人間の得る情報の70%あるいはそれ以上が眼から得られると言われて います。 しかし、肉眼では捕らえられない光の中に多くの情報や可能性 が潜んでいます。たとえば、紫外線・赤外線・X線・超高速光や極微弱 光などです。 浜松ホトニクスは創業以来55年、肉眼で捕らえられる光ばかりでなく肉 眼の範囲を超えた光も手に入れようとして歩んでまいりました。そして、 ホトニクス(光子工学)の担い手として数多くの製品を世に送り出し、 産業・学術研究など、多くの分野で未知の世界を切り拓いてきました。 代表製品である光電子増倍管は、光センサの中でも極めて高感度・高 速応答な光検出器です。これまで多くの実績を積み上げてきた光電子 増倍管を、 さらに使いやすく、 さらに広く使用していただくために開発され たのが光電子増倍管モジュールです。このパンフレットでは、光電子増 倍管モジュールを紹介します。 浜松ホトニクスは、 “あらゆる光を利用する研究”を進めることによって、 様々な分野の産業が画期的な発展を遂げ、人類の活動が幅広く豊か になることを願い、努力してまいります。 2 ■ セレクションガイド ……………………………………………………………………… 4 ラインアップ …………………………………………………………………………………………………………………… 4 機能比較 ………………………………………………………………………………………………………………………… 5 特性比較 ………………………………………………………………………………………………………………………… 6 分光感度比較 …………………………………………………………………………………………………………………… 7 使用例 ………………………………………………………………………………………………………………………… 10 ■ 用途例 …………………………………………………………………………………… 12 ■ 電流出力型光センサモジュール ……………………………………………………… 16 メタルパッケージPMT内蔵 …………………… H10720/10721シリーズ ………………………………………… 冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵………… H7422シリーズ ………………………………………………………… 小型サイドオンPMT内蔵 ……………………… H9305シリーズ ………………………………………………………… サイドオンPMT内蔵 …………………………… H11461シリーズ ……………………………………………………… 小型ヘッドオンPMT内蔵 ……………………… H7826シリーズ ………………………………………………………… ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… H10425シリーズ ……………………………………………………… ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… H10426シリーズ ……………………………………………………… 16 18 22 24 26 28 30 ■ 電圧出力型光センサモジュール……………………………………………………… 32 メタルパッケージPMT内蔵 …………………… メタルパッケージPMT内蔵 …………………… 小型サイドオンPMT内蔵 ……………………… サイドオンPMT内蔵 …………………………… 小型ヘッドオンPMT内蔵 ……………………… ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… H10722シリーズ ……………………………………………………… H10723シリーズ ……………………………………………………… H9306/H9307シリーズ …………………………………………… H11462シリーズ ……………………………………………………… H7827シリーズ ………………………………………………………… H10492シリーズ ……………………………………………………… H10493シリーズ ……………………………………………………… 32 34 36 38 40 42 44 ■ ゲート機能付光センサモジュール …………………………………………………… 46 メタルパッケージPMT内蔵 …………………… H11526シリーズ ……………………………………………………… 46 ■ フォトンカウンティングヘッド ………………………………………………………… 50 メタルパッケージPMT内蔵 …………………… H10682シリーズ ……………………………………………………… 冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵………… H7421シリーズ ………………………………………………………… サイドオンPMT内蔵 …………………………… H8259シリーズ ………………………………………………………… 小型ヘッドオンPMT内蔵 ……………………… H7828シリーズ ………………………………………………………… ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… H7360シリーズ ………………………………………………………… ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… H11123 ………………………………………………………………… 50 52 56 58 60 62 ■ CPU+IF内蔵型フォトンカウンティングヘッド ……………………………………… 64 ヘッドオンPMT内蔵 …………………………… H9319シリーズ ………………………………………………………… 64 ■ 関連製品 ………………………………………………………………………………… 66 光電子増倍管モジュール用電源 ……………… C7169/C10709 …………………………………………………… アンプユニット ………………………………… C7319/C9999/C6438/C6438-01/C9663/C11184/C5594-44 …… フォトンカウンティングユニット………………… C9744 ………………………………………………………………… データ収集ユニット …………………………… C8908 ………………………………………………………………… 光電子増倍管モジュール用オプティカルブロック …………………………………………………………………………… カウンティングユニット ………………………… C8855-01 …………………………………………………………… カウンティングボード…………………………… M9003-01 …………………………………………………………… 66 66 67 67 68 70 71 ■ テクニカルガイド ……………………………………………………………………… 72 一般的な特性 ………………………………………………………………………………………………………………… 電源回路による特性 …………………………………………………………………………………………………………… ゲート機能付光センサモジュール …………………………………………………………………………………………… フォトンカウンティングヘッド ………………………………………………………………………………………………… 72 73 74 74 ■ 使用上のご注意と保証 ………………………………………………………………… 75 3 セレクションガイド ラインアップ 様々な用途・計測に適応できるように、各種光電子増倍管モジュールを取り揃えました。特性、形状は もとより、アナログからデジタルまでの出力形態、さらにはコンピュータとデータのやり取りや制御を 可能としたCPU+インターフェース搭載品、ゲート機能といった機能付まで豊富な選択肢からお選びい ただけます。 光電子増倍管モジュール タイプ メタルパッケージ型 小型ヘッドオン型 ヘッドオン型 小型サイドオン型 サイドオン型 H10720/H10721 (P.16) H7826 (P.26) H10425/H10426 (P.28, P.30) H9305 (P.22) H11461 (P.24) H10722/H10723 (P.32, P.34) H7827 (P.40) H10492/H10493 (P.42, P.44) H9306/H9307 (P.36) H11462 (P.38) H10682 (P.50) H7828 (P.58) H11123/H7360 (P.60, P.62) 光センサモジュール 電流出力 冷却器付 H7422 (P.18) ゲート機能付 H11526 (P.46) 光センサモジュール 電圧出力 フォトンカウンティングヘッド フォトンカウンティング ゲート機能付 H8259 (P.56) 冷却器付 H7421 (P.52) CPU+IF内蔵 H9319 (P.64) * P.68のオプティカルブロックが使用可能です。 4 セレクションガイド 機能比較 光電子増倍管モジュールの機能を図式で表しました。光電子増倍管モジュールは、光を電気信号に変換 する光電子増倍管に動作用の高圧電源回路、各ダイノードに電圧を配分する分割回路が一体化されてい るものが基本となっています。その基本構成に、信号処理回路、インターフェース、冷却など機能を付 加した様々なモジュールを取り揃えています。 光電子増倍管モジュール 光センサモジュール H10720 H10721 H9305 H11461 H7826 H10425 H10426 冷却器 H10722 H10723 H9306 H9307 H11462 H7827 H10492 H10493 電流電圧変 換型アンプ 光 電 高 電 圧 電 子 分 H7422 高速ゲート回路 H11526 圧 + + 電 増 割 倍 回 回 管 路 路 源 フォトンカウンティングヘッド H10682 H7828 H7360 H11123 ゲート回路 H8259 冷却器 H7421 CPU + インターフェース H9319 フォトン カウンティング 回路 5 セレクションガイド 特性比較 光電子増倍管モジュールを特性別に比較した表です。測定波長、時間応答特性、受光面サイズ、外形を 分かりやすいように対比してあります。 注)測定波長範囲は、シリーズとしてカバーしている波長を示しており、各製品の波長範囲とは異なります。 外形サイズ欄の体積比は、H10720シリーズの体積を1として比較しています。 光センサモジュール タイプ 型名 H10720シリーズ H10721シリーズ H7422シリーズ H9305シリーズ 電流出力 H11461シリーズ H7826シリーズ H10425シリーズ H10426シリーズ 感度波長範囲 外形サイズ 時間特性(上昇時間) 受光面サイズ (mm) 体積比 寸法 (mm) 1 2 3 4 (ns) 200 400 600 800 (nm) 0 230 ∼ 920 0.57 8 230 ∼ 920 0.57 8 300 ∼ 890 1 5 185 ∼ 900 1.4 3.7 × 13 160 ∼ 900 2.2 4 × 20 300 ∼ 850 1.5 50 × 25 × 18 +5 1.1 22 × 22 × 50 +5 9.3 56 × 36 × 104 +15 2.3 19 × 53 × 51 +15 8.0 38 × 95 × 50 +5 3.2 26 × 50 × 56 +15 5.1 35 × 120 +15 8.2 35 × 192 +15 22 4 / 15 185 ∼ 850 1 15 1.5 300 ∼ 850 入力電圧 (V) 25 その他 低消費電力 基板実装 低消費電力 ケーブル出力 冷却素子内蔵 高いゲイン、 コンパクト 近赤外に高感度 高いゲイン 低消費電力 携帯装置向き シンチレ ータとのカップリング容易 広い受光面積 高速応答 広い受光面積 光センサモジュール タイプ 型名 H10722シリーズ H10723シリーズ H9306シリーズ 電圧出力 H9307シリーズ H11462シリーズ H7827シリーズ H11492シリーズ H11493シリーズ 感度波長範囲 周波数特性 200 400 600 800 (nm) DC 100 200 (kHz) 外形サイズ 受光面サイズ (mm) 体積比 寸法 (mm) 230 ∼ 920 20 8 230 ∼ 920 200 8 185 ∼ 900 20 3.7 × 13 185 ∼ 900 200 3.7 × 13 4 × 20 185 ∼ 900 20 200 300 ∼ 850 20 200 1.3 22 × 22 × 60 +/-5 1.4 51 × 24 × 25 +/-5 2.3 19 × 53 × 51 +/-15 2.3 19 × 53 × 51 +/-15 8.0 38 × 95 × 50 +/-5 3.2 26 × 50 × 56 +/-15 15 300 ∼ 850 20 200 8000 22 185 ∼ 850 20 200 8000 25 入力電圧 (V) 5.1 35 × 120 +/-15 8.2 35 × 192 +/-15 その他 フィードバック抵抗1 MΩ フィードバック抵抗100 kΩ フィードバック抵抗1 MΩ フィードバック抵抗100 kΩ フィードバック抵抗1 MΩ (20 kHz) フィードバック抵抗100 kΩ (200 kHz) フィードバック抵抗1 MΩ (20 kHz) フィードバック抵抗100 kΩ (200 kHz) フィードバック抵抗1 MΩ (20 kHz) フィードバック抵抗100 kΩ (200 kHz, 8 MHz) フィードバック抵抗1 MΩ (20 kHz) フィードバック抵抗100 kΩ (200 kHz, 8 MHz) 光センサモジュール タイプ 型名 ゲート機能付 H11526シリーズ 感度波長範囲 外形サイズ 時間特性(上昇時間) 受光面サイズ (mm) 体積比 寸法 (mm) 1 2 3 4 (ns) 200 400 600 800 (nm) 0 4.4 0.57 230 ∼ 920 8 20 × 50 × 100 入力電圧 (V) +15 その他 高速ゲート 小型 フォトンカウンティングヘッド タイプ 型名 H10682シリーズ H7421シリーズ H8259シリーズ フォトン H7828シリーズ カウンティング H7360シリーズ H9319シリーズ H11123 6 感度波長範囲 200 400 600 800 (nm) カウントリニアリティ 1 5 10 (×106 s-1) 外形サイズ 受光面サイズ (mm) 体積比 寸法 (mm) 22 × 50 × 50 +5 56 × 36 × 104 +5 8.0 38 × 95 × 50 +5 3.2 26 × 50 × 56 +5 2.4 300 ∼ 850 5 8 300 ∼ 890 1.5 5 185 ∼ 900 2.5 300 ∼ 850 1.5 15 300 ∼ 850 6 22 300 ∼ 850 20(プリスケーラ内蔵) 22 300 ∼ 650 5 25 9.3 4 × 20 4×6 入力電圧 (V) (-02タイプ) 4.6 34 × 114 +5 5.1 35 × 120 +5 8.2 35 × 192 +5 その他 小型 冷却素子内蔵 高い量子効率 可視∼近赤外域 ゲート機能付 携帯装置向き 広い受光面積 フォトンカウンティング回路+ カウンタ+CPU+IF内蔵 広い受光面積 セレクションガイド 分光感度比較 光電子増倍管モジュールに内蔵されている光電子増倍管の量子効率を比較したグラフです。量子効率は、 光子を光電子に変換する割合で、SN特性を決める重要な特性です。測定する光の波長に量子効率の高い 光電子増倍管を選択することが必要です。なお、微弱光をSNよく計測する場合、検出限界は量子効率の他、 暗電流やダークカウントの特性も考慮しなければなりません。 UV∼可視域に感度がある代表的な光電子増倍管モジュールの分光感度を以下に示します。 100 TPMOB0128JC 量子効率 (%) H9305-01 10 H11461-01 1 H9305-05 0.1 100 200 300 400 500 600 700 800 波長 (nm) 100 TPMOB0129JC 量子効率 (%) H10721-110 H7422-40 10 H7826 1 0.1 100 200 300 400 500 600 700 800 波長 (nm) 量子効率標準値(単位:%) 波長 200 nm 300 nm 400 nm 500 nm 600 nm 700 nm H11461-01 17.4 22.7 21.5 14.4 5.6 0.2 H9305-01 27.3 28.9 27.3 16.4 5.0 0.7 H9305-05 11.8 19.5 13.0 5.8 0.9 — H7826 — 20.0 25.7 16.1 2.4 — H10721-110 — 32.6 34.1 20.5 5.0 0.3 H7422-40 — 6.0 28.2 40.0 36.1 7.7 7 セレクションガイド UV∼近赤外域に感度がある代表的な光電子増倍管モジュールの分光感度を示します。 100 TPMOB0130JC 量子効率 (%) H11461-03 10 H9305-03 1 H9305-04 0.1 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 900 1000 波長 (nm) 100 TPMOB0131JC H10721-01 量子効率 (%) H10721-20 10 H7422-50 1 0.1 100 200 300 400 500 600 700 800 波長 (nm) 量子効率標準値(単位:%) 波長 200 nm 300 nm 400 nm 500 nm 600 nm 700 nm 800 nm 8 H9305-03 29.0 32.9 31.3 25.7 18.6 9.7 4.3 H9305-04 21.3 22.3 18.3 16.6 12.9 3.5 0.1 H11461-03 24.8 28.9 27.0 22.1 16.3 10.5 6.4 H10721-01 — 24.0 23.8 15.0 8.8 4.6 1.0 H10721-20 — 6.0 8.9 18.3 15.9 12.8 7.4 H7422-50 — — 2.3 8.8 12.9 13.7 13.9 セレクションガイド 代表的なフォトンカウンティングヘッドの分光計数感度を以下に示します。 106 TPHOB0012JD H10682-110 計数感度 (s-1·pW-1) H8259 H7421-40 105 104 H7360-01 103 100 200 300 400 500 600 700 800 波長 (nm) 106 TPHOB0013JB 計数感度 (s-1·pW-1) H8259-01 H8259-02 105 104 103 100 H7421-50 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 波長 (nm) 計数感度標準値(単位:s-1·pW-1) 波長 200 nm 300 nm 400 nm 500 nm 600 nm 700 nm 800 nm 900 nm H10682-110 — 3.7 × 105 4.9 × 105 3.7 × 105 1.1 × 105 7.7 × 103 — — H7421-50 — — 3.3 × 104 1.6 × 105 2.7 × 105 3.4 × 105 3.9 × 105 2.8 × 103 H7421-40 — 6.3 × 104 4.0 × 105 7.0 × 105 7.6 × 105 1.9 × 105 — — H7360-01 — 1.4 × 105 2.7 × 105 1.7 × 105 4.6 × 104 — — — H8259 1.1 × 105 2.1 × 105 2.6 × 105 1.9 × 105 7.5 × 104 1.5 × 103 — — H8259-01 1.4 × 105 2.7 × 105 3.3 × 105 3.2 × 105 2.3 × 105 6.8 × 104 1.6 × 104 — H8259-02 1.1 × 105 2.5 × 105 3.0 × 105 2.5 × 105 2.0 × 105 1.4 × 105 7.5 × 104 3.0 × 102 9 セレクションガイド 使用例 計測例別に、光電子増倍管モジュールと関連製品の使用例を以下に示します。 光電子増倍管モジュールやユニット製品などの電源接続については記載を省略しております。電源への 接続方法は各製品のページをご覧ください。 また、ケーブル出力タイプ(例:H10721、H9305、H7360シリーズなど)や、付属品のコネクタ付電源ケーブルの片端には BNCコネクタなどのコネクタが付いていません。有償にて各種コネクタを取り付けることができますので、ご注文時に必要なケー ブルの長さとともにご用命ください。 オシロスコープへ接続する場合 市販の オシロスコープ 電流出力・電圧出力タイプ 市販の オシロスコープ 電流出力タイプ アンプユニット (P.66) TPMOC0157JA 電流計に接続する場合 市販の 電流計 電流出力タイプ TPMOC0158JA ADコンバータを使用する場合 RS-232C 電流出力タイプ データ収集ユニット (P.67) 市販の ADCボード 電流出力タイプ アンプユニット (P.66) TPMOC0159JA 時間相関単一光子計数法 市販の CFD 電流出力タイプ 10 アンプユニット (P.66) 市販の TAC TPMOC0160JA セレクションガイド 蛍光相関分光法 フォトンカウンティング ヘッド M9003-01 (P.71) TPMOC0161JA フォトンカウンティングを行う場合 市販の カウンタ フォトンカウンティング ヘッド RS-232C フォトンカウンティング ヘッド USB フォトンカウンティング カウンティングユニット ヘッド (P.70) USB フォトンカウンティング用 フォトンカウンティング 電流出力タイプ ユニット (P.67) カウンティングユニット (P.70) TPHOC0047JB 11 用途例 相関関数 蛍光相関分光法 レーザ技術の進歩とコンピュータの高性能化に伴い分子一個 の挙動に注目する研究が盛んになっています。蛍光相関分光 法は単一分子計測法の1つの手法であり、原理は1970年代 2 1 に考案されていましたが、装置が使われるようになったのは 0.01 90年代からです。装置の構成は共焦点レーザ顕微鏡とほぼ 0.1 1 10 100 時間 (ms) 同じですが、レーザをスキャンするガルバノミラーはなく、 溶液中の1点だけを観測しているだけです。測定対象領域を 出入りする蛍光分子の動きと蛍光強度を相関法により計測し ます。 TPMOC0135JC ●高い量子効率 重要な特性 ●少ないアフターパルス 光電子増倍管 モジュール ●H7421-40(P.52) オゾン層 レーザレーダ レーザ光 大気観測の測定法にレーザレーダ(一般にライダーと呼んで います)があります。レーザ光を大気中に発射し、「大気分子」 反射レーザ光 レーザレーダ 「浮遊物質」等により散乱された光を検出します。散乱され 大気汚染観測等をレーザ散 乱光を利用して行います。 ここには、光電子増倍管、 APDが使用されています。 た光が戻ってくる途中で「微量ガス」等により吸収をされる ため非常に微弱になります。この微弱光を測定することで「微 量ガス、浮遊物質の濃度、分布状態」等が分析できます。 ラ イダーの観測例には、上空のオゾン濃度・エアロゾルの測定、 CO2・SO2・NOx濃度の測定、風速・風向の測定、視程の測 定があります。 TPMOC0136JA ●ゲート動作 重要な特性 ●少ないアフターパルス 光電子増倍管 モジュール 衛生モニタ ●H11526シリーズ(P.46) ●H7360-01(P.60) 試薬 光電子増倍管モジュール 衛生モニタは、ATPアナライザとも呼ばれ、細菌や細胞が持 つATPを抽出し,そのATPに発光試薬を反応させるという蛍 の発光原理を応用した測定装置です。調理場や食品工場など 発光 清浄度検査にこの衛生モニタが使われています。測定は検査 サンプル したい場所の表面を綿棒で拭き取り、装置に入れるだけで汚 れの度合いが即時に分かります。フォトンカウンティング法 により非常に少量の試料量で高感度測定ができるという特長 を持っています。 TPMOC0137JA ●小型・軽量 重要な特性 ●低消費電力 光電子増倍管 モジュール 12 ●H7828(P.58) 用途例 紫外/可視光 赤外光 2光子励起顕微鏡 対物 レンズ 蛍光分子に光子を2個ほぼ同時に吸収させることで、近赤外 光で分子を励起し可視・紫外域の蛍光を観測する手法です。 蛍光 蛍光 試料 試料 2光子吸収の断面積が非常に小さいことからほとんどの蛍光 励起状態 は焦点から信号となり、また1光子励起の場合と比べて2倍 程度の波長を使うことで、試料内部の励起光の散乱や背景雑 800 nm 400 nm 500 nm 500 nm 800 nm 音などの影響を大幅に軽減できるばかりか、細胞を扱う場合 基底状態 紫外励起によるダメージが少ないという利点があります。 TPMOC0138JA 重 要 な 特 性 ●高い量子効率 光電子増倍管 モジュール ●H7422-40(P.18) ●H9305-03(P.22) 透過光 X線画像読出 X線画像を電子化する装置に、輝尽性蛍光体プレートを使っ レーザ 光電子増倍管 モジュール た方法とX線フィルムを直接読み込む方法があります。輝尽 性蛍光体は、撮影されたX線情報を一定時間蓄積することが フィルム シート できます。蓄積された情報は、レーザ光でスキャンして得ら れる蛍光強度を測定することで取り出すことができます。X 蛍光 線フィルムも同じくレーザ光でスキャンし、透過光を電気信 光電子増倍管 モジュール 号からデジタル信号に変換します。この装置により、X線画 像をCRTモニターに表示したり、光ディスクへ記録保管したり、 電話回線を使って伝送することができます。 TPMOC0139JA ●広いダイナミックレンジ 重要な特性 ●高感度 光電子増倍管 モジュール DNAチップ読取装置 ●H10721-110(P.16) ●H11461-01(P.24) He-Ne 倍波YAG レーザ レーザ (633 nm) (532 nm) 干渉フィルタ 膨大な遺伝子情報を解析する装置にDNAチップがあります。 光電子 増倍管 モジュール レンズ DNAチップは高密度に多数DNAを配置させた基板のことで、 主に半導体フォトリソグラフィ技術を使ったものと、高精度 なロボットを使ってスライドグラスに分注する方法があります。 DNAチップに蛍光色素で標識されたDNAとハイブリダイゼ 対物レンズ ーションさせ、レーザ光をスキャンしてチップ上でハイブリ DNAチップ ダイゼーションしたDNAスポットの蛍光強度を測定すること でターゲットDNA中の対象となる遺伝子情報を得ます。 (ハイブリダイゼーションとは相補的な塩基をもつ1本鎖の DNA同士がお互いに結合し2本鎖を形成することです) TPMOC0140JA ●高い量子効率 重要な特性 ●高速応答性 光電子増倍管 モジュール ●H9305シリーズ(P.22) 13 用途例 携帯型放射線計測 保安目的、税関検査、原子力発電所、病院など放射性物質の 検出には、携帯型の計測装置が必要です。放射線計測には、 光電子増倍管とシンチレータの組合せが最も感度が高く、ガ イガー管(GM管)の数十から数百倍の感度を持ちます。小型 で堅固で、シンチレータとカップリングが容易であること、 低消費電力が必要となります。 TPMOC0141JA ●小型・軽量 ●低消費電力 重要な特性 ●耐振動・衝撃性 光電子増倍管 モジュール フローサイトメータ ●H10720-110(P.16) ●H7826(P.26) 光電子増倍管モジュール 蛍光物質でラベリングされた細胞を、溶液と一緒に細い管の 中に流すと、細胞はある間隔で管内を移動します。これにレ ーザ光を照射して、蛍光物質から出る蛍光や細胞により散乱 される光を光電子増倍管で観測します。蛍光と散乱光の情報 から、細胞表面抗原、細胞周期、細胞絶対数測定、免疫機能、 網状赤血球等の各種測定、細胞分離を行います。最近では複 数のレーザによる照射や6チャンネルのカラー分析、高速化、 フローシステムの小型化が進んでいます。 TPMOC0142JB ●高速応答性 重要な特性 ●高い量子効率 光電子増倍管 モジュール 半導体ウェーハ欠陥検査 ●H9305シリーズ(P.22) ●H10720/H10721シリーズ(P.16) 光電子増倍管モジュール 散乱光 レンズ 半導体ウェーハの欠陥は、ウェーハにレーザ光を照射し、ウ レーザ ェーハ上にあるゴミ、汚れ、傷などを散乱光の検出によって 検査します。半導体技術の進歩により線幅が小さくなり、よ り小さな欠陥を見つける必要があります。 ウェーハ TPMOC0143JA ●高速応答性 重要な特性 ●広いダイナミックレンジ 光電子増倍管 モジュール 14 ●H10721-01(P.16) 用途例 時間相関単一光子計測法 蛍光 レーザ 試料 時間相関単一光子計測法は、試料のパルス励起後の発光が微 弱な場合光子の発生時刻を多数回繰り返し測定して得られる モノクロメータ 光電子増倍管 モジュール アンプ ヒストグラムが、光の過渡波形を現すという原理に基づいて います。レーザの電気信号をトリガーとし、光電子増倍管モ ディレイ TAC CFD ジュールで受けた発光パルス信号を時間波高変換器(TAC) MCA に入力します。TACは発光信号とトリガー信号との時間差に 比例した大きさの電気パルスを出力し、これをマルチチャン ネルアナライザで時間と頻度の分布を取るとその試料の光強 度波形が得られます。 TPMOC0163JA ●高速応答性 重要な特性 ●高いゲイン 光電子増倍管 モジュール ●H10721P-110(P.16) ●H7422Pシリーズ(P.18) シンチレータ 質量分析 質量分析は医療・製薬・環境など、幅広い分野で必須の測定 法となっています。高真空下で、試料を加熱気化し分子をイ オン化します。生成したイオンを強い電場で加速し、強い磁 場をもつ分離室でイオンを質量(m)と電荷(e)の比(m/e)によ イオン源 電極 光電子増倍管 モジュール 磁場 って分離します。大きい分子量の場合、シンチレータと光電 子増倍管モジュールの組み合わせで検出します。 TPMOC0164JA 重 要 な 特 性 ●広いダイナミックレンジ 光電子増倍管 モジュール ●H10720-110(P.16) 光電子増倍管 モジュール 分光放射計 分光放射計は、LCDやCRTなどのディスプレイデバイスの分 光分布・輝度・色度相関色温度を非接触で測定することがで きます。通常固体光素子が使われていますが、光電子増倍管 を使用することで微弱な光も高感度に計測できます。 レンズ レンズ 分光器 発光 反射光 TPMOC0165JA 重 要 な 特 性 ●小型 光電子増倍管 モジュール ●H10720シリーズ(P.16) 15 メタルパッケージPMT内蔵 光センサモジュール H10720/H10721シリーズ H10720、H10721シリーズは、 メタルパッケージ光電子増倍管と高圧電源回路を内蔵 した光センサモジュールです。内蔵光電子増倍管は半導体光検出器で使われるTO-8 型金属パッケージと同じ直径の金属パッケージを採用し、 フォトダイオードとほぼ同じ寸 法にもかかわらず、高ゲイン、広ダイナミックレンジ、高速応答特性を持っています。 従来のバイアルカリ光電面より高感度のスーパーバイアルカリ光電面、 さらに高感度 なウルトラバイアルカリ光電面、近赤外領域まで感度を有するマルチアルカリ光電面、 赤感度を増強したマルチアルカリ光電面の4製品を用意しています。さらに、 フォトンカ ウンティング計測用にダークカウントを選別したPタイプも用意しています。H10720シリ ーズはピン出力、 H10721はケーブル出力となっています。 製品バリエーション 型名 H10720-110 / H10721-110 H10720-210 / H10721-210 H10720-01 / H10721-01 H10720-20 / H10721-20 H10720P-110 / H10721P-110 感度波長範囲 230 nm ∼ 700 nm 230 nm ∼ 700 nm 230 nm ∼ 870 nm 230 nm ∼ 920 nm 230 nm ∼ 700 nm 出力タイプ H10720シリーズ 基板実装 H10721シリーズ ケーブル出力 特長 スーパーバイアルカリ光電面、可視域で高感度 ウルトラバイアルカリ光電面、可視域で高感度 UV∼近赤外域用 増強型赤外延長マルチアルカリ光電面 フォトンカウンティング用 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 項目 サフィックス 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 *1 最大出力信号電流 *2 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 有効光電面サイズ 最大感度波長 ルーメン感度 陰 極 青感度指数 (CS 5-58) 特 性 赤感度比 放射感度 *3 ルーメン感度 *2 標 陽 準 放射感度 *2*3 極 品 特 暗電流 *2*4 性 Pタイプ ダークカウント *2*4 時間特性 上昇時間 *2 リップルノイズ *2*5 (peak to peak) セトリングタイム *6 動作周囲温度 *7 保存温度 *7 質量 最小値 標準値 標準値 標準値 標準値 最小値 標準値 標準値 標準値 最大値 標準値 最大値 最大値 最大値 標準値 H10720 / H10721シリーズ -01 -210 -20 -110 +4.5 ∼ +5.5 +5.5 2.7 100 +1.1(入力インピーダンス1 MΩ) +0.5 ∼ +1.1(入力インピーダンス1 MΩ) 8 400 400 630 400 100 100 350 80 200 135 500 105 — 15.5 — 13.5 0.2 — 0.45 — 77 130 78 110 100 100 350 80 400 270 1000 210 1.5 × 105 2.6 × 105 1.5 × 105 2.2 × 105 1 1 1 10 10 10 10 100 50 — — — 100 — — — 0.57 0.3 10 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 45(H10720シリーズ)、80(H10721シリーズ) *1: 入力電圧 +5 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力 *2: コントロール電圧 +1.0 V *3: 最大感度波長時 *4: 暗中にて30分間放置後測定 *5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *7: 結露なきこと 16 (at +25 °C) 単位 — V V mA µA V V mm nm µA/lm — — mA/W A/lm A/W nA s-1 ns mV s °C °C g 電流出力型光センサモジュール 特性図 1000 TPMOB0224JA 1000 TPMOB0225JA 107 TPMOB0226JB -210 -20 106 10 -110 ゲイン 100 陰極放射感度 (mA/W) 陰極放射感度 (mA/W) 100 10 -01 1 104 1 0.1 200 300 400 500 600 700 800 900 0.1 200 1000 105 300 400 500 波長 (nm) 600 700 800 900 103 0.5 1000 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 感度調整方法 抵抗可変動作 電源 光センサモジュール 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) +5 V GND ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 電源 光センサモジュール +5 V GND CW 電圧可変動作 モニタ +0.5 V ∼ +1.1 V 可変抵抗器 (10 kΩ) ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.1 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 GND TPMOC0231JA 外形寸法図(単位:mm) オプション (光ファイバアダプタ) (単位:mm) H10720シリーズ E5776(FCタイプ) 50.0 ± 0.5 14.0 ± 0.2 22.0 ± 0.5 12.7 5.08 17.78 5.08 オプション取付用ネジ穴 (4-M2 深さ 3) 前面図 11 1.5 ± 0.2 有効光電面 ( 8) 12 ± 1 18.0 ± 0.5 23 76 54 底面図 1無接続 2基準電圧出力 (+1.2 V) 3コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V) 4低電圧入力 (+5 V) 5GND 6信号GND 7信号出力 8無接続 10 入射窓 1 15.24 1 8 12.0 ± 0.2 0.5 ゴムシート (付属) 14.0 ± 0.2 15.24 14.0 ± 0.2 25.0 ± 0.5 14.0 ± 0.2 FC-R 4- 2.2 前面図 側面図 ※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属 E5776-51(SMAタイプ) 側面図 TPMOA0061JA 22.0 ± 0.5 14.0 ± 0.2 16.2 ± 0.2 0.5 H10721シリーズ 50.0 ± 0.5 450 ± 20 1.5 ± 0.2 入射窓 10 14.0 ± 0.2 14.0 ± 0.2 低電圧入力 (+5 V) : AWG26 (赤) GND : AWG26 (黒) 基準電圧出力 (+1.2 V) : AWG26 (青) コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V) : AWG26 (白) 信号出力 : RG-174/U 有効光電面 ( 8) オプション取付用ネジ穴 (4-M2 深さ 4) 前面図 側面図 ゴムシート (付属) 14.0 ± 0.2 22.0 ± 0.5 TACCA0055JB SMA 3.18 4- 2.2 前面図 側面図 ※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属 TACCA0239JB TPMOA0062JA 17 冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵 光センサモジュール H7422シリーズ H7422シリーズはメタルパッケージ光電子増倍管に電子冷却素子を取り付け、 高圧電源回路を内蔵した光センサモジュールです。電子冷却素子を光電子増 倍管の近傍へ配置したことで効率良い冷却を実現、光電面から出るサーマル ノイズを低減して微弱光領域で高いSN特性が得られます。 H7422-40は、300 nm ∼ 720 nmの波長域で高い感度を有します。H7422-50は、 380 nm ∼ 890 nmの広い波長範囲に感度を有します。光電子増倍管の近くに サーミスタを取り付けており、この出力をモニターし電子冷却素子への電流 を制御することで、光電子増倍管の温度を一定に保つことができます。 ファン付ヒートシンクA7423は別売です。 製品バリエーション 型名 H7422-40 H7422P-40 H7422-50 H7422P-50 感度波長範囲 最大出力信号電流値 300 nm ∼ 720 nm 2 µA 380 nm ∼ 890 nm 特長 GaAsP光電面、最大感度波長でQE40 %、 フォトンカウンティング用 Pタイプは高ゲイン GaAs光電面、最大感度波長でQE12 %、 フォトンカウンティング用 Pタイプは高ゲイン 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 項目 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 電子冷却素子最大入力電圧 電子冷却素子最大入力電流 最大出力信号電流 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 有効光電面サイズ 感度調整範囲 最大感度波長 陰 420 nm 極 放射感度 550 nm 特 800 nm 性 1 放射感度 * 550 nm 標 準 標準値 陽 品 暗電流 *1 *2 最大値 極 3 特 550 nm 放射感度 * 性 P 標準値 仕 2 3 様 ダークカウント * * 最大値 時間特性 上昇時間 *1 リップルノイズ *1 *4 (peak to peak) 最大値 セトリングタイム *5 動作周囲温度 *6 保存温度 *6 質量 H7422-40 H7422-50 +11.5 ∼ +15.5 +18 62 2.6 2.2 2 +0.9(入力インピーダンス 100 kΩ) +0.5 ∼ +0.8 5 1: 50 800 580 15 108 50 176 90 — 2.5 × 104 8.8 × 104 0.4 0.5 1.0 1.3 1.8 × 105 5.0 × 104 100 125 300 375 1.00 0.6 0.2 +5 ∼ +35 -20 ∼ +50 約400 *1: コントロール電圧 +0.8 V PMT温度設定値 0 °C C8137-02, A7423使用 *2: 暗中にて30分間放置後測定 *3: C8137-02, A7423使用時 コントロール電圧: プラトー電圧 PMT温度設定値: 0 °C *4: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *5: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *6: 結露なきこと 18 単位 V V mA V A µA V V mm — nm mA/W A/W nA A/W s-1 ns mV s °C °C g 電流出力型光センサモジュール 冷却仕様 H7422シリーズ 電子冷却 35 約5 項目 冷却方式 最大冷却温度 (ΔT) *7 冷却時間 *7 単位 — °C 分 *7: 電子冷却素子入力電流 2 Aのとき 特性図 TPMOB0135JC 107 1000 TPMOB0136JC H7422-40 H7422P-40/-50 106 100 ゲイン 陰極放射感度 (mA/W) H7422-40/-50 10 105 H7422-50 104 1 0.1 200 400 600 800 103 0.5 1000 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 構成図 電子冷却素子用 電源入力 H7422-40/50は電流出力が設定された電流値(約10μA)を超えた場合、 自動的に高電圧をオフにして過大光からPMTモジュールを保護する 機能を有しています。本保護回路は短時間であっても電流値が設定 値を超えると動作致します。レーザスキャニング顕微鏡のような用 途では、出力電流が一瞬保護回路の設定電流値を超えることがあり ますが、この場合も保護回路が動作し、計測が中断されてしまう事 になります。その様な用途でお使い頂くお客様で平均電流値が最大 定格電流の2μAよりも低い場合には、瞬間的に発生する大きな出力 に対しても高電圧をオフすることなく動作させる為にオプションと して保護回路の設定電流値を約50μAへ変更可能ですので、ご注文 の際にご指定ください。 サーミスタ出力 信号出力 (電流出力) 電子冷却素子 光電子増倍管 高圧電源 / 電圧分割回路 Vcc GND コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +0.8 V) TPMOC0144JB 外形寸法図(単位:mm) A7423取付用ネジ穴 (8-M3 深さ 2) 電源入力 TAJIMI PRC03-23A10-7M A断面図 光電面 18.5 ± 0.2 O-RING用みぞ (S-28 O-RING付属) 36.0 ± 0.3 20.0 ± 0.2 前面図 上面図 M25.4 P = 1/32" Cマウント A 固定用ネジ穴 (8-M3C) 20.0 ± 0.2 9.5 ± 0.1 56.0 ± 0.3 53.6 ± 0.2 光電面 5 固定用ネジ穴 (4-M3B) 44.0 ± 0.2 25.4 ± 0.2 7.2 10.2 M25.4 P=1/32" Cマウント PMT 4.0 ± 0.1 信号出力 BNC-R 6.4 ± 0.2 7.4 ± 0.2 14.8 ± 0.2 16.3 ± 0.2 A7412取付用ネジ穴 (4-M2 深さ 2) 9.5 ± 0.1 15.0 ± 0.2 26.0 ± 0.2 22.2 ± 0.2 入力窓 B断面図 6.5 ± 0.2 M3 深さ4.0 MAX. C断面図 2.0 ± 0.2 M3 深さ4.0 MAX. ガイドマーク 16.3 ± 0.2 19.0 ± 0.2 25.0 ± 0.2 A: サーミスタ1 B: サーミスタ2 C: 電子冷却素子 + E G B D: 電子冷却素子 – D C E: Vcc低電圧入力 (+15 V) F: コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +0.8 V) G: GND TAJIMI PRC03-23A10-7M F 104 ± 1 側面図 A TPMOA0024JE 19 冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵 H7422シリーズ用オプション 1 ファン付ヒートシンク A7423 4 光ファイバ 光ファイバ アダプタ A7412 オプション 2 温度コントロール機能付 電源ユニット M9012 Vcont GND CHK2 CHK1 Vcont-ADJ Don't use CHK3 CHK4 CN04 6 CN5 2345 SW2 CN03 CN01 ON SW1 温度コントロール機能付 電源ユニット C8137-02 5 Cマウント レンズ 入力 12 V 6 直接入射 サンプル 1 ケーブル類 (M9012または C8137-02に含まれる) 3 光センサモジュール H7422シリーズ Cマウント アダプタ A7413 信号ケーブル E1168-05 入力 AC 100 V ∼ AC 240 V ON ON 信号出力 ●ファン付ヒートシンク A7423 ●信号ケーブル E1168-05 H7422のケース外部は内蔵されている電子冷却素子により温 度が上昇します。A7423はこの熱を効率良く放熱します。 A7423はM3のねじ4個でH7422に簡単に取り付けることがで きます。また、H7422とA7423の接合面に熱伝導性グリース を塗布してご使用下さい。 H7422と外部機器を接続するのに便利なBNCコネクタが付い た信号用ケーブルです。 項目 入力電圧 入力電流 ロック時 動作時 動作電圧 質量 値 12 140 90 10.2 ∼ 13.8 120 単位 V mA mA V g ●温度コントロール機能付電源ユニット M9012 基板タイプの電源ユニットです。 12 Vを入力するだけでH7422シリーズの動作に必要な電源を 供給します。M9012はH7422シリーズの電子冷却素子を制御 することで周囲温度の変化に対して出力とノイズレベルを安 定に保つことができます。外部I/Oを接続すれば外部から電子 冷却素子及び光電子増倍管の動作を制御できます。 項目 最大冷却温度 (ΔT) 入力電圧 最大入力電流 最大消費電力 メイン回路出力電圧 最大電子冷却素子出力電流 ファン用出力電圧 最大コントロール出力電圧 最大コントロール入力電圧 電子冷却素子 制御信号 光電子増倍管 入力電圧 ファン エラー信号 電子冷却素子 光電子増倍管 出力電圧 光電子増倍管 LED出力 エラー 設定冷却温度 質量(ケーブルを含まず) 20 TPMOC0145JB 内容 / 値 35 12 1.2 15.8 12 2.2 12 1.26 0.9 非絶縁型TTL入力 非絶縁型TTL入力 非絶縁型TTL入力 非絶縁型TTL出力 非絶縁型TTL出力 5 5 0 120 単位 °C V A V·A V A V V V — — V °C g ●光ファイバアダプタ(FCタイプ) A7412 A7412は、H7422の受光窓に取り付けるFCタイプの光ファイ バコネクタです。M2のねじ4個で簡単に取り付けが可能です。 ●Cマウントアダプタ A7413 フランジバックより4 mm以上に突起したCマウントのレンズ をH7422に取り付ける際に使用します。 ●温度コントロール機能付電源ユニット C8137-02 C8137-02は温度コントロール機能付電源ユニットです。 AC 100 V ∼ AC 240 Vを入力するだけで、H7422の動作に必 要な電圧と電子冷却素子用電圧、並びにA7423のファン用電 圧を出力し、またサーミスタ出力をモニタし電子冷却素子の 出力電流を制御することで光電子増倍管の温度を0 ℃に保ち ます。前面パネルの調整つまみでコントロール電圧を可変す ることができます。 項目 最大冷却温度 (ΔT) 設定冷却温度 (出荷時設定) 入力電圧 入力電圧周波数 消費電力 メイン回路出力電圧 最大電子冷却素子電流 ファン用出力電圧 コントロール電圧調整範囲 質量 値 35 0 AC 100 ∼ AC 240 50 / 60 30 +15 2.2 12 0 ∼ +0.9 1.1 単位 °C °C V Hz V·A V A V V kg 電流出力型光センサモジュール H7422シリーズ オプション寸法図(単位:mm) ¡ファン付ヒートシンク A7423 ¢光ファイバアダプタ(FCタイプ) A7412 4- 2.2 4 テーパー深さ1.5 M8 P=0.75 52.0 ± 0.5 16.5 ± 0.3 22.2 ± 0.2 2.5 リード長さ 50 ± 10 mm 3.0 9.5 5.5 3 4-M2 深さ 3 15 前面図 上面図 光シールドシート (厚さ0.5) 9 側面図 TACCA0190JB 30 側面図 TACCA0188JD 22 JST XMR-02V 92.0 ± 0.5 M25.4 P=1/32" Cマウント 53.6 ± 0.3 8 M25.4 P=1/32" Cマウント 19.2 ± 0.3 ∞Cマウントアダプタ A7413 40 ± 1 24.5 ± 0.5 4-M3(付属) 4 14 ™温度コントロール機能付電源ユニット M9012 4-M2 15.0 ± 0.1 70.0 ± 0.1 TACCA0191JA 28.0 ± 0.2 CN03 1 SW2 2345 50.0 ± 0.2 13.8 ± 0.2 ON CN01 6 40.0 ± 0.1 §温度コントロール機能付電源ユニット C8137-02 SW1 電源 検出器用電源スイッチ コントロール電圧 調整ダイアル ON CN04 CN5 CHK1 CHK2 GND Vcont CHK3 ON CHK4 Don't use Vcont-ADJ 5.0 ± 0.1 17.5 ± 0.2 160.0 ± 0.5 100.0 ± 0.3 コントロール電圧表示メータ 前面図 8 1500 ± 50 42 46.0 ± 0.5 ファンケーブル 212 ± 1 モジュールケーブル 12.5 側面図 1500 ± 50 モジュール出力 AC入力 電源入力ケーブル 1000 ± 50 ファン出力 外部I/Oケーブル ヒューズ 背面図 1000 ± 50 外部I/Oハウジング 電源ケーブル +50 1500 -0 TACCA0251JA ファンケーブル +50 1500 -0 £信号ケーブル E1168-05 ACケーブル 1800 ∼ 2000 TACCA0238JB BNC-P +50 0 1500 − BNC-P TACCA0148JA 21 小型サイドオンPMT内蔵 光センサモジュール H9305シリーズ H9305シリーズは、 φ13 mm(1/2")サイドオン型光電子増倍管と高圧電源回路を内 蔵した電流出力型光センサモジュールです。 φ13 mmサイドオン型光電子増倍管は、 光電面が反射型のため、600 nm以上の波長領域で量子効率が高く、 また107までの ゲインが得られ時間特性も速いため、高速で計測する場合や微弱光測定に高いSN 比が得られます。また、高圧電源回路にコッククロフト・ウォルトン回路を採用しているた め、低消費電力です。入出力にケーブルを採用しており、機器組み込みに便利です。 製品バリエーション 型名 H9305-01 H9305-02 H9305-03 H9305-04 H9305-05 感度波長範囲 185 nm ∼ 750 nm 185 nm ∼ 900 nm 185 nm ∼ 900 nm 185 nm ∼ 830 nm 185 nm ∼ 650 nm 特長 UV∼可視域用高感度 UV∼近赤外域用汎用タイプ UV∼近赤外域用高感度 UV∼近赤外域用低暗電流 UV∼可視域用汎用タイプ 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。 