環境サイトレポート 2015 経ヶ峰 819m （当社より南西に4.8ｋｍに位置） 津市安濃町布引山地 経ヶ峰（きょうがみね）は かつては地名の｢安濃｣か ら取った「安濃岳」と呼ば れてました。昔、長野家の 家臣の近藤左金吾が、山 頂に「大般若経百巻」を埋 めたことから「経ガ峰」と呼 ばれるようになったと言わ れてます。 津ＩＣから車で 15分程で 登山口です。この峰は、安 濃町（あのうちょう）の最高 峰で町自慢のハイキング コースです。 1 シャープ三重株式会社 ● 概要 商 号： シャープ三重株式会社 設 立： 1991年6月5日 所在地 ： 〒514-2322 三重県津市安濃町戸島2010番地 代表者 ： 代表取締役社長 資本金 ： 9,500万円 取引先 ： シャープ株式会社 100％ デバイスビジネスグループ 宮部 芳彦 資本比率シャープ(株)100％ 事 業 ： 液晶パネル・モジュール関連事業、ＲＭＡ関連事業 中小型パネルモニタリング事業、ガラス分断事業 社員数 ： 179名（2015年5月1日） 2 シャープ三重株式会社 ● 沿革 1991年06月 1992年04月 1993年05月 1995年03月 2000年08月 2001年10月 2002年06月 2004年12月 2005年06月 2005年08月 2006年10月 2007年09月 2008年04月 2008年06月 2008年08月 2008年10月 2009年01月 2009年10月 2010年04月 2011年04月 2011年12月 2012年04月 2013年07月 2014年01月 2014年10月 2014年11月 会社設立 12月 シャープ株式会社液晶事業本部と取引開始 第1工場稼働 液晶モジュールの生産開始・・・8.4型ノートPC向 シャープQA認定取得 第2工場稼働 ISO14001 （EC00J0070→JQA-EM5874）認証取得 ISO9001 （JQA-QM7141）認証取得 第1種エネルギー管理指定工場 OHSAS18001(WC04J0006→JQA-OH0114)認証取得 第1工場大型TV用モジュール生産開始 特定労働者派遣事業許可 液晶テレビ用モジュール一貫生産体制構築 液晶テレビ用モジュール生産拡大 社名変更 シャープ広重三重株式会社→シャープ三重株式会社 エネルギー管理指定工場 第2種に移行 統合マネジメントシステム(IMS)運用証明 (JQA-IG0034-01) SV(サービス)部門にて液晶モジュールの(市場)修理拡大 シャープ㈱100%子会社化 パネル修正事業導入 貼合工法 工場展開 主管事業部 ディスプレイデバイス事業部に変更 中小型パネルモニタリング事業導入 カラーフィルター基板分断事業導入 品質サポート業務開始 日程物流管理をロジスティクスサポート事業として展開 品質サポート事業の拡大 ガラス分断事業の拡大 3 シャープ三重株式会社 ● 工場 敷地面積：59,940㎡ 第 1工場： 3,360㎡ 第 2工場： 4,560㎡ 事 務 棟： 1,120㎡ 倉 庫 棟： 933㎡ 4 シャープ三重株式会社 ● シャープ三重株式会社 組織 宮部社長 稲田取締役 松原取締役 第1生産部：小西部長 山垣内部長 ﾓｼﾞｭｰﾙ生産・ガラス分断・品質サポート 生産設備・生産進捗・工程品質・安全・生産管理 第2生産部：稲垣部長 首藤部長 パネル修正・ﾊﾟﾈﾙﾓﾆﾀﾘﾝｸﾞ・ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽｻﾎﾟｰﾄ 管理部：小宮副統轄 村田部長 人事・インフラ供給・工場設備・省エネ・廃棄物 品質管理 5 シャープ三重株式会社 ● 方針・目標 シャープ株式会社 ・経営理念 ・経営信条 ・シャープグループ企業行動憲章 シャープ株式会社 ディスプレイデバイス事業統轄 計画 シャープ三重 経営計画 各事業について半期毎の計画立案・ 目標設定 IMS施策：目標達成へ取組の具体化 ・月次売上の達成 経営 ・原価低減への取組 計画 ・CSR，労働安全衛生 達成 環境への配慮 ・PDCAで継続的改善，事業の成長 6 シャープ三重株式会社 ● 環境設備-① 空気調和機 （AHU:ｴｱｰﾊﾝﾄﾞﾘﾝｸﾞﾕﾆｯﾄ） 大きなケーシングの中に送 風機、熱交換器、加湿器 フィルターが収まってます。 調和させた空気を生産工程 へ送り込み、温度･湿度管理 を行います。 一部、送風機モーターにイ ンバーターを取り付け省エ ネルギー化を図りました。 7 シャープ三重株式会社 ● 環境設備-② コンプレッサー （台数制御盤） エネルギー棟内に4台設置。台数制御盤により省エネルギー化を図り 運転稼働の管理/監視しています。 8 シャープ三重株式会社 ● ゼロエミッションの推移 （廃棄物） 2012年度、液晶モジュール生産事業から新規事業へウェイトシフトしたことにより、関連部材・廃棄物共 に大幅減。 2013年度以降木パレットのリユース（再利用）等により廃棄物の削減に取組ましたが、新規 事業関連の廃棄物（ガラス屑）は生産増の為、昨年度とほぼ同等の実績となりました。 ２０１３年度実績 対前年度比 ガラス屑 紙屑 金属 廃プラ ２２１ｔ +１２．７％ △３８．４％ △２９．７％ +１７．６％ ２０１４年度実績 ２１４ｔ （前年度比 △２.８％） 年度 最終処分率 評価 2009 ０.１％以下 ゼロエミション達成 2010 ０.１％以下 ゼロエミション達成 2011 ０.