本ドキュメントはCypress (サイプレス) 製品に関する情報が記載されております。 富士通マイクロエレクトロニクス DATA SHEET DS07–16607–4 32 ビット・マイクロコントローラ CMOS FR60 MB91460N シリーズ MB91F463NA/F463NC/V460A ■ 概要 MB91460N シリーズは民生機器や車載システムなどの高速リアルタイム処理が要求される組込み制御用途向けに設計 された , 汎用の 32 ビット RISC マイクロコントローラです。CPU には , FR *ファミリと互換の FR60 を使用しています。 本シリーズは , LIN-USART および CAN コントローラを内蔵しています。 *:FR は , FUJITSU RISC controller の略で , 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社の製品です。 (注意事項)MB91F463NC は MB91F463NA の特性改善およびフラッシュメモリのセクタマップ変更版になります。 新たに開発する場合は , MB91F463NC をご使用ください。 ■ 特長 ・FR60 CPU ・ 32 ビット RISC, ロード / ストアアーキテクチャ, パイプライン 5 段 ・ 最大動作周波数:80 MHz ( 原発振 4 MHz, 原発振 20 逓倍 (PLL クロック逓倍方式 ) ) ・ 16 ビット固定長命令 ( 基本命令 ) ・ 命令実行速度:1 命令 /1 サイクル ・ メモリ−メモリ間転送命令 , ビット処理命令 , バレルシフト命令など:組込み用途に適した命令 ・ 関数入口 / 出口命令 , レジスタ内容のマルチロードストア命令:C 言語対応命令 ・ レジスタのインタロック機能:アセンブラ記述も容易に可能 ・ 乗算器の内蔵 / 命令レベルでのサポート 符号付き 32 ビット乗算 :5 サイクル 符号付き 16 ビット乗算 :3 サイクル ・ 割込み (PC/PS 退避 ):6 サイクル (16 プライオリティレベル ) ・ ハーバードアーキテクチャにより , プログラムアクセスとデータアクセスを同時に実行可能 ・ FR ファミリとの命令互換 (続く) 富士通マイクロエレクトロニクスのマイコンを効率的に開発するための情報を下記 URL にてご紹介いたします。 ご採用を検討中 , またはご採用いただいたお客様に有益な情報を公開しています。 開発における最新の注意事項に関しては , 「デザインレビューシート」を参照してください。 「デザインレビューシート」はシステム開発において , 問題を未然に防ぐことを目的として , 最低限必要と思われる チェック項目をリストにしたものです。 http://edevice.fujitsu.com/micom/jp-support/ Copyright©2007-2009 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED All rights reserved 2009.6 MB91460N シリーズ (続き) ・内蔵周辺機能 ・ フラッシュメモリ容量:288 K バイト ・ 内蔵 RAM 容量:8 K バイト ( データ RAM) + 2 K バイト ( 命令 / データ RAM) ・ 汎用ポート:最大 48 本 ・ DMAC (DMA コントローラ ) 同時に最大 5 チャネルの動作が可能 2 つの転送要因 ( 内部ペリフェラル / ソフトウェア ) 起動要因はソフトウェアにて選択可能 アドレシングモード 32 ビットフルアドレス指定 ( 増加 / 減少 / 固定 ) 転送モード ( バースト転送 / ステップ転送 / ブロック転送 ) 転送データサイズは 8/16/32 ビットから選択可能 多バイト転送可 ( ソフトにて決定 ) DMAC デスクリプタは I/O 領域 (200H ∼ 240H, 1000H ∼ 1024H) ・ A/D コンバータ ( 逐次比較型 ) 10 ビット分解能:8 チャネル 変換時間:1 μs (5 V 使用時 ) , 3 μs (3.3 V 使用時 ) ・ 外部割込み入力:10 チャネル ・ ビットサーチモジュール (REALOS 使用 ) 1 ワード中の MSB ( 上位ビット ) から最初の “0”/“1”/ 変化ビット位置をサーチする機能 ・ LIN-USART ( 全二重ダブルバッファ方式 ):4 チャネル クロック同期 / 非同期の選択可 Sync-break 検出 専用ボーレートジェネレータ内蔵 ・ I2C バスインタフェース (400 kbps 対応 ):2 チャネル マスタ / スレーブ送受信 アービトレーション機能 , クロック同期化機能 ・CAN コントローラ (C-CAN):2 チャネル 転送速度 最大 1Mbps 32 送受信メッセージバッファ ・ 16 ビット PPG タイマ:8 チャネル ・ 16 ビットリロードタイマ:4 チャネル+ 1 チャネル (A/D コンバータ専用 ) ・ 16 ビットフリーランタイマ:4 チャネル ・ インプットキャプチャ:4 チャネル ・ アウトプットコンペア:4 チャネル ・ 8/16 ビット アップダウンカウンタ:2 チャネル /1 チャネル ・ ウォッチドッグタイマ ・ リアルタイムクロック ・ 低消費電力モード:SLEEP モード /STOP モード ・ パッケージ LQFP-64 (FPT-64P-M23) ・ CMOS 0.18 μm テクノロジ ・ 3.3 V 単一および 5 V 単一電源 ・ 動作温度:− 40 °C ∼+ 85 °C (5 V 使用時 ) − 40 °C ∼+ 105 °C (3.3 V 使用時 ) 2 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ■ 品種構成 品種 項目 MB91F463NA/ MB91F463NC MB91V460A 最大コア周波数 (CLKB) 80 MHz 最大リソース周波数 (CLKP) 40 MHz 最大外部バス周波数 (CLKT) ⎯ 40 MHz 最大 CAN 周波数 (CLKCAN) 20 MHz 0.35 μm 0.18 μm ウォッチドッグタイマ あり なし ウォッチドッグタイマ (CR 発振 ) あり ( 解放可能 ) あり テクノロジ ビットサーチ あり リセット入力 (INITX) あり ハードウェアスタンバイ 入力 (HSTX) あり なし クロックモジュレータ あり 低電力モード あり DMAC 5 チャネル MAC (μDSP) MMU/MPU なし MPU (16 チャネル )* MPU (4 チャネル )* エミュレーション SRAM 32 ビット読出しデータ 288 K バイト ― あり データ RAM 64 K バイト 8 K バイト 命令 / データ RAM 64 K バイト 2 K バイト フラッシュキャッシュ ( 命令キャッシュ ) 16 K バイト 4 K バイト ブート ROM/BI-ROM 4 K バイト固定 4 K バイト (BI-ROM) フラッシュメモリ フラッシュ保護 リアルタイムクロック 1 チャネル 16 ビットフリーランタイマ 8 チャネル 4 チャネル ICU 8 チャネル 4 チャネル OCU 8 チャネル 4 チャネル 16 ビットリロードタイマ 8 チャネル 4 チャネル+ 1 チャネル 16 ビット PPG 16 チャネル 8 チャネル 16 ビット PFM 1 チャネル なし サウンドジェネレータ 1 チャネル なし 4 チャネル (8 ビット ) / 2 チャネル (16 ビット ) 2 チャネル (8 ビット ) / 1 チャネル (16 ビット ) 6 チャネル (128 メッセージバッファ ) 2 チャネル (32 メッセージバッファ ) 4 チャネル+ 4 チャネル (FIFO) + 8 チャネル 4 チャネル 8/16 ビットアップダウン カウンタ C_CAN LIN-USART (続く) DS07–16607–4 3 MB91460N シリーズ (続き) MB91V460A MB91F463NA/ MB91F463NC I2C (400 kbps) 4 チャネル 2 チャネル FR 外部バス あり (32 ビットアドレス , 32 ビットデータ ) なし 外部割込み 16 チャネル 10 チャネル NMI 割込み あり なし ステッパモータ コントローラ (SMC) 6 チャネル なし LCD コントローラ (40 × 4) 1 チャネル なし 10 ビット A/D コンバータ 32 チャネル 8 チャネル アラームコンパレータ 2 チャネル なし クロックスーパバイザ あり 品種 項目 なし 4 MHz メインクロック発振 サブクロック発振 32 kHz ⎯ CR 発振 100 kHz 100 kHz / 2MHz PLL × 20 DSU4 あり EDSU あり (32 BP) * レギュレータ 動作温度 (TA) パッケージ あり (8 BP) * 3V/5V 電源電圧 消費電力 なし あり n.a. < 700 mW 0 °C ∼+ 70 °C − 40 °C ∼+ 105 °C BGA-660 LQFP-64 *:MPU チャネルは EDSU ブレークポイントレジスタ (MPU と EDSU 間の共有動作 ) を使用します。 4 DS07–16607–4 DS07–16607–4 27 28 29 30 31 32 P20_2/SCK2/CK2/ZIN0 P20_4/SIN3/AIN1 P20_5/SOT3/BIN1 P20_6/SCK3/CK3/ZIN1 P15_0/OCU0/TOT0 P15_1/OCU1/TOT1 23 P22_2/RX5/INT13 26 22 P22_1/TX4 P20_1/SOT2/BIN0 21 P22_0/RX4/INT12 25 20 P24_7/INT7/SCL3 24 19 P24_6/INT6/SDA3 P22_3/TX5 18 C P20_0/SIN2/AIN0 17 VSS AVSS AVRH P14_0/ICU0/TIN0/TTG0 P14_1/ICU1/TIN1/TTG1 P14_2/ICU2/TIN2/TTG2 P14_3/ICU3/TIN3/TTG3 P21_0/SIN0 P21_1/SOT0 P21_2/SCK0/CK0 P21_4/SIN1 P21_5/SOT1 P21_6/SCK1/CK1 P17_0/PPG0 P17_1/PPG1 P17_2/PPG2 VSS 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 MB91460N シリーズ ■ 端子配列図 (TOP VIEW) AVCC 1 48 VCC P29_0/AN0 2 47 P17_3/PPG3 P29_1/AN1 3 46 P17_4/PPG4 P29_2/AN2 4 45 P17_5/PPG5 P29_3/AN3 5 44 P17_6/PPG6 P29_4/AN4 6 43 P17_7/PPG7 P29_5/AN5 7 42 P15_3/OCU3/TOT3 P29_6/AN6 8 41 P15_2/OCU2/TOT2 P29_7/AN7 9 40 INITX P24_0/INT0 10 39 MD0 P24_1/INT1 11 38 MD1 LQFP-64 P24_2/INT2 12 37 MD2 P24_3/INT3/MONCLK 13 36 MD3 P24_4/INT4/SDA2 14 35 X1 P24_5/INT5/SCL2 15 34 X0 VCC 16 33 VSS (FPT-64P-M23) 5 MB91460N シリーズ ■ 端子機能説明 端子番号 2∼9 10 ∼ 12 端子名 P29_0 ∼ P29_7 入出力 入出力 回路形式* I/O B AN0 ∼ AN7 P24_0 ∼ P24_2 I/O A INT0 ∼ INT2 INT3 汎用入出力ポートです。 I/O A 汎用入出力ポートです。 I/O C SDA2 INT5 汎用入出力ポートです。 I/O C SCL2 20 21 INT6 汎用入出力ポートです。 I/O C I2C バスデータ入出力端子です。 P24_7 汎用入出力ポートです。 INT7 I/O C I2C バスクロック入出力端子です。 P22_0 汎用入出力ポートです。 RX4 I/O A P22_1 TX4 RX5 P22_3 TX5 I/O A SIN2 汎用入出力ポートです。 I/O A I/O A 27 汎用入出力ポートです。 I/O A LIN-USART2 のデータ入力端子です。 アップダウンカウンタ用入力端子です。 汎用入出力ポートです。 I/O A LIN-USART2 のデータ出力端子です。 BIN0 アップダウンカウンタ用入力端子です。 P20_2 汎用入出力ポートです。 SCK2 CK2 I/O A アップダウンカウンタ用入力端子です。 P20_4 SIN3 AIN1 LIN-USART2 のクロック入出力端子です。 フリーランタイマの入力端子です。 ZIN0 28 汎用入出力ポートです。 CAN5 の TX 出力端子です。 P20_1 SOT2 CAN5 の RX 入力端子です。 外部割込み入力端子です。 AIN0 26 汎用入出力ポートです。 CAN4 の TX 出力端子です。 P20_0 25 CAN4 の RX 入力端子です。 外部割込み入力端子です。 INT13 24 外部割込み入力端子です。 SCL3 P22_2 23 外部割込み入力端子です。 SDA3 INT12 22 外部割込み入力端子です。 I2C バスクロック入出力端子です。 P24_6 19 外部割込み入力端子です。 I2C バスデータ入出力端子です。 P24_5 15 外部割込み入力端子です。 クロックモニタ出力端子です。 P24_4 INT4 汎用入出力ポートです。 外部割込み入力端子です。 MONCLK 14 汎用入出力ポートです。 A/D コンバータ用アナログ入力端子です。 P24_3 13 機能 汎用入出力ポートです。 I/O A LIN-USART3 のデータ入力端子です。 アップダウンカウンタ用入力端子です。 (続く) 6 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ 端子番号 端子名 入出力 入出力 回路形式* I/O A P20_5 29 SOT3 汎用入出力ポートです。 アップダウンカウンタの入力端子です。 P20_6 汎用入出力ポートです。 CK3 I/O A アップダウンカウンタ用入力端子です。 P15_0 OCU0 32 LIN-USART3 のクロック入出力端子です。 フリーランタイマの入力端子です。 ZIN1 31 LIN-USART3 のデータ出力端子です。 BIN1 SCK3 30 機能 汎用入出力ポートです。 I/O A アウトプットコンペア出力端子です。 TOT0 リロードタイマ出力端子です。 P15_1 汎用入出力ポートです。 OCU1 I/O A TOT1 アウトプットコンペア出力端子です。 リロードタイマ出力端子です。 34 X0 ⎯ J クロック ( 発振 ) 入力です。 35 X1 ⎯ J クロック ( 発振 ) 出力です。 36 MD3 I I モード設定端子です。 37 MD2 I G モード設定端子です。 38 MD1 I G モード設定端子です。 39 MD0 I G モード設定端子です。 40 INITX I H 外部リセット入力です。 P15_2 41 OCU2 汎用入出力ポートです。 I/O A TOT2 リロードタイマ出力端子です。 P15_3 42 OCU3 汎用入出力ポートです。 I/O A TOT3 43 ∼ 47, 50 ∼ 52 P17_7 ∼ P17_0 I/O A 汎用入出力ポートです。 I/O A CK1 54 55 P21_5 SOT1 P21_4 SIN1 SCK0 CK0 LIN-USART1 のクロック入出力端子です。 フリーランタイマの入力端子です。 I/O A 汎用入出力ポートです。 LIN-USART1 のデータ出力端子です。 I/O A 汎用入出力ポートです。 LIN-USART1 のデータ入力端子です。 P21_2 56 汎用入出力ポートです。 PPG タイマ出力端子です。 P21_6 SCK1 アウトプットコンペア出力端子です。 リロードタイマ出力端子です。 PPG7 ∼ PPG0 53 アウトプットコンペア出力端子です。 汎用入出力ポートです。 I/O A LIN-USART0 のクロック入出力端子です。 フリーランタイマの入力端子です。 (続く) DS07–16607–4 7 MB91460N シリーズ (続き) 端子番号 端子名 P21_1 57 SOT0 入出力 回路形式* I/O A I/O SIN0 A I/O TIN3 インプットキャプチャ入力端子です。 TTG3 PPG タイマ入力端子です。 P14_2 汎用入出力ポートです。 I/O TIN2 A インプットキャプチャ入力端子です。 リロードタイマの外部トリガ入力端子です。 TTG2 PPG タイマ入力端子です。 P14_1 汎用入出力ポートです。 ICU1 I/O TIN1 A インプットキャプチャ入力端子です。 リロードタイマの外部トリガ入力端子です。 TTG1 PPG タイマ入力端子です。 P14_0 汎用入出力ポートです。 ICU0 62 A リロードタイマの外部トリガ入力端子です。 ICU2 61 汎用入出力ポートです。 汎用入出力ポートです。 ICU3 60 汎用入出力ポートです。 LIN-USART0 のデータ入力端子です。 P14_3 59 機能 LIN-USART0 のデータ出力端子です。 P21_0 58 入出力 I/O TIN0 A インプットキャプチャ入力端子です。 リロードタイマの外部トリガ入力端子です。 TTG0 PPG タイマ入力端子です。 *:入出力回路形式については , 「■入出力回路形式」を参照してください。 [ 電源・GND 端子 ] 8 端子番号 端子名 17, 33, 49 VSS 入出力 GND 端子です。 16, 48 VCC 3.3 V / 5 V 電源端子です。 64 AVSS 1 AVCC 63 AVRH 18 C ⎯ 機能 A/D コンバータ用アナログ GND 端子です。 A/D コンバータ用 3.3 V / 5 V 電源端子です。 A/D コンバータ用基準電源端子です。 内部レギュレータ用のコンデンサ接続端子です。 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ■ 入出力回路形式 分類 回路形式 A 備考 プルアップ制御 ドライバ強度制御 P-ch P-ch データライン N-ch N-ch プルダウン制御 ・ CMOS レベル出力 ( プログラマブル IOL = 5mA, IOH =− 5mA, IOL = 2mA, IOH =− 2mA) ・ 入力シャットダウン機能付き 2 種類の CMOS ヒステリシス入力 ・ 入力シャットダウン機能付き オートモーティ ブ入力 ・ 入力シャットダウン機能付き TTL 入力 ・ プログラマブル プルアップ抵抗:約 50 kΩ R CMOS ヒステリシス入力 タイプ 1 CMOS ヒステリシス入力 タイプ 2 オートモーティブ入力 TTL 入力 入力シャットダウン用 スタンバイ制御 B プルアップ制御 ドライバ強度制御 P-ch P-ch データライン N-ch N-ch プルダウン制御 R ・ CMOS レベル出力 ( プログラマブル IOL = 5 mA, IOH =− 5 mA, IOL = 2 mA, IOH =− 2 mA) ・ 入力シャットダウン機能付き 2 種類の CMOS ヒステリシス入力 ・ 入力シャットダウン機能付きオートモーティ ブ入力 ・ 入力シャットダウン機能付き TTL 入力 ・ プログラマブル プルアップ抵抗:約 50 kΩ ・ アナログ入力 CMOS ヒステリシス入力 タイプ 1 CMOS ヒステリシス入力 タイプ 2 オートモーティブ入力 TTL 入力 入力シャットダウン用 スタンバイ制御 アナログ入力 (続く) DS07–16607–4 9 MB91460N シリーズ (続き) 分類 回路形式 C 備考 プルアップ制御 P-ch P-ch データライン N-ch N-ch ・ CMOS レベル出力 (IOL = 3 mA, IOH =− 3 mA) ・ 入力シャットダウン機能付き 2 種類の CMOS ヒステリシス入力 ・ 入力シャットダウン機能付きオートモーティ ブ入力 ・ 入力シャットダウン機能付き TTL 入力 ・ プログラマブル プルアップ抵抗:約 50 kΩ プルダウン制御 R CMOS ヒステリシス入力 タイプ 1 CMOS ヒステリシス入力 タイプ 2 オートモーティブ入力 TTL 入力 入力シャットダウン用 スタンバイ制御 G ・ マスク ROM および評価デバイス : CMOS レベル入力 CMOS レベル ・ フラッシュデバイス : 入力 - CMOS レベル入力 - 12 V 耐圧 (MD[2:0] 用 ) R H ・ CMOS ヒステリシス入力 ・ プルアップ抵抗値:約 50 kΩ プルアップ抵抗 R CMOS ヒステ リシス入力 I R CMOS ヒステ リシス入力 ・ CMOS ヒステリシス入力 ・ プルダウン抵抗値:約 50 kΩ プルダウン抵抗 J 発振回路 X1 Xout X0 スタンバイ制御信号 10 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ■ デバイスの取扱い上の注意事項 半導体デバイスは , ある確率で故障します。 