本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス SUPPORT SYSTEM SS01-71129-1 DSU-FR エミュレータ BGA-660P アダプタ タイプ 2 MB2198-300A-E 取扱説明書 はじめに このたびは , DSU-FR*1 エミュレータ BGA-660P アダプタ タイプ 2 ( 型格 : MB2198-300AE)*2 をお買い上げいただきまして誠にありがとうございます。 本製品は , DSU-FR エミュレータ LQFP-176P 用ヘッダタイプ 4 ( 型格 : MB2198-305-E)*3 などとあわせて使用し , DSU-FR エミュレータ ( 型格 : MB2198-01-E)*4 および DSU-FR ケー ブル ( 型格 : MB2198-10-E)*5 と , 富士通 FR ファミリ マイクロコントローラ MB91460 シ リーズを使用したユーザシステムとを接続する製品です。 本書は , DSU-FR エミュレータ BGA-660P アダプタ タイプ 2 の取扱いについて説明した ものです。 ご使用いただく前に必ずお読みください。 また , 本製品に対応する量産 MCU および評価 MCU については , 営業部門またはサポー ト部門へお問い合わせください。 *1 : FR は , FUJITSU RISC controller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の 製品です。 *2 : 以降 , アダプタと称します。 *3 : 以降 , ヘッダボードと称します。 *4 : 以降 , エミュレータと称します。 *5 : 以降 , DSU ケーブルと称します。 ■ 安全にご使用していただくために 本書には , 本製品を安全にご使用いただくための重要な情報が記載されています。本製 品をご使用になる前に必ずお読みいただき , ご使用の際には説明に従い正しくお使いくだ さいますようお願いします。 特に , 本書の冒頭にあります「■ 本書に掲載の製品に対する警告事項」および「2. 制限事 項」 をよく熟読され , 安全のための確認を十分行った上で , 本製品をご使用ください。 なお , 本書は本製品ご使用中 , いつでもご覧いただけるように大切に保管してください。 ■ 関連マニュアル 以下のマニュアルをあわせてご覧ください。 • DSU-FR エミュレータ MB2198-01-E 取扱説明書 • DSU-FR エミュレータ DSU-FR ケーブル MB2198-10 -E 取扱説明書 • DSU-FR エミュレータ LQFP-64P ヘッダタイプ 4 MB2198-304A-E 取扱説明書 • DSU-FR エミュレータ LQFP-176P ヘッダタイプ 4 MB2198-305-E 取扱説明書 ■ 欧州 RoHS 対応について 型格の末尾に "-E" を付記した製品は欧州 RoHS 対応品です。 ■ 本書の内容について 本書の内容は発行当時のものであり , 本書の情報は予告なく変更される場合がありま す。 最新情報については営業部門にご確認ください。 i ■ 本書に掲載の製品に対する警告事項 本書に掲載している製品に対して下記の警告事項が該当します。 警告 正しく使用しない場合 , 死亡するまたは重傷を負う危険性があること , または , お客様のシステムに対し , 故障の原因となる可能性を示しています。 感電・故障 本書に記載されている全ての作業は , システムの全ての電源を切断した状態で 行ってください。電源を投入したまま作業を行うと , 感電や機器の故障の原因と なる場合があります。 感電・故障 電源投入後は , 本製品の金属部分に身体が触れないようにしてください。 金属部分に身体が触れると , 感電や機器の故障の原因となる場合があります。 注意 けが・故障 正しく使用しない場合 , 軽傷 , または中程度の傷害を負う危険性があることと , 本製品や接続された機器が破損したり , データなどのソフトウェア資産やその他 財産が破壊されたりする危険性があることを示しています。 本製品を移動する場合は , 必ず全ての電源を切断し , ケーブルを取り外し , 作業 は足元に注意して行ってください。また , 振動の激しい場所や傾いた場所など , 不安定な場所では使用しないでください。 本製品が落下し , けがや故障の原因となることがあります。 けが 本製品にはやむなくショートプラグなどの尖った部分が露出した箇所があります。 尖った部分でけがをしないよう , 十分注意して取り扱ってください。 故障 本製品の上に物を乗せたり , 本製品に衝撃を与えたりしないでください。また , 電源投入後は , 持ち運んだりしないでください。 過重や衝撃により , 故障の原因となることがあります。 故障 本製品は , 多くの電子部品を使用しているため , 直射日光や高温・多湿を避け , 結露のないようにしてください。また , ほこりの多い場所や , 長時間強い磁界や 電界のかかる場所での使用や保存は避けてください。 使用環境または保存環境による故障の原因となることがあります。 故障 本製品は , 仕様範囲以内でお使いください。 一般仕様の範囲外で動作させると , 故障する恐れがあります。 故障 静電破壊防止のため , コネクタの金属部分に指や物を触れないようにしてくださ い。また , 本製品に触れる前に , 金属製のもの ( ドアノブなど ) に触れるなどし て人体の静電気を放電してください。 故障 電源の投入および切断は , 本書に記載された順序に従い行ってください。 特に , 電源の投入は , 必要なすべての接続が終了してから行ってください。 また , 本製品の設定方法および使用方法は , 本書に従ってください。 誤った使用は , 故障の原因となることがあります。 故障 本製品の各種ケーブルの抜き差しは , 必ず電源を切断してから行ってください。 また , ケーブルを抜く場合は , 必ずケーブルのコネクタ部を持って抜いてくださ い。ケーブル部を引っ張ったり折り曲げたりすると , ケーブル芯線の露出や断線 による故障の原因となることがあります。 故障 MCU ソケットは , 評価 MCU を誤った方向と位置に実装できない構造になってい ますが , 評価 MCU の実装方向には十分注意して実装してください。 無理に誤った方向に実装すると , 評価 MCU のピンまたはソケットの誤挿入防止 機構を損傷し , 故障の原因となることがあります。 故障 本製品は筐体を持たないため , 保存時は梱包箱に納めておくことをお勧めしま す。また , 再輸送を行う場合 , 製品が損傷し , 故障の原因となる恐れがあります ので , 納入時の梱包材料を保管し , ご使用ください。 ii • 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 • 本資料に記載された動作概要や応用回路例は, 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので, 実 際に使用する機器での動作を保証するものではありません。したがいまして , これらを使用するにあたっ てはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害などについては , 当社はその責任を負いません。 • 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財 産権やその他の権利の使用権または実施権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用に ついて , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うものではありません。した がって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を 負いません。 • 本資料に記載された製品は, 通常の産業用, 一般事務用, パーソナル用, 家庭用などの一般的用途に使用され ることを意図して設計・製造されています。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保され ない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を伴う用途(原子力施設 における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持 のための医療機器 , 兵器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求 される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・製造されたものではありません。し たがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談 なく使用されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 • 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火 災事故 , 社会的な損害を生じさせないよう , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設 計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 • 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連 法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続きをおとりください。 • 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 Copyright ©2009 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved iii 1. 製品の概要 ■ 概要 本製品は , DSU-FR エミュレータのオプション製品で , 富士通 FR ファミリ マイクロコ ントローラを使用したユーザシステムの開発を支援するための製品です。 アダプタの主な特長は以下のとおりです。 • BGA-660P アダプタ タイプ 2 はアダプタ , AC アダプタで構成されます。 • アダプタ上に評価MCU用 ICソケット (BGA-660ピン , パッケージコード : BGA-660PM02) を持ちます。 • ヘッダボードとあわせて使用し , エミュレータとユーザシステムとを接続します。 • アダプタへ供給する電源は , AC アダプタから供給する電源と , ヘッダボード経由で ユーザシステムから供給する電源の 2 系統あります。 • 2 系統 (UVCC3, UVCC5) のユーザ電源を監視し , ユーザ電源電圧に +1 V した電源 2 系 統 (VCC3H, VCC5H) をヘッダボードに供給します ( 上限値 : 5.4 V, 下限値 : 4.0 V)。 • 評価MCUのVCC3端子には, 3.5 V 固定もしくは 3.15 V を下限としてUVCC3に追従す る電源を接続します。接続する電源の選択はショートプラグを用います。 MB91V460 使用時は 3.5 V 固定とします。 • アダプタ上より供給する各電源 (VCC3H, VCC5H および評価 MCU の VCC3 に供給す る電源 ) は , ユーザシステムの UVCC3 もしくは UVCC5 を監視しシャットダウン電 圧以下となったとき , シャットダウンします ( 出荷時 : 2.5 V, 調整可能 )。 • 内部 ROM エミュレーション機能をサポート • 外部 ROM エミュレーション機能をサポート • 外部トレース機能をサポート • GHS (Green Hills Software) 社製 SuperTrace Probe を使用した外部トレース機能をサ ポート 1 ■ システム構成 アダプタは , DSU ケーブルおよびヘッダボードとあわせて使用し , エミュレータとユー ザシステムを接続します。 本製品のシステム構成図を図 1 に示します。 ホストコンピュータ 汎用測定機 AC in 外部トリガ / プログラム実行 RS-232C,USB,LAN AC アダプタ DSU-FR エミュレータ 本体 DSU-FR ケーブル AC in SuperTraceProbe (GHS 社製 ) AC アダプタ 評価 MCU アダプタ ヘッダボード ユーザシステム 図 1 システム構成図 エミュレータを使用するためには , ホストコンピュータとエミュレータデバッガソフト が別途必要です。 また , アダプタとヘッダボードの接続方法は 「3. , 接続方法」を参照してく ださい。 エミュレータやヘッダボードなどの仕様に関しては , 各製品の取扱説明書を参照してく ださい。 2 ■ 外観および各部名称 アダプタの外観および各部の名称を図 2 に示します。なお , 図 2 は出荷時の状態を表し ます。 (20) (21) (27) (28) (23) (24) (25) (26) (22) (29) (30) (31) (1) (19) (18) (17) (16) (15) (14) (13) (12) 番号 (11) (10) (9) (8) (7) (6) 名称 (5) (4) (3) (2) 番号 名称 (1) ソケット実装抵抗器 (10 kΩ) (17) モニタピン C グループ (2) プルアップ抵抗 (10 kΩ) (18) X0/X1, X0A/X1A 設定ショートプラグ (3) MCLKI/MCLKO ショートプラグ (19) 評価 MCU 用 IC ソケット (4) P10_7 ショートプラグ (20) STP コネクタ (5) VCC5 ショートプラグ (21) 評価 MCU 設定ショートプラグ (6) VCC3SEL ショートプラグ (22) EDSU_BREAKX スイッチ (7) VCC3H ショートプラグ (23) DSU コネクタ (8) MONCLK モニタピン (24) ツールバス設定ショートプラグ (9) シャットダウン電圧調整用半固定抵抗器 (25) C ショートプラグ (10) SHDNSEL ショートプラグ (26) P225, P243 設定ショートプラグ (11) 基準電圧設定用半固定抵抗器 * (27) ソケット実装抵抗器 (100 kΩ) (12) 電源ランプ (28) ヘッダ I/F コネクタ 1 (13) DC ジャック (29) ソケット実装抵抗器 (100 kΩ) (14) 電源スイッチ (30) ヘッダ I/F コネクタ 2 (15) 外 ROM エミュレーションメモリ設定 ショートプラグ (16) 水晶発振子用 IC ソケット (31) P224, P242 設定ショートプラグ ⎯ ⎯ * : 基準電圧設定用半固定抵抗器は出荷時に設定済みですので設定を変更しないでください。 図 2 外観図 3 ■ 梱包物の確認 アダプタをご使用になる前に , 以下の梱包物がすべて揃っていることを確認してくださ い。 • アダプタ ( 基板裏面に絶縁板 , 側面に基板用足を装着 ) :1台 • AC アダプタ :1台 • 取扱説明書 ( 和文 : 本書 ) :1部 • 取扱説明書 ( 英文 ) :1部 ■ 別売品 アダプタには , 表 1 に示す別売品があります。必要に応じて別途購入してください。 表 1 別売品 名称 型格 DSU-FR エミュレータ MB2198-01-E DSU-FR ケーブル MB2198-10-E LQFP-64P ヘッダタイプ 4*1 MB2198-304A-E LQFP-176P ヘッダタイプ 4*1 MB2198-305-E 評価 MCU*2 MB91V460 *1 : 本製品は , 別売のヘッダボードと組み合わせることにより , アダプタユニットとして 機能します。 ヘッダボードの取扱い方法 , 使用方法 , および安全に使用するための注意事項などに ついては , 各ヘッダボードの取扱説明書を参照してください。 *2 : 評価 MCU はアダプタに接続して使用します。他の適合評価 MCU につきましては , 営業部門またはサポート部門へお問い合わせください。 4 2. 制限事項 アダプタ全般の制限事項を以下に示します。 • アダプタ上のショートプラグの設定はアダプタ , エミュレータ , ユーザシステムすべ ての電源を切断した状態で行ってください。 • ユーザシステムから CLK 信号を評価 MCU に供給する場合は , ユーザシステム側の CLK 信号の供給源として , 発振器を使用してください。 • ユーザシステムより発振器を用いて評価MCUにCLK信号を供給する際, 評価MCUの 制限事項として , X0 もしくは X1 端子をオープンと設定するよう指示がある場合は , 指示された端子の CLK 信号の供給源を切り換えるショートプラグを取り外します。 X0A/X1A についても同様です。 • エミュレータ使用時は , ツールバス設定ショートプラグの INITX ショートプラグを ICE 側に設定してください。これにより , 評価 MCU の INITX 端子はエミュレータが 制御し , ユーザシステムからのリセット入力は評価 MCU に直結せずにエミュレータ を経由します。このため , リセットのタイミングは実際のリセットタイミングよりも 数クロック分遅延します。また , エミュレータのリセットコマンドによるリセットで は評価 MCU のみリセットされ , ユーザシステムはリセットされません。さらに , ブ レーク中のユーザシステムからの INITX 端子への信号はエミュレータでマスクされ ます。 • 評価 MCU がユーザホールド / 低消費電力モード中の外部バスの端子状態は , 評価 MCU のハードウェアマニュアルに示された状態と同様の状態になります。 • アダプタ , ヘッダボードおよびエミュレータからユーザシステムへの電源供給は行 いません。 • 内 ROM エミュレーションメモリ , 外 ROM エミュレーションメモリ , 外部トレースメ モリのデータはユーザシステムの電源切断によって失われます。 • アダプタとエミュレータは , DSU ケーブルで接続されます。このため , エミュレータ の持つ外部トレース機能およびパフォーマンス測定などの各種測定機能については 非対応となります。 LQFP-176P ヘッダタイプ 4 (MB2198-305-E) と MB91V460 を使用し , ヘッダボードに対 応した MB91460R シリーズの量産 MCU ( 以降 , MB91460R シリーズと称します ) をエミュ レーションする場合は , 以下の制限事項が追加されます。 • UVCC3が3.3 V± 0.3 V, UVCC5 が5 V± 10 % で動作するとき, 外部バスを通してユー ザシステムとアクセスする場合は , EPILRx.y レジスタ ( 詳細は , MB91V460 または MB91460R シリーズ のデータシートを参照 ) を用いて , 外部バスの入力レベルを 5 V TTL レベルに設定してください。 • UVCC3 が 3.3 V±0.3 V, UVCC5 が 5 V±10%で動作するとき, MB91460Rシリーズ の 98 番端子から 113 番端子に割付けられたポートはヘッダボードのレベルシフト機能 の対象外となっているため , これらの端子を汎用ポートとして使用するときは 5 V I/ O 端子になります。 • 上記を除く MB91460R シリーズ のすべての I/O 端子にレベルシフト機能を挿入しま す。 このため , MB91460R シリーズ の各 I/O 端子が 3.3 V ± 0.3 V, 5 V ± 10% 混在で 動作するような電源接続を MB91460R シリーズの VCC5 ( ピン番号 : 176, 162, 147, 133) および VCC3 ( ピン番号 : 11, 12, 36, 44, 57, 73, 89) に対して行った場合でも , 3.3 V ± 0.3 V で駆動するユーザシステム端子と MB91V460 とのインタフェースがと れるよう , MB91V460 の対応する端子に VCC5 にてプルアップ処理 ( 抵抗値 : 10 kΩ) を施しています。 また , プルアップ抵抗は取外し可能なので , 不要な場合は取り外してください。 5 • レベルシフト機能を挿入した各 I/O 端子が 5 V ± 10% で動作するような電源接続を MB91460R シリーズ の VCC5 ( ピン番号 : 176, 162, 147, 133), VCC3 ( ピン番号 : 11, 12, 36, 44, 57, 73, 89) に対して行った場合 , MB91V460 に入力される信号の電圧は 4.4 V ± 0.1 V となります。 • LQFP-176P ヘッダタイプ 4 (MB2198-305-E) を使用し , MB91V460 の VCC5 に 5 V ± 10% を印加する場合 , アダプタはユーザシステムからのクロック入力をサポートし ていないため , 評価 MCU へのクロック供給は必ずアダプタ上から行ってください。 • MB91V460 の VCC5 に 3.3 V ± 0.3 V を印加するとき , 外 ROM エミュレーションメモ リにアクセスする際は 1 ウェイトのウェイトを挿入してください。 6 3. 接続方法 ■ 評価 MCU の接続 図 3 を参照して , 評価 MCU を接続します。 評価 MCU 用 IC ソケットの位置については ,「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を 参照してください。 1. IC ソケット上部を垂直に押し下げます。 2. IC フックが起き上がったことを確認し , 評価 MCU を IC ソケット上に置いてください。 3. 静かに IC ソケット上部を上げ , IC フックで評価 MCU が固定されたことを確認します。 <注意事項> IC ソケット上部を押し下げる際は , 基板がたわまないように基板下を支えるなど , 取扱いに注 意してください。