2.0 MB

本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。
富士通マイクロエレクトロニクス
DATA SHEET
DS07–12522–4
マイクロコントローラ 8 ビットオリジナル
CMOS
MB89140 シリーズ
MB89145/146/
MB89P147/PV140
■ 概 要
MB89140 シリーズは , 低電圧かつ高速動作が可能な F2MC*-8L コアを使用したワンチップマイクロコントローラです。
タイマ , シリアルインタフェース , A/D コンバータ , 外部割込みなどの周辺機能を内蔵しており , 携帯機器をはじめ民生機
器から産業機器まで幅広く使用できます。
* : F2MC は FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の登録商標です。
■ 特 長
・最小命令実行時間:0.5 µs
(原発振周波数 8 MHz 時)
・F2MC-8L シリーズと共通の CPU コア
乗除算命令
16 ビット演算
コントローラに最適な命令体系
命令テスト&ブランチ命令
ビット操作命令など
(続く)
富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。
ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。
http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/
Copyright©2001-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved
2008.11
MB89140 シリーズ
(続き)
・低電圧動作(A/D 未使用時)
・低消費電流(2 系統クロック対応可能)
・高耐圧ポートを内蔵
・5 系統のタイマ
8 bit PWM タイマ(リロードタイマとしても使用可能)
12 bit MPG タイマ(PPG 出力 , PWM 出力 , リロードタイマとして使用可能)
8/16 bit タイマ / カウンタ(8 ビット× 2 本のタイマとしても使用可能)
21 bit タイムベースカウンタ
・1 系統のシリアル IF
転送方向が選べるため , 様々な機器と通信可能
・A/D コンバータ:12 チャネル
10 ビット分解能 , 逐次比較型
・外部割込み:2 チャネル
2 チャネルが独立して低消費電力モード解除に使用可能(立上り , 立下り , 両エッジ選択可能)
INT1 は− 0.3 V ∼+ 7.0 V まで印加可能(Nch オープンドレイン)
・低消費電力モード
ストップモード(発振を停止するため電流消費がほとんどない)
スリープモード(CPU を停止するため消費電流が通常の約 1 / 3 に)
サブモード
時計モード
・リセット出力 , パワーオンリセットありを選択可能
2
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
■ 品種構成
品名
項目
分類
MB89145
MB89146
16 K × 8 ビット
(内蔵 ROM)
24 K × 8 ビット
(内蔵 ROM)
RAM 容量
512 × 8 ビット
768 × 8 ビット
ポート
時計用タイマ
8 ビット PWM
タイマ(タイマ 1)
M89PV140
OTPROM/
EPROM 品
ピギ / エバ品
(評価・開発用)
32 K × 8 ビット
(内蔵 PROM)
32 K × 8 ビット
(外付け ROM)
量産品
(マスク ROM 品)
ROM 容量
CPU 機能
MB89P147
1 K × 8 ビット
基本命令数
:136 命令
命令ビット長
:8 ビット
命令長
:1 ∼ 3 バイト
データビット長 :1, 8, 16 ビット長
最小命令実行時間:0.5 µs/8 MHz ∼ 8.0 µs/8 MHz, 61 µs/32 kHz
割込み処理時間 :4.5 µs/8 MHz ∼ 72.0 µs/8 MHz, 562.5 µs/32 kHz
(注意)上記の時間はギヤ機能によって変化します。
高耐圧出力ポート(Pch オープンドレイン):8 本(大電流用 P60 ∼ P67)
16 本(小電流用 P40 ∼ P47, P50 ∼ P57)
ブザー出力(Pch オープンドレイン高耐圧):1 本(大電流)
出力ポート(CMOS)
:4 本(P20 ∼ P23)
入力ポート(CMOS)
:2 本(P70,P71, 2 系統クロック使用時は X0A, X1A 端子
になります)
入出力ポート(CMOS)
:23 本(P00 ∼ P07, P10 ∼ P17, P30, P32 ∼ P37)
入出力ポート(Nch オープンドレイン)
:1 本(P31)
合 計
:55 本
21 ビット× 1(高速時)/15 ビット× 1(32.768 kHz 時)
8 ビットタイマ動作(トグル出力可 , 動作クロック 1, 2, 8, 16 システムクロックサイクル)
8 ビット分解能 PWM 動作(変換周期 128 µs ∼ 2.0 ms/ 原発振 8.0 MHz ギヤ最高速時)
12 ビット MPG
(タイマ 4)
12 ビット分解能 PWM 動作(変換最大周期 2048.4 µs ∼ 16.4 ms/ 原発振 8.0 MHz ギヤ最高速時)
12 ビット分解能リロードタイマ動作(トグル出力可)
12 ビット分解能 PPG 動作(最小分解能 0.5 µs/ 原発振 8.0 MHz ギヤ最高速時)
8/16 ビット
タイマカウンタ
(タイマ 2, 3)
8/16 ビットタイマ動作(動作クロック , 内部クロック , 外部トリガ)
8/16 ビットイベントカウンタ動作(立上り / 立下り / 両エッジ選択可)
8 ビット
シリアル I/O
8 ビット長 LSB ファースト /MSB ファースト選択可
転送クロック(外部 , 4, 8, 16 システムクロックサイクル)
10 ビット
A/D コンバータ
10 ビット精度× 12 チャネル
A/D 変換モード(変換時間 16.5 µs/8 MHz ギヤ最高速時)
センスモード(変換時間 9.0 µs/8 MHz ギヤ最高速時)
外部起動可
外部割込み
スタンバイモード
プロセス
動作電圧 *
2 チャネル独立(エッジ選択 , 割込みベクタ , 要因フラグ)
立上り / 立下り / 両エッジ選択可能
アナログノイズフィルタ内蔵
ストップ / スリープからの解除にも使用(ストップモードでもエッジ検出可)
スリープモード , ストップモード , 時計モード , サブクロックモード
CMOS
2.7 V ∼ 6.0 V
使用 EPROM
MBM27C256A-20
* : 使用周波数などの条件によって異なります(「■電気的特性」参照)。
DS07–12522–4
3
MB89140 シリーズ
■ パッケージと品種対応
パッケージ
MB89145
MB89146
MB89P147
MB89PV140
DIP-64P-M01
○
×
FPT-64P-M06
○
×
MDP-64C-P02
×
○
MQP-64C-P01
×
○
○:あり ×:なし
( 注意事項 )各パッケージの詳細は , 「■外形寸法図」を参照してください。
■ 品種間の相違点
1. メモリ空間
ピギ品などで評価する際には , 実際に使用する品種との相違をよく確認のうえ , 評価してください。
特に , 以下の点にご注意願います。
・MB89P147 では , プログラム ROM 領域は 8000H 番地からでなく 8007H 番地からとなります(MB89P147 では , 8000H ∼
8006H 番地をリードするとオプション設定データが読めます。MB89PV140 では , 8000H ∼ 8006H 番地もプログラム ROM
として使用できますが , MB89P147 との互換性を保つため使用する場合には注意してください)。
・スタック領域などを RAM の上限に設定している場合。
2. 消費電流
・MB89PV140 では背面ソケットに接続している EPROM の消費する電流が加わります。
・低速で動作させた場合には , OTPROM
(EPROM)搭載品種の消費電流はマスク ROM 搭載品種より多くなります。
ただし , スリープ / ストップモードの消費電流は同等となります(詳細は , 「■電気的特性」を参照してください)。
3. マスクオプション
オプションで選択できる機能 , オプションの指定方法は品種により異なります。
「■マスクオプション一覧表」で確認の
うえご使用ください。
特に , 以下の点にご注意願います。
・MB89PV140 ではオプションは固定となります。
・MB89P147, MB89145, MB89146 のプルダウン抵抗オプションは , 一括ありか , 一括なしかのどちらかになり , 1 ピンごと
のあり / なしは指定できません。
4. サブクロックの発振帰還抵抗
MB89PV140 のサブクロック発振端子は , 帰還抵抗を内蔵していますが , MB89145, MB89146, MB89P147 では内蔵してい
ませんので , 外付けで帰還抵抗をつける必要があります。
4
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
■ 端子配列図
(TOP VIEW)
BZ
P67
P66
P65
P64
P63
P62
P61
P60
VFDP
P57
P56
P55
P54
P53
P52
P51
P50
P47
P46
P45
P44
P43
P42
P41
P40
P23/WDG
RST
MODA
X0
X1
VSS
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
A15/VPP
A12
A7
A6
A5
A4
A3
A2
A1
A0
O1
O2
O3
VSS
65
66
67
68
69
70
71
72
73
74
75
76
77
78
92
91
90
89
88
87
86
85
84
83
82
81
80
79
VCC
A14
A13
A8
A9
A11
OE
A10
CE
O8
O7
O6
O5
O4
点線内はMB89PV140のみ
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54
53
52
51
50
49
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
VCC
AVCC
AVSS
P00/AN0
P01/AN1
P02/AN2
P03/AN3
P04/AN4
P05/AN5
P06/AN6
P07/AN7
P10/AN8
P11/AN9
P12/ANA
P13/ANB
P14
P15
P16
P17/ADST
P30/INT0/TRG
P31/INT1
P32/SCK
P33/SO
P34/SI
P35/EC
P36/PWO1
P37/DTTI
P20
P21/PWO0
P22
P70/X0A*
P71/X1A*
(DIP-64P-M01)
(MDP-64C-P02)
*: 2系統クロック選択時
DS07–12522–4
5
MB89140 シリーズ
64
63
62
61
60
59
58
57
56
55
54
53
52
P62
P63
P64
P65
P66
P67
BZ
VCC
AVCC
AVSS
P00/AN0
P01/AN1
P02/AN2
(TOP VIEW)
51
50
49
48
47
46
45
44
43
42
41
40
39
38
37
36
35
34
33
84
83
82
81
80
79
78
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
77
76
75
74
73
72
71
70
69
94
95
96
65
66
67
68
85
86
87
88
89
90
91
92
93
点線内は
MB89PV140のみ
P03/AN3
P04/AN4
P05/AN5
P06/AN6
P07/AN7
P10/AN8
P11/AN9
P12/ANA
P13/ANB
P14
P15
P16
P17/ADST
P30/INT0/TRG
P31/INT1
P32/SCK
P33/SO
P34/SI
P35/EC
P23/WDG
RST
MODA
X0
X1
VSS
P71/X1A*
P70/X0A*
P22
P21/PWO0
P20
P37/DTTI
P36/PWO1
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
P61
P60
VFDP
P57
P56
P55
P54
P53
P52
P51
P50
P47
P46
P45
P44
P43
P42
P41
P40
(FPT-64P-M06)
(MQP-64C-P01)
*: 2系統クロック選択時
・パッケージ上側の端子配列(MB89PV140 のみ)
端子番号
端子名
端子番号
端子名
端子番号
端子名
端子番号
端子名
65
N.C.