また , 半導体デバイスの故障は , 使用される条件 ( 回路条件 , 環境条件など ) によっても大きく左右されます。 以下に半導体デバイスをより信頼性の高い状態で使用していただくために , 注意・配慮しなければならない事項につい て説明します。 1. 設計上の注意事項 ここでは , 半導体デバイスを使用して電子機器の設計を行う際に注意すべき事項について述べます。 ・絶対最大定格の遵守 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があります。した がって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 ・推奨動作条件の遵守 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条件の範囲内で 保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼性に悪影響を及ぼすことがあ ります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載されている以外の 条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 ・端子の処理と保護 半導体デバイスには , 電源および各種入出力端子があります。これらに対して以下の注意が必要です。 (1) 過電圧・過電流の防止 各端子に最大定格を越える電圧・電流が印加されるとデバイスの内部に劣化が生じ , 著しい場合には破壊に至りま す。機器の設計の際には , このような過電圧・過電流の発生を防止してください。 (2) 出力端子の保護 出力端子を電源端子または他の出力端子とショートしたり , 大きな容量負荷を接続すると大電流が流れる場合が あります。この状態が長時間続くとデバイスが劣化しますので , このような接続はしないようにしてください。 (3) 未使用入力端子の処理 インピーダンスの非常に高い入力端子は , オープン状態で使用すると動作が不安定になる場合があります。適切な 抵抗を介して電源端子やグランド端子に接続してください。 ・ラッチアップ 半導体デバイスは , 基板上に P 型と N 型の領域を形成することにより構成されます。外部から異常な電圧が加えられた 場合 , 内部の寄生 PNPN 接合 ( サイリスタ構造 ) が導通して , 数百 mA を超える大電流が電源端子に流れ続けることがあ ります。これをラッチアップとよびます。この現象が起きるとデバイスの信頼性を損ねるだけでなく , 破壊に至り発熱・発 煙・発火の恐れもあります。これを防止するために , 以下の点にご注意ください。 (1) 最大定格以上の電圧が端子に加わることがないようにしてください。異常なノイズ, サージなどにも注意してくださ い。 (2) 電源投入シーケンスを考慮し , 異常な電流が流れないようにしてください。 ・安全などの規制と規格の遵守 世界各国では , 安全や , 電磁妨害などの各種規制と規格が設けられています。お客様が機器を設計するに際しては , これ らの規制と規格に適合するようお願いします。 ・フェイル・セーフ設計 半導体デバイスは , ある確率で故障が発生します。半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的 な損害を生じさせないよう , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止設計 , 誤動作防止設計などの安全設計 をお願いします。 DS07–16607–4 11 MB91460N シリーズ ・用途に関する注意 当社半導体デバイスは , 標準用途 ( コンピュータ /OA などの事務用機器 , 産業 / 通信 / 計測用の関連機器 , パーソナル / 家庭用の機器など ) に使用されることを意図しています。その故障や誤動作が直接人命を脅かしたり , 人体に危害が及ぶ 恐れのある , または極めて高い信頼性が要求される特別用途 ( 航空・宇宙用 , 原子力制御用 , 海底中継器 , 走行制御用 , 生 命維持のための医療用など ) にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用さ れて発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 2. パッケージ実装上の注意事項 パッケージには , リード挿入形と表面実装形があります。いずれの場合も , はんだ付け時の耐熱性に関する品質保証は , 当社の推奨する条件での実装に対してのみ適用されます。実装条件の詳細については営業部門までお問い合わせくださ い。 ・リード挿入形 リード挿入形パッケージのプリント板への実装方法は , プリント板へ直接はんだ付けする方法とソケットを使用してプ リント板に実装する方法とがあります。 プリント板へ直接はんだ付けする場合は , プリント板のスルーホールにリード挿入後 , 噴流はんだによるフローはんだ 方法 ( ウェーブソルダリング法 ) が一般的に使用されます。この場合 , はんだ付け実装時には , 通常最大定格の保存温度を 上回る熱ストレスがリード部分に加わります。当社の実装推奨条件で実装してください。 ソケット実装方法でご使用になる場合 , ソケットの接点の表面処理と IC のリードの表面処理が異なるとき , 長時間経過 後 , 接触不良を起こすことがあります。このため , ソケットの接点の表面処理と IC のリードの表面処理の状態を確認して から実装することをお勧めします。 ・表面実装形 表面実装形パッケージは , リード挿入形と比較して , リードが細く薄いため , リードが変形し易い性質をもっています。 また , パッケージの多ピン化に伴い , リードピッチも狭く , リード変形によるオープン不良や , はんだブリッジによる ショート不良が発生しやすいため, 適切な実装技術が必要となります。当社ははんだリフロー方法を推奨し, 製品ごとに実 装条件のランク分類を実施しています。当社推奨のランク分類に従って実装してください。 ・半導体デバイスの保管について プラスチックパッケージは樹脂でできているため , 自然の環境に放置することにより吸湿します。吸湿したパッケージ に実装時の熱が加わった場合 , 界面剥離発生による耐湿性の低下やパッケージクラックが発生することがあります。以下 の点にご注意ください。 (1) 急激な温度変化のある所では製品に水分の結露が起こります。このような環境を避けて, 温度変化の少ない場所に保 管してください。 (2) 製品の保管にはドライボックスの使用を推奨します。相対湿度 70%RH 以下 , 温度+ 5 °C ∼+ 30 °C で保管をお願い します。 (3) 当社では必要に応じて半導体デバイスの梱包材として防湿性の高いアルミラミネート袋を用い , 乾燥剤としてシリ カゲルを使用しております。半導体デバイスはアルミラミネート袋に入れて密封して保管してください。 (4) 腐食性ガスの発生する場所や塵埃の多い場所は避けてください。 ・ベーキングについて 吸湿したパッケージはベーキング ( 加熱乾燥 ) を実施することにより除湿することが可能です。ベーキングは , 当社の推 奨する条件で実施してください。 ・静電気 半導体デバイスは静電気による破壊を起こしやすいため , 以下の点についてご注意ください。 (1) 作業環境の相対湿度は 40%∼ 70%RH にしてください。除電装置 ( イオン発生装置 ) の使用なども必要に応じて検討 してください。 (2) 使用するコンベア , 半田槽 , 半田ゴテ , 及び周辺付帯設備は大地に接地してください。 (3) 人体の帯電防止のため , 指輪又は腕輪などから高抵抗 (1 MΩ 程度 ) で大地に接地したり , 導電性の衣服・靴を着用し , 床に導電マットを敷くなど帯電電荷を最小限に保つようにしてください。 (4) 治具 , 計器類は , 接地または帯電防止化を実施してください。 (5) 組立完了基板の収納時 , 発泡スチロールなどの帯電し易い材料の使用は避けてください。 12 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ 3. 使用環境に関する注意事項 半導体デバイスの信頼性は , 前述のとおり周囲温度とそれ以外の環境条件にも依存します。ご使用にあたっては , 以下の 点にご注意ください。 (1) 湿度環境 高湿度環境下での長期の使用は , デバイス自身だけでなくプリント基板などにもリーク性の不具合が発生する場 合があります。高湿度が想定される場合は , 防湿処理を施すなどの配慮をお願いします。 (2) 静電気放電 半導体デバイスの直近に高電圧に帯電したものが存在すると , 放電が発生し誤動作の原因となることがありま す。 このような場合 , 帯電の防止または , 放電の防止の処置をお願いします。 (3) 腐食性ガス , 塵埃 , 油 腐食性ガス雰囲気中や , 塵埃 , 油などがデバイスに付着した状態で使用すると , 化学反応によりデバイスに悪影響 を及ぼす場合があります。このような環境下でご使用の場合は , 防止策についてご検討ください。 (4) 放射線・宇宙線 一般のデバイスは, 設計上, 放射線, 宇宙線にさらされる環境を想定しておりません。従って, これらを遮蔽してご 使用ください。 (5) 発煙・発火 樹脂モールド型のデバイスは , 不燃性ではありません。 発火物の近くでは , ご使用にならないでください。発煙・ 発火しますと , その際に毒性を持ったガスが発生する恐れがあります。 その他 , 特殊な環境下でのご使用をお考えの場合は , 営業部門にご相談ください。 DS07–16607–4 13 MB91460N シリーズ ■ デバイス使用上の注意 ・電源端子について VCC 端子・VSS 端子が複数ある場合 , デバイス設計上はラッチアップなどの誤動作を防止するためにデバイス内部で同電 位にすべきもの同士を接続してありますが , 不要輻射の低減・グラウンドレベルの上昇によるストローブ信号の誤動作の 防止・総出力電流規格を遵守などのために , 必ずそれらすべてを外部で電源およびグランドに接続してください。また , 電 流供給源から出来るかぎり低インピーダンスで本デバイスの VCC 端子 , VSS 端子に接続するような配慮をお願いします。 さらに , 本デバイスの近くで , VCC と VSS の間に 0.1 μF 程度のセラミックコンデンサをバイパスコンデンサとして接続 することをお勧めします。 ・水晶発振回路について X0, X1 端子の近辺のノイズは本デバイスの誤動作のもととなります。X0, X1 端子および水晶発振子 ( あるいはセラミッ ク発振子 ) さらにグラウンドへのバイパスコンデンサは出来るかぎり近くに配置するようにプリント板を設計してくださ い。 また , X0, X1 端子の回りをグラウンドで囲むようなプリント板アートワークは安定した動作を期待できますので , 強く お勧めします。 各量産品において , 使用される発振子のメーカに発信評価依頼を行ってください。 ・モード設定端子 (MD0 ∼ MD3) について これらの端子は , VCC または VSS に直接つないで使用することを推奨します。ノイズにより誤ってテストモードに 入っ てしまうことを防ぐために , プリント板上の各モード端子と VCC または VSS 間のパターン長をできるかぎり短くし , これ らを低インピーダンスで接続してください。 これらの端子をプルダウンして使用する場合には , ノイズの乗りにくい設計にし , 抵抗値を 1 kΩ 以下にしてください。 また十分評価をし , 問題ないことを確認の上ご使用ください。 ・電源投入時について 電源投入時は ,INITX 端子を “L” レベルにしてください。 また , 電源投入直後は , 発振回路の発振安定待ち時間を確保するため , INITX 端子への “L” レベル入力を発振回路の要求 する安定待ち時間の間持続してください。 ・電源投入時の源発振入力について 電源投入時は , 必ず発振安定待ちが解除されるまでの間クロックを入力してください。 ・内蔵レギュレータについて 本シリーズは降圧レギュレータを内蔵しています。C 端子にはレギュレータ用に 4.7 μF 以上のバイパスコンデンサを必 ず接続してください。 ・電源投入順序について 電源投入 / 切断はすべての電源端子を同時に供給 / 切断するか下記の順序に従ってください。 投入時 :VCC → AVCC, AVRH 切断時 :AVCC, AVRH → VCC ・STOP モード時の注意事項 STCR レジスタのビット 0 (OSCD1) を “1” に設定し , STOP モードに遷移する場合に , レギュレータは , スタンバイ用 ( 低 消費電流用 ) のレギュレータに切り替わります。 この時 , 駆動可能な電流値に制限があるため , STOP モードに移行する前に必ず A/D コンバータの動作 , Flash に対する アクセス ( 書き込み , 消去など ) を停止させてください。 ・シリアル通信について シリアル通信においては , ノイズなどにより間違ったデータを受信する可能性があります。そのため , ノイズを抑える ボードの設計をしてください。 また , 万が一ノイズなどの影響により , 誤ったデータを受信した場合を考慮して最後にデータのチェックサムなどを付 加してエラー検出を行ってください。エラーが検出された場合には , 再送を行うなどの処理をしてください。 14 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ・外部クロック使用時の注意 外部クロックを使用する際には , 原則として X0 端子と X1 端子を同時に供給してください。また , X1 端子には X0 と逆 相のクロックを供給してください。ただし , この場合には STOP モード ( 発振停止モード ) は使用しないでください。 外部クロック使用例 X0 X1 ( 注意事項 ) STOP モード ( 発振停止モード ) は使用できません。 ・PLL クロックモード動作中の注意について 本マイクロコントローラで PLL クロックを選択しているときに発振子が外れたり , クロック入力が停止した場合には PLL 内部の自励発振回路の自走周波数で動作を継続し続ける場合があります。 この動作は保証外の動作です。 DS07–16607–4 15 MB91460N シリーズ ■ デバッガ関連の注意事項 ・RETI 命令のステップ実行 ステップ実行する際 , 割込みが頻繁に発生する環境下では , 該当割込み処理ルーチンだけを繰り返して実行します。その 結果 , メインルーチンや割込みレベルの低いプログラムの実行が行われなくなります ( 例えば , タイムベースタイマの割 込みを許可していた場合 , RETI をステップ実行すると , 必ずタイムベースのルーチンの先頭でブレークすることになりま す)。 該当割込み処理ルーチンのデバッグが不要になった段階で , 該当割込みを禁止してください。 ・ブレーク機能 ハードウェアブレーク ( イベントブレーク含む ) の対象アドレスが現在のシステムスタックポインタのアドレスや , ス タックポインタを含む領域に設定されていると , ユーザプログラムに実際のデータアクセス命令がないにもかかわらず , 1 命令実行後にブレークしてしまいます。 このブレークを回避するために , システムスタックポインタのアドレスを含む領域に対する ( ワード ) アクセスを , ハー ドウェアブレーク ( イベントブレーク含む ) の対象に設定しないでください。 ・オペランドブレークについて DSU のオペランドブレークとして設定している領域にスタックポインタがあると誤動作の原因となります。システムス タックポインタのアドレスを含む領域に対するアクセスを , データイベントブレークの対象にしないでください。 ・PS レジスタに関する注意事項 一部の命令で PS レジスタを先行処理しているため例外動作により , デバッガ使用時に割込み処理ルーチンでブレーク したり , PS レジスタ内のフラグの表示内容が更新されたりする場合があります。いずれの場合も , EIT から復帰後以降に , 正しく再処理を行うように設計されているので , EIT 前後の動作は仕様どおりの処理を行います。 1) DIV0U/DIV0S 命令の直前の命令では , ユーザ割込み・NMI を受付けた場合 , ステップ実行を行った場合 , データイベ ントまたはエミュレータメニューにてブレークした場合 , 以下の動作を行う場合があります。 - D0, D1 フラグが , 先行して更新されます。 - EIT 処理ルーチン ( ユーザ割込み・NMI, またはエミュレータ ) を実行します。 - EIT から復帰後 , DIV0U/DIV0S 命令が実行され , D0, D1 フラグが 1) と同じ値に更新されます。 2) ユーザ割込み・NMI 要因が発生している状態で , 割込みを許可するために OR CCR/ST ILM/MOV Ri, PS の各命令が実 行されると , 以下のような動作を行います。 - PS レジスタが , 先行して更新されます。 - EIT 処理ルーチン ( ユーザ割込み・NMI, またはエミュレータ ) を実行します。 - EIT から復帰後 , 上記命令が実行され , PS レジスタが 1) と同じ値に更新されます。 16 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ■ ブロックダイヤグラム FR60 CPU コア データ RAM 8 K バイト フラッシュ‐命令 キャッシュ 4 K バイト ビットサーチ CAN 2 チャネル I-bus 32 フラッシュ メモリ 288 K バイト 命令 / データ RAM 2 K バイト D-bus 32 クロック 制御 TTG0~TTG3 PPG0~PPG7 PPG 8 チャネル TIN0~TIN3 TOT0~TOT3 リロードタイマ 4 チャネル+ 1 チャネル (A/D 専用 ) DS07–16607–4 フリーランタイマ 4 チャネル ICU0~ICU3 インプットキャプチャ 4 チャネル OCU0~OCU3 アウトプットコンペア 4 チャネル AIN0,AIN1 BIN0,BIN1 ZIN0,ZIN1 32 ↔ 16 バスアダプタ バスコンバータ DMAC 5 チャネル CK0~CK3 RX4,RX5 TX4,TX5 R-bus 16 割込み コントローラ 外部割込み 10 チャネル INT0~INT7 INT12,INT13 LIN-USART 4 チャネル SIN0~SIN3 SOT0~SOT3 SCK0~SCK3 I2C 2 チャネル SDA2,SDA3 SCL2,SCL3 A/D コンバータ 8 チャネル AN0~AN7 アップダウンカウンタ 2 チャネル 17 MB91460N シリーズ ■ CPU および制御部 内部アーキテクチャ FR ファミリ CPU は , RISC アーキテクチャを採用すると同時に , 組込み用途に向けた高機能命令を導入した , 高性能コ アです。 1. 特長 ・ RISC アーキテクチャの採用 基本命令 1 命令 1 サイクル ・ 汎用レジスタ 32 ビット× 16 本 ・ 4G バイトのリニアなメモリ空間 ・ 乗算器の搭載 32 ビット× 32 ビット乗算 5 サイクル 16 ビット× 16 ビット乗算 3 サイクル ・ 割込み処理機能の強化 高速応答速度 (6 サイクル ) 多重割込みのサポート レベルマスク機能 (16 レベル ) ・ I/O 操作用命令の強化 メモリ−メモリ転送命令 ビット処理命令 ・ 基本命令語長 16 ビット ・ 低消費電力 SLEEP モード /STOP モード 18 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ 2. 内部アーキテクチャ FR ファミリの CPU は命令バスとデータバスが独立したハーバードアーキテクチャ構造を採用しています。 32 ビット←→ 16 ビットバスアダプタは 32 ビットバス (D-bus) に接続され , CPU と周辺リソースとのインタフェースを 実現します。 ハーバード←→プリンストンバスコンバータはI-bus, D-bus双方に接続され, CPUとバスコントローラとのインタフェー スを実現します。 下図に内部アーキテクチャの構造を示します。 FR60 CPU コア データ RAM 8 K バイト フラッシュ- 命令 キャッシュ 4 K バイト ビットサーチ D-bus 32 I-bus 32 フラッシュメモリ 288 K バイト 命令 / データ RAM 2 K バイト バスコンバータ CAN 2 チャネル 32 ↔ 16 バスアダプタ R-bus 16 DMAC 5 チャネル 周辺 リソース DS07–16607–4 19 MB91460N シリーズ 3. プログラミングモデル ・基本プログラミングモデル 32 ビット 初期値 R0 XXXX XXXXH R1 ... ... ... 