本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS07–12611–7 8 ビット・マイクロコントローラ CMOS ® MB95110M シリーズ MB95117M/F116MAS/F116NAS/F116MAW/F116NAW/F118MS/ MB95F118NS/F118MW/F118NW/F118JS/F118JW/FV100D-103 ■ 概 要 MB95110M シリーズは , コンパクトな命令体系に加えて , 豊富な周辺機能を内蔵した汎用ワンチップマイクロコント ローラです。 (注意事項)F2MC は FUJITSU Flexible Microcontroller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の登録商標です。 ■ 特 長 ・ F2MC-8FX CPU コア コントローラに最適な命令体系 ・乗除算命令 ・16 ビット演算 ・ビットテストによるブランチ命令 ・ビット操作命令など ・ クロック ・メインクロック ・メイン PLL クロック ・サブクロック (2 系統クロック品のみ ) ・サブ PLL クロック (2 系統クロック品のみ , MB95F116MAW/F116NAW を除く ) ・ タイマ ・8/16 ビット複合タイマ× 2 チャネル インターバルタイマ , PWC タイマ , PWM タイマまたはインプットキャプチャとして使用可能 ・8/16 ビット PPG × 2 チャネル ・16 ビット PPG × 1 チャネル ・タイムベースタイマ× 1 チャネル ・時計プリスケーラ (2 系統クロック品のみ ) × 1 チャネル (続く) 富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 開発における最新の注意事項に関しては , 「デザインレビューシート」を参照してください。 「デザインレビューシート」はシステム開発において , 問題を未然に防ぐことを目的として , 最低限必要と思われる チェック項目をリストにしたものです。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2006-2010 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2010.2 MB95110M シリーズ (続き) ・ LIN-UART × 1 チャネル ・LIN 機能 , クロック非同期 (UART) またはクロック同期 (SIO) シリアルデータ転送可能 ・全二重ダブルバッファ ・ UART/SIO × 1 チャネル ・クロック非同期 (UART) またはクロック同期 (SIO) シリアルデータ転送可能 ・全二重ダブルバッファ ・ I2C × 1 チャネル ウェイクアップ機能内蔵 ・ 外部割込み× 8 チャネル ・エッジ検出による割込み ( 立上り , 立下りまたは両エッジから選択可能 ) ・低消費電力 ( スタンバイ ) モードからの解除としても使用可能 ・ 8/10 ビット A/D コンバータ× 8 チャネル 8 ビットまたは 10 ビット分解能の選択が可能 ・ 低消費電力 ( スタンバイ ) モード ・ストップモード ・スリープモード ・時計モード (2 系統クロック品のみ ) ・タイムベースタイマモード ・I/O ポート ・最大ポート数 - 1 系統クロック品:39 本 - 2 系統クロック品:37 本 ・ポート構成 - 汎用入出力ポート (N-ch オープンドレイン ) :2 本 - 汎用入出力ポート (CMOS) :1 系統クロック品:37 本 2 系統クロック品:35 本 ・ ポートの入力電圧レベルを変更可能 オートモーティブ入力レベル /CMOS 入力レベル / ヒステリシス入力レベル ・ デュアルオペレーションフラッシュメモリ (MB95F116MAW/F116NAW/F116MAS/F116NAS を除く ) 異なるバンク ( 上位バンク / 下位バンク ) での消去 / 書込みと読出しの同時実行が可能 ・ フラッシュメモリセキュリティ機能 フラッシュメモリ内容を保護 ( フラッシュメモリデバイスのみ ) 2 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ■ メモリ容量一覧 フラッシュメモリ RAM MB95F116MAS/MB95F116NAS MB95F116MAW/MB95F116NAW 32 K バイト 1 K バイト MB95F118MS/MB95F118NS MB95F118MW/MB95F118NW MB95F118JS/MB95F118JW 60 K バイト 2 K バイト DS07–12611–7 3 MB95110M シリーズ ■ 品種構成 品種 項目 MB95F 116MAS/ MB95117M MB95F 118MS MB95F 116NAS/ MB95F 118NS マスク ROM 品 分類 ROM 容量 *1 リセット出力 48 K バイト MB95F 118JS MB95F 118JW 60 K バイト ( 最大 ) 2 K バイト ( 最大 ) あり / なし 選択可能 *2 クロック系統 1/2 系統 選択可能 *2 低電圧検出 リセット あり / なし 選択可能 *2 クロック スーパバイザ あり / なし 選択可能 *2 CPU 機能 MB95F 116NAW/ MB95F 118NW フラッシュメモリ品 RAM 容量 *1 オ プ シ ョ ン MB95F 116MAW/ MB95F 118MW 基本命令数 命令ビット長 命令長 データビット長 最小命令実行時間 割込み処理時間 あり なし 1 系統 なし 1 系統 2 系統 あり なし あり 2 系統 あり なし あり :136 命令 :8 ビット :1 ∼ 3 バイト :1, 8, 16 ビット長 :61.5 ns ( マシンクロック周波数 16.25 MHz 時 ) :0.6 μs ( マシンクロック周波数 16.25 MHz 時 ) ・1 系統クロック品:39 本 (N-ch オープンドレイン :2 本 , CMOS:37 本 ) ・2 系統クロック品:37 本 (N-ch オープンドレイン :2 本 , CMOS:35 本 ) 汎用入出力ポート ポートの入力電圧レベルを変更可能 オートモーティブ入力レベル / CMOS 入力レベル / ヒステリシス入力レベル タイムベース タイマ (1 チャネル ) 割込み周期 0.5 ms, 2.1 ms, 8.2 ms, 32.8 ms ( メイン発振クロック 4 MHz 時 ) ウォッチドッグ タイマ リセット発生周期 メイン発振クロック 10 MHz 時 :最小 105 ms サブ発振クロック 32.768 kHz 時 (2 系統クロック品のみ ) :最小 250 ms ワイルドレジスタ 3 バイト分の ROM データ置換え可能 I2C 周 (1 チャネル ) 辺 機 能 UART/SIO (1 チャネル ) マスタ / スレーブ送受信 バスエラー機能 , アービトレーション機能 , 転送方向検出機能 スタートコンディションの繰返し発生および検出機能 ウェイクアップ機能内蔵 UART/SIO でのデータ転送可能 全二重ダブルバッファ , 可変データ長 (5/6/7/8 ビット ) , ボーレートジェネレータ内蔵 NRZ 方式転送フォーマット , エラー検出機能 LSB ファースト /MSB ファースト選択可能 クロック非同期 (UART) またはクロック同期 (SIO) のシリアルデータ転送可能 LIN-UART (1 チャネル ) 専用リロードタイマによって広範囲の通信速度設定が可能 , 全二重ダブルバッファ クロック非同期 (UART) またはクロック同期 (SIO) のシリアルデータ転送可能 LIN 機能は LIN マスタまたは LIN スレーブとして使用可能 8/10 ビット A/D コンバータ (8 チャネル ) 8 ビットまたは 10 ビット分解能の選択が可能 8/16 ビット 複合タイマ (2 チャネル ) タイマ 1 チャネルにつき 8 ビットタイマ× 2 チャネルまたは , 16 ビットタイマ× 1 チャネルと して使用可能 タイマ機能 , PWC 機能 , PWM 機能 , キャプチャ機能内蔵 , 方形波出力あり カウントクロック:内部クロック 7 種類および外部クロックから選択可能 (続く) 4 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (続き) 品種 MB95117M 項目 MB95F 116MAS/ MB95F 118MS MB95F 116NAS/ MB95F 118NS MB95F 116MAW/ MB95F 118MW MB95F 116NAW/ MB95F 118NW MB95F 118JS MB95F 118JW 16 ビット PPG (1 チャネル ) PWM モードまたはワンショットモードを選択可能 カウンタ動作クロック:8 種類のクロックソースから選択可能 外部トリガ起動対応 8/16 ビット PPG (2 チャネル ) PPG 1 チャネルにつき 8 ビット PPG × 2 チャネルまたは , 16 ビット PPG × 1 チャネルとして 使用可能 カウンタ動作クロック:8 種類のクロックソースから選択可能 周 辺 時計カウンタ 機 (2 系統品のみ ) 能 時計プリスケーラ (2 系統品のみ ) (1 チャネル ) カウントクロック:4 種類のクロックソース (125 ms, 250 ms, 500 ms, 1 s) から選択可能 カウンタ値は 0 から 63 まで設定可能 ( クロックソース 1 秒を選択し,カウント値を 60 に設定 した場合,1 分カウント可能 ) 4 種類のインターバル時間 (125 ms, 250 ms, 500 ms, 1 s) から選択可能 外部割込み (8 チャネル ) エッジ検出による割込み ( 立上り , 立下りまたは両エッジから選択可能 ) スタンバイモードからの解除としても使用可能 フラッシュメモリ 自動プログラミング , Embedded Algorithm 書込み / 消去 / 消去一時停止 / 消去再開コマンドをサポート アルゴリズム完了を示すフラグ 書込み / 消去回数 ( 最小 ) :10000 回 データ保持期間:20 年間 各ブロックで消去を実行可能 外部プログラミング電圧によるブロック保護 デュアルオペレーションフラッシュメモリ (MB95F116MAW/F116NAW/F116MAS/F116NAS を 除く ) フラッシュメモリセキュリティ スタンバイモード スリープ , ストップ , 時計 (2 系統クロック品のみ ) , タイムベースタイマ * 1:ROM 容量および RAM 容量に関しては , 「■メモリ容量一覧」を参照してください。 * 2:オプションの詳細については , 「■マスクオプション」を参照してください。 * 3:マスク ROM 発注時にクロックモードの有無 , 低電圧検出の有無 , クロックスーパバイザの有無 , リセット出力の 有無を指定してください。 (注意事項)MB95110M シリーズの評価用品の品種名は , MB95FV100D-103 です。ご使用の際には MCU ボード (MB2146303A-E) が必要となります。 ■ 発振安定待ち時間 メインクロック発振安定待ち時間の初期値は最大値に固定されています。最大値を以下に示します。 発振安定待ち時間 備考 14 (2 − 2) /FCH 約 4.10 ms ( メイン発振クロック 4 MHz 時 ) ■ パッケージと品種対応 品種 MB95117M MB95F116MAS/116NAS MB95F118MS/F118NS MB95F118JS FPT-52P-M01 ○ ○ ○ × BGA-224P-M08 × × × ○ 項目 MB95F116MAW/116NAW MB95F118MW/F118NW MB95FV100D-103 MB95F118JW ○:使用可能 ×:使用不可能 DS07–12611–7 5 MB95110M シリーズ ■ 品種間の相違点と品種選択時の注意事項 ・評価用品使用時の注意 評価用品は F2MC-8FX ファミリの複数のシリーズおよび品種のソフトウェア開発をサポートするため , MB95110M シ リーズの機能だけでなく他の品種の機能も搭載しています。このため MB95110M シリーズで使用しない周辺機能の I/O ア ドレスはアクセス禁止になっています。このアクセス禁止アドレスに対して読み書きを行うと , 本来使用しない周辺機能 が動作する場合があり , ハードウェアやソフトウェアの予想外の誤動作を招く危険があります。 特に , 奇数バイトのアクセス禁止領域に対して , ワードアクセスを行わないでください ( 行った場合,意図しない読み書 きが行われることがあります ) 。 なお , 評価用品と , フラッシュメモリ品またはマスク ROM 品では禁止アドレスの読出し値が異なりますので , その値は プログラムで使用しないでください。 マスク ROM 品 , フラッシュメモリ品の品種によっては , 1 バイトのレジスタの中で一部のビットの機能がサポートされ ていない場合があります。これらのビットに対して , 読み書き動作を行ってもハードウェアの誤動作は発生しません。また 評価用品 , フラッシュメモリ品 , マスク ROM 品でもまったく同じハードウェアとソフトウェアの動作を行うようになっ ています。 ・メモリ空間の相違 評価用品と , フラッシュメモリ品またはマスク ROM 品で搭載するメモリ容量が異なる場合は , 実際に使用する品種と の容量の差をよく確認の上 , ソフトウェア開発を行ってください。 メモリ空間の詳細は ,「■ CPU コア」を参照してください。 ・消費電流 一般にフラッシュメモリ品の消費電流は , マスク ROM 品より多くなります。消費電流の詳細は 「■電気的特性」 , を参照 してください。 ・パッケージ 各パッケージの詳細は ,「■パッケージと品種対応」および「■パッケージ・外形寸法図」を参照してください。 ・動作電圧 動作電圧は , 評価用品 , フラッシュメモリ品およびマスク ROM 品で異なります。 動作電圧の詳細は ,「■電気的特性」を参照してください。 ・RST, MOD 端子の相違 マスク ROM 品の MOD 端子にはプルダウン抵抗が付いています。 6 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ■ 端子配列図 P63/TO11 P62/TO10 P61/PPG11 P60/PPG10 P15 NC P14/PPG0 P13/TRG0/ADTG P12/UCK0 P11/UO0 P10/UI0 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 P07/INT07 P64/EC1 (TOP VIEW) P65/SCK 1 39 P06/INT06 P66/SOT 2 38 P05/INT05 P67/SIN 3 37 P04/INT04 P37/AN07 4 36 P03/INT03 P36/AN06 5 35 P02/INT02 P35/AN05 6 34 P01/INT01 NC 7 33 NC P34/AN04 8 32 P00/INT00 P33/AN03 9 31 RST P32/AN02 10 30 PG1/X0A* P31/AN01 11 29 PG2/X1A* P30/AN00 12 28 C AVss 13 27 Vcc P21/PPG01 22 23 24 25 26 X1 P22/TO00 21 Vss P23/TO01 20 X0 P24/EC0 19 MOD 18 P50/SCL0 17 P51/SDA0 16 NC 15 P20/PPG00 14 AVcc LQFP-52 (FPT-52P-M01) *:1 系統クロック品は汎用ポート , 2 系統クロック品はサブクロック用発振端子となります。 DS07–12611–7 7 MB95110M シリーズ ■ 端子機能説明 入出力 回路形式* 端子番号 端子名 1 P65/SCK 2 P66/SOT 3 P67/SIN 4 P37/AN07 5 P36/AN06 6 P35/AN05 8 P34/AN04 9 P33/AN03 10 P32/AN02 11 P31/AN01 12 P30/AN00 13 AVss ⎯ A/D コンバータの電源 (GND) 端子です。 14 AVcc ⎯ A/D コンバータの電源端子です。 15 P24/EC0 16 P23/TO01 17 P22/TO00 18 P21/PPG01 19 P20/PPG00 21 P51/SDA0 22 P50/SCL0 23 MOD 24 X0 25 X1 26 Vss ⎯ 電源 (GND) 端子です。 27 Vcc ⎯ 電源端子です。 28 C ⎯ 容量接続端子です。 