APDモジュール C10508-01 増倍率の変更が可能、高増倍率でも安定した検出 C10508-01 には APD 、電流-電圧変換回路、高圧電源回路に加えて、温度センサからの情報を元に高安定に温度補償を 行うためのマイコンを内蔵しています。マイコンには APD の温度特性に合わせた係数が書き込まれているため、高い増 倍率においても広い温度範囲でAPD増倍率を高安定に維持することが可能です。増倍率は、基板上のスイッチまたはPC からのコマンドによって変更することができます。 特長 用途 増倍率の温度安定度: ±5 %以下 (増倍率 250倍、Ta=0 °C~+40 °C) APDの評価 増倍率の変更が可能 スイッチまたはPCからのコマンドにて変更 微弱光検出 光パワーメータ 取り扱いが容易: ±5 V電源供給のみ 小型、軽量 ブロック図 感度-応答速度 高電圧発生部 +200 V +5 V ±5 V 9 10 I/O C12703-01 BNCコネクタ 電圧制御部 C10508-01 107 ۜഽ (V/W) マイコン (温度補償回路部) 温度センサ APD DC ȡ 100 kHz 8 -1.5 × 10 V/W 108 高速I/V 変換器 DC ȡ 10 MHz 6 7 1.5 × 10 ȡ 1.5 × 10 V/W C12703ΏςȜΒ DC ȡ 10 MHz 6 1.5 × 10 V/W 106 C5658 50 kHz ȡ 1 GHz 5 2.5 × 10 V/W 105 C12702ΏςȜΒ ࿂ͼΒȆ෨ಿͤ͢ͅ 4ਅ႒ͬဥփ 4 kHz ȡ 100 MHz 4 -1 × 10 V/W 4 10 KACCC0360JA 103 DC 10 100 1k 10 k 100 k 1M 10 M 100 M 1G ؊൞௸ഽ (Hz) KACCB0355JA 浜松ホトニクス株式会社 1 C10508-01 APDモジュール 構成 項目 内蔵素子 受光面サイズ (W × D × H) 窓材 基板外形 質量 インターフェース 記号 A - 仕様 S12023-10A φ1.0 硼珪酸ガラス 60 × 60 × 22 37 RS-232C準拠 単位 mm mm g - 記号 Vp Vn Topr Tstg 定格値 +6 -6 10 0 ~ +60 -20 ~ +70 単位 V V mW °C °C 絶対最大定格 (Ta=25 °C) 項目 正電源電圧 負電源電圧 最大入射光量 動作温度* 保存温度* * 結露なきこと 注) 絶対最大定格を一瞬でも超えると、製品の品質を損なう恐れがあります。必ず絶対最大定格の範囲内で使用してください。 電気的特性 項目 記号 供給電圧 Vs 消費電流 Ic 出力インピーダンス フィードバック抵抗 後段アンプゲイン 出力極性 Zo Rf - 条件 +5V -5V +5V -5V Min. +4.6 -4.6 - Typ. +5.0 -5.0 +50 -15 50 10 10 正極性 Max. +5.4 -5.4 +75 -25 - 単位 V V mA mA Ω kΩ 倍 電気的及び光学的特性 (指定のない場合はTyp. Ta=25 °C) 項目 記号 λ λp S 感度波長範囲 最大感度波長 受光感度 遮断周波数 高域 低域 fc 増倍率 M 増倍率の温度安定度 - 光電変換感度 雑音等価電力 最低検出限界 飽和入射光量 NEP - 条件 M=1, λ=800 nm M=10~250, -3 dB M=10~250 Ta=0~40 °C M=250, λ=800 nm M=250, λ=800 nm M=250, λ=800 nm M=250, λ=800 nm Min. Typ. Max. 400~1000 800 0.5 8 10 DC スイッチまたはシリアル通信にて切り替え 単位 nm nm A/W MHz - - - ±5 % 