Environmental Report 2011 シチズン電子 環境報告書 2011 環境目標 2010年度環境目標と実績 化学物質管理 PRTR法対象物質排出量・移動量 2011年度環境目標 環境配慮型製品 環境配慮型製品 環境教育 グリーン調達基準改訂説明会 環境品質システム説明会 省エネルギー活動 地域の一員として 電力使用量 100万本植樹運動 燃料(都市ガス)使用量 富士山クリーン作戦 CO2排出量 会社周辺の清掃活動 廃棄物監視活動 可燃廃棄物量 廃棄物量・有価物量およびリサイクル率 Ref.CE-G1391 08/11 En v i ronm en ta l Re p o r t 2 0 11 環境目標 2010年度目標は、一部未達成の項目がありましたが、 ほぼ計画通りの結果となりました。 2011年度目標については、 2010年度実績 等を考慮した取り組みを継続していきます。活動の詳細は、以下の内容を参照してください。 ●2010年度環境目標と実績、2011年度環境目標 2010年度目標 2010年度実績 評価 環境に配慮した製品作りの実現、 環境配慮型製品の充実 1)環境負荷を削減する開発/ 生産活動の実施 (ダウンサイジングの実施) 目標値:計画達成率 100% 1 環境に配慮した製品づくりの実現、 環境配慮型製品の充実 達成率:91% <主な実施内容> 環境配慮製品の設計、歩留向 上、一貫ラインの確立、消耗品 削減 等 2)環境品質システムのレベルアップ 達成率:50% ①環境品質システムの改善 <主な実施内容> ・担当の明確化:案の作成完了。 目標値:改善率 20% 展開は未実施。 ・顧客調査依頼対応の短縮:滞留 事項の支援、管理表公開の実 施。登録システム見直しは未実 施。 ・規定の改訂:グリーン調達基準 書の改訂の実施。運用標準見 直しは未実施。 ②環境品質活動の運用改善 達成率:87% 目標値:実施件数 1テーマ以上 <主な実施内容> 作業標準書への反映、学習会 実施、 分析データフォロー 等 ○ △ 2 2)2020年度 25%削減(1990年度 比)に向けた計画策定 目標値:計画策定完了 2011年3月まで 各部門固有の環境活動の実施と 環境保全への貢献 3 ・事業目標 (方針管理) から得られる 環境負荷効果面でのテーマ ・活動事例から実施可能なテーマ ○ 地球温暖化ガスの削減、省エネ活動の推進 達成率:100% 7,114(t-CO2)→6,452(t-CO2) 9.3%削減 達成率:100% <主な実施内容> 現状把握、方策検討、計画策定 ◎ ◎ 1)CO2排出量の削減 目標値: 2010年度比 10%削減 <具体的活動> 「節電活動事例集」、分科会等による節電 方策の立案・展開 2)シチズン電子グループでの削減に向けた 準備開始 <具体的活動> 子会社および中国工場まで含めた省エネ活 動実施に向けた準備を開始する 達成率:92% (PC電力削減、構成部材点数 の削減、副資材廃棄量の削減、 歩留まり向上による部材廃棄量 の削減実施 等) <主な実施内容> 省エネ製品投入、空調機更新、 広報活動、 自主パトロール 等 ○ 各部門固有の環境活動の実施と 環境保全への貢献 [評価] ◎:達成率100%以上 ○:達成率80%以上∼100%未満 △:達成率80%未満 環境目標実績 報告会 1)環境負荷を削減する開発/生産活動の実 施 (ダウンサイジングの実施) 目標値:計画達成率 100% <具体的活動> ・小型化、省エネ化等 (開発部門) ・歩留まり向上、消耗品削減、一貫ライン化等 ・工程の見直し、改善等 2)環境品質活動の運用改善 目標値:計画達成率 100% <具体的活動> ・周知、教育 ・システム見直し・強化(依頼書納期短縮含む) を中心とする。 地球温暖化ガスの削減、 省エネ活動の推進 1)CO2排出量の削減 目標値: 2009年度比 1%削減 2011年度目標 目標値:達成率 100% (方針管理、 335プロジェクト等 ) から ① 事業目標 得られる環境負荷の改善につながるテーマ ② 活動事例から実施可能なテーマ <具体的活動> 方針管理、 335プロジェクト等からテーマを見 出し、活動展開する En v i ronm en ta l Re p o r t 2 0 11 環境配慮型製品 「小型化」、 「省エネ化」、 「長寿命化」 などの多角的なアプローチを行い、環境に配慮した製品づくりに取り組んでいます。2010年度環 境配慮型製品として取り組んだ代表的なものを紹介します。 (1)LEDデバイス ●上面発光3色LEDのダウンサイジング CL-503 (1.5×1.3×0.35㎜) CL-505 (1.0×1.0×0.26㎜) ●側面発光3色LEDのダウンサイジング CL-425 (3.25×1.35×0.45㎜) CL-426 (2.8×0.85×0.35㎜) 製品容積:62%減 製品容積:58%減 従来製品 (CL-503) 新製品 (CL-505) 従来製品 (CL-425) 新製品 (CL-426) (2) リモコンセンサー ●消費電流の半減 0.2∼0.45 mA @2.7∼5.5V 0.45∼0.85mA @2.7∼5.5V 従来製品 新製品 (3)照明デバイス ●ハイワット化による顧客先使用部品点数の削減 CL-L233の2個使い CL-L330の1個使い 製品サイズ:23.0×17.5×1.4㎜ 製品サイズ:28.0×19.0×1.4㎜ 基板取付け面積:34%減 En v i ronm en ta l Re p o r t 2 0 11 省エネルギー活動(1) 試験機への省エネ方策の導入、 ガスヒートポンプ式空調機導入によるボイラ廃止、冷暖房時間および温度の徹底管理等による省エ ネ対策や設備の移管等により、 電力使用量で約11%の削減となり、 また、燃料 (都市ガス) 使用量では約4%の削減となりました。 ●電力使用量(MWh) 単位:MWh (年度) 16,776 2008 15,715 2009 13,983 2010 0 5,000 10,000 15,000 20,000 ●燃料(都市ガス) 使用量(km3) 単位:km3 (年度) 607 2008 593 2009 571 2010 0 100 200 300 400 500 600 700 ●CO2排出量(t-CO2)※参考 単位:t-CO2 (年度) 2008 5,989 2009 5,610 2010 4,992 0 2,000 7,523 1,534 1,504 1,454 4,000 電力(t-CO2)排出係数:0.357 燃料(t-CO2)排出係数:2.36 6,000 7,114 6,446 8,000 En v i ronm en ta l Re p o r t 2 0 11 省エネルギー活動(2) 試験機への省エネ方策導入効果の監視 効果 CO2削減量 /年 ▲28.2 (t−CO2) [▲79.0MWh/年 相当] 省エネ運転中の試験機3台 ガスヒートポンプ導入による省エネの実施 効果 CO2削減量 /年 ▲18.0 (t−CO2) [▲50.2MWh/年 相当] 3号棟屋上のガスヒートポンプ En v i ronm en ta l Re p o r t 2 0 11 廃棄物監視活動 2010年度は、維持活動として、重要書類の廃棄基準および廃棄物分別基準の順守等により、 リサイクル率を増やすことができ、可燃 廃棄物の削減が図れました。2009年度の廃棄量の実績44.46トンに対し、 2010年度は5.4%減の42.05トンとなりました。 ●可燃廃棄物量 単位: トン (年度) 2009 44.46 2010 42.05 20 0 可燃廃棄物量 60 40 80 100 ●廃棄物量・有価物量およびリサイクル率 2010年度においては、2009年度に対し廃棄物60%増、有価物41%減となりました。廃棄物量および有価物量の合計のリサイクル 率は99%へ改善しました。廃棄物の削減、 リサイクル率向上については、 今後も維持活動として取り組んでいきます。 単位: トン (年度) 174 2008 99% 78 廃棄物量 2009 166 2010 265 100 0 49 98% 有価物量 20 200 99% 300 400 ※ %表示は、 廃棄物量および有価物量の合計のリサイクル率を示す。 (例)2010年度: [ (261+20) ( / 265+20) ] × 100 = 99 (%) (注) ・リサイクル率 (%) = [ (再資源化物量+有価物量) ( / 廃棄物量+有価物量) ] ×100 ・有価物:廃棄物を売却した結果、運送費を差し引いても売上額が計上されるもの ・再資源化物:廃棄物の中で、再資源化 (リサイクル) されているもの En v i ronm en ta l Re p o r t 2 0 11 化学物質管理 ●PRTR法対象物質排出量・移動量 2010年度のPRTR法対象物質の排出量・移動量は下表の通りで、 県への届け出を必要とする量ではありませんでした。 単位:kg 含有物質名 環境中への排出量・移動量 物質 物質年間 製品として 管理 取扱量 の排出量 総量 廃棄物とし 大気への 水質への 土壌への ての移動量 排出量 排出量 排出量 銀及びその水溶性化合物 82 21 14 7 7 0 0 0 キシレン 80 10.44 0 10.44 0 10.44 0 0 ドデシルベンゼンスルホン酸 30 4.52 0 4.52 0 4.52 0 0 塩化第二鉄 71 1,162 0 1,162 0 0 0 0 アンチモン及びその化合物 31 22 22 0 0 0 0 0 392 8 0 8 0 8 0 0 58 4.4 0 4.4 0 4.4 0 0 ノルマルヘキサン エチレングリコールモノメチルエーテル En v i ronm en ta l Re p o r t 2 0 11 環境教育 環境活動を維持向上していくためには従業員への教育が重要であると考え、必要な教育を適切な時期に実施するよう心がけています。 2010年度は、 グリーン調達基準の改訂および環境品質システムに関する説明会等を実施しました。 グリーン調達基準改訂説明会 環境品質システム説明会 地域の一員として 2010年度4月に都留市で行われた山梨県主催の「100万本植樹運動」に新入社員教育の一環として参加し、地域、 ボランティアの 方々と桜やもみじを植樹しました。当社は、富士山の麓に立地しており、2010年度もまた、 この富士山のクリーン作戦に社員の家族も 含めて53名が参加し、富士山5合目付近の登山道のゴミ拾いを行いました。 また、環境月間の6月には各職場の従業員46名が、会社 周辺から最寄駅までと、 さらに従業員駐車場周辺の清掃活動を行い、 26kgの廃棄物を回収しました。 100万本植樹運動 会社周辺清掃活動 2010年4月24日 2010年6月16日 富士山クリーン作戦会 2010年8月7日