MAXIM MAX1667EVSYS

19-1546; Rev 0; 9/99
概要 ___________________________________
特長 ___________________________________
MAX1667評価キット(EVキット)は、バッテリ種を
問わないレベル2スマートバッテリ充電器MAX1667の
評価作業を容易にします。本EVキットには、Windows
95/98®コンパチブルソフトウェアが含まれています。
このソフトウェアは、MAX1667の機能を試すための
使いやすいユーザインタフェースを提供します。
◆ 任意の種類のバッテリを充電:
Li+、NiCd、NiMH、鉛等
◆ SMBusTMコンパチブルの2線シリアルインタフェース
◆ 最大バッテリ充電電流:4A、3A又は1A
◆ バッテリ電圧:最大18.4V
◆ 入力電圧:最大+28V
部品メーカ _____________________________
SUPPLIER
PHONE
FAX
AVX
803-946-0690
803-626-3123
Central
Semiconductor
516-435-1110
516-435-1824
Coilcraft
847-639-6400
847-639-1469
Dale
402-564-3131
402-563-6418
Fairchild
408-822-2000
408-822-2102
Murata
814-237-1431
814-238-0490
Sprague
603-224-1961
603-224-1430
Note: Please indicate that you are using the MAX1667 when
contacting the above component suppliers.
◆ 使いやすい付属ソフトウェア
◆ 実証済みのプリント基板レイアウト
◆ 完全実装済み、試験済みの表面実装基板
型番 ___________________________________
PART
TEMP. RANGE
MAX1667EVKIT
0°C to +70°C
IC PACKAGE
20 SSOP
Windows 95/98 are registered trademarks of Microsoft Corp.
SMBus is a registered trademark of SBS Implementers Forum.
部品リスト ________________________________________________________________________
DESIGNATION QTY
C1, C15
2
DESCRIPTION
33µF, 25V, low-ESR tantalum caps
Sprague 594D336X0025D2T
C2, C4, C5, C7,
C11
5
0.1µF ceramic capacitors
C3
1
0.047µF ceramic capacitor
C6, C12
2
22µF, 35V, low-ESR tantalum caps
AVX TPSE226M035R0200
DESIGNATION QTY
DESCRIPTION
P1
1
2x10 right-angle female header
P2
1
5-element terminal block
R1
1
40mΩ ±1%, 1W resistor
Dale WSL-2512/40mΩ/1%
R2, R4, R7, R8
4
10kΩ ±5% resistors
R3
1
10kΩ ±1% resistor
2
33Ω ±5% resistors
C8
1
0.022µF ceramic capacitor
R5, R6
1
1kΩ ±5% resistor
1
1µF, 50V ceramic capacitor
Murata GRM42-2X7R105K050AB
R9
C9
LED1
1
Red LED
JU1
1
3-pin header
None
1
Shunt (JU1)
U1
1
MAX1667EAP
None
1
MAX1667 PC board
C10
1
1500pF ceramic capacitor
C14, C17
2
1µF, 10V min ceramic capacitors
D1, D4
2
40V, 5A Schottky diodes
Central Semiconductor CMSH5-40
1
MAX1667 data sheet
2
Small-signal Schottky diodes
Central Semiconductor CMPSH-3
None
D2, D3
None
1
MAX1667 EV kit data sheet
1
33µH, 5.5A inductor
Coilcraft DO5022P-333
None
1
MAX1667 EV kit software disk
None
1
MAXSMBus board
N1
1
30V, 11.5A N-channel MOSFET
Fairchild FDS6680
None
1
MAXSMBus data sheet
None
1
Addendum to MAXSMBus data sheet
N2
1
Small-signal N-channel MOSFET
2N7002
L1
________________________________________________________________ Maxim Integrated Products
無料サンプル及び最新版データシートの入手にはマキシム社のホームページをご利用下さい。www.maxim-ic.com
1
Evaluates: MAX1667
MAX1667評価キット
Evaluates: MAX1667
MAX1667評価キット
表1. 必要な機器
表2. ジャンパの機能
EQUIPMENT
DESCRIPTION
An IBM PC-compatible
computer
Capable of running Windows
95/98
A parallel printer port
This is a 25-pin socket on the
back of the computer.
