NJU6535 データシート

NJU6535
1/3・1/4 デューティ
キースキャン機能付 LCD ドライバ
概
要
NJU6535 は、セグメントタイプの LCD パネルを 1/3 デ
ューティ、もしくは 1/4 デューティで駆動する LCD ドラ
イバで、最大30key(Scan 出力 6XScan 入力 5)が付加さ
れている為、CPU に対しデータを転送することが可能で
す。
インストラクションによりコモン数、キースキャン数、
汎用ポート数を切り替えることができ、コモンドライバ 3
または 4、セグメントドライバ 42 または 41 で構成され、
1/3 デューティ時、最大 126 セグメント、1/4 デューティ
時、最大 164 セグメントを駆動することが可能です。
4ビットの汎用出力ポート(スタティック駆動)を持ち、
LED 等の点灯が可能です。
インストラクションにより液晶駆動電圧を8段階に調
整する事ができ、液晶のコントラストを任意に変えること
が可能です。
外
形
NJU6535FH1
特 長
徴
LCD 駆動出力数 最大 42
デューティ比をプログラムで選択可能
1/3デューティ選択時 最大 126 セグメント
1/4デューティ選択時 最大 164 セグメント
最大 30 キー入力(Scan 出力 6×Scan 入力 5)ショート防止用ダイオード不要
バイアス比を選択可能 1/2, 1/3 バイアス
汎用出力ポート(LED 駆動可能) 最大 4 本
シリアルインターフェイス (SI, SO, SCL, CS)
インストラクションセット
デューティセレクト、電子ボリュームレジスタセット、パワーセーブモードセット、表示オン/オフ
セグメント出力/キースキャン出力セレクト、セグメント出力/汎用出力セレクト、バイアスセレクト
液晶駆動電圧発生回路内蔵
電子ボリューム機能内蔵(8 ステップ)
動作電圧
ロジック動作電圧
4.5 ~ 5.5V
液晶駆動電圧
∼5.5V
外形
QFP64-H1
CMOS 構造(サブストレート:P)
Ver.2011-09-17
-1-
NJU6535
S4
S3
S2
SEG42/S1
SEG41/S0
SEG40/COM4
COM3
COM2
COM1
SEG39
SEG38
SEG37
SEG36
SEG35
SEG34
SEG33
PIN 配置図
SEG32
SEG31
SEG30
SEG29
SEG28
SEG27
SEG26
SEG25
SEG24
SEG23
SEG22
SEG21
SEG20
SEG19
SEG18
SEG17
SEG37
SEG38
SEG39
SEG40/COM4
SEG41/S0
SEG42/S1
SEG1/P0
SEG2/P1
SEG3/P2
SEG4/P3
COM3
COM1
ブロック図
COM2
SEG1/P0
SEG2/P1
SEG3/P2
SEG4/P3
SEG5
SEG6
SEG7
SEG8
SEG9
SEG10
SEG11
SEG12
SEG13
SEG14
SEG15
SEG16
S5
K0
K1
K2
K3
K4
VDD
V0
V1
V2
VSS
OSC
SO
CE
SCL
SI
VDD
電子 VR
セグメントドライバ
汎用出力ポートドライバ
コモンドライバ
V0
インストラクション
データバッファ
V1
V2
表示データバッファ
インストラクション
デコーダ
VSS
OSC
発振回路
キーデータバッファ
-2-
S2
S3
S4
S5
キースキャンコントローラ
K0
K1
K2
K3
K4
SO
シリアル I/F
SI
Reset
CE
VSS
リセット回路
SCL
VDD
Ver.2011-09-17
NJU6535
端子説明
No.
1
2
3
4
5∼39
40
41
42
43
記 号
SEG1/P0
SEG2/P1
SEG3/P2
SEG4/P3
SEG5∼SEG39
COM1
COM2
COM3
SEG40/COM4
I/O
O
説 明
セグメント出力/汎用出力端子。
インストラクションにより、セグメント出力端子または、汎用出力端子として
使用します。端子の同時使用はできません。
O
O
セグメント出力端子。
コモン出力端子。
O
44
45
SEG41/S0
SEG42/S1
O
46
47
48
49
50∼54
55
56
57
58
59
60
S2∼S5
O
セグメント出力/コモン出力端子。
インストラクションにより、1/3Duty 選択時は、SEG40、1/4Duty 選択時は、COM4
として使用します。端子の同時使用はできません。
セグメント出力/キースキャン用信号出力端子。
インストラクションにより、セグメント出力端子または、キースキャン用信号
出力端子として使用します。(ショート防止用ダイオード不要)
端子の同時使用はできません。
キースキャン用信号出力端子。
キースキャン用信号出力端子として使用します。(ショート防止用ダイオード
不要)
K0∼K4
VDD
V0
V1
V2
VSS
OSC
I
I
I/O
61
62
63
64
SO
CE
SCL
SI
O
I
I
I
Ver.2011-09-17
キースキャン用信号入力端子。(プルダウン抵抗内蔵)
電源及び液晶駆動電源端子。
液晶駆動電源端子。
1/2 バイアスを設定する際は V1-V2 端子間をショートしてください。
GND 端子。
発振端子。
通常はオープンで使用してください。
また、発振周波数を変更する場合は CR を接続してください。
外部発振を入力することも可能です。
データ出力端子
チップイネーブル
シリアルクロック
データ入力端子
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NJU6535
機能説明
(1) ブロック図動作説明
(1-1) シリアル I/F
外部とのシリアルデータ入出力を制御します。
(1-2) インストラクションデータバッファ
外部から入力されたインストラクションデータを保持します。
(1-3) インストラクションデコーダ
インストラクションをデコードし、各ブロックをコントロールします。
(1-4) 表示データバッファ
外部から入力された表示データを保持します。
(1-5) セグメントドライバ/汎用出力ポートドライバ
セグメントドライバは、表示データに基づき、LCD セグメント駆動用の信号を発生します。
汎用出力ポートドライバは、出力データに基づき、出力ポート駆動用の信号を発生します。
(1-6) コモンドライバ
LCD コモン駆動用の信号を発生します。
(1-7) 電子ボリューム
LCD 駆動電圧 V0~V2 の調整を行います。
(1-8) キースキャンコントローラ
外部に接続されたキーSW の読み込みをコントロールします。
(1-9) キーデータバッファ
外部から読み出されるまでキーSW の読み込みデータを保持します。
(1-10) 発振回路
CR 内蔵の発振回路です。LCD 駆動およびキースキャン用のクロックを発生します。
(1-11) リセット回路
電圧検出型のリセット回路です。パワーON 時および電源電圧低下時に内部回路をリセットします。
-4-
Ver.2011-09-17
NJU6535
(2) インストラクション
インストラクションは 12 ビットで構成され、表示データと一緒に書き込みます。(詳細は「データ入力タイミ
