日本電波工業グループ環境報告書2010~2011ダイジェスト版

ENVIRONMENTAL REPORT
FY2010~FY2011
DIGEST EDITION
未来へ繋ぐ
水晶の架け橋・・・
ごあいさつ
東日本大震災により被災された皆様へ
この度の東日本大震災により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
一日も早く復旧・復興されますよう心よりお祈り申し上げます。
当社としてもグループ全体で支援に取り組んでいます。
豊かで持続発展可能な低炭素化社会への実現を目指します
日本電波工業グループは、環境負荷の低減活動、省資源、二酸化炭素排出量の削減、廃棄物の削減、
環境に配慮した製品作りなど、多くの環境活動に取り組んできました。
持続可能な循環型社会の実現と自然環境との調和をめざした企業活動を、これからも推進し、
企業理念である「地球環境保全に取り組み社会的責任を果たす」を実現を目指し、
お客様にご満足いただける企業づくりに努めております。
これからも、世界で事業を展開する「企業市民」としての責任を果たしながら、皆さまからのご期待に応え、
世界の皆さまから信頼される企業となることを目指してまいります。
本報告書をお読みいただき、忌憚のないご意見とご指導を賜りますよう、お願い申し上げます。
グループ環境基本理念・基本方針
1. 環境基本理念
NDKグループはグローバル企業として、企業理念「地球環境保全に取り組み、
社会的責任を果たす」のもとに、環境負荷低減活動及び循環型社会形成の
重要性を認識し、自らの意志と責任を持って積極的・継続的な地球環境保全
活動を展開し、かけがえのない地球を大切に次世代に引き継いでいきます。
社長 竹内 寛
2. 環境基本方針
i. 地球環境保全に対する取り組みを企業経営における重要課題の一つと位置付け、製商品の開発・設計・製造・販売
を通じて事業活動及び製商品が環境に与える影響を的確にとらえ環境汚染の予防に努めます。
ii. 環境関連法令及びその他の要求事項を遵守するとともに、環境マネジメントシステムの維持・向上に努め、
継続的改善を図り、定期的にシステムの見直しを実施します。
iii. 事業活動に伴い環境に著しい影響を与える可能性のある事項について技術的・経済的に可能な範囲で、自主管理
基準を作成し、環境目的・目標を定め、必要に応じて見直しを行い、環境保全活動を実施します。
iv. 全従業員が環境基本理念・基本方針を理解し、自主的、継続的な環境保全活動を遂行できるように環境教育及び
啓蒙活動を行います。
v. 環境基本理念・基本方針は社外に公表します。
2009 ~ 2010 年度の主な取り組み目標 / 実績( NDK 狭山)
2009年度
区分
削減目標
実績
削減目標
実績
15,841 t-CO 2
16,034 t-CO 2
15,841 t-CO 2
16,193 t-CO 2
99.50%
100%
100%
100%
フッ化水素の使用削減 6%
12%
3%
4%
トルエン使用量削減
11%
17%
2%
8%
硫酸使用量削減
13%
10%
13%
6%
地球温暖化防止(省エネ) CO 2 排出量削減
資源循環
環境負荷物資管理
2010年度
活動項目
ゼロエミッション化(リサイクル率)
2009 ~ 2010 年度 事業活動と環境負荷全体像
(マテリアルバランス:NDKグループ7社)
'09 電力 (164,880 MWH)
'10 電力 (179,575 MWH)
'09 用水 (1,544,443m3)
