マイクロ PMT アッセンブリ マイクロ PMT モジュール マイクロ PMT フォトンカウンティングヘッド 世界最小・最軽量 光電子増倍管* マイクロ PMT * 2015年12月当社調べ 量産可能 独自のMEMS技術、半導体製造 技術、電子軌道設計技術、真空機 密パッケージ技術、真空プロセッシ ング技術を総合的に利用したことで、 高い性能を保ったまま、量産を可 能にしました。 耐衝撃 小 型 MEMS技術の陽極接合を用いて マイクロ PMTは、 シリコン基盤を2 シリコン基板とガラス基板を貼りあ 枚のガラス基板で挟み込んだ3層 わせているため、衝撃に強いデバ 構造です。わずか3つの部品で構 イスが実現しました。高い耐衝撃 成されているため、今までにない小 性により、高性能な携帯型分析機 型化に成功しました。 器などの開発に最適です。 カスタマイズ 対応 高感度 高速応答 お客様の使用状況や使用環境に 通常の光電子増倍管の電極配置 合わせたカスタマイズのご相談も と同様の構造を高い精度で形成し 承っております。 ているため、光電子増倍管の高感 度と高速応答性を実現しています。 原寸大 ! マイクロ PMT ■ マイクロ PMT の構造図 接続端子 真空容器 ガラス シリコン 2次電子 真空 集束電極 光電面 陽極 陽極 マイクロ PMTは、従来の光電子増倍管と 同じ真空管で同じ動作原理のため、通常の PMTの機能を保ったまま小型・軽量化に成 功しました。 入射光 光電面、入射窓 電子増倍部 (ダイノード) 【上面図】 最終ダイノード 光電子 電子増倍部(ダイノード) 【断面図】 ガラス 光電子増倍管は光センサの中でも極めて高感度、高速応答な光検出器です。二次 PMT(光電子増倍管) とは 電子放出効果による増倍機能を有しているため、紫外線、可視光、近赤外線の測定 に使われる受光素子の中では際立った感度と低ノイズ性を誇ります。この特性を活か し、高性能な医療機器や環境モニタなど幅広い用途に使用されています。 医療 計測 ベッドサイド・家庭での健康診断 個人・地域単位での環境汚染計測 医療機器の小型化・ポータブル化によって 高度な医療をもっと身近に。 さまざまな環境下に対応し、 どんな場所でも 環境計測が可能に。 検査室や研究室でしか行えなかった検査を、 マイクロ PMTを用 マイクロ PMTは環境モニタリング用の光センサとしても有 いることによって救急室の中や、小さな診療所でも行えるように 用です。昨今は世界中で異常気象や、広範囲災害など なります。さらに、高度な検査を家庭で行えるようになれば、重大 の環境問題が起こっています。小型計測装置が実現す な疾病であっても早期に発見できるようになります。また、疾病 れば、 さまざまな現場で環境の変化をいち早く察知し、被 の早期診断のみならず、 日々の健康管理にも有用です。 害を最小限に抑えることが可能になります。 製品構成 ●マイクロ PMT アッセンブリ 型名 マイクロ PMT + 電圧分割回路 感度波長範囲 H12400-00-01 300 nm∼650 nm H12400-01-01 300 nm∼850 nm 小型化 ※マイクロPMT アッセンブリ用高圧電源を最終ページに掲載しています。 ●マイクロ PMT モジュール 型名 マイクロ PMT + 電圧分割回路 + 高圧電源回路 感度波長範囲 H12402 300 nm∼650 nm H12402-01 300 nm∼850 nm 薄型形状 型名 感度波長範囲 H12403 300 nm∼650 nm H12403-01 300 nm∼850 nm 細型形状 ●マイクロ PMT フォトンカウンティングヘッド マイクロ PMT + 電圧分割回路 + 高圧電源回路 + フォトンカウンティング回路 型名 薄型形状 感度波長範囲 H12406 300 nm∼650 nm H12406-01 300 nm∼850 nm マイクロ PMT アッセンブリ マイクロ PMTに電圧分割回路を組み合わせた H12400 シリーズ 高感度光センサです。ヘッド部の小型化により狭 いスペースでも使用することができます。 ■ 仕様 (at +25 °C) 項目 H12400-01-01 H12400-00-01 300 ∼ 650 感度波長範囲 単位 300 ∼ 850 nm 420 最高感度波長 バイアルカリ 種類 光電面 mm 硼硅酸ガラス ― 12 ― ダイノード段数 供給電圧 最大定格 陽極 - 陰極間 デバイダ電流 V 126 µA µA 最小値 50 100 標準値 80 青感度指数 標準値 赤感度比 標準値 8.0 ― 200 ― 0.2 ― 標準値 80 62 mA/W 最小値 30 15 標準値 160 70 標準値 1.6 × 105 2.1 × 104 ルーメン感度 放射感度 ① ルーメン感度 放射感度 ① 標準値 0.3 最大値 3 上昇時間 標準値 1.2 走行時間 標準値 8.0 T.T.S.④ 標準値 暗電流③ 陽極特性 ② -1150 5 平均出力信号電流 陰極特性 ― 3(X) × 1(Y) 有効サイズ 入射窓材質 nm マルチアルカリ 時間特性 標準値 ゲイン ② µA/lm ― A/lm A/W nA ns 1.3 2 × 106 3.5 × 105 ― 動作周囲温度 +5 ∼ +50 ℃ 保存温度 -20 ∼ +50 ℃ g 質量 11 ①最高感度波長時 ②供給電圧 -900 V ③暗中にて30分間放置後測定。 ④T.T.S.は電子走行時間拡がり(FWHM)です。 ■ 分光感度特性 100 ■ ゲイン特性 TPMHB0884JA 107 TPMHB0885JA A マルチアルカリ光電面 バイアルカリ光電面 106 105 ゲイン 陰極放射感度 (mA/W) 量子効率 (%) 10 1 バイアルカリ光電面 104 マルチアルカリ光電面 0.1 103 陰極放射感度 量子効率 0 200 300 400 500 600 700 波長 (nm) 800 900 1000 102 0.5 -500 0.6 -600 0.7 -700 0.8 -800 0.9 1.0 1.1 -900 -1000 -1100 コントロール電圧 (V)※ 供給電圧 (V) ※マイクロ PMT モジュールのコントロール電圧になります。 マイクロ PMT モジュール マイクロ PMTに電圧分割回路と高圧 H12402/H12403 電源回路を内蔵した高感度光センサモ ジュールです。 低電圧入力で簡単に動 作させることができます。 シリーズ ▲左: H12403シリーズ 右: H12402シリーズ ■ 製品バリエーション 型名 感度波長範囲 光電面種類 特長 H12402 / H12403 300 nm ∼ 650 nm バイアルカリ 可視域用 H12402-01 / H12403-01 300 nm ∼ 850 nm マルチアルカリ 可視∼近赤外域用 ■ 仕様 (at +25 °C) 項目 H12402 / H12403 入力電圧 単位 H12402-01 / H12403-01 V +4.5 ∼ +5.5 最大入力電圧 +5.5 V 最大入力電流 ① 20 mA 最大出力信号電流 ② 5 µA 最大コントロール電圧 +0.5 ∼ +1.0 有効光電面サイズ 1 MΩ 3(X) x 1(Y) mm 420 nm 最高感度波長 最小値 50 100 標準値 80 200 青感度指数 標準値 8.0 ― 赤感度比 標準値 ― 0.2 — 放射感度 ③ 標準値 80 62 mA/W 最小値 30 15 標準値 160 70 標準値 1.6 × 105 2.1 × 104 ルーメン感度 ルーメン感度 陽極特性② V +0.5 ∼ +1.1 コントロール電圧入力インピーダンス 陰極特性 V +1.15 推奨コントロール電圧調整範囲 放射感度 ③ 暗電流 ④ 時間特性 上昇時間 標準値 0.3 最大値 3 標準値 ゲイン ② 標準値 リップルノイズ ②⑤ (peak to peak) 最大値 セトリングタイム ⑥ 最大値 µA/lm — A/lm A/W nA ns 1.2 2.0 × 10 3.5 × 10 6 — 5 mV 0.3 10 s 動作周囲温度 ⑦ +5 ∼ +50 ℃ 保存温度 ⑦ -20 ∼ +50 ℃ 42(H12402シリーズ)、52(H12403シリーズ) g 標準値 質量 ①入力電圧 +5 V、 コントロール電圧 +0.9 V、暗電流出力 ②コントロール電圧 +0.9 V ③最高感度波長時 ④暗中にて30分間放置後測定 ⑤ケーブルRG-174/U、 ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF ⑥コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 ⑦結露なきこと ■ 感度調整方法 電圧可変動作 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 電源 +5 V GND +0.5 V ∼ +1.0 V *1 電源 マイクロPMTモジュール 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) +5 V GND CW マイクロPMTモジュール 抵抗可変動作 モニタ 可変抵抗器 (10 kΩ) (サフィックスなし) GND *1 サフィックス -01: +1.1 V ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.15 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 TPMOC0256JA 特性データ ■ 暗電流 10-8 光電子増倍管は完全な暗中にあるときでも微弱な電流を出力し ノイズが光電増倍管の検出限界を決める重要な要素となります。 右図は供給電圧に対するマイクロPMTの標準的な暗電流を示 したグラフです。 10-9 陽極暗電流 (A) ています。この電流のことを陽極暗電流といい、 これに起因する TPMHB0901JB 10-10 10-11 10-12 10-13 -400 -500 -600 -800 -1000 -1200 供給電圧 (V) ■ 出力波形 TPMHB0902JA 右図は光電子増倍管の時間特性に比べて十分に短い光パル ス (パルス幅: 70 ps)に対する、 マイクロPMTの出力波形例です。 陽極・陰極間電圧が-900 Vの時の陽極出力パルスの上昇時 間は1.2 ns、下降時間は1.7 nsです。 出力電圧 (2 mV/div) 光電子増倍管は非常に高速の時間特性を持った光検出器です。 負荷抵抗: 50 Ω 供給電圧: -900 V 上昇時間: 1.2 ns 下降時間: 1.7 ns 時間 (2 ns/div) ■ T.T.S. TPMHB0903JA 10000 供給電圧: -900 V 半値幅: 1.3 ns 入射光が光電面に達してから陽極電流がピークに達するまでの T.T.S. (Transit Time Spread)は光電面を単一光子により全 面照射した時の陽極パルスの走行時間のゆらぎを、 そのヒストグ ラムの半値幅で表したものです。 相対カウント数 時間を電子走行時間 (Transit Time)といいます。 1000 100 10 マイクロPMTの標準的なT.T.S.は1.3 nsです。 1 時間 (2 ns/div) ■ パルスリニアリティ 10 光電面に強い光パルスが入るとダイノード後段で大電流が流れ、 0 空間電荷密度が高くなるために飽和現象が現れますので、陽極 右図は光パルスに対するマイクロPMTの標準的なリニアリティ 特性を示したもので、1 mAの陽極ピーク電流において約5 %の ずれが生じています。 -10 変化率 (%) 出力には理想的な直線性(リニアリティ) からのずれが生じます。 TPMHB0906JA -20 -30 -40 -50 0.01 供給電圧: -900 V パルス幅: 50 ns 繰り返し周波数: 1 kHz 0.1 1 陽極ピーク電流 (mA) 10 ■ リップルノイズ モジュールに内蔵の高圧電源は発振回路を使用しているため、 発振によるノイズが信号出力に誘導されます。この誘導ノイズを リップルノイズと呼びます。 出力信号をオシロスコープに入力し、入射光がない状態で電圧 レンジを下げてベースラインを観測すると、負荷抵抗1 MΩで負荷 容量22 pFの条件において、出力が200μV程度で周波数が約 220 kHzの信号が見えます。 