マイクロ電池 製品カタログ 2016 12 マイクロ電池-cover_A4貼り.indd 1 2015/12/04 9:15:06 C M Y K W E N 電気二重層キャパシタ/低ESR・低リーク電流・リフロー実装可能 CPX10080シリーズ（開発中） 特 長 用 途 ◆リフロー実装可能 ・ 瞬間停電対策 ◆低い内部インピーダンスで大電流放電可能 ・ 電源バックアップ ◆急速充電可能（CPX10080C402F） ・ エナジーハーベストを用いた発電エネルギー の蓄電素子 ◆低リーク電流で微弱電流でも充電可能 （CPX10080C104Fでは10nAまで低減） ・ 1次／2次電池のピーク負荷平準化 ◆セラミックパッケージによる長期信頼性 仕 様 型 式 最大 使用電圧 公称容量 内部インピーダンス （ESR） 寸法 （長さ×幅×高さ） 動作可能温度 範囲（℃） 重量 CPX10080C104F 2.5V 100mF 0.5Ω 10.0×8.0×1.9mm ー40℃∼70℃ 0.45g CPZ10080C104F 3.3V 100mF 1.5Ω 10.0×8.0×1.9mm ー30℃∼60℃ 0.45g CPX10080C402F 2.5V 4mF 0.5Ω 10.0×8.0×1.9mm ー40℃∼70℃ 0.45g マイクロ電池-cover_A4貼り.indd 2 2015/12/04 9:15:18 当社は、クォーツウォッチの開発に合わせ て、信頼性の高い酸化銀電池を商品化し、 クォーツウォッチの発展とともに成長して 参りました。その後LSIの急速な進歩と電子 機器の多様化によりマイクロ電池を使用す る機器が増えています。 当社では、これら多様なニーズに十分応え られる各種マイクロ電池を次々と開発して います。 ここでは、マンガンシリコンリチウム二次 電池、チタンシリコンリチウム二次電池及 びキャパシタについてご紹介致します。 今後もマイクロ電池について更に高性能化 と品揃えを進めてまいりますので、お気軽 にご相談ください。 当社のマイクロ電池の特長 1. 耐漏液性が優れている マイクロ電池が使用されるクォーツウォッチをはじめとした精密機 器、計測器は、電池からのわずかの液漏れが端子との接触を悪くし て、機器の動作を不安定にします。 当社のマイクロ電池は独自のシーリング材料と加工技術により、あら ゆる環境に耐える、高い耐漏液性を有しています。 2. 大きい電池容量が得られる 限られた電池のスペースの中で機器の作動時間を少しでも長くするに は、単位体積当たりの電気容量が大きい電池が要求されます。 当社のマイクロ電池は、厳選された高純度の原料とバランスを重視し た独自の設計技術により、大きい電気容量が得られます。 3. 安定した作動電圧が得られる 目 次 CPX10080C / CPZ10080C ………… 2 マイクロ電池・キャパシタのラインナップ…… 4 MSリチウム二次電池 ………………………… 6 MSリチウム二次電池 <広温度範囲対応> … 10 TSリチウム二次電池 <ソーラーウォッチ用>… 12 CPHキャパシタ ……………………………… 14 電池の電圧は温度や放電の深さによって変わります。電圧の変化は機 XHキャパシタ ………………………………… 16 器類の諸特性に影響を与えますので、作動電圧の一定なことが必要で 充電回路について す。 CPXキャパシタ <低ESR・低リーク電流>… 20 当社のマイクロ電池は原料の成分や配合の工夫により広い温度範囲 酸化銀電池 と、放電の深さにおいて常に安定した作動電圧が得られます。 4. 高い信頼性を有している 電池はいつ、いかなる時も同じ性能を発揮することが要求されます。 …………………………… 19 …………………………………… 22 御選択のためのチェックシート ……………… 24 環境・品質統合活動 ………………………… 25 安全確保のための取扱い上の禁止事項 …… 26 すなわち、バラツキの小さい事が大切です。 当社のマイクロ電池は部品製造から厳しい品質管理体制の下で一貫生 産され、十分に品質保証された電池のみが出荷されます。 マイクロ電池-J_2016.indd 3 3 2015/12/04 9:13:06 マイクロ電池・キャパシタのラインナップ マイクロ電池・キャパシタの特長 チップ形電気二重層キャパシタ：電気二重層キャパシタでありながら、超小形・薄形のチップ形状を実現。 XHキャパシタ ：耐熱設計によりPbフリーリフローが可能な高耐圧キャパシタ。高容量、長サイクル特性を有して MSリチウム二次電池 ：3Vタイプ。小形・大容量と高いサイクル特性を併せ持ち、過放電特性にも優れています。 TSリチウム二次電池 ：1.5Vタイプ。高い信頼性を維持しながら、1.5〜3.0Vまでの充電電圧に対応しています。 います。 【二次電池・キャパシタのサイズ】 MS621FE TS621E MS621T 2.1mm 1.8mm 高 さ MS414GE XH414HG 1.2mm MS412FE MS614SE XH311HU XH311HG 1.1mm CPH3225A CPX3225A Chip type 10.0mm × 8.0mm 3.2mm × 2.5mm Φ3.8mm Φ4.8mm Φ5.8mm Φ6.8mm Φ9.5mm サイズ 直径 【主なアプリケーション】 スマートフォン デジタルカメラ タブレット端末 ビデオカメラ GPS・カーナビゲーション 時 計 マイクロ電池 2016 4 マイクロ電池-J_2016.indd MS920SE TS920E MS920T MS518SE CPX10080C CPZ10080C 1.4mm 0.9mm ※表中の丸と四角は原寸大 4 2015/12/04 9:13:12 マイクロ電池・キャパシタのラインナップ 【推奨アプリケーション回路例：RTCのバックアップ用途】 VCC VR S-13R1＊ メイン電源 VDD CPU SCL RTC S-35390A SDA INT1 INT2 MS414GE 3V/2.0mAh SSP-T7-F MS614SE 3V/3.4mAh VCC 参考値：4pF 温度センサ ＊逆流電流防止機能付ボルテージレギュレータ S-13R1 エスアイアイ・セミコンダクタ製 ※この回路図は参考例です。実際に使用するときは、各製品のデータシートを参照ください。 【MS414GE／MS614SEを用いた場合のRTCのバックアップ時間例】 使用RTC： エスアイアイ・セミコンダクタ製 CMOSリアルタイムクロックIC S-35390A 計時動作電圧 1.1∼5.5Ｖ、消費電流 0.25µA 使用水晶： セイコーインスツル製 SSP-T7-F CL=6.0pF, R1=65k Ω max. 3.5 3.0 電池電圧 （V） 2.5 2.0 MS414GE 1.5 MS614SE RTC動作可能電圧 1.0 0.5 0.0 0 5,000 放電時間 (hours) 10,000 1年間 (8,760時間) ※このグラフは目安です。動作時間は実際の使用条件によって変わってきます。 マイクロ電池 2016 マイクロ電池-J_2016.indd 5 5 2015/12/04 9:13:12 MS リチウム二次電池 3V タイプ MS414GE／MS412FE／MS518SE／MS614SE／MS621FE／MS920SE 特 長 ・放電容量が大きい 3.3V～2.0Vの高い作動電圧と共に、大きな放電容量が得 られます。 ・充放電サイクル寿命が長い 3.1V～2.0Vの充放電条件（放電深度100%）において、 100サイクル以上（MS414GEは50サイクル以上）の充 放電サイクルが可能です。 ・過放電特性に優れる 0.0Vまで過放電した後も、安定した放電容量を示します。 ・広範囲の温度で動作可能 MS（マンガン・シリコン）リチウム二次電池は当社開発の 高容量シリコン酸化物を負極、リチウムマンガン複合酸化物 を正極に採用しています。サイクル寿命、過放電特性に優れ た、リチウム二次電池です。 動作温度範囲 ：－20℃～＋60℃ 上記の範囲を超える温度で動作する場合はご相談ください。 ・RoHS適合品 ・UL規格認定品（UL File No. MH15628） UL（Underwriters Laboratories Inc.）