光電子増倍管モジュール

人間の得る情報の70%あるいはそれ以上が眼から得られると言われて
います。
しかし、肉眼では捕らえられない光の中に多くの情報や可能性
が潜んでいます。たとえば、紫外線・赤外線・X線・超高速光や極微弱
光などです。
浜松ホトニクスは創業以来55年、肉眼で捕らえられる光ばかりでなく肉
眼の範囲を超えた光も手に入れようとして歩んでまいりました。そして、
ホトニクス(光子工学)の担い手として数多くの製品を世に送り出し、
産業・学術研究など、多くの分野で未知の世界を切り拓いてきました。
代表製品である光電子増倍管は、光センサの中でも極めて高感度・高
速応答な光検出器です。これまで多くの実績を積み上げてきた光電子
増倍管を、
さらに使いやすく、
さらに広く使用していただくために開発され
たのが光電子増倍管モジュールです。このパンフレットでは、光電子増
倍管モジュールを紹介します。
浜松ホトニクスは、
“あらゆる光を利用する研究”を進めることによって、
様々な分野の産業が画期的な発展を遂げ、人類の活動が幅広く豊か
になることを願い、努力してまいります。
2
■ セレクションガイド ……………………………………………………………………… 4
ラインアップ …………………………………………………………………………………………………………………… 4
機能比較 ………………………………………………………………………………………………………………………… 5
特性比較 ………………………………………………………………………………………………………………………… 6
分光感度比較 …………………………………………………………………………………………………………………… 7
使用例 ………………………………………………………………………………………………………………………… 10
■ 用途例 …………………………………………………………………………………… 12
■ 電流出力型光センサモジュール ……………………………………………………… 16
メタルパッケージPMT内蔵 …………………… H10720/10721シリーズ …………………………………………
冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵………… H7422シリーズ …………………………………………………………
小型サイドオンPMT内蔵 ……………………… H9305シリーズ …………………………………………………………
サイドオンPMT内蔵 …………………………… H11461シリーズ ………………………………………………………
小型ヘッドオンPMT内蔵 ……………………… H7826シリーズ …………………………………………………………
ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… H10425シリーズ ………………………………………………………
ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… H10426シリーズ ………………………………………………………
16
18
22
24
26
28
30
■ 電圧出力型光センサモジュール……………………………………………………… 32
メタルパッケージPMT内蔵 ……………………
メタルパッケージPMT内蔵 ……………………
小型サイドオンPMT内蔵 ………………………
サイドオンPMT内蔵 ……………………………
小型ヘッドオンPMT内蔵 ………………………
ヘッドオンPMT内蔵 ……………………………
ヘッドオンPMT内蔵 ……………………………
H10722シリーズ ………………………………………………………
H10723シリーズ ………………………………………………………
H9306/H9307シリーズ ……………………………………………
H11462シリーズ ………………………………………………………
H7827シリーズ …………………………………………………………
H10492シリーズ ………………………………………………………
H10493シリーズ ………………………………………………………
32
34
36
38
40
42
44
■ ゲート機能付光センサモジュール …………………………………………………… 46
メタルパッケージPMT内蔵 …………………… H11526シリーズ ……………………………………………………… 46
■ フォトンカウンティングヘッド ………………………………………………………… 50
メタルパッケージPMT内蔵 …………………… H10682シリーズ ………………………………………………………
冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵………… H7421シリーズ …………………………………………………………
サイドオンPMT内蔵 …………………………… H8259シリーズ …………………………………………………………
小型ヘッドオンPMT内蔵 ……………………… H7828シリーズ …………………………………………………………
ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… H7360シリーズ …………………………………………………………
ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… H11123 …………………………………………………………………
50
52
56
58
60
62
■ CPU+IF内蔵型フォトンカウンティングヘッド ……………………………………… 64
ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… H9319シリーズ ………………………………………………………… 64
■ 関連製品 ………………………………………………………………………………… 66
光電子増倍管モジュール用電源 ……………… C7169/C10709 ……………………………………………………
アンプユニット ………………………………… C7319/C9999/C6438/C6438-01/C9663/C11184/C5594-44 ……
フォトンカウンティングユニット………………… C9744 …………………………………………………………………
データ収集ユニット …………………………… C8908 …………………………………………………………………
光電子増倍管モジュール用オプティカルブロック ……………………………………………………………………………
カウンティングユニット ………………………… C8855-01 ……………………………………………………………
カウンティングボード…………………………… M9003-01 ……………………………………………………………
66
66
67
67
68
70
71
■ テクニカルガイド ……………………………………………………………………… 72
一般的な特性 …………………………………………………………………………………………………………………
電源回路による特性 ……………………………………………………………………………………………………………
ゲート機能付光センサモジュール ……………………………………………………………………………………………
フォトンカウンティングヘッド …………………………………………………………………………………………………
72
73
74
74
■ 使用上のご注意と保証 ………………………………………………………………… 75
3
セレクションガイド
ラインアップ
様々な用途・計測に適応できるように、各種光電子増倍管モジュールを取り揃えました。特性、形状は
もとより、アナログからデジタルまでの出力形態、さらにはコンピュータとデータのやり取りや制御を
可能としたCPU+インターフェース搭載品、ゲート機能といった機能付まで豊富な選択肢からお選びい
ただけます。
光電子増倍管モジュール
タイプ
メタルパッケージ型
小型ヘッドオン型
ヘッドオン型
小型サイドオン型
サイドオン型
H10720/H10721
(P.16)
H7826 (P.26)
H10425/H10426
(P.28, P.30)
H9305 (P.22)
H11461 (P.24)
H10722/H10723
(P.32, P.34)
H7827 (P.40)
H10492/H10493
(P.42, P.44)
H9306/H9307 (P.36)
H11462
(P.38)
H10682 (P.50)
H7828 (P.58)
H11123/H7360
(P.60, P.62)
光センサモジュール
電流出力
冷却器付
H7422 (P.18)
ゲート機能付
H11526 (P.46)
光センサモジュール
電圧出力
フォトンカウンティングヘッド
フォトンカウンティング
ゲート機能付
H8259 (P.56)
冷却器付
H7421 (P.52)
CPU+IF内蔵
H9319 (P.64)
* P.68のオプティカルブロックが使用可能です。
4
セレクションガイド
機能比較
光電子増倍管モジュールの機能を図式で表しました。光電子増倍管モジュールは、光を電気信号に変換
する光電子増倍管に動作用の高圧電源回路、各ダイノードに電圧を配分する分割回路が一体化されてい
るものが基本となっています。その基本構成に、信号処理回路、インターフェース、冷却など機能を付
加した様々なモジュールを取り揃えています。
光電子増倍管モジュール
光センサモジュール
H10720 H10721
H9305 H11461
H7826 H10425
H10426
冷却器
H10722 H10723
H9306 H9307
H11462 H7827
H10492 H10493
電流電圧変
換型アンプ
光
電
高
電
圧
電
子
分
H7422
高速ゲート回路
H11526
圧
+
+
電
増
割
倍
回
回
管
路
路
源
フォトンカウンティングヘッド
H10682 H7828
H7360 H11123
ゲート回路
H8259
冷却器
H7421
CPU
+
インターフェース
H9319
フォトン
カウンティング
回路
5
セレクションガイド
特性比較
光電子増倍管モジュールを特性別に比較した表です。測定波長、時間応答特性、受光面サイズ、外形を
分かりやすいように対比してあります。
注)測定波長範囲は、シリーズとしてカバーしている波長を示しており、各製品の波長範囲とは異なります。
外形サイズ欄の体積比は、H10720シリーズの体積を1として比較しています。
光センサモジュール
タイプ
型名
H10720シリーズ
H10721シリーズ
H7422シリーズ
H9305シリーズ
電流出力
H11461シリーズ
H7826シリーズ
H10425シリーズ
H10426シリーズ
感度波長範囲
外形サイズ
時間特性(上昇時間) 受光面サイズ
(mm)
体積比 寸法 (mm)
1
2
3
4 (ns)
200 400 600 800 (nm) 0
230 ∼ 920
0.57
8
230 ∼ 920
0.57
8
300 ∼ 890
1
5
185 ∼ 900
1.4
3.7 × 13
160 ∼ 900
2.2
4 × 20
300 ∼ 850
1.5
50 × 25 × 18
+5
1.1
22 × 22 × 50
+5
9.3
56 × 36 × 104
+15
2.3
19 × 53 × 51
+15
8.0
38 × 95 × 50
+5
3.2
26 × 50 × 56
+15
5.1
35 × 120
+15
8.2
35 × 192
+15
22
4 / 15
185 ∼ 850
1
15
1.5
300 ∼ 850
入力電圧
(V)
25
その他
低消費電力
基板実装
低消費電力
ケーブル出力
冷却素子内蔵
高いゲイン、
コンパクト
近赤外に高感度
高いゲイン
低消費電力
携帯装置向き シンチレ
ータとのカップリング容易
広い受光面積
高速応答
広い受光面積
光センサモジュール
タイプ
型名
H10722シリーズ
H10723シリーズ
H9306シリーズ
電圧出力
H9307シリーズ
H11462シリーズ
H7827シリーズ
H11492シリーズ
H11493シリーズ
感度波長範囲
周波数特性
200 400 600 800 (nm)
DC
100
200 (kHz)
外形サイズ
受光面サイズ
(mm)
体積比 寸法 (mm)
230 ∼ 920
20
8
230 ∼ 920
200
8
185 ∼ 900
20
3.7 × 13
185 ∼ 900
200
3.7 × 13
4 × 20
185 ∼ 900
20
200
300 ∼ 850
20
200
1.3
22 × 22 × 60
+/-5
1.4
51 × 24 × 25
+/-5
2.3
19 × 53 × 51
+/-15
2.3
19 × 53 × 51
+/-15
8.0
38 × 95 × 50
+/-5
3.2
26 × 50 × 56
+/-15
15
300 ∼ 850
20
200
8000
22
185 ∼ 850
20
200
8000
25
入力電圧
(V)
5.1
35 × 120
+/-15
8.2
35 × 192
+/-15
その他
フィードバック抵抗1 MΩ
フィードバック抵抗100 kΩ
フィードバック抵抗1 MΩ
フィードバック抵抗100 kΩ
フィードバック抵抗1 MΩ (20 kHz)
フィードバック抵抗100 kΩ (200 kHz)
フィードバック抵抗1 MΩ (20 kHz)
フィードバック抵抗100 kΩ (200 kHz)
フィードバック抵抗1 MΩ (20 kHz)
フィードバック抵抗100 kΩ (200 kHz, 8 MHz)
フィードバック抵抗1 MΩ (20 kHz)
フィードバック抵抗100 kΩ (200 kHz, 8 MHz)
光センサモジュール
タイプ
型名
ゲート機能付 H11526シリーズ
感度波長範囲
外形サイズ
時間特性(上昇時間) 受光面サイズ
(mm)
体積比 寸法 (mm)
1
2
3
4 (ns)
200 400 600 800 (nm) 0
4.4
0.57
230 ∼ 920
8
20 × 50 × 100
入力電圧
(V)
+15
その他
高速ゲート
小型
フォトンカウンティングヘッド
タイプ
型名
H10682シリーズ
H7421シリーズ
H8259シリーズ
フォトン
H7828シリーズ
カウンティング
H7360シリーズ
H9319シリーズ
H11123
6
感度波長範囲
200 400 600 800 (nm)
カウントリニアリティ
1
5
10 (×106 s-1)
外形サイズ
受光面サイズ
(mm)
体積比 寸法 (mm)
22 × 50 × 50
+5
56 × 36 × 104
+5
8.0
38 × 95 × 50
+5
3.2
26 × 50 × 56
+5
2.4
300 ∼ 850
5
8
300 ∼ 890
1.5
5
185 ∼ 900
2.5
300 ∼ 850
1.5
15
300 ∼ 850
6
22
300 ∼ 850
20(プリスケーラ内蔵)
22
300 ∼ 650
5
25
9.3
4 × 20
4×6
入力電圧
(V)
(-02タイプ)
4.6
34 × 114
+5
5.1
35 × 120
+5
8.2
35 × 192
+5
その他
小型
冷却素子内蔵
高い量子効率
可視∼近赤外域
ゲート機能付
携帯装置向き
広い受光面積
フォトンカウンティング回路+
カウンタ+CPU+IF内蔵
広い受光面積
セレクションガイド
分光感度比較
光電子増倍管モジュールに内蔵されている光電子増倍管の量子効率を比較したグラフです。量子効率は、
光子を光電子に変換する割合で、SN特性を決める重要な特性です。測定する光の波長に量子効率の高い
光電子増倍管を選択することが必要です。なお、微弱光をSNよく計測する場合、検出限界は量子効率の他、
暗電流やダークカウントの特性も考慮しなければなりません。
UV∼可視域に感度がある代表的な光電子増倍管モジュールの分光感度を以下に示します。
100
TPMOB0128JC
量子効率 (%)
H9305-01
10
H11461-01
1
H9305-05
0.1
100
200
300
400
500
600
700
800
波長 (nm)
100
TPMOB0129JC
量子効率 (%)
H10721-110
H7422-40
10
H7826
1
0.1
100
200
300
400
500
600
700
800
波長 (nm)
量子効率標準値(単位:%)
波長
200 nm
300 nm
400 nm
500 nm
600 nm
700 nm
H11461-01
17.4
22.7
21.5
14.4
5.6
0.2
H9305-01
27.3
28.9
27.3
16.4
5.0
0.7
H9305-05
11.8
19.5
13.0
5.8
0.9
—
H7826
—
20.0
25.7
16.1
2.4
—
H10721-110
—
32.6
34.1
20.5
5.0
0.3
H7422-40
—
6.0
28.2
40.0
36.1
7.7
7
セレクションガイド
UV∼近赤外域に感度がある代表的な光電子増倍管モジュールの分光感度を示します。
100
TPMOB0130JC
量子効率 (%)
H11461-03
10
H9305-03
1
H9305-04
0.1
100
200
300
400
500
600
700
800
900
1000
900
1000
波長 (nm)
100
TPMOB0131JC
H10721-01
量子効率 (%)
H10721-20
10
H7422-50
1
0.1
100
200
300
400
500
600
700
800
波長 (nm)
量子効率標準値(単位:%)
波長
200 nm
300 nm
400 nm
500 nm
600 nm
700 nm
800 nm
8
H9305-03
29.0
32.9
31.3
25.7
18.6
9.7
4.3
H9305-04
21.3
22.3
18.3
16.6
12.9
3.5
0.1
H11461-03
24.8
28.9
27.0
22.1
16.3
10.5
6.4
H10721-01
—
24.0
23.8
15.0
8.8
4.6
1.0
H10721-20
—
6.0
8.9
18.3
15.9
12.8
7.4
H7422-50
—
—
2.3
8.8
12.9
13.7
13.9
セレクションガイド
代表的なフォトンカウンティングヘッドの分光計数感度を以下に示します。
106
TPHOB0012JD
H10682-110
計数感度 (s-1·pW-1)
H8259
H7421-40
105
104
H7360-01
103
100
200
300
400
500
600
700
800
波長 (nm)
106
TPHOB0013JB
計数感度 (s-1·pW-1)
H8259-01
H8259-02
105
104
103
100
H7421-50
200
300
400
500
600
700
800
900
1000
波長 (nm)
計数感度標準値(単位:s-1·pW-1)
波長
200 nm
300 nm
400 nm
500 nm
600 nm
700 nm
800 nm
900 nm
H10682-110
—
3.7 × 105
4.9 × 105
3.7 × 105
1.1 × 105
7.7 × 103
—
—
H7421-50
—
—
3.3 × 104
1.6 × 105
2.7 × 105
3.4 × 105
3.9 × 105
2.8 × 103
H7421-40
—
6.3 × 104
4.0 × 105
7.0 × 105
7.6 × 105
1.9 × 105
—
—
H7360-01
—
1.4 × 105
2.7 × 105
1.7 × 105
4.6 × 104
—
—
—
H8259
1.1 × 105
2.1 × 105
2.6 × 105
1.9 × 105
7.5 × 104
1.5 × 103
—
—
H8259-01
1.4 × 105
2.7 × 105
3.3 × 105
3.2 × 105
2.3 × 105
6.8 × 104
1.6 × 104
—
H8259-02
1.1 × 105
2.5 × 105
3.0 × 105
2.5 × 105
2.0 × 105
1.4 × 105
7.5 × 104
3.0 × 102
9
セレクションガイド
使用例
計測例別に、光電子増倍管モジュールと関連製品の使用例を以下に示します。
光電子増倍管モジュールやユニット製品などの電源接続については記載を省略しております。電源への
接続方法は各製品のページをご覧ください。
また、ケーブル出力タイプ(例:H10721、H9305、H7360シリーズなど)や、付属品のコネクタ付電源ケーブルの片端には
BNCコネクタなどのコネクタが付いていません。有償にて各種コネクタを取り付けることができますので、ご注文時に必要なケー
ブルの長さとともにご用命ください。
オシロスコープへ接続する場合
市販の
オシロスコープ
電流出力・電圧出力タイプ
市販の
オシロスコープ
電流出力タイプ
アンプユニット
(P.66)
TPMOC0157JA
電流計に接続する場合
市販の
電流計
電流出力タイプ
TPMOC0158JA
ADコンバータを使用する場合
RS-232C
電流出力タイプ
データ収集ユニット
(P.67)
市販の
ADCボード
電流出力タイプ
アンプユニット
(P.66)
TPMOC0159JA
時間相関単一光子計数法
市販の
CFD
電流出力タイプ
10
アンプユニット
(P.66)
市販の
TAC
TPMOC0160JA
セレクションガイド
蛍光相関分光法
フォトンカウンティング
ヘッド
M9003-01
(P.71)
TPMOC0161JA
フォトンカウンティングを行う場合
市販の
カウンタ
フォトンカウンティング
ヘッド
RS-232C
フォトンカウンティング
ヘッド
USB
フォトンカウンティング カウンティングユニット
ヘッド
(P.70)
USB
フォトンカウンティング用 フォトンカウンティング
電流出力タイプ
ユニット
(P.67)
カウンティングユニット
(P.70)
TPHOC0047JB
11
用途例
相関関数
蛍光相関分光法
レーザ技術の進歩とコンピュータの高性能化に伴い分子一個
の挙動に注目する研究が盛んになっています。蛍光相関分光
法は単一分子計測法の1つの手法であり、原理は1970年代
2
1
に考案されていましたが、装置が使われるようになったのは
0.01
90年代からです。装置の構成は共焦点レーザ顕微鏡とほぼ
0.1
1
10
100
時間 (ms)
同じですが、レーザをスキャンするガルバノミラーはなく、
溶液中の1点だけを観測しているだけです。測定対象領域を
出入りする蛍光分子の動きと蛍光強度を相関法により計測し
ます。
TPMOC0135JC
●高い量子効率
重要な特性
●少ないアフターパルス
光電子増倍管
モジュール
●H7421-40(P.52)
オゾン層
レーザレーダ
レーザ光
大気観測の測定法にレーザレーダ(一般にライダーと呼んで
います)があります。レーザ光を大気中に発射し、「大気分子」
反射レーザ光
レーザレーダ
「浮遊物質」等により散乱された光を検出します。散乱され
大気汚染観測等をレーザ散
乱光を利用して行います。
ここには、光電子増倍管、
APDが使用されています。
た光が戻ってくる途中で「微量ガス」等により吸収をされる
ため非常に微弱になります。この微弱光を測定することで「微
量ガス、浮遊物質の濃度、分布状態」等が分析できます。 ラ
イダーの観測例には、上空のオゾン濃度・エアロゾルの測定、
CO2・SO2・NOx濃度の測定、風速・風向の測定、視程の測
定があります。
TPMOC0136JA
●ゲート動作
重要な特性
●少ないアフターパルス
光電子増倍管
モジュール
衛生モニタ
●H11526シリーズ(P.46)
●H7360-01(P.60)
試薬
光電子増倍管モジュール
衛生モニタは、ATPアナライザとも呼ばれ、細菌や細胞が持
つATPを抽出し,そのATPに発光試薬を反応させるという蛍
の発光原理を応用した測定装置です。調理場や食品工場など
発光
清浄度検査にこの衛生モニタが使われています。測定は検査
サンプル
したい場所の表面を綿棒で拭き取り、装置に入れるだけで汚
れの度合いが即時に分かります。フォトンカウンティング法
により非常に少量の試料量で高感度測定ができるという特長
を持っています。
TPMOC0137JA
●小型・軽量
重要な特性
●低消費電力
光電子増倍管
モジュール
12
●H7828(P.58)
用途例
紫外/可視光
赤外光
2光子励起顕微鏡
対物
レンズ
蛍光分子に光子を2個ほぼ同時に吸収させることで、近赤外
光で分子を励起し可視・紫外域の蛍光を観測する手法です。
蛍光
蛍光
試料
試料
2光子吸収の断面積が非常に小さいことからほとんどの蛍光
励起状態
は焦点から信号となり、また1光子励起の場合と比べて2倍
程度の波長を使うことで、試料内部の励起光の散乱や背景雑
800 nm
400 nm
500 nm
500 nm
800 nm
音などの影響を大幅に軽減できるばかりか、細胞を扱う場合
基底状態
紫外励起によるダメージが少ないという利点があります。
TPMOC0138JA
重 要 な 特 性 ●高い量子効率
光電子増倍管
モジュール
●H7422-40(P.18)
●H9305-03(P.22)
透過光
X線画像読出
X線画像を電子化する装置に、輝尽性蛍光体プレートを使っ
レーザ
光電子増倍管
モジュール
た方法とX線フィルムを直接読み込む方法があります。輝尽
性蛍光体は、撮影されたX線情報を一定時間蓄積することが
フィルム
シート
できます。蓄積された情報は、レーザ光でスキャンして得ら
れる蛍光強度を測定することで取り出すことができます。X
蛍光
線フィルムも同じくレーザ光でスキャンし、透過光を電気信
光電子増倍管
モジュール
号からデジタル信号に変換します。この装置により、X線画
像をCRTモニターに表示したり、光ディスクへ記録保管したり、
電話回線を使って伝送することができます。
TPMOC0139JA
●広いダイナミックレンジ
重要な特性
●高感度
光電子増倍管
モジュール
DNAチップ読取装置
●H10721-110(P.16)
●H11461-01(P.24)
He-Ne 倍波YAG
レーザ レーザ
(633 nm) (532 nm)
干渉フィルタ
膨大な遺伝子情報を解析する装置にDNAチップがあります。
光電子
増倍管
モジュール
レンズ
DNAチップは高密度に多数DNAを配置させた基板のことで、
主に半導体フォトリソグラフィ技術を使ったものと、高精度
なロボットを使ってスライドグラスに分注する方法があります。
DNAチップに蛍光色素で標識されたDNAとハイブリダイゼ
対物レンズ
ーションさせ、レーザ光をスキャンしてチップ上でハイブリ