29 PG2/X1A K L 汎用入出力ポートです。 LIN-UART データ入力との兼用端子となります。 J 汎用入出力ポートです。 A/D コンバータアナログ入力との兼用端子となります。 汎用入出力ポートです。 8/16 ビット複合タイマ ch.0 クロック入力との兼用端子となります。 H 31 RST 汎用入出力ポートです。 8/16 ビット複合タイマ ch.0 出力との兼用端子となります。 汎用入出力ポートです。 8/16 ビット PPG ch.0 出力との兼用端子となります。 汎用入出力ポートです。 I2C ch.0 データ入出力との兼用端子となります。 汎用入出力ポートです。 I2C ch.0 クロック入出力との兼用端子となります。 B A 動作モード指定用端子です。 メインクロック用入力発振端子です。 メインクロック用入出力発振端子です。 H/A PG1/X0A 汎用入出力ポートです。 LIN-UART クロック入出力との兼用端子となります。 汎用入出力ポートです。 LIN-UART データ出力との兼用端子となります。 I 30 機能 1 系統クロック品は汎用ポート (PG2) となります。 2 系統クロック品はサブクロック用入出力発振端子となります (32 kHz) 。 1 系統クロック品は汎用ポート (PG1) となります。 2 系統クロック品はサブクロック用入力発振端子となります (32 kHz) 。 B’ リセット端子です。 (続く) 8 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (続き) 端子番号 端子名 32 P00/INT00 34 P01/INT01 35 P02/INT02 36 P03/INT03 37 P04/INT04 38 P05/INT05 39 P06/INT06 40 P07/INT07 41 P10/UI0 42 P11/UO0 43 P12/UCK0 44 P13/TRG0/ ADTG 45 P14/PPG0 47 P15 48 P60/PPG10 49 P61/PPG11 50 P62/TO10 51 P63/TO11 52 P64/EC1 7, 20, 33, 46 NC 入出力 回路形式* 機能 C 汎用入出力ポートです。 外部割込み入力との兼用端子となります。大電流ポートです。 G 汎用入出力ポートです。 UART/SIO ch.0 データ入力との兼用端子となります。 汎用入出力ポートです。 UART/SIO ch.0 データ出力との兼用端子となります。 汎用入出力ポートです。 UART/SIO ch.0 クロック入出力との兼用端子となります。 H 汎用入出力ポートです。 16 ビット PPG ch.0 トリガ入力 (TRG0) と A/D トリガ入力 (ADTG) と の兼用端子となります。 汎用入出力ポートです。 16 ビット PPG ch.0 出力との兼用端子となります。 汎用入出力ポートです。 汎用入出力ポートです。 8/16 ビット PPG ch.1 出力との兼用端子となります。 K 汎用入出力ポートです。 8/16 ビット複合タイマ ch.1 出力との兼用端子となります。 汎用入出力ポートです。 8/16 ビット複合タイマ ch.1 クロック入力との兼用端子となります。 ⎯ 内部接続端子です。 必ず開放にしてください。 *:入出力回路形式については,「■入出力回路形式」を参照してください。 DS07–12611–7 9 MB95110M シリーズ ■ 入出力回路形式 分類 回路 備考 A X1 (X1A) クロック入力 N-ch X0 (X0A) スタンバイ制御 B モード入力 R B’ リセット入力 N-ch ・発振回路 ・高速側 帰還抵抗:約 1 MΩ ・低速側 帰還抵抗:約 24 MΩ (評価用品:約 10 MΩ) ダンピング抵抗:約 144 kΩ (評価用品:ダンピング抵抗なし) 入力専用 ヒステリシス入力 マスク ROM 品のみプルダウン抵抗あり ・リセット出力 ・ヒステリシス入力 リセット出力 C P-ch デジタル出力 ・CMOS 出力 ・ヒステリシス入力 ・オートモーティブ入力 デジタル出力 N-ch ヒステリシス入力 オートモーティブ 入力 スタンバイ制御 外部割込み許可 G R P-ch プルアップ制御 P-ch N-ch デジタル出力 ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・ヒステリシス入力 ・プルアップ制御あり ・オートモーティブ入力 デジタル出力 CMOS 入力 ヒステリシス入力 オートモーティブ 入力 スタンバイ制御 H R P-ch プルアップ制御 P-ch N-ch デジタル出力 ・CMOS 出力 ・ヒステリシス入力 ・プルアップ制御あり ・オートモーティブ入力 デジタル出力 ヒステリシス入力 スタンバイ制御 オートモーティブ 入力 (続く) 10 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (続き) 分類 回路 備考 I N-ch デジタル出力 ・N-ch オープンドレイン出力 ・CMOS 入力 ・ヒステリシス入力 ・オートモーティブ入力 CMOS 入力 ヒステリシス入力 オートモーティブ 入力 スタンバイ制御 J R P-ch プルアップ制御 P-ch N-ch デジタル出力 ・CMOS 出力 ・ヒステリシス入力 ・アナログ入力 ・プルアップ制御あり ・オートモーティブ入力 デジタル出力 アナログ入力 ヒステリシス入力 オートモーティブ 入力 A/D 制御 スタンバイ制御 K P-ch N-ch デジタル出力 ・CMOS 出力 ・ヒステリシス入力 ・オートモーティブ入力 デジタル出力 ヒステリシス入力 オートモーティブ 入力 スタンバイ制御 L P-ch デジタル出力 N-ch デジタル出力 ・CMOS 出力 ・CMOS 入力 ・ヒステリシス入力 ・オートモーティブ入力 CMOS 入力 スタンバイ制御 DS07–12611–7 ヒステリシス入力 オートモーティブ 入力 11 MB95110M シリーズ ■ デバイス使用上の注意 ・ラッチアップの防止 使用に際して , 最大定格電圧を超えることのないようにしてください。 CMOS IC では , 中・高耐圧以外の入力端子や出力端子に Vcc より高い電圧や Vss より低い電圧が印加された場合 , また は Vcc 端子と Vss 端子の間に定格を超える電圧が印加された場合 , ラッチアップ現象が発生することがあります。 ラッチアップ現象が発生すると電源電流が激増し , 素子が熱破壊する恐れがあります。 アナログ系の電源投入時または切断時においても , アナログ電源電圧 (AVcc) とアナログ入力電圧は , デジタル電源電圧 (Vcc) を超えないようにしてください。 ・供給電圧の安定化 供給電圧は , 安定させてください。 Vcc 電源電圧の動作保証範囲内において , 電源電圧の急激な変化があると誤動作を生じることがあります。 安定化の基準として , 商用周波数 (50/60 Hz) での Vcc リプル変動 (P-P 値 ) は , 標準 Vcc 値の 10% 以下に , また電源の切 換え時などの瞬時変化においては , 過渡変動率が 0.1 V/ms 以下になるよう電圧変動を抑えてください。 ・外部クロック使用時の注意 外部クロック使用時において , パワーオンリセット , サブクロックモードまたはストップモード解除時には , 発振安定 待ち時間が発生します。 ・シリアル通信について シリアル通信においては , ノイズなどにより間違ったデータを受信する可能性があります。 そのため , ノイズを抑えるボードの設計をしてください。 また , 万が一ノイズなどの影響により , 誤ったデータを受信した場合を考慮して最後にデータのチェックサムなどを付 加してエラーが発生した場合には再送を行うなどの処理をしてください。 端子接続について ・未使用端子の処理 入力に用いる未使用端子を開放のままにしておくと , 誤動作およびラッチアップ現象による永久破壊の原因になること があります。未使用入力端子は 2 kΩ 以上の抵抗を介してプルアップまたはプルダウンの処理をしてください。 未使用入出力端子は,出力状態に設定して開放とするか,入力状態に設定して入力端子と同じ処理をしてください。未使 用出力端子は,開放としてください。 ・A/D コンバータの電源端子処理 A/D コンバータを使用しない場合には , AVcc = Vcc, AVss = Vss となるように接続してください。 AVCC に載るノイズにより精度が悪化する恐れがありますので , 本デバイスの近くで , AVCC 端子と AVSS 端子の間に 0.1 μF 程度のセラミックコンデンサをバイパスコンデンサとして接続してください。 ・電源端子 Vcc 端子または Vss 端子が複数ある場合,デバイス設計上はラッチアップなどの誤動作を防止するためにデバイス内部 で同電位にすべきもの同士を接続してあります。不要輻射の低減,グランドレベルの上昇によるストローブ信号の誤動作 の防止,総出力電流規格を遵守などのために,必ずすべての Vcc 端子と Vss 端子を外部で電源とグランドに接続してくだ さい。また,電流供給源と本デバイスの Vcc 端子と Vss 端子は低インピーダンスで接続してください。 本デバイスの近くで,Vcc 端子と Vss 端子の間に 0.1 μF 程度のセラミックコンデンサをバイパスコンデンサとして接続 することをお勧めいたします。 12 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ・モード端子 (MOD) MOD 端子を Vcc 端子または Vss 端子に直接接続してください。 ノイズによってデバイスが意図せずにテストモードに入るのを防止するため,MOD 端子から Vcc 端子または Vss 端子 への距離を最小にし,低インピーダンスで接続するようにプリント基板を配置してください。 セラミックコンデンサまたは同程度の周波数特性のコンデンサを使用してください。 VCC 端子のバイパスコンデンサは CS より大きい容量値のコンデンサを接続してください。平滑コンデンサ CS の接続は下図を参照してください。 ・C 端子接続図 C CS ・NC 端子の処理 NC ( 内部接続 ) 端子は , 必ず開放にして使用してください。 ・アナログ電源 AVCC 端子は常に VCC 端子と同電位で使用してください。VCC > AVCC の場合には , AN00 ∼ AN07 を通して電流が流 れる場合があります。 DS07–12611–7 13 MB95110M シリーズ ■ パラレルライタによるフラッシュメモリマイコンの書込みについて ・対応パラレルライタとアダプタ 下表に , 対応しているパラレルライタとアダプタを示します。 パッケージ 適合アダプタ型格 パラレルライタ FPT-52P-M01 TEF110-95118PMC AF9708 (Ver 02.35G 以上 ) AF9709/B (Ver 02.35G 以上 ) AF9723+AF9834 (Ver 02.08E 以上 ) (注意事項)適合アダプタ型格とパラレルライタのお問合せ先は下記のとおりです。 フラッシュサポートグループ株式会社 TEL : 053-428-8380 ・セクタ構成 CPU によるアクセス時とパラレルライタ使用時の各セクタに対応するアドレスを下記に示します。 ・MB95F118MS/F118NS/F118MW/F118NW/F118JS/F118JW (60K バイト ) フラッシュメモリ CPU アドレス ライタアドレス * 1000H 71000H 1FFFH 2000H 71FFFH 72000H 2FFFH 3000H 72FFFH 73000H 3FFFH 4000H 73FFFH 74000H 7FFFH 8000H 77FFFH 78000H BFFFH C000H 7BFFFH 7C000H CFFFH D000H 7CFFFH 7D000H DFFFH E000H 7DFFFH 7E000H EFFFH F000H 7EFFFH 7F000H FFFFH 7FFFFH SA2 (4 K バイト ) 下位バンク SA1 (4 K バイト ) SA3 (4 K バイト ) SA4 (16 K バイト ) SA6 (4 K バイト ) SA7 (4 K バイト ) 上位バンク SA5 (16 K バイト ) SA8 (4 K バイト ) SA9 (4 K バイト ) * : ライタアドレスとは , フラッシュメモリにパラレルライタでデータを書き込む場合 , CPU アドレスに 対応するアドレスです。 パラレルライタを使用し書込み / 消去を行う場合 , このライタアドレスで書込み / 消去を行います。 ・書込み方法 1) パラレルライタのタイプコードを “17222” に設定してください。 2) プログラムデータをパラレルライタの 71000H ∼ 7FFFFH にロードしてください。 3) パラレルライタで書き込んでください。 14 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ・MB95F116MAS/F116NAS/F116MAW/F116NAW (32 K バイト ) フラッシュメモリ CPU アドレス ライタアドレス * 8000H 78000H 32 K バイト FFFFH 7FFFFH * : ライタアドレスとは , フラッシュメモリにパラレルライタでデータを書き込む場合 , CPU アドレスに対応するア ドレスです。 パラレルライタを使用し書込み / 消去を行う場合 , このライタアドレスで書込み / 消去を行います。 DS07–12611–7 15 MB95110M シリーズ ■ ブロックダイヤグラム 2 F MC-8FX CPU RST X0,X1 PG2/X1A* PG1/X0A* ROM リセット制御 RAM クロック制御 割込み制御 時計プリスケーラ ワイルドレジスタ 時計カウンタ P00/INT00 ~ P07/INT07 8/16 ビット PPG ch.1 外部割込み P11/UO0 P12/UCK0 P13/TRG0/ADTG P14/PPG0 UART/SIO ch.0 16 ビット PPG ch.0 P22/TO00 P23/TO01 P24/EC0 P30/AN00 ~ P37/AN07 AVCC AVSS P50/SCL0 P51/SDA0 8/16 ビット 複合タイマ ch.1 P61/PPG11 P62/TO10 P63/TO11 P64/EC1 P65/SCK LIN-UART P15 P20/PPG00 P21/PPG01 内部バス P10/UI0 P60/PPG10 P66/SOT P67/SIN 8/16 ビット PPG ch.0 8/16 ビット 複合タイマ ch.0 8/10 ビット A/D コンバータ I2C ch.0 ポート ポート その他の端子 MOD, VCC, VSS, C, NC *: 1 系統クロック品は汎用ポート , 2 系統クロック品はサブクロック用発振端子となります。 16 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ■ CPU コア 1. メモリ空間 MB95110M シリーズのメモリ空間は 64 K バイトで , I/O 領域 , データ領域とプログラム領域によって構成されます。メ モリ空間の中には汎用レジスタ , ベクタテーブルなど特定の用途に使用される領域があります。MB95110M シリーズのメ モリマップを以下に示します。 ・メモリマップ MB95117M 0000H I/O 0080H 0100H RAM 2 K バイト レジスタ 0200H 0880H 0F80H アクセス禁止 拡張 I/O 1000H MB95F116MAS/F116NAS MB95F116MAW/F116NAW MB95118MW/F118NW MB95F118MS/F118NS MB95F118JS/F118JW 0000H I/O 0080H RAM 0100H レジスタ 0200H 0880H 0F80H MB95FV100D-103 0000H I/O 0080H RAM 3.75 K バイト 0100H レジスタ 0200H アクセス禁止 拡張 I/O 1000H 0F80H 拡張 I/O 1000H アクセス禁止 フラッシュ メモリ 4000H フラッシュ メモリ 60 K バイト マスク ROM 48 K バイト FFFFH DS07–12611–7 FFFFH FFFFH 17 MB95110M シリーズ 2. レジスタ MB95110M シリーズには , CPU 内にある用途専用のレジスタとメモリ上にある汎用レジスタの 2 種類のレジスタがあ ります。専用レジスタは以下のものが該当します。 プログラムカウンタ (PC) アキュムレータ (A) :16 ビット長 , 命令格納位置を示します。 :16 ビット長 , 演算などの一時記憶レジスタで 8 ビットデータ処理命令では下位側 の 1 バイトを使用します。 テンポラリアキュムレータ (T) :16 ビット長 , アキュムレータとの間で演算を行います。 8 ビットデータ処理命令では下位側の 1 バイトを使用します。 インデックスレジスタ (IX) :16 ビット長 , インデックス修正を行うレジスタです。 エクストラポインタ (EP) :16 ビット長 , メモリアドレスを示すポインタです。 スタックポインタ (SP) :16 ビット長 , スタック領域を示します。 プログラムステータス (PS) :16 ビット長 , レジスタバンクポインタ , ダイレクトバンクポインタおよびコンディ ションコードレジスタを格納するレジスタです。 初期値 16 ビット PC :プログラムカウンタ FFFDH AH AL :アキュムレータ 0000H TH TL :テンポラリアキュムレータ 0000H IX :インデックスレジスタ 0000H EP :エクストラポインタ 0000H SP :スタックポインタ 0000H PS :プログラムステータス 0030H さらに , PS は上位 8 ビットがレジスタバンクポインタ (RP) とダイレクトバンクポインタ (DP) から構成され , 下位 8 ビッ トがコンディションコードレジスタ (CCR) となります ( 下図を参照してください ) 。 ・プログラムステータスの構造 bit 15 bit 14 bit 13 bit 12 bit 11 bit 10 bit 9 PS R4 R3 R2 RP 18 R1 R0 DP2 DP1 DP bit 8 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 bit 3 bit 2 bit 1 bit 0 DP0 H I IL1 IL0 N Z V C CCR DS07–12611–7 MB95110M シリーズ RP は現在使用しているレジスタバンクのアドレスを示します。RP の内容と実アドレスの関係は下図に示す変換規則に なっています。 ・汎用レジスタ領域の実アドレス変換規則 オペコード下位 RP 上位 "0" "0" "0" "0" "0" "0" "0" "1" R4 R3 R2 R1 R0 b2 b1 b0 発生アドレス A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 DP は 0080H ∼ 00FFH へのダイレクトアドレスを用いた命令 (MOV A, dir など 16 種類 ) をマッピングする領域を指定し ます。 ダイレクトバンクポインタ (DP2 ∼ DP0) 指定アドレス領域 マッピング領域 XXXB ( マッピングに影響しません ) 0000H ∼ 007FH 0000H ∼ 007FH ( マッピングなし ) 000B ( 初期値 ) 0080H ∼ 00FFH ( マッピングなし ) 001B 0100H ∼ 017FH 010B 0180H ∼ 01FFH 011B 0080H ∼ 00FFH 100B 0200H ∼ 027FH 0280H ∼ 02FFH 101B 0300H ∼ 037FH 110B 0380H ∼ 03FFH 111B 0400H ∼ 047FH CCR は演算の結果や転送データの内容を示すビットと , 割込み時の CPU の動作を制御するビットがあります。 H フラグ :演算の結果 , bit3 から bit4 への繰上げ ( キャリ ) や借越し ( ボロー ) が発生した場合 , “1” にセットされ , そ れ以外の場合は “0” にクリアされます。このフラグは 10 進補正命令用です。 このフラグが “1” の場合,割込みを許可し , “0” の場合,割込みを禁止します。リセット時に “0” になりま I フラグ : す。 IL1, IL0 :現在許可している割込みのレベルを示します。このビットが示す値より強い割込み要求があった場合の み , 割込み処理を行います。 IL1 IL0 割込みレベル 優先順位 0 0 0 高い 0 1 1 1 0 2 1 1 3 低い ( 割込みなし ) N フラグ :演算の結果 , 最上位ビットが “1” の場合,“1” にセットされ , “0” の場合は “0” にクリアされます。 Z フラグ :演算の結果 , “0” であれば “1” にセットされ , それ以外の場合は “0” にクリアされます。 V フラグ :演算の結果 , 2 の補数のオーバフローが発生した場合, “1” にセットされ , それ以外の場合は “0” にクリアさ れます。 C フラグ :演算の結果 , bit7 から繰上げ ( キャリ ) や借越し ( ボロー ) が発生した場合 , “1” にセットされ , それ以外の 場合は “0” にクリアされます。また , シフト命令ではシフトアウトした値になります。 DS07–12611–7 19 MB95110M シリーズ また , 汎用レジスタとして , 以下のものがあります。 汎用レジスタ:8 ビット長 , データを格納するレジスタ 汎用レジスタは 8 ビット長のレジスタで , メモリ上のレジスタバンク内にあります。 1 バンクあたり 8 個のレジスタがあ り , MB95110M シリーズでは全部で 32 バンクまで使用することができます。現在使用しているバンクは , レジスタバンク ポインタ (RP) で指定され , オペコードの下位 3 ビットが汎用レジスタ 0 (R0) ∼汎用レジスタ (R7) を示します。 ・レジスタバンク構成 8 ビット 1F8H ここのアドレス = 0100H + 8 × (RP) アドレス 100H R0 R0 R0 R1 R2 R3 R4 R5 107H R6 R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R7 バンク 0 R1 R2 R3 R4 R5 R6 1FFH R7 バンク 31 32 バンク 使用できる RAM 容量に よって , バンク数は制限 されます。 メモリ領域 20 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ■ I/O マップ アドレス レジスタ略称 レジスタ名称 R/W 初期値 0000H PDR0 ポート 0 データレジスタ R/W 00000000B 0001H DDR0 ポート 0 方向レジスタ R/W 00000000B 0002H PDR1 ポート 1 データレジスタ R/W 00000000B 0003H DDR1 ポート 1 方向レジスタ R/W 00000000B 0004H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0005H WATR 発振安定待ち時間設定レジスタ R/W 11111111B 0006H PLLC PLL 制御レジスタ R/W 00000000B 0007H SYCC システムクロック制御レジスタ R/W 1010X011B 0008H STBC スタンバイ制御レジスタ R/W 00000000B 0009H RSRR リセット要因レジスタ R/W XXXXXXXXB 000AH TBTC タイムベースタイマ制御レジスタ R/W 00000000B 000BH WPCR 時計プリスケーラ制御レジスタ R/W 00000000B 000CH WDTC ウォッチドッグタイマ制御レジスタ R/W 00000000B 000DH ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 000EH PDR2 ポート 2 データレジスタ R/W 00000000B 000FH DDR2 ポート 2 方向レジスタ R/W 00000000B 0010H PDR3 ポート 3 データレジスタ R/W 00000000B 0011H DDR3 ポート 3 方向レジスタ R/W 00000000B 0012H, 0013H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0014H PDR5 ポート 5 データレジスタ R/W 00000000B 0015H DDR5 ポート 5 方向レジスタ R/W 00000000B 0016H PDR6 ポート 6 データレジスタ R/W 00000000B 0017H DDR6 ポート 6 方向レジスタ R/W 00000000B ∼ 0029H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 002AH PDRG ポート G データレジスタ R/W 00000000B 002BH DDRG ポート G 方向レジスタ R/W 00000000B 002CH ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 002DH PUL1 ポート 1 プルアップレジスタ R/W 00000000B 002EH PUL2 ポート 2 プルアップレジスタ R/W 00000000B 002FH PUL3 ポート 3 プルアップレジスタ R/W 00000000B ∼ 0034H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0035H PULG ポート G プルアップレジスタ R/W 00000000B 0036H T01CR1 8/16 ビット複合タイマ 01 制御ステータスレジスタ 1 ch.0 R/W 00000000B 0037H T00CR1 8/16 ビット複合タイマ 00 制御ステータスレジスタ 1 ch.0 R/W 00000000B 0038H T11CR1 8/16 ビット複合タイマ 11 制御ステータスレジスタ 1 ch.1 R/W 00000000B 0039H T10CR1 8/16 ビット複合タイマ 10 制御ステータスレジスタ 1 ch.1 R/W 00000000B 0018H 0030H (続く) DS07–12611–7 21 MB95110M シリーズ アドレス レジスタ略称 レジスタ名称 R/W 初期値 003AH PC01 8/16 ビット PPG1 制御レジスタ ch.0 R/W 00000000B 003BH PC00 8/16 ビット PPG0 制御レジスタ ch.0 R/W 00000000B 003CH PC11 8/16 ビット PPG1 制御レジスタ ch.1 R/W 00000000B 003DH PC10 8/16 ビット PPG0 制御レジスタ ch.1 R/W 00000000B ∼ 0041H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0042H PCNTH0 16 ビット PPG 状態制御レジスタ上位 ch.0 R/W 00000000B 0043H PCNTL0 16 ビット PPG 状態制御レジスタ下位 ch.0 R/W 00000000B ∼ 0047H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0048H EIC00 外部割込み回路 制御レジスタ ch.0/ch.1 R/W 00000000B 0049H EIC10 外部割込み回路 制御レジスタ ch.2/ch.3 R/W 00000000B 004AH EIC20 外部割込み回路 制御レジスタ ch.4/ch.5 R/W 00000000B 004BH EIC30 外部割込み回路 制御レジスタ ch.6/ch.7 R/W 00000000B ∼ 004FH ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0050H SCR LIN-UART シリアル制御レジスタ R/W 00000000B 0051H SMR LIN-UART シリアルモードレジスタ R/W 00000000B 0052H SSR LIN-UART シリアルステータスレジスタ R/W 00001000B 0053H RDR/TDR LIN-UART 受 / 送信データレジスタ R/W 00000000B 0054H ESCR LIN-UART 拡張ステータス制御レジスタ R/W 00000100B 0055H ECCR LIN-UART 拡張通信制御レジスタ R/W 000000XXB 0056H SMC10 UART/SIO シリアルモード制御レジスタ 1 ch.0 R/W 00000000B 0057H SMC20 UART/SIO シリアルモード制御レジスタ 2 ch.0 R/W 00100000B 0058H SSR0 UART/SIO シリアルステータスレジスタ ch.0 R/W 00000001B 0059H TDR0 UART/SIO シリアル出力データレジスタ ch.0 R/W 00000000B 005AH RDR0 UART/SIO シリアル入力データレジスタ ch.0 R 00000000B ∼ 005FH ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0060H IBCR00 I2C バス制御レジスタ 0 ch.0 R/W 00000000B 0061H IBCR10 I C バス制御レジスタ 1 ch.0 R/W 00000000B 0062H IBSR0 I C バスステータスレジスタ ch.0 R 00000000B 0063H IDDR0 I C データレジスタ ch.0 R/W 00000000B 0064H IAAR0 2 I C アドレスレジスタ ch.0 R/W 00000000B 0065H ICCR0 I C クロック制御レジスタ ch.0 R/W 00000000B ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 003EH 0044H 004CH 005BH 2 2 2 2 0066H ∼ 006BH (続く) 22 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ アドレス レジスタ略称 レジスタ名称 R/W 初期値 006CH ADC1 8/10 ビット A/D コンバータ制御レジスタ 1 R/W 00000000B 006DH ADC2 8/10 ビット A/D コンバータ制御レジスタ 2 R/W 00000000B 006EH ADDH 8/10 ビット A/D コンバータデータレジスタ 上位 R/W 00000000B 006FH ADDL 8/10 ビット A/D コンバータデータレジスタ 下位 R/W 00000000B 0070H WCSR 時計カウンタステータスレジスタ R/W 00000000B 0071H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0072H FSR フラッシュメモリステータスレジスタ R/W 000X0000B 0073H SWRE0 フラッシュメモリセクタ書込み制御レジスタ 0 R/W 00000000B 0074H SWRE1 フラッシュメモリセクタ書込み制御レジスタ 1 R/W 00000000B 0075H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0076H WREN ワイルドレジスタ アドレス比較許可レジスタ R/W 00000000B 0077H WROR ワイルドレジスタ データテスト設定レジスタ R/W 00000000B 0078H ⎯ レジスタバンクポインタ (RP) , ダイレクトバンクポインタ (DP) のミラー ⎯ ⎯ 0079H ILR0 割込みレベル設定レジスタ 0 R/W 11111111B 007AH ILR1 割込みレベル設定レジスタ 1 R/W 11111111B 007BH ILR2 割込みレベル設定レジスタ 2 R/W 11111111B 007CH ILR3 割込みレベル設定レジスタ 3 R/W 11111111B 007DH ILR4 割込みレベル設定レジスタ 4 R/W 11111111B 007EH ILR5 割込みレベル設定レジスタ 5 R/W 11111111B 007FH ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0F80H WRARH0 ワイルドレジスタ アドレス設定レジスタ上位 ch.0 R/W 00000000B 0F81H WRARL0 ワイルドレジスタ アドレス設定レジスタ下位 ch.0 R/W 00000000B 0F82H WRDR0 ワイルドレジスタ データ設定レジスタ ch.0 R/W 00000000B 0F83H WRARH1 ワイルドレジスタ アドレス設定レジスタ上位 ch.1 R/W 00000000B 0F84H WRARL1 ワイルドレジスタ アドレス設定レジスタ下位 