安全規格の認証取得 負極缶 ガスケット 用 途 負極合剤 ・移動体通信、OA、AV、携帯情報機器等の各種電子機器の メモリーおよび時計機能のバックアップ用 セパレータ （スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PHS、 コードレス電話、FAX、パソコン、ビデオカメラ、デジタ 正極合剤 ルカメラ、チューナー、ハンディターミナル等） 正極缶 〈断面図〉 ・小型・薄型携帯機器の主電源 仕 様 型 式 充電電圧 内部 標準充放電電流 最大放電電流 公称電圧 公称容量＊1 （標準充電電圧）＊6 インピーダンス （連続） （mA） （V） （mAh） （V） （Ω）＊2 （mA）＊3 サイクル寿命（回）＊4 寸法（mm） 100%＊5 充放電 20%＊5 充放電 直径 高さ 質量 （g） MS414GE 3 2.8∼3.3（3.1） 2.0 100 0.010 0.05 50 500 4.8 1.4 0.08 MS412FE 3 2.8∼3.3（3.1） 1.0 100 0.010 0.10 100 1000 4.8 1.2 0.07 MS518SE 3 2.8∼3.3（3.1） 3.4 60 0.010 0.15 100 1000 5.8 1.8 0.13 MS614SE 3 2.8∼3.3（3.1） 3.4 80 0.015 0.25 100 1000 6.8 1.4 0.17 MS621FE 3 2.8∼3.3（3.1） 5.5 80 0.015 0.25 100 1000 6.8 2.1 0.23 MS920SE 3 2.8∼3.3（3.1） 11.0 35 0.050 0.80 100 1000 9.5 2.1 0.47 ＊1．公称容量：3.1V〜2.0V間の放電容量 typical値 ＊2．内部インピーダンスは交流法による値。充電状態で測定。 ＊3．最大放電電流：公称容量の約50%の容量が得られる電流値。 ＊4．最低保証容量の50%を維持する充放電繰り返し回数。 ＊5．100%および20%は、公称容量を基準とする。 ＊6．充電方式は定電圧充電を推奨致します。但し充電電流には制限があり、電流制限抵抗を入れる必要があります。 電流制限抵抗の抵抗値については、P.19をご覧ください。また、ご不明の点は弊社までご相談ください。 また、定電流充電方式をご検討の際も、弊社までご相談ください。 MSリチウム二次電池は、リフロー実装は不可です。手はんだで実装してください。 マイクロ電池 2016 6 マイクロ電池-J_2016.indd 6 2015/12/04 9:13:13 MS リチウム二次電池 3V タイプ 放電特性（充電電圧依存性） MS414GE MS412FE 3.5 3.5 充電：max. 0.05mA／60時間（定電流／定電圧充電） 放電：10µA／c.o.v.=2.0V（定電流放電） 3.0 電圧（V） 電圧 (V) 3.0 充電：max. 0.025mA／72時間（定電流／定電圧充電） 放電：10µA／c.o.v.=2.0V（定電流放電） 2.5 3.1V 2.0 2.0 2.8V 2.9V 3.0V 3.3V 1.5 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 2.8V 1.5 0.0 2.5 0.2 0.4 0.6 1.0 1.2 1.4 1.6 MS614SE MS518SE 3.5 3.5 充電：max. 0.06mA／72時間（定電流／定電圧充電） 放電：10µA／c.o.v.=2.0V（定電流放電） 充電：max. 0.1mA／96時間（定電流／定電圧充電） 放電：15µA／c.o.v.=2.0V（定電流放電） 3.0 電圧（V） 3.0 電圧（V） 3.0V 2.9V 容量（mAh） 容量 (mAh) 2.5 2.0 1.5 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.3V 2.5 3.1V 2.0 2.9V 3.0V 3.1V 3.3V 2.8V 2.8V 2.9V 3.0V 1.5 0.0 3.5 1.0 2.0 3.0 4.0 容量（mAh） 容量（mAh） MS621FE MS920SE 3.5 3.5 充電：max. 0.1mA／96時間（定電流／定電圧充電） 放電：15µA／c.o.v.=2.0V（定電流放電） 充電：max. 0.2mA／96時間（定電流／定電圧充電） 放電：50µA／c.o.v.=2.0V（定電流放電） 3.0 3.1V 3.3V 2.5 電圧（V） 3.0 電圧（V） 0.8 3.3V 3.1V 3.1-3.3V 2.5 2.9V 2.0 2.8V 1.5 0.0 2.0 2.0 3.0V 4.0 容量（mAh） 6.0 1.5 0.0 2.8V 2.0 4.0 6.0 2.9V 8.0 3.0V 10.0 12.0 容量（mAh） *c.o.v.…cut off voltage マイクロ電池 2016 マイクロ電池-J_2016.indd 7 7 2015/12/04 9:13:15 MS リチウム二次電池 特 3V タイプ 性 MS614SE 充放電特性 放電特性（放電電流が及ぼす影響） 3.5 3.5 充電：max. 0.1mA／3.1V, 96時間（定電流／定電圧充電） 放電：各種電流／c.o.v.=1.5V（定電流放電） 3.0 電圧（V） 電圧（V） 3.0 2.5 2.0 10µA 5µA 2.5 2.0 1.5 300µA 充電：max. 0.1mA／3.1V, 96時間（定電流／定電圧充電） 放電：15µA／c.o.v.=1.5V（定電流放電） 1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 1.5 0.0 4.0 1.0 容量（mAh） 1.0 2.0 電圧（V） 電圧（V） 3.0 3.0 2.5 2.0 1.5 0.0 4.0 25℃ 40℃ 1.0 20日 初期 150日 1.5 0.0 1.0 100日 2.0 容量（mAh） 3.0 4.0 保存条件：60℃, 3.1V印加で各期間保存 【容量測定条件】 充電：max. 0.1mA／3.1V, 96時間（定電流／定電圧充電） 放電：15µA／c.o.v.=2.0V（定電流放電） 20日 2.5 初期 150日 200日 2.0 60日 80日 3.0 4.0 1.5 0.0 1.0 100日 40日 60日 80日 2.0 3.0 4.0 容量（mAh） マイクロ電池 2016 8 マイクロ電池-J_2016.indd 3.0 電圧（V） 電圧（V） 2.5 200日 2.0 フロート充電特性（60℃、3.1V印加） 3.5 保存条件：60℃で各期間保存 【容量測定条件】 充電：max. 0.1mA／3.1V, 96時間（定電流／定電圧充電） 放電：15µA／c.o.v.=2.0V（定電流放電） 2.0 0℃ 容量（mAh） 高温（60℃）保存特性 3.0 60℃ −20℃ 容量（mAh） 3.5 4.0 充電：max. 0.1mA／3.1V, 96時間, 室温（定電流／定電圧充電） 放電：15µA／c.o.v.=2.0V, 各温度（定電流放電） 180日 90日 初期 1.5 0.0 3.0 放電温度特性（温度が及ぼす影響） 30日 2.5 2.0 2.0 3.5 過放電：18kΩ／各期間（定抵抗放電） 【容量測定条件】 充電：max. 0.1mA／3.1V, 96時間（定電流／定電圧充電） 放電：15µA／c.o.v.=2.0V（定電流放電） 3.0 50µA 15µA 容量（mAh） 過放電特性（過放電が及ぼす影響） 3.5 100µA 8 2015/12/04 9:13:17 MS リチウム二次電池 3V タイプ MSリチウム二次電池用 標準端子 寸法図 MS621FE / MS621T FL11E 0.1±0.02 0 0.5±0.2 (3.3) 1.7±0.5 (Snメッキ部) (Snメッキ部) 1.7±0.5 (Snメッキ部) +0.10 φ6.8max. MS621FE 2.05 -0.05 1.4 +0.07 -0.10 φ6.8max. MS614SE 1.8±0.5 φ9.5max. 1.8±0.5 (Snメッキ部) φ6.8max. φ6.8max. 1.8±0.5 (Snメッキ部) 2.7max. 2.1±0.5 2.8max. 0.15±0.02 1.8max. 2.5±0.3 2±0.3 0.5±0.2 12.8 -1.0 0.15±0.02 0.5±0.1 0.1±0.02 +0.3 2.5 -0.5 2±0.3 MS920SE / MS920T FL27E 0.5±0.2 0.5±0.1 1±0.3 2±0.3 1.6±0.5 (Snメッキ部) 2.1±0.2 2.1±0.4 2.1max. 0.5±0.1 (Snメッキ部) 0.5±0.2 1±0.3 2±0.3 MS614SE FL28E 2.2±0.3 φ5.8max. 1.6±0.5 (Snメッキ部) 1.75±0.1 1.6max. 2.2±0.5 1±0.3 0.5±0.1 2±0.3 0.5±0.1 0.1±0.02 1.65max. 1.6±0.5 1.75±0.1 φ4.8max. φ4.8max. 2.2±0.5 MS518SE FL35E 0.5±0.1 2±0.3 1±0.3 0.5±0.1 0.5±0.1 0.1±0.02 1.75±0.1 1±0.3 MS412FE FL26E MS414GE FL26E ・寸法単位：mm ・斜線部は錫メッキ（100%） マイクロ電池 2016 マイクロ電池-J_2016.indd 9 9 2015/12/04 9:13:19 MS リチウム二次電池 MS-T シリーズ < 広温度範囲対応 > 3V タイプ MS920T／MS621T 特 長 ・RoHS適合品 ・UL規格認定品（UL File No. MH15628） UL（Underwriters Laboratories Inc.）