Japanese User's Manual

ユーザーガイド
重負荷用熱線 CFM 熱式風速計
モデル 407119A
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前書き
Extech 407119A 熱式風速計をご購入頂きありがとうございます。407119A は気流速度と空気の
体積、大気の温度を測定します。本品はグリルや拡散器に簡単に接近できるよう伸縮プローブア
ンテナを使用しています。本測定器を丁寧にご使用頂くことで長年に渡る信頼できる測定をご提
供します。モデル 407119A は下記のリストの特徴があります。
特徴

熱線プローブ(気流速度用)とサーミスタセンサー(温度用)の組み合わせは低気流速度値
でも迅速で正確に測定する。

伸縮アンテナ付きの細いプローブのデザインはグリルと拡散器への簡単な接近を可能にしま
す

気流速度と空気の体積、大気の温度の測定

20 読取という平均特性

ゼロ調整

データ保持と記録、最高/最低値の呼び出しという特徴

自動電源オフ

データ収集の為の別売りのソフトとケーブルを伴う PC インターフェース (RS-232)
応用
環境試験、気流速度、 気流フード、クリーン・ルーム、空気バランス、送風機/モーター/ブロワ
―、加熱炉、スプレー式塗料ブース、その他。
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407119A-ja-JP_V5.5 6/16
仕様
一般仕様
ディスプレイ
二重機能 5 桁の液晶
測定単位
気流速度: m/s, km/h, ft/min, knots, mph;
気流: CMM (m3/min) と CFM (ft3/min);温度: °C と °F
データ保持
ディスプレイ表示した読取の凍結
サンプルレート
ディスプレイの更新速度:1 秒 (約)
センサー
気流速度と温度センサー: サーミスタ型
最高/最低メモリー
最高と最低読取の記録と表示
平均特性
20 読取までの平均
自動電源オフ
15 分後に自動で切れる
データアウトプット
RS-232 PC 16 ビット・データ・ストリーム出力付きシリアル・イ
ンターフェース
操作温度
0 から 50°C (32 から 122°F)
操作湿度
最高 80%相対湿度
電力供給
1.5V 単三電池 4 本 または別売りの AC アダプター
電流
70mA DC (約)
重量 (測定器のみ)
電池が取り付けられた状態で 521g (1.15 lbs.)
寸法
本体: 200.0 x 76.2 x 36.8mm (7.9 x 3.0 x 1.5")
伸縮センサー: 12.7mm (0.5") 頭部直径
センサーの最短状態の長さ: 260mm (8”); 最長状態の長さ: 0.94m
(37”) 1.7m (5.5’) ケーブル付き
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範囲仕様
範囲
レゾリュー
ション
精度 (rdg の)
0.2 – 17.0 m/s
0.1
±(5% + 5 桁)
km/h (時速キロメートル)
0.7 – 61.2 km/h
0.1
±(5% + 20 桁)
ft/min (分速フィート)
40 – 3346 ft/min
1
±(5% + 100 桁)
mph (時速マイル)
0.5 – 38.0 mph
0.1
±(5% + 10 桁)
0.4 から 33.0 knots
0.1
±(5% + 10 桁)
範囲
レゾリュー
ション
エリア範囲
CMM (分ごとの立法メー
ター)
0 – 36,000 m3/min
0.001 から 1
0.001 から 30.0 m2
CFM (分ごとの立方フィ
ート)
0 – 1,271,200 ft3/min
0.01 から
100
0.01 から 322.91ft2
範囲
レゾリュー
ション
精度
0 から 50oC
(32 から 122oF)
0.1oC/F
±2.0oC (3.6oF)
気流速度
m/s (秒速メートル)
knots (時速海里)
気流測定
温度
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測定器記述
