ETC BH3525AFV

BH3525AFV
光ディスク IC
CD-ROM 用ポストアンプ
BH3525AFV
BH3525AFV は、CD-ROM 用に開発された 1bit D/A コンバータ対応のデュアルポストアンプです。
ミュート機能を内蔵しており、ポップノイズ対策が容易に行えます。
z用途
CD-ROM, DVD-ROM, CD-P, DVD-P
z特長
1) 1bit D/A コンバータ対応のデュアルポストアンプ IC。
2) ミュート機能を利用した電源 ON / OFF 時のポップノイズ対策回路を内蔵。
z絶対最大定格 (Ta=25°C)
Parameter
Symbol
Limits
Unit
VMAX
V
mW
Pd
6.0
400∗
動作温度範囲
Topr
−25~+75
˚C
保存温度範囲
Tstg
−55~+125
˚C
印加電圧
許容損失
∗Ta=25˚C以上は、4.0mW / ˚Cで軽減。
z推奨動作条件 (Ta=25°C)
Parameter
動作電源電圧
Symbol
Min.
Typ.
Max.
Unit
VCC
3.5
−
5.5
V
BH3525AFV
光ディスク IC
zブロックダイアグラム
GND
1
14 VCC
SW1
2
13 SW2
+
+
MUTE
4
TAU
5
10 VIN2P
VIN1M
6
9
BIASIN
VIN1P
7
8
BIASOUT
+
−
12 OUT2
+
−
3
MUTE
OUT1
11 VIN2M
BH3525AFV
光ディスク IC
z端子説明
Pin No.
Pin name
Function
1
GND
2
13
SW1
SW2
ミュート出力端子
3
12
OUT1
OUT2
信号出力端子
Equivalent circuit
2
(13)
VCC
3
(12)
4
MUTE
ミュート制御端子
VCC
4
Hi : 動作
Lo : ミュート
5
TAU
ミュートスイッチ
時定数端子
5 TAU
BH3525AFV
光ディスク IC
Pin No.
6
11
Pin name
VIN1M
VIN2M
Function
Equivalent circuit
逆相入力端子
6
11
7
10
VIN1P
VIN2P
正相入力端子
7
10
8
9
BIAS OUT
BIAS IN
VCC
バイアス入力端子
8
+
14
VCC
電源端子
9
BIAS
BH3525AFV
光ディスク IC
z電気的特性 (特に指定のない限り Ta=25°C, VCC=5.0V, RL=10kΩ)
Symbol
Min.
Typ.
Max.
Unit
無信号時回路電流1
IQ
−
3.3
6.0
mA
MUTE : OFF
無信号時回路電流2
IQM
−
1.4
3.0
mA
MUTE : ON
閉回路電圧利得1 (正相)
GVC1
−3.0
−1.4
0.0
dB
Vin=1kHz, 0dBV
(正相に信号入力、逆相をBIASに接続)
閉回路電圧利得2 (逆相)
GVC2
−3.0
−1.4
0.0
dB
Vin=1kHz, 0dBV
(逆相に信号入力、正相をBIASに接続)
チャンネルバランス
∆GVC
−1.0
0.0
1.0
dB
∆GVC=GVC1−GVC2
電圧利得周波数特性1-1 (正相)
∆GVC1
−2.0
0.0
1.0
dB
Vin=15kHz, 0dBV GVCを基準とする
(正相に信号入力、逆相をBIASに接続)
電圧利得周波数特性1-2 (逆相)
∆GVC1
−2.0
0.0
1.0
dB
Vin=15kHz, 0dBV GVCを基準とする
(逆相に信号入力、正相をBIASに接続)
電圧利得周波数特性2-1 (正相)
∆GVC2
−
−10.0
−5.0
dB
Vin=70kHz, 0dBV GVCを基準とする
(正相に信号入力、逆相をBIASに接続)
電圧利得周波数特性2-2 (逆相)
∆GVC2
−
−10.0
−5.0
dB
Vin=70kHz, 0dBV GVCを基準とする
(逆相に信号入力、正相をBIASに接続)
全高調波歪率1 (正相)
THD1
−
0.01
0.05
%
Vin=1kHz, 0dBV BW=20~20kHz
(正相に信号入力、逆相をBIASに接続), Din Audio
全高調波歪率2 (正相)
THD2
−
0.01
0.05
%
Vin=1kHz, 0dBV BW=20~20kHz
(逆相に信号入力、正相をBIASに接続), Din Audio
最大出力電圧
VOM
1.0
1.5
−
V
THD=1%
出力雑音電圧
VNO
−
−99
−90
dBV
Parameter
Conditions
