[AK8817VQ] AK8817VQ NTSC/PAL Digital Video Encoder 概要 AK8817VQ はデジタルビデオデータをアナログコンポジットビデオ信号に変換するデジタルビデオエンコーダです。ITU-R BT.601 デ ータまたは 601 レベルのスクエアピクセルに対応した Y,Cb,Cr 信号を NTSC または PAL のコンポジットビデオ信号にエンコードしま す。インターフェイスは ITU-R BT.656 または HSYNC、VSYNC 同期のスレーブオペレーションモードです。 LPF 及び 75Ωドライバを内蔵しています。ビデオ信号出力はアンプ出力のほかに、DAC から直接出力することも可能です。 また、ビデオ信号に VBID,WSS 信号を重畳することが可能です。I2C バスインターフェイスによってコントロールされます。 特長 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ NTSC-M, PAL-B,D,G,H,I エンコード コンポジットビデオ出力 入力データ:Y:Cb:Cr 4:2:2 ITU-R BT.656 インターフェイスまたは H/V スレーブオペレーション Yフィルタリング:x2 オーバーサンプリング Cフィルタリング:x4 オーバーサンプリング 9 ビット DAC VBID(CGMS-A)対応 WSS 対応 セットアップ付加機能 Clock:27.00MHz またはスクエアピクセルレートデータ 24.5454MHz(NTSC) 29.50MHz(PAL) LPF 付き 6dB ゲイン 75Ωドライバアンプ内蔵 I2C バスコントロールインターフェイス 内蔵 75%カラーバー出力(100/0/75/0) ブラックバースト出力 内部動作電源 (AVDD, DVDD) 2.7V - 3.6V I/F 電源供給 (PVDD) 1.6V - DVDD パワーダウン機能 モノリシック CMOS LQFP48 ピン 動作温度:-40℃∼+105℃ MS1113-J-00 2009/08 -1- [AK8817VQ] ■ ブロック図 CLKIN CLKINV RSTN PDN SCL SDA VREF CLK Generator CGMS u-p I/F Register Timing Controller D[7:0] Input Data Control Synchronization Control VDI HDI IREF VREF Generator SYNC Generator Y Y LPF Filter (x 2 Interpolator) Cb Cr Cb/Cr LPF Filter (x 2 Interpolator) SAG 6dB AMP LPF 9-bit DAC U Cos SubCarrier Generator Color Bar Gen B.B. Gen C Sin VOUT DACOUT Chroma LPF Filter (x 2 Interpolator) TEST LOGIC UD[4:0] V PVDD PVSS DVDD DVSS AVDD AVSS MS1113-J-00 TEST ATPG 2009/08 -2- [AK8817VQ] ■オーダリングガイド AK8817VQ 48 ピン LQFP ■ピン配置図 NC NC TEST D1 D0 PVDD PVSS VDI HDI SDA SCL NC 36 35 34 3332 31 30 29 28 2726 25 ATPG PDN RSTN DVSS DVDD NC VOUT BVSS SAG AVSS DACOUT NC 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 NC D2 D3 D4 D5 D6 D7 DVDD DVSS CLKIN CLKINV NC 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 NC NC UD0 UD1 UD2 UD3 UD4 VREF IREF AVDD NC NC MS1113-J-00 2009/08 -3- [AK8817VQ] ■ ピン機能説明 ピン番号 端子名 I/O 1 N.C. - 通常使用時はオープンとしてください。(テスト時はグランド接続) 2 N.C. - 通常使用時はオープンとしてください。(テスト時はグランド接続) 3 AVDD P アナログ電源ピン。 4 IREF O IREF ピンです。 12kΩ (+/-1%精度) の抵抗を介してアナロググランドに接地してください。 5 VREF O 内蔵 VREF 出力ピンです。 PDN=Low で AVSS レベル出力します。 0.1uF 以上のコンデンサにてアナロググランドに接地してください。 6 UD4 O テスト出力ピンです。通常使用時はオープンとしてください。 7 UD3 O テスト出力ピンです。通常使用時はオープンとしてください。 8 UD2 O テスト出力ピンです。通常使用時はオープンとしてください。 9 UD1 O テスト出力ピンです。通常使用時はオープンとしてください。 10 UD0 O テスト出力ピンです。通常使用時はオープンとしてください。 11 N.C. - 通常使用時はオープンとしてください。(テスト時はグランド接続) 12 N.C. - 通常使用時はオープンとしてください。(テスト時はグランド接続) 13 N.C. - 通常使用時はオープンとしてください。(テスト時はグランド接続) 14 CLKINV I 内部クロックを反転します。(内部動作エッジ反転) PVDD に接続した場合、CLKIN↓でデータを取り込みます。PVSS に接続した場合、 CLKIN↑でデータを取り込みます。 機能概要 15 CLKIN I クロック入力ピンです。 データに同期したクロックを入力してください。 601 データ入力時:27.00MHz スクエアピクセルデータ入力時:24.5454MHz(NTSC) / 29.50MHz(PAL) 16 DVSS G デジタルグランドピンです。(デジタルコアグランド) 17 DVDD P デジタル電源ピンです。(デジタルコア電源) 18 D7 I データ映像信号入力ピンです。(PDN=L 時は Hi-Z 入力可) 19 D6 I データ映像信号入力ピンです。(PDN=L 時は Hi-Z 入力可) 20 D5 I データ映像信号入力ピンです。(PDN=L 時は Hi-Z 入力可) 21 D4 I データ映像信号入力ピンです。(PDN=L 時は Hi-Z 入力可) 22 D3 I データ映像信号入力ピンです。(PDN=L 時は Hi-Z 入力可) 23 D2 I データ映像信号入力ピンです。(PDN=L 時は Hi-Z 入力可) 24 N.C. - 通常使用時はオープンとしてください。(テスト時はグランド接続) 25 N.C. - 通常使用時はオープンとしてください。(テスト時はグランド接続) 26 N.C. - 通常使用時はオープンとしてください。(テスト時はグランド接続) 27 TEST I 通常使用時はグランドに接続してください。 28 D1 I データ映像信号入力ピンです。(PDN=L 時は Hi-Z 入力可) 29 D0 I データ映像信号入力ピンです。(PDN=L 時は Hi-Z 入力可) 30 PVDD P パッド用電源ピンです。 MS1113-J-00 2009/08 -4- [AK8817VQ] ピン番号 端子名 I/O 機能概要 31 PVSS G PVDD 用グランドピンです。 32 VDI I 垂直同期信号入力ピンです。(PDN=L 時は Hi-Z 入力可) 33 HDI I 水平同期信号入力ピンです。(PDN=L 時は Hi-Z 入力可) 34 SDA I/O 35 SCL I I2C クロック入力ピンです。PVDD 以下で入力してください。 PDN=L の時、Hi-z 入力可です。 リセットシーケンス時 SCL 入力は受け付けません。 36 N.C. - 通常使用時はオープンとしてください。(テスト時はグランド接続) 37 ATPG I 通常使用時はグランドに接続してください。 38 PDN I 39 RSTN I 40 DVSS G デジタルグランドピンです。(デジタルコアグランド) 41 DVDD P デジタル電源ピンです。(デジタルコア電源) 42 N.C. - 通常使用時はオープンとしてください。(テスト時はグランド接続) 43 VOUT O ビデオ出力ピンです。 44 BVSS G 基盤バイアスグランドピンです。アナロググランドに接続してください。 45 SAG O サグ補正用入力ピンです。 46 AVSS G アナロググランドピンです。 47 DACOUT O DAC 出力ピンです。 390Ω(+/-1%精度)の抵抗を介してアナロググランドに接続してください。 48 N.C. - 通常使用時はオープンとしてください。(テスト時はグランド接続) I2C データピンです。PVDD でプルアップしてください。 PDN=L の時、Hi-z 入力可です。 リセットシーケンス時 SDA 入力は受け付けません。 パワーダウンピンです。パワーダウン解除後はリセットシーケンスが必要となりま す。 リセット入力ピンです。