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本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。
富士通半導体デバイス
SUPPORT SYSTEM
SS01-71067-1
DSU-FR エミュレータ
BGA-420P アダプタ タイプ 3
MB2198-150
取扱説明書
はじめに
このたびは , DSU-FR エミュレータ BGA-420P アダプタ タイプ 3 ( 型格:MB2198-150) を
お買い上げいただきまして誠にありがとうございます。
MB2198-150 は , 富士通製 FR ファミリマイクロコントローラ * を使用した応用製品の開
発ならびに評価を行うための開発支援ツールです。
本書では , DSU-FR エミュレータ BGA-420P アダプタ タイプ 3 ( 以降 , アダプタと称しま
す ) を使用して , 富士通製 FR ファミリ マイクロコントローラの応用製品を開発される技
術者の方を対象に , アダプタの取扱いや機能 , 設定方法などについて説明します。ご使用い
ただく前に必ずお読みください。
* : FR は FUJITSU RISC Controller の略で富士通株式会社の製品です。
■ 安全にご使用していただくために
本書には , 本製品を安全にご使用いただくための重要な情報が記載されています。本製
品をご使用になる前に必ずお読みいただき , ご使用の際には説明に従い正しくお使いくだ
さい。特に , 本書の冒頭にあります「■ 本書に掲載の製品に対する警告事項」および
「5. 注意
事項」をよく熟読され , 安全のための確認を十分行った上で , 本製品をご使用ください。
なお , 本書は本製品ご使用中 , いつでもご覧頂けるように大切に保管してください。
■ 保証と責任
本製品の仕様については , 事前の通告なしに変更することがあります。
また , 本製品を使用した結果の影響に関しましては , 直接的 , 間接的に関わらず一切の
責任を負いかねますので , あらかじめご了承ください。
■ 製品の使用環境
本製品は , 動作温度 5 °C ∼ 35 °C, 動作湿度 20%∼ 80%です。高温 , 多湿を避け , 結露の
ないようにしてください。
本製品は , 筐体のないプリント板ユニットであり , すべての電子部品が露出しています。
したがって , 製品の上に物を乗せたり , 製品の金属部分に人体や電気を帯びている物質を
接触させたりしないでください。さらに , 電源投入後はショートの恐れのあるもの , 燃えや
すいものなどは製品から遠ざけるよう心掛けてください。できるだけ水平にして使用し ,
振動の激しい場所 , ほこりや爆発性のガスが周囲にあるような場所では動作させないでく
ださい。
なお , 上記の使用環境外でご使用になられた場合 , 使用者および周囲の身体や財産など
に予期しない損害を生じる恐れがあります。
また , 故障などのため再輸送を行う場合 , 納入時の梱包材料をそのままお使いになれま
すので保存しておくと便利です。
■ 関連マニュアル
次のマニュアルをあわせてご覧ください。
• 各「評価 MCU ハードウェアマニュアル」または「データシート」
• 各「ヘッダ 取扱説明書」
•「DSU-FR エミュレータ MB2198-01 ハードウェアマニュアル」
•「SOFTUNE Workbench 操作マニュアル」
•「SOFTUNE Workbench 機能説明書」
i
■ 本書に掲載の製品に対する警告事項
本書に掲載している製品に対して下記の警告事項が該当します。
警告
正しく使用しない場合 , 死亡するまたは重傷を負う危険性があること , または , お
客様のシステムに対し , 故障の原因となる可能性を示しています。
感電・故障
本書に記載されている全ての作業は , システムの全ての電源を切断した状態で
行ってください。電源を投入したまま作業を行うと , 感電や機器の故障の原因と
なる場合があります。
感電・故障
電源投入後は , 本製品の金属部分に身体が触れないようにしてください。
金属部分に身体が触れると , 感電や機器の故障の原因となる場合があります。
注意
正しく使用しない場合 , 軽傷 , または中程度の傷害を負う危険性があることと , 本
製品や接続された機器が破壊されたり , データなどのソフトウェア資産やその他
財産が破壊されたりする危険性があることを示しています。
けが・故障
本製品を移動する場合は , 必ず全ての電源を切断し , ケーブルを取り外し , 作業は
足元に注意して行ってください。また , 振動の激しい場所や傾いた場所など , 不安
定な場所では使用しないでください。
本製品が落下し , けがや故障の原因となることがあります。
けが
本製品にはやむなくショートプラグなどの尖った部分が露出した箇所があります。
尖った部分でけがをしないよう , 十分注意して取り扱ってください。
故障
本製品の上に物を乗せたり , 本製品に衝撃を与えたりしないでください。また , 電
源投入後は , 持ち運んだりしないでください。
過重や衝撃により , 故障の原因となることがあります。
故障
本製品は , 多くの電子部品を使用しているため , 直射日光や高温・多湿を避け , 結
露のないようにしてください。また , ほこりの多い場所や , 長時間強い磁界や電界
のかかる場所での使用や保存は避けてください。
使用環境または保存環境による故障の原因となることがあります。
故障
本製品は , 仕様範囲以内でお使いください。
一般仕様の範囲外で動作させると , 故障する恐れがあります。
故障
本製品は , 静電破壊防止のため , コネクタの金属部分に指や物を触れないようにし
てください。また , 本製品に触れる前に , 金属製のもの(ドアノブなど)に触れる
などして人体の静電気を放電してください。
故障
電源の投入および切断は , 本説明書に記載された順序に従って行ってください。
