NJU6532 暫定資料 1/3, 1/4 デューティ LCD ドライバ 概 要 外 NJU6532 は、 セグメントタイプの LCD を 1/3 デューティ、 もしくは 1/4 デューティで駆動する LCD ドライバです。 コモンドライバ及びセグメントドライバは、4 ドライバ 及び 32 ドライバで構成され、1/3 デューティ時 最大 96 セグメント、1/4 デューティ時最大 128 セグメント を駆動することができます。 NJU6532 は、シリアルデータ転送を用いたマイコン制御 で使用が可能なため、LCD 表示を持つアプリケーションに 幅広く使用可能です。 形 NJU6532V NJU6532FR3 特 長 徴 LCD 駆動出力 最大 32 本 (SSOP-44 は、28 本)(4 本汎用ポートとの兼用端子) デューティ比をプログラムで選択可能 1/3 デューティ選択時 最大 96 セグメント駆動(SSOP-44 は、84 セグメント駆動) 1/4 デューティ選択時 最大 128 セグメント駆動(SSOP-44 は、112 セグメント駆動) バイアス比選択可能 1/2, 1/3 バイアス シリアルデータ転送 (シフトクロック 2MHz Max.) 発振回路内蔵 (抵抗外付け CR 発振, 外部発振入力) 表示消灯機能 (INHb 端子) 電源電圧 2.7~5.5V 液晶駆動電圧 VDD~8.0V CMOS 構造 (P-Sub) 外形 LQFP48-R3、SSOP-44 ブロック図 SSOP-44 は無し COM1 COM4 SEG1 SEG24 SEG25 SEG28 SEG29 SEG32/P4 VDD VLCD コモン ドライバ セグメントドライバ/汎用出力ポートドライバ V1 V2 VSS ラッチ回路 INHb OSC1 発振回路 表示レジスタ OSC2 CSb デコーダ SCK コマンドレジスタ SI RSTb Ver.2013-01-23 -1- -2- SEG23 SEG24 SEG21 SEG22 SEG20 3 4 5 COM3 COM4 45 46 16 15 SEG12 SEG11 OSC1 OSC2 47 48 14 13 SEG10 SEG9 11 12 SCK VDD SEG7 SEG8 18 17 10 8 9 SI 43 44 SEG6 SEG5 SEG4 SEG3 6 7 2 COM2 SEG1 SEG2 1 COM1 37 24 SEG20 V1 38 23 SEG19 V2 39 22 SEG18 VSS 40 21 SEG17 INHb 41 42 20 19 SEG16 SEG29/P1 SEG30/P2 SEG31/P3 SEG32/P4 VLCD V1 V2 INHb VSS RSTb CSb SI SCK VDD OSC1 OSC2 COM1 COM2 VLCD NJU6532 SEG19 SEG18 SEG17 SEG16 SEG15 SEG14 SEG13 SEG12 SEG11 SEG10 SEG9 SEG8 COM3 COM4 SEG1 SEG2 RSTb CSb SEG7 SEG6 SEG5 SEG4 SEG3 SEG32/P4 SEG31/P3 SEG30/P2 SEG29/P1 SEG28 SEG27 SEG26 SEG25 SEG24 SEG23 SEG22 SEG21 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 NJU6532 端子配置 暫定資料 < LQFP48-R3> SEG15 SEG14 SEG13 <SSOP-44> 44 23 NJU6532 1 22 Ver.2013-01-23 NJU6532 暫定資料 端子説明 No. LQFP48-R3 SSOP44 端子名 46 36 VDD 37 27 VLCD 38, 39 28 29 V1, V2 40 30 VSS 41 31 INHb 42 32 RSTb 43 33 CSb 44 45 34 35 SI SCK 47 48 37 38 OSC1, OSC2 1~4 39~42 5~28 43~44 1~22 29~32 − COM1 ~ COM4 SEG1 ~ SEG24 SEG25 ~ SEG28 機 能 電源端子 VDD =3V/5V 液晶駆動用電源端子 VLCD ≥ V1 ≥ V2 ≥ VSS, VLCD ≥ VDD バイアス端子 1/3 バイアスを設定する際は V1、V2 端子はオープンにして下さい。 1/2 バイアスを設定する際は V1- V2 端子間をショートして下さい。 GND 端子 VSS =0V 表示消灯入力端子 * "H":表示点灯 / "L":表示消灯 SEG29/P1 ~ SEG32 /P4 が汎用出力ポートドライバに選択されて いる時、この 端子に"L"を入力しても汎用出力ポートの状態は保持されます。 