1 (mV/div) TPMHB0945JA 4 (µs/div) 相対出力 (%) 80 光電面上の入射光の位置による感度の は波長400 nm、直径1 mmのスポット光 波長 : 400 nm 供給電圧 : -900 V スポット径 : 1 mm をマイクロPMTの光電面上でX軸並びに Y軸方向に0.1 mmピッチで操作した時 の陽極出力を示した例で、 おおむね均一 60 20 0 -2.5 下 上 左 陽極 40 -0.5 -1.5 右 0.5 1.5 2.5 上 1.5 2.5 右 位置 (mm) X軸 100 80 相対出力 (%) 均一性をユニフォミティと言います。右図 Y軸 100 ■ ユニフォミティ 下 な出力が得られていることが分かります。 60 陽極 40 20 (上面図) 0 -2.5 左 ■ 温度特性 2.5 -1.5 -0.5 0.5 位置 (mm) TPMHB0904JB TPMHB0943JA 供給電圧: -900 V 2 光電子増倍管の陽極感度は周囲温度の影響を受けます。また 界波長付近で温度係数がマイナスからプラスに変化します。 右図はマイクロPMTのバイアルカリ光電面タイプとマルチアル カリ光電面タイプの波長対温度係数データです。いずれの光電 1.5 温度係数 (%/°C) その温度特性には波長依存性があり、一般的に長波長側の限 バイアルカリ光電面 1 0.5 0 -0.5 面においても、波長500 nm前後での温度計数は約-0.3 %/°C マルチアルカリ光電面 -1 となっています。 -1.5 300 400 500 600 700 800 900 波長 (nm) ■ 磁気特性 1.6 供給電圧: -900 V 1.4 光電子増倍管内部を走行する光電子は、外部磁場によって通 1.2 による影響を示したグラフで、Z方向の磁場に最も影響を受ける ことが分かります。地磁気は0.1 mT未満ですので、 ほとんど影響 はありません。 相対出力 (%) 常の軌道から外れ、 ゲインの減少を引き起こします。減少の度合 いは磁場の向きにより異なります。右図はマイクロPMTの磁場 TPMHB0905JA X 1 0.8 0.6 0.4 0.2 Y Z 0 -20 -15 -10 -5 0 5 磁束密度 (mT) 10 15 20 マイクロ PMT フォトンカウンティングヘッド H12406 シリーズ マイクロ PMTに高圧電源回路とフォトンカウンティ ング回路を内蔵したフォトンカウンティングヘッドで す。低電圧入力で簡単に動作させることができます。 ■ 仕様 (at +25 °C) 単位 H12406-01 H12406 項目 +4.75 ∼ +5.25 入力電圧 V 最大入力電圧 +6 V 最大入力電流 40 mA 3×1 有効光電面サイズ 300 ∼ 650 感度波長範囲 mm 300 ∼ 850 最高感度波長 nm nm 420 標準値 計数感度 カウントリニアリティ 300 nm 1.7 × 105 2.1 × 105 400 nm 3.6 × 105 2.7 × 105 500 nm 2.6 × 105 2.3 × 105 600 nm 4.3 × 104 1.7 × 105 700 nm 1.4 × 102 9.6 × 104 800 nm — 2.1 × 104 1 5.0 × ダークカウント 2 106 s-1 標準値 10 100 最大値 50 500 パルスペア分解能 出力パルス幅 出力パルス波高(負荷抵抗50 Ω時) s-1・pW-1 s-1 20 ns 10 ns 最小値 +2.0 標準値 +2.2 V 推奨負荷抵抗 50 Ω 信号出力論理 正論理 — V 過大光入射時 最小値 +3.5 通常時 最大値 +0.5 V 動作周囲温度 4 +5 ∼ +50 °C 保存温度 4 -20 ∼ +50 °C 46 g 過大光検出出力 3 質量 1ランダムパルス、 カウント損失10 %時 2暗中にて30分間放置後測定 ■ 計数感度特性 3負荷抵抗10 kΩ 4結露なきこと ■ 構成図 A 106 光電子増倍管 アンプ コンパレータ 波形整形 出力 パルス カウンタへ H12406-01 L.L.D. 