NJU7602 スタンバイ機能付 スタンバイ機能付き 機能付き 昇圧/フライバック 昇圧 フライバック用 フライバック用 スイッチングレギュレータ IC ■概 要 NJU7602 は、低電圧動作で高速発振できるスイッチングレ ギュレータ用 IC です。出力にトーテムポール出力形式を採用 しており、MOS-FET のドライブが容易です。 またソフトスタート、デットタイムコントロール、タイマー ラッチ短絡保護機能を内蔵しており、外部可変が容易です。 電池アプリケーションや低電圧ロジックから出力電圧生成 用途に最適です。スタンバイ機能を内蔵しており、未使用時の 消費電力を最小限に抑えることができます。 ■外 形 ■特 徴 ●PWM 制御方式 ●スタンバイ機能付き ●低電圧動作 ●広発振周波数 ●最大デューティー比 ●消費電流 ■プロダクトバリエーション NJU7602M 2.2V∼8V 300kHz∼1MHz 90% typ. 動作時 :800µA typ. スタンバイ時:1µA max. ●ソフトスタート機能内蔵 16ms typ. または外部設定 ●デットタイムコントロール機能 ●タイマーラッチ短絡保護機能 ●C-MOS 構造 ●外形 NJU7602M : DMP8 NJU7602RB1 : TVSP8 NJU7602RB1 NJU760x** スタンバイ端子対応 NJU7602 スタンバイ機能 NJU7600 PWM 制御 ** 企画中 ■端子配列 1 8 2 7 3 6 4 5 NJU7602M NJU7602RB1 Ver.2006-07-12 ピン配置 1. V+ 2. FB 3. IN4. SCP 5. DTC 6. RT 7. GND 8. OUT -1- NJU7602 ■ブロック図 V+ FB 0.8V ER・AMP IN1V 0.2V Vref Soft Start UVLO Latch PWM Buffer 2µA SCP OUT SCP OSC 2kΩ 0.74V 0.5V 0.5 1V RT A Standby ON/OFF 1V DTC V+ RT RT GND RP ON/OFF High: ON Low : OFF (Standby) ・ソフトスタート機能は、内蔵しておりますが、DTC端子にコンデンサを接続することにより調整可能です。 充電電流は、0.5/RTとなります。 ・MaxDutyは、90%(@700kHz)に設定されていますが、DTC端子に抵抗を接続することにより、調整可能で す。MaxDutyは、(VDTC−0.2)/0.6となります。 ・短絡保護回路は、タイマラッチ式で保護ディレイ時間は、SCP端子に接続されるコンデンサにより、調整 可能です。また、セットされたラッチ回路は、電源再投入(電源電圧:UVLO検出電圧以下または、RT 端子:開放)とする以外に、SCP端子をGNDレベルまで下げることでも、短絡保護回路をリセットする ことができます。 ・タイミング抵抗(RT)−GND間のMOSFETをOFFすることによって、ICをスタンバイ状態とすることができます。 -2- Ver.2006-07-12 NJU7602 ■絶対最大定格 (Ta=25°C) 項 目 入力電圧 出力電流 記 号 V+ IO 消費電力 PD TOPR TSTG 動作温度範囲 保存温度範囲 定 格 単 位 V mA +9 ±50 DMP8 :300 TVSP8 :320 -40∼+85 -40∼+125 mW °C °C ■推奨動作条件 (Ta=25°C) 項 目 記 号 V+ RT fOSC 電源電圧 タイミング抵抗 発振周波数 最 小 2.2 30 300 標 準 − 47 700 最 大 8 120 1,000 単 位 V kΩ kHz ■電気的特性 (V+=3.3V, RT=47kΩ, Ta=25°C) 項 目 低電圧誤動作防止回路部 ON スレッシホールド電圧 OFF スレッシホールド電圧 ヒステリシス幅 ソフトスタート部 ソフトスタート時間 短絡保護回路部 入力スレッシホールド電圧 充電電流 ラッチモード スレッシホールド電圧 ラッチモード解除 スレッシホールド電圧 発振器部 RT端子電圧 発振周波数 周波数電源電圧変動 周波数温度変動 スタンバイ時 RT 端子抵抗 Ver.2006-07-12 記 号 VT_ON VT_OFF VHYS TSS 条 件 V+= L → H V+= H → L VT_ON → Duty=80% 最小 標準 最大 単位 1.9 1.8 60 2.0 1.9 