リセット入力端子 “L"でコマンドレジスタ、表示レジスタ、出力先アドレスカウンタ の内容を リセットします。 チップセレクト入力端子 "L"でデータが書き込まれます。 シリアルデータ入力端子 シリアルクロック入力端子 CR 発振用抵抗接続端子、または外部クロック入力端子 外部クロックを使用する場合は、OSC1 端子に入力し、OSC2 はオ ープン にしてご使用下さい。 コモン出力ドライバ端子 セグメント出力ドライバ端子 セグメント出力ドライバ端子 セグメント出力ドライバ/汎用出力ポートドライバ兼用端子 インストラクションにより、セグメント出力ドライバ端子または、汎 SEG29/P1 ~ 用出力ポートドライバ端子として使用できます。 33~36 23~26 SEG32 /P4 汎用出力ポートドライバ端子選択時の制御は、COM1 の汎用出力ポー トに対応した SEG29~32 のレジスタで行います。 なお、汎用出力ポートドライバ出力レベルは"H"=VDD, "L"=VSS で動作 します。 * INHb 端子の詳細な機能に関しては、 「7 機能説明 (5) 表示消灯機能(INHb 端子)」を参照してください。 Ver.2013-01-23 -3- NJU6532 暫定資料 機能説明 (1)各ブロック機能 (1-1)発振回路 内蔵されたコンデンサと外付け抵抗により発振します。 これにより、LCD 駆動に必要なクロックを 発生します。なお、外部クロックを使用する場合は、OSC1 端子に入力し、OSC2 はオープンにしてご使 用下さい。 (1-2)デコーダ 入力されたシリアルデータをデコードします。 (1-3)コマンドレジスタ 制御用コマンドデータが書き込まれる 5 ビットのレジスタです。 このレジスタの内容によって NJU6532 の制御を行います。 (1-4)表示レジスタ 表示用データが書き込まれる 32 ビットのレジスタです。 (1-5)ラッチ回路 表示レジスタに格納されたデータを指定した表示位置に割り振り、ラッチします。 (1-6)セグメントドライバ / 汎用ポート セグメントドライバは、表示データに基づき、LCD セグメント駆動用の信号を発生します。 なお、SEG29/P1 ~ SEG32/P4 端子は、コマンドでセグメントドライバと汎用ポートの切替が可能です。 (1-7)コモンドライバ コモンドライバは、LCD コモン駆動用の信号を発生します。 (1-8)リセット回路 RSTb 端子を L にすることによって、初期設定(リセット)を行います。 (2)シリアルデータ転送 CPU とのインターフェイスは、クロック同期方式によるシリアルデータ転送により行われます。 入力されるシ リアルデータは、チップセレクト(CSb)が立ち下がっている状態で有効となり、シリアルクロック(SCK)の立ち上 がりで書き込まれます。CSb の立ち上がりでデータが確定します。 チップセレクト立ち下がり後の先頭 8 ビットで、コマンドデータかアドレスデータかを判断します。アドレス データの場合、チップセレクトを立ち下げたまま連続して表示データとして認識します。 -4- Ver.2013-01-23 NJU6532 暫定資料 (3)コマンドレジスタ コマンドレジスタは、デューティ選択、バイアス比選択、セグメント/汎用ポート選択の設定を行います。 第 1 ワードで転送されるデータの(D0、D1、D2)が(1、0、0)の時、その転送データの D3∼D7 は コマンドデータとして認識されます。 コマンドレジスタの内容は、リセット信号入力時にデフォルトとして下記の様に設定されます。 コマンドレジスタデフォルト設定値 • デューティ比選択 : 1/4 デューティ • バイアス比選択 : 1/3 バイアス • セグメント/汎用ポート出力選択 : セグメント出力(SEG32, SEG31, SEG30, SEG29) D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 1 0 0 DS BS TSEL2 TSEL1 TSEL0 判定データ *) デューティ比 選択 バイアス比 選択 セグメント/汎用ポート 選択 DS デューティ比 0 1/4 1 1/3 表示の途中でデューティ比の切り替えは行わないで下さい。 BS 0 1 バイアス比 1/3 1/2 TSEL2 TSEL1 TSEL0 SEG29/P1 SEG30/P2 SEG31/P3 SEG32/P4 0 0 0 SEG29 SEG30 SEG31 SEG32 0 0 1 SEG29 SEG30 SEG31 P4 0 1 0 SEG29 SEG30 P3 P4 0 1 1 SEG29 P2 P3 P4 1 0 0 P1 P2 P3 P4 **) (1, 0, 1)、(1, 1, 0)、(1, 1, 1)に設定した場合、(0, 0, 0)同様に全てセグメントに選択されます。 