また , 評価 MCU を IC ソケットへ接続する場合は , 評価 MCU のインデック ス (●) 表示位置と , 基板上の IC ソケットのインデックス (▲) 表示位置を合わせて接続してく ださい。 インデックス表示 インデックス表示 評価 MCU 評価 MCU 固定用ラッチ 図 3 評価 MCU の接続 ■ 水晶発振子の接続 図 4 を参照して , 水晶発振子を接続します。 水晶発振子用 IC ソケットの位置については ,「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を 参照してください。 1. 水晶発振子用 IC ソケットの 1 番端子 , 8 番端子に水晶発振子を接続します。 2. 水晶発振子用 IC ソケットの 2 番端子 ( もしくは 3 番端子 ) と 4 番端子との間にコンデ ンサを接続します。 3. 各水晶発振子用 IC ソケットの 7 番端子 ( もしくは 6 番端子 ) と 5 番端子との間にコン デンサを接続します。 水晶発振子 コンデンサ コンデンサ 図 4 水晶発振子の接続 7 <注意事項> 発振子と組合わせて実装するコンデンサは , 発振子の推奨値よりも 10 pF 程度小さな値のも のを使用してください。 発振子の推奨値のものを実装した場合 , ソケットの寄生容量や配線負荷の影響により発振安 定時間が標準値よりも長くなる場合があり , クロック切換え動作が不安定になるなどの問題 が出る場合があります。 ■ ヘッダボードの接続 図 5 を参照して , ヘッダボードを接続します。 ヘッダ I/F コネクタ 1, 2 の位置については ,「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」 を参 照してください。 アダプタのヘッダ I/F コネクタ 1, 2 とヘッダボードのアダプタ I/F コネクタ 1, 2 をそれ ぞれ接続します。 アダプタ 基板用足 ヘッダボード 図 5 ヘッダボードの接続 ■ ユーザシステムの接続 図 6 および図 7 を参照して , ユーザシステムを接続します。 1. ユーザシステム上に実装されている NQPACK ( ヘッダボード付属品 ) のインデックス (▲) の示す 1 番ピンの位置と , ヘッダボード上のインデックス (▲) の位置を合わせて差 し込みます ( 図 6 を参照 ) 。 YQPACK のピンは細く曲がりやすいため , NQPACK に接続する場合は , YQPACK のピ ンが曲がっていないことを確認して差し込んでください。 2. アダプタの基板用足の蝶ねじを緩め足の高さを調節した後 , 蝶ねじをしっかりと締め ます。 3. ヘッダボード上の 4 箇所のネジ穴にワッシャを通したヘッダボード固定用ネジ ( ヘッ ダボード付属品 ) を入れ , 対角にネジを締めてください ( 図 7 を参照 )。 ネジを締める際は NQPACK 添付の専用ドライバーを使用し , 順次均等に締めてくださ い。 8 基板用足 アダプタ ヘッダボード 絶縁板 ヘッダボード インデックス (▼) ユーザシステム NQPACK インデックス (▲) YQPACK ( 半田面側に実装 ) 図 6 ユーザシステムの接続 ヘッダボード 固定用ネジ ワッシャ ヘッダボード YQPACK NQPACK ユーザシステム 図 7 ヘッダボードの固定 9 ■ GHS 社製 SuperTrace Probe の接続 図 8 を参照して , GHS 社製 SuperTrace Probe を接続します。 STP コネクタの位置については「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を参照してくだ さい。 Super Trace Probe STP コネクタ 1 番ピン 図 8 GHS 社製 SuperTrace Probe の接続 ■ AC アダプタの接続 図 9 を参照して , AC アダプタを接続します。 DC ジャックの位置については「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を参照してくださ い。 1. AC コードを AC アダプタに接続します。 2. AC アダプタをアダプタに接続します。 3. AC プラグを AC コンセントに挿し込んでください。 DC ジャック AC アダプタ 図 9 AC アダプタの接続 10 4. 操作方法 各種基本設定方法および電源投入 / 切断手順について説明します。電源投入前に必ずお 読みください。 また , シャットダウン電圧の設定以外は , 必ずシステムのすべての電源を切 断した上で行ってください。 4.1 ショートプラグの設定 ■ VCC5 ショートプラグの設定 図 10 に VCC5 ショートプラグの製品出荷時の設定と設定内容を示します。アダプタ上の VCC5ショートプラグの位置については「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を参照して ください。 本ショートプラグで評価 MCU の VCC5 に接続する電源を選択するほか , VCC5 に接続 する電源を監視し , 1 V を加えた電源を VCC5H としてヘッダボードに出力します。 上限値 は 5.4 V, 下限値は 4.0 V です。 UVCC3 VCC5 UVCC5 S28 名称 設定値 内容 備考 UVCC3 評価 MCU の VCC5 に UVCC3 を接続します。 MB91V460 使用時 , VCC5 に 3.3 V 系電源を接続す る場合はこちらを選択します。 UVCC5 評価 MCU の VCC5 に UVCC5 を接続します。 MB91V460 使用時 , VCC5 に 5 V 系電源を接続す る場合はこちらを選択します。 VCC5 評価 MCU を 5 V もしくは 3.3 V の単一電源で駆動する場合はどちらを選択してもかまいません。 図 10 VCC5 ショートプラグの設定 11 USER EVA S31 S30 MCLKI MCLKO USER EVA ■ MCLKI/MCLKO ショートプラグの設定 図 11 に MCLKI/MCLKO ショートプラグの製品出荷時の設定と設定内容を示します。ア ダプタ上の MCLKI/MCLKO ショートプラグの位置については 「1. 製品の概要 ■ 外観およ び各部名称」を参照してください。 本ショートプラグの設定は , 使用する評価 MCU のハードウェアマニュアルなどを参照 し , 使用環境に合わせて選択してください。 名称 設定値 USER MCLKI EVA USER MCLKO EVA 内容 F36 番端子 (MCLKI) をユーザシステムに接続します。 F36 番端子 (MCLKI) を F35 番端子 (MCLKO) に接続しま す。 ( ) 内の端子名は MB91V460 の端子名です。 F35 番端子 (MCLKO) をユーザシステムに接続します。 F36 番端子 (MCLKI) を F35 番端子 (MCLKO) に接続しま す。 図 11 MCLKI/MCLKO ショートプラグの設定 12 備考 S21 名称 PULLDOWN P10_7 PULLUP ■ P10_7 ショートプラグの設定 図 12 に P10_7 ショートプラグの製品出荷時の設定と設定内容を示します。アダプタ上の P10_7ショートプラグの位置については「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を参照して ください。 本ショートプラグの設定は , 使用する評価 MCU のハードウェアマニュアルなどを参照 し , 使用環境に合わせて選択してください。 設定値 内容 PULLUP E37 番端子 (P10_7) に VCC5 で 100 kΩ プルアップ 処理を追加します。 P10_7 PULLDOWN 備考 E37 番端子 (P10_7) に 100 kΩ プルダウン処理を追 加します。 ( ) 内の端子名は MB91V460 の端子名です。 プルアップ , プルダウン処理が不必要な場合はショートプラグを取り外してください。 図 12 P10_7 ショートプラグの設定 3.3V VCC3SEL S27 3.5V ■ VCC3SEL ショートプラグの設定 図 13 に VCC3SEL ショートプラグの製品出荷時の設定と設定内容を示します。アダプタ 上の VCC3SEL ショートプラグの位置については 「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を 参照してください。 本ショートプラグの設定は , 使用する評価 MCU のハードウェアマニュアルなどを参照 し , 使用環境に合わせて選択してください。 名称 設定値 内容 備考 3.5 V MB91V460 使用時はこちらを選択してく 評価 MCU の VCC3 に 3.5 V の電源を接 ださい。電源はアダプタ上のレギュレー 続します。 タより供給します。 3.3 V 評価 MCU の VCC3 に 3.15 V を下限と して UVCC3 に追従する電源を接続し ます。 VCC3SEL 電源はアダプタ上のレギュレータより供 給します。 図 13 VCC3SEL ショートプラグの設定 13 S29 名称 設定値 UVCC3 VCC3H UVCC5 UVCC5 VCC3H UVCC3 ■ VCC3H ショートプラグの設定 図 14 に VCC3H ショートプラグの製品出荷時の設定と設定内容を示します。アダプタ上 の VCC3H ショートプラグの位置については 「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」 を参照 してください。 本ショートプラグの設定は , 使用する評価 MCU のハードウェアマニュアルなどを参照 し , 使用環境に合わせて選択してください。 内容 備考 UVCC3 の電位を監視し , 1 V を加えた電源を VCC3H と してヘッダボードに接続します。 上限値は 5.4 V, 下限値は UVCC5 の電位を監視し , 1 V を加えた電源を VCC3H と 4.0 V です。 してヘッダボードに接続します。 図 14 VCC3H ショートプラグの設定 名称 SHDNSEL 設定値 UVCC3 S26 UVCC5 SHDNSEL ■ SHDNSEL ショートプラグの設定 図 15 に SHDNSEL ショートプラグの製品出荷時の設定と設定内容を示します。アダプタ 上の SHDNSEL ショートプラグの位置については 「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」 を参照してください。 本ショートプラグの設定は , 使用する評価 MCU のハードウェアマニュアルなどを参照 し , 使用環境に合わせて選択してください。 内容 UVCC3 の電位を監視し , シャットダウン電圧以下と UVCC3 なったとき , アダプタからの電源供給 (VCC3H, VCC5H, シャットダウン電圧の初 期値は 2.5 V です。 