CYUSB301X, CYUSB201X EZ-USB FX3 SuperSpeed USB Controller Datasheet (Japanese).pdf

CYUSB3014
EZ-USB® FX3 SuperSpeed USB コントローラ
特長
■
ユニバーサル シリアル バス(USB)統合
USB 3.0 仕様 1.0 に対応した USB 3.0 および USB 2.0 ペリフェ
ラル
❐ PIPE 3.0 に対応した 5 Gbps USB 3.0 PHY
❐ On-The-Go (OTG)補足バージョン 2.0 に対応したハイス
ピード On-The-Go (HS-OTG)ホストおよびペリフェラル
❐ 32 本の物理エンドポイント
❐ バッテリ充電仕様 1.1 およびアクセサリ充電器アダプタ
(ACA)の検出をサポート
❐
■
汎用プログラマブル インタフェース(GPIF ™ II)
プログラマブル 100 MHz GPIF II インタフェースにより、広
範な外部デバイスに接続可能
❐ 8/16/32 ビット データ バス
❐ 最大 16 個のコンフィグレーション可能な制御信号
■
コア電力ダウン モードでの超低消費電力
❐ VBATT オンで 60 µA 未満、VBATT オフで 20 µA 未満
■
コアおよび I/O 用の独立パワードメイン
❐ 1.2 V でのコア動作
2
❐ 1.8 ∼ 3.3 V での I S、UART、および SPI 動作
2
❐ 1.2 V での I C 動作
■
10 × 10 mm、0.8 mm ピッチ Pb フリー ボール グリッド ア
レイ(BGA)パッケージ
■
容易なコード開発が可能な EZ-USB® ソフトウェアおよび DVK
アプリケーション
❐
■
完全にアクセス可能な 32 ビット CPU
❐ 200 MHz で動作する ARM926EJ コア
❐ 512 KB 組み込み SRAM
■
内蔵ペリフェラル
2
❐ 1 MHz での I C マスタ コントローラ
2
❐ サンプリング周波数 32 kHz、44.1 kHz、48 kHz での I S マ
スタ(トランスミッタのみ)
❐ 最大 4 Mbps までの UART サポート
❐ 33 MHz での SPI マスタ
選択可能なクロック入力周波数
❐ 19.2、26、38.4、および 52 MHz
❐ 19.2 MHz 水晶振動子入力サポート
デジタル ビデオ カムコーダ
■
デジタル スチール カメラ
■
プリンタ
■
スキャナ
■
ビデオ キャプチャ カード
■
テストおよび測定機器
■
監視カメラ
■
パーソナルナビゲーション デバイス
■
医療用画像装置
■
ビデオ IP フォン
■
ポータブル メディア プレーヤ
■
産業用カメラ
TDO
TCK
TMS
TDI
ロジック ブロック図
TRST#
■
■
FSLC[0]
FSLC[1]
FSLC[2]
JTAG
CLKIN
CLKIN_32
Embedded
SRAm
(512kB)
XTALIN
ARM926EJ -S
XTALOUT
HS/FS/LS
OTG Host
OTG_ID
SSRX -
DATA[31:0 ]
PMODE[2:0]
32
EPs
GPIF™ II
HS/FS
Peripheral
SSRX +
USB INTERFACE
SS
Peripheral
CTL[12:0]
SSTX SSTX +
D+
D-
INT#
RESET #
EZ-Dtect™
•
198 Champion Court
I2S_MSCLK
I2S_SD
I2S_WS
MOSI
I2S
I2S_CLK
SCK
MISO
SSN
SPI
RTS
RX
TX
I2C_SDA
I2C_SCL
Cypress Semiconductor Corporation
Document Number 001-79232 Rev. **
CTS
UART
I2C
•
San Jose, CA 95134-1709
•
408-943-2600
Revised May 16, 2012
CYUSB3014
目次
機能の概要 ..............................................................................3
応用例................................................................................................. 3
USB インタフェース............................................................... 4
OTG...................................................................................................... 4
ReNumeration................................................................................. 5
EZ-Dtect............................................................................................. 5
VBUS 過電圧保護 ........................................................................... 5
Carkit UART モード ....................................................................... 5
GPIF II ..................................................................................... 6
CPU ......................................................................................... 6
JTAG インタフェース ............................................................. 7
その他のインタフェース ....................................................... 7
UART インタフェース .................................................................. 7
I2C インタフェース....................................................................... 7
I2S インタフェース ....................................................................... 7
SPI インタフェース ....................................................................... 7
ブート オプション.................................................................. 7
リセット ................................................................................. 8
ハード リセット ............................................................................. 8
ソフト リセット ............................................................................. 8
クロッキング .......................................................................... 8
32kHz ウォッチドッグ タイマー クロック入力................. 8
電源......................................................................................... 9
パワー モード.................................................................................. 9
構成オプション .................................................................... 13
デジタル I/O ......................................................................... 13
GPIO...................................................................................... 13
システム レベル ESD ............................................................ 13
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絶対最大定格 ....................................................................... 14
動作条件 ............................................................................... 14
AC タイミング パラメータ ................................................... 16
GPIF II タイミング....................................................................... 16
スレーブ FIFO インタフェース.............................................. 19
同期スレーブ FIFO シーケンスの説明................................ 20
同期スレーブ FIFO 書き込み
シーケンスの説明 ...................................................................... 22
非同期スレーブ FIFO
読み取りシーケンスの説明.................................................... 23
非同期スレーブ FIFO 書き込み
シーケンスの説明....................................................................... 25
シリアル ペリフェラル タイミング..................................... 26
リセット シーケンス ............................................................ 30
ピンの説明............................................................................ 32
パッケージ図 ........................................................................ 35
オーダ情報............................................................................ 35
注文コードの定義....................................................................... 35
略号....................................................................................... 36
本書の表記法 ........................................................................ 36
測定単位 ......................................................................................... 36
改訂履歴 ............................................................................... 37
販売、ソリューション、および法律情報............................ 37
ワールドワイドな販売と設計サポート.............................. 37
製品 .................................................................................................. 37
PSoC ソリューション................................................................ 37
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CYUSB3014
機能の概要
たとえば EZ-USB FX3 は、MSC および HID クラス デバイスへの
OTG ホストとして機能することができます。
Cypress EZ-USB FX3 は、高い集積度と柔軟な機能を提供し、あ
らゆるシステムに USB 3.0 機能を追加できるようにする次世代
USB 3.0 ペリフェラル コントローラです。
EZ-USB FX3 には、コードおよびデータ用の 512 KB のオンチッ
プ SRAM が含まれています。また、EZ-USB FX3 は、UART、SPI、
I2C、および I2S などのシリアル ペリフェラルに接続するインタ
フェースも提供しています。
EZ-USB FX3 は、完全に構成可能な、パラレル、汎用プログラマ
ブル インタフェースを備えています。この GPIF II と呼ばれるイ
ンタフェースは、あらゆるプロセッサ、ASIC、または FPGA な