ング」を参照) インストラクションの一覧表を表 1 に示します。
表 1. インストラクション一覧表
DY
E0
E1
E2
S0
S1
インストラクション
デューティセレクト
DY
記号
電子ボリュームレジスタセット
E0-E2
パワーセーブモードセット
S0-S1
セグメント出力/キースキャン出力セ K0,K1
レクト
セグメント出力/汎用出力セレクト
P0,P1
表示オン/オフ
SC
バイアスセレクト
DR
Ver.2011-09-17
K0
K1
P0
P1
SC
DR
説明
LCD の駆動デューティを選択するインストラク
ションです。1/3 Duty または 1/4Duty を設定しま
す。
0: 1/3 デューティ
1: 1/4 デューティ
液晶表示のコントラストを調整します。
000 – 111 の 8 段階
LCD を強制消灯し、消費電流を抑えます。
00: 通常動作
01: パワーセーブ 1
10: パワーセーブ 2
11: パワーセーブ 3
ピン番号 No.44∼45 の端子をセグメント出力
または、キースキャン出力に割り当てます。
00: 30 キー
01: 25 キー
1*: 20 キー
注:*は don’t care
ピン番号 No.1∼4 の端子をセグメント出力また
は、汎用出力ポートに割り当てます。
00: 汎用ポート 0 本
01: 汎用ポート 2 本
10: 汎用ポート 3 本
11: 汎用ポート 4 本
液晶表示をオン/オフします。
0: 表示オン
1: 表示オフ
1/3 バイアスまたは 1/2 バイアスを設定しま
す。
0: 1/3 バイアス
1: 1/2 バイアス
*1/2 バイアスを設定する際は V1-V2 端子間をシ
ョートしてください。
-5-
NJU6535
(2-1) インストラクションコード
(a) デューティセレクト
デューティーセレクトは、LCD の駆動デューティを選択するインストラクションで、1/3 Duty または
1/4Duty を設定します。また、ピン番号 No.43 の端子のコモン信号の割り当てが変わります。
No.40∼43 の端子の状態
DY
デューティ
No.40
No.41
No.42
No.43
0
1/3 Duty
COM1
COM2
COM3
SEG40
1
1/4 Duty
COM1
COM2
COM3
COM4
(b)
電子ボリュームレジスタセット
電子ボリュームレジスタセットは、液晶表示のコントラストを調整するもので液晶駆動電圧 VLCD を 8
段階の電圧状態のうちから 1 状態を選ぶことができます。
電子ボリューム機能を使用しない場合は(0,0,0)に設定します。
VLCD
E0
E1
E2
VLCD (VLCD=V0-VSS )
1/2 バイアス
1/3 バイアス
0
0
0
VDD
VDD
大
0
0
1
0.933VDD
0.955VDD
:
0
1
0
0.875VDD
0.913VDD
:
0
1
1
0.824VDD
0.875VDD
:
1
0
0
0.778VDD
0.840VDD
:
1
0
1
0.737VDD
0.808VDD
:
1
1
0
0.700VDD
0.778VDD
:
1
1
1
0.667VDD
0.750VDD
小
(c)
パワーセーブモードセット
パワーセーブモードセットをセットすることにより、LCD を強制消灯し、消費電流を抑えることが可能
です。また、パワーセーブ時のキースキャン用信号出力端子の状態を選ぶことができます。”L”が選択されて
いる端子からはキースキャン信号は出力されません。
No.44∼49 の端子の状態 *1
内蔵
LCD 出力
発振
S0
S1
S2
S3
S4
S5
0
0
H
H
H
H
H
H
通常動作
発振
動作
0
1
L
L
L
L
L
H
パワーセーブ1
停止
表示消灯
1
0
L
L
L
L
H
H
パワーセーブ2
停止
表示消灯
1
1
H
H
H
H
H
H
パワーセーブ3
停止
表示消灯
*1 キースキャンしていないときの状態になります。キースキャン時の状態及びタイミングについては
(6-4)キースキャンタイミングを参照してください。
S0
(d)
S1
機 能
セグメント出力/キースキャン出力セレクト
このインストラクションにより、ピン番号 No.44∼45 の端子をセグメント出力または、キースキャン出
力に割り当てることができます。
No.44∼49 の端子の状態
K0
K1
最大キー入力数
No.44
0
0
1
0
1
*
30 キー
25 キー
20 キー
No.45
No.46
No.47
No.48
No.49
S0
S1
S2
S3
S4
S5
SEG41
S1
S2
S3
S4
S5
SEG41
SEG42
S2
S3
S4
S5
(*:Don’t care)
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Ver.2011-09-17
NJU6535
(e)
セグメント出力/汎用出力セレクト
このインストラクションにより、ピン番号 No.1∼4 の端子をセグメント出力または、汎用出力ポートに
割り当てることができます。
No.1∼4 の端子の状態
P0
P1
ポート出力数
No.1
No.2
No.3
No.4
0
0
SEG1
SEG2
SEG3
SEG4
0本
0
1
P0
P1
SEG3
SEG4
2本
1
0
P0
P1
P2
SEG4
3本
1
1
P0
P1
P2
P3
4本
表示オン/オフ
(f)
このインストラクションにより、液晶表示をオン/オフさせることができます。
SC
機 能
0
表示をオン。
表示をオフ。
1
セグメント端子から非選択波形が出力されます。
コモンの波形は変化しません。
(g)
バイアスセレクト
バイアスセレクトは、LCD の駆動バイアスを選択するインストラクションで、1/3 バイアスまたは 1/2
バイアスを設定します。
DR
機 能
1/3 バイアスに設定します。
0
1/2 バイアスに設定します。
1
*1/2 バイアスを設定する際は V1-V2 端子間をショートしてください。
Ver.2011-09-17
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NJU6535
(3) 転送データと出力ピンの対応
(3-1) 1/3Duty の場合
COM1
出力端子
SEG1
D1
SEG2
D4
SEG3
D7
SEG4
D10
SEG5
D13
SEG6
D16
SEG7
D19
SEG8
D22
SEG9
D25
SEG10
D28
SEG11
D31
SEG12
D34
SEG13
D37
SEG14
D40
SEG15
D43
SEG16
D46
SEG17
D49
SEG18
D52
SEG19
D55
SEG20
D58
SEG21
D61
COM2
D2
D5
D8
D11
D14
D17
D20
D23
D26
D29
D32
D35
D38
D41
D44
D47
D50
D53
D56
D59
D62
COM3
D3
D6
D9
D12
D15
D18
D21
D24
D27
D30
D33
D36
D39
D42
D45
D48
D51
D54
D57
D60
D63
出力端子
SEG22
SEG23
SEG24
SEG25
SEG26
SEG27
SEG28
SEG29
SEG30
SEG31
SEG32