評価 MCU の VCC3 供給電源 ) を切断します。 シャットダウン電圧は調 UVCC5 の電位を監視し , シャットダウン電圧以下と 整可能です。 UVCC5 なったとき , アダプタからの電源供給 (VCC3H, VCC5H, 調整範囲:1.3 V ∼ 3.1 V 評価 MCU の VCC3 供給電源 ) を切断します。 図 15 SHDNSEL ショートプラグの設定 14 備考 D32 S13 D16 D32_D16SL 1 S12 0 MDENS2 1 S10 0 MDENS1 1 S11 0 MDENS0 ■ 外 ROM エミュレーションメモリ設定ショートプラグの設定 図 16 に外 ROM エミュレーションメモリ設定ショートプラグの製品出荷時の設定と設 定内容を示します。アダプタ上の外 ROM エミュレーションメモリ設定ショートプラグの 位置については「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を参照してください。 本ショートプラグの設定は , 使用する評価 MCU のハードウェアマニュアルなどを参照 し , 使用環境に合わせて選択してください。 A A * * * : 基板レイアウトの都合上 , シルク表記が離れた場所に記載されています。 「A」と表記されているシルク表記とショートプラグが対応しています。 名称 MDENS0 MDENS1 MDENS2 設定値 内容 MDENS2 MDENS1 MDENS0 0 0 0 メモリディセーブル 0 0 1 メモリディセーブル 0 1 0 メモリディセーブル 0 1 1 メモリ容量を 512 KB に設定します。 1 0 0 メモリ容量を 1 MB に設定します。 1 0 1 メモリ容量を 2 MB に設定します。 1 1 0 メモリ容量を 4 MB に設定します。 1 1 1 メモリ容量を 8 MB に設定します。 D32 外 ROM エミュレーションメモリアクセス時のバス幅を 32 ビットに設定します。 D16 外 ROM エミュレーションメモリアクセス時のバス幅を 16 ビットに設定します。 D32_D16SL 図 16 外 ROM エミュレーションメモリ設定ショートプラグの設定 15 EML EML B EML * B EML * S23 X1 USER S22 X0 USER S25 X1A USER S24 X0A USER ■ X0/X1, X0A/X1A ショートプラグの設定 図 17 に X0/X1, X0A/X1A ショートプラグの製品出荷時の設定と設定内容を示します。ア ダプタ上の X0/X1, X0A/X1A ショートプラグの位置については「1. 製品の概要 ■ 外観およ び各部名称」を参照してください。 本ショートプラグの設定は , 使用する評価 MCU のハードウェアマニュアルなどを参照 し , 使用環境に合わせて選択してください。 * : 基板レイアウトの都合上 , シルク表記が離れた場所に記載されています。 「B」と表記されているシルク表記とショートプラグが対応しています。 名称 設定値 内容 USER AB35 番端子 (X1) をユーザシステムに接続 します。 EML AB35 番端子 (X1) にアダプタ上の水晶発振 子用 IC ソケットの X1 端子を接続します。 USER AA36 番端子 (X0) をユーザシステムに接続 します。 X1 X0 EML AB38 番端子 (X1A) をユーザシステムに接 続します。 EML AB38 番端子 (X1A) にアダプタ上の水晶発 振子用 IC ソケットの X1A 端子を接続しま す。 USER AA35 番端子 (X0A) をユーザシステムに接 続します。 X0A EML LQFP-176P ヘッダタイプ 4 (MB2198305-E) 使用時 , 評価 MCU の VCC5 に 5V ± 10%を印加する場合はこちらを選 択してください。 LQFP-176P ヘッダタイプ 4 (MB2198AA36 番端子 (X0) にアダプタ上の水晶発振 305-E) 使用時 , 評価 MCU の VCC5 に 子用 IC ソケットの X0 端子を接続します。 5V ± 10%を印加する場合はこちらを選 択してください。 USER X1A 備考 LQFP-176P ヘッダタイプ 4 (MB2198305-E) 使用時 , 評価 MCU の VCC5 に 5V ± 10%を印加する場合はこちらを選 択してください。 LQFP-176P ヘッダタイプ 4 (MB2198AA35 番端子 (X0A) にアダプタ上の水晶発振 305-E) 使用時 , 評価 MCU の VCC5 に 子用 IC ソケットの X0A 端子を接続します。 5V ± 10%を印加する場合はこちらを選 択してください。 図 17 X0/X1, X0A/X1A ショートプラグの設定 16 S5 EN CSV_KILL DIS S2 EN ADC_SEL DIS S7 EN FSC_DISABLE DIS S1 EN ALARM_SEL DIS ■ 評価 MCU 設定ショートプラグの設定 図 18 に評価 MCU 設定ショートプラグの製品出荷時の設定と設定内容を示します。アダ プタ上の評価 MCU 設定ショートプラグの位置については 「1. 製品の概要 ■ 外観および各 部名称」 を参照してください。 本ショートプラグの設定は , 使用する評価 MCU のハードウェアマニュアルなどを参照 し , 使用環境に合わせて選択してください。 評価 MCU 設定 ショートプラグ * S6 DIS SRAM_SFX EN S4 DIS FIX_ENX EN S3 EN HWWDG_KILL DIS 評価 MCU 設定ショートプラグ シルク表示 * * : 基板レイアウトの都合上 , シルク表記が離れた場所に記載されています。 評価 MCU 設定ショートプラグシルク表示と評価 MCU 設定ショートプラグが対応しています。 名称 設定値 内容 DIS AE3 番端子 (SRAM_SFX) を VCC5 に接続します。 EN AE3 番端子 (SRAM_SFX) を GND に接続します。 DIS AF3 番端子 (CSV_KILL) を GND に接続します。 EN AF3 番端子 (CSV_KILL) を VCC5 に接続します。 DIS AH2 番端子 (FIX_ENX) を VCC5 に接続します。 EN AH2 番端子 (FIX_ENX) を GND に接続します。 DIS AG2 番端子 (HWWDG_KILL) を GND に接続します。 EN AG2 番端子 (HWWDG_KILL) を VCC5 に接続します。 DIS AF4 番端子 (FSC_DISABLE) を GND に接続します。 EN AF4 番端子 (FSC_DISABLE) を VCC5 に接続します。 DIS AF1 番端子 (ADC_SEL) を GND に接続します。 EN AF1 番端子 (ADC_SEL) を VCC5 に接続します。 DIS AE4 番端子 (ALARM_SEL) を GND に接続します。 EN AE4 番端子 (ALARM_SEL) を VCC5 に接続します。 備考 SRAM_SFX CSV_KILL FIX_ENX HWWDG_KILL ( ) 内の端子名は MB91V460 の端 子名です。 FSC_DISABLE ADC_SEL ALARM_SEL 図 18 評価 MCU 設定ショートプラグの設定 17 ■ ツールバス設定ショートプラグの設定 図19 にツールバス設定ショートプラグの製品出荷時の設定と設定内容を示します。アダ プタ上のツールバス設定ショートプラグの位置については 「1. 製品の概要 ■ 外観および各 部名称」 を参照してください。 本ショートプラグの設定は , 使用する評価 MCU のハードウェアマニュアルなどを参照 し , 使用環境に合わせて選択してください。 ツールバス設定用 ショートプラグシルク表示 * PD_OFF PD_OFF PD_OFF PD_OFF S16 ICD3 S17 PD_ON ICD2 S17 PD_ON ICD1 S17 PD_ON ICD0 PD_ON S15 USER TRSTX ICE S14 USER INITX ICE S20 PD_ON BREAK PD_OFF ツールバス設定用ショートプラグ * * : 基板レイアウトの都合上 , シルク表記が離れた場所に記載されています。 ツールバス設定用ショートプラグとツールバス設定用ショートプラグシルク表示が対応しています。 名称 設定値 ユーザシステムからの INITX 信号をエミュレータ エミュレータ使用時は必ずこちらに設定 経由で評価 MCU の INITX 端子に接続します。 してください。 USER ユーザシステムからの INITX 信号を評価 MCU に エミュレータを切り離してアダプタを使 用する際はこちらを選択してください。 直接接続します。 ICE TRSTX USER ICD3 ICD2 ICD1 ICD0 備考 ICE INITX BREAK 内容 評価 MCU の TRSTX 端子をエミュレータにて制 御します。 エミュレータ使用時は必ずこちらに設定 してください。 ユーザシステムからの INITX 信号を評価 MCU の エミュレータを切り離してアダプタを使 TRSTX に直接接続します。 用する際はこちらを選択してください。 PD_ON 100 kΩ のプルダウン抵抗を接続します。 PD_OFF 100 kΩ のプルダウン抵抗を接続しません。 PD_ON 100 kΩ のプルダウン抵抗を接続します。 PD_OFF 100 kΩ のプルダウン抵抗を接続しません。 PD_ON 100 kΩ のプルダウン抵抗を接続します。 PD_OFF 100 kΩ のプルダウン抵抗を接続しません。 PD_ON 100 kΩ のプルダウン抵抗を接続します。 PD_OFF 100 kΩ のプルダウン抵抗を接続しません。 PD_ON 100 kΩ のプルダウン抵抗を接続します。 PD_OFF 100 kΩ のプルダウン抵抗を接続しません。 評価 MCU に MB91460 を使用しエミュ レータを切り離してアダプタを使用する 際はこちらを選択してください。 評価 MCU に MB91460 を使用しエミュ レータを切り離してアダプタを使用する 際はこちらを選択してください。 評価 MCU に MB91460 を使用しエミュ レータを切り離してアダプタを使用する 際はこちらを選択してください。 評価 MCU に MB91460 を使用しエミュ レータを切り離してアダプタを使用する 際はこちらを選択してください。 評価 MCU に MB91460 を使用しエミュ レータを切り離してアダプタを使用する 際はこちらを選択してください。 図 19 ツールバス設定ショートプラグの設定 18 ■ C ショートプラグの設定 図 20 に C ショートプラグの製品出荷時の設定と設定内容を示します。アダプタ上の C ショートプラグの位置については「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を参照してくだ さい。 