データ入力タイミング CSb SCK SI 1 0 0 DS BS D0 D1 D2 D3 D4 TSEL2 TSEL1 D5 D6 TSEL0 D7 判定データ Ver.2013-01-23 -5- NJU6532 暫定資料 (4)シフトレジスタ選択 出力先アドレスカウンタは、CPU からシリアル転送される表示データの、出力先アドレスを指定します。 先頭の 8 ビットのうち(D0、D1、D2、D3、D6、D7)が(0、1、1、1、0、0)の時、 (D4, D5)をコモン出力先ア ドレスデータとして認識します。 続く D8∼D39 は、D4,D5 で指定した出力先への表示データとして認識しま す。 アドレスデータ D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 0 1 1 1 C1 C0 0 0 判定 データ コモン出力 アドレス 判定 データ 表 1. 出力先アドレスと出力端子(COM, SEG)の関係 C1 C0 0 対応セグメント D8 D9 D10 D11 D12 D13 D14 D15 SEG1 SEG2 SEG3 SEG4 SEG5 SEG6 SEG7 SEG8 D16 D17 D18 D19 D20 D21 D22 D23 SEG9 SEG10 SEG11 SEG12 SEG13 SEG14 SEG15 SEG16 D24 D25 D26 D27 D28 D29 D30 D31 SEG17 SEG18 SEG19 SEG20 SEG21 SEG22 SEG23 SEG24 D32 D33 D34 D35 D36 D37 D38 D39 SEG25 SEG26 SEG27 SEG28 SEG29 SEG30 SEG31 SEG32 0 1 COM2 D8 D9 D10 D11 D12 D13 D14 D15 SEG1 SEG2 SEG3 SEG4 SEG5 SEG6 SEG7 SEG8 D16 D17 D18 D19 D20 D21 D22 D23 SEG9 SEG10 SEG11 SEG12 SEG13 SEG14 SEG15 SEG16 D24 D25 D26 D27 D28 D29 D30 D31 SEG17 SEG18 SEG19 SEG20 SEG21 SEG22 SEG23 SEG24 D32 D33 D34 D35 D36 D37 D38 D39 SEG25 SEG26 SEG27 SEG28 SEG29 SEG30 SEG31 SEG32 1 0 COM3 D8 D9 D10 D11 D12 D13 D14 D15 SEG1 SEG2 SEG3 SEG4 SEG5 SEG6 SEG7 SEG8 D16 D17 D18 D19 D20 D21 D22 D23 SEG9 SEG10 SEG11 SEG12 SEG13 SEG14 SEG15 SEG16 D24 D25 D26 D27 D28 D29 D30 D31 SEG17 SEG18 SEG19 SEG20 SEG21 SEG22 SEG23 SEG24 D32 D33 D34 D35 D36 D37 D38 D39 SEG25 SEG26 SEG27 SEG28 SEG29 SEG30 SEG31 SEG32 1 1 COM4 D8 D9 D10 D11 D12 D13 D14 D15 SEG1 SEG2 SEG3 SEG4 SEG5 SEG6 SEG7 SEG8 D16 D17 D18 D19 D20 D21 D22 D23 SEG9 SEG10 SEG11 SEG12 SEG13 SEG14 SEG15 SEG16 D24 D25 D26 D27 D28 D29 D30 D31 SEG17 SEG18 SEG19 SEG20 SEG21 SEG22 SEG23 SEG24 D32 D33 D34 D35 D36 D37 D38 D39 SEG25 SEG26 SEG27 SEG28 SEG29 SEG30 SEG31 SEG32 ※ コマンドレジスタで汎用ポートが選択されている場合(C1, C0)=(0, 0)の D36~D39 で、それぞれ(SEG29, SEG30, SEG31, SEG32)=(P1, P2, P3, P4)が対応するアドレスとなります。 ※ SEG29∼32 が汎用ポートに指定されている場合は COM2∼4 の SEG29∼32 には、表示データを設定し ても無視されます。 ※ 1/3 デューティの時、(C1, C0)=(1,1)を設定しないでください。 設定した場合、表示には反映されません。 -6- 0 対応 コモン COM1 Ver.2013-01-23 NJU6532 暫定資料 データ入力タイミング データのフォーマットは下記のようになります。