仕様 (at +25 °C) 項目 サフィックス 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 最大出力信号電流 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 有効光電面サイズ 最大感度波長 最小値 ルーメン感度 陰 標準値 極 青感度指数 (CS 5-58) 特 性 赤感度比 放射感度 *1 最小値 ルーメン感度 *2 陽 標準値 極 1 *2 放射感度 * 特 標準値 性 暗電流 *2 *3 最大値 時間特性 上昇時間 *2 リップルノイズ *2 *4 (peak to peak) セトリングタイム *5 動作周囲温度 *6 保存温度 *6 質量 -01 420 80 120 10 — 90 100 700 5.2 × 105 1 10 H9305シリーズ -02 -04 -03 +11.5 ∼ +15.5 +18 7 10 +1.2(入力インピーダンス: 1 MΩ) +0.25 ∼ +1.0 3.7 × 13.0 450 400 530 350 200 140 500 300 200 — — — 0.4 0.3 0.15 105 77 70 1000 400 300 2000 1200 700 4.2 × 105 3.1 × 105 2.5 × 105 1 2 0.1 10 10 1 1.4 0.5 10 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 110 *1: 最大感度波長時 *2: コントロール電圧 +1.0 V *3: 暗中にて30分間放置後測定 *4: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *5: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *6: 結露なきこと 22 -05 340 20 40 5 — 48 50 300 3.6 × 105 0.5 5 単位 — V V mA µA V V mm nm µA/lm — — mA/W A/lm A/W nA ns mV s °C °C g 電流出力型光センサモジュール 特性図 TPMOB0138JB TPMOB0139JB 108 1000 100 10 -05 -01 106 陰極放射感度 (mA/W) 陰極放射感度 (mA/W) 107 -02/-03 -01 100 TPMOB0140JD -02 -03 -05 ゲイン 1000 10 -04 105 -04 104 1 1 103 0.1 100 200 300 400 600 500 700 800 0.1 100 900 200 300 波長 (nm) 400 500 600 700 800 102 0.25 0.3 900 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 感度調整方法 抵抗可変動作 電圧可変動作 電源 同軸ケーブル (信号出力) 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) 同軸ケーブル (信号出力) 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) +15 V GND +15 V GND モニタ +0.25 V ∼ +1.0 V ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 電源 光センサモジュール CW 光センサモジュール 可変抵抗器 (10 kΩ) GND ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 TPMOC0146JD 外形寸法図(単位:mm) 8.8 53.2 ± 0.5 入射窓 (7 × 16) 光電面 2.1 49.0 ± 0.5 19.7 19.0 ± 0.5 低電圧入力 : AWG26 (赤, +15 V) GND : AWG26 (黒) 基準電圧出力 : AWG26 (青, +1.2 V) コントロール電圧入力 : AWG26 (白, +0.25 V ∼ +1.0 V) 信号出力 : RG-174/U 有効光電面 (3.7 × 13.0) 固定用ネジ穴 (4-M2 深さ 4) 11.7 ± 0.2 50.8 ± 0.5 前面図 側面図 入射窓部 450 ± 20 TPMOA0013JG 9 7 3.7 入射窓 13 16 18 1.5 8.8 6.0 20.5 有効光電面 (3.7 × 13.0) 7 入射窓 9 光電面 TPMOA0018JD 23 サイドオンPMT内蔵 光センサモジュール H11461シリーズ H11461シリーズは、φ28 mm (1-1/8")サイドオン光電子増倍管と高圧電源回 路を内蔵した光センサモジュールです。内蔵されているサイドオン型光電子 増倍管は高感度、高ゲインの特長を持ち、感度波長範囲等により6製品を用 意しております。 H11461P-01、H11461P-11は低ダークカウント品を選別していますので、フォ トンカウンティング用途や微弱光測定に適しています。 製品バリエーション 型名 H11461-01 H11461-02 H11461-03 H11461P-01 H11461P-11 H11461-09 感度波長範囲 185 nm ∼ 710 nm 185 nm ∼ 900 nm 185 nm ∼ 900 nm 185 nm ∼ 710 nm 185 nm ∼ 850 nm 160 nm ∼ 320 nm 特長 UV∼可視域用、低ノイズ UV∼近赤外域用 UV∼近赤外域用、高感度 UV∼可視域、フォトンカウンティング用 UV∼近赤外域、フォトンカウンティング用 UV域用、Cs-Te光電面 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。 仕様 (at +25 °C) 項目 サフィックス 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 *1 最大出力信号電流 *2 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 有効光電面サイズ 最大感度波長 最小値 ルーメン感度 陰 標準値 極 青感度指数 (CS 5-58) 標準値 特 標準値 性 赤感度比 放射感度 *3 標準値 最小値 ルーメン感度 *2 標準値 標 標準値 準 放射感度 *2 *3 陽 品 標準値 極 暗電流 *2 *4 特 最大値 性 標準値 ダークカウント *4 *5 最大値 時間特性 上昇時間 *2 リップルノイズ *2 *6 最大値 (peak to peak) 最大値 セトリングタイム *7 動作周囲温度 *8 保存温度 *8 質量 -01 410 80 100 8 — 70 1000 1200 8.4 × 105 0.2 2 H11461シリーズ -02 P-01 -03 P-11 +4.5 ∼ +5.5 +6.0 3.5 100 +1.2(入力インピーダンス 1 MΩ) +0.5 ∼ +1.1(入力インピーダンス 1 MΩ) 4 × 20 400 410 430 450 140 475 80 140 250 100 525 200 — — 8 — 0.3 — 0.15 0.4 74 70 80 90 400 3000 1000 300 2500 5000 1200 700 7.4 × 105 8.6 × 105 8.4 × 105 2.8 × 105 3 10 0.1 0.2 50 50 0.5 1 — 30 80 — 80 200 2.2 -09 230 — — — — 62 — — 6.2 × 105 1 10 — — 単位 — V V mA µA V V mm nm µA/lm — — mA/W A/lm A/W nA s-1 ns 0.3 mV 10 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 225 s °C °C g *1: 入力電圧 +5 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力 *2: コントロール電圧 +1.0 V *3: 最大感度波長時(-09は254 nm時) *4: 暗中にて30分間放置後測定 *5: コントロール電圧: プラトー電圧 *6: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *7: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *8: 結露なきこと 24 電流出力型光センサモジュール 特性図 100 TPMOB0235JA TPMOB0236JA TPMOB0237JA 100 -03 108 -01/P-01 P-11 -02 -09 1 -01/P-01 ゲイン 陰極放射感度 (mA/W) 陰極放射感度 (mA/W) 107 10 10 1 P-11 106 -09 -03 0.1 105 0.1 -02 0.01 100 200 300 400 500 600 700 800 0.01 100 900 200 波長 (nm) 300 400 500 600 700 104 0.5 900 800 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 感度調整方法 抵抗可変動作 電圧可変動作 電源 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) +5 V GND +5 V GND モニタ +0.5 V ∼ +1.1 V ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 電源 光センサモジュール CW 光センサモジュール 可変抵抗器 (10 kΩ) GND ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 TPMOC0238JA 前面図 +1.0 2.5 -0 +0.5 入射窓 有効光電面 (4 × 20) 20 -0 +2 1.5 - 0 C1 固定用ネジ穴 (2 × 2-M3 深さ10) 側面図 55.0 ± 0.5 450 ± 20 95.0 ± 0.5 入射窓部 4.5 ± 0.3 R3 MAX. 10 10.0 ± 0.5 17.2 ± 0.5 固定用ネジ穴 (4-M3 深さ10) 50.0 ± 0.5 57 ± 1 8.0 ± 0.5 55.0 ± 0.5 24.0 +0.5 -0 87.0 ± 0.5 有効光電面 (4 × 20) 85.0 ± 0.5 38.0 ± 0.5 27.0 ± 0.5 5.0 ± 0.5 外形寸法図(単位:mm) 8 入射窓 光電面 TPMOC0123JC 背面図 低電圧入力 (+5 V) : AWG26 (赤) GND : AWG26 (黒) 基準電圧出力 (+1.2 V) : AWG26 (青) コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V) : AWG26 (白) 信号出力 : RG-174/U TPMOA0072JA 25 小型ヘッドオンPMT内蔵 光センサモジュール H7826シリーズ H7826シリーズは、φ19 mm (3/4")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源回 路を内蔵した光センサモジュールです。この光電子増倍管は、同サイズの光 電子増倍管と比べて長さが短いため、有効受光面サイズがφ15 mmと大きい にも拘わらず小型化することができました。他の光電子増倍管モジュールと 比較して耐振動衝撃特性に優れていますので、携帯型装置に適しています。 製品バリエーション 型名 H7826 H7826P H7826-01 H7826P-01 感度波長範囲 300 nm ∼ 650 nm 300 nm ∼ 850 nm 特長 可視域用汎用タイプ フォトンカウンティング用 可視∼近赤外域用汎用タイプ フォトンカウンティング用 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 (at +25 °C) 項目 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 最大出力信号電流 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 有効光電面サイズ 最大感度波長 最小値 ルーメン感度 陰 標準値 極 青感度指数 (CS 5-58) 特 性 赤感度比 放射感度 *1 最小値 ルーメン感度 *2 標準値 放射感度 *1 *2 陽 標準値 極 暗電流 *2 *3 特 最大値 性 ゲイン *2 最小値 標準値 ダークカウント *3 *4 最大値 2 時間特性 上昇時間 * リップルノイズ *2 *5 (peak to peak) セトリングタイム *6 動作周囲温度 *7 保存温度 *7 質量 H7826 420 60 90 10.5 — 85 50 4.7 × 104 H7826-01 H7826P +11.5 ∼ +15.5 +18 40 100 +1.2(入力インピーダンス 100 kΩ) +0.5 ∼ +1.1 15 380 420 80 60 120 90 — 10.5 0.2 — 49 85 — 10 — 30 — 1.3 × 104 3 3 20 20 — 1.8 × 106 — 200 — 500 1.5 0.5 0.2 +5 ∼ +45 -20 ∼ +50 70 *1: 最大感度波長時 *2: コントロール電圧 +1.0 V *3: 暗中にて30分間放置後測定 *4: コントロール電圧: プラトー電圧 *5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *7: 結露なきこと 26 H7826P-01 380 80 120 — 0.2 49 単位 V V mA µA V V mm nm µA/lm — — mA/W A/lm A/W nA 1 × 106 2000 3500 — s-1 ns mV s °C °C g 電流出力型光センサモジュール 特性図 TPMOB0143JA 107 100 TPMOB0144JC H7826-01 106 H7826 ゲイン 陰極放射感度 (mA/W) 10 H7826 105 1 H7826-01 104 0.1 200 300 400 600 500 700 800 103 0.5 900 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 感度調整方法 抵抗可変動作 電源 光センサモジュール 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) +15 V GND GND +15 V GND モニタ +0.5 V ∼ +1.1 V ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 電源 光センサモジュール CW 電圧可変動作 可変抵抗器 (10 kΩ) ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 TPMOC0149JD 外形寸法図(単位:mm) 26.0 +0.5 -0 有効光電面 ( 15 MIN.) 18 0 +0.1 -0.3 56.0 +0.5 -0 オプション取付用ネジ穴 (4-M2 深さ 5) 19.0 ± 0.5 18.0 ± 0.5 18.6 ± 0.7 25.0 ± 0.5 18 14.0 ± 0.5 50.0 +1.0 -0 信号出力 BNC-R 10.0 ± 0.5 16.0 ± 0.5 前面図 電源入力 HIROSE HR10A-7R-6P 1: GND 2: Vcc +15 V 3: Vcont +0.5 V ∼ +1.1 V 4: Vref 5: NC 6: NC 固定用ネジ穴 (2-M3 深さ 5) 側面図 背面図 コネクタ付電源ケーブル (HIROSE HR10A-7P-6S) はH7826シリーズの付属品です。 700 ± 20 黒: GND 赤: 低電圧入力 (+15 V) 白: コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V) 青: 基準電圧出力 (+1.2 V) 緑: NC TPMOA0005JE 27 ヘッドオンPMT内蔵 光センサモジュール H10425シリーズ H10425シリーズは、φ25 mm (1")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源回 路を内蔵した光センサモジュールです。受光面サイズはφ22 mmと大きく、 また速い時間応答特性を持っています。 バイアルカリ光電面、マルチアルカリ光電面の2製品を用意しています。 製品バリエーション 型名 H10425 H10425-01 感度波長範囲 300 nm ∼ 650 nm 300 nm ∼ 850 nm 特長 可視域用 可視∼近赤外域用 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 (at +25 °C) 項目 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 *1 最大出力信号電流 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 *2 有効光電面サイズ 最大感度波長 最小値 ルーメン感度 陰 標準値 極 青感度指数 (CS 5-58) 標準値 特 標準値 性 赤感度比 放射感度 *3 標準値 最小値 ルーメン感度 *4 陽 標準値 極 放射感度 *3 *4 標準値 特 標準値 性 暗電流 *1 *5 最大値 時間特性 上昇時間 *4 リップルノイズ *4 *6 (peak to peak) 最大値 セトリングタイム *7 8 動作周囲温度 * 保存温度 *8 質量 H10425 H10425-01 +11.5 ∼ +15.5 +18 3.0 100 +1.2(入力インピーダンス 1 MΩ) +0.5 ∼ +1.1 22 420 60 90 10.5 — 85 40 180 1.7 × 105 80 150 — 0.2 64 20 75 3.2 × 104 3 20 1.5 0.5 10 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 170 *1: 入力電圧+15 V、コントロール電圧+1.0 V、出力電流=暗電流 *2: DAC(I2Cインターフェース)を内蔵することができます。ご注文時にご用命ください。 *3: 最大感度波長時 *4: コントロール電圧 +1.0 V *5: 暗中にて30分間放置後測定 *6: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *7: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *8: 結露なきこと 28 単位 V V mA µA V V mm nm µA/lm — — mA/W A/lm A/W nA 180 ns mV s °C °C g 電流出力型光センサモジュール 特性図 TPMHB0204JB 100 107 TPMHB0551JD H10425-01 H10425 10 ゲイン 陰極放射感度 (mA/W) 106 105 H10425 1 H10425-01 104 0.1 200 300 400 500 600 700 800 103 0.5 900 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 感度調整方法 抵抗可変動作 電源 光センサモジュール 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) +15 V GND +0.5 V ∼ +1.1 V ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 GND 電源 光センサモジュール 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) +15 V GND CW 電圧可変動作 モニタ 可変抵抗器 (10 kΩ) ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 TPMOC0207JA 外形寸法図(単位:mm) 35.0 ± 0.5 120 ± 1 25.4 ± 0.5 有効光電面 前面図 22 MIN. 側面図 450 ± 20 低電圧入力 (+15 V) : AWG26 (赤) GND : AWG26 (黒) : AWG26 (青) 基準電圧出力 (+1.2 V) コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V) : AWG26 (白) : RG-174/U 信号出力 TPMOA0046JA 29 ヘッドオンPMT内蔵 光センサモジュール H10426シリーズ H10426シリーズは、φ28 mm (1-1/8")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源 回路を内蔵した光センサモジュールで、φ25 mmの広い受光面を持っていま すので効率よく光を集めることができます。 バイアルカリ光電面、マルチアルカリ光電面の2製品を用意しています。 製品バリエーション 型名 H10426 H10426-01 感度波長範囲 300 nm ∼ 650 nm 185 nm ∼ 850 nm 特長 可視域用 UV∼近赤外域用 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。 仕様 項目 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 *1 最大出力信号電流 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 *2 有効光電面サイズ 最大感度波長 最小値 ルーメン感度 陰 標準値 極 青感度指数 (CS 5-58) 標準値 特 標準値 性 赤感度比 放射感度 *3 標準値 最小値 ルーメン感度 *4 陽 標準値 極 放射感度 *3 *4 標準値 特 標準値 性 暗電流 *1 *5 最大値 4 時間特性 上昇時間 * リップルノイズ *4 *6 (peak to peak) 最大値 セトリングタイム *7 動作周囲温度 *8 保存温度 *8 質量 (at +25 °C) H10426 H10426-01 +11.5 ∼ +15.5 +18 3.0 100 +1.5(入力インピーダンス 1 MΩ) +0.5 ∼ +1.4 25 420 60 80 95 150 11 — — 0.2 88 64 50 20 200 80 1.8 × 105 3.4 × 104 2 3 10 15 4 15 0.5 10 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 270 *1: 入力電圧+15 V、コントロール電圧+1.0 V、出力電流=暗電流 *2: DAC(I2Cインターフェース)を内蔵することができます。ご注文時にご用命ください。 *3: 最大感度波長時 *4: コントロール電圧 +1.0 V *5: 暗中にて30分間放置後測定 *6: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *7: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *8: 結露なきこと 30 単位 V V mA µA V V mm nm µA/lm — — mA/W A/lm A/W nA ns mV s °C °C g 電流出力型光センサモジュール 特性図 100 TPMHB0223JB 108 TPMHB0311JC H10426-01 107 106 ゲイン 陰極放射感度 (mA/W) H10426 10 H10426 H10426-01 105 1 104 0.1 100 200 300 400 500 600 700 800 103 0.5 900 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 感度調整方法 抵抗可変動作 電圧可変動作 電源 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) 信号出力 低電圧入力(赤) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧入力 (白) +15 V GND ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 電源 光センサモジュール +15 V GND CW 光センサモジュール モニタ +0.5 V ∼ +1.4 V 可変抵抗器 (10 kΩ) GND ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.5 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 TPMOC0208JA 外形寸法図(単位:mm) 35.0 ± 0.5 28.5 ± 0.5 192 ± 1 有効光電面 前面図 25 MIN. 側面図 450 ± 20 低電圧入力 (+15 V) : AWG26 (赤) GND : AWG26 (黒) 基準電圧出力 (+2.5 V) : AWG26 (青) コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.4 V) : AWG26 (白) 信号出力 : RG-174/U TPMOA0047JA 31 メタルパッケージPMT内蔵 光センサモジュール H10722シリーズ H10722シリーズは、 メタルパッケージ光電子増倍管と高圧電源回路、低雑音アンプを 内蔵した光センサモジュールです。アンプにより光電子増倍管の電流出力を電圧出 力に変換するため、信号処理が容易です。また、 アンプを光電子増倍管の陽極出力ピ ン近傍に取り付けているため、外来からのノイズの影響を受けにくくなっています。従 来のバイアルカリ光電面より高感度のスーパーバイアルカリ光電面、 さらに高感度な ウルトラバイアルカリ光電面、近赤外領域まで感度を有するマルチアルカリ光電面、赤 感度を増強したマルチアルカリ光電面の4製品を用意しています。 