NJL5901AR データシート

NJL5901AR
小型 COBP フォトリフレクタ
■概要
NJL5901ARは、高出力の赤外LEDと高感度のSiフォトトランジスタを組み合わせた、鉛フリーリフロー(260℃)が可
能な表面実装タイプの小型・薄型フォトリフレクタです。(当社従来製品比較 実装面積比 45%、体積比 25%)
■特徴
■外形図
単位(mm)
・鉛フリーリフロー半田付けが可能(260℃、2 回)
2.4 ±0.1
・小型・薄型 表面実装型 (1.6mm×2.4mm×0.8mm)
E
・各種モーターの回転検出
PT CENTER
K
LED CENTER
0.85
・カメラのフィルム情報等の読み取り,タイミング検出,
(0.1)
0.7
A : anode
0.5
K : cathode
オートフォーカス検出
C : collector
・バーコードリーダ,エンコーダー,自動販売機の各種検出
(0.1)
0.85
0.4 0.5
0.8 ±0.1
・CD-R/RW 等のピックアップヘッド位置検出
0.2 ±0.1
A
0.5 ±0.1
■用途
・ファックス,複写機等の紙検出、タイミング検出
0.65 ±0.1 0.2 ±0.1 0.65 ±0.1
0.5 ±0.1 (0.1)
C
1.6 ±0.1
・高出力,高 S/N 比
(0.33)
(0.73)
(0.1)
・可視光カットフィルタ内蔵
(1.05)
(0.47)
(1.47)
E : emitter
PCB Pattern
・FDD,ロボット,製造装置等の各種検出
■絶対最大定格(Ta=25℃)
項
目
発光部
連続直流順電流
連続直流逆電圧
許容損失
受光部
コレクタ・エミッタ電圧
エミッタ・コレクタ電圧
コレクタ電流
コレクタ損失
カプラ
全許容損失
動作温度
保存温度
リフローはんだ温度
記 号
定
格
単 位
IF
VR
PD
30
6
45
mA
V
mW
VCEO
VECO
IC
PC
16
6
10
25
V
V
mA
mW
Ptot
Topr
Tstg
Tsol
60
-20~+85
-40~+100
260
mW
℃
℃
℃
■電気的光学的特性(Ta=25℃)
項
目
発光部
直流順電圧
逆電流
端子間容量
受光部
暗電流
コレクタ・エミッタ電圧
カプラ
出力電流
動作暗電流 *1
応答時間(上昇)
応答時間(下降)
記 号
条
件
最 小
標 準
最 大
単 位
VF
IR
Ct
IF=4mA
VR=6V
VR=0V,f=1MHz
0.9
―
―
―
―
25
1.3
10
―
V
µA
pF
ICEO
VCEO
VCE=10V
IC=100µA
―
16
―
―
0.2
―
µA
V
IO
ICEOD
tr
tf
IF=4mA,VCE=2V,d=0.7mm
IF=4mA,VCE=2V
IO=100µA,VCE=2V,RL=1KΩ,d=0.7mm
IO=100µA,VCE=2V,RL=1KΩ,d=0.7mm
180
―
―
―
―
―
30
30
450
2
―
―
µA
µA
µs
µs
*1 製品単体での特性。基板実装した際に動作暗電流が増えることがあります。
14-Dec-10
-1-
NJL5901AR
■出力電流測定配置図
■動作暗電流測定回路
出力電流は Al 蒸着面で反射した時
Light Sealed Dark Box
1.5mm
Reflective
(0.8mm)
Objects
Io
ICEOD
IF
IF
VCE
VCE
■応答速度測定回路図
0.7mm
Aluminum
Input
Evapolation
90%
Surface
V+
RD
P.G
IF
RL
Output
10%
OSC
tr
tf
Io
■エッジ応答特性測定配置図
l=0mm
l=0mm
0.7mm
0.7mm
Aluminum
Evaporation
Surface
14-Dec-10
Direction X
Aluminum
Evaporation
Surface
Direction Y
-2-
NJL5901AR
Forward Current vs. Temperature
100
50
90
45
80
40
Forward Current IF(mA)
Power Dissipation P(mW)
Power Dissipation vs. Temperature
70
60
Total Power
50
Dissipation
40
30
20
35
30
25
20
15
10
Collector Power
10
5
Dissipation
0
0
0
20
40
60
80
100
0
20
Ambient Temperature Ta(°C)
40
60
80
100
Ambient Temperature Ta(°C)
■特性例
Forward Voltage vs. Forward Current
Forward Voltage vs. Temperature
100
1.6
Forward Voltage VF(V)
Forward Current IF(mA)
1.4
10
IF=30mA
1.2
IF=4mA
1
0.8
1
0
1
-40
2
-20
0
20
40
60
80
100
Ambient Temperature Ta(°C)
Forward Voltage VF(V)
Dark Current vs. Temperature
Operating Dark Current vs. Temperature
10
10000
Operating Dark Current Iceod(μA)
Dark Current Iceo(nA)
1000
100
10
1
Vce=10V
0.1
1
IF=4mA,Vce=2V
0.1
0.01
0.001
0.01
-40
-20
0
20
40
60
Ambient Temperature Ta(°C)
14-Dec-10
80
100
-40
-20
0
20
40
60
80
100
Ambient Temperature Ta(°C)
-3-
NJL5901AR
Output Current vs. Forward Current
(Ta=25°C)
Output Current vs. Temperature
1000
120
Relative Output Current Io/Io(25°C)(%)
900
Output Current Io(μA)
800
700
600
500
400
300
IVce=2V,d=0.7m
200
100
80
60
40
IF=4mA,Vce=2V
20
100
0
0
0
2
4
6
8
-40
10
