CX-A5000

2013.10
CX-A5000&MX- A5000カタログ
AVプリアンプ CX-A5000
(H)
チタン/(B)
ブラック
希望小売価格 : 250,000円(税別)
パワーアンプ MX-A5000
(H)
チタン/(B)
ブラック
希望小売価格 : 300,000円(税別)
JANコード:(H)49 57812 54984 4
(B)49 57812 53619 6
JANコード:(H)49 57812 54985 1 (B)49 57812 53637 0
外形寸法
(幅 高さ 奥行):
435 192 448mm 質量 : 13.6kg
消費電力 : 80W
付属品 : リモコン、
単4乾電池4本、電源コード
外形寸法
(幅 高さ 奥行):
435 210 463.5mm 質量 : 25.4kg
消費電力 : 650W
付属品 : 電源コード
注意
AVプリアンプ
パワーアンプ
CX-A5000 MX-A5000
ご使用の際は、取扱説明書の注意事項をよくお読みのうえ、正しくお使いください。
●本カタログに掲載の製品の価格はすべてメーカー希望小売価格です。
価格は税別金額を表示しています。●本カタログに掲載されております製品の設置などに要する料金については、
お買上げ販売店にご相談ください。
●本カタログの内容は、
特別な記載がない限りにおいて制作時点での現行販売品についてのものです。カタログ制作時期によっては実状との差異が発生する場合がありますのでご了承ください。
●シネマDSPおよびCINEMA DSP、
、
SILENT CINEMA、
はヤマハ株式会社の登録商標です。
●Dolby、
ドルビー、
Pro LogicおよびダブルD記号はドルビーラボラトリーズの登録商標です。
●AACロゴマーク はドルビーラボラトリーズの商標です。●DTSおよびDTS-HDはDTS社の登録商標です。
●HDMIおよび はHDMI Licensing,LLCの商標です。
●AirPlay、
App Store、
iPad、
iPhone、
iPod、
iPod touch、
iTunesは、
米国およびその他の国々で登録されているApple Inc.の商標です。Made for iPod Made for iPhone Made for iPad とは、
それぞれiPod、
iPhoneまたはiPad専用に接続する
ように設計され、
アップルが定める性能基準を満たしているとデベロッパーによって認定された電子アクセサリーであることを示します。
アップルは、
これらの機器操作または、
安全規制基準に関する一切の責任を負いません。
●Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における
登録商標です。
●Android、
Google Play、
Google Playロゴは、
Google Inc.の商標または登録商標です。
●DLNAはDigital Living Network Allianceの登録商標です。
●aptX®はCSR社の商標です。
●MHL、
およびMobile High-definition Linkという用語は、MHL,LLCの米国および他の国々における
商標または登録商標です。●Bluetoothおよび はBluetooth SIG,Inc.の登録商標であり、
ヤマハ株式会社はライセンスに基づき使用しています。
●WiFi製品、
Bluetooth®対応製品が使用する2.4GHz帯は、
さまざまな機器が共有する周波数帯です。
他の機器の影響によって通信速度や通信距離が
低下することや、
通信が切断されることがあります。
●規格および仕様は、改良の際に予告なく変更することがあります。●レコード、
テープ、放送、
ビデオソフトなどから録音・録画したものは、個人として楽しむなどのほかは著作権法上、権利者に無断で使用できません。●CX-A5000およびMX-A5000の
メーカー保証期間はお買上げ期日より5年間となります。
また、
オーディオ製品の補修用性能部品の最低保有期間は製造打ち切り後8年です。
●保証書はお買上げ販売店で所定の事項が記入されたものをお受け取りください。
●掲載製品の色調は印刷のため実物と異なる場合があります。
※AVラックや家具類は全て撮影用の小道具またはCG合成となります。
※3D映像を楽しむには、
3D映像に対応したテレビ、
レコーダーなどが必要となります。
※本カタログに掲載のスクリーンとテレビ画像はハメコミ合成です。
〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10 -1
〒108-8568 東京都港区高輪2-17-11
CX-A5000/MX-A5000カタログ
カタログコード AAS1310
2013年10月作成
〈アベンタージュ〉
すべては、五感を震わせる静けさのために
降りそそぐ星々の囁き、
全天に満ちる静寂のリアリティ。
沈黙のなかに世界が抱いている、情熱。
躍動
ピアノの誘うパッセージが、
ベースが刻むリズムが、予感させるもの。
余韻
朝靄のなかに煙る一夜の夢が、
夕焼けが彩る日々の記憶が、呼びおこすもの。
あの時、あの場所の感動を、
2
1
いま、ここに。
時空を超える、臨場感をあなたに。
Audio Visual Entertainment for the New Age.
AVENTAGE CX-A5000 /MX-A5000
〈アベンタージュ〉
AVプリアンプ
B
A
C
E
CX-A5000
D
F
(H)
チタン
(B)
ブラック
A 11chのXLR端子と11.2chのRCA端子のプリアウト。
■
B 三電源分離のアナログ回路専用電源トランス。
■
C 信号経路を最短化すべく、
高密度に集積されたデジタル基板。
■
D NEUTRIK社製XLR端子を採用した、独立給電のプリアウト基板。
■
E ESS社製ハイグレード32bit DAC ESS SABRE32 Ultra DACTM(ES9016)
。
■
F D.O.P.Gコンセプトに基づき、
D/Aコンバーターとアナログ基板を最短・
■
立体的に直結する基板レイアウト。
G 質感と制振性を向上させるアルミサイドパネル。
■
H アンチレゾナンステクノロジーによる
〈5番目の脚〉。
■
G
3
H
I
I 機械的強度を高めるダブルボトムプレート。
■
4
CX-A5000
AVプリアンプ
CX-A5000 あらゆるコンテンツの、その余韻までも、あますことなく引き出し、伝える
■ヤマハ歴代の機構設計の粋が、静寂性
を支える
オーディオにおける音づくりの第一歩は、
音の全貌を細部まで見通せる静寂をいかに
実現するか、ヤマハはそう考えています。
繊細な微小信号の変化もあますことなく
パ ワ ー アン プ に 伝 える A V プリアン プ に
おいて、静寂性の追求はきわめて重要です。
そのためには 、機 構 設 計 の 上では 不 要 な
CX-A5000のプリアウトは、XLR端子によ
オーケストラが 奏でる迫 力 のフィナーレ
もちろんのこと、192kHz/24bitのハイレゾ
ジッターPLL回路や、音声信号経路を最短
る1 1 c h バランス出 力と、R C A 端 子 による
まで、
あますことなくその情報を再現します。
ネットワークコンテンツやマルチチャンネル
化して入力ソースの音をありのままに再現
11.2chアンバランス出力の両方に対応。
H Dオーディオコンテンツのクオリティを
する全入力対応ピュアダイレクトモードを
MX-A5000などのバランス接続対応パワー
最高レベルで再現。さらにシネマDSP HD
搭載しています。
アンプとの組み合わせで、
ノイズの影響を
が描く11.2chの圧倒的な空間表現をあます
底面中央部の重心点付近に設置された樹脂
が 必要になります。
製の「5番目の脚」は、設置安定性を高めて
一言に「高音質」
といっても、その中には
CX-A5000では、長年のAVアンプの経験・
加え、A V E N T A G Eシリーズの特 長である
ことなく視聴者へ届けます。
様々な要素があります。
筐体の共振を効果的に分散するヤマハの
3
また 、D / Aコン バ ーター の 音 質 傾 向 を
「シャープロールオフ」
「スローロールオフ」
受 けにくいプリアンプ ∼ パワーアンプ 間
接続を実現します。
この ハ イグレ ードD / Aコン バ ーター の
そしてヤマハカスタムの「ショートレイテ
また 、X L R 端 子 によるバランス 入 力 を
技術ノウハウを生かして強固なシャーシ構造
独自技術、
アンチレゾナンステクノロジーに
しなやかな低域、ぬけのよい高域、緻密
をもつAVプリアンプを設計しました。
よるも の 。材 質・形 状・取り付 け 位 置 も
で高精細な音の表現力、そして音の解放感。
実 力を引き出すため、D A C 周 辺 回 路には
ンシ ー 」の 3タイプ から選 択できるD A C
1系統装備しました。ヤマハCDプレーヤー
これらすべてを満足し、
リスナーに感動を
D.O.P.G.(DAC On Pure Ground)コンセ
デジタルフィルタ設定機能を用意。様々な
C D - S 3 0 0 0 や ネットワ ークプ レ ー ヤ ー
与える臨場感を生み出す根幹となるのは、
プトに基づく設計が施されています。
コンテンツに合わせて、お好みの音質傾向
NP-S2000など、
バランス出力に対応したハイ
をお選びいただけます。
エンドプレーヤーとの高音質接続が可能です。
まず、理想の機械的強度を達成するため、
H型クロスフレーム&ダブルボトム構造の
入念に検討され、電源トランスなどが発する
ごくわずかな振動も吸収します。
これら、歴代に渡って蓄積されたヤマハ
シールドカバー付きEI型電源トランス
なります。
D.O.P.G.コンセプトとは、オーディオ回路
豊かな音の情報量です。
シャーシ上面を左右に貫き、構造全体を
の 機 構 設 計 に お ける 技 術と 、左 右 対 称
CX-A5000では、磁束漏洩や振動による
そこでCX-A5000では、微小信号の再現
のステージ間の電位差を解消し、
グラウンドの
CX-A5000は、
これら、ヤマハAVアンプが
なお、すべてのバランス入力/出力端子
支えるH型クロスフレームと、鋼板を用いた
コンストラクション や 、きわめて合 理 的 に
各 回 路 へ の 悪 影 響を 排 除した、カスタム
性 に優 れたE S S 社 製 ハイグレード3 2 b i t
ローノイズ化を図ることで、微小信号の再生
その 歴 史とともに積 み 重 ねてきた様々な
には、ヤマハの業務用ミキシングコンソー
底面のダブルボトムプレートによる強固な構造が
配置された回路レイアウトなどの、電力供給・
メイドのシールドカバー付きEI型電源トラン
D/Aコンバーター SABRE
品位を高めるというヤマハ独自の発想です。
高音質設計ノウハウと最新のD/Aコンバー
ル でも多くの 実 績 が あり、高 い 信 頼 性 を
オーディオ回路用グラウンドに生じるノイ
ターの採用により、卓越した微小信号/ディ
有 するノイトリック( N E U T R I K )社 製 の
金メッキ仕様XLR端子を採用しています。
32
Ultra DAC
TM
信 号 伝 達 の 経 路 を 最 短 化 する 技 術との
スをアナログ回路専用に採用。さらに電源
(ES9016)を全11.2ch用として2基搭載。
また、ボディの両側に装着されたアルミ
相 乗 効 果 によって 、ヤ マ ハ A V アン プ が
ノイズを最 小 限 にするローノイズ 設 計 の
すべての音声出力チャンネルで同一なハイ
ズ・電位差は音の純度低下の大きな原因と
テー ル の 再 現と大 音 量 のダイナミクスを
サイドパネルも、デザイン性を高めるだけで
目 指 す 圧 倒 的 な 静 寂 性 の 基 礎となり、高
電源回路を搭載しています。
エンドのクオリティを実 現 、コンテンツの
なります。それを解消するため、オーディオ
両立するとともに、響きの余韻を最後まで
なく、天板と側板を三分割することでカバー
