NJU6532

NJU6532
暫定資料
1/3, 1/4 デューティ LCD ドライバ
概
要
外
NJU6532 は、
セグメントタイプの LCD を 1/3 デューティ、
もしくは 1/4 デューティで駆動する LCD ドライバです。
コモンドライバ及びセグメントドライバは、4 ドライバ
及び 32 ドライバで構成され、1/3 デューティ時
最大 96 セグメント、1/4 デューティ時最大 128 セグメント
を駆動することができます。
NJU6532 は、シリアルデータ転送を用いたマイコン制御
で使用が可能なため、LCD 表示を持つアプリケーションに
幅広く使用可能です。
形
NJU6532V
NJU6532FR3
特 長
徴
LCD 駆動出力
最大 32 本 (SSOP-44 は、28 本)(4 本汎用ポートとの兼用端子)
デューティ比をプログラムで選択可能
1/3 デューティ選択時 最大 96 セグメント駆動(SSOP-44 は、84 セグメント駆動)
1/4 デューティ選択時 最大 128 セグメント駆動(SSOP-44 は、112 セグメント駆動)
バイアス比選択可能
1/2, 1/3 バイアス
シリアルデータ転送
(シフトクロック 2MHz Max.)
発振回路内蔵
(抵抗外付け CR 発振, 外部発振入力)
表示消灯機能
(INHb 端子)
電源電圧
2.7~5.5V
液晶駆動電圧
VDD~8.0V
CMOS 構造
(P-Sub)
外形
LQFP48-R3、SSOP-44
ブロック図
SSOP-44 は無し
COM1
COM4 SEG1
SEG24 SEG25
SEG28
SEG29
SEG32/P4
VDD
VLCD
コモン
ドライバ
セグメントドライバ/汎用出力ポートドライバ
V1
V2
VSS
ラッチ回路
INHb
OSC1
発振回路
表示レジスタ
OSC2
CSb
デコーダ
SCK
コマンドレジスタ
SI
RSTb
Ver.2013-01-23
-1-
-2-
SEG23
SEG24
SEG21
SEG22
SEG20
3
4
5
COM3
COM4
45
46
16
15
SEG12
SEG11
OSC1
OSC2
47
48
14
13
SEG10
SEG9
11
12
SCK
VDD
SEG7
SEG8
18
17
10
8
9
SI
43
44
SEG6
SEG5
SEG4
SEG3
6
7
2
COM2
SEG1
SEG2
1
COM1
37
24
SEG20
V1
38
23
SEG19
V2
39
22
SEG18
VSS
40
21
SEG17
INHb
41
42
20
19
SEG16
SEG29/P1
SEG30/P2
SEG31/P3
SEG32/P4
VLCD
V1
V2
INHb
VSS
RSTb
CSb
SI
SCK
VDD
OSC1
OSC2
COM1
COM2
VLCD
NJU6532
SEG19
SEG18
SEG17
SEG16
SEG15
SEG14
SEG13
SEG12
SEG11
SEG10
SEG9
SEG8
COM3
COM4
SEG1
SEG2
RSTb
CSb
SEG7
SEG6
SEG5
SEG4
SEG3
SEG32/P4
SEG31/P3
SEG30/P2
SEG29/P1
SEG28
SEG27
SEG26
SEG25
SEG24
SEG23
SEG22
SEG21
36
35
34
33
32
31
30
29
28
27
26
25
NJU6532
端子配置
暫定資料
< LQFP48-R3>
SEG15
SEG14
SEG13
<SSOP-44>
44
23
NJU6532
1
22
Ver.2013-01-23
NJU6532
暫定資料
端子説明
No.