'10 用水 (1,520,038m3)
古川NDK
新潟NDK
ANC/NQM
NDK狭山
IN
生産部材'09 (321億円)
生産部材'10 (323億円)
函館NDK
'09 CO2排出量 (90,365 ton-CO2)
'10 CO2排出量 (90,059 ton-CO2)
'09 用紙 (32 ton)
'10 用紙 (35 ton)
'09 化学物質 (25487 ton)
'10 化学物質 (9375 ton)
OUT
製品'09 (526億円)
製品'10 (549億円)
蘇州NDK
NDK本社
3
'09 排水 (1,261,640m )
3
'10 排水 (1,487,038m )
'09 リサイクル量 (1040 ton)
'10 リサイクル量 (846 ton)
'09 委託処分量 (594 ton)
'10 委託処分量 (624 ton)
・NDKグループは、地球環境保全に取り組み社会的責任を果たします
・これらの環境負荷量削減に努力します。
・かけがえのない地球を大切に次世代に引き継いでいきます
社会貢献活動および緑化活動
桜の苗木を寄贈
緑化活動の表彰
エコキャップ活動(ワクチン寄贈)
工場緑化活動
老人ホーム慰問活動
クリーン活動
ゼロエミッション活動( NDK 狭山)
狭山事業所は2009年度ゼロエミッション100%を達成し、2010年度も引き続きゼロエミッションを継続しています。
(この活動に対し、環境保全に優れた活動として埼玉県知事から2010年3月に「第11回さいたま環境賞」を受賞しました。)
地球温暖化防止活動への取り組み
太陽光発電設置
蛍光灯間引き
自動節水
蛍光灯プルスイッチ
構内緑地化
省エネ型チラー
LED照明設置
人感センサー設置
熱反射塗料塗布(屋根)
インバータモータ導入
2010 ~ 2011 年度トピックス
テレビ埼玉 放映
●当社の環境に対する取り組みがテレビ埼玉で放映されました!
当社が2010年に「さいたま環境賞」を受賞したことがきっかけとなり、テレビ埼玉の環境特別番組
「エコSwitch!宣言」に出演することになりました(番組放映日;2011年3月26日)
今回、さいたま環境賞受賞理由のひとつであるゼロエミッシヨン活動で大きな原動力となった全社員による
「ごみの分別の徹底」をしている姿を中心とした日常風景が紹介されました。番組の最後には、出演者全員
による「混ぜればゴミ、分ければ資源」のスローガンを力強く斉唱し、撮影が無事終了しました。
狭山市 環境教育講座
●当社の環境に対する取り組みを狭山市民へ公表・公開しました!
2011年7月29日に当社狭山事業所にて狭山市民の皆様をお招きして「環境教育講座」を開催することになり、
(主催:狭山市教育委員会(社会教育課、水富公民館、広瀬公民館)・狭山市環境経済部(環境課)・NPO法人
さやま環境市民ネットワークの共催)
当社の環境保全活動を狭山市民の皆様へより広く知っていただくことができました。
初めての試みでしたが、市民の皆様にとってこのような交流は、あらたな知識・発見もあり十分満足して
いただけたようでした。実際、狭山市民の皆様は初めて見る大きな人工水晶の原石に感嘆の声を上げて
手にとったり興味深そうに触ったりして特に親子での参加者は大喜びでした。
地球環境保護対策委員会
NDK 委員会
古川NDK 委員会
函館NDK 委員会
新潟NDK 委員会
ANC 委員会
蘇州NDK 委員会
●当社の環境に対する取り組みは、CO 2 削減に的を絞りキャンペーンを展開中!