アドレスデータは D0 から 8 ビット入力し、シフトレジス タを選択したあと、表示データを書き込みます。(SSOP-44 では D32∼D35 は表示されませんが、データ入力 は必要です。 ) COM1 表示データ CSb SCK D7 D0 D8 9 10 11 12 13 14 15 0 1 1 1 0 0 0 0 SI アドレスデータ 33 34 35 36 37 38 39 表示データ×32 ビット COM2 表示データ CSb SCK D7 D0 SI D8 9 10 11 12 13 14 15 0 1 1 1 0 1 0 0 アドレスデータ 33 34 35 36 37 38 39 表示データ×32 ビット COM3 表示データ CSb SCK D0 SI D7 0 1 1 1 1 0 0 0 アドレスデータ D8 9 10 11 12 13 14 15 33 34 35 36 37 38 39 表示データ×32 ビット COM4 表示データ CSb SCK D0 SI 0 1 1 1 1 1 0 0 アドレスデータ Ver.2013-01-23 D7 D8 9 10 11 12 13 14 15 33 34 35 36 37 38 39 表示データ×32 ビット -7- NJU6532 暫定資料 (5)表示消灯機能(INHb 端子) INHb=L とすることで次のような状態となります。 ・全てのセグメント端子、コモン端子の出力は VSS *ただし、汎用ポート選択時はその設定が優先され INHb=L の設定は無視されます。 ・発振停止(ただし、RSTb=L の場合は動作) ・V1、V2 端子は VLCD レベル(ブリーダ抵抗に電流は流れなくなります) なお、INHb=L に設定した場合でも、インターフェイスへのアクセスは可能です。 よって、コマンドレジスタ、アドレスカウンタ、データレジスタへのデータの書き込みができます。 (6)初期設定 初期設定時の状態は次のような状態となります。 ・表示レジスタ :各表示レジスタは全て”0”に設定されます。 ・デューティ比設定 :1/4 デューティ ・バイアス比設定 :1/3 バイアス ・セグメント/汎用ポート選択 :セグメント出力(SEG32, SEG31, SEG30, SEG29) -8- Ver.2013-01-23 NJU6532 暫定資料 (7)初期設定シーケンス (7-1)1/3 デューティ、SEG32 を汎用ポートに選択、COM2 データ書き込み時 電 INHb 源 投 入 L 、 RSTb に設定 リセットを解除します。 H に設定 RSTb コマンドレジスタセット アドレスセット D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 1 0 0 1 0 0 0 1 D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 0 1 1 1 0 1 0 0 表示データ書き込み INHb 続いて表示データ D8∼D39 を書き込みます。 デューティ比 1/3、SEG32 を汎用 ポート設定します。 コモン出力アドレス=01 を 設定します。 アドレスセット後 CS を L”レベル のまま引き続き表示データの書き 込みを行ってください。 CS が”H”レベルになるとセットし たアドレスはリセットされます。 表示を点灯します。 に設定 H 15.4kHz 時、1.5ms 以上 L レベル によりリセットを実行します。 表示を消灯し、ハードウェアリセットを 実行します。 L (7-2)1/4 デューティ、SEG29∼32=セグメント出力、COM1 データ書き込み時 電 INHb RSTb 源 投 入 L 、 RSTb に設定 アドレスセット 表示データ書き込み INHb Ver.2013-01-23 リセットを解除します。 H に設定 コマンドレジスタセット H に設定 15.4kHz 時、1.5ms 以上 L レベル によりリセットを実行します。 表示を消灯し、ハードウェアリセットを 実行します。 L D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 1 0 0 0 0 0 0 0 D0 D1 D2 D3 D4 D5 D6 D7 0 1 1 1 0 0 0 0 続いて表示データ D8∼D39 を書き込みます。 デューティ比 1/4 設定します。 コモン出力アドレス=00 を 設定します。 アドレスセット後 CS を L”レベル のまま引き続き表示データの書き 込みを行ってください。 CS が”H”レベルになるとセットし たアドレスはリセットされます。 表示を点灯します。 -9- NJU6532 暫定資料 絶対最大定格 (Ta=25°C) 項 目 電源電圧 1 電源電圧 2 電源電圧 3 入力電圧 動作温度 保存温度 注2) 注3) 注4) - 10 - 定 格 値 -0.3 ~ +6.0 -0.3 ~ +13.5 -0.3 ~ VLCD+0.3 -0.3 ~ VDD+0.3 -40 ~ +105 -55 ~ +125 単位 V V V V °C °C 備 考 INHb, CSb, SCK, SI, RSTb, OSC1 端子に適用 ガラエポ基板実装時, 基板サイズ 76.2mmx114.3mmx1.6mm (SSOP-44, LQFP48-R3) 絶対最大定格を超えて LSI を使用した場合、LSI の永久破壊となることがあります。また、通常動作 では電気的特性の条件で使用することが望ましく、この条件を超えると LSI の誤動作の原因になると共に、 LSI の信頼性に悪影響を及ぼすことがあります。 電圧は全て VSS= 0V を基準とした値です。 電圧は VLCD ≥ V1 ≥ V2 ≥ VSS, VLCD ≥ VDD の条件を満たすことが必要です。VLCD は VDD 投入後に 投入して下さい。 安定して動作させるため、VDD-VSS 間、VLCD-VSS 間にデカップリングコンデンサを挿入することを 推奨します。 許容損失 注1) 記 号 VDD VLCD V1 ,V2 VIN Topr Tstg PD 1000(LQFP48-R3) 800(SSOP-44) mW Ver.2013-01-23 NJU6532 暫定資料 電気的特性 • DC 特性1 (特記無き場合 VDD=2.7~3.6V, VSS=0V, Ta=-40~105°C) 項 目 電源電圧 液晶表示電圧 液晶駆動電圧 記号 VDD VLCD V1 V2 入力"H"レベル電圧 VIH 入力"L"レベル電圧 VIL ヒステリシス電圧 VH 入力"H"レベル電流 IIH 入力"L"レベル電流 IIL 出力"H"レベル電圧 出力"L"レベル電圧 ドライバ ON 抵抗(COM) ドライバ ON 抵抗(SEG) 発振周波数 VOH VOL RCOM RSEG fOSC fCP 発振保証範囲 外部クロックデューティ duty ブリーダ抵抗値 RB IDD1 IDD2 消費電流 ILCD1 ILCD2 注 5) 注 6) 条 件 VLCD ≥VDD MIN Ta=25°C 2/3 VLCD-0.2 COM/SEG 端子より測定 1/3 VLCD-0.2 COM/SEG 端子無負荷 INHb, CSb, SCK, SI, RSTb, OSC1 0.8 VDD 端子 INHb, CSb, SCK, SI, RSTb, OSC1 0 端子 INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子 VIN= VDD INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子 VIN= VSS INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子 VDD =3V, VLCD=5.5V, IO=-5mA, VDD-0.6 P1~P4 端子 VDD =3V, VLCD=5.5V, IO=5mA, P1~P4 端子 − ±Id=1uA、VLCD=3V/5.5V − ±Id=1uA、VLCD=3V/5.5V VDD =3V, ROSC= 1.1MΩ, Ta=25°C 6.3 OSC1 端子から入力 5.13 45 OSC1 端子から入力 VLCD-VSS 間, Ta=25°C VDD=3V, INHb="L", RSTb="H “ Ta=25°C VDD=3V, VLCD=5V, Ta=25°C, 市松表示, 1/3 バイアス, 内部発振回路使用,出力オープン VDD=3V,VLCD=5V,Ta=25°C, INHb="L" ,RSTb="H “ VDD=3V, VLCD=5V, Ta=25°C, 市松表示, 1/3 バイアス, 内部発振回路使用,出力オープン MAX 単位 3.6 8.0 V V 2/3 VLCD 2/3 VLCD+0.2 V 1/3 VLCD 1/3 VLCD+0.2 V VDD V 0.2 VDD V TYP 2.7 2.7 127 0.2VDD 注 V 1.0 µA 1.0 µA V 0.6 V − 10 kΩ − 50 10 9.1 46.2 55 kΩ kHz kHz % 150 173 kΩ 0.1 1.0 µA 4.0 10 µA 0.1 1 µA 34 60 µA 7.9 注5 注5 各コモン/セグメント端子に Id を流したときの VLCD, VSS, V1, V2 電源端子から、各コモン信号端子 (COM1~COM4)までの抵抗値(RCOM)と各セグメント信号端子(SEG1~SEG32)までの抵抗値(RSEG)に適用。 