19-4786; Rev 1; 11/98 概要 ___________________________________ 特長 ___________________________________ MAX2680/MAX2681/MAX2682評価キット(EVキット) は、MAX2680/MAX2681/MAX2682ダウンコンバータ ミキサに備えられた機能の評価作業を容易にします。 これらの製品は、いかなる追加のサポート回路も必要 としません。信号の入力と出力は、RF試験器との接続 を容易にするため、SMAコネクタを使用します。 ◆ 評価対象:MAX2680/MAX2681/MAX2682 この3種類の製品は同一のPCボードを共有しますが、 900MHzのRF周波数で各ICに最適化されたRF入力マッ チング部品を備えています。必要とする性能に合った デバイスの評価キットを選択してください。各デバイス が提供するパワー利得、入力IP3、雑音指数、および消費 電流などの様々な組合せは、MAX2680/MAX2681/ MAX2682データシートの選択ガイドを参照してくだ さい。IF出力マッチング部品は、70MHzのIF周波数で最 適化してあります。マッチング部品を変更すると、 400MHzから2.5GHzまでのRF周波数と、10MHzから 500MHzまでのIF周波数に整合するようできます。他 のRFおよびIF周波数で動作させる場合、各デバイスの 部品定数に応じて最適化を図るため、MAX2680/ MAX2681/MAX2682データシートの表2及び表4を参照 してください。 ◆ 入出力信号コネクタ:SMA 型番 ___________________________________ ◆ 動作範囲:+2.7V∼+5.5V単一電源 ◆ RF入力インピーダンス:50Ω(900MHz) ◆ IF出力インピーダンス:50Ω(70MHz) ◆ 重要周辺部品を含む 3種のEVキット全てに共通な部品 _________ DESIGNATION QTY DESCRIPTION C1 1 270pF ceramic capacitor (0603) C2 1 15pF ceramic capacitor (0603) C3, C4, C6 3 1000pF ceramic capacitors (0603) C5 1 10µF, 10V tantalum capacitor (0805) C7, C8 2 Open L1 1 330nH inductor Coilcraft 1008HS-330TJBC R1 0 Open R2 0 Not installed, short IC PACKAGE SOT TOP MARK IF, LO, RF 3 SMA connectors (edge mount) MAX2680EVKIT -40°C to +85°C 6 SOT23-6 AAAR JU1 1 3-pin header MAX2681EVKIT -40°C to +85°C 6 SOT23-6 AAAS MAX2682EVKIT -40°C to +85°C 6 SOT23-6 AAAT GND, VCC, SHDN 3 Eyelets None 1 MAX2680/MAX2681/MAX2682 PC board PART TEMP. RANGE ◆ 評価機能:全IC機能 部品メーカ _____________________________ PHONE FAX AVX SUPPLIER 803-946-0690 803-626-3123 Coilcraft 847-639-6400 847-639-1469 Toko America 708-297-0070 708-699-1194 MAX2680 EVキット追加部品 ___________ DESIGNATION QTY DESCRIPTION Z1 1 270pF ceramic capacitor (0603) Z2 1 22nH inductor Toko LL1608-FH22NJ Z3 0 Open U1 1 MAX2680EUT-T (6-pin SOT23) ________________________________________________________________ Maxim Integrated Products 1 無料サンプル及び最新版データシートの入手にはマキシム社のホームページをご利用下さい。http://www.maxim-ic.com Evaluate: MAX2680/MAX2681/MAX2682 MAX2680/MAX2681/MAX2682評価キット Evaluate: MAX2680/MAX2681/MAX2682 MAX2680/MAX2681/MAX2682評価キット MAX2681 EVキット追加部品 ___________ DESIGNATION QTY DESCRIPTION MAX2682 EVキット追加部品 ___________ DESIGNATION QTY DESCRIPTION Z1 1 270pF ceramic capacitor (0603) Z1 1 1.5pF ceramic capacitor (0603) Z2 1 18nH inductor Toko LL1608-FHI8NJ Z2 1 270pF ceramic capacitor (0603) Z3 0 Open Z3 1 10nH inductor Toko LL1608-FH10NJ U1 1 MAX2681EUT-T (6-pin SOT23) U1 1 MAX2682EUT-T (6-pin SOT23) クイックスタート _______________________ MAX2680/MAX2681/MAX2682 EVキットは工場で 完全実装済み、試験済みです。適切な評価のために、 接続とセットアップの項目の指示に従ってください。 必要なテスト装置 この項目は、MAX2680/MAX2681/MAX2682の動作 を検証する上で推奨するテスト装置を列挙します。ここ では指針のみを示しますが、代用も可能です。 • +2.7Vから+5.5Vの電圧で、50mA以上の電流を供給 できるDC電源 5)3番目の50Ω SMAケーブルを使用し、EVキットの IFコネクタにスペクトラムアナライザを接続してく ださい。スペクトラムアナライザの入力には高品質 なコネクタアダプタを使用してください。GHz帯域 で動作させるとき、BNCタイプのコネクタはVSWR が高いので、使用を避けてください。 分析 1)スペクトラムアナライザの中心周波数を70MHzに、 周波数範囲を1MHzに設定してください。 • RFとLO入力用のHP8648C RF信号発生器または同等 な正弦波信号源(50Ω)を2台 2)スペクトラムアナライザのマーカを設定し、中心周 波数のピークパワーレベルを読み取ってください。 MAX2680の場合、IFパワーレベルは通常-13.4dBm です。