DNAチップ
ダイゼーションしたDNAスポットの蛍光強度を測定すること
でターゲットDNA中の対象となる遺伝子情報を得ます。
(ハイブリダイゼーションとは相補的な塩基をもつ1本鎖の
DNA同士がお互いに結合し2本鎖を形成することです)
TPMOC0140JA
●高い量子効率
重要な特性
●高速応答性
光電子増倍管
モジュール
●H9305シリーズ(P.22)
13
用途例
携帯型放射線計測
保安目的、税関検査、原子力発電所、病院など放射性物質の
検出には、携帯型の計測装置が必要です。放射線計測には、
光電子増倍管とシンチレータの組合せが最も感度が高く、ガ
イガー管(GM管)の数十から数百倍の感度を持ちます。小型
で堅固で、シンチレータとカップリングが容易であること、
低消費電力が必要となります。
TPMOC0141JA
●小型・軽量 ●低消費電力
重要な特性
●耐振動・衝撃性
光電子増倍管
モジュール
フローサイトメータ
●H10720-110(P.16)
●H7826(P.26)
光電子増倍管モジュール
蛍光物質でラベリングされた細胞を、溶液と一緒に細い管の
中に流すと、細胞はある間隔で管内を移動します。これにレ
ーザ光を照射して、蛍光物質から出る蛍光や細胞により散乱
される光を光電子増倍管で観測します。蛍光と散乱光の情報
から、細胞表面抗原、細胞周期、細胞絶対数測定、免疫機能、
網状赤血球等の各種測定、細胞分離を行います。最近では複
数のレーザによる照射や6チャンネルのカラー分析、高速化、
フローシステムの小型化が進んでいます。
TPMOC0142JB
●高速応答性
重要な特性
●高い量子効率
光電子増倍管
モジュール
半導体ウェーハ欠陥検査
●H9305シリーズ(P.22)
●H10720/H10721シリーズ(P.16)
光電子増倍管モジュール
散乱光 レンズ
半導体ウェーハの欠陥は、ウェーハにレーザ光を照射し、ウ
レーザ
ェーハ上にあるゴミ、汚れ、傷などを散乱光の検出によって
検査します。半導体技術の進歩により線幅が小さくなり、よ
り小さな欠陥を見つける必要があります。
ウェーハ
TPMOC0143JA
●高速応答性
重要な特性
●広いダイナミックレンジ
光電子増倍管
モジュール
14
●H10721-01(P.16)
用途例
時間相関単一光子計測法
蛍光
レーザ
試料
時間相関単一光子計測法は、試料のパルス励起後の発光が微
弱な場合光子の発生時刻を多数回繰り返し測定して得られる
モノクロメータ
光電子増倍管
モジュール
アンプ
ヒストグラムが、光の過渡波形を現すという原理に基づいて
います。レーザの電気信号をトリガーとし、光電子増倍管モ
ディレイ
TAC
CFD
ジュールで受けた発光パルス信号を時間波高変換器(TAC)
MCA
に入力します。TACは発光信号とトリガー信号との時間差に
比例した大きさの電気パルスを出力し、これをマルチチャン
ネルアナライザで時間と頻度の分布を取るとその試料の光強
度波形が得られます。
TPMOC0163JA
●高速応答性
重要な特性
●高いゲイン
光電子増倍管
モジュール
●H10721P-110(P.16)
●H7422Pシリーズ(P.18)
シンチレータ
質量分析
質量分析は医療・製薬・環境など、幅広い分野で必須の測定
法となっています。高真空下で、試料を加熱気化し分子をイ
オン化します。生成したイオンを強い電場で加速し、強い磁
場をもつ分離室でイオンを質量(m)と電荷(e)の比(m/e)によ
イオン源 電極
光電子増倍管
モジュール
磁場
って分離します。大きい分子量の場合、シンチレータと光電
子増倍管モジュールの組み合わせで検出します。
TPMOC0164JA
重 要 な 特 性 ●広いダイナミックレンジ
光電子増倍管
モジュール
●H10720-110(P.16)
光電子増倍管
モジュール
分光放射計
分光放射計は、LCDやCRTなどのディスプレイデバイスの分
光分布・輝度・色度相関色温度を非接触で測定することがで
きます。通常固体光素子が使われていますが、光電子増倍管
を使用することで微弱な光も高感度に計測できます。
レンズ
レンズ
分光器
発光
反射光
TPMOC0165JA
重 要 な 特 性 ●小型
光電子増倍管
モジュール
●H10720シリーズ(P.16)
15
メタルパッケージPMT内蔵
光センサモジュール H10720/H10721シリーズ
H10720、H10721シリーズは、
メタルパッケージ光電子増倍管と高圧電源回路を内蔵
した光センサモジュールです。内蔵光電子増倍管は半導体光検出器で使われるTO-8
型金属パッケージと同じ直径の金属パッケージを採用し、
フォトダイオードとほぼ同じ寸
法にもかかわらず、高ゲイン、広ダイナミックレンジ、高速応答特性を持っています。
従来のバイアルカリ光電面より高感度のスーパーバイアルカリ光電面、
さらに高感度
なウルトラバイアルカリ光電面、近赤外領域まで感度を有するマルチアルカリ光電面、
赤感度を増強したマルチアルカリ光電面の4製品を用意しています。さらに、
フォトンカ
ウンティング計測用にダークカウントを選別したPタイプも用意しています。H10720シリ
ーズはピン出力、
H10721はケーブル出力となっています。
製品バリエーション
型名
H10720-110 / H10721-110
H10720-210 / H10721-210
H10720-01 / H10721-01
H10720-20 / H10721-20
H10720P-110 / H10721P-110
感度波長範囲
230 nm ∼ 700 nm
230 nm ∼ 700 nm
230 nm ∼ 870 nm
230 nm ∼ 920 nm
230 nm ∼ 700 nm
出力タイプ
H10720シリーズ
基板実装
H10721シリーズ
ケーブル出力
特長
スーパーバイアルカリ光電面、可視域で高感度
ウルトラバイアルカリ光電面、可視域で高感度
UV∼近赤外域用
増強型赤外延長マルチアルカリ光電面
フォトンカウンティング用
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
項目
サフィックス
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流 *1
最大出力信号電流 *2
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲
有効光電面サイズ
最大感度波長
ルーメン感度
陰
極 青感度指数 (CS 5-58)
特
性 赤感度比
放射感度 *3
ルーメン感度 *2
標
陽 準
放射感度 *2*3
極 品
特 暗電流 *2*4
性
Pタイプ ダークカウント *2*4
時間特性 上昇時間 *2
リップルノイズ *2*5 (peak to peak)
セトリングタイム *6
動作周囲温度 *7
保存温度 *7
質量
最小値
標準値
標準値
標準値
標準値
最小値
標準値
標準値
標準値
最大値
標準値
最大値
最大値
最大値
標準値
H10720 / H10721シリーズ
-01
-210
-20
-110
+4.5 ∼ +5.5
+5.5
2.7
100
+1.1(入力インピーダンス1 MΩ)
+0.5 ∼ +1.1(入力インピーダンス1 MΩ)
8
400
400
630
400
100
100
350
80
200
135
500
105
—
15.5
—
13.5
0.2
—
0.45
—
77
130
78
110
100
100
350
80
400
270
1000
210
1.5 × 105
2.6 × 105
1.5 × 105
2.2 × 105
1
1
1
10
10
10
10
100
50
—
—
—
100
—
—
—
0.57
0.3
10
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
45(H10720シリーズ)、80(H10721シリーズ)
*1: 入力電圧 +5 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力
*2: コントロール電圧 +1.0 V
*3: 最大感度波長時
*4: 暗中にて30分間放置後測定
*5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間
*7: 結露なきこと
16
(at +25 °C)
単位
—
V
V
mA
µA
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
A/lm
A/W
nA
s-1
ns
mV
s
°C
°C
g
電流出力型光センサモジュール
特性図
1000
TPMOB0224JA
1000
TPMOB0225JA
107
TPMOB0226JB
-210
-20
106
10
-110
ゲイン
100
陰極放射感度 (mA/W)
陰極放射感度 (mA/W)
100
10
-01
1
104
1
0.1
200
300
400
500
600
700
800
900
0.1
200
1000
105
300
400
500
波長 (nm)
600
700
800
900
103
0.5
1000
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1
1.2
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
感度調整方法
抵抗可変動作
電源
光センサモジュール
信号出力
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
信号出力
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
+5 V
GND
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
電源
光センサモジュール
+5 V
GND
CW
電圧可変動作
モニタ
+0.5 V ∼
+1.1 V
可変抵抗器 (10 kΩ)
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.1 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
GND
TPMOC0231JA
外形寸法図(単位:mm)
オプション
(光ファイバアダプタ)
(単位:mm)
H10720シリーズ
E5776(FCタイプ)
50.0 ± 0.5
14.0 ± 0.2
22.0 ± 0.5
12.7 5.08 17.78 5.08
オプション取付用ネジ穴
(4-M2 深さ 3)
前面図
11
1.5 ± 0.2
有効光電面 ( 8)
12 ± 1 18.0 ± 0.5
23
76
54
底面図
1無接続
2基準電圧出力 (+1.2 V)
3コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V)
4低電圧入力 (+5 V)
5GND
6信号GND
7信号出力
8無接続
10
入射窓
1
15.24
1
8
12.0 ± 0.2
0.5
ゴムシート
(付属)
14.0 ± 0.2
15.24
14.0 ± 0.2
25.0 ± 0.5
14.0 ± 0.2
FC-R
4- 2.2
前面図
側面図
※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属
E5776-51(SMAタイプ)
側面図
TPMOA0061JA
22.0 ± 0.5
14.0 ± 0.2
16.2 ± 0.2
0.5
H10721シリーズ
50.0 ± 0.5
450 ± 20
1.5 ± 0.2
入射窓
10
14.0 ± 0.2
14.0 ± 0.2
低電圧入力 (+5 V)
: AWG26 (赤)
GND
: AWG26 (黒)
基準電圧出力 (+1.2 V)
: AWG26 (青)
コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V) : AWG26 (白)
信号出力
: RG-174/U
有効光電面 ( 8)
オプション取付用ネジ穴
(4-M2 深さ 4)
前面図
側面図
ゴムシート
(付属)
14.0 ± 0.2
22.0 ± 0.5
TACCA0055JB
SMA
3.18
4- 2.2
前面図
側面図
※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属
TACCA0239JB
TPMOA0062JA
17
冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵
光センサモジュール H7422シリーズ
H7422シリーズはメタルパッケージ光電子増倍管に電子冷却素子を取り付け、
高圧電源回路を内蔵した光センサモジュールです。電子冷却素子を光電子増
倍管の近傍へ配置したことで効率良い冷却を実現、光電面から出るサーマル
ノイズを低減して微弱光領域で高いSN特性が得られます。
H7422-40は、300 nm ∼ 720 nmの波長域で高い感度を有します。H7422-50は、
380 nm ∼ 890 nmの広い波長範囲に感度を有します。光電子増倍管の近くに
サーミスタを取り付けており、この出力をモニターし電子冷却素子への電流
を制御することで、光電子増倍管の温度を一定に保つことができます。
ファン付ヒートシンクA7423は別売です。
製品バリエーション
型名
H7422-40
H7422P-40
H7422-50
H7422P-50
感度波長範囲
最大出力信号電流値
300 nm ∼ 720 nm
2 µA
380 nm ∼ 890 nm
特長
GaAsP光電面、最大感度波長でQE40 %、
フォトンカウンティング用
Pタイプは高ゲイン
GaAs光電面、最大感度波長でQE12 %、
フォトンカウンティング用
Pタイプは高ゲイン
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
項目
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
電子冷却素子最大入力電圧
電子冷却素子最大入力電流
最大出力信号電流
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲
有効光電面サイズ
感度調整範囲
最大感度波長
陰
420 nm
極 放射感度
550 nm
特
800 nm
性
1
放射感度
*
550 nm
標
準
標準値
陽 品 暗電流 *1 *2
最大値
極
3
特
550 nm
放射感度
*
性 P
標準値
仕
2 3
様 ダークカウント * * 最大値
時間特性 上昇時間 *1
リップルノイズ *1 *4 (peak to peak) 最大値
セトリングタイム *5
動作周囲温度 *6
保存温度 *6
質量
H7422-40
H7422-50
+11.5 ∼ +15.5
+18
62
2.6
2.2
2
+0.9(入力インピーダンス 100 kΩ)
+0.5 ∼ +0.8
5
1: 50
800
580
15
108
50
176
90
—
2.5 × 104
8.8 × 104
0.4
0.5
1.0
1.3
1.8 × 105
5.0 × 104
100
125
300
375
1.00
0.6
0.2
+5 ∼ +35
-20 ∼ +50
約400
*1: コントロール電圧 +0.8 V PMT温度設定値 0 °C C8137-02, A7423使用 *2: 暗中にて30分間放置後測定
*3: C8137-02, A7423使用時 コントロール電圧: プラトー電圧 PMT温度設定値: 0 °C
*4: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*5: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *6: 結露なきこと
18
単位
V
V
mA
V
A
µA
V
V
mm
—
nm
mA/W
A/W
nA
A/W
s-1
ns
mV
s
°C
°C
g
電流出力型光センサモジュール
冷却仕様
H7422シリーズ
電子冷却
35
約5
項目
冷却方式
最大冷却温度 (ΔT) *7
冷却時間 *7
単位
—
°C
分
*7: 電子冷却素子入力電流 2 Aのとき
特性図
TPMOB0135JC
107
1000
TPMOB0136JC
H7422-40
H7422P-40/-50
106
100
ゲイン
陰極放射感度 (mA/W)
H7422-40/-50
10
105
H7422-50
104
1
0.1
200
400
600
800
103
0.5
1000
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
構成図
電子冷却素子用
電源入力
H7422-40/50は電流出力が設定された電流値(約10μA)を超えた場合、
自動的に高電圧をオフにして過大光からPMTモジュールを保護する
機能を有しています。本保護回路は短時間であっても電流値が設定
値を超えると動作致します。レーザスキャニング顕微鏡のような用
途では、出力電流が一瞬保護回路の設定電流値を超えることがあり
ますが、この場合も保護回路が動作し、計測が中断されてしまう事
になります。その様な用途でお使い頂くお客様で平均電流値が最大
定格電流の2μAよりも低い場合には、瞬間的に発生する大きな出力
に対しても高電圧をオフすることなく動作させる為にオプションと
して保護回路の設定電流値を約50μAへ変更可能ですので、ご注文
の際にご指定ください。
サーミスタ出力
信号出力
(電流出力)
電子冷却素子
光電子増倍管
高圧電源 /
電圧分割回路
Vcc
GND
コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +0.8 V)
TPMOC0144JB
外形寸法図(単位:mm)
A7423取付用ネジ穴
(8-M3 深さ 2)
電源入力
TAJIMI PRC03-23A10-7M
A断面図
光電面
18.5 ± 0.2
O-RING用みぞ
(S-28 O-RING付属)
36.0 ± 0.3
20.0 ± 0.2
前面図
上面図
M25.4 P = 1/32"
Cマウント
A
固定用ネジ穴 (8-M3C)
20.0 ± 0.2
9.5 ± 0.1
56.0 ± 0.3
53.6 ± 0.2
光電面 5
固定用ネジ穴 (4-M3B)
44.0 ± 0.2
25.4 ± 0.2
7.2
10.2
M25.4 P=1/32"
Cマウント
PMT
4.0 ± 0.1
信号出力
BNC-R
6.4 ± 0.2
7.4 ± 0.2
14.8 ± 0.2
16.3 ± 0.2
A7412取付用ネジ穴
(4-M2 深さ 2)
9.5 ± 0.1
15.0 ± 0.2 26.0 ± 0.2
22.2 ± 0.2
入力窓
B断面図
6.5 ± 0.2
M3
深さ4.0 MAX.
C断面図
2.0
± 0.2
M3
深さ4.0 MAX.
ガイドマーク
16.3 ± 0.2
19.0 ± 0.2 25.0 ± 0.2
A: サーミスタ1
B: サーミスタ2
C: 電子冷却素子 +
E G
B
D: 電子冷却素子 –
D
C
E: Vcc低電圧入力 (+15 V)
F: コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +0.8 V)
G: GND
TAJIMI PRC03-23A10-7M
F
104 ± 1
側面図
A
TPMOA0024JE
19
冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵
H7422シリーズ用オプション
1
ファン付ヒートシンク
A7423
4
光ファイバ
光ファイバ
アダプタ
A7412
オプション
2
温度コントロール機能付
電源ユニット M9012
Vcont
GND
CHK2
CHK1
Vcont-ADJ
Don't use
CHK3
CHK4
CN04
6
CN5
2345
SW2
CN03
CN01
ON
SW1
温度コントロール機能付
電源ユニット
C8137-02
5
Cマウント
レンズ
入力
12 V
6
直接入射
サンプル
1
ケーブル類
(M9012または
C8137-02に含まれる)
3
光センサモジュール
H7422シリーズ
Cマウント
アダプタ
A7413
信号ケーブル
E1168-05
入力
AC 100 V ∼
AC 240 V
ON
ON
信号出力
●ファン付ヒートシンク A7423
●信号ケーブル E1168-05
H7422のケース外部は内蔵されている電子冷却素子により温
度が上昇します。A7423はこの熱を効率良く放熱します。
A7423はM3のねじ4個でH7422に簡単に取り付けることがで
きます。また、H7422とA7423の接合面に熱伝導性グリース
を塗布してご使用下さい。
H7422と外部機器を接続するのに便利なBNCコネクタが付い
た信号用ケーブルです。
項目
入力電圧
入力電流
ロック時
動作時
動作電圧
質量
値
12
140
90
10.2 ∼ 13.8
120
単位
V
mA
mA
V
g
●温度コントロール機能付電源ユニット M9012
基板タイプの電源ユニットです。
12 Vを入力するだけでH7422シリーズの動作に必要な電源を
供給します。M9012はH7422シリーズの電子冷却素子を制御
することで周囲温度の変化に対して出力とノイズレベルを安
定に保つことができます。外部I/Oを接続すれば外部から電子
冷却素子及び光電子増倍管の動作を制御できます。
項目
最大冷却温度 (ΔT)
入力電圧
最大入力電流
最大消費電力
メイン回路出力電圧
最大電子冷却素子出力電流
ファン用出力電圧
最大コントロール出力電圧
最大コントロール入力電圧
電子冷却素子
制御信号
光電子増倍管
入力電圧
ファン
エラー信号 電子冷却素子
光電子増倍管
出力電圧
光電子増倍管
LED出力
エラー
設定冷却温度
質量(ケーブルを含まず)
20
TPMOC0145JB
内容 / 値
35
12
1.2
15.8
12
2.2
12
1.26
0.9
非絶縁型TTL入力
非絶縁型TTL入力
非絶縁型TTL入力
非絶縁型TTL出力
非絶縁型TTL出力
5
5
0
120
単位
°C
V
A
V·A
V
A
V
V
V
—
—
V
°C
g
●光ファイバアダプタ(FCタイプ) A7412
A7412は、H7422の受光窓に取り付けるFCタイプの光ファイ
バコネクタです。M2のねじ4個で簡単に取り付けが可能です。
●Cマウントアダプタ A7413
フランジバックより4 mm以上に突起したCマウントのレンズ
をH7422に取り付ける際に使用します。
●温度コントロール機能付電源ユニット C8137-02
C8137-02は温度コントロール機能付電源ユニットです。
AC 100 V ∼ AC 240 Vを入力するだけで、H7422の動作に必
要な電圧と電子冷却素子用電圧、並びにA7423のファン用電
圧を出力し、またサーミスタ出力をモニタし電子冷却素子の
出力電流を制御することで光電子増倍管の温度を0 ℃に保ち
ます。前面パネルの調整つまみでコントロール電圧を可変す
ることができます。
項目
最大冷却温度 (ΔT)
設定冷却温度 (出荷時設定)
入力電圧
入力電圧周波数
消費電力
メイン回路出力電圧
最大電子冷却素子電流
ファン用出力電圧
コントロール電圧調整範囲
質量
値
35
0
AC 100 ∼ AC 240
50 / 60
30
+15
2.2
12
0 ∼ +0.9
1.1
単位
°C
°C
V
Hz
V·A
V
A
V
V
kg
電流出力型光センサモジュール H7422シリーズ
オプション寸法図(単位:mm)
¡ファン付ヒートシンク A7423
¢光ファイバアダプタ(FCタイプ) A7412
4- 2.2
4 テーパー深さ1.5
M8 P=0.75
52.0 ± 0.5
16.5 ± 0.3 22.2 ± 0.2
2.5
リード長さ 50 ± 10 mm
3.0
9.5
5.5 3
4-M2 深さ 3
15
前面図
上面図
光シールドシート
(厚さ0.5)
9
側面図
TACCA0190JB
30
側面図
TACCA0188JD
22
JST XMR-02V
92.0 ± 0.5
M25.4 P=1/32" Cマウント
53.6 ± 0.3
8
M25.4 P=1/32" Cマウント
19.2 ± 0.3
∞Cマウントアダプタ A7413
40 ± 1
24.5 ± 0.5
4-M3(付属)
4
14
™温度コントロール機能付電源ユニット M9012
4-M2
15.0 ± 0.1
70.0 ± 0.1
TACCA0191JA
28.0 ± 0.2
CN03
1
SW2
2345
50.0 ± 0.2
13.8 ± 0.2
ON
CN01
6
40.0 ± 0.1
§温度コントロール機能付電源ユニット C8137-02
SW1
電源
検出器用電源スイッチ
コントロール電圧
調整ダイアル
ON
CN04
CN5
CHK1
CHK2
GND
Vcont
CHK3
ON
CHK4
Don't use
Vcont-ADJ
5.0 ± 0.1
17.5 ± 0.2
160.0 ± 0.5
100.0 ± 0.3
コントロール電圧表示メータ
前面図
8
1500 ± 50
42
46.0 ± 0.5
ファンケーブル
212 ± 1
モジュールケーブル
12.5
側面図
1500 ± 50
モジュール出力
AC入力
電源入力ケーブル
1000 ± 50
ファン出力
外部I/Oケーブル
ヒューズ
背面図
1000 ± 50
外部I/Oハウジング
電源ケーブル
+50
1500 -0
TACCA0251JA
ファンケーブル
+50
1500 -0
£信号ケーブル E1168-05
ACケーブル
1800 ∼ 2000
TACCA0238JB
BNC-P
+50
0
1500 −
BNC-P
TACCA0148JA
21
小型サイドオンPMT内蔵
光センサモジュール H9305シリーズ
H9305シリーズは、
φ13 mm(1/2")サイドオン型光電子増倍管と高圧電源回路を内
蔵した電流出力型光センサモジュールです。
φ13 mmサイドオン型光電子増倍管は、
光電面が反射型のため、600 nm以上の波長領域で量子効率が高く、
また107までの
ゲインが得られ時間特性も速いため、高速で計測する場合や微弱光測定に高いSN
比が得られます。また、高圧電源回路にコッククロフト・ウォルトン回路を採用しているた
め、低消費電力です。入出力にケーブルを採用しており、機器組み込みに便利です。
製品バリエーション
型名
H9305-01
H9305-02
H9305-03
H9305-04
H9305-05
感度波長範囲
185 nm ∼ 750 nm
185 nm ∼ 900 nm
185 nm ∼ 900 nm
185 nm ∼ 830 nm
185 nm ∼ 650 nm
特長
UV∼可視域用高感度