特に , 電源の投入は , 必要なすべての接続が終了してから行ってください。
また , 本製品の設定方法および使用方法は , 本説明書に従ってください。
誤った使用は , 故障の原因となることがあります。
故障
本製品の各種ケーブルの抜き差しは , 必ず電源を切断してから行ってください。
また , ケーブルを抜く場合は , 必ずケーブルのコネクタ部を持って抜いてくださ
い。ケーブル部を引っ張ったり折り曲げたりすると , ケーブル芯線の露出や断線
による故障の原因となることがあります。
故障
MCU ソケットは , 評価 MCU を誤った方向と位置に実装できない構造になってい
ますが , 評価 MCU の実装方向には十分注意して実装してください。無理に誤っ
た方向に実装すると , 評価 MCU のピンまたはソケットの誤挿入防止機構を損傷
し , 故障の原因となることがあります。
故障
本製品は筐体を持たないため , 保存時は梱包箱に納めておくことをお勧めします。
また , 再輸送を行う場合 , 製品が損傷し , 故障の原因となる恐れがありますので ,
納入時の梱包材料を保存し , ご使用ください。
ii
• 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。
• 本資料に記載された動作概要や応用回路例は, 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので, 実
際に使用する機器での動作を保証するものではありません。従いまして , これらを使用するにあたっては
お客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害などについては , 当社
はその責任を負いません。
• 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財
産権やその他の権利の使用権または実施権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用に
ついて , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うものではありません。従い
まして , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を
負いません。
• 本資料に記載された製品は, 通常の産業用, 一般事務用, パーソナル用, 家庭用などの一般的用途に使用され
ることを意図して設計・製造されています。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保され
ない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(原子力施設
における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持
のための医療機器 , 兵器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求
される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・製造されたものではありません。し
たがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談
なく使用されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。
• 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火
災事故 , 社会的な損害を生じさせないよう , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設
計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。
• 本資料に記載された製品が , 「外国為替および外国貿易法」に基づき規制されている貨物または技術に該
当する場合には , 本製品を輸出するに際して , 同法に基づく許可が必要となります。
Copyright ©2007 FUJITSU LIMITED All rights reserved
iii
1. 製品の概要と取扱い
■ 概要
本製品は , ハードウェアおよびソフトウェアの開発 , 評価を目的とした開発支援ツール
です。
DSU-FR エミュレータ LQFP-144P ヘッダ *1 などと併せて使用し , 富士通 FR ファミリ マ
イクロコントローラを使用したユーザシステムと , DSU-FR エミュレータ (MB2198-01) *2
を接続するための製品です。
*1 : 以降 , ヘッダと称します。
*2 : 以降 , エミュレータと称します。
アダプタの主な特長は以下のとおりです。
• アダプタは , アダプタボード , フラットケーブル ( 標準 , ロング各 2 本組 ) により構成
• アダプタボード上に評価MCU用ICソケット(BGA-420ピン パッケージコード:BGA420P-M01) を搭載
• フラットケーブル
(標準またはロング)を使用し , ヘッダと接続
• ヘッダとあわせて使用し , エミュレータとユーザシステムを接続
• アダプタ電源は , エミュレータまたはヘッダを経由したユーザシステムから供給
• 内蔵 ROM エミュレーションメモリ機能をサポート
• 外部トレース機能をサポート
• パワーオンデバッグ機能をサポート
■ 梱包物の確認
アダプタをご使用になる前に以下の梱包物が揃っていることを確認してください。
• アダプタボード
:1 台
• フラットケーブル ( 標準:8 cm)
:2 本
• フラットケーブル ( ロング:20 cm)
:2 本
• 取扱説明書 ( 和文:本書 , 英文 )
:各 1 部
1
■ 別売品
本製品の別売品を表 1 に示します。