LQFP48-R3
SSOP44
端子名
46
36
VDD
37
27
VLCD
38,
39
28
29
V1,
V2
40
30
VSS
41
31
INHb
42
32
RSTb
43
33
CSb
44
45
34
35
SI
SCK
47
48
37
38
OSC1,
OSC2
1~4
39~42
5~28
43~44
1~22
29~32
−
COM1 ~
COM4
SEG1 ~
SEG24
SEG25 ~
SEG28
機 能
電源端子
VDD =3V/5V
液晶駆動用電源端子
VLCD ≥ V1 ≥ V2 ≥ VSS, VLCD ≥ VDD
バイアス端子
1/3 バイアスを設定する際は V1、V2 端子はオープンにして下さい。
1/2 バイアスを設定する際は V1- V2 端子間をショートして下さい。
GND 端子
VSS =0V
表示消灯入力端子 *
"H":表示点灯 / "L":表示消灯
SEG29/P1 ~ SEG32 /P4 が汎用出力ポートドライバに選択されて
いる時、この
端子に"L"を入力しても汎用出力ポートの状態は保持されます。
リセット入力端子
“L"でコマンドレジスタ、表示レジスタ、出力先アドレスカウンタ
の内容を
リセットします。
チップセレクト入力端子
"L"でデータが書き込まれます。
シリアルデータ入力端子
シリアルクロック入力端子
CR 発振用抵抗接続端子、または外部クロック入力端子
外部クロックを使用する場合は、OSC1 端子に入力し、OSC2 はオ
ープン
にしてご使用下さい。
コモン出力ドライバ端子
セグメント出力ドライバ端子
セグメント出力ドライバ端子
セグメント出力ドライバ/汎用出力ポートドライバ兼用端子
インストラクションにより、セグメント出力ドライバ端子または、汎
SEG29/P1 ~ 用出力ポートドライバ端子として使用できます。
33~36
23~26
SEG32 /P4 汎用出力ポートドライバ端子選択時の制御は、COM1 の汎用出力ポー
トに対応した SEG29~32 のレジスタで行います。
なお、汎用出力ポートドライバ出力レベルは"H"=VDD, "L"=VSS で動作
します。
* INHb 端子の詳細な機能に関しては、
「7 機能説明 (5) 表示消灯機能(INHb 端子)」を参照してください。
Ver.2013-01-23
-3-
NJU6532
暫定資料
機能説明
(1)各ブロック機能
(1-1)発振回路
内蔵されたコンデンサと外付け抵抗により発振します。 これにより、LCD 駆動に必要なクロックを
発生します。なお、外部クロックを使用する場合は、OSC1 端子に入力し、OSC2 はオープンにしてご使
用下さい。
(1-2)デコーダ
入力されたシリアルデータをデコードします。
(1-3)コマンドレジスタ
制御用コマンドデータが書き込まれる 5 ビットのレジスタです。 このレジスタの内容によって
NJU6532 の制御を行います。
(1-4)表示レジスタ
表示用データが書き込まれる 32 ビットのレジスタです。
(1-5)ラッチ回路
表示レジスタに格納されたデータを指定した表示位置に割り振り、ラッチします。
(1-6)セグメントドライバ / 汎用ポート
セグメントドライバは、表示データに基づき、LCD セグメント駆動用の信号を発生します。
なお、SEG29/P1 ~ SEG32/P4 端子は、コマンドでセグメントドライバと汎用ポートの切替が可能です。
(1-7)コモンドライバ
コモンドライバは、LCD コモン駆動用の信号を発生します。
(1-8)リセット回路
RSTb 端子を L にすることによって、初期設定(リセット)を行います。
(2)シリアルデータ転送
CPU とのインターフェイスは、クロック同期方式によるシリアルデータ転送により行われます。 入力されるシ
リアルデータは、チップセレクト(CSb)が立ち下がっている状態で有効となり、シリアルクロック(SCK)の立ち上
がりで書き込まれます。CSb の立ち上がりでデータが確定します。
チップセレクト立ち下がり後の先頭 8 ビットで、コマンドデータかアドレスデータかを判断します。アドレス
データの場合、チップセレクトを立ち下げたまま連続して表示データとして認識します。