安全規格の認証取得 用 途 メモリー及び、RTCバックアップ（時計機能のバックアッ プ電源） ＜搭載機器例＞ 小型化・多機能化等で内部温度の上昇が懸念される電子機 器、車載用機器、カメラ機器、メーター機器など 『MS920T/MS621T』は、従来のMSシリーズの特長を生 かしたまま、高温および低温での特性を改善致しました。 －40℃～85℃の広い温度範囲でのご使用が可能です。 仕 様 型 式 公称電圧 （V） 公称容量＊1 （mAh） 内部インピーダンス＊2 （Ω） 動作可能温度範囲 MS920T 3 6.5 60 MS621T 3 3.0 80 寸法（mm） 直径 高さ 重量 （g） －40℃～ +85℃ 9.5 2.0 0.45 －40℃～ +85℃ 6.8 2.1 0.23 ※お客様のご使用環境や充放電条件につきましては、弊社より確認させていただくことがあります。何卒ご了承ください。 ＊1．公称容量：3.1V〜2.0V間の放電容量 typical値 ＊2．内部インピーダンスは交流法による値。充電状態で測定。 充電方式は定電圧充電を推奨致します。但し充電電流には制限があり、電流制限抵抗を入れる必要があります。 電流制限抵抗の抵抗値については、P.19をご覧ください。また、ご不明の点は弊社までご相談ください。 また、定電流充電方式をご検討の際も、弊社までご相談ください。 MSリチウム二次電池は、リフロー実装は不可です。手はんだで実装してください。 特 性 ・放電特性（-40℃容量） MS920T 放電特性 電圧（V） 3.6 MS920T の放電特性です。 3.4 MS920T は -40℃の環境下においても約 3.2 3.5mAh の放電容量を示します。 3.0 2.8 2.6 25℃ 2.4 2.2 ※充放電条件 充電：3.1V, 72時間, max. 200µA, RT 放電：25µA, c.o.v.=2.0V, RT −40℃ 2.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 容量（mAh） マイクロ電池 2016 10 マイクロ電池-J_2016.indd 10 2015/12/04 9:13:19 MS リチウム二次電池 MS-T シリーズ < 広温度範囲対応 > 特 3V タイプ 性 ・放電特性（-40℃容量） 電圧（V） MS621T 放電特性 3.2 MS621T の放電特性です。 3.0 MS621T は -40℃の環境下においても約 1.2mAh の放電容量を示します。 2.8 2.6 25℃ 2.4 2.2 ※充放電条件 充電：3.1V, 96時間, max. 100µA, RT 放電：15µA, c.o.v.=2.0V, RT −40℃ 2.0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 容量（mAh） ・高温保存特性（85℃保存） 保存期間 - 容量維持率 120 100 容量維持率（%） MS-T シリーズは従来の MS シリーズに比 MS920T べ高温保存時の容量維持率が向上してお MS920SE ります。 MS621T 80 ※従来品は 85℃保証外 MS621FE 60 ※充放電条件 MS920T 充電：3.1V, 72時間, max. 200µA, RT 放電：25µA, c.o.v.=2.0V, RT MS621T 充電：3.1V, 96時間, max. 100µA, RT 放電：15µA, c.o.v.=2.0V, RT 40 20 0 0 480 960 1440 1920 2400 保存期間（時間） ・高温高湿保存特性（80℃90％保存） 容量維持率（％） 保存期間 - 容量維持率 120 MS-T シリーズは従来の MS シリーズに比 100 べ高温高湿保存時の容量維持率が向上し ております。 80 ※従来品は 80℃保証外 MS920T 60 40 MS621T 20 0 ※充放電条件 MS920T 充電：3.1V, 72時間, max. 200µA, RT 放電：25µA, c.o.v.=2.0V, RT MS621T 充電：3.1V, 96時間, max. 100µA, RT 放電：15µA, c.o.v.=2.0V, RT MS920SE MS621FE 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 保存期間（日） *c.o.v.…cut off voltage マイクロ電池 2016 マイクロ電池-J_2016.indd 11 11 2015/12/04 9:13:20 TS リチウム二次電池 < ソーラーウォッチ用 > 1.5V タイプ TS920E ／ TS621E (開発中) 特 長 ・低電圧充電が可能 ・高容量 ・長サイクル寿命：1000サイクル以上（放電深度20%） ・RoHS適合品 TSリチウム二次電池は、近年の携帯機器等における動作電 圧の低電圧化へ対応し、2.0V以下の充電電圧でも十分な放 電容量を取り出すことができる1.5Vタイプのノンリフロー 二次電池です。 仕 様 公称容量 内部 （電圧範囲V） インピーダンス＊1 標準充放電電流 （mA） （mAh） （Ω） 型 式 公称電圧 （V） 充電電圧＊3 （V） TS920E 1.5 1.6∼3.0 5.5 （2.3∼1.0） TS621E （開発中） 1.5 1.6∼3.0 2.5 （2.3∼1.0） 20 0.05 サイクル寿命＊2 （回） 直径 高さ 質量 （mm）（mm） （g） 1000（20%充放電） 9.5 100（100%充放電） 2.0 6.8 2.1 0.46 ＊1．交流法による値。充電状態で測定。 ＊2．最低保証容量の50%を維持する充放電繰り返し回数 ＊3．充電方式は、定電圧充電を推奨致します。但し充電電流には制限があり、電流制限抵抗を入れる必要があります。 詳細は弊社までご相談下さい。 また、定電流充電方式をご検討の際も、弊社までご相談下さい。 TSリチウム二次電池は、リフロー実装は不可です。手はんだで実装してください。 特 性 ・充放電特性 TS920E 2.5 電圧（V） 2.0 1.5 1.0 充電：max. 200µA／2.3V／72時間（定電流／定電圧充電） 放電：50µA／c.o.v.=0.7V（定電流放電） 0.5 0.0 0 1 2 3 4 5 6 容量 （mAh） *c.o.v.…cut off voltage マイクロ電池 2016 12 マイクロ電池-J_2016.indd 12 2015/12/04 9:13:21 TS リチウム二次電池 < ソーラーウォッチ用 > 1.5V タイプ 特 性 TS920E 温度特性 7 6 6 5 5 容量（mAh） 容量（mAh） 充電電圧特性 7 4 3 2 4 3 2 充電：max. 200µA／各電圧／72時間 （定電流／定電圧充電） 放電：50µA／c.o.v.=1.0V（定電流放電） 1 0 1.0 1.5 2.0 2.5 充電：max. 200µA／2.3V／72時間 （定電流／定電圧充電） 放電：50µA／c.o.v.=1.0V（定電流放電） 1 0 -30 3.0 -10 10 100 100 80 60 保存条件：60℃ 無負荷 【容量測定条件】 充電：max. 200µA／2.3V／72時間 （定電流／定電圧充電） 放電：50µA／c.o.v.=1.0V（定電流放電） 20 40 60 80 100 80 60 40 20 0 0 0 70 フロート充電特性 120 容量維持率（%） 容量維持率（%） 高温保存特性 120 20 50 温度（℃） 充電電圧（V） 40 30 120 0 保存期間（日） 保存条件：60℃ 2.3V印加 【容量測定条件】 充電：max. 200µA／2.3V／72時間 （定電流／定電圧充電） 放電：50µA／c.o.v.=1.0V（定電流放電） 20 40 60 80 100 120 保存期間（日） 標準端子 TS920E FL27E 0 0.5±0.2 0.5±0.2 2±0.3 12.8 -1.0 2.7max. (3.3) 0.15±0.02 2.1±0.5 φ9.5max. 1.8±0.5 (Snメッキ部) 1.7±0.5 (Snメッキ部) ・寸法単位：mm ・斜線部は錫メッキ（100%） マイクロ電池 2016 マイクロ電池-J_2016.indd 13 13 2015/12/04 9:13:22 CPH キャパシタ Pb フリーリフロー対応 CPH3225A 特 長 ・小形・薄形 ・優れた耐漏液性、耐湿度性 ・Pbフリーリフロー対応 ：耐熱設計（260℃ピーク）により、鉛フリーハンダによ るリフロー実装可能 ・長サイクル寿命：1万回以上の充放電が可能 ・充放電回路がシンプル（定電圧充電） ・広範囲の温度で動作可能 動作温度範囲：－20℃〜+60℃ CPH3225Aは、形状を四角にした業界最小のチップ形電 気二重層キャパシタです。 