どに接続可能です。汎用プログラマブル インタフェース GPIF II
は、サイプレスの主力 USB 2.0 製品である FX2LP の GPIF 拡張
バージョンです。非同期 SRAM、非同期および同期アドレス
データ多重化インタフェース、パラレル ATA など、人気の高い
多くのインタフェースに、容易かつグルーレスな接続を提供し
ます。
EZ-USB FX3 には、容易に使用できる EZ-USB ツールが付属して
おり、迅速なアプリケーション開発向けの完全なソリューショ
ンを提供します。ソフトウェア開発キットには応用例が付属し
ており、市場投入までの時間を短縮することができます。
EZ-USB FX3 は USB 3.0 v1.0 仕様に完全に対応しており、また
USB 2.0 との下位互換性があります。また、バッテリチャージン
グ仕様 v1.1 および USB 2.0 OTG 仕様 v2.0 にも対応しています。
EZ-USB FX3 は USB 3.0 および USB 2.0 物理レイヤ(PHY)を 32
ビット ARM926EJ-S マイクロプロセッサと統合し、強力なデー
タ プロセッシングとカスタム アプリケーションの構築を可能
にします。GPIF II から USB インタフェースへの 320 MBps[1] の
データ転送を可能にする独創的なアーキテクチャを実装してい
ます。
応用例
図 1 さらに図 2 は、EZ-USB FX3 の一般的な応用図を示していま
す。図 1 は、EZ-USB FX3 がコプロセッサとして機能し、さまざ
まなシステム レベルの機能を担当する外部プロセッサに接続
する一般的な応用図を示しています。図 2 は、システムのメイ
ン プロセッサとして EZ-USB FX3 が機能するときの一般的な応
用図を示しています。
統合された USB 2.0 OTG コントローラにより、デュアル ロール
使用シナリオを必要とするアプリケーションを可能にします。
図 1. コプロセッサとしての EZ-USB FX3
POWER
SUBSYSTEM
XTALOUT
XTALIN
CRYSTAL*
External Processor
text
(example: MCU/CPU/ASIC/
FPGA)
GPIF II
EZ-USB FX3
(ARM9 Core)
USB
Port
USB Host
Serial Interfaces
(example: I2C)
* A clock input may be provided on the
CLKIN pin instead of a crystal input
External Serial Peripheral
(example: EEPROM)
注
1. GPIF II が、100 MHz で動作する 32 ビット データ バス同期インタフェース用に構成されていることを想定しています。この数にはプロトコル オーバーヘッドも含
まれています。
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図 2. メイン プロセッサとしての EZ-USB FX3
EXTERNAL SLAVE
DEVICE
(Eg: IMAGE SENSOR)
GPIF II
XTALIN
XTALOUT
CRYSTAL*
EZ-USB FX3
(ARM9 Core)
USB
Port
USB Host
I2C
* A clock input may be provided on the
CLKIN pin instead of a crystal input
EEPROM
図 3. USB インタフェース信号
EZ-USB FX3
EZ-USB FX3 は、USB 3.0 仕様の改訂版 1.0 に対応する USB ペリ
フェラル機能をサポートしており、また USB 2.0 仕様との下位
互換性も備えています。
VBATT
VBUS
OTG_ID
SSRXSSRX+
SSTXSSTX+
DD+
EZ-USB FX3 は On-The-Go 補完改訂 2.0 に対応しています。
Hi-Speed、Full-Speed、および Low-Speed の OTG デュアル ロー
ル デ バ イ ス 性 能 をサ ポ ー ト し ま す。 ペ リ フ ェ ラ ルとして
SuperSpeed、High-Speed、および Full-Speed が可能で、ホス
トとしては Hi-Speed、Full-Speed、および Low-Speed が可能
です。
USB Interface
USB インタフェース
EZ-USB FX3 は、CEA-936A 仕様に基づいて、USB D+/D- ライン
での Carkit パススルー UART 機能をサポートしています。
EZ-USB FX3 は最大 16 IN および 16 OUT エンドポイントをサ
ポートしています。
OTG
EZ-USB FX3 は USB 3.0 ストリーム機能を完全にサポートしてい
ます。さらに、USB Attached SCSI(UAS)デバイスクラスもサ
ポートし、マス ストレージ アクセス性能を最適化しています。
OTG モードで、EZ-USB FX3 は A および B デバイス モードの双
方をサポートし、コントロール、インターラプト、バルク、お
よびアイソクロナス データ転送をサポートします。
USB ペリフェラルとして、EZ-USB FX3 は UAS、USB ビデオ ク
ラス(UVC)
、マス ストレージ クラス(MSC)
、およびメディア
転送プロトコル(MTP)USB ペリフェラル クラスをサポートし
ます。USB ペリフェラルとして、その他すべてのデバイス クラ
スは、外部のホスト プロセッサで完全に処理を行う、パスス
ルー モードでサポートします。
EZ-USB FX3 は、OTG A デバイス モードで VBUS に電力を供給
するために、外部チャージポンプを必要とします(スタンドア
ロンまたは PMIC に内蔵)
。
OTG ホストとして、EZ-USB FX3 は MSC および HID デバイス ク
ラスをサポートします。
EZ-USB FX3 は取付検知プロトコル(ADP)をサポートしていま
せん。
EZ-USB FX3 は、OTG 補完改訂 2.0 に対応しています。
OTG ホスト実装のターゲット ペリフェラル リストは MSC およ
び HID クラス デバイスで構成されています。
USB ポートを使用していない場合、PHY およびトランシーバは
省電力化のために無効にすることができます。
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■
OTG ホスト
■
HNP capable ホスト
■
OTG デバイス
図 4. VBUS 用 OVP デバイスのシステム図
POWER SUBSYSTEM
ReNumeration
EZ-USB FX3 のコンフィグレーションはソフトであるため、1 つ
のチップで複数の異なるUSB デバイスの機能を構成することが
できます。
EZ-USB FX3
1
OVP device
2
USB Connector
USB に初めて差し込むと、EZ-USB FX3 は自動的に Cypress ベン
ダー ID(0x04B4)をエニュメレートし、USB インタフェース
でファームウェアと USB ディスクリプタをダウンロードしま
す。ダウンロードされたファームウェアは、電気的に切断、接
続を行います。ダウンロードした情報で定義したデバイスとし
て、EZ-USB FX3 は再びエニュメレートします。この特許化され
ている 2 段階のプロセスは、ReNumeration と呼ばれ、デバイ
スが USB に接続された直後に実行されます。
VIO5
HNP capable USB ペリフェラル
AVDD
VDD
■
VIO4
SRP capable USB ペリフェラル
CVDDQ
■
EZ-USB FX3 VBUS ピンでの最大入力電圧は 6V です。充電器は
VBUS で最大 9V まで供給可能なので、外部過電圧保護(OVP)
デバイスを取り付けて、EZ-USB FX3 を VBUS での損傷から保護
する必要があります。図 4 は、VBUS で接続された OVP デバイ
スのシステム応用図を示しています。VBUS および VBATT の動
作範囲については、表 7 DC 仕様を参照してください。
VIO3
ターゲットの USB ペリフェラル
VIO2
■
VBUS 過電圧保護
VIO1
ACA デバイス
U3TXVDDQ
■
EZ-USB FX3 チャージャー検出機能は、専用のウォールチャー
ジャー、ホスト / ハブ・チャージャー、およびホスト / ハブを
検出します。
U3RXVDDQ
OTG モードでは、EZ-USB FX3 は A、B、またはデュアル ロール
デバイスに設定することができます。以下に接続することがで
きます :
SSRXSSRX+
SSTXSSTX+
DD+
3
4
5
6
7
8
9
VBUS
OTG_ID
USB-Port
OTG 接続性
GND
EZ-Dtect
EZ-USB FX3 は USB チャージャーとアクセサリの検出をサポー
トします(EZ-Dtect)。チャージャー検出機構はバッテリチャー
ジング仕様改訂 1.1 に対応しています。このバージョンの仕様
をサポートするだけでなく、EZ-USB FX3 は ID ピンで抵抗を検
出するハードウェア サポートも可能にします。
以下に示すのは、EZ-USB FX3 が検知可能な抵抗範囲です。
■
10 Ω 未満
■
1 kΩ 未満
■
65 kΩ ∼ 72 kΩ
■
35 kΩ ∼ 39 kΩ
■
99.96 kΩ ∼ 104.4 kΩ(102 kΩ ± 2%)
■
119 kΩ ∼ 132 kΩ
■
220 kΩ 以上
■
431.2 kΩ ∼ 448.8 kΩ(440 kΩ ± 2%)
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Carkit UART モード
USB インタフェースは、非 USB シリアル データ転送用に Carkit
UART モード(D+/D- での UART)をサポートします。これは
CEA-936A 仕様に基づいています。
Carkit UART モードでは、出力信号電圧は 3.3V です。Carkit UART
モード用に構成するときに、UART の TXD(出力)は D ライン
にマッピングされ、UART の RXD(入力)は D+ ラインにマッ
ピングされます。
Carkit モードでは、EZ-USB FX3 は USB トランシーバを無効に
し、D+ および D- ピンはパススルー ピンとして機能し、ホスト
プロセッサの UART に接続します。Carkit UART 信号は、GPIF II
インタフェースまたは GPIO[48] および GPIO[49] へ、6 ページ
の図 5 で表示通りのにルーティングできます。
EZ-USB FX3 は、このモードで 最大 9600 bps のレートをサポー
トします。
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図 5. Carkit UART パススルー ブロック図
UART_TXD
TXD
UART_RXD
RXD
RXD (DP)
USB-Port
Carkit UART pass through
interface on GPIF(TM)II
interface.
Ctrl
Carkit UART Pass Through
Carkit UART pass through
interface on GPIOs
USB PHY DM
EZ-USB FX3 は、高性能な汎用プログラマブル インタフェース、
GPIF II を提供します。このインタフェースは、FX2LP の GPIF お
よびスレーブ FIFO インタフェースと同様の、しかもより高度な
機能を備えています。
GPIF II は、柔軟なインタフェースを可能にするプログラマブル
なステートマシンであり、業界標準または独自のインタフェー
スで、マスタまたはスレーブのいずれとしても機能します。
GPIF II で実装されるインタフェースは、パラレルとシリアルの
両方があります。
4 つのバッファに直接アクセスすることができます。スレーブ
FIFO インタフェースの詳細については 19 ページで説明してい
ます。
注:スレーブ FIFO インタフェースでは、
32 個すべてのバッファ
へのアクセスもサポートしています。詳細については、Cypress
アプリケーション サポートまでお問い合わせください。
図 6. スレーブ FIFO インタフェース
SLCS#
PKTEND
FLAGB
FLAGA
GPIF II の機能の概要を以下に示します。
External
Processor
マスタまたはスレーブで動作
■
256 のファームウェア プログラマブルなステートを提供
■
8 ビット、16 ビット、32 ビットのパラレル データ バスをサ
ポート
■
最大 100 MHz までのインタフェース周波数に対応
■
32 ビット データ バスを使用する場合は、14 本の設定可能な
制御ピンをサポート。すべての制御ピンは、入力 / 出力また
は双方向ピンのどちらとしても利用できます。
■
16/8 ビット データ バスを使用する場合は、16 の設定可能な
制御ピンをサポートします。すべての制御ピンは、入力 / 出
力または双方向ピンのどちらとしても利用できます。
GPIF II の状態遷移は、制御入力信号に基づいて発生します。制
御出力信号は、GPIF II の状態遷移の結果として生成されます。
GPIF II ステートマシンの動作は、GPIF II ディスクリプタによっ
て定義 され ま す。GPIF II デ ィス ク リプ タ は、必 要なインタ
フェース仕様が満たされるように設計されます。8 KB のメモリ
(組み込み SRAM の 512kB からは独立)は、GPIF II 波形メモリ
専用であり、ここに GPIF II ディスクリプタが、特定の形式で格
納されます。
Cypress の GPIFII Designer ツールは、GPIFII ディスクリプタの
迅速な開発を可能にし、共通のインタフェースの例を含んでい
ます。
GPIF II の典型的な実装は、非同期および同期スレーブ FIFO の
インタフェースです。
スレーブ FIFO インタフェース
スレーブ FIFO インタフェース信号を図 6 に示します。このイン
タフェースにより、外部プロセッサは、EZ-USB FX3 内部の最大
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TXD (DM)
GPIO[49]
(UART_RX)
GPIF II
■
MUX
DP
GPIO[48]
(UART_TX)
A[1:0]
D[31:0]
EZ-USB FX3
SLWR#
SLRD#
SLOE#
Note: Multiple Flags may be configured.
