 50ms より大きくなる場合は、パワーオンリセットが実行されません。
この場合、レジスタは初期化されません。全てのレジスタに設定したい値を書き込んでから、動作を
開始してください。
◆ パワーオン時の推奨動作手順
電源立ち上げ後AK2307/LVを動作させる際、以下の様な手順で動作を開始されることを推奨致します。
特にレジスターについては、パワーオンリセット時に初期化を行いに行きますが、電源の立ち上げ状況によ
っては確実にかからないことも想定されますので、必ずテストモード起動ビットを含む全てのレジスタの値
を設定して下さい。
パワーアップ
200ms ウェイト
・FS=”L”
・BCLK=”L”
(電源立ち上げ後、FS 及び BCLK を固定
しておくと、固定期間中は内部 CODEC は
外部との入出力を行いません)
*電源立ち上げ時間
=50ms(=5τ)の場合
シリアル I/F を介して
内部レジスタを設定
・CODEC 動作開始前に内部レジスタを設
定します。
FS 及び BCLK
の供給開始
・内部 CODEC 初期化開始。
250ms (min:130ms)
ウェイト
・内部 CODEC 初期化完了。
CODEC 正常動作開始
MS0190―J―05
- 30
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
電気的特性
特記のない限り、規格値は VDD=+5V±5%、+3.3V±0.3V、Ta=-10~+70℃、FS=8kHz において保証
されます。
◆DC 特性
項目
消費電流(注 1)
入力レベル
(AK2307)
入力レベル
(AK2307LV)
出力電圧
入力リーク電流
出力リーク電流
ピン名
NIN,IO
表記
IDD
VIL
条件
L レベル入力
MIN
TYP
MAX
-
14
-
NIN,IO
VIH
VIL
H レベル入力
L レベル入力
0.7XVDD
-
-
VIH
VOL
VOH
ILL
ITL
H レベル入力
IOL=1.0mA
IOH=-1.6mA
トライステート時
0.7XVDD
VDD-0.5
-10
-10
-
20
0.3XVD
D
0.3XVD
D
0.4
10
10
NOUT,IO
NIN,IO
TOUT
単位
mA
V
V
V
V
V
V
uA
uA
(注1) BCLK は 2.048MHz 時、出力端子は全て無負荷。HANDT2,3 より 1020Hz 0dBm0 Sin 波形入し
HANDR まで A to A でループバックして測定。レジスタ設定条件は、SW1=H,SW2=L,SW3=L,SW4=H,SW5
〜10=L、各ボリュームは 0dB 設定、トーンは全て OFF。
MS0190―J―05
- 31
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
◆ AC 特性
※ 特記なき場合、Ta=-10℃~+70℃、VDD=5V±5%(AK2307)、3.3V±0.3V(AK2307LV)、VSS=0V、FS 8kHz
においての定義となります。全てのタイミングパラメータは VOH=VDD-0.5、VOL=0.4V にて測定されま
す。
PCM インターフェース
通常モード(Long Frame ,Short Frame)、リニアモード時
項目
FS 周期
クロック周期(注
1)
パルス幅
立上り・下がり時
間
ピン名
FS
BCLK
表記
FFS
FBCLK
条件
-
MIN
-
BCLK
FS,BCLK,DR
WP
TD
-
DX
DX
TDX
TDX2
出力遅延
セットアップ時間
ホールド時間
FS L パルス幅
FS
TFSS
負荷 50pF 時
負荷 50pF 時
-
DR
TDRS
-
MAX
-
単位
kHz
kHz
160
-
TYP
8
64×N
128K X N
-
40
ns
ns
10
-
60
-
ns
ns
70
-
-
ns
40
-
-
ns
FS
TFSH
-
40
-
-
ns
DR
TDRH
-
40
-
-
ns
FS
TWLFS
-
1
-
-
BCLK
注 1)Short Frame:64×N kHz(N=1~32)、Long Frame:64×N kHz(N=1~32)、リニアモード:128 xN kHz(N=1~16)
AK130 B1ch,AK130 B2ch モード時
項目
FS 周期
クロック周期
パルス幅
立上り・下がり時
間
ピン名
FS
BCLK
BCLK
FS,BCLK,DR
表記
FFS
FBCLK
WP
TD
条件
-
MIN
-
TYP
8
MAX
-
-
2.048
244
-
-
-
40
単位
kHz
kHz
ns
ns
DX
DX
FS
TDX
TDX2
TFSS
負荷 50pF 時
負荷 50pF 時
-
10
70
-
60
60
-
ns
ns
ns
DR
TDRS
-
40
-
-
ns
FS
TFSH
-
40
-
-
ns
DR
TDRH
-
40
-
-
ns
出力遅延
セットアップ時間
ホールド時間
PCM フォーマット(Short Frame)、リニアモード
FFS
TFSH
TFSS
TFSH
TFSS
FS
WP
WP
BCLK
FBCLK
TDX
TDX
TDX2
DX