BW=20~20kHz, Rg=0Ω, Din Audio
チャンネルセパレーション1
(正相)
CS1
60
76
−
dB
Vin=1kHz, 0dBV, Rg=0Ω 片CH入力
(正相に信号入力、逆相をBIASに接続), Din Audio
チャンネルセパレーション2
(逆相)
CS2
80
96
−
dB
Vin=1kHz, 0dBV, Rg=0Ω 片CH入力
(逆相に信号入力、正相をBIASに接続), Din Audio
ミュート減衰量1 (正相)
ATT1
85
100
−
dB
Vin=1kHz, 0dBV 両CH入力
(正相に信号入力、逆相をBIASに接続), Din Audio
ミュート減衰量2 (逆相)
ATT2
65
75
−
dB
Vin=1kHz, 0dBV 両CH入力
(逆相に信号入力、正相をBIASに接続), Din Audio
ミュート端子制御電圧ON時
VTM
−
−
0.3
V
Lo : MUTE
ミュート端子制御電圧OFF時
VTM
1.0
−
−
V
Hi : ACTIVE
BH3525AFV
光ディスク IC
z測定回路図
SW14A
VRR
1
SW14B
VCC
2
THD
THD
+
V13AC
1
14
10k
2
13
V2AC
10k
1k
+
1k
+
10µ
10µ
3
+
12
+
V3DC
+
−
+
−
MUTE
4
V12DC
11
1.0µ
5
10
6
9
7
8
VTAU
Vmute
Hi : ACTIVE
Lo : MUTE
+
+
+
+
1µ
1µ
1µ
1µ
+
SW8
10µ
VBIAS
1
1
SW7
SW10
2
2
2
1
1
2
SW6A
SW11A
SW6B
SW11B
1
2
2
Vin2
Vin1
Fig.1
1
BH3525AFV
光ディスク IC
z応用回路図
VCC
C14
10µ
OUTPUT1
300
R14
OUTPUT2
+
10k
10k
RL1
1
14
2
13
1k
R3
+
1k
R12
+
10µ
10µ
3
+
−
1µ
MUTE
4
マイコン
12
+
C12
+
−
+
C3
Hi : ACTIVE
Lo : MUTE
RL2
11
5
10
6
9
7
8
C5
+
+
1µ
C7
1µ 1µ
C10 C11
+
+
1µ
C6
+
10µ
C8
IN (−) IN (+)
Fig.2
IN (+) IN (−)
BH3525AFV
光ディスク IC
z外付け部品について
(1) 入力カップリングコンデンサ (C6, C7, C10, C11)
低域のカットオフ周波数により決定されます。本 IC の入力インピーダンスは、270kΩのため (正相入力端子。逆相
入力端子は 135kΩ)、下記の式から求められますが、バラツキ、温特等の考慮を必要とします。(積層セラミックコ
ンデンサを推奨します。)
C=1 / (2π×270kΩ×f)
(2) バイアスコンデンサ (C8)
C8=10µF 以上を推奨します。
容量値をあまり下げますと、電気的特性の悪化やボツ音の発生原因となりますので、変更の際は十分ご確認の上、
決定してください。
(3) ミュートスイッチボツ音対策 (C5)
ミュートスイッチ切換え時に発生するボツ音を防止するため、C5 によりスイッチ切換え動作を平滑化しています。
よって、容量値を下げ過ぎますとボツ音発生の原因となりますので、変更の際は十分ご確認の上、決定してくださ
い。
(4) 出力カップリングコンデンサ (C3, C12)
低域のカットオフ周波数により決定されます。出力の負荷抵抗値を RL として下記の式から求められます。
また、入力カップリングコンデンサと同様にバラツキ、温特等の考慮を必要とします。
C3 (C12)=1 / (2π×RL×f)
BH3525AFV
光ディスク IC
z使用上の注意
立ち上げタイミング
ミュート期間
ミュート期間
PLAY期間
VCC
Vmute
出力
B
A. ミュート期間
: 電源ON / OFF時はボツ音低減のため、
Vmute=Lo (MUTE ON) にてご使用ください。
B. ミュート解除期間
: 外付けコンデンサ (C5) により、ミュート解除時のボツ音対策をして
おり、時定数をもちますのでタイミングにはご注意ください。
C. ミュート開始期間
: 解除時と同様に時定数をもちます。
z外形寸法図 (Units : mm)
4.4 ± 0.2
14
8
1
7
0.65 0.22 ± 0.1
0.15 ± 0.1
6.4 ± 0.3
1.15 ± 0.1
5.0 ± 0.2
0.1
C
0.3Min.
0.1
SSOP-B14