A standard 25-pin, straightthrough, male-to-female
cable
To connect the computer’s
parallel port to the Maxim
SMBus Interface Board
A DC power supply
Capable of supplying +20V
to +28V at 4A
A standard smart battery
pack or an electronic load
Capable of sinking 4A
クイックスタート _______________________
始める前に、表1に記載された機器を用意して下さい。
手順
図1(MAX1667EVキットシステムのファンクション
ダイアグラム)を参照しながら、以下の手順に従って
下さい。
1) M A X 1 6 6 7 E V キ ッ ト 基 板 の 2 0 ピ ン コ ネ ク タ と
MAXSMBusインタフェース基板の20ピンヘッダを
慎重に合わせてから軽く押し込み、2つのボードを
接続します。基板同士がぴったり接触するはずです。
2) ジャンパJU1を使用して、希望の充電電流を設定し
ます(表2)。
TO PC
PARALLEL
PORT
MAXSMBUS
JUMPER
JU1
STATE
FUNCTION
1-2*
SEL tied to VL, full-scale current set to 4A
2-3
SEL tied to GND, full-scale
current set to 1A
Open
SEL floating, full-scale current
set to 3A
*Indicates default jumper setting.
重要:全ての接続が完了するまで電源を投入しない
で下さい。
3) MAX1667EVキット基板のVINパッドとその隣の
GNDパッドの間にDC+20V∼+28V電源を接続します。
4) コンピュータのパラレルポートからSMBusインタ
フェース基板にケーブルを接続します。ストレート
スルー雄-雌ケーブルを使って下さい。EVシステム
又はコンピュータの損傷を防ぐため、25ピンSCSI
ポートあるいはその他の25ピンパラレルプリンタ
ポートに物理的に類似したコネクタは使用しないで
下さい。
5) フロッピーディスクのINSTALL.EXEプログラムを
実行することにより、MAX1667 EVキットソフト
ウェアをコンピュータにインストールします。この
プログラムは、MAX1667プログラムファイルを
コピーしてアイコンを作ります。
MAX1667 EVALUATION KIT
VIN
GND
GND
BATT
+
-
DC
POWER
SUPPLY
JU1
LED1
(+) C D T (-)
(+) C D S (-)
SMART
BATTERY
図1. ファンクションダイアグラム
2
_______________________________________________________________________________________
MAX1667評価キット
Evaluates: MAX1667
図2. MAX1667EVキットのソフトウェアコマンドパネル
6) 電源を投入します。LED1が点灯することを確認し
ます。
7) スタートメニューでMAX1667のアイコンを開いて
プログラムを実行します。EVキットソフトウェアは
ピン5∼ピン13のループバックテストによって自動的
に正しいポートを検出します。LED1が消えることを
確認します。これは、PCとMAX1667の間の通信が
確立されたことを意味します。
8) ソフトウェアコマンドパネルが現れるはずです(図2)。
Charging Voltage = 65535mV、Charging Current =
7mA、さらにPOWER_FAIL_MASK、HOT_STOP
及びEnable Pollingがチェックされていることを確認
し、Charger StatusパネルのVOLTAGE_NOTREG、
VOLTAGE_OR、THERMISTOR_OR、
THERMISTOR_COLD及びAC_PRESENTのチェック
ボックスがチェックされていることを確認します。
詳細 ___________________________________
MAX1667プログラムを実行する際、ソフトウェアは
その素子のSMBusアドレスを自動的に検出します。
ソフトウェアがコマンドパネル(図2)をイネーブルする
と、ユーザは許容された任意のSMBusコマンドを
MAX1667に送ることができます。許容されるSMBus
コマンドの詳細については、MAX1667データシート
を参照して下さい。
コマンドパネル
ChargingVoltage()
ChargingVoltage()コマンドをMAX1667に送るには、
希望の電圧をミリボルト単位でCharging Voltageテキスト
エディットボックスに入力し、その隣の[Send]ボタンを
選択して下さい。
_______________________________________________________________________________________
3
Evaluates: MAX1667
MAX1667評価キット
図3. MAX1667EVキットのスマートバッテリウィンドウ
ChargingCurrent()
AlertResponse()
ChargingCurrent()コマンドをMAX1667に送るには、
希望の電流をミリアンペア単位でCharging Current
テキストエディットボックスに入力し、その隣の[Send]
ボタンを選択して下さい。
MAX1667は、Enable Pollingチェックボックスが
チェックされている場合にソフトウェアにポーリング