ch.1 R/W 00000000B 0F85H WRDR1 ワイルドレジスタ データ設定レジスタ ch.1 R/W 00000000B 0F86H WRARH2 ワイルドレジスタ アドレス設定レジスタ上位 ch.2 R/W 00000000B 0F87H WRARL2 ワイルドレジスタ アドレス設定レジスタ下位 ch.2 R/W 00000000B 0F88H WRDR2 ワイルドレジスタ データ設定レジスタ ch.2 R/W 00000000B ∼ 0F91H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0F92H T01CR0 8/16 ビット複合タイマ 01 制御ステータスレジスタ 0 ch.0 R/W 00000000B 0F93H T00CR0 8/16 ビット複合タイマ 00 制御ステータスレジスタ 0 ch.0 R/W 00000000B 0F94H T01DR 8/16 ビット複合タイマ 01 データレジスタ ch.0 R/W 00000000B 0F95H T00DR 8/16 ビット複合タイマ 00 データレジスタ ch.0 R/W 00000000B 0F96H TMCR0 8/16 ビット複合タイマ 00/01 タイマモード制御レジスタ ch.0 R/W 00000000B 0F97H T11CR0 8/16 ビット複合タイマ 11 制御ステータスレジスタ 0 ch.1 R/W 00000000B 0F98H T10CR0 8/16 ビット複合タイマ 10 制御ステータスレジスタ 0 ch.1 R/W 00000000B 0F89H (続く) DS07–12611–7 23 MB95110M シリーズ アドレス レジスタ略称 レジスタ名称 R/W 初期値 0F99H T11DR 8/16 ビット複合タイマ 11 データレジスタ ch.1 R/W 00000000B 0F9AH T10DR 8/16 ビット複合タイマ 10 データレジスタ ch.1 R/W 00000000B 0F9BH TMCR1 8/16 ビット複合タイマ 10/11 タイマモード制御レジスタ ch.1 R/W 00000000B 0F9CH PPS01 8/16 ビット PPG1 周期設定バッファレジスタ ch.0 R/W 11111111B 0F9DH PPS00 8/16 ビット PPG0 周期設定バッファレジスタ ch.0 R/W 11111111B 0F9EH PDS01 8/16 ビット PPG1 デューティ設定バッファレジスタ ch.0 R/W 11111111B 0F9FH PDS00 8/16 ビット PPG0 デューティ設定バッファレジスタ ch.0 R/W 11111111B 0FA0H PPS11 8/16 ビット PPG1 周期設定バッファレジスタ ch.1 R/W 11111111B 0FA1H PPS10 8/16 ビット PPG0 周期設定バッファレジスタ ch.1 R/W 11111111B 0FA2H PDS11 8/16 ビット PPG1 デューティ設定バッファレジスタ ch.1 R/W 11111111B 0FA3H PDS10 8/16 ビット PPG0 デューティ設定バッファレジスタ ch.1 R/W 11111111B 0FA4H PPGS 8/16 ビット PPG 起動レジスタ R/W 00000000B 0FA5H REVC 8/16 ビット PPG 出力反転レジスタ R/W 00000000B ∼ 0FA9H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0FAAH PDCRH0 16 ビット PPG ダウンカウンタレジスタ 上位 ch.0 R 00000000B 0FABH PDCRL0 16 ビット PPG ダウンカウンタレジスタ 下位 ch.0 R 00000000B 0FACH PCSRH0 16 ビット PPG 周期設定バッファレジスタ 上位 ch.0 R/W 11111111B 0FADH PCSRL0 16 ビット PPG 周期設定バッファレジスタ 下位 ch.0 R/W 11111111B 0FAEH PDUTH0 16 ビット PPG デューティ設定バッファレジスタ 上位 ch.0 R/W 11111111B 0FAFH PDUTL0 16 ビット PPG デューティ設定バッファレジスタ 下位 ch.0 R/W 11111111B ∼ 0FBBH ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0FBCH BGR1 LIN-UART ボーレートジェネレータレジスタ 1 R/W 00000000B 0FBDH BGR0 LIN-UART ボーレートジェネレータレジスタ 0 R/W 00000000B 0FBEH PSSR0 UART/SIO 専用ボーレートジェネレータ プリスケーラ選択レジスタ ch.0 R/W 00000000B 0FBFH BRSR0 UART/SIO 専用ボーレートジェネレータ ボーレート設定レジスタ ch.0 R/W 00000000B ∼ 0FC2H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0FC3H AIDRL A/D 入力禁止レジスタ 下位 R/W 00000000B ∼ 0FE2H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0FE3H WCDR 時計カウンタデータレジスタ R/W 00111111B ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0FA6H 0FB0H 0FC0H 0FC4H 0FE4H ∼ 0FE6H (続く) 24 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (続き) アドレス レジスタ略称 レジスタ名称 R/W 初期値 0FE7H ILSR2 入力レベル選択 レジスタ 2 R/W 00000000B 0FE8H, 0FE9H ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0FEAH CSVCR クロックスーパバイザ制御レジスタ R/W 00011100B ∼ 0FEDH ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0FEEH ILSR 入力レベル選択 レジスタ R/W 00000000B 0FEFH WICR 割込み端子制御レジスタ R/W 01000000B ⎯ ( 使用禁止 ) ⎯ ⎯ 0FEBH 0FF0H ∼ 0FFFH ・R/W についての説明 R/W :リード / ライト可能 R :リードオンリ W :ライトオンリ ・初期値についての説明 0 :ビットの初期値は “0” です。 1 :ビットの初期値は “1” です。 X :ビットの初期値は不定です。 (注意事項)“ ( 使用禁止 ) ” への書込みは行わないでください。“ ( 使用禁止 ) ” を読み出した場合 , 不定が読み出されます。 DS07–12611–7 25 MB95110M シリーズ ■ 割込み要因のテーブル ベクタテーブルの アドレス 上位 下位 割込みレベル 設定レジスタの ビット名 IRQ0 FFFAH FFFBH L00 [1:0] IRQ1 FFF8H FFF9H L01 [1:0] IRQ2 FFF6H FFF7H L02 [1:0] IRQ3 FFF4H FFF5H L03 [1:0] UART/SIO ch.0 IRQ4 FFF2H FFF3H L04 [1:0] 8/16 ビット複合タイマ ch.0 ( 下位 ) IRQ5 FFF0H FFF1H L05 [1:0] 8/16 ビット複合タイマ ch.0 ( 上位 ) IRQ6 FFEEH FFEFH L06 [1:0] LIN-UART ( 受信 ) IRQ7 FFECH FFEDH L07 [1:0] LIN-UART ( 送信 ) IRQ8 FFEAH FFEBH L08 [1:0] 8/16 ビット PPG ch.1 ( 下位 ) IRQ9 FFE8H FFE9H L09 [1:0] 8/16 ビット PPG ch.1 ( 上位 ) IRQ10 FFE6H FFE7H L10 [1:0] ( 未使用 ) IRQ11 FFE4H FFE5H L11 [1:0] 8/16 ビット PPG ch.0 ( 上位 ) IRQ12 FFE2H FFE3H L12 [1:0] 8/16 ビット PPG ch.0 ( 下位 ) IRQ13 FFE0H FFE1H L13 [1:0] 8/16 ビット複合タイマ ch.1 ( 上位 ) IRQ14 FFDEH FFDFH L14 [1:0] 16 ビット PPG ch.0 割込み要因 外部割込み ch.0 割込み 要求番号 外部割込み ch.4 外部割込み ch.1 外部割込み ch.5 外部割込み ch.2 外部割込み ch.6 外部割込み ch.3 外部割込み ch.7 IRQ15 FFDCH FFDDH L15 [1:0] 2 I C ch.0 IRQ16 FFDAH FFDBH L16 [1:0] ( 未使用 ) IRQ17 FFD8H FFD9H L17 [1:0] 8/10 ビット A/D コンバータ IRQ18 FFD6H FFD7H L18 [1:0] タイムベースタイマ IRQ19 FFD4H FFD5H L19 [1:0] 時計プリスケーラ / 時計カウンタ IRQ20 FFD2H FFD3H L20 [1:0] ( 未使用 ) IRQ21 FFD0H FFD1H L21 [1:0] 8/16 ビット複合タイマ ch.1 ( 下位 ) IRQ22 FFCEH FFCFH L22 [1:0] フラッシュメモリ IRQ23 FFCCH FFCDH L23 [1:0] 26 同一レベル 優先順位 ( 同時発生時 ) 高い 低い DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 項目 記号 定格値 最小 最大 単位 備考 電源電圧 *1 Vcc AVcc Vss − 0.3 Vss + 6.0 V *2 入力電圧 *1 VI Vss − 0.3 Vss + 6.0 V *3 出力電圧 *1 VO Vss − 0.3 Vss + 6.0 V *3 ICLAMP − 2.0 + 2.0 mA 該当端子 *4 Σ|ICLAMP| ⎯ 20 mA 該当端子 *4 最大クランプ電流 最大総クランプ電流 IOL1 “L” レベル最大出力電流 IOL2 ⎯ IOLAV1 15 15 IOLAV2 mA ΣIOL ⎯ 100 mA “L” レベル平均総出力電流 ΣIOLAV ⎯ 50 mA IOH1 IOH2 ⎯ IOHAV1 − 15 IOHAV2 mA 平均総出力電流=動作電流×動作率 ( 端子の総和 ) P00 ∼ P07 以外 − 15 P00 ∼ P07 −4 P00 ∼ P07 以外 平均出力電流=動作電流×動作率 ( 端子 1 本 ) ⎯ “H” レベル平均電流 P00 ∼ P07 以外 平均出力電流=動作電流×動作率 ( 端子 1 本 ) P00 ∼ P07 平均出力電流=動作電流×動作率 ( 端子 1 本 ) 12 “L” レベル最大総出力電流 “H” レベル最大出力電流 P00 ∼ P07 以外 P00 ∼ P07 4 ⎯ “L” レベル平均電流 mA mA P00 ∼ P07 平均出力電流=動作電流×動作率 ( 端子 1 本 ) −8 “H” レベル最大総出力電流 ΣIOH ⎯ − 100 mA “H” レベル平均総出力電流 ΣIOHAV ⎯ − 50 mA 消費電力 Pd ⎯ 320 mW 動作温度 TA − 40 + 85 °C 保存温度 Tstg − 55 + 150 °C 平均総出力電流=動作電流×動作率 ( 端子の総和 ) * 1: AVSS = VSS = 0.0 V を基準にしています。 * 2: AVcc と Vcc は同電位で使用してください。 * 3: VI, Vo は VCC + 0.3 V を超えてはいけません。VI は定格電圧を超えてはいけません。ただし , 外部の部品を使用し て入力への電流または入力からの電流の最大値を制限する場合は , VI 定格に代わって ICLAMP 定格が適用されます。 (続く) DS07–12611–7 27 MB95110M シリーズ (続き) * 4: 該当端子:P00 ∼ P07, P10 ∼ P15, P20 ∼ P24, P30 ∼ P37, P60 ∼ P67 ・ 推奨動作条件内で使用してください。 ・ 直流電圧 ( 電流 ) で使用してください。 ・ + B 信号は,VCC 電圧を超える入力信号です。+ B 信号とマイクロコントローラの間には , 必ず制限抵抗を接続 し+ B 信号を印加してください。 ・ + B 入力時にマイクロコントローラ端子に入力される電流が , 瞬時・定常を問わず規格値以下になるように制限 抵抗の値を設定してください。 ・ 低消費電力モードなど , マイクロコントローラの駆動電流が少ない動作状態では , + B 入力電位が保護ダイオー ドを通して Vcc 端子の電位を上昇させ , 他の機器へ影響を及ぼします。 ・ マイクロコントローラ電源が OFF 時 (0 V に固定していない場合 ) に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供 給されているため , 不完全な動作を行う可能性があります。 ・ 電源投入時に+B入力がある場合は, 端子から電源が供給されているため, パワーオンリセットが動作しない電源 電圧になる可能性があります。 ・ + B 入力端子は , 開放状態にならないようにしてください。 ・ 推奨回路例 ・入出力等価回路 保護ダイオード Vcc P-ch 制限 抵抗 + B 入力 (0 V ∼ 16 V) N-ch R <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようにしてください。 28 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ 2. 推奨動作条件 (AVss = Vss = 0.0 V) 項目 電源電圧 記号 条件 VCC, AVCC ⎯ 平滑コンデンサ CS 動作温度 TA 規格値 最小 最大 2.42 *1 5.5 単位 V 備考 通常動作の場合 MB95FV100D-103 以外 2.3 5.5 V ストップモード での状態保持 2.7 5.5 V 通常動作の場合 2.3 5.5 V ストップモード MB95FV100D-103 での状態保持 0.1 1.0 μF *2 − 40 + 85 °C MB95FV100D-103 以外 +5 + 35 °C MB95FV100D-103 * 1:低電圧検出リセット使用時は , 低電圧が検出されている期間はリセットが発生します。低電圧検出に関しては , 「4. 交流規格」の 「(9)低電圧検出」を参照してください。 * 2:セラミックコンデンサまたは同程度の周波数特性のコンデンサを使用してください。VCC 端子のバイパスコンデン サは CS より大きい容量値のコンデンサを接続してください。平滑コンデンサ CS の接続は下図を参照してください。 ・C 端子接続図 C CS <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 DS07–12611–7 29 MB95110M シリーズ 3. 