製品バリエーション 型名 H10722-110 H10722-210 H10722-01 H10722-20 感度波長範囲 電流電圧変換係数* 周波数帯域* 230 nm ∼ 700 nm 230 nm ∼ 700 nm 1 V/µA DC ∼ 20 kHz 230 nm ∼ 870 nm 230 nm ∼ 920 nm 特長 スーパーバイアルカリ光電面、可視域で高感度 ウルトラバイアルカリ光電面、可視域で高感度 UV∼近赤外域用 増強型赤外延長マルチアルカリ光電面 * アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 (at +25 °C) 項目 H10722-110 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 *1 最大出力信号電圧 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 有効光電面サイズ 最大感度波長 ルーメン感度 陰 極 青感度指数 (CS 5-58) 特 性 赤感度比 放射感度 *2 ルーメン感度 *3 陽 極 放射感度 *2*3 特 性 暗中での暗電流による 電圧出力 *3*4 電流電圧変換係数 出力オフセット電圧 リップルノイズ *3*5 (peak to peak) セトリングタイム *6 動作周囲温度 *7 保存温度 *7 質量 最小値 標準値 標準値 標準値 標準値 最小値 標準値 標準値 標準値 最大値 標準値 最大値 最大値 標準値 400 80 105 13.5 — 110 8.0 × 107 2.1 × 108 220 1 10 H10722-210 H10722-01 H10722-20 ±4.5 ∼ ±5.5 ±5.5 +6.2 / -3.5 +4(負荷抵抗 10 kΩ) +1.1(入力インピーダンス1 MΩ) +0.5 ∼ +1.1(入力インピーダンス1 MΩ) 8 400 400 630 100 100 350 200 135 500 — 15.5 — 0.2 — 0.45 77 130 78 1.0 × 108 1.0 × 108 3.5 × 108 2.7 × 108 4.0 × 108 1.0 × 109 260 150 150 1 1 10 10 10 100 1 ±1 0.5 10 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 100 *1: 入力電圧 +5 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力 *2: 最大感度波長時 *3: コントロール電圧 +1.0 V *4: 暗中にて30分間放置後測定。暗中での実際の出力は、“暗電流による電圧出力”と“オフセット電圧”の合計。 *5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *7: 結露なきこと 32 単位 V V mA V V V mm nm µA/lm — — mA/W V/lm V/nW mV V/µA mV mV s °C °C g 電圧出力型光センサモジュール 特性図 100 光電子増倍管ゲイン: 105 TPMOB0227JA 100 光電子増倍管ゲイン: 105 TPMOB0228JA 107 TPMOB0226JB -210 -20 -110 光電子増倍管ゲイン 1 陽極放射感度 (V/nW) 陽極放射感度 (V/nW) 106 10 10 1 -01 0.1 105 104 0.1 0.01 200 300 400 500 600 700 800 900 0.01 200 1000 300 400 波長 (nm) 500 600 700 800 900 103 0.5 1000 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 感度調整方法 電圧可変動作 抵抗可変動作 電源 信号出力 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) 光センサモジュール +5 V -5 V GND +5 V -5 V GND モニタ +0.5 V ∼ +1.1 V ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 電源 信号出力 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) CW 光センサモジュール 可変抵抗器 (10 kΩ) ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.1 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 GND TPMOC0232JA 外形寸法図(単位:mm) 22.0 ± 0.5 14.0 ± 0.2 450 ± 20 60.0 ± 0.5 14.0 ± 0.2 1.5 ± 0.2 Vcc低電圧入力 : AWG26 (赤, +5 V) Vee低電圧入力 : AWG26 (緑, -5 V) : AWG26 (黒) GND 基準電圧出力 : AWG26 (青, +1.2 V) コントロール電圧入力: AWG26 (白, +0.5 V ∼ +1.1 V) 信号出力 : RG-174/U 10 入射窓 有効光電面 ( 8) オプション取付用ネジ穴 (4-M2 深さ 4) 前面図 側面図 TPMOA0063JA オプション(光ファイバアダプタ)(単位:mm) E5776-51(SMAタイプ) E5776(FCタイプ) 22.0 ± 0.5 22.0 ± 0.5 12.0 ± 0.2 14.0 ± 0.2 0.5 14.0 ± 0.2 ゴムシート (付属) FC-R 4- 2.2 前面図 ※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属 SMA 前面図 TACCA0055JB 0.5 3.18 4- 2.2 側面図 16.2 ± 0.2 ゴムシート (付属) 14.0 ± 0.2 14.0 ± 0.2 側面図 ※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属 TACCA0239JB 33 メタルパッケージPMT内蔵 光センサモジュール H10723シリーズ H10723シリーズは、 メタルパッケージ光電子増倍管と高圧電源回路、低雑音アンプを 内蔵した光センサモジュールです。アンプにより光電子増倍管の電流出力を電圧出 力に変換するため、信号処理が容易です。また、 アンプを光電子増倍管の陽極出力ピ ン近傍に取り付けているため、外来からのノイズの影響を受けにくくなっています。 H10722シリーズよりも広い周波数帯域のDC∼200 kHzをカバーしています。 従来のバイアルカリ光電面より高感度のスーパーバイアルカリ光電面、 さらに高感度 なウルトラバイアルカリ光電面、近赤外領域まで感度を有するマルチアルカリ光電面、 赤感度を増強したマルチアルカリ光電面の4製品を用意しています。 製品バリエーション 型名 H10723-110 H10723-210 H10723-01 H10723-20 感度波長範囲 電流電圧変換係数* 周波数帯域* 230 nm ∼ 700 nm 230 nm ∼ 700 nm 0.1 V/µA DC ∼ 200 kHz 230 nm ∼ 870 nm 230 nm ∼ 920 nm 特長 スーパーバイアルカリ光電面、可視域で高感度 ウルトラバイアルカリ光電面、可視域で高感度 UV∼近赤外域用 増強型赤外延長マルチアルカリ光電面 * アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 項目 H10723-110 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 *1 最大出力信号電圧 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 有効光電面サイズ 最大感度波長 ルーメン感度 陰 極 青感度指数 (CS 5-58) 特 性 赤感度比 放射感度 *2 ルーメン感度 *3 陽 極 放射感度 *2*3 特 性 暗中での暗電流による 電圧出力 *3*4 電流電圧変換係数 出力オフセット電圧 リップルノイズ *3*5 (peak to peak) セトリングタイム *6 動作周囲温度 *7 保存温度 *7 質量 最小値 標準値 標準値 標準値 標準値 最小値 標準値 標準値 標準値 最大値 標準値 最大値 最大値 標準値 400 80 105 13.5 — 110 8.0 × 106 2.1 × 107 22 0.1 1 H10723-210 H10723-01 H10723-20 ±4.5 ∼ ±5.5 ±5.5 +6.2 / -3.5 +4(負荷抵抗 10 kΩ) +1.1(入力インピーダンス1 MΩ) +0.5 ∼ +1.1(入力インピーダンス1 MΩ) 8 400 400 630 100 100 350 200 135 500 — 15.5 — 0.2 — 0.45 77 130 78 7 7 1.0 × 10 1.0 × 10 3.5 × 107 7 7 2.7 × 10 4.0 × 10 1.0 × 108 26 15 15 0.1 0.1 1 1 1 10 0.1 ±1 0.5 10 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 90 *1: 入力電圧 +5 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力 *2: 最大感度波長時 *3: コントロール電圧 +1.0 V *4: 暗中にて30分間放置後測定。暗中での実際の出力は、“暗電流による電圧出力”と“オフセット電圧”の合計。 *5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *7: 結露なきこと 34 (at +25 °C) 単位 V V mA V V V mm nm µA/lm — — mA/W V/lm V/nW mV V/µA mV mV s °C °C g 電圧出力型光センサモジュール 特性図 10 光電子増倍管ゲイン: 105 TPMOB0227JA 10 光電子増倍管ゲイン: 105 TPMOB0228JA 107 TPMOB0226JB -210 -20 -110 光電子増倍管ゲイン 0.1 陽極放射感度 (V/nW) 陽極放射感度 (V/n/W) 106 1 1 0.1 -01 104 0.01 0.01 0.001 200 300 400 500 600 700 800 900 0.001 200 1000 波長 (nm) 105 300 400 500 600 700 800 900 103 0.5 1000 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 感度調整方法 抵抗可変動作 光センサモジュール 電源 信号出力 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) +5 V -5 V GND +0.5 V ∼ +1.1 V ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 GND 光センサモジュール 電源 信号出力 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) +5 V -5 V GND CW 電圧可変動作 モニタ 可変抵抗器 (10 kΩ) ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.1 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 TPMOC0232JA 外形寸法図(単位:mm) オプション取付用ネジ穴 (4-M2 深さ4) 12.0 ± 0.2 21 前面図 FC-R 4- 2.2 10 前面図 Vcc低電圧入力 : AWG26 (赤, +5 V) Vee低電圧入力 : AWG26 (緑, -5 V) GND : AWG26 (黒) 基準電圧出力 : AWG26 (青, +1.2 V) コントロール電圧入力: AWG26 (白, +0.5 V ∼ +1.1 V) 信号出力 : RG-174/U 入射窓 0.5 ゴムシート (付属) 14.0 ± 0.2 固定用ネジ穴 (2-M2.6 深さ3) 26 側面図 ※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属 TACCA0055JB E5776-51(SMAタイプ) 22.0 ± 0.5 51.0 ± 0.5 450 ± 20 14.0 ± 0.2 16.2 ± 0.2 0.5 側面図 TPMOA0064JA ゴムシート (付属) 14.0 ± 0.2 1.5 ± 0.2 22.0 ± 0.5 14.0 ± 0.2 11 24.0 ± 0.5 E5776(FCタイプ) 有効光電面 ( 8) 14.0 ± 0.2 25.0 ± 0.5 14.0 ± 0.2 オプション (光ファイバアダプタ) (単位:mm) SMA 3.18 4- 2.2 前面図 側面図 ※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属 TACCA0239JB 35 小型サイドオンPMT内蔵 光センサモジュール H9306/H9307シリーズ H9306/H9307シリーズは、φ13 mm (1/2")サイドオン型光電子増倍管と高圧 電源回路、低雑音アンプを内蔵した電圧出力型光センサモジュールです。 H9306シリーズは電流電圧変換係数1 V/µA・周波数帯域20 kHz、H9307シリ ーズは0.1 V/µA・200 kHzのアンプを内蔵しています。また、高圧電源回路 にコッククロフト・ウォルトン回路を採用しているため、低消費電力です。 入出力にケーブルを採用しており、機器組み込みに便利です。 製品バリエーション 型名 電流電圧変換係数* 周波数帯域* 特長 185 nm ∼ 750 nm 185 nm ∼ 900 nm 185 nm ∼ 900 nm 185 nm ∼ 830 nm 185 nm ∼ 650 nm H9306-01 H9306-02 H9306-03 H9306-04 H9306-05 DC ∼ 20 kHz 1 V/µA 低消費電力 H9307-01 H9307-02 H9307-03 H9307-04 H9307-05 DC ∼ 200 kHz 0.1 V/µA * アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。 仕様 項目 サフィックス 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 有効光電面サイズ 最大感度波長 最小値 陰 ルーメン感度 標準値 極 青感度指数 (CS 5-58) 特 性 赤感度比 放射感度 *1 H9306シリーズ(20 kHzアンプ内蔵) 最小値 2 陽 ルーメン感度 * 標準値 極 放射感度 *1 *2 特 標準値 性 暗中での電圧 出力 *2 *3 *4 最大値 最大出力信号電圧 電流電圧変換係数 H9307シリーズ(200 kHzアンプ内蔵) 最小値 2 陽 ルーメン感度 * 標準値 極 放射感度 *1 *2 特 標準値 性 暗中での電圧 出力 *2 *3 *4 最大値 最大出力信号電圧 電流電圧変換係数 オフセット電圧 標準値 リップルノイズ *2 *5 (peak to peak) 最大値 セトリングタイム *6 動作周囲温度 *7 保存温度 *7 質量 -01 420 80 120 10 — 90 1.0 × 108 7.0 × 108 520 1 10 1.0 × 107 7.0 × 107 52 0.1 1 H9306 / H9307シリーズ -02 -04 -03 ±11.5 ∼ ±15.5 ±18 +9 / -1 (H9306), +15 / -8 (H9307) +1.2(入力インピーダンス 1 MΩ) +0.25 ∼ +1.0 3.7 × 13.0 400 530 450 200 140 350 300 200 500 — — — 0.3 0.15 0.4 77 70 105 -05 340 20 40 5 — 48 4.0 × 108 3.0 × 108 1.0 × 109 1.2 × 109 2.0 × 109 7.0 × 108 310 420 250 1 2 0.1 10 10 1 +10(負荷抵抗 10 kΩ) 1 5.0 × 107 3.0 × 108 360 0.5 5 4.0 × 107 1.2 × 108 31 0.1 1 5.0 × 106 3.0 × 107 36 0.05 0.5 1.0 × 108 3.0 × 107 2.0 × 108 7.0 × 107 42 25 0.2 0.01 1 0.1 +1(負荷抵抗 10 kΩ) 0.1 H9306 / H9307シリーズ ±3 0.8 10 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 110 µA/lm — — mA/W V/lm V/nW mV V V/µA *1: 最大感度波長時 *2: コントロール電圧 +1.0 V *3: 暗中にて30分間放置後測定 *4: 光電子増倍管の暗電流による出力。 *5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *7: 結露なきこと 36 (at +25 °C) 単位 — V V mA V V mm nm V/lm V/nW mV V V/µA mV mV s °C °C g 電圧出力型光センサモジュール 特性図 (H9306) TPMOB0154JB 100 (H9306) TPMOB0116JC 100 光電子増倍管ゲイン: 105 (H9307) 10 (H9306) (H9307) 光電子増倍管ゲイン: 105 (H9307) 10 108 TPMOB0240JA -02 107 -03 1 -02/-03 -05 0.1 0.01 1 1 0.1 -04 -05 105 -04 104 0.01 0.1 0.01 -01 106 光電子増倍管ゲイン 0.1 1 陽極放射感度 (V/nW) 10 陽極放射感度 (V/nW) 陽極放射感度 (V/nW) -01 陽極放射感度 (V/nW) 10 0.001 103 0.001 100 200 300 400 500 600 700 800 0.0001 900 0.01 100 200 300 波長 (nm) 400 500 600 700 800 102 0.25 0.3 0.001 900 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 感度調整方法 抵抗可変動作 電圧可変動作 電源 信号出力 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) 光センサモジュール +15 V -15 V GND +15 V -15 V GND モニタ +0.25 V ∼ +1.0 V ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 電源 信号出力 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) CW 光センサモジュール 可変抵抗器 (10 kΩ) ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 GND TPMOC0147JD 外形寸法図(単位:mm) 8.8 低電圧入力 : AWG26 (赤, +15 V) 低電圧入力 : AWG26 (緑, -15 V) GND : AWG26 (黒) 基準電圧出力 : AWG26 (青, +1.2 V) コントロール電圧入力 : AWG26 (白, +0.25 V ∼ +1.0 V) 信号出力 : RG-174/U 53.2 ± 0.5 入射窓 (7 × 16) 光電面 2.1 49.0 ± 0.5 19.7 19.0 ± 0.5 有効光電面 (3.7 × 13.0) 固定用ネジ穴 (4-M2 深さ 4) 11.7 ± 0.2 50.8 ± 0.5 前面図 側面図 450 ± 20 TPMOA0013JH 9 入射窓部 7 3.7 入射窓 13 16 18 1.5 8.8 6.0 20.5 有効光電面 (3.7 × 13.0) 7 入射窓 9 光電面 TPMOA0018JE 37 サイドオンPMT内蔵 光センサモジュール H11462シリーズ H11462シリーズは、φ28 mm (1-1/8")サイドオン型光電子増倍管に高圧電源 回路と低雑音アンプを内蔵した光センサモジュールです。アンプは、電流電 圧変換係数1 V/µA・周波数帯域DC ∼ 20 kHzタイプと、DC ∼ 200 kHz・ 0.1 V/µAタイプを用意しています。光電子増倍管は、可視域用汎用、UV∼可 視域で低ノイズ、UV∼近赤外域まで感度を有するものを標準品として取り 揃えています。 製品バリエーション 型名 H11462-011 H11462-021 H11462-031 H11462-012 H11462-022 H11462-032 電流電圧変換係数 周波数帯域 感度波長範囲 185 nm ∼ 710 nm 1 V/µA DC ∼ 20 kHz 185 nm ∼ 900 nm 185 nm ∼ 900 nm 185 nm ∼ 710 nm 0.1 V/µA DC ∼ 200 kHz 185 nm ∼ 900 nm 185 nm ∼ 900 nm 特長 UV∼可視域用、低ノイズ UV∼近赤外域用 UV∼近赤外域用、高感度 UV∼可視域用、低ノイズ UV∼近赤外域用 UV∼近赤外域用、高感度 * アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。 仕様 項目 サフィックス 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 *1 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 有効光電面サイズ 最大感度波長 最小値 陰 ルーメン感度 標準値 極 青感度指数 (CS 5-58) 特 性 赤感度比 放射感度 *2 サフィックス(20 kHzアンプ内蔵) 最小値 3 陽 ルーメン感度 * 標準値 極 放射感度 *2 *3 特 標準値 性 暗中での電圧 出力 *3 *4 最大値 最大出力信号電圧 電流電圧変換係数 サフィックス(200 kHzアンプ内蔵) 最小値 3 陽 ルーメン感度 * 標準値 極 放射感度 *2 *3 特 標準値 性 暗中での電圧 出力 *3 *4 最大値 最大出力信号電圧 電流電圧変換係数 オフセット電圧 標準値 リップルノイズ *3 *5 (peak to peak) 最大値 セトリングタイム *6 動作周囲温度 *7 保存温度 *7 質量 38 H11462シリーズ -011 / -012 -031 / -032 -021 / -022 ±4.5 ∼ ±5.5 ±6 +7 / -3 (-011/-021/-031), +11 / -7 (-012/-022/-032) +1.2(入力インピーダンス 1 MΩ) +0.5 ∼ +1.1 4 × 20 400 410 450 140 80 475 250 100 525 — 8 — 0.3 — 0.4 74 70 90 -021 -011 -031 4.0 × 108 1.0 × 109 3.0 × 109 1.2 × 109 2.5 × 109 5.0 × 109 840 740 855 0.2 3 10 2 50 50 +4(負荷抵抗 10 kΩ) 1 -022 -012 -032 4.0 × 107 1.0 × 108 3.0 × 108 1.2 × 108 2.5 × 108 5.0 × 108 84 74 85.5 0.02 0.3 1 0.2 5 5 +4(負荷抵抗 10 kΩ) 0.1 シリーズ全体 ±1 0.5 10 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 225 *1: 入力電圧 5 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力 *2: 最大感度波長時 *3: コントロール電圧 +1.0 V *4: 暗中にて30分間放置後測定。暗中での実際の出力は、 “暗電流による電圧出力”と“オフセット電圧”の合計。 *5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長 450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *7: 結露なきこと (at +25 °C) 単位 — V V mA V V mm nm µA/lm — — mA/W V/lm V/nW mV V V/µA V/lm V/nW mV V V/µA mV mV s °C °C g 電圧出力型光センサモジュール 特性図 H11462-011 -021 10 -031 光電子増倍管ゲイン: 105 TPMOB0238JA -031/-032 1 H11462-012 -022 -032 TPMOB0239JA 108 -011/-012 107 -011/-012 0.1 光電子増倍管ゲイン 0.1 1 陽極放射感度 (V/nW) 陽極放射感度 (V/nW) -021/-022 0.01 -021/-022 106 105 -031/-032 0.01 100 200 300 400 500 600 700 800 104 0.5 0.001 900 0.6 波長 (nm) 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 コントロール電圧 (V) 感度調整方法 抵抗可変動作 光センサモジュール 電源 信号出力 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) 光センサモジュール +5 V -5 V GND GND +5 V -5 V GND モニタ +0.5 V ∼ +1.1 V ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 電源 信号出力 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) CW 電圧可変動作 可変抵抗器 (10 kΩ) ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 TPMOC0239JA 前面図 R3 +1.0 +0.5 1.5 -0 入射窓 有効光電面 (4 × 20) C1 55.0 ± 0.5 4.5 ± 0.3 20 -0 +2 2.5 - 0 450 ± 20 95.0 ± 0.5 入射窓部 17.2 ± 0.5 固定用ネジ穴 (4-M3 深さ10) MAX. 10 10.0 ± 0.5 57 ± 1 8.0 ± 0.5 55.0 ± 0.5 24.0 +0.5 -0 87.0 ± 0.5 有効光電面 (4 × 20) 50.0 ± 0.5 85.0 ± 0.5 38.0 ± 0.5 27.0 ± 0.5 5.0 ± 0.5 外形寸法図(単位:mm) 8 入射窓 光電面 固定用ネジ穴 (2 × 2-M3 深さ10) 側面図 TPMOC0123JC 背面図 低電圧入力 (+5 V) : AWG26 (赤) 低電圧入力 (-5 V) : AWG26 (緑) GND : AWG26 (黒) 基準電圧出力 (+1.2 V) : AWG26 (青) コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V) : AWG26 (白) 信号出力 : RG-174/U TPMOA0073JA 39 小型ヘッドオンPMT内蔵 光センサモジュール H7827シリーズ H7827シリーズは、φ19 mm (3/4")ヘッドオン型光電子増倍管に高圧電源回 路と低雑音アンプを内蔵した光センサモジュールです。