SEG33
SEG34
SEG35
SEG36
SEG37
SEG38
SEG39
SEG40
SEG41
SEG42
COM1
D64
D67
D70
D73
D76
D79
D82
D85
D88
D91
D94
D97
D100
D103
D106
D109
D112
D115
D118
D121
D124
COM2
D65
D68
D71
D74
D77
D80
D83
D86
D89
D92
D95
D98
D101
D104
D107
D110
D113
D116
D119
D122
D125
COM3
D66
D69
D72
D75
D78
D81
D84
D87
D90
D93
D96
D99
D102
D105
D108
D111
D114
D117
D120
D123
D126
汎用出力ポートを選択した場合は下記のデータが割り当てられます。
出力端子
データ
P0
D1
P1
D4
P2
D7
P3
D10
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Ver.2011-09-17
NJU6535
(3-2) 1/4Duty の場合
出力端子
COM1
COM2
COM3
SEG1
D1
D2
D3
SEG2
D5
D6
D7
SEG3
D9
D10
D11
SEG4
D13
D14
D15
SEG5
D17
D18
D19
SEG6
D21
D22
D23
SEG7
D25
D26
D27
SEG8
D29
D30
D31
SEG9
D33
D34
D35
SEG10
D37
D38
D39
SEG11
D41
D42
D43
SEG12
D45
D46
D47
SEG13
D49
D50
D51
SEG14
D53
D54
D55
SEG15
D57
D58
D59
SEG16
D61
D62
D63
SEG17
D65
D66
D67
SEG18
D69
D70
D71
SEG19
D73
D74
D75
SEG20
D77
D78
D79
SEG21
D81
D82
D83
注)SEG40 は COM4 になります。
COM4
D4
D8
D12
D16
D20
D24
D28
D32
D36
D40
D44
D48
D52
D56
D60
D64
D68
D72
D76
D80
D84
出力端子
SEG22
SEG23
SEG24
SEG25
SEG26
SEG27
SEG28
SEG29
SEG30
SEG31
SEG32
SEG33
SEG34
SEG35
SEG36
SEG37
SEG38
SEG39
SEG41
SEG42
COM1
D85
D89
D93
D97
D101
D105
D109
D113
D117
D121
D125
D129
D133
D137
D141
D145
D149
D153
D157
D161
COM2
D86
D90
D94
D98
D102
D106
D110
D114
D118
D122
D126
D130
D134
D138
D142
D146
D150
D154
D158
D162
COM3
D87
D91
D95
D99
D103
D107
D111
D115
D119
D123
D127
D131
D135
D139
D143
D147
D151
D155
D159
D163
COM4
D88
D92
D96
D100
D104
D108
D112
D116
D120
D124
D128
D132
D136
D140
D144
D148
D152
D156
D160
D164
汎用出力ポートを選択した場合は下記のデータが割り当てられます。
出力端子
データ
P0
D1
P1
D5
P2
D9
P3
D13
(3-3) 転送データとセグメント状態
転送データ
セグメント状態
H レベル状態
点灯
L レベル状態
消灯
Ver.2011-09-17
-9-
NJU6535
(4) データ入力タイミング
データのフォーマットは下記のようになります。また、CE 端子の立ち上がり時に、SCL 端子が、”H”
の場合、データ入力になります。
(4-1) 1/3Duty の場合
データ1(D1∼D42、インストラクション)
CE
SCL
SI
D1 D2
D42 DY E0 E1 E2 S0 S1 K0 K1 P0 P1 SC DR 0 0
表示データ
インストラクション
識別データ
SO
データ2(D43∼D84)
CE
SCL
SI
D84 *
D43 D44
表示データ
* * * * * * * * * * * 0 1
ダミーデータ(Don’t Care)×12
識別データ
SO
データ3(D85∼D126)
CE
SCL
SI
D85 D86
表示データ
D126 *
* * * * * * * * * * * 1 0
ダミーデータ(Don’t Care)×12
識別データ
SO
注 1)表示データを 3 回に分けて転送しているため、表示の品位上 30[ms]以内に全ての表示データを転送して下さい。
注 2)データは SCL の立ち上がりエッジで取り込まれます。
注 3)書き込まれたインストラクション及びデータは CE の立ち下がりエッジで変更されます。
注 4)書き込まれたインストラクション及びデータが 56 ビットに満たないときは無効となり取り込みは行われません。
注 5)書き込まれたインストラクション及びデータが 56 ビットを越えた場合には最後の 56 ビットが有効になります。
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Ver.2011-09-17
NJU6535
(4-2) 1/4Duty の場合
データ1(D1∼D44、インストラクション)
CE
SCL
SI
D1 D2
D42 D43 D44 DY E0 E1 E2 S0 S1 K0 K1 P0 P1 SC DR 0
表示データ
インストラクション
0
識別データ
SO
データ2(D45∼D84)
CE
SCL
SI
D45 D46
D84 *
表示データ
* * * * * * * * * * * * * * *
ダミーデータ(Don’t Care)×16
0 1
識別データ
SO
データ3(D85∼D124)
CE
SCL
SI
D124 *
D85 D86
表示データ
* * * * * * * * * * * * * * *
ダミーデータ(Don’t Care)×16
1 0
識別データ
SO
データ4(D125∼D164)
CE
SCL
SI
D125 D126
表示データ
D164 *
* * * * * * * * * * * * * * *
ダミーデータ(Don’t Care)×16
1 1
識別データ
SO
注 1)表示データを 4 回に分けて転送しているため、表示の品位上 30[ms]以内に全ての表示データを転送して下さい。
注 2)データは SCL の立ち上がりエッジで取り込まれます。
注 3)書き込まれたインストラクション及びデータは CE の立ち下がりエッジで変更されます。
注 4)書き込まれたインストラクション及びデータが 58 ビットに満たないときは無効となり取り込みは行われません。
注 5)書き込まれたインストラクション及びデータが 58 ビットを越えた場合には最後の 58 ビットが有効になります。