純 度な音 質とリアルな空 間 再 現 力を支え
持つ音の情報をあますことなく引き出します。
の信号基準となるグラウンドからD/Aコン
描ききる表現力を獲得しています。
持つプレーヤーの接続に備え−6dBのアッ
全体の共振を減らし、
高音質を支えています。
ています。
ディスプレイ回路のそれぞれに専用電源を
バ ーター のグラウンドが 最 小 距 離となる
テネーター回路を搭載。入力設定メニュー
■ノイズ成分を徹底排除した
高音質電源部
割り当てた3回路分離型パワーサプライを
ように基板構造を設計。ケーブルを介さず
■高音質伝送を可能とするXLR
バランス入出力に対応
採用。各回路ブロック間の相互干渉を防ぎ、
基 板 間を立 体 的に直 結するボード・トゥ・
全 動 作 モ ードで の S / N 比 を 大 幅 に 向 上
ボード構造によるリジッドな結合をはじめ、
させました。
徹 底 的 なローインピーダンス化を施して
そして、本体重量をバランスよくしっかり
と支えるカスタムメイドの鋳鉄製レッグに
AVプリアンプには、大音量による迫力の
再現から、小さくデリケートな音による繊細
な表現までを、視聴者にすべて伝えるため、
グランド純度が高くなるようにレイアウトし、
してパワーアンプ へ 伝 送する能 力 が 求め
出力信号の純度を確保。さらに、電源供給
優れたD/Aコンバーターの実力を最大限に
られています。
経路の最短化・最適化に配慮した給電経路
発揮します。
が 十 分 あるロ ーノイズ な 電 源 部 が 鍵と
にて切替が可能です。
そのほかにも、外部から入力されたデジ
レイアウトにより、電 気 的・磁 気 的ノイズ
タル 音 声 信 号に含まれるジッター成 分を
による音への悪影響を低減しています。
これらの電源設計により、CX-A5000は、
さらに、4 V r m s 以 上 の バランス出 力を
います。さらにDAC電源供給ラインを最も
XLRプリアウトにも専用電源を用意し、
独 立した 電 力 供 給とすることで バランス
音を、正確に表現するためには、電力余裕
鋳鉄製レッグ
また、オーディオ回路、デジタル回路、FL
あらゆる大きさの信号をあますことなく安定
こうした 、幅 広 いダイナミックレンジ の
5
出すことで再生品位を高めるウルトラロー
共振の低 減 、つまり剛 性と制 振 性 の 徹 底
不要な振動の低減をもたらします。
アンチレゾナンステクノロジーによる
〈5番目の脚〉
これ により、基 本となる2 c h C D 再 生 は
■ESS社製32bit DACにより、すべての
デジタルコンテンツを最高品質で再生
高剛性・高制振シャーシを採用。
H型クロスフレーム
静 寂 の 中 の 微 細 な 暗 騒 音 から大 編 成 の
ESS SABRE32 Ultra DACTM (ES9016)
排除し、純度の高いマスタークロックを作り
ノイトリック社製金メッキ仕様XLR端子
11chのXLR端子バランス出力を持つ背面端子群
6
■あらゆる品質のオーディオソースを、
高品質に、音楽的に
AVプリアンプ
A V アン プ に は 最 新 の ハ イレゾリュー
ション音源から、MP3/WMA/AACなどの
■音場を創る――シネマDSPの歴史と変遷
不可逆圧縮音源まで、幅広い品質のコンテ
家庭のオーディオシステムでの再生と、
ンツが入力されます。
コンサートホールやライブハウスでの演奏
CX-A5000では、Blu-rayディスクのHD
とでは、聴こえ方が大きく違います。
オ ー ディオコン テン ツ を はじ め 、ネット
主な原因は、
「 音場(Soundfield)」、つまり
ワーク上の192kHz/24bit ハイレゾリュー
音を聴く空間が本来持っている音の響き方
ション音源など、最新の高品質コンテンツ
再現し、活きいきとした音を提供します。
HD(4K/24p,25p,30p)の高解像度映像と
質、音楽的に再生するため、ハイレゾ以外
さらに、C D や F L A Cフォーマットなどの
3D映像のパススルーや、オーディオリター
の音源に対して音質改善するミュージック
非圧縮/可逆圧縮音声に対し、帯域・ビット
ンチャンネル(ARC)をサポート。アナログ
テンツに対して自然で滑らかな高画質映像
エンハンサーを搭載しています。
諧調をハイレゾ音源相当に拡張処理する
入力映像信号のHDMIアップコンバージョン
がお楽しみいただけます。
ハ イレゾリューション・ミュージックエン
にも対応しています。
処 理 により失 わ れ が ち な 高 域 や 低 域 を
音 響 分 野 の 研 究 にも古くから取り組んで
きました。
その経験と実績が「音場創生」、すなわち
コンサートホールやライブハウスさながら
の「音場」を家庭の再生装置で忠実に再現
するという考え方を生み出しました。
エッジ 強 調 や 明るさ・コントラスト・色 の
様々な 映 像コンテンツ、B l u - r a yディスク
濃さの 調整が可能。プリセット機能を活用
など の デ ジ タ ル オ ー ディオ 信 号 を 最 大
などの高画質コンテンツはもちろんのこと、
することで、お 客 様 の 好 み /コンテンツに
96kHz/24bit相当に拡張し、ハイレゾ音源
インターネット上の動画やDVD、LD/VHS
合わせた調整が行えます。
のような精細で情報量豊かな音楽性を引き
などレガシーメディアの映像についても、
出します。
入 力ソースや 再 生 機器のグレードに左右
ビデオプロジェクター開発で培った技術と
■4K Ultra HDパススルー&
アップスケーリングで高画質を追求
されず、視聴者が満足する画質で楽しめる
ノウハウが活かされています。
ことが求められます。
これらの高画質化処理にはハイエンド・
このほか、映像回路関連では、アクション
この役割を果たすべく、ヤマハは独自に
ゲームなどの用途を想定して、必要に応じ
最新の高解像度コンテンツをはじめ、様々
映像処理回路を開発。
ビデオアップスケー
映像処理回路を完全にバイパス、気になる
な 画 質 のメディアに対しての 高 画 質 化 が
リングは、最大4k/24pへの解像度変換に
映像の遅延を1/1000∼1/1万フレームに
追求されています。
対応。
また、高画質再生の基礎であるI/P変
抑えるビデオダイレクト機能も装備するなど、
高画質伝送を行うHDMIは、フロント入力
換は、三次元動き適応・エッジ適応・マルチ
あらゆる使 用シ ーン に 合 わ せ 、皆さまに
1を含む8入力/2出力を搭載。4K Ultra
ケイデンス検出方式に対応し、幅広いコン
喜びと満足を提供することを目指しています。
音声再生と同様に映像再生においても、
耳に届くのはまったく違う音になるのです。
でも再現することが可能となり、再生信号の
楽器メーカーであり、
コンサートホールの
残響音を強調・加工する擬似的なサラウン
設 計 なども行っているヤマ ハ は 、楽 器 の
ド技術とは一線を画した、
「 再生環境を変え
音が空間でどのように響くのかという建築
る」自然な空間創生を生み出すことに成功
のではなく、映画のサウンドデザインをより
しました。
忠実に再現するという発想です。
さらに、画質調整機能としてディテール&
また、ホームシアターで楽しんでいただく
ハンサーにも対応。
CDなどから読みだされた44.1kHz/16bit
ミュージックエンハンサー
が創りだす自然な臨場感が、いつものコンテンツに新たな感動を生む
音源の音を同じ再生方法で聴いたとしても、
高精細な音を提供します。
ミュージックエンハンサーは、不可逆圧縮
3
の違いにあります。
この音場の違いにより、
同じ
再 生に対 応 。高 解 像 度 映 像にも負 けない
また、あらゆる品質のコンテンツを高音
CX-A5000 シネマDSP HD
ヤ マ ハ の「 音 場 創 生 」は 、そ れ だ け に
止まりませんでした。
近接四点収音法による音場の実験風景
1987年に登場したDolby Pro Logic®は、
映画の音の三要素である
「セリフ」
「 音楽」
「効果音」のバランスを重視し、各再生チャ
ンネル・音源の位置によって最適な音場感
その実現のため、1980年代から国内外
マルチチャンネルを使ったホームシアター
を構成することにより、
「 映画館の音」では
の著名なコンサートホールやライブハウス、
再生を大きく普及させるきっかけとなりま
なく
「映画そのものの音」をご家庭に再現
劇場などを巡り、
「 近接四点収音法」
という
した。一方で、映画館と同じデコード方式で
するシアターサウンド創生技術、
シネマDSP
が誕生しました。
三次元空間測定方法を用いて、生の音場
あるがゆえに、ホームシアターと映画館との
データである直接音・初期反射音(直接音
空 間 容 積 そしてサラウンドスピーカー の
に続く比較的早めの反射音)
・後部残響音の
設置状況といった再生環境の大きな違い、
強さ、到来方向、到達時間を厳密に測定し、
音のスケール 感の差を際 立たせることに
それをデジタル化して機器内の専用LSIに
なったのです。
直 接 組 み 込 む D S P( D i g i t a l S o u n d fi e l d
その差異を超えてホームシアターを楽し
Processing)
という手法を確立したのです。
んでいただくために、ヤマハは音場創生技
この手法により、
コンサートホールやライ
術を映画再生に応用することを考えました。
ブハウスのリアルな音場空間が家庭環境
それも、単に映画館の音場空間を再現する
■三次元立体音場再生の最高峰
――シネマDSP HD 3
シネマDSPによる音場再現のベースは、
前述の実在するホールやライブハウス等の
自然な空間音場データです。
独自の測定・解析システムによって、直接
音と反射音との立体的な関連性が克明に
CX-A5000
であり、フロント/リアプレゼンススピー
平面分布図
カーを含む最大11.2chスピーカー構成と
ステージ側
三次元分布図
側
ージ
ステ
通常のシネマDSPを大きく上回る圧倒的な
て、センタースピーカーでクロストーク補正
家具の位置などにより、お客様ごとに環境
を行う、ヤマハの研究部門が開発した新し
が異なります。
い バ ー チャル 方 式 が 採 用されています 。
さらに「 高さ」の三 方 向 からの 膨大な反射
また、セリフやヴォーカルの 聴 感 上 の 位 置
ホームシアターを設置する場合には、音響
音情報により、音場空間の完全再現を現実
(高さ)を画面と一致させるダイアログリフト
チューニングされた専用シアタールームの
また 、特 に 生 活 空 間 で あるリビング に
ような最高の臨場感を引き出すのは容易では
機能もVPSにより実現可能です。
実 在 する場 所 の 空 間 が 持 つ自然な「 高
VPSによって、通常の5.1ch構成であれば
さ」方向の情報を最大限に活用して立体的
仮想フロントプレゼンススピーカーを創出
YPAO用マイク
YPAO用マイクベース
ありません。
このような お 客 様 環 境 の 課 題 に 対し、
各チャンネルの周波数特性を自動計測・補
な空間再現力を高めた、三 次 元 立 体 音 場
VPS概念図
し7 . 1 c h 再 生 、フロントプレゼンススピー
部屋を作りかえることなく、視聴環境を改善
正し、理想的な視聴環境を実現するものと
再生の最高峰と言えるでしょう。
■立体音場再現の喜びをさらに身近に
――VPS
カーを使った7.1ch構成では仮想リアプレ
して いくの が 視 聴 環 境 最 適 化 シ ス テ ム
して進化を続けています。
ゼンススピーカーを創出し9.1ch再生、そし
YPAO (Yamaha Parametric Room
てフロントプレゼンススピーカーとサラウ
です。
Acoustic Optimizer)
CX - A5000では、すべての信号に対して
シネマD S P H D プログラムを掛けることが
3
シネマDSP <3Dモード>
+ シネマDSP HD3
時間軸分布図
CX-A5000に搭載されたYPAO-R.S.C.
