2006年3月期 第1四半期決算概要 2005年7月28日 日本電気株式会社 (http://www.nec.co.jp/ir/ja/) c NEC Corporation 2005 1 <将来予想に関する注意> 本資料には当社および連結子会社(以下NECと総称します。)の戦略、財務目標、技術、製品、サービス、業績等に関する将来 予想に関する記述が含まれています。将来予想は、NECが証券取引所や米国証券取引委員会等の規制当局に提出する他の 資料および株主向けの報告書その他の通知に記載されている場合があります。NECは、そのような開示を行う場合、将来予想 に関するセーフハーバー(safe-harbor)規則を定めている1995年米国民事証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)その他の適用法令に準拠しています。これらの記述は、現在入手可能な仮定やデータ、方法に基づいていますが、 そうした仮定やデータ、方法は必ずしも正しいとは限らず、NECは予想された結果を実現できない場合があります。また、これら 将来予想に関する記述は、あくまでNECの分析や予想を記述したものであって、将来の業績を保証するものではありません。こ のため、これらの記述を過度に信頼することは控えるようお願いします。また、これらの記述はリスクや不確定な要因を含んでお り、様々な要因により実際の結果とは大きく異なりうることをあらかじめご承知願います。実際の結果に影響を与える要因には、 (1)NECの事業領域を取り巻く国際経済・経済全般の情勢、(2)市場におけるNECの製品、サービスに対する需要変動や競争激 化による価格下落圧力、(3)激しい競争にさらされた市場においてNECが引き続き顧客に受け入れられる製品、サービスを提供 し続けていくことができる能力、(4)NECが中国等の海外市場において事業を拡大していく能力、(5)NECの事業活動に関する規 制の変更や不透明さ、潜在的な法的責任、(6)市場環境の変化に応じてNECが経営構造を改革し、事業経営を適応させていく 能力、(7)為替レート(特に米ドルと円との為替レート)の変動等があります。将来予想に関する記述は、あくまでも公表日現在に おける予想です。新たなリスクや不確定要因は随時生じるものであり、その発生や影響を予測することは不可能であります。ま た、新たな情報、将来の事象その他にかかわらず、NECがこれら将来予想に関する記述を見直すとは限りません。 本資料に含まれる経営目標は、予測や将来の業績に関する経営陣の現在の推定を表すものではなく、NECが事業戦略を遂行 することにより経営陣が達成しようと努める目標を表すものです。 本資料に含まれる記述は、証券の募集を構成するものではありません。いかなる国・地域においても、法律上証券の登録が必 要となる場合は、証券の登録を行う場合または登録の免除を受ける場合を除き、証券の募集または売出しを行うことはできませ ん。たとえば、米国において証券の公募が行われる場合には、1933年米国証券法に基づく証券の登録が行われ、NECおよび経 営陣に関する詳細な情報ならびに財務諸表が掲載された英文目論見書をもって公募を行うことになります。 *本資料で使用している「営業利益」および「営業損益」は、日本基準に基づき表示しております。 *フリー・キャッシュ・フローは営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローの合計です。 *Net有利子負債は有利子負債から現金および現金同等物を控除しています。 *「iモード」は株式会社NTTドコモの登録商標です。 c NEC Corporation 2005 2 2005年7月28日時点 総 括 06年3月期経営課題:業績回復策を着実に実行し、 成長に向けた取組みを強化 1Q営業損益: 期初想定比改善 ■IT、NWが堅調 ■半導体が低迷 c NEC Corporation 2005 上期: グループ全体の経営努力で 営業利益150億円達成見込 ■ソリューション事業の 成長戦略実行 ■モバイルターミナル事業の 着実な回復 ■NECグループのバリュー チェーン強化 3 2005年7月28日時点 2006/3期 第1四半期実績サマリー 06/3 期 05/3 期 1Q実績 1Q 実績 10,562 165 10,009 -211 (単位:億円 ) 売 上 高 営業利益 (売 上 高 比 % ) 税前損益 当期純利益 (売 上 高 比 % ) 1.6% 前年 同期比 -5.2% -376 -2.1% 404 209 -289 -110 2.0% -693 -319 22,500 150 -2.3% -443 280 140 -439 -112 0.6% -1.1% 10.87 -5.66 -16.53 フリーキャッ シュ フロ * ー -1,292 -1,192 + 100 有利子負債残高 12,831 11,994 8,103 7,862 D/ E レ シ オ ( 倍 ) 1.8 1.4 Net D/Eレ シ オ (倍 ) 1.1 0.9 837 改 善 241 改 善 0.4 改 善 0.2 改 善 18.1% 21.9% 3.8% 株主資本比率 前年 同期比 0.7% EPS : 基 本 的 (円 ) Net 有 利 子 負 債 残 高 上期 予想 *Net有利子負債=有利子負債-現金および現金同等物 c NEC Corporation 2005 *予想値は2005年7月28日現在のもの 4 2005年7月28日時点 バランス・シートの状況 (億円) 03/6 04/6 05/6 05/3 総資産 39,834 39,744 38,054 39,407 (1.18回) (1.24回) (1.26回 ) (1.23回) 棚卸資産 6,363 6,695 5,844 5,289 (回転日数) (49日) (50日) (44日 ) (40日) 15,082 (4.0倍) 12,831 (1.8倍) 11,994 (1.4倍 ) 11,562 (1.5倍) Net有 利 子 負 債 11,677 ( Net D/Eレ シ オ ) (3.1倍) 8,103 (1.1倍) 7,862 ( 0.9倍 ) 6,619 (0.8倍) 3,786 7,212 8,318 7,943 (9.5%) (18.1%) (21.9%) (20%) (回転率) 有利子負債 (D/Eレシオ) 株主資本 (株主資本比率) *総資産回転率、棚卸回転日数は、期末残高、前12ヶ月売上ベース **Net有利子負債=有利子負債-現金および現金同等物 c NEC Corporation 2005 5 2005年7月28日時点 セグメント別売上/損益状況 (単位:億円 ) 1Q 06/3 期 05/3 期 実績 ITソ リ ューシ ョン事 業 売上高 営業損益 利益率 ネ ット ワ ーク 売上高 ソリ ューシ ョン事 業 営業損益 利益率 エ レ クト ロン 売上高 デバ イス 事 業 営業損益 利益率 その 他 / * 売上高 セグ メント 間 消 去 他 営業損益 合計 売上高 営業損益 利益率 c NEC Corporation 2005 実績 4,276 137 3.2% 4,007 109 2.7% 2,439 156 6.4% -160 -237 利益率 上期 10,562 165 1.6% 06/3 期 05/3 期 実績 前期比 4,210 -1.5% 10 - 127 0.2% 3,794 -5.3% 31 - 78 0.8% 1,816 -25.5% -98 - 254 -5.4% 189 -154 10,009 -5.2% -211 - 376 -2.1% 予想 9,627 343 3.6% 8,999 182 2.0% 4,614 338 7.3% 前期比 9,700 300 0.8% 9,700 - 43 300 3.1% -6.7% 8,400 - 82 100 1.2% 3,950 -14.4% -80 - 418 4,200 3.1% 8,400 100 1.2% -2.0% 450 -170 -208 -270 23,032 593 2.6% 期初 40 1.0% - 200 - -290 - 22,500 150 0.7% -2.3% 22,500 - 443 150 0.7% *予想値は2005年7月28日現在のもの 6 2005年7月28日時点 ITソリューション事業の状況 ~1Q:売上はほぼ前年並み。 セグメント損益は減益も、期初想定を上回り黒字確保~ (億円) 1 Q (億円) 上 期 パーソナル ソリューション 売上高 55 1,316 04/3 970 205 c NEC Corporation 2005 ソフトウェア 1,640 137 3,399 2,338 2,218 416 343 339 約 300 489 3,261 892 181 1,483 1,497 05/3 06/3 セグメント利益 3,479 (-2%) 1,617 1,671 868 160 4,210 4,276 4,016 コンピュータ プラットフォーム 約9,700 9,627 9,495 3,521 S I/ サービス 10 04/3 05/3 06/3 予想 *予想値は2005年7月28日現在のもの 7 2005年7月28日時点 ITソリューション事業の状況 ■SI/サービス ◇国内市場環境は、引き続き厳しい ◇市場創造力とプロジェクトマネジメント力強化で期初計画達成を目指す ■コンピュータ・プラットフォーム ◇1Qは季節要因から若干の赤字も、想定比改善 ◇堅調な数量伸長と原価低減で価格下落の吸収を目指す ■パーソナル・ソリューション ◇国内出荷台数の伸長と原価低減により、1Qも黒字を確保 c NEC Corporation 2005 8 2005年7月28日時点 ネットワークソリューション事業の状況 ~1Qセグメント損益は減益だが、期初想定を上回り黒字確保~ (億円) 1 Q (億円) 上 期 8,998 8,525 1,144 社会インフラ 1,150 売上高 3,886 507 887 742 106 1,750 04/3 4,007 3,794 478 1,118 429 778 1,633 05/3 セグメント利益 c NEC Corporation 2005 (-5%) 1,239 109 980 1,146 31 06/3 ブロード バンド 2,219 モバイル インフラ 1,588 3,568 モバイル ターミナル 約8,400 2,878 1,881 250 182 約 3,095 04/3 05/3 100 06/3 予想 *予想値は2005年7月28日現在のもの 9 2005年7月28日時点 ネットワークソリューション事業の状況 ■ブロードバンド事業は国内を中心に好調に推移 ◇キャリア:光アクセスなどが前倒し気味に拡大 ◇企業向け:UNIVERGEが順調に拡大 ■モバイルインフラは好調持続 ◇国内:さらなるサービス向上に向けた投資堅調 ◇海外:3G・パソリンクが想定を上回って推移 ■モバイルターミナルは前年同期比出荷減も、損益はほぼ想定線 1Q出荷台数 240万台(約3割減) ◇国内:3GでPDCの減をカバーできず。 N901iS(6/24販売開始)は予定通りの立ち上がり。 ◇海外:他社PF採用iモード3G端末出荷開始(6月)。 価格低迷の影響等で2.5Gが苦戦。 c NEC Corporation 2005 10 2005年7月28日時点 モバイルターミナル出荷状況 携帯電話機出荷台数推移 770 上 期 海外3G 1 Q 海外の 海外2.5G2/3 国内3G 2割 600 前年同期比 10%弱減 3割強 410万台 2割 海外の 2/3 3割 180 8割 9割 国内の7割 03/3期 04/3期 実績 実績 国内の 9割以上 330 海外の 8割弱 国内の1/4 4割 9割以上 c NEC Corporation 2005 海外 380 国内の3/4 6割 海外の 5割強 4割弱 8割 国内の 4割強 240 海外9割弱 国内 7割弱 9割強 6割強 国内の 8割弱 05/3期 06/3期 実績 PDC 実績 国内の 6割弱 03/3期 実績 04/3期 実績 05/3期 06/3期 実績 予想 *予想値は2005年7月28日現在のもの 11 エレクトロンデバイス事業の状況 2005年7月28日時点 ~1Q実績:半導体分野で売上高が前年度4Qに比べ減少し減益~ 売上高 (億円) 400 3,000 2,439 電子部品他 354 ディスプレイ *PDPは05/3期1Qまで 2,000 半導体 (NECエレクトロニクス) 229 156 2,175 105 157 2,049 2,024 251 145 207 158 182 約2,130 300 1,816 (YoY-26%) 200 204 151 100 1,000 21 1,856 約20 13 1,912 0 1,653 1,659 1,461 -98 -100 0 1Q 2Q 3Q 4Q 05/3 (億円) 半導体営業損益 c NEC Corporation 2005 セグメント損益 (億円) 1Q 152 2Q 155 2Q(予想) 1Q 06/3 3Q 12 4Q 13 1Q -98 上期予想 -100 *予想値は2005年7月28日現在のもの 12 2005年7月28日時点 エレクトロンデバイス事業の状況 ■半導体分野 ◇顧客の在庫調整は一段落も、需要は一進一退。 回復の兆しが見られず。 ◇1Q実績(前年度4Q比): •通信機器向け半導体や汎用マイクロコントローラが減収。 •デジタル家電向け半導体は堅調に推移。 ◇売上高を拡大する中期成長戦略を実行することで、収益性の 拡大を図る。 ■カラー液晶、電子部品分野 ・1Q実績:堅調な出荷推移。 c NEC Corporation 2005 13 2005年7月28日時点 今期目標(営業利益1500億円)の達成に向けて ~トータルプロセス改革の遂行~ ◇ 06/3期の重点的取り組み ●総資材費コストダウン ●付加価値の社内への取込み ●ソフト・サービス事業体制強化による収益力強化 ●生産革新をバリューチェーン全体に拡大 企画・開発・設計 調達・生産 バリューチェーン全体に拡大 物流・販売・保守 お客様 SCM生産革新 ソフト・サービスに拡大 => バリューチェーン強化を推進する「ものづくり革新ユニット」新設 (2005.7.15) c NEC Corporation 2005 14 c NEC Corporation 2005 15