100 2.1 2.0 – V V mV 8 16 24 ms VT_PC ICHG FB端子 VSCP=0V 0.95 1.5 1.00 2 1.05 2.5 V µA VT_LA SCP端子 0.95 1.00 1.05 V VT_LAOFF SCP端子 0.2 0.45 0.70 V -5% 630 – – – 0.5 700 1 3 2 +5% 770 – – – V kHz % % MΩ VRT fOSC fDV fDT RT_STB V+=2.2V∼8V Ta=-40°C∼+85°C -3- NJU7602 ■電気的特性 (V+=3.3V, RT=47kΩ, Ta=25°C) 項 目 誤差増幅器部 基準電圧 入力バイアス電流 開ループ利得 利得帯域幅積 出力ソース電流 出力シンク電流 記 号 条 件 VB IB AV GB IOM+_1 IOM+_2 IOM- VFB=1V , VIN-=0.9V VFB=1V , VIN-=0.9V , V+=2.2V VFB=1V , VIN-=1.1V 最小 標準 最大 単位 -1.5% -0.1 – – 20 4 0.10 1.00 – 80 1 45 9 0.16 +1.5% 0.1 – – 70 16 0.22 V µA dB MHz mA mA mA 0.16 0.44 85 40 0.22 0.5 90 50 0.28 0.56 95 60 V V % % PWM比較器部 入力スレッシホールド電圧 最大デューティーサイクル 出力部 出力 H 側 ON 抵抗 出力 L 側 ON 抵抗 総合特性 消費電流 スタンバイ時消費電流 -4- VT_0 VT_50 MAXDUTY_1 MAXDUTY_2 Duty=0% Duty=50% VFB=0.9V VFB=0.9V, RDTC=47kΩ ROH ROL IO=-20mA IO=+20mA – – 10 5 20 10 Ω Ω IDD RL=無負荷 RT=Open – – 800 – 1200 1.0 µA µA IDD_STB Ver.2006-07-12 NJU7602 ■アプリケーション回路例 昇圧回路 SBD L + V VOUT CIN R2 NJU7602 C + 1 V OUT 8 2 FB GND 7 CNF COUT FET R1 RP RT RNF 3 IN- RT 6 4 SCP DTC 5 CSCP ON/OFF High : ON Low : OFF (Standby) CS RDTC フライバック回路 V T + SBD VOUT CIN NJU7602 C CNF RNF + FET 1 V OUT 8 2 FB GND 7 3 IN- RT 6 4 SCP DTC 5 COUT R1 RP RT CSCP Ver.2006-07-12 R2 RDTC ON/OFF CS High : ON Low : OFF (Standby) -5- NJU7602 ■特性例 発振周波数対タイミング抵抗特性例 最大デューティーサイクル対発振周波数特性例 o + o (V =3.3V, Ta=25 C) (V+=3.3V, Ta=25 C) 100 95 UTY_1 発振周波数 fOSC (kHz) 最大デューティーサイクル (%) M D 1000 AX 90 100 10 85 80 100 100 タイミング抵抗値 RT (kΩ) デューティーサイクル対RDTC特性例 発振周波数対電源電圧特性例 o o (R =47kΩ, Ta=25 C) デューティーサイクル (%) M D UTY 80 AX 700 680 T 60 40 20 0 0 2 4 6 + 電源電圧 V (V) 8 0 20 40 60 80 100 デットタイムコントロール抵抗 RDTC (kΩ) 10 基準電圧対電源電圧特性例 誤差増幅器部 電圧利得,位相特性例 o (Ta=25 C) 1.002 1 0.998 0.996 -6- (V+=3.3V, Gain=40dB, Ta=25 oC) 60 電圧利得 Av (dB) 基準電圧 VB (V) 1.004 0 2 4 6 + 電源電圧 V (V) 8 10 45 Phase 180 135 Gain 30 90 15 45 0 0.1 1 10 100 1000 周波数 f (kHz) 位相 Φ (deg) 発振周波数 fosc (kHz) 720 660 (V+=3.3V, R =47kΩ, Ta=25 C) 100 T 740 1000 発振周波数 