「入力"H"レベル電圧」、「入力"L"レベル電圧」、「ヒステリシス電圧」、「入力"H"レベル電流」、「入力"L"レ ベル電流」 、「外部クロック動作周波数」 、 「外部クロックデューティ」は、VDD=4.5~5.5V の場合と同じで す。 Ver.2013-01-23 - 11 - NJU6532 暫定資料 • DC 特性2 (特記無き場合 VDD=4.5~5.5V, VSS=0V, Ta=-40~105°C) 項 目 電源電圧 液晶表示電圧 液晶駆動電圧 記号 VDD VLCD V1 V2 入力"H"レベル電圧 VIH 入力"L"レベル電圧 VIL ヒステリシス電圧 VH 入力"H"レベル電流 IIH 入力"L"レベル電流 IIL 出力"H"レベル電圧 出力"L"レベル電圧 ドライバ ON 抵抗(COM) ドライバ ON 抵抗(SEG) 発振周波数 VOH VOL RCOM RSEG fOSC fCP 発振保証範囲 外部クロックデューティ duty ブリーダ抵抗値 RB IDD1 IDD2 消費電流 ILCD1 ILCD2 注 7) 注 8) - 12 - 条 件 VLCD ≥VDD MIN VDD=5V,VLCD=5V,Ta=25°C, INHb="L", RSTb="H “ VDD=5V, VLCD=5V, Ta=25°C, 市松表示, 1/3 バイアス, 内部発振回路使用,出力オープン 単位 5.5 8.0 V V 2/3 VLCD 2/3 VLCD+0.2 V 1/3 VLCD 1/3 VLCD+0.2 V VDD V 0.2 VDD V 4.5 4.5 Ta=25°C 2/3 VLCD-0.2 COM/SEG 端子より測定 1/3 VLCD-0.2 COM/SEG 端子無負荷 INHb, CSb, SCK, SI, RSTb, OSC1 0.8 VDD 端子 INHb, CSb, SCK, SI, RSTb, OSC1 0 端子 INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子 VIN= VDD INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子 VIN= VSS INHb, CSb, SCK, SI, RSTb 端子 VDD =5V, VLCD=5.5V, I O=-10mA, VDD-1.0 P1~P4 端子 VDD =5V, VLCD=5.5V, IO=10mA, P1~P4 端子 − ±Id=1uA、VLCD=4.5V/5.5V − ±Id=1uA、VLCD=4.5V/5.5V VDD =5V, ROSC= 1.2MΩ, Ta=25°C 6.3 OSC1 端子から入力 5.13 45 OSC1 端子から入力 VLCD-VSS 間, Ta=25°C VDD =5V, INHb="L", RSTb="H “ Ta=25°C VDD=5V, VLCD=5V, Ta=25°C, 市松表示, 1/3 バイアス, 内部発振回路使用,出力オープン MAX TYP 127 0.2VDD 注 V 1.0 µA 1.0 µA V 1.0 V kΩ 50 10 10 9.1 46.2 55 kΩ kHz kHz % 150 173 KΩ 0.1 1.0 µA 10 20 µA 0.1 1 µA 34 60 µA − − 7.9 注7 注7 各コモン/セグメント端子に Id を流したときの VLCD, VSS, V1, V2 電源端子から、各コモン信号端子 (COM1~COM4)までの抵抗値(RCOM)と各セグメント信号端子(SEG1~SEG32)までの抵抗値(RSEG)に適用。 「入力"H"レベル電圧」 、「入力"L"レベル電圧」、 「ヒステリシス電圧」 、「入力"H"レベル電流」 、「入力"L"レベ ル電流」、 「外部クロック動作周波数」 、「外部クロックデューティ」は、VDD=2.7~3.6V の場合と同じです。 Ver.2013-01-23 NJU6532 暫定資料 • AC 特性 項 目 "L"レベルクロックパルス幅 "H"レベルクロックパルス幅 データセットアップ時間 データホールド時間 CSb セットアップ時間 CSb ホールド時間 CSb"H"レベル幅 立ち上がり時間 立ち下がり時間 記号 tWCLL tWCLH tDS tDH tCS tCH tWCH tr tf 条 件 (特記無き場合 VDD=2.7~5.5V, VSS=0V, Ta=-40~105°C) MIN TYP MAX 単位 注 230 ns 230 ns 60 ns 60 ns 150 ns 150 ns 150 ns 20 ns 20 ns ・入力タイミング特性 tWCH CSb tCS tWCLH tWCLL tf tCH tr VIL VIL SCK tDS tDH SI . ・ハードウェアリセット回路を使用する場合の入力条件 項 目 リセット入力"L"レベル幅 リセット入力立下り時間 リセット入力立上り時間 記号 tRSL tfRS trRS tfRS 条 件 MIN 1.5 fOSC=7.7kHz tRSL TYP (Ta=-40~105°C) MAX 単位 ms 100 ns 100 ns trRS VIH RSTb VIL 外部クロック入力時に、ハードウェアリセットを使用する場合は、外部クロック入力してください、 クロックが入力されないと、内部のリセットがかかりません。 