1.
ディスプレイ
2.
電源(POWER)ボタン
3.
保持とエスケープ(HOLD/ESC)ボタン
4.
記録と入力(REC/ENTER)ボタン
5.
単位、ゼロ(UNIT, ZERO)と▲上向き矢印ボタン
6.
機能(Function)と▼下向き矢印ボタン
1
7.
平均(AVG)と►右向き矢印ボタン
8.
エリア・セットアップ(AREA SETUP)・ボタン
9.
傾斜スタンド
10.
電池収納箇所 / カバー
11.
三脚架
12.
液晶コントラスト調整つまみ
13.
システム・リセット・スウィッチ
14.
RS-232 アウトプット端子
15.
DC9V 電力アダプター
3
2
4
5
6
7
8
11
9
15 14 13 12
10
5
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操作
初期化とゼロ設定手順(ご使用の前にこれらの手順を踏むこと。)
重要注意事項: 測定器をオンにし正確に稼働させる為に測定器の
測定器の上部
TOP VIEW OF METER
プローブ・ロッキング・スウィッチは(プローブを差し込んだ
状態で)ロックした状態でなければならない。不随の略図また
はスウィッチ操作に関する測定器の上にある略図を参照のこと。
最善の精密さと適切な稼働の為に下記の手順に従わなければな
らない。
1. まずセンサー・ジャックのロックを解除しセンサー・プラグ
を差し込むことによってセンサーを測定器上部のインプッ
ト・ジャックに接続する。プローブを挿入した後、センサ
ー・ジャックをロックする。
LOCKED Position
ロックされた状態
UNLOCKED Position
ロックされていない状態
2. 電源ボタンを押し測定器をオンにする。ディスプレイが 9999 から 0000 までカウントダウンす
る間測定器はセルフテストを行う。
3. 機能ボタンを使って気流速度機能を選ぶ。液晶に気流速度の為に直近に選択された単位が表示
される。
4. 測定の気温単位(C/F)を変更する為に、本取扱説明書で後に述べます高度なプログラミング・モ
ードを使用する。
5. 単位ボタンを短く押し気流速度の単位を変更する。液晶に選択が表示される。
6. センサーのカバーを上に(ゼロ)する。 (下記略図参照)
7. 程好い長さにする為に伸縮検出アンテナを開ける。
8. 測定するエリアにセンサーを置き、気温を安定させるためにしばらくそのままにする。
9. 測定器のディスプレイをゼロにする為にはゼロ・ボタンを 2 度目のビープ音が鳴るまで押し続
ける。
気流速度セ
ンサー
白点
センサー・カバ
ーが上(ゼロ)の
位置
触れてはならない
温度センサー
センサー・カバー
が下 (測定) の位置
測定位置
ゼロの位置
警告! センサー・カバーを外している際にセンサー頭部の中にある気流速度または温度サーミスタ
に触れてはならない。
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気流速度の測定
1. 継続する前に上記の初期化とゼロ設定手順に従うこと。
2. 希望の長さにする為にアンテナを開く。
3. 気流速度センサー・カバーをスライドさせて下ろす。
4. 電源ボタンを押して測定器をオンにする。
5. 気流を測定する為にセンサーを大気
中に置く。センサー頭部の白点の方
向(略図参照)に気流があたるよう
にする。
気流の方向
6. 液晶ディスプレイの気流速度と温度
の読取を見る。大きなメインの液晶ディスプレイは気流速度の読取を表示する。下にある液晶
のサブ・ディスプレイは気温の読取値を左に、測定単位を右に表示する。
7. 測定器をオフにする為には電源ボタンを電源が切れるまで押し続ける。
気流(体積)の測定 (CMM / CFM)
注意: 測定器が気流モードの際は温度は表示されない。
1. 継続する前に上記の初期化とゼロ設定手順に従うこと。
2. 機能ボタンを使って気流モードを選択する。気流モードが選択されると液晶に CMM (分ごとの
立方メートル)または CFM (分ごとの立方フィート)が表示される。