CPU
EZ-USB FX3 は、32 ビット、200 MHz ARM926EJ-S コア CPU を
備えています。コアは 16kB の命令密結合メモリ(TCM)および
8kB のデータ TCM に直接アクセスすることができます。
ARM926EJ-S コアはファームウェア デバッグ用に JTAG インタ
フェースを提供します。
また、EZ-USB FX3 はコードとデータ用に 512 KB の組み込み
SRAM、さらに 8kB の命令キャッシュとデータ キャッシュも統
合します。
EZ-USB FX3 は、さまざまなペリフェラル間での高度に効率的で
柔軟な DMA 接続性を可能にし(すなわち USB、GPIF II、I2S、
SPI,UART)
、ファームウェアは DMA ファブリックで管理してい
るペリフェラル間でのデータ アクセスを構成するだけで十分
です。
EZ-USB FX3 では、ARM926EJ-S 用の業界標準開発ツールを使用
して、容易にアプリケーションを開発することができます。
EZ-USB FX3 ファームウェアの例は、Cypress EZ-USB FX3 開発
キットで見ることができます。
外部プロセッサに移植可能なソフトウェア API は、Cypress
EZ-USB FX3 ソフトウェア開発キットで入手することができま
す。
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JTAG インタフェース
たは 3.3 V の場合、サポートされる動作周波数は 400 kHz と 1
MHz です。
EZ-USB FX3 の JTAG インタフェースは、JTAG デバッガへの接
続用に標準の 5 ピン インタフェースを備えており、CPU コア
オンチップ デバッグ回路を通してファームウェアをデバッグ
することができます。
I2C インタフェースの SCL と SDA 双方の信号には外部プルアッ
プ抵抗が必要です。プルアップ抵抗は VIO5 に接続する必要が
あります。
ARM926EJ-S コア用の業界標準デバッギング ツールは、EZ-USB
FX3 アプリケーション開発に使用することができます。
その他のインタフェース
EZ-USB FX3 は、以下のシリアル ペリフェラルをサポートしま
す。
■
UART
■
I2C
■
I2S
■
SPI
I2S インタフェース
EZ-USB FX3 は I2S ポートを備えており、外部オーディオ コー
デック デバイスをサポートしています。 EZ-USB FX3 は I2S マ
スタのトランスミッタとしてのみ機能します。I2S インタ
フェースは、クロックライン(I2S_CLK)
、シリアル データ ラ
イン(I2S_SD)
、ワード選択ライン(I2S_WS)、およびマスタ
システム クロック(I2S_MCLK)の 4 つの信号で構成されま
す。EZ-USB FX3 はシステムクロックを I2S_MCLK での出力とし
て発生させるか、I2S_MCLK での外部システム クロック入力を
受け付けます。
I2S インタフェースがサポートするバス周波数は、32 kHz、44.1
kHz、および 48 kHz です。
SPI、UART、および I2S インタフェースはシリアル ペリフェラ
ル ポートで多重化しています。
32 ページの ピン リスト はこれらのインタフェースが多重化さ
れる詳細について示しています。
UART インタフェース
EZ-USB FX3 の UART インタフェースは、全二重通信をサポート
しています。表 1 に記載された信号が含まれます。
表 1. UART インタフェース信号
信号
項目
TX
出力信号
RX
入力信号
CTS
フロー制御
RTS
フロー制御
UART は、ファームウェアで選択可能な 300 bps ∼ 4608 Kbps
の範囲のボーレートを発生させることができます。
SPI インタフェース
EZ-USB FX3 はシリアル ペリフェラル ポートでの SPI マスタ イ
ンタフェースをサポートします。最大動作周波数は 33 MHz で
す。
SPI コントローラは、スタート / ストップ クロックを使用した
SPI 通信で 4 つのモードをサポートしています。SPI コントロー
ラは、単一の自動 SSN コントロールが可能な単一マスタ コント
ローラです。これは、4 ビット∼ 32 ビット長のトランザクショ
ン サイズをサポートします。
ブート オプション
EZ-USB FX3 は、PMODE ピンのコンフィグレーションの設定に
より、さまざまなソースからブートイメージを読み込むことが
できます。EZ-USB FX3 のブート オプションは次のとおりです。
■
USB ブート
■
I2C ブート
■
SPI ブート(サポートする SPI デバイスは M25P16(16 Mbit)、
M25P80 (8 Mbit)、および M25P40 (4 Mbit) またはそれに相
当するもの )
■
GPIF II 非同期 ADMUX モードブート
■
GPIF II 同期 ADMUX モードブート
■
GPIF II 非同期 SRAM モードブート
I2C インタフェース
EZ-USB FX3 は I2C バス仕様改訂 3 との互換性をもつ I2C インタ
フェースを備えています。EZ-USB FX3 の I2C インタフェース
は、I2C マスタとしてのみ動作が可能であり、他の I2C スレーブ
デバイスと通信することができます。たとえば EZ-USB FX3 は、
選択可能なブート オプションとして、I2C インタフェースに接
続した EEPROM からブートすることができます。
I2C
EZ-USB FX3 の
マスタ コントローラはマルチ マスタ モード
機能もサポートしています。
I2C インタフェースの電源電圧は VIO5 であり、これは他のシリ
アル ペリフェラルから独立したパワードメインです。これによ
り、その他のシリアル インタフェースとは異なる電圧で動作す
る柔軟性を I2C インタフェースに与えます。
I2C コ ン ト ロ ー ラ が サ ポ ー ト す る バ ス 周 波 数 は 100 kHz、
400 kHz、および 1 MHz です。VIO5 が 1.2V の場合、サポートさ
れる最大動作周波数は 100 kHz です。VIO5 が 1.8 V、2.5 V、ま
表 2. EZ-USB FX3 のブート オプション
PMODE[2:0][2]
F00
ブート元
同期 ADMUX(16 ビット)
F01
非同期 ADMUX(16 ビット)
F11
USB ブート
F0F
非同期 SRAM(16 ビット)
F1F
I2C、不具合時、USB ブートが有効
1FF
I2C のみ
0F1
SPI、不具合時、USB ブートが有効
注
2. F はフローティング状態を意味しています。
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リセット
クロック
ハード リセット
EZ-USB FX3 では、XTALIN ピンと XTALOUT ピンの間に水晶を
接続するか、CLKIN ピンに外部クロックを接続することができ
ます。
ハード リセットは EZ-USB FX3 の Reset# ピンをアサートして開
始します。特定のリセット シーケンスとタイミングの要件につ
いては、図 17 と表 15 で詳細に説明しています。
ソフト リセット
ソフト リセットには、プロセッサが PP_INIT コントロール レジ
スタで適切なビットを設定する必要があります。ソフト リセッ
トには、次の 2 種類があります。
サポートされる水晶周波数は 19.2 MHz であり、サポートされ
る外部クロック周波数は 19.2、26、38.4、および 52 MHz です。
EZ-USB FX3 には、19.2 MHz(±100 ppm)の外付けの水晶振
動子用のオンチップ発振器回路が搭載されています(水晶振動
子オプションを使用する場合)。FSLC[2:0] ピンを適切に構成し、
水晶オプション / クロック周波数オプションを選択する必要が
あります。構成オプションについては、表 3 で示しています。
■
CPU リセット ‒ CPU プログラム カウンタがリセットされま
す。CPU リセットのあとに、ファームウェアを、リロードす
る必要はありません。
EZ-USB FX3 へのクロック入力は、表 4 で指定されている位相ノ
イズとジッタの要件を満たす必要があります。
■
デバイス全体のリセット ‒ このリセットはハード リセットと
同じです。デバイス全体のリセットのあとに、ファームウェ
アを、リロードする必要があります。
入力クロック周波数は、EZ-USB FX3 コア、またはデバイス イ
ンタフェースのいづれのクロック / データレートからも独立し
ています(P ポートと S ポートを含む)。内部 PLL は、入力周波
数に応じて適切なクロック逓倍オプションを適用します。
表 3. 水晶 / クロック周波数の選択
FSLC[2]
FSLC[1]
FSLC[0]
水晶 / クロック周波数
0
0
0
19.2 MHz 水晶
1
0
0
19.2 MHz 入力 CLK
1
0
1
26 MHz 入力 CLK
1
1
0
38.4 MHz 入力 CLK
1
1
1
52 MHz 入力 CLK
表 4. EZ-USB FX3 入力クロック仕様
パラメータ
位相ノイズ
項目
仕様
Min
Max
単位
100 Hz オフセット
‒
‒75
dB
1 kHz オフセット
‒
‒104
dB
10 kHz オフセット
‒
‒120
dB
100 kHz オフセット
‒
‒128
dB
1 MHz オフセット
‒
‒130
dB
最大周波数偏差
‒
150
ppm
デューティ比
30
70
%
オーバーシュート
‒
3
%
アンダーシュート
‒
‒3
%
立ち上がり時間 / 立ち下がり時間
‒
3
ns
32kHz ウォッチドッグ タイマー クロック入力
EZ-USB FX3 はウォッチドッグ タイマーを内蔵しています。
ウォッチドッグ タイマーを使用して、ARM926EJ-S コアに割り
込みをかけて、スタンバイ モード中の EZ-USB FX3 を自動ウェ
イクアップし、ARM926EJ-S コアをリセットすることができま
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す。ウォッチドッグ タイマーは 32 kHz クロックで動作します。
この 32 kHz クロックは、EZ-USB FX3 の専用ピンにある外部ソー
スからオプションとして供給されます。
ウォッチドッグ タイマーはファームウェアで無効にすること
ができます。
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CYUSB3014
オプションの 32 kHZ クロック入力の要件を表 5 で一覧表示し
ています。
表 5. 32 kHz クロック入力の要件
Min
Max
単位
デューティ比
パラメータ
40
60
%
周波数偏差
‒
±200
ppm
立ち上がり時間 / 立ち下が
り時間
‒
3
ns
AVDD: これは、PLL、水晶振動子、およびコア アナログ回
路用の 1.2 V 電源電圧です。
❐ U3TXVDDQ/U3RXVDDQ: これらは、USB 3.0 インタフェー
ス用の 1.2 V 電源電圧です。
VBATT/VBUS: これは、USB I/O およびアナログ回路用の 3.2V ∼
6V バッテリ電源電圧です。これは、EZ-USB FX3 内部電圧レギュ
レータを通して USB トランシーバに電源供給します。VBATT は
内部で 3.3V に調整されます。
❐
パワー モード
EZ-USB FX3 には、次のようなさまざまなパワー モードがあり
ます。
電源
EZ-USB FX3 には次の電源電圧ドメインがあります。
IO_VDDQ: これは、デジタル I/O の独立した電源電圧ドメイン
のグループを指します。これらの電源の電圧レベルは 1.8V ∼
3.3V です。EZ-USB FX3 は、次に一覧表示するデジタル I/O 用に
6 つの独立した電源電圧ドメインを提供します。各パワードメ
インに割り当てられた信号の詳細については、表 16 を参照し
てください。
■
標準モード これは全機能を動作させるモードです。このモー
ドでは、内部 CPU クロックと内部 PLL が有効になります。
通常の動作消費電力は ICC コア max と ICC USB max の和を超え
ません(電流消費の仕様については表 7 を参照してください)。
■
VIO1 - GPIF II I/O 電源電圧ドメイン
VIO2、VIO3、VIO4、VIO5 への I/O 電源電圧の供給は、対応す
るインタフェースを使用しないときには、オフにすることがで
きます。GPIFII インタフェースをアプリケーションで使用する
場合には、どのようなときでも VIO1 をオフにすることはでき
ません。
■
VIO2 - IO2 電源電圧ドメイン
EZ-USB FX3 は次の 4 つのパワーモードをサポートしています。
■
VIO3 - IO3 電源電圧ドメイン
■
USB 3.0 PHY を有効にしたサスペンド モード(L1)
■
USB 3.0 PHY を無効にしたサスペンド モード(L2)
■
スタンバイ モード(L3)
■