表 1 別売品
名称
評価 MCU *1
型格
富士通 FR ファミリ マイクロコントローラ
(FR60 Lite)
DSU-FR エミュレータ *2
MB2198-01
DSU-FR エミュレータ LQFP-144P ヘッダ *3
MB2198-143
発振子 , コンデンサ *4
―
*1 : 評価 MCU のパッケージコードは BGA-420P-M01 です。
本製品で使用可能な評価 MCU の品種およびパッケージコードについては , 営業部門
またはサポート部門にお問い合わせください。
*2 : エミュレータを使用するには , デバッガソフトウェアおよび通信ケーブルなどが別
途必要です。詳細について不明な場合は , 営業部門またはサポート部門にお問い合わ
せください。
*3 : ヘッダはユーザシステムとエミュレータ本体を接続するためのインタフェースボー
ドです。使用する量産 MCU に適合するヘッダをご選択のうえご購入ください。ご使
用になる量産MCUに適合するヘッダについては営業部門またはサポート部門にお問
い合わせください。
なお , ヘッダの取扱い方法 , 使用方法および安全に使用するための注意事項などにつ
いては各「ヘッダ 取扱説明書」を参照してください。
*4 : 使用する発振子の周波数については, 評価MCUのデータシートを参照してください。
また , 発振子に接続するコンデンサの容量については , 発振子のデータシートなどを
参照してください。
2
2. 製品説明
■ システム構成
アダプタは , ヘッダと併せて使用し , エミュレータとユーザシステムに接続します。
本製
品のシステム構成図を図 1 に示します。
ホストコンピュータ
外部トリガ / プログラム実行
汎用測定器
AC in
RS232C,USB,LAN
AC
アダプタ *
DSU-FR エミュレータ
評価 MCU
アダプタ
( 本製品 )
アダプタボード
フラット
ケーブル
( 本製品付属品 )
ヘッダボード
ヘッダ
ユーザシステム
* : AC アダプタはエミュレータに付属します。
図 1 システム構成図
ホストコンピュータ , 汎用測定機とエミュレータの接続については , エミュレータの
ハードウェアマニュアルを参照してください。
エミュレータを使用するには , ホストコンピュータとエミュレータデバッガソフトが別
途必要です。
エミュレータの仕様に関してはエミュレータのハードウェアマニュアルを参
照してください。
3
■ 外観および各部名称
以下に , アダプタボードの外観および各部の名称を示します。
外観図 ( 出荷時の状態 ) を図 2 に示します。
110 mm
(5)
EML
(9)
EMULATOR CN B
177 mm
X0A/X1A
EMULATOR CN A
EMLX0A USR
EML X1A USR
USR
C
(4)
(3)
(8)
EML X1 USR
2
3
4
5
6
7
8
OFF
FLAT-CABLE CN A
(1)
FLAT-CABLE CN B
図 2 外観および各部の名称 ( 出荷時の状態 )
4
USR VCCT EML
(7)
1
X0/X1
USR TRSTX EML
USR INITX EML
EML X0 USR
(2)
(6)
(1) :フラットケーブルコネクタ
本製品付属のフラットケーブルを用い , ヘッダまたはユーザシステムと接続しま
す ( 裏面実装 )。
(2) :リセット信号設定用ショートプラグ
リセット信号供給元の設定を行うショートプラグ
(3) :クロック入力用 IC ソケットおよびクロック入力切換え用ショートプラグ
メインおよびサブクロックの発振子 , コンデンサを実装する IC ソケットと , ク
ロック供給元の設定を行うショートプラグです。
(4) :C 端子設定用ショートプラグ
評価 MCU の C 端子を , ユーザシステムの C 端子に接続するか , アダプタボード
上のコンデンサに接続するかの設定を行うショートプラグです。
(5) :エミュレータコネクタ
エミュレータと接続するコネクタです ( 裏面実装 )。
(6) :拡張用ショートプラグ
機能拡張用のショートプラグ。通常はすべて短絡させた状態で使用してくださ
い。
(7) :評価 MCU ツール電源設定用ショートプラグ
評価 MCU のツール電源 (VCCT) の供給元をユーザシステムにするか , エミュレー
タにするかの設定を行うショートプラグです。
(8) :バイパスコンデンサ接続スイッチ
DVCC ↔ DVSS 間にバイパスコンデンサを接続 / 切断するためのスイッチです。
(9) :評価 MCU 実装用 IC ソケット
評価 MCU 実装用の BGA-420 ピン IC ソケットです。
5
■ 一般仕様
アダプタの一般仕様を表 2 に示します。
表 2 一般仕様
項目
名称
仕様
DSU-FR エミュレータ BGA-420P アダプタ タイプ 3
MB2198-150
型格
評価 MCU:内部電源 * :1.8 V (UVcc より生成 )
電源
評価 MCU:I/O 電源 * :+3.5 V ∼ +5.5 V (UVcc)
アダプタボード電源
MCU 内部動作周波数
:+3.3 V ( エミュレータより供給 )
最大 48 MHz
使用温度
+5 °C ∼ +35 °C
保存温度
0 °C ∼ +70 °C
使用湿度
20%∼ 80% ( ただし , 結露しないこと )
保存湿度
20%∼ 80% ( ただし , 結露しないこと )
外形寸法
177 (W) × 110 (D) × 34 mm (H)
(IC ソケットおよびコネクタを含みます )
重量
168 g ( アダプタボード単体 )
* : 評価 MCU に供給する内部電源および I/O 電源については , 各評価 MCU の電源仕様を
ご確認ください。供給する各供給電源については , ご使用前に各「評価 MCU ハード
ウェアマニュアル」を参照していただくか , 不明な場合は営業部門またはサポート部
門にお問い合わせください。
6
■ 機能仕様