正論理 計数感度 (s-1·pW-1) 高圧電源回路 RL = 50 Ω 105 過大光検出出力 H12406 +4.0 V: 過大光検出時 0 V: 通常時 GND +5 V 電源入力 104 TPMOC0226JB 103 200 300 400 500 600 700 波長 (nm) 800 900 1000 特性データ ■ ダークカウント 10000 光電子増倍管は光入射がない状態でもいくらかの暗電流パル タである一定のしきい値以上のパルスのみが波形整形器を通し てパルス出力されます。 この出力を1秒間当たりカウント数 (s-1)で表したものがダークカ 1000 ダークカウント (s-1) スが生じ、暗電流パルスはアンプで増幅された後、 ディスクリミネー TPHOB0063 JA ウントで、信号検出限界レベルの目安となります。 H12406-01 100 10 H12406 1 0.1 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 温度 (°C) ■ 出力波形 出力波形は正論理のロジック信号です。右図に負荷抵抗50 Ω 時と無負荷時の出力波形を示します。フォトンカウンティングヘッ ドは高速の信号を取り扱うため、通常、 フォトンカウンティングヘッ ドと外部機器をケーブルで接続する場合は50 Ωのインピーダン スのケーブルを使い、機器の入力インピーダンスも50 Ωにするこ とが望まれます。 出力パルス高さ (1 V/div.) TPHOB0064JA 無負荷 10 ns 無負抵抗 50 Ω 10 ns 時間 (4 ns/div.) ■ カウントリニアリティ特性と 過大光検出特性 TPMOB0217JA 1010 109 出力カウント ころからパルスの重なりが発生しカウント値が光量に比例しなく なります。さらに光量が増え、パルスの重なりの発生頻度が増え ていくと出力パルス数はだんだん頭打ちとなり、 やがて減少に転じ、 108 カウント数 (s-1) 入射光がランダムな事象の場合、光量を増やしていくと、 あると 107 106 過大光検出出力 105 +4 V 最後は0となります。カウントリニアリティは、理論値に比べてカウ 0V 104 ント値が10 %損失するところで規定しています。 103 103 カウントリニアリティを大きく超えた光量が入射した場合、過大光 104 105 106 入射を示す信号 (4.0 V)が出力されます。 107 108 109 1010 1011 1012 相対入射光 ■ カウントレート補正 TPMOB0218JA 20 補正値 10 フォトンカウンティングで計測されるカウントが106 s-1以上になる 0 とパルスの重なりによる計数誤差が発生するようになります。 用いて近似する方法があります。 補正式を用いて近似した場合のカウントリニアリティ特性の改 -10 計数誤差 (%) カウントリニアリティを上げるための1つの方法として、補正式を 善を右図に示します。 -20 実測値 -30 -40 -50 -60 直線性の補正式 M N= 1-Mt N : 真の計数値 (s-1) M : 実測した計数値 (s-1) t : パルスペア分解能 (s) -70 -80 103 104 ※マイクロPMT フォトカウンティングヘッドH12406シリーズには、 自動的に補正値を出力する機能はありません。 105 106 カウント数 (s-1) 107 108 ■ 外形寸法図(単位: mm) マイクロPMTアッセンブリ ■ H12400シリーズ 19 ± 0.25 K 7.2 ± 0.25 17 ± 0.25 2.2 ± 0.2 4 ± 0.25 4.3 ± 0.2 GND C2 C3 C4 GND GND C1 : 1 nF フレキシブル プリント基板 C2, C3, C4 : 22 nF R1, R12 : 1 MΩ R2, R11 : 680 kΩ R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 R10 R11 R12 R13 R3 to R10 : 470 kΩ -HV GND R13 : 2 MΩ 18.6 ± 0.1 21 ± 0.25 5.5 ± 0.2 P 信号出力 : SMAコネクタ C1 A 13 ± 0.1 同軸ケーブル 180 ± 10 8 ± 0.5 Dy1 Dy2 