コア電源遮断モード(L4)
2
■ VIO4 - UART/SPI/I S 電源電圧ドメイン
I2C
■
VIO5 および JTAG 電源電圧ドメイン(1.2V ∼ 3.3V をサ
ポート)
■
CVDDQ - クロック電源電圧ドメイン
■
VDD: これはロジック コアの電源電圧ドメインです。定格電源
電圧レベルは 1.2 V であり、コア ロジック回路に電源を供給
します。同じ電源を以下にも使用します。
Document Number 001-79232 Rev. **
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異なるロー パワー モードについては、表 6 で説明しています。
表 6. ロー パワー モードを開始、終了する方法
ロー パワー モード
USB 3.0 PHY を有効
にしたサスペンド
モード(L1)
特性
■
このモードの消費電力は ISB1
開始する方法
■
を超えません
■
USB 3.0 PHY が有効で、U3
モードになります(USB 3.0 仕
様で定義されたサスペンド
モードの 1 つ)このブロック
1 つだけが内部クロックで動
作可能で、その他すべてのク
ロックはシャットダウンしま
す
■
すべての I/O は前の状態を維
持します
■
ウェイクアップ ソースとコ
ア電源への電源電圧を保持す
る必要があります。他のすべ
てのパワードメインは個別に
オン / オフにすることができ
ます
■
構成レジスタ、バッファメモ
リ、およびすべての内部 RAM
の状態が維持されます
■
EZ-USB FX3 がサスペンド
モードに入る前に、すべての
トランザクションを完了する
必要があります(未完了トラ
ンザクションの状態は保持さ
れません)
■
プログラムカウンタがリセッ
トしないので、ファームウェ
アはサスペンドした時点から
動作を再開します(RESET# ア
サーションによってウェイク
アップした場合を除く)
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■
終了する方法
ARM926EJ-S コアで実行するファ ー
ムウェアは、EZ-USB FX3 をサスペ
ンド モードにすることができま
す。たとえば、USB サスペンド状態
で、ファームウェアは EZ-USB FX3
をサスペンド状態にする決定を行
う場合があります
■
ローまはたハイへの D+ の遷移
■
ローまたはイへの D- の遷移
■
OTG_ID ピンでのインピーダンス
変化
■
SSRX +/- での再開条件
外部プロセッサは、メールボック
ス レジスタを使用して EZ-USB FX3
をサスペンドモードにすることが
できます
■
VBUS の検知
■
UART_CTS でのレベル検知(プロ
グラマブル極性)
■
GPIF II インタフェース CTL[0] の
アサーション
■
RESET# のアサーション
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CYUSB3014
表 6. ロー パワー モードを開始、終了する方法 ( つづき )
ロー パワー モード
USB 3.0 PHY を無効
にしたサスペンド
モード(L2)
特性
終了する方法
■
ローまたはハイへの D+ の遷移
■
ローまたはハイへの D- の遷移
■
OTG_ID ピンでのインピーダンス
変化
■
SSRX +/- での再開条件
■
VBUS の検知
■
すべての I/O は前の状態を維
持します
■
UART_CTS でのレベル検知(プロ
グラマブル極性)
■
USB インタフェースは前の状
態を維持します
■
GPIF II インタフェース CTL[0] の
アサーション
■
ウェイクアップ ソースとコ
ア電源への電源電圧を保持す
る必要があります。他のすべ
てのパワードメインは個別に
オン / オフにすることができ
ます
■
RESET# のアサーション
■
構成レジスタ、バッファメモ
リ、およびすべての内部 RAM
の状態が維持されます
■
EZ-USB FX3 がサスペンド
モードに入る前に、すべての
トランザクションを完了する
必要があります(未完了トラ
ンザクションの状態は保持さ
れません)
■
プログラムカウンタがリセッ
トしないので、ファームウェ
アはサスペンドした時点から
動作を再開します(RESET# ア
サーションによってウェイク
アップした場合を除く)
■
■
このモードの消費電力は ISB2
を超えません
開始する方法
ARM926EJ-S コアで実行するファー
ムウェアは、EZ-USB FX3 をサスペ
ンド モードにすることができま
USB 3.0 PHY は無効にされ、 す。たとえば、USB サスペンド状態
USB インタフェースはサスペ で、ファームウェアは EZ-USB FX3
ンド モードになります
をサスペンド状態にする決定を行
クロックはシャットオフされ う場合があります
ます。PLL は無効になります ■ 外部プロセッサは、メールボック
■
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■
ス レジスタを使用して EZ-USB FX3
をサスペンドモードにすることが
できます
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表 6. ロー パワー モードを開始、終了する方法 ( つづき )
ロー パワー モード
スタン バ イ モ ー ド
(L3)
コア電源遮断モード
(L4)
特性
■
このモードの消費電力は ISB3
を超えません
■
すべての構成レジスタ設定及
びプログラム / データ RAM コ
ンテンツは維持されます。た
だし、バッファ内またはデー
タパスの他の部分にあるデー
タについては、保証はありま
せ ん。 こ の た め、外 部 プ ロ
セッサは、EZ-USB FX3 をスタ
ンバイ モードにする前に、必
要なデータを読み込む必要が
あります
■
プログラム カウンタは、スタ
ンバイ モードからのウェイ
クアップ時にリセットされま
す
■
GPIO ピンはその構成を維持
します。
■
水晶振動子はオフになります
■
内部 PLL はオフになります
■
USB トランシーバはオフにな
ります
■
ARM926EJ-S コアは電源を遮
断されます ウェイクアップ
時に、コアはプログラム / デー
タ RAM に保存されたプログ
ラムを再起動し、実行します
■
ウェイクアップソースとコア
電源への電源電圧を保持する
必要があります。他のすべて
のパワードメインは個別にオ
ン / オフにすることができま
す
■
このモードの消費電力は ISB4
を超えません
■
コア電源がオフになります
■
すべてのバッファメモリ、構
成レジスタ、およびプログラ
ム RAM は状態を維持しませ
ん。このモードから退出する
ときに、ファームウェアをリ
ロードする必要があります
■
このモードでは、他のすべて
のパワードメインは個別にオ
ン / オフにすることができま
す
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開始する方法
■
■
ARM926EJ-S コアまたは外部プロ
セッサでのファームウェアの実行
により、適切なレジスタが構成さ
れます
VDD をオフにする
終了する方法
■
VBUS の検知
■
UART_CTS でのレベル検知(プロ
グラマブル極性)
■
GPIF II インタフェース CTL[0] の ア
サーション
■
RESET# のアサーション
■
VDD を再供給
■
RESET# のアサーション
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構成オプション
GPIF II および GPIO ピンはすべて、ピンごとに最大 16pF の外部
負荷をサポートします。
構成オプションは、特定の使用モードで利用することができま
す。詳細については、Cypress アプリケーション / マーケティン
グまでお問い合わせください。
EMI
デジタル I/O
EZ-USB FX3 は、ファームウェア制御のプルアップまたはプルダ
ウン レジスタをすべてのデジタル I/O ピンで内部的に提供しま
す。ピンは、内部 50 kΩ レジスタを通してプルアップするか、
内部 10 kΩ レジスタを通してプルダウンし、ピンのフローティ
ングを防ぐことができます。I/O ピンは以下の状態になる可能
性があります。
■
トライステート(High-Z)
■
弱いプルアップ(内部 50 kΩ を介して)
■
プルダウン(内部 10 kΩ を介して)
■
ロー パワー モードのとき、ホールド(I/O はその値を保持)
■
JTAG 信号 TDI、TMC、TRST# 信号には 50 kΩ プルアップ、TCK
信号には 10 kΩ プルダウン レジスタが付いています。
GPIO
EZ-USB では、GPIF II とシリアル ペリフェラル インタフェース
の双方で柔軟なピン構成が可能です。GPIF II インタフェースで
の使用しない制御ピン(CTL[15] を除く)は GPIO として使用す
ることができます。同様に、シリアル ペリフェラル インタ
フェースでの使用しないピンは GPIO として構成できます。ピ
ン構成のオプションについては、ピン リストを参照してくださ
い。
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EZ-USB FX3 は、FCC 15B(米国)および EN55022 ( ヨーロッパ )
で概要を規定している EMI 要件を満たしています。EZ-USB FX3
は、これらの仕様で概要を規定している、発生源からの適度な
EMI への耐久性があり、正常に機能し続けます。
システム レベル ESD
EZ-USB FX3 は、USB インタフェースの D+、D-、GND ピンで
ESD 保護が組み込まれています。これらのポートで提供されて
いる ESD 保護レベルは次の通りです。
■
JESD22-A114 仕様に基づいた ± 2.2 KV 人体モデル(HBM)
■
IEC61000-4-2 レベル 3A に基づいた ± 6 KV 接触放電および ±
8 KV エアギャップ放電
■
IEC61000-4-2 レベル 4C に基づいた ± 8 KV 接触放電および ±
15 KV エアギャップ放電
この保護により、規定のレベルまでの ESD イベントが発生した
あとにもデバイスが継続して機能することを保証しています。
SSRX+、SSRX-、SSTX+、SSTX- ピンは、最大 +/- 2.2KV 人体モ
デル(HBM)内部 ESD 保護を備えています。
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絶対最大定格
■
最大定格を超えると、デバイスの寿命が短くなる可能性があり
ます。
ラッチアップ電流 ................................................... .............> 200 mA
保存温度 ............................ .............................. ...... ‒65 °C ∼ +150 °C
± 6 KV 接触放電、IEC61000-4-2 レベル 3A に基づく ± 8 KV
エアギャップ放電、± 8 KV 接触放電、および IEC61000-4-2
レベル 4C に基づく ± 15 KV エアギャップ放電
すべての I/O 構成の最大出力短絡電流
(Vout = 0V)........................................................................... ‒100 mA
通電時の
周囲温度(工業用).................... ......................... ‒40 °C ∼ +85 °C
動作条件
グランド電位に対する電源電圧
VDD、AVDDQ ....................................................................................1.25V
TA(バイアス印加時の周囲温度)
VIO1、VIO2、VIO3、VIO4、VIO5........................ ......................... ...3.6V
工業用 ........................................................................ ‒40 °C ∼ +85 °C
U3TXVDDQ、U3RXVDDQ................................................................1.25V
VDD、AVDDQ、U3TXVDDQ、U3RXVDDQ
任意の入力ピンへの DC 入力電圧 .................................. .VCC+0.3
電源電圧 ................................................ ...................... 1.15 V ∼ 1.25 V