上記の範囲を超える温度で動作する場合はご相談ください。 ・RoHS適合品 気密性が高いセラミックパッケージを使用し、耐漏液性、 用 途 耐湿度性に優れます。サイズは3.2×2.5mm、高さ0.9mmで 小形・薄形を実現しました。材料を最適化したことで、１分 で約85％の急速充電が可能。 各種補助電源 超小型電源 Pbフリーリフロー（260℃ピーク温度）にも対応。 ＜搭載機器例＞ スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PC、 ICカード、ゲーム機、ハンディターミナル、 ビデオカメラ、各種超小型機器 等 仕 様 型 式 最大使用電圧 （V） 公称容量（電圧範囲） 静電容量 内部インピーダンス＊ ＜公称値＞ （Ω） CPH3225A 3.3 4.6µAh（3.3V-1.8V） 0.011F 160 寸法 （長さ×幅×高さ） 質量 （g） （mm） 3.2×2.5×0.9 0.025 ＊．交流法による値。放電状態で測定。 ＜注 意＞ 注1．Ripple充電の禁止 充電電圧にRipple（電圧の高周波変動） がある場合、キャパシタの性能を著しく 低下させます。 安定した電圧での充電をお願い致しま す。 注2．充電電圧について キャパシタの経年劣化には充電電圧の依 存性があります。充電電圧が高いほど経 年劣化は大きくなります。 詳細につきましては、弊社までご相談下 さい。 注3．使用環境について キャパシタの経年劣化は、使用環境（温 度、湿度）により異なります。 詳細につきましては、弊社までご相談下 さい。 特 性 ・充放電特性 3.5 3.0 電圧（V） 2.5 2.0 1.5 1.0 充電：max. 1mA ／3.3V／120分 （定電流／定電圧充電） 放電：5µA／c.o.v.=0V（定電流放電） 0.5 0.0 0 2 *c.o.v.…cut off voltage 8 10 マイクロ電池 2016 14 マイクロ電池-J_2016.indd 4 6 容量（µAh） 14 2015/12/04 9:13:23 CPH キャパシタ Pb フリーリフロー対応 特 性 フロート充電特性（温度60℃, 湿度90%RH） 120 100 100 容量維持率 （%） 容量維持率 （%） 充電時間特性 120 80 60 40 充電：max.10mA／3.3V／各充電時間 （定電流／定電圧充電） 放電：5µA／c.o.v.=2.0V（定電流放電） 20 1 10 60 保存条件：温度60℃／湿度90%RH／電圧3.3V印加 【容量測定条件】 充電：max. 1mA／3.3V／120分（定電流／定電圧充電） 放電：5µA／c.o.v.=2.0V（定電流放電） 40 20 0 0 80 100 0 1000 0 充電時間（分） 5 10 15 20 保存期間（日） リフロー条件 推奨リフロー条件 リフロープロファイル例 270 260°Cピーク時間：5秒以内 250 ピーク温度（℃） 電池表面温度（℃） 260 200 150 200°C以上 リフロー領域 100 250 240 230 50 220 0 0 50 100 150 200 250 300 0 10 リフロー時間（秒） 20 30 40 50 60 70 200℃以上の温度保持時間（秒） 許容リフロー回数：2回まで 温度は、製品本体の上面で測定 Max.260°C（5秒以内） 外形寸法 CPH3225A 3.6 1.4 2.5±0.1 1.4 0.2 1.4 1.4 推奨基板レイアウト （公差：±0.05） 0.9±0.1 3.2±0.1 1.0±0.15 (0.15) 1.0±0.1 1.0±0.1 (0.15) 1.0±0.15 ・寸法単位：mm マイクロ電池 2016 マイクロ電池-J_2016.indd 15 15 2015/12/04 9:13:24 XH キャパシタ Pb フリーリフロー対応 XH311HG／XH311HU／XH414HG 特 長 ・Pbフリーリフロー対応 ：耐熱設計（260℃ピーク）により、鉛フリーハンダによ るリフロー実装可能 ・0V～3.3V間での広い電圧範囲で使用可能 ・高容量：414サイズで0.08Fの高容量 ・長サイクル寿命：1万回以上の充放電が可能 ・充放電回路がシンプル（定電圧充電） ・広範囲の温度で動作可能 動作温度範囲：－20℃～＋60℃ 上記の範囲を超える温度で動作する場合はご相談ください。 XHキャパシタは、3V以上の高電位から放電可能なキャパ ・RoHS適合品 シタです。環境への影響を考慮した鉛を含まないハンダに よるリフロー実装（Pbフリーリフロー実装）も可能です。 高容量、長期信頼性に優れると共に、動作電圧が広く、携 用 途 帯機器や情報機器等のメモリ、時計機能のバックアップ電 スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PHS、コー 源として最適です。 ドレス電話、デジタルスチルカメラ、ゲーム機、プリンタ等 のメモリ、時計機能の電源バックアップ 仕 様 電気特性（常温）＊1 型 式 寸 法 最大使用電圧 （V） 静電容量 （F） 内部インピーダンス＊2 （Ω） 直径 （mm） 3.3 3.3 3.3 0.02 0.035 0.08 300 150 100 3.8 3.8 4.8 XH311HG XH311HU XH414HG 高さ （mm） 1.1 1.1 1.4 質量 （g） 0.04 0.04 0.06 ＊1．常温=23℃±3℃。製品の電気特性およびその経年劣化には温度依存性があります。 ＊2．交流法による値。放電状態で測定。 ＜注 意＞ 注1．Ripple充電の禁止 充電電圧にRipple（電圧の高周波変動） がある場合、キャパシタの性能を著しく 低下させます。 安定した電圧での充電をお願い致しま す。 注3．使用環境について キャパシタの経年劣化は、使用環境（温 度、湿度）により異なります。 詳細につきましては、弊社までご相談下 さい。 注2．充電電圧について キャパシタの経年劣化には充電電圧の依 存性があります。充電電圧が高いほど経 年劣化は大きくなります。 詳細につきましては、弊社までご相談下 さい。 特 性 ・充放電特性 XH311HG XH311HU 3.5 2.5 充電：定電流／定電圧 max. 500µA／3.3V／1時間／室温 放電：定電流 5µA／c.o.v.=0V 2.0 1.5 1.0 5 10 1.5 0.5 15 容量（µAh） 20 25 30 0.0 充電：定電流／定電圧 max. 500µA／3.3V／5時間／室温 放電：定電流 20µA／c.o.v.=0V 2.5 2.0 1.5 1.0 1.0 放電 0.5 充電：定電流／定電圧 max. 500µA／3.3V／5時間／室温 放電：定電流 5µA／c.o.v.=0V 2.0 充電 3.0 充電 2.5 電圧（V） 電圧 (V) 3.5 3.0 電圧（V） 充電 3.0 0.0 0 XH414HG 3.5 0 10 20 30 容量（µAh） 放電 0.5 放電 40 50 0.0 0 20 40 60 容量（µAh） 80 100 *c.o.v.…cut off voltage マイクロ電池 2016 16 マイクロ電池-J_2016.indd 16 2015/12/04 9:13:25 XH キャパシタ Pb フリーリフロー対応 特 性 XH414HG 充電特性 放電電流特性 120 30 100 容量維持率 （%） 35 容量（µAh） 25 20 15 10 充電：定電流／定電圧 max. 500µA／3.3V／＊＊時間／室温 放電：定電流 10µA／c.o.v.=2.0V 5 80 60 40 充電：定電流／定電圧 max. 500µA／3.3V／5時間／室温 放電：定電流 ＊＊µA／c.o.v.=2.0V 20 0 0 0 10 20 30 0 40 20 充電時間（時間） 温度特性 100 容量維持率 （%） 100 容量維持率 （%） 120 80 60 40 充電：定電流／定電圧 max. 500µA／3.3V／5時間／室温 放電：定電流 10µA／c.o.v.=2.0V 0 –40 60 80 100 フロート充電特性（温度60℃, 湿度50%RH） 120 20 40 放電電流（µA） 80 60 保存条件：温度60℃／湿度50%RH／電圧3.3V印加 【容量測定条件】 充電：定電流／定電圧 max. 500µA／3.3V／5時間／室温 放電：定電流 10µA／c.o.v.=2.0V 40 20 0 –20 0 20 40 60 0 80 7 温度（℃） 14 21 28 35 42 充電期間（日） リフロー条件 リフロープロファイル例 推奨リフロー条件 270 ピーク温度 260°Cピーク時間：5秒以内 250 200 ピーク温度（℃） 電池表面温度（℃） 260 150 200°C以上 リフロー領域 100 50 240 230 220 0 0 50 100 150 200 リフロー時間（秒） 許容リフロー回数：2回まで 温度は、製品本体の上面で測定 マイクロ電池 2016 マイクロ電池-J_2016.indd 250 17 250 300 0 10 20 30 40 50 60 70 200℃以上の温度保持時間（秒） Max.260℃（5秒以内） 17 2015/12/04 9:13:26 XH キャパシタ Pb フリーリフロー対応 標準端子 2.8 4.2 1 05 φ3.8max. 0. 