IF出力パワーは、RF入力パワーとダウンコン バータミキサの変換利得の和に等しくなります。 MAX2680の変換利得は11.6dB (typ) です。MAX2681 の変換利得は14.2dB(typ)です。MAX2682の変換 利得は14.7dB(typ)です。 • 50Ω SMAケーブル(RG-58A/U又は同等品)を3本 詳細 ___________________________________ 接続とセットアップ 本項目は、MAX2680/MAX2681/MAX2682 EVキット の周辺回路に関して記述します。デバイスの動作に関 する詳細な情報は、MAX2680/MAX2681/MAX2682 データシートを参照してください。 • HP8561Eスペクトラムアナライザ、または同等な 高感度スペクトラムアナライザ • DC供給電圧と消費電流(適宜)を監視するディジタル マルチメータ(DMM) 1)DC電源を+5.5V以下に設定し、EVキットに接続する 前にこの電源がOFFであることを確認してください。 最適な開始点は+3.0Vです。電源と、V CC および GNDとの相互間を接続し、電源を投入してください。 2)ジャンパJU1が「on」位置で、ピン1とピン2が短絡 (SHDN=VCC)されていることを確認してください。 3)50Ω SMAケーブルを使用し、EVキットのSMA RF コネクタに信号発生器を接続してください。信号発 生器の出力周波数を900MHzに、出力パワーレベル を-25dBmに設定してください。 4)別の5 0Ω SMAケーブルを使用し、EVキットの SMA LOコネクタに2番目の信号発生器を接続して ください。2番目の信号発生器の出力周波数を 970MHzに、出力パワーレベルを-5dBmに設定し てください。 2 図1はMAX2680/MAX2681/MAX2682 EVキットの 回路図です。RFの入力マッチング部品のZ1、Z2、お よびZ3は、各デバイスと900MHzのRF周波数で最適 化されています。DC阻止コンデンサが、RFポートに必 要です。IF出力マッチング部品のL1とC2は70MHzの IF周波数で最適化され、選択したデバイスに依存しま せん。他のRFおよびIF周波数で、デバイスに適した部品 については、MAX2680/MAX2681/MAX2682データ シートの中の表2と表4を参照してください。 コンデンサC1はDC阻止コンデンサで、LO入力ポート に必要です。パッドC7とC8はEVキット上でオープン にされていますが、実験用に準備しました。パッドR1 は、キット上でオープンにされていますが、I F O U T ポートを抵抗で終端するオプションのために準備しま した。 _______________________________________________________________________________________ MAX2680/MAX2681/MAX2682評価キット M A X 2 6 8 0 / M A X 2 6 8 1 / M A X 2 6 8 2 E V キットは、 4 0 0 M H zから2 5 0 0 M H zまでのR F 周波数で、また 10MHzから500MHzまでのIF周波数で容易に使用でき ます。工場で設定した900MHzのRFと70MHzのIF以外 の周波数で動作させる場合、適正な部品定数について はMAX2680/MAX2681/MAX2682データシートの表2 と表4を参照してください。ここで述べた以外の周波数 で動作させる場合、MAX2680/MAX2681/MAX2682 データシートの標準動作特性の中で、RFポートインピー ダンス対RF周波数特性、およびIFポートインピーダンス 対IF周波数特性のグラフを参照し、さらに基本的なイン ピーダンスマッチング技法に従ってください。 C3 1000pF SHDN C1 270pF SMA R2 SHORT 1 LO SHDN LO 6 2 2 GND MAX2680 MAX2681 MAX2682 SMA Z2 Z1 C8 OPEN 3 RFIN JU1 1 VCC 5 VCC R1 OPEN RF GND 3 C4 1000pF U1 IFOUT L1 330nH SMA 4 Z3 C5 10mF 10V C6 1000pF IF C2 15pF C7 OPEN 図1. MAX2680/MAX2681/MAX2682 EVキットの回路図 _______________________________________________________________________________________ 3 Evaluate: MAX2680/MAX2681/MAX2682 EVキットの変更 ________________________ コンデンサC4、C5、およびC6はVCCのデカップリング 回路を構成します。各部品の配置に注意してください。 C5は10µFのタンタルコンデンサで、VCCコネクタの近く に配置されています。これはミキサの電源ピンとIFOUT 出力のプルアップコイルL1にVCCを分配するための中央 ノードの役割を果します。VCC接続部の近くにあるコン デンサC6とデバイスの近くにあるコンデンサC4は、高 周波のクロストークを減少させる効果があります。デバ イスのSHDNピンの近くに配置されたコンデンサC3は、 あらゆるノイズを除去するのに効果があります。フィ ルタ効果を追加する場合、EVキットのR2用パッド間の ショートを切断してから、抵抗器R2を追加してください。 Evaluate: MAX2680/MAX2681/MAX2682 MAX2680/MAX2681/MAX2682評価キット 1.0" 図2. MAX2680/MAX2681/MAX2682 EVキット PCボードレイアウト(部品シルクスクリーン) 1.0" 図3. MAX2680/MAX2681/MAX2682 EVキット PCボードレイアウト(部品面パターン) 1.0" 図4. MAX2680/MAX2681/MAX2682 EVキット PCボードレイアウト(グランドプレーン) 〒169 -0051東京都新宿区西早稲田3-30-16(ホリゾン1ビル) TEL. (03)3232-6141 FAX. (03)3232-6149 マキシム社では全体がマキシム社製品で実現されている回路以外の回路の使用については責任を持ちません。回路特許ライセンスは明言されていません。 マキシム社は随時予告なしに回路及び仕様を変更する権利を保留します。 4 _____________________Maxim Integrated Products, 120 San Gabriel Drive, Sunnyvale, CA 94086 408-737-7600 © 1998 Maxim Integrated Products is a registered trademark of Maxim Integrated Products.