UV∼近赤外域用汎用タイプ
UV∼近赤外域用高感度
UV∼近赤外域用低暗電流
UV∼可視域用汎用タイプ
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。
仕様
(at +25 °C)
項目
サフィックス
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
最大出力信号電流
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲
有効光電面サイズ
最大感度波長
最小値
ルーメン感度
陰
標準値
極
青感度指数
(CS
5-58)
特
性 赤感度比
放射感度 *1
最小値
ルーメン感度 *2
陽
標準値
極
1 *2
放射感度
*
特
標準値
性
暗電流 *2 *3
最大値
時間特性 上昇時間 *2
リップルノイズ *2 *4 (peak to peak)
セトリングタイム *5
動作周囲温度 *6
保存温度 *6
質量
-01
420
80
120
10
—
90
100
700
5.2 × 105
1
10
H9305シリーズ
-02
-04
-03
+11.5 ∼ +15.5
+18
7
10
+1.2(入力インピーダンス: 1 MΩ)
+0.25 ∼ +1.0
3.7 × 13.0
450
400
530
350
200
140
500
300
200
—
—
—
0.4
0.3
0.15
105
77
70
1000
400
300
2000
1200
700
4.2 × 105
3.1 × 105
2.5 × 105
1
2
0.1
10
10
1
1.4
0.5
10
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
110
*1: 最大感度波長時
*2: コントロール電圧 +1.0 V
*3: 暗中にて30分間放置後測定
*4: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*5: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間
*6: 結露なきこと
22
-05
340
20
40
5
—
48
50
300
3.6 × 105
0.5
5
単位
—
V
V
mA
µA
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
A/lm
A/W
nA
ns
mV
s
°C
°C
g
電流出力型光センサモジュール
特性図
TPMOB0138JB
TPMOB0139JB
108
1000
100
10
-05
-01
106
陰極放射感度 (mA/W)
陰極放射感度 (mA/W)
107
-02/-03
-01
100
TPMOB0140JD
-02
-03
-05
ゲイン
1000
10
-04
105
-04
104
1
1
103
0.1
100
200
300
400
600
500
700
800
0.1
100
900
200
300
波長 (nm)
400
500
600
700
800
102
0.25 0.3
900
0.4
0.5
0.6
0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
感度調整方法
抵抗可変動作
電圧可変動作
電源
同軸ケーブル (信号出力)
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
同軸ケーブル (信号出力)
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
+15 V
GND
+15 V
GND
モニタ
+0.25 V ∼
+1.0 V
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
電源
光センサモジュール
CW
光センサモジュール
可変抵抗器 (10 kΩ)
GND
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
TPMOC0146JD
外形寸法図(単位:mm)
8.8
53.2 ± 0.5
入射窓
(7 × 16)
光電面
2.1
49.0 ± 0.5
19.7
19.0 ± 0.5
低電圧入力
: AWG26 (赤, +15 V)
GND
: AWG26 (黒)
基準電圧出力
: AWG26 (青, +1.2 V)
コントロール電圧入力 : AWG26 (白, +0.25 V ∼ +1.0 V)
信号出力
: RG-174/U
有効光電面
(3.7 × 13.0)
固定用ネジ穴
(4-M2 深さ 4)
11.7 ± 0.2
50.8 ± 0.5
前面図
側面図
入射窓部
450 ± 20
TPMOA0013JG
9
7
3.7
入射窓
13
16
18
1.5
8.8
6.0
20.5
有効光電面
(3.7 × 13.0)
7
入射窓
9
光電面
TPMOA0018JD
23
サイドオンPMT内蔵
光センサモジュール H11461シリーズ
H11461シリーズは、φ28 mm (1-1/8")サイドオン光電子増倍管と高圧電源回
路を内蔵した光センサモジュールです。内蔵されているサイドオン型光電子
増倍管は高感度、高ゲインの特長を持ち、感度波長範囲等により6製品を用
意しております。
H11461P-01、H11461P-11は低ダークカウント品を選別していますので、フォ
トンカウンティング用途や微弱光測定に適しています。
製品バリエーション
型名
H11461-01
H11461-02
H11461-03
H11461P-01
H11461P-11
H11461-09
感度波長範囲
185 nm ∼ 710 nm
185 nm ∼ 900 nm
185 nm ∼ 900 nm
185 nm ∼ 710 nm
185 nm ∼ 850 nm
160 nm ∼ 320 nm
特長
UV∼可視域用、低ノイズ
UV∼近赤外域用
UV∼近赤外域用、高感度
UV∼可視域、フォトンカウンティング用
UV∼近赤外域、フォトンカウンティング用
UV域用、Cs-Te光電面
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。
仕様
(at +25 °C)
項目
サフィックス
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流 *1
最大出力信号電流 *2
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲
有効光電面サイズ
最大感度波長
最小値
ルーメン感度
陰
標準値
極 青感度指数 (CS 5-58)
標準値
特
標準値
性 赤感度比
放射感度 *3
標準値
最小値
ルーメン感度 *2
標準値
標
標準値
準 放射感度 *2 *3
陽 品
標準値
極
暗電流 *2 *4
特
最大値
性
標準値
ダークカウント *4 *5
最大値
時間特性 上昇時間 *2
リップルノイズ *2 *6
最大値
(peak to peak)
最大値
セトリングタイム *7
動作周囲温度 *8
保存温度 *8
質量
-01
410
80
100
8
—
70
1000
1200
8.4 × 105
0.2
2
H11461シリーズ
-02
P-01
-03
P-11
+4.5 ∼ +5.5
+6.0
3.5
100
+1.2(入力インピーダンス 1 MΩ)
+0.5 ∼ +1.1(入力インピーダンス 1 MΩ)
4 × 20
400
410
430
450
140
475
80
140
250
100
525
200
—
—
8
—
0.3
—
0.15
0.4
74
70
80
90
400
3000
1000
300
2500
5000
1200
700
7.4 × 105
8.6 × 105
8.4 × 105
2.8 × 105
3
10
0.1
0.2
50
50
0.5
1
—
30
80
—
80
200
2.2
-09
230
—
—
—
—
62
—
—
6.2 × 105
1
10
—
—
単位
—
V
V
mA
µA
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
A/lm
A/W
nA
s-1
ns
0.3
mV
10
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
225
s
°C
°C
g
*1: 入力電圧 +5 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力 *2: コントロール電圧 +1.0 V *3: 最大感度波長時(-09は254 nm時) *4: 暗中にて30分間放置後測定 *5: コントロール電圧: プラトー電圧 *6: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*7: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *8: 結露なきこと
24
電流出力型光センサモジュール
特性図
100
TPMOB0235JA
TPMOB0236JA
TPMOB0237JA
100
-03
108
-01/P-01
P-11
-02
-09
1
-01/P-01
ゲイン
陰極放射感度 (mA/W)
陰極放射感度 (mA/W)
107
10
10
1
P-11
106
-09
-03
0.1
105
0.1
-02
0.01
100
200
300
400
500
600
700
800
0.01
100
900
200
波長 (nm)
300
400
500
600
700
104
0.5
900
800
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1
1.2
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
感度調整方法
抵抗可変動作
電圧可変動作
電源
信号出力
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
信号出力
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
+5 V
GND
+5 V
GND
モニタ
+0.5 V ∼
+1.1 V
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
電源
光センサモジュール
CW
光センサモジュール
可変抵抗器 (10 kΩ)
GND
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
TPMOC0238JA
前面図
+1.0
2.5 -0
+0.5
入射窓
有効光電面
(4 × 20)
20 -0
+2
1.5 - 0
C1
固定用ネジ穴
(2 × 2-M3 深さ10)
側面図
55.0 ± 0.5
450 ± 20
95.0 ± 0.5
入射窓部
4.5 ± 0.3
R3
MAX. 10
10.0 ± 0.5
17.2 ± 0.5
固定用ネジ穴
(4-M3 深さ10)
50.0 ± 0.5
57 ± 1
8.0 ± 0.5
55.0 ± 0.5
24.0 +0.5
-0
87.0 ± 0.5
有効光電面
(4 × 20)
85.0 ± 0.5
38.0 ± 0.5
27.0 ± 0.5
5.0 ± 0.5
外形寸法図(単位:mm)
8
入射窓
光電面
TPMOC0123JC
背面図
低電圧入力 (+5 V) : AWG26 (赤)
GND
: AWG26 (黒)
基準電圧出力 (+1.2 V)
: AWG26 (青)
コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V) : AWG26 (白)
信号出力
: RG-174/U
TPMOA0072JA
25
小型ヘッドオンPMT内蔵
光センサモジュール H7826シリーズ
H7826シリーズは、φ19 mm (3/4")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源回
路を内蔵した光センサモジュールです。この光電子増倍管は、同サイズの光
電子増倍管と比べて長さが短いため、有効受光面サイズがφ15 mmと大きい
にも拘わらず小型化することができました。他の光電子増倍管モジュールと
比較して耐振動衝撃特性に優れていますので、携帯型装置に適しています。
製品バリエーション
型名
H7826
H7826P
H7826-01
H7826P-01
感度波長範囲
300 nm ∼ 650 nm
300 nm ∼ 850 nm
特長
可視域用汎用タイプ
フォトンカウンティング用
可視∼近赤外域用汎用タイプ
フォトンカウンティング用
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
(at +25 °C)
項目
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
最大出力信号電流
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲
有効光電面サイズ
最大感度波長
最小値
ルーメン感度
陰
標準値
極 青感度指数 (CS 5-58)
特
性 赤感度比
放射感度 *1
最小値
ルーメン感度 *2
標準値
放射感度 *1 *2
陽
標準値
極 暗電流 *2 *3
特
最大値
性
ゲイン *2
最小値
標準値
ダークカウント *3 *4
最大値
2
時間特性 上昇時間 *
リップルノイズ *2 *5 (peak to peak)
セトリングタイム *6
動作周囲温度 *7
保存温度 *7
質量
H7826
420
60
90
10.5
—
85
50
4.7 × 104
H7826-01
H7826P
+11.5 ∼ +15.5
+18
40
100
+1.2(入力インピーダンス 100 kΩ)
+0.5 ∼ +1.1
15
380
420
80
60
120
90
—
10.5
0.2
—
49
85
—
10
—
30
—
1.3 × 104
3
3
20
20
—
1.8 × 106
—
200
—
500
1.5
0.5
0.2
+5 ∼ +45
-20 ∼ +50
70
*1: 最大感度波長時 *2: コントロール電圧 +1.0 V
*3: 暗中にて30分間放置後測定 *4: コントロール電圧: プラトー電圧
*5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間
*7: 結露なきこと
26
H7826P-01
380
80
120
—
0.2
49
単位
V
V
mA
µA
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
A/lm
A/W
nA
1 × 106
2000
3500
—
s-1
ns
mV
s
°C
°C
g
電流出力型光センサモジュール
特性図
TPMOB0143JA
107
100
TPMOB0144JC
H7826-01
106
H7826
ゲイン
陰極放射感度 (mA/W)
10
H7826
105
1
H7826-01
104
0.1
200
300
400
600
500
700
800
103
0.5
900
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1
1.2
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
感度調整方法
抵抗可変動作
電源
光センサモジュール
信号出力
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
信号出力
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
+15 V
GND
GND
+15 V
GND
モニタ
+0.5 V ∼
+1.1 V
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
電源
光センサモジュール
CW
電圧可変動作
可変抵抗器 (10 kΩ)
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
TPMOC0149JD
外形寸法図(単位:mm)
26.0 +0.5
-0
有効光電面
( 15 MIN.)
18
0 +0.1
-0.3
56.0 +0.5
-0
オプション取付用ネジ穴
(4-M2 深さ 5)
19.0 ± 0.5 18.0 ± 0.5
18.6 ± 0.7
25.0 ± 0.5
18
14.0 ± 0.5
50.0 +1.0
-0
信号出力 BNC-R
10.0 ± 0.5
16.0 ± 0.5
前面図
電源入力
HIROSE HR10A-7R-6P
1: GND
2: Vcc +15 V
3: Vcont +0.5 V ∼ +1.1 V
4: Vref
5: NC
6: NC
固定用ネジ穴
(2-M3 深さ 5)
側面図
背面図
コネクタ付電源ケーブル (HIROSE HR10A-7P-6S) はH7826シリーズの付属品です。
700 ± 20
黒: GND
赤: 低電圧入力 (+15 V)
白: コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V)
青: 基準電圧出力 (+1.2 V)
緑: NC
TPMOA0005JE
27
ヘッドオンPMT内蔵
光センサモジュール H10425シリーズ
H10425シリーズは、φ25 mm (1")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源回
路を内蔵した光センサモジュールです。受光面サイズはφ22 mmと大きく、
また速い時間応答特性を持っています。
バイアルカリ光電面、マルチアルカリ光電面の2製品を用意しています。
製品バリエーション
型名
H10425
H10425-01
感度波長範囲
300 nm ∼ 650 nm
300 nm ∼ 850 nm
特長
可視域用
可視∼近赤外域用
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
(at +25 °C)
項目
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流 *1
最大出力信号電流
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲 *2
有効光電面サイズ
最大感度波長
最小値
ルーメン感度
陰
標準値
極 青感度指数 (CS 5-58)
標準値
特
標準値
性 赤感度比
放射感度 *3
標準値
最小値
ルーメン感度 *4
陽
標準値
極 放射感度 *3 *4
標準値
特
標準値
性
暗電流 *1 *5
最大値
時間特性 上昇時間 *4
リップルノイズ *4 *6 (peak to peak)
最大値
セトリングタイム *7
8
動作周囲温度 *
保存温度 *8
質量
H10425
H10425-01
+11.5 ∼ +15.5
+18
3.0
100
+1.2(入力インピーダンス 1 MΩ)
+0.5 ∼ +1.1
22
420
60
90
10.5
—
85
40
180
1.7 × 105
80
150
—
0.2
64
20
75
3.2 × 104
3
20
1.5
0.5
10
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
170
*1: 入力電圧+15 V、コントロール電圧+1.0 V、出力電流=暗電流
*2: DAC(I2Cインターフェース)を内蔵することができます。ご注文時にご用命ください。
*3: 最大感度波長時
*4: コントロール電圧 +1.0 V
*5: 暗中にて30分間放置後測定
*6: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*7: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間
*8: 結露なきこと
28
単位
V
V
mA
µA
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
A/lm
A/W
nA
180
ns
mV
s
°C
°C
g
電流出力型光センサモジュール
特性図
TPMHB0204JB
100
107
TPMHB0551JD
H10425-01
H10425
10
ゲイン
陰極放射感度 (mA/W)
106
105
H10425
1
H10425-01
104
0.1
200
300
400
500
600
700
800
103
0.5
900
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1 1.2
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
感度調整方法
抵抗可変動作
電源
光センサモジュール
信号出力
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
+15 V
GND
+0.5 V ∼
+1.1 V
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
GND
電源
光センサモジュール
信号出力
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
+15 V
GND
CW
電圧可変動作
モニタ
可変抵抗器 (10 kΩ)
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
TPMOC0207JA
外形寸法図(単位:mm)
35.0 ± 0.5
120 ± 1
25.4 ± 0.5
有効光電面
前面図
22 MIN.
側面図
450 ± 20
低電圧入力 (+15 V) : AWG26 (赤)
GND
: AWG26 (黒)
: AWG26 (青)
基準電圧出力 (+1.2 V)
コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V) : AWG26 (白)
: RG-174/U
信号出力
TPMOA0046JA
29
ヘッドオンPMT内蔵
光センサモジュール H10426シリーズ
H10426シリーズは、φ28 mm (1-1/8")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源
回路を内蔵した光センサモジュールで、φ25 mmの広い受光面を持っていま
すので効率よく光を集めることができます。
バイアルカリ光電面、マルチアルカリ光電面の2製品を用意しています。
製品バリエーション
型名
H10426
H10426-01
感度波長範囲
300 nm ∼ 650 nm
185 nm ∼ 850 nm
特長
可視域用
UV∼近赤外域用
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。
仕様
項目
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流 *1
最大出力信号電流
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲 *2
有効光電面サイズ
最大感度波長
最小値
ルーメン感度
陰
標準値
極 青感度指数 (CS 5-58)
標準値
特
標準値
性 赤感度比
放射感度 *3
標準値
最小値
ルーメン感度 *4
陽
標準値
極 放射感度 *3 *4
標準値
特
標準値
性
暗電流 *1 *5
最大値
4
時間特性 上昇時間 *
リップルノイズ *4 *6 (peak to peak)
最大値
セトリングタイム *7
動作周囲温度 *8
保存温度 *8
質量
(at +25 °C)
H10426
H10426-01
+11.5 ∼ +15.5
+18
3.0
100
+1.5(入力インピーダンス 1 MΩ)
+0.5 ∼ +1.4
25
420
60
80
95
150
11
—
—
0.2
88
64
50
20
200
80
1.8 × 105
3.4 × 104
2
3
10
15
4
15
0.5
10
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
270
*1: 入力電圧+15 V、コントロール電圧+1.0 V、出力電流=暗電流
*2: DAC(I2Cインターフェース)を内蔵することができます。ご注文時にご用命ください。
*3: 最大感度波長時
*4: コントロール電圧 +1.0 V
*5: 暗中にて30分間放置後測定
*6: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*7: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間
*8: 結露なきこと
30
単位
V
V
mA
µA
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
A/lm
A/W
nA
ns
mV
s
°C
°C
g
電流出力型光センサモジュール
特性図
100
TPMHB0223JB
108
TPMHB0311JC
H10426-01
107
106
ゲイン
陰極放射感度 (mA/W)
H10426
10
H10426
H10426-01
105
1
104
0.1
100
200
300
400
500
600
700
800
103
0.5
900
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
感度調整方法
抵抗可変動作
電圧可変動作
電源
信号出力
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
信号出力
低電圧入力(赤)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧入力 (白)
+15 V
GND
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
電源
光センサモジュール
+15 V
GND
CW
光センサモジュール
モニタ
+0.5 V ∼
+1.4 V
可変抵抗器 (10 kΩ)
GND
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.5 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
TPMOC0208JA
外形寸法図(単位:mm)