デバイスを初期化するためには必ずリセットシーケンスにし たがって初期化を行ってください。(PDN=L 時は Hi-Z 入力可) L : リセット H: 通常動作 アナログ出力ピン状態 MODE / 端子名 PDN=L PDN=H、DAC=L VIDEOAMP=L PDN=H、DAC=H VIDEOAMP=L PDN=H、DAC=H VIDEOAMP=H IREF VREF DACOUT VOUT Hi-Z 出力 Hi-Z 出力 Hi-Z 出力 Hi-Z 出力 出力 出力 Hi-Z 出力 DAC パワーダウン Hi-Z 出力 VIDEOAMP パワーダウン 出力 出力 出力 VIDEOAMP パワーダウン 注 1) 出力 出力 出力 出力 DAC:Sub Address 0x00 bit7 0:L→DACOFF 1:H→DACON VIDEOAMP:Sub Address 0x01 bit3,4 00:L→VIDEOAMP_OFF 01,10:H→VIDEOAMP_ON 注 1) VIDEOAMP はパワーダウンされますが、LSI 内部で DACOUT 端子から VOUT 端子(SAG 端子も同様です)まで抵抗 接続されているため、Hi-Z 出力にはなりません。DAC のみ使用する場合は VOUT 及び SAG 端子は OPEN にしてくだ さい。 MS1113-J-00 2009/08 -5- [AK8817VQ] ■ 電気的特性 (1) 絶対最大定格 項目 最小 最大 単位 備考 電源電圧 DVDD, AVDD, PVDD −0.3 4.5 V デジタル入力ピン電圧 (VinP) −0.3 PVDD + 0.3 V D[7:0], HDI, VDI, RSTN, PDN, CLKIN, CLKINV,SCL, SDA 入力ピン電流 (Iin) −10 10 mA 電源ピンは除く 保存温度 −40 125 ℃ 注:電源電圧は、各グランドピン(DVSS=AVSS=PVSS)を 0V(電圧基準)としたときの値です。 全ての電源グランド(AVSS, DVSS, PVSS)は同電位としてください。 (2) 推奨動作条件 項目 最小 標準 最大 単位 条件 AVDD / DVDD 2.7 3.3 3.6 V 注) AVDD=DVDD インターフェース電源 PVDD 1.6 1.8 DVDD V 動作温度(Ta) −40 105 ℃ 注:電源電圧は、各グランドピン(DVSS= AVSS= PVSS)を 0V (電圧基準)としたときの値です。 全ての電源グランド(AVSS, DVSS, PVSS)は同電位としてください。 (3) DC 特性 <動作電圧:DVDD:2.7∼3.6V、PVDD:1.6∼DVDD、負荷容量: 15pF、温度: −40∼105℃> 項目 記号 最小 デジタル入力 H 電圧(VIH) VIH 0.7PVDD 0.8PVDD デジタル入力 L 電圧(VIL) VIL デジタル入力リーク電流 I2C (SDA) L 出力 標準 最大 単位 条件 V 2.7V≦PVDD≦DVDD 1.6V≦PVDD<2.7V 0.3PVDD 0.2PVDD V 2.7V≦PVDD≦DVDD 1.6V≦PVDD<2.7V IL ±10 uA VOLC 0.4 V IOLC = 3mA 注:デジタル入力とは, D[7:0], HDI, VDI, PDN, RSTN, SCL, SDA,CLKIN, CLKINV ピン入力の総称とします。 MS1113-J-00 2009/08 -6- [AK8817VQ] (4) アナログ特性 <動作電圧:AVDD=3.3V、温度:25℃> 項目 最小 標準 最大 単位 条件 DAC 分解能 9 DAC 積分直線性誤差 +/- 0.6 +/- 2.0 LSB DAC 微分直線性誤差 +/- 0.4 +/- 1.0 LSB 1.28 1.38 V 注 1) 5.0 mV 注 2) 7.0 dB Amp 入力レベル 1Vpp 時 2.0 Vpp 注 3) 51 dB 帯域 100kHz - 5.5MHz 注 4) 54 dB 帯域 100kHz - 5.5MHz 注 4) dB 100kHz - 5.5MHz 0dB = 100kHz 入力時 dB 27.00MHz 0dB = 100kHz 入力時 |GD3MHz - GD6MHz| DAC 出力フルスケール電圧 1.18 DAC 出力オフセット電圧 ビデオアンプ出力ゲイン 5.0 ビデオアンプ出力フルスケール電圧 ビデオアンプ THD 45 ビデオアンプ S/N 6.0 LPF リップル -1 +/- 0.5 LPF 帯域外阻止量 20 30 LPF 群遅延 内蔵基準電圧(VREF) 基準電圧ドリフト 1.17 bit +1 10 100 ns 1.23 1.30 V ppm/℃ -50 注 1) 出力負荷 390Ω、IREF ピン抵抗 12 kΩ、 内蔵 VREF を使用した場合の値です 尚、フルスケール出力電流 は Iout=フルスケール出力電圧(typ. 1.28V)/390Ω=typ. 3.28 mA と計算されます。 注 2) テストモードにて DAC に(10 進0)を入力した時の VSS に対する電圧 注 3) VOUT 出力です。出力負荷抵抗:150Ω、出力負荷容量:15pF 内蔵カラーバー出力時 注 4)DAC に 1MHz、1.0Vp-p 相当のコードを入力し、その出力をビデオアンプに入力した時。 出力負荷抵抗:150Ω、出力負荷容量:15pF((5)消費電流項目欄下図参照)。 MS1113-J-00 2009/08 -7- [AK8817VQ] (5) 消費電流 <動作電圧:AVDD=DVDD=PVDD=3.3V、温度:25℃> 項目 最小 標準 最大 単位 条件 全消費電流 29 38 mA 注 1) パワーダウン電流 1 10 30 uA 注 2) デジタル部動作時電流 15 mA 注 3) アナログ部動作時電流 1 14 mA 注 4) アナログ部動作時電流 2 5.5 mA 注 5) アナログ部動作時電流 3 0.8 mA 注 6) 注 1) 27.00MHz、NTSC モード、内蔵 75%カラーバー出力、Video アンプ出力時 接続指定素子以外の外部出力負荷無し(但し配線容量などの出力付加容量 15pF は含みます。) AK8817 1uF AK8817 75Ω SAG 100uF 75Ω SAG 47uF VOUT 15pF 75Ω 15pF VOUT 15pF 75Ω 15pF サグ補正未使用状態 サ グ補正使用状態 注 2) 測定条件:パワーダウンシーケンス後の入出力設定は、 PDN ピン=GND レベル、外部接続なし、パワーダウン時 Hi-Z 入力可とした入力ピンは電源電圧の 1/2 レベル、 TEST=ATPG=GND(又はオープン)、電源系は AVDD=DVDD=PVDD、DVSS/AVSS/PVSS は常に 0V(電圧基準) 注 3) 27.00MHz、NTSC モード、内蔵 75%カラーバー出力 注 4) DAC 出力 ON、Video Amp ON、サグ補正 ON 時 注 5) DAC 出力 ON、Video Amp OFF 時 注 6) DAC 出力 OFF、Video Amp OFF 時 MS1113-J-00 2009/08 -8- [AK8817VQ] ■ AC タイミング ( DVDD = 2.7V∼3.6V、PVDD =1.6 ∼DVDD、-40∼105℃ ) 負荷条件:CL=15pF (1) CLK 外部入力クロック AC タイミング fCLKI tCLKIL PVDD 電圧 の 1/2 レベル tCLKIH VIH CLKIN VIL 項目 記号 最小 標準 最大 単位 備考 PIXRT=1 NTSC モード時 24.5454 CLKIN fCLKI PIXRT=0 NTSC/PAL MHz 27.00 PIXRT=1 PAL モード時 29.50 CLKIN Duty 比 pCLKID 40 CLK 精度 60 % 100 ppm tCLKIL,tCLKIH:最小パルス幅 12nS( tr/tf は電源 10%-90%レベルで時間は≦2nS) (2) ピクセルデータ入力タイミング VIH レベル CLKIN VIL レベル tDS tDH D[7:0] HDI VDI CLKINV = Low 項目 記号 最小 標準 最大 単位 データセットアップタイム tDS 5 nsec データホールドタイム tDH 8 nsec 備考 CLKINV=High の場合は CLKIN の立下りに対して同様の tDS,tDH スペックとします。 MS1113-J-00 2009/08 -9- [AK8817VQ] (3) HSYNC パルス幅 pHSW HSYNC 項目 記号 HSYNC パルス幅 pHSW 最小 標準 15 116 15 128 15 139 最大 単位 備考 NTSC (24.5454MHz) CLKs 27.00MHz PAL (29.50MHz) 標準値はアナログ VIDEO 規格の HSYNC パルス幅をシステムクロックパルス数で換算したものです。 (4) リセット (4-1) リセットタイミング RSTN pRES 1 2 99 100 CLKIN 項目 記号 最小 RSTN パルス幅 pRES 100 標準 最大 単位 CLKs MS1113-J-00 2009/08 -10- [AK8817VQ] (4-2) パワーダウンシーケンス・リセットシーケンス PDN 設定前(PDN=↓)100 クロック以上の期間リセットをかけて下さい。 