注 6)1/4Duty で使用するときは、必ず最初にデータ 1 で 1/4Duty(DY=”1”)を設定して転送してください。
Ver.2011-09-17
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NJU6535
(5) パワーセーブモード
パワーセーブモードは、コントロールデータ S0 が ”1” または S1 が ”1” により設定されます。セグメント
およびコモン出力は ”L” が出力され、OSC 端子は発振を停止(キーオン時は発振)し、消費電流が軽減されます。
また、コントロールデータ S0, S1 を “0”にすることにより解除されます。また、出力端子 SEG1/P0∼SEG4/P3
は、コントロールデータ P0, P1 により設定され、パワーセーブモードとは関係なく、汎用出力ポートとして使
用することができます。(インストラクションの説明を参照のこと)
(6) キースキャン回路
キースキャンは最大 6×5 のキーマトリクスに対応しており、30 キーのキー入力に対応します。セグメント
出力/キースキャン出力セレクトインストラクションにより、キーマトリクスのキー数を選ぶことができます。
キースキャンデータの取り込みは 2 回行い、そのデータを比較することでキーが確実に押されているかを判
定し、同じ場合はそのデータを出力します。キーが押されると、キースキャン開始から 577T[s](T=1/fosc)後
に、リクエスト信号として SO 端子が L になります。また、ショートを防止するダイオードが不要な回路構
成になっており、部品点数を減らすことができます。
(6-1) 出力データとキーマトリクスの関係
キーデータとキーマトリクスは下記のように対応し、押されたキーにあたるビットに 1 が入ります。
キー数を20キーに設定した場合、KD1∼KD10 はすべて 0 が入ります。キー数を25キーに設定した
場合、KD1∼KD5 に 0 が入ります。パワーセーブ1 に設定した場合、KD1∼KD25 に 0 が入ります。パワー
セーブ 2 に設定した場合、KD1∼KD20 に 0 が入ります。
キーマトリクスを接続しない端子は、オープンにしてください。
K1
K2
K3
K4
K0
S0
KD1
KD2
KD3
KD4
KD5
S1
KD6
KD7
KD8
KD9
KD10
S2
KD11
KD12
KD13
KD14
KD15
S3
KD16
KD17
KD18
KD19
KD20
S4
KD21
KD22
KD23
KD24
KD25
S5
KD26
KD27
KD28
KD29
KD30
(6-2) データ出力タイミング
データのフォーマットは下記のようになります。また、CE 端子の立ち上がり時に、SCL 端子が、”L”の
場合、データ出力になります。
CE
SCL
SI
SO
*
KD1 KD2
KD29 KD30 PSF
キーデータ
(6-3) パワーセーブフラグ(PSF)
キーデータ読み出し時、KD30 の次にパワーセーブフラグ(PSF)が出力されます。このフラグはキーデ
ータ読み出し時にパワーセーブモードであれば ”1”,通常モードであれば ”0” がセットされます。
- 12 -
Ver.2011-09-17
NJU6535
(6-4) キースキャンタイミング
キースキャン周期は、288T[s]であり、確実なキーのオン/オフを判定するためにキースキャンを2回実
行することでキーデータの一致を検出しています。キーデータが一致した場合には、キーが押されたと判
断し、キースキャン実行開始から 577T[s]後に、CPUに対してキーデータ読み取り要求として、SO 端子
に ”L” が出力されます。SO 端子に ”L” が出力されると、キーデータを読み取るまで次のキースキャンは行われ
ず、データは保持されます。また、キーデータが一致せず、その時点でキーが押されていた場合には、再びキースキ
ャンを実施します。したがって、577T[S]より短いキーのオン/オフは検出できない可能性があるので注意して下さ
い。
キーオン
288T[s]
S0
*1
S1
*1
S2
*1
S3
*1
S4
*1
S5
1
1
*1
2
2
3
*1
3
4
*1
4
5
*1
5
6
*1
6
T
=
1 /
fosc
SO
577T [s]
*1
インストラクションデータ K0、K1 によりセグメント出力とキースキャン信号出力が設定されます。(インストラク
ションの説明を参照のこと)
また、スキャン周期およびキーデータ読み取り要求が出力されるタイミングは S0、S1、K0、K1 の設定に関わ
らず同じになります。
Ver.2011-09-17
- 13 -
NJU6535
①
②
③
④
(6-5) ノーマルモード時
キースキャンは以下の手順で行われます。
通常(キースキャンしていない時)キースキャン用信号出力端子 S0∼S5 は、 “H” に設定されています。キースキャンを
開始するとスキャン信号が出力されます。キースキャン用信号入力端子 K0∼K4 は、内蔵のプルダウン抵抗により ”L” に
なっていますが、キーが押されると” ”H” が入力されます。
いずれかのキーが押されるとキースキャンを開始し、キースキャンを 2 回行います。2 回のデータが一致した場合を確定
とし、キースキャンを停止します。キーデータが確定せず、まだキーが押されている場合は、再度 2 回スキャン
を行います。これをキーデータが確定するまで行います。確定後、CPU がキーデータ読み取りを終了するまで次のス
キャンは行われず、データは保持されます。
キーデータが確定すると、CPU に対してキーデータの読み取り要求として、SO 端子に “L” が出力されます。CPU はこ
の信号を検出したらキーデータを読み取って下さい。SO 端子に “L” が出力されている時に、表示データやインストラク
ションデータの書き込みを行うと、CE 端子が “H” の間は、SO 端子も “H” が出力されます。
CPU が、キーデータ読み取り終了後、キーデータ読み取り要求は解除され、SO 端子に “H” を出力し、新たなキー入力
待ちになります。
SO 端子はオープンドレイン出力なので CPU 電源へのプルアップ抵抗(1kΩ∼10kΩ)が必要です。
多重押しは、キーデータが複数セットされているかで判断します。
ノーマルモード時キースキャン例
T
=
1
/
fosc
キー入力 1
キー入力 2
キースキャン
577T[s]
577T[s]
577T[s]
CE
SCL
データ転送
データ転送
データ転送
SI
SO
キーデータ読み取り
キーデータ
読み取り要求
- 14 -
キーデータ読み取り
キーデータ読み取り
キーデータ
キーデータ
読み取り要求
読み取り要求
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NJU6535
①
②
③
④
(6-6) パワーセーブモード時
キースキャンは以下の手順で行われます。
通常(キースキャンしていない時)キースキャン用信号出力端子 S0∼S5 は、コントロールデータ S0,S1 のデ−タによ
り ”H” ,
”L” に設定されています(インストラクションの説明を参照のこと)。キースキャンを開始するとスキャン信号が出
力されます。キースキャン用信号入力端子 K0∼K4 は、内蔵のプルダウン抵抗により ”L” になっていますが、キーが押さ