される外部割込みピンを持っています。割込みが発生
するとEVキット基板上のLED1が点灯します。ポーリング
がイネーブルされていると、ソフトウェアはどのイベント
がその割込みをトリガしたかを決定し、割込みをクリア
してから、Interruptsボックスに診断メッセージを
プリントします。ポーリングがディセーブルされている
ときに割込みが発生する場合は、ユーザが[Alert Response]
ボタンを押すことにより手動で割込みに応えることが
できます。
ChargerMode()
ChargerMode()コマンドをMAX1667に送るには、5つ
の使用可能なCharger Mode動作のうちの1つの横にある
チェックボックスを選択して下さい。Charger Mode
コマンドパネルの中のチェックボックスはチェック
されていることも、チェックされていないこともあり
ます。ソフトウェアはチェックが消えている動作に
対応するMAX1667の各ビット位置に0を書き込み、
チェックされている動作に対応する各ビット位置に1を
書き込みます。
CharerStatus()
コマンドパネルの右側にEnable Pollingチェックボックス
とCharger Statusパネルがあります。Enable Polling
チェックボックスがチェック(デフォルト設定)されて
いると、ソフトウェアは自動的に1秒間に3回
ChargerStatus()コマンドを出します。すると、
Charger Statusパネルが自動的に更新されて、常に
充電器のその時の状態を表示します。Enable Polling
チェックボックスのチェックを消すと、自動的なソフト
ウェアポーリングがディセーブルされます。ポーリング
がディセーブルされている場合、ユーザは[Charger
Status]ボタン(Enable Pollingチェックボックスの隣)を
選択することによってChargerStatus()コマンドを
出すことができます。
4
Alert Response動作は次のように作動します。SMBus
規格のrev. 1.0にはオプションのワイヤードOR信号
SMBALERTが記載されています。この信号は標準的な
システムでは全てのデバイスに接続されており、それ
からVDDにプルアップされます。SLAVEデバイスはこの
信号を使用してバスMASTERに通信したいと知らせる
ことができます。これはSMBALERTラインをLOWに
引き下げることで行われます。MASTERは、SMBALERT
ラインがLOWになったのを検出してSLAVEデバイスの
うちの1つが通信を希望していることを知りますが、
どのデバイスかはまだわかりません。どのSLAVEが
SMBALERTラインをLOWに引き下げたのかを決定する
ために、MASTERは専用のRECEIVE BYTE動作を使用
して、バス上の全てのSLAVEデバイスにアラートレス
ポンスアドレス(0x18)をブロードキャストします。
専 用 の RECEIV E BYTE 動 作 の 2 番 目 の バ イ ト の 時 、
MASTERとの通信を求めるSLAVEデバイスは自己の
SMBusアドレス(0x13)によって応答します。
_______________________________________________________________________________________
MAX1667評価キット
スマートバッテリの接続
MAX1667にAlarm Warning()コマンドを送るには、
[Alarm Warning]ボタンを選択して下さい。この動作に
より、0x8000のデータワードと共にAlarmWarning()
コマンドが送られます。
MAX1667EVキットは、スマートバッテリに本EVキット
を接続するための5素子端子を含んでいます。特定の
アプリケーションに適したスマートバッテリコネクタの
タイプについては、スマートバッテリ規格を参照して
下さい。EVキットの電源がオフになっていることを
確認し、5cm以下のワイヤでEVキット基板の(+)、C、
D、T及び(-)端子をスマートバッテリコネクタに接続
して下さい。スマートバッテリをスマートバッテリ
コネクタに接続し、EVキットの電源を再び投入して
下さい。必要に応じて図1を参照して下さい。
スマートバッテリとの間の通信
スマートバッテリがMAX1667EVキットに接続されて
いる場合、ユーザは[Battery]ボタンを選択することに
よってスマートバッテリの状態を観察できます。この
ボタンを選択するとSmart Batteryウィンドウが表示され
ます(図3)。充電器の状態のソフトウェアポーリングが
イネーブルされると、ソフトウェアはスマートバッテリ
の 状態を自動的にポーリングして、Sma rt B attery
ウィンドウに表示されるパラメータが常にスマート
バッテリのその時の状態を表します。ポーリングが
ディセーブルされている場合、ユーザは[Update]ボタン
を選択することにより、手動でスマートバッテリに
クエリーをかけることができます。終わったら、[Done]
ボタンを選択してメインMAX1667ユーザインタフェース
ウィンドウに戻って下さい。
電子的負荷の接続
ユーザがコマンドを出すと、MAX1667ソフトウェア
はまずコマンドバイトを決定し、次に、もしコマンド
がWrite-Wordタイプである場合は、選択された機能に
対応するデータワードを決定します。ソフトウェアと
MAX1667素子はMAXSMBus基板を通じてシリアルで
通信します。シリアル通信プロトコルの詳細について
は、MAX1667データシートを参照して下さい。
スマートバッテリが入手できない場合は、EVキット
基板のBATT及びGNDパッドに電子的負荷を接続でき
ます。負荷を接続する時はその前にEVキットの電源が
オフになっていることを確認して下さい。10kΩ抵抗を