73
A2
81
N.C.
89
OE
66
A15/VPP
74
A1
82
O4
90
N.C.
67
A12
75
A0
83
O5
91
A11
68
A7
76
N.C.
84
O6
92
A9
69
A6
77
O1
85
O7
93
A8
70
A5
78
O2
86
O8
94
A13
71
A4
79
O3
87
CE
95
A14
72
A3
80
VSS
88
A10
96
VCC
N.C.:内部接続がありますので使用しないでください。
6
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
■ 端子機能説明
端子番号
SDIP*1
MDIP*2
QFP*3
MQFP*4
端子名
30
23
X0
31
24
X1
29
22
MODA
回路形式
機 能 説 明
A
水晶発振用端子。
C
動作モード指定入力端子。通常時は VSS に直結してください。
EPROM 搭載品種では VPP 端子になります。
28
21
RST
D
リセット入出力端子。プルアップ抵抗付き Nch オープンドレイン出力とヒ
ステリシス入力になっています。リセットありオプションを選択した場合
, 内部の要因により端子から“L”を出力します。また “L”
,
の入力によって
も内部回路が初期化されます。ノイズフィルタ内蔵です。
54 ∼ 61
47 ∼ 54
P07/AN7 ∼
P00/AN0
G
汎用の入出力ポート。入力はヒステリシス入力でノイズフィルタを内蔵し
ています。アナログ入力と兼用していますが , アナログ入力はヒステリシ
ス入力のノイズフィルタを通りません。
46
39
P17/ADST
J
汎用の入出力ポート。入力はヒステリシス入力でノイズフィルタを内蔵し
ています。A/D コンバータの外部起動端子と兼用しています。
47 ∼ 49
40 ∼ 42
P16 ∼ P14
J
汎用の入出力ポート。入力はヒステリシス入力でノイズフィルタを内蔵し
ています。
50 ∼ 53
43 ∼ 46
P13/ANB ∼
P10/AN8
G
汎用の入出力ポート。入力はヒステリシス入力でノイズフィルタを内蔵し
ています。アナログ入力と兼用していますが , アナログ入力はヒステリシ
ス入力のノイズフィルタを通りません。
34
27
P70/X0A
33
26
P71/X1A
35
28
P22
E
汎用の出力ポート。
27
20
P23/WDG
E
汎用の出力ポート。ウォッチドッグ出力と兼用しています。
36
29
P21/PWO0
E
汎用の出力ポート。8 ビット PWM タイマの PWM 出力と兼用しています。
37
30
P20
E
汎用の出力ポート。
38
31
P37/DTTI
J
汎用の入出力ポート。入力はヒステリシス入力でノイズフィルタを内蔵し
ています。過電流検出時 , 外部エッジ入力を行い , 12 ビット MPG 出力をイ
ンアクティブとすることができます。
39
32
P36/PWO1
J
汎用の入出力ポート。入力はヒステリシス入力でノイズフィルタを内蔵し
ています。12 ビット MPG 出力端子と兼用しています。
40
33
P35/EC
J
汎用の入出力ポート。入力はヒステリシス入力でノイズフィルタを内蔵し
ています。8/16 ビットタイマカウンタの 外部クロック入力と兼用していま
す。
41
34
P34/SI
J
汎用の入出力ポート。入力はヒステリシス入力でノイズフィルタを内蔵し
ています。8 ビットシリアルインタフェースのシリアルデータ入力と兼用
しています。
42
35
P33/SO
J
汎用の入出力ポート。入力はヒステリシス入力でノイズフィルタを内蔵し
ています。8 ビットシリアルインタフェースのシリアルデータ出力と兼用
しています。
B/K
汎用の入力ポート , ノイズフィルタ内蔵です。
(1 系統動作時)
水晶発振用端子(2 系統動作時)
* 1: DIP-64P-M01
* 2: MDP-64C-P02
* 3: FPT-64P-M06
* 4: MQP-64C-P01
(続く)
DS07–12522–4
7
MB89140 シリーズ
(続き)
端子番号
SDIP*1
MDIP*2
QFP*3
MQFP*4
端子名
回路形式
機 能 説 明
43
36
P32/SCK
J
汎用の入出力ポート。入力はヒステリシス入力でノイズフィルタを内蔵し
ています。8 ビットシリアルインタフェースのシリアル転送クロックと兼
用しています。
44
37
P31/INT1
F
汎用の入出力ポート。Nch オープンドレイン出力で , 入力はヒステリシス
入力でノイズフィルタを内蔵しています。外部割込み端子と兼用していま
す。割込み入力もヒステリシス入力でノイズフィルタ内蔵となります。
45
38
P30/INT0/
TRG
J
汎用の入出力ポート。入力はヒステリシス入力でノイズフィルタを内蔵し
ています。外部割込み端子 , または MPG のトリガ入力端子として使用可
能な兼用端子です。割込み入力もヒステリシス入力でノイズフィルタ内蔵
となります。
1
58
BZ
I
ブザー出力専用端子。Pch 高耐圧オープンドレイン出力ポート。
19 ∼ 26, 12 ∼ 19,
11 ∼ 18 4 ∼ 11
P47 ∼ P40,
P57 ∼ P50
H
小電流用の Pch 高耐圧オープンドレイン出力ポート。VFDP 端子との間の
プルダウン抵抗内蔵品と非内蔵品の 2 種類を用意しています。
2∼9
59 ∼ 64,
1, 2
P67 ∼ P60
H
大電流用の Pch 高耐圧オープンドレイン出力ポート。VFDP 端子との間の
プルダウン抵抗内蔵品と非内蔵品の 2 種類を用意しています。
10
3
VFDP
―
ポート 4, 5, 6 用プルダウン抵抗に接続する電圧供給端子。プルダウン抵抗
非内蔵品と MB89PV140 では N.C. 端子となります。
64
57
VCC
―
電源端子。
32
25
VSS
―
電源
(GND)端子。
63
56
AVCC
―
A/D コンバータの電源端子。VCC 端子と同電位としてください。
62
55
AVSS
―
A/D コンバータの電源端子。VSS 端子と同電位としてください。
* 1: DIP-64P-M01
* 2: MDP-64C-P02
* 3: FPT-64P-M06
* 4: MQP-64C-P01
8
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
・外付け EPROM 用端子(MB89PV140 のみ)
端子番号
SDIP*3
MDIP*4
QFP*1
MQFP*2
端子名
I/O
機 能 説 明
65
66
A15/VPP
O
“H”レベル出力端子。
66
67
68
69
70
71
72
73
74
67
68
69
70
71
72
73
74
75
A12
A7
A6
A5
A4
A3
A2
A1
A0
O
アドレス出力端子。
75
76
77
77
78
79
O1
O2
O3
I
データ入力端子。
78
80
VSS
O
電源(GND)端子。
79
80
81
82
83
82
83
84
85
86
O4
O5
O6
O7
O8
I
データ入力端子。
84
87
CE
O
ROM 用チップイネーブル端子。
スタンバイ時には“H”を出力します。
85
88
A10
O
アドレス出力端子。
86
89
OE
O
ROM 用出力イネーブル端子。
常に“L”を出力します。
87
88
89
91
92
93
A11
A9
A8
O
アドレス出力端子。
90
94
A13
91
95
A14
92
96
VCC
O
EPROM 用電源端子。
―
65
76
81
90
N.C.