3. 単位(UNIT)ボタンを短く押し希望の気流単位 CMM または CFM を選ぶ。液晶に選択した単
位が表示される。
4. テスト下のダクト或いは通気口エリアを計算する(手助けに本取扱説明書の裏面にある役立つ
平均化と換算の箇所を参照)。必ず通気口やダクトのエリアを平方フィート或いはメートルで
算出する。エリアをインチで算出している場合は測定器にエリア・バリューをプログラミング
する前にインチをフィートに変換しておく。
5. エリア・セット(AREA SET)ボタンを押しエリアを m2 或いは ft2 で入力を開始する。左側の
数字は点滅する。下記の手順に従い問題になっているダクトや通気口のエリアを入力する
►ボタンを使用し桁を選んだり変更したりする。(数字は点滅する。)
▲ボタンを使用し点滅している数字を増やす。
▼ボタンを使用し点滅している数字を減らす。
6. 記録/入力(REC/Enter)ボタンを押しそれからエリア・セット(AREA SET)ボタンで新しい
エリア・バリューを保存する。
7. エリアを入力した後、新しいエリア・バリューが下の液晶の左側に ft2 或いは m2 で表示される。
測定単位が CFM の場合、エリアは平方フィートで表示される。測定単位が CMM の場合、エリ
アは平方メートルで表示される。
8. エスケープ(ESC)ボタンを押しいつでもプログラミングを中断できる。
9. テストするエリアにプローブを置く。メインの液晶の数字は気流を CFM 或いは CMM で示す。
CFM または CMM の読取値が 99999 を超える場合、読取値を計算する為に,表示された X10 mu
乗算機を使う。
10. 測定器を切るには電源(POWER)ボタンを測定器のスウィッチがオフになるまで押し続ける。
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気流モードの平均特性
平均モードでは 20 までの読取を保存し平均化できる。
1. 気流モード(先に記した)では、下部の液晶ディスプレイに AVG アイコンと”ゼロ”が表示され
るまで機能ボタンを短く押す。
2. 平均(AVG)スタートボタンを押し最新の読取を記録する。下部の液晶に‘1’を表示され 1 つの
読取値が保存されたことを示す。
3. 平均(AVG)スタートボタンを押し合計 20 までの測定値を保存する。下部の液晶上の数字は
ユーザーに現在いくつの読取値が平均化されているか知らせる為に平均・スタート(AVG
STAR)ボタンを押すごとに増える。本モード使用中は実際の読取値ではなく平均値のみが表
示されることに注意すること。
4. 保存された読取値の全てを消し(消去し)再度スタートするには平均(AVG)ボタンを測定器
がビープ音を 2 度鳴らすまで押し続ける。カウンターは”0”にリセットされ測定器は次の平
均化を行うようになることに注意すること。
5. 機能ボタンを使い本モードを終了する。
データ保持特性
1. 測定中、保持ボタン(HOLD)を押し読取を凍結する。
2. ディスプレイがデータ保持モードの際には保持(HOLD)インジケーターが液晶に表示される。
3. 再度保持(HOLD)ボタンを押すと通常操作に戻る。
最高(MAX)と最低(MIN)の記録
最高/最低記録の呼び出し特性は測定の途中でユーザーが最高値と最低値を呼び出したり記録したり
することを可能にする。
1. 記録(REC)ボタンを一度押す。ディスプレイに記録インジケーターが表示され、測定器は最
高と最低値を測り続ける。
2. 最高読取値を見るには記録(REC)ボタンを再度押す。液晶ディスプレイに最高読取値と共に
MAX インジケーターが表示される
3. 最低読取値を見るには記録(REC)ボタンをもう一度押す。液晶ディスプレイには最低読取値
と共に MIN インジケーターが表示される
4. 通常操作に戻るには記録(REC)ボタンを三秒ほど(測定器がビープ音を鳴らすまで)押し続
ける。ディスプレイからは REC、MAX、MIN の表示が消える。
注: 自動電源オフは記録モードの際には無効である。
自動電源オフ
電池を長持ちさせる為に測定器は 15 分操作しなければ自動的に電源が切れます。この機能を一時