れると” ”H” が入力されます。
コントロールデータ S0,S1 により通常 ”H” 設定された S0∼S5 端子ラインと、K0∼K4 の端子ラインが交わるいずれかの
キーが押されると、発振を開始し、キースキャンを 2 回行います。2 回のデータが一致した場合を確定とし、キースキャ
ンを停止し、発振も止まります。キーデータが確定せず、まだキーが押されている場合は、再度 2 回スキャンを
行います。これをキーデータが確定するまで行います。確定後、CPU がキーデータ読み取りを終了するまで次のスキャ
ンは行われず、データは保持されます。
キーデータが確定すると、CPU に対してキーデータの読み取り要求として、SO 端子に “L” が出力されます。CPU はこ
の信号を検出したらキーデータを読み取って下さい。SO 端子に “L” が出力されている時に、表示データやインストラク
ションデータの書き込みを行うと、CE 端子が “H” の間は、SO 端子も “H” が出力されます。
CPU が、キーデータ読み取り終了後、キーデータ読み取り要求は解除され、SO 端子に “H” を出力し、新たなキー入力
待ちになります。ただし、パワーセーブモードの解除は行われません。
また、SO 端子はオープンドレイン出力なので CPU 電源へのプルアップ抵抗(1kΩ∼10kΩ)が必要です。
多重押しは、キーデータが複数セットされているかどうかで判断します。
パワーセーブモード時キースキャン例
例) S0= ”0”, S1= ”1” の時(S5 のみ “H” でパワーセーブ)
S0 “L”
S1 “L”
S2 “L”
S3 “L”
S4 “L”
これらのキーのいずれかが押されると、OSC 端子の
発振を開始しキースキャンを行います。
*1
S5 “H”
K0
K1
K2
K3
K4
*1 このダイオードは、このパワーセーブのモードにおいてキーの多重押しを確実に認識したい場合に付けてください。
キースキャン信号の回り込みによる誤認識を防ぎます。
((6-7)キースキャンの多重押しについて参照)
キー入力
キースキャン
577T[s]
577T[s]
CE
SCL
データ転送
データ転送
データ転送
T
SI
=
1
/
fosc
SO
キーデータ読み取り
キーデータ
読み取り要求
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キーデータ読み取り
キーデータ
読み取り要求
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NJU6535
(6-7) キーの多重押しについて
スキャン信号出力端子 S0~S5 は、多重押し状態でも”H”レベルを保つ構成となっています。そのためショ
ート防止用のダイオード無しでキーの入力を検出することができますが、3 重押し以上の場合には図1の
ようなキーの組み合わせの場合、スキャン信号の回り込みにより押されていないキーが押されたものとし
てキーデータが出力されます。この間違ったデータによる誤認識を防ぐためには、各キーに直列にダイオ
ードを挿入するか、誤認識の可能性があるキーの組み合わせをCPU側のプログラムで排除するなどの対
策が必要になります(例えば 4 キー以上同時に検出した時は無視するなど)。
S0
押されたキー
S1
誤認識されたキー
S2
S3
左図に示す組み合わせで 3 つのキー
が押された場合、S4 端子が”H”になる
と点線の経路で信号が回り込み実際
には押されていない斜線のキーも押
されたと誤認識されます。
S4
S5
K0
K1
K2
K3
K4
図1 多重押しによる誤認識の例
パワーセーブ 1(S0=0,S1=1/S5 ラインのキーのみ有効)、またはパワーセーブ 2(S0=1,S1=0/S4,S5 ライ
ンのキーのみ有効)で多重押しを判別する場合は次の点に注意する必要があります。有効なラインと無効な
ラインにまたがって多重押しが行われた場合、スキャン信号の回り込みにより実際には押されていないキ
ーが押されたと誤認識されますが、無効なラインのキーは読み込まれないため、例えば4キー以上同時に
検出された場合はCPU側で無視するといった方法では誤認識を排除できません(図2)。この場合には図
3のようにダイオードを挿入することで誤認識を防ぐことができます。
S0
S0
S1
S1
S2
無効なキー
S2
S3
S3
S4
S4
S5
誤認識防止用
ダイオード
有効なキー
K0
S5
K1
K2
K3
K4
K0
押されたキー
誤認識されたキー
パワーセーブ1の場合、上図のように押されると S5 ラ
インのキーしか読み込まれない(S4 ラインのキーデー
タは全て”0”になる)ため、誤認識の可能性があるかど
うかソフトウェアでは判別できません。
図 2 パワーセーブ1の時の誤認識例
- 16 -
K1
K2
K3
K4
図 3 誤認識防止用ダイオードの挿入例
Ver.2011-09-17
NJU6535
(6-8) CPU によるキーデータの読み取り方法とその注意点
(a)
表示データの書き込み
表示データおよびインストラクションの変更は CE 端子の立ち下がりエッジで有効になります。データ
を書き込んでも CE 端子が”H”のままでは表示および動作モードの変更は行われません。一画面分の表示デ
ータを 3 回または 4 回に分けて書き込むため、書き込みに要する時間が長いとその間の表示品質に影響が
出る可能性があります。データ 1 からデータ 3(1/4 デューティの時はデータ 1 からデータ 4)を書き込む
順番は任意です。ただし、デューティセレクトは、デフォルトで 1/3 デューティになっています。1/4 デ
ューティで使用するときは必ず電源投入後最初にデータ 1 を書き込んで 1/4 デューティに設定してくださ
い。
(b)
キーデータの読み出し
キーが押されてから SO 端子が”L”になるまでの時間は最短で 577T(t1)、チャタリングによりキーデータ
が確定せず再度スキャンを行った場合は 1200T(t1)となります。(T=1/fosc)。SO 端子が”L”になるとキーデ
ータを読み出すまで次のキースキャンは行われません。従って一度確定したキーデータはその後キーの状
態が変化しても読み出すまで保持されます。SO 端子が”H”のときにキーデータの読み出し操作を行った場
合、キーデータ(KD1~KD30)、パワーセーブフラグ(PSF)とも正しいデータは出力されません。
例)キーデータ読み出し処理例
以下にタイマ割り込みを使用したキー処理例を示します。この例ではタイマ割り込みが発生する毎に
SO 端子をチェックし、SO=”L”ならキーが押されている(キーオン)と判定してキーデータの読み出し処理
を行い、SO=”H”ならすべてのキーが離されている(キーオフ)と判定しています。キーOFF の判定を正しく
行うためにはタイマ割り込み周期を「キースキャンに要する時間(チャタリングがあった場合を考え
1200T(t1))」と「キーデータの読み出しに要する時間(t2)」を加算した時間より大きくする必要があります。
この際 fosc のばらつき等を考慮して余裕を持った周期(t3>t1+t2)を設定してください。
キーデータ読み出しのシーケンス
タイマ割り込
Yes
No
SO=”L”?