35.0 ± 0.5
28.5 ± 0.5
192 ± 1
有効光電面
前面図
25 MIN.
側面図
450 ± 20
低電圧入力 (+15 V) : AWG26 (赤)
GND
: AWG26 (黒)
基準電圧出力 (+2.5 V)
: AWG26 (青)
コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.4 V) : AWG26 (白)
信号出力
: RG-174/U
TPMOA0047JA
31
メタルパッケージPMT内蔵
光センサモジュール H10722シリーズ
H10722シリーズは、
メタルパッケージ光電子増倍管と高圧電源回路、低雑音アンプを
内蔵した光センサモジュールです。アンプにより光電子増倍管の電流出力を電圧出
力に変換するため、信号処理が容易です。また、
アンプを光電子増倍管の陽極出力ピ
ン近傍に取り付けているため、外来からのノイズの影響を受けにくくなっています。従
来のバイアルカリ光電面より高感度のスーパーバイアルカリ光電面、
さらに高感度な
ウルトラバイアルカリ光電面、近赤外領域まで感度を有するマルチアルカリ光電面、赤
感度を増強したマルチアルカリ光電面の4製品を用意しています。
製品バリエーション
型名
H10722-110
H10722-210
H10722-01
H10722-20
感度波長範囲
電流電圧変換係数* 周波数帯域*
230 nm ∼ 700 nm
230 nm ∼ 700 nm
1 V/µA
DC ∼ 20 kHz
230 nm ∼ 870 nm
230 nm ∼ 920 nm
特長
スーパーバイアルカリ光電面、可視域で高感度
ウルトラバイアルカリ光電面、可視域で高感度
UV∼近赤外域用
増強型赤外延長マルチアルカリ光電面
* アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
(at +25 °C)
項目
H10722-110
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流 *1
最大出力信号電圧
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲
有効光電面サイズ
最大感度波長
ルーメン感度
陰
極 青感度指数 (CS 5-58)
特
性 赤感度比
放射感度 *2
ルーメン感度 *3
陽
極 放射感度 *2*3
特
性 暗中での暗電流による
電圧出力 *3*4
電流電圧変換係数
出力オフセット電圧
リップルノイズ *3*5 (peak to peak)
セトリングタイム *6
動作周囲温度 *7
保存温度 *7
質量
最小値
標準値
標準値
標準値
標準値
最小値
標準値
標準値
標準値
最大値
標準値
最大値
最大値
標準値
400
80
105
13.5
—
110
8.0 × 107
2.1 × 108
220
1
10
H10722-210
H10722-01
H10722-20
±4.5 ∼ ±5.5
±5.5
+6.2 / -3.5
+4(負荷抵抗 10 kΩ)
+1.1(入力インピーダンス1 MΩ)
+0.5 ∼ +1.1(入力インピーダンス1 MΩ)
8
400
400
630
100
100
350
200
135
500
—
15.5
—
0.2
—
0.45
77
130
78
1.0 × 108
1.0 × 108
3.5 × 108
2.7 × 108
4.0 × 108
1.0 × 109
260
150
150
1
1
10
10
10
100
1
±1
0.5
10
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
100
*1: 入力電圧 +5 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力
*2: 最大感度波長時
*3: コントロール電圧 +1.0 V
*4: 暗中にて30分間放置後測定。暗中での実際の出力は、“暗電流による電圧出力”と“オフセット電圧”の合計。
*5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間
*7: 結露なきこと
32
単位
V
V
mA
V
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
V/lm
V/nW
mV
V/µA
mV
mV
s
°C
°C
g
電圧出力型光センサモジュール
特性図
100
光電子増倍管ゲイン: 105
TPMOB0227JA
100
光電子増倍管ゲイン: 105
TPMOB0228JA
107
TPMOB0226JB
-210
-20
-110
光電子増倍管ゲイン
1
陽極放射感度 (V/nW)
陽極放射感度 (V/nW)
106
10
10
1
-01
0.1
105
104
0.1
0.01
200
300
400
500
600
700
800
900
0.01
200
1000
300
400
波長 (nm)
500
600
700
800
900
103
0.5
1000
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1
1.2
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
感度調整方法
電圧可変動作
抵抗可変動作
電源
信号出力
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
光センサモジュール
+5 V
-5 V
GND
+5 V
-5 V
GND
モニタ
+0.5 V ∼
+1.1 V
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
電源
信号出力
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
CW
光センサモジュール
可変抵抗器 (10 kΩ)
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.1 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
GND
TPMOC0232JA
外形寸法図(単位:mm)
22.0 ± 0.5
14.0 ± 0.2
450 ± 20
60.0 ± 0.5
14.0 ± 0.2
1.5 ± 0.2
Vcc低電圧入力 : AWG26 (赤, +5 V)
Vee低電圧入力 : AWG26 (緑, -5 V)
: AWG26 (黒)
GND
基準電圧出力
: AWG26 (青, +1.2 V)
コントロール電圧入力: AWG26 (白, +0.5 V ∼ +1.1 V)
信号出力
: RG-174/U
10
入射窓
有効光電面 ( 8)
オプション取付用ネジ穴
(4-M2 深さ 4)
前面図
側面図
TPMOA0063JA
オプション(光ファイバアダプタ)(単位:mm)
E5776-51(SMAタイプ)
E5776(FCタイプ)
22.0 ± 0.5
22.0 ± 0.5
12.0 ± 0.2
14.0 ± 0.2
0.5
14.0 ± 0.2
ゴムシート
(付属)
FC-R
4- 2.2
前面図
※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属
SMA
前面図
TACCA0055JB
0.5
3.18
4- 2.2
側面図
16.2 ± 0.2
ゴムシート
(付属)
14.0 ± 0.2
14.0 ± 0.2
側面図
※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属
TACCA0239JB
33
メタルパッケージPMT内蔵
光センサモジュール H10723シリーズ
H10723シリーズは、
メタルパッケージ光電子増倍管と高圧電源回路、低雑音アンプを
内蔵した光センサモジュールです。アンプにより光電子増倍管の電流出力を電圧出
力に変換するため、信号処理が容易です。また、
アンプを光電子増倍管の陽極出力ピ
ン近傍に取り付けているため、外来からのノイズの影響を受けにくくなっています。
H10722シリーズよりも広い周波数帯域のDC∼200 kHzをカバーしています。
従来のバイアルカリ光電面より高感度のスーパーバイアルカリ光電面、
さらに高感度
なウルトラバイアルカリ光電面、近赤外領域まで感度を有するマルチアルカリ光電面、
赤感度を増強したマルチアルカリ光電面の4製品を用意しています。
製品バリエーション
型名
H10723-110
H10723-210
H10723-01
H10723-20
感度波長範囲
電流電圧変換係数* 周波数帯域*
230 nm ∼ 700 nm
230 nm ∼ 700 nm
0.1 V/µA
DC ∼ 200 kHz
230 nm ∼ 870 nm
230 nm ∼ 920 nm
特長
スーパーバイアルカリ光電面、可視域で高感度
ウルトラバイアルカリ光電面、可視域で高感度
UV∼近赤外域用
増強型赤外延長マルチアルカリ光電面
* アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
項目
H10723-110
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流 *1
最大出力信号電圧
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲
有効光電面サイズ
最大感度波長
ルーメン感度
陰
極 青感度指数 (CS 5-58)
特
性 赤感度比
放射感度 *2
ルーメン感度 *3
陽
極 放射感度 *2*3
特
性 暗中での暗電流による
電圧出力 *3*4
電流電圧変換係数
出力オフセット電圧
リップルノイズ *3*5 (peak to peak)
セトリングタイム *6
動作周囲温度 *7
保存温度 *7
質量
最小値
標準値
標準値
標準値
標準値
最小値
標準値
標準値
標準値
最大値
標準値
最大値
最大値
標準値
400
80
105
13.5
—
110
8.0 × 106
2.1 × 107
22
0.1
1
H10723-210
H10723-01
H10723-20
±4.5 ∼ ±5.5
±5.5
+6.2 / -3.5
+4(負荷抵抗 10 kΩ)
+1.1(入力インピーダンス1 MΩ)
+0.5 ∼ +1.1(入力インピーダンス1 MΩ)
8
400
400
630
100
100
350
200
135
500
—
15.5
—
0.2
—
0.45
77
130
78
7
7
1.0 × 10
1.0 × 10
3.5 × 107
7
7
2.7 × 10
4.0 × 10
1.0 × 108
26
15
15
0.1
0.1
1
1
1
10
0.1
±1
0.5
10
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
90
*1: 入力電圧 +5 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力
*2: 最大感度波長時
*3: コントロール電圧 +1.0 V
*4: 暗中にて30分間放置後測定。暗中での実際の出力は、“暗電流による電圧出力”と“オフセット電圧”の合計。
*5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間
*7: 結露なきこと
34
(at +25 °C)
単位
V
V
mA
V
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
V/lm
V/nW
mV
V/µA
mV
mV
s
°C
°C
g
電圧出力型光センサモジュール
特性図
10
光電子増倍管ゲイン: 105
TPMOB0227JA
10
光電子増倍管ゲイン: 105
TPMOB0228JA
107
TPMOB0226JB
-210
-20
-110
光電子増倍管ゲイン
0.1
陽極放射感度 (V/nW)
陽極放射感度 (V/n/W)
106
1
1
0.1
-01
104
0.01
0.01
0.001
200
300
400
500
600
700
800
900
0.001
200
1000
波長 (nm)
105
300
400
500
600
700
800
900
103
0.5
1000
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1
1.2
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
感度調整方法
抵抗可変動作
光センサモジュール
電源
信号出力
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
+5 V
-5 V
GND
+0.5 V ∼
+1.1 V
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
GND
光センサモジュール
電源
信号出力
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
+5 V
-5 V
GND
CW
電圧可変動作
モニタ
可変抵抗器 (10 kΩ)
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.1 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
TPMOC0232JA
外形寸法図(単位:mm)
オプション取付用ネジ穴
(4-M2 深さ4)
12.0 ± 0.2
21
前面図
FC-R
4- 2.2
10
前面図
Vcc低電圧入力 : AWG26 (赤, +5 V)
Vee低電圧入力 : AWG26 (緑, -5 V)
GND
: AWG26 (黒)
基準電圧出力
: AWG26 (青, +1.2 V)
コントロール電圧入力: AWG26 (白, +0.5 V ∼ +1.1 V)
信号出力
: RG-174/U
入射窓
0.5
ゴムシート
(付属)
14.0 ± 0.2
固定用ネジ穴
(2-M2.6 深さ3)
26
側面図
※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属
TACCA0055JB
E5776-51(SMAタイプ)
22.0 ± 0.5
51.0 ± 0.5
450 ± 20
14.0 ± 0.2
16.2 ± 0.2
0.5
側面図
TPMOA0064JA
ゴムシート
(付属)
14.0 ± 0.2
1.5 ± 0.2
22.0 ± 0.5
14.0 ± 0.2
11
24.0 ± 0.5
E5776(FCタイプ)
有効光電面 ( 8)
14.0 ± 0.2
25.0 ± 0.5
14.0 ± 0.2
オプション
(光ファイバアダプタ)
(単位:mm)
SMA
3.18
4- 2.2
前面図
側面図
※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属
TACCA0239JB
35
小型サイドオンPMT内蔵
光センサモジュール H9306/H9307シリーズ
H9306/H9307シリーズは、φ13 mm (1/2")サイドオン型光電子増倍管と高圧
電源回路、低雑音アンプを内蔵した電圧出力型光センサモジュールです。
H9306シリーズは電流電圧変換係数1 V/µA・周波数帯域20 kHz、H9307シリ
ーズは0.1 V/µA・200 kHzのアンプを内蔵しています。また、高圧電源回路
にコッククロフト・ウォルトン回路を採用しているため、低消費電力です。
入出力にケーブルを採用しており、機器組み込みに便利です。
製品バリエーション
型名
電流電圧変換係数* 周波数帯域*
特長
185 nm ∼ 750 nm 185 nm ∼ 900 nm 185 nm ∼ 900 nm 185 nm ∼ 830 nm 185 nm ∼ 650 nm
H9306-01
H9306-02
H9306-03
H9306-04
H9306-05
DC ∼ 20 kHz
1 V/µA
低消費電力
H9307-01
H9307-02
H9307-03
H9307-04
H9307-05
DC ∼ 200 kHz
0.1 V/µA
* アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。
仕様
項目
サフィックス
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲
有効光電面サイズ
最大感度波長
最小値
陰 ルーメン感度
標準値
極 青感度指数 (CS 5-58)
特
性 赤感度比
放射感度 *1
H9306シリーズ(20 kHzアンプ内蔵)
最小値
2
陽 ルーメン感度 *
標準値
極 放射感度 *1 *2
特
標準値
性 暗中での電圧
出力 *2 *3 *4
最大値
最大出力信号電圧
電流電圧変換係数
H9307シリーズ(200 kHzアンプ内蔵)
最小値
2
陽 ルーメン感度 *
標準値
極 放射感度 *1 *2
特
標準値
性 暗中での電圧
出力 *2 *3 *4
最大値
最大出力信号電圧
電流電圧変換係数
オフセット電圧
標準値
リップルノイズ *2 *5 (peak to peak) 最大値
セトリングタイム *6
動作周囲温度 *7
保存温度 *7
質量
-01
420
80
120
10
—
90
1.0 × 108
7.0 × 108
520
1
10
1.0 × 107
7.0 × 107
52
0.1
1
H9306 / H9307シリーズ
-02
-04
-03
±11.5 ∼ ±15.5
±18
+9 / -1 (H9306), +15 / -8 (H9307)
+1.2(入力インピーダンス 1 MΩ)
+0.25 ∼ +1.0
3.7 × 13.0
400
530
450
200
140
350
300
200
500
—
—
—
0.3
0.15
0.4
77
70
105
-05
340
20
40
5
—
48
4.0 × 108
3.0 × 108
1.0 × 109
1.2 × 109
2.0 × 109
7.0 × 108
310
420
250
1
2
0.1
10
10
1
+10(負荷抵抗 10 kΩ)
1
5.0 × 107
3.0 × 108
360
0.5
5
4.0 × 107
1.2 × 108
31
0.1
1
5.0 × 106
3.0 × 107
36
0.05
0.5
1.0 × 108
3.0 × 107
2.0 × 108
7.0 × 107
42
25
0.2
0.01
1
0.1
+1(負荷抵抗 10 kΩ)
0.1
H9306 / H9307シリーズ
±3
0.8
10
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
110
µA/lm
—
—
mA/W
V/lm
V/nW
mV
V
V/µA
*1: 最大感度波長時 *2: コントロール電圧 +1.0 V *3: 暗中にて30分間放置後測定 *4: 光電子増倍管の暗電流による出力。 *5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *7: 結露なきこと
36
(at +25 °C)
単位
—
V
V
mA
V
V
mm
nm
V/lm
V/nW
mV
V
V/µA
mV
mV
s
°C
°C
g
電圧出力型光センサモジュール
特性図
(H9306) TPMOB0154JB
100
(H9306) TPMOB0116JC
100
光電子増倍管ゲイン: 105 (H9307)
10
(H9306)
(H9307)
光電子増倍管ゲイン: 105 (H9307)
10
108
TPMOB0240JA
-02
107
-03
1
-02/-03
-05
0.1
0.01
1
1
0.1
-04
-05
105
-04
104
0.01
0.1
0.01
-01
106
光電子増倍管ゲイン
0.1
1
陽極放射感度 (V/nW)
10
陽極放射感度 (V/nW)
陽極放射感度 (V/nW)
-01
陽極放射感度 (V/nW)
10
0.001
103
0.001
100
200
300
400
500
600
700
800
0.0001
900
0.01
100
200
300
波長 (nm)
400
500
600
700
800
102
0.25 0.3
0.001
900
0.4
0.5
0.6
0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
感度調整方法
抵抗可変動作
電圧可変動作
電源
信号出力
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
光センサモジュール
+15 V
-15 V
GND
+15 V
-15 V
GND
モニタ
+0.25 V ∼
+1.0 V
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
電源
信号出力
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
CW
光センサモジュール
可変抵抗器 (10 kΩ)
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
GND
TPMOC0147JD
外形寸法図(単位:mm)
8.8
低電圧入力
: AWG26 (赤, +15 V)
低電圧入力
: AWG26 (緑, -15 V)
GND
: AWG26 (黒)
基準電圧出力
: AWG26 (青, +1.2 V)
コントロール電圧入力 : AWG26 (白, +0.25 V ∼ +1.0 V)
信号出力
: RG-174/U
53.2 ± 0.5
入射窓
(7 × 16)
光電面
2.1
49.0 ± 0.5
19.7
19.0 ± 0.5
有効光電面
(3.7 × 13.0)
固定用ネジ穴
(4-M2 深さ 4)
11.7 ± 0.2
50.8 ± 0.5
前面図
側面図
450 ± 20
TPMOA0013JH
9
入射窓部
7
3.7
入射窓
13
16
18
1.5
8.8
6.0
20.5
有効光電面
(3.7 × 13.0)
7
入射窓
9
光電面
TPMOA0018JE
37
サイドオンPMT内蔵
光センサモジュール H11462シリーズ
H11462シリーズは、φ28 mm (1-1/8")サイドオン型光電子増倍管に高圧電源
回路と低雑音アンプを内蔵した光センサモジュールです。アンプは、電流電
圧変換係数1 V/µA・周波数帯域DC ∼ 20 kHzタイプと、DC ∼ 200 kHz・
0.1 V/µAタイプを用意しています。光電子増倍管は、可視域用汎用、UV∼可
視域で低ノイズ、UV∼近赤外域まで感度を有するものを標準品として取り
揃えています。
製品バリエーション
型名
H11462-011
H11462-021
H11462-031
H11462-012
H11462-022
H11462-032
電流電圧変換係数
周波数帯域
感度波長範囲
185 nm ∼ 710 nm
1 V/µA
DC ∼ 20 kHz
185 nm ∼ 900 nm
185 nm ∼ 900 nm
185 nm ∼ 710 nm
0.1 V/µA
DC ∼ 200 kHz
185 nm ∼ 900 nm
185 nm ∼ 900 nm
特長
UV∼可視域用、低ノイズ
UV∼近赤外域用
UV∼近赤外域用、高感度
UV∼可視域用、低ノイズ
UV∼近赤外域用
UV∼近赤外域用、高感度
* アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。
仕様
項目
サフィックス
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流 *1
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲
有効光電面サイズ
最大感度波長
最小値
陰 ルーメン感度
標準値
極 青感度指数 (CS 5-58)
特
性 赤感度比
放射感度 *2
サフィックス(20 kHzアンプ内蔵)
最小値
3
陽 ルーメン感度 *
標準値
極 放射感度 *2 *3
特
標準値
性 暗中での電圧
出力 *3 *4
最大値
最大出力信号電圧
電流電圧変換係数
サフィックス(200 kHzアンプ内蔵)
最小値
3
陽 ルーメン感度 *
標準値
極 放射感度 *2 *3
特
標準値
性 暗中での電圧
出力 *3 *4
最大値
最大出力信号電圧
電流電圧変換係数
オフセット電圧
標準値
リップルノイズ *3 *5 (peak to peak) 最大値
セトリングタイム *6
動作周囲温度 *7
保存温度 *7
質量
38
H11462シリーズ
-011 / -012
-031 / -032
-021 / -022
±4.5 ∼ ±5.5
±6
+7 / -3 (-011/-021/-031), +11 / -7 (-012/-022/-032)
+1.2(入力インピーダンス 1 MΩ)
+0.5 ∼ +1.1
4 × 20
400
410
450
140
80
475
250
100
525
—
8
—
0.3
—
0.4
74
70
90
-021
-011
-031
4.0 × 108
1.0 × 109
3.0 × 109
1.2 × 109
2.5 × 109
5.0 × 109
840
740
855
0.2
3
10
2
50
50
+4(負荷抵抗 10 kΩ)
1
-022
-012
-032
4.0 × 107
1.0 × 108
3.0 × 108
1.2 × 108
2.5 × 108
5.0 × 108
84
74
85.5
0.02
0.3
1
0.2
5
5
+4(負荷抵抗 10 kΩ)
0.1
シリーズ全体
±1
0.5
10
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
225
*1: 入力電圧 5 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力
*2: 最大感度波長時
*3: コントロール電圧 +1.0 V
*4: 暗中にて30分間放置後測定。暗中での実際の出力は、
“暗電流による電圧出力”と“オフセット電圧”の合計。
*5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長 450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間
*7: 結露なきこと
(at +25 °C)
単位
—
V
V
mA
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
V/lm
V/nW
mV
V
V/µA
V/lm
V/nW
mV
V
V/µA
mV
mV
s
°C
°C
g
電圧出力型光センサモジュール
特性図
H11462-011
-021 10
-031
光電子増倍管ゲイン: 105
TPMOB0238JA
-031/-032
1
H11462-012
-022
-032
TPMOB0239JA
108
-011/-012
107
-011/-012
0.1
光電子増倍管ゲイン
0.1
1
陽極放射感度 (V/nW)
陽極放射感度 (V/nW)
-021/-022
0.01
-021/-022
106
105
-031/-032
0.01
100
200
300
400
500
600
700
800
104
0.5
0.001
900
0.6
波長 (nm)
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1
1.2
コントロール電圧 (V)
感度調整方法
抵抗可変動作
光センサモジュール
電源
信号出力
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
光センサモジュール
+5 V
-5 V
GND
GND
+5 V
-5 V
GND
モニタ
+0.5 V ∼
+1.1 V
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
電源
信号出力
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
CW
電圧可変動作
可変抵抗器 (10 kΩ)
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
TPMOC0239JA
前面図
R3
+1.0
+0.5
1.5 -0
入射窓
有効光電面
(4 × 20)
C1
55.0 ± 0.5
4.5 ± 0.3
20 -0
+2
2.5 - 0
450 ± 20
95.0 ± 0.5
入射窓部
17.2 ± 0.5
固定用ネジ穴
(4-M3 深さ10)
MAX. 10
10.0 ± 0.5
57 ± 1
8.0 ± 0.5
55.0 ± 0.5
24.0 +0.5
-0
87.0 ± 0.5
有効光電面
(4 × 20)
50.0 ± 0.5
85.0 ± 0.5
38.0 ± 0.5
27.0 ± 0.5
5.0 ± 0.5
外形寸法図(単位:mm)
8
入射窓
光電面
固定用ネジ穴
(2 × 2-M3 深さ10)
側面図
TPMOC0123JC
背面図
低電圧入力 (+5 V) : AWG26 (赤)
低電圧入力 (-5 V) : AWG26 (緑)
GND
: AWG26 (黒)
基準電圧出力 (+1.2 V)
: AWG26 (青)
コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V) : AWG26 (白)
信号出力
: RG-174/U
TPMOA0073JA
39
小型ヘッドオンPMT内蔵
光センサモジュール H7827シリーズ
H7827シリーズは、φ19 mm (3/4")ヘッドオン型光電子増倍管に高圧電源回
路と低雑音アンプを内蔵した光センサモジュールです。アンプは、電流電圧
変換係数1 V/µA・周波数帯域DC ∼ 20 kHzタイプと、0.1 V/µA・DC ∼
200 kHzタイプを標準品として用意しています。他の光電子増倍管モジュー
ルと比較して耐振動衝撃性に優れていますので、携帯装置に適しています。
製品バリエーション
型名
H7827-001
H7827-011
H7827-002
H7827-012
感度波長範囲
電流電圧変換係数* 周波数帯域*
300 nm ∼ 650 nm
1 V/µA
DC ∼ 20 kHz
300 nm ∼ 850 nm
300 nm ∼ 650 nm
0.1 V/µA
DC ∼ 200 kHz
300 nm ∼ 850 nm
特長
可視域用汎用タイプ
可視∼近赤外域用
可視域用汎用タイプ
可視∼近赤外域用
* アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
項目
サフィックス
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲
有効光電面サイズ
最大感度波長
最小値
陰 ルーメン感度
標準値
極 青感度指数 (CS 5-58)
特
性 赤感度比
放射感度 *1
サフィックス(20 kHzアンプ内蔵)
最小値
2
陽 ルーメン感度 *
標準値
極 放射感度 *1 *2
特
標準値
性 暗中での電圧
出力 *2 *3 *4
最大値
最大出力信号電圧
電流電圧変換係数
サフィックス(200 kHzアンプ内蔵)
最小値
2
陽 ルーメン感度 *
標準値
極 放射感度 *1 *2
特
標準値
性 暗中での電圧
出力 *2 *3 *4
最大値
最大出力信号電圧
電流電圧変換係数
オフセット電圧
標準値
リップルノイズ *2 *5 (peak to peak) 最大値
セトリングタイム *6
動作周囲温度 *7
保存温度 *7
質量
H7827シリーズ
-001 / -002
-011 / -012
±11.5 ∼ ±15.5
±18
+45 / -1(-001/-011), +50 / -8(-002/-012)
+1.2(入力インピーダンス 100 kΩ)
+0.5 ∼ +1.1
15
420
380
60
80
90
120
10.5
—
—
0.2
85
49
-001
-011
1.0 × 107
1.0 × 107
5.0 × 107
3.0 × 107
47
13
3
3
20
20
+10(負荷抵抗 10 kΩ)
1
-002
-012
1.0 × 106
1.0 × 106
5.0 × 106
3.0 × 106
4.7
1.3
0.3
0.3
2
2
+10(負荷抵抗 10 kΩ)
0.1
シリーズ全体
±3
0.6
0.2
+5 ∼ +45
-20 ∼ +50
80
(at +25 °C)
単位
—
V
V
mA
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
V/lm
V/nW
mV
V
V/µA
V/lm
V/nW
mV
V
V/µA
mV
mV
s
°C
°C
g
*1: 最大感度波長時
*2: コントロール電圧 +1.0 V
*3: 暗中にて30分間放置後測定
*4: 光電子増倍管の暗電流による出力。
*5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間
*7: 結露なきこと
40
電圧出力型光センサモジュール
特性図
H7827-001
-011 10
光電子増倍管ゲイン: 105
TPMOB0156JB
1
H7827-002
-012
107
TPMOB0159JC
-011
-012
0.1
-001
-002
0.01
0.1
光電子増倍管ゲイン
1
陽極放射感度 (V/nW)
陽極放射感度 (V/nW)
106
-001
-002
105
-011
-012
104
0.01
200
300
400
500
600
700
800
103
0.5
0.001
900
0.6
波長 (nm)
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1
1.2
コントロール電圧 (V)
感度調整方法
抵抗可変動作
光センサモジュール
電源
信号出力
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
光センサモジュール
+15 V
-15 V
GND
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
+15 V
-15 V
GND
モニタ
+0.5 V ∼
+1.1 V
GND
電源
信号出力
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
CW
電圧可変動作
可変抵抗器 (10 kΩ)
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
TPMOC0166JC
外形寸法図(単位:mm)
26.0 +0.5
-0
有効光電面
( 15 MIN.)