-4-
Ver.2013-01-23
NJU6532
暫定資料
(3)コマンドレジスタ
コマンドレジスタは、デューティ選択、バイアス比選択、セグメント/汎用ポート選択の設定を行います。
第 1 ワードで転送されるデータの(D0、D1、D2)が(1、0、0)の時、その転送データの D3∼D7 は
コマンドデータとして認識されます。
コマンドレジスタの内容は、リセット信号入力時にデフォルトとして下記の様に設定されます。
コマンドレジスタデフォルト設定値
• デューティ比選択
: 1/4 デューティ
• バイアス比選択
: 1/3 バイアス
• セグメント/汎用ポート出力選択 : セグメント出力(SEG32, SEG31, SEG30, SEG29)
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
1
0
0
DS
BS
TSEL2
TSEL1
TSEL0
判定データ
*)
デューティ比
選択
バイアス比
選択
セグメント/汎用ポート
選択
DS
デューティ比
0
1/4
1
1/3
表示の途中でデューティ比の切り替えは行わないで下さい。
BS
0
1
バイアス比
1/3
1/2
TSEL2 TSEL1 TSEL0 SEG29/P1 SEG30/P2 SEG31/P3 SEG32/P4
0
0
0
SEG29
SEG30
SEG31
SEG32
0
0
1
SEG29
SEG30
SEG31
P4
0
1
0
SEG29
SEG30
P3
P4
0
1
1
SEG29
P2
P3
P4
1
0
0
P1
P2
P3
P4
**) (1, 0, 1)、(1, 1, 0)、(1, 1, 1)に設定した場合、(0, 0, 0)同様に全てセグメントに選択されます。
データ入力タイミング
CSb
SCK
SI
1
0
0
DS
BS
D0
D1
D2
D3
D4
TSEL2 TSEL1
D5
D6
TSEL0
D7
判定データ
Ver.2013-01-23
-5-
NJU6532
暫定資料
(4)シフトレジスタ選択
出力先アドレスカウンタは、CPU からシリアル転送される表示データの、出力先アドレスを指定します。
先頭の 8 ビットのうち(D0、D1、D2、D3、D6、D7)が(0、1、1、1、0、0)の時、 (D4, D5)をコモン出力先ア
ドレスデータとして認識します。 続く D8∼D39 は、D4,D5 で指定した出力先への表示データとして認識しま
す。
アドレスデータ
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
0
1
1
1
C1
C0
0
0
判定
データ
コモン出力
アドレス
判定
データ
表 1. 出力先アドレスと出力端子(COM, SEG)の関係
C1 C0
0
対応セグメント
D8
D9
D10
D11
D12
D13
D14
D15
SEG1
SEG2
SEG3
SEG4
SEG5
SEG6
SEG7
SEG8
D16
D17
D18
D19
D20
D21
D22
D23
SEG9 SEG10 SEG11 SEG12 SEG13 SEG14 SEG15 SEG16
D24
D25
D26
D27
D28
D29
D30
D31
SEG17 SEG18 SEG19 SEG20 SEG21 SEG22 SEG23 SEG24
D32
D33
D34
D35
D36
D37
D38
D39
SEG25 SEG26 SEG27 SEG28 SEG29 SEG30 SEG31 SEG32
0
1 COM2
D8
D9
D10
D11
D12
D13
D14
D15
SEG1
SEG2
SEG3
SEG4
SEG5
SEG6
SEG7
SEG8
D16
D17
D18
D19
D20
D21
D22
D23
SEG9 SEG10 SEG11 SEG12 SEG13 SEG14 SEG15 SEG16
D24
D25
D26
D27
D28
D29
D30
D31
SEG17 SEG18 SEG19 SEG20 SEG21 SEG22 SEG23 SEG24
D32
D33
D34
D35
D36
D37
D38
D39