発振周波数によって、リセット入力 L レベル幅が可変します。 Ver.2013-01-23 - 13 - NJU6532 暫定資料 LCD 駆動波形例 (10-1)1/3 デューティ,1/2 バイアス点灯方式 1 フレーム = fosc/96 (Hz) COM1 VLCD V1,V2 VSS COM2 VLCD V1,V2 VSS COM3 VLCD V1,V2 VSS COM4 VLCD V1,V2 VSS COM1,2,3 に対する LCD セグメント が全て消灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM1 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM2 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM1,2 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM3 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM1,3 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM2,3 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS VLCD V1,V2 VSS COM1,2,3 に対する LCD セグメントが 全て点灯する場合の SEG 出力 1/3 デューティ,1/2 バイアス波形 - 14 - Ver.2013-01-23 NJU6532 暫定資料 (10-2)1/3 デューティ,1/3 バイアス点灯方式 1 フレーム = fosc/96 (Hz) COM1 VLCD V1 V2 VSS COM2 VLCD V1 V2 VSS COM3 VLCD V1 V2 VSS COM4 VLCD V1 V2 VSS COM1,2,3 に対する LCD セグメント が全て消灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS VLCD V1 V2 VSS COM1 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM2 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM1,2 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM3 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM1,3 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM2,3 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM1,2,3 に対する LCD セグメント が全て点灯する場合の SEG 出力 1/3 デューティ,1/3 バイアス波形 Ver.2013-01-23 - 15 - NJU6532 暫定資料 (10-3)1/4 デューティ,1/2 バイアス点灯方式 1 フレーム = fosc/96 (Hz) COM1 VLCD V1,V2 VSS COM2 VLCD V1,V2 VSS COM3 VLCD V1,V2 VSS COM4 VLCD V1,V2 VSS VLCD V1,V2 VSS COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント が全て消灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM1 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM2 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM1,2 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM3 