PDN 解除後(PDN=↑)アナログ部基準電圧・電流が安定するまでの期間(≧10mS)リセットをかけて下さい。 (CLKOUT=H) CLKIN sRES hRES RSTN VIH VIL VIH PDN GND 項目 記号 最小 標準 最大 単位 RSTN パルス幅 sRES 100 CLKs PDN↑から RSTN↑ hRES 10 msec パワーダウン時は制御系信号を全て VIH/VIL レベルではなく確実に使用する極性の電源電圧またはグランドレベルにし てください。 (4-3) パワーダウンシーケンス・パワーダウン解除後リセットシーケンス AVDD/DVDD PVDD PDN RSTN VREF VREF 安定後 RSTN 立ち上げ≧10mS(min) PDN 解除 MS1113-J-00 2009/08 -11- [AK8817VQ] (4-4) パワーオンリセット 電源立ち上げ時、アナログ部基準電圧・電流が安定するまでの期間リセットをかけて下さい。 電源の立ち上げは PVDD/AVDD/DVDD 同時立ち上げまたは PVDD を先に立ち上げてから AVDD/DVDD を立ち上げてください。 2.7V AVDD DVDD 1.6V PVDD 0.8PVDD PDN RSTN 0.2PVDD VREF VREF 安定後 RSTN 立ち上げ≧10mS(min) 項目 RESETN パルス幅 記号 最小 pRES_PON 10 標準 最大 単位 備考 msec 注)リセットにはクロック入力が必要です。 MS1113-J-00 2009/08 -12- [AK8817VQ] 2 (5) I C バス入出力タイミング -40∼105℃ (5-1) タイミング1 tBUF tHD:STA tR tSU:STO tF VSDAH SDA VSDAL tF tR VSDAH SCL VSDAL tSU:STA tLOW VSDAH: 0.7PVDD(条件:2.7V≦PVDD≦DVDD)、0.8PVDD(条件:1.6V≦PVDD<2.7V) VSDAL : 0.3PVDD(条件:2.7V≦PVDD≦DVDD)、0.2PVDD(条件:1.6V≦PVDD<2.7V) 項目 記号 最小 最大 単位 Bus Free Time tBUF 1.3 usec Hold Time (Start Condition) tHD:STA 0.6 usec Clock Pulse Low Time tLOW 1.3 usec Input Signal Rise Time tR 300 nsec Input Signal Fall Time tF 300 nsec Setup Time(Start Condition) tSU:STA 0.6 usec Setup Time(Stop Condition) tSU:STO 0.6 usec 上記 I2C バスに関するタイミングは I2C バスの規格でありデバイスの制約によるものではありません。 詳細に関しては I2C バス規格を参照してください。 (5-2) タイミング 2 tHD:DAT VSDAH VSDAL SDA tHIGH VSDAH VSDAL SCL tSU:DAT VSDAH: 0.7PVDD(条件:2.7V≦PVDD≦DVDD)、0.8PVDD(条件:1.6V≦PVDD<2.7V) VSDAL : 0.3PVDD(条件:2.7V≦PVDD≦DVDD)、0.2PVDD(条件:1.6V≦PVDD<2.7V) 項目 記号 最小 Data Setup Time tSU:DAT 100(注 1) Data Hold Time tHD:DAT 0.0 Clock Pulse High Time tHIGH 0.6 最大 単位 nsec 0.9(注 2) usec usec 注 1) I2C バス標準モードで使用する場合 tSU:DAT ≥250nSec を満たす必要があります。 注 2) AK8817VQ を tLOW を延長しないバス上で使用する場合(tLOW=最小規格で使用する場合)、この条件を満足する必 要があります。 MS1113-J-00 2009/08 -13- [AK8817VQ] MS1113-J-00 2009/08 -14- [AK8817VQ] ■ デバイスコントロールインターフェイス AK8817VQ は I2C バスコントロールインターフェイスによってコントロールされます。 【I2C バス SLAVE Address】 2 I C スレーブアドレスは 0x40 です。 【I2C コントロールシーケンス】 (1) Write シーケンス 1 バイト目に AK8817VQ のライトモードのスレーブアドレスを受信すると、2 バイト目にサブアドレス、3 バイト目以 降にデータを受信します。Write シーケンスには 1 バイトずつ Write するシーケンスと複数バイト連続して Write する Sequential Write operation があります。 (a) 1 バイト Write シーケンス Slave Sub S w A Address Address 18-bits bi 8-bits t A Data A 1bi t 8-bits 1bi t Stp (b) 複数バイト (m-bytes) Write シーケンス (Sequential Write Operation) Slave Sub S w A A Data(n) A Data(n+1) Address Address(n) 1118-bits bi 8-bits 8-bits bi 8-bits bit t t A ・・・ Data(n+m) A 8-bits 1bi t 1bi t stp (2) Read シーケンス 1 バイト目に AK8817VQ のリードモードスレーブアドレスを受信すると、2 バイト目以降はデータの送信を行います。 S Slave Address 8-bits w A Sub Address(n) A 1 8-bits 1 rS Slave Address 8-bits R A Data1 A Data2 A Data3 A 1 8-bits 1 8-bits 1 8-bits 1 ・・・ Data n Ā 8-bits 1 stp 上記それぞれの意味は次の通りです。 S, rS : Start Condition A : Acknowledge (SDA Low ) Ā : Not Acknowledge (SDA High) stp : Stop Condition R/W 1 : Read 0 : Write :マスタデバイスによります。通常はマイコン出力します。 :スレーブデバイスによります。AK8817VQ が出力するものです。 MS1113-J-00 2009/08 -15- [AK8817VQ] ■ ビデオエンコーダ機能概要 (1)リセット (1-1)シリアルインターフェイス部リセット(非同期リセット) RSTN ピンを Low にすることによってリセットされます。 (1-2)シリアル I/F 部以外のブロック 通常動作時は 100 クロック以上の期間 RSTN ピンを Low にすることによってリセットされます。 (1-3)パワーオンリセット時(パワーダウン解除時含む) パワーオンリセットシーケンスに従ってください。 初期化終了後、内部レジスタは全てデフォルト値にセットされます。(レジスタマップ参照) また、リセット直後、AK8817VQ のビデオ出力はハイインピーダンス状態になります。 (2)パワーダウン AK8817VQ のパワーダウンピンを Low にすることによってパワーダウンモードにすることが可能です。 パワーダウンモードへの遷移はパワーダウンシーケンスに従ってください。 パワーダウンからの復帰の場合はパワーダウン解除シーケンスに従ってください。 (3)マスタークロック マスタークロックとして次のクロックを入力してください。 エンコーダモード時(入力データと同期したクロック入力が必要です。) ITU-R BT.601 データ入力時 PIXRT-bit = 0 スクエアピクセル入力時 PIXRT-bit = 1 NTSC エンコーダ 27.00MHz 24.5454MHz PAL エンコーダ 27.00MHz 29.50MHz (4)ビデオ信号インターフェイス ビデオ入力信号(データ)は ・HSYNC(HDI)/VSYNC(VDI)にて同期をとるスレーブ動作 ・ITU-R BT.656 I/F(EAV デコード)(27.00MHz 動作時のみの対応です。) のどちらかの方式で同期をとります。 (5)ピクセルデータ AK8817VQ に入力するデータは YCbCr(4:2:2)データです。 Y:16-235 CbCr: 16-240 のデータを入力してください。 (6)ビデオ信号変換 ビデオ再構成モジュールはマルチプレクスされたデータ(ITU-R BT.601 レベル Y, Cb, Cr)をインターレースの NTSC-M, PAL-B,D,G,H,I に変換します。ビデオエンコードの設定は「Control 1 Register」で行います。 