fOSC (kHz) 0 10000 Ver.2006-07-12 NJU7602 ■特性例 スタンバイ時消費電流対電源電圧特性例 o (R =47kΩ, R =無負荷, Ta=25 C) T 消費電流 IDD (µA) 1200 1000 800 600 400 200 0 0 16 2 8 10 出力部 出力H側ON抵抗温度特性例 (Io=-20mA) + V =1.95V 14 出力H側ON抵抗 ROH (Ω) 4 6 + 電源電圧 V (V) 12 10 V+=3.3V 8 6 4 V+=8V 2 0 -50 -25 0 25 50 75 o 周囲温度 Ta ( C) V+=3.3V 10 + V =1.95V 1 -50 Ver.2006-07-12 -25 0 25 50 75 o 周囲温度 Ta ( C) 100 125 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 0 2 4 6 + 電源電圧 V (V) 8 10 出力部 出力L側ON抵抗温度特性例 (Io=+20mA) 12 V+=1.95V 10 8 V+=3.3V 6 4 2 V+=8V -25 0 25 50 75 o 周囲温度 Ta ( C) 100 125 誤差増幅器部 出力シンク電流温度特性例 (VFB=1V, VIN-=1.1V) 0.2 出力シンク電流 IOM- (mA) 出力ソース電流 IOM+ (mA) 誤差増幅器部 出力ソース電流温度特性例 (VFB=1V, VIN-=0.9V) 1000 100 T 0 -50 100 125 V+=8V o (R =Open, Ta=25 C) 14 出力L側ON抵抗 ROL (Ω) 1400 L スタンバイ時消費電流 IDD_STB (nA) 消費電流対電源電圧特性例 0.15 V+=1.95V, 3.3V, 8V 0.1 0.05 0 -50 -25 0 25 50 75 o 周囲温度 Ta ( C) 100 125 -7- NJU7602 ■特性例 ソフトスタート時間温度特性例 基準電圧温度特性例 (V =3.3V) 24 (V+=3.3V) 1.01 22 20 基準電圧 VB (V) ソフトスタート時間 Tss (ms) + 18 16 14 12 1.005 1 0.995 10 8 -50 -25 0 25 50 75 o 周囲温度 Ta ( C) 0.99 -50 100 125 発振周波数温度特性例 -25 0 25 50 75 o 周囲温度 Ta ( C) 最大デューティーサイクル温度特性例 + (V =3.3V, R =47kΩ) 740 90 720 MAX DUTY_1 80 700 70 680 60 660 640 -50 (V+=3.3V) 100 T 最大デューティーサイクル MAXDUTY (%) 発振周波数 fOSC (kHz) 760 100 125 MAX DUTY_2 50 -25 0 25 50 75 o 周囲温度 Ta ( C) 40 -50 100 125 -25 0 25 50 75 o 周囲温度 Ta ( C) 100 125 低電圧誤動作防止回路部温度特性例 スレッシホールド電圧 (V) 2.06 2.02 T_ON 1.98 1.94 V 1.9 1.86 -50 -8- V -25 T_OFF 0 25 50 75 o 周囲温度 Ta ( C) 100 125 Ver.2006-07-12 NJU7602 ■特性例 スタンバイ時消費電流温度特性例 消費電流温度特性例 (V+=3.3V, R =Open) (V =3.3V, R =47kΩ) 消費電流 IDD (µA) 1000 T 800 600 400 200 0 -50 Ver.2006-07-12 -25 0 25 50 75 o 周囲温度 Ta ( C) 100 125 スタンバイ時消費電流 IDD_STB (µA) + T 1 0.8 0.6 0.4 0.2 0 -50 -25 0 25 50 75 o 周囲温度 Ta ( C) 100 125 -9- NJU7602 MEMO <注意事項> このデータブックの掲載内容の正確さには 万全を期しておりますが、掲載内容について 何らかの法的な保証を行うものではありませ ん。とくに応用回路については、製品の代表 的な応用例を説明するためのものです。また、 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