本ショートプラグの設定は , 使用する評価 MCU のハードウェアマニュアルなどを参照 し , 使用環境に合わせて選択してください。 S8 VCC3C C VCC3 名称 設定値 VCC3C C VCC3 内容 評価 MCU の VCC3C 端子 ( ピン番号:AA38, Y37, Y36, Y35) にヘッダボードの VCC3C 端子 ( ヘッダ I/F コネクタ 1 の B95 番端子 ) を接続します。 評価 MCU の VCC3C 端子 ( ピン番号:AA38, Y37, Y36, Y35) に VCC3 を接続しま す。 評価 MCU の VCC3C 端子 ( ピン番号:AA38, Y37, Y36, Y35) には個別に 0.1 µF のコンデンサが付加され ています。 図 20 C ショートプラグの設定 19 P243 CN3_A5 S35 S34 CN2_B67 CN2_B68 S33 P225 S32 P242 CN3_A6 P224 ■ P225, P243 設定ショートプラグ , P224, P242 設定ショートプラグの設定 図 21 に P225, P243 設定ショートプラグ , P224, P242 設定ショートプラグの製品出荷時 の設定を示します。アダプタ上の P225, P243 設定ショートプラグ , P224, P242 設定ショー トプラグの位置については「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を参照してください。 図 21 P225, P243 設定ショートプラグ , P224, P242 設定ショートプラグの設定 <注意事項> 本ショートプラグは , 使用するヘッダボードに合わせて設定を変更してください。 設定方法は , 各ヘッダボードの取扱説明書を参照してください。 特に設定方法に指示のない場合は , 図 21 の設定のままご使用ください。 20 4.2 ソケット実装抵抗器の取扱い アダプタ上には集合抵抗 (10 kΩ) が 10 個 , 単抵抗 (100 kΩ) が 4 個 , 単抵抗 (10 kΩ) が 8 個のソケットにて実装されています。使用する評価 MCU の仕様と , ユーザシステムの状況 によっては取外しが可能です。各抵抗器の名称を基板上にシルク表示していますので , 表 2 とあわせて確認してください。 表 2 ソケット実装抵抗器の取扱い 抵抗器 内容 ALARM_0 L4 番端子 (ALARM_0) を 100 kΩ でプルダウン処理 ALARM_1 L3 番端子 (ALARM_1) を 100 kΩ でプルダウン処理 RSTX AD2 番端子 (RSTX) を 100 kΩ にてプルアップ処理 HSTX AC3 番端子 (HSTX) を 100 kΩ にてプルアップ処理 NMIX AD3 番端子 (NMIX) を 10 kΩ にて VCC5 にプルアップ処理 P16_7 B26 番端子 (P16_7) を 10 kΩ にて VCC5 にプルアップ処理 P17_4 B22 番端子 (P17_4) を 10 kΩ にて VCC5 にプルアップ処理 P17_5 D23 番端子 (P17_5) を 10 kΩ にて VCC5 にプルアップ処理 P17_6 D24 番端子 (P17_6) を 10 kΩ にて VCC5 にプルアップ処理 P17_7 A25 番端子 (P17_7) を 10 kΩ にて VCC5 にプルアップ処理 P14_[7:0] P15_[7:0] P17_[3:0] P18_[7:0] P19_[7:0] P20_[7:0] P21_[7:0] 備考 ( ) 内の端子名は MB91V460 の 端子名を表します。 LQFP-176P ヘッダタイプ 4 使 用時の未使用端子処理。 ユーザシステムの状況により 本端子処理が不必要な場合は 取外しが可能です。 B30, A31, B29, C29, D29, C28, D28, A30 番端子 (P14_[7:0]) を MB91V460 の VCC5 に 5 V ± 10 kΩ 集合抵抗にて VCC5 でプルアップ処理 10 %を印加し , ヘッダボード に MB2198-305-E などのレベ A29, B28, B27, D27, C27, D26, C26, A28 番端子 (P15_[7:0]) を ルシフト機能搭載ヘッダボー 10 kΩ 集合抵抗にて VCC5 でプルアップ処理 ドを使用するとき , 本端子が 5 C23, B21, C22, A24 番端子 (P17_[3:0]) を 10 kΩ 集合抵抗にて V ± 10 % → 3.3 V ± 0.3 V の レベルシフト機能の対象と VCC5 でプルアップ処理 なっている場合は取り外さな D22, A23, C21, A22, D21, A21, D20, B20 番端子 (P18_[7:0]) を いでください。 10 kΩ 集合抵抗にて VCC5 でプルアップ処理 レベルシフト機能の詳細は , C20, A20, C19, A19, D19, B19, D18, A18 番端子 (P19_[7:0]) を 各ヘッダボードの取扱説明書 を参照してください。 10 kΩ 集合抵抗にて VCC5 でプルアップ処理 MB91V460 でエミュレーショ A17, B18, C18, B17, C17, D17, D16, A16 番端子 (P20_[7:0]) を ンする量産 MCU については 各量産 MCU のデータシート 10 kΩ 集合抵抗にて VCC5 でプルアップ処理 を参照してください。 B16, A15, B15, C16, C15, B14, B13, A14 番端子 (P21_[7:0]) を 10 kΩ 集合抵抗にて VCC5 でプルアップ処理 P22_[7:0] A13, D14, C14, D13, C13, B12, B11, A14 番端子 (P22_[7:0]) を 10 kΩ 集合抵抗にて VCC5 でプルアップ処理 P23_[7:0] D12, A11, D11, C12, C11, B10, B9, A10 番端子 (P23_[7:0]) を 10 kΩ 集合抵抗にて VCC5 でプルアップ処理 P24_[7:0] A9, D10, C10, D9, C9, B8, B7, A8 番端子 (P24_[7:0]) を 10 kΩ 集合抵抗にて VCC5 でプルアップ処理 21 4.3 モニタデータの観測 汎用測定機などをモニタピンに接続して , 各信号を観測します。アダプタ上の MONCLK モニタピン , モニタピン C グループの位置については 「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名 称」 を参照してください。 MONCLK モニタピンは評価 MCU の W37 番端子の信号をモニタします。 図 22 にモニタピン C グループとモニタピン C グループシルク表示との対応を示します。 IHIT0 FLASH_ALE FLASH_RDY FLASH_SECUR FLASH_ATDIN TP4 TP5 TP14 TP6 TP11 TP2 TP7 TP8 TP12 C C TP1 TP3 TP9 TP10 IHIT2 FLASH_SYSNC FLASH_FRSTX FLASH_RD32 モニタピン C グループ シルク表示 * IHIT3 IHIT1 FLASH_EQIN FLASH_BYTEX モニタピン C グループ * * : 基板レイアウトの都合上,シルク表記が離れた場所に記載されています。 モニタピン C グループとモニタピン C グループシルク表示が対応しています。 モニタピン 内容 IHIT3 評価 MCU の AN36 番端子 (IHIT3) の信号をモニタします。 IHIT2 評価 MCU の AN37 番端子 (IHIT2) の信号をモニタします。 IHIT1 評価 MCU の AM36 番端子 (IHIT1) の信号をモニタします。 IHIT0 評価 MCU の AP38 番端子 (IHIT0) の信号をモニタします。 FLASH_ALE FLASH_SECUR 評価 MCU の AN38 番端子 (FLASH_ALE) の信号をモニタします。 評価 MCU の AM38 番端子 (FLASH_SECUR) の信号をモニタします。 FLASH_ATDIN 評価 MCU の AL35 番端子 (FLASH_ATDIN) の信号をモニタします。 FLASH_EQIN 評価 MCU の AL36 番端子 (FLASH_EQIN) の信号をモニタします。 FLASH_BYTEX 評価 MCU の AK36 番端子 (FLASH_BYTEX) の信号をモニタします。 FLASH_FRSTX 評価 MCU の AK37 番端子 (FLASH_FRSTX) の信号をモニタします。 FLASH_RDY 評価 MCU の AM37 番端子 (FLASH_RDY) の信号をモニタします。 FLASH_SYNC 評価 MCU の AL37 番端子 (FLASH_SYNC) の信号をモニタします。 FLASH_RD32 評価 MCU の AK35 番端子 (FLASH_RD32) の信号をモニタします。 図 22 モニタピン C グループとモニタピン C グループシルク表示の対応 22 備考 ( ) 内の端子名は MB91V460 の端 子名です。 4.4 シャットダウン電圧の設定 シャットダウン電圧は , 出荷時の設定で 2.5V に設定されていますが , アダプタ上の シャットダウン電圧調整用半固定抵抗器を用いてシャットダウン電圧の調整が可能です。 シャットダウン電圧調整用半固定抵抗器の位置については 「1. 製品の概要 ■ 外観および各 部名称」 を参照してください。 図 23 を参照して , 下記のとおり調整を行います。 1. SHDN とシルク表示したランドと GND とシルク表示したモニタピンの間に電圧計を接 続します。 2. アダプタに付属の AC アダプタを接続します。 3. アダプタ上の電源スイッチを ON にします。 RV4 4. 電圧計を確認しながらシャットダウン電圧調整用半固定抵抗器を左右に回しシャット ダウン電圧を調整します。 シャットダウン電圧調整範囲:1.3 V ∼ 3.1 V S26 SHDNSEL f UVCC3 UVCC5 M37 M29 SHDN GND 電圧計を接続する シャットダウン電圧が下がる シャットダウン電圧が上がる 図 23 シャットダウン電圧の調整 <注意事項> シャットダウン電圧調整用半固定抵抗器以外の半固定抵抗器の設定は変更しないでくださ い。 23 4.5 電源投入 / 切断手順 ■ 電源投入順序 電源投入は , すべての接続が終了してから , 図 24 の順序で行ってください。 エミュレータの電源投入は , エミュレータ背面の電源スイッチを押し込むことにより行 います。 このとき , スイッチは押し込まれた状態で固定されます。電源スイッチの位置につ いては , エミュレータのハードウェアマニュアルを参照してください。 アダプタの電源投入は , アダプタ上の電源スイッチで行います。アダプタの電源スイッ チの位置については「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を参照してください。 