Forward Current IF(mA)
0
20
40
60
80
100
Ambient Temperature Ta(°C)
Output Characteristics (Ta=25°C)
Vce Saturation (Ta=25°C)
0.5
1000
IF=10mA
900
Collector-Emitter Voltage Vce(V)
800
Output Current Io(μA)
-20
IF=8mA
700
600
IF=6mA
500
400
IF=4mA
300
200
IF=2mA
0.4
0.3
Io=400μA
Io=300μA
Io=200μA
Io=100μA
0.2
0.1
100
0
0
0
1
2
3
4
0.1
5
1
10
Forward Current IF(mA)
Collector-Emitter Voltage Vce(V)
Output Current vs. Distance (Ta=25°C)
Output Current vs. Edge Distance (Ta=25°C)
120
120
Relative Output Current Io/Io(max.)(%)
Relative Output Current Io/Io(max.)(%)
IF=4mA,Vce=2V,d=0.7mm
100
IF=4mA,Vce=2V
80
60
40
20
0
Direction Y
80
60
40
Direction X
20
0
0
1
2
3
Reflector Distance d(mm)
14-Dec-10
100
4
5
0
0.4
0.8
1.2
1.6
2
2.4
Edge Distance l(mm)
-4-
NJL5901AR
Switching Time vs. Load Resistance
(Ta=25°C)
Spectral Response (Ta=25°C)
1000
120
tr
Vce=2V
Switching Time t(μs)
Relative Response (%)
100
80
60
40
100
tf
td
10
20
Vce=2V,Io=100μA
0
500
1
600
700
800
Wavelength λ(nm)
14-Dec-10
900
1000
0.1
1
10
Load Resistance RL(kΩ)
-5-
NJL5901AR
ご使用上の注意
当社、COBP フォトリフレクタ NJL5901AR をご使用頂くに際しては以下の点に御注意下さい。
1.はんだ付け実装
リフロー炉等で本体が加熱される場合、樹脂本体部は表面最高温度 260℃以内として下さい。
はんだ付け方法による注意事項
1) リフロー炉による場合
リフロー炉推奨温度プロファイル
この条件でのはんだ付けは 2 回以内として下さい。
f
260°C
e
230°C
220°C
d
180°C
150°C
a:温度上昇勾配
b:予備加熱温度
時間
c:温度上昇勾配
d:実装領域 A 温度
時間
e:実装領域 B 温度
時間
f:ピーク温度
g:冷却温度勾配
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
1~4°C/s
150~180°C
60~120s
1~4°C/s
220°C
60s 以内
230°C
40s 以内
260°C 以下
1~6°C/s
温度測定点 : パッケージ表面
常 温
a
b
c
g
2) ハロゲンランプ等、短波長赤外線ヒータ使用のリフロー炉の場合
温度プロファイルについては、リフロー炉の場合に準じて下さい。
この場合にはモールド樹脂の為、吸熱効果により樹脂部表面温度がリード端子部分より高くなる恐れがありますので、樹
脂部への直接照射は避けて下さい。
3) その他の方法
本体を直接溶融はんだに浸漬すること、ベーパーフェーズ(VPS)法によるはんだ付けについては、本体が急加熱される
など不適当ですのでお避け下さい。
以上いずれの場合に於いても本体が高温となり、高温状態を長時間保つことは信頼性に悪影響を及ぼしますので、出来るだけ
短時間ではんだ付けを行うことが必要です。
2.洗浄
本製品のリフロー後の洗浄は避けて下さい。
3.取り扱い注意点
1) モールド面には触れないよう取り扱って下さい。
2) ご使用時モールド面にゴミ、ホコリなどの付着なき様考慮願います。
3) ホトトランジスタには、特性測定時又はセット調整時などにおいて 6V を超える逆電圧(VEC)の印加は、絶対にお避け
下さい。感度の低下となります。
4) 実装に当たっては、反射物との位置関係は非常に重要ですので、取り付け位置、傾きにはご注意下さい。
4.脱気包装について
本製品はモールド樹脂の吸湿によるリフロー時の不具合発生を防止するため、脱気包装としておりますので、開封後はすみや
かにご使用下さい。
14-Dec-10
-6-
NJL5901AR
NJL5901AR テーピング仕様
仕様記号(TE1)
1.テーピング寸法
1) キャリアテープの材質はポリカーボネイトを使用しています。
2) カバーテープは静電防止処理されたポリエステル系テープを使用しています。
3) 製品のテーピング方向はテープ引出し方向に対してインデックスマークを図の様にしています。
Unit : mm
テーピング引き出し方向
2.0
φ 1.5
0.2
8.0
2.75
3.5
1.75
4.0
1.2
1.8
Carrier Tape
4.0
Cover Tape
2.テーピング強度
キャリアテープとカバーテープとの開角 10~15°で引っ張ったとき 20~70g の範囲に剥離強度があること。
3.包装
1) テーピングされた製品は図のようにテーピングに巻取っています。
2) 巻取り仕様
① 巻始め
② 巻終わり
3) テーピング数量
:キャリアテープ空凹を 20 ケ以上
:キャリアテープ空凹を 20 ケ以上+カバーテープのみ2周分をつけています。
:2,000 個
4) 各リール,シリカゲルと共に防湿袋に挿入し、封着しています。
Unit : mm
8.5
φ 180
φ 60
φ 13
Label
<注意事項>
このデータシートの掲載内容の正確さには
万全を期しておりますが、掲載内容について
何らかの法的な保証を行うものではありませ
ん。とくに応用回路については、製品の代表
的な応用例を説明するためのものです。また、
工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴
うものではなく、第三者の権利を侵害しない
ことを保証するものでもありません。
14-Dec-10
-7-