SEG25 SEG26 SEG27 SEG28 SEG29 SEG30 SEG31 SEG32
1
0 COM3
D8
D9
D10
D11
D12
D13
D14
D15
SEG1
SEG2
SEG3
SEG4
SEG5
SEG6
SEG7
SEG8
D16
D17
D18
D19
D20
D21
D22
D23
SEG9 SEG10 SEG11 SEG12 SEG13 SEG14 SEG15 SEG16
D24
D25
D26
D27
D28
D29
D30
D31
SEG17 SEG18 SEG19 SEG20 SEG21 SEG22 SEG23 SEG24
D32
D33
D34
D35
D36
D37
D38
D39
SEG25 SEG26 SEG27 SEG28 SEG29 SEG30 SEG31 SEG32
1
1 COM4
D8
D9
D10
D11
D12
D13
D14
D15
SEG1
SEG2
SEG3
SEG4
SEG5
SEG6
SEG7
SEG8
D16
D17
D18
D19
D20
D21
D22
D23
SEG9 SEG10 SEG11 SEG12 SEG13 SEG14 SEG15 SEG16
D24
D25
D26
D27
D28
D29
D30
D31
SEG17 SEG18 SEG19 SEG20 SEG21 SEG22 SEG23 SEG24
D32
D33
D34
D35
D36
D37
D38
D39
SEG25 SEG26 SEG27 SEG28 SEG29 SEG30 SEG31 SEG32
※ コマンドレジスタで汎用ポートが選択されている場合(C1, C0)=(0, 0)の D36~D39 で、それぞれ(SEG29,
SEG30, SEG31, SEG32)=(P1, P2, P3, P4)が対応するアドレスとなります。
※ SEG29∼32 が汎用ポートに指定されている場合は COM2∼4 の SEG29∼32 には、表示データを設定し
ても無視されます。
※ 1/3 デューティの時、(C1, C0)=(1,1)を設定しないでください。
設定した場合、表示には反映されません。
-6-
0
対応
コモン
COM1
Ver.2013-01-23
NJU6532
暫定資料
データ入力タイミング
データのフォーマットは下記のようになります。アドレスデータは D0 から 8 ビット入力し、シフトレジス
タを選択したあと、表示データを書き込みます。(SSOP-44 では D32∼D35 は表示されませんが、データ入力
は必要です。
)
COM1 表示データ
CSb
SCK
D7
D0
D8 9 10 11 12 13 14 15
0 1 1 1 0 0 0 0
SI
アドレスデータ
33 34 35 36 37 38 39
表示データ×32 ビット
COM2 表示データ
CSb
SCK
D7
D0
SI
D8 9 10 11 12 13 14 15
0 1 1 1 0 1 0 0
アドレスデータ
33 34 35 36 37 38 39
表示データ×32 ビット
COM3 表示データ
CSb
SCK
D0
SI
D7
0 1 1 1 1 0 0 0
アドレスデータ
D8 9 10 11 12 13 14 15
33 34 35 36 37 38 39
表示データ×32 ビット
COM4 表示データ
CSb
SCK
D0
SI
0 1 1 1 1 1 0 0
アドレスデータ
Ver.2013-01-23
D7
D8 9 10 11 12 13 14 15
33 34 35 36 37 38 39
表示データ×32 ビット
-7-
NJU6532
暫定資料
(5)表示消灯機能(INHb 端子)
INHb=L とすることで次のような状態となります。
・全てのセグメント端子、コモン端子の出力は VSS
*ただし、汎用ポート選択時はその設定が優先され INHb=L の設定は無視されます。
・発振停止(ただし、RSTb=L の場合は動作)
・V1、V2 端子は VLCD レベル(ブリーダ抵抗に電流は流れなくなります)
なお、INHb=L に設定した場合でも、インターフェイスへのアクセスは可能です。
よって、コマンドレジスタ、アドレスカウンタ、データレジスタへのデータの書き込みができます。