アンプは、電流電圧 変換係数1 V/µA・周波数帯域DC ∼ 20 kHzタイプと、0.1 V/µA・DC ∼ 200 kHzタイプを標準品として用意しています。他の光電子増倍管モジュー ルと比較して耐振動衝撃性に優れていますので、携帯装置に適しています。 製品バリエーション 型名 H7827-001 H7827-011 H7827-002 H7827-012 感度波長範囲 電流電圧変換係数* 周波数帯域* 300 nm ∼ 650 nm 1 V/µA DC ∼ 20 kHz 300 nm ∼ 850 nm 300 nm ∼ 650 nm 0.1 V/µA DC ∼ 200 kHz 300 nm ∼ 850 nm 特長 可視域用汎用タイプ 可視∼近赤外域用 可視域用汎用タイプ 可視∼近赤外域用 * アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 項目 サフィックス 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 有効光電面サイズ 最大感度波長 最小値 陰 ルーメン感度 標準値 極 青感度指数 (CS 5-58) 特 性 赤感度比 放射感度 *1 サフィックス(20 kHzアンプ内蔵) 最小値 2 陽 ルーメン感度 * 標準値 極 放射感度 *1 *2 特 標準値 性 暗中での電圧 出力 *2 *3 *4 最大値 最大出力信号電圧 電流電圧変換係数 サフィックス(200 kHzアンプ内蔵) 最小値 2 陽 ルーメン感度 * 標準値 極 放射感度 *1 *2 特 標準値 性 暗中での電圧 出力 *2 *3 *4 最大値 最大出力信号電圧 電流電圧変換係数 オフセット電圧 標準値 リップルノイズ *2 *5 (peak to peak) 最大値 セトリングタイム *6 動作周囲温度 *7 保存温度 *7 質量 H7827シリーズ -001 / -002 -011 / -012 ±11.5 ∼ ±15.5 ±18 +45 / -1(-001/-011), +50 / -8(-002/-012) +1.2(入力インピーダンス 100 kΩ) +0.5 ∼ +1.1 15 420 380 60 80 90 120 10.5 — — 0.2 85 49 -001 -011 1.0 × 107 1.0 × 107 5.0 × 107 3.0 × 107 47 13 3 3 20 20 +10(負荷抵抗 10 kΩ) 1 -002 -012 1.0 × 106 1.0 × 106 5.0 × 106 3.0 × 106 4.7 1.3 0.3 0.3 2 2 +10(負荷抵抗 10 kΩ) 0.1 シリーズ全体 ±3 0.6 0.2 +5 ∼ +45 -20 ∼ +50 80 (at +25 °C) 単位 — V V mA V V mm nm µA/lm — — mA/W V/lm V/nW mV V V/µA V/lm V/nW mV V V/µA mV mV s °C °C g *1: 最大感度波長時 *2: コントロール電圧 +1.0 V *3: 暗中にて30分間放置後測定 *4: 光電子増倍管の暗電流による出力。 *5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *6: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *7: 結露なきこと 40 電圧出力型光センサモジュール 特性図 H7827-001 -011 10 光電子増倍管ゲイン: 105 TPMOB0156JB 1 H7827-002 -012 107 TPMOB0159JC -011 -012 0.1 -001 -002 0.01 0.1 光電子増倍管ゲイン 1 陽極放射感度 (V/nW) 陽極放射感度 (V/nW) 106 -001 -002 105 -011 -012 104 0.01 200 300 400 500 600 700 800 103 0.5 0.001 900 0.6 波長 (nm) 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 コントロール電圧 (V) 感度調整方法 抵抗可変動作 光センサモジュール 電源 信号出力 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) 光センサモジュール +15 V -15 V GND ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 +15 V -15 V GND モニタ +0.5 V ∼ +1.1 V GND 電源 信号出力 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) CW 電圧可変動作 可変抵抗器 (10 kΩ) ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 TPMOC0166JC 外形寸法図(単位:mm) 26.0 +0.5 -0 有効光電面 ( 15 MIN.) 18 0 +0.1 - 0.3 56.0 +0.5 -0 オプション取付用ネジ穴 (4-M2 深さ 5) 前面図 19.0 ± 0.5 18.0 ± 0.5 18.6 ± 0.7 25.0 ± 0.5 18 14.0 ± 0.5 50.0 +1.0 -0 信号出力 BNC-R 10.0 ± 0.5 16.0 ± 0.5 側面図 電源入力 HIROSE HR10A-7R-6P 1: GND 2: Vcc +15 V 3: Vcont +0.5 V ∼ +1.1 V 4: Vref 5: NC 6: Vee -15 V 固定用ネジ穴 (2-M3 深さ 5) 背面図 コネクタ付電源ケーブル (HIROSE HR10A-7P-6S) はH7827シリーズの付属品です。 黒: GND 赤: 低電圧入力 (+15 V) 白: コントロール電圧入力 (+0.5 V ∼ +1.1 V) 700 ± 20 青: 基準電圧出力 (+1.2 V) 緑: 低電圧入力 (-15 V) TPMOA0023JC 41 ヘッドオンPMT内蔵 光センサモジュール H10492シリーズ H10492シリーズは、φ25 mm (1")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源回路、 低雑音アンプを内蔵した光センサモジュールです。アンプは、電流電圧変換 係数1 V/µA・周波数帯域DC∼20 kHzタイプと0.1 V/µA・200 kHzタイプ、 0.1 V/µA・DC∼8 MHzタイプがあり、光電子増倍管は可視域用と可視∼近赤 外域用を用意しています。 製品バリエーション 型名 H10492-001 H10492-011 H10492-002 H10492-012 H10492-003 H10492-013 感度波長範囲 300 nm ∼ 650 nm 300 nm ∼ 850 nm 300 nm ∼ 650 nm 300 nm ∼ 850 nm 300 nm ∼ 650 nm 300 nm ∼ 850 nm 電流電圧変換係数* 1 V/µA 周波数帯域* DC ∼ 20 kHz DC ∼ 200 kHz 0.1 V/µA DC ∼ 8 MHz 特長 可視域用 可視∼近赤外域用 可視域用 可視∼近赤外域用 可視域用 可視∼近赤外域用 * アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 項目 サフィックス 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 *1 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 *2 有効光電面サイズ 最大感度波長 最小値 陰 ルーメン感度 標準値 極 青感度指数 (CS 5-58) 標準値 特 標準値 性 赤感度比 3 放射感度 * 標準値 サフィックス (20 kHzアンプ内蔵) 最小値 陽 ルーメン感度 *4 標準値 極 3*4 放射感度 * 標準値 特 標準値 性 暗中での暗電流による 電圧出力 *4*5 最大値 最大出力信号電圧 電流電圧変換係数 サフィックス(200 kHz / 8 MHzアンプ内蔵) 最小値 陽 ルーメン感度 *4 標準値 極 3 4 標準値 特 放射感度 * * 暗中での暗電流による 標準値 性 電圧出力 *4*5 最大値 最大出力信号電圧 電流電圧変換係数 出力オフセット電圧 リップルノイズ *4*6*7 (peak to peak) セトリングタイム *8 動作周囲温度 *9 保存温度 *9 質量 標準値 最大値 最大値 標準値 H10492シリーズ -011 / -012 / -013 ±11.5 ∼ ±15.5 ±18 +4 / -1 (-001/-011), +11 / -8 (-002/-012), +24 / -21 (-003/-013) +1.2(入力インピーダンス 1 MΩ) +0.5 ∼ +1.1(入力インピーダンス 1 MΩ) 22 420 80 60 150 90 — 10.5 0.2 — 64 85 -011 -001 2.0 × 107 4.0 × 107 7.5 × 107 1.8 × 108 32 170 3 3 20 20 +10(負荷抵抗 10 kΩ) 1 -012 / -013 -002 / -003 2.0 × 106 4.0 × 106 7.5 × 106 1.8 × 107 3.2 17 0.3 0.3 2 2 -002 / -012: +10(負荷抵抗 10 kΩ) -003 / -013: +10(負荷抵抗 500 Ω), +5(負荷抵抗 50 Ω) 0.1 H10492シリーズ ±1 0.6 (-001 / -002 / -011 / -012), 0.8 (-003 / -013) 10 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 170 (-001 / -002 / -003), 180 (-011 / -012 / -013) -001 / -002 / -003 (at +25 °C) 単位 — V V mA V V mm nm µA/lm — — mA/W V/lm V/nW mV V V/µA V/lm V/nW mV V V/µA mV mV s °C °C g *1: 入力電圧 +15 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力 *2: DAC (I2C インターフェース)を内蔵することができます。ご注文時にご用命ください。 *3: 最大感度波長時 *4: コントロール電圧 +1.0 V *5: 暗中にて30分間放置後測定。暗中での実際の出力は、“暗電流による電圧出力”と“オフセット電圧”の合計。 *6: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *7: -003 / -013のアンプノイズ (peak to peak) = 8 mV (標準値) *8: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *9: 結露なきこと 42 電圧出力型光センサモジュール 特性図 H10492-001 -011 10 光電子増倍管ゲイン: 105 TPMOB0220JA H10492-002 -012 1 -003 -013 107 -011 -012 -013 106 0.1 -001 -002 -003 0.1 0.01 光電子増倍管ゲイン 陽極放射感度 (V/nW) 陽極放射感度 (V/nW) 1 TPMOB0221JA -001 -002 -003 -011 -012 -013 105 104 0.01 200 300 400 500 600 700 800 103 0.5 0.001 900 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 感度調整方法 抵抗可変動作 光センサモジュール 電源 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) 信号出力 +15 V -15 V GND ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 +0.5 V ∼ +1.1 V 光センサモジュール 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) 信号出力 電源 +15 V -15 V GND CW 電圧可変動作 モニタ GND 可変抵抗器 (10 kΩ) ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.2 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 TPMOC0229JA 外形寸法図(単位:mm) 35.0 ± 0.5 25.4 ± 0.5 120 ± 1 450 ± 20 Vcc低電圧入力 : AWG26 (赤, +15 V) Vee低電圧入力 : AWG26 (緑, -15 V) GND : AWG26 (黒) 基準電圧出力 : AWG26 (青, +1.2 V) コントロール電圧入力 : AWG26 (白, +0.5 V ∼ +1.1 V) 信号出力 : RG-174/U 有効光電面 前面図 22 MIN. 側面図 TPMOA0059JA 43 ヘッドオンPMT内蔵 光センサモジュール H10493シリーズ H10493シリーズは、φ28mm (1-1/8")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源 回路、低雑音アンプを内蔵した光センサモジュールで、φ25 mmの広い受光 面をもっていますので、効率よく光を集めることができます。アンプは、電 流電圧変換係数1 V/µA・周波数帯域DC∼20 kHzタイプと0.1 V/µA・200 kHz タイプ、0.1 V/µA・DC∼8 MHzタイプがあり、光電子増倍管は可視域用と UV∼近赤外域用を用意しています。 製品バリエーション 型名 H10493-001 H10493-011 H10493-002 H10493-012 H10493-003 H10493-013 感度波長範囲 300 nm ∼ 650 nm 185 nm ∼ 850 nm 300 nm ∼ 650 nm 185 nm ∼ 850 nm 300 nm ∼ 650 nm 185 nm ∼ 850 nm 電流電圧変換係数* 1 V/µA 周波数帯域* DC ∼ 20 kHz DC ∼ 200 kHz 0.1 V/µA DC ∼ 8 MHz 特長 可視域用 UV∼近赤外域用 可視域用 UV∼近赤外域用 可視域用 UV∼近赤外域用 * アンプ仕様の変更については、お問い合わせください。 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。 仕様 項目 H10493シリーズ サフィックス 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 *1 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 *2 有効光電面サイズ 最大感度波長 最小値 陰 ルーメン感度 標準値 極 (CS 5-58) 標準値 青感度指数 特 標準値 性 赤感度比 標準値 放射感度 *3 サフィックス (20 kHzアンプ内蔵) 最小値 陽 ルーメン感度 *4 標準値 極 3*4 標準値 放射感度 * 特 標準値 性 暗中での暗電流による 最大値 電圧出力 *4*5 最大出力信号電圧 電流電圧変換係数 サフィックス (200 kHz / 8 MHzアンプ内蔵) 最小値 陽 ルーメン感度 *4 標準値 極 3 4 標準値 特 放射感度 * * 標準値 暗中での暗電流による 性 最大値 電圧出力 *4*5 最大出力信号電圧 電流電圧変換係数 出力オフセット電圧 リップルノイズ *4*6*7 (peak to peak) セトリングタイム *8 動作周囲温度 *9 保存温度 *9 質量 標準値 最大値 最大値 標準値 -011 / -012 / -013 ±11.5 ∼ ±15.5 ±18 +4 / -1 (-001/-011), +11 / -8 (-002/-012), +24 / -21 (-003/-013) +1.5(入力インピーダンス 1 MΩ) +0.5 ∼ +1.4(入力インピーダンス 1 MΩ) 25 420 80 60 150 95 — 11 0.2 — 64 88 -011 -001 2.0 × 107 5.0 × 107 8.0 × 107 2.0 × 108 34 180 3 2 15 10 +10(負荷抵抗 10 kΩ) 1 -012 / -013 -002 / -003 2.0 × 106 5.0 × 106 8.0 × 106 2.0 × 107 3.4 18 0.3 0.2 1.5 1 -002 / -012: +10(負荷抵抗 10 kΩ) -003 / -013: +10(負荷抵抗 500 Ω), +5(負荷抵抗 50 Ω) 0.1 H10493シリーズ ±1 0.6 (-001 / -002 / -011 / -012), 0.8 (-003 / -013) 10 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 270 -001 / -002 / -003 (at +25 °C) 単位 — V V mA V V mm nm µA/lm — — mA/W V/lm V/nW mV V V/µA V/lm V/nW mV V V/µA mV mV s °C °C g *1: 入力電圧 +15 V、コントロール電圧 +1.0 V、暗電流出力 *2: DAC (I2C インターフェース)を内蔵することができます。ご注文時にご用命ください。 *3: 最大感度波長時 *4: コントロール電圧 +1.0 V *5: 暗中にて30分間放置後測定。暗中での実際の出力は、“暗電流による電圧出力”と“オフセット電圧”の合計。 *6: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *7: -003 / -013のアンプノイズ (peak to peak) = 8 mV (標準値) *8: コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vへ変化させたときの安定時間 *9: 結露なきこと 44 電圧出力型光センサモジュール 特性図 H10493-001 -011 10 光電子増倍管ゲイン: 105 TPMOB0222JB H10493-002 -012 1 -003 -013 108 -011 -012 -013 107 0.1 -001 -002 -003 0.1 0.01 光電子増倍管ゲイン 陽極放射感度 (V/nW) 陽極放射感度 (V/nW) 1 TPMOB0223JB -001 -002 -003 106 -011 -012 -013 105 104 0.01 100 200 300 400 500 600 700 800 103 0.5 0.001 900 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 コントロール電圧 (V) 波長 (nm) 感度調整方法 光センサモジュール 抵抗可変動作 電源 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) 信号出力 +15 V -15 V GND ・コントロール電圧を調整して 感度調整を行ってください。 ・基準電圧は電気的に絶縁した 状態で使用してください。 +0.5 V ∼ +1.4 V 光センサモジュール 電源 低電圧入力 (赤) 低電圧入力 (緑) GND (黒) 基準電圧出力 (青) コントロール電圧 (白) 信号出力 +15 V -15 V GND CW 電圧可変動作 モニタ GND 可変抵抗器 (10 kΩ) ・可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、コントロール電圧が +1.5 Vを超えないようにモニタしながら使用してください。 TPMOC0230JA 外形寸法図(単位:mm) 35.0 ± 0.5 192 ± 1 28.5 ± 0.5 450 ± 20 Vcc低電圧入力 : AWG26 (赤, +15 V) Vee低電圧入力 : AWG26 (緑, -15 V) : AWG26 (黒) GND : AWG26 (青, +2.5 V) 基準電圧出力 コントロール電圧入力 : AWG26 (白, +0.5 V ∼ +1.4 V) 信号出力 : RG-174/U 有効光電面 前面図 25 MIN. 側面図 TPMOA0060JA 45 ゲート機能付 メタルパッケージPMT内蔵 光センサモジュール H11526シリーズ H11526シリーズは、ゲート動作が可能な光センサモジュールです。ゲート専用 回路とメタルパッケージ光電子増倍管の組合せにより、最小ゲート幅 100 ns 、繰り返し10 kHzの特性が得られています。高圧電源回路が内蔵されている ため、+15 Vの低電圧で動作でき、コントロール電圧を調整することで光電 子増倍管のゲインを変えることができます。また、強い光が入射した場合、 過大光モニタが動作し、エラー信号が出力されます。 製品バリエーション 項目 H11526-110-NN / H11526-110-NF H11526-01-NN / H11526-01-NF H11526-20-NN / H11526-20-NF 感度波長範囲 230 nm ∼ 700 nm 230 nm ∼ 870 nm 230 nm ∼ 920 nm 特長 スーパーバイアルカリ光電面、可視域で高感度 UV∼近赤外域用 増強型赤外延長マルチアルカリ光電面 ゲート動作 NN: 定常時オン NF: 定常時オフ 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 項目 サフィックス モード ゲート幅 (FWHM) 上昇時間 下降時間 ゲート動作 繰り返し周波数 スイッチングレシオ スイッチングノイズ *1 遅延時間 ジッター レベル ゲート信号 入力インピーダンス 入力 パルス幅 *1: 負荷抵抗50 Ω (peak to peak) 46 最大値 最大値 最大値 最大値 H11526シリーズ -110-NF / -01-NF / -20-NF -110-NN / -01-NN / -20-NN 定常時オフ 定常時オン 100 ns ∼ DC 70 8 8 70 10 106 30 180 80 1 C-MOS (ハイレベル: +3.5 V ∼ +5 V) 10 20 ns ∼ DC (at +25 °C) 単位 — — — ns ns kHz — mV ns ns — kΩ — ゲート機能付光センサモジュール 項目 単位 — V V mA mA µA mA V V mm nm H11526シリーズ -20-NN / -20-NF -110-NN / -110-NF -01-NN / -01-NF +14.5 ∼ +15.5 +16 60 300 100 30 +0.9(入力インピーダンス10 kΩ) +0.4 ∼ +0.9(入力インピーダンス10 kΩ) 8 400 630 400 100 350 80 200 500 105 — — 13.5 0.2 0.45 — 77 78 110 100 350 80 400 1000 210 1.5 × 105 1.5 × 105 2.2 × 105 1 1 10 10 10 100 0.57 2.7 0.2 5 2 +5 ∼ +45 -20 ∼ +50 105 サフィックス 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 最大サージ電流 最大出力信号電流 パルスリニアリティ(±5 %偏差)*2 最大コントロール電圧 推奨コントロール電圧調整範囲 有効光電面サイズ 最大感度波長 最小値 標準値 陰極特性 青感度指数 (CS 5-58) 標準値 標準値 赤感度比 標準値 放射感度 *3 最小値 ルーメン感度 *2 標準値 陽極特性 標準値 放射感度 *2*3 標準値 暗電流 *2*4 最大値 標準値 上昇時間 時間特性 *1 走行時間 標準値 標準値 T.T.S. 最大値 リップルノイズ *2 *5 (peek to peek) 最大値 セトリングタイム *6 7 動作周囲温度 * 保存温度 *7 質量 ルーメン感度 µA/lm — — mA/W A/lm AW nA ns ns ns mV s °C °C g *2: コントロール電圧 +0.8 V *3: 最大感度波長時 *4: 暗中にて30分間放置後測定 *5: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 pF *6: コントロール電圧を+0.8 Vから+0.4 Vへ変化させたときの安定時間 *7: 結露なきこと 特性図 1000 TPMOB0232JA 1000 TPMOB0225JA 107 TPMOB0234JA -20 10 1 ゲイン -110 0.1 200 106 100 陰極放射感度 (mA/W) 陰極放射感度 (mA/W) 100 10 -01 104 1 300 400 500 600 700 波長 (nm) 800 900 1000 0.1 200 105 300 400 500 600 700 波長 (nm) 800 900 1000 103 0.3 0.4 0.5 0.6 0.7 0.8 0.9 1.0 コントロール電圧 (V) 47 ゲート機能付 メタルパッケージPMT内蔵 ゲートタイミングチャート 定常時オン 出力例 定常時オン 100 µs ∼ ∞ +3.5 V ∼ +5 V at 10 kΩ 時間 0V ゲート信号入力 10 % 100 ns ∼ ∞ 100 ns ∼ ∞ OFF 50 % 出力 PMT動作 ON 遅延時間 80 ns 定常時オフ 90 % 8 ns 100 µs ∼ ∞ +3.5 V ∼ +5 V at 10 kΩ 70 ns TPMOB0205JA 定常時オフ ゲート信号入力 100 ns ∼ ∞ 時間 0V 10 % OFF PMT動作 ON 100 ns ∼ ∞ 50 % 出力 遅延時間 180 ns TPMOC0200JA 90 % 8 ns 70 ns TPMOB0206JA ゲート時間特性 定常時オン 定常時オン クローズアップ 定常時オフ TPMOB0208JA TPMOB0207JA 6000 TPMOB0209JA 450 1000 400 900 5000 800 350 700 3000 2000 ゲート時間 (ns) 300 ゲート時間 (ns) ゲート時間 (ns) 4000 250 200 600 500 400 150 300 100 200 1000 50 0 0 500 1000 1500 2000 2500 3000 3500 4000 4500 5000 0 100 0 50 入力パルス幅 (ns) 100 150 200 入力パルス幅 (ns) 構成図 PMT 高圧電源回路 & 電圧分割回路 ゲインコントロール回路 ゲート動作回路 エラー検出回路 ゲートタイミング回路 電源回路 ゲートパルス入力 (C-MOS) 48 信号出力:電流出力 (BNC) 動作モード選択 (C-MOS) GND +15 V 入力電圧 コントロール電圧入力 エラーモニタ 基準電圧出力 (+1.2 V) TPMOC0201JA 250 300 0 0 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000 入力パルス幅 (ns) ゲート機能付光センサモジュール H11526シリーズ 感度調整方法 電圧可変動作 抵抗可変動作 ゲート信号入力 (C-MOS) 信号出力 SMA 電源 赤 +15 V SMA H11526シリーズ 黒 6 ピン 黄 エラーモニタ 過大光モニタ : *1 信号出力 ゲート信号入力 (C-MOS) 電源 SMA 赤 +15 V SMA H11526シリーズ GND 黒 6 ピン 黄 エラーモニタ 過大光モニタ : *1 白 +0.4 V ∼ +0.9 V 緑 モード切替スイッチ モニタ MIN. +0.4 V ゲインコントロール 10 kΩ 緑 モード切替 : *1 GND *1: 使用しなくても可 GND 白 青 青 Vref 出力 : *1 MAX. +0.9 V ポテンショメータ (推奨: 10 kΩ) *1: 使用しなくても可 *2: 可変抵抗器を使って感度調整を行う場合は、 コントロール電圧が+0.9 Vを超えないように モニタしながら使用してください。 