NJU3714 12 ビットシリアル− ビットシリアル−パラレル変換 パラレル変換 IC 概 要 外 形 NJU3714 は、12 ビットのシリアルデータをパラレル に変換するシリパラ変換用 IC で、MPU の出力ポート 拡張器として最適です。 MPU との接続は 4 本の信号線で可能で、MPU の出力 ポートを有効に使用することが可能です。 DATA 端子からのシリアル入力は 5MHz まで動作可能 で、入力されたデータはシリアル入力パラレル出力のシ フトレジスタ、パラレルデータラッチ回路及び、出力ド ライバを介し出力されます。 さらに、DATA 端子からのシリアルデータは、シフト レジスタを介して SO 端子より出力されますので、カス ケード接続により、ビット数の増加が図れます。 入力回路にはシュミット回路を用いた事によりノイズ に強く、また出力回路は各々25mA の駆動能力を持って いることにより、LED の駆動その他に幅広く応用できま す。 特 長 徴 NJU3714V 端子配列 12 ビットシリアル入力パラレル出力 カスケード接続 ヒステリシス入力 typ.0.5V 動作電源電圧 5V±10% 動作周波数 5MHz 以上 出力電流 25mA C-MOS 構造 外形 SSOP20 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 P5 P6 P7 P8 VSS P9 P10 P11 P12 SO 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 VDD P4 P3 P2 P1 VSS CLR STB CLK DATA NJU3714V ブロック図 ブロック図 P1 DATA ラッチ回路 シフトレジスタ P2 CLK P3 P11 P12 SO STB CLR Ver.2012-03-15 コントロール回路 -1- NJU3714 端子説明 No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 -2- 記 号 P5 P6 P7 P8 VSS P9 P10 P11 P12 SO DATA CLK STB CLR VSS P1 P2 P3 P4 VDD I/O O O O O O O O O O I I I I O O O O - 機 能 パラレル変換データ出力端子 GND パラレル変換データ出力端子 シリアルデータ出力端子 シリアルデータ入力端子 クロック信号入力端子 ストローブ信号入力端子 クリアー信号入力端子 GND パラレル変換データ出力端子 電源接続端子(4.5∼5.5V) Ver.2012-03-15 NJU3714 NJU3555 機能説明 ① リセット CLR 端子を“L”に設定すると全てのラッチがリセットされ、全てのパラレル出力は“L”となります。 CLR 端子は通常“H”の設定とします。 ② データ転送 STB 端子を“H”に設定し、CLK 端子に与えるクロックの立上りに同期して、DATA 端子に入力されるシリアル データが順次シフトレジスタに取り込まれます。 必要なシリアルデータが取り込まれた後 STB 端子を“L”にする事により、その時のシフトレジスタの内容がラッ チ回路に転送されます。 なお、STB 端子が“L”の状態で CLK 端子よりクロックを入力しますと、シフトレジスタのデータが順次シフト しますので、クロック信号には気をつける必要があります。 ③ カスケード接続 SO 端子からは CLR、STB 端子に関係なく、DATA 端子のシリアル入力データがシフトレジスタを介して出力さ れます。 また、入力の 4 端子にはノイズ対策の為にシュミット・トリガー構造を採用し、ヒステリシスを持たせています。 CLK STB CLR X X L H H L H L H (注 1) 動 作 内 容 ラッチ回路の内容が全てリセットされ(シフトレジスタの内容は変化しませ ん) 、パラレル出力は全て“L”となります。 DATA 端子のシリアルデータがシフトレジスタに取り込まれます。 この時、ラッチ回路の内容は変化しません。 シフトレジスタの内容がラッチ回路に転送され、ラッチ回路の内容がパラレル 出力から出力されます。 STB=“L”、CLR=“H”の状態で CLK が入力されると、シフトレジスタの内容 がシフトし、これに従ってラッチ回路の内容も換わります。 