(Reflected Sound Control)は、YPAOの
でき、
最大で全チャンネル 96kHz/24bitで
ンドバックスピーカーを使った9.2ch構成
このシステムは、
「リファレンススタジオの
さらなる進化形です。
シネマDSP開発で培った
記録されたこれらのデータには、広がりを
の高解像度・高密度音場処理を行うことが
生の音場データが持つ膨大な空間情報の
では1 1 . 2 c hでのシネマD S P H D 再 生を
音をリビングで」を目 標 に、スピーカーの
空間音響のノウハウを元に、視聴環境の音
幅・奥行・高さの三次元空間として再現し
できます。
高さ方 向を含めた完 全 再 現とそれによる
仮想的に実現することができ、
より多くの方に
大きさ、設置距離、音量、
そして部屋を含めた
の特徴を左右する初期反射音に着目。
「臨場感」を追求してきた結果として、シネ
1 1 . 2 c h 再 生 で の 音 場 空 間 を 楽し ん で
うる膨大な情報量が秘められています。
サラウンドプログラムは、歴代のフラッグ
反射音分布図(シネマDSP HD3とシネマDSP <3Dモード>の比較例)
3
ヤマハでは、音場の「高さ方向の空間」が
シップ機種のみで搭載されていた10プロ
臨 場 感 に与 える影 響 力 に早くから着 目 。
グラムの音場を含め、全33プログラム(詳
上方、三次元分布図では画面左奥が視聴者
さにあり、圧倒的な情報密度による音場空
増え続け、最大11.2ch構成に到達しました。
音 場 の「 高さ」を 再 現 することで 、映 画 系
しくは11∼12ページ参照)
を搭載しました。
にとっての正面にあたります。円形(球体の)
間 の 再 現 が 、より自然 な「 臨 場 感 」を生 み
スピーカーの数は、確かにシネマDSPの
でもシネマ D S P がもたらす 臨 場 感を 作り
プログラムでは画面に引き込まれていくよ
位置が音の到来方向を、大きさが音量を、
出します。
卓越したポテンシャルの実現に貢献します。
出し、より多くの視聴環境下でホームシア
うなエキサイティングな体験を、また音楽
■自然な「臨場感」を生み出す圧倒的な
情報密度
中心からの距離がその到達時間を、
それぞれ
しかし、
日本の一般的な住環境では、11.2ch
ター の 満 足 感 を 向 上させる、ヤマ ハ なら
系プログラムではホールやライブハウスの
右 上 の 図 は 、シネマD S P H D 3とシネマ
表しています。
また時間軸分布図では、反射
分ものスピーカーの設置が難しい場合が
ではの技術です。
床鳴りや天井の反射音が作り出す生々しい
DSP〈3Dモード〉の情報密度の違いを示した
音を到達時間順に並べています。
あるのも現実です。
プレゼンスを、大画面にふさわしい圧倒的
反射音分布図です。
■部屋の音響特性をより積極的に
改善する――YPAO-R.S.C.
なスケールで実現することができました。
平面分布図と三次元分布図では色がついた円
反射音、シネマDSP HD 3ではそこに緑色の
三次元、立体的な再現力こそが「まるでその
形(球体)のひとつひとつが、その空間の反
反射音が加わります。仮想音源の密度、空
VPSは、5.1ch構成を駆使して仮想のプレ
空間で再生し、その魅力を十分に引き出し
とき・その場所を体験しているかのような」
射音を示しており、到来方向の延長線上に
間表現の精度、残響の自然な減衰特性の差
ゼンススピーカーを創出し、三次元音場特
ていただくために、ヤマハでは視聴環境を
シネマDSPの「臨場感」の源です。
音源があると仮定した
「仮想音源分布」
として
は一目瞭然です。
有の「空間の高さ」や「奥行き」、スリリング
最適化する技術を開発しました。
マ D S P が 理 想とす るスピ ー カ ー の 数 は
ピンクの色がシネマDSP〈3Dモード〉の
シネマD S P H D ( エイチディー キュー
デ ータ化されています 。そ れ ぞ れ の 図 の
シネマDSP HD の三次元立体音場再生
ビック)は、
このような考え方の1つの到達点
中心を視聴位置として、平面分布図では画面
の特長は、実にこの音源・情報の密度の高
3
9
スピーカーの種類、部屋の形状、壁の材質、
情報密度を駆使し、音場の「幅」
と「奥行」、
のものとする三次元高密度音場処理です。
シネマDSP HD3概念図
スピーカーを仮 想 定 位 信 号の主 音 源とし
CX-A5000は、VPS( Virtual Presence
Speaker)
でこの悩みを解決します。
3
11.2chスピーカー配置
いただけます。
VPSは、限られたスピーカー設置数の中
映画や音楽などのコンテンツを理想的な
な上下方向の移動感を再現する画期的な
先に述べたスピーカーの設置数の話だけ
機能です。
このVPSには、左右のサラウンド
で は なく、現 実 の ホ ー ム シ ア タ ー で は
室内の壁や床からの不規則な初期反射音はオーディオ再生に悪影響を及ぼす原因のひとつです。
YPAO-R.S.Cは、これらの不規則な初期反射音をデジタル処理技術で補正し、たとえば左右の
スピーカーの設置環境が異なる上図のような場合にも、よりバランスの整った視聴空間を作り
出すことができます。
YPAO-R.S.C.概念図
10
CX-A5000
シネマDSP HD3 音場プログラム一覧
ムービーシアター
映画のストーリーの中に入り込んだような、
さまざまな空間・感動を体験する
リスニングポイントと各スピーカーとの位置関係
(角度と距離)
を測定し、各スピーカーが本来あるべき
位置とのギャップをYPAOで自動補正。シネマDSPの効果を最大限に活かします。
スピーカー角度計測の効果(左:使用前、右:使用後)
スピーカー近傍の壁・床・天井からの強い
自動的にシネマDSP効果の強さを最適化
初期反射音成分が、
直接音の実在感に大きな
します。
影響を与えることを発見しました。
これらY P A O - R . S . C .を含めたす べての
R.S.Cではこの不要な反射音成分を補正制
機 能 を 統 合 することで 、専 用 施 工され た
御し、中域∼低域の解像感を改善すること
シアタールームのような理 想の視 聴 環 境
に成功しました。これにより、まるでスピー
をすべてのお客様の環境で実現します。
カー周囲の壁を取り去ったようなクリアで
■大音量で再生しない時も、
豊かな臨場感を
伸びのある視聴空間をお客様に提供します。
また、
「マルチポイント計測」
は、
最大8地点
また、入力ソースやボリューム位置に合
で の 計 測 結 果 を 総 合 的 に解 析し、補 正 。
わ せてシネマ D S P の 効 果 やダイナミック
「スピーカー角度計測」は、視聴ポイント
レン ジ を 最 適 化 す るアダ プ ティブ D S P
から見た各スピーカーの位置関係を把握
レベル&アダプティブDRC技術や、
ヘッドホン
して理想的なシネマDSP仮想音源分布を
で サラウンド再 生 が 楽しめるサイレント
作り出します。
シネマ機能により、深夜の小音量再生時や
そして 、
「 D S P エフェクトレ ベ ルノー マ
ライズ」は、再生環境の残響特性に応じて
11
ヘッドホン再生時でも臨場感豊かなサウンド
を提供します。
Standard(スタンダード)
Adventure(アドベンチャー)
Dolby Digital、DTS、AACなどのマルチトラックの
サウンドを再現するプログラムで、全体に柔らかい拡が
り感のある響き。プレゼンス音場はやや狭い印象で、
セリフの明瞭度を損なわずにスクリーン周囲とスクリー
ンの奥に立体的に再現されます。
サラウンド音場は後方
の広い空間に音楽やコーラス等のハーモニーが美しく
響く印象です。
70mm/ Dolby Digital、DTSおよびAACマルチト
ラックの最新の映画サウンドデザインを忠実に再現、
最新の映画館に似せて音場プログラム自体の響きを
できるだけ抑制。
プレゼンス音場にオペラハウスのデータ
を使用、会話の定位、立体感に優れ、サラウンド音場に
コンサートホールのデータを使用、
力強い響きでサウン
ドデザインを明確に再現、痛快な臨場感を提供します。
Spectacle(スペクタクル)
Drama(ドラマ)
70mm映画の大画面シアターそのものの超ワイドな
空間に映画の空気がそのまま存在するようなスペクタ
クルな音場。微妙な音の響きまでも再現する表現力を
もち、映像と空間に今までにないリアリティを生み出し
ます。70mm映画初期の作品から最新のドルビーデジ
タルソフトおよびDTSソフトまで、幅広くスペクタクルな
世界が楽しめます。
ラブストーリー、コメディ、ヒューマンドラマなど、
セリフをじっくり聞かせる作品に幅広くマッチします。
サウンドデザインの基本バランスを大切に、セリフは
雑味なく明瞭に、控えめながら適度な包囲感を持つ
音 場です。長 時 間 の 視 聴でも聴き疲 れなく作 品 を
楽しめます。
Sci-Fi(サイファイ)
Mono Movie(モノムービー)
最新のSFX映画のサウンドデザインをセリフと音楽
効果音にクールに描き分け、静けさの中に広大なシネマ
空間を演出します。高度なテクニックを駆使したDolby
Stereo、Dolby Digital、DTSソフトまで、
サイエンス・
フィクションの世界を仮想空間音場で楽しめます。
古いモノラル名作映画専用のポジションです。
オペラ
ハウス系のプレゼンス音場と適度な残響処理により、
往 年の名 作 映 画のモノラル音 声が 臨 場 感を持って
再生されます。
Roleplaying Game(ロールプレイングゲーム)
映画とは異なるゲームのサウンドデザインを前提
として、BGMや効果音に深みを与えることで、さまざ
まな場面を自然に、
よりリアルに再現する、ロールプレ
イングゲームやアドベンチャーゲームなどに最適な
音場です。ミュージックエンハンサーと組み合わせる
ことでよりクリアで 奥 行きのある音 場 効 果 が 体 感
できます。
Music Video(ミュージックビデオ)
スタジアムライブやロックコンサートなどをイメージし
た音場で、ポップス・ロック・ジャズなどのライブ映像を
コンサート会場のイメージで楽しめます。
ステージ上の
ボーカルやソロ楽器のリアル感、
リズム楽器のノリを重視
したプレゼンス音場、広大なライブ会場の空間を再現
するサラウンド音場で、
ホットなライブ空間に浸れます。
スタジアムライブの熱気、
ゲーム世界への没頭、多彩なエンターテイメント空間を描き出す。
