NJL7502R データシート

NJL7502R
照度センサ
■概
要
NJL7502Rは人間の比視感度にピ-ク感度を近づけたフォトトランジスタです。小型・薄型のパッケージのため、携帯電話、
PDAなどの携帯機器に最適です。
■特
徴
1. ピ-ク感度波長
590 nm
2. パッケージ寸法
1.6×1.3×0.65mm
3. 鉛フリ-リフロ-対応
■用
途
1. 携帯電話、PDA、ノートPCなどのディスプレイの輝度調整
2. 照明器具、時計、玩具などのON/OFF制御
3. CdSからの切り替え
■ 絶対最大定格 (Ta=25°C)
項
目
コレクタ-エミッタ間電圧
エミッタ-コレクタ間電圧
光電流
許容損失
動作温度
保存温度
はんだ付け温度
記 号
定
格
20
5
10
100
−40 ~ +85
−40 ~ +100
260
VCEO
VECO
Ic
PD
Topr
Tstg
Tsol
単位
V
V
mA
mW
℃
℃
℃
■ 電気的光学的特性 (Ta=25°C)
項
目
記 号
光電流 1
Ic1
光電流 2
暗電流
ピーク感度波長
コレクタ-エミッタ間飽和電流
半値角
応答時間(上昇)
応答時間(下降)
Ic2
ICEO
λP
Ver.2014-12-02
ICE(sat)
Θ1/2
tr
tf
条
件
最 小
VCE=5V, Ev=1,000Lux, A 光源