2011年4月1日から当社狭山事業所にて「CO2 6%削減」キャンペーン(全社員での削減活動)をスタートさせました。
毎月、地球環境保護対策委員会では各部門からの進捗状況を報告してもらい全体の進捗管理をしています。
当事業所では、低炭素社会の実現を図るために埼玉県地球温暖化対策推進条例に基づき、地球温暖化対策計画
を作成し埼玉県知事へ報告しています。目標設定型排出量取引制度の決められた目標値をクリアするために、
全社員一丸となってCO2排出量総量削減に全力で取り組んでいます。
その他、古川NDK・函館NDK・新潟NDK・蘇州NDK・ANCでも、月1回の頻度で定例の地球環境保護対策委員会を開催し、
各部門の環境対策の取り組み進捗報告と地域環境対策計画について周知徹底をおこなっております。
環境報告書2010~2011
生物多様性保全活動(国内)
NDKグループ国内4社では生物多様性の保全活動として「在来種の植栽」に取り組んでおります。
国内4社で在来種を6939本植栽しております。またFSC認証用紙(コピー用紙)の使用も生物多様性保全活動の
ひとつとして取り組んでおります。
ベニウツギ200本
ナツツバキ9本
ヤマモミジ11本
イタヤカエデ9本
モンタナハイマツ12本
スギ11本
サクラ236本
イロハモミジ22本
サツキツツジ22本
コナラ18株
ノムラモミジ1本
クスノキ10本
ガクアジサイ510株
ヤマザクラ17本
ハルニレ12本
シラカバ187本
ニシキギ150本
ミツバツツジ510株
エゾムラサキツツジ3本
エゴノキ12株
ドウダンツツジ192本
エゾザクラ 1本
ツゲ2本
新潟NDK
ヤマツツジ1024株
クヌギ9本
エゾヤマザクラ34本
エゾヤマツツジ80本 ヤエザクラ12本
ヤマブキ710株
ケヤキ18本
函館NDK
レンゲツツジ120本
マツ123本
古川NDK
NDK
ミヤギノハギ510株
ツバキ32本
イチイ2本
イヌシデ19本 ツツジ266本
ヤマボウシ25本
イロハモミジ 3本
ナナカマド32本
アセビ1024株
アカエゾマツ56本
イブキ58本
キンマサキ36本
シバグリ4本
コブシ25本
サザンカ104本
シラカシ58本
サツキ398本
生物多様性保全活動(海外)
蘇州NDK(中国)では生物多様性の保全活動として「在来種の植栽」に取り組んでおります。
中国では在来種1167本を植栽しています。
キンモクセイ37本
クチナシ29本
黄金条1本
トベラ23本
シダレヤナギ101本
バショウ4本
広玉蘭40本
ツツジ7本
狗骨球9本
タラヨウ295本
ツバキ9本
八手10本
コウシンバラ3本
コノテガシワ4本
イヌマキ14本
紅楓10本
慈孝竹36本
サルスベリ13本
ゴヨウマツ57本
ビワノキ8本
ロウバイ2本
サンカクカエデ9本
蘇州NDK
エンジュ4本
ハクモクレン27本
フヨウ8本
トウネズミモチ62本
クスノキ185本
ツゲ2本
シダレヤナギ100本
ハモミジ5本
ガンシュウゲ1本
カイドウ33本
ムクゲ27本
オウバイ1本
ベニバナトキワマンサク2本
環境報告書2010~2011
CO 2 排出量の推移
NDKグループ全体(7社)/2006年度~2010年度
エネルギー別CO2排出量 (t-CO2)
t-CO2
100000
t-CO2
100000
軽油
80000
ガソリン
80000
60000
電力
60000
40000
LPG
40000
20000
A重油
20000
06
07
08
年度
09
2.00
1.50
1.00
0.50
0
灯油
0
0.00
06
10
CO2原単位排出量(t-CO2)/百万円
エネルギーCO2総排出量(t-CO2)
07 08
年度
09
10
06
07
08 09
年度
10
NDK単独/2001年度~2010年度
t-CO2
20000
エネルギー別CO2排出量(t-CO2)
15000
ガソリン
15000
1.50
10000
1.00
5000
0.50
LPG
5000
A重油
灯油
0
CO2原単位排出量(t-CO2)/百万円
軽油
電力
10000
エネルギーCO2総排出量(t-CO2)
t-CO2
20000
2.00
0.00
0
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10
年度
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10
年度
年度
資料:環境データ /2008 ~ 2010 年度
CO2排出量(単位:ton-CO2)
会社名
NDK
項目
エネルギー
地球温暖化物質
合計
古川NDK
エネルギー