Sports(スポーツ)
Action Game(アクションゲーム)
プレゼンス音場は狭めてあるが、
サラウンド音場には
コンサートホールのデータを使用しており、様々なバラ
エティや中継番組に、適用範囲の広い音場効果を再現。
スポーツ中継のステレオ放送では、解説者は中央に
定位し、歓声や場内の雰囲気は周囲へと拡がります。
後方回り込みは適度に抑えてあるので、長時間使用して
も違和感がありません。
映画とは異なるゲームのサウンドデザインを前提と
して、滑らかに繋がる音場効果によって様々な効果音の
方向感を正確に再現しながら、画面への集中度を高め
た、アクションゲームに最適な音場です。
ミュージック
エンハンサーと組み合わせることでよりダイナミックな
音場効果が得られます。
クラシカル
ボーカルは明瞭で実在感があり、大きく拡がりのある
空間を感じさせる音場です。
やや遅れてくる多くの残響
は、パビリオン独特のライブ感ある音場を再現し、熱狂
的なコンサートシーンを盛り上げます。
世界の著名なコンサートホールや荘厳な大聖堂を、
あなただけのための演奏会場に。
Hall in Munich A(ミュンヘンA)
Hall in USA A(USAホールA)
ディスコミュージックに包まれる、乗りの良い音場
空間を演出するプログラムです。
ヨーロッパに多く見られる、内装材にシックな木の
内張りが使われた、
ミュンヘンにある2500席程度の
コンサートホールです。繊細な美しい響きが豊かに拡
がり、落ち着いた雰囲気を持っています。座席の位置
は、
1階の中央左寄りです。
ヨーロッパの伝統をふまえて設計された、ボストン
にある大 規 模 なコンサ ートホ ールです。客 席 数 は
2600席程度で、内装はよりシンプルにまとめられ、
アメリカ的な処 理が感じられます。中高 音の豊かな
響きが特長です。
Recital/Opera(リサイタル/オペラ)
Hall in Munich B(ミュンヘンB)
Hall in USA B(USAホールB)
響きの量を適度に抑えてあり、声の奥行き感、明瞭度
に優れています。
オペラではステージでの定位や臨場感
とともに、オーケストラボックスの響きが眼前にくり広
げられます。
サラウンド音場は控えめながら、
コンサート
ホールのデータを使用することで音楽の美しさを演出。
長時間のオペラものでも疲れません。
欧 米のオーケストラの録 音にしばしば使われる、
1300席程度のシューボックス型コンサートホールで
す。大理石で造られているため、響きがフラットで、
また
天井が高いため、残響時間が比較的長いのが特長です。
シカゴにある2600席程度の半円形ドーム型天井
を持つ大型コンサートホールです。残響時間が長め
で、豊かな残響を感じることができます。またステー
ジ上方につり下げられた反射板により、ステージ方向
からの反射音が強くなっています。
Disco(ディスコ)
ライブ/クラブ
伝説のライブハウスやクラブ、
広いアリーナで名演奏に浸る。
Village Gate(ビレッジゲート)
Cellar Club(セラークラブ)
かつてニューヨークに存 在したライブハウスで、
比 較 的 広 いことから小 ホ ー ル のような 響 きです。
ステージに向かい中央左寄りの音場です。
天井の低いアットホームなライブハウスです。小さな
ステージのすぐ前にいるような、
リアルでライブな音場
で、
強い響きが特長です。
ニューヨークの7番 街 にあるジャズクラブです。
天 井 が 低く、狭 い 室 内 の角にあるステージ 付 近 に
強い反射音が集中しています。
ソーホーのロフトを思わせるコンクリートの空 間
です。壁 面 からの 反 射 音 は 比 較 的 明 瞭 で、エネル
ギッシュな音場です。
The Roxy Theatre(ロキシーシアター)
ロサンゼルスにあるロック系ライブハウスで、客席は
最高時で約460程です。客席中央左寄りの音場です。
11ch Stereo(11chステレオ)
内装材が木製のフランクフルトにある2400席程度の
シューボックス型コンサートホールです。
ステージ上方
のマホガニー色に塗装された幾層もの反射板によって、
ステージ方向からの反射音が強く、直接音が増強され
る傾向にあり、力強い響きが特長です。座席の位置は
1階中央右寄りです。
Church in Tokyo(東京)
残響時間2.5秒と適度な残響音を伴う教会の音場感
です。
パイプオルガンや教会音楽などの再生に適してい
ます。
Church in Freiburg(フライブルグ)
大胆な非対称形の、シュトゥットガルトの中心街に
ある2 0 0 0 席 程 度 の 大 型コンサ ートホ ールです。
ステージに向かって左側にコンクリートの壁があり、
その方向からの反射音が強く感じられます。
かつてニューヨークに存在したライブハウス
「ザ・ボ
トム・ライン」のステージ正 面の音 場です。フロアは
3 0 0 席ある左 右に幅 広い客 席で占められ 、明 瞭な
響きが特長です。
Hall in Vienna(ウィーン)
Church in Royaumont(ロワイヨーモン)
1700席程度のウィーンの伝統的なシューボックス
型の中規模コンサートホールです。周囲の柱や彫刻に
より、全方向からの複雑な反射音を生み出しています。
豊かな響きが特長です。
パリ近郊ロワイヨーモンにある美しい中世ゴシック
建築の修道院の食堂大広間の音場です。天井をささえ
る石柱ごとに構成されるドーム状の多くの天井空間に
残響が響きあい、余韻の美しい音場です。
Arena(アリーナ)
Hall in Amsterdam(アムステルダム)
Chamber(チェンバー)
広いアリーナの音場で、
ステージとの適度な距離感
があります。ライブの勢いが感じられる、活気のある
音場です。
アムステルダムの広 幅 化したシューボックス型の
大ホールで、サークルステージ、ステージバック席が
あり客席は2200程です。
宮 廷の大 広 間のような天 井の高い比較 的 広めの
空間で、宮廷音楽や室内楽に適した心地よい残響が
特長です。
The Bottom Line(ボトムライン)
Hall in Stuttgart(シュトゥットガルト)
CX-A5000 対応デコードフォーマット
ステレオ
音に包まれて、気軽なBGMをどこの場所でも
心地よく。
Hall in Frankfurt(フランクフルト)
ドイツ南部の120m近い尖塔を持つ大きな教会で
す。石を積み上げて造られており、天井が高く、細長い
空間を持っています。残響時間は非常に長くなります
が、逆に初期反射は少なくなります。そのため、直接音
の厚みはあまりありませんが、響きが多く、教会特有の
音場を再現します。
Village Vanguard(ビレッジバンガード)
Warehouse Loft(ロフト)
エンターテイメント
Pavilion(パビリオン)
ステレオ後 方からも直 接 音が聴け、広いエリアで
楽しめる効 果が 特 長です。最 大 1 1 本のスピーカー
から音が出力され、ホームパーティーのB G Mに最
適です。
デコードフォーマット
ポストデコードフォーマット
Dolby TrueHD、Dolby Digital Plus、Dolby Digital、Dolby Digital EX/
Dolby Pro Logic、Dolby Pro Logic II Music、Dolby Pro Logic II Movie、
DTS-HD Master Audio、DTS-HD High Resolution Audio、DTS Express、
Dolby Pro Logic II Game、Dolby Pro Logic IIx Music、Dolby Pro Logic IIx
DTS 96/24、DTS-ES Matrix 6.1、DTS-ES Discrete 6.1、DTS Digital
Movie、Dolby Pro Logic IIx Game、DTS Neo:6 Music、DTS Neo:6 Cinema
Surround/AAC
12
CX-A5000
AVプリアンプ
CX-A5000 思いのままの操作性と多彩な拡張性で、こだわる人の期待に応える
■192kHz/24bit再生など
ネットワークオーディオ機能も充実
再生できるAirPlayに対応。
さらに 、 後 述 の 「 AV CONTROLLER 」
i P h o n e / i P a d や A n d r o i d 端 末を使って
ボタンの配置、アプリの壁紙など、操作画面
ネットワーク機能を持つヤマハAVアンプの
のカスタマイズも行うことができます。
操作が行える* 2専用アプリケーション。
■パソコンのブラウザー上で
操作できるウェブコントロールセンター
スクの映画の続きを寝室で見たり、メイン
ル ームで家 族 がスポーツ観 戦をする間 、 「AV CONTROLLER」を使えば、離れた場所
パソコンにストックした音楽コンテンツの
キッチンではインターネットラジオを聞き
からでも快適に操作が行えます。
再生など、AVアンプをパソコンと連動させ
ながらディナーの準 備をしたりと、家の中
る機会は年々増えています。CX - A5000は、
のあらゆるところにAVENTAGEの楽しさが
■多彩なコンテンツの楽しみ方を
サポートする拡張性
お手持ちのパソコンのウェブブラウザー* 3
広がります。
だけで、大画面・マルチチャンネルの高音質
で再生可能となりました。
さらに、
レコードプレーヤー接続のために
はMM対応フォノイコライザーを搭載した
Phono端子を装備。
ご 家 庭 にお けるエンター テイメントを
加えて、4 0 局プリセット対 応 F M / A M
司どるセンターとしてのCX-A5000の特長
チューナーを装備していますから、
ラジオの
の1つは、その拡張性にあります。
コンテンツもお楽しみいただけます。
今やオーディオソースもネットワークの
ならば、Android対応スマートフォン/タブ
時代。それに対応すべく、CX - A5000には、
レット内の音楽コンテンツについてもWiFi
画面のタッチ、スワイプ動作で電源オン
■SCENE機能でお気に入り設定を瞬時
に呼び出し
高 音 質 再 生 が 可 能な充 実のネットワーク
環境を使った高音質ストリーミング再生が
/オフや音量調整、入力ソース選択、
シネマ
視 聴 するコン テン ツ によって 、最 適 な
オーディオ機能を搭載しました。
楽しめます。
D S P のサラウンドモード選 択 などの 基 本