18
0 +0.1
- 0.3
56.0 +0.5
-0
オプション取付用ネジ穴
(4-M2 深さ 5)
前面図
19.0 ± 0.5 18.0 ± 0.5
18.6 ± 0.7
25.0 ± 0.5
18
14.0 ± 0.5
50.0 +1.0
-0
信号出力 BNC-R
10.0 ± 0.5
16.0 ± 0.5
側面図
電源入力
HIROSE HR10A-7R-6P
1: GND
2: Vcc +15 V
3: Vcont +0.5 V ∼ +1.1 V
4: Vref
5: NC
6: Vee -15 V
固定用ネジ穴
(2-M3 深さ 5)
背面図
コネクタ付電源ケーブル (HIROSE HR10A-7P-6S) はH7827シリーズの付属品です。
黒: GND
赤: 低電圧入力 (+15 V)
白: コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V)
700 ± 20
青: 基準電圧出力 (+1.2 V)
緑: 低電圧入力 (-15 V)
TPMOA0023JC
41
ヘッドオンPMT内蔵
光センサモジュール H10492シリーズ
H10492シリーズは、φ25 mm (1")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源回路、
低雑音アンプを内蔵した光センサモジュールです。アンプは、電流電圧変換
係数1 V/µA・周波数帯域DC∼20 kHzタイプと0.1 V/µA・200 kHzタイプ、
0.1 V/µA・DC∼8 MHzタイプがあり、光電子増倍管は可視域用と可視∼近赤
外域用を用意しています。
製品バリエーション
型名
H10492-001
H10492-011
H10492-002
H10492-012
H10492-003
H10492-013
感度波長範囲
300 nm ∼ 650 nm
300 nm ∼ 850 nm
300 nm ∼ 650 nm
300 nm ∼ 850 nm
300 nm ∼ 650 nm
300 nm ∼ 850 nm
電流電圧変換係数*
1 V/µA
周波数帯域*
DC ∼ 20 kHz
DC ∼ 200 kHz
0.1 V/µA
DC ∼ 8 MHz
特長
可視域用
可視∼近赤外域用
可視域用
可視∼近赤外域用
可視域用
可視∼近赤外域用
* アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
項目
サフィックス
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流 *1
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲 *2
有効光電面サイズ
最大感度波長
最小値
陰 ルーメン感度
標準値
極
青感度指数
(CS
5-58)
標準値
特
標準値
性 赤感度比 3
放射感度 *
標準値
サフィックス
(20 kHzアンプ内蔵)
最小値
陽 ルーメン感度 *4
標準値
極
3*4
放射感度
*
標準値
特
標準値
性 暗中での暗電流による
電圧出力 *4*5
最大値
最大出力信号電圧
電流電圧変換係数
サフィックス(200 kHz / 8 MHzアンプ内蔵)
最小値
陽 ルーメン感度 *4
標準値
極
3 4
標準値
特 放射感度 * *
暗中での暗電流による
標準値
性
電圧出力 *4*5
最大値
最大出力信号電圧
電流電圧変換係数
出力オフセット電圧
リップルノイズ *4*6*7 (peak to peak)
セトリングタイム *8
動作周囲温度 *9
保存温度 *9
質量
標準値
最大値
最大値
標準値
H10492シリーズ
-011 / -012 / -013
±11.5 ∼ ±15.5
±18
+4 / -1 (-001/-011), +11 / -8 (-002/-012), +24 / -21 (-003/-013)
+1.2(入力インピーダンス 1 MΩ)
+0.5 ∼ +1.1(入力インピーダンス 1 MΩ)
22
420
80
60
150
90
—
10.5
0.2
—
64
85
-011
-001
2.0 × 107
4.0 × 107
7.5 × 107
1.8 × 108
32
170
3
3
20
20
+10(負荷抵抗 10 kΩ)
1
-012 / -013
-002 / -003
2.0 × 106
4.0 × 106
7.5 × 106
1.8 × 107
3.2
17
0.3
0.3
2
2
-002 / -012: +10(負荷抵抗 10 kΩ)
-003 / -013: +10(負荷抵抗 500 Ω), +5(負荷抵抗 50 Ω)
0.1
H10492シリーズ
±1
0.6 (-001 / -002 / -011 / -012), 0.8 (-003 / -013)
10
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
170 (-001 / -002 / -003), 180 (-011 / -012 / -013)
-001 / -002 / -003
(at +25 °C)
単位
—
V
V
mA
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
V/lm
V/nW
mV
V
V/µA
V/lm
V/nW
mV
V
V/µA
mV
mV
s
°C
°C
g
*1: 入力電圧 +15 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力
*2: DAC (I2C インターフェース)を内蔵することができます。ご注文時にご用命ください。
*3: 最大感度波長時
*4: コントロール電圧 +1.0 V
*5: 暗中にて30分間放置後測定。暗中での実際の出力は、“暗電流による電圧出力”と“オフセット電圧”の合計。
*6: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*7: -003 / -013のアンプノイズ (peak to peak) = 8 mV (標準値)
*8: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間
*9: 結露なきこと
42
電圧出力型光センサモジュール
特性図
H10492-001
-011
10
光電子増倍管ゲイン: 105
TPMOB0220JA
H10492-002
-012
1
-003
-013
107
-011
-012
-013
106
0.1
-001
-002
-003
0.1
0.01
光電子増倍管ゲイン
陽極放射感度 (V/nW)
陽極放射感度 (V/nW)
1
TPMOB0221JA
-001
-002
-003
-011
-012
-013
105
104
0.01
200
300
400
500
600
700
800
103
0.5
0.001
900
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0
1.1 1.2
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
感度調整方法
抵抗可変動作
光センサモジュール
電源
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
信号出力
+15 V
-15 V
GND
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
+0.5 V ∼
+1.1 V
光センサモジュール
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
信号出力
電源
+15 V
-15 V
GND
CW
電圧可変動作
モニタ
GND
可変抵抗器 (10 kΩ)
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
TPMOC0229JA
外形寸法図(単位:mm)
35.0 ± 0.5
25.4 ± 0.5
120 ± 1
450 ± 20
Vcc低電圧入力 : AWG26 (赤, +15 V)
Vee低電圧入力 : AWG26 (緑, -15 V)
GND
: AWG26 (黒)
基準電圧出力
: AWG26 (青, +1.2 V)
コントロール電圧入力 : AWG26 (白, +0.5 V ∼ +1.1 V)
信号出力
: RG-174/U
有効光電面
前面図
22 MIN.
側面図
TPMOA0059JA
43
ヘッドオンPMT内蔵
光センサモジュール H10493シリーズ
H10493シリーズは、φ28mm (1-1/8")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源
回路、低雑音アンプを内蔵した光センサモジュールで、φ25 mmの広い受光
面をもっていますので、効率よく光を集めることができます。アンプは、電
流電圧変換係数1 V/µA・周波数帯域DC∼20 kHzタイプと0.1 V/µA・200 kHz
タイプ、0.1 V/µA・DC∼8 MHzタイプがあり、光電子増倍管は可視域用と
UV∼近赤外域用を用意しています。
製品バリエーション
型名
H10493-001
H10493-011
H10493-002
H10493-012
H10493-003
H10493-013
感度波長範囲
300 nm ∼ 650 nm
185 nm ∼ 850 nm
300 nm ∼ 650 nm
185 nm ∼ 850 nm
300 nm ∼ 650 nm
185 nm ∼ 850 nm
電流電圧変換係数*
1 V/µA
周波数帯域*
DC ∼ 20 kHz
DC ∼ 200 kHz
0.1 V/µA
DC ∼ 8 MHz
特長
可視域用
UV∼近赤外域用
可視域用
UV∼近赤外域用
可視域用
UV∼近赤外域用
* アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。
仕様
項目
H10493シリーズ
サフィックス
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流 *1
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲 *2
有効光電面サイズ
最大感度波長
最小値
陰 ルーメン感度
標準値
極
(CS 5-58)
標準値
青感度指数
特
標準値
性 赤感度比
標準値
放射感度 *3
サフィックス
(20 kHzアンプ内蔵)
最小値
陽 ルーメン感度 *4
標準値
極
3*4
標準値
放射感度
*
特
標準値
性 暗中での暗電流による
最大値
電圧出力 *4*5
最大出力信号電圧
電流電圧変換係数
サフィックス
(200 kHz / 8 MHzアンプ内蔵)
最小値
陽 ルーメン感度 *4
標準値
極
3 4
標準値
特 放射感度 * *
標準値
暗中での暗電流による
性
最大値
電圧出力 *4*5
最大出力信号電圧
電流電圧変換係数
出力オフセット電圧
リップルノイズ *4*6*7 (peak to peak)
セトリングタイム *8
動作周囲温度 *9
保存温度 *9
質量
標準値
最大値
最大値
標準値
-011 / -012 / -013
±11.5 ∼ ±15.5
±18
+4 / -1 (-001/-011), +11 / -8 (-002/-012), +24 / -21 (-003/-013)
+1.5(入力インピーダンス 1 MΩ)
+0.5 ∼ +1.4(入力インピーダンス 1 MΩ)
25
420
80
60
150
95
—
11
0.2
—
64
88
-011
-001
2.0 × 107
5.0 × 107
8.0 × 107
2.0 × 108
34
180
3
2
15
10
+10(負荷抵抗 10 kΩ)
1
-012 / -013
-002 / -003
2.0 × 106
5.0 × 106
8.0 × 106
2.0 × 107
3.4
18
0.3
0.2
1.5
1
-002 / -012: +10(負荷抵抗 10 kΩ)
-003 / -013: +10(負荷抵抗 500 Ω), +5(負荷抵抗 50 Ω)
0.1
H10493シリーズ
±1
0.6 (-001 / -002 / -011 / -012), 0.8 (-003 / -013)
10
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
270
-001 / -002 / -003
(at +25 °C)
単位
—
V
V
mA
V
V
mm
nm
µA/lm
—
—
mA/W
V/lm
V/nW
mV
V
V/µA
V/lm
V/nW
mV
V
V/µA
mV
mV
s
°C
°C
g
*1: 入力電圧 +15 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力
*2: DAC (I2C インターフェース)を内蔵することができます。ご注文時にご用命ください。
*3: 最大感度波長時
*4: コントロール電圧 +1.0 V
*5: 暗中にて30分間放置後測定。暗中での実際の出力は、“暗電流による電圧出力”と“オフセット電圧”の合計。
*6: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*7: -003 / -013のアンプノイズ (peak to peak) = 8 mV (標準値)
*8: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間
*9: 結露なきこと
44
電圧出力型光センサモジュール
特性図
H10493-001
-011
10
光電子増倍管ゲイン: 105
TPMOB0222JB
H10493-002
-012
1
-003
-013
108
-011
-012
-013
107
0.1
-001
-002
-003
0.1
0.01
光電子増倍管ゲイン
陽極放射感度 (V/nW)
陽極放射感度 (V/nW)
1
TPMOB0223JB
-001
-002
-003
106
-011
-012
-013
105
104
0.01
100
200
300
400
500
600
700
800
103
0.5
0.001
900
0.6
0.7
0.8
0.9
1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5
コントロール電圧 (V)
波長 (nm)
感度調整方法
光センサモジュール
抵抗可変動作
電源
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
信号出力
+15 V
-15 V
GND
・コントロール電圧を調整して
感度調整を行ってください。
・基準電圧は電気的に絶縁した
状態で使用してください。
+0.5 V ∼
+1.4 V
光センサモジュール
電源
低電圧入力 (赤)
低電圧入力 (緑)
GND (黒)
基準電圧出力 (青)
コントロール電圧 (白)
信号出力
+15 V
-15 V
GND
CW
電圧可変動作
モニタ
GND
可変抵抗器 (10 kΩ)
・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が
+1.5 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。
TPMOC0230JA
外形寸法図(単位:mm)
35.0 ± 0.5
192 ± 1
28.5 ± 0.5
450 ± 20
Vcc低電圧入力 : AWG26 (赤, +15 V)
Vee低電圧入力 : AWG26 (緑, -15 V)
: AWG26 (黒)
GND
: AWG26 (青, +2.5 V)
基準電圧出力
コントロール電圧入力 : AWG26 (白, +0.5 V ∼ +1.4 V)
信号出力
: RG-174/U
有効光電面
前面図
25 MIN.
側面図
TPMOA0060JA
45
ゲート機能付 メタルパッケージPMT内蔵
光センサモジュール H11526シリーズ
H11526シリーズは、ゲート動作が可能な光センサモジュールです。ゲート専用
回路とメタルパッケージ光電子増倍管の組合せにより、最小ゲート幅 100 ns
、繰り返し10 kHzの特性が得られています。高圧電源回路が内蔵されている
ため、+15 Vの低電圧で動作でき、コントロール電圧を調整することで光電
子増倍管のゲインを変えることができます。また、強い光が入射した場合、
過大光モニタが動作し、エラー信号が出力されます。
製品バリエーション
項目
H11526-110-NN / H11526-110-NF
H11526-01-NN / H11526-01-NF
H11526-20-NN / H11526-20-NF
感度波長範囲
230 nm ∼ 700 nm
230 nm ∼ 870 nm
230 nm ∼ 920 nm
特長
スーパーバイアルカリ光電面、可視域で高感度
UV∼近赤外域用
増強型赤外延長マルチアルカリ光電面
ゲート動作 NN: 定常時オン
NF: 定常時オフ
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
項目
サフィックス
モード
ゲート幅 (FWHM)
上昇時間
下降時間
ゲート動作 繰り返し周波数
スイッチングレシオ
スイッチングノイズ *1
遅延時間
ジッター
レベル
ゲート信号
入力インピーダンス
入力
パルス幅
*1: 負荷抵抗50 Ω (peak to peak)
46
最大値
最大値
最大値
最大値
H11526シリーズ
-110-NF / -01-NF / -20-NF
-110-NN / -01-NN / -20-NN
定常時オフ
定常時オン
100 ns ∼ DC
70
8
8
70
10
106
30
180
80
1
C-MOS (ハイレベル: +3.5 V ∼ +5 V)
10
20 ns ∼ DC
(at +25 °C)
単位
—
—
—
ns
ns
kHz
—
mV
ns
ns
—
kΩ
—
ゲート機能付光センサモジュール
項目
単位
—
V
V
mA
mA
µA
mA
V
V
mm
nm
H11526シリーズ
-20-NN / -20-NF
-110-NN / -110-NF
-01-NN / -01-NF
+14.5 ∼ +15.5
+16
60
300
100
30
+0.9(入力インピーダンス10 kΩ)
+0.4 ∼ +0.9(入力インピーダンス10 kΩ)
8
400
630
400
100
350
80
200
500
105
—
—
13.5
0.2
0.45
—
77
78
110
100
350
80
400
1000
210
1.5 × 105
1.5 × 105
2.2 × 105
1
1
10
10
10
100
0.57
2.7
0.2
5
2
+5 ∼ +45
-20 ∼ +50
105
サフィックス
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
最大サージ電流
最大出力信号電流
パルスリニアリティ(±5 %偏差)*2
最大コントロール電圧
推奨コントロール電圧調整範囲
有効光電面サイズ
最大感度波長
最小値
標準値
陰極特性
青感度指数 (CS 5-58) 標準値
標準値
赤感度比
標準値
放射感度 *3
最小値
ルーメン感度 *2
標準値
陽極特性
標準値
放射感度 *2*3
標準値
暗電流 *2*4
最大値
標準値
上昇時間
時間特性 *1 走行時間
標準値
標準値
T.T.S.
最大値
リップルノイズ *2 *5 (peek to peek)
最大値
セトリングタイム *6
7
動作周囲温度 *
保存温度 *7
質量
ルーメン感度
µA/lm
—
—
mA/W
A/lm
AW
nA
ns
ns
ns
mV
s
°C
°C
g
*2: コントロール電圧 +0.8 V
*3: 最大感度波長時
*4: 暗中にて30分間放置後測定
*5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF
*6: コントロール電圧を+0.8 Vから+0.4 Vへ変化させたときの安定時間
*7: 結露なきこと
特性図
1000
TPMOB0232JA
1000
TPMOB0225JA
107
TPMOB0234JA
-20
10
1
ゲイン
-110
0.1
200
106
100
陰極放射感度 (mA/W)
陰極放射感度 (mA/W)
100
10
-01
104
1
300
400
500
600
700
波長 (nm)
800
900
1000
0.1
200
105
300
400
500
600
700
波長 (nm)
800
900
1000
103
0.3
0.4
0.5
0.6
0.7
0.8 0.9 1.0
コントロール電圧 (V)
47
ゲート機能付 メタルパッケージPMT内蔵
ゲートタイミングチャート
定常時オン
出力例
定常時オン
100 µs ∼ ∞
+3.5 V ∼ +5 V
at 10 kΩ
時間
0V
ゲート信号入力
10 %
100 ns ∼ ∞
100 ns ∼ ∞
OFF
50 %
出力
PMT動作
ON
遅延時間 80 ns
定常時オフ
90 %
8 ns
100 µs ∼ ∞
+3.5 V ∼ +5 V
at 10 kΩ
70 ns
TPMOB0205JA
定常時オフ
ゲート信号入力
100 ns ∼ ∞
時間
0V
10 %
OFF
PMT動作
ON
100 ns ∼ ∞
50 %
出力
遅延時間 180 ns
TPMOC0200JA
90 %
8 ns
70 ns
TPMOB0206JA
ゲート時間特性
定常時オン
定常時オン クローズアップ
定常時オフ
TPMOB0208JA
TPMOB0207JA
6000
TPMOB0209JA
450
1000
400
900
5000
800
350
700
3000
2000
ゲート時間 (ns)
300
ゲート時間 (ns)
ゲート時間 (ns)
4000
250
200
600
500
400
150
300
100
200
1000
50
0
0
500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000
0
100
0
50
入力パルス幅 (ns)
100
150
200
入力パルス幅 (ns)
構成図
PMT
高圧電源回路
&
電圧分割回路
ゲインコントロール回路
ゲート動作回路
エラー検出回路
ゲートタイミング回路
電源回路
ゲートパルス入力
(C-MOS)
48
信号出力:電流出力 (BNC)
動作モード選択
(C-MOS)
GND +15 V
入力電圧
コントロール電圧入力
エラーモニタ
基準電圧出力 (+1.2 V)
TPMOC0201JA
250
300
0
0
100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000
入力パルス幅 (ns)
ゲート機能付光センサモジュール H11526シリーズ
感度調整方法
電圧可変動作
抵抗可変動作
ゲート信号入力
(C-MOS)
信号出力
SMA
電源
赤
+15 V
SMA
H11526シリーズ
黒
6 ピン
黄
エラーモニタ
過大光モニタ
: *1
信号出力
ゲート信号入力
(C-MOS)
電源
SMA
赤
+15 V
SMA
H11526シリーズ
GND
黒
6 ピン
黄
エラーモニタ
過大光モニタ
: *1
白
+0.4 V ∼
+0.9 V
緑
モード切替スイッチ
モニタ
MIN. +0.4 V
ゲインコントロール
10 kΩ
緑
モード切替
: *1
GND
*1: 使用しなくても可
GND
白
青
青
Vref 出力
: *1
MAX. +0.9 V
ポテンショメータ
(推奨: 10 kΩ)
*1: 使用しなくても可
*2: 可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、
コントロール電圧が+0.9 Vを超えないように
モニタしながら使用してください。
TPMOC0236JB
TPMOC0237JB
外形寸法図(単位:mm)
21
29
29
1: GND
2: 低電圧入力 (+15 V)
3: コントロール電圧入力 (+0.4 V ∼ +0.9 V)
4: 基準電圧出力 (+1.2 V)
5: エラーモニタ / 過大光モニタ
6: 動作モード切替入力
2 × 3-M2.6 深さ4
電源入力 / コントロール信号入力
HIROSE HR10A-7R-6PB
100
20
12
9.6
14
50
16
13
13
13
7
2-M3 深さ4
ゲートパルス入力
SMA-R
有効光電面
( 8 MIN.)
信号出力
SMA-R
入射窓
0.5
14
4-M2 深さ4
オプション取付用ネジ穴
コネクタ付電源ケーブル (HIROSE HR10A-7P-6S)はH11526シリーズの付属品です。
黒: GND
赤: 低電圧入力 (+15 V)
白: コントロール電圧入力 (+0.4 V ∼ +0.9 V)
青: 基準電圧出力 (+1.2 V)
黄: エラーモニタ / 過大光モニタ
緑: 動作モード切替入力
450 ± 20
TPMOA0071JA
オプション(光ファイバアダプタ)(単位:mm)
E5776(FCタイプ)
E5776-51(SMAタイプ)
22.0 ± 0.5
22.0 ± 0.5
14.0 ± 0.2
12.0 ± 0.2
14.0 ± 0.2
0.5
FC-R
4- 2.2
前面図
SMA
3.18
4- 2.2
側面図
前面図
※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属
0.5
ゴムシート
(付属)
14.0 ± 0.2
14.0 ± 0.2
ゴムシート
(付属)
16.2 ± 0.2
側面図
※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属
TACCA0055JB
TACCA0239JB
49
メタルパッケージPMT内蔵
フォトンカウンティングヘッド H10682シリーズ
H10682シリーズは、メタルパッケージ光電子増倍管と高速フォトンカウン
ティング回路、高圧電源を内蔵した小型フォトンカウンティングヘッドです。
+5 Vを入力するだけでフォトンカウンティング計測が行えます。従来品の約
2/3以下の大きさに抑え、過大光をモニタする機能も追加されました。従来
のバイアルカリ光電面より高感度のスーパーバイアルカリ光電面、さらに高
感度なウルトラバイアルカリ光電面、近赤外領域まで感度を有するマルチア
ルカリ光電面の3製品を用意しています。
製品バリエーション
型名
H10682-110
H10682-210
H10682-01
感度波長範囲
230 nm ∼ 700 nm
230 nm ∼ 700 nm
230 nm ∼ 870 nm
特長
スーパーバイアルカリ光電面、可視域で高感度
ウルトラバイアルカリ光電面、可視域で高感度
マルチアルカリ光電面、UV∼近赤外域用
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
(at +25 °C)
項目
H10682-110
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
有効光電面サイズ
最大感度波長
計数感度
標準値
300 nm
400 nm
500 nm
600 nm
700 nm
800 nm
3.7 × 105
4.9 × 105
3.7 × 105
1.1 × 105
7.7 × 103
—
カウントリニアリティ *1
標準値
最大値
ダークカウント *2
パルスペア分解能
出力パルス幅
負荷抵抗50 Ω時
出力パルス波高
無負荷時
最小値
標準値
最小値
標準値
推奨負荷抵抗
信号出力論理
過大光検出出力 *3
過大光入射時
通常時
動作周囲温度 *4
保存温度 *4
質量
*1: ランダムパルス、カウント損失10 %時
*2: 暗中にて30分間放置後測定
*3: 負荷抵抗 10 kΩ
*4: 結露なきこと
50
最小値
最大値
50
100
H10682-210
+4.75 ∼ +5.25
+6
40
8
400
3.9 × 105
6.1 × 105
4.6 × 105
1.3 × 105
9.1 × 103
—
5.0 × 106
50
100
20
10
+2
+2.2
+4
+4.4
50
正論理
+3.5
+0.5
+5 ∼ +40
-20 ∼ +50
47
H10682-01
2.7 × 105
3.6 × 105
2.8 × 105
2.0 × 105
1.2 × 105
3.0 × 104
単位
V
V
mA
mm
nm
s-1·pW-1
s-1
600
1000
s-1
ns
ns
V
Ω
—
V
°C
°C
g
フォトンカウンティングヘッド
特性図
106
TPMOB0215JA
104
TPMOB0216JA
H10682-210
H10682-01
H10682-01
103
H10682-110
ダークカウント (s-1)
計数感度 (s-1·pW-1)
105
104
102
H10682-110
H10682-210
101
103
200
100
300
400
500
600
700
800
5
900
10
15
25
30
35
40
周囲温度 (°C)
波長 (nm)
●カウントレートリニアリティ特性と過大光検出出力
1010
20
●カウントレートの直線性の補正
TPMOB0217JA
20
TPMOB0218JA
補正値
10
109
0
出力カウント
-10
計数誤差 (%)
カウント数 (s-1)
108
107
106
過大光検出出力
105
直線性の補正式
-20
N=
実測値
-30
M
1-Mt
N : 真の計数値 (s-1)
M : 実測した計数値 (s-1)
t : パルスペア分解能 (s)
-40
-50
+4 V
-60
0V
104
-70
104
105
106
107
108
109
1010
1011
-80
103
1012
104
105
106
107
カウント数 (s-1)
相対入射光
オプション
構成図
(光ファイバアダプタ)
(単位:mm)
アンプ
光電子増倍管
コンパレータ
E5776(FCタイプ)
波形整形
出力
L.L.D.
