富士トランスデューサ Cシリーズ 単相力率トランスデューサ 富士 「Cシリーズトランスデューサ (単相力率トランスデューサ) 」 は, 力率を直流の電圧・電流信号に変換するとともに入・出力絶縁を行い ます。独自の位相弁別方式により,力率を正確に監視できます。 ■特長 ● 入力・出力間は変成器により絶縁しています。 ● ケースは難燃性樹脂を使用しています。 ● 端子保護カバー付です。 ● 補助電源なしも製作できます。 ● 接続端子はM4ねじです。 ■仕様 C シ リ ー ズ (写 No.AF02-81) 形式 CC1 方式 位相弁別方式 基準精度 ±3.0% 温度特性 ±3%/10℃ ■形式(=商品コード)説明 応答時間 0.7s以下(0→90%) 絶縁抵抗 100MΩ以上(DC500V) 定格周波数 50/60Hz共用 定格入力 消費VA 定格出力 電圧 110V 電流 1A 力率 AC110V,1A 0 ∼ 1 ∼ 0 1 AC100/110V,50/60Hz LEAD LAG, LEAD LAG 115 AC110V,1A 0.5∼1∼0.5 2 AC200/220V,50/60Hz 0.5 ∼ 1 ∼ 0.5, 0 ∼ 1 ∼ 0 150 AC110V,5A 0 ∼ 1 ∼ 0 3 DC24V±10% DC110V(84∼150V) 電流 約0.25VA(5A) 210 AC220V,1A 0 ∼ 1 ∼ 0 9 なし 電圧 1∼5V, 0∼5V,−5∼0∼+5V,0∼10V 215 AC220V,1A 0.5∼1∼0.5 (1kΩ以上) (1kΩ以上)(1kΩ以上) (2kΩ以上) 250 AC220V,5A 0 ∼ 1 ∼ 0 4∼20mA, 0∼1mA, 0∼5mA, 0∼20mA 255 AC220V,5A 0.5∼1∼0.5 ZZZ 特殊 定格出力 A DC1∼5V B DC0∼5V 約±3%(ただし, 定格により異る) C DC0∼10V 約±3% H DC4∼20mA −10℃∼+50℃,90%RH以下(結露しないこと) J DC0∼1mA AC 100/110V,200/220V±10% 50/60Hz(約2.2VA) K DC0∼5mA DC 24V±10%(約90mA) 110V(84∼150V) (約30mA) P DC0∼20mA 約0.5kg S DC−5∼0∼+5V Z 特殊 ゼロ調整 (600Ω以下) (10kΩ以下) (2kΩ以下) (600Ω以下) 50・60Hz以外の周波数で使用する場合は,ご相談ください。 入力波形がひずみ波形の場合,誤差を生じることがあります。 定格電流が1/10以下に下がった場合,力率1相当の出力としています。 WH1C1形では,定格電流1/20付近まで計測可能です。 補助電源なしの場合,正常動作範囲は定格入力電圧±10%となります。この範囲を 越える場合は補助電源ありの形式をご選定ください。 6. 電源なしの場合は,電源の消費VAが入力に加算されます。 7. 受電または送電用としてのみ使用できます。(潮流用では,使用できません。) (備考) 1. 2. 3. 4. 5. 補助電源 110 4 スパン調整 質量 5A AC110V,5A 0.5∼1∼0.5 周囲温度・湿度 補助電源 1A 155 (DC) (消費電力) 定格入力 220V 5A 約0.35VA(110V) 電流 範囲 CC1-□□□ □ □ 電圧 (負荷抵抗) (DC) 出力調整 (WT5C1-□□□□□) ■耐電圧 ● 入力――出力間 AC2000V (1分間) ● 入力――電源間 AC2000V (1分間) ● 出力――電源間 AC2000V (1分間) ● 出力――ケース間 (アース端子含む) AC2000V (1分間) ■瞬時過負荷 ● 入力――1) 電流側:定格入力の10倍 (10秒間) 2) 電圧側:定格入力の1.5倍 (10秒間) ● 補助電源――定格電圧の1.5倍 (10秒間) ■製作可能範囲 ● 入力 上表・定格入力範囲 ● 出力 0∼10mV以上…0∼10V以下 0∼1mA以上…0∼20mA以下 −5∼0∼+5V 112 (注) 電流出力の±は 製作できません。 CC1 ■外形寸法図〔単位:mm〕 58 Cシリーズ 135 23 取付寸法 68 15 10 2 3 5 6 110 9 120 8 96 7 IEC 35mm幅 レール 4 110 1 m M4 A B C D 7 2-φ4.5 ■外部接続図 ■ブロック図 CC1形 CC1形 C シ リ ー ズ LOAD 1 21 2 U V K v k L VT u CT ※ 1 増幅 回路 2 波形 補償整形 位相差 増幅・平滑 リニアライス 回 路 回 路 検出 CT 1 1S 2 1L 3 5 4 出力 回路 6 7 8 P1 7 9 P2 増幅 回路 E A SA B SB C + D 8 − VT 波形 整形 電源 回路 C + D - A + 出力 補助電源 B - + SOURCE OUTPUT SA SB 端子はありません。 (備考)補助電源なしの場合,上記接続図のSOURCE. , (注意)※:CT・VTを使用しない場合,絶対に接地しないでください。 ■入力−出力関係 力率(CC形) 入力 出力 LEAD LAG 0∼5V 0.5 ∼ 1 ∼ 0.5 0∼10V LEAD LAG 0∼1mA 0 ∼ 1 ∼ 0 0∼5mA 入力 出力 LEAD LAG 1∼5V※ 0.5 ∼ 1 ∼ 0.5 4∼20mA※ (V) (V) (mA) (mA) 5 1 10 5 出 2.5 0.5 5 2.5 力 0 0 0 0 0.5 1 0.5 1 0 0 LAG LEAD 入力cosφ LEAD LAG 0 ∼ 1 ∼ 0 ※入力が0%未満になると出力は0Vまたは0mAまで下ります。 入力 出力 LEAD LAG −5∼0∼+5V 0.5 ∼ 1 ∼ 0.5 LEAD LAG 0 ∼ 1 ∼ 0 (V) (V) 20 5 出 12 2.5 力 4 1 1 0.5 0.5 1 0 0 LEAD LAG 入力cosφ 出 力 (V) +5 0 −5 1 0.5 0.5 1 0 0 LEAD LAG 入力cosφ 113