通じてTピンを(-)ピンに接続して下さい(これにより、
MAX1667からはスマートバッテリがソケットに接続
されたように見えます)。負荷が接続されたら、電圧
モードで負荷をプログラムして、電子負荷が5Vで
クランプするように設定して下さい。EVキットの電源
を再びオンにして、MAX1667を最大充電電流
(デフォルトは4A)で充電電圧12Vに設定して下さい。
M A X 1 6 6 7が負荷に最大電流を供給していることを
確認して下さい。電子負荷のクランプ電圧を1Vきざみ
で増やし、電子負荷電圧が12Vを超えるとMAX1667
が電流レギュレーションから電圧レギュレーションに
遷移することを確認して下さい(電子負荷電圧が12Vを
超えても、BATT電圧は12Vに留まるはずです)。
ハードウェアの詳細 _____________________
レイアウト上の考慮
シリアル通信インタフェース
最大出力電流の選択
MAX1667EVキットは、1A、3A又は4Aの最大電流を
供給するように設定できます。ジャンパJU1が最大電流
を設定します。JU1ジャンパ設定については表2に説明
されています。本EVキットは、出力電流4A用に最適化
されています。最大出力電流が4Aよりも小さく設定され
ている場合は、基板スペース及びコスト的理由から、
さらに小さなインダクタが望ましくなります。L1として、
3A用にはSumida CDRH127-330、1A用にはSumida
CDR105B-330を推奨します。
MAX1667EVキットのレイアウトは、高速スイッチング
及び大電流用に最適化されています。電力部品を接続
しているトレースは少なくとも4Aを流せることが必要
です。C6及びC12(入力コンデンサ)、D1(整流器ダイ
オード)及びC1とC15(出力コンデンサ)を共通のポイント
でGNDに接続して下さい。また電源GNDを低電流
アナログGNDから分離するようにして下さい。さらに、
電流検出抵抗をできるだけICの近くに配置することに
より電流検出トレースを短く保ち、電流検出抵抗端子
をICのCS及びBATTピンに接続するためにケルビン接続
を使用して下さい。SMBus通信ラインはノイズに特に
敏感であるため、電源部品とSMBus信号トレースは
プリント基板の反対の面に配置されています。
_______________________________________________________________________________________
5
Evaluates: MAX1667
AlarmWarning()
6
SDA
R8
10k
INT
LOAD
P1–11
P1–20
9
6
10
14
13
11
15
4
5
C10
1500pF
12
C3
0.047µF
SCL
SDA
SCL
LED1
INT
R4
10k
R7
10k
C8
0.022µF
R9
1k
C2
0.1µF
R2
10k
R3
10k
1%
JU1
1
2
3
P1–7
P1–5
P1–4
P1–6
P1–3
C14
1µF
+5V
THM
C4
0.1µF
P1–2
P1–1
REF
VL
VL
AGND
SDA
SCL
INT
DACV
CCV
CCI
THM
REF
SEL
MAX1667
U1
BATT
CS
PGND
DLO
LX
DHI
BST
VL
DCIN
IOUT
8
7
16
17
19
18
20
3
2
1
1
C17
1µF
C1
33µF
25V
N2
2N7002
2
3
C7
87
0.1µF
C5
0.1µF
VL
CS
C6
22µF
35V
GND
BATT
図4. MAX1667EVキットの回路図
_______________________________________________________________________________________
P2–5
P2–4
P2–2
P2–1
BATT
THM
CS
D4
CMSH5-40
3
1
P2–3
L1
33µH
C12
22µF
35V
C11
0.1µF
D3
CMPSH-3
3
1
SDA
SCL
BATT
C15
33µF
25V
R1
0.04Ω
1W
D1
CMSH5-40
N1
FDS6680
65
D2
CMPSH-3
3
1
R5
33Ω
C9
1µF
50V
R6
33Ω
LOAD
VIN
Evaluates: MAX1667
MAX1667評価キット
MAX1667評価キット
Evaluates: MAX1667
1.0"
図5. MAX1667EVキットの部品配置図(部品面側)
1.0"
1.0"
図6. MAX1667EVキットのプリント基板レイアウト
(部品面側)
図7. MAX1667EVキットのプリント基板レイアウト
(ハンダ面側)
_______________________________________________________________________________________
7
Evaluates: MAX1667
MAX1667評価キット
NOTES
販売代理店
〒169 -0051東京都新宿区西早稲田3-30-16(ホリゾン1ビル)
TEL. (03)3232-6141
FAX. (03)3232-6149
マキシム社では全体がマキシム社製品で実現されている回路以外の回路の使用については責任を持ちません。回路特許ライセンスは明言されていません。
マキシム社は随時予告なしに回路及び仕様を変更する権利を保留します。
8 _____________________Maxim Integrated Products, 120 San Gabriel Drive, Sunnyvale, CA 94086 408-737-7600
© 1999 Maxim Integrated Products
is a registered trademark of Maxim Integrated Products.