―
内部接続端子。必ず開放にしてください。
* 1: DIP-64P-M01
* 2: MDP-64C-P02
* 3: FPT-64P-M06
* 4: MQP-64C-P01
DS07–12522–4
9
MB89140 シリーズ
■ 入出力回路形式
分類
回 路
備 考
・水晶・セラミック発振型
X1
・発振帰還抵抗 約 1 MΩ/5 V 時
X0
A
スタンバイ制御信号
・水晶・セラミック発振型(低速側)
X1A
・発振帰還抵抗 約 4.5 MΩ/5 V 時
(ただし , MB89PV140-102 以外は発振帰還抵
抗は内蔵していません。)
X0A
B
スタンバイ制御信号
・CMOS ヒステリシス入力
C
・出力プルアップ抵抗(Pch)
約 50 kΩ/ 5 V 時
R
・CMOS ヒステリシス入力
(ノイズフィルタあり)
Pch
D
Nch
ヒステリシス入力(ノイズフィルタあり)
・CMOS 出力
Pch
E
Nch
・Nch オープンドレイン出力
F
Nch
・CMOS ヒステリシス入力
(ノイズフィルタあり)
ヒステリシス入力(ノイズフィルタあり) (続く)
10
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
(続き)
分類
回 路
備 考
・CMOS 出力
Pch
G
・CMOS ヒステリシス入力
(ノイズフィルタあり。アナログ入力は除く。)
Nch
ポート
ヒステリシス入力(ノイズフィルタあり) アナログ入力
・Pch 高耐圧オープンドレイン出力
Pch
・プルダウン抵抗内蔵品と非内蔵品を用意して
います(MB89PV140 を除く)。
H
VFDP
・Pch 高耐圧オープンドレイン出力
Pch
I
・CMOS 出力
・CMOS ヒステリシス入力
(ノイズフィルタあり)
Pch
・プルアップ抵抗オプション
J
Nch
ポート
ヒステリシス入力(ノイズフィルタあり)
K
ポート
・CMOS ヒステリシス入力
(ノイズフィルタあり)
ヒステリシス入力(ノイズフィルタあり)
DS07–12522–4
11
MB89140 シリーズ
■ デバイスの取扱いについて
1. ラッチアップの防止
CMOS IC では , 中・高耐圧以外の入力端子や出力端子に VCC より高い電圧や VSS より低い電圧が印加された場合 , また
は VCC ∼ VSS 間に定格を超える電圧が印加された場合に , ラッチアップ現象を生じることがあります(ただし , P31/INT1
端子は VCC によらず 7 V まで印加できます)。
ラッチアップが起きると電源電流が激増し , 素子の熱破壊の恐れがありますので , 使用に際しては最大定格を超えるこ
とのないよう十分に注意してください。
2. 未使用入力端子の処理
使用していない入力端子を開放のままにしておくと , 誤動作の原因になることがありますので Pull up または Pull down
などの処置をしてください。
3. N.C. 端子の処理
N.C.(内部接続)端子は必ず開放にして使用してください。
4. 電源電圧の変動について
VCC 電源電圧の動作保証範囲は規格のとおりですが , この規格範囲内においても電源電圧の急激な変化があると誤動作
を生じることがありますので , IC への供給電圧はできるだけ安定化するよう心がけてください。安定化の基準として , 商
用周波数(50 Hz ∼ 60 Hz)での VCC リプル変動(P − P 値)は標準 VCC 値の 10 %以下に , また電源の切換え時などの瞬時変
化においては , 過渡変動率が 0.1 V/ms 以下になるよう電源を抑えることを推奨いたします。
5. 外部クロック使用時の注意
外部クロック使用時においても , パワーオンリセット(オプション選択)およびストップモードからの解除には , 発振安
定時間がとられます。
12
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
■ MB89P147 の EPROM 書込みについて
MB89P147 は MB89140 シリーズのワンタイム PROM 版です。
1. 特長
・32 Kbyte PROM 搭載
・EPROM ライタによりオプション設定可能
・EPROM モード時(ROM ライタでの書込み時)MBM27C256A 相当となります
2. メモリ空間
PROM32K・オプション PROM などの各モードでのメモリ空間を以下に示します。
アドレス シングルチップ
EPROM モード時
(ROM ライタ上の対応アドレス)
0000H
I/O
0080H
RAM
0480H
禁止
8000H
0000H
オプション
禁止
8007H
0007H
PROM
32KB
FFFFH
EPROM
32KB
7FFFH
3. PROM への書込み方法
MB89P147 は EPROM モードで MBM27C256A 相当の機能になるため , 専用交換ソケットを使用することにより汎用の
EPROM ライタで書込みが可能です(エレクトロニックシグネチャモードは使用できません)。
シングルチップでの動作 ROM 領域が , 32 K バイト(8007H ∼ FFFFH)時の PROM への書込み方法を以下に示します。
・書込み方法
(1) EPROM ライタを MBM27C256A の設定にする。
(2) プログラムデータを EPROM ライタの 0007H ∼ 7FFFH にロードする(シングルチップでの動作時のアドレス 8007H ∼
0FFFFH が , EPROM モードではアドレス 0007H ∼ 7FFFH に相当しますので , ご注意ください)。
オプション情報を EPROM ライタのアドレス 0000H ∼ 0006H にロードする(各オプションとの対応は 「■ピギ
,
/ エバ
チップの搭載 EPROM の書込みについて 5.PROM オプションの設定」を参照)。
(3) EPROM ライタで 0000H ∼ 7FFFH の書込みを行う。
DS07–12522–4
13
MB89140 シリーズ
4. 推奨スクリーニング条件
OTPROM のマイコンプログラム未書込み品は実装前のスクリーニング方法として , 高温エージングをお薦めいたしま
す。
プログラム,ベリファイ
高温エージング
+150℃,48h
リード
実装
5. 書込み歩留りについて
OTPROM マイコンプログラム未書込み品は , その性質上全ビット書込み試験を実施することはできません。
したがって ,
必ずしも書込み歩留り 100%は保証できない場合があります。
14
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
■ ピギ / エバチップの搭載 EPROM の書込みについて
1. 使用 EPROM
MBM27C256A-20TV, MBM27C256A-20CZ
2. メモリ空間
PROM32K・オプション PROM などの各モードでのメモリ空間を以下に示します。
アドレス シングルチップ
(ROM ライタ上の対応アドレス)
0000H
I/O
0080H
RAM
0480H
禁止
8000H
0000H
オプション
禁止
8007H
0007H
PROM
32KB
FFFFH
EPROM
32KB
7FFFH
3. PROM への書込み方法
(1) EPROM ライタを MBM27C256A の設定にする。
(2) プログラムデータを EPROM ライタの 0007H から 7FFFH にロードする。
(3) EPROM ライタで 0000H ∼ 7FFFH の書込みを行う。
DS07–12522–4
15
MB89140 シリーズ
4. PROM オプションの設定
書込み方法は , PROM と同じで , メモリマップに示す番地に値を書き込むことにより設定できます。
各ビットとオプションの関係を次のビットマップに示します。
・PROM オプションのビットマップ。
7
6
5
4
3
2
1
0
リセット
端子出力
1 有
0 無
パワーオン リザーブ
リセット
(1 をライト
1 有
してくださ
0 無
い)
P14
プルアップ
1 無
0 有
空き
空き
空き
空き
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
P35
プルアップ
1 無
0 有
P34
プルアップ
1 無
0 有
P33
プルアップ
1 無
0 有
P32
プルアップ
1 無
0 有
空き
空き
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
空き
空き
空き
空き
空き
空き
空き
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
空き
8004H
(0004H) リード ,
ライト可
空き
空き
空き
空き
空き
空き
空き
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
空き
8005H
(0005H) リード ,
ライト可
空き
空き
空き
空き
空き
空き
空き
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
空き
8006H
(0006H) リード ,
ライト可
空き
空き
空き
空き
空き
空き
空き
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
空き
8000H
(0000H) リード ,
ライト可
空き
空き
1/2 系統
リード ,
ライト可
リード ,
ライト可
1 2 系統
0 1 系統
P17
8001H プルアップ
(0001H) 1 無
0 有
P16
プルアップ
1 無
0 有
P15
プルアップ
1 無
0 有
P37
8002H プルアップ
(0002H) 1 無
0 有
P36
プルアップ
1 無
0 有
空き
8003H
(0003H) リード ,
ライト可
リザーブ
(1 をライト
してくださ
い)
( 注意事項 )・各ビットの初期値は 1 です。
・空きビットに 0 を書き込まないでください。空きビットは , 0 を書き込まない限り , 1 が読み出されます。
・( ) 内は ROM ライタ上の対応アドレスです。
16
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
■ ブロックダイヤグラム
X0
X1
タイムベースタイマ
クロック制御
ブザー
低速発振回路
(32.768kHz)