汎用レジスタ ... ... ... ... ... R12 R13 AC ... R14 FP XXXX XXXXH R15 SP 0000 0000H プログラムカウンタ PC プログラムステータス PS テーブルベースレジスタ TBR リターンポインタ RP システムスタックポインタ SSP ユーザスタックポインタ USP 乗除算レジスタ MDH ILM SCR CCR MDL 20 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ 4. レジスタ ・汎用レジスタ 32 ビット 初期値 R0 XXXX XXXXH R1 ... ... ... ... ... ... ... ... R12 R13 AC ... R14 FP XXXX XXXXH R15 SP 0000 0000H レジスタ R0 ∼ R15 は汎用レジスタです。各種演算におけるアキュムレータ , およびメモリアクセスのポインタとして使 用されます。 16本のレジスタのうち, 以下に示すレジスタは特殊な用途を想定しており, そのために一部の命令が強化されています。 R13:仮想アキュムレータ R14:フレームポインタ R15:スタックポインタ リセットによる初期値は , R0 ∼ R14 は不定です。R15 は , 00000000H (SSP の値 ) となります。 ・PS (Program Status) プログラムステータスを保持するレジスタで , ILM と SCR, CCR の 3 つのパートに分かれています。 図中の未定義のビット ( − ) はすべて予約ビットです。読出し時 , 常に “0” が読み出されます。書込みは無効です。 bit 31 bit 20 bit 16 bit 10 bit 8 bit 7 CCR SCR ILM bit 0 ・CCR (Condition Code Register) bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 bit 3 bit 2 bit 1 bit 0 初期値 SV S I N Z V C - 000XXXXB SV:スーパバイザフラグ S :スタックフラグ I :割込み許可フラグ N :ネガティブフラグ Z :ゼロフラグ V :オーバフローフラグ C :キャリフラグ DS07–16607–4 21 MB91460N シリーズ ・SCR (System Condition Register) bit 10 bit 9 D1 D0 bit 8 初期値 T XX0B ステップ除算用フラグ (D1, D0) ステップ除算実行時の中間データを保持します。 ステップトレーストラップフラグ (T) ステップトレーストラップを有効にするかどうかを指定するフラグです。 ステップトレーストラップの機能はエミュレータが使用します。 エミュレータ使用時 , ユーザプログラム中に使用す ることはできません。 ・ILM (Interrupt Level Mask Register) bit 20 bit 19 bit 18 bit 17 bit 16 初期値 ILM4 ILM3 ILM2 ILM1 ILM0 01111B 割込みレベルマスク値を保持するレジスタで , この ILM の保持する値がレベルマスクに使用されます。 リセットにより , “01111B” に初期化されます。 ・PC (Program Counter) bit 31 bit 0 初期値 XXXXXXXXH プログラムカウンタで , 実行している命令のアドレスを示しています。 リセットによる初期値は不定です。 ・TBR (Table Base Register) bit 31 bit 0 初期値 000FFC00H テーブルベースレジスタで , EIT 処理の際に使用されるベクタテーブルの先頭アドレスを保持します。 リセットによる初期値は , 000FFC00H です。 22 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ・RP (Return Pointer) bit 31 初期値 bit 0 XXXXXXXXH リターンポインタで , サブルーチンから復帰するアドレスを保持します。 CALL 命令実行時 , PC の値がこの RP に転送されます。 RET 命令実行時 , RP の内容が PC に転送されます。 リセットによる初期値は不定です。 ・USP (User Stack Pointer) bit 31 初期値 bit 0 XXXXXXXXH ユーザスタックポインタで , S フラグが “1” のとき , R15 として機能します。 USP を明示的に指定することも可能です。 リセットによる初期値は不定です。 RETI 命令による使用はできません。 ・乗除算レジスタ (Multiply & Divide register) bit 31 bit 0 初期値 MDH XXXXXXXXH MDL XXXXXXXXH 乗除算用レジスタで , 各々32 ビット長です。 リセットによる初期値は不定です。 DS07–16607–4 23 MB91460N シリーズ ■ モード設定 FR ファミリでは , モード端子 (MD2, MD1, MD0) とモードレジスタ (MODR) で動作モードの設定を行います。 1. モード端子 MD2, MD1, MD0 の 3 端子で , モードベクタフェッチに関する指定を行います。 表に示した設定以外は禁止とします。 モード端子* モード名 リセットベクタ アクセス領域 MD2 MD1 MD0 0 0 0 内 ROM モードベクタ 内部 0 0 1 外 ROM モードベクタ 外部 備考 設定禁止 *:MD3 は常に “0” で使用してください。 2. モードレジスタ (MODR) モードベクタフェッチによってモードレジスタに書き込まれるデータを , モードデータとよびます。 モードレジスタ (MODR) に設定が行われた後 , 本レジスタの設定にしたがった動作モードで動作します。 モードレジスタは , すべてのリセット要因で設定されます。また , ユーザプログラムからは書き込めません。 エミュレータモードでは , 書換え可能です。この場合 , 8 ビット長のデータ転送命令を使用してください。 16/32 ビット長の転送命令では書き込めません。 必ず “00000111B” を設定してください。 “00000111B” 以外の値を設定したときの動作は保証できません。 (注意事項)モードデータは , 000FFFF8H にバイトデータとして配置する必要があります。FR ファミリは , ビッグエンディ アンを採用しているため bit31 ∼ bit24 にモードデータ (“00000111B”) を配置してください。 24 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ■ 推奨設定 1. PLL およびクロックギア設定 PLL 分周、クロックギアの推奨設定 PLL 逓倍設定 クロックギア設定 クロック入力 [MHz] DIVM DIVN DIVG MULG PLL (vco) 出力 (X) [MHz] ベースクロック [MHz] 4 2 20 16 20 160 80 4 2 19 16 20 152 76 4 2 18 16 20 144 72 4 2 17 16 16 136 68 4 2 16 16 16 128 64 4 2 15 16 16 120 60 4 2 14 16 16 112 56 4 2 13 16 12 104 52 4 2 12 16 12 96 48 4 2 11 16 12 88 44 4 4 10 16 24 160 40 4 4 9 16 24 144 36 4 4 8 16 24 128 32 4 4 7 16 24 112 28 4 6 6 16 24 144 24 4 8 5 16 28 160 20 4 10 4 16 32 160 16 4 12 3 16 32 144 12 2. フラッシュメモリコントローラ設定 ・フラッシュアクセスタイミング設定 フラッシュメモリでのプログラム実行時には ,CPU クロック (CLKB) の周波数により下記の設定を適用してください。下 記の設定はフラッシュメモリへのアクセスが最速となる推奨設定です。 フラッシュメモリリード動作時 CPU クロック (CLKB) ATD ALEH EQ WEXH WTC To 24 MHz 0 0 0 0 1 To 48 MHz 0 0 1 0 2 To 96 MHz 1 1 3 0 4 CPU クロック (CLKB) ATD ALEH EQ WEXH WTC To 32 MHz 1 0 1 0 4 To 48 MHz 1 0 3 0 5 To 64 MHz 1 1 3 0 6 To 96 MHz 1 1 3 0 7 フラッシュメモリ書込み動作時 DS07–16607–4 25 MB91460N シリーズ 3. クロックモジュレータ設定 下記の表はベースクロック周波数が 32MHz ∼ 80MHz で設定可能な値を示します。 フラッシュメモリアクセス設定は Fmax にあわせた設定をしてください。 PLL とクロックギアはベースクロックにあわせた設定をしてください。 クロックモジュレータ設定 変調度 (k) 内部パラメータ (N) CMPR [hex] ベースクロック [MHz] Fmin [MHz] Fmax [MHz] 1 3 026F 80 72.6 89.1 1 3 026F 76 69.1 84.5 1 5 02AE 76 65.3 90.8 2 3 046E 76 65.3 90.8 1 3 026F 72 65.5 79.9 1 5 02AE 72 62 85.8 1 7 02ED 72 58.8 92.7 2 3 046E 72 62 85.8 1 3 026F 68 62 75.3 1 5 02AE 68 58.7 80.9 1 7 02ED 68 55.7 87.3 1 9 032C 68 53 95 2 3 046E 68 58.7 80.9 2 5 04AC 68 53 95 3 3 066D 68 55.7 87.3 4 3 086C 68 53 95 1 3 026F 64 58.5 70.7 1 5 02AE 64 55.3 75.9 1 7 02ED 64 52.5 82 1 9 032C 64 49.9 89.1 2 3 046E 64 55.3 75.9 2 5 04AC 64 49.9 89.1 3 3 066D 64 52.5 82 4 3 086C 64 49.9 89.1 1 3 026F 60 54.9 66.1 1 5 02AE 60 51.9 71 1 7 02ED 60 49.3 76.7 1 9 032C 60 46.9 83.3 2 3 046E 60 51.9 71 2 5 04AC 60 46.9 83.3 3 3 066D 60 49.3 76.7 4 3 086C 60 46.9 83.3 5 3 0A6B 60 44.7 91.3 1 3 026F 56 51.4 61.6 1 5 02AE 56 48.6 66.1 (続く) 26 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ 変調度 (k) 内部パラメータ (N) CMPR [hex] ベースクロック [MHz] Fmin [MHz] Fmax [MHz] 1 7 02ED 56 46.1 71.4 1 9 032C 56 43.8 77.6 1 11 036B 56 41.8 84.9 1 13 03AA 56 39.9 93.8 2 3 046E 56 48.6 66.1 2 5 04AC 56 43.8 77.6 2 7 04EA 56 39.9 93.8 3 3 066D 56 46.1 71.4 4 3 086C 56 43.8 77.6 5 3 0A6B 56 41.8 84.9 1 3 026F 52 47.8 57 1 5 02AE 52 45.2 61.2 1 7 02ED 52 42.9 66.1 1 9 032C 52 40.8 71.8 1 11 036B 52 38.8 78.6 1 13 03AA 52 37.1 86.8 2 3 046E 52 45.2 61.2 2 5 04AC 52 40.8 71.8 2 7 04EA 52 37.1 86.8 3 3 066D 52 42.9 66.1 3 5 06AA 52 37.1 86.8 4 3 086C 52 40.8 71.8 5 3 0A6B 52 38.8 78.6 6 3 0C6A 52 37.1 86.8 1 3 026F 48 44.2 52.5 1 5 02AE 48 41.8 56.4 1 7 02ED 48 39.6 60.9 1 9 032C 48 37.7 66.1 1 11 036B 48 35.9 72.3 1 13 03AA 48 34.3 79.9 1 15 03E9 48 32.8 89.1 2 3 046E 48 41.8 56.4 2 5 04AC 48 37.7 66.1 2 7 04EA 48 34.3 79.9 3 3 066D 48 39.6 60.9 3 5 06AA 48 34.3 79.9 4 3 086C 48 37.7 66.1 5 3 0A6B 48 35.9 72.3 6 3 0C6A 48 34.3 79.9 7 3 0E69 48 32.8 89.1 (続く) DS07–16607–4 27 MB91460N シリーズ 変調度 (k) 内部パラメータ (N) CMPR [hex] ベースクロック [MHz] Fmin [MHz] Fmax [MHz] 1 3 026F 44 40.6 48.1 1 5 02AE 44 38.4 51.6 1 7 02ED 44 36.4 55.7 1 9 032C 44 34.6 60.4 1 11 036B 44 33 66.1 1 13 03AA 44 31.5 73 1 15 03E9 44 30.1 81.4 2 3 046E 44 38.4 51.6 2 5 04AC 44 34.6 60.4 2 7 04EA 44 31.5 73 3 3 066D 44 36.4 55.7 3 5 06AA 44 31.5 73 4 3 086C 44 34.6 60.4 4 5 08A8 44 28.9 92.1 5 3 0A6B 44 33 66.1 6 3 0C6A 44 31.5 73 7 3 0E69 44 30.1 81.4 1 3 026F 40 37 43.6 1 5 02AE 40 34.9 46.8 1 7 02ED 40 33.1 50.5 1 9 032C 40 31.5 54.8 1 11 036B 40 30 59.9 1 13 03AA 40 28.7 66.1 1 15 03E9 40 27.4 73.7 2 3 046E 40 34.9 46.8 2 5 04AC 40 31.5 54.8 2 7 04EA 40 28.7 66.1 2 9 0528 40 26.3 83.3 3 3 066D 40 33.1 50.5 3 5 06AA 40 28.7 66.1 3 7 06E7 40 25.3 95.8 4 3 086C 40 31.5 54.8 4 5 08A8 40 26.3 83.3 5 3 0A6B 40 30 59.9 6 3 0C6A 40 28.7 66.1 7 3 0E69 40 27.4 73.7 8 3 1068 40 26.3 83.3 1 3 026F 36 33.3 39.2 1 5 02AE 36 31.5 42 1 7 02ED 36 29.9 45.3 1 9 032C 36 28.4 49.2 (続く) 28 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ (続き) 変調度 (k) 内部パラメータ (N) CMPR [hex] ベースクロック [MHz] Fmin [MHz] Fmax [MHz] 1 11 036B 36 27.1 53.8 1 13 03AA 36 25.8 59.3 1 15 03E9 36 24.7 66.1 2 3 046E 36 31.5 42 2 5 04AC 36 28.4 49.2 2 7 04EA 36 25.8 59.3 2 9 0528 36 23.7 74.7 3 3 066D 36 29.9 45.3 3 5 06AA 36 25.8 59.3 3 7 06E7 36 22.8 85.8 4 3 086C 36 28.4 49.2 4 5 08A8 36 23.7 74.7 5 3 0A6B 36 27.1 53.8 6 3 0C6A 36 25.8 59.3 7 3 0E69 36 24.7 66.1 8 3 1068 36 23.7 74.7 9 3 1267 36 22.8 85.8 1 3 026F 32 29.7 34.7 1 5 02AE 32 28 37.3 1 7 02ED 32 26.6 40.2 1 9 032C 32 25.3 43.6 1 11 036B 32 24.1 47.7 1 13 03AA 32 23 52.5 1 15 03E9 32 22 58.6 2 3 046E 32 28 37.3 2 5 04AC 32 25.3 43.6 2 7 04EA 32 23 52.5 2 9 0528 32 21.1 66.1 2 11 0566 32 19.5 89.1 3 3 066D 32 26.6 40.2 3 5 06AA 32 23 52.5 3 7 06E7 32 20.3 75.9 4 3 086C 32 25.3 43.6 4 5 08A8 32 21.1 66.1 5 3 0A6B 32 24.1 47.7 5 5 0AA6 32 19.5 89.1 6 3 0C6A 32 23 52.5 7 3 0E69 32 22 58.6 8 3 1068 32 21.1 66.1 9 3 1267 32 20.3 75.9 10 3 1466 32 19.5 89.1 DS07–16607–4 29 MB91460N シリーズ ■ メモリ空間 1. メモリ空間 FR ファミリの論理アドレス空間は 4 G バイト (232 番地 ) あり , CPU はリニアにアクセスします。 ・ ダイレクトアドレシング領域 アドレス空間の下記の領域は I/O 用に使用されます。 この領域をダイレクトアドレッシング領域とよび , 命令中で直接オペランドのアドレスを指定できます。 ダイレクト領域は , アクセスするデータのサイズにより , 以下のように異なります。 バイトデータアクセス:000H ∼ 0FFH ハーフワードアクセス:000H ∼ 1FFH ワードデータアクセス:000H ∼ 3FFH 30 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ 2. メモリマップ 00000000H I/O ダイレクトアドレッシング領域 「■I/O マップ」を参照してください。 00000400H I/O 00001000H 0002E000H データ RAM (8 K バイト ) 00030000H 命令 / データ RAM (2 K バイト ) 00030800H 000C0000H フラッシュメモリ 256 K バイト 00100000H 00148000H 00150000H フラッシュメモリ 32 K バイト FFFFFFFFH DS07–16607–4 31 MB91460N シリーズ 3. フラッシュメモリセクタ構成 MB91F463NC addr 0014:FFFFH 0014:E000H 0014:DFFFH 0014:C000H 0014:BFFFH 0014:A000H 0014:9FFFH 0014:8000H 0014:7FFFH 0014:6000H 0014:5FFFH 0014:4000H 0014:3FFFH 0014:2000H 0014:1FFFH 0014:0000H 0013:FFFFH 0013:0000H 0012:FFFFH 0012:0000H 0011:FFFFH 0011:0000H 0010:FFFFH 0010:0000H 000F:FFFFH 000F:0000H 000E:FFFFH 000E:0000H 000D:FFFFH 000D:0000H 000C:FFFFH 000C:0000H 000B:FFFFH 000B:0000H 000A:FFFFH 000A:0000H 0009:FFFFH 0009:0000H 0008:FFFFH 0008:0000H 0007:FFFFH 0007:0000H 0006:FFFFH 0006:0000H 0005:FFFFH 0005:0000H 0004:FFFFH 0004:0000H 16 ビット書込みモード 32 ビット読出しモード SA7(8 K バイト ) SA6(8 K バイト ) SA5(8 K バイト ) SA4(8 K バイト ) SA3(8 K バイト ) SA2(8 K バイト ) SA1(8 K バイト ) SA0(8 K バイト ) SA23(64 K バイト ) SA22(64 K バイト ) SA21(64 K バイト ) SA20(64 K バイト ) SA19(64 K バイト ) SA18(64 K バイト ) SA17(64 K バイト ) SA16(64 K バイト ) SA15(64 K バイト ) SA14(64 K バイト ) SA13(64 K バイト ) SA12(64 K バイト ) SA11(64 K バイト ) SA10(64 K バイト ) SA9(64 K バイト ) SA8(64 K バイト ) 塗りつぶされた部分は 使用できない領域です。 addr+0 addr+1 addr+2 addr+3 dat[31:16] dat[15:0] dat[31:0] (注意事項)MB91F463NC と MB91F463NA とは , フラッシュメモリのセクタマップが異なります。 