Dy3 Dy4 Dy5 Dy6 Dy7 Dy8 Dy9 Dy10 Dy11 Dy12 オプティカルブロック接続用アダプタ接続時* オプション取り付け用ネジ穴 (4 × M2 深さ4) 10.2 36 ± 2 入射窓部 ABSケース フレキシブル プリント基板 12 22 ± 0.5 14 ± 0.1 8.0 34 ± 0.5 4 × M1.4 深さ1.5 固定用ネジ穴 電圧分割回路 15 ± 0.5 SMAコネクタ 6 ± 0.5 14 ± 0.1 3 ± 0.2 22 ± 0.5 4.8 ± 0.2 -HV AWG26 紫 500 ± 10 マイクロPMTアッセンブリ * オプティカルブロック接続用アダプタは付属品です。 GND 0.2SQ 黒 500 ± 10 TPMHA0590JB マイクロPMTモジュール マイクロPMTモジュール ■ H12402シリーズ ■ H12403シリーズ 38 ± 0.35 2 × M1.4 深さ1.5 ケーブル 450 ± 20 ●ケーブル : AWG26 (赤) 低電圧入力 (+5 V) : AWG26 (黒) GND 基準電圧出力 (+1.2 V) : AWG26 (青) コントロール電圧入力 : AWG26 (白) : RG-174/U 信号出力 ケーブル 光電面 (3 × 1 MIN.) 入射窓部 固定用ネジ穴 4 × M2 深さ4 ●ケーブル : AWG26 (赤) 低電圧入力 (+5 V) : AWG26 (黒) GND 基準電圧出力 (+1.2 V) : AWG26 (青) コントロール電圧入力 : AWG26 (白) : RG-174/U 信号出力 固定用ネジ穴 4 × M2 深さ4 12 ± 0.25 光電面 (3 × 1 MIN.) 34 ± 0.1 38 ± 0.35 入射窓部 A 13 ± 0.1 26 ± 0.1 A 30 ± 0.25 34 ± 0.35 11 ± 0.1 13 ± 0.1 12.5 ± 0.25 15 ± 0.25 450 ± 20 34 ± 0.1 2 2 質量: 52 g TPMOA0084JC 質量: 42 g TPMOA0083JC マイクロPMTフォトンカウンティングヘッド ■入射窓部 38 ± 0.35 12.5 ± 0.25 4 2 × M1.4 深さ1.5 光電面有効エリア 3 × 1 MIN. 入射窓部 A 13 ± 0.1 26 ± 0.1 450 ± 20 34 ± 0.1 2 30 ± 0.25 1.4 ■ H12406シリーズ ■A断面図 マイクロPMT ケーブル 光電面 (3 × 1 MIN.) 固定用ネジ穴 4 × M2 深さ4 光電面 15 ± 0.25 C0.3 入射窓 パッケージ 0.5 ●ケーブル 低電圧入力 (+5 V) : AWG26(赤) : AWG26(黒) GND 過大光検出出力 : AWG26(青) : RG-174/U 信号出力 0.5 質量: 46 g TPMHA0590JB TPMOA0091JA ■ オプション(別売) ゴムシート 4 × 2.2 (M2ネジ取付用*) 30 * 取付用M2ネジ4本付属 12.5 ± 0.1 5.0 - 0.5 +0 34 ± 0.1 質量: 15 g 38 TACCA0339JA 3.5 11.0 ± 0.1 2.6 4 × 2.2 (M2ネジ取付用*) 1.5 2 10.7 38 * 取付用M2ネジ4本付属 ゴムシート 質量: 12 g +0 5.0 - 0.5 13.0 ± 0.1 ●E13564(SMAタイプ) 15 34.0 ± 0.1 38 34.0 ± 0.1 1.5 2 5.5 13.0 ± 0.1 3.5 +0 * 取付用M2ネジ4本付属 TACCA0338JA ●E13563(FCタイプ) 4.9 - 0.5 ゴムシート 4 × 2.2 (M2ネジ取付用*) 2 質量: 17 g 38 ゴムシート 1.5 12.5 ± 0.1 34 ± 0.1 2 3.5 10.7 2.6 3.5 1.5 26 ± 0.1 5.5 +0 4.9 - 0.5 ●E13562(SMAタイプ) 26 ± 0.1 30 3.5 3.5 ●E13561(FCタイプ) 15 11.0 ± 0.1 4 × 2.2 (M2ネジ取付用*) * 取付用M2ネジ4本付属 質量: 10 g * E13561およびE13562はH12402/H12406シリーズ専用、E13563およびE13564はH12403シリーズ専用のオプションになります。 