High-Z 状態の出力に印加される
DC 電圧 .................... .................................................................. VCC+0.3
VBATT 電源電圧 .......................... .........................................3.2 V ∼ 6 V
VIO1、VIO2、VIO3、VIO4、CVDDQ
(VCC は対応する IO 電圧)
電源電圧 .................................................... ....................... 1.7 V ∼ 3.6 V
静電放電電圧 ESD 保護レベル :
VIO5 電源電圧 ...................... ....................................... 1.15 V ∼ 3.6 V
■
JESD22-A114 に基づいた ± 2.2 KV 人体モデル(HBM)
■
D+、D-、GND ピン、およびシリアル ペフェラル ピンでの追
加 ESD 保護レベル
表 7. DC 仕様
パラメータ
Min
Max
単位
コア電圧電源
1.15
1.25
V
1.2 V 標準
AVDD
アナログ電圧電源
1.15
1.25
V
1.2 V 標準
VIO1
GPIF II I/O 電源電圧ドメイン
1.7
3.6
V
1.8、2.5、および 3.3 V 標準
VIO2
IO2 電源電圧ドメイン
1.7
3.6
V
1.8、2.5、および 3.3 V 標準
VIO3
IO3 電源電圧ドメイン
1.7
3.6
V
1.8、2.5、および 3.3 V 標準
VIO4
UART/SPI/I2S 電源電圧ドメイン
1.7
3.6
V
1.8、2.5、および 3.3 V 標準
VBATT
USB 電源電圧
3.2
6
V
3.7 V 標準
VBUS
USB 電源電圧
4.1
6
V
5 V 標準
U3TXVDDQ
USB 3.0 1.2-V 電源
1.15
1.25
V
1.2 V 標準 この電源電圧には、
22 µF バイパス コンデンサが
必要です。
U3RXVDDQ
USB 3.0 1.2-V 電源
1.15
1.25
V
1.2 V 標準 この電源電圧には、
22 µF バイパス コンデンサが
必要です。
CVDDQ
クロック電圧電源
1.7
3.6
V
1.8、3.3 V 標準
VDD
項目
注記
VIO5
I2C および JTAG 電圧電源
1.15
3.6
V
1.2、1.8、2.5、および 3.3 V 標準
VIH1
入力 HIGH 電圧 1
0.625 × VCC
VCC + 0.3
V
2.0V ≤ VCC ≤ 3.6 V(USB ポート
を除く)用。VCC は対応する
IO 電圧電源です。
VIH2
入力 HIGH 電圧 2
VCC ‒ 0.4
VCC + 0.3
V
For 1.7 V ≤ VCC ≤ 2.0 V
(USB ポートを除く)用。VCC
は対応する IO 電圧電源です。
VIL
入力 LOW 電圧
‒0.3
0.25 × VCC
V
VCC は対応する IO 電圧電源で
す。
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表 7. DC 仕様 ( つづき )
パラメータ
項目
Min
Max
単位
注記
VOH
出力 HIGH 電圧
0.9 × VCC
‒
V
IOH(最大)= ‒100 µA。VCC は
対応する IO 電圧電源です。
VOL
出力 LOW 電圧
‒
0.1 × VCC
V
IOL(最小)= +100 µA。VCC は
対応する IO 電圧電源です。
IIX
SSTXP/SSXM/SSRXP/SSRXM を除くす
べてのピンの入力漏れ電流
‒1
1
µA
VDDQ で保持されるすべての I/O 信号
(プルアップ / プルダウン抵抗
を接続した I/O の漏れ電流は
VDDQ/Rpu または VDDQ/RPD ご
とに増加
IOZ
SSTXP/SSXM/SSRXP/SSRXM を除くす
べてのピンの出力 High-Z 漏れ電流
‒1
1
µA
VDDQ で保持されるすべての
I/O 信号
ICC コア
コアおよびアナログ電圧動作電流
‒
200
mA
AVDD、VDD を通る合計電流
ICC USB
USB 電圧電源動作電流
‒
60
mA
ISB1
USB 3.0 PHY を有効にしたサスペンド
モード(L1)中の合計サスペンド電流
‒
‒
mA
コア電流 : 1.5 mA
I/O 電流 : 20 uA
USB 電流 : 2 mA
標準 PVT(一般的シリコン、
25 °C での各定格レベルにお
ける全電源電圧)
ISB2
USB 3.0 PHY を無効にしたサスペンド
モード(L2)中の合計サスペンド電流
‒
‒
mA
コア電流 : 250 uA
I/O 電流 : 20 uA
USB 電流 : 1.2 mA
標準 PVT(一般的シリコン、
25 °C での各定格レベルにお
ける全電源電圧)
ISB3
スタンバイ モード(L3)中の合計スタ
ンバイ電流
‒
‒
µA
コア電流 : 60 uA
I/O 電流 : 20 uA
USB 電流 : 40 uA
標準 PVT(一般的シリコン、
25 °C での各定格レベルにお
ける全電源電圧)
ISB4
コア電源オフ モード(L4)中の合計ス
タンバイ電流
‒
‒
µA
コア電流 : 0 uA
IO 電流 : 20 uA
USB 電流 : 40 uA
標準 PVT(一般的シリコン、
25 °C での各定格レベルにお
ける全電源電圧)
VRAMP
コアおよび I/O 電源での電圧ランプ
レート
0.2
50
V/ms
電圧の立ち上がりは単調でな
ければなりません
VN
VDD および I/O 電源で許容されるノイ
ズ レベル
‒
100
mV
AVDD を除き、すべての電源で
許容される最大 p-p ノイズ レ
ベル
VN_AVDD
AVDD 電源で許容されるノイズ レベル
‒
20
mV
AVDD で許容される最大 p-p ノ
イズ レベル
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AC タイミング パラメータ
GPIF II タイミング
図 7. 同期モードでの GPIF II タイミング
tC LK H tC LKL
C LK
tC LK
tC O
tLZ
- [31:0]
DQ
tD S
tD O H
tLZ
tD O H
D ata 2
( O U T)
D ata 1
( O U T)
D ata ( IN)
tS
tH Z
tC O E
tD H
tH
C TL(IN)
tC TLO
tC O H
C TL ( O U T)
表 8. 同期モードでの GPIF II タイミング パラメータ [3]
パラメータ
項目
Min
Max
単位
周波数
インタフェース クロック周波数
‒
100
MHz
tCLK
インタフェース クロック周期
10
‒
ns
tCLKH
クロック HIGH 期間
4
‒
ns
tCLKL
クロック LOW 期間
4
‒
ns
2
‒
ns
0.5
‒
ns
2
‒
ns
0.5
‒
ns
ns
tS
クロックに対する CTL 入力の セットアップ時間
(同期速度 =1)
tH
クロックに対する CTL 入力の ホールド時間
(同期速度 =1)
tDS
クロックに対するデータ入力の セットアップ時間
(同期速度 =1)
tDH
クロックに対するデータ入力の ホールド時間
(同期速度 =1)
tCO
DQ バスがすでに出力方向の場合におけるクロックからデータ出力までの伝
播遅延(同期速度 =1)
‒
8
tCOE
DQ ラインがトライステートからの出力に変化し、DQ バスで有効なデータを
利用可能な場合における、クロックからデータ出力までの伝播遅延(同期速
度 =1)
-
9
tCTLO
クロックから CTLX 出力までの伝播遅延(同期速度 =1)
‒
8
tDOH
クロックからデータ出力のホールド
2
‒
ns
tCOH
クロックから CTL 出力のホールド
0
‒
ns
tHZ
クロックから High-Z まで
‒
8
ns
tLZ
クロックから Low-Z まで(同期速度 =1)
0
‒
ns
tS_ss0
クロックに対する CTL 入力 / データ入力の セットアップ時間(同期速度 = 0)
tH_ss0
クロックに対する CTL 入力 / データ入力の ホールド時間 (同期速度 = 0)
tCO_ss0
tLZ_ss0
ns
5
‒
ns
2.5
‒
ns
クロックからデータ出力 /CTL 出力まで
伝播遅延(同期速度 = 0)
‒
15
ns
クロックから Low-Z まで(同期速度 = 0)
2
‒
ns
注
3. すべてのパラメータは設計で保証されており、特性評価によって検証済みです。
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図 8. 非同期モードでの GPIF II タイミング
tDS/ tAS
tDH/tAH
DATA IN
DATA/ ADDR
tCHZ
CTL#
(I/P , ALE/ DLE)
tCTLassert_DQlatch
tCTLdeassert_DQlatch
tAA/tDO
tCHZ/tOEHZ
tCLZ/ tOELZ
DATA OUT
DATA OUT
CTL#
(I/P, non ALE/ DLE
tCTLdeassert
tCTLassert
tCTLalpha
ALPHA
O/P
tCTLbeta
BETA
O/P
1
tCTLassert
tCTLdeassert
1
tCTL#
(O/P)
1. n is an integer >= 0
tDST
tDHT
DATA/
ADDR
tCTLdeassert_DQassert
tCTLassert_DQassert
CTL#
I/P (non DLE/ALE)
図 9. 非同期 DDR モードでの GPIF II タイミング
tDS
tCTLdeassert_DqlatchDDR
tCTLassert_DQlatchDDR
CTL#
(I/P)
tDS
tDH
tDH
DATA IN
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表 9. 非同期モードでの GPIF II タイミング [4]
注: 以下のパラメータは、1 状態遷移を仮定し
項目
Min
Max
単位
tDS
パラメータ
データ入力から DLE セットアップ時間まで
DDR 非同期でも有効です。
2.3
‒
ns
tDH
データ入力から DLE ホールド時間まで DDR 非
同期モードでも有効です。
2
‒
ns
tAS
アドレス入力から ALE セットアップ時間まで
2.3
‒
ns
tAH
ALE に対するアドレス入力の ホールド時間
2
‒
ns
tCTLassert
DQ 入力接続していない CTRL 入力、および出
力の CTL I/O アサート幅
7
‒
ns
tCTLdeassert
DQ 入力接続していない CTRL 入力、および出
力の CTL I/O デアサート幅
7
‒
ns
tCTLassert_DQassert
アサートしているエッジで DQ 入力が有効で
あ る が、こ れ ら の DQ 入力に内蔵ラッチ
(ALE/DLE)を採用しないことを示す CTL 入力
の CTL アサートパルス幅。
20
‒
ns
tCTLdeassert_DQassert
アサートしているエッジで DQ 入力が有効で
あ る が、こ れ ら の DQ 入力に内蔵ラッチ
(ALE/DLE)を採用しないことを示す CTL 入力
の CTL デアサートパルス幅。
7
‒
ns
tCTLassert_DQdeassert
デアサートしているエッジで DQ 入力が有効
で あ る が、こ れ ら の DQ 入力に内蔵ラッチ
(ALE/DLE)を採用しないことを示す CTL 入力
の CTL アサートパルス幅。
7
‒
ns
tCTLdeassert_DQdeassert
デアサートしているエッジで DQ 入力が有効
で あ る が、こ れ ら の DQ 入力に内蔵ラッチ
(ALE/DLE)を採用しないことを示す CTL 入力
の CTL デアサートパルス幅。
20
‒
ns
tCTLassert_DQlatch
DQ
入 力 を ラ ッチするために内蔵ラッチ
(ALE/DLE)を採用する CTL 入力の CTL アサー
トパルス幅。この 非 DDR ケースでは、
内蔵ラッ
チは必ずデアサートしているエッジの付近に
なります。
7
‒
ns
tCTLdeassert_DQlatch
DQ
入 力 を ラ ッチするために内蔵ラッチ
(ALE/DLE)を採用する CTL 入力の CTL デア
サートパルス幅。この非 DDR ケースでは、内
蔵ラッチは必ずデアサートしているエッジの
付近になります。
10
‒
ns
tCTLassert_DQlatchDDR
DDR モードで DQ 入力をラッチするために内
蔵ラッチ(DLE)を採用する CTL 入力の CTL ア
サートパルス幅。
10
‒
ns
tCTLdeassert_DQlatchDDR
DDR モードで DQ 入力をラッチするために内
蔵ラッチ(DLE)を採用する CTL 入力の CTL デ