アダプタの機能仕様を表 3 に示します。
表 3 アダプタ機能仕様
項目
内容
アダプタ機能
ヘッダボードと併せて使用し , エミュレータおよび評価 MCU とユーザシス
テムを接続するアダプタとして機能します。エミュレータとの接続はアダ
プタボード上のエミュレータコネクタを使用し , スタック接続します。
外部トレース
トレースデータは , アダプタを経由しエミュレータ本体に内蔵している外部
トレースメモリ (64 K ステップ (1 ステップ:69 bit)) に格納します。
内蔵 ROM エミュレーション 内蔵 ROM エミュレーションメモリとして , SRAM を 2 MB (512 K ワード×
8 bit 品× 4 個 ) 実装します。
メモリ
電源切換え
• 評価 MCU ツール電源切換え
アダプタ単体でユーザシステムを使用する場合 , 評価 MCU ツール電源を
ユーザシステムから供給する必要があります。そのため , アダプタボード
上のショートプラグにより , 評価 MCU ツール電源の供給元を切り換えま
す。
<注意事項> 評価 MCU ツール電源の供給元をユーザシステムの電源に切
り換えるのは , ユーザシステムの電源が評価 MCU ツール電源
の規格範囲内 (3.3 V ± 0.3 V) のときのみ可能です。
• C 端子切換え
アダプタボード上のショートプラグにより , 評価 MCU の C 端子を量産
MCU の C 端子へ接続するか , アダプタボード上のコンデンサ (1 µF) と接
続するかを切り換えます。
クロック供給切換え
水晶発振子用の IC ソケットを持ち , アダプタ上より評価 MCU に CLK 信号
の供給を行います ( ユーザシステムへの CLK 供給は行いません )。ユーザシ
ステムからの CLK 信号供給とアダプタ上からの CLK 信号はショートプラ
グにて切り換えます。切換えは , X0, X1, X0A, X1A のショートプラグを使い
ます。
リセット信号切換え
アダプタボード単体でユーザシステムを使用する場合 , ユーザシステムから
INIT, TRSTX 端子にリセット信号を供給する必要があります。また , TRSTX
端子は , エミュレータ専用端子です。
アダプタボード上のショートプラグにより , リセット信号の接続先を切り換
えます。
AVCC/AVRH ↔ AVSS 間バ
イパスコンデンサ
アダプタボード上の AVCC ↔ AVSS, AVRH ↔ AVSS (AVRL) 間に , それぞれ
バイパスコンデンサ (0.1 µF) があります。
DVCC ↔ DVSS 間バイパス
コンデンサの接続 / 切断
アダプタボード上の DVCC ↔ DVSS 間にバイパスコンデンサ (10 µF × 4 個 )
を持ち , スイッチの切換えにより , その接続 / 切断を行います。
パワーオンデバッグ
評価 MCU 電源投入直後からプログラム実行を行う , パワーオンデバッグ機
能 * をサポートします。
拡張用ショートプラグ
本製品に , PGA-401P アダプタ (MB2198-120) もしくは PGA-401P アダプタ タ
イプ 2 (MB2198-130) に対応したヘッダを接続する際 , 本製品における一部の
I/O 端子が , ヘッダ上では電源端子として割り振られています。これらの信
号線について , アダプタ上で必要に応じ接続 / 切断するためのショートプラ
グです。
* : 本機能は , 評価 MCU がパワーオンデバッグ機能に対応している必要があります。ご使用前に各「評価
MCU ハードウェアマニュアル」を参照していただくか , 不明な場合は営業部門またはサポート部門にお
問い合わせください。
7
■ コネクタ・ソケット仕様
アダプタボード上に実装されている各種コネクタと IC ソケットの機能仕様を表 4 に示
します。
表 4 コネクタ , IC ソケット機能仕様
項目
内容
エミュレータコネクタ
アダプタとエミュレータを接続します。
エミュレータの接続方法については , 「3. 接続方法 ■ アダプタボードとエ
ミュレータの接続」を参照してください。
フラットケーブルコネクタ
アダプタ付属のフラットケーブルを使用してヘッダと接続します。
フラットケーブルの接続方法については , 「3. 接続方法 ■ アダプタボード
とヘッダボードの接続」を参照してください。
評価 MCU (BGA-420P パッケージ ) を実装します。
評価 MCU 実装用 IC ソケット 評価 MCU の実装方法については , 「3. 接続方法 ■ 評価 MCU の実装」を参
照してください。
発振子用 IC ソケット
8
発振子および発振子指定のコンデンサを実装します。
発振子 , コンデンサの実装方法については , 「4.2 クロック供給の設定 ■ 発
振子の実装」を参照してください。
3. 接続方法
■ アダプタボードとエミュレータの接続
エミュレータ上のアダプタボードコネクタにアダプタボードを接続してください ( 図 3
を参照 )。
アダプタボード
エミュレータコネクタ
インデックス
アダプタボードコネクタ
エミュレータ
• エミュレータとアダプタボードを接続するコネクタは , 誤挿入防止のため各コネクタのインデックス
(▲) を合わせて , 奥までしっかりと差し込んでください。
• エミュレータからアダプタボードを取り外す場合は , 1 箇所に力をかけずに均一に力をかけて取り外
してください。
図 3 アダプタボードとエミュレータの接続
<注意事項> ボードの抜き差しは , 電源を切ってから行ってください。
ボードを取り外す場合は 1 箇所に力をかけずに , 均一に力をかけて取り外してください。
9
■ アダプタボードとヘッダボードの接続
アダプタボードとヘッダボードをアダプタ付属のフラットケーブルで接続します ( 図 4
を参照 )。
アダプタボード
フラットケーブル
コネクタ A
フラットケーブル
コネクタ B
エジェクトロック
フラットケーブル
エジェクトロック
フラットケーブル