キーオン判定
キーオフ判定
キーデータ
読み出し
割り込み終了
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NJU6535
キーデータ読み出しのタイミングチャート
キーオン
キーオフ
キー入力
t1
t2
t1
t2
t1
SO
CE
SCL
t3
t3
t3
t3
割り込み発生
判定
キーオフ
キーオン
キーオフ
t1: キースキャンに要する時間
t2: キーデータ読み出しに要する時間
t3: タイマ割り込み周期
*: t3 > t1 + t2
(7) パワーオンリセット回路による初期設定
NJU6535 は、電源投入時および電源オフ時に自動的に初期設定(リセット)を行います。電源電圧 VDD がパ
ワーダウン検出電圧 VDET(2.5Vtyp)以下になると、内部でリセット信号が発生し、システムにリセットがかかります。
(7-1) パワーオンリセット時の状態
① 発振回路停止
② 表示オフ(ただし、シリアルデータの転送は可能です。
)
③ キースキャン禁止
④ キーバッファ:キーデータを全て ”L” にします。
(7-2) パワーオンリセット時の出力端子の状態
出力端子
SEG1/P0∼SEG4/P3
SEG5∼SEG39
SEG40/COM4
COM1∼COM3
S0/SEG41,S1/SEG42
S2∼S4
S5
SO
リセット状態
L *1
L
L *1
L
L *1
X *2
H
H *3
*1 この出力端子は、強制的にセグメント出力を選択し、”L” に固定されます。
*2 この出力端子は電源投入時、コントロールデータ P0,P1 が転送されるまで不定となります。
*3 この出力端子はオープンドレイン出力なので CPU 電源へのプルアップ抵抗(1kΩ∼10kΩ)が必要であり、
リセット期間中にキーデータの読み取りをしても ”H” 固定となります。
- 18 -
Ver.2011-09-17
NJU6535
(7-3) パワーオンリセット動作
電源投入時において、電源電圧 VDD の立ち上がり時間を1[ms]以上確保すると VDET の出力信号によりシス
テムにリセットがかかります。電源オフ時においても、電源電圧 VDD の立ち下がり時間を1[ms]以上確保する
と、同様に VDET の出力信号によりシステムにリセットがかかります。また、リセットはすべてのシリアルデ
ータ(1/3 デューティの時は表示データ D1∼D126 コントロールデータ, 1/4 デューティの時は表示データ D1
∼D164 コントロールデータ)の転送が完了した時点(すべてのディレクションデータが転送され、最後のディ
レクションデータ転送時のCEの立ち下がり)で解除されます。
t1
VDD
t2
VDET
VDET
電源電圧 VDD の立ち上がり時間 t1≧1[ms]
電源電圧 VDD の立ち下がり時間 t2≧1[ms]
CE
表示コントロールデータ転送
内部データ
不定
確定
システムのリセット期間
この電源条件が満たされない場合は内蔵リセット回路が正しく動作せず初期設定が行われません。電源ラインにコ
ンデンサを付加し、電源投入時の電源電圧 VDD の立ち上がり時間、電源オフ時の電源電圧 VDD の立ち下がり時間を
1[ms]以上確保するようにしてください。
Ver.2011-09-17
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NJU6535
(8) 液晶表示関係
(8-1) 液晶駆動電圧発生回路
液晶駆動に必要な電圧 V0,V1,V2 は液晶電源端子 VDD 端子より入力された電圧を、IC 内部で 8 段階の
電子ボリュームにより調整し、抵抗分割することにより発生させた後、液晶駆動回路に供給されます。下
図に示すように VDD,V0,V1,V2 には、電圧安定用キャパシタを接続する必要があります。各キャパシタ
は液晶パネルの表示容量に合わせ、実際に液晶表示させて定数を決定する必要があります。
NJU6535 内部
VDD
電子ボリューム(8 ステップ゚)
10kΩ(typ.)
V0
10kΩ(typ.)
V1
10kΩ(typ.)
V2
+
+
+
VLCD
+
10kΩ(typ.)