上記のセクタマップは , MB91F463NC のものであり , MB91F463NA には適用されません。 32 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ■ I/O マップ [ 表の見方 ] アドレス 000000H レジスタ +0 +1 +2 +3 PDR0 [R/W] XXXXXXXX PDR1 [R/W] XXXXXXXX PDR2 [R/W] XXXXXXXX PDR3 [R/W] XXXXXXXX ブロック T-unit ポートデータレジスタ リード / ライト属性 リセット後のレジスタ初期値 レジスタ名 (1 コラムのレジスタが 4 n 番地 , 2 コラムが 4 n + 1 番地・・・) 最左のレジスタ番地 ( ワードでアクセスした際は , 1 コラム目のレジスタが データの MSB 側となる。) (注意事項) レジスタのビット値は , 以下のように初期値を表します。 “1” :初期値 “ 1 ” “0” :初期値 “ 0 ” “ X ” :初期値 “ 不定 ” “-” :その位置に物理的にレジスタが存在しない。 記述されていないデータアクセス属性によるアクセスは禁止です。 DS07–16607–4 33 MB91460N シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 PDR14 [R/W] ----XXXX PDR15 [R/W] ----XXXX ブロック 000000H ∼ 000008H 予約 00000CH 000010H 予約 予約 000014H PDR20 [R/W] -XXX-XXX 000018H PDR24 [R/W] XXXXXXXX 00001CH 予約 PDR17 [R/W] XXXXXXXX 予約 PDR21 [R/W] -XXX-XXX PDR22 [R/W] ----XXXX R-bus 予約 ポートデータ レジスタ 予約 PDR29 [R/W] XXXXXXXX 000020H 予約 予約 000024H ∼ 00002CH 予約 予約 000030H EIRR0 [R/W] 00000000 ENIR0 [R/W] 00000000 ELVR0 [R/W] 00000000 00000000 外部割込み 0 ∼ 7 000034H EIRR1 [R/W] 00000000 ENIR1 [R/W] 00000000 ELVR1 [R/W] 00000000 00000000 外部割込み 12, 13 000038H DICR [R/W] -------0 HRCL [R/W] 0 - - 11111 予約 DLYI/I-unit 00003CH 予約 000040H SCR00 [R/W, W] 00000000 SMR00 [R/W, W] 00000000 000044H ESCR00 [R/W] 00000X00 ECCR00 [R/W, R, W] 000000XX 000048H SCR01 [R/W, W] 00000000 SMR01 [R/W, W] 00000000 00004CH ESCR01 [R/W] 00000X00 ECCR01 [R/W, R, W] 000000XX 000050H SCR02 [R/W, W] 00000000 SMR02 [R/W, W] 00000000 000054H ESCR02 [R/W] 00000X00 ECCR02 [R/W, R, W] 000000XX 予約 SSR00 [R/W, R] 00001000 RDR00/TDR00 [R/W] 00000000 LIN-USART0 予約 SSR01 [R/W, R] 00001000 RDR01/TDR01 [R/W] 00000000 LIN-USART1 予約 SSR02 [R/W, R] 00001000 RDR02/TDR02 [R/W] 00000000 LIN-USART2 予約 (続く) 34 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 000058H SCR03 [R/W, W] 00000000 SMR03 [R/W, W] 00000000 SSR03 [R/W, R] 00001000 RDR03/TDR03 [R/W] 00000000 00005CH ESCR03 [R/W] 00000X00 ECCR03 [R/W, R, W] 000000XX ブロック LIN-USART3 予約 000060H ∼ 00007CH 予約 予約 000080H BGR100 [R/W] 00000000 BGR000 [R/W] 00000000 BGR101 [R/W] 00000000 BGR001 [R/W] 00000000 000084H BGR102 [R/W] 00000000 BGR002 [R/W] 00000000 BGR103 [R/W] 00000000 BGR003 [R/W] 00000000 ボーレート ジェネレータ LIN-USART 0∼3 000088H, 00008CH 予約 000090H ∼ 0000FCH 予約 予約 000100H GCN10 [R/W] 00110010 00010000 予約 GCN20 [R/W] - - - - 0000 PPG コントロール 0∼3 000104H GCN11 [R/W] 00110010 00010000 予約 GCN21 [R/W] - - - - 0000 PPG コントロール 4∼7 000108H 予約 000110H PTMR00 [R] 11111111 11111111 000114H PDUT00 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000118H PTMR01 [R] 11111111 11111111 00011CH PDUT01 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000120H PTMR02 [R] 11111111 11111111 000124H PDUT02 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000128H PTMR03 [R] 11111111 11111111 00012CH PDUT03 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 PCSR00 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH00 [R/W] 0000000 - PCNL00 [R/W] 000000 - 0 PPG0 PCSR01 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH01 [R/W] 0000000 - PCNL01 [R/W] 000000 - 0 PPG1 PCSR02 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH02 [R/W] 0000000 - PCNL02 [R/W] 000000 - 0 PPG2 PCSR03 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH03 [R/W] 0000000 - PCNL03 [R/W] 000000 - 0 PPG3 (続く) DS07–16607–4 35 MB91460N シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 000130H PTMR04 [R] 11111111 11111111 000134H PDUT04 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000138H PTMR05 [R] 11111111 11111111 00013CH PDUT05 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000140H PTMR06 [R] 11111111 11111111 000144H PDUT06 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000148H PTMR07 [R] 11111111 11111111 00014CH PDUT07 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX +2 +3 ブロック PCSR04 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH04 [R/W] 0000000 - PCNL04 [R/W] 000000 - 0 PPG4 PCSR05 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH05 [R/W] BH 0000000 - PCNL05 [R/W] BH 000000 - 0 PPG5 PCSR06 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH06 [R/W] 0000000 - PCNL06 [R/W] 000000 - 0 PPG6 PCSR07 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX PCNH07 [R/W] 0000000 - PCNL07 [R/W] 000000 - 0 PPG7 000150H ∼ 00017CH 000180H 予約 予約 ICS01 [R/W] 00000000 予約 予約 ICS23 [R/W] 00000000 000184H IPCP0 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX IPCP1 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX 000188H IPCP2 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX IPCP3 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX 00018CH OCS01 [R/W] - - - 0 - - 00 0000 - - 00 OCS23 [R/W] - - - 0 - - 00 0000 - - 00 000190H OCCP0 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX OCCP1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000194H OCCP2 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX OCCP3 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX 000198H, 00019CH 予約 0001A0H インプット キャプチャ 0∼3 アウトプット コンペア 0∼3 予約 ADERL [R/W] 00000000 予約 0001A4H ADCS1 [R/W] 00000000 ADCS0 [R/W] 00000000 ADCR1 [R] 000000XX ADCR0 [R] XXXXXXXX 0001A8H ADCT1 [R/W] 00010000 ADCT0 [R/W] 00101100 ADSCH [R/W] - - - 00000 ADECH [R/W] - - - 00000 A/D コンバータ (続く) 36 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 0001ACH 0001B0H +3 予約 TMRLR0 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001B4H 予約 0001B8H TMRLR1 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001BCH 予約 0001C0H TMRLR2 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001C4H 予約 0001C8H TMRLR3 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 0001CCH +2 ブロック 予約 TMR0 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH0 [R/W] - - - 00000 TMCSRL0 [R/W] 0 - 000000 リロードタイマ 0 (PPG0, PPG1) TMR1 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH1 [R/W] - - - 00000 TMCSRL1 [R/W] 0 - 000000 リロードタイマ 1 (PPG2, PPG3) TMR2 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH2 [R/W] - - - 00000 TMCSRL2 [R/W] 0 - 000000 リロードタイマ 2 (PPG4, PPG5) TMR3 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRH3 [R/W] - - - 00000 予約 TMCSRL3 [R/W] 0 - 000000 リロードタイマ 3 (PPG6, PPG7) 0001D0H ∼ 0001E7H 0001E8H 予約 TMRLR7 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 TMR7 [R] XXXXXXXX XXXXXXXX TMCSRL7 [R/W] 0 - 000000 リロードタイマ 7 (A/D コンバータ ) 0001ECH 予約 TMCSRH7 [R/W] - - - 00000 0001F0H TCDT0 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 TCCS0 [R/W] 00000000 フリーランタイマ 0 (ICU0, ICU1) 0001F4H TCDT1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 TCCS1 [R/W] 00000000 フリーランタイマ 1 (ICU2, ICU3) 0001F8H TCDT2 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 TCCS2 [R/W] 00000000 フリーランタイマ 2 (OCU0, OCU1) 0001FCH TCDT3 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 TCCS3 [R/W] 00000000 フリーランタイマ 3 (OCU2, OCU3) 000200H DMACA0 [R/W] * 00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 000204H DMACB0 [R/W] 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000208H DMACA1 [R/W] * 00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX DMAC (続く) DS07–16607–4 37 MB91460N シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 00020CH DMACB1 [R/W] 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000210H DMACA2 [R/W] * 00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 000214H DMACB2 [R/W] 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000218H DMACA3 [R/W] * 00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00021CH DMACB3 [R/W] 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX 000220H DMACA4 [R/W] * 00000000 0000XXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 000224H DMACB4 [R/W] 00000000 00000000 XXXXXXXX XXXXXXXX +3 ブロック DMAC 000228H ∼ 00023CH 000240H 予約 DMACR [R/W] 0 - - - 0000 予約 000244H ∼ 0002FCH 予約 予約 000300H UDRC1 [W] 00000000 UDRC0 [W] 00000000 UDCR1 [R] 00000000 UDCR0 [R] 00000000 000304H UDCCH0 [R/W] 00000000 UDCCL0 [R/W] 00001000 予約 UDCS0 [R/W] 00000000 000308H UDCCH1 [R/W] 00000000 UDCCL1 [R/W] 00001000 予約 UDCS1 [R/W] 00000000 アップ / ダウン カウンタ 0, 1 00030CH ∼ 000364H 予約 予約 (続く) 38 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ レジスタ アドレス +0 +1 +2 +3 000368H IBCR2 [R/W] 00000000 IBSR2 [R] 00000000 ITBAH2 [R/W] - - - - - - 00 ITBAL2 [R/W] 00000000 00036CH ITMKH2 [R/W] 00 - - - - 11 ITMKL2 [R/W] 11111111 ISMK2 [R/W] 01111111 ISBA2 [R/W] - 0000000 000370H 予約 IDAR2 [R/W] 00000000 ICCR2 [R/W] - 0011111 予約 000374H IBCR3 [R/W] 00000000 IBSR3 [R] 00000000 ITBAH3 [R/W] - - - - - - 00 ITBAL3 [R/W] 00000000 000378H ITMKH3 [R/W] 00 - - - - 11 ITMKL3 [R/W] 11111111 ISMK3 [R/W] 01111111 ISBA3 [R/W] - 0000000 00037CH 予約 IDAR3 [R/W] 00000000 ICCR3 [R/W] - 0011111 予約 ブロック I2C 2 I2C 3 000380H ∼ 00038CH 予約 予約 ROMS [R] 000390H ROM 選択 レジスタ 予約 11111111 01001111 000394H ∼ 0003ECH 予約 予約 0003F0H BSD0 [W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 0003F4H BSD1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 0003F8H BSDC [W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 0003FCH BSRR [R] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX ビットサーチ モジュール 000400H ∼ 00043CH 予約 予約 000440H ICR00 [R/W] ---11111 ICR01 [R/W] ---11111 ICR02 [R/W] ---11111 ICR03 [R/W] ---11111 000444H ICR04 [R/W] ---11111 ICR05 [R/W] ---11111 ICR06 [R/W] ---11111 ICR07 [R/W] ---11111 000448H ICR08 [R/W] ---11111 ICR09 [R/W] ---11111 ICR10 [R/W] ---11111 ICR11 [R/W] ---11111 00044CH ICR12 [R/W] ---11111 ICR13 [R/W] ---11111 ICR14 [R/W] ---11111 ICR15 [R/W] ---11111 