MS1113-J-00 2009/08 -16- [AK8817VQ] (7)輝度信号用フィルタ(Luma Filter) 輝度信号は LPF(ブロック図:x2 Y LPF)を通し出力されます。 10 0 1.0 0.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 13.0 Gain[dB] -10 -20 -30 -40 -50 frequency[MHz] (8)色差信号用フィルタ(Chroma Filter) 変調前の入力 Chroma 信号成分(Cb, Cr)は 1.3MHz の帯域制限フィルタ(ブロック図:4:2:2 to 4:4:4 x 2 Interpolator)を通 ります。サブキャリアで変調された Chroma 信号はローバスフィルタ(ブロック図:Chroma LPF x2 Interpolator)を通し出 力されます。それぞれのフィルタ特性を下に示します。 x 2 Interpolator Filter 4:2:2 to 4:4:4 Interpolator Filter 10 0 0.0 10 0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0 6.0 7.0 8.0 9.0 10.0 11.0 12.0 13.0 -10 Gain[dB] Gain[dB] -10 -20 -20 -30 -30 -40 -40 -50 -50 Frequency[MHz] frequency[MHz] (9)カラーバースト信号 カラーバースト信号は、32 ビットのデジタル周波数シンセサイザーによって生成されます。 カラーバースト信号周波数は、NTSC/PAL のモード設定によって決定されます。 規格 Subcarrier Freq (MHz) Control 1 Register 設定 VMOD-bit NTSC-M 3.57954545 0 PAL-B,D,G,H,I 4.43361875 1 バースト信号表 MS1113-J-00 2009/08 -17- [AK8817VQ] (10)サブキャリアリセット サブキャリアをカラーフレームシーケンスでリセットする機能です。 Control 1 Register の SCR-bit によってリセット機能を OFF にすることができます。 初期値はサブキャリアリセットが行われます。 SCR 0 1 2 フレーム(4 フィールド)毎に サブキャリア位相がリセットされます。 4 フレーム(8 フィールド)毎に サブキャリア位相がリセットされます。 NTSC PAL サブキャリアリセットはされません。 サブキャリアリセットはされません。 (11)セットアップ処理 Control 2 Register の Setup-bit によってビデオ信号にセットアップ処理を施すことが可能です。 セットアップ処理は輝度信号(Y 信号)と色信号(C 信号)に次の処理を行います。 YSetup = Y x 0.925 + 7.5 IRE CSetup = C x 0.925 YSetup:セットアップ処理後の輝度信号 CSetup:セットアップ処理後の色信号 (12)ビデオ DAC AK8817VQ の DA コンバータは、9 ビット分解能、クロック周波数 29.50/24.5454MHz または 27.00MHz で動作するカレ ントドライブ DAC です。この DAC は負荷抵抗 390Ω、VREF 1.23V、IREF ピン抵抗 12kΩの条件でフルスケール 1.28Vp-p を出力するように設計されています。 VREF ピンは 0.1uF 以上のコンデンサを通じてグランドに接地してください。 DAC 出力は Control 1 Register の DAC-bit 設定にて ON/OFF させ消費電流低減が可能です。出力 OFF 時、その出力はハ イインピーダンスとなります。 (13)ビデオアンプ AK8817VQ は 150Ωをドライブ可能なビデオアンプを内蔵しています。このビデオアンプは+6dB のゲインを持ち、LPF 及びサグ補正機能を内蔵しています。サグ補正回路使用時のコンデンサは 47uF + 1uF です。サグ補正回路使用時の推奨 電源電圧は 3.0V 以上です。サグ補正回路を使用しない場合には VOUT ピンと SAG ピンを短絡してください。また、出力 は AC カップリングにて出力してください。 サグ補正回路の動作 On/Off はレジスタにて設定します。 なお、DAC 出力を使用の場合は Video Amp 部はパワーダウン状態になります。SAG、VOUT 端子はオープンにして下さ い。 AK8817 1uF AK8817 75Ω SAG 100uF 75Ω SAG VOUT VOUT 47uF サグ補正 ON(使用状態) サグ補正未使用状態 VAMPMD[1:0] 動作 00 Video Amp OFF + サグ補正回路 OFF 01 Video AMP ON + サグ補正回路 ON 推奨電源電圧 3.0V 以上 10 Video Amp ON + サグ補正未使用 SAG と VOUT をショートしてください。 11 Reserved MS1113-J-00 備考 DAC 出力のみ使用 SAG、VOUT 端子はオープンにして下さい。 2009/08 -18- [AK8817VQ] (14)ビデオデータインターフェイスタイミング データは、CLKIN に入力されるクロックにて取り込まれます。 ビデオエンコーダはクロックをコントローラから受け取ります。(下図参照) スレーブモード時は HDI/VDI にて同期をとります。 ITU-R BT.656 モード時は HDI/VDI は不要です。 C L K IN (H D I) コントロ ーラ AK8817 (V D I) D [7 :0 ] AK8817VQ は次の 2 種類のインターフェイスモードによって入力信号との同期をとります。 ・同期信号(HDI/VDI)をもらって同期を取るスレーブ動作によるインターフェイス(HDI/VDI インターフェイス) ・ITU-R BT.656 インターフェイスモード(656 インターフェイス) インターフェイスモードの設定は Control 2 Register の[REC656]-bit によって行います。 REC656-bit 動作 0 HDI/VDI スレーブモード 1 ITU-R BT.656 インターフェイスモード MS1113-J-00 2009/08 -19- [AK8817VQ] (a)HDI/VDI インターフェイス (a-1)タイミング信号(HDI/VDI)とデータ入力の関係 同期タイミング信号 HDI 信号によって水平同期(ライン内ピクセル同期)をとり、 同期タイミング信号 VDI 信号によって垂直同期(フレーム内ライン同期)をとります。 また、ビデオフィールド(ODD フィールドと Even フィールド)の認識は入力される VDI の HDI に対する関係を見ていま す。 通常動作時、AK8817VQ は取り込み基準となるクロックエッジ(CLK 同期)で HDI、VDI の変化を見ています。HDI が Low になったと判定した時のピクセルを 0H(0 番目)と認識します。Cb0 のデータ位置は、入力データレート(ITU-R BT.601 またはスクエアピクセルデータ)によって異なります。 Cb0 のデータ ITU-R BT.601 データ入力時 スクエアピクセル入力時 NTSC エンコーダ 244 番目のデータ 236 番目のデータ PAL エンコーダ 264 番目のデータ 310 番目のデータ ビデオフィールドは VDI の HDI に対する関係により認識します。 フィールドの認識は次の通りです。 ※AK8817VQ は毎フィールド ODD フィールド(第 1 フィールド)か、そうでないかを判別します。Even フィールド同期 信号は通常入力しません。 1)ODD フィールドの認識タイミングは HDI、VDI に入力されるタイミング信号の関係によって決まります。 HDI に入力する HDI タイミングパルスが立ち下がる 3 クロック前から HDI タイミングパルスが立ち上がる 3 クロック 前の期間に VDI 入力へ VDI 立下りパルスが入力された場合、そのラインを 4 ラインと認識します。 Line4/Line1(NTSC/PAL) Line5/Line2(NTSC/PAL) Line6/Line3(NTSC/PAL) HDI 3CLK VDI 3CLK 2)水平/垂直同期信号入力が毎回ビデオ規格で期待されるタイミングと数でこない場合(Hレベルのまま)には、 AK8817VQ は直前に入力された同期信号に基づき自走しつづけますが誤動作防止のため規定タイミングで毎回同期信 号を入力する事を推奨します。 3) ODD フィールド同期以外の VD パルス入力は無視します。(ODD フィールドのみで同期を取ります。) MS1113-J-00 2009/08 -20- [AK8817VQ] (a-2)水平同期(ライン内ピクセルデータ同期) (1)ITU-R BT.601 データ入力時 [1]NTSC 1715 0 244 245 246 247 248 (0x10) (0x80) (0x10) (0x80) (0x10) Cb0 0H Y0 Cr0 Y1 Cb1 1683 1684 1713 1714 CLKIN (27.00MHz) DTI[7:0] Cr359 Y719 (0x80) (0x10)(0x10)(0x80) HDI 244T アクティブビデオ期間 720x2 Clock *)D[7:0]・HDI と CLKIN が上図例の位相関係にあった場合、CLKINV-pin=High とすれば AK8817VQ は CLKIN↓で入力 データを取り込みます。 *)アクティブビデオ期間以外の入力データは、黒(C/Y=0x80/0x10) 又は Hi-Z 以外で 0x00/0xFF 以外のコードを入力して ください。 [2]PAL 1727 0 264 265 266 267 268 (0x10) (0x80) (0x10) (0x80) (0x10) Cb0 H0 Y0 Cr0 Y1 Cb1 1702 1703 1704 1725 1726 CLKIN (27.00MHz) DTI[7:0] Cr359 Y719 (0x80) (0x10)(0x10)(0x80) HDI 264T アクティブビデオ期間 720x2 Clock *)D[7:0]・HDI と CLKIN が上図例の位相関係にあった場合、CLKINV-pin=High とすれば AK8817VQ は CLKIN↓でデー タを取り込みます。 *)アクティブビデオ期間以外の入力データは、黒(C/Y=0x80/0x10)又は Hi-Z 以外で 0x00/0xFF 以外のコードを入力し てください。 MS1113-J-00 2009/08 -21- [AK8817VQ] (2)スクエアピクセルレート入力時 [1]NTSC 1559 0 TBD 236 237 238 239 240 Cb0 Y0 Cr0 Y1 Cb1 1514 1515 1516 CLKIN (24.5454MHz) D[7:0] (0x10) (0x80) (0x10) (0x80) (0x10) Cr319 Y639 (0x80) (0x10) H0 HDI アクティブビデオ期間 640x2 Clock *)D[7:0]・HDI と CLKIN が上図例の位相関係にあった場合、CLKINV-pin=High とすれば AK8817VQ は CLKIN↓で入力デ ータを取り込みます。 *)アクティブビデオ期間以外の入力データは、黒(C/Y=0x80/0x10) 又は Hi-Z 以外で 0x00/0xFF 以外のコードを入力して ください。 [2]PAL 1887 0 TBD 310 311 312 313 314 (0x10) (0x80) (0x10) (0x80) (0x10) Cb0 Y0 Cr0 Y1 Cb1 1844 1845 1846 CLKIN (29.5MHz) D[7:0] Cr383 Y767 (0x80) (0x10) H0 HDI アクティブビデオ期間 768x2 Clock *)D[7:0]・HDI と CLKIN が上図例の位相関係にあった場合、CLKINV-pin=High とすれば AK8817VQ は CLKIN↓でデータ を取り込みます。 *)アクティブビデオ期間以外の入力データは、黒(C/Y=0x80/0x10)又は Hi-Z 以外で 0x00/0xFF 以外のコードを入力し てください。 MS1113-J-00 2009/08 -22- [AK8817VQ] (a-3)フレーム内 HDI と VDI の関係 [1]NTSC(フレーム) 525Line 480 Active Lines 第 1 フィールド(ODD) 263 ライン 240 ライン 525 1 2 3 4 5 6 7 22 23 261 262 263 264 524 525 1 2 HDI VDI *VDI↓は L4 の HDI↓の 3 クロック前から HDI↑の 3 クロック前の期間に入力してください。 VDI↑位置は任意ですが、目安として 3 ライン期間 “L” 第 2 フィールド(EVEN) 262 ライン 240 ライン 263 264 265 266 267 268 269 270 285 286 HDI VDI High *VDI↓は第 1 フィールドのみで、第 2 フィールドには不要です。(第 2 フィールドに入力された VDI は無視されます。) MS1113-J-00 2009/08 -23- [AK8817VQ] [2]PAL(フレーム) 625Line 576 Active Lines 第 1 フィールド(ODD) 313 ライン 288 ライン 625 1 2 3 4 5 22 23 24 310 311 312 313 314 HDI VDI *VDI↓は L1の HDI↓の 3 クロック前から HDI↑の 3 クロック前の期間に入力してください。VDI↑位置は任意ですが、目安として 2.5 又は 2 or 3 ライン期間 “L” なお、23 ラインに入力したデータは映像出力されません。 第 2 フィールド(EVEN) 313 ライン 288 ライン 313 314 315 316 317 318 335 336 337 623 624 625 1 2 HDI VDI High *VDI↓は第1フィールドのみで、第 2 フィールドには不要です。(第 2 フィールドに入力された VDI は無視されます。) なお、623 ラインに入力されたデータは出力されません。 MS1113-J-00 2009/08 -24- [AK8817VQ] (b)ITU-R BT.656 インターフェイス AK8817VQ は、ITU-R BT.656 エンコードされた信号が入力された場合、その中にある EAV コードをデコードして同期 を取ります。EAV コードはビデオストリームの下図の位置にあります。 なお、スクエアピクセルクロックで動作する場合、このモードはサポートしていません。 EAV Y/Cb/Cr Data# 525 system Data# 625 system Cb Y SAV Cr Y Cb Y Cr Y Cb Y Cr Y Cb Y Cr Y Cb Y Cr Y Cb 360 720 360 721 361 722 361 723 368 736 368 855 428 856 428 857 0 0 0 1 1 360 720 360 721 361 722 361 723 366 732 366 861 431 862 431 863 0 0 0 1 1 CLKIN 33 / 25T (525 / 625) 243 / 263T (525 / 625) 276/ 288T (525 / 625) HDI (b-1)EAV 同期 入力信号にエンコードされている EAV コードをデコードし、そのタイミングに同期をとります。 EAV/SAV コードは次のようなコードです。 8-bit で入力された入力データ中の 0xFF – 0x00 – 0x00 に続くコードが EAV/SAV のコードとなります。 EAV/SAV コードは MSB から次のような意味を持ちます。 Bit Number WORD VALUE 0 0xFF 1 0x00 2 0x00 3 0xxx ここで F= 0: Field 1 = 1: Field 2 MSB 7 1 0 0 1 6 1 0 0 F 5 1 0 0 V 4 1 0 0 H 3 1 0 0 P3 2 1 0 0 P2 LSB 0 1 0 0 P0 1 1 0 0 P1 V= 0: Filed Blanking (V-Blanking) 以外 = 1: Filed Blanking (V-Blanking) H= 0: SAV = 1: EAV P3, P2, P1, P0:Protection Bit プロテクションビットと F/V/H の関係は次の表の通りです。 F V H P3 0 0 0 0 0 0 1 1 0 1 0 1 0 1 1 0 1 0 0 0 1 0 1 1 1 1 0 1 1 1 1 0 P2 0 1 0 1 1 0 1 0 NTSC データ入力の場合 Cb Y Cr Y 359 718 359 719 Cb 360 Y Cr 720 360 EAV Y 721 ・・ Cb 428 PAL データ入力の場合 Cb Y Cr Y 359 718 359 719 Cb 360 Y Cr 720 360 EAV Y 721 ・・ Cb 431 MS1113-J-00 Y Cr 856 428 SAV Y Cr 862 431 SAV P1 0 0 1 1 1 1 0 0 Y 857 Y 863 Cb 0 Cb 0 P0 0 1 1 0 1 0 0 1 Y 0 Y 0 Cr 0 Y 1 Cr 0 Y 1 2009/08 -25- [AK8817VQ] (b-2)EAV/SAV コードとライン同期 AK8817VQ は、EAV 内の F-bit が 1→0 への遷移で垂直方向の同期(ライン同期)を取ります。 EAV/SAV の F-bit とラインの関係は次の通りです。 F-bit NTSC 0 Line4 – Line265 Line266 – Line525 1 Line1 – Line3 PAL Line1– Line312 Line313– Line625 参考までに EAV/SAV の V-bit とラインの関係は次の通りです。 