2± 1. 1.5 2.1 1.5 45° 2.1 XH311HG IV07E XH311HU IV07E 1.9±0.2 1.4±0.1 (Snメッキ部) 0.8±0.4 (Snメッキ部) 0.7±0.5 1.9±0.2 2.4±0.1 0.6±0.1 0.1±0.02 1.5max. 0.2±0.1 推奨基板レイアウト （公差：±0.05） 0.9 1.9±0.2 0.9 1.9±0.2 XH414HG IV01E 45° 4.1 1.7 φ4.8max. 2.4 2.7 5.4 6 2. 2.7 2.4 0.8±0.5 (Snメッキ部) 0.1±0.02 ＋0.1 0.2 0 1±0.1 1.24 1.24 2.4±0.2 2.4±0.2 1±0.5 (Snメッキ部) 2.4±0.2 2.4±0.2 3.5±0.1 1.67±0.1 推奨基板レイアウト （公差：±0.05） ・寸法単位：mm ・斜線部は錫メッキ（100%） マイクロ電池 2016 18 マイクロ電池-J_2016.indd 18 2015/12/04 9:13:26 充電回路について 1．MSリチウム二次電池の充電回路 ダイオード Vo 電流制限抵抗 Vf Power Source Vo MSリチウム二次電池 リチウム二次電池の充電電流の制限を守るために、電流制限抵抗を充電回路に入れてください。 充電電圧Voは、3.3Vを超えることのないように設定してください。 （電圧の上限値3.3VはMSリチウム二次電池の場合です。TSリチウム二次電池、他の電池については、お問い合わせください。） 逆流防止ダイオードはショットキーバリアダイオードなど順方向電圧降下Vfの小さいものをお使いください。 電流制限抵抗として必要な抵抗値は、電池の種類と充電電圧Voによって決まります。 下の表に従ってください。これらの抵抗値は下限値です。これらより大きな値の抵抗を入れてください。 Vo (V) 3.3 3.2 3.1 3.0 2.9 2.8 MS414GE MS412FE MS518SE MS614SE Resistor (ohm) 2,000 1,600 1,600 1,500 1,500 1,500 Resistor (ohm) 2,000 1,600 1,600 1,500 1,500 1,500 Resistor (ohm) 1,500 1,000 820 750 750 750 Resistor (ohm) 620 430 330 300 300 300 放電容量は充電電圧に依存します。 充電電圧3V以下では十分な容量が得られない場合があります。（P.7参照） MS621FE MS621T Resistor (ohm) 620 430 330 300 300 300 MS920SE MS920T Resistor (ohm) 620 430 330 300 300 300 TS リチウム二次電池、他の電池については、お問い合わせください。 2. XHキャパシタ、CPHキャパシタの充電回路 ダイオード Vo Power Source Vo Vf XHキャパシタ CPHキャパシタ キャパシタの場合には、充電電流に制限はありません。抵抗を挿入する必要はありません。 充電電圧Voは、3.3Vを超えることのないように設定してください。 （電圧の上限値3.3VはXHキャパシタ、CPHキャパシタの場合です。他のキャパシタについては、お問い合わせください。） 逆流防止ダイオードはショットキーバリアダイオードなど順方向電圧降下Vf の小さいものをお使いください。 マイクロ電池 2016 マイクロ電池-J_2016.indd 19 19 2015/12/04 9:13:27 CPX キャパシタ < 低 ESR・低リーク電流・リフロー実装可能 > CPX10080C（開発中）／CPZ10080C（開発中）／CPX3225A CPXキャパシタは、ESR（内部インピーダン ス）およびリーク電流を大幅に低減したチップ形 電気二重層キャパシタです。 従来の小形電気二重層キャパシタでは実現で きなかった大電流（～数百mA）放電、超急速充 電、微弱な起電力（数µW程度）による充電が可 能になりました。 CPX10080C / CPZ10080C の特長 1. 低内部インピーダンスで高出力放電と急速充電が可能 内部抵抗を0.5Ω/1.5Ωに低減したことで、数百mA（数百mW）の高出力放電が可能です。 また、急速充電可能タイプCPX10080C402Fでは1～3秒程度の急速充電ができます。 2. 低リーク電流で微弱電力でも充電可能 CPX10080C104Fにおいては、リーク電流を10nAに低減。 数µW程度の微弱なエナジーハーベスト素子の起電力でも十分充電できます。 3. 長寿命、長期信頼性 完全密閉のセラミックパッケージにより、高温高湿度下での劣化が小さく、長期信頼性を有するので、メンテ ナンスフリーの用途に最適です。 4. 小形、リフロー実装可能 省スペース薄形（10.0mm×8.0mm×1.9mm）チップタイプでリフロー実装可能です。 マイクロ電池 2016 20 マイクロ電池-J_2016.indd 20 2015/12/04 9:13:28 CPX キャパシタ < 低 ESR・低リーク電流・リフロー実装可能 > 用 途 ・瞬間停電対策 ・電源バックアップ ・エナジーハーベストを用いた発電エネルギーの蓄電素子 ・1次／2次電池のピーク負荷平準化 想定アプリケーション ・ハンディーターミナル、決済端末 ・無線センサーネットワーク機器 ・RFIDタグ、NFC近距離無線通信機器 ・小型医療機器 等 仕 様 型 式 最大使用電圧 （V） 公称容量 （mF） CPX10080C104F （開発中） 2.5 100 0.5 CPZ10080C104F （開発中） 3.3 100 CPX10080C402F （開発中） 2.5 CPX3225A752D 2.6 特 内部インピーダンス（ESR） 寸法（長さ×幅×高さ） （Ω） （mm） 動作可能温度範囲 重量 （g） 10.0 × 8.0 × 1.9 －40℃～ +70℃ 0.45 1.5 10.0 × 8.0 × 1.9 －30℃～ +60℃ 0.45 4 0.5 10.0 × 8.0 × 1.9 －40℃～ +70℃ 0.45 7.5 25 3.2 × 2.5 × 0.9 －30℃～ +70℃ 0.024 性 放電特性（100mA放電） 3.5 3.0 3.0 CPZ10080C104F （3.3V, 100mF） 2.5 2.0 1.5 CPX10080C104F （2.5V, 100mF） 1.0 CPX10080C402F （2.5V, 4mF） 2.0 CPX10080C104F （2.5V, 100mF） 1.5 1.0 0.5 0.0 CPZ10080C104F （3.3V, 100mF） 2.5 電圧 （V） 電圧 （V） 充電特性（10mA充電） 3.5 0.5 CPX10080C402F （2.5V, 4mF） 0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 0.0 0 10 放電時間 （秒） 30 40 急速充電が可能なCPX10080C402Fは、 満充電状態から100mA放電で1秒後でも1.5V 10mAで充電する場合、約2秒で2.5Vに到 以上の電圧を保持します。 達します。 21 50 充電時間 （秒） CPX10080C104FとCPZ10080C104Fは、 マイクロ電池 2016 マイクロ電池-J_2016.indd 20 21 2015/12/04 9:13:29 酸化銀電池： 特 長 ・mAレベルのパルス放電に対応 ・直径11.6mm以下 ・大きなエネルギー密度 用 途 大電流パルス放電を必要とする機器 <搭載機器例> スタイラスペン、血糖値計 セイコーインスツル製の酸化銀電池『SEIZAIKEN』シリー ズは、クォーツ時計の発展とともに成長してまいりました。 酸化銀電池は、単位体積あたりの大きなエネルギーを持ち、 長期間安定した電圧を供給することが可能です。 従来のクォーツ時計の電源としてのみならず、SEIZAIKEN シリーズ酸化銀電池は、ウェアラブル機器、情報関連機器、 BLE の電源などへのご使用にも適しています。 