アサートパルス幅。
10
‒
ns
tAA
DQ 変更または CTL 変更を検知し、入力および
出力 DQ ラインの内部更新に影響を与える必
要があるときの、DQ/CTL 入力から DQ 出力ま
での時間。
‒
30
ns
tDO
CTL 変更により、データがすでに確立した出力
フロップ更新を有効になるだけの場合の、CTL
からデータ出力まで。
‒
25
ns
注記
注
4. すべてのパラメータは設計で保証されており、特性評価によって検証済みです。
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表 9. 非同期モードでの GPIF II タイミング [4] ( つづき )
注: 以下のパラメータは、1 状態遷移を仮定し
項目
Min
Max
単位
tOELZ
パラメータ
OE から Low-Z までとして指定された CTL。外
部デバイスがデータ駆動を停止するべき時点。
0
‒
ns
tOEHZ
OE から High-Z までとして指定された CTL
8
8
ns
tCLZ
CTL(非 OE)から Low-Z まで。外部デバイス
がデータ駆動を停止するべき時点。
0
‒
ns
tCHZ
CTL(非 OE)から High-Z まで
30
30
ns
tCTLalpha
CTL から、出力でのアルファ変更
‒
25
ns
tCTLbeta
CTL から、出力でのベータ変更
‒
30
ns
tDST
DLE/ALE を使用しないときのアドレス / データ
セットアップ
2
‒
ns
tDHT
DLE/ALE を使用しないときのアドレス / データ
ホールド
20
‒
ns
注記
スレーブ FIFO インタフェース
同期スレーブ FIFO タイミング
図 10. 同期スレーブ FIFO 読み取りモード
Synchronous Read Cycle Timing
tCYC
PCLK
tCH
tCL
2 cycle latency
from SLRD to data
3 cycle latency
from addr to data
SLCS
tAS tAH
FIFO ADDR
An
Am
tRDS tRDH
SLRD
SLOE
2 cycle latency from
SLRD to FLAG
tCFLG
FLAGA
(dedicated thread Flag for An)
(1 = Not Empty 0= Empty)
tCFLG
FLAGB
(dedicated thread Flag for Am)
(1 = Not Empty 0= Empty)
tOELZ
Data Out
High-Z
tOEZ
Data
driven:DN(An)
tCDH
tOELZ
DN+1(An)
tOEZ
tCO
DN(Am)
DN+1 (Am) DN+2(Am)
SLWR (HIGH)
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同期スレーブ FIFO シーケンスの説明
1. FIFO アドレスが安定し、SLCS がアサートされます
2. SLOF がアサートされます。SLOE は、出力イネーブルのみで、
その唯一の機能は、データバスを駆動することです。
3. SLRD がアサートされます
4. PCLK の立ち上がりエッジで、SLRD がアサートされている
間、FIFO ポインタが更新されます。これで、新たにアドレス
指定されるデータのデータバスへの伝播が始まります。tCO
の伝搬遅延(PCLK の立ち上がりエッジから測定)後、新し
いデータ値が存在します。N は、FIFO から読み出される最初
のデータ値です。FIFO データ バス上のデータを取得するに
は、SLOE もアサートしなければなりません。
Document Number 001-79232 Rev. **
同じ一連のイベントがバースト読み取りについても示されま
す。
注 バースト モードでは、読み取り期間中、SLRD# および SLOE#
がアサートされたままになります。SLOE# がアサートされる
と、以前にアドレス指定された FIFO からのデータを持つデータ
バスが駆動されます。PCLK の後続の各立ち上がりエッジで、
SLRD# がアサートされている間、FIFO ポインタが増分され、次
のデータ値がデータ バスに配置されます。
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図 11. 同期スレーブ FIFO 書き込み
Synchronous Write Cycle Timing
tCYC
PCLK
tCH
tCL
SLCS
tAS tAH
Am
An
FIFO ADDR
tWRS
tWRH
SLWR
3 cycle latency from SLWR# to FLAG t CFLG
FLAGA
dedicated thread FLAG for An
(1 = Not Full 0= Full)
3 cycle latency from SLWR # to FLAG tCFLG
FLAGB
current thread FLAG for Am
(1 = Not Full 0= Full)
Data IN
tDS tDH
High-Z
tDS tDH
DN(Am)
DN(An)
tDH
DN+1(Am) DN+2(Am)
tPES tPEH
PKTEND
SLOE
(HIGH)
Synchronous ZLP Write Cycle Timing
tCYC
PCLK
tCH
tCL
SLCS
tAS tAH
An
FIFO ADDR
SLWR
(HIGH)
tPES tPEH
PKTEND
tCFLG
FLAGA
dedicated thread FLAG for An
(1 = Not Full 0= Full)
FLAGB
current thread FLAG for Am
(1 = Not Full 0= Full)
Data IN
High-Z
SLOE
(HIGH)
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同期スレーブ FIFO 書き込みシーケンスの説明
ショート パケット:ショート パケットは、PKTEND# を使用し、
USB ホストにコミットできます。外部デバイス / プロセッサは、
データの最後のワードと最後のワードに対応する SLWR# パル
スと共に、PKTEND# をアサートするよう設計される必要があり
ます。FIFOADDR ラインは、PKTEND# アサート中は一定に保た
れなければなりません。
■
FIFO アドレスが安定し、信号 SLCS# がアサートされます
■
外部マスタ / 周辺機器の出力データ バス上のデータ
■
SLWR# がアサートされます
■
SLWR# がアサートされている間、データが FIFO に書き込ま
れ、PCLK の立ち上がりエッジで FIFO ポインタが増分されま
す
■
FIFO フラグも、クロックの立ち上がりエッジから遅延 t WFLG
後に更新されます
同じ一連のイベントがバースト書き込みについて示されます
注 バースト モードについては、すべての必須データ値の書き込
み中は SLWR# および SLCS# がアサートされたままとなります。
このバースト書き込みモードでは、SLWR# がアサートされた
後、PCLK の立ち上がりエッジごとに FIFO データ バス上のデー
タが FIFO に書き込まれます。FIFO ポインタは、PCLK の立ち上
がりエッジごとに更新されます。
長さゼロのパケット:外部デバイス / プロセッサは、SLWR# を
アサートせず、単に PKTEND# をアサートすることによって、長
さゼロ パケット(ZLP)を EZ-USB FX3 へ信号で伝えます。上の
タイミング図に示されているように、SLC# とアドレスを駆動す
る必要があります。
FLAG の使用:FLAG 信号は、フロー制御用に、外部プロセッサ
によって監視されます。FLAG 信号は、EZ-USB FX3 からの出力
される信号で、専用のスレッドまたは現在アドレス指定されて
いるスレッドで、空 / フル / 部分的なステータスを表示するよ
うに構成されます。
表 10. スレーブ FIFO 同期アドレスのパラメータ [5]
パラメータ
Min
Max
単位
インタフェース クロック周波数
‒
100
MHz
tCYC
クロック周期
10
‒
ns
tCH
クロック HIGH 期間
4
‒
ns
FREQ
項目
tCL
クロック LOW 期間
4
‒
ns
tRDS
SLRD# から CLK セットアップ時間まで
2
‒
ns
tRDH
SLRD# から CLK ホールド時間まで
0.5
‒
ns
tWRS
SLWR# から CLK セットアップ時間まで
2
‒
ns
0.5
‒
ns
‒
8
ns
tWRH
SLRW# から CLK ホールド時間まで
tCO
クロックからデータ有効まで
tDS
データ入力セットアップ時間
tDH
CLK からデータ入力ホールドまで
tAS
アドレスから CLK セットアップ時間まで
tAH
CLK からアドレス ホールド時間まで
tOELZ
tCFLG
2
‒
ns
0.5
‒
ns
2
‒
ns
0.5
‒
ns
SLOE# からデータ LOW-Z まで
0
‒
ns
CLK からフラグ出力までの伝播遅延
‒
8
ns
tOEZ
SLOE# デアサートからデータ HI Z まで
‒
8
ns
tPES
PKTEND# から CLK セットアップまで
2
‒
ns
tPEH
CLK から PKTEND# ホールドまで
0.5
‒
tCDH
CLK からデータ出力ホールドまで
2
‒
ns
注 ADDR から DATA/FLAGS までの 3 サイクル レイテンシ
.
注
5. すべてのパラメータは設計で保証されており、特性評価によって検証済みです。
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非同期スレーブ FIFO タイミング
図 12. 非同期スレーブ FIFO 読み取りモード
SLCS
tAS
tAH
An
FIFO ADDR
tRDl
Am
tRDh
SLRD
SLOE
tFLG
tRFLG
FLAGA
dedicated thread Flag for An
(1=Not empty 0 = Empty)
FLAGB
dedicated thread Flag for Am
(1=Not empty 0 = Empty)
tOE
tRDO
tOH
tOE
tRDO
tRDO
tOH
tLZ
Data Out
High-Z
DN(An)
DN(An)
DN(Am)
DN+1(Am)
DN+2(Am)
SLWR
(HIGH)
非同期スレーブ FIFO 読み取りシーケンス説明
■
FIFO アドレスが安定し、SLCS# がアサートされます。
■
SLOF# がアサートされます。これによってデータ バスが駆動
されます。
■
SLRD# がアサートされます。
■
SLRD# のアサート時に、FIFO からのデータが実行されます。
このデータは、SLRD# の立ち下がりエッジから、tRDO の伝
搬遅延後、有効になります。
■
FIFO ポインタは、SLRD# のデアサート時にインクリメントさ
れます。
Document Number 001-79232 Rev. **
図 12 のデータ N は、FIFO から読み出される最 初の有効データ
です。読み取りサイクル中にデータ バスにデータが現れるよう
にするには、SLOE# がアサートされた状態でなければなりませ
ん。SLRD# と SLOE# は接続することもできます。
同じ一連のイベントがバースト読み取りについても示されま
す。
注 バースト読み取りモードでは、SLOE# のアサート中、データ
バスは駆動状態にあります(以前にアドレス指定された FIFO か
らデータを出力します)。SLRD# がアサートされると、FIFO か
らのデータは、データ バスに出力され(SLOE# もアサートされ
る必要があります)、FIFO ポインタが、SLRD# のデアサート時
に増分されます。
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図 13. 非同期スレーブ FIFO 書き込みモード
Asynchronous Write Cycle Timing
SLCS
tAS
tAH
An
FIFO ADDR
tWRl
Am
tWRh
SLWR
tFLG
tWFLG
FLAGA
dedicated thread Flag for An
(1=Not Full 0 = Full)
tWFLG
FLAGB
dedicated thread Flag for Am
(1=Not Full 0 = Full)
tWR
S
High-Z
DATA In
tWRH
tWR
tWRH
S
DN(Am)
DN(An)
DN+1(Am)
DN+2(Am)
tWRPEt
PEh
PKTEND
SLOE
(HIGH)
tWRPE: SLWR# de-assert to PKTEND deassert = 2ns min (This means that PKTEND should not be be deasserted before SLWR#)
Note: PKTEND must be asserted at the same time as SLWR#.