(6)初期設定
初期設定時の状態は次のような状態となります。
・表示レジスタ
:各表示レジスタは全て”0”に設定されます。
・デューティ比設定
:1/4 デューティ
・バイアス比設定
:1/3 バイアス
・セグメント/汎用ポート選択 :セグメント出力(SEG32, SEG31, SEG30, SEG29)
-8-
Ver.2013-01-23
NJU6532
暫定資料
(7)初期設定シーケンス
(7-1)1/3 デューティ、SEG32 を汎用ポートに選択、COM2 データ書き込み時
電
INHb
源
投
入
L 、 RSTb
に設定
リセットを解除します。
H に設定
RSTb
コマンドレジスタセット
アドレスセット
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
1
0
0
1
0
0
0
1
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
0
1
1
1
0
1
0
0
表示データ書き込み
INHb
続いて表示データ D8∼D39 を書き込みます。
デューティ比 1/3、SEG32 を汎用
ポート設定します。
コモン出力アドレス=01 を
設定します。
アドレスセット後 CS を L”レベル
のまま引き続き表示データの書き
込みを行ってください。
CS が”H”レベルになるとセットし
たアドレスはリセットされます。
表示を点灯します。
に設定
H
15.4kHz 時、1.5ms 以上 L レベル
によりリセットを実行します。
表示を消灯し、ハードウェアリセットを
実行します。
L
(7-2)1/4 デューティ、SEG29∼32=セグメント出力、COM1 データ書き込み時
電
INHb
RSTb
源
投
入
L 、 RSTb
に設定
アドレスセット
表示データ書き込み
INHb
Ver.2013-01-23
リセットを解除します。
H に設定
コマンドレジスタセット
H
に設定
15.4kHz 時、1.5ms 以上 L レベル
によりリセットを実行します。
表示を消灯し、ハードウェアリセットを
実行します。
L
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
1
0
0
0
0
0
0
0
D0
D1
D2
D3
D4
D5
D6
D7
0
1
1
1
0
0
0
0
続いて表示データ D8∼D39 を書き込みます。
デューティ比 1/4 設定します。
コモン出力アドレス=00 を
設定します。
アドレスセット後 CS を L”レベル
のまま引き続き表示データの書き
込みを行ってください。
CS が”H”レベルになるとセットし
たアドレスはリセットされます。
表示を点灯します。
-9-
NJU6532
暫定資料
絶対最大定格
(Ta=25°C)
項 目
電源電圧 1
電源電圧 2
電源電圧 3
入力電圧
動作温度
保存温度
注2)
注3)
注4)
- 10 -
定 格 値
-0.3 ~ +6.0
-0.3 ~ +13.5
-0.3 ~ VLCD+0.3
-0.3 ~ VDD+0.3
-40 ~ +105
-55 ~ +125
単位
V
V
V
V
°C
°C
備
考
INHb, CSb, SCK, SI, RSTb, OSC1 端子に適用
ガラエポ基板実装時,
基板サイズ 76.2mmx114.3mmx1.6mm
(SSOP-44, LQFP48-R3)
絶対最大定格を超えて LSI を使用した場合、LSI の永久破壊となることがあります。また、通常動作
では電気的特性の条件で使用することが望ましく、この条件を超えると LSI の誤動作の原因になると共に、
LSI の信頼性に悪影響を及ぼすことがあります。
電圧は全て VSS= 0V を基準とした値です。
電圧は VLCD ≥ V1 ≥ V2 ≥ VSS, VLCD ≥ VDD の条件を満たすことが必要です。VLCD は VDD 投入後に
投入して下さい。
安定して動作させるため、VDD-VSS 間、VLCD-VSS 間にデカップリングコンデンサを挿入することを
推奨します。
許容損失
注1)
記 号
VDD
VLCD
V1 ,V2
VIN
Topr
Tstg