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM1,3 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM2,3 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM1,2,3 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM4 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM2,4 に対する LCD セグメントが 点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1,V2 VSS COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント が全て点灯する場合の SEG 出力 1/4 デューティ,1/2 バイアス波形 - 16 - Ver.2013-01-23 NJU6532 暫定資料 (10-4)1/4 デューティ,1/3 バイアス点灯方式 1 フレーム = fosc/96 (Hz) COM1 VLCD V1 V2 VSS COM2 VLCD V1 V2 VSS COM3 VLCD V1 V2 VSS COM4 VLCD V1 V2 VSS VLCD V1 V2 VSS COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント が全て消灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM1 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM2 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM1,2 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM3 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM1,3 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM2,3 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM1,2,3 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM4 に対する LCD セグメント のみ点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM2,4 に対する LCD セグメント が点灯する場合の SEG 出力 VLCD V1 V2 VSS COM1,2,3,4 に対する LCD セグメント が全て点灯する場合の SEG 出力 1/4 デューティ,1/3 バイアス波形 Ver.2013-01-23 - 17 - NJU6532 暫定資料 応用回路例 (1) 1/4 デューティ・1/3 バイアスの場合 VLCD VDD SEG1 VLCD + + VDD VSS SEG32/P4 *推奨容量値:1μF V1 NJU6532 V2 RSTb INHb CSb SCK SI OSC1 コントローラから (2) COM1 COM2 COM3 COM4 LCD パネル OSC2 1/4 デューティ・1/2 バイアスの場合 VLCD VDD VLCD + + SEG1 VDD VSS SEG32/P4 *推奨容量値:1μF V1 NJU6532 V2 コントローラから 注) RSTb INHb CSb SCK SI OSC1 COM1 COM2 COM3 COM4 LCD パネル OSC2 VDD を立ち上げた直後は内部の表示データが確定しておりません。そのまま点灯させると無意味な表示を してしまいます。 したがってコントローラからの表示データ転送が終わるまで INHb 端子は"L"状態を保 持する様にして下さい。 <注意事項> このデータブックの掲載内容の正確さには 万全を期しておりますが、掲載内容について 何らかの法的な保証を行うものではありませ ん。とくに応用回路については、製品の代表 的な応用例を説明するためのものです。また、 工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴 うものではなく、第三者の権利を侵害しない ことを保証するものでもありません。 - 18 - Ver.2013-01-23