000450H ICR16 [R/W] ---11111 ICR17 [R/W] ---11111 ICR18 [R/W] ---11111 ICR19 [R/W] ---11111 000454H ICR20 [R/W] ---11111 ICR21 [R/W] ---11111 ICR22 [R/W] ---11111 ICR23 [R/W] ---11111 割込み制御 ユニット (続く) DS07–16607–4 39 MB91460N シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 000458H ICR24 [R/W] ---11111 ICR25 [R/W] ---11111 ICR26 [R/W] ---11111 ICR27 [R/W] ---11111 00045CH ICR28 [R/W] ---11111 ICR29 [R/W] ---11111 ICR30 [R/W] ---11111 ICR31 [R/W] ---11111 000460H ICR32 [R/W] ---11111 ICR33 [R/W] ---11111 ICR34 [R/W] ---11111 ICR35 [R/W] ---11111 000464H ICR36 [R/W] ---11111 ICR37 [R/W] ---11111 ICR38 [R/W] ---11111 ICR39 [R/W] ---11111 000468H ICR40 [R/W] ---11111 ICR41 [R/W] ---11111 ICR42 [R/W] ---11111 ICR43 [R/W] ---11111 00046CH ICR44 [R/W] ---11111 ICR45 [R/W] ---11111 ICR46 [R/W] ---11111 ICR47 [R/W] ---11111 000470H ICR48 [R/W] ---11111 ICR49 [R/W] ---11111 ICR50 [R/W] ---11111 ICR51 [R/W] ---11111 000474H ICR52 [R/W] ---11111 ICR53 [R/W] ---11111 ICR54 [R/W] ---11111 ICR55 [R/W] ---11111 000478H ICR56 [R/W] ---11111 ICR57 [R/W] ---11111 ICR58 [R/W] ---11111 ICR59 [R/W] ---11111 00047CH ICR60 [R/W] ---11111 ICR61 [R/W] ---11111 ICR62 [R/W] ---11111 ICR63 [R/W] ---11111 000480H RSRR [R/W] 10000000 STCR [R/W] 001100-1 TBCR [R/W] 00XXXX00 CTBR [W] XXXXXXXX 000484H CLKR [R/W] -----000 WPR [W] XXXXXXXX DIVR0 [R/W] 00000011 DIVR1 [R/W] 00000000 PLLDIVM [R/W] - - - - 0000 PLLDIVN [R/W] - - 000000 PLLDIVG [R/W] - - - - 0000 PLLMULG [R/W] 00000000 000488H 00048CH 000490H 予約 PLLCTRL [R/W] - - - - 0000 ポート 入力許可制御 予約 0004A4H 予約 0004A8H WTHR [R/W] - - - 00000 PLL クロック ギアユニット 予約 予約 00049CH 予約 クロック制御 ユニット 予約 予約 PORTEN [R/W] - - - - - - 00 0004A0H 割込み制御 ユニット 予約 000494H 000498H ブロック WTCER [R/W] - - - - - - 00 予約 WTCR [R/W] 00000000 000 - 00 - 0 WTBR [R/W] - - - XXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX WTMR [R/W] - - 000000 WTSR [R/W] - - 000000 リアルタイム クロック ( ウォッチタイマ ) 予約 (続く) 40 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ レジスタ アドレス +0 0004ACH +1 予約 0004B0H, 0004B4H +2 +3 CSCFG [R/W] 0X000000 CMCFG [R/W] 00000000 予約 0004B8H CMPR [R/W] - - 000010 11111101 0004BCH CMT1 [R/W] 00000000 1 - - - 0000 0004C0H CANPRE [R/W] 00000000 CANCKD [R/W] - - 00 - - - - 0004C4H 予約 LVDET [R/W] 00000 - 00 0004C8H OSCRH [R/W] 000 - - 001 OSCRL [R/W] - - - - - 000 0004CCH ブロック クロックモニタ 予約 CMCR [R/W] - 001 - - 00 予約 CMT2 [R/W] - - 000000 - - 000000 CAN クロック 制御 予約 HWWDE [R/W] - - - - - - 00 クロック モジュレータ HWWD [R/W, W] 00011000 予約 低電圧検出 メイン発振安定 タイマ 予約 0004D0H ∼ 0007F8H 予約 0007FCH 予約 MODR [W] XXXXXXXX 予約 予約 モードレジスタ 000800H ∼ 000CFCH 予約 予約 000D00H ∼ 000D08H 予約 000D0CH PDRD14 [R] ----XXXX 予約 000D10H 予約 PDRD17 [R] XXXXXXXX 000D14H PDRD20 [R] -XXX-XXX PDRD21 [R] -XXX-XXX 000D18H PDRD24 [R] XXXXXXXX 000D1CH 予約 000D20H PDRD15 [R] ----XXXX R-bus 予約 PDRD22 [R] ----XXXX 予約 ポートデータ ダイレクトリード レジスタ 予約 PDRD29 [R] XXXXXXXX 予約 予約 000D24H ∼ 000D3CH 予約 予約 (続く) DS07–16607–4 41 MB91460N シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 DDR14 [R/W] ----0000 DDR15 [R/W] ----0000 ブロック 000D40H ∼ 000D48H 予約 000D4CH 予約 000D50H 予約 DDR17 [R/W] 00000000 000D54H DDR20 [R/W] -000-000 DDR21 [R/W] -000-000 000D58H DDR24 [R/W] 00000000 000D5CH 予約 予約 DDR22 [R/W] ----0000 R-bus 予約 ポート方向 レジスタ 予約 DDR29 [R/W] 00000000 000D60H 予約 予約 000D64H ∼ 000D7CH 予約 予約 000D80H ∼ 000D88H 予約 000D8CH 000D90H 予約 000D94H PFR20 [R/W] -000-000 000D98H PFR24 [R/W] 00000000 000D9CH 予約 000DA0H PFR14 [R/W] ----0000 予約 PFR17 [R/W] 00000000 PFR15 [R/W] ----0000 予約 PFR21 [R/W] -000-000 PFR22 [R/W] ----0000 R-bus 予約 ポートファンクション レジスタ 予約 PFR29 [R/W] 00000000 予約 予約 000DA4H ∼ 000DBCH 予約 予約 (続く) 42 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ レジスタ アドレス +0 +1 +2 +3 EPFR14 [R/W] ----0000 EPFR15 [R/W] ----0000 ブロック 000DC0H ∼ 000DC8H 予約 000DCCH 予約 000DD0H 000DD4H 予約 EPFR20 [R/W] - 000 - 000 EPFR21 [R/W] -0---0-- 予約 000DD8H 予約 000DDCH 予約 000DE0H 予約 R-bus 拡張ポート ファンクション レジスタ 000DE4H ∼ 000DFCH 予約 予約 000E00H ∼ 000E08H 予約 000E0CH PODR14 [R/W] ----0000 予約 000E10H 予約 PODR17 [R/W] 00000000 000E14H PODR20 [R/W] -000-000 PODR21 [R/W] -000-000 000E18H PODR24 [R/W] 00000000 000E1CH 予約 PODR15 [R/W] ----0000 予約 PODR22 [R/W] ----0000 予約 R-bus ポート 出力ドライブ選択 レジスタ 予約 PODR29 [R/W] 00000000 000E20H 予約 予約 000E24H ∼ 000E3CH 予約 予約 000E40H ∼ 000E48H 予約 000E4CH PILR14 [R/W] ----0000 予約 000E50H 予約 PILR17 [R/W] 00000000 000E54H PILR20 [R/W] -000-000 PILR21 [R/W] -000-000 PILR15 [R/W] ----0000 予約 PILR22 [R/W] ----0000 R-bus 端子 入力レベル選択 レジスタ 予約 (続く) DS07–16607–4 43 MB91460N シリーズ アドレス 000E58H 000E5CH レジスタ +0 +1 +2 PILR24 [R/W] 00000000 +3 ブロック 予約 PILR29 [R/W] 00000000 予約 000E60H R-bus 端子 入力レベル選択 レジスタ 予約 予約 000E64H ∼ 000E7CH 予約 予約 000E80H ∼ 000E88H 予約 000E8CH EPILR14 [R/W] ----0000 予約 000E90H 予約 EPILR17 [R/W] 00000000 000E94H EPILR20 [R/W] -000-000 EPILR21 [R/W] -000-000 000E98H EPILR24 [R/W] 00000000 EPILR15 [R/W] ----0000 予約 EPILR22 [R/W] ----0000 予約 R-bus ポート エクストラ入力 レベル選択 レジスタ 予約 000E9CH ∼ 000EA0H 予約 000EA4H ∼ 000EBCH 予約 予約 000EC0H ∼ 000EC8H 予約 000ECCH PPER14 [R/W] ----0000 予約 000ED0H 予約 PPER17 [R/W] 00000000 000ED4H PPER20 [R/W] -000-000 PPER21 [R/W] -000-000 000ED8H PPER24 [R/W] 00000000 000EDCH 予約 000EE0H PPER15 [R/W] ----0000 予約 PPER22 [R/W] ----0000 予約 R-bus ポート プルアップ / ダウン許可 レジスタ 予約 PPER29 [R/W] 00000000 予約 予約 000EE4H ∼ 000EFCH 予約 予約 (続く) 44 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ レジスタ アドレス +0 +1 +2 +3 PPCR14 [R/W] ----1111 PPCR15 [R/W] ----1111 ブロック 000F00H ∼ 000F08H 予約 000F0CH 予約 000F10H 予約 PPCR17 [R/W] 11111111 000F14H PPCR20 [R/W] -111-111 PPCR21 [R/W] -111-111 000F18H PPCR24 [R/W] 11111111 000F1CH 予約 000F20H 予約 PPCR22 [R/W] ----1111 予約 R-bus ポート プルアップ / ダウン制御 レジスタ 予約 PPCR29 [R/W] 11111111 予約 予約 000F24H ∼ 000F3CH 予約 001000H DMASA0 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001004H DMADA0 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001008H DMASA1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00100CH DMADA1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001010H DMASA2 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001014H DMADA2 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001018H DMASA3 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00101CH DMADA3 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001020H DMASA4 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 001024H DMADA4 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 予約 DMAC 001028H ∼ 006FFCH 予約 予約 (続く) DS07–16607–4 45 MB91460N シリーズ アドレス 007000H 007004H レジスタ +0 +1 FMCS [R/W] 01101000 FMCR [R/W] - - - - 0000 +2 +3 FCHCR [R/W] - - - - - - 00 10000011 FMWT [R/W] 11111111 01011101 FMWT2 [R/W] - 101 - - - - FMPS [R/W] - - - - - 000 ブロック フラッシュ メモリ / I キャッシュ 制御レジスタ 007008H FMAC [R] - - - - - - - - - - - 00000 00000000 00000000 00700CH FCHA0 [R/W] - - - - - - - - - 0000000 00000000 00000000 007010H FCHA1 [R/W] - - - - - - - - - 0000000 00000000 00000000 I キャッシュ 非キャッシュ 領域設定 レジスタ 予約 予約 007014H ∼ 00AFFCH 00B000H ∼ 00BFFCH BI-ROM サイズ 4 K バイト:00B000H ∼ 00BFFFH BI-ROM 4 K バイト 00C000H ∼ 00C3FCH 予約 予約 00C400H CTRLR4 [R/W] 00000000 00000001 STATR4 [R/W] 00000000 00000000 00C404H ERRCNT4 [R] 00000000 00000000 BTR4 [R/W] 00100011 00000001 00C408H INTR4 [R] 00000000 00000000 TESTR4 [R/W] 00000000 X0000000 00C40CH BRPE4 [R/W] 00000000 00000000 予約 00C410H IF1CREQ4 [R/W] 00000000 00000001 IF1CMSK4 [R/W] 00000000 00000000 00C414H IF1MSK24 [R/W] 11111111 11111111 IF1MSK14 [R/W] 11111111 11111111 00C418H IF1ARB24 [R/W] 00000000 00000000 IF1ARB14 [R/W] 00000000 00000000 00C41CH IF1MCTR4 [R/W] 00000000 00000000 予約 00C420H IF1DTA14 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTA24 [R/W] 00000000 00000000 00C424H IF1DTB14 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTB24 [R/W] 00000000 00000000 00C428H, 00C42CH 00C430H CAN 4 制御レジスタ CAN 4 IF1 レジスタ 予約 IF1DTA24 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTA14 [R/W] 00000000 00000000 (続く) 46 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ アドレス 00C434H レジスタ +0 +1 +2 IF1DTB24 [R/W] 00000000 00000000 00C438H, 00C43CH +3 IF1DTB14 [R/W] 00000000 00000000 CAN 4 IF1 レジスタ 予約 00C440H IF2CREQ4 [R/W] 00000000 00000001 IF2CMSK4 [R/W] 00000000 00000000 00C444H IF2MSK24 [R/W] 11111111 11111111 IF2MSK14 [R/W] 11111111 11111111 00C448H IF2ARB24 [R/W] 00000000 00000000 IF2ARB14 [R/W] 00000000 00000000 00C44CH IF2MCTR4 [R/W] 00000000 00000000 予約 00C450H IF2DTA14 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTA24 [R/W] 00000000 00000000 00C454H IF2DTB14 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTB24 [R/W] 00000000 00000000 00C458H, 00C45CH ブロック CAN 4 IF2 レジスタ 予約 00C460H IF2DTA24 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTA14 [R/W] 00000000 00000000 00C464H IF2DTB24 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTB14 [R/W] 00000000 00000000 00C468H ∼ 00C47CH 予約 00C480H TREQR24 [R] 00000000 00000000 TREQR14 [R] 00000000 00000000 00C484H TREQR44 [R] 00000000 00000000 TREQR34 [R] 00000000 00000000 00C488H TREQR64 [R] 00000000 00000000 TREQR54 [R] 00000000 00000000 00C48CH TREQR84 [R] 00000000 00000000 TREQR74 [R] 00000000 00000000 00C490H NEWDT24 [R] 00000000 00000000 NEWDT14 [R] 00000000 00000000 00C494H NEWDT44 [R] 00000000 00000000 NEWDT34 [R] 00000000 00000000 00C498H NEWDT64 [R] 00000000 00000000 NEWDT54 [R] 00000000 00000000 00C49CH NEWDT84 [R] 00000000 00000000 NEWDT74 [R] 00000000 00000000 CAN 4 ステータスフラグ (続く) DS07–16607–4 47 MB91460N シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 00C4A0H INTPND24 [R] 00000000 00000000 INTPND14 [R] 00000000 