なお , 製品出荷直後の状態では , ユーザシステム電源の投入前にエミュレータの初期化 作業 ( モニタローディング ) が必要です。初期化作業の方法については ,「SOFTUNE Workbench 操作マニュアル」を参照してください。 ホストコンピュータの電源を投入 エミュレータの電源を投入 エミュレータの POWER LED 点灯 「SOFTUNE Workbench」を起動 「Emulator Debugger」を起動 YES エミュレータ初期化済みか ? NO エミュレータ初期化作業を実施 ダイアログ表示を確認 ( 図 25 を参照 ) アダプタの電源を投入 ユーザシステムの電源を投入 (GHS 社製 SuperTrace Probe 使用時は , ユーザシステムの電源投入後に , SuperTrace Probe の電源投入を行う ) ダイアログ表示にて「OK」をクリック 図 24 電源投入の順序 24 図 25 ダイアログ表示 <注意事項> 電源の投入は , 必要なすべての接続が終了してから行ってください。 感電の恐れがあるため , 電源投入後は本製品の金属部分に身体が触れないようにしてくださ い。 ユーザシステムに電源が投入されると , エミュレータの「UVCC」LED が点灯します。電源投 入時に LED が点灯しない場合は , 速やかに全システムの電源を切断して接続ミスなどがない ことを確認し , 原因を取り除いた上で再度投入してください。 ■ 電源切断順序 電源切断は , 図 26 に示す順序で行ってください。 エミュレータの電源切断は , エミュレータ背面の電源スイッチを押し込んで手を離すこ とにより行います。このとき , 押し込んだスイッチは , OFF の状態 ( スイッチが突き出した 状態 ) に戻ります。 電源スイッチの位置については , エミュレータのハードウェアマニュ アルを参照してください。 アダプタの電源切断は , アダプタ上の電源スイッチで行います。アダプタの電源スイッ チの位置については「1. 製品の概要 ■ 外観および各部名称」を参照してください。 「Emulator Debugger」を終了 ユーザシステムの電源を切断 (GHS 社製 SuperTrace Probe 使用時は , ユー ザシステムの電源切断を行う前に , SuperTrace Probe の電源を切断する ) アダプタの電源を切断 エミュレータの電源を切断 ホストコンピュータの電源を切断 ( 必要な場合 ) 図 26 電源切断の順序 25 5. 仕様 5.1 一般仕様 アダプタの一般仕様を表 3 に示します。 表 3 一般仕様 項目 内容 DSU-FR エミュレータ BGA-660P アダプタ タ イプ 2 (MB2198-300A-E) 製品名称 ( 型格 ) ユーザシステム電源 備考 UVCC5 * 3.0 V ∼ 5.5 V ユーザシステムより供給 UVCC3 * 3.15 V ∼ 3.6 V ユーザシステムより供給 16 V アダプタ電源 AC アダプタより供給 VCC5H UVCC5 + 1 V ( 下限値:4.0 V, 上限値:5.4 V) ヘッダボードへ出力 レベルシフタ用 VCC3H UVCC3 + 1 V ( 下限値:4.0 V, 上限値:5.4 V) ヘッダボードへ出力 レベルシフタ用 動作温度および保存温度 動作時:+5 °C ∼ +35 °C 保存時:0 °C ∼ +70 °C 結露がないこと 動作湿度および保存湿度 動作時:20 % ∼ 80 % 保存時:20 % ∼ 80 % 結露がないこと 外形寸法 170 mm (W) × 230 mm (D) × 42 mm (H) 基板用足は含まない ヘッダボード電源 重量 487.0 g * : ユーザシステム電源は使用する評価 MCU により動作電圧範囲が異なります。 評価 MCU の VCC3 はアダプタ上のレギュレータより電源を供給します。詳細は「5.2 機能仕様」を参照 してください。 評価 MCU の VCC5 はユーザシステムより電源を供給します。詳細は「5.2 機能仕様」を参照してください。 26 5.2 機能仕様 アダプタの機能仕様を表 4 に示します。 表 4 アダプタ機能仕様 項目 内容 アダプタ機能 ヘッダボードとあわせて使用し , エミュレータおよび評価 MCU とユーザシステムを接 続するアダプタとして機能します。エミュレータとの接続にはアダプタ上の DSU コネ クタに , DSU ケーブルを接続して使用します。 内 ROM エミュ レーション メモリ 内 ROM エミュレーションメモリとして SRAM を 8MB (2 M ワード× 8 ビット× 4) 搭載 します。 外 ROM エミュレーションメモリとして SRAM を 8MB (2 M ワード× 8 ビット× 4) 搭載 します。 外 ROM エミュレーションメモリ容量を 0 B から 512 KB, 1 MB, 2 MB, 4 MB, 8 MB の間で 切換え可能です。また , メモリ容量を制限したとき , アドレスの上位端子はポートとし て使用可能です。メモリ容量と使用するアドレス端子の関係を以下に示します。 外 ROM エミュ レーション メモリ メモリ容量 32 ビットバス幅 16 ビットバス幅 8 MB A[22:2] A[22:1] 4 MB A[21:2] A[21:1] 2 MB A[20:2] A[20:1] 1 MB A[19:2] A[19:1] 512 KB A[18:2] A[18:1] 0B ― ― メモリ容量の切換えは MDENS2, MDENS1, MDENS0 ショートプラグを用います。各 ショートプラグの詳細は「4.1 ショートプラグの設定」を参照してください。 外部バスの I/O レベルは 3.3 V TTL から 5 V CMOS まで対応可能です。 AC 仕様の詳細は「5.4 外 ROM エミュレーションメモリ AC 仕様」を参照してくださ い。 16 ビットバス幅 , 32 ビットバス幅に対応しています。バス幅の切換えには D32_D16SL ショートプラグを用います。ショートプラグの詳細は「4.1 ショートプラグの設定」を 参照してください。 外部トレース メモリ 外部トレースメモリとして SSRAM を 64 K フレーム (64 K ワード× 36 ビット× 2) 実装 します。なお , GHS 社製 SuperTrace Probe 接続時 , 本メモリは無効になります。外部ト レースデータは SuperTrace Probe に格納したデータを参照してください。 GHS 社製 SuperTrace Probe 接続 38 ピンの MICTOR コネクタを持ち , GHS 社製 SuperTrace Probe に接続する機能を持ち ます。SuperTrace Probe 接続時 , 評価 MCU の外部トレースデータは , SuperTrace Probe に 格納されます。SuperTrace Probe の詳細は SuperTrace Probe に添付の取扱説明書を参照し てください。 (続く) 27 項目 内容 アダプタ上の DC ジャックに AC アダプタ (16 V) を接続し , アダプタ上の評価 MCU, 外 部トレースメモリ , 内 / 外エミュレーションメモリなどや , ヘッダボード上のレベルシ フタに電源を供給します。また電源スイッチを持ち , AC アダプタからの電源の投入 / 切 断が可能です。この電源スイッチに電源ランプが連動しています。 電源仕様 評価 MCU の VCC3 端子には 3.5 V 固定もしくは 3.15 V を下限として UVCC3 に追従す る電源を接続します。接続する電源の選択は VCC3SEL ショートプラグを用います。 MB91V460 使用時は 3.5 V 固定です。ショートプラグの詳細は「4.1 ショートプラグの 設定」を参照してください。 評価 MCU の VCC5 端子には UVCC5 もしくは UVCC3 を接続します。接続する電源の 選択は VCC5 ショートプラグを用います。通常 , UVCC5 の接続を想定していますが , MB91V460 使用時において , エミュレーション対象の量産 MCU の外部バス端子 ( 対応 電源端子:VCC3) を 5V で駆動し , かつ汎用ポート ( 対応電源端子:VCC5) を 3.3 V で駆 動する場合は VCC5 に UVCC3 を接続します。ショートプラグの詳細は「4.1 ショート プラグの設定」を参照してください。また , VCC5 に接続する電源を監視し , 1 V を加え た電源を VCC5H としてヘッダボードに接続します。上限値は 5.4 V, 下限値は 4.0 V で す。 UVCC3 もしくは UVCC5 を監視し , 1 V を加えた電源を VCC3H としてヘッダボードに 接続します。上限値は 5.4 V, 下限値は 4.0 V です。監視電源の選択は VCC3H ショート プラグにて行います。本ショートプラグの設定は評価 MCU の VCC3 端子に接続する電 源には影響しません。 評価 MCU の VCC3C 端子 ( ピン番号:AA38, Y37, Y36, Y35) に個別に 0.1 µF のコンデン サを接続します。また , 各 VCC3C 端子に VCC3 の接続もしくはヘッダボードの VCC3C 端子の接続を選択可能です。この選択は C ショートプラグを用います。 UVCC3 もしくは UVCC5 を監視し , シャットダウン電圧 ( 初期値:2.5 V) 以下に電圧が 低下したとき , アダプタ上の電源 (VCC3H, VCC5H, VCC3 供給電源 ) を切断します。監 視する電源の選択は SHDNSEL ショートプラグを用います。 ショートプラグの詳細は「4.1 ショートプラグの設定」を参照してください。 水晶発振子用の IC ソケットを持ち , アダプタ上より評価 MCU に CLK 信号の供給を行 CLK 用 います ( ユーザシステムへの CLK 信号の供給は行いません ) 。ユーザシステムからの IC ソケット CLK 信号供給とアダプタ上からの CLK 信号はショートプラグにて切り換えます。切換 (X0/X1, X0A/X1A えは X0, X1, X0A, X1A ショートプラグを用います。 各1個) ショートプラグの詳細は「4.1 ショートプラグの設定」を参照してください。 その他のショートプラグ , スイッチの機能を示します。 • INITX ショートプラグ 評価 MCU の INITX 制御元としてエミュレータ (DSU コネクタ 7 番端子接続 ) もし くはユーザシステム ( ヘッダ I/F コネクタ 1 の A96 番端子接続 ) を選択します。 その他ショート プラグ , スイッチ • TRSTX ショートプラグ 評価 MCU の TRSTX の制御元としてエミュレータ (DSU コネクタ 5 番端子接続 ) も しくはユーザシステム ( ヘッダ I/F コネクタ 1 の A96 番端子接続 ) を選択します。 • BREAK, ICD3, ICD2, ICD1, ICD0 ショートプラグ 評価 MCU の上記端子にプルダウン抵抗の接続 , 非接続を選択します。 