TDRS
TDRH
DR
MS0190―J―05
- 32
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
PCM フォーマットモード(Long Frame)
FFS
FWLFS
TFSH
TFSS
TFSH
FS
BCLK
TDX
TDX
TDX
TDX2
DX
TDRS
TDRH
DR
AK130 B1ch、AK130 B2ch モード
FFS
TFSH
TFSS
TFSH
TFSS
FS
WP
WP
BCLK
FBCLK
TDX
TDX
TDX2
DX
TDRS
TDRH
DR
MS0190―J―05
- 33
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
CPU インターフェース
項目
クロック周期
パルス幅
立上り・下がり時
間
出力遅延
ピン名
SCLK
SCLK
CSN,SCLK
表記
FSCLK
WPS
TD
条件
-
MIN
40
-
TYP
-
MAX
4
100
単位
MHz
ns
ns
DATA
DATA
TDA
TDA2
-
-
60
60
ns
ns
セットアップ時間
CSN
TCSS
負荷 15pF 時
負荷 15pF 時
-
40
-
-
ns
DATA
TDAS
-
40
-
-
ns
CSN
TCSH
-
80
-
-
ns
DATA
TDAH
-
40
-
-
ns
ホールド時間
ライトサイクル
TCSH
TCSS
TCSH
TCSS
CSN
WPS
WPS
SCLK
FSCLK
TDAS
TDAH
DATA
リードサイクル
TCSH
TCSS
CSN
WPS
TDA2
WPS
SCLK
TDA
FSCLK
TDAS
TDA
TDA
TDAH
DATA
制御コード、アドレス
ライト期間
MS0190―J―05
データリード期間
- 34
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
◆ CODEC
※ 以下、各設定ゲインは 0dB 設定とする。
絶対ゲイン特性
項目
条件
アナログ入力レベ
1020Hz 0dBm0 入力
HANDT4→
DX
(AK2307)
ル
MIC3→DX
1020Hz 0dBm0 入力
(AK2307LV)
絶対入力ゲイン
μ-Law, A-Law 設定
時
ア ナ ロ グ 出 力 レ ベ DR→DAOUT 1020Hz 0dBm0 入力
(AK2307)
ル
1020Hz 0dBm0 入力
(AK2307LV)
絶対出力ゲイン
μ-Law, A-Law 設定
時
3.14dBm0
最大出力レベル
(AK2307)
3.14dBm0
(AK2307LV)
伝送レベル特性
項目
伝送レベル特性
(A→D)
HANDT4→DX
MIC3→DX
伝送レベル特性
(D→A)
DR→DAOUT
TYP
0.162
MAX
-
単位
Vrms
-
0.101
-
Vrms
-1.5
-
1.5
dB
-
0.771
-
Vrms
0.482
Vrms
-1.5
-
1.5
dB
-
1.107
-
Vrms
-
0.694
-
Vrms
条件
基準レベル:
-51~-46dBm0
-10dBm0
-46~-36dBm0
1020Hz Tone
-36~0dBm0
MIN
-0.9
-0.6
-0.4
TYP
-
MAX
0.9
0.6
0.4
単位
dB
基準レベル:
-10dBm0
1020Hz Tone
-0.9
-0.6
-0.4
-
0.9
0.6
0.4
dB
MIN
24
0
-0.3
0
6.5
-0.3
0
6.5
TYP
-
MAX
2.5
0.3
0.8
0.3
0.8
-
単位
-51~-46dBm0
-46~-36dBm0
-36~0dBm0
注)MIC3→DX のパスについては設計保証値。
伝送損失周波数特性
項目
伝送損失周波数特性
(A→D)
HANDT4→DX
MIC3→DX
条件
基本周波数
=1020Hz
0dBm0 入力
0.06kHz
0.2kHz
0.3~3.0kHz
3.4kHz
3.78kHz
伝送損失周波数特性
基本周波数
0.3k~3.0kHz
=1020Hz
(D→A)
3.4kHz
0dBm0 入力
DR→DAOUT
3.78kHz
注)MIC3→DX のパスについては設計保証値。
MS0190―J―05
MIN
-
- 35
dB
2003/9
ASAHI KASEI
歪み特性
項目
信号対総合電力歪比
(A→D)
HANDT4→DX
MIC3→DX
信号対総合電力歪比
(D→A)
DR→DAOUT
[AK2307/LV]
1020Hz
Tone
条件
-36~-41dBm0
-26~-36dBm0
0~-26dBm0
MIN
24
TYP
-
MAX
-
29
35
-
-
1020Hz
Tone
24
-36~-41dBm0
29
-26~-36dBm0
35
0~-26dBm0
注)μ-Law 時は C-message, A-Law 時は Psophometric フィルタを使用。
注)MIC3→DX のパスについては設計保証値。
-
単位
dB
dB
ノイズ特性
MIN
TYP
MAX
項目
条件
単位
8
16
dBrnc0
無通話時雑音(A→D)