コネクタ A
フラットケーブル
コネクタ B
ヘッダボード
• フラットケーブルを接続する場合は , フラットケーブルのコネクタレセプタクルにあるエジェクト
ロックが各ボードのフラットケーブルコネクタにロックするまで差し込んでください。
• フラットケーブルを外す場合は , フラットケーブルコネクタのエジェクトロックをつまみ , ロックを
解除してからフラットケーブルを取り外してください。
図 4 アダプタボードとヘッダボードの接続
■ 評価 MCU の実装
以下の手順で , 評価 MCU をアダプタボード上の評価 MCU 実装用 IC ソケットに実装し
てください ( 図 5 を参照 )。
1. IC ソケット上部を垂直に押し下げる。
2. 評価 MCU 固定用ラッチが起き上がったことを確認し , 評価 MCU を IC ソケット上に
置く。
3. 静かに IC ソケット上部を上げ , 評価 MCU 固定用ラッチが評価 MCU を固定したこと
を確認する。
<注意事項> IC ソケット上部を押し下げる際は , 本製品をエミュレータから取り外した状態で行い , 基板が
たまわないようにエミュレータコネクタ外側の基板裏面に手を添えて行ってください。
インデックス表示
評価 MCU
評価 MCU 固定用ラッチ
図 5 評価 MCU の実装
10
インデックス表示
4. 操作方法
4.1 評価 MCU の C 端子の設定
■ 評価 MCU の C 端子設定用ショートプラグの設定
評価 MCU の C 端子設定用ショートプラグにおける製品出荷時の設定を図 6 に , ショー
トプラグの設定による評価 MCU の C 端子接続仕様を表 5 に示します。
USR C
EML
S7
図 6 C 端子設定用ショートプラグの設定 ( 製品出荷時 )
表 5 評価 MCU の C 端子接続仕様
ショートプラグ
名称
C 端子接続仕様
設定
USR
評価 MCU の C 端子をユーザシステムのコンデンサに
接続
EML
評価 MCU の C 端子にアダプタボード上でコンデンサ
(1 µF) を付加
C
4.2 クロック供給の設定
■ 発振子の実装
評価 MCU のメインクロック (X0/X1), サブクロック (X0A/X1A) に対してアダプタボー
ド上からクロック信号を供給する場合は , アダプタボード上の発振子用 IC ソケット (SC2,
SC3) に , 発振子とコンデンサをそれぞれ実装してください。発振子の実装方法を図 7 に示
します。
2, 4 番端子または 3, 4 番端子に
コンデンサを実装してください。
水晶発振子
5, 6 番端子または 5, 7 番端子に
コンデンサを実装してください。
コンデンサ
コンデンサ
• 発振子の周波数などは評価 MCU のデータシートを参照してください。
• コンデンサの容量については発振子のデータシートなどを参照してください。
• 発振子およびコンデンサは本製品に添付されていませんので別途ご用意ください。
図 7 発振子の実装
11
■ クロック切換え用ショートプラグの設定
クロック切換え用ショートプラグの製品出荷時の設定を図 8 に , クロック切換え用
ショートプラグの設定とクロック供給との対応を表 6 に示します。
S4 EML X0 USR
S6 EML X0A USR
SC2
X0A/X1A
SC1
X0/X1
S3
S5 EML X1A USR
EML X1 USR
図 8 クロック切換え用ショートプラグの設定 ( 製品出荷時 )
表 6 クロック切換え用ショートプラグの設定とクロック供給の対応
ショートプラグ名称
設定
クロック供給
USR
ユーザシステムよりメインクロックを供給
EML
アダプタボード上の発振子用 IC ソケットよりメインクロックを供給
EML
アダプタボード上の発振子用 IC ソケットよりサブクロックを供給
(EML 側固定 )
X0, X1
X0A, X1A
アダプタからユーザシステムへのクロック信号供給の機能はありません。
<注意事項> ユーザシステム上からメインクロックを供給する場合は , ユーザシステム上で発振回路を作
成し , COMS IC などでバッファリング後に供給してください。
ユーザシステム上からのサブクロックの供給は , 動作不安定になる可能性がありますので , 必
ずアダプタボード上からサブクロックを供給してください。
4.3 リセット信号の設定
ユーザシステムおよびエミュレータより , 評価 MCU へリセット信号を供給します。
ショートプラグの設定は製品出荷時の設定で使用してください。
■ リセット信号設定用ショートプラグの設定
ショートプラグの製品出荷時の設定を図 9 に示します。本設定により INIT 信号はエミュ
レータを経由したユーザシステム上の INIT 信号を評価 MCU に供給し , TRSTX 信号はエ
ミュレータからのリセット信号を評価 MCU に供給します。
USR INITX EML
S1
S2
USR TRSTX EML
図 9 リセット信号設定用ショートプラグの設定 ( 製品出荷時 )
12
表 7 ショートプラグの設定とリセット信号の対応
ショートプラグ
名称
設定
USR
INITX
リセット信号接続
評価 MCU の INIT 端子にユーザシステム上の INIT 端子を
直接接続 ( アダプタ単体使用 )
評価 MCU の INIT 端子にユーザシステム上の INIT 端子を
EML エミュレータ経由で接続
エミュレータ使用時は , 必ずこちらに設定してください。
USR
評価 MCU の TRSTX 端子にユーザシステム上の INIT 端子
を接続 ( アダプタ単体使用 )
EML
評価 MCU の TRSTX 端子をエミュレータに接続
エミュレータ使用時は , 必ずこちらに設定してください。
TRSTX
4.4 DVCC, DVSS 用バイパスコンデンサの接続切換え
該当する信号線を DVCC, DVSS の電源として使用する場合 ( 現在 FR60 Lite のみ対応 )
