TGS2450 硫黄化合物ガス検知 特徴: ・低消費電力(電池駆動可能) ・ 硫黄化合物系ガスに対して高感度 ・低コストかつ長寿命 応用: ・硫黄化合物系ガス検知器 ・口臭チェッカー ・空気清浄器・換気扇コントロール 右の図は、標準条件(裏面をご 覧下さい)で取得した代表的な感 度特性を示します。縦軸はセンサ 抵抗比 Rs/Ro で示されており、Rs、 Ro は次のように定義されていま す。 ガス感度特性: Rs= 各種ガス濃度雰囲気中におけるセンサ抵抗値 Ro= 清浄大気中におけるセンサ抵抗値 10 1 Rs/Ro TGS2450 の感ガス素子(金属酸 化物半導体)は、集積されたヒー ターと共にアルミナ基板上に形 成されています。この感ガス素子 の電気伝導度は、雰囲気中に含ま れる検知対象ガスの濃度に応じ て高くなるため、簡単な電気回路 を用いてガス濃度を出力信号に 変換することができます。 TGS2450 はメチルメルカプタン や硫化水素といった硫黄化合物 系ガスに対して、低濃度から非常 に高い感度を示しますので、悪臭 検知器用センサとして使用可能 です。また、平均消費電力が約 7mW と非常に小さく電池駆動が可 能であるため、携帯型ニオイチェ ッカーとしても応用可能です。 0.1 0.01 Air エタノール 硫化水素 メチルメルカプタン アンモニア 0.001 0.1 1 10 Gas Conc. /ppm 100 1000 ( +) 基本測定回路: 感ガス素子部を加熱するために、ヒー を印加します。つまり、センサ信号は Rs ター抵抗(RH:1-4pin)の両端にヒータ と RL の分割電圧となりますので、セン ー電圧(VH)を印加します。VH は 250msec サ抵抗に応じてセンサ信号も変化しま 周期中 8msec のみ印加され、残りの す。なお、VC も VH 同様断続的に印加す 242msec は 0V とします。 る必要がありますが、詳細条件は別途お また、センサ信号(Vout)を出力する pluse pluse RL VC,VH 4 RH VOUT 1 ために、感ガス素子抵抗(Rs:1-3pin) ( ー) と負荷抵抗(RL)の両端に回路電圧(Vc) 構造および寸法: 規格: センサ品番 TGS2450 エレメントタイプ 24 シリーズ パッケージタイプ メタル 検知対象ガス メチルメルカプタン、硫化水素 検知対象濃度 0.1 ppm 以上 標準回路条件 標準試験条件下 での電気特性 VH Top View φ9.2±0.2 VH(high): 1.6V (8msec) VH(low) :0V (242msec) Vc(high):任意(Ps≦15mW)(5msec) Vc(low):0V (245msec) 回路電圧 VC 負荷抵抗 RL 任意 ヒーター抵抗 RH 8.5∼10.5Ω ヒーター電流 IH 約 138mA VH (high)時 ヒーター消費電力 PH 約 7mW(平均) センサ抵抗値 RS 5.62∼56.2KΩ in Air センサ感度 (センサ抵抗変化率) RS(C2H5OH:10ppm) RS(Air) 回路条件 標準回路条件と同じ 標準試験条件 センサ抵抗(RS)は、VOUT の測定値に より、次式を用いて計算することがで きます: Rs= Vc-Vout Vout Side View 10.0±1.0 φ0.55±0.05 0.1∼0.62 20±2℃,65±5%RH (Vc-Vout)2 Rs φ8.1±0.2 7.8±0.5 雰囲気温湿度条件 消費電力(PS)の値は次式を用いて計 算することができます: Unit : m m 3.6±0.1 Bottom view 90° ヒーター電圧 Ps= 3 RS 問い合わせください。 4 1 3 2 3.6±0.1 φ5.1 1:Commone(-) 2:N.C. 3:Sensor electrode(+) 4:Heater(+) ×RL 本仕様書は、性能向上のため予告なしに変更することがあります。 フィガロ技研株式会社 本社:大阪府箕面市船場西 1 丁目 5 番 11 号 Tel:(072)-728-2560 Fax:(072)-728-0467