仕 様 公称電圧 （V） 公称容量 （mAh） 放電レベル SR ** SW 1.55 5.5 ～ 160 SR ** W 1.55 28 ～ 160 型 式 寸法（mm） 直径 高さ 重量 （g） 低電流 4.8 ～ 11.6 1.25 ～ 5.40 0.11 ～ 2.20 大電流 6.8 ～ 11.6 2.05 ～ 5.40 0.39 ～ 2.20 特 性 ・10mA 1秒パルス放電 2Vカットオフ比較 CR1025 SR920W （2個直列） Test result of pulse discharge SR920W 25° C 3.00 3.00 2.50 2.50 2.00 1.50 14,190回まで2V以上維持 1.00 0.50 0.00 2.00 1.50 1.00 2,031回まで2V以上維持 0.50 0 5000 10000 Pulse Number 15000 0.00 0 5000 10000 15000 Pulse Number マイクロ電池 2016 22 マイクロ電池-J_2016.indd Test result of pulse discharge CR1025 25° C 3.50 Voltage/V Voltage/V 3.50 22 2015/12/04 9:13:30 酸化銀電池： はクォーツ時計の市場で世界的に認められている酸化銀電池の商標です。 ・Low Drain（SW系電池）の性能表 品名 特性 （常温） JISコード IECコード 公称電圧 （V） SR416SW 337 1.55 SR421SW 348 SR512SW 335 SR516SW 寸法 標準容量＊1 標準放電電流 （mAh） （μA） 閉路電圧＊2 直径 （mm） 高さ （mm） 重量 （g） at24℃ （V） at−10℃ （V） 4.8 1.65 0.11 1.35 1.10 7.5 10 1.55 12 20 4.8 2.15 0.14 1.35 1.10 1.55 5.5 5 5.8 1.25 0.15 1.45 1.10 317 1.55 12.5 20 5.8 1.65 0.18 1.45 1.10 SR521SW 379 1.55 13 16 20 30 5.8 2.15 0.23 1.45 1.10 SR527SW 319 1.55 22 40 5.8 2.70 0.29 1.45 1.10 SR616SW 321 1.55 16 20 6.8 1.65 0.25 1.45 1.10 30 40 6.8 2.15 0.32 1.45 1.20 SR621SW 364 1.55 21 23 SR626SW 377 1.55 24 28 30 30 40 40 6.8 2.60 0.39 1.45 1.20 SR712SW 346 1.55 10 10 7.9 1.25 0.26 1.45 1.20 SR716SW 315 1.55 21 30 7.9 1.65 0.33 1.45 1.20 SR721SW 362 1.55 23 28 40 40 7.9 2.10 0.42 1.45 1.20 SR726SW 397 1.55 34 40 7.9 2.60 0.52 1.45 1.20 SR731SW 329 1.55 36 50 7.9 3.10 0.56 1.45 1.20 SR41SW 384 1.55 45 50 7.9 3.60 0.67 1.45 1.20 SR912SW – 1.55 15 20 9.5 1.25 0.40 1.45 1.20 SR916SW 373 1.55 27 50 9.5 1.65 0.51 1.45 1.20 60 50 9.5 2.05 0.60 1.45 1.20 SR920SW 371 1.55 46 35 SR927SW 395 1.55 53 60 80 100 9.5 2.70 0.75 1.45 1.20 SR936SW 394 1.55 85 140 9.5 3.60 1.10 1.45 1.20 SR1120SW 381 1.55 53 80 11.6 2.05 0.93 1.45 1.20 SR1130SW 390 1.55 80 100 11.6 3.05 1.29 1.45 1.20 SR43SW 301 1.55 120 150 11.6 4.20 1.75 1.45 1.20 SR44SW 303 1.55 160 180 11.6 5.40 2.20 1.45 1.20 at24℃ （V） at−10℃ （V） ＊1．この標準容量は、標準放電電流にて連続放電し、終止電圧 1.2Vまでの放電時間から算出したものです。 ＊2．低電流用 2kΩ 7.8msec パルス ・HIGH Drain（W系電池）の性能表 品名 特性 （常温） 寸法 閉路電圧＊2 JISコード IECコード 公称電圧 （V） 標準容量 （mAh） 標準放電電流 （μA） 直径 （mm） 高さ （mm） 重量 （g） SR626W 376 1.55 28 50 6.8 2.60 0.39 1.35 0.95 SR721W 361 1.55 26 50 7.9 2.10 0.41 1.35 1.05 SR726W 396 1.55 34 50 7.9 2.60 0.52 1.35 1.05 SR41W 392 1.55 45 80 7.9 3.60 0.67 1.35 1.05 SR920W 370 1.55 42 80 9.5 2.05 0.60 1.40 1.00 90 110 9.5 2.70 0.75 1.40 1.05 ＊1 SR927W 399 1.55 53 60 SR1120W 391 1.55 53 90 11.6 2.05 0.93 1.40 1.20 SR1130W 389 1.55 80 130 11.6 3.05 1.29 1.40 1.20 SR43W 386 1.55 120 220 11.6 4.20 1.75 1.40 1.20 SR44W 357 1.55 160 250 11.6 5.40 2.20 1.40 1.20 ＊1．この標準容量は、標準放電電流にて連続放電し、終止電圧 1.2Vまでの放電時間から算出したものです。 ＊2．大電流用200Ω 5sec DC マイクロ電池 2016 マイクロ電池-J_2016.indd 23 23 2015/12/04 9:13:30 マイクロ電池／キャパシタ御選択のためのチェックシート チェックシート 当社マイクロ電池／キャパシタを御検討いただくに当たり、下記のチェックシートをご記入下さい。 御使用条件に最適な商品を御提案させていただきます。 Fax 送信票 マイクロエナジー事業部 ME 営業部 043-211-8034 電池営業担当宛 1. 御社名 2. 御利用アプリケーション 3. ご希望バックアップ期間 月 日 時間 4. 御納入希望時期 年 月頃 5. バックアップを行うデバイスの動作電圧範囲 V 〜 V 6. バックアップ時の消費電流 mA ・ μA 7. 充電電圧の設定値 V 8. 逆流防止ダイオードの有無 有 ・ 無 9. 逆流防止ダイオードの Vf 特性（10μA 時） V 10. 充電用保護抵抗の抵抗値 Ω 11. 充電時間の制限 12. 必要サイクル数 回 13. その他御要望事項 14. 期待寿命（例：○○年後、○○ h のバックアップ等） 15. 周囲温度、湿度 御担当様の連絡先 御名前 部署名 電話番号 ファックス E-mail マイクロ電池 2016 24 マイクロ電池-J_2016.indd 24 2015/12/04 9:13:30 環境・品質統合活動 セイコーインスツル（株）マイクロエナジー事業部の環境・品質統合活動 【環境・品質統合方針】 セイコーインスツル（株）マイクロエナジー事業部は、自然豊かな宮城の郷・愛子を拠点に、 小型エネルギーデバイスとその応用製品の生産・販売活動を通し、お客様の満足を実現すると ともに地球環境との調和を目指します。 １．法令、法規制ならびに、お客様の規定要求事項を遵守します。 ２．環境汚染の防止、温室効果ガスの削減、生物多様性保全に努めます。 ３．目的・目標を設定し、実施し、定期的にレビューし、システム及びパフォーマンスについて 継続的な改善を行ないます。 ４．グリーン調達、グリーン商品開発及びグリーンライフ活動を通し、社会に貢献します。 ５．製品含有化学物質は規定要求を遵守するとともに、削減・代替を目指します。 ６．教育・啓蒙活動を活発に行い、全員が自覚して行動する事を目指します。 1．グリーン商品活動 ・I S O14021規格の環境ラベルタイプⅡ（自己宣言型）に相当するS I Iグリーン商品基準への適合を進め、 2006年度末認定100％（事業部の全製品において認定）を達成しました。 更に、「SIIハイグレードグリーン商品」には38製品が認定されています。 2．温室効果ガス削減 ・省エネ機器を積極的に導入し、1997年度からの17年間で累積57,500tonのCO2削減を行い、地球温暖化防 止に貢献しております。 70,000 ton CO2/年 1997年度基準CO2削減量 （累積） 60,000 50,000 40,000 30,000 20,000 10,000 0 ９７実績 ９８実績 ９９実績 ００実績０１実績 ０２実績 ０３実績 ０４実績 ０５実績 ０６実績 ０７実績０８実績 ０９実績 １０実績 １１実績 １２実績１3実績１4実績１5計画 3．