を考慮して DVCC ↔ DVSS 間に挿入されているバイパスコンデンサを必要に応じて接続 /
切断することができます。
8
SW1 1
DVCC1
DVSS1
DVCC3
DVSS3
DVCC5
DVSS5
DVCC7
DVSS7
■ DVCC, DVSS 用バイパスコンデンサの設定
製品出荷時のスイッチ設定を図 10 に示します。製品出荷時の設定により , 該当端子は汎
用ポートとして使用できます。また , DVCC, DVSS として用いる場合 , スイッチを ON にす
ることにより DVCC ↔ DVSS 間にコンデンサを接続することができます。
スイッチの設定内容については , 表 8 に示します。
1 2 3 4 5 6 7 8
OFF
図 10 DVCC, DVSS 用バイパスコンデンサ接続用スイッチの設定 ( 製品出荷時 )
表 8 DVCC, DVSS 用バイパスコンデンサ接続用スイッチの設定内容
素子番号
( スイッチに記載 )
設定
バイパスコンデンサ接続
ON
P56 (DVCC1) -P60 (DVSS1) 間にコンデンサ (10 µF/25 V) を接続
OFF
P56, P60 として使用時は必ず OFF 側へ設定
ON
P72 (DVCC3) -P74 (DVSS3) 間にコンデンサ (10 µF/25 V) を接続
OFF
P72, P74 として使用時は必ず OFF 側へ設定
ON
P85 (DVCC5) -P87 (DVSS5) 間にコンデンサ (10 µF/25 V) を接続
OFF
P85, P87 として使用時は必ず OFF 側へ設定
ON
PA1 (DVCC7) -PA3 (DVSS7) 間にコンデンサ (10 µF/25 V) を接続
OFF
PA1, PA3 として使用時は必ず OFF 側へ設定
1, 2
3, 4
5, 6
7, 8
13
4.5 評価 MCU のツール電源供給の設定
■ 評価 MCU のツール電源供給設定用ショートプラグの設定
評価 MCU のツール電源供給設定用ショートプラグにおける製品出荷時の設定を図 11 に ,
ショートプラグの設定による評価 MCU のツール電源供給仕様を表 9 に示します。
S12
USR VCCT EML
図 11 ツール電源供給設定用ショートプラグの設定 ( 製品出荷時 )
表 9 評価 MCU のツール電源供給仕様
ショートプラグ名称
設定
USR*
VCCT
EML
ツール電源供給
評価 MCU のツール電源をユーザシステムの電源か
ら供給します ( アダプタ単体使用 )。
評価 MCU のツール電源をエミュレータから供給し
ます。エミュレータ使用時は , 必ず EML 側に設定
してください。
* : 評価 MCU のツール電源の供給元をユーザシステムの電源に切り換えられるのはユー
ザシステムの電源電圧が評価 MCU ツール電源の規定電圧 (3.3 V) のときのみ可能で
す。
4.6 電源投入 / 切断手順
電源投入は , すべての接続が終了してから , ホストマシン → エミュレータ → ユーザシ
ステムの順で行ってください。
電源切断は , ユーザシステム → エミュレータ → ホストマシンの順で行ってください。
■ 電源投入手順
電源投入は , すべての接続が終了してから , 図 12 の順序で行ってください。
エミュレータの電源投入は , エミュレータ背面の電源スイッチを押し込むことにより行
います。
このときスイッチは押し込まれた状態で固定されます。
電源スイッチの位置については , エミュレータのハードウェアマニュアルを参照してく
ださい。
<注意事項> 電源投入は , 本書に記載された順序に従って行ってください。
電源投入後は , 持ち運んだり , 衝撃や振動を与えないでください。
14
ホストマシンの電源を投入する
エミュレータの電源を投入する
POWER LED 点灯
「Softune Workbench」を起動する
「Emulator Debugger」を起動する
エミュレータ初期化済みか ?
YES
NO
エミュレータ初期化作業を実施
ダイアログ表示を確認する
( 図 13 を参照 )
ユーザシステムの電源を投入する
ダイアログ表示にて
「OK」をクリックする
図 12 電源投入の順序
図 13 ダイアログ表示
15
■ 電源切断手順
電源切断は , 図 14 に示す順序で行ってください。
エミュレータの電源切断は , エミュレータ背面の電源スイッチを押し込んで手を離すこ
とにより行います。このとき押し込んだスイッチは , OFF の状態 ( スイッチが突き出した状
態 ) に戻ります。
電源スイッチの位置については , エミュレータのハードウェアマニュアルを参照してく
ださい。
「Emulator Debugger」を終了する
ユーザシステムの電源を切断する
エミュレータの電源を切断する
ホストマシンの電源を切断する
( 必要な場合 )
図 14 電源切断の順序
<注意事項> 電源切断は , 本書に記載された順序に従って行ってください。
16
5. 注意事項
■ アダプタ全般の注意事項
• アダプタボード上のショートプラグ , スイッチの設定はアダプタ , エミュレータ ,
ユーザシステムすべての電源を切断した状態で行ってください。
• ユーザシステムから評価 MCU にクロック信号を供給する場合は , ユーザシステム側
のクロック信号の供給元からの配線パターンが長いため , 発振しない場合がありま
す。
• ユーザシステムより発振器を用いて評価 MCU にクロック信号を供給する際に , 評価
MCU の制限事項として , X0 もしくは X1 端子をオープンと設定するよう指示がある
場合は , 指示された側のクロック信号の供給源を切り換えるショートプラグを取り
外してください。X0A/X1A についても同様です。
• エミュレータ使用時, 評価MCUのINIT端子の制御元について設定を行うリセット信
号設定用ショートプラグはエミュレータ側に設定してください。エミュレータ使用
時 , 評価 MCU の INIT 端子はエミュレータが制御し , ユーザシステムからのリセッ
