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平成 28 年 4 月 28 日
各
位
会 社 名 ヤ マ ハ 株 式 会 社
代表者名 代表取締役社長
中田 卓也
(コード番号 7951 東証第1部)
問合せ先 執 行 役 員
高井 正人
広 報 部 長
(TEL 03-5488-6601)
2016 年 3 月期決算の概要と 2017 年 3 月期の業績予想について
□ 2016 年 3 月期 連結決算の概要
― 4期連続の増収増益 ―
2016 年 3 月期の売上高は、前期に比べ 33 億円(0.8%)増加の 4,355 億円となりました。
損益については、営業利益が 105 億円(34.9%)増加の 407 億円、経常利益が 97 億円(31.0%)
増加の 409 億円、親会社株主に帰属する当期純利益が 77 億円(30.9%)増加の 326 億円と、いずれ
も大幅な増益となりました。また、ROE は 10.1%となりました。
結果として、4期連続の増収増益となり、2016 年 3 月期を最終年度とする中期経営計画「Yamaha
Management Plan 2016(YMP2016)
」において掲げた数値目標をすべて達成いたしました。
<事業セグメント別の売上高・営業損益の状況>
・楽器事業 売上高 2,789 億円(前期比 1.0%減) 営業利益 315 億円(前期比 25.8%増)
楽器は、新製品効果で前年が好調であったエレクトーンを除き、全ての楽器群で増収となり
ました。アコースティックピアノが中国で売上げを伸ばしたほか、電子楽器はデジタルピアノが
全地域で増収となりました。管楽器は北米および国内をはじめ全地域で、ギターは欧州、中国
および国内で売上げを伸ばしました。
セグメント全体の売上高は、第2四半期に国内音楽教室の運営を一般財団法人ヤマハ音楽振興
会に移管したことに伴う 124 億円の減収影響があり、前期に比べ 28 億円(1.0%)減少の 2,789
億円となりました。
営業利益は、65 億円(25.8%)増加の 315 億円となりました。
・音響機器事業 売上高 1,194 億円(前期比 5.8%増) 営業利益 87 億円(前期比 41.7%増)
オーディオ機器は、海外を中心に売上げを伸ばし、増収となりました。PA 機器は好調に推移し、
引き続き二桁成長を維持しました。業務用通信カラオケ機器は減収となったものの、ICT(情報
通信)機器はルーターおよび音声コミュニケーション機器が堅調に推移しました。
セグメント全体の売上高は、前期に比べ 65 億円(5.8%)増加の 1,194 億円となりました。
営業利益は、26 億円(41.7%)増加の 87 億円となりました。
・電子部品事業
売上高 131 億円(前期比 2.7%減) 営業利益 1 億円(前期は 14 億円の営業損失)
半導体は、アミューズメント機器用 LSI の売上が伸長しましたが、モバイル機器向けデジタル
アンプの販売が振るいませんでした。
セグメント全体の売上高は、前期に比べ 4 億円(2.7%)減少の 131 億円となりました。
損益は 1 億円の営業利益(前期は 14 億円の営業損失)となりました。
・その他の事業 売上高 242 億円(前期比 0.3%減) 営業利益 3 億円(前期比 13.5%減)
その他の事業では、FA 機器の出荷が伸びたほか、ゴルフ用品およびリゾート事業の売上げも
堅調であったことから、自動車用内装部品の落ち込みをカバーし、ほぼ前年並みの売上高となり
ました。
セグメント全体の売上高は、ほぼ前期並みの 242 億円となりました。
営業利益は、1 億円(13.5%)減少の 3 億円となりました。
□ 2016年3月期 ヤマハ株式会社個別業績の概要
― 対前期、減収増益 ―
2016 年 3 月期ヤマハ株式会社個別業績については、売上高 2,328 億円(前期比 0.4%減)、営業
利益 152 億円(前期比 45.0%増)、経常利益 271 億円(前期比 10.7%増)、当期純利益 202 億円
(前期比 20.2%減)となりました。
□ 2017 年 3 月期 業績予想について
― 減収増益を予想 ―
2017年3月期連結業績については、売上高 4,200億円(前期比 3.6%減)、営業利益 420億円(前期
比 3.3%増)
、経常利益 420億円(前期比 2.7%増)
、親会社株主に帰属する当期純利益 455億円(前期
比 39.4%増)を予想しております。
本予想には、国内音楽教室の運営を一般財団法人ヤマハ音楽振興会に移管したことに伴う42億円の