VSS
電子ボリュームを使わない時は VDD と V0 をショートして下さい。1/2 バイアスで使用する時は V1 と V2 をシ
ョートして下さい。
LCD パネルの最適 VLCD 電圧は、電子ボリュームのセンター値にあたる電圧にするとコントラストを上下に変える
ことができます。
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Ver.2011-09-17
NJU6535
絶対最大定格
項
目
電源電圧
Ta=25℃
記号
条
件
VDDmax VDD 端子、Ta=25℃
定
格
単位
-0.3∼+6.0
V
入力端子電圧
VI
OSC, K0∼K4, V0∼V2 ,
CE, SCL, SI 端子、Ta=25℃
-0.3∼VDD+0.3
V
出力端子電圧
VO
SO,OSC, SEG1∼SEG42,
COM1∼COM4, S0∼S5, P0∼P3、
Ta=25℃
-0.3∼VDD+0.3
V
許容消費電力
保存温度
動作温度
Pdmax
Tstg
Topr
300
-55∼+125
-40∼+85
mW
℃
℃
Ta=85℃
―
―
(注 1): 電圧は全て VSS=0V を基準とした値です。
(注 2): 絶対最大定格を超えて LSI を使用した場合、LSI の永久破壊となることがあります。 また、通常動作で
は電気的特性の条件で使用することが望ましく、この条件を超えると LSI の誤動作の原因になると共に、
LSI の信頼性に悪影響を及ぼすことがあります。
(注 3): 安定して動作させるために、VDD-VSS 間にデカップリングコンデンサを挿入してください。
Ver.2011-09-17
- 21 -
NJU6535
電気的特性
DC特性
VDD=5V±10%、Ta= - 40∼85℃(特に指定の無い限りこの条件に適用)
項
目
電源電圧
入力”H”レベル電圧(1)
入力”H”レベル電圧(2)
入力”L”レベル電圧(1)
ヒステリシス電圧
記号
VDD
VIH(1)
VIH(2)
VIL(1)
VH
入力”H”レベル電流
I
IH
入力”L”レベル電流
I
IL
プルダウン抵抗
RPD
出力”H”レベル電圧(1)
VOH(1)
出力”H”レベル電圧(2)
VOH(2)
出力”H”レベル電圧(3)
VOH(3)
出力”H”レベル電圧(4)
VOH(4)
出力”L”レベル電圧(1)
VOL(1)
出力”L”レベル電圧(2)
VOL(2)
出力”L”レベル電圧(3)
VOL(3)
出力”L”レベル電圧(4)
VOL(4)
出力”L”レベル電圧(5)
VOL(5)
COM中間レベル電圧
1
/2
COM中間レベル電圧
1
/3
COM中間レベル電圧
2
/3
VMC1/2
SEG中間レベル電圧1/3
VMS1/3
SEG中間レベル電圧2/3
VMS2/3
発振周波数
ブリーダ抵抗値
電子ボリューム抵抗値
パワーダウン検出電圧
fosc
RB
REVR
VDET
VMC1/3
VMC2/3
IDD1
条
件
K0∼K4
SCL,SI ,CE
K0∼K4,SCL,SI,CE
SCL,SI ,CE
SCL,SI ,CE
VI = VDD
SCL,SI,K0∼K4,CE
VI = 0V
K0∼K4
VDD=5.0V
S0∼S5
Io = -500uA
P1∼P4
Io = -10mA
SEG1∼SEG42
Io = -20uA
COM1∼COM4
Io = -100uA
S0∼S5
Io = 25uA
P1∼P4
Io = 10mA
SEG1∼SEG42
Io = 20uA
COM1∼COM4
Io = 100uA
SO
Io = 1mA
COM1∼COM4
Io =±100uA
COM1∼COM4
Io =±100uA
COM1∼COM4
Io =±100uA
SEG1∼SEG42
Io =±20uA
SEG1∼SEG42
Io =±20uA
Ta=25℃
V0-VSS間, Ta=25℃
VDD-V0間, Ta=25℃
MIN
TYP
MAX
単位
4.5
0.6VDD
0.8VDD
0
0.3
5.0
5.5
VDD
VDD
0.2VDD
V
V
V
V
V
5.0
uA
-5.0
- 22 -
IDD2
uA
50
100
250
kΩ
VDD-1.2
VDD-0.5
VDD-0.2
V
VDD-1.0
V
V0-1.0
V
1
V0-1.0
V
1
0.2
1.5
V
1.0
V
1.0
V
1
1.0
V
1
0.5
0.5
V
V1-1.0
V1+1.0
V
1
V2-1.0
V2+1.0
V
1
V1-1.0
V1+1.0
V
1
V2-1.0
V2+1.0
V
1
V1-1.0
V1+1.0
V
1
51
3.3
KHz
kΩ
kΩ
V
100
uA
250
500
uA
200
400
uA
0.1
25
1.7
38
30
10
2.5
パワーセーブモード
VDD=5.5V 、 出 力 オ ー プ
ン、1/2 バイアス
VDD=5.5V 、 出 力 オ ー プ
IDD3
ン、1/3 バイアス
注 1)内蔵ブリーダ抵抗及び電子ボリュームによる電圧降下は含まれません。
消費電流
0.25VDD
注
Ver.2011-09-17
NJU6535
AC特性
VDD=5V±10%、Ta= - 40∼85℃(特に指定の無い限りこの条件に適用)
項
目
記号
条
件
MIN
TYP
MAX
単位
“L”レベルクロックパルス幅
tWCLL
SCL
160
ns
“H”レベルクロックパルス幅
tWCLH
SCL
160
ns
データセットアップ時間
tDS
SCL,SI / SO
160
ns
データホールド時間
tDH
SCL,SI / SO
160
ns
CE ウェイト時間
tCP
CE,SCL
160
ns
CE セットアップ時間
tCS
CE,SCL
160
ns
CE ホールド時間
tCH
CE,SCL
160
ns
CE ”L”レベル幅
tWCL
CE
160
ns
SO 出力ディレイ時間
tDC
SO 立ち上がり時間
tDR
立ち上がり時間
立ち下がり時間
SO,Rpu=4.7kΩ,
CL=10pF
SO,Rpu=4.7kΩ,
CL=10pF
1.5
μs
1.5
μs
tr
160
ns
tf
160
ns
SO 端子は、オープンドレイン出力のためプルアップ抵抗 Rpu および CL の値により変化します。
(1)データ入力の場合
CE
tWCLL
tWCLH
tCH
tWCL
SCL
tCP tCS
SI
tf
D0
tr
D1
tDS
tDH
tCP tCS tWCLH
tWCLL
SO
(2)データ出力(キーデータ読み出し)の場合
CE
tCH
SCL
tr
tf
SI
tDC
SO
Ver.2011-09-17
tDR
D0
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NJU6535
LCD 駆動波形例
(1) 1/3 デューティ,1/2 バイアス点灯方式
fosc/384 (Hz)
COM1
V0
V1,V2
VSS
COM2
V0
V1,V2
VSS
COM3
V0
V1,V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメント
が全て消灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM1 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM2 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM1,2 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM3 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM1,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
V0
V1,V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメントが
全て点灯する場合の SEG 出力
1/3 デューティ,1/2 バイアス波形
- 24 -
Ver.2011-09-17
NJU6535
(2) 1/3 デューティ,1/3 バイアス点灯方式
fosc/384 (Hz)
COM1
V0
V1
V2
VSS
COM2
V0
V1
V2
VSS
COM3
V0
V1
V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメント
が全て消灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
V0
V1
V2
VSS
COM1 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM2 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM1,2 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM3 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM1,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメント
が全て点灯する場合の SEG 出力
1/3 デューティ,1/3 バイアス波形
Ver.2011-09-17
- 25 -
NJU6535
(3) 1/4 デューティ,1/2 バイアス点灯方式
fosc/384 (Hz)
COM1
V0
V1,V2
VSS
COM2
V0
V1,V2
VSS
COM3
V0
V1,V2
VSS
COM4
V0
V1,V2
VSS
V0
V1,V2
VSS
COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント
が全て消灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM1 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM2 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM1,2 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM3 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM1,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM4 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM2,4 に対する LCD セグメントが
点灯する場合の SEG 出力
V0
V1,V2
VSS
COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント
が全て点灯する場合の SEG 出力
1/4 デューティ,1/2 バイアス波形
- 26 -
Ver.2011-09-17
NJU6535
(4) 1/4 デューティ,1/3 バイアス点灯方式
fosc/384
(Hz)
COM1
V0
V1
V2
VSS
COM2
V0
V1
V2
VSS
COM3
V0
V1
V2
VSS
COM4
V0
V1
V2
VSS
V0
V1
V2
VSS
COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント
が全て消灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM1 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM2 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM1,2 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM3 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM1,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM4 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM2,4 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
V0
V1
V2
VSS
COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント
が全て点灯する場合の SEG 出力
1/4 デューティ,1/3 バイアス波形
Ver.2011-09-17
- 27 -
NJU6535
応用回路
応用回路例1
•
1/3 デューティ,1/2 バイアス(電子ボリュームを使用しない時)
P3
P2
P1
P0
OSC
CE
SC
SI
SO
CPU
*2
VDD
VDD
V0
V1
V2
*1
*3
VSS
NJU6535
VSS
汎用出力ポート *4
COM1
COM2
COM3
COM1
COM2
COM3
LCD パネル
SEG1
最大
SEG2
SEG3 126 セグメント
SEG4
SEG5
:
:
SEG40
SEG41
SEG42
SEG1/P0
SEG2/P1
SEG3/P2
SEG4/P3
SEG5
:
:
SEG40
SEG41/S0
SEG42/S1
S2
S3
S4
S5
K0
K1
K2
K3
K4
5×6キーマトリクス *4
*1 電圧検出型リセット回路によるシステムのリセットを行っているため、電源ラインにコンデンサを付加し、電源投入時
の電源電圧 VDD の立ち上り時間、電源オフ時の電源電圧 VDD の立ち下り時間を1[ms]以上確保して下さい。
*2 SO は、オープンドレイン出力なので CPU 電源へのプルアップ抵抗が必要です。また、このときの抵抗値は外部の配線
容量により、適当に(1kΩ∼10kΩ)選んで、波形がくずれないようにして下さい。
*3 表示品質によりコンデンサを接続してください。C≧0.047μF
*4 汎用出力ポート(P0∼P3)及び、キースキャン用信号出力端子(S0,S1)は、セグメント出力端子との切替端子です。
端子の同時使用はできません。必ずどちらかの機能に限定してください。
•
応用回路例2
P3
P2
P1
P0
1/3デューティ,1/3バイアス(電子ボリュームを使用する時)
汎用出力ポート *4
OSC
CE
SC
SI
SO
CPU
*2
VDD
V0
V1
V2
VDD
*1
*3
*3
NJU6535
*3
VSS
VSS
COM1
COM2
COM3
SEG1/P0
SEG2/P1
SEG3/P2
SEG4/P3
SEG5
:
:
SEG40
SEG41/S0
SEG42/S1
COM1
COM2
COM3
LCD パネル
SEG1
最大
SEG2
SEG3 126 セグメント
SEG4
SEG5
:
:
SEG40
SEG41
SEG42
S2
S3
S4
S5
K0
K1
K2
K3
K4
5×6キーマトリクス *4
- 28 -
Ver.2011-09-17
NJU6535
*1 電圧検出型リセット回路によるシステムのリセットを行っているため、電源ラインにコンデンサを付加し、電源投入時
の電源電圧 VDD の立ち上り時間、電源オフ時の電源電圧 VDD の立ち下り時間を1[ms]以上確保して下さい。
*2 SO は、オープンドレイン出力なので CPU 電源へのプルアップ抵抗が必要です。また、このときの抵抗値は外部の配線
容量により、適当に(1kΩ∼10kΩ)選んで、波形がくずれないようにして下さい。
*3 表示品質によりコンデンサを接続してください。C≧0.047μF
*4 汎用出力ポート(P0∼P3)及び、キースキャン用信号出力端子(S0,S1)は、セグメント出力端子との切替端子です。
端子の同時使用はできません。必ずどちらかの機能に限定してください。
応用回路例3
1/4デューティ,1/3バイアス(電子ボリュームを使用する時)
•
P3
P2
P1
P0
OSC
CE
SC
SI
SO
CPU
*2
VDD
*1
*3
*3
*3
VSS
VDD
V0
V1
V2
NJU6535
VSS
COM1
COM2
COM3
SEG40/COM4
SEG1/P0
SEG2/P1
SEG3/P2
SEG4/P3
SEG5
:
:
SEG39
SEG41/S0
SEG42/S1
汎用出力ポート
*4
COM1
COM2
COM3
COM4
LCD パネル
SEG1
SEG2 最大
SEG3 164 セグメント
SEG4
SEG5
:
:
SEG39
SEG41
SEG42
S2
S3
S4
S5
K0
K1
K2
K3
K4
5×6キーマトリクス *4
*1 電圧検出型リセット回路によるシステムのリセットを行っているため、電源ラインにコンデンサを付加し、電源投入時
の電源電圧 VDD の立ち上り時間、電源オフ時の電源電圧 VDD の立ち下り時間を1[ms]以上確保して下さい。
*2 SO は、オープンドレイン出力なので CPU 電源へのプルアップ抵抗が必要です。また、このときの抵抗値は外部の配線
容量により、適当に(1kΩ∼10kΩ)選んで、波形がくずれないようにして下さい。
*3 表示品質によりコンデンサを接続してください。C≧0.047μF
*4 汎用出力ポート(P0∼P3)及び、キースキャン用信号出力端子(S0,S1)は、セグメント出力端子との切替端子です。
端子の同時使用はできません。必ずどちらかの機能に限定してください。
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ん。とくに応用回路については、製品の代表
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必ず事前に当社営業窓口までご相談願います。
Ver.2011-09-17
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