Asynchronous ZLP Write Cycle Timing
SLCS
tAS
tAH
An
FIFO ADDR
SLWR
(HIGH)
tPEl tPEh
PKTEND
tWFLG
FLAGA
dedicated thread Flag for An
(1=Not Full 0 = Full)
FLAGB
dedicated thread Flag for Am
(1=Not Full 0 = Full)
DATA In
High-Z
SLOE
(HIGH)
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CYUSB3014
非同期スレーブ FIFO 書き込みシーケンスの説明
■
FIFO アドレスが駆動され、SLCS# がアサートされます。
■
SLWR# がアサートされます。SLCS# は、SLWR# と共に、また
は SLWR# がアサートされる前にアサートする必要がありま
す
■
データは、SLWR# のデアサートエッジの tWRS 前に、バスに
存在する必要があります
■
SLWR# のデアサートによって、データがデータ バスから FIFO
に書き込まれ、FIFO ポインタがインクリメントされます
■
FIFO フラグは、SLWR のデアサート エッジから tWFLG 後に、
更新されます。
同じ一連のイベントがバースト読み取りについて示されます。
ショート パケット:ショート パケットは、PKTEND# を使用し、
USB ホストにコミットできます。外部デバイス / プロセッサは、
データの最後のワードと最後のワードに対応する SLWR# パル
スと共に、PKTEND# をアサートするよう設計する必要がありま
す。FIFOADDR ラインは、PKTEND# アサート中は一定に保たれ
なければなりません。
Zero length Packet 外部デバイス / プロセッサは、SLWR# をア
サートせず、単に PKTEND# をアサートすることによって、Zero
Length Packet(ZLP)を EZ-USB FX3 へ信号で伝えます。上のタ
イミング図に示されているように、SLC# とアドレスを駆動する
必要があります。
FLAG の使用:FLAG 信号は、フロー制御用に、外部プロセッサ
によって監視されます。FLAG 信号は、EZ-USB FX3 からの出力
さ れ る 信 号 で、専 用 の ア ド レ ス ま た は 現 在 の ア ド レ ス で、
empty/full/partial ステータスを表示するように構成されます。
バースト書き込みモードでは、SLWR# がデアサートされた後、
データが FIFO に書き込まれ、FIFO ポインタがインクリメント
されますので、注意してください。
表 11. 非同期スレーブ FIFO パラメータ [6]
パラメータ
項目
Min
Max
単位
tRDI
SLRD# LOW
20
‒
ns
tRDh
SLRD# HIGH
10
‒
ns
tAS
アドレスから SLRD#/SLWR# セットアップ時間まで
7
‒
ns
tAH
SLRD#/SLWR#/PKTEND# からアドレス ホールド時間まで
2
‒
ns
tRFLG
SLRD# から FLAGS までの出力伝播遅延
‒
35
ns
tFLG
ADDR から FLAGS 出力までの伝播遅延
tRDO
SLRD# からデータ有効まで
‒
25
ns
tOE
OE# LOW からデータ有効まで
‒
25
ns
tLZ
OE# LOW からデータ LOW-Z まで
0
‒
ns
tOH
SLOE# デアサート データ出力ホールド
‒
22.5
ns
22.5
tWRI
SLWR# LOW
20
‒
ns
tWRh
SLWR# HIGH
10
‒
ns
tWRS
データから SLWR# セットアップ時間まで
7
‒
ns
tWRH
SLWR# からデータ ホールド時間まで
2
‒
ns
tWFLG
SLWR#/PKTEND# から出力までの伝搬遅延
‒
35
ns
tPEI
PKTEND LOW
20
‒
ns
tPEh
PKTEND HIGH
7.5
‒
ns
tWRPE
SLWR# デアサートから PKTEND デアサートまで
2
‒
注
6. すべてのパラメータは設計で保証されており、特性評価によって検証済みです。
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CYUSB3014
シリアル ペリフェラル タイミング
I2C タイミング
図 14. I2C タイミング定義
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表 12. I2C タイミング パラメータ [7]
パラメータ
項目
I2C 標準モード パラメータ
fSCL
SCL クロック周波数
tHD:STA
ホールド時間 START コンディション
tLOW
SCL の LOW 期間
tHIGH
SCL の HIGH 期間
tSU:STA
リピーティッド START コンディションのセットアップ時間
tHD:DAT
データ ホールド時間
tSU:DAT
データ セットアップ時間
tr
SDA および SCL 信号の立ち上がり時間
tf
SDA および SCL 信号の立ち下がり時間
tSU:STO
STOP コンディションのセットアップ時間
tBUF
STOP コンディションと START コンディションとの間のバス空き時間
tVD:DAT
データ有効時間
tVD:ACK
データ有効 ACK
tSP
入力フィルタによって抑制する必要があるスパイクのパルス幅
I2C 高速モード パラメータ
fSCL
SCL クロック周波数
tHD:STA
ホールド時間 START コンディション
tLOW
SCL の LOW 期間
tHIGH
SCL の HIGH 期間
tSU:STA
リピーティッド START コンディションのセットアップ時間
tHD:DAT
データ ホールド時間
tSU:DAT
データ セットアップ時間
tr
SDA および SCL 信号の立ち上がり時間
tf
SDA および SCL 信号の立ち下がり時間
tSU:STO
STOP コンディションのセットアップ時間
tBUF
STOP コンディションと START コンディションとの間のバス空き時間
tVD:DAT
データ有効時間
tVD:ACK
データ有効 ACK
tSP
入力フィルタによって抑制する必要があるスパイクのパルス幅
I2C 高速モード プラス パラメータ (I2C_VDDQ=1.2V ではサポートしていません)
fSCL
SCL クロック周波数
tHD:STA
ホールド時間 START コンディション
tLOW
SCL の LOW 期間
tHIGH
SCL の HIGH 期間
tSU:STA
リピーティッド START コンディションのセットアップ時間
tHD:DAT
データ ホールド時間
tSU:DAT
データ セットアップ時間
tr
SDA および SCL 信号の立ち上がり時間
tf
SDA および SCL 信号の立ち下がり時間
tSU:STO
STOP コンディションのセットアップ時間
tBUF
STOP コンディションと START コンディションとの間のバス空き時間
tVD:DAT
データ有効時間
tVD:ACK
データ有効 ACK
tSP
入力フィルタによって抑制する必要があるスパイクのパルス幅
Min
Max
単位
0
4
4.7
4
4.7
0
250
‒
‒
4
4.7
‒
‒
該当
なし
100
‒
‒
‒
‒
‒
‒
1000
300
‒
‒
3.45
3.45
該当
なし
kHz
µs
µs
µs
µs
µs
ns
ns
ns
µs
µs
µs
µs
0
0.6
1.3
0.6
0.6
0
100
‒
‒
0.6
1.3
‒
‒
0
400
‒
‒
‒
‒
‒
‒
300
300
‒
‒
0.9
0.9
50
kHz
µs
µs
µs
µs
µs
ns
ns
ns
µs
µs
µs
µs
ns
0
0.26
0.5
0.26
0.26
0
50
‒
‒
0.26
0.5
‒
‒
0
1000
‒
‒
‒
‒
‒
‒
120
120
‒
‒
0.45
0.55
50
kHz
µs
µs
µs
µs
µs
ns
ns
ns
µs
µs
µs
µs
ns
注記
注
7. すべてのパラメータは設計で保証されており、特性評価によって検証済みです。
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I2S タイミングダイアグラム
図 15. I2S 送信サイクル
tThd
tTd
表 13. I2C タイミング パラメータ [8]
パラメータ
項目
Min
Max
単位
tT
I2S トランスミッタ クロック サイクル
Ttr
‒
ns
tTL
I2S トランスミッタ サイクル LOW 期間
0.35 Ttr
‒
ns
tTH
I2S トランスミッタ サイクル HIGH 期間
0.35 Ttr
‒
ns
tTR
I2S トランスミッタ立ち上がり時間
‒
0.15 Ttr
ns
tTF
I2S トランスミッタ立ち下がり時間
‒
0.15 Ttr
ns
tThd
I2S トランスミッタ データ ホールド時間
0
‒
ns
tTd
I2S トランスミッタ遅延時間
‒
0.8tT
ns
注 tT はクロック ギアで選択可能です。最大 Ttr は、
32 ビットでの 96 kHz コーデックで 326 ns(3.072 MHz)に設計されています。
注
8. すべてのパラメータは設計で保証されており、特性評価によって検証済みです。
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CYUSB3014
SPI タイミング仕様
図 16. SPI タイミング
SSN
(output)
tssnh
tsck
tlead
SCK
(CPOL=0,
Output)
trf
twsck
SCK
(CPOL=1,
Output)
tsdi
MISO
(input)
tlag
twsck
thoi
MSB
LSB
td
tsdd
MOSI
(output)
tdis
tdi
v
LSB
MSB
SPI Master Timing for CPHA = 0
SSN
(output)
SCK
(CPOL=0,
Output)
tssnh
tsck
tlead
twsck
trf
tlag
twsck
SCK
(CPOL=1,
Output)
tsdi
MISO
(input)
thoi
LSB
tdis
tdi
tdv
MOSI
(output)
MSB
LSB
MSB
SPI Master Timing for CPHA = 1
Document Number 001-79232 Rev. **
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表 14. SPI タイミング パラメータ [9]
パラメータ
fop
項目
動作周波数
Min
Max
単位
0
33
MHz
tsck
サイクル時間
30
‒
ns
twsck
SPI クロック High 期間
13.5
‒
ns
tlead
SSN-SCK リードタイム
1/2 tsck[10]-5
1.5tsck[10]+ 5
ns
tlag
遅延時間を有効化
0.5
1.5 tsck[10]+5
ns
trf
立ち上がり / 立ち下がり時間
‒
8
ns
tsdd
出力 SSN から有効なデータまでの遅延時間
‒
5
ns
tdv
出力データ有効時間
‒
5
ns
tdi
出力データ無効
0
‒
ns
tssnh
最小 SSN High 時間
10
‒
ns
tsdi
データ セットアップ時間入力
8
‒
ns
thoi
データ ホールド時間入力
0
‒
ns
tdis
SSN High でデータ出力を無効化
0
‒
ns
シーケンスのリセット
EZ-USB FX3 のハード リセット シーケンス要件をここで示します。
表 15. リセットおよびスタンバイ タイミング パラメータ
パラメータ
定義
tRPW
最小 RESET# パルス幅
tRH
RESET# での最小 High
tRR
リセット回復時間(ブート ローダーがファームウェ
アのダウンロード開始後)
条件
最小(ms)
最大(ms)
クロック入力
1
‒
水晶振動子入力
1
‒
‒
5
‒
‒
クロック入力
1
水晶振動子入力
5
tSBY
スタンバイ
/
サ ス ペ ン ド 開 始までの時間
(MAIN_CLOCK_EN/ MAIN_POWER_EN ビットを設
定した時点から)
‒
‒
1
tWU
スタンバイ状態からウェイクアップするまでの時間
クロック入力
1
‒
tWH
スタンバイ / サスペンド ソースを再アサートする前
の最小時間
水晶振動子入力
5
‒
‒
5
‒
注
9. すべてのパラメータは設計で保証されており、特性評価によって検証済みです。
10. SPI_CONFIG レジスタでの LAG および LEAD 設定によって決まります。
Document Number 001-79232 Rev. **
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CYUSB3014
図 17. リセットシーケンス
VDD
( core )
xVDDQ
XTALIN/
CLKIN
XTALIN/ CLKIN must be stable
before exiting Standby/Suspend
tRh
tRR
Mandatory
Reset Pulse
Hard Reset
RESET #
tWH
tRPW
tWU
tSBY
Standby/
Suspend
Source
Standby/Suspend source Is asserted
(MAIN_POWER_EN/ MAIN_CLK_EN bit
is set)
Standby/Suspend
source Is deasserted
ボール マップ
図 18. EZ-USB FX3 のボール マップ(平面図)
A
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
U3VSSQ
U3RXVDDQ
SSRXM
SSRXP
SSTXP
SSTXM
AV DD
VSS
DP
DM
NC
TRST#
B
VIO4
FSLC[0]
R_USB3
FSLC[1]
U3TXVDDQ
CVDDQ
AV SS
V SS
VSS
V DD
C
GPIO[54]
GPIO[55]
VDD
GPIO[57]
RESET#
XTALIN
XTALOUT
R_USB2
OTG_ID
TDO
D
GPIO[50]
GPIO[51]
GPIO[52]
GPIO[53]
GPIO[56]
CLKIN_32
CLKIN
VSS
I2C_GPIO[58] I2C_GPIO[59]
VIO5
O[60]
E
GPIO[47]
VSS