CM OS入力ポート
ポート2
P 2 3 / WD G
P22
P 2 1 / P WO0
P20
CM OS出力ポート
部
バ
ス
内
ポート7
P70/X0A
P71/X1A
高速発振回路
BZ
高耐圧ポート6
P60~P67
高耐圧ポート5
P50~P57
高耐圧ポート4
P40~P47
8bit
P WM タイマ
モード
コントロール
MOD A
A V SS
P 1 4 ~P 1 6
P 1 3/ A N B ~
P10/AN8
P07/AN7~
P00/AN0
4
4
8
ポート0/1
P 1 7 / A D ST
CM OS入出力ポート
P32/S CK
P33/S O
P34/S I
8bit
シリアル
12bi t
MPG
8/16bi t
タイマカウンタ
ポート3
10bit
A /D
コンバータ
A V CC
VFDP
P30/TRG/INT0
P37/DTTI
P36/PW O1
P35/EC
外部割込み
P31/INT1
(Nchオープンドレイン)
RAM
F 2 M C-8 L
CPU
CMOS入出力ポート
リセット回路
RST
ROM
その他の端子
V CC, V SS
DS07–12522–4
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MB89140 シリーズ
■ CPU コア
1. メモリ空間
MB89140 シリーズのメモリ空間は 64 K バイトであり , この空間の中に I/O, データ領域 , プログラム領域のすべてを格
納します。I/O はアドレスの最下位近くにあり , データ領域はそのすぐ上に配置します。データ領域は , 用途別にレジスタ
領域 , スタック領域 , ダイレクト領域などに分割できます。プログラム領域は正反対にアドレス空間の最上位付近にあり ,
その中でも最も上位に割込み・リセットベクトルやベクトルコール命令のテーブルなどを配置します。
MB89140 シリーズ
のメモリ空間の構造を以下に示します。
メモリ空間
MB89PV140
0000H
MB89145
0000H
I/O
0080H
0000H
I/O
0080H
RAM
0100H
I/O
RAM
レジスタ
I/O
0080H
RAM
0100H
レジスタ
0200H
MB89P147
0000H
0080H
0100H
0200H
MB89146
RAM
0100H
レジスタ
0200H
レジスタ
0200H
0280H
0380H
0480H
0480H
使用禁止
使用禁止
使用禁止
使用禁止
8000H
8000H
*
*
8006H
8006H
A000H
C000H
外部ROM
32KB
FFFFH
FFFFH
PROM
32KB
ROM
24KB
ROM
16KB
FFFFH
FFFFH
*:8000H ∼ 8005H は , MB89P147 ではオプション領域となりますので , MB89PV140 でも使用しないでください。
18
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
2. レジスタ
F2MC-8L シリーズには CPU 内にある用途専用のレジスタとメモリ上にある汎用レジスタの 2 つの種類のレジスタがあ
ります。専用レジスタは以下のものが該当します。
プログラムカウンタ(PC)
アキュムレータ(A)
:16 ビット長 , 命令格納位置を示します。
:16 ビット長 , 演算などの一時記憶レジスタで 8 ビットデータ処理命令では下位側
の 1 バイトを使用します。
:16 ビット長 , アキュムレータとの間で演算を行います。
8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。
:16 ビット長 , インデックス修飾を行うレジスタです。
:16 ビット長 , メモリアドレスを示すポインタです。
:16 ビット長 , スタック領域を示します。
:16 ビット長 , レジスタポインタやコンディションコードを格納するレジスタです。
テンポラリアキュムレータ(T)
インデックスレジスタ(IX)
エクストラポインタ(EP)
スタックポインタ(SP)
プログラムステータス(PS)
初期値
16ビット
:プログラムカウンタ
PC
FFFDH
A
:アキュムレータ
不定
T
:テンポラリアキュムレータ
不定
IX
:インデックスレジスタ
不定
EP
:エクストラポインタ
不定
SP
:スタックポインタ
不定
PS
:プログラムステータス
Iフラグ=0,IL1,0=11
他のビットは不定
さらに , PS は上位 8 ビットがレジスタバンクポインタ(RP), 下位 8 ビットがコンディションコードレジスタ(CCR)と分
けることができます(下図参照)。
プログラムステータスの構造
15
PS
14
13
12
9
8
7
空き 空き空き H
RP
RP
DS07–12522–4
11 10
6
I
5
4
IL1, 0
3
2
1
0
N
Z
V
C
CCR
19
MB89140 シリーズ
RP は現在使用しているレジスタバンクのアドレスを示すもので , RP の内容と実アドレスの関係は下図に示す変換規則
になっています。
汎用レジスタ領域の実アドレス変換規則
RP
OPコード下位
“0”“0”“0”“0”“0”“0”“0”“1” R4 R3 R2 R1 R0 b2
発生アドレス A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7
A6 A5 A4
b1
b0
A3 A2 A1
A0
CCR は演算の結果や転送データの内容を示すビットと , 割込み時の CPU の動作を制御するビットがあります。
H フラグ :演算の結果 , bit3 から bit4 への繰上げや借越しが発生した場合 , 1 にセットされ , それ以外の場合は 0 にクリア
されます。このフラグは十進補正命令用です。
I フラグ :このフラグが 1 のとき割込みを許可し , 0 のとき割込みを禁止します。リセット時に 0 になります。
IL1, 0
:現在許可している割込みのレベルを示します。このビットが示す値より強い値の割込み要求があった場合の
み , 割込み処理を行います。
IL1
IL0
0
0
割込みレベル
強弱
強い
1
0
1
1
0
2
1
1
3
弱い=割込みなし
N フラグ :演算の結果 , 最上位ビットが 1 のとき 1 にセットされ , 0 のとき 0 にクリアされます。
Z フラグ :演算の結果 , 0 であれば 1 にセットされ , それ以外のとき 0 にクリアされます。
V フラグ :演算の結果 , 2 の補数のオーバフローが発生したとき 1 にセットされ , 発生しなかったとき 0 にクリアされます。
C フラグ :演算の結果 , bit7 から繰上げや借越しが発生した場合 , 1 にセットされ , それ以外の場合は 0 にクリアされま
す。また , シフト命令ではシフトアウトした値になります。
20
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
また , 汎用レジスタとして , 以下のものがあります。
汎用レジスタ:8 ビット長 , データを格納するレジスタ
汎用レジスタは 8 ビット長のレジスタで , メモリ上のレジスタバンク内にあります。1 バンクあたり 8 個のレジスタがあ
り , MB89140 シリーズでは全部で 32 バンクまで使用できます。現在使用しているバンクはレジスタバンクポインタ(RP)
で示します。
レジスタバンク構成
ここのアドレス= 0100H + 8 × (RP)
R0
R1
R2
R3
R4
R5
R6
R7
32 バンク
メモリ領域
DS07–12522–4
21
MB89140 シリーズ
■ I/O マップ
アドレス
書込み / 読出し
レジスタ
レジスタの内容
00H
(R/W)
PDR0
ポート 0 データレジスタ
01H
(W)
DDR0
ポート 0 方向レジスタ
02H
(R/W)
PDR1
ポート 1 データレジスタ
03H
(W)
DDR1
ポート 1 方向レジスタ
04H
(R/W)
PDR2
ポート 2 データレジスタ
05H
空き領域
06H
空き領域
07H
(R/W)
SYCC
システムクロック制御レジスタ
08H
(R/W)
STBC
スタンバイ制御レジスタ
09H
(R/W)
WDTC
ウォッチドッグ制御レジスタ
0AH
(R/W)
TBCR
タイムベースタイマ制御レジスタ
0BH
(R/W)
WPCR
時計プリスケーラ制御レジスタ
0CH
(R/W)
PDR3
ポート 3 データレジスタ
0DH
(W)
DDR3
ポート 3 方向レジスタ
0EH
(R/W)
BUZR
ブザーレジスタ
0FH
(R/W)
EIC
10H
(R/W)
PDR4
ポート 4 データレジスタ
11H
(R/W)
PDR5
ポート 5 データレジスタ
12H
(R/W)
PDR6
ポート 6 データレジスタ
13H
(R)
PDR7
ポート 7 データレジスタ
外部割込みコントロールレジスタ
14H
空き領域
15H
空き領域
16H
(W)
COMR
8 ビット PWM タイマコンペアレジスタ
17H
(R/W)
CNTR
8 ビット PWM タイマコントロールレジスタ
18H
(R/W)
T3CR
タイマ 3 制御レジスタ
19H
(R/W)
T2CR
タイマ 2 制御レジスタ
1AH
(R/W)
T3DR
タイマ 3 データレジスタ
1BH
(R/W)
T2DR
タイマ 2 データレジスタ
1CH
(R/W)
SMR
シリアルモードレジスタ
1DH
(R/W)
SDR
シリアルデータレジスタ
1EH
(R/W)
ADC1
A/D コントロールレジスタ 1
1FH
(R/W)
ADC2
A/D コントロールレジスタ 2
(続く)
22
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
(続き)
アドレス
書込み / 読出し
レジスタ
レジスタの内容
20H
(R/W)
ADDH
A/D データレジスタ(H)
21H
(R/W)
ADDL
A/D データレジスタ(L)
22H
(W)
PCR0
ポート入力コントロールレジスタ 0
23H
(W)
PCR1
ポート入力コントロールレジスタ 1
24H
(R/W)
MCNT
MPG コントロールレジスタ
25H
(R/W)
INTSTR
MPG インターラプトステータスレジスタ
26H
(W)
CMCLBR(H)
MPG コンペアクリアバッファレジスタ H
27H
(W)