X:Don’t care Ver.2012-03-15 -3- NJU3714 タイムチャート CLK CLR STB DATA P1 P2 P3 P4 P5 P6 P7 P8 P9 P10 P11 P12 SO -4- Ver.2012-03-15 NJU3714 NJU3555 絶対最大定格 (Ta=25℃) 項 目 記 号 定 格 単 位 電源電圧範囲 VDD -0.5 ∼ +7.0 V 入力電圧範囲 VI VSS-0.5 ∼ VDD+0.5 V 出力電圧範囲 VO VSS-0.5 ∼ VDD+0.5 V 出力電流 IO ±25 mA 出力短絡電流 IOS (SO 端子) (注 5) 出力短絡電流 (P1∼P12 端子) IOSD (注 5) 許容損失 (注 6) VO=7V, VI=0V 10 (max) VO=0V, VI=7V -10 (max) VO=7V, VI=0V 20 (max) VO=0V, VI=7V -20 (max) mA 675 (SSOP) (注 6) PD mW 動作温度範囲 Topr -25 ∼ +85 °C 保存温度範囲 Tstg -65 ∼+150 °C (注 2)電圧は全て VSS=0V を基準とした値です。 (注 3)絶対最大定格を超えて IC を使用した場合、IC の永久破壊となることがあります。 また、通常動作では電気的特性の条件で使用するこ とが望ましく、この条件を超えると IC の誤動作の原因になると共に、IC の信頼性に悪影響を及ぼすことがあります。 (注 4)安定して動作させるために、VDD-VSS 間にデカップリングコンデンサを挿入してください。 (注 5)1 端子 1 秒間、VDD=7V、VSS=0V。 (注 6)EIA/JEDEC 仕様基板 (76.2x114.3x1.6mm、2 層、FR-4)基板実装時。 DC 電気的特性 項 目 記号 条 動作電源電圧 VDD 電源電流 IDDS VIH=VDD, VIL=VSS 高レベル出力電圧 VOH IOH=-0.4mA 低レベル出力電圧 VOL IOL=+3.2mA 高レベル入力電圧 件 (特記無き場合 VDD=4.5∼5.5V,VSS=0V,Ta=25℃) MIN TYP MAX 単位 4.5 - 5.5 V - - 0.1 mA 4.0 - VDD V VSS - 0.4 V VIH 0.7VDD - VDD V 低レベル入力電圧 VIL VSS - 0.3VDD V 入力リーク電流 ILI -10 - 10 uA VDD-1.5 - VDD VDD-1.0 - VDD VDD-0.5 - VDD VSS - 1.5 VSS - 0.8 VSS - 0.4 SO 端子 VI=0∼VDD IOH=-25mA 高レベル出力電圧 (注 7) VOHD IOH=-15mA P1∼P12 端子 IOH=-10mA IOL=+25mA 低レベル出力電圧 (注 7) VOLD IOL=+15mA P1∼P12 端子 IOL=+10mA V V (注 7)条件中の電流値は、1 端子に対する規定であり、使用時に許容損失を超えない事。 Ver.2012-03-15 -5- NJU3714 スイッチング特性 スイッチング特性 項 目 記号 条 件 (特記無き場合 VDD=4.5∼5.5V,VSS=0V,Ta=25℃) MIN TYP MAX 単位 セットアップ時間 tSD DATA-CLK 20 - - Ns ホールド時間 tHD CLK-DATA 20 - - Ns セットアップ時間 tSSTB STB-CLK 30 - - Ns ホールド時間 tHSTB CLK-STB 30 - - Ns tpd O CLK-SO - - 70 Ns tpd PCK CLK-P1∼P12 - - 100 Ns tpd PSTB STB-P1∼P12 - - 80 Ns tpd PCLR CLR-P1∼P12 - - 80 Ns 5 - - MHz 出力遅延時間 最大動作周波数 fMAX (注 8)COUT=50pF。 -6- Ver.2012-03-15 NJU3714 NJU3555 スイッチング特性測定 スイッチング特性測定波形 特性測定波形 fMAX CLK tSD DATA tHD STB tSSTB tHSTB CLK tpd O SO CLK tpd PCK L STB P1~P12 CLK H STB tpd PSTB P1~P12 CLR DATA tpd PCLR H P1~P12 Ver.2012-03-15 -7- NJU3714 応用回路例 1 MPU P1 P2 DATA P3 P4 P5 P6 P7 P8 P9 P10 P11 P12 CLK NJU3714 STB CLR SO 応用回路例 2( (NJU3711 との組 との組み合わせ) わせ) MPU P1 P2 DATA CLK STB P3 P4 P5 P6 P7 P8 P9 P10 P11 P12 NJU3714 CLR SO DATA CLK STB CLR NJU3711 P1 P2 P3 P4 P5 P6 P7 P8 MOTOR DRIVER M <注意事項> このデータブックの掲載内容の正確さには 万全を期しておりますが、掲載内容について 何らかの法的な保証を行うものではありませ ん。とくに応用回路については、製品の代表 的な応用例を説明するためのものです。また、 工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴 うものではなく、第三者の権利を侵害しない ことを保証するものでもありません。 -8- Ver.2012-03-15