地球温暖化物質
合計
函館NDK
エネルギー
地球温暖化物質
合計
新潟NDK
エネルギー
地球温暖化物質
合計
ANC/NQM エネルギー
地球温暖化物質
合計
蘇州NDK
エネルギー
地球温暖化物質
合計
排出物 (単位:ton-CO2)
08年度
15364.0
0.0
15364.0
15565.0
0.0
15565.0
21480.0
0.0
21480.0
1684.1
0.0
1684.1
10151.6
0.0
10151.6
17449.6
0.0
17449.6
09年度
16307.0
0.0
16307.0
14735.0
0.0
14735.0
29399.9
0.0
29399.9
1288.2
0.0
1288.2
10638.6
0.0
10638.6
17641.0
0.0
17641.0
10年度
16195.0
0.0
16195.0
14808.0
0.0
14808.0
23384.0
0.0
23384.0
1364.3
0.0
1364.3
12946.8
0.0
12946.8
20980.0
0.0
20980.0
項目
廃棄量
リサイクル量
合計
古川NDK
廃棄量
リサイクル量
合計
函館NDK
廃棄量
リサイクル量
合計
新潟NDK
廃棄量
リサイクル量
合計
ANC/NQM 廃棄量
リサイクル量
合計
蘇州NDK
廃棄量
リサイクル量
合計
08年度
102,130
114,031
216,161
183,689
118,581
302,270
67,089
0
67,089
20,572
0
20,572
183,814
0
183,814
829,000
0
829,000
09年度
155,909
103,386
259,295
152,763
108,953
261,716
64,065
0
64,065
18,218
0
18,218
172,146
0
172,146
769,000
0
769,000
10年度
158,469
99,526
257,995
160,801
76,035
236,836
67,107
0
67,107
17,230
0
17,230
279,870
0
279,870
661,000
0
661,000
会社名
NDK
水使用量 (単位:m3)
会社名
NDK
項目
上水
井水
古川NDK
上水
井水
合計
上水
井水
新潟NDK
上水
井水
合計
合計
ANC/NQM 上水
井水
合計
蘇州NDK
08年度
6.42
347.33
353.75
26.95
722.09
749.04
16.09
20.13
36.19
47.72
11.64
59.36
83.00
54.00
137.00
626.60
53.40
680.00
09年度
0.00
251.28
251.28
22.04
696.62
718.65
14.67
18.01
32.68
34.00
10.00
44.00
28.00
24.00
52.00
495.30
39.70
535.00
10年度
0.00
225.99
225.99
20.05
538.88
558.93
20.51
15.24
35.75
34.11
10.00
44.11
60.70
16.80
77.50
488.50
39.50
528.00
PRTR(環境汚染物質(フッ化水素)排出・移動登録) (単位:ton)
合計
函館NDK
会社名
NDK
上水
井水
合計
古川NDK
函館NDK
新潟NDK
項目
取扱量
大気への排出量
公共下水排出量
移動量
取扱量
大気への排出量
公共水域排出量
移動量
取扱量
大気への排出量
公共水域排出量
移動量
取扱量
大気への排出量
公共水域排出量
移動量
08年度
3.5400
0.0000
0.4900
3.0500
3.2230
1.6000
1.1000
0.5300
6.0349
0.0000
0.0000
0.0055
2.3540
0.0975
0.0845
0.4903
NDKグループは、自らの意志と責任を
持って継続的な地球環境保全活動に、
これからも積極的にとりくんでいきます。
09年度
3.0700
0.0000
0.4600
2.6000
3.3990
2.0000
1.1000
0.2700
6.8385
0.0000
0.0000
0.0062
1.4190
0.0646
0.0445
0.1733
10年度
1.5200
0.0000
0.9800
0.5400
2.6100
1.1000
0.8500
0.6300
2.8120
0.0000
0.0000
0.0061
1.3250
0.0638
0.0692
0.1433