TPMOC0236JB TPMOC0237JB 外形寸法図(単位:mm) 21 29 29 1: GND 2: 低電圧入力 (+15 V) 3: コントロール電圧入力 (+0.4 V ∼ +0.9 V) 4: 基準電圧出力 (+1.2 V) 5: エラーモニタ / 過大光モニタ 6: 動作モード切替入力 2 × 3-M2.6 深さ4 電源入力 / コントロール信号入力 HIROSE HR10A-7R-6PB 100 20 12 9.6 14 50 16 13 13 13 7 2-M3 深さ4 ゲートパルス入力 SMA-R 有効光電面 ( 8 MIN.) 信号出力 SMA-R 入射窓 0.5 14 4-M2 深さ4 オプション取付用ネジ穴 コネクタ付電源ケーブル (HIROSE HR10A-7P-6S)はH11526シリーズの付属品です。 黒: GND 赤: 低電圧入力 (+15 V) 白: コントロール電圧入力 (+0.4 V ∼ +0.9 V) 青: 基準電圧出力 (+1.2 V) 黄: エラーモニタ / 過大光モニタ 緑: 動作モード切替入力 450 ± 20 TPMOA0071JA オプション(光ファイバアダプタ)(単位:mm) E5776(FCタイプ) E5776-51(SMAタイプ) 22.0 ± 0.5 22.0 ± 0.5 14.0 ± 0.2 12.0 ± 0.2 14.0 ± 0.2 0.5 FC-R 4- 2.2 前面図 SMA 3.18 4- 2.2 側面図 前面図 ※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属 0.5 ゴムシート (付属) 14.0 ± 0.2 14.0 ± 0.2 ゴムシート (付属) 16.2 ± 0.2 側面図 ※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属 TACCA0055JB TACCA0239JB 49 メタルパッケージPMT内蔵 フォトンカウンティングヘッド H10682シリーズ H10682シリーズは、メタルパッケージ光電子増倍管と高速フォトンカウン ティング回路、高圧電源を内蔵した小型フォトンカウンティングヘッドです。 +5 Vを入力するだけでフォトンカウンティング計測が行えます。従来品の約 2/3以下の大きさに抑え、過大光をモニタする機能も追加されました。従来 のバイアルカリ光電面より高感度のスーパーバイアルカリ光電面、さらに高 感度なウルトラバイアルカリ光電面、近赤外領域まで感度を有するマルチア ルカリ光電面の3製品を用意しています。 製品バリエーション 型名 H10682-110 H10682-210 H10682-01 感度波長範囲 230 nm ∼ 700 nm 230 nm ∼ 700 nm 230 nm ∼ 870 nm 特長 スーパーバイアルカリ光電面、可視域で高感度 ウルトラバイアルカリ光電面、可視域で高感度 マルチアルカリ光電面、UV∼近赤外域用 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 (at +25 °C) 項目 H10682-110 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 有効光電面サイズ 最大感度波長 計数感度 標準値 300 nm 400 nm 500 nm 600 nm 700 nm 800 nm 3.7 × 105 4.9 × 105 3.7 × 105 1.1 × 105 7.7 × 103 — カウントリニアリティ *1 標準値 最大値 ダークカウント *2 パルスペア分解能 出力パルス幅 負荷抵抗50 Ω時 出力パルス波高 無負荷時 最小値 標準値 最小値 標準値 推奨負荷抵抗 信号出力論理 過大光検出出力 *3 過大光入射時 通常時 動作周囲温度 *4 保存温度 *4 質量 *1: ランダムパルス、カウント損失10 %時 *2: 暗中にて30分間放置後測定 *3: 負荷抵抗 10 kΩ *4: 結露なきこと 50 最小値 最大値 50 100 H10682-210 +4.75 ∼ +5.25 +6 40 8 400 3.9 × 105 6.1 × 105 4.6 × 105 1.3 × 105 9.1 × 103 — 5.0 × 106 50 100 20 10 +2 +2.2 +4 +4.4 50 正論理 +3.5 +0.5 +5 ∼ +40 -20 ∼ +50 47 H10682-01 2.7 × 105 3.6 × 105 2.8 × 105 2.0 × 105 1.2 × 105 3.0 × 104 単位 V V mA mm nm s-1·pW-1 s-1 600 1000 s-1 ns ns V Ω — V °C °C g フォトンカウンティングヘッド 特性図 106 TPMOB0215JA 104 TPMOB0216JA H10682-210 H10682-01 H10682-01 103 H10682-110 ダークカウント (s-1) 計数感度 (s-1·pW-1) 105 104 102 H10682-110 H10682-210 101 103 200 100 300 400 500 600 700 800 5 900 10 15 25 30 35 40 周囲温度 (°C) 波長 (nm) ●カウントレートリニアリティ特性と過大光検出出力 1010 20 ●カウントレートの直線性の補正 TPMOB0217JA 20 TPMOB0218JA 補正値 10 109 0 出力カウント -10 計数誤差 (%) カウント数 (s-1) 108 107 106 過大光検出出力 105 直線性の補正式 -20 N= 実測値 -30 M 1-Mt N : 真の計数値 (s-1) M : 実測した計数値 (s-1) t : パルスペア分解能 (s) -40 -50 +4 V -60 0V 104 -70 104 105 106 107 108 109 1010 1011 -80 103 1012 104 105 106 107 カウント数 (s-1) 相対入射光 オプション 構成図 (光ファイバアダプタ) (単位:mm) アンプ 光電子増倍管 コンパレータ E5776(FCタイプ) 波形整形 出力 L.L.D. 高圧電源 / 高圧分割回路 正論理 パルス カウンタへ +4.0 V: 過大光検出時 0 V: 通常時 TPMOC0226JB 40.0±0.5 FC-R 前面図 側面図 TACCA0055JB E5776-51(SMAタイプ) 200±20 22.0 ± 0.5 0.5 14.0 ± 0.2 16.2 ± 0.2 0.5 光電面 入射窓 有効光電面 ( 8 MIN.) オプション取付用ネジ穴 (4-M2 深さ 4) 固定用ネジ穴 (2-M3 深さ 4) 10 20.0±0.2 ゴムシート (付属) 14.0 ± 0.2 14.0±0.2 11 0.5 ※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属 外形寸法図(単位:mm) 22.0±0.5 12.0 ± 0.2 ゴムシート (付属) 4- 2.2 GND +5 V 電源入力 14.0±0.2 22.0 ± 0.5 14.0 ± 0.2 RL = 50 Ω 過大光検出出力 36.0±0.5 108 14.0 ± 0.2 103 103 低電圧入力 (+5 V) : AWG24(赤) GND : AWG24(黒) 過大光検出出力 : AWG24(青) 信号出力 : RG-174/U SMA 3.18 4- 2.2 前面図 側面図 ※モジュールへの取り付け用M2ネジ(4本)付属 TACCA0239JB TPMOA00058JA 51 冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵 フォトンカウンティングヘッド H7421シリーズ H7421シリーズは、GaAsP/GaAs光電面のメタルパッケージ光電子増倍管と 電子冷却素子を内蔵したフォトンカウンティングヘッドです。電子冷却素子 により光電面から生じるサーマルノイズを低減、高QEの光電面との組合せ により極微弱な光もSN良く計測することができます。 H7421-40は、300 nm ∼ 720 nmの波長域で高感度であり、H7421-50は、 380 nm ∼ 890 nmの広い波長範囲に感度があります。 光電子増倍管の近くにサーミスタを取り付けており、この出力をモニターし 電子冷却素子への電流を制御することで、光電子増倍管の温度を一定に保つ ことができます。 ファン付ヒートシンクA7423は別売です。 製品バリエーション 型名 H7421-40 H7421-50 感度波長範囲 300 nm ∼ 720 nm 380 nm ∼ 890 nm 特長 GaAsP光電面タイプ、最大感度波長でQE40 % GaAs光電面タイプ、最大感度波長でQE12 % 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 H7421-40 項目 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 電子冷却素子最大入力電圧 電子冷却素子最大入力電流 有効光電面サイズ 最大感度波長 計数感度 標準値 420 nm 550 nm 800 nm カウントリニアリティ *1 ダークカウント *2 *3 H7421-50 +4.5 ∼ +5.5 +6 50 2.6 2.2 5 標準値 最大値 580 4.7 × 105 7.6 × 105 — 1.5 × 106 100 300 800 6.5 × 104 2.1 × 105 3.9 × 105 1.5 × 106 125 375 パルスペア分解能 出力パルス幅 出力パルス波高 *4 単位 V V mA V A mm nm s-1·pW-1 s-1 s-1 ns ns 70 30 3.0 3.6 50 正論理 +5 ∼ +35 -20 ∼ +50 340 Ω — °C °C g H7421-40 / H7421-50 電子冷却 35 約5 単位 — °C 分 最小値 標準値 推奨負荷抵抗 信号出力論理 動作周囲温度 *5 保存温度 *5 質量 V *1: ランダムパルス、カウント損失10 %時 *2: C8137, M9011, A7423使用時、PMT設定温度 0 °C *3: 暗中にて30分間放置後測定 *4: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、入力電圧+5 V、負荷抵抗50 Ω *5: 結露なきこと 冷却仕様 項目 冷却方式 最大冷却温度 (ΔT) *6 冷却時間 *6 *6: 電子冷却素子入力電流 2 Aの時 52 フォトンカウンティングヘッド 特性図 106 TPHOB0042JD TPHOB0046JB 1000 H7421-40 ダークカウント (s-1) H7421-50 計数感度 (s-1·pW-1) 105 104 H7421-50 (C8137, A7423使用時) 100 H7421-40 (C8137, A7423使用時) 103 10 5 10 15 20 25 30 35 40 45 周囲温度 (°C) 102 300 400 500 600 700 800 900 1000 波長 (nm) 構成図 電子冷却素子用 電源入力 サーミスタ アンプ 波形整形 コンパレータ 出力 + 電子冷却素子 パルス カウンタへ – 光電子増倍管 LLD RL = 50 Ω 正論理 高圧電源 / 電圧分割回路 GND +5 V 電源入力 TPHOC0042JF 外形寸法図(単位:mm) A7423取付用ネジ穴 (8-M3 深さ 2) 電源入力 TAJIMI PRC03-23A10-7M A断面図 光電面 5 O-RING用みぞ (S-28 O-RING付属) 25.4 ± 0.2 上面図 9.5 ± 0.1 光電面 前面図 M25.4 P = 1/32" Cマウント A 5 固定用ネジ穴 (8-M3C) 20.0 ± 0.2 20.0 ± 0.2 56.0 ± 0.3 36.0 ± 0.3 固定用ネジ穴 (4-M3B) 44.0 ± 0.2 信号出力 BNC-R 7.2 10.2 M25.4 P=1/32" Cマウント 光電子 増倍管 4.0 ± 0.1 6.4 ± 0.2 7.4 ± 0.2 14.8 ± 0.2 16.3 ± 0.2 A7412取付用ネジ穴 (4-M2 深さ 2) 9.5 ± 0.1 53.6 ± 0.2 15.0 ± 0.2 18.5 ± 0.2 22.2 ± 0.2 26.0 ± 0.2 入力窓 B断面図 6.5 ± 0.2 C断面図 2.0 ± 0.2 M3 深さ4.0 MAX. M3 深さ4.0 MAX. ガイドマーク 16.3 ± 0.2 F 19.0 ± 0.2 25.0 ± 0.2 104 ± 1 側面図 A E G D B C A: サーミスタ1 B: サーミスタ2 C: 電子冷却素子 + D: 電子冷却素子 – E: Vcc低電圧入力 (+5 V) F: IC* G: GND *IC: 内部接続(使用不可) TAJIMI PRC03-23A10-7M TPHOA0021JD 53 冷却器付 メタルパッケージPMT内蔵 H7421シリーズ用オプション 1 ファン付ヒートシンク A7423 4 光ファイバ 光ファイバ アダプタ A7412 オプション 2 温度コントロール機能付 電源ユニット M9011 Vcont GND CHK2 CHK1 Vcont-ADJ Don't use CHK3 CHK4 CN04 6 CN5 1 ケーブル類 (M9011または C8137に含まれる) 2345 SW2 CN03 入力 12 V CN01 ON SW1 6 温度コントロール機能付 電源ユニット C8137 直接入射 フォトンカウンティングヘッド H7421シリーズ 5 サンプル Cマウント レンズ Cマウント アダプタ A7413 3 入力 AC 100 V ∼ AC 240 V ON 信号ケーブル E1168-05 ON カウンタ TPHOC0040JD ●ファン付ヒートシンク A7423 ●信号ケーブル E1168-05 H7421のケース外部は内蔵されている電子冷却素子により温 度が上昇します。A7423はこの熱を効率良く放熱します。 A7423はM3のねじ4個でH7421に簡単に取り付けることがで きます。また、H7421とA7423の接合面に熱伝導性グリース を塗布してご使用下さい。 H7421と外部機器を接続するのに便利なBNCコネクタが付い た信号用ケーブルです。 項目 入力電圧 入力電流 ロック時 動作時 動作電圧 質量 値 12 140 90 10.2 ∼ 13.8 120 単位 V mA mA V g ●光ファイバアダプタ(FCタイプ) A7412 A7412は、H7421の受光窓に取り付けるFCタイプの光ファイ バコネクタです。M2のねじ4個で簡単に取り付けが可能です。 ●Cマウントアダプタ A7413 フランジバックより4 mm以上突起したCマウントのレンズを H7421に取り付ける際に使用します。 ●温度コントロール機能付電源ユニット C8137 ●温度コントロール機能付電源ユニット M9011 基板タイプの電源ユニットです。 12 Vを入力するだけでH7421シリーズの動作に必要な電源を 供給します。M9011はH7421シリーズの電子冷却素子を制御 することで周囲温度の変化に対して出力とノイズレベルを安 定に保つことができます。外部I/Oを接続すれば外部から電子 冷却素子及び光電子増倍管の動作を制御できます。 項目 最大冷却温度 (ΔT) 入力電圧 最大入力電流 最大消費電力 メイン回路出力電圧 最大電子冷却素子出力電流 ファン用出力電圧 電子冷却素子 制御信号 光電子増倍管 入力電圧 ファン エラー信号 電子冷却素子 出力電圧 光電子増倍管 LED出力 エラー 設定冷却温度 質量(ケーブルを含まず) 54 内容 / 値 35 12 1.2 15.8 5 2.2 12 非絶縁型TTL入力 非絶縁型TTL入力 非絶縁型TTL入力 単位 °C V A V·A V A V 非絶縁型TTL出力 — 5 5 0 120 — V °C g C8137は温度コントロール機能付電源ユニットです。 AC 100 V ∼ AC 240 Vを入力するだけで、H7421の動作に必 要な電圧と電子冷却素子用電圧、並びにA7423のファン用電 圧を出力し、またサーミスタ出力をモニターし電子冷却素子 の出力電流を制御することで光電子増倍管の温度を0 ℃に保 ちます。 項目 最大冷却温度 (ΔT) 設定冷却温度 (出荷時設定) 入力電圧 入力電圧周波数 消費電力 メイン回路出力電圧 最大電子冷却素子電流 ファン用出力電圧 質量 値 35 0 AC 100 ∼ AC 240 50 / 60 30 +5 2.2 12 1 単位 °C °C V Hz V·A V A V kg フォトンカウンティングヘッド H7421シリーズ オプション寸法図(単位:mm) ¡ファン付ヒートシンク A7423 ¢光ファイバアダプタ(FCタイプ) A7412 リード長さ 50 ± 10 4- 2.2 4 テーパー深さ1.5 52.0 ± 0.5 16.5 ± 0.3 22.2 ± 0.2 2.5 M8 P=0.75 3.0 9.5 上面図 5.5 3 4-M2 深さ3 15 前面図 9 光シールドシート (厚さ0.5) 側面図 TACCA0190JB 4-M3(付属) 側面図 TACCA0188JD 22 JST XMR-02V 92.0 ± 0.5 M25.4 P=1/32" Cマウント 53.6 ± 0.3 30 19.2 ± 0.3 8 M25.4 P=1/32" Cマウント 24.5 ± 0.5 40 ± 1 ∞Cマウントアダプタ A7413 4 14 TACCA0191JA ™温度コントロール機能付電源ユニット M9011 4-M2 15.0 ± 0.1 70.0 ± 0.1 §温度コントロール機能付電源ユニット C8137 28.0 ± 0.2 電源 50.0 ± 0.2 SW1 CN03 ON SW2 2345 GND Vcont CHK3 160.0 ± 0.5 CHK4 Don't use 前面図 Vcont-ADJ 100.0 ± 0.3 46.0 ± 0.5 8 5.0 ± 0.1 CHK2 ON CN04 CN5 CHK1 ON 42 1 CN01 6 40.0 ± 0.1 検出器用電源スイッチ 212 ± 1 ファンケーブル 1500 ± 50 12.5 側面図 モジュール出力 AC入力 モジュールケーブル 1500 ± 50 ファン出力 電源入力ケーブル ヒューズ 背面図 1000 ± 50 外部I/Oケーブル 電源ケーブル +50 1000 ± 50 1500 -0 外部I/Oハウジング ファンケーブル +50 TACCA0252JB 1500 -0 ACケーブル 1800 ∼ 2000 £信号ケーブル E1168-05 BNC-P +50 0 1500 − TACCA0237JB BNC-P TACCA0148JA 55 サイドオンPMT内蔵 フォトンカウンティングヘッド H8259シリーズ H8259シリーズは、φ28 mm (1-1/8")サイドオン型光電子増倍管と高速フォ トンカウンティング回路、高圧電源回路を内蔵したフォトンカウンティング ヘッドです。近赤外域に感度のある光電子増倍管は、熱雑音によるダークカ ウントが大きくなりますが、低ノイズの光電子増倍管を選別しているため、 高SNの測定が可能です。光電子増倍管の高電圧やディスクリミネータの設 定はすでに調整してありますので、+5 Vを入力するだけでフォトンカウンテ ィング計測が行えます。 また、電子ゲート回路(シャッタ回路)が付加されているため、励起光など 測定対象以外の光を設定した時間だけ遮ることが可能です。 製品バリエーション 型名 H8259 H8259-01 H8259-02 感度波長範囲 185 nm ∼ 680 nm 185 nm ∼ 850 nm 185 nm ∼ 900 nm 特長 UV∼可視域用。低ダークカウント UV∼近赤外域用。低ダークカウント UV∼近赤外域用高感度。低ダークカウント 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。190 nm以下の波長でご使用の際はご注意ください。 仕様 H8259 項目 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 有効光電面サイズ 最大感度波長 計数感度 標準値 H8259-01 +4.5 ∼ +5.5 +6 80 4 × 20 300 nm 400 nm 500 nm 600 nm 700 nm 800 nm 900 nm カウントリニアリティ *1 標準値 ダークカウント *2 最大値 モード ゲ スイッチングレシオ ー レベル ト ゲ ー 入力インピーダンス 特 ト 性 入 ゲート幅 (FWHM) 力 繰り返し(最大) パルスペア分解能 出力パルス幅 最小値 出力パルス波高 *3 標準値 推奨負荷抵抗 信号出力論理 動作周囲温度 *4 保存温度 *4 質量 4×6 400 430 5 2.5 × 105 2.7 × 10 5 3.3 × 10 3.0 × 105 5 3.2 × 10 2.5 × 105 2.3 × 105 2.0 × 105 6.8 × 104 1.4 × 105 4 1.6 × 10 7.5 × 104 — 3.0 × 102 6 2.5 × 10 80 400 200 800 定常時オン 1/1000 C-MOS(ハイレベル:+3.5 V ∼ +5.0 V) 1 50 µs ∼ ∞ 10 35 30 2.0 2.2 50 正論理 +5 ∼ +40 -20 ∼ +50 220 400 2.1 × 105 2.6 × 105 1.9 × 105 7.5 × 104 1.5 × 103 — — 30 80 *1: ランダムパルス、カウント損失10 %時 *2: 暗中にて30分間放置後測定 *3: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、入力電圧+5 V、負荷抵抗50 Ω *4: 結露なきこと 56 H8259-02 (at +25 °C) 単位 V V mA mm nm s-1·pW-1 s-1 s-1 — — — kΩ — kHz ns ns V Ω — °C °C g フォトンカウンティングヘッド 特性図 TPHOB0023JE 104 106 TPHOB0024JE H8259-01 H8259-02 H8259-02 103 ダークカウント (s-1) 計数感度 (s-1·pW-1) 105 H8259 104 H8259-01 102 H8259 101 103 100 100 200 300 400 500 600 700 800 900 5 10 15 波長 (nm) 20 25 30 35 40 周囲温度 (°C) ゲートタイミングチャート 構成図 100 µs ∼ ∞ 光電子増倍管 アンプ 50 µs ∼ ∞ 波形整形 コンパレータ +3.5 V ∼ +5 V at 1 kΩ 出力 + パルス カウンタへ LLD 正論理 高圧電源 / 電圧分割回路 ゲート信号入力 RL 50 Ω 0V ON PMT動作 OFF 遅延時間: 600 ns MAX. GND +5 V 電源入力 遅延時間: 500 ns MAX. 最小ゲート "OFF" 時間: 50 µs ゲート入力 TPHOC0044JB TPHOC0023JC 入射窓部 50.0 ± 0.5 10.0 ± 0.5 信号出力 BNC-R 固定用ネジ穴 (4-M3 深さ10) 前面図 +0.5 入射窓 有効光電面 (H8259, -01: 4 × 20) (H8259-02: 4 × 6) 20 -0 +2 1.5 -0 光電面 55.0 ± 0.5 8 入射窓 *IC: 内部接続(使用不可) 固定用ネジ穴 (2 × 2-M3 深さ10) 側面図 4.5 ± 0.3 1: GND 2: Vcc +5 V 3: IC* 4: IC* 5: GND 6: GATE 0 V: OPEN, +5 V: CLOSE 38.0 ± 0.8 R3 +1.0 2.5 -0 電源入力 HIROSE HR10A-7R-6P 85.0 ± 0.5 55.0 ± 0.5 8.0 +0.5 -0 95.0 ± 1.0 24.0 +0.5 -0 87.0 ± 0.5 23.0 ± 0.8 27.0 ± 0.5 有効光電面 (H8259, -01: 4 × 20) (H8259-02 : 4 × 6) 17.2 ± 0.5 38.0 ± 0.5 5.0 ± 0.5 外形寸法図(単位:mm) TPMOC0167JA 背面図 コネクタ付電源ケーブル (HIROSE HR10A-7P-6S) はH8259シリーズの付属品です。 黒: GND 赤: 低電圧入力 (+5 V) 緑: ゲート信号入力 (0 V to GND: OPEN, +5 V: CLOSE) 700 ± 20 白: NC 青: NC TPHOA0027JD 57 小型ヘッドオンPMT内蔵 フォトンカウンティングヘッド H7828シリーズ H7828シリーズは、φ19 mm (3/4")ヘッドオン型光電子増倍管と高速フォト ンカウンティング回路、高圧電源回路を内蔵した小型フォトンカウンティン グヘッドです。光電子増倍管の高電圧やディスクリミネータの設定はすでに 調整してありますので、+5 Vを入力するだけでフォトンカウンティング計測 が行えます。