関連製品 ■ 高圧電源 C10940シリーズ 0.7 W 出力 1200 V / 0.6 mA 小型・高性能を主眼として開発されたオンボード実装型の高圧電源モジュールでマイクロPMTアッセンブリ H12400シリーズに最適な電源です。高性能・低消費電力を実現し、各種保護機能も搭載しています。 保護機能:入力電圧逆入力、外部コントロール電圧逆入力、外部コントロール電圧過大入力、出力連続過負荷、 出力連続短絡およびアークに対して保護 項目 入力電圧 入力電流 ① 出力電圧 出力電流 リップル / ノイズ (p-p) ①② 動作周囲温度 ①② / 動作周囲湿度 ③ 保存温度 / 保存湿度 ③ 質量 外形寸法(W×H×D) ①: 最大電圧出力時 ②: 最大電流出力時 * -R2タイプ: RS-485コントロール C10940-03 標準値 最大値 標準値 標準値 C10940-03-R2* C10940-53 C10940-53-R2* +5 ± 0.5 60(無負荷), 230(全負荷) -10 ∼ -1200 +10 ∼ +1200 0.6 50 0 ℃ ∼ +50 ℃ / 80 %以下 -20 ℃ ∼ +60 ℃ / 80 %以下 7.7 15 × 18 × 15 単位 V mA V mA mV ― ― g mm ③: 結露なきこと ■ 光電子増倍管モジュール用電源C10709 光電子増倍管モジュール動作用の電源ユニットです。入力電圧、コントロール電圧共にこの一台で供給 することができます。マイクロPMTモジュールH12402、H12403シリーズの電源として最適です。 ▲C10709 ■ アンプユニット 光電子増倍管からの信号電流を入力し、電圧に変換して出力するアンプユニットです。用途に応じて、 周波数帯域・電流電圧変換係数が最適なものをお選びください。 ▲(後)C7319、C9663、C6438 (前)C11184、C5594-44 ■ フォトンカウンティング計測構築例 ▲マイクロPMTアッセンブリ H12400シリーズ USB ▲フォトンカウンティング ユニット C9744 ▲マイクロPMTモジュール H12402、H12403シリーズ ▲カウンティングユニット C8855-01 PC ▲マイクロPMTフォトンカウンティングヘッド H12406シリーズ ※ は、浜松ホトニクス (株)の登録商標です。 ●本資料の記載内容は平成28年1月現在のものです。製品の仕様は、改良等のため予告なく変更することがあります。 ●関連製品の個別カタログは別途お問い合わせください。 □仙台営業所 〒980-0011 □筑波営業所 〒305-0817 □東京営業所 〒105-0001 □中部営業所 〒430-8587 □大阪営業所 〒541-0052 □西日本営業所 〒812-0013 WEB SITE www.hamamatsu.com 仙台市青葉区上杉1-6-11(日本生命仙台勾当台ビル2階) TEL (022)267-0121 つくば市研究学園5-12-10(研究学園スクウェアビル7階) TEL (029)848-5080 東京都港区虎ノ門3-8-21(虎ノ門33森ビル5階) TEL (03)3436-0491 浜松市中区砂山町325-6(日本生命浜松駅前ビル4階) TEL (053)459-1112 大阪市中央区安土町2-3-13(大阪国際ビル10階) TEL (06)6271-0441 福岡市博多区博多駅東1-13-6(竹山博多ビル5階) TEL (092)482-0390 □電子管営業推進部 〒438-0193 静岡県磐田市下神増314-5 TEL (0539)62-5245 FAX (0539)62-2205 FAX (022)267-0135 FAX (029)855-1135 FAX (03)3433-6997 FAX (053)459-1114 FAX (06)6271-0450 FAX (092)482-0550 TPMZ1019J02 JAN. 2016 IP