注文コードNo.N 6 2 7 5 A No. N 6 2 7 5 A 32900 半導体ニューズ No.6275 とさしかえてください。 STK755-110 IMST 厚膜混成集積回路 5V2A/12V3A 2出力 2出力チョッパレギュレータ STK755-110は、ステップダウンチョッパ方式の2出力 (5V/12V)レギュレータである。ロジック用電源 (5V)とモ ータなどの駆動用電源 (12V)の2出力がワンパッケージに収められており、単電源の入力から2つの定電圧出力を 高効率で得ることが可能である。また、3端子レギュレータなどのドロッパ方式では、対応の難しい幅広い入力 電圧をカバーすることが可能である。外付け部品は入出力コンデンサとチョークコイルのみで、三端子レギュレ ータ感覚でチョッパレギュレータが構成できる。 用途 ・アミューズメント機器用電源。 ・OA, FA関連機器用電源。 ・スイッチング電源の2次側レギュレータ。 特長 ・単電源入力 ・効率85% typ. (入力:DC24V、出力:5V1A/12V2A時) ・「フの字」型過電流保護機能を内蔵 ・動作周波数60kHz 絶対最大定格 / Ta=25℃, 特記なき場合 Tc=25℃ 直流入力電圧 VIN max 出力電流 出力1:5V Io max 出力2:12V 動作時IC基板温度 Tc max 動作周囲温度 Topg 保存周囲温度 Tstg 60 2 3 105 −10∼+85 −30∼+105 unit V A A ℃ ℃ ℃ 20∼40 0∼1.8 0∼2.8 0∼+85 unit V A A ℃ 推奨動作条件 / Ta=25℃, 推奨回路 入力直流電圧 VIN 負荷電流 出力1:5V Io 出力2:12V 動作時IC基板温度 Tc 外形図 4164 (unit : mm) 9.0 (12.22) 1.0 16.0 11.0 1 3.6 25.5 60.0 15 2.54 14×2.54=35.56 0.5 4.0 本書記載の規格値(最大定格、動作条件範囲 等) を瞬時たりとも越えて使用し、その結果 発生した機器の欠陥について、弊社は責任 を負いません。 67.0 5.6 本書記載の製品は、極めて高度の信頼性を 要する用途(生命維持装置、航空機のコント ロールシステム等、多大な人的・物的損害 を及ぼす恐れのある用途)に対応する仕様に はなっておりません。そのような場合には、 あらかじめ三洋電機販売窓口までご相談下 さい。 0.4 2.9 〒370-0596 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号 32900GI電特変 5-5164/73099GI寿◎堀内 5-5070 No.6275-1/7 STK755-110 電気的特性 / Tc=25℃, 指定回路、特記なき場合VIN=24V, 5V1A, 12V2A 出力電圧 出力1:5V Vo1 出力2:12V Vo2 リプル電圧 出力1:5V Vrp1 Io=1.5A 出力2:12V Vrp2 Io=2.5A 総合変動 出力1:5V Reg1 VIN=24∼37V 出力2:12V Reg2 5V:Io=0.3∼1.5A, 12V:Io=0.5∼2.5A, Tc=+25∼+85℃ 過電流保護 出力1:5V IOCP1 開始電流 出力2:12V IOCP2 効率 η 動作周波数 fosc ※1:設計目標値であり、これを保証するものではない。 min 4.8 11.8 4.75 11.75 typ(※1) max 5.0 5.2 12.0 12.2 30 50 30 50 5.25 12.25 2 3 3 4 unit V V mVp-p mVp-p V V 85 60 A A % kHz ブロック図 5V チョッパTR VIN1 15 13 SW OUT1 ドライブ 5V PWM VD 9 PWM2 1 内部電源 (15V) 12V PWM 12V チョッパTR 5 IS1 5V 誤差増幅器 過電流保護 発振器 ドライブ VIN2 14 12 FWD1 4 VS1 3 ADJ1 SUB 12V 誤差増幅器 過電流保護 2 GND 6 ADJ2 7 VS2 8 IS2 11 FWD2 10 SW OUT2 A12665 注) IC裏面は絶縁体でなく、端子②に落ちることがある。 