高圧電源 /
高圧分割回路
正論理
パルス
カウンタへ
+4.0 V: 過大光検出時
0 V: 通常時
TPMOC0226JB
40.0±0.5
FC-R
前面図
側面図
TACCA0055JB
E5776-51(SMAタイプ)
200±20
22.0 ± 0.5
0.5
14.0 ± 0.2
16.2 ± 0.2
0.5
光電面
入射窓
有効光電面 ( 8 MIN.)
オプション取付用ネジ穴
(4-M2 深さ 4)
固定用ネジ穴
(2-M3 深さ 4)
10
20.0±0.2
ゴムシート
(付属)
14.0 ± 0.2
14.0±0.2
11
0.5
※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属
外形寸法図(単位:mm)
22.0±0.5
12.0 ± 0.2
ゴムシート
(付属)
4- 2.2
GND +5 V
電源入力
14.0±0.2
22.0 ± 0.5
14.0 ± 0.2
RL = 50 Ω
過大光検出出力
36.0±0.5
108
14.0 ± 0.2
103
103
低電圧入力 (+5 V) : AWG24(赤)
GND
: AWG24(黒)
過大光検出出力 : AWG24(青)
信号出力
: RG-174/U
SMA
3.18
4- 2.2
前面図
側面図
※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属
TACCA0239JB
TPMOA00058JA
51
冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵
フォトンカウンティングヘッド H7421シリーズ
H7421シリーズは、GaAsP/GaAs光電面のメタルパッケージ光電子増倍管と
電子冷却素子を内蔵したフォトンカウンティングヘッドです。電子冷却素子
により光電面から生じるサーマルノイズを低減、高QEの光電面との組合せ
により極微弱な光もSN良く計測することができます。
H7421-40は、300 nm ∼ 720 nmの波長域で高感度であり、H7421-50は、
380 nm ∼ 890 nmの広い波長範囲に感度があります。
光電子増倍管の近くにサーミスタを取り付けており、この出力をモニターし
電子冷却素子への電流を制御することで、光電子増倍管の温度を一定に保つ
ことができます。
ファン付ヒートシンクA7423は別売です。
製品バリエーション
型名
H7421-40
H7421-50
感度波長範囲
300 nm ∼ 720 nm
380 nm ∼ 890 nm
特長
GaAsP光電面タイプ、最大感度波長でQE40 %
GaAs光電面タイプ、最大感度波長でQE12 %
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
H7421-40
項目
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
電子冷却素子最大入力電圧
電子冷却素子最大入力電流
有効光電面サイズ
最大感度波長
計数感度
標準値
420 nm
550 nm
800 nm
カウントリニアリティ *1
ダークカウント *2 *3
H7421-50
+4.5 ∼ +5.5
+6
50
2.6
2.2
5
標準値
最大値
580
4.7 × 105
7.6 × 105
—
1.5 × 106
100
300
800
6.5 × 104
2.1 × 105
3.9 × 105
1.5 × 106
125
375
パルスペア分解能
出力パルス幅
出力パルス波高 *4
単位
V
V
mA
V
A
mm
nm
s-1·pW-1
s-1
s-1
ns
ns
70
30
3.0
3.6
50
正論理
+5 ∼ +35
-20 ∼ +50
340
Ω
—
°C
°C
g
H7421-40 / H7421-50
電子冷却
35
約5
単位
—
°C
分
最小値
標準値
推奨負荷抵抗
信号出力論理
動作周囲温度 *5
保存温度 *5
質量
V
*1: ランダムパルス、カウント損失10 %時
*2: C8137, M9011, A7423使用時、PMT設定温度 0 °C
*3: 暗中にて30分間放置後測定
*4: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、入力電圧+5 V、負荷抵抗50 Ω
*5: 結露なきこと
冷却仕様
項目
冷却方式
最大冷却温度 (ΔT) *6
冷却時間 *6
*6: 電子冷却素子入力電流 2 Aの時
52
フォトンカウンティングヘッド
特性図
106
TPHOB0042JD
TPHOB0046JB
1000
H7421-40
ダークカウント (s-1)
H7421-50
計数感度 (s-1·pW-1)
105
104
H7421-50 (C8137, A7423使用時)
100
H7421-40 (C8137, A7423使用時)
103
10
5
10
15
20
25
30
35
40
45
周囲温度 (°C)
102
300
400
500
600
700
800
900
1000
波長 (nm)
構成図
電子冷却素子用
電源入力
サーミスタ
アンプ
波形整形
コンパレータ
出力
+
電子冷却素子
パルス
カウンタへ
–
光電子増倍管
LLD
RL = 50 Ω
正論理
高圧電源 /
電圧分割回路
GND
+5 V
電源入力
TPHOC0042JF
外形寸法図(単位:mm)
A7423取付用ネジ穴
(8-M3 深さ 2)
電源入力
TAJIMI PRC03-23A10-7M
A断面図
光電面
5
O-RING用みぞ
(S-28 O-RING付属)
25.4 ± 0.2
上面図
9.5 ± 0.1
光電面
前面図
M25.4 P = 1/32"
Cマウント
A
5
固定用ネジ穴 (8-M3C)
20.0 ± 0.2
20.0 ± 0.2
56.0 ± 0.3
36.0 ± 0.3
固定用ネジ穴 (4-M3B)
44.0 ± 0.2
信号出力
BNC-R
7.2
10.2
M25.4 P=1/32"
Cマウント
光電子
増倍管
4.0 ± 0.1
6.4 ± 0.2
7.4 ± 0.2
14.8 ± 0.2
16.3 ± 0.2
A7412取付用ネジ穴
(4-M2 深さ 2)
9.5 ± 0.1
53.6 ± 0.2
15.0 ± 0.2
18.5 ± 0.2
22.2 ± 0.2
26.0 ± 0.2
入力窓
B断面図
6.5 ± 0.2
C断面図
2.0
± 0.2
M3
深さ4.0 MAX.
M3
深さ4.0 MAX.
ガイドマーク
16.3 ± 0.2
F
19.0 ± 0.2 25.0 ± 0.2
104 ± 1
側面図
A
E G
D
B
C
A: サーミスタ1
B: サーミスタ2
C: 電子冷却素子 +
D: 電子冷却素子 –
E: Vcc低電圧入力 (+5 V)
F: IC*
G: GND
*IC: 内部接続(使用不可)
TAJIMI PRC03-23A10-7M
TPHOA0021JD
53
冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵
H7421シリーズ用オプション
1
ファン付ヒートシンク
A7423
4
光ファイバ
光ファイバ
アダプタ
A7412
オプション
2
温度コントロール機能付
電源ユニット M9011
Vcont
GND
CHK2
CHK1
Vcont-ADJ
Don't use
CHK3
CHK4
CN04
6
CN5
1
ケーブル類
(M9011または
C8137に含まれる)
2345
SW2
CN03
入力
12 V
CN01
ON
SW1
6
温度コントロール機能付
電源ユニット
C8137
直接入射
フォトンカウンティングヘッド
H7421シリーズ
5
サンプル
Cマウント
レンズ
Cマウント
アダプタ
A7413
3
入力
AC 100 V ∼
AC 240 V
ON
信号ケーブル
E1168-05
ON
カウンタ
TPHOC0040JD
●ファン付ヒートシンク A7423
●信号ケーブル E1168-05
H7421のケース外部は内蔵されている電子冷却素子により温
度が上昇します。A7423はこの熱を効率良く放熱します。
A7423はM3のねじ4個でH7421に簡単に取り付けることがで
きます。また、H7421とA7423の接合面に熱伝導性グリース
を塗布してご使用下さい。
H7421と外部機器を接続するのに便利なBNCコネクタが付い
た信号用ケーブルです。
項目
入力電圧
入力電流
ロック時
動作時
動作電圧
質量
値
12
140
90
10.2 ∼ 13.8
120
単位
V
mA
mA
V
g
●光ファイバアダプタ(FCタイプ) A7412
A7412は、H7421の受光窓に取り付けるFCタイプの光ファイ
バコネクタです。M2のねじ4個で簡単に取り付けが可能です。
●Cマウントアダプタ A7413
フランジバックより4 mm以上突起したCマウントのレンズを
H7421に取り付ける際に使用します。
●温度コントロール機能付電源ユニット C8137
●温度コントロール機能付電源ユニット M9011
基板タイプの電源ユニットです。
12 Vを入力するだけでH7421シリーズの動作に必要な電源を
供給します。M9011はH7421シリーズの電子冷却素子を制御
することで周囲温度の変化に対して出力とノイズレベルを安
定に保つことができます。外部I/Oを接続すれば外部から電子
冷却素子及び光電子増倍管の動作を制御できます。
項目
最大冷却温度 (ΔT)
入力電圧
最大入力電流
最大消費電力
メイン回路出力電圧
最大電子冷却素子出力電流
ファン用出力電圧
電子冷却素子
制御信号
光電子増倍管
入力電圧
ファン
エラー信号
電子冷却素子
出力電圧
光電子増倍管
LED出力
エラー
設定冷却温度
質量(ケーブルを含まず)
54
内容 / 値
35
12
1.2
15.8
5
2.2
12
非絶縁型TTL入力
非絶縁型TTL入力
非絶縁型TTL入力
単位
°C
V
A
V·A
V
A
V
非絶縁型TTL出力
—
5
5
0
120
—
V
°C
g
C8137は温度コントロール機能付電源ユニットです。
AC 100 V ∼ AC 240 Vを入力するだけで、H7421の動作に必
要な電圧と電子冷却素子用電圧、並びにA7423のファン用電
圧を出力し、またサーミスタ出力をモニターし電子冷却素子
の出力電流を制御することで光電子増倍管の温度を0 ℃に保
ちます。
項目
最大冷却温度 (ΔT)
設定冷却温度 (出荷時設定)
入力電圧
入力電圧周波数
消費電力
メイン回路出力電圧
最大電子冷却素子電流
ファン用出力電圧
質量
値
35
0
AC 100 ∼ AC 240
50 / 60
30
+5
2.2
12
1
単位
°C
°C
V
Hz
V·A
V
A
V
kg
フォトンカウンティングヘッド H7421シリーズ
オプション寸法図(単位:mm)
¡ファン付ヒートシンク A7423
¢光ファイバアダプタ(FCタイプ) A7412
リード長さ 50 ± 10
4- 2.2
4 テーパー深さ1.5
52.0 ± 0.5
16.5 ± 0.3 22.2 ± 0.2
2.5
M8 P=0.75
3.0
9.5
上面図
5.5 3
4-M2 深さ3
15
前面図
9
光シールドシート
(厚さ0.5)
側面図
TACCA0190JB
4-M3(付属)
側面図
TACCA0188JD
22
JST XMR-02V
92.0 ± 0.5
M25.4 P=1/32" Cマウント
53.6 ± 0.3
30
19.2 ± 0.3
8
M25.4 P=1/32" Cマウント
24.5 ± 0.5
40 ± 1
∞Cマウントアダプタ A7413
4
14
TACCA0191JA
™温度コントロール機能付電源ユニット M9011
4-M2
15.0 ± 0.1
70.0 ± 0.1
§温度コントロール機能付電源ユニット C8137
28.0 ± 0.2
電源
50.0 ± 0.2
SW1
CN03
ON
SW2
2345
GND
Vcont
CHK3
160.0 ± 0.5
CHK4
Don't use
前面図
Vcont-ADJ
100.0 ± 0.3
46.0 ± 0.5
8
5.0 ± 0.1
CHK2
ON
CN04
CN5
CHK1
ON
42
1
CN01
6
40.0 ± 0.1
検出器用電源スイッチ
212 ± 1
ファンケーブル
1500 ± 50
12.5
側面図
モジュール出力
AC入力
モジュールケーブル
1500 ± 50
ファン出力
電源入力ケーブル
ヒューズ
背面図
1000 ± 50
外部I/Oケーブル
電源ケーブル
+50
1000 ± 50
1500 -0
外部I/Oハウジング
ファンケーブル
+50
TACCA0252JB
1500 -0
ACケーブル
1800 ∼ 2000
£信号ケーブル E1168-05
BNC-P
+50
0
1500 −
TACCA0237JB
BNC-P
TACCA0148JA
55
サイドオンPMT内蔵
フォトンカウンティングヘッド H8259シリーズ
H8259シリーズは、φ28 mm (1-1/8")サイドオン型光電子増倍管と高速フォ
トンカウンティング回路、高圧電源回路を内蔵したフォトンカウンティング
ヘッドです。近赤外域に感度のある光電子増倍管は、熱雑音によるダークカ
ウントが大きくなりますが、低ノイズの光電子増倍管を選別しているため、
高SNの測定が可能です。光電子増倍管の高電圧やディスクリミネータの設
定はすでに調整してありますので、+5 Vを入力するだけでフォトンカウンテ
ィング計測が行えます。
また、電子ゲート回路(シャッタ回路)が付加されているため、励起光など
測定対象以外の光を設定した時間だけ遮ることが可能です。
製品バリエーション
型名
H8259
H8259-01
H8259-02
感度波長範囲
185 nm ∼ 680 nm
185 nm ∼ 850 nm
185 nm ∼ 900 nm
特長
UV∼可視域用。低ダークカウント
UV∼近赤外域用。低ダークカウント UV∼近赤外域用高感度。低ダークカウント
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。
仕様
H8259
項目
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
有効光電面サイズ
最大感度波長
計数感度
標準値
H8259-01
+4.5 ∼ +5.5
+6
80
4 × 20
300 nm
400 nm
500 nm
600 nm
700 nm
800 nm
900 nm
カウントリニアリティ *1
標準値
ダークカウント *2
最大値
モード
ゲ スイッチングレシオ
ー
レベル
ト ゲ
ー 入力インピーダンス
特 ト
性 入 ゲート幅 (FWHM)
力
繰り返し(最大)
パルスペア分解能
出力パルス幅
最小値
出力パルス波高 *3
標準値
推奨負荷抵抗
信号出力論理
動作周囲温度 *4
保存温度 *4
質量
4×6
400
430
5
2.5 × 105
2.7 × 10
5
3.3 × 10
3.0 × 105
5
3.2 × 10
2.5 × 105
2.3 × 105
2.0 × 105
6.8 × 104
1.4 × 105
4
1.6 × 10
7.5 × 104
—
3.0 × 102
6
2.5 × 10
80
400
200
800
定常時オン
1/1000
C-MOS(ハイレベル:+3.5 V ∼ +5.0 V)
1
50 µs ∼ ∞
10
35
30
2.0
2.2
50
正論理
+5 ∼ +40
-20 ∼ +50
220
400
2.1 × 105
2.6 × 105
1.9 × 105
7.5 × 104
1.5 × 103
—
—
30
80
*1: ランダムパルス、カウント損失10 %時
*2: 暗中にて30分間放置後測定
*3: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、入力電圧+5 V、負荷抵抗50 Ω
*4: 結露なきこと
56
H8259-02
(at +25 °C)
単位
V
V
mA
mm
nm
s-1·pW-1
s-1
s-1
—
—
—
kΩ
—
kHz
ns
ns
V
Ω
—
°C
°C
g
フォトンカウンティングヘッド
特性図
TPHOB0023JE
104
106
TPHOB0024JE
H8259-01
H8259-02
H8259-02
103
ダークカウント (s-1)
計数感度 (s-1·pW-1)
105
H8259
104
H8259-01
102
H8259
101
103
100
100
200
300
400
500
600
700
800
900
5
10
15
波長 (nm)
20
25
30
35
40
周囲温度 (°C)
ゲートタイミングチャート
構成図
100 µs ∼ ∞
光電子増倍管
アンプ
50 µs ∼ ∞
波形整形
コンパレータ
+3.5 V ∼ +5 V at 1 kΩ
出力
+
パルス
カウンタへ
LLD
正論理
高圧電源 /
電圧分割回路
ゲート信号入力
RL
50 Ω
0V
ON
PMT動作
OFF
遅延時間:
600 ns MAX.
GND
+5 V
電源入力
遅延時間:
500 ns MAX.
最小ゲート "OFF" 時間: 50 µs
ゲート入力
TPHOC0044JB
TPHOC0023JC
入射窓部
50.0 ± 0.5
10.0 ± 0.5
信号出力
BNC-R
固定用ネジ穴
(4-M3 深さ10)
前面図
+0.5
入射窓
有効光電面
(H8259, -01: 4 × 20)
(H8259-02: 4 × 6)
20 -0
+2
1.5 -0
光電面
55.0 ± 0.5
8
入射窓
*IC: 内部接続(使用不可)
固定用ネジ穴
(2 × 2-M3 深さ10)
側面図
4.5 ± 0.3
1: GND
2: Vcc +5 V
3: IC*
4: IC*
5: GND
6: GATE
0 V: OPEN, +5 V: CLOSE
38.0 ± 0.8
R3
+1.0
2.5 -0
電源入力
HIROSE HR10A-7R-6P
85.0 ± 0.5
55.0 ± 0.5
8.0 +0.5
-0
95.0 ± 1.0
24.0 +0.5
-0
87.0 ± 0.5
23.0 ± 0.8
27.0 ± 0.5
有効光電面
(H8259, -01: 4 × 20)
(H8259-02 : 4 × 6)
17.2 ± 0.5
38.0 ± 0.5
5.0 ± 0.5
外形寸法図(単位:mm)
TPMOC0167JA
背面図
コネクタ付電源ケーブル (HIROSE HR10A-7P-6S) はH8259シリーズの付属品です。
黒: GND
赤: 低電圧入力 (+5 V)
緑: ゲート信号入力 (0 V to GND: OPEN, +5 V: CLOSE)
700 ± 20
白: NC
青: NC
TPHOA0027JD
57
小型ヘッドオンPMT内蔵
フォトンカウンティングヘッド H7828シリーズ
H7828シリーズは、φ19 mm (3/4")ヘッドオン型光電子増倍管と高速フォト
ンカウンティング回路、高圧電源回路を内蔵した小型フォトンカウンティン
グヘッドです。光電子増倍管の高電圧やディスクリミネータの設定はすでに
調整してありますので、+5 Vを入力するだけでフォトンカウンティング計測
が行えます。小型でも有効受光面サイズはφ15 mmと大きいため効率良く光
を集めることができ、また他の光電子増倍管モジュールと比較して耐振動衝
撃特性に優れていますので、携帯型装置に適しています。
製品バリエーション
型名
H7828
H7828-01
感度波長範囲
300 nm ∼ 650 nm
300 nm ∼ 850 nm
特長
可視域用
可視∼近赤外域用
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
H7828
項目
+4.5 ∼ +5.5
+6
60
15
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
有効光電面サイズ
最大感度波長
計数感度
標準値
300 nm
400 nm
500 nm
600 nm
700 nm
カウントリニアリティ *1
標準値
ダークカウント *2
最大値
パルスペア分解能
出力パルス幅
最小値
出力パルス波高 *3
標準値
推奨負荷抵抗
信号出力論理
動作周囲温度 *4
保存温度 *4
質量
380
1.7 × 105
2.1 × 105
1.6 × 105
1.0 × 105
5.9 × 104
420
2.1 × 105
3.6 × 105
2.8 × 105
5.0 × 104
—
1.5 × 106
200
500
*1: ランダムパルス、カウント損失10 %時
*2: 暗中にて30分間放置後測定
*3: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、入力電圧+5 V、負荷抵抗50 Ω
*4: 結露なきこと
58
H7828-01
s-1·pW-1
s-1
2000
3500
70
30
3.0
3.5
50
正論理
+5 ∼ +40
-20 ∼ +50
70
(at +25 °C)
単位
V
V
mA
mm
nm
s-1
ns
ns
V
Ω
—
°C
°C
g
フォトンカウンティングヘッド
特性図
106
TPHOB0051JA
105
TPHOB0052JA
104
H7828-01
H7828-01
ダークカウント (s-1)
計数感度 (s-1. pW-1)
105
H7828
104
103
102
H7828
101
103
200
300
400
500
600
700
800
100
900
5
10
15
20
25
30
35
40
周囲温度 (°C)
波長 (nm)
構成図
光電子増倍管
アンプ
波形整形
コンパレータ
+
出力
パルス
カウンタへ
RL
50 Ω
LLD
正論理
高圧電源 /
電圧分割回路
GND
+5 V
電源入力
TPHOC0035JD
外形寸法図(単位:mm)
26.0 +0.5
-0
18
有効光電面
( 15 MIN.)
0 +0.1
-0.3
56.0 +0.5
-0
オプション取付用ネジ穴
(4-M2 深さ 5)
前面図
19.0 ± 0.5 18.0 ± 0.5
18.6 ± 0.7
25.0 ± 0.5
18
14.0 ± 0.5
50.0 +1.0
-0
信号出力 BNC-R
10.0 ± 0.5
16.0 ± 0.5
電源入力
HIROSE HR10A-7R-6P
1: Vcc +5 V
2: GND
3: IC*
4: IC*
5: NC
6: NC
固定用ネジ穴
(2-M3 深さ 5)
側面図
*IC: 内部接続(使用不可)
背面図
コネクタ付電源ケーブル (HIROSE HR10A-7P-6S) はH7828シリーズの付属品です。
700 ± 20
黒: GND
赤: 低電圧入力 (+5 V)
白: NC
青: NC
緑: NC
TPHOA0028JC
59
ヘッドオンPMT内蔵
フォトンカウンティングヘッド H7360シリーズ
H7360シリーズは、φ25 mm (1")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源回路、
フォトンカウンティング回路を内蔵した受光面積の広いフォトンカウンティ
ングヘッドです。広帯域回路を採用しているため高カウントレートを実現し
ています。光電子増倍管の高電圧やディスクリミネータの設定はすでに調整
してありますので、+5 Vを入力するだけでフォトンカウンティング計測が行
えます。
H7360-01は低ノイズ、H7360-02は可視域で高検出効率、H7360-03は可視か
ら近赤外域まで感度があります。
また、フォトンカウンティングヘッドをプレート等に保持する際、固定に便利なマ
ウント用フランジE6264もオプションとして用意しております。
製品バリエーション
型名
H7360-01
H7360-02
H7360-03
感度波長範囲
300 nm ∼ 650 nm
300 nm ∼ 850 nm
特長
低ノイズ
高検出効率
可視∼近赤外域用
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
(at +25 °C)
H7360-01
項目
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
有効光電面サイズ
最大感度波長
計数感度
標準値
300 nm
400 nm
500 nm
600 nm
700 nm
カウントリニアリティ *1
標準値
ダークカウント *2
最大値
パルスペア分解能
出力パルス幅
標準値
出力パルス波高 *3
推奨負荷抵抗
信号出力論理
動作周囲温度 *4
保存温度 *4
本体
質量
マウントフランジ
*1: ランダムパルス、カウント損失10 %時
*2: 暗中にて30分間放置後測定
*3: 入力電圧+5 V、負荷抵抗50 Ω
*4: 結露なきこと
60
375
1.4 × 105
2.7 × 105
1.7 × 105
4.6 × 104
—
15
80
H7360-02
+4.75 ∼ +5.25
+6
140
22
420
2.3 × 105
4.1 × 105
3.4 × 105
5.7 × 104
—
6.0 × 106
60
300
18
9
3
50
正論理
+5 ∼ +40
-20 ∼ +50
140
25
H7360-03
420
2.1 × 105
2.5 × 105
2.0 × 105
1.3 × 105
7.8 × 104
単位
V
V
mA
mm
nm
s-1·pW-1
s-1
5000
15000
s-1
ns
ns
V
Ω
—
°C
°C
g
フォトンカウンティングヘッド
特性図
106
(-01, -02)
104
TPHOB0049JD
(-03)
105
TPHOB0028JE
H7360-02
H7360-03
103
105
ダークカウント (s-1)
計数感度 (s-1. pW-1)
H7360-03
H7360-01
104
104
H7360-02
102
103
101
102
H7360-01
103
200
300
400
500
600
700
800
100
900
5
波長 (nm)
10
15
20
25
30
35
101
40
周囲温度 (°C)
構成図
光電子増倍管
アンプ
コンパレータ
+
波形整形
出力
-
パルス
カウンタへ
LLD
RL = 50 Ω
高圧電源 /
電圧分割回路
正論理
GND
+5 V
電源入力
TPHOC0024JC
外形寸法図(単位:mm)
マウント用フランジ E6264(オプション)
有効光電面
( 22 MIN.)