PD
1000(LQFP48-R3)
800(SSOP-44)
mW
Ver.2013-01-23
NJU6532
暫定資料
電気的特性
•
DC 特性1
(特記無き場合 VDD=2.7~3.6V, VSS=0V, Ta=-40~105°C)
項
目
電源電圧
液晶表示電圧
液晶駆動電圧
記号
VDD
VLCD
V1
V2
入力"H"レベル電圧
VIH
入力"L"レベル電圧
VIL
ヒステリシス電圧
VH
入力"H"レベル電流
IIH
入力"L"レベル電流
IIL
出力"H"レベル電圧
出力"L"レベル電圧
ドライバ ON 抵抗(COM)
ドライバ ON 抵抗(SEG)
発振周波数
VOH
VOL
RCOM
RSEG
fOSC
fCP
発振保証範囲
外部クロックデューティ
duty
ブリーダ抵抗値
RB
IDD1
IDD2
消費電流
ILCD1
ILCD2
注 5)
注 6)
条
件
VLCD ≥VDD
MIN
Ta=25°C
2/3 VLCD-0.2
COM/SEG 端子より測定
1/3 VLCD-0.2
COM/SEG 端子無負荷
INHb, CSb, SCK, SI, RSTb, OSC1
0.8 VDD
端子
INHb, CSb, SCK, SI, RSTb, OSC1
0
端子
INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子
VIN= VDD
INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子
VIN= VSS
INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子
VDD =3V, VLCD=5.5V, IO=-5mA,
VDD-0.6
P1~P4 端子
VDD =3V, VLCD=5.5V, IO=5mA,
P1~P4 端子
−
±Id=1uA、VLCD=3V/5.5V
−
±Id=1uA、VLCD=3V/5.5V
VDD =3V, ROSC= 1.1MΩ, Ta=25°C
6.3
OSC1 端子から入力
5.13
45
OSC1 端子から入力
VLCD-VSS 間, Ta=25°C
VDD=3V, INHb="L", RSTb="H “
Ta=25°C
VDD=3V, VLCD=5V, Ta=25°C,
市松表示, 1/3 バイアス,
内部発振回路使用,出力オープン
VDD=3V,VLCD=5V,Ta=25°C,
INHb="L" ,RSTb="H “
VDD=3V, VLCD=5V, Ta=25°C,
市松表示, 1/3 バイアス,
内部発振回路使用,出力オープン
MAX
単位
3.6
8.0
V
V
2/3 VLCD
2/3 VLCD+0.2
V
1/3 VLCD
1/3 VLCD+0.2
V
VDD
V
0.2 VDD
V
TYP
2.7
2.7
127
0.2VDD
注
V
1.0
µA
1.0
µA
V
0.6
V
−
10
kΩ
−
50
10
9.1
46.2
55
kΩ
kHz
kHz
%
150
173
kΩ
0.1
1.0
µA
4.0
10
µA
0.1
1
µA
34
60
µA
7.9
注5
注5
各コモン/セグメント端子に Id を流したときの VLCD, VSS, V1, V2 電源端子から、各コモン信号端子
(COM1~COM4)までの抵抗値(RCOM)と各セグメント信号端子(SEG1~SEG32)までの抵抗値(RSEG)に適用。
「入力"H"レベル電圧」、「入力"L"レベル電圧」、「ヒステリシス電圧」、「入力"H"レベル電流」、「入力"L"レ
ベル電流」
、「外部クロック動作周波数」
、
「外部クロックデューティ」は、VDD=4.5~5.5V の場合と同じで
す。
Ver.2013-01-23
- 11 -
NJU6532
暫定資料
• DC
特性2
(特記無き場合 VDD=4.5~5.5V, VSS=0V, Ta=-40~105°C)
項
目
電源電圧
液晶表示電圧
液晶駆動電圧
記号
VDD
VLCD
V1
V2
入力"H"レベル電圧
VIH
入力"L"レベル電圧
VIL
ヒステリシス電圧
VH
入力"H"レベル電流
IIH
入力"L"レベル電流