ト入力は評価用 MCU に直結せずにエミュレータを経由します。このため , リセット
のタイミングは実際のリセットタイミングよりも数クロック分遅延します。
また , エミュレータのリセットコマンドによるリセットでは評価 MCU のみリセット
され , ユーザシステムはリセットされません。
さらに , ブレーク中のユーザシステムから INIT 端子への信号はエミュレータでマス
クされます。
• 評価MCUがユーザホールド/低消費電力モード中のユーザバスの端子状態は, ハード
ウェアマニュアルを参照してください。
• フラットケーブル (ロング) はMCUのクロック周波数が低い場合や, ユーザ端子の負
荷が非常に軽い場合に使用可能となります。通常はフラットケーブル ( 標準 ) を使用
してください。
• アダプタおよびヘッダを使用する場合は , ユーザシステム上の MCU は必ずソケット
実装にしてください。IC ソケットは指定されたソケットを使用してください。
• アダプタおよびヘッダ , エミュレータからユーザシステムへの電源供給は行いませ
ん。
■ パワーオンデバッグ機能使用時の注意事項
• パワーオンデバッグなどを行う場合は電源関連の設定に十分注意してください。
• パワーオンデバッグにより電源を OFF にするときは , 次の三つの条件を満たす状態
で行ってください。
- 評価 MCU のすべての電源レベルが 0.9 Vcc から 0.5 Vcc まで低下する時間が 25 µs
以上であること。
- CPU 動作周波数が 1 MHz 以上であること。
- ユーザプログラムが実行中であること。
• パワーオンデバッグ機能の詳細については , エミュレータのハードウェアマニュア
ルを参照してください。
17
6. ユーザインタフェース仕様
■ アダプタボードのユーザインタフェース仕様
アダプタボードとヘッダまたはユーザシステム上のフラットケーブルコネクタ A, B の
ピン番号の対応を図 15 に , フラットケーブルコネクタ A, B の端子番号と評価 MCU の端
子番号との対応を表 10 と表 11 に示します。
なお , 表中の評価 MCU 信号名は「仮名称」のため , 実際の信号名は品種ごとに異なりま
すのでご注意ください。
実際の評価 MCU 信号名は評価 MCU 端子番号から判定することが
できます。詳細について不明な場合は , 営業部門またはサポート部門にお問い合せくださ
い。
評価 MCU の各信号名の内容および注意事項を以下に示します。
− :未接続 ( 開放 ) 端子です。
:UVCC
評価 MCU の電源 (VDD) 端子番号は以下のとおりです。
VDD = E4, G5, K5, M5, AA3, AF2, AB7, AB10, AF9, E15, E12, E9, E6, A2
量産 MCU の電源 (VCC) 端子番号は 18, 52, 126 です。
:GND
評価 MCU のグランド (VSS) 端子番号は以下のとおりです。
VSS = D1, H5, L5, L1, T5, W1, W5, AB1, AB5, AF1, AC4, AB8, AB11, AF11, AF14,
AB16, AF19, AB19, AB22, AF26, AB26, W22, T22, T26, N26, L22, H22, F24, E22,
A26, A22, E19, D18, E16, A16, E14, C14, E11, E8, E5, A1
量産 MCU のグランド (VSS) 端子番号は 19, 53, 127 です。
:DVCC
評価 MCU の高電流出力バッファ端子用電源 (DVCC) 端子番号は以下のとおりです。
DVCC = K2, L4, N2, N3, R3, U1, V4, Y2
量産 MCU の高電流出力バッファ端子用電源 (DVCC) 端子番号は 73, 83, 93, 103 です。
:DVSS
評価MCUの高電流出力バッファ端子用グランド (DVSS) 端子番号は以下のとおりです。
DVSS = K1, L3, P1, P5, U2, T4, V3, AA1
量産MCUの高電流出力バッファ端子用グランド (DVSS) 端子番号は 74, 84, 94, 104 です。
<注意事項> 表中の評価 MCU 信号名に下線を付した端子には , 評価 MCU の制御のため , 付加回路が付加
される場合があります。このため , 実際の MCU とは電気的特性が異なります。
各信号の付加回路の詳細は以下を参照してください。
• X0/X1
:「4.2 クロック供給の設定」を参照
• X0A/X1A :「4.2 クロック供給の設定」を参照
:「4.3 リセット信号の設定」を参照
• INIT
エミュレータ本体に添付のフラットケーブルの使用に際して , ノイズトラブル回避のため , フ
ラットケーブル ( 標準 ) の使用を推奨します。
ユーザシステム上には , フラットケーブルコネクタと同等のコネクタを実装します。
フラットケーブルコネクタのコネクタ型格:8930E-100-178MS-F (KEL 社製 )
また , アダプタボード上とユーザシステム上では , フラットケーブルコネクタ A,B のピン番号
配置が異なりますのでご注意ください。
18
アダプタボード
ヘッダまたはユーザシステム
フラットケーブルコネクタ
フラットケーブルコネクタ
CN1
CN2
A
A50
A1
B
B50
B1
A50
A1
A
B50
B1
TOP VIEW
(コネクタは裏面に実装)
B50
B1
B
A50
A1
B50
B1
A50
A1
TOP VIEW
(コネクタは表面に実装)
図 15 フラットケーブルコネクタ A, B のピン番号対応
19
表 10 フラットケーブルコネクタ A 端子配列
評価 MCU
信号名 ( 仮名称 )
B7
B8
B9
B10
B11
B12
B13
B14
B15
B16
B17
B18
⎯
AC3
AD2
AF3
AD5
VSS
V4
Y2
T4
U1
R3
R4
R5