１％以下 ゼロエミション達成 2012 ０.１％以下 ゼロエミション達成 2013 ０.１％以下 ゼロエミション達成 2014 ０.１％以下 ゼロエミション達成 ２０１４年度 ゼロエミッション達成 ２０１５年度 ゼロエミッション継続 ・取組中 9 シャープ三重株式会社 ● 環境への取り組み （エネルギー使用量原油換算推移） エネルギー原油換算量（ｋL） 3,500 3,195 2,802 3,000 2,561 2,361 2,500 2,087 2,253 2,000 1,867 1,909 実績 1,891 目標値 1,500 1,000 2,831 2,587 2,385 2,108 2,276 1,886 1,928 1,910 1,925 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 500 0 エネルギー使用量はヨコバイとなりました。 10 シャープ三重株式会社 ● 環境への取り組み （ 生産台数に対するエネルギー消費原単位推移 ） エネルギー原油換算原単位（ｋL/千台） 1.8 1.6 1.55 1.4 1.27 1.2 1.09 1.12 1 実績 0.77 0.8 0.755 0.696 0.689 目標 0.598 0.6 1.28 1.1 1.13 0.77 0.7 0.78 0.605 0.763 0.694 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 0.4 0.2 0 生産台数の増加にともない、原単位は減少しました。 11 シャープ三重株式会社 ● 環境ﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽデータ （2014年度実績） ＩＮＰＵＴ（使用量） ＯＵＴＰＵＴ（排出量） 電気 6,822.6MWh ＬＰＧ ＣＯ２排出量 1.4t 4,080t-CO2 重油 212.0kL 上水道 排水量 54,996m3 54,996m3 12 シャープ三重株式会社 ● 環境法令遵守への取り組み □当社では法的な規制値よりも厳しい自主管理値を設定し、周辺地域に影響を与え ない様、取り組んでいます。 ● ◎ ･･･ 管理基準値内 各種測定結果 分類 項目 単位 騒音 昼 ｄＢ 窒素酸化物 ｐｐｍ ばいじん ｇ／Ｎｍ３ 水素イオン濃度 大気 水質 規制値 14年度実績 参考指標値 判定 法 (国・県) 自主管理値 （ 最大値 ） （農業用水基準） 60 50 47 - ◎ 130 94 - ◎ 0.3 0.05 0.005 - ◎ ｐＨ 5.8～8.6 6.0～8.4 6.4～7.3 6.0～7.5 ◎ 生物学的酸素要求量（ＢＯＤ） ｍｇ／ｌ 20 20 2.2 - ◎ 化学的酸素要求量（ＣＯＤ） ｍｇ／ｌ 160 8 4.7 6 ◎ 浮遊物質量（ＳＳ） ｍｇ／ｌ 70 50 2.1 100 ◎ ノルマルヘキサン抽出物質 ｍｇ／ｌ 5 1 １未満 - ◎ 大腸菌群数 個／ｍｌ 3000 2400 32 - ◎ 窒素含有量 ｍｇ／ｌ 10 10 0.9 1 ◎ リン含有量 ｍｇ／ｌ 1 1 0.05未満 - ◎ 13 シャープ三重株式会社 ● 省エネ活動-① □2工場工程内の照明をLEDに更新して消費電力削減 ・ 当社 第2工場内の後半工程エリアの照明を従来の蛍光灯から、LED仕様に変更し 消費電力の削減によりＣＯ２削減も図っています。 ● 効果 更新前の消費電力 4,008kWh／１年 更新後の消費電力 1,336kWh／１年 → 2,672ｋＷｈ／１年の削減 ＣＯ２排出量に換算すると、12,024ｋｇ－ＣＯ２／１年の削減となります。 工場内照明 のＬＥＤ化 14 シャープ三重株式会社 ● 省エネ活動－② □ 空調機器をトップランナー機器に更新して消費電力カット ・ 当社で使用している空調設備（1工場入荷場エリア）を「トップランナー機器」に更新し 冷暖房効率を高め、電力使用量を削減しＣＯ２排出量の削減を図っています。 ● 効果 更新前の冷房電力 44,200ｋＷｈ／１年 更新後の冷房電力 22,230ｋＷｈ／１年 → 21,970ｋＷｈ／１年の削減 ＣＯ２排出量に換算すると、 11,270ｋｇ－ＣＯ２／１年の削減となります。 更新前 更新後 15 シャープ三重株式会社 ● 環境への取り組み （フロン排出抑制） □ フロン機器管理 ・2015年4月1日改正フロン法対応の為、機器調査リスト化実施。 電子記録簿作成、登録管理しています。 遊休中で今後の使用予定がないものは、冷媒回収しました。 16 シャープ三重株式会社 ● 環境への取り組み （排水管理） □ 農業用水基準も考慮し、測定依頼 ・ 採水時に透視度チェックも実施 SSデータ相関確認（ダブルチェック） 17 シャープ三重株式会社 ● 環境コミュニケーション （社会貢献事例） □ 工場周辺の美化活動 （５月31日実施） 地域住民の方々と共に定例となったクリーン作戦に参加し、 工場周辺のゴミ拾いなどを通じ地域住民とのコミュニケーションを図る。 道路などの空き缶・紙くず・ビニールゴミなどを対象として清掃活動を実施。 当社従業員の積極的な参加、社会貢献に取り組んでいます。 清掃風景 18 シャープ三重株式会社 ● 防災への取り組み □ 地震/火災、避難訓練 （10月8日実施） ・東南海地震による火災発生想定（震度6弱） 初期消火訓練 地震体験と避難方法 19 シャープ三重株式会社 20