CMCLBR
(L)
MPG コンペアクリアバッファレジスタ L
28H
(W)
OUTCBR
(H)
MPG アウトプットバッファレジスタ H
29H
(W)
OUTCBR(L)
MPG アウトプットバッファレジスタ L
2AH
空き領域
2BH
空き領域
2CH
空き領域
2DH
空き領域
2EH
空き領域
2FH
空き領域
30H ∼ 77H
空き領域
78H
空き領域
79H
空き領域
7AH
空き領域
7BH
空き領域
7CH
(W)
ILR1
割込みレベル設定レジスタ 1
7DH
(W)
ILR2
割込みレベル設定レジスタ 2
7EH
(W)
ILR3
割込みレベル設定レジスタ 3
7FH
空き領域
( 注意事項 )空き領域は , 使用しないでください。
DS07–12522–4
23
MB89140 シリーズ
■ 電気的特性
1. 絶対最大定格
(AVSS = VSS = 0.0 V)
定 格 値
項 目
記 号
単位
備 考
最 小
最 大
VCC
VSS − 0.3
VSS + 7.0
V
AVCC
VSS − 0.3
VSS + 7.0
V
*2
VIO1
VSS − 0.3
VCC + 0.3
V
P31 を除く
VIO2
VSS − 0.3
7
V
P31
ΣIOH
―
− 120
mA
平均値(動作電流×動作率)
―
− 12
mA
P00 ∼ P07, P10 ∼ P17
P20 ∼ P23, P30, P32 ∼ P37
―
− 20
mA
P40 ∼ P47, P50 ∼ P57
―
− 36
mA
P60 ∼ P67, BZ
―
−6
mA
P00 ∼ P07, P10 ∼ P17
P20 ∼ P23, P30, P32 ∼ P37
平均値(動作電流×動作率)*1
―
− 10
mA
P40 ∼ P47, P50 ∼ P57
平均値(動作電流×動作率)*1
―
− 18
mA
P60 ∼ P67, BZ
平均値(動作電流×動作率)*1
ΣIOLAV
―
150
mA
平均値(動作電流×動作率)*1
“L”レベル出力最大電流
IOL
―
12
mA
P00 ∼ P07, P10 ∼ P17,
P20 ∼ P23, P30 ∼ P37
“L”レベル出力平均電流
IOLAV
―
6
mA
平均値(動作電流×動作率)*1
P00 ∼ P07, P10 ∼ P17,
P20 ∼ P23, P30 ∼ P37
消費電力
PD
―
500
mW
動作温度
TA
− 40
+ 85
°C
保存温度
Tstg
− 55
+ 150
°C
電源電圧
入出力電圧
“H”レベル総出力平均電流
“H”レベル出力最大電流
“H”レベル出力平均電流
“L”レベル総出力平均電流
IOH
IOHAV
* 1: 総出力平均電流は , 該当する端子すべてに流れる電流の , 100 ms の期間内での平均電流と規定します。出力ピーク電
流は , 該当する端子 1 本のピーク値を規定します。出力平均電流は , 該当する端子 1 本に流れる電流の , 100 ms の期
間内での平均電流と規定します。
* 2: AVCC と VCC は同電位で使用してください。
また , 電源投入時など AVCC が VCC を超えないよう注意してください。
<注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ
ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。
24
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
2. 推奨動作条件
(AVSS = VSS = 0.0 V)
規 格 値
項 目
記 号
単 位
最 小
最 大
2.7*
6.0*
V
2.2
6.0
V
1.5
6.0
V
VFDP
VCC − 40
VCC + 0.3
V
TA
− 40
+ 85
°C
VCC
AVCC
電源電圧
動作温度
備 考
通常動作保証範囲 *
時計モード , サブ RUN 時
(MB89P147 は 2.7 V から)
ストップ時の RAM 状態保持
* : 使用周波数 , アナログ保証範囲によって異なります。図 1 および「5.A/D 変換部電気的特性」を参照してください。
図 1 動作電圧−動作周波数
6
動
作
5
電
機 能
動
作
保
証
範
囲
圧
4
(
V
3
)
2
1
2
3
4
5
6
7
8
動作周波数(MHz)(インストラクションサイクル=4/FCH のとき)
2.0
0.8
0.5
最小命令実行時間(インストラクションサイクル)(µs)
図 1 では , インストラクションサイクル= 4/FCH のときの外付け振動子の動作周波数を示します。
動作電圧範囲はインストラクションサイクルに依存しますので , ギアにより , 動作スピードを切り替えたときは , イン
ストラクションサイクルに読み変えてください。
<注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条
件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼
性に悪影響を及ぼすことがあります。
データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され
ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。
DS07–12522–4
25
MB89140 シリーズ
3. 直流規格
(AVCC = VCC = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
規 格 値
項 目
“H”レベル入力電圧
“L”レベル入力電圧
記号
端子記号
単位
最 小
標準
最 大
備 考
VIHS
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P30 ∼ P37,
P70,P71,
X0, X1,
RST,
MODA
―
0.7VCC
―
VCC + 0.3
V
ヒステリシス
入力
VILS
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P30 ∼ P37,
P70,P71,
X0, X1,
RST,
MODA
―
VSS − 0.3
―
0.2VCC
V
ヒステリシス
入力
VOH1
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P20 ∼ P23, IOH =− 2.0 mA
P30,
P32 ∼ P37
2.4
―
―
V
VOH2 P40 ∼ P47, IOH =− 10 mA
P50 ∼ P57
3.0
―
―
V
VOH3 P60 ∼ P67, IOH =− 18 mA
BZ
3.0
―
―
V
―
―
0.4
V
―
―
0.6
V
―
―
±5
µA
P14 ∼ P17,
P32 ∼ P37 は
プルアップ抵抗
なし指定時
− 200
− 100
− 50
µA
プルアップ抵抗
あり指定時
“H”レベル出力電圧
VOL1
“L”レベル出力電圧
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
IOL = 1.8 mA
P20 ∼ P23,
P30 ∼ P37
VOL2 RST
IOL = 4.0 mA
ILI1
P00 ∼ P07,
P10 ∼ P17,
P30 ∼ P37, 0.45 V < VI < VCC
P70, P71,
MODA
ILI2
P14 ∼ P17,
VI = 0.0 V
P32 ∼ P37
ILO1
P40 ∼ P47, VI = VFDP
P50 ∼ P57
= VCC − 40 V
―
―
− 10
µA
ILO2
P60 ∼ P67, VI = VFDP
BZ
= VCC − 40 V
―
―
− 20
µA
25
50
100
kΩ
入力リーク電流
出力リーク電流
プルアップ抵抗値
条 件
RST
RPULU P14 ∼ P17, VI = 0.0 V
P32 ∼ P37
プルアップ抵抗
あり指定時
(続く)
26
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
(続き)
(AVCC = VCC = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
規 格 値
項 目
プルダウン抵抗値
記号
端子記号
P40 ∼ P47,
RPULD P50 ∼ P57, VOH = 5.0 V
P60 ∼ P67
ICC1
FCH = 8 MHz
VCC = 5 V
tinst*2 = 0.5 µs
出力オープン
ICC2
FCH = 8 MHz
VCC = 3.2 V
tinst*2 = 8.0 µs
出力オープン
ICCS1
ICCS2 VCC
電源電流 *1
FCH = 8 MHz
VCC = 5 V
2
スリープ tinst* = 0.5 µs
モード
FCH = 8 MHz
VCC = 3.2 V
tinst*2 = 8.0 µs
サブクロックモード
FCL = 32 kHz
VCC = 3 V
ICCL
単位
備 考
150
kΩ
プルダウン抵抗
オプション指定
時
9
15
mA
―
1.5
2
mA
―
2.5
5.0
―
3
7
mA
―
1
1.5
mA
―
50
150
µA
―
1
3
mA MB89P147
最 小
標準
最 大
50
100
―
mA MB89P147
ICCLS
サブスリープモード
FCL = 32 kHz
VCC = 3 V
―
25
50
µA
ICCT
時計モード
FCL = 32 kHz
VCC = 3 V
―
3
15
µA
ICCH
サブストップモード
TA =+ 25 °C
―
―
10
µA
FCH = 8 MHz
―
1.5
4
mA A/D 変換起動時
TA =+ 25 °C
―
1
5
µA
f = 1 MHz
―
10
―
pF
IA
AVCC
IAH
入力容量
条 件
CIN
AVCC,
AVSS, VCC,
VSS 以外
A/D 停止時
* 1: 電源電流の測定条件は , 外部クロックで , VCC は上表中のそれぞれの条件(VCC = 5 V, VCC = 3.2 V)になります。
* 2: tinst については ,「4. 交流規格 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。