VCE=5V, Ev=1,000Lux,白色 LED
11

VCE=20V


VCE=0.24V, Ev=1,000Lux, ,白色 LED
3


VCE=5V, IC=1mA, RL=100Ω

VCE=5V, IC=1mA, RL=100Ω

標 準
最 大
単 位
130

µA
45

590

±60
10
10
79
0.1





µA
nm
µA
度
µs
Μs
µA
-1-
NJL7502R
電気的光学的特性測定回路図
光電流 1 IC1
コレクタ-エミッタ間飽和電圧 ICE(sat)
VCE = 5V
VCE = 0.24V
ICE (sat)
Ic1
1000Lux
1000Lux
A 光源
白色 LED
半値角 Θ1/2
光電流 2 IC2
VCE = 5V
VCE = 5V
Ic2
Ic
光の入射角を変え
1000Lux
光電流を測定
白色 LED
応答時間(上昇) tr
応答時間(上昇) tf
暗電流 ICEO
VCE = 20V
VCE = 5V
ICEO
0Lux
IC = 1mA
光の入射時
Vout
IC= 1mA と
RL = 100Ω
なるように
入力光を調整
100mV
90%
ピ-ク感度波長 λP
VCE = 5V
OV
10%
IC
tr
光
させ光電流を測定
-2-
tf
光の波長を変化
10% - 90%まで
上昇、下降する時間
Ver.2014-12-02
NJL7502R
■ 外形図 (標準値) 単位 : mm
1.1
Active area(□0.6mm)
(0.075)
1.3
①Collector
(0.1)
0.3
②Emitter
0.65
1.1
0.55
(0.075)
0.35
(0.05)
1.6
0.4
0.5
(0.47)
(0.54)
0.65
指示無き公差
Unit:mm : ±0.1mm
( )内は参考値
Torerance:±0.1mm
0.3
0.6
1.15
PCB pattern
■ 特性例
Power Dissipation vs. Temperature
160
Power Dissipation P(mW)
140
120
100
80
60
40
20
0
0
20
40
60
80
100
Ambient Temperature Ta(°C)
Ver.2014-12-02
-3-
NJL7502R
Spectral Response (Ta=25°C)
120
Relative Response (%)
10°
20°
0°
10°
20°
30°
30°
40°
40°
100
50°
50°
80
60°
60°
60
70°
40
80°
80°
20
0
300
70°
400
500
600
700
800
900
90°
100%
1000 1100
80%
60%
40%
20%
0%
20%
40%
60%
80%
90°
100%
Wavelength (nm)
Human eye
NJL7502R
Photocurrent vs. Illuminance
(Light source A, Ta = 25°C)
Photocurrent vs. Illuminance
(VCE=5.0V, Ta = 25°C)
1.E+04
1.E+04
Photocurrent (µA)
Photocurrent (µA)
1.E+03
1.E+02
1.E+01
1.E+03
1.E+00
1.E-01
10
100
1000
10000
100000
1.E+02
1000
10000
Illuminance (Lux)
Fluorescent light
VCE=1.0V
Light source A
VCE=5.0V
1.0E+00
150
Light source A
Dark Current Iceo (µA)
Relative Photocurrent (%)
VCE=2.5V
Dark Current vs. Temperature
Vce=5.0V
Photocurrent vs Temperature
Vce=5.0V
140
100000
Illuminance (Lux)
130
120
White LED
110
100
90
80
70
1.0E-01
1.0E-02
1.0E-03
1.0E-04
1.0E-05
1.0E-06
1.0E-07
60
50
1.0E-08
-40
-20
0
20
40
60
Ambient Temperature (°C)
-4-
80
100
-60
-40
-20
0
20
40
60
80
100
Ambient Temperature Ta (°C)
Ver.2014-12-02
NJL7502R
Vce
Light
NJL7502R
Vout
RL
図1 アプリケーション回路例
Vce=5.0V
NJL7502R White LED NJL7502R White LED Vce=3.0V
10
1
1
0.1
0.1
Vout (V)
Vout (V)
10
0.01
0.01
1kΩ
50kΩ
100kΩ
500kΩ
0.001
1kΩ
50kΩ
RL 0.001
100kΩ
500kΩ
RL
0.0001
0.0001
1
10
100
1000
10000
1
100000
10
100
1000
10000
100000
Ev (LX)
Ev (LX)
zzzzzzzzzzzzzzzzzz
NJL7502R Light source A Vce=5.0V
10
10
1
1
Vout (V)
Vout (V)
NJL7502R Light source A Vce=3.0V
0.1
0.1
1kΩ
0.01
50kΩ
100kΩ
RL
1kΩ
0.01
50kΩ
100kΩ
500kΩ
0.001
500kΩ
0.001
1
10
100
1000
Ev (Lx)
Ver.2014-12-02
10000
100000
図2 標準送信機測定回路
1
10
100
1000
10000
100000