音 量 / 音 質 や シ ネ マ D S P プ ログ ラム の
そして、世 界 中の様々なインターネット
操作はもちろんのこと、
ミュージックエンハ
種類などの各種設定は異なってきます。
DLNA1.5準拠のネットワークレシーバー
ラジオ局が快適に楽しめるvTunerにも対
ン サ ー や 音 質 調 整 のような 詳 細 な 設 定
CX-A5000には、各種設定を入力ソース
機能を内蔵。NP-S2000に代表される高音質
応。ネットワーク時代の高音質や使い勝手
まで、ヤマハAVアンプの主要操作を感覚的
ごとに記 憶してワンタッチで 呼 び 出 せる
ネットワークプレ ーヤーで 実 績を 積 んだ
をお楽しみください。
に操作することができます。
SCENE(シーン)機能を搭載しています。
ネットワ ークオ ー ディオ 技 術 を 活 かし 、
また、ネットワーク上の音楽ファイルから
な がら、メイン ル ームと同じ、または 別 の
パソコン や N A S( ネットワークH D D )に
■スマートフォンやタブレットで快適操作。
専用アプリケーション
アル バム名 やアル バムアートを見 な がら
また、Z o n e 4として使う場 合 は 、H D M I
価値を引き上げ、それらを介したメディア・
ストックし た 音 楽 コ ン テ ン ツ を ピ ュ ア
「AV CONTROLLER」
に対応
HDMI入力コンテンツを、寝室やキッチン
聴きたい曲を探すなど、素早く快適な視聴
入力のみが選択可能。サブゾーン用にホー
コンテンツの楽しみ方を大きく変えることに
など の 別 室 ( サブ ル ー ム ) に 設 置した
ムシアター機器をつないでいただくことで、
なるでしょう。
WAV/FLAC・192kHz/24bit再生対応、
オーディオグレードの高音質で再生すること
が可能です。
また、お手持ちのiPod touch/iPhone/
iPadやパソコン内のiTunesライブラリーに
保存された音楽コンテンツをストリーミング
を使って本機を操作できる*「ウェブコント
Zone2として使う場合には、HDMI入力
ロールセンター」
を搭載。
使い慣れたパソコン
以外のステレオ音声(デジタル/アナログ
を使い、見やすくユーザーフレンドリーな
音 声 、内 蔵 ネットワ ーク再 生 音 声 、内 蔵
4
操作画面で本機の動作状態を確認しながら、
iPod/iPhone/iPadのデジタル音声再生
能。HDMI対応テレビを使った再生だけで
■寝室やキッチンへ視聴エリアを拡げる
Zone対応HDMI出力
なく、サブルーム用スピーカーを設置する
ワイヤレスでオーディオ再生が楽しめます。
ことで 、スピ ーカー でも音 楽 を お 楽しみ
CX - A5000の存在は、その発展性により、
メイン ル ームでシアター 再 生を 楽しみ
いただけます。
H D M I 対 応テレビやホームシアター 機 器
別 の 部 屋でもマル チチャンネルで楽しむ
で同時再生を行う
「HDMIゾーンスイッチ
煩雑であれば視聴の喜びや楽しみは半減
快適さを追求しています。
こともできます。
(メインルーム/サブルー
ング」に対応しています。
ムで同じHDMIコンテンツを楽しむ場合、
「AV CONTROLLER* 」は、iPod touch/
フルに活 かす高 精 細 2 画 面 表 示も用 意 。
よく視聴するコンテンツそれぞれに最適な
の視聴したいソースのボタンを押すだけで、
AVレシーバーの電源オン・最適視聴設定が
サブルームのHDMI対応テレビを使い、
メインルームで鑑賞していたBlu-rayディ
希望小売価格
Zone4
サブルームではメインルームと異なる、
または同じ
HDMIコンテンツを選択できます。
異なるコンテンツはサラウンド音声で再生可能です。
※同じコンテンツはステレオ音声となります。
[日本語対応スマートフォン/タブレット用アプリケーション]
AV CONTROLLER
ヤマハAVアンプ
(対応機種)
をお手持ちのスマートフォンやタブレットで操作できる専用アプリケーション。
タブレット端末では2画面表示や縦横切替表示にも対応します。
12個のSCENE登録を詳細な音機能設定を
含 めて記 憶 可 能 。こだ わりの 再 生 条 件を
また 、前 面 の H D M I 入 力 端 子 は 、M H L
(Mobile High-Definition Link)* 5 対応の
携帯端末を接続して最大フルHD(1080p)
映像/最大7.1chマルチチャンネル音声の
なお、GUIメニューからの登録では、最大
ダイアログリフト
(対応機種のみ)
や音質の調整、
ボタン配置、
アプリの壁紙などのカスタマイズも可能。
[ ]
YBA-11
なります。
シアターを楽しむことができます。
アルバムアートも楽しめるコンテンツブラウズ画面。
タブレット端末では2画面表示に対応しています。
〈 OPTION 〉
サブ ル ー ム は ス テレ オ 音 声 で の 再 生と
瞬時に完了、家族のだれもが簡単にホーム
視聴したいソースとシネマDSPプログラムを選択。
シネマDSPプログラムは視聴中にも変更できます。
Zone 2
HDMI入力されたコンテンツに加えて、
さまざまなタイプ
のオーディオコンテンツもステレオ音声で楽しめます。
伝 送 や 本 機 側リモコンでの端 末 操 作 * 6 を
実 現 するM H L 接 続 * 7 にも対 応 。スマート
追加いただけば、GUIやアプリ画面から簡
フォンなどのモバイル機器で普段視聴され
単に呼び出すことができます。
ていた様々な映像コンテンツが簡単な接続
*1 : iOS 4.3以降がインストールされたiPod touch(第3世代以降)/iPhone(3GS以降)/iPad、Android OS2.1以上に対応(2013年9月現在)。iOS版はApp Storeから、Android版はGoogle Playから、それぞれ無償でダウンロードできます。
*2 : 本機と無線LANルーターとの有線接続が必要です。
すれば、Wi-Fi環境がなくても、より手軽に
既にお手持ちのAV機器・モバイル機器の
レスポンス にお い てもストレスフリー の
1
ワイヤレス
オーディオレシーバ ー 「 Y B A - 1 1 」を使 用
にも対応したUSB端子を用意。
機 器 であったとしても、そ の 操 作 方 法 が
してしまいます。
また、別売のヤマハ
F M / A Mラジオ)を別 室で楽しむことが 可
を 楽しむことが できます 。操 作 に 対 する
タブレット端末ではスクリーンサイズを
先 述 の H D M I 端 子 以 外 にも、前 面 には
快適な操作が行えます。
いかに高音質再生が可能で、高機能なAV
各種設定を記録しておけば、付属リモコン
13
そして、先に述べた専用アプリケーション
ワイヤレスオーディオレシーバー
8,000円
(税別)
[1台]
(B)
ブラック
JANコード:49 57812 53329 4
●外形寸法:66W×21H×66Dmm ●質量:40g
●対応
機器:A2DPプロファイルに対応した
機器 ●
バージョン:Ver3.0
●対応コーデック: SBC、
apt X ®
●最大通信距離 : 10m
(障害がないこと)
※AVアンプ側から
機器の操作や通話、通信
などを行うことはできません。
また、AVアンプの音 声を
機 器で再 生することもできません。
他の
アナログ収 録された音 声 、著 作 権 保 護された音 声
など、一部再生できないコンテンツがあります。
*3 : Internet Explorer 8.0以降で動作確認済み。
*4 : パソコンを接続しLAルーターと本機との有線接続が必要となります。
*5 : MHL(Mobile High-Definition Link)
とは米Silicon Image社が開発した、携帯端末から高速での映像及び音声伝送が可能になるインターフェイス規格です。
*6 : モバイル機器やアプリケーションによっては一部の機能を操作できない場合があります。
*7 : MHLに対応したHDMI端子は入力8系統のうちの1系統(フロント)
となります
14
パワーアンプ
MX-A5000
B
A
(H)
チタン
D
(B)
ブラック
A 大型トロイダルトランスを中心に据えた大容量電源部。
■
B 信号経路最短化を実現した高音質入力音声回路部。
■
C 定格230W/ch、
全チャンネル同一出力の11ch電流帰還型パワーアンプ。
■
D XLR端子バランス接続およびRCA端子アンバランス接続に対応。
■
E 重厚な質感のアルミフロントパネルの中央に配置された大型パワースイッチ。
■
F 真鍮削り出しの金メッキスクリュー式ターミナル。
■
C
15
E
F
16
MX-A5000
パワーアンプ
MX-A5000 圧倒的な駆動力と余裕が描き出す、静と動のダイナミズム
■DSP-Z11譲りのH型リジッドフレームと
「5番目の脚」
による強靱な構造体
CX-A5000をはじめとしたXLRバランス
全体の剛性向上と不要な共振の防止に貢献
を 各 個 別 c hごとに基 準とすることでプリ
使い方(P.18 図A)以外に、5ch分のスピー
アンプ∼パワーアンプのシャーシ間ノイズ
カー構成をすべてバイアンプ駆動にして、
影 響を大きく軽 減し、プリアンプとのアン
高域/低域の相互干渉のない音を堪能した
バランス接続時の低ノイズ化と、バランス
り
(P.18 図B)、大画面使用時に台詞が中
/ アン バラン ス 接 続 混 在 時 の 音 質 差 を
央 に寄り過ぎ な いようにセンタースピ ー
最小化しました。
カーを最大3台使用したりすることもでき
しています。
出力対応プリアンプとの組み合わせで外来
ノイズ の 影 響 を 受 けにくいプリアンプ ∼
パワーアンプ M X - A 5 0 0 0では 、より徹 底
■ 定 格 2 3 0 W / c h 、全 チャンネル 同 一
出力の11ch電流帰還型パワーアンプ
した高剛性・高制振性を追求しています。
MX-A5000のパワーアンプには、ワイド
さらに 、アン バ ラン ス 接 続 に お い ても
H型メインフレーム、厚さ1.6mmの鋼板
レンジで高スルーレート、NFBや位相補正
外来ノイズの影響を低減させるため、RCA
を使用したシャーシ、そして外周部を巡る
を最小限に抑えた音質最優先の電流帰還
入 力 に はグ ラウンド セ ン シ ング 方 式 の
アウターフレームの三要素を強固に結合し、