⎯
PC5
PC7
NC (PC4)
NC (PC6)
VSS
DVCC07
DVCC08
DVSS06
DVCC06
DVCC05
P96
P94
P90
DVCC04
P87
VSS
PB7
X0A
P84
P83
P81
DVSS02
DVCC02
VSS
P57
P55
P51
P50
P46
PF3
P21
B19
B20
B21
B22
B23
B24
B25
B26
B27
B28
B29
B30
B31
B32
B33
B34
B35
B36
B37
B38
VSS
R1
P1
N2
AF8
N1
A14
N5
VSS
M2
L2
K1
K2
J1
J2
AC10
VSS
J3
C2
C1
VSS
P91
DVSS03
DVCC03
PF4
P86
X1A
P85
VSS
P82
P80
DVSS01
DVCC01
P54
P56
WAKE
VSS
P47
P20
P22
VSS
P24
P26
P30
P32
P33
P35
P37
P41
P43
P45
VSS
B39
B40
B41
B42
B43
B44
B45
B46
B47
B48
B49
B50
D3
C3
D4
F5
VSS
E1
F2
G3
AE9
G2
G1
VSS
P23
P25
P27
P31
VSS
P34
P36
P40
P67
P42
P44
VSS
評価 MCU
信号名 ( 仮名称 )
コネクタ端子番号
VSS
PA0
PA2
PA4
PA6
B1
B2
B3
B4
B5
A6
Y5
AVRH
B6
A7
A8
A9
A10
A11
A12
A13
A14
A15
A16
A17
A18
A19
AA5
AE1
AE3
AD4
AD3
W3
D15
U2
VSS
T2
T1
R2
P3
AVSS
PC6
NC (PC3)
NC (PC5)
NC (PC7)
PA7
C2
DVSS05
VSS
P97
P95
P93
P92
A20
A21
A22
A23
A24
A25
A26
A27
A28
A29
A30
A31
A32
A33
A34
A35
A36
A37
A38
P2
N3
N4
VSS
B10
B14
M1
M3
M4
L3
L4
VSS
K3
K4
H1
H2
H3
AD10
B1
A39
A40
A41
A42
A43
A44
A45
A46
A47
A48
A49
A50
VSS
E3
D2
E2
F3
F4
G4
F1
H4
J5
J4
VSS
A1
A2
A3
A4
A5
20
評価 MCU
端子番号
VSS
V2
U4
U3
Y4
評価 MCU
端子番号
VSS
T3
U5
W2
Y1
コネクタ端子番号
VSS
PA1
PA3
PA5
AVCC
表 11 フラットケーブルコネクタ B 端子配列
評価 MCU
信号名 ( 仮名称 )
B1
評価 MCU
端子番号
VSS
⎯
PB4
PB2
PB0
PF2
VSS
NC (PE7)
P65
P63
P61
P60
P76
P74
VSS
P72
B2
C12
PB5
B3
B4
B5
B6
B7
B8
B9
B10
B11
B12
B13
B14
B15
B16
D12
B12
AE8
AD8
AC9
AB9
AC8
AF6
VSS
AF5
AD6
AE5
A10
AF4
PB3
PB1
NC (PF3)
PF1
PF0
P66
P64
P62
VSS
P77
P75
P73
PB6
P71
VDD
AC2
AE2
AD1
AC1
AB2
VSS
W4
AA1
VDD
A15
B3
B4
B2
VSS
A4
B5
E7
D7
VDD
PC4
PC2
PC1
NC (PB2)
NC (PB0)
VSS
NC (PA6)
DVSS08
VDD
X1
P17
P15
P13
VSS
P10
P06
P04
P02
B17
B18
B19
B20
B21
B22
B23
B24
B25
B26
B27
B28
B29
B30
B31
B32
B33
B34
B35
AE4
AB3
VSS
AA4
AB4
A12
AA2
Y3
V3
B15
VSS
C4
C5
A3
D6
D5
C6
A5
VSS
P70
PC3
VSS
PC0
NC (PB1)
NC (MD3)
NC (PA7)
NC (PA5)
DVSS07
X0
VSS
P16
P14
P12
P11
P07
P05
P03
VSS
A36
A37
A38
A39
A40
A41
A42
A43
A44
A45
A46
A47
A48
VDD
D8
E13
VSS
C7
C9
D9
A7
C10
D10
E10
VSS
A9
VDD
P00
MD0
VSS
NC (PI7)
P53
V0
NC (PI1)
NC (PI0)
PE6
PE4
VSS
PE1
B36
B37
B38
B39
B40
B41
B42
B43
B44
B45
B46
B47
B48
B6
A13
B13
D13
A6
B7
C8
VSS
B8
A8
B9
C11
VDD
P01
INIT
MD1
MD2
V3
P52
NC (PI2)
VSS
PE7
PE5
PE3
PE2
VDD
A49
D11
PE0
B49
A50
VSS
VSS
B50
⎯
VSS
⎯
VSS
コネクタ
端子番号
A1
評価 MCU
端子番号
VSS
評価 MCU
信号名 ( 仮名称 )
VSS
A2
A3
A4
A5
A6
A7
A8
A9
A10
A11
A12
A13
A14
A15
A16
⎯
B11
A11
C13
AD9
VSS
AF7
AE7
AD7
AE6
AC7
AC6
AB6
VSS
AC5
A17
A18
A19
A20
A21
A22
A23
A24
A25
A26
A27
A28
A29
A30
A31
A32
A33
A34
A35
コネクタ
端子番号
VSS
21
SS01-71067-1
富士通半導体デバイス・SUPPORT SYSTEM
DSU-FR エミュレータ
BGA-420P アダプタ タイプ 3
MB2198-150
取扱説明書
2007 年 10 月 初版発行
発行
富士通株式会社 電子デバイス事業本部
編集
マーケティング統括部 販売戦略部