3R 推進活動 ・廃棄物は、リデュース・リユースを進めると共に、適正なリサイクル処理に移行し、2004年度ゼロエミッション 達成後、最終埋め立て量を1997年度の1％以下且つ1ton未満に維持しております。 ton/年 80 最終埋立量 70 60 50 40 30 20 10 0 97実績 98実績 99実績 00実績 01実績 02実績 03実績 04実績 05実績 06実績 07実績 08実績 09実績 10実績 11実績 12実績 13実績 14実績 15計画 4．生物多様性保全 ・生物多様性と事業活動との関連性の把握・理解を促進すると共に、地域での生物多様性保全に寄与する活動に 取り組んでおります。 5．グリーン購入 ・生産材をはじめ、それ以外の購入品においても積極的なグリーン購入に取り組んでおります。 6．グリーンライフ ・工場周辺の全員参加清掃活動を1回/年、広瀬川の清掃活動を1回/年実施し、地域の美化に貢献しております。 7．紛争鉱物 ・紛争鉱物問題を国際的な重大問題と認識し、紛争鉱物の使用禁止を推進しております。 マイクロ電池 2016 マイクロ電池-J_2016.indd 25 25 2015/12/04 9:13:31 安全確保のための取扱い上の禁止事項 リチウム二次電池（MS, TS）は、有機溶媒など可燃性物質を内蔵しております。ご使用の際は次のことを必ず守ってく ださい。 警 告 ●大電流・高電圧で充電しないでください。 大電流・高電圧で充電すると電池内の電解液が沸騰したり、ガスの発 生で内部圧力が上昇したりして、二次電池を発火、発熱、漏液、破裂 させるおそれがあります。 ●火の中に入れたり、加熱、分解しないでください。 絶縁物などを損傷させ、二次電池を発火、発熱、漏液、破裂させるお それがあります。 ●本体に直接はんだ付けをしないでください。 熱により絶縁物等を損傷させたりして、二次電池を発火、発熱、漏液、 破裂させるおそれがあります。 ●二次電池の（＋）と（－）を針金などで接続したり、また ネックレスやヘアピンなどの金属製品と一緒に持ち運んだ り、保管しないでください。 二次電池がショート状態となり、過大電流が流れたりして、二次電池 を発火、発熱、漏液、破裂させるおそれがあります。 ●乳幼児の手の届く所に置かないでください。 二次電池を乳幼児が飲み込むと危険です。 機器を設計する際には、乳幼児が二次電池を取り出せない構造にして ください。 二次電池は乳幼児の手の届かないところに保管してください。 万一、飲み込んだ場合は、直ちに医師に相談してください。 ●端子の溶接はしないでください。 ●（＋）と（－）を逆にして使用しないでください。 逆充電などで異常反応を起こしたりして、二次電池を発火、発熱、漏液、 破裂させるおそれがあります。 ●強制放電しないでください。 外部電源や他の電池により電池を強制放電すると電圧が０Ｖ以下（転 極）になり、電池内部でガスが発生して膨張、発火、破裂、燃焼の原 因となります。 ●二次電池が漏液や、異臭がするときは、漏れた電解液に引 火するおそれがありますので、直ちに火気から遠ざけてく ださい。 ●二次電池を廃棄する場合及び保管する場合には、テープな どで絶縁してください。 二次電池をごちゃ混ぜにしたり、他の金属と混ぜたりすると、二次電 池がショートして発火、発熱、破裂することがあり、けがをしたり火 災に至るおそれがあります。 電池が重なり合ってごちゃ混ぜ状態禁止 放電回路 絶縁例 セロファンテープ 端子溶接による熱により、二次電池を発火、発熱、漏液、破裂させる おそれがあります。弊社では、厳密に管理された条件の下で端子溶接 を行っております。お客様での端子溶接が必要な場合、弊社まで必ず ご相談ください。 電池が消耗 電池が消耗 ※電池相互の接触により上図のように、放電回路 が形成され、電池が消耗します。 注 意 ●二次電池の液が目に入ったときは、目に障害を与えるおそ れがありますので、こすらずにすぐ水道水などのきれいな 水で充分に洗った後、直ちに医師の治療を受けてください。 ●強い衝撃を与えたり、投げつけたりしないでください。 二次電池を発熱、漏液、破裂させるおそれがあります。 ●水などに濡らさないでください。 二次電池を発熱させるおそれがあります。 ●新しい二次電池と一度使用した古い二次電池、種類の異な る電池などを混用しないでください。 ●直射日光・高温・高湿の場所を避けて保管してください。 ●２個もしくはそれ以上の電池を直列あるいは並列で接続す る場合は、事前に弊社にご相談ください。 ●固定剤・コーティング剤等で電池封口部付近をふさがないで ください。 特性の違いから、二次電池を発熱、漏液、破裂させるおそれがあります。 負荷バランスにより破裂させるおそれがあります。 ●直射日光の強い所や炎天下の車内などの高温の場所で使 用、放置しないでください。 二次電池を発熱させるおそれがあります。 使用中に発生する電解液のガスが基板との間に蓄積され、回路パター ンまたはキャパシタをショートさせるおそれがあります。 二次電池を発熱、漏液、破裂させるおそれがあります。 性能低下を防ぐために ●静電気防止用マットに注意 端子付電池や実装後の基板を静電気防止マット上に放置すると電池が ショートし、電圧が低下するおそれがあります。 ●ハンダ付けに注意 加熱の原因となりますので、ハンダゴテによるハンダ付け時にハンダゴテ が電池本体に触れないようにご注意ください。また、電池実装後に他部品 のハンダ付けを行う際にも、ハンダゴテが電池に触れないよう、ご注意く ださい。 ●ピックアップ治具に注意 基板への実装時に使用する電池のピックアップ治具には、樹脂等の絶縁物 をご使用下さい。導電性の治具を用いた場合、治具によりショートし、電 池の電圧低下を引き起こします。ショート後の電池電圧の完全な復帰には、 時間が掛かります。 ●基板洗浄時の洗浄液および乾燥温度に注意 洗浄液の種類、乾燥温度によっては、電池の性能に影響を及ぼすことがあり ます。 洗浄液を使用する際は、弊社にお問い合せください。 電池・キャパシタの国際輸送・廃棄に関して ●航空輸送・海上輸送・陸上輸送 リチウム電池の輸送に関しては、国連勧告に基づいて、IATA, ICAO, IMO, DOT 等の関連機関が、航空・船舶・陸上輸送に関する規制を設けており ます。 弊社リチウム二次電池（単電池）は、下記の要件（輸送の形態、方法、仕 向け先で異なります）を満足することで、特別規定の適用を受けられ、非 危険物としての輸送が可能です。 詳細は、弊社までお問い合せください。 （注意ラベル） ：梱包外装面に、リチウム電池取り扱いラベル ＜ IATA 危険 物規則書の図 7.4. Ⅰ＞を貼り付ける。 （非危険物申告書）：リチウム電池が包装物に含まれること。注意して取り ●廃棄 世界的に地球環境保護に対する関心が高まっており、欧米諸国をはじめ日 本でも廃棄・リサイクルに関する法令化がされております。現状では、各 国、各州、各地方自治体で異なっており、廃棄については、各所轄の管理 当局にお問い合せが必要です。 マイクロ電池 2016 26 マイクロ電池-J_2016.indd 扱う必要があること、は包装物が損傷を受けた場合の取り扱い要領、及び 緊急連絡先の電話番号を記載した書類の添付。 （梱包重量制限）: 2.5kg 以下（航空輸送の場合）。 （包装・梱包） ：個々電池の分離と強固な包装による外部短絡防止。 （梱包落下試験） ：1.2m 落下試験で、試験基準に合格していること。 26 2015/12/04 9:13:32 安全確保のための取扱い上の禁止事項 キャパシタ（XH, CPH, CPX）は、有機溶媒など可燃性物質を内蔵しております。ご使用の際は次のことを必ず守ってください。 警 告 ●大電流・高電圧で充電しないでください。 機器を設計する際には、乳幼児がキャパシタを取り出せない構造にし てください。 キャパシタは乳幼児の手の届かないところに保管してください。 万一、飲み込んだ場合は、直ちに医師に相談してください。 定格以上の大電流・高電圧で充電するとキャパシタ内の電解液が沸騰 したり、ガスの発生で内部圧力が上昇したりして、キャパシタを発火、 発熱、漏液、破裂させるおそれがあります。 ●火の中に入れたり、加熱、分解しないでください。 ●キャパシタには極性があります。（＋）と（－）を逆にし て使用しないでください。 絶縁物などを損傷させ、キャパシタを発火、発熱、漏液、破裂させる おそれがあります。リフローハンダ付け時の加熱を除きます。 逆充電などで異常反応を起こしたりして、キャパシタを発火、発熱、 漏液、破裂させるおそれがあります。 ●強制放電しないでください。 外部電源等によりキャパシタを強制放電すると電圧が０Ｖ以下（転極） になり、キャパシタ内部でガスが発生して膨張、発火、破裂、燃焼の 原因となります。 ●本体に直接はんだ付けをしないでください。（XH のみ） 熱により絶縁物等を損傷させたりして、キャパシタを発火、発熱、漏液、 破裂させるおそれがあります。 ●キャパシタが漏液や、異臭がするときは、漏れた電解液に引火 するおそれがありますので、直ちに火気から遠ざけてください。 ●乳幼児の手の届く所に置かないでください。 