減収のほか、為替による減収影響を織り込んでおります。また、最近の業績動向を踏まえた、回収可
能性見直しによる繰延税金資産計上に伴う法人税等調整額▲135億円を織り込んでおります。
なお、本予想における想定為替レートは、対USドル110円、対ユーロ125円です。
注)文章中の売上高、損益の数値は、原則として億円未満四捨五入で記載しております。
以上
2016年3月期業績資料
2016年4月28日
前期実績
当期予想
当期実績
次期予想
(16/2/4発表)
売上高
国内売上高
海外売上高
営業利益
経常利益
当期利益 (*1)
為替レート(決済レート)
ROE
ROA
1株当たり利益
設備投資
(減価償却費)
研究開発費
(キャッシュフロー)
営業活動
投資活動
フリーキャッシュフロー
期末在庫高
(要員数)
国内
海外
正社員計 (*2)
(連結範囲変動による増減)
正社員外要員(期中平均)
(事業別売上高)
楽器 (*3)
音響機器 (*3)
電子部品 (*4)
その他
(事業別営業利益)
楽器 (*3)
音響機器 (*3)
電子部品 (*4)
その他
(単独の状況)
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
15年3月期
16年3月期
16年3月期
4,322億円
4,370億円
4,355億円
1,604億円 (37.1%) 1,442億円 (33.0%) 1,450億円 (33.3%)
2,718億円 (62.9%) 2,928億円 (67.0%) 2,905億円 (66.7%)
410億円 (9.4%)
407億円 (9.3%)
301億円 (7.0%)
409億円 (9.4%)
415億円 (9.5%)
312億円 (7.2%)
326億円 (7.5%)
345億円 (7.9%)
249億円 (5.8%)
109円/US$
121円/US$
121円/US$
141円/EUR
134円/EUR
134円/EUR
8.1%
10.0%
10.1%
5.1%
6.6%
6.5%
128.8円
178.5円
168.9円
138億円
123億円
112億円
(126億円)
(127億円)
(127億円)
254億円
251億円
248億円
17年3月期
4,200億円
1,400億円 (33.3%)
2,800億円 (66.7%)
420億円 (10.0%)
420億円 (10.0%)
455億円 (10.8%)
110円/US$
125円/EUR
14.3%
9.5%
242.7円
206億円
(126億円)
259億円
317億円
▲117億円
200億円
878億円
410億円
▲20億円
390億円
921億円
424億円
6億円
430億円
919億円
430億円
▲215億円
215億円
878億円
6,541人
13,426人
19,967人
6,200人
14,200人
20,400人
6,149人
14,199人
20,348人
6,200人
14,700人
20,900人
(257人)
(▲100人)
(▲102人)
(-人)
7,860人
7,900人
7,990人
8,000人
2,817億円
1,128億円
134億円
242億円
(65.2%)
(26.1%)
(3.1%)
(5.6%)
251億円
61億円
▲14億円
4億円
2,337億円
105億円
245億円
253億円
2,815億円
1,185億円
130億円
240億円
315億円
85億円
5億円
5億円
(4.5%)
(10.5%)
(10.8%)
(64.4%)
(27.1%)
(3.0%)
(5.5%)
2,789億円
1,194億円
131億円
242億円
(64.0%)
(27.4%)
(3.0%)
(5.6%)
315億円
87億円
1億円
3億円
2,328億円
152億円
271億円
202億円
2,630億円
1,200億円
370億円
(62.6%)
(28.6%)
(8.8%)
325億円
90億円
5億円
(6.5%)
(11.7%)
(8.7%)
*1 当期利益=親会社株主に帰属する四半期(当期)純利益
*2 要員数=期末社員在籍数
*3 2017年3月期より楽器セグメントから音響機器セグメントに防音事業を移管しています。
*4 2017年3月期より電子部品セグメントを廃止し、その他の事業に合算し開示しています。
連結業績予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、その達成を当社として約束する趣
旨のものではありません。また、実際の連結業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。