前面図
114 ± 1
Oリング
55
信号出力
同軸線 (RG-174/U)
4- 3.3
47.0 ± 0.2
赤: 低電圧入力 (+5 V)
黒: GND
光電面
M34 × P1.0
3.5
M34 × P1.0
入射窓
34 ± 0.5
1000 ± 15
6
側面図
TPHOA0024JE
61
ヘッドオンPMT内蔵
フォトンカウンティングヘッド H11123
H11123は、φ28 mm (1-1/8")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源回路、高
速フォトンカウンティング回路を内蔵したフォトンカウンティングヘッドで
す。受光面がφ25 mmと広いため効率よく光を集めることができます。光電
子増倍管の高電圧やディスクリミネータの設定はすでに調整してありますの
で、+5 Vを入力するだけでフォトンカウンティング計測が行えます。
製品バリエーション
型名
H11123
感度波長範囲
300 nm ∼ 650 nm
特長
高い検出効率
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
項目
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
有効光電面サイズ
最大感度波長
計数感度
標準値
300 nm
400 nm
500 nm
600 nm
カウントリニアリティ *1
ダークカウント *2
パルスペア分解能
出力パルス幅
出力パルス波高 *3
標準値
最大値
標準値
標準値
最小値
標準値
推奨負荷抵抗
信号出力論理
動作周囲温度
保存温度 *4
質量
*1: ランダムパルス、カウント損失10 %時
*2: 暗中にて30分間放置後測定
*3: 入力電圧+5 V、負荷抵抗50 Ω
*4: 結露なきこと
62
内容
+4.75 ∼ +5.25
+6
70
25
420
1.9 × 105
4.4 × 105
3.6 × 105
1.1 × 105
5.0 × 106
100
200
20
10
2.0
2.2
50
正論理
+5 ∼ +40
-20 ∼ +50
260
(at +25 °C)
単位
V
V
mA
mm
nm
s-1·pw-1
s-1
s-1
ns
ns
V
Ω
—
°C
°C
g
フォトンカウンティングヘッド
特性図
106
TPMOB0229JA
104
TPMOB0230JA
105
ダークカウント (s-1)
計数感度 (s-1·pW-1)
103
104
102
101
103
200
300
400
500
600
700
100
800
5
10
波長 (nm)
15
20
25
30
35
40
周囲温度 (°C)
構成図
光電子増倍管
アンプ
コンパレータ
波形整形
出力
+
パルスカウンタへ
-
LLD
正論理
高圧電源 /
高圧分割回路
GND
RL
50 Ω
+5 V
電源入力
TPMOC0223JA
外形寸法図(単位:mm)
35.0 ± 0.5
28.5 ± 0.5
192 ± 1
450 ± 20
低電圧入力 : AWG26 (赤, +5 V)
GND
: AWG26 (黒)
信号出力 : RG-174/U
有効光電面
正面図
25 MIN.
側面図
TPMOA0065JA
63
ヘッドオンPMT内蔵
フォトンカウンティングヘッド H9319シリーズ
H9319シリーズは、内蔵のマイクロプロセッサでカウントリニアリティ補正
を行い、ランダムパルス入力時20 × 106 s-1まで計数損失±1 %以内で補償する
フォトンカウンティングヘッドです。φ25 mm (1")ヘッドオン型光電子増倍
管、フォトンカウンティング回路、高圧電源回路、カウンタ、マイクロプロ
セッサを内蔵しています。
RS-232Cインターフェースによりパソコンと接続し、コマンド操作で測定デ
ータの収集、積算時間、PMT印加電圧を設定することができます。
出荷時に個々のPMTに最適なPMT印加電圧を設定してあり、コマンド操作で
印加電圧を変更することも可能です。
製品バリエーション
型名
H9319-01
H9319-11
H9319-02
H9319-12
感度波長範囲
サンプルプログラム
あり
なし
あり
なし
300 nm ∼ 650 nm
300 nm ∼ 850 nm
プリスケーラ
1/4
1/4
1/4
1/4
本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。
仕様
(at +25 °C)
H9319-01
項目
入力電圧
最大入力電圧
最大入力電流
有効光電面サイズ
最大感度波長
計数感度
標準値
300 nm
400 nm
500 nm
600 nm
700 nm
カウントリニアリティ *1
標準値
ダークカウント *2
最大値
PMT印加電圧設定範囲
積算時間設定範囲
セトリングタイム
入力信号(外部トリガ入力)*5
出力信号(ユーザライン出力)*6
インターフェース
動作周囲温度 *7
保存温度 *7
質量
H9319-11
H9319-02
+4.75 ∼ +5.25
+6
60
22
420
2.1 × 105
2.5 × 105
2.0 × 105
1.3 × 105
7.8 × 104
2.3 × 105
4.1 × 105
3.4 × 105
5.7 × 104
—
20 × 106
150
300
単位
V
V
mA
mm
nm
s-1·pW-1
s-1
10 000
15 000
+300 ∼ +1200
10 ∼ 1000
1 *3
5 *4
TTLレベル信号
TTLレベル信号
RS-232C, 9600 baud, パリティ無し, 8 data bits, 1 stop bit
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
280
*1: ランダムパルス、計数損失±1 %以内(カウントリニアリティ補正のため)
*2: 暗中にて30分間放置後測定
*3: 暗中にて500 Vより1000 Vに設定した場合
*4: 暗中にて1000 Vより500 Vに設定した場合
*5: 入力信号の立ち上がりエッジ、またはHレベル期間の測定が設定により可能
*6: RS-232Cコマンドにより操作可能
*7: 結露なきこと
64
H9319-12
s-1
V
ms
s
s
—
—
—
°C
°C
g
CPU+IF内蔵型フォトンカウンティングヘッド
特性図
構成図
TPHOB0056JB
106
コンパレータ
1/4プリスケーラ
アンプ
PMT
H9319-01/-11
LLD
計数感度 (s-1·pW-1)
H9319-02/-12
高圧電源 / 電圧分割回路
+300 ∼ +1200設定
105
8ビット
マイクロプロセッサ
DAコンバータ
カウンタ
ケーブル(橙/白)
104
ケーブル(紫/白)
D-sub 9ピンコネクタ
D-sub 9ピンコネクタ
ケーブル(黄)
ケーブル(黒)
103
200
300
400
500
600
700
800
ユーザライン, TTL出力
外部トリガ入力
RS-232C送信
RS-232C受信
+5 V
電源入力
GND
TPMOC0187JA
900
波長 (nm)
通信コマンドリスト
コマンド *8
動作
積算時間設定
P# CR
測定回数設定
R # CR
V# # CR
D CR
PMT印加電圧設定
ユーザラインの設定
O# CR
測定開始
連続測定開始
SCR
C CR
ECR
外部トリガ設定
L CR
説明
積算回数の設定(10 ms間隔)
積算時間=10 ms × 積算回数
測定回数の設定
PMT印加電圧を出力
出荷時プラトー電圧を印加
ユーザライン出力を操作
0: L レベルを出力
1: H レベルを出力
設定された条件で測定開始
停止命令([c/r])があるまで連続測定
外部トリガ入力の立ち上がりエッジを測定
スタートトリガとして測定開始
外部トリガ入力のレベル期間で測定
範囲
応答 *9
1 ∼ 100
VA, BC, BA
1 ∼ 255
1 ∼ 1200
—
VA, BC, BA
VA, BC, BA
VA, BC
0 または 1
VA, BC, BA
—
—
4 byte/回
4 byte/回
—
4 byte/回
—
4 byte/回
*8: CRは制御コード・キャリッジリターン。#は1バイトデータ
*9: VA: コマンド正常受信、BC: コマンドが不正、BA: 値が不正
外形寸法図(単位:mm)
1800
120
600
35
0.5
10
黄
: VCC (+5 V)
黒
: GND
橙/白ストライプ : ユーザライン、TTL出力
紫/白ストライプ : 外部トリガ
有効光電面
前面図
22 MIN.
D-sub 9ピンコネクタ
側面図
TPMOA0032JA
65
関連製品
光電子増倍管モジュール用電源 C7169, C10709
C7169 / C10709は光電子増倍管モジュール駆動用の電源ユニットです。駆動電圧、
コントロール電圧共にこの一台で供給することができます。
適合製品
C7169 : H9305/H9306/H9307シリーズ、H7826/H7827シリーズ
H10425/H10426シリーズ、H10492/H10493シリーズ、H11526シリーズ
C10709: H10720/H10721/H10722/H10723シリーズ、H11461/H11462シリーズ
このカタログに掲載されていない光電子増倍管モジュールについてはお問い合わせください。
項目
出力電圧
最大値
出力電流
コントロール電圧 A(可変電圧範囲)
入力電圧
入力電源周波数
動作周囲温度 B
保存温度 B
出力コネクタ
外形寸法 (W × H × D)
質量
C7169
±15
0.3 (+15 V), 0.2 (-15 V)
C10709
±5
2.0 (+5 V), 0.2 (-5 V)
+0.25 ∼ +1.8
AC 100 ∼ AC 240
50/60
+5 ∼ +50
-20 ∼ +50
バインディングポスト
147 × 61 × 200
約1.2
単位
V
A
V
V
Hz
°C
°C
—
mm
kg
Aコントロール電圧は光センサモジュールからの基準電圧出力Vrefを分圧して出力します。
B結露なきこと
アンプユニット
光電子増倍管及び電流出力型光電子増倍管モジュール用のアンプユニットです。
C7319 :周波数帯域(2レンジ)電流電圧変換係数(3レンジ)の切り替え可能
低ノイズ・高ゲインが必要な用途に便利
C9999 :DC ∼ 10 MHzの帯域で43 dBの利得
C6438 :DC ∼ 50 MHzの広帯域で20 dBの利得(-01は54 dB)
C9663 :DC ∼ 150 MHzの広帯域で38 dBの利得
C11184:DC ∼ 300 MHzの広帯域で28 dBの利得
C5594 :高域遮断周波数が1.5 GHzで高速出力パルスを忠実に増幅
入出力コネクタはSMAまたはBNCの選択が可能
▲左からC9663 (C9999), C7319, C6438, C5594
項目
C7319
C9999
C6438
C6438-01
C9663
C11184
C5594-44
単位
DC ∼ 20 kHzまたは
周波数帯域 (-3 dB)
DC ∼ 10 MHz DC ∼ 50 MHz DC ∼ 50 MHz DC ∼ 150 MHz DC ∼ 300 MHz 50 kHz ∼ 1.5 GHz —
DC ∼ 200 kHz(切換)A
—B
43 ± 3 D(約139倍)20 ± 3 D(約10倍)54 ± 3 D(約500倍) 38 D(約80倍)28 ± 2 D(約25倍)36 D(約63倍) dB
電圧利得
0.1 V/µAまたは1 V/µA
電流電圧変換係数
50 mV/µA E 0.5 mV/µA E 25 mV/µA E
4 mV/µA E 1.25 mV/µA E 3.15 mV/µA E —
または10 V/µA(切換)
アンプ入力(出力) ±電流(反転) ±電圧(非反転) ±電圧(非反転) ±電圧(非反転) ±電圧(非反転) ±電圧(非反転) ±電圧(非反転) —
入力インピーダンス
—B
360
50
50
50
50
50
Ω
推奨負荷抵抗
—
50
50
50
50
50
50
Ω
最大出力信号電圧
±13 C
±1.3 D
±1 D
±1 D
±1.4 D
±1 D
+0.8, -2.5 D
V
入力
BNC-R
BNC-R
BNC-R
BNC-R
BNC-R
MCX-R F
BNC-R
—
コネクタ 出力
BNC-R
BNC-R
BNC-R
BNC-R
BNC-R
MCX-R F
BNC-R
—
電源
—
DIN(6ピン) DIN(6ピン) DIN(6ピン) DIN(6ピン) DIN(6ピン)
—
—
電源電圧
±5 ∼ ±15
±5
±5
±5
±5
±5
+12 ∼ +16
V
電源電流 最大値
±50
±70
±55
±80
±80
±70
+95
mA
外形寸法 (W × H × D) 60 × 43.2 × 65 60 × 43.2 × 65 60 × 43.2 × 65 60 × 43.2 × 65 60 × 43.2 × 65 52 × 14.5 × 28 54 × 17 × 33 mm
質量
約170
約180
約160
約160
約180
約40
約80
g
A変換係数 10 V/µA時はDC ∼ 100 kHzに制限されます。 BC7319は電流入力です。
D負荷抵抗 50 Ω
E入力インピーダンス分で電流電圧変換を行った時の換算値です。
66
C電源電圧 ±15 V, 負荷抵抗 10 kΩ
FMCX-BNC変換アダプタ付属
関連製品
フォトンカウンティングユニット C9744
フォトンカウンティングユニットは光電子増倍管からの単一光電子パルスをアンプ/
ディスクリミネータにより5 Vのデジタル信号に変換するものです。フォトンカウン
ティングユニットの出力にカウンタを接続することによりSN比の良いフォトンカウ
ンティング測光が簡単に行えます。(P.11 使用例参照)
C9744は高速電子回路を使用しているため、最大107 s-1の出力直線性に優れた測光が
可能です。10分周プリスケーラを内蔵しているため高速カウンタは必要ありません。
項目
入力インピーダンス
ディスクリミネーションレベル
(入力換算)
使用する光電子増倍管の必要ゲイン
プリスケーラ
÷1
最大計数率
÷10
÷1
パルスペア分解能
÷10
出力パルス
÷1
出力パルス幅
÷10
入力電源
入力
出力
コネクタ
電源
寸法(W × H × D)
動作周囲温度 A
保存温度 A
質量
÷1
内容 / 値
50
-0.4 to -16
3 × 106
÷10
4 × 106
1 × 107
25
10
CMOS 5 V, 正論理
10
カウントレートに依存
+5.0 V ± 0.2 V, 130 mA / -5.0 V ± 0.2 V, 50 mA
BNC-R
BNC-R
DIN (6-pin) B
90 × 32 × 140
0 to +50
-15 to +60
約250
単位
Ω
mV
—
—
s-1
ns
—
ns
—
—
—
—
—
mm
°C
°C
g
A結露なきこと B適合プラグ付ケーブル付属(長さ: 1.5 m)
データ収集ユニット C8908
データ収集ユニットとは、光電子増倍管モジュールからの電流アナログ信号を、ユニ
ット内の信号処理回路によりデジタル値に変換しパソコンへデータを出力します。ま
た、パソコンから積分時間、測定回数、光電子増倍管のゲインを制御することができ
ます。さらに、ユニットから光電子増倍管モジュールを駆動する電圧が出力されてい
ますので接続も容易です。
▲左:光センサモジュール(別売)、右:C8908
項目
構成
パルスペア分解能
ADC分解能
インターフェース
積分時間
休止時間
測定回数
電源電圧
付属品
適合モジュール
内容 / 値
チャージアンプ + ADC + CPU + IF
—
12
RS-232C
0.04 ∼ 500
0.01 ∼ 500
1 ∼ 127
+5
電源ケーブル(6ピン)
RS-232Cクロスケーブル
H7826A, H9305 AB, H10425AB, H10426 ABC
単位
—
ns
ビット
—
ms
ms
—
V
—
—
A適合モジュールのケーブル端に電圧入力用コネクタ (HIROSE HR10A-7P-6P)を有償で取り付け可能です。ご注文の際にお申し出ください。
B適合モジュールのケーブル端に信号用コネクタ (BNC-P)を有償で取付け可能です、ご注文の際にお申し出ください。 Cコントロール電圧は+1.2 Vまでの対応となります。
67
関連製品
光電子増倍管モジュール用オプティカルブロック
オプティカルブロックは、光電子増倍管モジュールを用いた微弱光計測を考慮して設
計された、バンドパスフィルタやダイクロイックミラーなどの光学部品が内蔵、及び
内蔵可能なブロックです。光学部品を高精度に配置でき、遮光性に優れ、ツマミネジ
により簡単に脱着可能なため各ブロックを自由に組み合わせることが可能です。レー
ザなどの光源や顕微鏡対物レンズを組み合わせることで、共焦点光学系や蛍光顕微鏡
を組み上げることも可能です。
▲オプティカルブロック組合せ例
■代表ラインアップ
アダプタブロック A10030-01
Cマウントリング A9865
光電子増倍管モジュールとV溝タイプのオ
プティカルブロックを接続するためのアダ
プタブロックです。
光電子増倍管モジュールとCマウントタイ
プのオプティカルブロックを接続するため
のリングです。Cマウントを持つ機器にも
接続できます。
ファイバアダプタブロック A10037シリーズ
Cマウントアダプタブロック A10039
FC/SMAコネクタ付き光ファイバケーブル
を接続できるブロックです。ブロック内に
組み込まれたレンズにより、光ファイバか
らの拡がった光を平行にします。
Cマウントを持つ機器とV溝タイプのオプ
ティカルブロックを接続するためのブロッ
クです。機器とブロックの接続角度の調整
が可能です。
フィルタブロック A10033シリーズ
フィルタ用Cマウントブロック A11213シリーズ
特定波長を透過するフィルタを内蔵したブ
ロックです。バンドパスフィルタとロング
パスフィルタの2種類、計10製品を用意し
ています。
市販品の直径25 mmのフィルタやレンズを組
み込むことができるCマウント接続のブロック
です。角度調整ができるため、Cマウント同士
のスペーサや接続アダプタとしても便利です。
ダイクロイックブロック A10034シリーズ
ダイクロイック用Cマウントブロック A11214
特定波長を反射し、他の波長を透過させる
ことができるダイクロイックミラーを内蔵
したブロックです。6製品を用意しています。
市販品の45度入射、サイズ26 mm×38 mm、
厚さ1 mmのダイクロイックミラーを組み
込むことができるCマウント接続のブロッ
クです。
ビームスプリッタブロック A10035
NDフィルタブロック A10032シリーズ
キューブ型ハーフミラーを内蔵したブロッ
クです。反射光(R): 透過光(T)を1: 1に分割
して出力します。
市販品のビームスプリッタを組み込むため
のホルダブロックも用意しています。
光量を減衰させるNDフィルタを内蔵した
ブロックです。透過率1 %と10 %の2製品
を用意しています。
フィルタホルダブロック A10033-90
シャッタブロック A10036
市販品の直径15 mmのフィルタを組み込む
ことができるホルダブロックです。
A10032/A10033シリーズにご希望のフィル
タがない場合は、こちらをお求めください。
プレートを左右にスライドして開閉する手
動式のシャッタブロックです。フォトンカ
ウンティングレベルでも問題ない遮光性が
得られています。
※ここに掲載されている製品以外にも様々なオプティカルブロックを用意しております。
詳細は個別カタログを参照してください。
68
関連製品
■使用接続例
●1波長検出
ブロックに組み込まれた光学フィルタにより、特定波長の光のみが透過し光電子増倍管モジュールで検出されます。
◆市販品の光学フィルタを用いる場合
フィルタブロック
A10033-xx
Cマウントリング A9865
光電子増倍管
モジュール
光電子増倍管モジュール
フィルタ用Cマウントブロック
A11213-xx
アダプタブロック A10030-01
●光ファイバケーブルを用いた1波長検出
光ファイバケーブルから出射され拡がった光は、ファイバアダプタブロックA10037シリーズに内蔵されているレンズで平行光に
され、効率よく光電子増倍管モジュールへ導光されます。
◆市販品の光学フィルタを用いる場合
Cマウントアダプタブロック
A10039
フィルタブロック
A10033-xx
光電子増倍管
モジュール
光電子増倍管モジュール
Cマウントリング A9865
アダプタブロック A10030-01
フィルタ用Cマウントブロック A11213-01
ファイバアダプタブロック A10037-xx
ファイバアダプタブロック A10037-xx
●光ファイバケーブルを用いた2波長検出
ブロックに組み込まれたダイクロイックミラーにより、ある波長より短い波長の光は反射し、長い波長の光は透過します。さら
に光学フィルタにより、特定波長の光のみが透過し光電子増倍管モジュールで検出されます。
◆市販品の光学フィルタを用いる場合
光電子増倍管モジュール
光電子増倍管モジュール
フィルタブロック
A10033-xx
アダプタブロック
A10030-01
ファイバアダプタブロック
A10037-xx
フィルタ用Cマウントブロック
A11213
アダプタブロック
A10030-01
ダイクロイックブロック
A10034-xx
Cマウントリング
A9865
ファイバアダプタブロック
A10037-xx
Cマウントリング
A9865
ダイクロイック用
Cマウントブロック A11214
Cマウントアダプタブロック A10039
■接続可能な光電子増倍管モジュール
光電子増倍管モジュール
H10720 / H10721 / H10722 / H10723 / H10682 / H11526
H10799(フォトダイオード内蔵モジュール)
H7421 / H7422
H8259 / H11461 / H11462
*光電子増倍管モジュールの前に専用Cマウントアダプタプレートを取り付ける必要があります。
ご注文の際にご用命ください。
接続用オプティカルブロック
A10030-01
A9865
A10039
A11213シリーズ
A10039
A11213シリーズ
※他の光電子増倍管モジュールについてはお問い合わせください。
69
関連製品
カウンティングユニット C8855-01
カウンティングユニットC8855-01は、USBインターフェース機能を有するカウンタ
です。フォトンカウンティングヘッド等と組み合わせることによりフォトンカウンタ
としてご使用いただけます。(P.11 使用例参照)
C8855-01のカウンタ部には2つのカウンタ回路(ダブルカウンタ方式)を内蔵してお
り、入力信号をデッドタイムなしに計数することができます。
USBインターフェースを採用したことにより、ノートパソコンと組み合わせてより幅
広いフィールドでの計測が可能になりました。さらに、フォトンカウンティングヘッドと
組み合わせてご使用される場合は、フォトンカウンティングヘッド駆動用電源(+5 V /
200 mA)をC8855-01から供給することができます。
C8855-01はホットスワップ・プラグ&プレイ対応のため、短時間で計測環境の構築が実現し、付属のサンプルソフトウエアをご
使用いただければ、ご購入いただいた日より計測を開始することができます。
・化学発光等、微弱発光の時間分解測定(最小分解能:50 µs)が可能です。
・短時間で計測準備が完了します。(ホットスワップ対応)
予め、ご使用になられるパソコンにデバイスドライバ等のソフトウエアをインストールしておけば、USBケーブルをつなぐだ
けでパソコンを再起動することなく、計測を開始することができます。
・様々な測定方法への対応が容易です。
C8855-01の制御は全て付属のDLL(ダイナミック・リンク・ライブラリ)関数にて実行します。
ユーザの様々な測定に適したソフトウエア構築をサポートするため、DLL関数情報は全て公開しています。
・1台のパソコンで複数台駆動可能
項目
入力信号数
信号入力レベル
入力部
信号パルス幅
入力インピーダンス
カウンタ方式
最大カウント周波数
カウンタ部
最大カウンタ容量
カウンタゲートモード
カウンタゲート部
内部カウンタゲート時間 A
トリガ方式
トリガ部
外部トリガ信号
IDスイッチ B
汎用出力部
フォトンカウンティングヘッド用電源出力
対応OS
インターフェース規格
入力電源
外形寸法 (W × H × D)
質量
動作周囲温度/湿度 C
保存温度/湿度 C
CEマーキング
入力
ACアダプタ
出力
内容 / 値
1 ch
CMOS正論理(ハイレベル: 2 V以上)
8 ns以上
50 Ω
ダブルカウンタ方式
50 MHz
232カウント/カウンタゲート
内部カウンタゲートのみ
50 µs ∼ 10 s(1, 2, 5ステップ)
外部トリガ、ソフトウエアトリガ
TTL 負論理
0 ∼ F(16進数)
オープンコレクタ / 2 ビット
+5 V / 200 mA Max.