型 回 路(カレントフィードバック回 路 )と、
外板に依存することなく完全な機械的強度
余裕のある大電流駆動を支える3段ダーリ
大容量27000μF
HOT/COLD間の差動で信号を伝送する
が 得られるD S P - Z 1 1 譲りの H 型リジッド
ントン出力回路をDSP-Z11から受け継ぎ、
のブ ロックコン デ
バランス接続に対し、グラウンドを基準に
フレーム構造を採用。
さらに発展させました。
ンサーを2基搭載
信号を伝送するアンバランス接続は、機器
した 、強 力 なもの
の シャー シ( = グ ラウンド )間 に 生 じる
としました。
外来ノイズの影響を受けやすい構成です。
MX-A5000の最大の特長の1つは、ハイ
ヤ マ ハ のグラウンドセンシング 方 式 は 、
エンドユ ー ザ ー の 多 彩 なアレンジ・音 質
プリアンプ側の出力端子部分のグラウンド
追求に応えるスピーカー接続の柔軟性です。
多くのスピーカーを大 電 力で駆 動 する
パワーアンプ間接続を実現します。
大型トロイダルトランス
アンバランス入力回路を採用しました。
そして、本体重量をバランスよくしっかり
新 た に 1 1 c h す べ てを 定 格 2 3 0 W / c h
と支えるカスタムメイドの鋳鉄製レッグに
(1kHz、0.9%THD、6Ω)の全チャンネル
加え、設置安定性を高めて筐体の共振を効
同 一 出 力 で 統 一 。また 、フロントスピ ー
オーディオ回 路
果的に分散するヤマハの独自技術、アンチ
カー接続が想定される端子では、4Ωまで
用には専用のロー
レゾ ナン ステクノロジ ー を 象 徴 する「 5
のローインピーダンス駆動に対応しました。
ブロックコンデンサー
すべてのバランス入力端子には、ヤマハ
ます 。また、メイン ル ームを 5 . 1 c hスピー
の業務用ミキシングコンソールでも多くの
カー構成とし、サブルームとしてゾーン2
実績があるノイトリック社製の金メッキ仕
/ ゾ ーン 3 の スピ ー カ ー を 駆 動 す れ ば
様XLR端子を採用。スピーカー出力端子に
(P.18 図C)、家族がリビングで楽しんでい
は、Yラグ 端 子にもバナナプラグにも対 応
るコンテンツを寝室やキッチンでいっしょ
する真鍮削り出しの金メッキスクリュー式
に楽しんだり、異なるコンテンツを自室で
ターミナルを採用しています。
楽しんだりできます。
■チャンネルセレクタ機能が実現する
多彩なスピーカーアサイン
ノイズ電源を採用
それを実現するための機能がチャンネル
番 目 の 脚 」を 装 着 。ボ デ ィ 両 側 に は
左 チャン ネ ル 系と 右 チャン ネ ル 系 の
し、
さらに制御系電源と分離するなど高音質
セレクター 機 能 で す 。1 1 の 入 力 系 統 を
C X - A 5 0 0 0と共 通 のアルミサイドパネル
パワーアンプブロックを左右対称に配置し
化 を 徹 底させ 、あらゆるタイプ の スピ ー
5グループに分け、セレクタースイッチを
を配置し、デザイン性を高めるとともに筐体
た内 部レイアウトにより、チャンネル セパ
カーを理 想 的 に駆 動しうる卓 越した制 御
17
統に信号を分配することができます。
こうした多 彩なスピーカーアサインが 、
プリアンプとの接続配線を増やすことなく
実現できるため、プリアンプ側の機能を最
大 限に生 かすことが 出 来 、1 1 . 2 c hスピー
カー 構 成での 最 高 の 臨 場 感 から、家 庭 内
全体のスピーカー再生まで、
お客様の幅広い
使いこなしに対応します。
■操作性向上と省電力に役立つ
トリガー入出力&オートスタンバイ
力と、優 れ た 音 の 静 寂 性 に 加 え、音 楽 の
11.2chをひとつの空間として描き切る圧倒
自然 な 響き、そして余 韻 の 再 現を最 高 の
的 な 力 感と静 けさで、シネマD S P H D 3 の
レベルで達成しています。
システム全 体 の 電 源 連 動を実 現 するトリ
臨場感をあますことなく再現します。
■ バランス接 続 対 応 1 1 c h 入 力 端 子 、
真 鍮 削り出し 金メッキ スピ ー カ ー
端子を装備
ガー入力、その信号を別機器にスルーする
11.2chスピーカー構成で楽しむ基本の
図B 5.2chバイアンプ
CX-A5000の電源オン/オフと連動して、
レーションと音質の均一性を最大限に向上。
■ 大 型トロ イダ ルトラン ス を 中 心 に
据えた大容量電源部
H型リジッドフレーム
切り替えることでグループ内の他の入力系
バランス接続
図A 11.2ch
本機や当社製パワードサブウーファーなど
スル ー 出 力 、さらに本 機 電 源 に連 動 出 力
通常のアンバランス接続
するトリガー出 力を搭 載 。また、電 源 投 入
パワーアンプの心臓部とも言うべき電源
音声入力は、XLR端子によるバランス入
から8時間後に電源がオフになるオートス
部は、本機専用に開発した電源伝達効率の
力 、R C A 端 子 によるアン バランス 入 力 の
タンバイなど、操作性向上に役立つ便利な
高い大型トロイダルトランスを中心に据え、
双方に対応。
グラウンドセンシング方式のアンバランス接続
チャンネルセレクタ―スイッチ
機能を装備しました。
図C 5.2ch+Zone
18
CX-A5000 /MX-A5000
■CX-A5000 主な仕様
11
内蔵パワーアンプ数
定格出力/出力インピーダンス
実用最大出力
(0.06%THD)
RCAアンバランスプリアウト
各1.0V/470Ω
XLRバランスプリアウト
各2.0V/470Ω
各4.25V以上
RCAアンバランスプリアウト
RCAアンバランスプリアウト
(SUBWOOFER1∼2)
音質関連
XLRバランスプリアウト
シネマDSP/
YPAO関連
(視聴環境最適化システム)
ダブルボトムコンストラクション
●
H型クロスフレーム
●
リジッドボトムフレーム
●
アンチレゾナンステクノロジーに基づく
〈5番目の脚〉
●
鋳鉄製レッグ
●
ピュアダイレクトモード
●
ダイレクトモード
−
フロントプレゼンス
●
リアプレゼンス
●
フロントプレゼンス
●
V-AUX兼用
デジタル音声入力
光/同軸
XLRバランスプリアウト/
RCAアンバランスプリアウト/
AV OUT/ヘッドホンOUT
音声入力
(USB2.0)
1
電源供給(5V 0.5A)
1
映像入力
コンポジット/D4/S/コンポーネント
映像出力
(録画)
コンポジット/S
1/1
映像出力
(モニター)
コンポジット/S/コンポーネント
1/1
NETWORK(100Base-TX/10Base-T)
1
1
LAN端子(RJ45)
バーチャルシネマDSP
●
IR端子(In/Out)
ミュージックエンハンサー
2/2
●
金メッキ入力端子
●
●
●
サイレントシネマ
(ヘッドホンサラウンド機能)
●
アダプティブDRC & アダプティブDSP
●
DSPエフェクトレベルノーマライズ
●
TRIGGER OUT
FM/AMチューナー
●
−
オートパワーダウン
●
GUI機能
●
マルチポイント計測(最大8地点)
●
SCENE(一括設定切替メモリー)
●
スピーカー角度計測
●
リネーム機能
●
4KUltra HD アップスケーリング/パススルー
●
●
アナログ to HDMI ビデオコンバージョン
●
(4KUltra HD対応*1)
ディテール&エッジ強調
●
映像信号調整(コントラスト/輝度/色の濃さ)
●
●
14ページ参照
その他の
特長・仕様
●
リモコン
●
PHONO(MM)→AV OUT(入力ショート2.5mV)
オートリップシンク
●
電源電圧
AC100V 50/60Hz
スタンバイスルー
●
消費電力
80W
●
Deep Color、x.v.Color対応。著作権保護はHDCP準拠
対応映像フォーマット
(リピーターモード)
対応音声フォーマット
VGA
PCM 2∼8ch(Max 192kHz/24bit)
最大供給電流
1.0A
DLNA1.5対応
●
AirPlay
●
対応音声フォーマット
待機時消費電力
FLAC/WAV 192kHz/24bit、MP3、WMA
最大電圧増幅率
(音量最大)
音量可変範囲
HDMIコントロールオフ/スタンバイスルーオフ
(標準)
0.3W
HDMIコントロールオン/スタンバイスルーオン
(標準)
5.0W
(AV1、HDMI無信号時、標準)
ネットワークスタンバイオン
(標準)
無信号時消費電力
(参考値) 外形寸法(幅 高さ 奥行)
質量
200mV/47kΩ
2.4V以上
アッテネーターオフ
2.4V以上
170W/ch
20Hz∼20kHz、0.06%THD、8Ω
150W/ch
1kHz、0.9%THD、8Ω
170W/ch
定格出力
(非同時駆動)
1kHz、0.9%THD、6Ω
230W/ch
1kHz、0.9%THD、8Ω
190W/ch
実用最大出力
(非同時駆動JEITA)
1kHz、10%THD、6Ω
280W/ch
1kHz、10%THD、8Ω
230W/ch
左右対称コンストラクション
●
ダブルボトムコンストラクション
●
H型クロスフレーム
●
+0/−3dB
リジッドボトムフレーム
●
PHONO
(20Hz∼20kHz)
0 0.5dB
アンチレゾナンステクノロジーに基づく
〈5番目の脚〉
●
PHONO
(MM)
→AV OUT
0.02%以下
AV OUT
200mV/1.2kΩ
HEADPHONE OUT
150mV/100Ω
AUDIO2ほか→フロント
(Pure Direct、
10Hz∼100kHz)
MULTI CH INPUT→プリアウト
(Pure Direct)
3μV以下
60dB/55dB以上
PHONO
(入力ショート、
1kHz/10kHz)
AUDIO2ほか
(入力ショート1kΩ、
1kHz/10kHz)
入出力関連
86dB/68dB以上
メインゾーンプリアウト
14dB
MUTE、
−80dB∼+16.5dB
(0.5dB単位)
可変幅 6.0dB/50Hz
(0.5dB単位)
ターンオーバー周波数 350Hz
Treble
可変幅 6.0dB/20kHz
(0.5dB単位)
ターンオーバー周波数 3.5kHz
Bass
可変幅 10dB/50Hz
(2dB単位)
ターンオーバー周波数 350Hz
Treble
可変幅 10dB/20kHz
(2dB単位)
ターンオーバー周波数 3.5kHz
H.P.F.