Ev (Lx)
-5-
RL
NJL7502R
■ 実装条件
(注意)
・以下のプロファイルでの実装評価を実施し、問題無いことを確認しておりますが、あらかじめ貴社条件での実装性を確認して
頂けますようお願い致します。
・以下のいずれの場合に於いても本体が高温となり、高温状態を長時間保つことは信頼性に悪影響を及ぼしますので、できるだけ
短時間ではんだ付けを行うことが必要です。
・実装は 2 回以内でお願い致します。
リフローはんだ法
リフロー温度プロファイル
f
260°C
e
230°C
220°C
d
180°C
150°C
a:温度上昇勾配
b:予備加熱温度
時間
c:温度上昇勾配
d:実装領域 A 温度
時間
e:実装領域 B 温度
時間
f:ピーク温度
g:冷却温度勾配
:
:
:
:
:
:
:
:
:
:
1~4°C/s
150~180°C
60~120s
1~4°C /s
220°C
60s 以内
230°C
40s 以内
260°C 以下
1~6°C /s
温度測定点 : パッケージ表面
常温
a
b
c
g
1) ハロゲンランプ等、短波長赤外線ヒータ使用のリフロー炉の場合
温度プロファイルについては、リフロー炉の場合に準じて下さい。
この場合にはモールド樹脂の為、吸熱効果により樹脂部表面温度がリード端子部分より高くなる恐れがありますので、樹脂部
への直接照射は避けて下さい。
2) その他の方法
本体を直接溶融はんだに浸漬すること、ベーパーフェーズ(VPS)法によるはんだ付けについては、本体が急加熱される
など不適当ですのでお避け下さい。
3) はんだ付け直後は樹脂が柔らかくなっていますので、特にモールド面に他のものを接触させないこと、及び水または溶剤など
に浸さない様ご注意ねがいます。
フローはんだ法
*フローはんだ法は適用できません。
手付けはんだ法
*手付けはんだ法は適用できません。
以上いずれの場合に於いても本体が高温となり、高温状態を長時間保つことは信頼性に悪影響を及ぼしますので、出来るだけ短時
間ではんだ付けを行うことが必要です。
■ 洗浄条件
本製品のリフロー後の洗浄は避けて下さい。
-6-
Ver.2014-12-02
NJL7502R
■ 保管条件
(1)温湿度の範囲
開封前:5 ~ 40(℃)
、40 ~ 80(%)
開封後:5 ~ 30(℃)
、40 ~ 70(%)
開封後 48hr 以内にご使用願います。
40%以下の乾燥した環境では、静電気による製品の破壊が生じ易いため保管は避けて下さい。
製品に水分の結露が起こるような急激な温度変化のある環境での保管は避けて下さい。
(2)加熱状態でリール側面に荷重が加わらない様、ベーキング時は縦置きとして下さい。
(3)腐食性の雰囲気にさらされない所に保管して下さい。
(4)塵やほこりの少ない所に保管して下さい。
(5)直射日光の当たらない状態で保管して下さい。
(6)IC に荷重がかからない状態で保管して下さい。
(7)ベーキングの際にリールに貼付のラベルが剥がれる可能性がありますのでご注意願います。
(8)品質の安定化を図るため、ご使用される前にはベーキング処理を推奨します。
■ ベーキング処理
上記保管条件(恩湿度の範囲)を満足しない場合は、ベーキング処理を行って下さい。
(耐熱テープ品)
ベーキング条件: Ta=60(℃)48(h)以上 72(h)以内 3 回まで もしくは、
Ta=100(℃)2(h)以上 6(h)以内 3 回まで
■ 保管期間
納入後、1 年以内に実装願います。
1年を経過した場合は、はんだ付け性、端子の錆について御確認のうえ使用願います。
■ Moisture Sensitivity Levels
JEDEC : Level 5
Ver.2014-12-02
-7-
NJL7502R
■ 包装仕様
《NJL7502R エンボスキャリアテープ包装仕様》
単位:mm
【テーピング寸法】
引き出し方向
製品挿入方向
(品名による)
P2
φ D0
T
W
B
W1
(TE1)
F
E
P0
P1
T1
φ D1
A
称号文字
A
B
D0
D1
E
F
P0
P1
P2
T0
T1
W0
W1
寸法
1.50
1.80
1.50
0.60
1.75
3.50
4.00
4.00
2.00
0.20
0.90
8.00
5.40
備考
内底の寸法
内底の寸法
±0.10
±0.10
+0.10
-0.0
±0.05
±0.10
±0.05
±0.10
±0.10
±0.05
±0.05
±0.10
±0.10
±0.10
厚さ0.1MAX
*キャリアテープ材質:ポリカーボネイト(帯電防止)
カバーテープ材質:ポリエステル(帯電防止)
■ テーピング強度
キャリアテープとカバーテープとの開角 10~15°で引っ張ったとき 20~40g の範囲に剥離強度があること。
■ 包装
1) テーピングされた製品は図のようにテーピングに巻取っています。
2) 巻取り仕様
① 巻始め
:キャリアテープ空凹を 20 ケ以上
② 巻終わり
:キャリアテープ空凹を 20 ケ以上+カバーテープのみ2周分をつけています。
3) テーピング数量
:2,000 個
4) 各リール,シリカゲルと共に防湿袋に挿入し、封着しています。
称号文字
E
A
B
φD
φC
A
B
C
D
E
W0
W1
寸法
φ180
φ60
φ13
φ21
±1.0
±1.0
±0.2
±0.8
2.0 ±0.5
9.5 ±1.0
13.1 ±1.0
*リール材質:PPE(帯電防止)
W0
W1
<注意事項>
このデータシートの掲載内容の正確さには
万全を期しておりますが、掲載内容について
何らかの法的な保証を行うものではありませ
ん。とくに応用回路については、製品の代表
的な応用例を説明するためのものです。また、
工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴
うものではなく、第三者の権利を侵害しない
ことを保証するものでもありません。
-8-
Ver.2014-12-02