μ-Law,C-message
HANDT2,3→DX
A-Law,Psophometric
-82
-74
dBm0p
MIC2→DX
(注 1)
2
9
dBrnc0
無通話時雑音 1(D→A)
μ-Law,C-message
DR→DAOUT
A-Law,Psophometric
-88
-81
dBm0p
(注 2)
3
16
dBm0p
無通話時雑音 2(D→A)
μ-Law,C-message
A-Law,Psophometric
-87
-74
dBm0p
DR→HANDR
(注 2)
(注1) アナログ入力=アナロググランドレベル、SCLK 停止時、MIC3 からのパスは設計保証
Handset 入力アンプおよび Mic 入力アンプのゲインは+25dB 時。
(注2) デジタル入力=+0CODE
漏話
項目
送信側→受信側
HANDT4→DAOUT
MIC3→DAOUT
受信側→送信側
DR→DX
(注)設計保証値
MS0190―J―05
条件
1020Hz,0dBm0 入力@ OFM2
Idle PCM code
MIN
-
TYP
-70
MAX
-
単位
dB
1020Hz 0dBm0 Code 入力@ DR
OFM2 = 0Vrms,SPUT2 = 0Vrms
-
-70
-
dB
- 36
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
◆ボイスパス部
受話ボリューム
項目
HANDR
アッテネーショ
1020Hz0dBm0
入
ン
力
絶対ゲイン誤差
0dB 基準
HEADO
1020Hz0dBm0 入
力
0dB 基準
SPO
1020Hz0dBm0 入
力
0dB 基準
(注)単調性保証
条件
VOL2
MIN
TYP
MAX
-1~-23dB 設定
-1.0
0
+1.0
VOL3
-1~-23dB 設定
-1.0
0
+1.0
VOL5
-2~-22dB 設定
-24~-30dB 設定
-1.0
-1.5
0
0
+1.0
+1.5
TYP
0
MAX
+1
単位
dB
送話ボリューム
項目
アッ テ ネ ーシ ョ
ン
絶対ゲイン誤差
(注)
(注)単調性保証
DX
周波数=
1020Hz0dBm0 入力
0dB 基準
条件
VOL1
MIN
-1
単位
dB
注)以下各ボリューム設定は 0dB とする。
ハンドセット受話回路特性
項目
RAIN
最大出力電圧
→HANDR1
MAX
-
単位
Vp-p
AK2307 (150ohm 負荷) 3.2
2.4
注)( 75ohm 負荷)
2.0
AK2307LV (150ohm 負荷)
1.5
注)( 75ohm 負荷)
注) 150Ωレシーバを HEADO と差動でドライブする場合は 75Ω負荷となります。
ヘッドセット受話回路特性
MIN
TYP
MAX
項目
条件
RAIN
最大出力電圧
SINAD≦40dB,1020Hz
→HEADO
AK2307 (150ohm 負荷) 3.2
Vp-p
条件
SINAD≦40dB,1020Hz
MIN
-
TYP
-
注)( 75ohm 負荷)
AK2307LV (150ohm 負荷)
注)( 75ohm 負荷)
注) 150Ωレシーバを HANDR1 と差動でドライブする場合は 75Ω負荷となります。
スピーカ受話回路特性
MIN
TYP
MAX
項目
条件
RAIN,EXRI SINAD≦40dB,1020Hz
最大出力電圧
N
AK2307
3.2
→SPO(注)
AK2307LV
2.0
2.4
2.0
1.5
Vp-p
単位
Vp-p
Vp-p
Vp-p
単位
Vp-p
Vp-p
Vp-p
(注)EXRIN からのパスは設計保証
MS0190―J―05
- 37
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
ハンドセット送話アンプ特性
項目
条件
HANDT1 SINAD≦40dB, 25dB 設
最大出力電圧
定時
1020Hz
AK2307
AK2307LV
利得
反転増幅
内蔵マイク送話アンプ特性
項目
MIC1
最大出力電圧
条件
SINAD≦40dB, 25dB 設
定時
1020Hz
AK2307
AK2307LV
反転増幅
利得
MIN
-
TYP
-
MAX
-
単位
Vp-p
0.660
0.411
0
-
25
Vp-p
Vp-p
dB
MIN
-
TYP
-
MAX
-
単位
Vp-p
0.660
0.411
0
-
25
Vp-p
Vp-p
dB
MIN
672
TYP
800
MAX
952
単位
mVrms
420
500
595
mVrms
◆ トーン信号
出力レベル
項目
トー ン 出 力レ ベ
ル
条件
1600Hz
VOL4 0dB 設定
(AK2307)
1600Hz
VOL4 0dB 設定
(AK2307LV)
1049Hz
VOL4 0dB 設定
HANDR
HEADO
SPO
トー ン 出 力レ ベ
ル
DX
トーンボリューム
項目
HANDR
アッテネーショ
1600Hz、VOL4
ン
0dB 設定基準
絶対ゲイン誤差
TONE_L 0dB
設定基準
0
dBm0
条件
VOL4
MIN
TYP
MAX
-3~-24dB 設定
-1.0
0
+1.0