00000000 00C4A4H INTPND44 [R] 00000000 00000000 INTPND34 [R] 00000000 00000000 00C4A8H INTPND64 [R] 00000000 00000000 INTPND54 [R] 00000000 00000000 00C4ACH INTPND84 [R] 00000000 00000000 INTPND74 [R] 00000000 00000000 00C4B0H MSGVAL24 [R] 00000000 00000000 MSGVAL14 [R] 00000000 00000000 00C4B4H MSGVAL44 [R] 00000000 00000000 MSGVAL34 [R] 00000000 00000000 00C4B8H MSGVAL64 [R] 00000000 00000000 MSGVAL54 [R] 00000000 00000000 00C4BCH MSGVAL84 [R] 00000000 00000000 MSGVAL74 [R] 00000000 00000000 ブロック CAN 4 ステータスフラグ 00C4C0H ∼ 00C4FCH 予約 00C500H CTRLR5 [R/W] 00000000 00000001 STATR5 [R/W] 00000000 00000000 00C504H ERRCNT5 [R] 00000000 00000000 BTR5 [R/W] 00100011 00000001 00C508H INTR5 [R] 00000000 00000000 TESTR5 [R/W] 00000000 X0000000 00C50CH BRPE5 [R/W] 00000000 00000000 予約 00C510H IF1CREQ5 [R/W] 00000000 00000001 IF1CMSK5 [R/W] 00000000 00000000 00C514H IF1MSK25 [R/W] 11111111 11111111 IF1MSK15 [R/W] 11111111 11111111 00C518H IF1ARB25 [R/W] 00000000 00000000 IF1ARB15 [R/W] 00000000 00000000 00C51CH IF1MCTR5 [R/W] 00000000 00000000 予約 00C520H IF1DTA15 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTA25 [R/W] 00000000 00000000 00C524H IF1DTB15 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTB25 [R/W] 00000000 00000000 00C528H, 00C52CH 00C530H CAN 5 制御レジスタ CAN 5 IF1 レジスタ 予約 IF1DTA25 [R/W] 00000000 00000000 IF1DTA15 [R/W] 00000000 00000000 (続く) 48 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ アドレス 00C534H レジスタ +0 +1 +2 IF1DTB25 [R/W] 00000000 00000000 00C538H, 00C53CH +3 IF1DTB15 [R/W] 00000000 00000000 CAN 5 IF1 レジスタ 予約 00C540H IF2CREQ5 [R/W] 00000000 00000001 IF2CMSK5 [R/W] 00000000 00000000 00C544H IF2MSK25 [R/W] 11111111 11111111 IF2MSK15 [R/W] 11111111 11111111 00C548H IF2ARB25 [R/W] 00000000 00000000 IF2ARB15 [R/W] 00000000 00000000 00C54CH IF2MCTR5 [R/W] 00000000 00000000 予約 00C550H IF2DTA15 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTA25 [R/W] 00000000 00000000 00C554H IF2DTB15 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTB25 [R/W] 00000000 00000000 00C558H, 00C55CH ブロック CAN 5 IF2 レジスタ 予約 00C560H IF2DTA25 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTA15 [R/W] 00000000 00000000 00C564H IF2DTB25 [R/W] 00000000 00000000 IF2DTB15 [R/W] 00000000 00000000 00C568H ∼ 00C57CH 予約 00C580H TREQR25 [R] 00000000 00000000 TREQR15 [R] 00000000 00000000 00C584H TREQR45 [R] 00000000 00000000 TREQR35 [R] 00000000 00000000 00C588H TREQR65 [R] 00000000 00000000 TREQR55 [R] 00000000 00000000 00C58CH TREQR85 [R] 00000000 00000000 TREQR75 [R] 00000000 00000000 00C590H NEWDT25 [R] 00000000 00000000 NEWDT15 [R] 00000000 00000000 00C594H NEWDT45 [R] 00000000 00000000 NEWDT35 [R] 00000000 00000000 00C598H NEWDT65 [R] 00000000 00000000 NEWDT55 [R] 00000000 00000000 00C59CH NEWDT85 [R] 00000000 00000000 NEWDT75 [R] 00000000 00000000 CAN 5 ステータスフラグ (続く) DS07–16607–4 49 MB91460N シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 00C5A0H INTPND25 [R] 00000000 00000000 INTPND15 [R] 00000000 00000000 00C5A4H INTPND45 [R] 00000000 00000000 INTPND35 [R] 00000000 00000000 00C5A8H INTPND65 [R] 00000000 00000000 INTPND55 [R] 00000000 00000000 00C5ACH INTPND85 [R] 00000000 00000000 INTPND75 [R] 00000000 00000000 00C5B0H MSGVAL25 [R] 00000000 00000000 MSGVAL15 [R] 00000000 00000000 00C5B4H MSGVAL45 [R] 00000000 00000000 MSGVAL35 [R] 00000000 00000000 00C5B8H MSGVAL65 [R] 00000000 00000000 MSGVAL55 [R] 00000000 00000000 00C5BCH MSGVAL85 [R] 00000000 00000000 MSGVAL75 [R] 00000000 00000000 ブロック CAN 5 ステータスフラグ 00C5C0H ∼ 00EFFCH 予約 00F000H BCTRL [R/W] - - - - - - - - - - - - - - - - 11111100 00000000 00F004H BSTAT [R/W] - - - - - - - - - - - - - 000 00000000 10 - - 0000 00F008H BIAC [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00F00CH BOAC [R] 00000000 00000000 00000000 00000000 00F010H BIRQ [R/W] 00000000 00000000 00000000 00000000 EDSU / MPU 00F014H ∼ 00F01CH 予約 00F020H BCR0 [R/W] - - - - - - - - 00000000 00000000 00000000 00F024H BCR1 [R/W] - - - - - - - - 00000000 00000000 00000000 00F028H BCR2 [R/W] - - - - - - - - 00000000 00000000 00000000 00F02CH BCR3 [R/W] - - - - - - - - 00000000 00000000 00000000 (続く) 50 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ アドレス レジスタ +0 +1 +2 +3 ブロック 00F030H ∼ 00F03CH 予約 EDSU / MPU 予約 予約 00F040H ∼ 00F07CH 00F080H BAD0 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F084H BAD1 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F088H BAD2 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F08CH BAD3 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F090H BAD4 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F094H BAD5 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F098H BAD6 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F09CH BAD7 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0A0H BAD8 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0A4H BAD9 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0A8H BAD10 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0ACH BAD11 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0B0H BAD12 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0B4H BAD13 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0B8H BAD14 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX 00F0BCH BAD15 [R/W] XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX EDSU / MPU 00F0C0H ∼ 00F0FCH 予約 (続く) DS07–16607–4 51 MB91460N シリーズ (続き) アドレス レジスタ +0 +1 +2 ブロック +3 00F100H ∼ 02DFFCH 02E000H ∼ 02FFFCH 030000H ∼ 0307FCH 予約 予約 MB91F463NA/F463NC データ RAM サイズ 8 K バイト:02E000H ∼ 02FFFFH ( データアクセスは 0 ウェイトサイクル ) 8 K バイト D-RAM I/D-RAM MB91F463NA/F463NC 命令 / データ RAM サイズ 2 K バイト:030000H ∼ 0307FFH ( 命令アクセスは 0 ウェイトサイクル , データアクセスは 1 ウェイトサイクル ) 2 K バイト 予約 予約 030800H ∼ 0BFFFCH 0C0000H ∼ 0DFFFCH ROMS04 領域 (128 K バイト ) フラッシュメモリ 256 K バイト 0E0000H ∼ 0FFFF4H 0FFFF8H 0FFFFCH ROMS05 領域 (128 K バイト ) FMV [R] XXXXXXXXH リセット / モードベクタ FRV [R] XXXXXXXXH 100000H ∼ 147FFCH 予約 予約 ROMS07 領域 (32 K バイト ) フラッシュメモリ 32 K バイト 予約 予約 148000H ∼ 14FFFCH 180000H ∼ 4FFFFCH *:DMACA0 ∼ DMACA4 の下位 16 ビット (DTC15 ∼ DTC0) は , バイトのアクセスはできません。 52 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ■ 割込み要因のテーブル 割込み番号 割込みレベル 割込みベクタ 10 進 16 進 設定 レジスタ レジスタ アドレス オフ セット デフォルト ベクタの アドレス リソース 番号* 1 リセット 0 00 ⎯ ⎯ 3FCH 000FFFFCH ⎯ モードベクタ 1 01 ⎯ ⎯ 3F8H 000FFFF8H ⎯ システム予約 2 02 ⎯ ⎯ 3F4H 000FFFF4H ⎯ システム予約 3 03 ⎯ ⎯ 3F0H 000FFFF0H ⎯ 4 04 ⎯ ⎯ 3ECH 000FFFECH ⎯ 5 05 ⎯ ⎯ 3E8H 000FFFE8H ⎯ 6 06 ⎯ ⎯ 3E4H 000FFFE4H ⎯ システム予約 7 07 ⎯ ⎯ 3E0H 000FFFE0H ⎯ システム予約 8 08 ⎯ ⎯ 3DCH 000FFFDCH ⎯ システム予約 9 09 ⎯ ⎯ 3D8H 000FFFD8H ⎯ システム予約 10 0A ⎯ ⎯ 3D4H 000FFFD4H ⎯ システム予約 11 0B ⎯ ⎯ 3D0H 000FFFD0H ⎯ システム予約 12 0C ⎯ ⎯ 3CCH 000FFFCCH ⎯ システム予約 13 0D ⎯ ⎯ 3C8H 000FFFC8H ⎯ 未定義命令例外 14 0E ⎯ ⎯ 3C4H 000FFFC4H ⎯ NMI 要求 15 0F 3C0H 000FFFC0H ⎯ 外部割込み 0 16 10 3BCH 000FFFBCH 0, 16 外部割込み 1 17 11 3B8H 000FFFB8H 1, 17 外部割込み 2 18 12 3B4H 000FFFB4H 2, 18 外部割込み 3 19 13 3B0H 000FFFB0H 3, 19 外部割込み 4 20 14 3ACH 000FFFACH 20 外部割込み 5 21 15 3A8H 000FFFA8H 21 外部割込み 6 22 16 3A4H 000FFFA4H 22 外部割込み 7 23 17 3A0H 000FFFA0H 23 システム予約 24 18 39CH 000FFF9CH ⎯ システム予約 25 19 398H 000FFF98H ⎯ システム予約 26 1A 394H 000FFF94H ⎯ システム予約 27 1B 390H 000FFF90H ⎯ 外部割込み 12 28 1C 38CH 000FFF8CH ⎯ 外部割込み 13 29 1D 388H 000FFF88H ⎯ システム予約 30 1E 384H 000FFF84H ⎯ システム予約 31 1F 380H 000FFF80H ⎯ リロードタイマ 0 32 20 37CH 000FFF7CH 4, 32 リロードタイマ 1 33 21 378H 000FFF78H 5, 33 リロードタイマ 2 34 22 374H 000FFF74H 34 リロードタイマ 3 35 23 370H 000FFF70H 35 システム予約 36 24 36CH 000FFF6CH 36 システム予約 37 25 368H 000FFF68H 37 割込み システム予約 CPU 監視モード (INT #5 命令 ) メモリ保護例外 *2 *2 FH 固定 ICR00 440H ICR01 441H ICR02 442H ICR03 443H ICR04 444H ICR05 445H ICR06 446H ICR07 447H ICR08 448H ICR09 449H ICR10 44AH (続く) DS07–16607–4 53 MB91460N シリーズ 割込み番号 割込み 10 進 16 進 システム予約 38 26 リロードタイマ 7 39 27 フリーランタイマ 0 40 28 フリーランタイマ 1 41 29 フリーランタイマ 2 42 2A フリーランタイマ 3 43 2B システム予約 44 2C システム予約 45 2D システム予約 46 2E システム予約 47 2F システム予約 48 30 システム予約 49 31 システム予約 50 32 システム予約 51 33 CAN 4 52 34 CAN 5 53 35 LIN-USART0 RX 54 36 LIN-USART0 TX 55 37 LIN-USART1 RX 56 38 LIN-USART1 TX 57 39 LIN-USART2 RX 58 3A LIN-USART2 TX 59 3B LIN-USART3 RX 60 3C LIN-USART3 TX 61 3D システム予約 62 3E 遅延割込み 63 3F システム予約 * 4 64 40 システム予約 * 4 65 41 システム予約 66 42 システム予約 67 43 システム予約 68 44 システム予約 69 45 システム予約 70 46 システム予約 71 47 システム予約 72 48 システム予約 73 49 I2C 2 74 4A I2C 3 75 4B 割込みレベル 設定 レジスタ レジスタ アドレス ICR11 44BH ICR12 44CH ICR13 44DH ICR14 44EH ICR15 44FH ICR16 450H ICR17 451H ICR18 452H ICR19 453H ICR20 454H ICR21 455H ICR22 456H ICR23 * 3 457H (ICR24) (458H) ICR25 459H ICR26 45AH ICR27 45BH ICR28 45CH ICR29 45DH 割込みベクタ オフ セット デフォルト ベクタの アドレス リソース 番号* 1 364H 000FFF64H 38 360H 000FFF60H 39 35CH 000FFF5CH 40 358H 000FFF58H 41 354H 000FFF54H 42 350H 000FFF50H 43 34CH 000FFF4CH 44 348H 000FFF48H 45 344H 000FFF44H 46 340H 000FFF40H 47 33CH 000FFF3CH ⎯ 338H 000FFF38H ⎯ 334H 000FFF34H ⎯ 330H 000FFF30H ⎯ 32CH 000FFF2CH ⎯ 328H 000FFF28H ⎯ 324H 000FFF24H 6, 48 320H 000FFF20H 7, 49 31CH 000FFF1CH 8, 50 318H 000FFF18H 9, 51 314H 000FFF14H 52 310H 000FFF10H 53 30CH 000FFF0CH 54 308H 000FFF08H 55 304H 000FFF04H ⎯ 300H 000FFF00H ⎯ 2FCH 000FFEFCH ⎯ 2F8H 000FFEF8H ⎯ 2F4H 000FFEF4H 10, 56 2F0H 000FFEF0H 11, 57 2ECH 000FFEECH 12, 58 2E8H 000FFEE8H 13, 59 2E4H 000FFEE4H 60 2E0H 000FFEE0H 61 2DCH 000FFEDCH 62 2D8H 000FFED8H 63 2D4H 000FFED4H ⎯ 2D0H 000FFED0H ⎯ (続く) 54 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ 割込み番号 割込み 10 進 16 進 システム予約 76 4C システム予約 77 4D システム予約 78 4E システム予約 79 4F システム予約 80 50 システム予約 81 51 システム予約 82 52 システム予約 83 53 システム予約 84 54 システム予約 85 55 システム予約 86 56 システム予約 87 57 システム予約 88 58 システム予約 