No.6275-2/7 STK755-110 端子説明 番号 記 号 内 容 1 PWM2 12V PWM出力 2 GND GND 3 ADJ1 5V出力電圧微調整 4 VS1 5V出力電圧センス/過電流センス (−) 5 IS1 5V出力過電流センス (+) 6 ADJ2 12V出力電圧微調整 7 VS2 12V出力電圧センス/過電流センス (−) 8 IS2 12V出力過電流センス (+) 9 VD 内部電圧 (15V) 10 SW OUT2 12Vチョッパ出力 11 FWD2 12Vフライホイールダイオード アノード 12 FWD1 5Vフライホイールダイオード アノード 13 SW OUT2 5Vチョッパ出力 14 VIN2 12V系電源電圧入力 15 VIN1 供給電源 および 5V系電源電圧入力 測定回路図 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 VIN +12V L2 +5V L1 C3 + C2 + C1 + GND GND A12666 部品表 記号 品 名 規 格 メーカ 備考 C1 電解コンデンサ 1000μF/50V 三洋電子部品 (株) CZ C2 電解コンデンサ 1000μF/50V 三洋電子部品 (株) CZ C3 電解コンデンサ 1000μF/50V×2 三洋電子部品 (株) CZ L1 チョークコイル SK-17BS-055-190 東邦亜鉛 (株) 190μH L2 チョークコイル SK-17BS-055-190 東邦亜鉛 (株) 190μH 注) ・リプル電圧測定時の終端用コンデンサ フィルムコンデンサ (TFコンデンサ)0.1μF/50V No.6275-3/7 STK755-110 過電圧保護回路の推奨 一般的に定電圧電源回路は、故障した場合やP.C.ボード半田付け不具合などのとき、出力電圧が規定より高 く出る過電圧 (入力電圧相当)状態となることがある。よって、過電圧発生時のダメージ、被害を最小限に抑え るため過電圧保護回路を設定することを推奨する。 過電圧保護回路例 FUSE DC INPUT 定電圧電源 OUTPUT ZD SCR GND C GND R A12667 パターン設計上の留意点 ① VIN1端子 (⑮ピン) および VIN2端子 (⑭ピン)ラインをそれぞれ独立させて、入力コンデンサ (+)より接続す ること。 ② FWD1端子 (⑫ピン)、FWD2端子 (⑪ピン) および GND端子 (②ピン)をそれぞれ独立させること。 ③ FWD1端子 (⑫ピン)、FWD2端子 (⑪ピン)を入力コンデンサ (−)へ接続すること。 ④ GND端子 (②ピン)を入力コンデンサ (−) または、出力コンデンサ (−)へ接続すること。 通常は、出力コンデンサ (−)へ接続すること。 ⑤ 入力コンデンサ (−)と出力コンデンサ (−)間のラインを短くすること。 特性例 (測定回路による。Ta=25℃) 出力電圧 − 入力電圧 5.4 効率 − 入力電圧 5V1.5A/12V2.5A 5V1.5A/12V2.5A 12.1 5.2 12.0 5.1 11.9 5V 5.0 11.8 4.9 11.7 20 25 30 35 入力電圧, VIN − V 40 11.6 45 90 効率, η − % 12V 4.8 15 100 +12V出力電圧, Vo2 − V +5V出力電圧, Vo1 − V 5.3 12.2 80 70 60 15 20 25 30 35 40 45 入力電圧, VIN − V No.6275-4/7 STK755-110 動作周波数 − 入力電圧 入力電流 − 入力電圧 5 5V1A/12V1A 4 70 入力電流, IIN − A 60 50 3 5V2 A/12 2 5V1.5 A/12 20 25 30 35 40 0 15 45 20 入力電圧, VIN − V 12.4 12.1 12.3 12V2.5A 5.2 12.0 5.1 11.9 5V 5.0 11.8 4.9 11.7 1.0 1.5 +12V出力電圧, Vo2 − V 12.2 +12V出力電圧, Vo2 − V +5V出力電圧, Vo1 − V 5.3 0.5 30 35 40 45 出力電圧 − +12V出力電流 VIN=24V/12V2.5A 4.8 0.0 25 入力電圧, VIN − V 出力電圧 − +5V出力電流 5.4 11.6 2.5 2.0 VIN=24V/5V1.5A 5.2 5.1 