(フロント、
センター、
サラウンド、
サラウンドバック:小)
NTSC
1Vp-p/75Ω
コンポジットビデオ
ビデオ最大許容入力
(ビデオコンバージョンオフ)
S/N比
(ビデオコンバージョンオフ)
Y
1Vp-p/75Ω
C
0.286Vp-p/75Ω
Y
1Vp-p/75Ω
PB/PR
0.7Vp-p/75Ω
1
残留ノイズ
(IHFネットワーク)
チャンネルセパレーション
ダイナミックパワー(IHF、非同時駆動)
12dB/oct.
NTSC/PAL
1
TRIGGER IN(+12V In)
S/N比
(IHFネットワーク)
ダンピングファクタ
その他の
特長・仕様
入力感度/入力インピーダンス
最大許容入力
入力ショート1kΩ、
リファレンスレベル150W/8Ω
スピーカー出力
(入力ショート)
入力ショート1kΩ、1kHz/10kHz
60μV以下
90/75dB以上
190W
6Ω
250W
4Ω
350W
500W
全チャンネル、1kHz、8Ω
180以上
アンバランス
(1kHz、100W/8Ω)
1.0V/47kΩ
バランス
(1kHz、100W/8Ω)
2.0V/47kΩ
アンバランス
(1kHz、0.5%THD、8Ω)
バランス
(1kHz、0.5%THD、8Ω)
1.3V以上
2.6V以上
+0/−3dB
全高調波歪率(70W/8Ω)
0.015%以下
電圧増幅率
60dB以上
116dB以上
8Ω
周波数特性(10Hz∼100kHz)
1.5Vp-p以上
1
●
2Ω
24dB/oct.
ビデオコンバージョン
TRIGGER OUT(+12V/0.1A max.)
脱着式ACケーブル
MUTE、
−80dB∼+16.5dB
(0.5dB単位)
Bass
コンポーネントビデオ/
D4ビデオ
スピーカー出力11
(13端子)
TRIGGER THROUGH OUT
Zone2/Zone3プリアウト
Sビデオ
アナログ音声出力
トリガー端子
14dB
Zone2/Zone3
アナログ音声入力
RCAアンバランス11
XLRバランス11
1.5μV以下
XLRバランスプリアウト
メインゾーン
●
鋳鉄製レッグ
0.008%以下
RCAアンバランスプリアウト
ビデオ信号方式
4.2W
音質関連
アッテネーターオン
4.8V以上
L.P.F.
(サブウーファー)
ビデオ部
20Hz∼20kHz、0.06%THD、6Ω
定格出力
(2ch同時駆動)
60mV以上
Zone2/Zone3
信号レベル
内蔵パワーアンプ数
アッテネーターオン
400mV/47kΩ
XLRバランス
(AUDIO4)
トーンコントロール特性
フィルター特性
■MX-A5000 主な仕様
アッテネーターオフ
200mV/47kΩ
XLRバランス
(AUDIO4)
メインゾーン
112dB以上
●
その他
残留ノイズ
(IHFネットワーク)
チャンネル
セパレーション
80dB以上
AUDIO2ほか→プリアウト(バランス/アンバランス)
(Pure Direct、入力ショート1kΩ、
アナログ入力)
HDMI CEC(リンク機能)
スタンバイインプットセレクト
オーディオ部
Zone2(HDMI、PREOUT)
Zone3(PREOUT)、Zone4(HDMI)
脱着式ACケーブル
S/N比
(IHFネットワーク)
全高調波歪率
2
エコモード
(消費電力20%ダウン)
ゾーン機能
RIAA偏差
YPAO MIC 1、REMOTE IN 2、REMOTE OUT 2、RS-232C 1、DC OUT 1
その他の端子
●/●
周波数特性
5/1/4/4
トリガー端子
ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサー
出力電圧/
出力インピーダンス
1
●
ダイアログリフト
最大許容入力
11/13/1/1
USB
(iPod、
マスストレージ
クラスに対応したUSBメモリ)
3.5mV/47kΩ
RCAアンバランス
RCAアンバランス
9/1/1(8ch)
Phono入力
(MM)
PHONO
PHONO
光1
RCAアンバランス/XLRバランス/マルチチャンネル
アナログ音声出力
入出力関連
入力感度/
入力インピーダンス
4/3
33
リアプレゼンス
対応フォーマット
ネットワーク関連
MHL入力
シネマDSP総プログラム数
3D映像/ARC対応
MHL関連
2
各8.5V以上
アナログ to アナログ ビデオコンバージョン
HDMI関連
8
HDMI出力
デジタル音声出力
YPAO/YPAO-R.S.C.
映像関連
HDMI入力
アナログ音声入力
●
VPS
(バーチャル・プレゼンス・スピーカー)
●
各6.8V以上
左右対称コンストラクション
シネマDSP HD3
インターネットラジオ
29.1dB
電源電圧
AC100V 50/60Hz
2.2W
モニターアウト周波数帯域
(ビデオコンバージョンオフ)
コンポーネントビデオ/D4ビデオ信号
消費電力
650W
35W
受信周波数範囲
76.0∼90.0MHz
待機時消費電力
(標準)
0.1W
50dB SN感度
(IHF、
1kHz、
100% MOD.) モノ
3.0μV
(20.8dBf)
無信号時消費電力
(参考値)
435 192 448(㎜)
(脚部、突起物含む)
13.6kg
ウェブブラウザーコントロール
●
付属品
リモコン、単4乾電池(4本)、AMアンテナ、FMアンテナ、YPAO用マイク、マイクベース、電源コード、取扱説明書、セットアップガイド
PCクライアント機能
●
対応デコードフォーマット
デコードフォーマット/ポストデコードフォーマット
12ページ参照
FMチューナー部
S/N比
(IHF) モノ/ステレオ
歪率
(1kHz) モノ/ステレオ
アンテナ入力
AMチューナー部
受信周波数範囲
5Hz∼100MHz、 3dB
72dB/70dB
外形寸法(幅 高さ 奥行)
0.3%/0.5%
75Ω、
アンバランス
531∼1611kHz
75W
435 210 463.5(㎜)
(脚部、突起物含む)
質量
付属品
25.4kg
電源コード、
システム接続ケーブル、取扱説明書、
セットアップガイド
*1:1080p入力時はパススルー出力となります。*2:Phono端子を含む。*3:サブウーファー電源連動対応
19
20
CX-A5000 /MX-A5000
CHRONICLE
AVENTAGE クラフトマンシップ 開発者からのメッセージ
ヤマハフラッグシップAVアンプの系譜
AVENTAGE――Zの遺伝子を引き継ぎ、
超える
AVENTAGE――Audio Visual Entertainment for the New Age.――2年前に
1986年、世界初のデジタル・サウンドフィールド・プロセッサー
「DSP-1」発売。それ以降のヤマハAVアンプの歴史は、
CX-A5000/MX-A5000の開発コンセプトには3つの重要なポイントがあります。
産声を上げたこのブランドが目指すものは、皆様に最新最高のホームシアター、
その中でも特にこだわったのは、
アコースティックな音の表現力です。
これらにより、セパレート化のメリットを最大化。一体型AVレシーバーに比べて
たとえば、
ウッドベースが力強くかつ軽やかに鳴り、
アコースティック楽器ならでは
経路が長いことによる影響を極小に抑え、
これまで以上に
「臨場感」
を高めた商品
として完成しました。
ホームエンターテインメントを末永く楽しんでいただける高音質・臨場感・操作
1.
「Zの遺伝子」の継承と超克
の響きの豊かさがでるか。
性の実現、
そして我々自身が手塩をかけて一つ一つ組み上げた、
そんなクラフト
2.