直流規格 (Vcc = AVcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 規格値 最小 標準 最大 単位 備考 VIH1 P10, P67 *1 0.7 Vcc ⎯ Vcc + 0.3 V CMOS 入力レベル選択の 場合 VIH2 P50, P51 *1 0.7 Vcc ⎯ Vss + 5.5 V CMOS 入力レベル選択の 場合 VIHA P00 ∼ P07, P10 ∼ P15, P20 ∼ P24, P30 ∼ P37, P50, P51, P60 ∼ P67, PG1 * 2, PG2 * 2 ⎯ 0.8 Vcc ⎯ Vcc + 0.3 V オートモーティブ入力 レベルが選択された場合 の端子入力 VIHS1 P00 ∼ P07, P10 ∼ P15, P20 ∼ P24, P30 ∼ P37, P60 ∼ P67, PG1 * 2, PG2 * 2 *1 0.8 Vcc ⎯ Vcc + 0.3 V ヒステリシス入力 *1 0.8 Vcc ⎯ Vss + 5.5 V ヒステリシス入力 ⎯ 0.7 Vcc ⎯ Vcc + 0.3 V CMOS 入力 ( フラッシュメモリ品 ) ⎯ 0.8 Vcc ⎯ Vcc + 0.3 V ヒステリシス入力 ( マスク ROM 品 ) “H” レベル 入力電圧 VIHS2 P50, P51 VIHM RST, MOD VIL P10, P50, P51, P67 *1 Vss − 0.3 ⎯ 0.3 Vcc V CMOS 入力レベル選択の 場合 VILA P00 ∼ P07, P10 ∼ P15, P20 ∼ P24, P30 ∼ P37, P50, P51, P60 ∼ P67, PG1 * 2, PG2 * 2 ⎯ Vss − 0.3 ⎯ 0.5 Vcc V オートモーティブ入力 レベルが選択された場合 の端子入力 VILS P00 ∼ P07, P10 ∼ P15, P20 ∼ P24, P30 ∼ P37, P50, P51, P60 ∼ P67, PG1 * 2, PG2 * 2 *1 Vss − 0.3 ⎯ 0.2 Vcc V ヒステリシス入力 ⎯ Vss − 0.3 ⎯ 0.3 Vcc V CMOS 入力 ( フラッシュメモリ品 ) ⎯ Vss − 0.3 ⎯ 0.2 Vcc V ヒステリシス入力 ( マスク ROM 品 ) ⎯ Vss − 0.3 ⎯ Vss + 5.5 V VOH1 P00 ∼ P07 以外 IOH =− 4.0 mA VCC − 0.5 の出力端子 ⎯ ― V VOH2 P00 ∼ P07 ⎯ ― V “L” レベル 入力電圧 VILM RST, MOD オープン ドレイン出力 印加電圧 “H” レベル 出力電圧 VD P50, P51 IOH =− 8.0 mA VCC − 0.5 (続く) 30 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (Vcc = AVcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 記号 “L” レベル 出力電圧 VOL1 P00 ∼ P07 以 IOL = 4.0 mA 外の出力端子 ⎯ ⎯ 0.4 V VOL2 P00 ∼ P07 ⎯ ⎯ 0.4 V −5 ⎯ +5 μA 入力リーク 電流 (Hi-Z 出力リーク 電流 ) オープン ドレイン出力 リーク電流 ILI 端子名 条件 規格値 項目 IOL = 12 mA P50, P51 以外 0.0 V < VI < Vcc のポート 最小 標準 最大 単位 備考 プルアップ禁止設定の 場合 ILIOD P50, P51 0.0 V < VI < Vss + 5.5 V ⎯ ⎯ 5 μA プルアップ 抵抗 RPULL P10 ∼ P15, P20 ∼ P24, P30 ∼ P37, PG1*2, PG2*2 VI = 0.0 V 25 50 100 kΩ プルアップ許可設定の 場合 プルダウン 抵抗 RMOD MOD VI = Vcc 25 50 100 kΩ マスク ROM 品 ⎯ 5 15 pF ⎯ 9.5 12.5 mA フラッシュメモリ品 ( フラッシュメモリ書 込み , 消去以外の場合 ) ⎯ 30 35 mA フラッシュメモリ品 ( フラッシュメモリ書 込み , 消去の場合 ) ⎯ 7.2 9.5 mA マスク ROM 品 ⎯ 15.2 20.0 mA フラッシュメモリ品 ( フラッシュメモリ書 込み , 消去以外の場合 ) ⎯ 35.7 42.5 mA フラッシュメモリ品 ( フラッシュメモリ書 込み , 消去の場合 ) ⎯ 11.6 15.2 mA マスク ROM 品 ⎯ 4.5 7.5 mA VCC = 5.5 V, FCH = 32 MHz, FMP = 16 MHz メインスリープモード (2 分周 ) ⎯ 7.2 12.0 mA VCC = 5.5 V, FCL = 32 kHz, FMPL = 16 kHz サブクロックモード (2 分周 ) , TA =+ 25 °C ⎯ 45 100 μA 入力容量 CIN AVcc, AVss, f = 1 MHz Vcc, Vss 以外 VCC = 5.5 V, FCH = 20 MHz, FMP = 10 MHz メインクロックモード (2 分周 ) ICC VCC = 5.5 V, FCH = 32 MHz, FMP = 16 MHz メインクロックモード (2 分周 ) 電源電流 *3 ICCS ICCL Vcc ( 外部クロッ VCC = 5.5 V, ク動作 ) FCH = 20 MHz, FMP = 10 MHz メインスリープモード (2 分周 ) (続く) DS07–12611–7 31 MB95110M シリーズ (続き) (Vcc = AVcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 単位 備考 ICCLS ⎯ 10 81 μA ICCT VCC = 5.5 V, FCL = 32 kHz 時計モード メインストップモード TA =+ 25 °C ⎯ 4.6 27 μA ⎯ 9.3 12.5 mA フラッシュメモリ品 ⎯ 7.0 9.5 mA マスク ROM 品 ⎯ 14.9 20.0 mA フラッシュメモリ品 ⎯ 11.2 15.2 mA マスク ROM 品 VCC = 5.5 V, FCL = 32 kHz, FMPL = 128 kHz サブ PLL モード (4 逓倍 ) , TA =+ 25 °C ⎯ 160 400 μA (MB95F116MAW/ F116NAW を除く ) ICTS VCC = 5.5 V, FCH = 10 MHz タイムベースタイマモード TA =+ 25 °C ⎯ 0.15 1.10 mA ICCH VCC = 5.5 V, サブストップモード TA =+ 25 °C ⎯ 5 20 μA ILVD 低電圧検出回路のみの 消費電流 ⎯ 38 50 μA ICSV 内蔵 CR 発振器の消費電流 100 kHz 発振の場合 ⎯ 20 36 μA IA VCC = 5.5 V, FCH = 16 MHz A/D 変換動作の場合 ⎯ 2.4 4.7 mA VCC = 5.5 V, FCH = 16 MHz A/D 変換停止の場合 TA =+ 25 °C ⎯ 1 5 μA ICCMPLL Vcc VCC = 5.5 V, FCH = 6.4 MHz, ( 外部クロッ FMP = 16 MHz ク動作 ) メイン PLL モード (2.5 逓倍 ) 電源電流 * 最小 標準 最大 VCC = 5.5 V, FCL = 32 kHz, FMPL = 16 kHz サブスリープモード (2 分周 ) , TA =+ 25 °C VCC = 5.5 V, FCH = 4 MHz, FMP = 10 MHz メイン PLL モード (2.5 逓倍 ) 3 規格値 ICCSPLL VCC AVcc IAH 1 系統クロック品の 場合はメインストップ モード * 1: P10, P50, P51, P67 は , 入力レベルを “CMOS 入力レベル ” もしくは “ ヒステリシス入力レベル” に切り換えることがで きます。入力レベルの切換えは , 入力レベル選択レジスタ (ILSR) で設定します。 * 2: 1 系統クロック品のみ * 3:・電源電流は外部クロックで規定されています。また,低電圧検出およびクロックスーパバイザのオプションを 選択された場合は,低電圧検出回路の消費電流 (ILVD) および内蔵 CR 発振器の消費電流 (ICSV) それぞれの値を 電源電流値に足してご検討くださるようお願いいたします。 ・FCH, FCL は , 「4. 交流規格 (1) クロックタイミング」を参照してください。 ・FMP, FMPL は , 「4. 交流規格 (2) ソースクロック / マシンクロック」を参照してください。 32 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ 4. 交流規格 (1) クロックタイミング (Vcc = 2.42 V ∼ 5.5 V, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 FCH 端子名 条件 X0, X1 クロック周波数 FCL DS07–12611–7 備考 標準 最大 1.00 ― 16.25 MHz メイン発振回路使用の場合 1.00 ― 32.50 MHz 外部クロック使用の場合 3.00 ― 10.00 MHz メイン PLL 1 逓倍 3.00 ― 8.13 MHz メイン PLL 2 逓倍 3.00 ― 6.50 MHz メイン PLL 2.5 逓倍 3.00 ― 4.06 MHz メイン PLL 4 逓倍 ― 32.768 ― kHz サブ発振回路使用の場合 ― 32.768 ― kHz サブ PLL 使用の場合 (MB95F116MAW/F116NAW を除く ) Vcc = 2.3V ∼ 3.6V 61.5 ⎯ 1000 ns メイン発振回路使用の場合 30.8 ⎯ 1000 ns 外部クロック使用の場合 tHCYL X0, X1 tLCYL X0A, X1A ⎯ 30.5 ⎯ μs サブ発振回路使用の場合 tWH1 tWL1 X0 61.5 ⎯ ⎯ ns tWH2 tWL2 X0A ⎯ 15.2 ⎯ μs 外部クロック使用の場合 デューティ比 30%∼ 70%を 目安としてください。 tCR tCF X0, X0A ⎯ ⎯ 5 ns 外部クロック使用の場合 クロックサイクルタイム 入力クロック立上り , 立下り時間 単位 最小 X0A, X1A ⎯ 入力クロックパルス幅 規格値 33 MB95110M シリーズ ・外部クロック使用の場合の入力波形 ( メインクロック ) tHCYL tWH1 tWL1 tCR tCF 0.8 VCC 0.8 VCC X0 0.2 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC ・メインクロック入力ポート外部接続図 水晶振動子使用時 または セラミック振動子使用時 外部クロック使用時 マイクロ コントローラ マイクロ コントローラ X0 X1 X0 X1 開放 FCH FCH ・外部クロック使用の場合の入力波形 ( サブクロック ) tLCYL tWH2 tCR tWL2 tCF 0.8 VCC 0.8 VCC X0A 0.1 VCC 0.1 VCC 0.1 VCC ・サブクロック入力ポート外部接続図 水晶振動子使用時 または セラミック振動子使用時 マイクロ コントローラ X0A X1A FCL 外部クロック使用時 マイクロ コントローラ X0A X1A 開放 FCL 34 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (2) ソースクロック / マシンクロック (Vcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 ソースクロックサイクル タイム *1 ( 分周設定前のクロック ) 条件 単位 備考 2000 ns メインクロック使用の場合 最小:FCH = 8.125 MHz, PLL2 逓倍 最大:FCH = 1 MHz, 2 分周 ⎯ 61.0 μs サブクロック使用の場合 最小:FCL = 32 kHz, PLL4 逓倍 最大:FCL = 32 kHz, 2 分周 0.50 ⎯ 16.25 16.384 ⎯ 131.072 kHz 61.5 ⎯ 32000 ns メインクロック使用の場合 最小:FSP = 16.25 MHz, 分周なし 最大:FSP = 0.5 MHz, 16 分周 7.6 ⎯ 976.5 μs サブクロック使用の場合 最小:FSPL = 131 kHz, 分周なし 最大:FSPL = 16 kHz, 16 分周 FMP 0.031 ⎯ 16.250 MHz メインクロック使用の場合 FMPL 1.024 ⎯ 131.072 kHz FSPL マシンクロックサイクル タイム *2 ( 最小命令実行時間 ) マシンクロック周波数 最小 標準 最大 61.5 ⎯ 7.6 tSCLK FSP ソースクロック周波数 規格値 ⎯ MHz メインクロック使用の場合 tMCLK サブクロック使用の場合 サブクロック使用の場合 * 1:マシンクロック分周比選択ビット (SYCC:DIV1, DIV0) による分周設定前のクロックです。本ソースクロックがマ シンクロック分周比選択ビット (SYCC:DIV1, DIV0) により分周され , マシンクロックとなります。なお , ソース クロックは , 以下から選択が可能です。 ・メインクロックの 2 分周 ・メインクロックの PLL 逓倍 (1, 2, 2.5, 4 逓倍から選択 ) ・サブクロックの 2 分周 ・サブクロックの PLL 逓倍 (2, 3, 4 逓倍から選択 , MB95F116MAW/F116NAW を除く ) * 2:マイクロコントローラの動作クロックです。マシンクロックは , 以下から選択が可能です。 ・ソースクロック ( 分周なし ) ・ソースクロックの 4 分周 ・ソースクロックの 8 分周 ・ソースクロックの 16 分周 ・クロック生成部の概略図 (MB95F116MAW/F116NAW を除く ) FCH ( メイン発振 ) 2 分周 メイン PLL ×1 ×2 × 2.5 ×4 SCLK ( ソースクロック ) FCL ( サブ発振 ) 2 分周 サブ PLL ×2 ×3 ×4 DS07–12611–7 分周回路 ×1 × 1/4 × 1/8 × 1/16 MCLK ( マシンクロック ) クロックモード選択ビット (SYCC:SCS1, SCS0) 35 MB95110M シリーズ ・クロック生成部の概略図 (MB95F116MAW/F116NAW) FCH ( メイン発振 ) 2 分周 メイン PLL ×1 ×2 × 2.5 ×4 SCLK ( ソースクロック ) FCL ( サブ発振 ) 2 分周 分周回路 ×1 × 1/4 × 1/8 × 1/16 MCLK ( マシンクロック ) クロックモード選択ビット (SYCC:SCS1, SCS0) 36 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ・動作電圧−動作周波数 (TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) ・ MB95117M/F116MAS/F116NAS/F116MAW/F116NAW/F118MS/F118NS/F118MW/F118NW/F118JW/F118JS サブ PLL(MB95F116MAW/F116NAW を除く ), サブクロックモード , 時計モード動作保証範囲 メインクロックモード , メイン PLL モード動作保証範囲 5.5 動作電圧 (V) 動作電圧 (V) 5.5 2.42 3.5 2.42 16.384 kHz 131.072 kHz 32 kHz 0.5 MHz 3 MHz 10 MHz 16.25 MHz PLL 動作保証範囲 PLL 動作保証範囲 メインクロック動作保証範囲 ソースクロック周波数 (FSP) ソースクロック周波数 (FSPL) ・動作電圧−動作周波数 (TA =+ 5 °C ∼+ 35 °C) ・MB95FV100D-103 メインクロックモード , メイン PLL モード動作保証範囲 サブ PLL, サブクロックモード , 時計モード動作保証範囲 5.5 動作電圧 (V) 動作電圧 (V) 5.5 2.7 16.384 kHz 32 kHz 131.072 kHz PLL 動作保証範囲 ソースクロック周波数 (FSPL) DS07–12611–7 3.5 2.7 0.5MHz 3 MHz 10 MHz 16.25 MHz PLL 動作保証範囲 メインクロック動作保証範囲 ソースクロック周波数 (FSP) 37 MB95110M シリーズ ・メイン PLL 動作周波数 [MHz] 16.25 16 15 4 逓倍 12 ソースクロック周波数 (FSP) 2.5 逓倍 10 1 逓倍 2 逓倍 7.5 6 5 3 0 3 4 5 4.062 6.4 10 [MHz] 8 6.5 8.125 マシンクロック周波数 (FMP) 38 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (3) 外部リセット (Vcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 RST “L” レベル パルス幅 tRSTL 端子名 RST 規格値 条件 ⎯ 最小 最大 2 tMCLK*1 ⎯ 単位 備考 ns 通常動作の場合 振動子の発振時間 * + 100 ⎯ μs ストップモード , サブクロックモード , サブスリープモード , 時計モードの場合 100 ⎯ μs タイムベースタイマ モードの場合 2 * 1:tMCLK については「 (2) ソースクロック / マシンクロック」を参照してください。 * 2:振動子の発振時間は , 振幅の 90%に達した時間です。水晶振動子は数 ms ∼数十 ms, セラミック振動子は 数百 μs ∼数 ms, 外部クロックは 0 ms となります。 ・通常動作の場合 tRSTL RST 0.2 VCC 0.2 VCC ・ストップモード , サブクロックモード , サブスリープモード , 時計モード時 , 電源投入の場合 tRSTL RST 0.2 VCC 0.2 VCC 振幅の 90% X0 内部動作 クロック 振動子の 発振時間 100 μs 発振安定待ち時間 命令実行 内部リセット DS07–12611–7 39 MB95110M シリーズ (4) パワーオンリセット (AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 tR 電源立上り時間 tOFF 電源断時間 端子名 条件 VCC ⎯ tR 規格値 単位 最小 最大 ⎯ 50 ms 1 ⎯ ms 備考 電源投入までの待ち時間 tOFF 2.5 V 0.2 V VCC 0.2 V 0.2 V (注意事項)電源電圧を急激に変化させると , パワーオンリセットが起動される場合があります。動作中に電源電圧を変 化させる場合は,下図のように立上りの傾きを , 30 mV/ms 以下にしてください。 VCC 立上りの傾きを , 30 mV/ms 以下 にしてください。 2.3 V ストップモードでの状態保持 VSS 40 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (5) 周辺入力タイミング (Vcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 周辺入力 “H” パルス幅 tILIH 周辺入力 “L” パルス幅 tIHIL 規格値 条件 端子名 ⎯ INT00 ∼ INT07, EC0, EC1, TRG0/ADTG 単位 最小 最大 2 tMCLK* ⎯ ns 2 tMCLK* ⎯ ns *:tMCLK については , 「 (2) ソースクロック / マシンクロック」を参照してください。 tILIH INT00 ~ INT07, EC0, EC1, TRG0/ADTG tIHIL 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC DS07–12611–7 0.2 VCC 41 MB95110M シリーズ (6) UART/SIO シリアル I/O タイミング (Vcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC UCK0 条件 内部クロック動作 出力端子: CL = 80 pF + 1TTL. 規格値 単位 最小 最大 4 tMCLK* ⎯ ns − 190 + 190 ns 2 tMCLK* ⎯ ns UCK ↓ → UO 時間 tSLOV UCK0, UO0 有効 UI → UCK ↑ tIVSH UCK0, UI0 UCK ↑→ 有効 UI ホールド時間 tSHIX UCK0, UI0 2 tMCLK* ⎯ ns シリアルクロック “H” パルス幅 tSHSL UCK0 4 tMCLK* ⎯ ns シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH UCK0 4 tMCLK* ⎯ ns UCK ↓ → UO 時間 tSLOV UCK0, UO0 ⎯ 190 ns 有効 UI → UCK ↑ tIVSH UCK0, UI0 2 tMCLK* ⎯ ns UCK ↑→ 有効 UI ホールド時間 tSHIX UCK0, UI0 2 tMCLK* ⎯ ns 外部クロック動作 出力端子: CL = 80 pF + 1TTL. *:tMCLK については , 「 (2) ソースクロック / マシンクロック」を参照してください。 ・内部シフトクロックモード tSCYC UCK0 2.4 V 0.8 V 0.8 V tSLOV UO0 UI0 2.4 V 0.8 V tIVSH tSHIX 0.8VCC 0.2VCC 0.8VCC 0.2VCC ・外部シフトクロックモード tSLSH tSHSL 0.8 VCC 0.8 VCC UCK0 0.2 VCC 0.2 VCC tSLOV UO0 UI0 42 2.4 V 0.8 V tIVSH tSHIX 0.8VCC 0.2VCC 0.8VCC 0.2VCC DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (7) LIN-UART タイミング サンプリングクロックの立上りエッジでサンプリング *1, シリアルクロック遅延禁止 *2 (ESCR レジスタ:SCES ビット= 0, ECCR レジスタ:SCDE ビット= 0) (Vcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK 規格値 条件 内部クロック動作 出力端子: CL = 80 pF + 1 TTL. 単位 最小 最大 5 tMCLK*3 ⎯ ns − 95 + 95 ns tMCLK*3 + 190 ⎯ ns SCK ↓→ SOT 遅延時間 tSLOVI SCK, SOT 有効 SIN → SCK ↑ tIVSHI SCK, SIN SCK ↑→有効 SIN ホールド時間 tSHIXI SCK, SIN 0 ⎯ ns シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH SCK 3 tMCLK*3 − tR ⎯ ns シリアルクロック “H” パルス幅 tSHSL SCK tMCLK*3 + 95 ⎯ ns SCK ↓→ SOT 遅延時間 tSLOVE SCK, SOT ⎯ 2 tMCLK*3 + 95 ns 有効 SIN → SCK ↑ tIVSHE SCK, SIN 190 ⎯ ns SCK ↑→有効 SIN ホールド時間 tSHIXE SCK, SIN tMCLK*3 + 95 ⎯ ns SCK 立下り時間 tF SCK ⎯ 10 ns SCK 立上り時間 tR SCK ⎯ 10 ns 外部クロック動作 出力端子: CL = 80 pF + 1 TTL. * 1:受信データのサンプリングをシリアルクロックの立上りで行うか,立下りで行うかを切り換える機能です。 * 2:シリアルクロック遅延機能は,シリアルクロックの出力信号を半クロック遅延させる機能です。 * 3:tMCLK については,「(2) ソースクロック / マシンクロック」を参照してください。 ・内部シフトクロックモード tSCYC 2.4 V SCK 0.8 V 0.8 V tSLOVI 2.4 V SOT 0.8 V tIVSHI tSHIXI 0.8 VCC 0.8 VCC SIN 0.2 VCC 0.2 VCC ・外部シフトクロックモード tSHSL tSLSH SCK 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC tF SOT 0.8 VCC 0.2 VCC tR tSLOVE 2.4 V 0.8 VCC tIVSHE SIN tSHIXE 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC DS07–12611–7 43 MB95110M シリーズ サンプリングクロックの立下りエッジでサンプリング *1, シリアルクロック遅延禁止 *2 (ESCR レジスタ:SCES ビット= 1, ECCR レジスタ:SCDE ビット= 0) (Vcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK 規格値 条件 内部クロック動作 出力端子: CL = 80 pF + 1 TTL. 単位 最小 最大 5 tMCLK*3 ⎯ ns − 95 + 95 ns tMCLK + 190 ⎯ ns 0 ⎯ ns SCK ↑→ SOT 遅延時間 tSHOVI SCK, SOT 有効 SIN → SCK ↓ tIVSLI SCK, SIN SCK ↓→有効 SIN ホールド時間 tSLIXI SCK, SIN シリアルクロック “H” パルス幅 tSHSL SCK 3 tMCLK − tR ⎯ ns シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH SCK *3 tMCLK + 95 ⎯ ns SCK ↑ → SOT 遅延時間 tSHOVE SCK, SOT ⎯ *3 2 tMCLK + 95 ns 有効 SIN → SCK ↓ tIVSLE SCK, SIN 190 ⎯ ns SCK ↓→有効 SIN ホールド時間 tSLIXE SCK, SIN *3 tMCLK + 95 ⎯ ns SCK 立下り時間 tF SCK ⎯ 10 ns SCK 立上り時間 tR SCK ⎯ 10 ns *3 *3 外部クロック動作 出力端子: CL = 80 pF + 1 TTL. * 1:受信データのサンプリングをシリアルクロックの立上りで行うか,立下りで行うかを切り換える機能です。 * 2:シリアルクロック遅延機能は,シリアルクロックの出力信号を半クロック遅延させる機能です。 * 3:tMCLK については,「(2) ソースクロック / マシンクロック」を参照してください。 ・内部シフトクロックモード tSCYC 2.4 V SCK 2.4 V 0.8 V tSHOVI 2.4 V SOT 0.8 VCC tIVSLI tSLIXI 0.8 VCC 0.8 VCC SIN 0.2 VCC 0.2 VCC ・外部シフトクロックモード tSHSL SCK 0.8 VCC tSLSH 0.8 VCC 0.2 VCC tR SOT 0.2 VCC 0.2 VCC tF tSHOVE 2.4 V 0.8 V tIVSLE SIN tSLIXE 0.8 VCC 0.8 VCC 0.2 VCC 0.2 VCC 44 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ サンプリングクロックの立上りエッジでサンプリング *1, シリアルクロック遅延許可 *2 (ESCR レジスタ:SCES ビット= 0, ECCR レジスタ:SCDE ビット= 1) (Vcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK SCK ↑→ SOT 遅延時間 tSHOVI SCK, SOT 有効 SIN → SCK ↓ tIVSLI SCK, SIN SCK ↓→有効 SIN ホールド時間 tSLIXI SCK, SIN tSOVLI SOT → SCK ↓ 遅延時間 規格値 条件 内部クロック動作 出力端子: CL = 80 pF + 1 TTL. 単位 最小 最大 5 tMCLK*3 ⎯ ns − 95 + 95 ns tMCLK + 190 ⎯ ns 0 ⎯ *3 ⎯ SCK, SOT 4 tMCLK ns *3 ns * 1:受信データのサンプリングをシリアルクロックの立上りで行うか,立下りで行うかを切り換える機能です。 * 2:シリアルクロック遅延機能は,シリアルクロックの出力信号を半クロック遅延させる機能です。 * 3:tMCLK については,「(2) ソースクロック / マシンクロック」を参照してください。 tSCYC 2.4 V SCK 0.8 V SOT 2.4 V 0.8 V 2.4 V 0.8 V tIVSLI SIN DS07–12611–7 0.8 V tSHOVI tSOVLI 0.8 VCC 0.2 VCC tSLIXI 0.8 VCC 0.2 VCC 45 MB95110M シリーズ サンプリングクロックの立下りエッジでサンプリング *1, シリアルクロック遅延許可 *2 (ESCR レジスタ:SCES ビット= 1, ECCR レジスタ:SCDE ビット= 1) (Vcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK SCK ↓→ SOT 遅延時間 tSLOVI SCK, SOT 有効 SIN → SCK ↑ tIVSHI SCK, SIN SCK ↑ →有効 SIN ホールド時間 tSHIXI SCK, SIN tSOVHI SOT → SCK ↑ 遅延時間 規格値 条件 内部クロック動作 出力端子: CL = 80 pF + 1 TTL. 単位 最小 最大 5 tMCLK*3 ⎯ ns − 95 + 95 ns tMCLK + 190 ⎯ ns 0 ⎯ *3 ⎯ SCK, SOT 4 tMCLK ns *3 ns * 1:受信データのサンプリングをシリアルクロックの立上りで行うか,立下りで行うかを切り換える機能です。 * 2:シリアルクロック遅延機能は,シリアルクロックの出力信号を半クロック遅延させる機能です。 * 3:tMCLK については,「(2) ソースクロック / マシンクロック」を参照してください。 tSCYC 2.4 V SCK 2.4 V 0.8 V tSOVHI SOT 2.4 V 0.8 V 2.4 V 0.8 V tIVSHI SIN 46 tSLOVI 0.8 VCC 0.2 VCC tSHIXI 0.8 VCC 0.2 VCC DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (8) I2C タイミング (Vcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 規格値 項目 記号 端子名 条件 標準モード 高速モード 最小 最大 最小 最大 単位 fSCL SCL0 0 100 0 400 kHz tHD;STA SCL0 SDA0 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs SCL クロック “L” 幅 tLOW SCL0 4.7 ⎯ 1.3 ⎯ μs SCL クロック “H” 幅 tHIGH SCL0 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs ( 反復 ) スタート条件セットアップ 時間 SCL ↑→ SDA ↓ tSU;STA SCL0 SDA0 4.7 ⎯ 0.6 ⎯ μs データホールド時間 SCL ↓→ SDA ↓↑ tHD;DAT SCL0 SDA0 0 3.45*2 0 0.9*3 μs データセットアップ時間 SDA ↓↑ → SCL ↑ tSU;DAT SCL0 SDA0 0.25 ⎯ 0.1 ⎯ μs ストップ条件セットアップ時間 SCL ↑→ SDA ↑ tSU;STO SCL0 SDA0 4 ⎯ 0.6 ⎯ μs tBUF SCL0 SDA0 4.7 ⎯ 1.3 ⎯ μs SCL クロック周波数 ( 反復 ) スタート条件ホールド 時間 SDA ↓→ SCL ↓ ストップ条件とスタート条件との間 のバスフリー時間 R = 1.7 kΩ, C = 50 pF*1 * 1: R, C は SCL, SDA ラインのプルアップ抵抗 , 負荷容量です。 * 2: tHD;DAT の最大値は , デバイスが SCL 信号の “L” 区間 (tLOW) を延長していないときにのみ適用されます。 * 3: 高速モード I2C バスデバイスを標準モード I2C バスシステムに使用することはできますが , 要求される条件 tSU;DAT ≧ 250 ns を満足しなければなりません。 tWAKEUP SDA0 tLOW tHD;DAT tHIGH tHD;STA tBUF SCL0 tHD;STA DS07–12611–7 tSU;DAT tSU;STA tSU;STO 47 MB95110M シリーズ (Vcc = 5.0 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 規格値* 2 最小 最大 単位 備考 SCL クロック“L”幅 tLOW SCL0 (2 + nm / 2) tMCLK − 20 ⎯ ns マスタモード SCL クロック“H”幅 tHIGH SCL0 (nm / 2) tMCLK − 20 (nm / 2) tMCLK + 20 ns マスタモード 「スタート」条件 ホールド時間 tHD;STA SCL0 SDA0 ( − 1 + nm / 2) tMCLK − 20 ( − 1 + nm) tMCLK + 20 ns マスタモード 最大値は m, n = 1, 8 の時に適用。それ以 外の設定は最小値を 適用。 「ストップ」条件 セットアップ時間 tSU;STO SCL0 SDA0 (1 + nm / 2) tMCLK − 20 (1 + nm / 2) tMCLK + 20 ns マスタモード 「スタート」条件 セットアップ時間 tSU;STA SCL0 SDA0 (1 + nm / 2) tMCLK − 20 (1 + nm / 2) tMCLK + 20 ns マスタモード 「ストップ」条件と 「スタート」条件と の間のバスフリー 時間 tBUF SCL0 SDA0 (2 nm + 4) tMCLK − 20 ⎯ ns tHD;DAT SCL0 SDA0 3 tMCLK − 20 ⎯ ns マスタモード ns マスタモード SCL の “L” が引き延 ばされていないと仮 定した場合。