5V1.5A 12.2 5.0 12.1 4.9 12V 12.0 4.8 11.9 4.7 11.8 0.0 0.5 1.0 +5V出力電流, Io1 − A 1.5 2.0 2.5 4.6 3.5 3.0 +12V出力電流, Io2 − A 出力過電流保護特性 電力損失 − 入力電圧/出力電流 14 12 VIN=24V 12V(5V1.5A) 12 10 電力損失, △P − W +5V/+12V出力電圧, Vo1/Vo2 − V V2.5A 1 40 15 10 8 6 5V(12V2.5A) 4 3A 5V2A/12V 8 2.5A 5V1.5A/12V 6 5V1A/12V2A 4 2 2 0 0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 0 15 4.0 20 温度特性:出力電圧 − IC基板温度 12.3 12.2 5.1 12.1 12.0 12V 5V 4.9 11.9 4.8 4.7 0 80 動作周波数, fosc − kHz 5.2 5.0 30 35 40 45 温度特性:動作周波数 − IC基板温度 VIN=24V/5V1A/12V1A +12V出力電圧, Vo2 − V 5.3 25 入力電圧, VIN − V +5V/+12V出力電流, Io1/Io2 − A +5V出力電圧, Vo1 − V V3A VIN=24V/5V1A/12V1A 70 60 50 11.8 20 40 60 IC基板温度, Tc − ℃ 80 11.7 100 40 0 20 40 60 80 100 IC基板温度, Tc − ℃ No.6275-5/7 +5V出力電圧, Vo1 − V 動作周波数, fosc − kHz 80 STK755-110 評価ボード資料 回路図 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 VIN +12V L2 +5V L1 C3 + C2 + C1 + GND GND A12668 PCB図 シルク図 (半田面より透視) パターン図 (半田面) L2 L1 HEAT SINK 15 1 C3 VIN IC1 C2 GND +12V GND C1 +5V A12669 部品表 記号 品 名 規 格 メーカ 備考 C1 電解コンデンサ 1000μF/50V 三洋電子部品 (株) CZ C2 電解コンデンサ 1000μF/50V 三洋電子部品 (株) CZ C3 電解コンデンサ 2200μF/50V 三洋電子部品 (株) CZ L1 チョークコイル SK-17BS-055-190 東邦亜鉛 (株) 190μH L2 チョークコイル SK-17BS-055-190 東邦亜鉛 (株) 190μH No.6275-6/7 STK755-110 本書記載の製品は、定められた条件下において、記載部品単体の性能・特性・機能などを規定するものであ り、お客様の製品(機器)での性能・特性・機能などを保証するものではありません。部品単体の評価では 予測できない症状・事態を確認するためにも、お客様の製品で必要とされる評価・試験を必ず行って下さい。 弊社は、高品質・高信頼性の製品を供給することに努めております。しかし、半導体製品はある確率で故障 が生じてしまいます。この故障が原因となり、人命にかかわる事故、発煙・発火事故、他の物品に損害を与 えてしまう事故などを引き起こす可能性があります。機器設計時には、このような事故を起こさないような、 保護回路・誤動作防止回路等の安全設計、冗長設計・機構設計等の安全対策を行って下さい。 本書記載の製品が、外国為替および外国貿易法に定める規制貨物(役務を含む)に該当する場合、輸出する 際に同法に基づく輸出許可が必要です。 弊社の承諾なしに、本書の一部または全部を、転載または複製することを禁止します。 本書に記載された内容は、製品改善および技術改良等により将来予告なしに変更することがあります。した がって、ご使用の際には、「納入仕様書」でご確認下さい。 この資料の情報(掲載回路および回路定数を含む)は一例を示すもので、量産セットとしての設計を保証す るものではありません。また、この資料は正確かつ信頼すべきものであると確信しておりますが、その使用 にあたって第3者の工業所有権その他の権利の実施に対する保証を行うものではありません。 Y56 PS No.6275-7/7