( 注意事項 )FCH はメインクロック発振周波数です。FCH = 8 MHz 時 4/FCH の命令実行時間は 0.5 µs, 64/FCH の命令実行時間
は 8 µs です。
DS07–12522–4
27
MB89140 シリーズ
4. 交流規格
(1) リセットタイミング
(AVCC = VCC = 5.0 V, AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
規 格 値
項 目
記 号
RST“L”パルス幅
条 件
tZLZH
単 位
最 小
標 準
最 大
48 tXCYL
―
―
ns
30
50
80
ns
備 考
―
RST ノイズリミット幅
tZLNC
( 注意事項 )tXCYL は X0 に入力する発振周期 (1/FCH)
tZLZH
tZLNC
RST
0.2 VCC
0.2 VCC
(2) パワーオンリセット
(AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
規 格 値
項 目
記 号
電源立上り時間
条 件
単 位
tR
備 考
最 小
最 大
―
50
ms
パワーオンリセットありのみ
1
―
ms
繰返し動作のため
―
電源断時間
tOFF
( 注意事項 )選択された発振安定時間以内で電源を立ち上げるようにしてください。
また , 動作中に電源電圧を変化させる場合は電源電圧を滑らかに立ち上げることを推奨いたします。
tOFF
tR
2.0 V
VCC
28
0.2 V
0.2 V
0.2 V
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
(3) クロックタイミング
(AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
規 格 値
項 目
記 号
端子記号
条 件
単位
最 小
標 準
最 大
FCH
X0, X1
2
―
8
MHz
FCL
X0A, X1A
―
32.768
―
kHz
tXCYL
X0, X1
125
―
500
ns
tLXCYL
X0A, X1A
―
30.5
―
µs
PWH
PWL
X0
30
―
―
ns
備 考
クロック周波数
クロックサイクルタイム
―
外部クロック時
入力クロックパルス幅
PWHL
PWLL
X0A
―
15.2
―
µs
tCR
tCF
X0, X0A
―
―
10
ns
入力クロック立上り ,
立下り時間
外部クロック時
X0, X1 タイミングおよび印加条件
tXCYL
PWH
tCF
tCR
0.8 VCC
PWL
0.8 VCC
X0
0.2 VCC
0.2 VCC
0.2 VCC
クロック印加条件
水晶振動子使用時または
セラミック振動子使用時
X0
X1
外部クロック使用時
X0
X1
開放
C0
DS07–12522–4
C1
29
MB89140 シリーズ
X0A, X1A タイミングおよび印加条件
tLXCYL
PWHL
0.8 VCC
PWLL
tCF
tCR
0.8 VCC
X0A
0.2 VCC
0.2 VCC
0.2 VCC
クロック印加条件
MB89PV140 のとき
水晶振動子使用時または
セラミック振動子使用時
外部クロック使用時
RF=約2 MΩ?
X0A
X0A
X1A
C0
C1
X1A
開放
RD
マスクROM品, およびMB89P147のとき
水晶振動子使用時または
セラミック振動子使用時
X0A
外部クロック使用時
X0A
X1A
X1A
開放
RF
C0
RD
C1
(注意事項)2系統クロックのマスクROM品, およびMB89P147は低速発振回路の帰還抵抗が外付けになります
(MB89PV140-102 の低速発振回路の帰還抵抗は内蔵となります)。
(4) インストラクションサイクル
(AVSS = VSS = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
項 目
インストラクションサイクルタイム
(最小命令実行時間)
30
記 号
規 格 値(標準)
単 位
備 考
µs
tinst
4/FCH, 8/FCH,
16/FCH, 64/FCH
FCH = 8 MHz 動作時 (4/FCH) tinst = 0.5 µs
2/FCL
µs
FCLH = 32.768 kHz, tinst = 61.036 µs
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
(5) シリアル I/O タイミング
(AVCC = VCC = 5 V ± 10%, AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
規 格 値
項 目
記 号
端子記号
シリアルクロックサイクルタイム
tSCYC
SCK
SCK ↓→ SO 時間
tSLOV
SCK, SO
有効 SI → SCK ↑
tIVSH
SI, SCK
SCK ↑→有効 SI ホールド時間
tSHIX
SCK, SI
シリアルクロック“H”パルス幅
tSHSL
SCK
シリアルクロック“L”パルス幅
tSLSH
SCK
条 件
内部クロック
動作
単位
最 小
最 大
2tinst*
―
µs
− 200
200
ns
1/2tinst*
―
µs
1/2tinst*
―
µs
1tinst*
―
µs
1tinst*
―
µs
0
200
ns
外部クロック
動作
SCK ↓→ SO 時間
tSLOV
SCK, SO
有効 SI → SCK ↑
tIVSH
SI, SCK
1/2tinst*
―
µs
SCK ↑→有効 SI ホールド時間
tSHIX
SCK, SI
1/2tinst*
―
µs
備 考
* : tinst については , 「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。
内部シフトクロックモード
tSCYC
SCK
2.4 V
0.8 V
0.8 V
tSLOV
2.4 V
SO
0.8 V
SI
tIVSH
tSHIX
0.8 VCC
0.8 VCC
0.3 VCC
0.3 VCC
外部シフトクロックモード
tSLSH
SCK
SO
SI
DS07–12522–4
tSHSL
0.8 VCC
0.2 VCC
tSLOV
0.8 VCC
0.2 VCC
2.4 V
0.8 V
tIVSH
tSHIX
0.8 VCC
0.8 VCC
0.3 VCC
0.3 VCC
31
MB89140 シリーズ
(6) 周辺入力タイミング
(AVCC = VCC = 5 V ± 10%, AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
規 格 値
項 目
記 号
端子記号
条 件
単位
最 小
最 大
周辺入力“H”レベルパルス幅 1
tILIH1
TRG, DTTI,
ADST, EC,
INT0,INT1
―
2tinst*
―
µs
周辺入力“L”レベルパルス幅 1
tIHIL1
TRG, DTTI,
ADST, EC,
INT0,INT1
―
2tinst*
―
µs
備 考
* : tinst については , 「 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。
(7) 周辺入力ノイズリミット幅
(AVCC = VCC = 5 V ± 10%, AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
規 格 値
項 目
記号
周辺入力“H”レベル
ノイズリミット幅 1
tIHNC1
周辺入力“L”レベル
ノイズリミット幅 1
tILNC1
割込み“H”レベル
ノイズリミット幅 2
tIHNC2
割込み“L”レベル
ノイズリミット幅 2
tILNC2
端子記号
単位
INT1, INT0 を除く全入力
INT1, INT0 を除く全入力
標 準
最 大
7
15
30
ns
PV140, P147
15
30
60
ns
上記以外の品種
7
15
30
ns
PV140, P147
15
30
60
ns
上記以外の品種
30
50
100
ns
PV140, P147
50
100
250
ns
上記以外の品種
30
50
100
ns
PV140, P147
50
100
250
ns
上記以外の品種
INT1, INT0
INT1, INT0
tIHIL1
TRG
DTTI
ADST
INT0, INT1
EC
tILIH1
0.8 VCC
0.2 VCC
32
tIHNC1
tIHNC2
0.8 VCC
0.2 VCC
0.8 VCC
0.2 VCC
tILNC1
tILNC2
P00~P07,
P10~P17,
P30~P37,
P70, P71,
TRG, SCK, SI,
EC, DTTI, ADST
INT1, INT0
備 考
最 小
0.8 VCC
0.2 VCC
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
5. A/D 変換部電気的特性
(AVCC = VCC = 5 V ± 10%, FCH = 8 MHz, AVSS = VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C)
規 格 値
項 目
記号
端子記号
条件
単位
最 小
標 準
最 大
―
―
10
bit
―
―
± 3.0
LSB
―
―
± 2.0
LSB
―
―
± 1.5
LSB
分解能
総合誤差
―
―
直線性誤差
AVCC = VCC = 5 V 時
微分直線性誤差
ゼロトランジション電圧
VOT
AN0 ∼ ANB
AVSS
AVSS
AVSS
− 1.5 LSB + 0.5 LSB + 2.5 LSB
V
フルスケール
トランジション電圧
VFST
AN0 ∼ ANB
AVCC
AVCC
AVCC
− 3.5 LSB − 1.5 LSB + 0.5 LSB
V
―
―
チャネル間バラツキ
A/D 変換時間
原振 8 MHz 時
―
―
4
LSB
33
―
―
tinst*
アナログポート入力電流
IAIN
AN0 ∼ ANB AVCC = VCC = 5 V 時
―
―
10
µA
アナログ入力電圧
―
AN0 ∼ ANB
0
―
AVCC
V
備考
* : tinst については , 「4.交流規格 (4) インストラクションサイクル」を参照してください。
( 注意事項 )・|AVCC- AVss| が小さくなるに従って , 相対的に誤差は大きくなります。