ショートプラグの詳細は「4.1 ショートプラグの設定」を参照してください。 (続く) 28 項目 内容 以下のショートプラグは評価 MCU の各種設定を行います。端子名は MB91V460 の端 子名を表します。 • P10_7 ショートプラグ E37 番端子 (P10_7) を VCC5 でプルアップ ( 抵抗値 : 100 kΩ), またはプルダウン ( 抵抗値 : 100 kΩ) の切換えをショートプラグにて行います。 また , この端子はユーザシステム ( ヘッダ I/F コネクタ 1 の A29 番端子 ) に接続し ます。 • ADC_SEL, ALARM_SEL, FSC_DISABLE, CSV_KILL, HWWDC_KILL, FIX_ENX, SRAM_SFX ショートプラグ AF1 番端子 (ADC_SEL) , AE4 番端子 (ALARM_SEL) , AF4 番端子 (FSC_DISABLE) , その他ショート プラグ , スイッチ AF3 番端子 (CSV_KILL) , AG2 番端子 (HWWDC_KILL) , AH2 番端子 (FIX_ENX) , AE3 番端子 (SRAM_SFX) をショートプラグにて評価 MCU の VCC5 ( 以下 VCC5 と 称します ) , GND 接続の切換えが可能です。 • MCLKI, MCLKO ショートプラグ F36 番端子 (MCLKI) と F35 番端子 (MCLKO) の短絡もしくはそれぞれユーザシス テムへの接続 (MCLKI はヘッダ I/F コネクタ 1 の A27, MCLKO はヘッダ I/F コネク タ 1 の A28 と接続 ) を選択します。 • EDSU_BREAKX スイッチ AG4 番端子 (EDSU_BREAKX) を VCC5 でプルアップ (10 kΩ) し , プッシュスイッ チにてGNDレベルに設定可能 (RC回路によりチャタリング除去を行います) です。 ショートプラグの詳細は「4.1 ショートプラグの設定」を参照してください。 評価 MCU の各信号をモニタピンに接続します。端子名は MB91V460 の端子名を表し ます。 • FLASH_RDY AM37 番端子 (FLASH_RDY) を評価 MCU の VCC3 ( 以降 , VCC3 と称します ) にて モニタピン プルアップ ( 抵抗値 : 3.3 kΩ) 処理の上モニタピンに接続します。 • FLASH_ALE, FLASH_SYNC, FLASH_ATDIN, FLASH_EQIN, FLASH_RD32, FLASH_BYTEX, FLASH_SECUR, FLASH_FRSTX, MONCLK, IHIT[3:0] AN38 番端子 (FLASH_ALE) , AL37 番端子 (FLASH_SYNC) , AL35 番端子 (FLASH_ATDIN) , AL36 番端子 (FLASH_EQIN) , AK35 番端子 (FLASH_RD32) , AK36 番端子 (FLASH_BYTEX) , AM38 番端子 (FLASH_SECUR) , AK37 番端子 (FLASH_FRSTX) , W37 番端子 (MONCLK) , AN36 番端子 , AN37 番端子 , AM36 番端子 , AP38 番端子 (IHIT[3:0]) をモニタピンに接続します。 (続く) 29 (続き) 項目 内容 評価 MCU の以下の端子処理を行います。端子名は MB91V460 の端子名を表します。各 抵抗器の取扱いについては「4.2 ソケット実装抵抗器の取扱い」を参照してください。 • RSTX, HSTX AD2 番端子 (RSTX) , AC3 番端子 (HSTX) を 100 kΩ にて VCC5 にプルアップ処理を 行います。 プルアップ抵抗は取外しが可能です。 • NMIX, P16_7, P17_4, P17_5, P17_6, P17_7 AD3 番端子 (NMIX) , B26 番端子 (P16_7) , B22 番端子 (P17_4) , D23 番端子 (P17_5) , D24 番端子 (P17_6) , A25 番端子 (P17_7) を 10 kΩ にて VCC5 にプルアッ プ処理を行います。プルアップ抵抗は取外しが可能です。 • ALARM_0, ALARM_1 L4 番端子 (ALARM_0) , L3 番端子 (ALARM_1) に 100 kΩ にてプルダウン処理を行 います。プルダウン抵抗は取外しが可能です。 • P14_[7:0], P15_[7:0], P17_[3:0], P18_[7:0], P19_[7:0], P20_[7:0], P21_[7:0], P22_[7:0], P23_[7:0], P24_[7:0] 端子処理 B30, A31, B29, C29, D29, C28, D28, A30 番端子 (P14_[7:0]) , A29, B28, B27, D27, C27, D26, C26, A28 番端子 (P15_[7:0]) , C23, B21, C22, A24 番端子 (P17_[3:0]) , D22, A23, C21, A22, D21, A21, D20, B20 番端子 (P18_[7:0]) , C20, A20, C19, A19, D19, B19, D18, A18 番端子 (P19_[7:0]) , A17, B18, C18, B17, C17, D17, D16, A16 番端子 (P20_[7:0]) , B16, A15, B15, C16, C15, B14, B13, A14 番端子 (P21_[7:0]) , A13, D14, C14, D13, C13, B12, B11, A12 番端子 (P22_[7:0]) , D12, A11, D11, C12, C11, B10, B9, A10 番端子 (P23_[7:0]) , A9, D10, C10, D9, C9, B8, B7, A8 番端子 (P24_[7:0]) を 10 kΩ 集合抵抗を使って VCC5 にプルアップ処理を行います。プルアップ抵抗は取外しが可能です。 上記以外のユーザ I/O 端子は , 付加回路なしでヘッダボードに接続されます。 5.3 コネクタ仕様 コネクタの仕様を表 5 ∼表 10 に示します。 表 5 コネクタ仕様 項目 30 内容 DC ジャック 付属の AC アダプタを接続します。 DSU ケーブル DSU ケーブルを接続します。DSU ケーブルの接続方法はエ ミュレータの取扱説明書を参照してください。 ヘッダ I/F コネクタ 1, 2 ヘッダボードを接続します。接続方法は「3. 接続方法 ■ ヘッダボードの接続」を参照してください。 ヘッダ I/F コネクタ 1, 2 の端子配列を表 6 ∼表 9 に示しま す。 STP コネクタ GHS 社製 SuperTrace Probe を接続します。接続方法は「3. 接続方法 ■ SuperTrace Probe の接続」を参照してください。 表 6 ヘッダ I/F コネクタ 1 (A 列 ) コネクタ端子番号 評価 MCU 端子番号 A1 ― A2 ― A3 J36 A4 H37 A5 K36 A6 J35 A7 J83 A8 K35 A9 J37 A10 K38 A11 ― A12 ― A13 E38 A14 F37 A15 F38 A16 G35 A17 G38 A18 H36 A19 G37 A20 H38 A21 ― A22 ― A23 C38 A24 D37 A25 D38 A26 E35 A27 F36 A28 F35 A29 E37 A30 G36 A31 ― A32 ― A33 C34 A34 A36 A35 C35 A36 B35 A37 D36 A38 B36 A39 E36 A40 C37 A41 ― A42 ― A43 C32 A44 A34 A45 C33 A46 B33 A47 D33 A48 B34 A49 D34 A50 A35 端子名 UVCC5 UVCC5 P081 P080 P083 P082 P085 RDX P087 P086 GND GND P091 P090 P093 P092 P095 P094 P097 P096 GND GND P101 P100 P103 P102 P105 P104 P107 P106 GND GND P111 P110 P113 P112 P115 P114 P117 P116 GND GND P121 P120 P123 P122 P125 P124 P127 P126 コネクタ端子番号 評価 MCU 端子番号 A51 ― A52 ― A53 C30 A54 A32 A55 C31 A56 D30 A57 B31 A58 D31 A59 B32 A60 A33 A61 ― A62 ― A63 D28 A64 A30 A65 D29 A66 C28 A67 B29 A68 C29 A69 B30 A70 A31 A71 ― A72 ― A73 C26 A74 A28 A75 C27 A76 D26 A77 B27 A78 D27 A79 A29 A80 B28 A81 AC38 A82 AB36 A83 AC36 A84 AC35 A85 ― A86 AF38 A87 AD36 A88 AE36 A89 AG38 A90 ― A91 AD3 A92 AC3 A93 ― A94 ― A95 ― A96 AD1 A97 ― A98 AD2 A99 ― A100 ― 端子名 GND GND P131 P130 P133 P132 P135 P134 P137 P136 GND GND P141 P140 P143 P142 P145 P144 P147 P146 GND GND P151 P150 P153 P152 P155 P154 P157 P156 D0 D2 D4 D6 GND D9 D11 D13 D15 NC NMIX HSTX NC UVCC5 GND INITX GND RSTX GND VCC5H A 列はコネクタの極性表示側に対応します。また , B 列はその反対側に対応します。 