的に使えなくするには(測定器の電源が循環されるまで)記録(REC)ボタンを押し記録モードに
する。或いは高度なプログラミングのセクション(本取扱説明書で後に記載)を参照し本機能を長
期に使えなくする。
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高度なプログラミングモード
気流速度の操作では測定器がビープ音を鳴らしディスプレイに”1”が表示されまでセットボタン
を押し続ける。そこで高度なプログラミングモードにアクセスすることができる。自動電源オフの
有効/無効と温度単位の選択は高度なプログラミングモードで行う。本モードを終了する際にはエス
ケープ(ESC)ボタンを使用する。
自動電源の有効/無効
高度なプログラミングモードの第一の要因は自動電源オフの有効/無効である。上向きと下向きの矢
印キーを使い希望の数字を選択する。”0”は自動電源オフ機能を無効にする。”1”は自動電源
オフ機能を有効にする。セット(SET)ボタンを短く押し次の要因である温度の単位に移る。
温度単位の選択(C/F)
高度なプログラミングモードの第二の要因は温度単位の選択である。上向きと下向きの矢印を使い
希望の数字を選択する。”0”は‘C’、”1”は‘F’を示す。記録・エンター(Rec/Enter)ボタンを押
し気温単位の選択を確定する。エスケープ(ESC)ボタンを押し高度なプログラミングモードを終
了する。
システムのリセット
測定器のディスプレイが”ロックアップ”(locks up)を表示したりボタンを押しても作動をしな
い場合はシステムのリセットをする。下記の手順を踏んで測定器をリセットする。
1. プローブのロック・スウィッチをオンからオフにし再びオンにする。測定器の電源をオンにす
る。
2. 測定器の電源を入れている際、書類止めクリップの先を使いリセット(RESET)スウィッチ
(側面にある)を押す。
PC インターフェース
407119A は PC へ接続してデータ収集する為に 3.5mm のジャックを(側面に)装備している。測定
器のデータ出力は 16 ビット・データ流である。RS232 の出力ジャック経由で PC にデータを流すに
は 407001 ソフト(www.extech.com で無料でダウンロードできる)と共に別売りの 407001-USB キ
ット(RS232 を USB ケーブルとドライバーCD につなぐ)が必要である。
電池交換
液晶ディスプレイの左下角に電池のマークが現れたら 4 本の単三電池を交換する。
1. 背面をプラスのドライバーで外す。
2. 背面の電池収納箇所を外す。
3. 電池を交換する。
4. 電池保管箇所の蓋をする。
使用済みの電池や充電式電池を家庭ゴミに捨ててはならない。 消費者、ユーザーは使用済み電池を指定の集積所或いは電池を購入した場
所、電池を販売している場所に持ち込むことが義務付けられている。
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役立つ平均化と換算
長方形または正方形ダクトのエリア均衡
高さ (H)
エリア (A) = 幅 (W) x 高さ (H)
幅(W)
円形ダクトのエリア均衡
エリア (A) = π x r2
πの場所= 3.14 と r2 = 半径 x 半径
半径
立方体の均衡
CFM (ft3/min) = 気流速度(ft/分) x エリア (ft2)
CMM (m3/min) = 気流速度 (m/秒) x エリア (m2) x 60
注: 測定はインチで行う
上記のフォームを使う前にフィートかメートルに変換する必要がある。
測定の単位換算表
m/s
ft/分
海里(ノット)
km/時
MPH
1
196.87
1.944
3.6
2.24
0.00508
1
0.00987
0.01829
0.01138
1 海里(ノッ
ト)
0.5144
101.27
1
1.8519
1.1523
1 km/時
0.2778
54.69
0.54
1
0.6222
1 MPH
0.4464
87.89
0.8679
1.6071
1
1 m/s
1 ft/分
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