Windows® 2000/XP Pro/Vista Business (32)/7 Pro (32)
USB
+7 V / 500 mA Max.(付属のACアダプタより供給)
120 mm × 30 mm × 96 mm (ゴム足・突起物を除く)
250 g
+5 °C ∼ +45 °C / 80 % 以下
0 °C ∼ +50 °C / 85 % 以下
IEC 61236-1 GROUP 1, CLASS Bに適合
AC 100 V ∼ AC 240 V
7 V / 1.6 A
AC8855-01は、50 µsより高速の時間分解能には対応できません。そのような仕様の場合には、カウンティングボードM9003-01をご利用ください。
BIDスイッチは1台のPCに複数台接続して使用する場合の装置識別番号として使用します。
C結露なきこと
※付属品:CD-ROM(取扱説明書、デバイスドライバ、DLL、サンプルソフトウエア*等)、USBケーブル、ACアダプタ、ACケーブル、
電源出力用コネクタ
*サンプルソフトウエアは日本ナショナルインスツルメンツ社製Lab-VIEW™で構成されています。
70
関連製品
カウンティングボード M9003-01
カウンティングボードM9003-01は、PCIバスアドインボードタイプのカウンタです。
フォトンカウンティングヘッド等と組み合わせることによりフォトンカウンタとして
ご使用いただけます。(P.11 使用例参照)
M9003-01のカウンタ部には2つのカウンタ回路(ダブルカウンタ方式)を内蔵してお
り、入力信号をデッドタイムなしに計数することができます。また、カウンタ動作は
ゲート型・レシプロカル型の2種類を用意しています。ゲート型カウンタ動作は内蔵
するゲート時間のあいだカウンタを動作させます(ゲート型カウンタ動作時の最小ゲ
ート時間は50 nsです)。レシプロカル型カウンタ動作は入力される信号間隔間で内
蔵クロックの数を計数します。
M9003-01はメモリを搭載しないかわりに、計測結果をパーソナルコンピュータのメ
インメモリへDMA転送します。これにより最大64 Mバイトの計測が可能です。また、外部トリガ信号をタイミング情報として計
数結果に挿入、又は外部トリガ信号から決められたゲート数のみ計数したりすることができます(ゲート型カウンタ動作時のみ)。
これにより周期的な発光現象をDMA転送後積算処理することが可能となります。
初期設定はプラグ&プレイ対応で誰でも設定が可能です。また、付属のサンプルソフトウエアをご使用いただければ、ご購入い
ただいた日から計測を開始することができます。
入力部
カウンタ部
ゲート部
トリガ部
汎用入出力部
項目
入力信号数
信号入力レベル
信号パルス幅
入力インピーダンス(SWで切替可能)
カウンタ方式
最大カウント周波数
最大カウンタ容量
内部カウンタゲート時間
トリガ信号入力方式
トリガ信号レベル
トリガ信号パルス幅
トリガ信号出力タイミング
入力信号
入力ストローブ信号
出力信号
出力ストローブ信号
対応OS
使用バス形態
データ転送方式
データ転送量
データ転送速度
寸法
質量
動作周囲温度/湿度 A
保存温度/湿度 A
CEマーキング
内容 / 値
2 ch
TTL 正論理
8 ns以上
50 Ω(SW: ON時)、100 kΩ(SW: OFF時)
ゲート型 B / レシプロカル型 C
50 MHz(ゲート型)、20 MHz(レシプロカル型)
28 / 216カウント(ゲート型)、231カウント(レシプロカル型)
50 ns ∼ 12.8 µs
外部トリガ、ソフトウエアトリガ
TTL 負論理
1 µs以上
ソフトウエアトリガ時のカウント開始時
TTLレベル信号(3ビット)
TTLレベル信号
オープンコレクタ(4ビット)
オープンコレクタ
Microsoft Windows® 2000/XP Pro/Vista Business (32)
PCIバス Rev2.1に準拠
DMA転送(スキャッタ・ギャザー方式)
最大64 Mバイト(1回のDMA起動で転送可能なデータ量)
40 Mバイト/秒(CPU環境に依存)
PCIバス ロープロファイル
約80 g
+5 °C ∼ +40 °C / 80 % 以下
0 °C ∼ +50 °C / 85 % 以下
EMC指令(89/336/EEC)に適合
A結露なきこと
Bゲート型カウンタ方式はカウンタを設定されたゲート時間間隔で動作させ、入力されるパルス信号を計数します。
Cレシプロカル型カウンタ方式は入力されるパルス信号間隔でカウンタを動作させ、内蔵の基準信号(クロック)を計数します。
※付属品:CD-R(取扱説明書、デバイスドライバ、サンプルソフトウエア*等)、信号用ケーブルE1168-22×4(LEMO-BNC: 同軸1.5 m)、
フラットケーブル用プラグ TXA20A-26PH/-D2P/-D/(日本航空電子社製)
*サンプルソフトウエアは日本ナショナルインスツルメンツ社製Lab-VIEW™で構成されています。
71
テクニカルガイド
一般的な特性
暗電流
光電子増倍管モジュールを暗中で動作させても微少な電流が
陰極放射感度と量子効率
出力されます。この電流のことを暗電流と呼びます。暗電流
放射感度は、特定波長の光を入射した時に、光電面に流れる
はコントロール電圧によって変化し、その変化率はほぼゲイ
電流値を入射光量の放射エネルギー(W)で割った値です。量
ンに比例します。ただし、コントロール電圧を小さくしてい
子効率(QE)は、入射光子数に対して光電面から出る光電子数
くと傾きが緩やかになります。これは、光電子増倍管のステ
の割合で、通常パーセント(%)で表します。陰極放射感度は、
ムやピンまたは回路基板上で発生する漏洩電流によるものです。
測定系の信号対雑音特性(SN特性)や検出限界を決定する主な
暗電流の殆どが光電面から放出される熱電子によるものです。
要因の1つであり、信号対雑音比(SN比)や検出限界(NEP)を
モジュールを冷却することで暗電流を減少させることができ
計算するのに必要となります。
ますが、動作温度範囲内でご使用ください。また、冷却器付
放射感度の測定には、分光装置が必要となり時間もかかるため、
モジュールは内蔵されている光電子増倍管を効率良く冷却す
ご要望があった場合、別途有償にて分光感度データを添付致
ることにより、短時間に暗電流を減らすことが可能です。
します。また、陰極放射感度は光電子増倍管モジュールとし
て完成した後では測定できませんので、ご注文時に事前にお
ユニフォミティ特性
申し付け下さい。
光がスポット状で光電面に入射した場合、その位置により感
度が異なることがあり、その不均一性をユニフォミティ特性
ルーメン感度
と呼びます。ユニフォミティ特性は、光電面自体の感度ムラと、
陰極ルーメン感度は、タングステンランプを分布温度2856 K
光電面から放出した電子の収束過程と増幅過程での損失の割
で点灯させた時の光束に対して光電面に流れる光電子流(電
合が場所によって異なることが原因となっています。また、
流値)の大きさで規定されています。また、陽極ルーメン感
波長により、ユニフォミティ特性も異なってきます。一般に、
度は、減光フィルタなどで入射光量を下げて、特定の高電圧
ヘッドオン型の光電子増倍管がユニフォミティ特性に優れて
を印加した時の陽極電流値で表されます。
います。ユニフォミティ特性が計測に影響を与える場合は、
一部の製品を除きすべてのモジュールにルーメン感度のデー
なるべく広い光電面範囲に光を入射する、光電面の前に拡散
タが出荷検査票に記載されています。ルーメン感度は、類似
板を入れることで改善できます。
した分光感度特性を持つモジュールの感度比較に有用です。
温度特性
青感度指数と赤感度比
光電子増倍管は周囲温度が変化すると、感度と暗電流(もしく
分光感度の絶対感度とは異なりますが、青感度と赤感度を比
はダークカウント)も変化します。感度は、波長によって変化
較できる方法が、青感度指数と赤感度比です。
率(温度係数)が異なり、温度が下がると一般的に紫外から可
青感度指数は、陰極ルーメン感度の測定と同じ条件で青フィ
視域の感度は上がり、長波長域では下がる傾向にあります。
ルタを入れた時の陰極感度です。シンチレーションカウンテ
暗電流(ダークカウント)は、温度が下がると熱電子放出が少
ィングにおいて良く使われるシンチレータNaI(Tl)の発光波長
なくなるため減ります。
がこの青フィルタの透過波長に近いため、シンチレータを使
う用途で有用です。青フィルタを通過しており光束では規定
ドリフトと寿命特性
できないのため、ルーメンで表示していません。
光電子増倍管を長時間連続動作させると動作条件を一定にし
赤感度比は、近赤外域の感度を比較するのに有用です。青感
ておいても陽極電流は時間とともに変化していきます。この
度指数と同様に、陰極ルーメン感度の測定系で、赤∼赤外用
ような陽極電流の変動で、比較的短時間の経時変化をドリフ
フィルタを入れて測定し、陰極ルーメン感度との比で表します。
トと言い、長時間にわたる経時変化を寿命特性と呼びます。
ドリフト、寿命特性とも光電子増倍管の種類によって異なり、
ゲイン
また取り出す陽極電流の量によっても変わってきます。安定
本カタログに記載されているゲインは、特定のコントロール
性が重要な計測の場合、陽極平均電流を1 µA程度以下にして
電圧を印加した時に得られる陽極出力電流を陰極出力電流で
使用することをお奨めします。
割った値です。コントロール電圧に対応した高電圧が光電子
増倍管に印加され、その高電圧に対してゲインが得られます。
モジュールに内蔵されている光電子増倍管が同種であれば、
ゲインの電圧特性は同じになるため、ゲインカーブをグラフ
上で平行移動させることで、各々のゲインの値が分かります。
72
テクニカルガイド
時間応答特性
高速の信号を測定する時、光電子増倍管の時間応答特性が重
コッククロフト・ウォルトン回路・アクティブ型デバ
イダ回路併用電源回路
要になります。時間応答特性には、電子走行時間、上昇時間、
光電子増倍管全体に印加する電圧をコッククロフト・ウォル
電子走行時間拡がり(TTS)などがあります。時間応答特性は
トン回路で作り、アクティブ型デバイダ回路にて各ダイノー
光電子増倍管モジュールに内蔵されている光電子増倍管によ
ドへ印加する方法です。アクティブ型デバイダ回路は、ダイ
り異なりますので、計測・用途にあわせて選択する必要があ
ノード終段付近のデバイダ抵抗数個をトランジスタに置き換
ります。特に電流出力型光電子増倍管モジュールの場合は、
えています。これにより、ダイノード間電圧は光電子増倍管
光電子増倍管の時間応答特性以外に、信号負荷条件により異
の信号電流の影響を受けないため、デバイダ回路電流の60 %
なります。光電子増倍管の出力は電流出力ですので、負荷抵
∼ 70 %程度まで良好な出力直線性が得られます。また、コ
抗を大きくすれば信号電圧は大きくなりますが、応答性は悪
ッククロフト・ウォルトン回路だけの回路と比べて、セトリ
くなります。
ングタイムが短いという特長を持ちます。
信号対雑音特性
光電子増倍管の出力を観測すると、信号成分の揺らぎ(交流
リップルノイズ
成分)が見られます。これは、ショットノイズと呼ばれ、光子
モジュールの高電圧電源は、スイッチング電源を使用してい
および光電子放出の過程、電子増倍過程の統計的ゆらぎによ
るため、スイッチングノイズが信号出力に誘導されます。こ
って発生します。微弱光計測においては、暗電流は減算でき
の誘導ノイズをリップルノイズと呼びます。このリップルノ
るため、ショットノイズにより信号対雑音比(SN比)が決まり
イズを極力減少するように設計されていますが、このノイズ
ます。ショットノイズの影響を少なくし、良好なSN比を得る
影響をさらに減らすには、以下の方法があります。
には、以下の点に注意します。
① ローパスフィルタをモジュールの信号出力の後に入れる。
1. 使用する波長域でできるだけ高い量子効率の光電子増倍管
② コントロール電圧を上げ、光電子増倍管のゲインを増やし
モジュールを選択する。
アンプゲインを下げる。
2. 集光効率を良くし、できるだけ損失のないように光を入射
弊社ではリップルノイズを信号負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22
する。
pFの条件にて測定しています。
3. 観測に支障のないかぎり測定系の周波数帯域幅を狭くする。
セトリングタイム
モジュールのコントロール電圧入力に与える電圧を変化させ
た時、光電子増倍管に印加される高電圧はコントロール電圧
に対する応答に遅れを生じます。高電圧が設定した電圧に到
電源回路による特性
達するまでの時間をセトリングタイムと呼び、通常弊社では
コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vに変化させた時の時間
電源回路
で定義しています。
モジュールに内蔵されている電源回路は、主に2種類あります。
1つは、コッククロフト・ウォルトン回路、もう1つはコック
電圧出力型モジュール
クロフト・ウォルトン回路とアクティブ型デバイダ回路を組
チャージアンプとしての使い方
み合わせた物です。
電圧出力型PMTモジュールは、電流電圧変換のためのオペア
ンプが内蔵されており、光電子増倍管からの電流出力を電圧
コッククロフト・ウォルトン回路
として出力します。オペアンプには帰還抵抗とコンデンサが
コッククロフト・ウォルトン回路は、ダイオードを直列に接
付いており、簡易的なチャージアンプとしても動作し、シン
続し、その接続点にコンデンサを1つおきに配置した倍電圧
チレーションカウンティングの様なパルス計測も可能です。
回路で、基準電圧に対して1倍、2倍、3倍と整数倍で昇圧さ
れた電位が各ダイノードに与えられます。この回路は、低消
費電力で、かつ高い直流及びパルス直線特性が得られ、回路
をコンパクトにできるという特長を持ちますが、セトリング
タイムが一時的に長くなります。
73
テクニカルガイド
ゲート機能付光センサモジュール
フォトンカウンティングヘッド
ゲート動作
フォトンカウンティング法の原理
レーザやキセノンフラッシュランプなどの1次光が光電子増
光は光量が少なくなると光子(フォトン)としてその数を数
倍管に入射することにより、信号処理系を飽和させ、測定に
えることができます。光電子増倍管は非常に早い時間分解能と、
影響を与えることがあります。メカニカルシャッタで過大光
高ゲインで低ノイズの増倍機構を持つことから、その光子数
を遮断する方法がありますが、高速にシャッタを動作させる
に相当する数を計測するフォトンカウティングに適しています。
ことができない、寿命などの問題があります。これに対して、
フォトンカウンティングは、微弱光計測において、アナログ
光電子増倍管のダイノードの電位を変化させることにより、
法に比べノイズパルスとの分離が容易、安定性が高い、S/N
過大光を電子的にゲートさせることができます。電子的なゲ
特性が良いという利点があります。
ートであることから、高速でかつ高い消光比が得られます。
ゲートには、光電子増倍管を定常時オフの状態でゲート信号
量子効率
入力時にオンする方法と、逆の定常時オンでゲート信号入力
フォトンカウンティングで一番重要な特性は光電面で光を電
時にオフする2通りがあります。
子に変換する効率で、これを量子効率と言います。1個の光
子が入射した時に光電子の発生確率を意味し、1光子あたり
ゲートノイズ
の放出電子数は1または0となるため、単位時間あたりの光電
高速でゲート動作を行う場合、高速のゲートパルスを入力す
面から放出された電子数と光電面へ入射された光子数の比が
る必要があります。ゲートパルスが入力されると、光電子増
量子効率になります。光電面には様々な種類があります。計
倍管の電極間に存在する容量を通して、誘導ノイズが陽極信
測する波長で最も高い量子効率の光電子増倍管を選ぶ必要が
号に誘起されます。これがゲートノイズです。ゲートノイズ
あります。
を減少させるには、ゲートパルス電圧を小さくしたり、ノイ
ズキャンセルなどの方法を用いますが、完全に取り除くこと
検出効率
は難しいため、信号出力がゲートノイズより大きくなる様に、
検出効率は、入射した光子数に対する光電子増倍管で検出し
光電子増倍管のゲインを増やすか、高ゲインの光電子増倍管
た計数値の割合を言います。本カタログに表示されている計
を内蔵する必要があります。
数感度がそれに関係します。
消光比
計数感度
一定光量を光電子増倍管に入射してゲート回路でオン・オフ
フォトンカウンティングヘッドとしての感度で、1 pWの入射
させたときの出力の比を表します。例えば定常時オフタイプ
光に対する1秒間当たりの出力カウント値 (s-1 ·pW-1) で表しま
の場合、ゲートオフ時の信号出力が1 nA、オン時の信号出力
す。これは光エネルギー 1 pJあたりの出力カウント値 (pJ-1)
が10 µAの場合、消光比は 1 nA: 10 µA=1: 104 と表されま
と同じです。
す。
計数損失の補正
最大計数率はパルスペア分解能の逆数となります。化学発光
や生物発光などはランダムな事象であるため、パルスの重な
りが生じ、計数誤差を生み、出力直線性(リニアリティ)を
低下させます。この確率を考慮すると実質上の最大計数率は
1/10程度となります。パルスのオーバーラップによる計数損
失は次式で補正することが可能です。
N=
n
1-n·t
N : 真の計数率
n : 測定した計数率
t : パルスペア分解能
74
使用上のご注意と保証
安全上のご注意
警告
本カタログに記載の製品には内部で高電圧を発生しているものがありますので、以下の注意事項を守り感電事
故のないよう十分な注意を払ってご使用ください。
感電注意
●製品の移動、設置、点検、ケーブルやコネクタ類の脱着の際は必ず電源を切ってください。
●製品の構造を変更したり、ケースを開けたりしないでください。故障の原因のほか、感電、発煙、発火等が
生じる原因となります。
使用上のご注意
光電子増倍管モジュールの取扱いにあたっては下記の点にご注意ください。
●光電子増倍管モジュールの光電面を直射日光等の過大光にさらさないようにしてください。ノイズ増加および感度劣
化の原因になります。
●入射窓には素手でさわらないでください。入射窓に付着した汚れや手垢は光の透過率の低下の原因となります。汚れ
や手垢はアルコールで拭きとってください。
●石英ガラス窓タイプはヘリウムガスを透過し、ノイズの増加をひき起こします。ヘリウムガスが存在する雰囲気中で
使用したり保管したりしないでください。
●供給電源の出力電圧および極性を十分確認してください。
●強い振動や衝撃を与えないでください。
●局部的に強い力で締めつけないようにしてください。
●水ぬれ、ゴミ等の混入を避けてください。
●高温、高湿度、高磁界等の悪環境下での使用が予想される場合は対策が必要ですので、弊社までご相談ください。
●本カタログに記載の製品を使用した装置を設計される場合には、インターロックを使用して万一の過大光入射や感電
事故を防止するようご配慮ください。
保証
浜松ホトニクスの光電子増倍管モジュールおよびその関連製品は、原則として納入後1年間保証いたします。
保証の範囲は製品の代替納入を限度といたします。
また、保証期間内でも天災、使用上のミスおよび改造等による損傷については保証対象外となります。
商品到着後は直ちに現品、付属品の確認および動作確認をしてください。
ご注文方法
このカタログには弊社が製造する光電子増倍管モジュールおよびその関連製品が記載されています。ご希望の設計仕様
に合った製品をお選びください。ご注文は弊社各営業所あるいは電子管営業推進部へご用命ください。お急ぎの場合は
お電話でも結構ですが、後日、確認のため原則として「注文書」を発行してくださるようお願いいたします。
納期は品種により異なりますが、即納できるものがありますので至急ご入用の場合はご一報くださればご相談させてい
ただきます。
なお、特注品も承っておりますのでご相談ください。
75
光電子増倍管モジュール
[営業品目]
電子管製品
○光電子増倍管
○光電子増倍管モジュール
○マイクロチャンネルプレート
○イメージインテンシファイア
○キセノンランプ・水銀キセノンランプ
○重水素ランプ
○光源応用製品
○レーザ応用製品
○マイクロフォーカスX線源
○X線イメージングデバイス
光半導体製品
○Siフォトダイオード
○APD
○フォトICと関連製品
○イメージセンサ
○PSD(位置検出素子)
○赤外線検出素子
○LED
○光通信用デバイス
○車載用デバイス
○X線フラットパネルセンサ
○ミニ分光器
○光半導体モジュール
システム応用製品
○カメラ・画像計測装置
○X線関連製品
○ライフサイエンス分野製品
○医療分野製品
○半導体故障解析装置
○FPD/LEDの特性評価装置
○分光計測・光計測装置
Windows® は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
その他の記載商品名、ソフトウエア名は該当商品製造各社の商標および登録商標であることを明記し、
カタログ上での記載は省略させていただきます。
●本資料の記載内容は平成26年1月現在のものです。製品の仕様は、改良等のため予告なく変更することがあります。
□仙台営業所 〒980-0011
□筑波営業所 〒305-0817
□東京営業所 〒105-0001
□中部営業所 〒430-8587
□大阪営業所 〒541-0052
□西日本営業所 〒812-0013
WEB SITE www.hamamatsu.com
仙台市青葉区上杉1-6-11(日本生命仙台勾当台ビル2階) TEL (022)267-0121
つくば市研究学園D6街区8画地(研究学園スクウェアビル7階) TEL (029)848-5080
東京都港区虎ノ門3-8-21(虎ノ門33森ビル5階)
TEL (03)3436-0491
浜松市中区砂山町325-6(日本生命浜松駅前ビル4階) TEL (053)459-1112
大阪市中央区安土町2-3-13(大阪国際ビル10階)
TEL (06)6271-0441
福岡市博多区博多駅東1-13-6(竹山博多ビル5階)
TEL (092)482-0390
□電子管営業推進部 〒438-0193 静岡県磐田市下神増314-5 TEL (0539)62-5245 FAX (0539)62-2205
FAX (022)267-0135
FAX (029)855-1135
FAX (03)3433-6997
FAX (053)459-1114
FAX (06)6271-0450
FAX (092)482-0550
TPMO0010J03
JAN. 2014 IP