Field V-bit NTSC Start (V=1) Line1 – Line19 Field 1 End (V=0) Line20 – Line263 Start (V=1) Line264 – Line282 Field 2 End (V=0) Line283 – Line525 Digital Line-No. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 270 271 このタイミングで同期を取る。 F-bit Digital Line-No. PAL Line624 – Line625 – Line22 Line23 – Line310 Line311 – Line335 Line336 – Line623 263 264 265 266 267 268 269 272 F-bit NTSC 入力時の EAV によるライン同期 Digital Line-No. 622 623 624 625 1 3 4 5 6 318 319 このタイミングで同期を取る。 F-bit Digital Line-No. 2 310 311 312 313 314 315 316 317 F-bit PAL 入力時の EAV によるライン同期 MS1113-J-00 2009/08 -26- [AK8817VQ] (15)内蔵カラーバー AK8817VQ はカラーバー信号を出力することが可能です。生成されるカラーバーは 100% Amplitude, 75% Saturation です。 レジスタ設定によってカラーバー信号を出力します。 なお、カラーバー信号を出力する場合、通常動作の外部同期タイミングモードと内部自走モードがあります。内部自走モ ードの場合は、タイミングは内部で自動的に発生します。すなわち、同期タイミングを外部から入力する必要はありませ ん。動作モードの設定はモードレジスタにて行います。 なお、BBG-bit が設定されている場合は、BBG-bit が優先されます。(ブラックバーストが出力されます。) BLACK BLUE RED MAGENTA GREEN CYAN YELLOW WHITE 100%White Blanking Level Synctip Level Cb Y Cr WHITE 128 235 128 YELLOW 44 162 142 CYAN 156 131 44 GREEN 72 112 58 MAGENTA 184 84 198 RED 100 65 212 コード値は ITU-R BT.601 形式 BLUE BLACK 212 128 35 16 114 128 (16)ブラックバースト信号生成機能 AK8817VQ はブラックバースト信号を出力することが可能です。(黒出力) ブラックバースト信号を出力をする場合、通常動作の外部同期タイミングモードと内部自走モードがあります。内部自走 モードの場合、タイミングは内部で自動的に発生します。すなわち、同期タイミングを外部から入力する必要はありませ ん。【Control 1 Register】の BBG-bit を1にすることにより、輝度信号 16 固定 Cb/Cr 信号 128 固定の出力が入力された 場合と同等の動作を行います。動作モードの設定は Control 1 Register にて行います。 MS1113-J-00 2009/08 -27- [AK8817VQ] (17)Video ID AK8817VQ はアスペクト比判別等を行うための Video ID(EIAJ CPR-1204)のエンコードをサポートしています。これはまた CGMS としても利用されています。この機能を ON/OFF するためには「Control 1 Register(0x00) 」の VMOD-bit = 0 でか つ VBID-bit=1 とすることによって設定されます。また設定するデータは「VBID/WSS Data1/2 レジスタ(0x02,0x03 ) 」に 書き込みます。 なお、Video ID 情報は VBI 情報の中では最も優先順位の高い情報となります。 (17-1)VBID Data 更新タイミング VSYNC S et C ontro l R egister u-P D a ta N EW D AT A DATA O LD D A T A N EW D AT A (17-2)VBID Data コード割り付け 20bit のデータは WORD0 = 2bit、WORD1 = 4bit、WORD2 = 8bit、CRC = 6bit の構成とする。CRC は AK8817VQ が自 動的に計算して付加します。CRC 多項式 X6+X+1 の初期値は全て1です。 bit1 bit20 DATA WORD0 2bit WORD1 4bit WORD2 8bit CRC 6bit (c)VBID 信号波形 Ref. bit1 bit2 bit3 ••• bit20 70IRE +/- 10IRE 0IRE + 10 IRE − 5 IRE 2.235usec +/- 50nsec 11.2usec +/- 0.3usec 49.1usec +/- 0.44usec 1H 525/60 System 振幅 70IRE エンコードライン 20/283 MS1113-J-00 2009/08 -28- [AK8817VQ] (18)WSS 機能 AK8817VQ はアスペクト比判別、CGMS-A 等の設定を行うための WSS(ITU-R BT.1119)のエンコードをサポートしていま す。この機能を ON/OFF するためには「Control 1 Register (0x00)」の VMOD-bit =1 でかつ WSS-bit=1 にすることによって 設定されます。また設定するデータは「VBID/WSS Data 1,2 レジスタ(0x02,0x03) 」に書き込みます。 (18-1)WSS Data 更新タイミング VSYNC S et C ontro l R egister u-P D a ta N EW D AT A DATA O LD D A T A N EW D AT A (18-2)WSS 波形 500mV +/- 5% 0H 27.4usec 1.5usec 10.5usec 11.0 +/- 0.25usec 38.4usec 44.5usec エンコードライン:23 ラインの前半 :(後半はブランク出力とする) コーディング:bi-phase modulation coding Clock:5MHz (Ts = 200ns) エンコードは次の通り Run-in Start code Group 1 Aspect ratio Group 2 Enhanced Services Group 3 Subtitles Group4 Reserved 29 elements 24 elements 24 elements 24 elements 18 elements 18 elements Bit numbering 0 1 2 3 LSB MSB 0 : 000111 1 : 111000 Bit numbering 4 5 6 7 LSB MSB 0 : 000111 1 : 111000 Bit numbering 8 9 10 LSB MSB 0 : 000111 1 : 111000 0x1F1C71C7 Bit numbering 11 12 13 LSB MSB 0 : 000111 1 : 111000 0x1E3C1F MS1113-J-00 2009/08 -29- [AK8817VQ] ■ 同期信号波形・バースト波形ジェネレーター (1)NTSC-J S y n c r is e t im e 50% B u r s t H e ig h t 90% B u rs t H o r iz o n ta l r e f e r e n c e p o in t 50% 50% S ync Le ve l 10% S yn c H . r e f . t o B u r s t S ta r t Measurement point Value Consumer Quality tolerance Units Total line period(derived) 63.556 usec Sync Level 40 +/- 3 IRE Sync rise time 10% - 90% 140 Max 250 nsec Horizontal Sync width 50% 4.7 +/- 0.1 usec Horizontal reference point to burst start 50% 19 defined by SC/H cycles Burst * 50% 9 +/- 1 cycles 40 +/- 3 IRE Burst Height ** ※Sync width tolerance には Sync rise time の tolerance 分が加算される場合があります。 Burst 期間の測定は、バースト振幅が 50%以上あるサブキャリアの、最初の半サイクルに先立つゼロ・クロス点として定義 される、バースト開始点と同定義による終了点の期間をいいます。 