-27~-45dB 設定
TONE_L
-2.5dB 設定
-2.0
-1.0
0
0
+2.0
+1.0
単位
dB
(注)単調性保証
◆ 入力インピーダンス
MIN
Pin 名
70K
EXRIN、RAIN
HANDT4、MIC3
MS0190―J―05
7K
TYP
100K
MAX
150K
10K
15K
単位
ohm
- 38
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
推奨外部回路例
●
Handset 入力部
HANDT4
0.1uF
100pF
1.0uF
1.0uF
20K
1.2K
1.2K
HANDT1
HANDT2
100pF
HANDT3
20K
TAGND
1.0uF
●
Mic Amp 入力部
MIC3
0.1uF
100pF
1.0uF
20K
1.2K
MIC1
MIC2
VSS
TAGND
●
Handset Receiver 出力部
HANDR
DAOUT
Single End 出力
差動出力
RAIN
0.001uF
0.1uF
VSS
10uF
VSS
MS0190―J―05
HANDR1
-1
HEADO
0.001uF
VSS
- 39
2003/9
ASAHI KASEI
●
[AK2307/LV]
Speaker アンプ出力部
100pF
100K
SPO
10K
0.1uF
内部
RAGND
●
アナロググランド端子、PLLCAP 端子
VREF
1.0uF 以上
TAGND
1.0uF 以上
RAGND
1.0uF 以上
PLLCAP
1.0uF 以上
●
電源ピン
VDD
10uF
0.1uF
VSS
AVDD
10uF
0.1uF
AVSS
MS0190―J―05
- 40
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
パッケージ
■28 ピン VSOP
■マーキング
(1) 1 ピン表示
(2) 日付コード:
XXXXX(5 桁)
(3) マーケティングコード: AK2307/AK2307LV
(4) 旭化成ロゴ
AK2307
AKM
AK2307
XXXXX
XXXXX: Date Code 及び Lot#
AK2307LV
AKM
AK2307LV
XXXXX
XXXXX: Date Code 及び Lot#
MS0190―J―05
- 41
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
■パッケージ外形寸法
28pin VSOP (Unit: mm)
*9.8±0.2
28
15
5.6
7.6±0.2
A
14
1
0.15+0.10
-0.05
0.65
0.22+0.10
-0.05
0.12
M
0.10±0.05
1.15± 0.10
Seating Plane
0.5±0.2
Detail A
0.08
NOTE: Dimension "*" does not include mold flash.
MS0190―J―05
- 42
0-10°
2003/9
ASAHI KASEI
[AK2307/LV]
重要な注意事項
l
l
l
l
l
l
本書に記載された製品、及び、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告無く変更するこ
とがあります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであること
を弊社営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認ください。
本書に掲載された情報、図面の使用に起因した第三者の所有する特許権、工業所有権、その他の権
利に対する侵害につきましては、当社はその責任を負うものではありませんので御了承下さい。
本書記載製品が、外国為替および、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する場
合、輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。
医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不良
が、直接又は間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるよう
な極めて高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用する場合は、必ず事前に弊社代表取締役の
書面による同意をお取り下さい。
この同意書を得ずに、こうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社はその使用から生ずる損害
等の責任を一切負うものではありませんので、御了承下さい。
お客様の転売等により、この注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用
から損害等が生じた場合は、全てお客様にてご負担または補償していただきますので御了承下さい。
MS0190―J―05
- 43
2003/9