「臨場感」
を生み出す音の追及
ボーカルが目の前で歌い上げるリアリティ、そして収録場所の静けさ・空気感
マンシップを感じていただける商品でありたい、
という思いです。
3.お客様に末永く愛用していただくこと
まで表現できるか。
3.の「お客様に末永く愛用していただくこと」についても、セパレートという形で
このブランドを発展させ、皆様の高い期待と満足度に応えるフラッグシップAV
システムとして、22年ぶりのAVセパレートシステム AVプリアンプCX-A5000/
まずは、1.の「Zの遺伝子」を受け継ぎ、次世代につなぐこと。AVENTAGE
この表現力は音楽のみならず映画においても、音と映像を駆使して作り上げた
アンプが出てきたときも、
AVプリアンプを買い替えていくことで、
安心して新しい世代
ブランドはその開発の段階から、Zの技術・思想を注ぎ込んできました。
世界観・ストーリーを伝え、迫力のシーンだけでなく静かなシーンでも視聴者を
に対応していただける・・・そんな価値をお客様に提供していきたいと思います。
パワーアンプMX-A5000を開発しました。
しかし、単に子が遺伝子を受け継ぐだけでなく、そこには親を超える進化が
感動に導くものとなります。
なぜ今セパレートなのか?
必要です。
CX-A5000/MX-A5000は、
DSP-Z11を超える後継者として開発いたしました。
その実現のため、圧倒的な情報量を余すことなく引き出せるESS社製D/Aコン
やすさにも配慮した設計となっており、
ご愛用いただくために大切な
「シンプルな
バーターやトロイダルトランスを採用し、構造・電源・音声回路の性能を追求する
使い勝手で、最高の価値を提供する」
も実現しています。
6年前のDSP-Z11発売以降、我々は「次に目指すべき、向かうべきものは何か」
そのことをお客様に納得していただくのに一番大事なのはやはり
「音」です。
とともに、DSP -Z11からの大きな発展であるYPAO-R.S.C.、シネマDSP HD 3の
改めて、AVレシーバーに求められる
「音」は何が大切なのか?を、
じっくり考えて
フルプログラム対応など、デジタル音声処理技術も現時点で最高のものを余す
きました。
ことなく搭載しました。
そしてやはり、2.の「臨場感」
という言葉に尽きる、
と結論づけました。
セパレートという形も
「臨場感」への一つのアプローチです。
「音が心にしみ入るか」を実現するためには、電力をストレートに音として出力
映画やコンサートが上演される劇場は「その場所、その時でしか味わえない
するとともに、微小出力から最大出力まで実使用時のノイズ・振動をいかに軽減
対応していくか、
ということ。
感動」を多くの人に与える場。対してホームシアターは、その感動を、視聴者の
できるかが重要です。AVプリアンプ部・パワーアンプ部の電源・構造の余裕を
うち9chをバイアンプで、
などの実現も可能です。一見、
「そこまで?」
と思える発展
最新最高のホームエンターテイメントを支える技術を継続的に価値提供する
プライベートな場所で、味わいたいと思った時にいつでも感じることができる
確保し、
回路間の相互干渉を抑えるとともに、
一体型に対して更なるローノイズ化・
性ですが、
「11.2chホームシアターが最高です」
というだけでなく、
お客様自身の
ためには、AVプリアンプ部の刷新が必須。
しかしAVレシーバーという進化の速い
という価値を提供するものです。
伝送系ノイズに配慮した設計を施しました。
素晴らしい演奏が 心に残り続けるように、
CX-A5000のシャーシ設計・内部構成は現行のAVENTAGEレシーバーをベース
素晴らしい物語が いつまでも記憶に残るように、
に開発し、堅固で制振性に優れ、Z11以降のアンプ設計ノウハウを結集した構造
お 客 様 には 、この A V セ パレ ートシステムを 存 分 に使 いこなしてい ただく
そして、青春の記憶が、いつでも心を熱くするように、
を実現しています。実は、AVENTAGEレシーバーの構造は、設計当初より将来的
ことで、
お客様自身でしか構築できない「自分だけの最高のシステム」へと育てて
なAVプリアンプへの拡張性を念頭に入れ、高音質・高品質な構造設計にして
いただければ幸いです。
「時空を超えて、人間の心を震わせる力」
こそが「臨場感」
だということです。
端的には、
「 感動的な映画や音楽演奏を見終わったとき、涙を流せるかどうか」
これこそが「臨場感」、AVシステムに求められる音づくりではないでしょうか。
CX-A5000/MX-A5000の開発においては、最新最高のホームシアター構築は
もちろんのこと、ホームエンターテインメントを司どる真の「AVセンター」
と
として具現化したということです。
ヤマハの企業目的を体現するシステムとなってくれることを願ってやみません。
AVレシーバーに関わるすべてを追求し、絶対的な価値観 Absolute Quality を
提供するために挑戦を続けてまいりました。
この点を発展させるため、DSP - Z11で追及した「静と動のダイナミクス」に加え、
「余韻感」
を向上させることで、
さらに臨場感を引き出すべく音の骨格を固めました。
1
199
AVX-2200DSP
2
199
駆動に必要な大電力出力を支えるパワーアンプ回路、電源、
そして強力なシャー
回路・電源構成を徹底的に見直すと同時に、
シンプルで純度の高い入力回路部
を設計。
さらにトロイダルトランスを採用することで、
必要な電力を素直に音として
するべく、先に述べた高音質・臨場感・操作性に加え、拡張性・高品位といった
またそれを通じて、この商品がお客様のもとで「感動を・ともに・創る」
という
また、MX -A5000は基本構造・回路をDSP -Z11から受け継ぎ、高級スピーカー
シを獲得。パワーアンプのみというシンプル化によるメリットを最大限に生かし、
作品の感動が、すっと心の中、気持ちの中に入ってくるか、音が心にしみ入るか……。
AVC-3000DSP
きました。今回、そのローノイズ設計・制振構造をさらに改良し、その成果を商品
と言ってしまってもいいかもしれません。単に
「音を聴く」
ではなく、映画・音楽に
没頭し
「作品の世界観にひたる」
という体験を提供できるか否か。
0
199
スピーカーのグレード/数・部屋・希望・状況に合わせてアレンジしていただく
ことで、
「お客様にとっての最高」
を追求していただける商品としました。
この課題を解決し、
お客様とヤマハで最高の価値を共有し続けるには、
と考え至りました。
AVX-2000DSP
対応、
メインルーム/キッチン/寝室などでのマルチゾーンへの応用など、
そして、常に新しい技術を導入しなくてはならないAVレシーバーの宿命にどう
セパレートがベストの解である
7
198
通常の11chでの使用以外に、
最大5chバイアンプへの活用や、
横幅の広いシネマ
極端な例としては、1台のCX-A5000に2台のMX-A5000をつなぎ、11.2chの
商品を毎回買い替えるのはお客様の負担が大きい上、ハイエンド商品を毎回
21
そして、末永く皆様の視聴室の高音質を守るパワーアンプMX - A5000には、
お客様の多彩なアレンジ、数年後の変化に対応できる拡張性を備えました。
我々がずっと使ってきた
「臨場感」
という言葉、
その真意は何か。
あります。
DSP-3000
スコープスクリーンに合わせてセリフ視聴エリアを広げるセンター3本接続
どうするか、
ということ。
新規設計では開発に長い時間がかかってしまい、継続的な商品提供に高い壁が
6
198
もちろん、AV CONTROLLER、SCENE 機能、電源連動機能など、日常的な使い
まず、DSP - Z11を超える価値観を皆様に提供できるか。音質、拡張性含め、
皆様に「これぞ待っていました」
と言っていただけるものを世に出すためには
ここでは四半世紀を超えるヤマハAVアンプのフラッグシップの系譜を紹介します。
DSP-1
付加価値を発展させています。
もし数年後、
画期的な新技術を駆使した新世代のAV
ということについて常に試行錯誤をしてまいりました。
そのままホームシアターの歴史と言っても過言ではありません。
出力する高い音質再現力を持ったパワーアンプとなっています。
DSP-A3090
2013年9月
AV開発統括部 第1開発部 AVR1グループ
加納真弥
5
199
世界初のデジタル・サウンド
フィールド・プロセッサー。
ヤマハDSP搭載の第一号機。
シネマDSPの原型となった
前後2音場処理の
MOVIE THEATER 搭載。
CINE-DSP
(後のシネマDSP)
を
搭載したDSP AVアンプの第一号機。
70mm Adventure 初搭載。
シアター用15種類+HiFi用18種類の
新バージョン音場プログラム。
ドルビープロロジックデコーダーも
フルデジタル化。
最新鋭のDSP LSI YSS-213 を搭載。
音場プログラムはシアター用、
HiFi用それぞれ12種類。
5.1chサラウンドのドルビーデジタル
(AC-3)
に初めて対応。
11種類が用意
されたシネマDSPプログラムのすべて
において3音場処理を実現。
DSP-A1
7
199
DSP-AX1
9
199
DSP-AZ1
01
20
DSP-Z9
04
20
DSP-Z11
07
20
AVアンプとして世界初のDTSサラウンド
デ コ ーダ ー を 搭 載 。シ ネ マ D S P プ ロ
グラムに Sci-Fi
(サイファイ)が追加。
6.1ch対応の4音場シネマDSP再生や
バーチャルシネマDSP、
サイレントシアター
( 現 サ イレントシネ マ )などの 機 能 を
採用。
DTS 96/24とDTS-ESの6.1chフルディス
クリート再生、
ドルビープロロジックII&
DTS Neo:6、MPEG-2AACなど、家庭用
サラウンドフォーマットすべてをカバー。
HDシネマDSP搭載。9chシネマDSP再生
と通常7.1ch再生が選べるポスト・プロ
セシング環境(THX Ultra2準拠)、視聴環
境最適化システムYPAO、HQビデオコン
バージョンなどの高機能を結集。
ホームシアター史 上 初 の 最 大 11.2ch
構成のシネマDSP HD 3
(エイチディーキュービック)
を搭載。
CX-A5000/MX-A5000
13
20
シネマDSP HD 3とYPAO-R.S.C.やDSP
エフェクトノーマライズなどを組み合わ
せて、
より積極的に試聴環境を改善する
AVENTAGEシリーズ。
そのフラッグシップ
機が登場。
22