1.0 × 107 - 1.25 × 107 0.02 63 0.24 1.5 × 107 0.04 126 - V/W pW/Hz1/2 pW rms μW 2 C10508-01 APDモジュール 分光感度特性 増倍率の温度特性 (Typ. Ta=25 °C, λ=800 nm, M=250) 150 (Typ. M=250) 30 ௩ၚ͈་( ا%) ۜഽ (A/W) 20 100 50 10 0 Typ. -10 -20 0 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 1100 ෨ಿ (nm) -30 -10 0 10 20 30 40 50 60 ਔսأഽ (°C) KACCB0183JA 周波数特性 (代表例) KACCB0185JA ステップ光に対する応答 (Typ. Ta=25 °C) 10 MɆ10 చۜഽ (dB) 0 -10 M=5 -20 -30 -40 DC 0.1 1 10 100 ਔ෨ତ (MHz) Typ., Ta=25 °C, M=250, වৣΩσΑ໙ 1 µs X 200 ns/div., Y 100 mV/div. KACCC0399JA KACCB0184JA 3 APDモジュール C10508-01 外形寸法図 (単位: mm, 指示なき公差: ±0.3) ഩ࡙Υ·Η ဥΥ·Η 55 ± 0.5 8 1 3.1 5 6 7 8 2 3 4 55 ± 0.5 60 ± 0.5 9 0 1 υȜΗςȜΑͼΛΙ έΓΛΠାဥΠςζ (5.6) (4 ×) 3.2 APD࿂* ࿂ 19.6 ႁဥBNCΥ·Η 6 16 APD* 35 ± 0.5 (0.8) 60 ± 0.5 (2.8) (9) * ࿂͈պ౾ୈഽ: APDΩΛΉȜΐ͈ಎͅచ̱̀±0.3 mm ഩ࡙Υ·Η (ΉȜήσັ௺) κτΛ·Α২ୋ: 5268-03A -5 V GND +5 V Υ·Η (ΉȜήσັ௺) κτΛ·Α২ୋ: 53047-0810 GND DSR RTS RxD CTS DTR TxD DCD KACCA0337JB 4 APDモジュール C10508-01 増倍率の変更方法 ● スイッチによる変更 2 3 番号 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 4 5 6 9 0 1 基板上にあるロータリースイッチにより増倍率を変更可能です。以下にスイッチ番号と増倍率の関係を示します。 機能 使用不可 増倍率: 10倍 増倍率: 30倍 増倍率: 50倍 増倍率: 75倍 増倍率: 100倍 増倍率: 150倍 増倍率: 250倍 増倍率: ユーザー設定 PC制御モード 7 8 ● PCからコマンドによる変更 スイッチを9にしてPC制御モードにすると、増倍率を5倍から400倍の範囲で任意の整数値に設定することができます。 電源を切ると、設定が消えてしまいますので注意してください。 PCとの通信 ● 通信条件 ボーレート : 9600 bps データビット : 8-bit パリティ : ノンパリティ ストップビット : 1-bit フロー制御 : なし ● コマンド コマンド #UG 説明 現在設定されているゲイン値を確認します。デフォルトの増倍率は10倍。 スイッチ“9”で使用されるゲインを設定します。設定範囲は5~400。範囲外の場合は、エラーと なります。電源投入時は、スイッチ“8”と同じ増倍率に設定されます。 スイッチ“8”で使用されるゲインを設定します。設定範囲は5~400。範囲外の場合は、エラーと なります。設定値は、電源切断後も保持されます。 #US #UW ● 送信コマンドフォーマット 9 # (アスキーコード: 9文字) 8 7 AA 番号 9 8-7 6-3 2-1 6 5 4 xxxx 3 2 <CR> 1 <LF> 説明 # コマンド (2バイト: US/UG/UW) データ (4バイト: 0000 … 9999) ターミネーター (2バイト: キャリッジリターン + ラインフィード) 5 APDモジュール ● 受信データフォーマット 9 or * $ (アスキーコード: 9文字) 8 7 AA 番号 9 8-7 6-3 2-1 C10508-01 6 5 4 xxxx 3 2 <CR> 1 <LF> 説明 * (正常) または$ (異常) コマンド (2バイト: エコーバック) データ (4バイト: 0000 … 9999) ターミネータ (2バイト: キャリッジリターン + ラインフィード) サンプルソフトウェア サンプルソフトウェアが付属のCD-ROMに収録されています。サンプルソフトウェアを使うと、PCよりC10508-01の制御を行うこと ができます。動作確認用としてご使用ください。 ● サンプルソフトウェア動作画面 付属品 ・ 電源ケーブル ・ 通信ケーブル ・ D-subコネクタ ・ CD-ROM (サンプルソフトウェア、取扱説明書) ・ クイックスタートガイド オプション (別売) ・ FCファイバアダプタ A12855-01 ・ SMAファイバアダプタ A12855-02 6 APDモジュール C10508-01 関連情報 www.hamamatsu.com/sp/ssd/doc_ja.html 注意事項 ・ 製品に関する注意事項とお願い 本資料の記載内容は、平成28年2月現在のものです。 ୋ͈ॽအ͉Ȃ٨ၻ͈̹̈́̓͛ထ̩࣬̈́་ࢵ̳̭̦̜̳ͥ͂ͤ͘ȃུၳ͉ୃ̹̳͛ͥܢͬږਹͅै଼̯̹͈̳̦ͦ́͜Ȃͦ͘ͅࢋܱ̈́̓ͥ͢ͅࢋ̦ͤ ̜ͥાࣣ̦̜̳ͤ͘ȃུୋͬঀဥ̳ͥष͉ͅȂຈ̴ොවॽအ̮ͬဥྵ͈ષȂड૧͈ॽအ̮̞̯̺̩ͬږȃ ུୋ͈༗બ͉ȂොවࢃIJාոඤ̦ͅอࡉ̯ͦḀ̑̾২̯̹ͦͅાࣣȂུୋ͈ਘၑ̹͉͘య͈ොවͬࡠഽ̱̳͂͘ȃ̹̺̱Ȃ༗બۼܢඤ̜́̽̀͜Ȃ ഛब̤͍͢ະഐ୨̈́ঀဥ֦̳ܳͥͅఅ͉̞̀̾ͅٺȂ২̷͉͈ୣ̵̞ͬͭ͘ȃ ུၳ͈ܱशඤယ̞̾̀ͅȂ২͈ݺౄ̱̈́ͅഢश̹͉͘ໝୋ̳̭̲̳ͥ͂ͬ͘ȃ ŸŸŸįũŢŮŢŮŢŵŴŶįŤŰŮ ୵రުאਫ਼ ಆ෨ުאਫ਼ ުאނਫ਼ ಎ໐ުאਫ਼ ఱिުאਫ਼ ୌུުאਫ਼ ɧĺĹıĮııIJIJ ୵రঌဩߊષIJĮķĮIJIJġĩུྵ୵ర࢙൚రΫσijٴĪ ĩijıIJķාĴͤ͢ȶɧĺĹıĮııijIJġ୵రঌဩߊಎ؇ĴĮijĮIJġဩίρΎIJIJٴȷͅ֊ഢ̱̳͘Ī ɧĴıĶĮıĹIJĸ ֟ઽࡇ̩̾͊ঌࡄڠݪĶĮIJijĮIJıġĩࡄڠݪΑ·;ͿͺΫσĸٴĪ ɧIJıĶĮıııIJ ނസࢽߊࡵΦĴĮĹĮijIJġĩࡵΦĴĴ૩ΫσĶٴĪ ɧĵĴıĮĹĶĹĸ ຩઐঌಎߊग५ĴijĶĮķġĩུྵຩઐפஜΫσĵٴĪ ɧĶĵIJĮııĶij ఱिঌಎ؇ߊհാijĮĴĮIJĴġĩఱि࣭षΫσIJıٴĪ ɧĹIJijĮııIJĴ ؖঌฎఉߊฎఉפIJĮIJĴĮķġĩಅ५ฎఉΫσĶٴĪ ŕņōġĩıijijĪġijķĸĮıIJijIJġġŇłřġĩıijijĪġijķĸĮıIJĴĶ ŕņōġĩıijĺĪġĹĵĹĮĶıĹıġġŇłřġĩıijĺĪġĹĶĶĮIJIJĴĶ ŕņōġĩıĴĪġĴĵĴķĮıĵĺIJġġŇłřġĩıĴĪġĴĵĴĴĮķĺĺĸ ŕņōġĩıĶĴĪġĵĶĺĮIJIJIJijġġŇłřġĩıĶĴĪġĵĶĺĮIJIJIJĵ ŕņōġĩıķĪġķijĸIJĮıĵĵIJġġŇłřġĩıķĪġķijĸIJĮıĵĶı ŕņōġĩıĺijĪġĵĹijĮıĴĺıġġŇłřġĩıĺijĪġĵĹijĮıĶĶı ࡥఘުאଔૺ໐ȁɧĵĴĶĮĹĶĶĹȁຩઐঌߊঌIJIJijķĮIJȁŕņōġĩıĶĴĪġĵĴĵĮĴĴIJIJȁŇłřġĩıĶĴĪġĵĴĵĮĶIJĹĵ Cat. No. KACC1217J02 Feb. 2016 DN 7