IIL
出力"H"レベル電圧
出力"L"レベル電圧
ドライバ ON 抵抗(COM)
ドライバ ON 抵抗(SEG)
発振周波数
VOH
VOL
RCOM
RSEG
fOSC
fCP
発振保証範囲
外部クロックデューティ
duty
ブリーダ抵抗値
RB
IDD1
IDD2
消費電流
ILCD1
ILCD2
注 7)
注 8)
- 12 -
条
件
VLCD ≥VDD
MIN
VDD=5V,VLCD=5V,Ta=25°C,
INHb="L", RSTb="H “
VDD=5V, VLCD=5V, Ta=25°C,
市松表示, 1/3 バイアス,
内部発振回路使用,出力オープン
単位
5.5
8.0
V
V
2/3 VLCD
2/3 VLCD+0.2
V
1/3 VLCD
1/3 VLCD+0.2
V
VDD
V
0.2 VDD
V
4.5
4.5
Ta=25°C
2/3 VLCD-0.2
COM/SEG 端子より測定
1/3 VLCD-0.2
COM/SEG 端子無負荷
INHb, CSb, SCK, SI, RSTb, OSC1
0.8 VDD
端子
INHb, CSb, SCK, SI, RSTb, OSC1
0
端子
INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子
VIN= VDD
INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子
VIN= VSS
INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子
VDD =5V, VLCD=5.5V, I O=-10mA,
VDD-1.0
P1~P4 端子
VDD =5V, VLCD=5.5V, IO=10mA,
P1~P4 端子
−
±Id=1uA、VLCD=4.5V/5.5V
−
±Id=1uA、VLCD=4.5V/5.5V
VDD =5V, ROSC= 1.2MΩ, Ta=25°C
6.3
OSC1 端子から入力
5.13
45
OSC1 端子から入力
VLCD-VSS 間, Ta=25°C
VDD =5V, INHb="L", RSTb="H “
Ta=25°C
VDD=5V, VLCD=5V, Ta=25°C,
市松表示, 1/3 バイアス,
内部発振回路使用,出力オープン
MAX
TYP
127
0.2VDD
注
V
1.0
µA
1.0
µA
V
1.0
V
kΩ
50
10
10
9.1
46.2
55
kΩ
kHz
kHz
%
150
173
KΩ
0.1
1.0
µA
10
20
µA
0.1
1
µA
34
60
µA
−
−
7.9
注7
注7
各コモン/セグメント端子に Id を流したときの VLCD, VSS, V1, V2 電源端子から、各コモン信号端子
(COM1~COM4)までの抵抗値(RCOM)と各セグメント信号端子(SEG1~SEG32)までの抵抗値(RSEG)に適用。
「入力"H"レベル電圧」
、「入力"L"レベル電圧」、
「ヒステリシス電圧」
、「入力"H"レベル電流」
、「入力"L"レベ
ル電流」、
「外部クロック動作周波数」
、「外部クロックデューティ」は、VDD=2.7~3.6V の場合と同じです。
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暫定資料
• AC
特性
項 目
"L"レベルクロックパルス幅
"H"レベルクロックパルス幅
データセットアップ時間
データホールド時間
CSb セットアップ時間
CSb ホールド時間
CSb"H"レベル幅
立ち上がり時間
立ち下がり時間
記号
tWCLL
tWCLH
tDS
tDH
tCS
tCH
tWCH
tr
tf
条 件
(特記無き場合 VDD=2.7~5.5V, VSS=0V, Ta=-40~105°C)
MIN
TYP
MAX
単位 注
230
ns
230
ns
60
ns
60
ns
150
ns
150
ns
150
ns
20
ns
20
ns
・入力タイミング特性
tWCH
CSb
tCS
tWCLH tWCLL
tf
tCH
tr
VIL
VIL
SCK
tDS
tDH
SI
.