9 cycles +/- 1cycle 19 cycles +/-10° 50% NTSC 信号 MS1113-J-00 2009/08 -30- [AK8817VQ] (2)垂直同期信号タイミング(NTSC) 3H 3H 3H 0 .5 H 525 1 2 3 4 5 3H 6 7 8 3H 9 21 3H 0 .5 H 2 62 263 264 265 266 2 67 26 8 269 270 271 G 272 2 73 285 H I I I I 40IRE ±3IRE Equalizing Pulse Serration Pulse Equalizing Pulse と Serration Pulse Symbol Measurement point Value Recommended tolerance units G Pre-equalizing pulse width 50% 2.3 +/- 0.1 usec H Vertical serration pulse width 50% 4.7 +/- 0.2 usec G Post-equalizing pulse width 50% 2.3 +/- 0.1 usec I Sync rise time 140 Max 250 nsec ※Pulse width の tolerance には sync rise time の tolerance 分が加算される場合があります。 MS1113-J-00 2009/08 -31- [AK8817VQ] (3)PAL-B,D,G,H,I S y n c r is e t im e 50% B u r s t H e ig h t 90% B u rs t H o r iz o n ta l r e f e r e n c e p o in t 50% 50% S yn c L e ve l 10% H o r iz o n ta l S y n c H . r e f . t o B u r s t S ta r t Measurement point Value Consumer Quality tolerance Units Total line period(derived) 64.0 usec Sync Level 300 +/- 20 mV Sync rise time 10% - 90% 0.2 Max 0.3 usec Horizontal Sync width 50% 4.7 +/- 0.2 usec Horizontal reference point to burst start 50% 5.6 +/- 0.1 usec Burst * 50% 10 +/- 1 cycles 300 +/- 30 mV Burst Height ** ※Sync width tolerance には Sync rise time の tolerance 分が加算される場合があります。 MS1113-J-00 2009/08 -32- [AK8817VQ] (4)垂直同期信号タイミング及びバーストフェイズ(PAL-B,D,G,H,I) A 308 620 309 621 308 620 310 622 309 311 623 310 621 622 312 624 311 623 313 625 312 624 314 1 313 625 315 2 314 1 316 3 315 2 317 4 316 3 318 5 317 4 319 320 A B 6 7 A B 318 319 A B 5 B 322 321 322 8 320 6 321 7 8 A : Phase of Burst : nominal Value + 135° B : Phase of Burst : nominal Value - 135° 実際はバースト周波数とライン周波数は倍数でないため、規格上 135°ちょうどではありません。 位相方向を示している図です。 G H I I I I 300mV ±30mV Equalizing Pulse Serration Pulse Equalizing Pulse と Serration Pulse Symbol Measurement point Value Recommended tolerance Units G Pre-equalizing pulse width 50% 2.35 +/- 0.1 usec H Vertical serration pulse width 50% 4.7 +/- 0.2 usec G Post-equalizing pulse width 50% 2.35 +/- 0.1 usec I Sync rise time 200 Max 300 nsec ※Pulse width の tolerance には sync rise time の tolerance 分が加算される場合があります。 MS1113-J-00 2009/08 -33- [AK8817VQ] ■ レジスタマップ Address Register Default R/W Function 0x00 Control 1 Register 0x00 R/W モード設定レジスタです。 0x01 Control 2 Register 0x00 R/W モード設定レジスタです。 0x02 VBID/WSS Data 1 Register 0x00 R/W VBID データの設定を行います。 WSS データの設定を行います。 0x03 VBID/WSS Data 2 Register 0x00 R/W VBID データの設定を行います。 WSS データの設定を行います。 0x04 Input Control Register 0x00 R/W 標準外入力制御用レジスタです。 0x05 Device ID & Revision ID Register 0x17 R デバイス ID とリビジョン ID です。 MS1113-J-00 2009/08 -34- [AK8817VQ] Control 1 Register (R/W) [Address 0x00] コントロールレジスタです。 Sub Address 0x00 bit 7 bit 6 DAC BBG 0 bit 5 CBG 0 0 Control 1 Register Definition BIT Register Name bit 0 VMOD bit 1 bit 4 bit 3 MASMD WSS Default Value 0 0 R/W Video Mode bit R/W SCR Sub-Carrier Reset bit R/W bit 2 VBID VBID Set bit R/W bit 3 WSS WSS Set bit R/W bit 4 MASMD Master Mode bit R/W bit 5 CBG Color Bar Generator bit R/W bit 6 BBG Black Burst Generator bit R/W bit 7 DAC DAC Set bit R/W bit 2 VBID bit 1 SCR 0 0 Default Value 0x00 bit 0 VMOD 0 Definition ビデオモードの設定を行います。 0: NTSC 1: PAL Sub-Carrier の設定を行います。 0: Sub-Carrier のリセットを行います。 1: Sub-Carrier のリセットを行いません。 VBID セットビットです。 0: VBID OFF 1: VBID ON WSS セットビットです。 0: WSS OFF 1: WSS ON 内蔵カラーバー信号、ブラックバースト信号生成時の同期モー ドを設定します。 0: 外部の同期タイミングで動作します。 1: 内部自走モードで動作します。(マスターモード) 注)通常データ入力時もマスタモードビットは有効ですが、出力 映像は同期はとれません。 カラーバーの設定を行います。 0: OFF 1: ON BBG が設定されている場合、BBG が優先されます。 ブラックバースト生成ビットです。 0: OFF 1: ON DAC の ON/OFF を設定します。 0: DAC OFF 1: DAC ON MS1113-J-00 2009/08 -35- [AK8817VQ] Control 2 Register (R/W) [Address 0x01] コントロールレジスタです。 Sub Address 0x01 bit 7 bit 6 Reserved Reserved 0 bit 5 Reserved 0 0 bit 4 bit 3 VAMPMD1 VAMPMD0 Default Value 0 0 Control 2 Register Definition BIT Register Name bit 0 PIXRT bit 1 R/W Pixel Rate Set bit R/W REC656 Rec656 Set bit R/W bit 2 SETUP Setup bit R/W bit 3 ~ bit 4 VAMPMD0 ∼ VAMPMD1 VIdeo Amp Mode Set bit R/W bit 5 ~ bit 7 Reserved Reserved bit R/W bit 2 SETUP 0 Default Value 0x00 bit 1 bit 0 REC656 PIXRT 0 0 Definition ピクセルレートの設定を行います。 0: ITU-R BT.601 データ入力(27.00MHz レート)です。 