・アナログ入力部に接続される外部回路の出力インピーダンスは , 数 kΩ 以下になるように使用してください。
出力インピーダンスが高すぎる場合 , アナログ電圧のサンプリング時間が不足する場合があります。
サンプル&ホールド回路
R≦10kΩ?
を推奨します。
AN
C≒60pF
コンパレータ
R≒3 kΩ
アナログチャネル
セレクタ
R>10 kΩの場合
約 0.1 µF のコンデンサ
を付加することを推奨し
ます。
DS07–12522–4
A/D変換起動後
約 15~72 インストラクションサイクル閉じます(閉じる
時間はレジスタの設定で変わります)。
33
MB89140 シリーズ
6. A/D 用語の定義
・分解能
A/D 変換器により識別可能なアナログ変化
・直線性誤差
ゼロトランジション点(“00 0000 0000”↔“00 0000 0001”)とフルスケールトランジション点(“11 1111 1110” ↔
“11 1111 1111”)とを結んだ直線と実際の変換特性との偏差
・微分直線性誤差
出力コードを 1LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差
・総合誤差
実際の値と理論値との差を言い , ゼロトランジション誤差 / フルスケールトランジション誤差 / 直線性誤差 / 量子誤
差および雑音に起因する誤差
理想入出力特性
総合誤差
3FF
3FF
VFST
3FE
3FE
3FD
実際の変換特性
3FD
デジタル出力
デジタル出力
1.5LSB
004
003
VOT
002
{1LSB×N+0.5LSB}
004
VNT
003
実際の変換特性
002
1LSB
001
理想特性
001
0.5LSB
AVcc
AVSS
アナログ入力
1LSB =
アナログ入力
VFST ― VOT
1022
AVcc
AVSS
(V)
デジタル出力Nの総合誤差 =
VNT ― {1LSB×N+0.5LSB}
1LSB
(続く)
34
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
(続き)
004
フルスケールトランジション誤差
ゼロトランジション誤差
3FF
003
理想特性
実際の変換特性
デジタル出力
デジタル出力
3FE
002
001
実際の変換特性
3FD
VFST
(実測値)
実際の変換特性
実際の変換特性
3FC
VOT (実測値)
AVSS
AVcc
AVss
アナログ入力
微分直線性誤差
直線性誤差
3FF
N+1
理想特性
実際の変換特性
3FE
{1LSB×N+VOT}
N
VFST
(実測値)
004
VNT
003
デジタル出力
3FD
デジタル出力
AVcc
アナログ入力
V(N+1)T
実際の変換特性
N-1
VNT
実際の変換特性
002
実際の変換特性
N-2
理想特性
001
VOT (実測値)
AVcc
AVSS
デジタル出力Nの直線性誤差 =
VNT ― {1LSB×N+VOT}
1LSB
DS07–12522–4
AVSS
AVcc
アナログ入力
アナログ入力
デジタル出力Nの微分直線性誤差 =
V(N+1)T ― VNT
-1
1LSB
35
MB89140 シリーズ
■ 特性例
(1) “L”レベル出力電圧
(2) “H”レベル出力電圧
VCC-VOH―IOH
VOLーIOL
VOL (V)
VCC=2.5 V
TA=+25℃
0.5
VCC=3.0 V
0.4
VCC=4.0 V
VCC=5.0 V
VCC=6.0 V
0.3
0.2
VCC - VOH (V)
1.0
0.9
TA=+25℃
VCC=2.5 V
0.8
0.7
VCC=3.0 V
0.6
0.5
VCC=4.0 V
VCC=5.0 V
VCC=6.0 V
0.4
0.3
0.2
0.1
0.0
0.1
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0.0
0.0
10
IOL (mA)
-0.5
-1.0
-1.5
-2.0
-2.5
-3.0
IOH (mA)
(3) “H”レベル入力電圧 /“L”レベル入力電圧(ヒステリシス入力)
CMOSヒステリシス入力
VIN (V)
5.0
4.5
TA=+25℃
4.0
3.5
VIHS
3.0
2.5
VILS
2.0
1.5
1.0
0.5
0.0
0
1
2
3
4
5
6
7
VCC (V)
VIHS:ヒステリシス特性で入力電圧を
“H”レベルと
するスレッシュホールド
VILS:ヒステリシス特性で入力電圧を“L”レベルと
するスレッシュホールド
36
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
(4) 電源電流(外部クロック)
ICC1 – VCC, ICC2 – VCC
ICCS1 – VCC, ICCS 2 – VCC
ICC (mA)
ICCS (mA)
FC=8 MHz
TA=+25℃
16
FC=8 MHz
TA=+25℃
4.0
14
4分周(ICCS1)
4分周(ICC1)
3.0
12
10
2.0
8
6
64分周(ICCS2)
1.0
4
64分周(ICC2)
2
0
0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
VCC (V)
VCC (V)
ICCL – VCC
ICCL (µA)
200
ICCLS – VCC
ICCLS (µA)
TA=+25℃
50
TA=+25℃
180
160
40
140
30
120
100
20
80
60
40
10
20
0
0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
VCC (V)
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
VCC(V)
(続く)
DS07–12522–4
37
MB89140 シリーズ
(続き)
ICCT – VCC
ICCT (µA)
ICCH – VCC
ICCH (µA)
18
1.8
TA=+25℃
16
TA=+25℃
1.6
14
1.4
12
1.2
10
1.0
8
0.8
6
0.6
4
0.4
2
0.2
0
0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
2.0
3.0
4.0
VCC (V)
5.0
6.0
7.0
VCC (V)
(5) プルアップ抵抗値
RPULL – VCC
RPULL (kΩ)
1,000
500
100
50
TA=+85℃
TA=+25℃
TA=-40℃
10
1
38
2
3
4
5
6
7
VCC (V)
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
■ マスクオプション一覧表
NO
項 目
品 種 MB89PV140 MB89PV140 MB89145V1 MB89145V2
MB89P147V1 MB89P147V2
-101
-102
MB89146V1 MB89146V2
1
パワーオンリセット
パワーオンリセットあり
パワーオンリセットなし
あり固定
マスク発注時に指定
EPROM ライタで設定
2
リセット端子出力
リセット出力あり
リセット出力なし
あり固定
マスク発注時に指定
EPROM ライタで設定
3
クロックモード選択
1 系統クロックモード
2 系統クロックモード
マスク発注時に指定
EPROM ライタで設定
4
プルアップ抵抗
P14 ∼ P17
P32 ∼ P37
なし固定
マスク発注時に指定
(1 ピンごとに設定可)
EPROM ライタで設定
(1 ピンごとに設定可)
5
プルダウン抵抗
P47 ∼ P40
P57 ∼ P50
P67 ∼ P60
なし固定
1 系統
2 系統
なし
全ピンあり
なし
全ピンあり
■ オーダ型格
型 格
MB89145V1P-SH
MB89145V2P-SH
MB89146V1P-SH
MB89146V2P-SH
MB89P147-V1P-SH
MB89P147-V2P-SH
パ ッ ケ ー ジ
プラスチック・SH-DIP, 64 ピン
(DIP-64P-M01)
MB89145V1PF
MB89145V2PF
MB89146V1PF
MB89146V2PF
MB89P147-V1PF
MB89P147-V2PF
プラスチック・QFP, 64 ピン
(FPT-64P-M06)
MB89PV140-101C-ES-SH
MB89PV140-102C-ES-SH
セラミック・MDIP, 64 ピン
(MDP-64C-P02)
MB89PV140-101CF-ES
MB89PV140-102CF-ES
セラミック・MQFP, 64 ピン
(MQP-64C-P01)
DS07–12522–4
備 考
39
MB89140 シリーズ
■ パッケージ・外形寸法図
プラスチック・SH-DIP, 64 ピン
リードピッチ
1.778mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
17 × 58mm
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
5.65mm MAX
(DIP-64P-M01)
プラスチック・SH-DIP, 64 ピン
(DIP-64P-M01)
注)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
+0.22
+.009
58.00 –0.55 2.283 –.022
INDEX-1
17.00±0.25
(.669±.010)
INDEX-2
+0.70
4.95 –0.20
+.028
.195 –.008
+0.50
0.70 –0.19
+.020
.028 –.007
0.27±0.10
(.011±.004)
+0.20
3.30 –0.30
.130
+.008
–.012
1.378
.0543
C
+0.40
–0.20
+.016
–.008
1.778(.0700)
0.47±0.10
(.019±.004)
19.05(.750)
+0.50
0.25(.010)
2001-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED D64001S-c-4-6
M
1.00 –0
+.020
0~15
.039 –.0
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
(続く)
40