最小値 は連続データの第 1 ビットに適用。それ 以外は最大値を適 用。 最小値は 9th SCL ↓ 時の割込みに適用。 最大値は 8th SCL ↓ 時の割込みに適用。 データホールド 時間 データ セットアップ時間 tSU;DAT SCL0 SDA0 割込みクリアから SCL 立上りまでの セットアップ時間 tSU;INT SCL0 SCL クロック“L”幅 tLOW SCL0 SCL クロック“H”幅 tHIGH SCL0 「スタート」 条件検出 tHD;STA SCL0 SDA0 「ストップ」 条件検出 tSU;STO 「再スタート」 条件検出条件 ( − 2 + nm / 2) tMCLK − 20 ( − 1 + nm / 2) tMCLK + 20 R = 1.7 kΩ, C = 50 pF*1 (nm / 2) tMCLK − 20 (1 + nm / 2) tMCLK + 20 ns 4 tMCLK − 20 ⎯ ns 受信の場合 4 tMCLK − 20 ⎯ ns 受信の場合 2 tMCLK − 20 ⎯ ns 受信の場合 1 tMCLK の場合未検出 SCL0 SDA0 2 tMCLK − 20 ⎯ ns 受信の場合 1 tMCLK の場合未検出 tSU;STA SCL0 SDA0 2 tMCLK − 20 ⎯ ns 受信の場合 1 tMCLK の場合未検出 バスフリー時間 tBUF SCL0 SDA0 2 tMCLK − 20 ⎯ ns 受信の場合 データホールド 時間 tHD;DAT SCL0 SDA0 2 tMCLK − 20 ⎯ ns スレーブ送信モード の場合 データ セットアップ時間 tSU;DAT SCL0 SDA0 tLOW − 3 tMCLK − 20 ⎯ ns スレーブ送信モード の場合 データホールド 時間 tHD;DAT SCL0 SDA0 0 ⎯ ns 受信の場合 データ セットアップ 時間 tSU;DAT SCL0 SDA0 tMCLK − 20 ⎯ ns 受信の場合 SDA ↓→ SCL ↑ ( ウェイクアップ 機能時 ) tWAKEUP SCL0 SDA0 発振安定待ち時間+ 2 tMCLK − 20 ⎯ ns (続く) 48 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (続き) * 1:R, C は SCL, SDA ラインのプルアップ抵抗,負荷容量です。 * 2:・tMCLK については , 「 (2) ソースクロック / マシンクロック」を参照してください。 ・ m は I2C クロック制御レジスタ (ICCR0) の CS4, CS3 ビット (bit4, bit3) です。 ・ n は I2C クロック制御レジスタ (ICCR0) の CS2 ∼ CS0 ビット (bit2 ∼ bit0) です。 ・ I2C の実際のタイミングは , マシンクロック (tMCLK) および , ICCR0 レジスタの CS4 ∼ CS0 にて設定される m, n の 値により決定されます。 ・ 標準モード: 0.9 MHz < tMCLK ( マシンクロック ) < 10 MHz の範囲で m, n の設定が可能です。 m, n の設定によっては , 下記のように使用できるマシンクロックに制限があります。 (m, n) = (1, 8) の場合 0.9 MHz < tMCLK ≦ 1 MHz (m, n) = (1, 22) , (5, 4) , (6, 4) , (7, 4) , (8, 4) の場合 0.9 MHz < tMCLK ≦ 2 MHz (m, n) = (1, 38) , (5, 8) , (6, 8) , (7, 8) , (8, 8) の場合 0.9 MHz < tMCLK ≦ 4 MHz (m, n) = (1, 98) の場合 0.9 MHz < tMCLK ≦ 10 MHz ・ 高速モード: 3.3 MHz < tMCLK ( マシンクロック ) < 10 MHz の範囲で m, n の設定が可能です。 m, n の設定によっては , 下記のように使用できるマシンクロックに制限があります。 (m, n) = (1, 8) の場合 3.3 MHz < tMCLK ≦ 4 MHz (m, n) = (1, 22) , (5, 4) の場合 3.3 MHz < tMCLK ≦ 8 MHz (m, n) = (6, 4) の場合 3.3 MHz < tMCLK ≦ 10 MHz DS07–12611–7 49 MB95110M シリーズ (9) 低電圧検出 (AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 条件 規格値 最小 標準 最大 単位 備考 解除電圧 VDL+ 2.52 2.70 2.88 V 電源上昇の場合 検出電圧 VDL- 2.42 2.60 2.78 V 電源降下の場合 ヒステリシス幅 VHYS 70 100 ⎯ mV 電源開始電圧 Voff ⎯ ⎯ 2.3 V 電源到達電圧 Von 4.9 ⎯ ⎯ V 0.3 ⎯ ⎯ μs リセット解除信号が発生する電源の 傾き ⎯ 3000 ⎯ μs リセット解除信号が規格内 (VDL+) で 発生する電源の傾き 300 ⎯ ⎯ μs リセット検出信号が発生する電源の 傾き ⎯ 300 ⎯ μs リセット検出信号が規格内 (VDL-) で 発生する電源の傾き 電源電圧変化時間 ( 電源上昇の場合 ) tr ⎯ 電源電圧変化時間 ( 電源降下の場合 ) tf リセット解除 遅延時間 td1 ⎯ ⎯ 400 μs リセット検出 遅延時間 td2 ⎯ ⎯ 30 μs ILVD ⎯ 38 50 μA 消費電流 低電圧検出回路のみの消費電流 VCC Von Voff 時間 VCC tr tf VDL+ VHYS VDL- 内部リセット信号 時間 td2 50 td1 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (10) クロックスーパバイザクロック (Vcc = AVcc = 5 V ± 10%, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 発振周波数 記号 fOUT 発振起動時間 twk 消費電流 ICSV DS07–12611–7 条件 ⎯ 規格値 単位 最小 標準 最大 50 100 200 kHz ⎯ ⎯ 10 μs ⎯ 20 36 μA 備考 内蔵 CR 発振器の消費電流 100 kHz 発振の場合 51 MB95110M シリーズ 5. A/D 変換部 (1) A/D 変換部電気的特性 (AVcc = Vcc = 4.0 V ∼ 5.5 V, AVss = Vss = 0.0 V, TA =− 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 条件 分解能 総合誤差 直線性誤差 ⎯ 微分直線性誤差 規格値 単位 最小 標準 最大 ⎯ ⎯ 10 bit − 3.0 ⎯ + 3.0 LSB − 2.5 ⎯ + 2.5 LSB − 1.9 ⎯ + 1.9 LSB 備考 ゼロ トランジション 電圧 VOT AVss − 1.5 LSB AVss + 0.5 LSB AVss + 2.5 LSB V フルスケール トランジション 電圧 VFST AVcc − 3.5 LSB AVcc − 1.5 LSB AVcc + 0.5 LSB V 0.9 ⎯ 16500 μs 4.5 V ≦ AVcc ≦ 5.5 V 1.8 ⎯ 16500 μs 4.0 V ≦ AVcc < 4.5 V 0.6 ⎯ ∞ μs 4.5 V ≦ AVcc ≦ 5.5 V, 外部インピーダンス< 5.4 kΩ の場合 1.2 ⎯ ∞ μs 4.0 V ≦ AVcc < 4.5 V, 外部インピーダンス< 2.4 kΩ の場合 コンペア時間 ⎯ ⎯ サンプリング時間 ⎯ アナログ入力電流 IAIN − 0.3 ⎯ + 0.3 μA アナログ入力電圧 VAIN AVss ⎯ AVcc V ⎯ AVss + 4.0 ⎯ AVcc V AVcc 端子 IR ⎯ 600 900 μA AVcc 端子 , A/D 動作 の場合 IRH ⎯ ⎯ 5 μA AVcc 端子 , ストップ モードの場合 基準電圧 基準電圧供給電流 52 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (2) A/D 変換部の注意事項 ・アナログ入力の外部インピーダンスとサンプリング時間について サンプルホールド付き A/D コンバータです。外部インピーダンスが高くサンプリング時間を十分に確保できない場合に は , 内部サンプルホールド用コンデンサに十分にアナログ電圧が充電されず , A/D 変換精度に影響を及ぼします。したがっ て,A/D 変換精度規格を満足するために,外部インピーダンスと最小サンプリング時間の関係から,サンプリング時間を最 小値より長くなるように,レジスタ値と動作周波数を調整するか, 外部インピーダンスを下げてご使用ください。また,サ ンプリング時間を十分に確保できない場合は,アナログ入力端子に 0.1μF 程度のコンデンサを接続してください。 ・アナログ入力等価回路 R アナログ入力 コンパレータ C サンプリング時 ON R C 4.5 V ≦ AVcc ≦ 5.5 V 2.0 kΩ ( 最大 ) 16 pF ( 最大 ) 4.0 V ≦ AVcc < 4.5 V 8.2 kΩ ( 最大 ) 16 pF ( 最大 ) ( 注意事項 ) 数値は参考値です。 ・外部インピーダンスと最小サンプリング時間の関係 100 90 80 70 60 50 40 30 20 10 0 AVcc ≧ 4.5 V AVcc ≧ 4.0 V 0 2 4 6 8 10 12 ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 20 kΩ の場合 ) 外部インピーダンス (kΩ) 外部インピーダンス (kΩ) ( 外部インピーダンス= 0 kΩ ∼ 100 kΩ の場合 ) 14 20 18 16 14 12 10 8 6 4 2 0 AVcc ≧ 4.5 V AVcc ≧ 4.0 V 0 最小サンプリング時間 (μs) 1 2 3 4 最小サンプリング時間 (μs) ・誤差について |AVCC − AVSS| が小さくなるに従って , 相対的な誤差は大きくなります。 DS07–12611–7 53 MB95110M シリーズ (3) A/D コンバータの用語の定義 ・ 分解能 A/D コンバータにより識別可能なアナログ変化 10 ビットなら , アナログ電圧を 210 = 1024 の部分に分解することが可能 ・ 直線性誤差 ( 単位:LSB) デバイスのゼロトランジション点 (“00 0000 0000” ←→ “00 0000 0001”) とフルスケールトランジション点 (“11 1111 1111” ←→ “11 1111 1110”) とを結んだ直線と , 実際の特性との誤差 ・ 微分直線性誤差 ( 単位:LSB) 出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差 ・ 総合誤差 ( 単位:LSB) 実際の値と理論値との差を言い , ゼロトランジション誤差 / フルスケールトランジション誤差 / 直線性誤差 / 量子誤差 および雑音に起因する誤差 理想入出力特性 総合誤差 VFST 3FFH 3FFH 3FEH 1.5 LSB 3FDH 004H 003H 002H VOT デジタル出力 デジタル出力 3FEH 3FDH 実際の変換特性 {1 LSB × (N − 1) + 0.5 LSB} 004H VNT 003H 実際の変換特性 002H 1 LSB 001H 001H 理想特性 0.5 LSB AVSS AVCC AVSS アナログ入力 1 LSB = AVCC − AVss 1024 AVCC アナログ入力 (V) V デジタル出力 N = NT − {1 LSB × (N − 1) + 0.5 LSB} [LSB] の総合誤差 1 LSB N :A/D コンバータデジタル出力値 VNT :デジタル出力が (N − 1) H から NH に遷移する電圧 (続く) 54 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ (続き) フルスケールトランジション誤差 ゼロトランジション誤差 理想特性 004H 3FFH デジタル出力 デジタル出力 実際の変換特性 003H 002H 実際の変換特性 理想特性 実際の変換特性 3FEH VFST ( 実測値 ) 3FDH 001H 実際の変換特性 3FCH VOT ( 実測値 ) AVCC AVSS アナログ入力 アナログ入力 微分直線性誤差 直線性誤差 理想特性 実際の変換特性 3FFH (N+1)H 3FDH {1 LSB × N + VOT} 実際の変換特性 VFST ( 実測値 ) VNT 004H 実際の変換特性 003H デジタル出力 3FEH デジタル出力 AVCC AVSS NH (N-1)H VNT 実際の変換特性 理想特性 002H V (N+1)T (N-2)H 001H VOT ( 実測値 ) AVSS AVCC AVSS アナログ入力 デジタル出力 N の = 直線性誤差 VNT − {1 LSB × N + VOT} 1 LSB アナログ入力 デジタル出力 N の = 微分直線性誤差 V (N + 1) T − VNT 1 LSB AVCC −1 N :A/D コンバータデジタル出力値 VNT:デジタル出力が (N − 1) H から NH に遷移する電圧 VOT ( 理想値 ) = AVSS + 0.5 LSB [V] VFST ( 理想値 ) = AVCC − 1.5 LSB [V] DS07–12611–7 55 MB95110M シリーズ 6. フラッシュメモリ書込み / 消去特性 ・MB95F118MS/F118NS/F118MW/F118NW/F118JS/F118JW 項目 条件 規格値 単位 備考 0.5*2 s 内部での消去前書込み時間は除く 0.5*1 7.5*2 s 内部での消去前書込み時間は除く ⎯ 32 3600 μs システムレベルのオーバヘッド 時間は除く 書込み / 消去サイクル 10000 ⎯ ⎯ cycle 書込み / 消去の場合の 電源電圧 4.5 ⎯ 5.5 V フラッシュメモリ データ保持時間 20*3 ⎯ ⎯ year 最小 標準 最大 セクタ消去時間 (4 K バイト セクタ ) ⎯ 0.2*1 セクタ消去時間 (16 K バイト セクタ ) ⎯ バイト書込み時間 ⎯ 平均 TA =+ 85 °C * 1: TA =+ 25 °C, Vcc = 5.0 V, 10000 サイクル * 2: TA =+ 85 °C, Vcc = 4.5 V, 10000 サイクル * 3: テクノロジ信頼性評価結果からの換算値です ( アレニウスの式を使用し , 高温加速試験結果を平均温度+ 85 °C へ 換算しています ) 。 ・MB95F116MAW/F116NAW/F116MAS/F116NAS 項目 条件 規格値 単位 備考 15.0*2 s 内部での消去前書込み時間は除く 32 3600 μs システムレベルのオーバヘッド 時間は除く 10000 ⎯ ⎯ cycle 4.5 ⎯ 5.5 V 最小 標準 最大 チップ消去時間 ⎯ 1.0*1 バイト書込み時間 ⎯ 書込み / 消去サイクル 書込み / 消去の場合の 電源電圧 ⎯ フラッシュメモリ ⎯ ⎯ year 平均 TA =+ 85 °C 20*3 データ保持時間 * 1: TA =+ 25 °C, VCC = 5.0 V, 10000 サイクル * 2: TA =+ 85 °C, VCC = 4.5 V, 10000 サイクル * 3: テクノロジ信頼性評価結果からの換算値です ( アレニウスの式を使用し , 高温加速試験結果を平均温度+ 85 °C へ 換算しています ) 。 