小型でも有効受光面サイズはφ15 mmと大きいため効率良く光 を集めることができ、また他の光電子増倍管モジュールと比較して耐振動衝 撃特性に優れていますので、携帯型装置に適しています。 製品バリエーション 型名 H7828 H7828-01 感度波長範囲 300 nm ∼ 650 nm 300 nm ∼ 850 nm 特長 可視域用 可視∼近赤外域用 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 H7828 項目 +4.5 ∼ +5.5 +6 60 15 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 有効光電面サイズ 最大感度波長 計数感度 標準値 300 nm 400 nm 500 nm 600 nm 700 nm カウントリニアリティ *1 標準値 ダークカウント *2 最大値 パルスペア分解能 出力パルス幅 最小値 出力パルス波高 *3 標準値 推奨負荷抵抗 信号出力論理 動作周囲温度 *4 保存温度 *4 質量 380 1.7 × 105 2.1 × 105 1.6 × 105 1.0 × 105 5.9 × 104 420 2.1 × 105 3.6 × 105 2.8 × 105 5.0 × 104 — 1.5 × 106 200 500 *1: ランダムパルス、カウント損失10 %時 *2: 暗中にて30分間放置後測定 *3: ケーブルRG-174/U、ケーブル長450 mm、入力電圧+5 V、負荷抵抗50 Ω *4: 結露なきこと 58 H7828-01 s-1·pW-1 s-1 2000 3500 70 30 3.0 3.5 50 正論理 +5 ∼ +40 -20 ∼ +50 70 (at +25 °C) 単位 V V mA mm nm s-1 ns ns V Ω — °C °C g フォトンカウンティングヘッド 特性図 106 TPHOB0051JA 105 TPHOB0052JA 104 H7828-01 H7828-01 ダークカウント (s-1) 計数感度 (s-1. pW-1) 105 H7828 104 103 102 H7828 101 103 200 300 400 500 600 700 800 100 900 5 10 15 20 25 30 35 40 周囲温度 (°C) 波長 (nm) 構成図 光電子増倍管 アンプ 波形整形 コンパレータ + 出力 パルス カウンタへ RL 50 Ω LLD 正論理 高圧電源 / 電圧分割回路 GND +5 V 電源入力 TPHOC0035JD 外形寸法図(単位:mm) 26.0 +0.5 -0 18 有効光電面 ( 15 MIN.) 0 +0.1 -0.3 56.0 +0.5 -0 オプション取付用ネジ穴 (4-M2 深さ 5) 前面図 19.0 ± 0.5 18.0 ± 0.5 18.6 ± 0.7 25.0 ± 0.5 18 14.0 ± 0.5 50.0 +1.0 -0 信号出力 BNC-R 10.0 ± 0.5 16.0 ± 0.5 電源入力 HIROSE HR10A-7R-6P 1: Vcc +5 V 2: GND 3: IC* 4: IC* 5: NC 6: NC 固定用ネジ穴 (2-M3 深さ 5) 側面図 *IC: 内部接続(使用不可) 背面図 コネクタ付電源ケーブル (HIROSE HR10A-7P-6S) はH7828シリーズの付属品です。 700 ± 20 黒: GND 赤: 低電圧入力 (+5 V) 白: NC 青: NC 緑: NC TPHOA0028JC 59 ヘッドオンPMT内蔵 フォトンカウンティングヘッド H7360シリーズ H7360シリーズは、φ25 mm (1")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源回路、 フォトンカウンティング回路を内蔵した受光面積の広いフォトンカウンティ ングヘッドです。広帯域回路を採用しているため高カウントレートを実現し ています。光電子増倍管の高電圧やディスクリミネータの設定はすでに調整 してありますので、+5 Vを入力するだけでフォトンカウンティング計測が行 えます。 H7360-01は低ノイズ、H7360-02は可視域で高検出効率、H7360-03は可視か ら近赤外域まで感度があります。 また、フォトンカウンティングヘッドをプレート等に保持する際、固定に便利なマ ウント用フランジE6264もオプションとして用意しております。 製品バリエーション 型名 H7360-01 H7360-02 H7360-03 感度波長範囲 300 nm ∼ 650 nm 300 nm ∼ 850 nm 特長 低ノイズ 高検出効率 可視∼近赤外域用 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 (at +25 °C) H7360-01 項目 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 有効光電面サイズ 最大感度波長 計数感度 標準値 300 nm 400 nm 500 nm 600 nm 700 nm カウントリニアリティ *1 標準値 ダークカウント *2 最大値 パルスペア分解能 出力パルス幅 標準値 出力パルス波高 *3 推奨負荷抵抗 信号出力論理 動作周囲温度 *4 保存温度 *4 本体 質量 マウントフランジ *1: ランダムパルス、カウント損失10 %時 *2: 暗中にて30分間放置後測定 *3: 入力電圧+5 V、負荷抵抗50 Ω *4: 結露なきこと 60 375 1.4 × 105 2.7 × 105 1.7 × 105 4.6 × 104 — 15 80 H7360-02 +4.75 ∼ +5.25 +6 140 22 420 2.3 × 105 4.1 × 105 3.4 × 105 5.7 × 104 — 6.0 × 106 60 300 18 9 3 50 正論理 +5 ∼ +40 -20 ∼ +50 140 25 H7360-03 420 2.1 × 105 2.5 × 105 2.0 × 105 1.3 × 105 7.8 × 104 単位 V V mA mm nm s-1·pW-1 s-1 5000 15000 s-1 ns ns V Ω — °C °C g フォトンカウンティングヘッド 特性図 106 (-01, -02) 104 TPHOB0049JD (-03) 105 TPHOB0028JE H7360-02 H7360-03 103 105 ダークカウント (s-1) 計数感度 (s-1. pW-1) H7360-03 H7360-01 104 104 H7360-02 102 103 101 102 H7360-01 103 200 300 400 500 600 700 800 100 900 5 波長 (nm) 10 15 20 25 30 35 101 40 周囲温度 (°C) 構成図 光電子増倍管 アンプ コンパレータ + 波形整形 出力 - パルス カウンタへ LLD RL = 50 Ω 高圧電源 / 電圧分割回路 正論理 GND +5 V 電源入力 TPHOC0024JC 外形寸法図(単位:mm) マウント用フランジ E6264(オプション) 有効光電面 ( 22 MIN.) 前面図 114 ± 1 Oリング 55 信号出力 同軸線 (RG-174/U) 4- 3.3 47.0 ± 0.2 赤: 低電圧入力 (+5 V) 黒: GND 光電面 M34 × P1.0 3.5 M34 × P1.0 入射窓 34 ± 0.5 1000 ± 15 6 側面図 TPHOA0024JE 61 ヘッドオンPMT内蔵 フォトンカウンティングヘッド H11123 H11123は、φ28 mm (1-1/8")ヘッドオン型光電子増倍管と高圧電源回路、高 速フォトンカウンティング回路を内蔵したフォトンカウンティングヘッドで す。受光面がφ25 mmと広いため効率よく光を集めることができます。光電 子増倍管の高電圧やディスクリミネータの設定はすでに調整してありますの で、+5 Vを入力するだけでフォトンカウンティング計測が行えます。 製品バリエーション 型名 H11123 感度波長範囲 300 nm ∼ 650 nm 特長 高い検出効率 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 項目 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 有効光電面サイズ 最大感度波長 計数感度 標準値 300 nm 400 nm 500 nm 600 nm カウントリニアリティ *1 ダークカウント *2 パルスペア分解能 出力パルス幅 出力パルス波高 *3 標準値 最大値 標準値 標準値 最小値 標準値 推奨負荷抵抗 信号出力論理 動作周囲温度 保存温度 *4 質量 *1: ランダムパルス、カウント損失10 %時 *2: 暗中にて30分間放置後測定 *3: 入力電圧+5 V、負荷抵抗50 Ω *4: 結露なきこと 62 内容 +4.75 ∼ +5.25 +6 70 25 420 1.9 × 105 4.4 × 105 3.6 × 105 1.1 × 105 5.0 × 106 100 200 20 10 2.0 2.2 50 正論理 +5 ∼ +40 -20 ∼ +50 260 (at +25 °C) 単位 V V mA mm nm s-1·pw-1 s-1 s-1 ns ns V Ω — °C °C g フォトンカウンティングヘッド 特性図 106 TPMOB0229JA 104 TPMOB0230JA 105 ダークカウント (s-1) 計数感度 (s-1·pW-1) 103 104 102 101 103 200 300 400 500 600 700 100 800 5 10 波長 (nm) 15 20 25 30 35 40 周囲温度 (°C) 構成図 光電子増倍管 アンプ コンパレータ 波形整形 出力 + パルスカウンタへ - LLD 正論理 高圧電源 / 高圧分割回路 GND RL 50 Ω +5 V 電源入力 TPMOC0223JA 外形寸法図(単位:mm) 35.0 ± 0.5 28.5 ± 0.5 192 ± 1 450 ± 20 低電圧入力 : AWG26 (赤, +5 V) GND : AWG26 (黒) 信号出力 : RG-174/U 有効光電面 正面図 25 MIN. 側面図 TPMOA0065JA 63 ヘッドオンPMT内蔵 フォトンカウンティングヘッド H9319シリーズ H9319シリーズは、内蔵のマイクロプロセッサでカウントリニアリティ補正 を行い、ランダムパルス入力時20 × 106 s-1まで計数損失±1 %以内で補償する フォトンカウンティングヘッドです。φ25 mm (1")ヘッドオン型光電子増倍 管、フォトンカウンティング回路、高圧電源回路、カウンタ、マイクロプロ セッサを内蔵しています。 RS-232Cインターフェースによりパソコンと接続し、コマンド操作で測定デ ータの収集、積算時間、PMT印加電圧を設定することができます。 出荷時に個々のPMTに最適なPMT印加電圧を設定してあり、コマンド操作で 印加電圧を変更することも可能です。 製品バリエーション 型名 H9319-01 H9319-11 H9319-02 H9319-12 感度波長範囲 サンプルプログラム あり なし あり なし 300 nm ∼ 650 nm 300 nm ∼ 850 nm プリスケーラ 1/4 1/4 1/4 1/4 本製品は、真空環境、減圧環境では使用できません。 仕様 (at +25 °C) H9319-01 項目 入力電圧 最大入力電圧 最大入力電流 有効光電面サイズ 最大感度波長 計数感度 標準値 300 nm 400 nm 500 nm 600 nm 700 nm カウントリニアリティ *1 標準値 ダークカウント *2 最大値 PMT印加電圧設定範囲 積算時間設定範囲 セトリングタイム 入力信号(外部トリガ入力)*5 出力信号(ユーザライン出力)*6 インターフェース 動作周囲温度 *7 保存温度 *7 質量 H9319-11 H9319-02 +4.75 ∼ +5.25 +6 60 22 420 2.1 × 105 2.5 × 105 2.0 × 105 1.3 × 105 7.8 × 104 2.3 × 105 4.1 × 105 3.4 × 105 5.7 × 104 — 20 × 106 150 300 単位 V V mA mm nm s-1·pW-1 s-1 10 000 15 000 +300 ∼ +1200 10 ∼ 1000 1 *3 5 *4 TTLレベル信号 TTLレベル信号 RS-232C, 9600 baud, パリティ無し, 8 data bits, 1 stop bit +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 280 *1: ランダムパルス、計数損失±1 %以内(カウントリニアリティ補正のため) *2: 暗中にて30分間放置後測定 *3: 暗中にて500 Vより1000 Vに設定した場合 *4: 暗中にて1000 Vより500 Vに設定した場合 *5: 入力信号の立ち上がりエッジ、またはHレベル期間の測定が設定により可能 *6: RS-232Cコマンドにより操作可能 *7: 結露なきこと 64 H9319-12 s-1 V ms s s — — — °C °C g CPU+IF内蔵型フォトンカウンティングヘッド 特性図 構成図 TPHOB0056JB 106 コンパレータ 1/4プリスケーラ アンプ PMT H9319-01/-11 LLD 計数感度 (s-1·pW-1) H9319-02/-12 高圧電源 / 電圧分割回路 +300 ∼ +1200設定 105 8ビット マイクロプロセッサ DAコンバータ カウンタ ケーブル(橙/白) 104 ケーブル(紫/白) D-sub 9ピンコネクタ D-sub 9ピンコネクタ ケーブル(黄) ケーブル(黒) 103 200 300 400 500 600 700 800 ユーザライン, TTL出力 外部トリガ入力 RS-232C送信 RS-232C受信 +5 V 電源入力 GND TPMOC0187JA 900 波長 (nm) 通信コマンドリスト コマンド *8 動作 積算時間設定 P# CR 測定回数設定 R # CR V# # CR D CR PMT印加電圧設定 ユーザラインの設定 O# CR 測定開始 連続測定開始 SCR C CR ECR 外部トリガ設定 L CR 説明 積算回数の設定(10 ms間隔) 積算時間=10 ms × 積算回数 測定回数の設定 PMT印加電圧を出力 出荷時プラトー電圧を印加 ユーザライン出力を操作 0: L レベルを出力 1: H レベルを出力 設定された条件で測定開始 停止命令([c/r])があるまで連続測定 外部トリガ入力の立ち上がりエッジを測定 スタートトリガとして測定開始 外部トリガ入力のレベル期間で測定 範囲 応答 *9 1 ∼ 100 VA, BC, BA 1 ∼ 255 1 ∼ 1200 — VA, BC, BA VA, BC, BA VA, BC 0 または 1 VA, BC, BA — — 4 byte/回 4 byte/回 — 4 byte/回 — 4 byte/回 *8: CRは制御コード・キャリッジリターン。#は1バイトデータ *9: VA: コマンド正常受信、BC: コマンドが不正、BA: 値が不正 外形寸法図(単位:mm) 1800 120 600 35 0.5 10 黄 : VCC (+5 V) 黒 : GND 橙/白ストライプ : ユーザライン、TTL出力 紫/白ストライプ : 外部トリガ 有効光電面 前面図 22 MIN. D-sub 9ピンコネクタ 側面図 TPMOA0032JA 65 関連製品 光電子増倍管モジュール用電源 C7169, C10709 C7169 / C10709は光電子増倍管モジュール駆動用の電源ユニットです。駆動電圧、 コントロール電圧共にこの一台で供給することができます。 適合製品 C7169 : H9305/H9306/H9307シリーズ、H7826/H7827シリーズ H10425/H10426シリーズ、H10492/H10493シリーズ、H11526シリーズ C10709: H10720/H10721/H10722/H10723シリーズ、H11461/H11462シリーズ このカタログに掲載されていない光電子増倍管モジュールについてはお問い合わせください。 項目 出力電圧 最大値 出力電流 コントロール電圧 A(可変電圧範囲) 入力電圧 入力電源周波数 動作周囲温度 B 保存温度 B 出力コネクタ 外形寸法 (W × H × D) 質量 C7169 ±15 0.3 (+15 V), 0.2 (-15 V) C10709 ±5 2.0 (+5 V), 0.2 (-5 V) +0.25 ∼ +1.8 AC 100 ∼ AC 240 50/60 +5 ∼ +50 -20 ∼ +50 バインディングポスト 147 × 61 × 200 約1.2 単位 V A V V Hz °C °C — mm kg Aコントロール電圧は光センサモジュールからの基準電圧出力Vrefを分圧して出力します。 B結露なきこと アンプユニット 光電子増倍管及び電流出力型光電子増倍管モジュール用のアンプユニットです。 C7319 :周波数帯域(2レンジ)電流電圧変換係数(3レンジ)の切り替え可能 低ノイズ・高ゲインが必要な用途に便利 C9999 :DC ∼ 10 MHzの帯域で43 dBの利得 C6438 :DC ∼ 50 MHzの広帯域で20 dBの利得(-01は54 dB) C9663 :DC ∼ 150 MHzの広帯域で38 dBの利得 C11184:DC ∼ 300 MHzの広帯域で28 dBの利得 C5594 :高域遮断周波数が1.5 GHzで高速出力パルスを忠実に増幅 入出力コネクタはSMAまたはBNCの選択が可能 ▲左からC9663 (C9999), C7319, C6438, C5594 項目 C7319 C9999 C6438 C6438-01 C9663 C11184 C5594-44 単位 DC ∼ 20 kHzまたは 周波数帯域 (-3 dB) DC ∼ 10 MHz DC ∼ 50 MHz DC ∼ 50 MHz DC ∼ 150 MHz DC ∼ 300 MHz 50 kHz ∼ 1.5 GHz — DC ∼ 200 kHz(切換)A —B 43 ± 3 D(約139倍)20 ± 3 D(約10倍)54 ± 3 D(約500倍) 38 D(約80倍)28 ± 2 D(約25倍)36 D(約63倍) dB 電圧利得 0.1 V/µAまたは1 V/µA 電流電圧変換係数 50 mV/µA E 0.5 mV/µA E 25 mV/µA E 4 mV/µA E 1.25 mV/µA E 3.15 mV/µA E — または10 V/µA(切換) アンプ入力(出力) ±電流(反転) ±電圧(非反転) ±電圧(非反転) ±電圧(非反転) ±電圧(非反転) ±電圧(非反転) ±電圧(非反転) — 入力インピーダンス —B 360 50 50 50 50 50 Ω 推奨負荷抵抗 — 50 50 50 50 50 50 Ω 最大出力信号電圧 ±13 C ±1.3 D ±1 D ±1 D ±1.4 D ±1 D +0.8, -2.5 D V 入力 BNC-R BNC-R BNC-R BNC-R BNC-R MCX-R F BNC-R — コネクタ 出力 BNC-R BNC-R BNC-R BNC-R BNC-R MCX-R F BNC-R — 電源 — DIN(6ピン) DIN(6ピン) DIN(6ピン) DIN(6ピン) DIN(6ピン) — — 電源電圧 ±5 ∼ ±15 ±5 ±5 ±5 ±5 ±5 +12 ∼ +16 V 電源電流 最大値 ±50 ±70 ±55 ±80 ±80 ±70 +95 mA 外形寸法 (W × H × D) 60 × 43.2 × 65 60 × 43.2 × 65 60 × 43.2 × 65 60 × 43.2 × 65 60 × 43.2 × 65 52 × 14.5 × 28 54 × 17 × 33 mm 質量 約170 約180 約160 約160 約180 約40 約80 g A変換係数 10 V/µA時はDC ∼ 100 kHzに制限されます。 BC7319は電流入力です。 D負荷抵抗 50 Ω E入力インピーダンス分で電流電圧変換を行った時の換算値です。 66 C電源電圧 ±15 V, 負荷抵抗 10 kΩ FMCX-BNC変換アダプタ付属 関連製品 フォトンカウンティングユニット C9744 フォトンカウンティングユニットは光電子増倍管からの単一光電子パルスをアンプ/ ディスクリミネータにより5 Vのデジタル信号に変換するものです。フォトンカウン ティングユニットの出力にカウンタを接続することによりSN比の良いフォトンカウ ンティング測光が簡単に行えます。(P.11 使用例参照) C9744は高速電子回路を使用しているため、最大107 s-1の出力直線性に優れた測光が 可能です。10分周プリスケーラを内蔵しているため高速カウンタは必要ありません。 項目 入力インピーダンス ディスクリミネーションレベル (入力換算) 使用する光電子増倍管の必要ゲイン プリスケーラ ÷1 最大計数率 ÷10 ÷1 パルスペア分解能 ÷10 出力パルス ÷1 出力パルス幅 ÷10 入力電源 入力 出力 コネクタ 電源 寸法(W × H × D) 動作周囲温度 A 保存温度 A 質量 ÷1 内容 / 値 50 -0.4 to -16 3 × 106 ÷10 4 × 106 1 × 107 25 10 CMOS 5 V, 正論理 10 カウントレートに依存 +5.0 V ± 0.2 V, 130 mA / -5.0 V ± 0.2 V, 50 mA BNC-R BNC-R DIN (6-pin) B 90 × 32 × 140 0 to +50 -15 to +60 約250 単位 Ω mV — — s-1 ns — ns — — — — — mm °C °C g A結露なきこと B適合プラグ付ケーブル付属(長さ: 1.5 m) データ収集ユニット C8908 データ収集ユニットとは、光電子増倍管モジュールからの電流アナログ信号を、ユニ ット内の信号処理回路によりデジタル値に変換しパソコンへデータを出力します。ま た、パソコンから積分時間、測定回数、光電子増倍管のゲインを制御することができ ます。さらに、ユニットから光電子増倍管モジュールを駆動する電圧が出力されてい ますので接続も容易です。 ▲左:光センサモジュール(別売)、右:C8908 項目 構成 パルスペア分解能 ADC分解能 インターフェース 積分時間 休止時間 測定回数 電源電圧 付属品 適合モジュール 内容 / 値 チャージアンプ + ADC + CPU + IF — 12 RS-232C 0.04 ∼ 500 0.01 ∼ 500 1 ∼ 127 +5 電源ケーブル(6ピン) RS-232Cクロスケーブル H7826A, H9305 AB, H10425AB, H10426 ABC 単位 — ns ビット — ms ms — V — — A適合モジュールのケーブル端に電圧入力用コネクタ (HIROSE HR10A-7P-6P)を有償で取り付け可能です。ご注文の際にお申し出ください。 B適合モジュールのケーブル端に信号用コネクタ (BNC-P)を有償で取付け可能です、ご注文の際にお申し出ください。 Cコントロール電圧は+1.2 Vまでの対応となります。 67 関連製品 光電子増倍管モジュール用オプティカルブロック オプティカルブロックは、光電子増倍管モジュールを用いた微弱光計測を考慮して設 計された、バンドパスフィルタやダイクロイックミラーなどの光学部品が内蔵、及び 内蔵可能なブロックです。光学部品を高精度に配置でき、遮光性に優れ、ツマミネジ により簡単に脱着可能なため各ブロックを自由に組み合わせることが可能です。レー ザなどの光源や顕微鏡対物レンズを組み合わせることで、共焦点光学系や蛍光顕微鏡 を組み上げることも可能です。 ▲オプティカルブロック組合せ例 ■代表ラインアップ アダプタブロック A10030-01 Cマウントリング A9865 光電子増倍管モジュールとV溝タイプのオ プティカルブロックを接続するためのアダ プタブロックです。 光電子増倍管モジュールとCマウントタイ プのオプティカルブロックを接続するため のリングです。Cマウントを持つ機器にも 接続できます。 ファイバアダプタブロック A10037シリーズ Cマウントアダプタブロック A10039 FC/SMAコネクタ付き光ファイバケーブル を接続できるブロックです。ブロック内に 組み込まれたレンズにより、光ファイバか らの拡がった光を平行にします。 Cマウントを持つ機器とV溝タイプのオプ ティカルブロックを接続するためのブロッ クです。機器とブロックの接続角度の調整 が可能です。 フィルタブロック A10033シリーズ フィルタ用Cマウントブロック A11213シリーズ 特定波長を透過するフィルタを内蔵したブ ロックです。バンドパスフィルタとロング パスフィルタの2種類、計10製品を用意し ています。 市販品の直径25 mmのフィルタやレンズを組 み込むことができるCマウント接続のブロック です。角度調整ができるため、Cマウント同士 のスペーサや接続アダプタとしても便利です。 ダイクロイックブロック A10034シリーズ ダイクロイック用Cマウントブロック A11214 特定波長を反射し、他の波長を透過させる ことができるダイクロイックミラーを内蔵 したブロックです。6製品を用意しています。 市販品の45度入射、サイズ26 mm×38 mm、 厚さ1 mmのダイクロイックミラーを組み 込むことができるCマウント接続のブロッ クです。 ビームスプリッタブロック A10035 NDフィルタブロック A10032シリーズ キューブ型ハーフミラーを内蔵したブロッ クです。反射光(R): 透過光(T)を1: 1に分割 して出力します。 市販品のビームスプリッタを組み込むため のホルダブロックも用意しています。 光量を減衰させるNDフィルタを内蔵した ブロックです。透過率1 %と10 %の2製品 を用意しています。 フィルタホルダブロック A10033-90 シャッタブロック A10036 市販品の直径15 mmのフィルタを組み込む ことができるホルダブロックです。 A10032/A10033シリーズにご希望のフィル タがない場合は、こちらをお求めください。 プレートを左右にスライドして開閉する手 動式のシャッタブロックです。フォトンカ ウンティングレベルでも問題ない遮光性が 得られています。 ※ここに掲載されている製品以外にも様々なオプティカルブロックを用意しております。 詳細は個別カタログを参照してください。 68 関連製品 ■使用接続例 ●1波長検出 ブロックに組み込まれた光学フィルタにより、特定波長の光のみが透過し光電子増倍管モジュールで検出されます。 ◆市販品の光学フィルタを用いる場合 フィルタブロック A10033-xx Cマウントリング A9865 光電子増倍管 モジュール 光電子増倍管モジュール フィルタ用Cマウントブロック A11213-xx アダプタブロック A10030-01 ●光ファイバケーブルを用いた1波長検出 光ファイバケーブルから出射され拡がった光は、ファイバアダプタブロックA10037シリーズに内蔵されているレンズで平行光に され、効率よく光電子増倍管モジュールへ導光されます。 ◆市販品の光学フィルタを用いる場合 Cマウントアダプタブロック A10039 フィルタブロック A10033-xx 光電子増倍管 モジュール 光電子増倍管モジュール Cマウントリング A9865 アダプタブロック A10030-01 フィルタ用Cマウントブロック A11213-01 ファイバアダプタブロック A10037-xx ファイバアダプタブロック A10037-xx ●光ファイバケーブルを用いた2波長検出 ブロックに組み込まれたダイクロイックミラーにより、ある波長より短い波長の光は反射し、長い波長の光は透過します。さら に光学フィルタにより、特定波長の光のみが透過し光電子増倍管モジュールで検出されます。 ◆市販品の光学フィルタを用いる場合 光電子増倍管モジュール 光電子増倍管モジュール フィルタブロック A10033-xx アダプタブロック A10030-01 ファイバアダプタブロック A10037-xx フィルタ用Cマウントブロック A11213 アダプタブロック A10030-01 ダイクロイックブロック A10034-xx Cマウントリング A9865 ファイバアダプタブロック A10037-xx Cマウントリング A9865 ダイクロイック用 Cマウントブロック A11214 Cマウントアダプタブロック A10039 ■接続可能な光電子増倍管モジュール 光電子増倍管モジュール H10720 / H10721 / H10722 / H10723 / H10682 / H11526 H10799(フォトダイオード内蔵モジュール) H7421 / H7422 H8259 / H11461 / H11462 *光電子増倍管モジュールの前に専用Cマウントアダプタプレートを取り付ける必要があります。 ご注文の際にご用命ください。 接続用オプティカルブロック A10030-01 A9865 A10039 A11213シリーズ A10039 A11213シリーズ ※他の光電子増倍管モジュールについてはお問い合わせください。 69 関連製品 カウンティングユニット C8855-01 カウンティングユニットC8855-01は、USBインターフェース機能を有するカウンタ です。フォトンカウンティングヘッド等と組み合わせることによりフォトンカウンタ としてご使用いただけます。(P.11 使用例参照) C8855-01のカウンタ部には2つのカウンタ回路(ダブルカウンタ方式)を内蔵してお り、入力信号をデッドタイムなしに計数することができます。 USBインターフェースを採用したことにより、ノートパソコンと組み合わせてより幅 広いフィールドでの計測が可能になりました。さらに、フォトンカウンティングヘッドと 組み合わせてご使用される場合は、フォトンカウンティングヘッド駆動用電源(+5 V / 200 mA)をC8855-01から供給することができます。 C8855-01はホットスワップ・プラグ&プレイ対応のため、短時間で計測環境の構築が実現し、付属のサンプルソフトウエアをご 使用いただければ、ご購入いただいた日より計測を開始することができます。 ・化学発光等、微弱発光の時間分解測定(最小分解能:50 µs)が可能です。 ・短時間で計測準備が完了します。(ホットスワップ対応) 予め、ご使用になられるパソコンにデバイスドライバ等のソフトウエアをインストールしておけば、USBケーブルをつなぐだ けでパソコンを再起動することなく、計測を開始することができます。 ・様々な測定方法への対応が容易です。 C8855-01の制御は全て付属のDLL(ダイナミック・リンク・ライブラリ)関数にて実行します。 ユーザの様々な測定に適したソフトウエア構築をサポートするため、DLL関数情報は全て公開しています。 ・1台のパソコンで複数台駆動可能 項目 入力信号数 信号入力レベル 入力部 信号パルス幅 入力インピーダンス カウンタ方式 最大カウント周波数 カウンタ部 最大カウンタ容量 カウンタゲートモード カウンタゲート部 内部カウンタゲート時間 A トリガ方式 トリガ部 外部トリガ信号 IDスイッチ B 汎用出力部 フォトンカウンティングヘッド用電源出力 対応OS インターフェース規格 入力電源 外形寸法 (W × H × D) 質量 動作周囲温度/湿度 C 保存温度/湿度 C CEマーキング 入力 ACアダプタ 出力 内容 / 値 1 ch CMOS正論理(ハイレベル: 2 V以上) 8 ns以上 50 Ω ダブルカウンタ方式 50 MHz 232カウント/カウンタゲート 内部カウンタゲートのみ 50 µs ∼ 10 s(1, 2, 5ステップ) 外部トリガ、ソフトウエアトリガ TTL 負論理 0 ∼ F(16進数) オープンコレクタ / 2 ビット +5 V / 200 mA Max. Windows® 2000/XP Pro/Vista Business (32)/7 Pro (32) USB +7 V / 500 mA Max.(付属のACアダプタより供給) 120 mm × 30 mm × 96 mm (ゴム足・突起物を除く) 250 g +5 °C ∼ +45 °C / 80 % 以下 0 °C ∼ +50 °C / 85 % 以下 IEC 61236-1 GROUP 1, CLASS Bに適合 AC 100 V ∼ AC 240 V 7 V / 1.6 A AC8855-01は、50 µsより高速の時間分解能には対応できません。そのような仕様の場合には、カウンティングボードM9003-01をご利用ください。 BIDスイッチは1台のPCに複数台接続して使用する場合の装置識別番号として使用します。 C結露なきこと ※付属品:CD-ROM(取扱説明書、デバイスドライバ、DLL、サンプルソフトウエア*等)、USBケーブル、ACアダプタ、ACケーブル、 電源出力用コネクタ *サンプルソフトウエアは日本ナショナルインスツルメンツ社製Lab-VIEW™で構成されています。 70 関連製品 カウンティングボード M9003-01 カウンティングボードM9003-01は、PCIバスアドインボードタイプのカウンタです。 フォトンカウンティングヘッド等と組み合わせることによりフォトンカウンタとして ご使用いただけます。(P.11 使用例参照) M9003-01のカウンタ部には2つのカウンタ回路(ダブルカウンタ方式)を内蔵してお り、入力信号をデッドタイムなしに計数することができます。また、カウンタ動作は ゲート型・レシプロカル型の2種類を用意しています。ゲート型カウンタ動作は内蔵 するゲート時間のあいだカウンタを動作させます(ゲート型カウンタ動作時の最小ゲ ート時間は50 nsです)。レシプロカル型カウンタ動作は入力される信号間隔間で内 蔵クロックの数を計数します。 M9003-01はメモリを搭載しないかわりに、計測結果をパーソナルコンピュータのメ インメモリへDMA転送します。これにより最大64 Mバイトの計測が可能です。また、外部トリガ信号をタイミング情報として計 数結果に挿入、又は外部トリガ信号から決められたゲート数のみ計数したりすることができます(ゲート型カウンタ動作時のみ)。 これにより周期的な発光現象をDMA転送後積算処理することが可能となります。 初期設定はプラグ&プレイ対応で誰でも設定が可能です。また、付属のサンプルソフトウエアをご使用いただければ、ご購入い ただいた日から計測を開始することができます。 入力部 カウンタ部 ゲート部 トリガ部 汎用入出力部 項目 入力信号数 信号入力レベル 信号パルス幅 入力インピーダンス(SWで切替可能) カウンタ方式 最大カウント周波数 最大カウンタ容量 内部カウンタゲート時間 トリガ信号入力方式 トリガ信号レベル トリガ信号パルス幅 トリガ信号出力タイミング 入力信号 入力ストローブ信号 出力信号 出力ストローブ信号 対応OS 使用バス形態 データ転送方式 データ転送量 データ転送速度 寸法 質量 動作周囲温度/湿度 A 保存温度/湿度 A CEマーキング 内容 / 値 2 ch TTL 正論理 8 ns以上 50 Ω(SW: ON時)、100 kΩ(SW: OFF時) ゲート型 B / レシプロカル型 C 50 MHz(ゲート型)、20 MHz(レシプロカル型) 28 / 216カウント(ゲート型)、231カウント(レシプロカル型) 50 ns ∼ 12.8 µs 外部トリガ、ソフトウエアトリガ TTL 負論理 1 µs以上 ソフトウエアトリガ時のカウント開始時 TTLレベル信号(3ビット) TTLレベル信号 オープンコレクタ(4ビット) オープンコレクタ Microsoft Windows® 2000/XP Pro/Vista Business (32) PCIバス Rev2.1に準拠 DMA転送(スキャッタ・ギャザー方式) 最大64 Mバイト(1回のDMA起動で転送可能なデータ量) 40 Mバイト/秒(CPU環境に依存) PCIバス ロープロファイル 約80 g +5 °C ∼ +40 °C / 80 % 以下 0 °C ∼ +50 °C / 85 % 以下 EMC指令(89/336/EEC)に適合 A結露なきこと Bゲート型カウンタ方式はカウンタを設定されたゲート時間間隔で動作させ、入力されるパルス信号を計数します。 Cレシプロカル型カウンタ方式は入力されるパルス信号間隔でカウンタを動作させ、内蔵の基準信号(クロック)を計数します。 ※付属品:CD-R(取扱説明書、デバイスドライバ、サンプルソフトウエア*等)、信号用ケーブルE1168-22×4(LEMO-BNC: 同軸1.5 m)、 フラットケーブル用プラグ TXA20A-26PH/-D2P/-D/(日本航空電子社製) *サンプルソフトウエアは日本ナショナルインスツルメンツ社製Lab-VIEW™で構成されています。 71 テクニカルガイド 一般的な特性 暗電流 光電子増倍管モジュールを暗中で動作させても微少な電流が 陰極放射感度と量子効率 出力されます。この電流のことを暗電流と呼びます。暗電流 放射感度は、特定波長の光を入射した時に、光電面に流れる はコントロール電圧によって変化し、その変化率はほぼゲイ 電流値を入射光量の放射エネルギー(W)で割った値です。量 ンに比例します。ただし、コントロール電圧を小さくしてい 子効率(QE)は、入射光子数に対して光電面から出る光電子数 くと傾きが緩やかになります。これは、光電子増倍管のステ の割合で、通常パーセント(%)で表します。陰極放射感度は、 ムやピンまたは回路基板上で発生する漏洩電流によるものです。 測定系の信号対雑音特性(SN特性)や検出限界を決定する主な 暗電流の殆どが光電面から放出される熱電子によるものです。 要因の1つであり、信号対雑音比(SN比)や検出限界(NEP)を モジュールを冷却することで暗電流を減少させることができ 計算するのに必要となります。 ますが、動作温度範囲内でご使用ください。また、冷却器付 放射感度の測定には、分光装置が必要となり時間もかかるため、 モジュールは内蔵されている光電子増倍管を効率良く冷却す ご要望があった場合、別途有償にて分光感度データを添付致 ることにより、短時間に暗電流を減らすことが可能です。 します。また、陰極放射感度は光電子増倍管モジュールとし て完成した後では測定できませんので、ご注文時に事前にお ユニフォミティ特性 申し付け下さい。 光がスポット状で光電面に入射した場合、その位置により感 度が異なることがあり、その不均一性をユニフォミティ特性 ルーメン感度 と呼びます。ユニフォミティ特性は、光電面自体の感度ムラと、 陰極ルーメン感度は、タングステンランプを分布温度2856 K 光電面から放出した電子の収束過程と増幅過程での損失の割 で点灯させた時の光束に対して光電面に流れる光電子流(電 合が場所によって異なることが原因となっています。また、 流値)の大きさで規定されています。また、陽極ルーメン感 波長により、ユニフォミティ特性も異なってきます。一般に、 度は、減光フィルタなどで入射光量を下げて、特定の高電圧 ヘッドオン型の光電子増倍管がユニフォミティ特性に優れて を印加した時の陽極電流値で表されます。 います。ユニフォミティ特性が計測に影響を与える場合は、 一部の製品を除きすべてのモジュールにルーメン感度のデー なるべく広い光電面範囲に光を入射する、光電面の前に拡散 タが出荷検査票に記載されています。ルーメン感度は、類似 板を入れることで改善できます。 した分光感度特性を持つモジュールの感度比較に有用です。 温度特性 青感度指数と赤感度比 光電子増倍管は周囲温度が変化すると、感度と暗電流(もしく 分光感度の絶対感度とは異なりますが、青感度と赤感度を比 はダークカウント)も変化します。感度は、波長によって変化 較できる方法が、青感度指数と赤感度比です。 率(温度係数)が異なり、温度が下がると一般的に紫外から可 青感度指数は、陰極ルーメン感度の測定と同じ条件で青フィ 視域の感度は上がり、長波長域では下がる傾向にあります。 ルタを入れた時の陰極感度です。シンチレーションカウンテ 暗電流(ダークカウント)は、温度が下がると熱電子放出が少 ィングにおいて良く使われるシンチレータNaI(Tl)の発光波長 なくなるため減ります。 がこの青フィルタの透過波長に近いため、シンチレータを使 う用途で有用です。青フィルタを通過しており光束では規定 ドリフトと寿命特性 できないのため、ルーメンで表示していません。 光電子増倍管を長時間連続動作させると動作条件を一定にし 赤感度比は、近赤外域の感度を比較するのに有用です。青感 ておいても陽極電流は時間とともに変化していきます。この 度指数と同様に、陰極ルーメン感度の測定系で、赤∼赤外用 ような陽極電流の変動で、比較的短時間の経時変化をドリフ フィルタを入れて測定し、陰極ルーメン感度との比で表します。 トと言い、長時間にわたる経時変化を寿命特性と呼びます。 ドリフト、寿命特性とも光電子増倍管の種類によって異なり、 ゲイン また取り出す陽極電流の量によっても変わってきます。安定 本カタログに記載されているゲインは、特定のコントロール 性が重要な計測の場合、陽極平均電流を1 µA程度以下にして 電圧を印加した時に得られる陽極出力電流を陰極出力電流で 使用することをお奨めします。 割った値です。コントロール電圧に対応した高電圧が光電子 増倍管に印加され、その高電圧に対してゲインが得られます。 モジュールに内蔵されている光電子増倍管が同種であれば、 ゲインの電圧特性は同じになるため、ゲインカーブをグラフ 上で平行移動させることで、各々のゲインの値が分かります。 72 テクニカルガイド 時間応答特性 高速の信号を測定する時、光電子増倍管の時間応答特性が重 コッククロフト・ウォルトン回路・アクティブ型デバ イダ回路併用電源回路 要になります。時間応答特性には、電子走行時間、上昇時間、 光電子増倍管全体に印加する電圧をコッククロフト・ウォル 電子走行時間拡がり(TTS)などがあります。時間応答特性は トン回路で作り、アクティブ型デバイダ回路にて各ダイノー 光電子増倍管モジュールに内蔵されている光電子増倍管によ ドへ印加する方法です。アクティブ型デバイダ回路は、ダイ り異なりますので、計測・用途にあわせて選択する必要があ ノード終段付近のデバイダ抵抗数個をトランジスタに置き換 ります。特に電流出力型光電子増倍管モジュールの場合は、 えています。これにより、ダイノード間電圧は光電子増倍管 光電子増倍管の時間応答特性以外に、信号負荷条件により異 の信号電流の影響を受けないため、デバイダ回路電流の60 % なります。光電子増倍管の出力は電流出力ですので、負荷抵 ∼ 70 %程度まで良好な出力直線性が得られます。また、コ 抗を大きくすれば信号電圧は大きくなりますが、応答性は悪 ッククロフト・ウォルトン回路だけの回路と比べて、セトリ くなります。 ングタイムが短いという特長を持ちます。 信号対雑音特性 光電子増倍管の出力を観測すると、信号成分の揺らぎ(交流 リップルノイズ 成分)が見られます。これは、ショットノイズと呼ばれ、光子 モジュールの高電圧電源は、スイッチング電源を使用してい および光電子放出の過程、電子増倍過程の統計的ゆらぎによ るため、スイッチングノイズが信号出力に誘導されます。こ って発生します。微弱光計測においては、暗電流は減算でき の誘導ノイズをリップルノイズと呼びます。このリップルノ るため、ショットノイズにより信号対雑音比(SN比)が決まり イズを極力減少するように設計されていますが、このノイズ ます。ショットノイズの影響を少なくし、良好なSN比を得る 影響をさらに減らすには、以下の方法があります。 には、以下の点に注意します。 ① ローパスフィルタをモジュールの信号出力の後に入れる。 1. 使用する波長域でできるだけ高い量子効率の光電子増倍管 ② コントロール電圧を上げ、光電子増倍管のゲインを増やし モジュールを選択する。 アンプゲインを下げる。 2. 集光効率を良くし、できるだけ損失のないように光を入射 弊社ではリップルノイズを信号負荷抵抗1 MΩ、負荷容量22 する。 pFの条件にて測定しています。 3. 観測に支障のないかぎり測定系の周波数帯域幅を狭くする。 セトリングタイム モジュールのコントロール電圧入力に与える電圧を変化させ た時、光電子増倍管に印加される高電圧はコントロール電圧 に対する応答に遅れを生じます。高電圧が設定した電圧に到 電源回路による特性 達するまでの時間をセトリングタイムと呼び、通常弊社では コントロール電圧を+1.0 Vから+0.5 Vに変化させた時の時間 電源回路 で定義しています。 モジュールに内蔵されている電源回路は、主に2種類あります。 1つは、コッククロフト・ウォルトン回路、もう1つはコック 電圧出力型モジュール クロフト・ウォルトン回路とアクティブ型デバイダ回路を組 チャージアンプとしての使い方 み合わせた物です。 電圧出力型PMTモジュールは、電流電圧変換のためのオペア ンプが内蔵されており、光電子増倍管からの電流出力を電圧 コッククロフト・ウォルトン回路 として出力します。オペアンプには帰還抵抗とコンデンサが コッククロフト・ウォルトン回路は、ダイオードを直列に接 付いており、簡易的なチャージアンプとしても動作し、シン 続し、その接続点にコンデンサを1つおきに配置した倍電圧 チレーションカウンティングの様なパルス計測も可能です。 回路で、基準電圧に対して1倍、2倍、3倍と整数倍で昇圧さ れた電位が各ダイノードに与えられます。この回路は、低消 費電力で、かつ高い直流及びパルス直線特性が得られ、回路 をコンパクトにできるという特長を持ちますが、セトリング タイムが一時的に長くなります。 73 テクニカルガイド ゲート機能付光センサモジュール フォトンカウンティングヘッド ゲート動作 フォトンカウンティング法の原理 レーザやキセノンフラッシュランプなどの1次光が光電子増 光は光量が少なくなると光子(フォトン)としてその数を数 倍管に入射することにより、信号処理系を飽和させ、測定に えることができます。光電子増倍管は非常に早い時間分解能と、 影響を与えることがあります。メカニカルシャッタで過大光 高ゲインで低ノイズの増倍機構を持つことから、その光子数 を遮断する方法がありますが、高速にシャッタを動作させる に相当する数を計測するフォトンカウティングに適しています。 ことができない、寿命などの問題があります。これに対して、 フォトンカウンティングは、微弱光計測において、アナログ 光電子増倍管のダイノードの電位を変化させることにより、 法に比べノイズパルスとの分離が容易、安定性が高い、S/N 過大光を電子的にゲートさせることができます。電子的なゲ 特性が良いという利点があります。 ートであることから、高速でかつ高い消光比が得られます。 ゲートには、光電子増倍管を定常時オフの状態でゲート信号 量子効率 入力時にオンする方法と、逆の定常時オンでゲート信号入力 フォトンカウンティングで一番重要な特性は光電面で光を電 時にオフする2通りがあります。 子に変換する効率で、これを量子効率と言います。1個の光 子が入射した時に光電子の発生確率を意味し、1光子あたり ゲートノイズ の放出電子数は1または0となるため、単位時間あたりの光電 高速でゲート動作を行う場合、高速のゲートパルスを入力す 面から放出された電子数と光電面へ入射された光子数の比が る必要があります。ゲートパルスが入力されると、光電子増 量子効率になります。光電面には様々な種類があります。計 倍管の電極間に存在する容量を通して、誘導ノイズが陽極信 測する波長で最も高い量子効率の光電子増倍管を選ぶ必要が 号に誘起されます。これがゲートノイズです。ゲートノイズ あります。 を減少させるには、ゲートパルス電圧を小さくしたり、ノイ ズキャンセルなどの方法を用いますが、完全に取り除くこと 検出効率 は難しいため、信号出力がゲートノイズより大きくなる様に、 検出効率は、入射した光子数に対する光電子増倍管で検出し 光電子増倍管のゲインを増やすか、高ゲインの光電子増倍管 た計数値の割合を言います。本カタログに表示されている計 を内蔵する必要があります。 数感度がそれに関係します。 消光比 計数感度 一定光量を光電子増倍管に入射してゲート回路でオン・オフ フォトンカウンティングヘッドとしての感度で、1 pWの入射 させたときの出力の比を表します。例えば定常時オフタイプ 光に対する1秒間当たりの出力カウント値 (s-1 ·pW-1) で表しま の場合、ゲートオフ時の信号出力が1 nA、オン時の信号出力 す。これは光エネルギー 1 pJあたりの出力カウント値 (pJ-1) が10 µAの場合、消光比は 1 nA: 10 µA=1: 104 と表されま と同じです。 す。 計数損失の補正 最大計数率はパルスペア分解能の逆数となります。化学発光 や生物発光などはランダムな事象であるため、パルスの重な りが生じ、計数誤差を生み、出力直線性(リニアリティ)を 低下させます。この確率を考慮すると実質上の最大計数率は 1/10程度となります。パルスのオーバーラップによる計数損 失は次式で補正することが可能です。 N= n 1-n·t N : 真の計数率 n : 測定した計数率 t : パルスペア分解能 74 使用上のご注意と保証 安全上のご注意 警告 本カタログに記載の製品には内部で高電圧を発生しているものがありますので、以下の注意事項を守り感電事 故のないよう十分な注意を払ってご使用ください。 感電注意 ●製品の移動、設置、点検、ケーブルやコネクタ類の脱着の際は必ず電源を切ってください。 ●製品の構造を変更したり、ケースを開けたりしないでください。故障の原因のほか、感電、発煙、発火等が 生じる原因となります。 使用上のご注意 光電子増倍管モジュールの取扱いにあたっては下記の点にご注意ください。 ●光電子増倍管モジュールの光電面を直射日光等の過大光にさらさないようにしてください。ノイズ増加および感度劣 化の原因になります。 ●入射窓には素手でさわらないでください。入射窓に付着した汚れや手垢は光の透過率の低下の原因となります。汚れ や手垢はアルコールで拭きとってください。 ●石英ガラス窓タイプはヘリウムガスを透過し、ノイズの増加をひき起こします。ヘリウムガスが存在する雰囲気中で 使用したり保管したりしないでください。 ●供給電源の出力電圧および極性を十分確認してください。 ●強い振動や衝撃を与えないでください。 ●局部的に強い力で締めつけないようにしてください。 ●水ぬれ、ゴミ等の混入を避けてください。 ●高温、高湿度、高磁界等の悪環境下での使用が予想される場合は対策が必要ですので、弊社までご相談ください。 ●本カタログに記載の製品を使用した装置を設計される場合には、インターロックを使用して万一の過大光入射や感電 事故を防止するようご配慮ください。 保証 浜松ホトニクスの光電子増倍管モジュールおよびその関連製品は、原則として納入後1年間保証いたします。 保証の範囲は製品の代替納入を限度といたします。 また、保証期間内でも天災、使用上のミスおよび改造等による損傷については保証対象外となります。 商品到着後は直ちに現品、付属品の確認および動作確認をしてください。 ご注文方法 このカタログには弊社が製造する光電子増倍管モジュールおよびその関連製品が記載されています。ご希望の設計仕様 に合った製品をお選びください。ご注文は弊社各営業所あるいは電子管営業推進部へご用命ください。お急ぎの場合は お電話でも結構ですが、後日、確認のため原則として「注文書」を発行してくださるようお願いいたします。 納期は品種により異なりますが、即納できるものがありますので至急ご入用の場合はご一報くださればご相談させてい ただきます。 なお、特注品も承っておりますのでご相談ください。 75 光電子増倍管モジュール [営業品目] 電子管製品 ○光電子増倍管 ○光電子増倍管モジュール ○マイクロチャンネルプレート ○イメージインテンシファイア ○キセノンランプ・水銀キセノンランプ ○重水素ランプ ○光源応用製品 ○レーザ応用製品 ○マイクロフォーカスX線源 ○X線イメージングデバイス 光半導体製品 ○Siフォトダイオード ○APD ○フォトICと関連製品 ○イメージセンサ ○PSD(位置検出素子) ○赤外線検出素子 ○LED ○光通信用デバイス ○車載用デバイス ○X線フラットパネルセンサ ○ミニ分光器 ○光半導体モジュール システム応用製品 ○カメラ・画像計測装置 ○X線関連製品 ○ライフサイエンス分野製品 ○医療分野製品 ○半導体故障解析装置 ○FPD/LEDの特性評価装置 ○分光計測・光計測装置 Windows® は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。 その他の記載商品名、ソフトウエア名は該当商品製造各社の商標および登録商標であることを明記し、 カタログ上での記載は省略させていただきます。 ●本資料の記載内容は平成26年1月現在のものです。製品の仕様は、改良等のため予告なく変更することがあります。 □仙台営業所 〒980-0011 □筑波営業所 〒305-0817 □東京営業所 〒105-0001 □中部営業所 〒430-8587 □大阪営業所 〒541-0052 □西日本営業所 〒812-0013 WEB SITE www.hamamatsu.com 仙台市青葉区上杉1-6-11(日本生命仙台勾当台ビル2階) TEL (022)267-0121 つくば市研究学園D6街区8画地(研究学園スクウェアビル7階) TEL (029)848-5080 東京都港区虎ノ門3-8-21(虎ノ門33森ビル5階) TEL (03)3436-0491 浜松市中区砂山町325-6(日本生命浜松駅前ビル4階) TEL (053)459-1112 大阪市中央区安土町2-3-13(大阪国際ビル10階) TEL (06)6271-0441 福岡市博多区博多駅東1-13-6(竹山博多ビル5階) TEL (092)482-0390 □電子管営業推進部 〒438-0193 静岡県磐田市下神増314-5 TEL (0539)62-5245 FAX (0539)62-2205 FAX (022)267-0135 FAX (029)855-1135 FAX (03)3433-6997 FAX (053)459-1114 FAX (06)6271-0450 FAX (092)482-0550 TPMO0010J03 JAN. 2014 IP