キャパシタを乳幼児が飲み込むと危険です。 注 意 ンまたはキャパシタをショートさせるおそれがあります。 ●キャパシタの液が目に入ったときは、目に障害を与えるおそ れがありますので、こすらずにすぐ水道水などのきれいな 水で充分に洗った後、直ちに医師の治療を受けてください。 ●新しいキャパシタと使用した古いキャパシタ、種類の異な る電池・キャパシタ等を混用しないでください。 特性の違いから、キャパシタを発熱、漏液、破裂させるおそれがあります。 ●直射日光の強い所や炎天下の車内などの高温の場所で使 用、放置しないでください。 ●２個もしくはそれ以上のキャパシタを直列あるいは並列で 接続する場合は、事前に弊社にご相談ください。 キャパシタを発熱、漏液、破裂させるおそれがあります。 負荷バランスにより破裂させるおそれがあります。 ●固定剤・コーティング剤等でキャパシタ封口部付近をふ さがないでください。 ●直射日光・高温・高湿の場所を避けて保管ください。 キャパシタの漏液、特性の劣化につながります。 使用中に発生する電解液のガスが基板との間に蓄積され、回路パター 酸化銀電池をご使用の際は次のことを必ず守ってください。 警 告 ●火の中に入れたり、加熱、分解しないでください。 てください。 酸化銀電池は乳幼児の手の届かないところに保管してください。 万一、飲み込んだ場合は、直ちに医師に相談してください。 絶縁物などを損傷させたりして、酸化銀電池を発熱、漏液、破裂させ るおそれがあります。 ●（＋）と（－）を針金などで接続したり、またネックレス やヘアピンなどの金属製品と一緒に持ち運んだり、保管し ないでください。 ●酸化銀電池のアルカリ性溶液が目に入ったときは、失明 など障害のおそれがありますので、こすらずにすぐに水 道水などのきれいな水で充分に洗った後、直ちに医師の 治療を受けてください。 ●乳幼児の手の届く所に置かないでください。 ●酸化銀電池のアルカリ性溶液が皮膚や衣服に付着した場合 は、皮膚に障害を起こすおそれがありますので、直ちに水 道水などのきれいな水で洗い流してください。 酸化銀電池がショート状態となり、過大電流が流れたりして、酸化銀 電池を発熱、破裂させるおそれがあります。 酸化銀電池を乳幼児が飲み込むと危険です。 機器を設計する際には、乳幼児が酸化銀電池を取り出せない構造にし 注 意 ●（＋）と（－）を逆にして使用しないでください。 ●本体に直接はんだ付けをしないでください。 ●新しい酸化銀電池と一度使用した古い酸化銀電池、種類の 異なる電池などを混用しないでください。 ●充電しないでください。 ●直射日光の強い所や炎天下の車内などの高温の場所で使 用、放置しないでください。 ●直射日光・高温 ･ 高湿の場所を避けて保管ください。 ●酸化銀電池を水などに濡らさないでください。 ●機器によっては酸化銀電池挿入口付近で機器の金属部と酸化 銀電池の（＋）及び（－）端子部が接触するものがあり、 ショー ■注意事項 ①本カタログ内容は予告なく変更する事があります。 ②本カタログの一部、又は全部を弊社に無断で転載、または複製など他の目 的に使用することは固くお断りします。 ③製品の写真は印刷の為、実物と色彩が異なる場合があります。ご使用の際 は予めご確認をお願いします。 ④本カタログに記載される回路、使用方法は参考情報です。これらに起因す る第三者の権利（知的財産権を含む）侵害あるいは損害の発生に対し、弊 社はいかなる保証を行うものではありません。また本カタログによって第 トさせないように酸化銀電池を機器に挿入してください。 ●酸化銀電池は、使用方法や機器によっては仕様や性能が合 わない場合がありますので、機器の取扱説明書や注意書を よく読んで使用してください。 ●使い切った酸化銀電池はすぐに機器から取り出してくださ い。また酸化銀電池は機器に接続した状態で長時間放置し ないでください。 ●酸化銀電池を廃棄する場合および保存する場合には、テー プなどで絶縁してください。 ●ご不要の酸化銀電池は、お買い求めの販売店へお持ち頂き、備 え付けの「ボタン電池回収缶」に入れてください。 三者または弊社の知的財産権の実施権許諾を行うものではありません。 ⑤本カタログに掲載されている製品が ｢外国為替および外国貿易法｣ に定め る規制貨物（又は役務）に該当する場合は、同法に基づく輸出許可が必要 です。 ⑥本カタログに掲載されている製品は一般民生品です。弊社の書面による許 可なくしては、健康機器、医療機器、防災機器、ガス関連機器、車両機器、 航空機器および車載機器等、人体に影響を及ぼす機器または極めて高い信 頼性が要求される機器には使用することができません。 ・本カタログに記載される各種データ、及び寸法は、特性を保証するものではありませんので、詳細については、弊社までお問い合わせ下さい。 マイクロ電池 2016 マイクロ電池-cover_A4貼り.indd 27 27 2015/12/04 9:15:20 このカタログに記載されている商品を製造している当社マイクロエナジー事業 部門は品質マネジメントシステムの国際規格「ISO 9001」及び環境マネジメン トシステムの国際規格「ISO 14001」の認証を取得しています。 マイクロエナジー事業部 261-8507 千葉県千葉市美浜区中瀬1-8 電話番号：043-211-1735 ファクシミリ：043-211-8034 www.sii-me.com Asia Seiko Instruments (H.K.) Ltd. Seiko Instruments Korea Inc. Seiko Instruments (H.K.) Ltd. - Shenzhen Rep. Office Seiko Instruments Taiwan Inc. 4-5/F, Wyler Centre 2, 200 Tai Lin Pai Rd., Kwai Chung, N.T., Kowloon, Hong Kong Telephone: +852-2494-5111 Facsimile: +852-2480-5479 Email:[email protected] http://www.sih.com.hk Room 2212-15, Office Tower, Shun Hing Square Di Wang Commercial Centre, 5002 Shen Nan Dong Road, Shenzhen, 518008, China Telephone: +86-755-8246-2680 Facsimile: +86-755-8246-5140 ＃507, Korea City Air Terminal Bldg, 22, 87Gil, Teheran-ro, Gangnam-Gu, Seoul, 06164 Korea Telephone: +82-2-565-8006 Facsimile: +82-2-565-8306 http://www.sii.co.kr 12F, No.101, Sec.2, Nanking E. Rd., Taipei 104, Taiwan, R.O.C. Telephone: +886-2-2563-5001 Facsimile: +886-2-2563-5580 Email:[email protected] http://www.sii.com.tw Seiko Instruments (Shanghai) Inc. Room 2701-2703, 27th Floor, Shanghai Plaza, 138 Mid Huaihai Rd., Shanghai 200021, China Telephone: +86-21-6375-6611 Facsimile: +86-21-6375-6727 North/Central/South America Europe Seiko Instruments GmbH Siemensstrasse 9 D-63263 Neu Isenburg, Germany Telephone: +49-6102-297-0 Facsimile: +49-6102-297-50100 Email:[email protected] http://www.seiko-instruments.de Seiko Instruments U.S.A., Inc. 21221 S. Western Ave., Suite 250, Torrance, CA 90501, U.S.A. Telephone: +1-310-517-7802 Facsimile: +1-310-517-7792 Email:[email protected] http://www.sii-me.com お問い合せは このカタログの内容は、製品の改良に伴い、予告なしに変更することがあります。 2015年12月作成 Copyright©2015 Seiko Instruments Inc. All Right Reserved. マイクロ電池-cover_A4貼り.indd 28 No.BAC3015JJ-01C1512 2015/12/04 9:15:22