89 59 システム予約 90 5A システム予約 91 5B インプットキャプチャ 0 92 5C インプットキャプチャ 1 93 5D インプットキャプチャ 2 94 5E インプットキャプチャ 3 95 5F システム予約 96 60 システム予約 97 61 システム予約 98 62 システム予約 99 63 アウトプットコンペア 0 100 64 アウトプットコンペア 1 101 65 アウトプットコンペア 2 102 66 アウトプットコンペア 3 103 67 システム予約 104 68 システム予約 105 69 システム予約 106 6A システム予約 107 6B システム予約 108 6C フェーズ周波数モジュレータ 109 6D システム予約 110 6E システム予約 111 6F PPG0 112 70 PPG1 113 71 割込みレベル 設定 レジスタ レジスタ アドレス ICR30 45EH ICR31 45FH ICR32 460H ICR33 461H ICR34 462H ICR35 463H ICR36 464H ICR37 465H ICR38 466H ICR39 467H ICR40 468H ICR41 469H ICR42 46AH ICR43 46BH ICR44 46CH ICR45 46DH ICR46 46EH ICR47 * 4 46FH ICR48 470H 割込みベクタ オフ セット デフォルト ベクタの アドレス リソース 番号* 1 2CCH 000FFECCH 64 2C8H 000FFEC8H 65 2C4H 000FFEC4H 66 2C0H 000FFEC0H 67 2BCH 000FFEBCH 68 2B8H 000FFEB8H 69 2B4H 000FFEB4H 70 2B0H 000FFEB0H 71 2ACH 000FFEACH 72 2A8H 000FFEA8H 73 2A4H 000FFEA4H 74 2A0H 000FFEA0H 75 29CH 000FFE9CH 76 298H 000FFE98H 77 294H 000FFE94H 78 290H 000FFE90H 79 28CH 000FFE8CH 80 288H 000FFE88H 81 284H 000FFE84H 82 280H 000FFE80H 83 27CH 000FFE7CH 84 278H 000FFE78H 85 274H 000FFE74H 86 270H 000FFE70H 87 26CH 000FFE6CH 88 268H 000FFE68H 89 264H 000FFE64H 90 260H 000FFE60H 91 25CH 000FFE5CH 92 258H 000FFE58H 93 254H 000FFE54H 94 250H 000FFE50H 95 24CH 000FFE4CH ⎯ 248H 000FFE48H ⎯ 244H 000FFE44H ⎯ 240H 000FFE40H ⎯ 23CH 000FFE3CH 15, 96 238H 000FFE38H 97 (続く) DS07–16607–4 55 MB91460N シリーズ (続き) 割込み番号 割込み 10 進 16 進 PPG2 114 72 PPG3 115 73 PPG4 116 74 PPG5 117 75 PPG6 118 76 PPG7 119 77 システム予約 120 78 システム予約 121 79 システム予約 122 7A システム予約 123 7B システム予約 124 7C システム予約 125 7D システム予約 126 7E システム予約 127 7F アップダウンカウンタ 0 128 80 アップダウンカウンタ 1 129 81 システム予約 130 82 システム予約 131 83 リアルタイムクロック 132 84 キャリブレーションユニット 133 85 A/D コンバータ 0 134 86 システム予約 135 87 システム予約 136 88 システム予約 137 89 低電圧検出 138 8A システム予約 139 8B タイムベースオーバフロー 140 8C PLL クロックギア 141 8D DMA コントローラ 142 8E メイン OSC 安定待ち 143 8F システム予約 144 90 145 91 ∼ 255 ∼ FF INT 命令で使用 割込みレベル 割込みベクタ オフ セット デフォルト ベクタの アドレス リソース 番号* 1 234H 000FFE34H 98 230H 000FFE30H 99 22CH 000FFE2CH 100 228H 000FFE28H 101 224H 000FFE24H 102 220H 000FFE20H 103 21CH 000FFE1CH 104 218H 000FFE18H 105 214H 000FFE14H 106 210H 000FFE10H 107 20CH 000FFE0CH 108 208H 000FFE08H 109 204H 000FFE04H 110 200H 000FFE00H 111 1FCH 000FFDFCH ⎯ 1F8H 000FFDF8H ⎯ 1F4H 000FFDF4H ⎯ 1F0H 000FFDF0H ⎯ 1ECH 000FFDECH ⎯ 1E8H 000FFDE8H ⎯ 1E4H 000FFDE4H 14, 112 1E0H 000FFDE0H ⎯ 1DCH 000FFDDCH ⎯ 1D8H 000FFDD8H ⎯ 1D4H 000FFDD4H ⎯ 1D0H 000FFDD0H ⎯ 1CCH 000FFDCCH ⎯ 1C8H 000FFDC8H ⎯ 1C4H 000FFDC4H ⎯ 1C0H 000FFDC0H ⎯ ⎯ 1BCH 000FFDBCH ⎯ ⎯ 1B8H 000FFDB8H ∼ 000H ∼ 000FFC00H ⎯ 設定 レジスタ レジスタ アドレス ICR49 471H ICR50 472H ICR51 473H ICR52 474H ICR53 475H ICR54 476H ICR55 477H ICR56 478H ICR57 479H ICR58 47AH ICR59 47BH ICR60 47CH ICR61 47DH ICR62 47EH ICR63 47FH ⎯ ⎯ * 1:RN ( リソース番号 ) の割り当てられている周辺リソースは DMA 転送の起動要因にもなります。 また , リソース番号は DMAC のチャネル制御レジスタ A (DMACA0 ∼ DMACA4) の IS (Input Source) と 1 対 1 に対応し ており , RN を 2 進数表記して先頭に “1” を付け加えると IS (Input Source) が得られます。 * 2:メモリ保護ユニット (MPU) サポート * 3:ICR23 と ICR47 は REALOS 互換ビット (0C03H 番地 ISO[0]) をセットすることにより入れ替えられます。 * 4:REALOS で使用します。 56 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ■ 電気的特性 1. 絶対最大定格 項目 記号 電源電圧* 1 アナログ電源電圧* 1 *1 アナログ電源電圧 *1 入力電圧 定格値 単位 備考 最小 最大 VCC Vss − 0.5 Vss + 6.0 V AVCC Vss − 0.5 Vss + 6.0 V *2 AVRH Vss − 0.5 Vss + 6.0 V *2 VI Vss − 0.3 VCC + 0.3 V *3 アナログ端子入力電圧 VIA Vss − 0.3 AVCC + 0.3 V 出力電圧* 1 VO Vss − 0.3 VCC + 0.3 V *3 ICLAMP − 2.0 + 2.0 mA *4 Σ|ICLAMP| ⎯ 20 mA *4 “L” レベル最大出力電流 IOL ⎯ 10 mA *5 “L” レベル平均出力電流 IOLAV ⎯ 4 mA *6 “L” レベル最大総出力電流 ΣIOL ⎯ 100 mA “L” レベル平均総出力電流 ΣIOLAV ⎯ 50 mA “H” レベル最大出力電流 IOH ⎯ − 10 mA *5 “H” レベル平均出力電流 IOHAV ⎯ −4 mA *6 “H” レベル最大総出力電流 ΣIOH ⎯ − 100 mA “H” レベル平均総出力電流 ΣIOHAV ⎯ − 20 mA 消費電力 PD ⎯ 700 mW 動作温度 TA − 40 + 105 °C VCC = 3.3 V 使用時 − 40 + 85 °C VCC = 5.0 V 使用時 保存温度 Tstg − 55 + 125 °C *1 最大クランプ電流 最大総クランプ電流 *7 *7 * 1:VSS = AVSS = 0.0 V を基準にしています。 * 2:電源投入時など AVCC, AVRH は VCC + 0.3 [V] を超えてはいけません。 また , AVCC が VCC を超えてはいけません。 * 3:VI および VO は VCC + 0.3 V を超えてはいけません。ただし , 外部の部品を使用して入力への電流または入力から の電流の最大値を制限する場合は , VI 定格に代わって ICLAMP 定格が適用されます。 * 4:・対象端子は , P29_0 ∼ P29_7, P24_0 ∼ P24_7, P22_0 ∼ P22_3, P20_0 ∼ P20_2, P20_4 ∼ P20_6, P15_0 ∼ P15_3, P17_0 ∼ P17_7, P21_0 ∼ P21_2, P21_4 ∼ P21_6, P14_0 ∼ P14_3 です。 ・推奨動作条件内でご使用ください。 ・直流電圧 ( 電流 ) でご使用ください。 ・+ B 信号は , VCC 電圧を超える入力信号です。+ B 信号とマイクロコントローラの間には , 必ず制限抵抗を接続 し+ B 信号を印加してください。 ・+ B 入力時にマイクロコントローラ端子に入力される電流が , 瞬時・定常を問わず規格値以下になるように制限 抵抗の値を設定してください。 ・低消費電力モードなどマイクロコントローラの駆動電流が少ない動作状態では , + B 入力電位が保護ダイオード を通して電源端子の電位を上昇させ,他の機器へ影響を及ぼす可能性がありますのでご注意ください。 ・マイクロコントローラ電源が OFF 時 (0 V に固定していない場合 ) に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供給 されているため , 不完全な動作を行う可能性がありますのご注意ください。 ・電源投入時に+ B 入力がある場合は , 端子から電源が供給されているため , パワーオンリセットが動作しない電 源電圧になる可能性がありますのでご注意ください。 ・+ B 入力端子は , 開放状態にならないようにご注意ください。 ・アナログ系入出力端子は , ポートとして使用する場合のみ+ B 信号が入力できます。 * 5:最大出力電流は , 該当する端子 1 本のピーク値を規定します。 * 6:平均出力電流は , 該当する端子 1 本に流れる電流の 100 ms の期間内での平均電流を規定します。 * 7:平均総出力電流は , 該当する端子すべてに流れる電流の 100 ms の期間内での平均電流を規定します。 (続く) DS07–16607–4 57 MB91460N シリーズ (続き) ・推奨回路例: ・入出力等価回路 保護ダイオード VCC P-ch 制限抵抗 + B 入力 (0 V ∼ 16 V) N-ch R <注意事項> 絶対最大定格を超えるストレス ( 電圧 , 電流 , 温度など ) の印加は , 半導体デバイスを破壊する可能性があ ります。したがって , 定格を一項目でも超えることのないようご注意ください。 58 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ 2. 推奨動作条件 (VSS = AVSS = 0.0 V) 項目 記号 VCC 電源電圧 AVCC 平滑コンデンサ CS 動作温度 TA 規格値 単位 備考 最小 最大 3.0 3.6 V VCC = 3.3 V 使用時 4.5 5.5 V VCC = 5.0 V 使用時 3.0 3.6 V VCC = 3.3 V 使用時 4.5 5.5 V VCC = 5.0 V 使用時 μF セラミックコンデンサまたは同 程度の周波数特性のコンデンサ を使用してください。VCC 端子 の平滑コンデンサは CS よりも大 きい容量値のものを使用してく ださい。 4.7 ( 精度± 50%以内 ) − 40 + 105 °C VCC = 3.3 V 使用時 − 40 + 85 °C VCC = 5.0 V 使用時 <注意事項> 推奨動作条件は , 半導体デバイスの正常な動作を保証する条件です。電気的特性の規格値は , すべてこの条 件の範囲内で保証されます。常に推奨動作条件下で使用してください。この条件を超えて使用すると , 信頼 性に悪影響を及ぼすことがあります。 データシートに記載されていない項目 , 使用条件 , 論理の組合せでの使用は , 保証していません。記載され ている以外の条件での使用をお考えの場合は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。 C VSS AVSS CS DS07–16607–4 59 MB91460N シリーズ 3. 直流規格 (VCC = 3.0 V ∼ 3.6 V/ 4.5 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 105 °C/ − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 “H” レベル 入力電圧 “L” レベル 入力電圧 “H” レベル 出力電圧 記号 端子名 条件 VIHS ポート端子 VIHC 入力リーク 電流 単位 最小 標準 最大 CMOS ヒステリシス入力タ イプ 1 が選択された場合 0.7 × VCC ⎯ VCC + 0.3 V ポート端子 CMOS ヒステリシス入力タ イプ 2 が選択された場合 0.8 × VCC ⎯ VCC + 0.3 V VIHA ポート端子 オートモーティブ入力が 選択された場合 0.8 × VCC ⎯ VCC + 0.3 V VIHT ポート端子 TTL 入力レベルが選択され た場合 2.0 ⎯ VCC + 0.3 V VIH1 MD2 ∼ MD0 CMOS レベル入力 0.7 × VCC ⎯ VCC + 0.3 V VIH2 MD3, INITX CMOS ヒステリシス入力 0.7 × VCC ⎯ VCC + 0.3 V VILS ポート端子 CMOS ヒステリシス入力タ イプ 1 が選択 VSS − 0.3 ⎯ 0.3 × VCC V VILC ポート端子 CMOS ヒステリシス入力タ イプ 2 が選択された場合 VSS − 0.3 ⎯ 0.2 × VCC V VILA ポート端子 オートモーティブ入力が 選択された場合 VSS − 0.3 ⎯ 0.5 × VCC V VILT ポート端子 TTL 入力レベルが選択され た場合 VSS − 0.3 ⎯ 0.8 V VIL1 MD2 ∼ MD0 CMOS レベル入力 VSS − 0.3 ⎯ VCC × 0.3 V VIL2 MD3, INITX CMOS ヒステリシス入力 VSS − 0.3 ⎯ VCC × 0.3 V VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V 備考 VOH1 ポート端子 VCC = 5.0 V, IOH =− 2.0 mA/ VCC = 3.3 V, IOH =− 1.0 mA VOH2 I2C 兼用 ポート端子 VCC = 5.0 V, IOH =− 3.0 mA/ VCC = 3.3 V, IOH =− 3.0 mA VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V ポート端子 VCC = 5.0 V, IOH =− 5.0 mA/ VCC = 3.3 V, IOH =− 3.0 mA VCC − 0.5 ⎯ ⎯ V *1 VOL1 ポート端子 VCC = 5.0 V, IOH =− 2.0 mA/ VCC = 3.3 V, IOH =− 1.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V *1 VOL2 I2C 兼用 ポート端子 VCC = 5.0 V, IOH =− 3.0 mA/ VCC = 3.3 V, IOH =− 3.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V VOL3 ポート端子 VCC = 5.0 V, IOH =− 5.0 mA/ VCC = 3.3 V, IOH =− 3.0 mA ⎯ ⎯ 0.4 V IIL ⎯ −5 ⎯ +5 μA VOH3 “L” レベル 出力電圧 規格値 VCC = AVCC = 5.0 V, VSS < VI < VCC *1 *1 (続く) 60 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ (続き) (VCC = 3.0 V ∼ 3.6 V/ 4.5 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 105 °C/ − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 プルアップ 抵抗値 RUP ポート端子 プルダウン 抵抗値 RDOWN ポート端子 ICC3 VCC ICC5 規格値 単位 標準 最大 ⎯ 25 50 100 kΩ ⎯ 25 50 100 kΩ VCC = 3.3 V CPU コア: 80 MHz, ⎯ 75 102 mA TA =− 40 °C ∼ + 105 °C VCC VCC = 5.0 V CPU コア: 80 MHz, ⎯ 75 102 mA TA =− 40 °C ∼ + 85 °C ICCS3 VCC VCC = 3.3 V スリープ モード ⎯ 15 45 mA ICCS5 VCC VCC = 5.0 V スリープ モード ⎯ 15 45 mA ICTS3 VCC VCC = 3.3 V ストップモード (RTC 使用時 ) *3 ⎯ 100 550 μA TA =+ 25 °C CR 発振動作中 かつ低電圧検出 が許可状態 ICTS5 VCC VCC = 5.0 V ストップモード (RTC 使用時 ) *3 ⎯ 200 650 μA TA =+ 25 °C CR 発振動作中 かつ低電圧検出 が許可状態 VCC VCC = 3.3 V ストップ モード ( 発振停止 ) *4 μA TA =+ 25 °C CR 発振停止中 かつ低電圧検出 が許可状態 ICCH5 VCC VCC = 5.0 V ストップ モード ( 発振停止 ) *4 ⎯ 150 600 μA TA =+ 25 °C CR 発振停止中 かつ低電圧検出 が許可状態 ICCF VCC フラッシュプログラミング ( 書込み / 消去 ) ⎯ 25 50 mA *2 CIN VCC, AVCC, VSS, AVSS ⎯ ⎯ 5 15 pF 電源電流 ICCH3 入力容量 備考 最小 ⎯ 100 500 以外 * 1:電源電圧 (3.3 V, 5.0 V) により駆動能力が変わります。 * 2:自動アルゴリズム実行による書込み / 消去時の電源電流です。 * 3:メインクロック発振停止 , CR 発振動作 (RTC に CR 発振クロック使用 ) かつ低電圧検出が動作許可の状態です。 * 4:メインクロック発振停止 , CR 発振停止かつ低電圧検出が動作許可の状態です。 DS07–16607–4 61 MB91460N シリーズ 4. 交流規格 (1) クロックタイミング (VCC = 3.0 V ∼ 3.6 V/ 4.5 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 105 °C/ − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 クロック周波数 FC X0, X1 クロックサイクルタイム tC X0, X1 入力クロックパルス幅 入力クロック 立上り / 立下り時間 単位 備考 最小 標準 最大 3.5 4 16 MHz 発振回路使用時 3.5 ⎯ 32 MHz 外部クロック使用時 62.5 ⎯ 285.7 ns 発振回路使用時 31.25 ⎯ 285.7 ns 外部クロック使用時 − ⎯ 80 , MHz CPU クロック PLL 使用時* − ⎯ 40 MHz 周辺クロック FCP ⎯ FCPP ⎯ tCP ⎯ 12.5 ⎯ ⎯ ns CPU クロック , PLL 使用時 tCPP ⎯ 25 ⎯ ⎯ ns 周辺クロック PWH, PWL X0 30 ⎯ ⎯ ns tcf, tcr X0 ⎯ ⎯ 5 ns 内部動作クロック周波数 内部動作クロック サイクルタイム 規格値 条件 ⎯ *:クロックモジュレータを使用する場合は , 変調周波数の最大値が 96 MHz 以下となるように設定してください。 ・クロックタイミング tC 0.8 VCC 0.2 VCC X0,X1 tcf PWH 62 tcr PWL DS07–16607–4 MB91460N シリーズ (2) リセット入力 (VCC = 3.0 V ∼ 3.6 V/ 4.5 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 105 °C/ − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 INITX 入力時間 ( 電源投入時 , ストップモード時 ) 記号 端子名 条件 tINTL INITX ⎯ INITX 入力時間 ( 上記以外 ) 規格値 単位 最小 最大 振動子の発振安定時間+ 2.6 ⎯ ms 20 ⎯ μs tINTL 0.2VCC INITX (3) パワーオン・電源投入条件 (VSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 105 °C/ − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 電源立上り時間 tR VCC 電源開始時間 ⎯ 電源到達時間 ⎯ 規格値 単位 最小 最大 ⎯ 0.1 100 ms ⎯ ⎯ 0.2 ⎯ V ⎯ ⎯ ⎯ 0.9 × VCC V tR 0.9 VCC VCC DS07–16607–4 0.2 V 63 MB91460N シリーズ (4) LIN-USART タイミング (VCC = 3.0 V ∼ 3.6 V/ 4.5 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 105 °C/ − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 シリアルクロックサイクルタイム tSCYC SCK ↓ → SOT 遅延時間 条件 規格値 単位 最小 最大 SCK0 ∼ SCK3 8 × tCLKP ⎯ ns tSLOV SCK0 ∼ SCK3, SOT0 ∼ SOT3 − 80 + 80 ns 有効 SIN → SCK ↑ tIVSH SCK0 ∼ SCK3, SIN0 ∼ SIN3 100 ⎯ ns SCK ↑ → 有効 SIN ホールド時間 tSHIX SCK0 ∼ SCK3, SIN0 ∼ SIN3 60 ⎯ ns シリアルクロック “H” パルス幅 tSHSL SCK0 ∼ SCK3 4 × tCLKP ⎯ ns シリアルクロック “L” パルス幅 tSLSH SCK0 ∼ SCK3 4 × tCLKP ⎯ ns SCK ↓ → SOT 遅延時間 tSLOV SCK0 ∼ SCK3, SOT0 ∼ SOT3 ⎯ 150 ns 有効 SIN → SCK ↑ tIVSH SCK0 ∼ SCK3, SIN0 ∼ SIN3 60 ⎯ ns SCK ↑ → 有効 SIN ホールド時間 tSHIX SCK0 ∼ SCK3, SIN0 ∼ SIN3 60 ⎯ ns 内部シフト クロックモード 外部シフト クロックモード (注意事項)・CLK 同期モード時の交流規格です。 ・tCLKP は , 周辺クロックのサイクル時間です。 64 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ・内部シフトクロックモード tSCYC SCK0~SCK3 VOH VOL VOL tSLOV VOH VOL SOT0~SOT3 tIVSH tSHIX VIH VIL SIN0~SIN3 VIH VIL ・外部シフトクロックモード tSLSH SCK0~SCK3 tSHSL VOL VOL VOH VOL tSLOV SOT0~SO3 VOH VOL tIVSH SIN0~SIN3 DS07–16607–4 VIH VIL tSHIX VIH VIL 65 MB91460N シリーズ (5) トリガ関係入力タイミング (VCC = 3.0 V ∼ 3.6 V/ 4.5 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 105 °C/ − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 外部割込み入力パルス幅 記号 端子名 条件 tTRGH, tTRGL INT0 ∼ INT7 INT12, INT13 ⎯ 規格値 最小 最大 4 × tCLKP ⎯ 単位 ns (注意事項)tCLKP は , 周辺クロックのサイクル時間です。 tTRGH VIH tTRGL VIH INT0~INT7 INT12, INT13 VIL VIL (6) タイマ関係リソース入力タイミング (VCC = 3.0 V ∼ 3.6 V/ 4.5 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 105 °C/ − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 フリーランタイマ入力クロック パルス幅 CK0 ∼ CK3 アップダウンカウンタ入力 パルス幅 AIN0, AIN1 BIN0, BIN1 ZIN0, ZIN1 tTIWH, tTIWL 条件 ⎯ 規格値 単位 最小 最大 4 × tCLKP ⎯ ns 4 × tCLKP ⎯ ns リロードタイマ入力パルス幅 TIN0 ∼ TIN3 4 × tCLKP ⎯ ns インプットキャプチャ入力 パルス幅 ICU0 ∼ ICU3 4 × tCLKP ⎯ ns (注意事項)tCLKP は , 周辺クロックのサイクル時間です。 tTIWH CK0 ~ CK3 AIN0, BIN0, ZIN0 AIN1, BIN1, ZIN1 TIN0 ~ TIN3 ICU0 ~ ICU3 66 VIH tTIWL VIH VIL VIL DS07–16607–4 MB91460N シリーズ (7) I2C タイミング (VCC = 3.0 V ∼ 3.6 V/ 4.5 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 105 °C/ − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 条件 標準モード 高速モード* 1 最小 最大 最小 最大 単位 SCL クロック周波数 fSCL 0 100 0 400 kHz SCL クロックの “L” 期間 tLOW 4.7 ⎯ 1.3 ⎯ μs SCL クロックの “H” 期間 tHIGH 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs tBUS 4.7 ⎯ 1.3 ⎯ μs tDLDAT ⎯ 5 × tCLKP ⎯ 5 × tCLKP ns 4.7 ⎯ 0.6 ⎯ μs 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs 「STOP 条件」と 「START 条件」の 間のバスフリータイム SCL ↑→ SDA 出力遅延時間 「反復 START 条件」の セットアップ時間 SCL ↑ → SDA ↓ tSUSTA 「反復 START 条件」の ホールド時間 SDA ↓→ SCL ↓ tHDSTA 「STOP 条件」の セットアップ時間 SCL ↑ → SDA ↑ tSUSTO 4.0 ⎯ 0.6 ⎯ μs SDA データ入力 ホールド時間 SCL ↓ → SDA ↓↑ tHDDAT 2 × tCLKP ⎯ 2 × tCLKP ⎯ μs SDA データ入力 セットアップ時間 SDA ↓ ↑ → SCL ↑ tSUDAT 250 ⎯ 100 ⎯ ns SDA2, SDA3, SCL2, SCL3 R = 1 kΩ, C = 50 pF * 2 * 1:100 kHz を超えて使用する場合には , 周辺クロックを 6 MHz 以上に設定してください。 * 2:R, C は SCL, SDA ラインのプルアップ抵抗 , 負荷容量です。 (注意事項)tCLKP は , 周辺クロックのサイクル時間です。 SDA2, SDA3 tBUS tSUDAT tLOW tHDSTA SCL2, SCL3 tHDSTA DS07–16607–4 tHIGH tHDDAT tSUSTA tSUSTO 67 MB91460N シリーズ 5. A/D 変換部電気的特性 (VCC = 3.0 V ∼ 3.6 V/ 4.5 V ∼ 5.5 V, VSS = AVSS = 0 V, TA =− 40 °C ∼+ 105 °C/ − 40 °C ∼+ 85 °C) 項目 記号 端子名 ⎯ 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 ⎯ ⎯ ⎯ 10 bit ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ±3 LSB ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 2.5 LSB 微分直線性誤差 ⎯ ⎯ ⎯ ⎯ ± 1.9 LSB ゼロトランジション 電圧* 1 VOT AN0 ∼ AN7 AVSS − 1.5 LSB AVSS − 0.5 LSB AVSS − 2.5 LSB V フルスケールトランジ ション電圧* 1 VFST AN0 ∼ AN7 AVRH − 3.5 LSB AVRH − 1.5 LSB AVRH − 0.5 LSB V 変換時間 ⎯ ⎯ 1 *2 ⎯ ⎯ μs 5 V 使用時 *2 ⎯ ⎯ μs 3.3 V 使用時 アナログポート入力電流 IAIN AN0 ∼ AN7 ⎯ ⎯ 10 μA アナログ入力電圧 VAIN AN0 ∼ AN7 AVSS ⎯ AVRH V 基準電圧 ⎯ AVRH AVSS ⎯ AVCC V アナログ電源電流 ( アナログ+デジタル ) IA AVCC ⎯ 2.4 4.7 mA 基準電源電流 IR AVRH ⎯ 0.65 1.0 mA アナログ入力等価容量 Cin AN0 ∼ AN7 ⎯ ⎯ 8.5 pF Rin ⎯ kΩ AN0 ∼ AN7 ⎯ 2.6 アナログ入力等価抵抗 AVcc ≧ 4.5 V ⎯ ⎯ 12.1 kΩ AVcc ≧ 3.0 V アナログ信号発生源の 出力インピーダンス Rext ⎯ ⎯ 4.2 kΩ 分解能 総合誤差 *1 直線性誤差 *1 *1 ⎯ 3 基準電源を含む * 1:CPU スリープ状態で測定 * 2:周辺クロックおよび変換時間設定レジスタでこの時間よりも短くならないように設定してください。 68 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ A/D 変換部の注意事項 A/D コンバータのサンプリング回路は次の等価回路で表されます。 アナログ入力の外部回路の出力インピーダンスは , 以下のような条件で使用してください。 ・ 外部回路の出力インピーダンスは約 4.2 kΩ 以下を推奨します。 ・ 外部にコンデンサを使用する場合には , 外部コンデンサとチップ内部のコンデンサの容量分圧による影響を考えて , 内 部コンデンサの数千倍を目安にすることを推奨します。 ・ 外部回路の出力インピーダンスが高い場合 , アナログ電圧のサンプリング期間が不足する場合があります。 その場合以下の条件式を満たすように Rext, Tsamp を決めてください。 Rext = Tsamp / (7 × Cin) − Rin Rext :アナログ信号発生源の出力インピーダンス Tsamp :サンプリング時間 Cin :アナログ入力等価容量 Rin :アナログ入力等価抵抗 入力インピーダンス Rext アナログ 入力端子 Rin : Max 12.1 kΩ Analog SW アナログ 信号発生源 Cin : Max 8.5 pF A/D コンバータ MB91460N シリーズ DS07–16607–4 69 MB91460N シリーズ A/D コンバータの用語の定義 ・ 分解能 A/D コンバータにより認識可能なアナログ変化 ・ 直線性誤差 ゼロトランジション点 (00 0000 0000 ←→ 00 0000 0001) とフルスケールトランジション点 (11 1111 1110 ←→ 11 1111 1111) とを結んだ直線と実際の変換特性との偏差 ・ 微分直線性誤差 出力コードを 1 LSB 変化させるのに必要な入力電圧の理想値からの偏差 ・ 総合誤差 実際の値と理論値との差を言い , ゼロトランジション誤差 / フルスケールトランジション誤差 / 直線性誤差を含む誤差 総合誤差 3FFH 1.5 LSB デジタル出力 3FEH 実際の変換特性 3FDH {1 LSB (N − 1) + 0.5 LSB} 004H VNT ( 実測値 ) 003H 実際の変換特性 002H 理想特性 001H 0.5 LSB' AVSS AVRH アナログ入力 1LSB' ( 理想値 ) = AVRH − AVSS 1024 デジタル出力 N の総合誤差 = [V] VNT −{ 1 LSB' × (N − 1) + 0.5 LSB'} 1 LSB' N:A/D コンバータデジタル出力値 VOT' ( 理想値 ) = AVSS + 0.5 LSB'[V] VFST' ( 理想値 ) = AVRH − 1.5 LSB' [V] VNT:デジタル出力が (N + 1) から N に遷移する電圧 (続く) 70 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ (続き) 直線性誤差 3FFH 微分直線性誤差 実際の変換特性 実際の変換特性 3FEH N+1 {1 LSB (N − 1) + VOT} デジタル出力 004H デジタル出力 VFST ( 実測値 ) 3FDH VNT ( 実測値 ) 003H 理想特性 N N−1 VFST ( 実測値 ) 実際の変換特性 002H VNT ( 実測値 ) 理想特性 001H N−2 実際の変換特性 VOT ( 実測値 ) AVSS AVRH AVSS アナログ入力 アナログ入力 VNT −{ 1LSB × (N − 1) + VOT} [LSB] 1LSB デジタル出力 N の直線性誤差 = デジタル出力 N の微分直線性誤差 = 1LSB = VFST − VOT 1022 AVRH V (N + 1) T − VNT 1LSB − 1 [LSB] [V] N :A/D コンバータデジタル出力値 VOT :デジタル出力が 000H から 001H に遷移する電圧 VFST:デジタル出力が 3FEH から 3FFH に遷移する電圧 フラッシュ書込み / 消去特性 項目 条件 セクタ消去時間 チップ消去時間 TA =+ 25 °C VCC = 5.0 V ワード (16 ビット幅 ) 書込み時間 規格値 単位 備考 最小 標準 最大 ⎯ 0.9 3.6 s 内部での消去前書込み 時間を除く ⎯ 9 ⎯ s 内部での消去前書込み 時間を除く ⎯ 23 370 μs システムレベルの オーバヘッド時間を除く 書込み / 消去回数 ⎯ 10000 ⎯ ⎯ cycle フラッシュメモリ データ保持時間 平均 TA =+ 85 °C 20 ⎯ ⎯ year * *:テクノロジ信頼性評価時の高温加速試験結果を平均温度 85 °C に換算したものです。 DS07–16607–4 71 MB91460N シリーズ ■ オーダ型格 型格 MB91F463NCPMC-GSE1 72 パッケージ 備考 プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) 鉛フリーパッケージ DS07–16607–4 MB91460N シリーズ ■ パッケージ・外形寸法図 プラスチック・LQFP, 64 ピン リードピッチ 0.65mm パッケージ幅× パッケージ長さ 12.0 × 12.0mm リード形状 ガルウィング 封止方法 プラスチックモールド 取付け高さ 1.70mm MAX コード(参考) P-LFQFP64-12×12-0.65 (FPT-64P-M23) プラスチック・LQFP, 64 ピン (FPT-64P-M23) 注 1)* 印寸法はレジン残りを含まず。 注 2)端子幅および端子厚さはメッキ厚を含む。 注 3)端子幅はタイバ切断残りを含まず。 14.00±0.20(.551±.008)SQ *12.00±0.10(.472±.004)SQ 48 0.145±0.055 (.0057±.0022) 33 49 32 0.10(.004) Details of "A" part +0.20 1.50 –0.10 +.008 (Mounting height) .059 –.004 0.25(.010) INDEX 0~8˚ 64 17 1 "A" 16 0.65(.026) 0.32±0.05 (.013±.002) 0.13(.005) 0.50±0.20 (.020±.008) 0.60±0.15 (.024±.006) 0.10±0.10 (.004±.004) (Stand off) M ©2003-2008 FUJITSU MICROELECTRONICS LIMITED F64034S-c-1-2 C 2003 FUJITSU LIMITED F64034S-c-1-1 単位:mm (inches) 注意:括弧内の値は参考値です。 最新の外形寸法図については , 下記の URL にてご確認ください。 http://edevice.fujitsu.com/package/jp-search/ DS07–16607–4 73 MB91460N シリーズ ■ 本版での主な変更内容 ページ 場所 ⎯ ⎯ 10 ■ 入出力回路形式 分類 J 32 ■ メモリ空間 72 ■ オーダ型格 変更箇所 品種を変更 MB91F463NB → MB91F463NC クロック入力 (Xout) のインバータを , ヒステリシスタイプに 訂正 「3. フラッシュメモリセクタ構成」として , MB91F463NC の セクタ構成を追加 型格を変更 MB91F463NBPMC → MB91F463NCPMC-GSE1 変更箇所は , 本文中のページ左側の|によって示しています。 74 DS07–16607–4 MB91460N シリーズ MEMO DS07–16607–4 75 MB91460N シリーズ 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 〒 163-0722 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fml/ お問い合わせ先 富士通エレクトロニクス株式会社 〒 163-0731 東京都新宿区西新宿 2-7-1 新宿第一生命ビル http://jp.fujitsu.com/fei/ 電子デバイス製品に関するお問い合わせは , こちらまで , 0120-198-610 受付時間 : 平日 9 時∼ 17 時 ( 土・日・祝日 , 年末年始を除きます ) 携帯電話・PHS からもお問い合わせができます。 ※電話番号はお間違えのないよう , お確かめのうえおかけください。 本資料の記載内容は , 予告なしに変更することがありますので , ご用命の際は営業部門にご確認ください。 本資料に記載された動作概要や応用回路例は , 半導体デバイスの標準的な動作や使い方を示したもので , 実際に使用する機器での動作を保証するも のではありません。従いまして , これらを使用するにあたってはお客様の責任において機器の設計を行ってください。これらの使用に起因する損害な どについては , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された動作概要・回路図を含む技術情報は , 当社もしくは第三者の特許権 , 著作権等の知的財産権やその他の権利の使用権または実施 権の許諾を意味するものではありません。また , これらの使用について , 第三者の知的財産権やその他の権利の実施ができることの保証を行うもので はありません。したがって , これらの使用に起因する第三者の知的財産権やその他の権利の侵害について , 当社はその責任を負いません。 本資料に記載された製品は , 通常の産業用 , 一般事務用 , パーソナル用 , 家庭用などの一般的用途に使用されることを意図して設計・製造されてい ます。極めて高度な安全性が要求され , 仮に当該安全性が確保されない場合 , 社会的に重大な影響を与えかつ直接生命・身体に対する重大な危険性を 伴う用途(原子力施設における核反応制御 , 航空機自動飛行制御 , 航空交通管制 , 大量輸送システムにおける運行制御 , 生命維持のための医療機器 , 兵 器システムにおけるミサイル発射制御をいう), ならびに極めて高い信頼性が要求される用途(海底中継器 , 宇宙衛星をいう)に使用されるよう設計・ 製造されたものではありません。したがって , これらの用途にご使用をお考えのお客様は , 必ず事前に営業部門までご相談ください。ご相談なく使用 されたことにより発生した損害などについては , 責任を負いかねますのでご了承ください。 半導体デバイスはある確率で故障が発生します。当社半導体デバイスが故障しても , 結果的に人身事故 , 火災事故 , 社会的な損害を生じさせないよ う , お客様は , 装置の冗長設計 , 延焼対策設計 , 過電流防止対策設計 , 誤動作防止設計などの安全設計をお願いします。 本資料に記載された製品を輸出または提供する場合は , 外国為替及び外国貿易法および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認の上 , 必要な手続き をおとりください。 本書に記載されている社名および製品名などの固有名詞は , 各社の商標または登録商標です。 編集 プロモーション推進部