1: スクエアピクセルデータ入力をします。 NTSC: 24.5454MHz PAL: 29.50MHz 同期モードの設定を行います。 0: HDI/VDI 入力にて同期を取ります。 1: ITU-R BT.656 データ入力にて同期をとります。 セットアップ設定を行います。 0: セットアップなしです。 1: 7.5IRE セットアップ付きです。 ビデオアンプの動作モードを設定します。 VAMPMD[1:0] 00: Video Amp OFF + サグ補正回路 OFF 01: Video AMP ON + サグ補正回路 ON 10: Video Amp ON + サグ補正未使用 11: Reserved 0 を設定してください。 MS1113-J-00 2009/08 -36- [AK8817VQ] VBID/WSS 1 Register (R/W) [Address 0x02] VBID/WSS 2 Register (R/W) [Address 0x03] Video ID 及び WSS データの設定を行います。データレジスタは兼用になっています。 NTSC モード時に Control 1 Register の VBID ビットが設定されている場合、VBID データが反映されます。 PAL モード時に Control 1 Register の WSS ビットが設定されている場合、WSS データが反映されます。 Control 1 Register VBID-bit = 1 かつ VMOD-bit = 0 の場合は、次のビットが割り振られます。 Sub Address 0x02 bit 7 bit 6 VBID7 VBID8 0 0 Sub Address 0x03 bit 7 bit 6 Reserved Reserved 0 0 bit 5 VBID9 0 bit 5 VBID1 0 bit 4 bit 3 VBID10 VBID11 Default Value 0 0 bit 4 bit 3 VBID2 VBID3 Default Value 0 0 bit 2 VBID12 0 bit 2 VBID4 0 default Value 0x00 bit 1 bit 0 VBID13 VBID14 0 0 default Value 0x00 bit 1 bit 0 VBID5 VBID6 0 0 注)Reserved-bit には「0」を Write してください。VBID1•••VIBD14 は「(17) Video ID」の項目中の「VBID Data コード割り 付け」図に記述されている bit1•••bit14 に相当します。bit15•••bit20 までの 6bit の CRC コードは AK8817VQ が自動的に 付加します。なお、データは新しいデータが更新されまるで保持されます。 Control 1 Register WSS-bit = 1 かつ VMOD-bit = 1 の場合は、次のビットが割り振られます。 Sub Address 0x02 bit 7 bit 6 bit 5 bit 4 bit 3 bit 2 G2-7 G2-6 G2-5 G2-4 G1-3 G1-2 Default Value 0 0 0 0 0 0 bit 1 G1-1 Sub Address 0x03 bit 7 bit 6 Reserved Reserved default Value 0x00 bit 1 bit 0 G3-9 G3-8 0 0 bit 5 G4-13 0 bit 4 bit 3 G412 G4-11 Default Value 0 0 bit 2 G3-10 0 0 0 default Value 0x00 bit 0 G1-0 0 0 注)WSS データは 0x01、0x02 の順に書き込みます。WSS Data の 2 バイト目(0x02)が書き込まれた時に、AK8817VQ はデ ータが更新されたと判断し次のビデオライン(Line23)にエンコードします。なお、データは新しいデータが更新されるま で保持されます。 MS1113-J-00 2009/08 -37- [AK8817VQ] Input Control Register (R/W) [Address 0x04] 標準外入力信号制御レジスタ。 Sub Address 0x04 bit 7 bit 6 Reserved CBCR 0 0 bit 5 VD2 0 同期入力タイミングの調整を行います。 BIT Register Name HD0 bit 0 ~ HDI Input Delay ~ HD2 bit 2 VD0 bit 3 ~ VDI Input Delay ~ VD2 bit 5 bit 6 CBCR bit 7 Reserved bit 4 VD1 0 bit 3 VD0 0 bit 2 HD2 0 bit 1 HD1 0 default Value 0x00 bit 0 HD0 0 R/W Definition R/W HDI 信号を設定値だけ遅延入力します。 HD[2:0] システムクロックカウント遅延 (+0∼+7CLK 遅延) R/W VDI 信号を設定値だけ遅延入力します。 VD[2:0] システムクロックカウント遅延 (+0∼+7CLK 遅延) Exchange CbCr R/W CBCR=1 で Cb,Cr タイミングデータを入れ替えます。 Reserved R/W Reserved MS1113-J-00 2009/08 -38- [AK8817VQ] Device ID and Revision ID Register (R) [Address 0x05] AK8817VQ の Device ID 及び Revision を示します。 AK8817VQ の Device ID は 16 進で 0x17 です。 Revision ID の初版は 0x00 です。 なお、Revision はコントロールソフトウェアの変更を必要とするような場合にのみ変更されます。 Sub Address 0x5 bit 7 bit 6 Rev1 REV0 0 0 bit 5 DEV5 0 Device ID and Revision ID Register Definition BIT Register Name DEV0 bit 0 ~ Device ID bit ~ DEV2 bit 5 bit 6 ~ bit 7 REV0 ~ REV2 Revision ID bit bit 4 DEV4 1 R/W bit 3 DEV3 0 bit 2 DEV2 1 bit 1 DEV1 1 default Value 0x17 bit 0 DEV0 1 Definition R Device ID を示します。 AK8817VQ は 0x17 となります。 R Revision ID を示します。 Revision ID はソフトウェアの変更が生じる可能性がある場合 にアップデートされます。 0x00 となります。 MS1113-J-00 2009/08 -39- [AK8817VQ] ■ システム接続例 AK8817VQ PVDD HSYNC VSYNC D[7:0] PVDD SAG PVSS HDI VDI D[7:0] 1uF 47uF VOUT 75Ω CLKIN Clock DACOUT u-P I2C SDA 390Ω SCL RSTN PDN VREF デジタル 3.0V 0.1uF DVDD DVSS TEST IREF ATPG CLKINV 12kΩ AVSS AVDD アナログ 3.0V 0.1uF 10uF DVSS AVSS MS1113-J-00 2009/08 -40- [AK8817VQ] ■ パッケージ 外形寸法図(48 ピン LQFP) 9.00±0.20 7.00 25 37 24 48 13 7.00 9.00±0.20 36 12 1 0.50 0.10 0゜~ 10゜ M 0.50±0.20 0.10 MS1113-J-00 S 1.60MAX 1.4TYP 1.00 S 0.10±0.07 0.17±0.05 0.19±0.05 2009/08 -41- [AK8817VQ] ■ マーキング図 AKM AK8817VQ XXXXXXX 1 AKM: AKM Logo AK8817VQ: Marketing Code XXXXXXX (7 digits): Date Code MS1113-J-00 2009/08 -42- [AK8817VQ] 重要な注意事項 ● ● ● ● ● ● 本書に記載された製品、および、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更すること があります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであることを弊社 営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認下さい。 本書に掲載された情報・図面の使用に起因した第三者の所有する特許権、工業所有権、その他の権利に 対する侵害につきましては、当社はその責任を負うものではありませんので、ご了承下さい。 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