・ハードウェアリセット回路を使用する場合の入力条件
項 目
リセット入力"L"レベル幅
リセット入力立下り時間
リセット入力立上り時間
記号
tRSL
tfRS
trRS
tfRS
条
件
MIN
1.5
fOSC=7.7kHz
tRSL
TYP
(Ta=-40~105°C)
MAX
単位
ms
100
ns
100
ns
trRS
VIH
RSTb
VIL
外部クロック入力時に、ハードウェアリセットを使用する場合は、外部クロック入力してください、
クロックが入力されないと、内部のリセットがかかりません。
発振周波数によって、リセット入力 L レベル幅が可変します。
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- 13 -
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暫定資料
LCD 駆動波形例
(10-1)1/3 デューティ,1/2 バイアス点灯方式
1 フレーム
= fosc/96 (Hz)
COM1
VLCD
V1,V2
VSS
COM2
VLCD
V1,V2
VSS
COM3
VLCD
V1,V2
VSS
COM4
VLCD
V1,V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメント
が全て消灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM1 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM2 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM1,2 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM3 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM1,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
VLCD
V1,V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメントが
全て点灯する場合の SEG 出力
1/3 デューティ,1/2 バイアス波形
- 14 -
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NJU6532
暫定資料
(10-2)1/3 デューティ,1/3 バイアス点灯方式
1 フレーム
= fosc/96 (Hz)
COM1
VLCD
V1
V2
VSS
COM2
VLCD
V1
V2
VSS
COM3
VLCD
V1
V2
VSS
COM4
VLCD
V1
V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメント
が全て消灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
VLCD
V1
V2
VSS
COM1 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM2 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM1,2 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM3 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM1,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメント
が全て点灯する場合の SEG 出力
1/3 デューティ,1/3 バイアス波形
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- 15 -
NJU6532
暫定資料
(10-3)1/4 デューティ,1/2 バイアス点灯方式
1 フレーム
= fosc/96 (Hz)
COM1
VLCD
V1,V2
VSS
COM2
VLCD
V1,V2
VSS
COM3
VLCD
V1,V2
VSS
COM4
VLCD
V1,V2
VSS
VLCD
V1,V2
VSS
COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント
が全て消灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM1 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM2 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM1,2 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM3 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM1,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM4 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM2,4 に対する LCD セグメントが
点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1,V2
VSS
COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント
が全て点灯する場合の SEG 出力
1/4 デューティ,1/2 バイアス波形
- 16 -
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NJU6532
暫定資料
(10-4)1/4 デューティ,1/3 バイアス点灯方式
1 フレーム
= fosc/96 (Hz)
COM1
VLCD
V1
V2
VSS
COM2
VLCD
V1
V2
VSS
COM3
VLCD
V1
V2
VSS
COM4
VLCD
V1
V2
VSS
VLCD
V1
V2
VSS
COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント
が全て消灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM1 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM2 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM1,2 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM3 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM1,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM1,2,3 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM4 に対する LCD セグメント
のみ点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM2,4 に対する LCD セグメント
が点灯する場合の SEG 出力
VLCD
V1
V2
VSS
COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント
が全て点灯する場合の SEG 出力
1/4 デューティ,1/3 バイアス波形
Ver.2013-01-23
- 17 -
NJU6532
暫定資料
応用回路例
(1) 1/4 デューティ・1/3 バイアスの場合
VLCD
VDD
SEG1
VLCD
+
+
VDD
VSS
SEG32/P4
*推奨容量値:1μF
V1
NJU6532
V2
RSTb
INHb
CSb
SCK
SI
OSC1
コントローラから
(2)
COM1
COM2
COM3
COM4
LCD パネル
OSC2
1/4 デューティ・1/2 バイアスの場合
VLCD
VDD
VLCD
+
+
SEG1
VDD
VSS
SEG32/P4
*推奨容量値:1μF
V1
NJU6532
V2
コントローラから
注)
RSTb
INHb
CSb
SCK
SI
OSC1
COM1
COM2
COM3
COM4
LCD パネル
OSC2
VDD を立ち上げた直後は内部の表示データが確定しておりません。そのまま点灯させると無意味な表示を
してしまいます。 したがってコントローラからの表示データ転送が終わるまで INHb 端子は"L"状態を保
持する様にして下さい。
<注意事項>
このデータブックの掲載内容の正確さには
万全を期しておりますが、掲載内容について
何らかの法的な保証を行うものではありませ
ん。とくに応用回路については、製品の代表
的な応用例を説明するためのものです。また、
工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴
うものではなく、第三者の権利を侵害しない
ことを保証するものでもありません。
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Ver.2013-01-23