31 表 7 ヘッダ I/F コネクタ 1 (B 列 ) コネクタ端子番号 評価 MCU 端子番号 B1 ― B2 ― B3 B23 B4 A26 B5 B24 B6 C24 B7 B25 B8 C25 B9 B26 B10 A27 B11 ― B12 ― B13 C22 B14 A24 B15 C23 B16 B21 B17 D23 B18 B22 B19 A25 B20 D24 B21 ― B22 ― B23 D20 B24 B20 B25 D21 B26 A21 B27 C21 B28 A22 B29 D22 B30 A23 B31 ― B32 ― B33 D18 B34 A18 B35 D19 B36 B19 B37 C19 B38 A19 B39 C20 B40 A20 B41 ― B42 ― B43 D16 B44 A16 B45 C17 B46 D17 B47 C18 B48 B17 B49 A17 B50 B18 端子名 NC NC P161 P160 P163 P162 P165 P164 P167 P166 GND GND P171 P170 P173 P172 P175 P174 P177 P176 GND GND P181 P180 P183 P182 P185 P184 P187 P186 GND GND P191 P190 P193 P192 P195 P194 P197 P196 GND GND P201 P200 P203 P202 P205 P204 P207 P206 コネクタ端子番号 評価 MCU 端子番号 端子名 B51 GND ― B52 GND ― B53 B13 P211 B54 A14 P210 B55 C15 P213 B56 B14 P212 B57 B15 P215 B58 C16 P214 B59 B16 P217 B60 A15 P216 B61 GND ― B62 GND ― B63 B11 P221 B64 A12 P220 B65 C13 P223 B66 B12 P222 B67 C9 P243 B68 B6 P242 B69 A13 P227 B70 D14 P226 B71 GND ― B72 GND ― B73 B9 P231 B74 A10 P230 B75 C11 P233 B76 B10 P232 B77 D11 P235 B78 C12 P234 B79 D12 P237 B80 A11 P236 B81 AD38 D1 B82 AA37 D3 B83 AB37 D5 B84 AD35 D7 B85 AE38 D8 B86 AC37 D10 B87 AD37 D12 B88 AE37 D14 B89 GND ― B90 NC ― B91 L4 ALARM_0 B92 L3 ALARM_1 B93 NC ― B94 UVCC5 ― B95 VCC3C ― B96 NC ― B97 NC ― B98 NC ― B99 NC ― B100 VCC3H ― A 列はコネクタの極性表示側に対応します。また , B 列はその反対側に対応します。 32 表 8 ヘッダ I/F コネクタ 2 (A 列 ) コネクタ端子番号 評価 MCU 端子番号 A1 ― A2 ― A3 B7 A4 A8 A5 C14 A6 D13 A7 C10 A8 D9 A9 A9 A10 D10 A11 ― A12 ― A13 E2 A14 F2 A15 D1 A16 F4 A17 C1 A18 E4 A19 D2 A20 E3 A21 ― A22 ― A23 H4 A24 J4 A25 F1 A26 H2 A27 E1 A28 G2 A29 F3 A30 G3 A31 ― A32 ― A33 K3 A34 K4 A35 H1 A36 K2 A37 G1 A38 J2 A39 H3 A40 J3 A41 ― A42 ― A43 D5 A44 A3 A45 D6 A46 A4 A47 C7 A48 C6 A49 A5 A50 B5 端子名 UVCC3 UVCC3 P241 P240 P225 P224 P245 P244 P247 P246 GND GND P251 P250 P253 P252 P255 P254 P257 P256 GND GND P261 P260 P263 P262 P265 P264 P267 P266 GND GND P271 P270 P273 P272 P275 P274 P277 P276 GND GND P281 P280 P283 P282 P285 P284 P287 P286 コネクタ端子番号 評価 MCU 端子番号 A51 ― A52 ― A53 J1 A54 L2 A55 C2 A56 D3 A57 B3 A58 C4 A59 B4 A60 C5 A61 ― A62 ― A63 L1 A64 N2 A65 N4 A66 N3 A67 M4 A68 M3 A69 K1 A70 M2 A71 ― A72 ― A73 N1 A74 P1 A75 R3 A76 T2 A77 P3 A78 R2 A79 M1 A80 P2 A81 AF37 A82 AF36 A83 AG36 A84 AG37 A85 ― A86 AK38 A87 AH36 A88 AJ36 A89 AL38 A90 AE1 A91 AE2 A92 ― A93 A6 A94 C8 A95 E9 A96 ― A97 ― A98 AB38 A99 ― A100 AA35 端子名 GND GND P291 P290 P293 P292 P295 P294 P297 P296 GND GND P301 P300 P303 P302 P305 P304 P307 P306 GND GND P311 P310 P313 P312 P315 P314 P317 P316 D16 D18 D20 D22 GND D25 D27 D29 D31 MD0 MD2 NC AVRH3 AVRL AVSS UVCC3 GND X1A GND X0A A 列はコネクタの極性表示側に対応します。また , B 列はその反対側に対応します。 33 表 9 ヘッダ I/F コネクタ 2 (B 列 ) コネクタ端子番号 評価 MCU 端子番号 B1 ― B2 ― B3 ― B4 ― B5 R1 B6 U4 B7 V2 B8 U3 B9 U2 B10 T3 B11 R4 B12 T4 B13 ― B14 ― B15 W2 B16 W3 B17 V1 B18 W4 B19 U1 B20 V4 B21 T1 B22 V3 B23 ― B24 ― B25 AA1 B26 AB1 B27 Y2 B28 AA4 B29 Y1 B30 Y4 B31 W1 B32 Y3 B33 ― B34 ― B35 AC1 B36 AC2 B37 AB4 B38 AC4 B39 AB2 B40 AB3 B41 AA2 B42 AA3 B43 ― B44 ― B45 L36 B46 K37 B47 L35 B48 M36 B49 M35 B50 L38 端子名 NC NC NC NC P321 P320 P323 P322 P325 P324 P327 P326 GND GND P331 P330 P333 P332 P335 P334 P337 P336 GND GND P341 P340 P343 P342 P345 P344 P347 P346 GND GND P351 P350 P353 P352 P355 P354 P357 P356 GND GND A1 A0 A3 A2 A5 A4 コネクタ端子番号 評価 MCU 端子番号 B51 L37 B52 M38 B53 M37 B54 ― B55 N35 B56 N36 B57 P35 B58 P36 B59 P38 B60 N38 B61 ― B62 N37 B63 R36 B64 P37 B65 R37 B66 T36 B67 T37 B68 R38 B69 T354 B70 T38 B71 U35 B72 ― B73 U37 B74 U36 B75 V37 B76 V36 B77 V38 B78 U38 B79 ― B80 V35 B81 AH38 B82 AF35 B83 AG35 B84 AH37 B85 AJ38 B86 AH35 B87 AJ35 B88 AJ37 B89 ― B90 AF2 B91 ― B92 ― B93 D7 B94 B6 B95 A7 B96 ― B97 ― B98 AA36 B99 ― B100 AB35 A 列はコネクタの極性表示側に対応します。また , B 列はその反対側に対応します。 34 端子名 A7 A6 A8 GND A10 A9 A12 A11 A14 A13 GND A15 A17 A16 A19 A18 A21 A20 A23 A22 A24 GND A26 A25 A28 A27 A30 A29 GND A31 D17 D19 D21 D23 D24 D26 D28 D30 GND MD1 NC NC AVCC5 AVCC3 AVRH5 UVCC3 GND X0 GND X1 表 10 STP コネクタ コネクタ端子番号 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26 28 30 32 34 36 38 端子名 NC NC NC NC NC VCCIO VCCIO TRCD7 TRCD8 TRCD9 TRCD10 TRCD11 TRCD12 TRCD13 TRCD14 TRCD16 TRCD18 TRCD20 TRCD22 コネクタ端子番号 1 3 5 7 9 11 13 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 37 端子名 NC NC TRCCLK NC TRSTART TRCD0 TRCD1 NC STP_POWERED nSTP_CONNECTED TRCD2 TRCD3 TRCD4 TRCD5 TRCD6 TRCD15 TRCD17 TRCD19 TRCD21 NC はアダプタ上では使用しません。端子名および機能については , SuperTrace Probe の取扱説明書を参照し てください。 奇数ピン番号の列が極性表示側に対応します。偶数ピン番号の列はその反対側に対応します。 35 5.4 外 ROM エミュレーションメモリ AC 仕様 ■ 外 ROM エミュレーションメモリライトタイミング 図 27 に外 ROM エミュレーションメモリライトタイミングを示します。 twc A[22:0] twr tcw ECSX twp tds tdh EWRX D[31:0] 記号 項目 最小 最大 単位 twc ライトサイクル時間 45.2 ⎯ ns tcw ECSX ↓⇒ EWRX ↑ 33.9 ⎯ ns twp ライトパルス幅 22.6 ⎯ ns tds データセットアップ時間 22.6 ⎯ ns tdh データホールド時間 0.0 ⎯ ns twr アドレスホールド時間 1.0 ⎯ ns 図 27 外 ROM エミュレーションメモリライトタイミング 36 ■ 外 ROM エミュレーションメモリリードタイミング 図 28 に外 ROM エミュレーションメモリリードタイミングを示します。 VCC5 に印加する電圧によって AC 仕様が異なる点にご注意願います。 trc A[22:0] ECSX trd RDX taa D[31:0] VCC5 = 3.3 V 時リードアクセス 記号 項目 最小 最大 単位 25.0 ⎯ ns trc リードサイクル時間 taa アドレスアクセス時間 ⎯ 25.0 ns trd RDX ↓から有効データ出力時間 ⎯ 17.1 ns 最小 最大 単位 30.5 ⎯ ns VCC5 = 5 V 時リードアクセス 記号 項目 trc リードサイクル時間 taa アドレスアクセス時間 ⎯ 30.5 ns trd RDX ↓から有効データ出力時間 ⎯ 22.5 ns 図 28 外 ROM エミュレーションメモリリードタイミング 37 SS01-71129-1 富士通マイクロエレクトロニクス・SUPPORT SYSTEM DSU-FR エミュレータ BGA-660P アダプタタイプ 2 MB2198-300A-E 取扱説明書 2009 年 1 月 初版発行 発行 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 編集 マーケティング統括部 プロモーション推進部