56 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ■ 特性例 ・電源電流特性・温度特性 ICC − VCC TA =+ 25 °C, FMP = 2, 4, 8, 10, 16 MHz (2 分周 ) メインクロックモード , 外部クロック動作時 ICC − TA VCC = 5.5 V, FMP = 10, 16 MHz (2 分周 ) メインクロックモード , 外部クロック動作時 20 20 15 FMP = 16 MHz 10 ICC [mA] ICC [mA] 15 FMP = 10 MHz FMP = 16 MHz 10 FMP = 10 MHz FMP = 8 MHz 5 5 FMP = 4 MHz FMP = 2 MHz 0 0 2 3 4 5 6 7 -50 0 VCC [V] 20 20 15 15 10 FMP = 10 MHz 0 -50 0 5 6 10 5 FMP =10 MHz FMP = 8 MHz FMP = 4 MHz FMP = 2 MHz 4 7 0 VCC [V] +50 +100 +150 TA [°C] ICCMPLL − VCC TA =+ 25 °C, FMP = 2, 4, 8, 10, 16 MHz (2.5 逓倍 ) メイン PLL モード , 外部クロック動作時 ICCMPLL − TA VCC = 5.5 V, FMP = 10, 16 MHz (2.5 逓倍 ) メイン PLL モード , 外部クロック動作時 20 20 15 15 FMP = 16 MHz ICCMPLL [mA] FMP = 16 MHz ICCMPLL [mA] +150 FMP = 16 MHz FMP =16 MHz 5 3 +100 ICCS − TA VCC = 5.5 V, FMP = 10, 16 MHz (2 分周 ) メインスリープモード , 外部クロック動作時 ICCS [mA] ICCS [mA] ICCS − VCC TA =+ 25 °C, FMP = 2, 4, 8, 10, 16 MHz (2 分周 ) メインスリープモード , 外部クロック動作時 2 +50 TA [°C] 10 FMP = 10 MHz FMP = 8 MHz 10 FMP = 10 MHz 5 5 FMP = 4 MHz FMP = 2 MHz 0 2 3 4 5 VCC [V] 6 7 0 -50 0 +50 +100 +150 TA [°C] (続く) DS07–12611–7 57 MB95110M シリーズ ICCL − TA VCC = 5.5 V, FMPL = 16 kHz (2 分周 ) サブクロックモード , 外部クロック動作時 100 100 75 75 ICCL [μA] ICCL [μA] ICCL − VCC TA =+ 25 °C, FMPL = 16 kHz (2 分周 ) サブクロックモード , 外部クロック動作時 50 25 50 25 0 0 2 3 4 5 6 −50 7 0 VCC [V] 100 100 75 75 50 25 +150 50 25 0 0 2 3 4 5 6 7 −50 0 VCC [V] ICCT − VCC TA =+ 25 °C, FMPL = 16 kHz (2 分周 ) 時計モード , 外部クロック動作時 +50 TA [°C] +100 +150 ICCT − TA VCC = 5.5 V, FMPL = 16 kHz (2 分周 ) 時計モード , 外部クロック動作時 100 100 75 75 ICCT [μA] ICCT [μA] +100 ICCLS − TA VCC = 5.5 V, FMPL = 16 kHz (2 分周 ) サブスリープモード , 外部クロック動作時 ICCLS [μA] ICCLS [μA] ICCLS − VCC TA =+ 25 °C, FMPL = 16 kHz (2 分周 ) サブスリープモード , 外部クロック動作時 +50 TA [°C] 50 25 50 25 0 0 2 3 4 5 VCC [V] 6 7 −50 0 +50 TA [°C] +100 +150 (続く) 58 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ICCSPLL − TA VCC = 5.5 V, FMPL = 128 kHz (4 逓倍 ) サブ PLL モード (MB95F116MAW/F116NAW を除く ), 外部クロック動作時 200 200 175 175 150 150 ICCSPLL [μA] ICCSPLL [μA] ICCSPLL − VCC TA =+ 25 °C, FMPL = 128 kHz (4 逓倍 ) サブ PLL モード (MB95F116MAW/F116NAW を除く ), 外部クロック動作時 125 100 75 125 100 75 50 50 25 25 0 0 2 3 4 5 6 7 −50 0 VCC [V] 2.0 2.0 1.5 1.5 FMP = 16 MHz 1.0 FMP = 10 MHz FMP = 8 MHz 0.5 +100 +150 ICTS − TA VCC = 5.5 V, FMP = 10, 16 MHz (2 分周 ) タイムベースタイマモード , 外部クロック動作時 ICTS [mA] ICTS [mA] ICTS − VCC TA =+ 25 °C, FMP = 2, 4, 8, 10, 16 MHz (2 分周 ) タイムベースタイマモード , 外部クロック動作時 +50 TA [°C] FMP = 16 MHz 1.0 FMP = 10 MHz 0.5 FMP = 4 MHz FMP = 2 MHz 0.0 2 3 4 5 6 0.0 −50 7 0 VCC [V] +100 +150 ICCH − TA VCC = 5.5 V, FMPL = (stop) サブストップモード , 外部クロック停止時 20 20 15 15 ICCH [μA] ICCH [μA] ICCH − VCC TA =+ 25 °C, FMPL = (stop) サブストップモード , 外部クロック停止時 +50 TA [°C] 10 5 10 5 0 0 2 3 4 5 VCC [V] 6 7 −50 0 +50 TA [°C] +100 +150 (続く) DS07–12611–7 59 MB95110M シリーズ (続き) IA − TA VCC = 5.5 V, FMP = 16 MHz (2 分周 ) メインクロックモード , 外部クロック動作時 4 4 3 3 IA [mA] IA [mA] IA − AVCC TA =+ 25 °C, FMP = 16 MHz (2 分周 ) メインクロックモード , 外部クロック動作時 2 1 1 0 0 2 3 4 5 AVCC [V] 60 2 6 7 −50 0 +50 TA [°C] +100 +150 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ・入力電圧特性 VIH1 − VCC および VIL − VCC TA =+ 25 °C VIHS1 − VCC および VILS − VCC TA =+ 25 °C 5 5 4 4 VIHS1 VIHS1 / VILS [V] VIH1 / VIL [V] VIH1 3 VIL 2 1 3 VILS 2 1 0 0 2 3 4 5 6 7 2 3 4 VCC [V] 5 6 7 VCC [V] VIH2 − VCC および VIL − VCC TA =+ 25 °C VIHS2 − VCC および VILS − VCC TA =+ 25 °C 5 5 4 4 VIHS2 / VILS [V] VIH2 / VIL [V] VIHS2 VIH2 3 VIL 2 3 VILS 2 1 1 0 0 2 3 4 5 6 2 7 3 4 VCC [V] 5 6 7 VCC [V] VIHA − VCC および VILA − VCC TA =+ 25 °C VIHM − VCC および VILM − VCC TA =+ 25 °C 5 5 VIHA 4 4 VIHM / VILM [V] VIHA / VILA [V] VILA 3 2 1 3 VIHM 2 VILM 1 0 0 2 3 4 5 VCC [V] DS07–12611–7 6 7 2 3 4 5 6 7 VCC [V] 61 MB95110M シリーズ ・出力電圧特性 1.0 VCC = 2.45 V 0.6 0.4 3V VCC = 3.3 V VCC = 3.5 V 0.8 VCC - VOH2 [V] VCC - VOH1 [V] 1.0 VCC = 4.5 V VCC = 5.0 V VCC = 5.5 V 0.8 2.7 V 2.45 V 2.5 V 4.0 V 3.5 V (VCC − VOH2) − IOH TA =+ 25 °C 3.3 V 3V 2.7 V 2.5 V (VCC − VOH1) − IOH TA =+ 25 °C 0.2 VCC = 4.0 V VCC = 4.5 V VCC = 5.0 V VCC = 5.5 V 0.6 0.4 0.2 0.0 0.0 0 -2 -4 -6 IOH [mA] -8 -10 -1 -3 -5 VOL1 − IOL TA =+ 25 °C -7 -9 IOH [mA] -11 -13 -15 VOL2 − IOL TA =+ 25 °C VCC = 3.0 V 1.0 1.0 VCC = 3.3 V 0.8 VCC = 2.7 V 0.8 VCC = 4.0 V VCC = 4.5 V VCC = 5.0 V VCC = 5.5 V 0.6 VCC = 2.45 V 0.4 VOL2 [V] VCC = 2.5 V VOL1 [V] VCC = 2.5 V VCC = 3.5 V VCC = 2.45 V 0.6 VCC = 2.7 V VCC = 3.0 V VCC = 3.3 V VCC = 3.5 V VCC = 4.0 V VCC = 4.5 V VCC = 5.0 V VCC = 5.5 V 0.4 0.2 0.2 0.0 0.0 0.0 0 2 4 6 8 10 2.0 IOL [mA] 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 IOL [mA] ・プルアップ特性 RPULL − VCC TA =+ 25 °C 250 RPULL [kΩ] 200 150 100 50 0 2 62 3 4 VCC [V] 5 6 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ■ マスクオプション MB95F116MAS MB95F116MAW MB95F116NAS MB95F116NAW MB95F118MS MB95F118MW MB95F118NS MB95F118NW MB95F118JS MB95F118JW 品種名 MB95117M 指定方法 マスク発注 時に指定 設定不可 設定不可 設定不可 No. MB95FV100D-103 1 クロックモード選択 ・ 1 系統クロックモード ・ 2 系統クロックモード マスク発注時 に指定 1 系統 クロックモード 2 系統 クロックモード MCU ボード上の スイッチで切換え 2 低電圧検出リセット* ・ 低電圧検出リセットあり ・ 低電圧検出リセットなし マスク発注時 に指定 型格で指定 型格で指定 MCU ボード上の スイッチで切換え 3 クロックスーパバイザ* ・ クロックスーパバイザあり ・ クロックスーパバイザなし マスク発注時 に指定 型格で指定 型格で指定 MCU ボード上の スイッチで切換え 型格で指定 MCU ボードスイッチ は次のように切換え ・スーパバイザあり: リセット出力なし ・スーパバイザなし: リセット出力あり 4 5 リセット出力* ・ リセット出力あり ・ リセット出力なし マスク発注時 に指定 発振安定待ち時間 (214 − 2) /FCH の発振安定待 ち時間に固定 型格で指定 (214 − 2) /FCH の (214 − 2) /FCH の (214 − 2) /FCH の発振 発振安定待ち時間 発振安定待ち時間 安定待ち時間に固定 に固定 に固定 *: クロックモード選択,低電圧検出リセット,クロックスーパバイザの選択およびリセット出力については,次表を 参照してください。 品種名 クロックモード選択 低電圧検出リセット クロックスーパバイザ リセット出力 なし なし あり あり なし あり あり あり なし なし なし あり あり なし あり あり あり なし なし なし あり あり なし あり なし なし あり MB95F118NS あり なし あり MB95F118JS あり あり なし MB95F116MAW なし なし あり MB95F116NAW あり なし あり 1 系統 MB95117M 2 系統 MB95F116MAS MB95F116NAS MB95F118MS MB95F118MW 1 系統 なし なし あり MB95F118NW あり なし あり MB95F118JW あり あり なし なし なし あり あり なし あり あり あり なし なし なし あり あり なし あり あり あり なし 2 系統 1 系統 MB95FV100D-103 2 系統 DS07–12611–7 63 MB95110M シリーズ ■ オーダ型格 品種名 パッケージ MB95117MPMC MB95F116MASPMC MB95F116NASPMC MB95F116MAWPMC MB95F116NAWPMC MB95F118MSPMC MB95F118NSPMC MB95F118MWPMC MB95F118NWPMC MB95F118JSPMC MB95F118JWPMC プラスチック・LQFP, 52 ピン (FPT-52P-M01) MCU ボード MB2146-303A-E (MB95FV100D-103PBT 搭載 ) 64 ( プラスチック・PFBGA, 224 ピン (BGA-224P-M08) ) DS07–12611–7 MB95110M シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・LQFP, 52 ピン リードピッチ 0.65 mm パッケージ幅× パッケージ長さ 10.0 × 10.0 mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70 mm Max コード(参考) P-LQFP52-10×10-0.65 (FPT-52P-M01) プラスチック・LQFP, 52 ピン (FPT-52P-M01) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 12.00±0.20(.472±.008)SQ * 10.00±0.10(.394±.004)SQ 0.145±0.055 (.006±.002) 39 27 40 26 Details of "A" part 0.10(.004) +0.20 1.50 –0.10 +.008 (Mounting height) .059 –.004 INDEX 0˚~8˚ 52 14 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) "A" LEAD No. 1 13 0.65(.026) 0.30 .012 +0.065 –0.035 +.0027 –.0014 0.13(.005) M ©2005-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F52001S-c-1-2 C 2005 FUJITSU LIMITED F52001S-c-1-1 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.25(.010) 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記 URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ DS07–12611–7 65 MB95110M シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 場所 変更箇所 3 ■ メモリ容量一覧 ■ メモリ容量一覧を追加 4 ■ 品種構成 ROM 容量と RAM 容量の行を訂正 以下の文章を追加 「*1:ROM 容量および RAM 容量に関しては ,「■ メモリ容量一覧」 を参照してください。」 5 17 ■ CPU コア 1. メモリ空間 MB95F116MAS/F116NAS, MB95F116MAW/F116NAW, MB95F118MW/F118NW, MB95F118MS/F118NS, MB95F118JS/ F118JW のメモリマップ の記述を訂正 変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。 66 DS07–12611–7 MB95110M シリーズ MEMO DS07–12611–7 67 MB95110M シリーズ 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-10-23 野村不動産新横浜ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 222-8508 神奈川県横浜市港北区新横浜 2-100-45 新横浜中央ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 プロモーション推進部