VIO3
GPIO[49]
GPIO[48]
FSLC[2]
TDI
TMS
VDD
V BATT
V BUS
F
VIO2
GPIO[45]
GPIO[44]
GPIO[41]
GPIO[46]
TCK
GPIO[2]
GPIO[5]
GPIO[1]
GPIO[0]
VDD
G
VSS
GPIO[42]
GPIO[43]
GPIO[30]
GPIO[25]
GPIO[22]
GPIO[21]
GPIO[15]
GPIO[4]
GPIO[3]
VSS
H
VDD
GPIO[39]
GPIO[40]
GPIO[31]
GPIO[29]
GPIO[26]
GPIO[20]
GPIO[24]
GPIO[7]
GPIO[6]
VIO1
J
GPIO[38]
GPIO[36]
GPIO[37]
GPIO[34]
GPIO[28]
GPIO[16]
GPIO[19]
GPIO[14]
GPIO[9]
GPIO[8]
VDD
K
GPIO[35]
GPIO[33]
VSS
VSS
GPIO[27]
GPIO[23]
GPIO[18]
GPIO[17]
GPIO[13]
GPIO[12]
GPIO[10]
L
VSS
VSS
VSS
GPIO[32]
VDD
VSS
VDD
INT#
VIO1
GPIO[11]
VSS
Document Number 001-79232 Rev. **
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CYUSB3014
ピンの説明
表 16. ピン リスト
ピン
I/O
名前
項目
GPIFII(VIO1 パワー ドメイン)
GPIF ™ II インタフェース
スレーブ FIFO インタフェース
F10
VIO1
I/O
GPIO[0]
DQ[0]
DQ[0]
F9
VIO1
I/O
GPIO[1]
DQ[1]
DQ[1]
F7
VIO1
I/O
GPIO[2]
DQ[2]
DQ[2]
G10
VIO1
I/O
GPIO[3]
DQ[3]
DQ[3]
G9
VIO1
I/O
GPIO[4]
DQ[4]
DQ[4]
F8
VIO1
I/O
GPIO[5]
DQ[5]
DQ[5]
H10
VIO1
I/O
GPIO[6]
DQ[6]
DQ[6]
H9
VIO1
I/O
GPIO[7]
DQ[7]
DQ[7]
J10
VIO1
I/O
GPIO[8]
DQ[8]
DQ[8]
J9
VIO1
I/O
GPIO[9]
DQ[9]
DQ[9]
K11
VIO1
I/O
GPIO[10]
DQ[10]
DQ[10]
DQ[11]
L10
VIO1
I/O
GPIO[11]
DQ[11]
K10
VIO1
I/O
GPIO[12]
DQ[12]
DQ[12]
K9
VIO1
I/O
GPIO[13]
DQ[13]
DQ[13]
J8
VIO1
I/O
GPIO[14]
DQ[14]
DQ[14]
DQ[15]
G8
VIO1
I/O
GPIO[15]
DQ[15]
J6
VIO1
I/O
GPIO[16]
PCLK
CLK
K8
VIO1
I/O
GPIO[17]
CTL[0]
SLCS#
K7
VIO1
I/O
GPIO[18]
CTL[1]
SLWR#
J7
VIO1
I/O
GPIO[19]
CTL[2]
SLOE#
H7
VIO1
I/O
GPIO[20]
CTL[3]
SLRD#
G7
VIO1
I/O
GPIO[21]
CTL[4]
FLAGA
G6
VIO1
I/O
GPIO[22]
CTL[5]
FLAGB
K6
VIO1
I/O
GPIO[23]
CTL[6]
GPIO
H8
VIO1
I/O
GPIO[24]
CTL[7]
PKTEND#
G5
VIO1
I/O
GPIO[25]
CTL[8]
GPIO
H6
VIO1
I/O
GPIO[26]
CTL[9]
GPIO
K5
VIO1
I/O
GPIO[27]
CTL[10]
GPIO
J5
VIO1
I/O
GPIO[28]
CTL[11]
A1
H5
VIO1
I/O
GPIO[29]
CTL[12]
A0
G4
VIO1
I/O
GPIO[30]
PMODE[0]
PMODE[0]
H4
VIO1
I/O
GPIO[31]
PMODE[1]
PMODE[1]
L4
VIO1
I/O
GPIO[32]
PMODE[2]
PMODE[2]
L8
VIO1
I/O
INT#
INT#/CTL[15]
CTL[15]
C5
CVDDQ
I
RESET#
RESET#
RESET#
IO2(VIO2 パワー ドメイン)
GPIF II(32 ビット データ モード)
K2
VIO2
I/O
GPIO[33]
DQ[16]
GPIO
GPIO
J4
VIO2
I/O
GPIO[34]
DQ[17]
K1
VIO2
I/O
GPIO[35]
DQ[18]
GPIO
J2
VIO2
I/O
GPIO[36]
DQ[19]
GPIO
J3
VIO2
I/O
GPIO[37]
DQ[20]
GPIO
Document Number 001-79232 Rev. **
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CYUSB3014
表 16. ピン リスト ( つづき )
I/O
名前
J1
ピン
VIO2
I/O
GPIO[38]
DQ[21]
項目
GPIO
H2
VIO2
I/O
GPIO[39]
DQ[22]
GPIO
H3
VIO2
I/O
GPIO[40]
DQ[23]
GPIO
F4
VIO2
I/O
GPIO[41]
DQ[24]
GPIO
G2
VIO2
I/O
GPIO[42]
DQ[25]
GPIO
G3
VIO2
I/O
GPIO[43]
DQ[26]
GPIO
F3
VIO2
I/O
GPIO[44]
DQ[27]
F2
VIO2
I/O
GPIO[45]
GPIO
GPIO
IO3(VIO3 パワー ドメイン)
GPIO+SPI
GPIO+UART
GPIO の
み
GPIF II - 32(FX3)
+UART+I2S
GPIO+I2S
UART+SPI+I
2S
F5
VIO3
I/O
GPIO[46]
GPIO
GPIO
GPIO
DQ[28]
GPIO
UART_RTS
E1
VIO3
I/O
GPIO[47]
GPIO
GPIO
GPIO
DQ[29]
GPIO
UART_CTS
E5
VIO3
I/O
GPIO[48]
GPIO
GPIO
GPIO
DQ[30]
GPIO
UART_TX
E4
VIO3
I/O
GPIO[49]
GPIO
GPIO
GPIO
DQ[31]
GPIO
UART_RX
D1
VIO3
I/O
GPIO[50]
GPIO
GPIO
GPIO
I2S_CLK
GPIO
I2S_CLK
D2
VIO3
I/O
GPIO[51]
GPIO
GPIO
GPIO
I2S_SD
GPIO
I2S_SD
D3
VIO3
I/O
GPIO[52]
GPIO
GPIO
GPIO
I2S_WS
GPIO
I2S_WS
D4
VIO4
I/O
GPIO[53]
SPI_SCK
UART_RTS
SPI_SCK
IO4(VIO4)パワー ドメイン
GPIO
UART_RTS
GPIO
C1
VIO4
I/O
GPIO[54]
SPI_SSN
UART_CTS
GPIO
UART_CTS
I2S_CLK
SPI_SSN
C2
VIO4
I/O
GPIO[55]
SPI_MISO
UART_TX
GPIO
UART_TX
I2S_SD
SPI_MISO
D5
VIO4
I/O
GPIO[56]
SPI_MOSI
UART_RX
GPIO
UART_RX
I2S_WS
SPI_MOSI
C4
VIO4
I/O
GPIO[57]
GPIO
GPIO
GPIO
I2S_MCLK
I2S_MCLK
I2S_MCLK
C9
VBUS/
VBATT
I
OTG_ID
A3
U3RXVDDQ
I
SSRXM
SSRX-
A4
U3RXVDDQ
I
SSRXP
SSRX+
A6
U3RXVDDQ
O
SSTXM
SSTX-
A5
U3RXVDDQ
O
SSTXP
USB ポート(VBATT/VBUS パワー ドメイン)
OTG_ID
USB ポート(U3TXVDDQ/U3RXVDDQ パワー ドメイン)
SSTXUSB ポート(VBATT/VBUS パワー ドメイン)
A9
VBUS/VBATT
I/O
DP
A10
VBUS/VBATT
I/O
DM
D-
NC
接続なし
A11
D+
水晶 / クロック(CVDDQ パワー ドメイン)
B2
CVDDQ
I
FSLC[0]
FSLC[0]
C6
AVDD
I/O
XTALIN
XTALIN
C7
AVDD
I/O
XTALOUT
XTALOUT
B4
CVDDQ
I
FSLC[1]
FSLC[1]
E6
CVDDQ
I
FSLC[2]
FSLC[2]
D7
CVDDQ
I
CLKIN
CLKIN
D6
CVDDQ
I
CLKIN_32
CLKIN_32
D9
VIO5
I/O
I2C_GPIO[58]
I2C_SCL
D10
VIO5
I/O
I2C_GPIO[59]
I2C_SDA
I2C および JTAG(VIO5 パワー ドメイン)
Document Number 001-79232 Rev. **
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CYUSB3014
表 16. ピン リスト ( つづき )
I/O
名前
E7
ピン
VIO5
I
TDI
項目
TDI
C10
VIO5
O
TDO
TDO
B11
VIO5
I
TRST#
TRST#
E8
VIO5
I
TMS
TMS
F6
VIO5
I
TCK
TCK
D11
VIO5
I/O
O[60]
チャージャー検知出力
PWR
VBATT
電源
E10
B10
PWR
VDD
A1
PWR
U3VSSQ
E11
PWR
VBUS
D8
PWR
VSS
H11
PWR
VIO1
E2
PWR
VSS
VIO1
L9
PWR
G1
PWR
VSS
F1
PWR
VIO2
G11
PWR
VSS
E3
PWR
VIO3
L1
PWR
VSS
B1
PWR
VIO4
L6
PWR
VSS
B6
PWR
CVDDQ
B5
PWR
U3RXVDDQ
A2
PWR
U3RXVDDQ
C11
PWR
VIO5
L11
PWR
VSS
A7
PWR
AVDD
B7
PWR
AVSS
C3
PWR
VDD
B8
PWR
VSS
E9
PWR
VDD
B9
PWR
VSS
F11
PWR
VDD
H1
PWR
VDD
L7
PWR
VDD
J11
PWR
VDD
L5
PWR
VDD
K4
PWR
VSS
L3
PWR
VSS
K3
PWR
VSS
L2
PWR
VSS
A8
PWR
VSS
高精度抵抗
C8
VBUS/VBATT
I/O
R_usb2
USB 用の高精度抵抗 2.0(このピンと GND の間に 6.04 kΩ+/-1% 抵抗を接続)
B3
U3RXVDDQ
I/O
R_usb3
USB 用の高精度抵抗 3.0(このピンと GND の間に 200 Ω+/-1% 抵抗を接続)
Document Number 001-79232 Rev. **
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CYUSB3014
パッケージ図
図 19. 121 ボール FBGA 10 × 10 × 1.2 図
001-54471 *C
注文情報
表 17. 注文情報
注文コード
パッケージ タイプ
CYUSB3014-BZXI
121 ボール BGA
注文コードの定義
CY USB 3 XXX BZX I
Temperature range : Industrial
Package type: BGA
Marketing Part Number
Base part number for USB 3.0
Marketing Code: USB = USB Controller
Company ID: CY = Cypress
Document Number 001-79232 Rev. **
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CYUSB3014
略号
本書の表記法
略号
項目
測定単位
DMA
ダイレクトメモリ アクセス
HNP
ホスト ネゴシエーション プロトコル
°C
摂氏温度
MMC
マルチメディア カード
µA
マイクロアンペア
MTP
メディア転送プロトコル
µs
マイクロ秒
PLL
位相同期回路
mA
ミリアンペア
SD
セキュア デジタル
Mbps
メガビット/秒
SD
セキュア デジタル
MBps
メガバイト/秒
SDIO
セキュア デジタル入力 / 出力
MHz
メガヘルツ
SLC
単一レベル セル
ms
ミリ秒
SPI
シリアル ペリフェラル デバイス インタフェー
ス
ns
ナノ秒
Ω
オーム
pF
ピコファラッド
V
ボルト
SRP
セッションリクエストプロトコル
USB
ユニバーサル シリアル バス
WLCSP
ウェハレベル チップスケール パッケージ
Document Number 001-79232 Rev. **
記号
測定単位
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CYUSB3014
改訂履歴
ドキュメントのタイトル:CYUSB3014 EZ-USB® FX3 SuperSpeed USB コントローラ
文書番号 : 001-52136
版
ECN
担当者
提出日
変更内容
**
3616497
HZEN
2012-5 -15 これは英語版 001-52136 Rev *K を翻訳した日本語版 Rev. ** です
セールス、ソリューション、および法律情報
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照明 & 電源管理
メモリ
光学 & イメージ センサ
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タッチセンサ
USB コントローラ
ワイヤレス /RF
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cypress.com/go/interface
cypress.com/go/powerpsoc
cypress.com/go/plc
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cypress.com/go/image
cypress.com/go/psoc
cypress.com/go/touch
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Revised May 16, 2012
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