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
プラスチック・QFP, 64 ピン
リードピッチ
1.00mm
パッケージ幅×
パッケージ長さ
14 × 20mm
リード形状
ガルウィング
封止方法
プラスチックモールド
取付け高さ
3.35mm MAX
コード(参考)
P-QFP64-14×20-1.00
(FPT-64P-M06)
プラスチック・QFP, 64 ピン
(FPT-64P-M06)
注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。
注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。
注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。
24.70±0.40(.972±.016)
* 20.00±0.20(.787±.008)
51
0.17±0.06
(.007±.002)
33
32
52
18.70±0.40
(.736±.016)
*14.00±0.20
Details of "A" part
(.551±.008)
3.00 –0.20
INDEX
+0.35
+.014
.118 –.008
(Mounting height)
20
64
0~8°
1
19
1.00(.039)
0.42±0.08
(.017±.003)
0.20(.008)
+0.15
M
0.25 –0.20
1.20±0.20
(.047±.008)
+.006
.010 –.008
(Stand off)
"A"
0.10(.004)
C
2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64013S-c-5-6
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
(続く)
DS07–12522–4
41
MB89140 シリーズ
セラミック・MDIP, 64 ピン
リードピッチ
1.778mm (70mil)
ロースペース
19.05mm (750mil)
マザーボードの材質
セラミック
搭載している
ソケットの材質
プラスチック
(MDP-64C-P02)
セラミック・MDIP, 64 ピン
(MDP-64C-P02)
0°~9°
56.90±0.64
(2.240±.025)
15.24(.600)
TYP
18.75±0.30
(.738±.012)
2.54±0.25
(.100±.010)
33.02(1.300)REF
INDEX AREA
0.25±0.05
(.010±.002)
1.27±0.25
(.050±.010)
10.16(.400)MAX
1.778±0.25
(.070±.010)
C
19.05±0.30
(.750±.012)
+0.13
0.46 –0.08
+.005
.018 –.003
55.12(2.170)REF
0.90±0.13
(.035±.005)
1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M64002SC-1-5
3.43±0.38
(.135±.015)
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
(続く)
42
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
(続き)
セラミック・MQFP, 64 ピン
リードピッチ
1.00mm
リード形状
ストレート
マザーボード
の材質
セラミック
搭載している
ソケットの材質
プラスチック
(MQP-64C-P01)
セラミック・MQFP, 64 ピン
(MQP-64C-P01)
18.70(.736)TYP
INDEX AREA
16.30±0.33
(.642±.013)
15.58±0.20
(.613±.008)
12.00(.472)TYP
+0.40
1.20 Ð0.20
.047
1.00±0.25
(.039±.010)
+.016
Ð.008
1.00±0.25
(.039±.010)
1.27±0.13
(.050±.005)
18.12±0.20
12.02(.473)
(.713±.008)
TYP
10.16(.400)
14.22(.560)
TYP
TYP
22.30±0.33
(.878±.013)
0.30(.012)
TYP
24.70(.972)
TYP
1.27±0.13
(.050±.005)
0.30(.012)TYP
7.62(.300)TYP
0.40±0.10
(.016±.004)
18.00(.709)
TYP
0.40±0.10
(.016±.004)
+0.40
1.20 Ð0.20
+.016
.047 Ð.008
9.48(.373)TYP
11.68(.460)TYP
0.50(.020)TYP
C
10.82(.426)
0.15±0.05 MAX
(.006±.002)
1994-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED M64004SC-1-4
単位:mm (inches)
注意:括弧内の値は参考値です。
最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。
http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/
DS07–12522–4
43
MB89140 シリーズ
■ 本版での主な変更内容
ページ
場所
変更箇所
14
■ MB89P147 の EPROM 書込み 「6. ROM ライタ用アダプタ」の項目を削除
15
■ ピギ / エバチップの搭載
について
■ 電気的特性
29
33
4. 交流規格
(3) クロックタイミング
■ 電気的特性
5. A/D 変換部電気的特性
■ オーダ型格
39
「2. 書込みアダプタ」の項目を削除
EPROM の書込みについて
クロック周波数の記号を変更
FC → FCH
ゼロトランジション電圧 , フルスケールトランジション電圧の単位を変更
mV → V
オーダ型格を変更
MB89P147V1P-SH → MB89P147-V1P-SH
MB89P147V2P-SH → MB89P147-V2P-SH
MB89P147V1PF → MB89P147-V1PF
MB89P147V2PF → MB89P147-V2PF
MB89PV140C-101-ES-SH → MB89PV140-101C-ES-SH
MB89PV140C-102-ES-SH → MB89PV140-102C-ES-SH
MB89PV140CF-101-ES → MB89PV140-101CF-ES
MB89PV140CF-102-ES → MB89PV140-102CF-ES
変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。
44
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
MEMO
DS07–12522–4
45
MB89140 シリーズ
MEMO
46
DS07–12522–4
MB89140 シリーズ
MEMO
DS07–12522–4
47
MB89140 シリーズ
富士通マイクロエレクトロニクス株式会社
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fml/
お問い合わせ先
富士通エレクトロニクス株式会社
〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル
http://jp.fujitsu.com/fei/
電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで ,
0120-198-610
受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます )
携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。
※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。
本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。
本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも
のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な
どについては , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施
権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので
はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。
本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい
ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を
伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵
器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・
製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用
されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。
半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ
う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。
本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き
をおとりください。
本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。
編集 プロモーション推進部