ETC LA9235M

注文コードNo.N6 1 6 8
No. N 6 1 6 8
73099
新
LA9235M
モノリシックリニア集積回路
CDプレーヤ用RFヘッドアンプ
LA9235Mは、CDプレーヤの再生に対応した、サーボエラー信号, RF信号を生成するICである。ディジタルサ
ーボ用DSP内蔵CD-DSPと組み合わせることにより、CDプレーヤを少ない部品点数で構成することができる。
機能 および 特長
・トラッキングエラー信号の生成
・フォーカスエラー信号の生成
・RF信号の生成 (N倍速対応)
・HFL信号の生成 (N倍速切換え)
・TES信号の生成
・I/V変換アンプ内蔵
・EFバランス可変回路
・APC (オート・レーザパワー・コントロール)回路
・3T補整回路
・3T補整N倍速対応用スイッチ
・外付け部品が少ない
・6倍速まで対応
・高速トラバースが可能
・ディジタルサーボ内蔵CD-DSPとの組み合わせにより無調整化が可能
最大定格 / Ta=25℃
最大電源電圧
許容消費電力
動作周囲温度
保存周囲温度
動作条件 / Ta=25℃
推奨電源電圧
動作電源電圧範囲
VCC max
Pd max
Topr
Tstg
Ta≦70℃
7
200
−25∼+70
−40∼+150
unit
V
mW
℃
℃
5.0
3.0∼5.5
unit
V
V
VCC
VCC op
外形図 3073A
(unit : mm)
30
2.25
0.4
1.0
0.65
10.5
9.2
0.25
0.65
7.9
15
15.3
2.5max
本書記載の規格値(最大定格、動作条件範囲
等) を瞬時たりとも越えて使用し、その結果
発生した機器の欠陥について、弊社は責任
を負いません。
1
0.1
本書記載の製品は、極めて高度の信頼性を
要する用途(生命維持装置、航空機のコント
ロールシステム等、多大な人的・物的損害
を及ぼす恐れのある用途)に対応する仕様に
はなっておりません。そのような場合には、
あらかじめ三洋電機販売窓口までご相談下
さい。
16
SANYO : MFP-30SD
〒370-0596 群馬県邑楽郡大泉町坂田一丁目1番1号
73099MH寿◎栗原 B8-4520 No.6168-1/6
LA9235M
電気的特性/Ta=25℃、VCC (30ピン)=5V、GND(9ピン)=0V
min
typ
unit
max
項目
記号
条件
消費電流
ICC
無信号
8.5
13.9
18.5
mA
基準電圧
VREF
負荷電流±2mA
2.2
2.5
2.8
V
RFGAIN1
RFG1
AGC on
16
20
23
dB
14
16.4
21
dB
15.5
19.5
22.5
dB
入力:120mVP-P 200kHz
RFGAIN2
RFG2
AGC on
入力:240mVP-P 200kHz
RFAGCOFF
RFAOF
AGC off
入力:240mVP-P 200kHz
FEGAIN
FEG
入力:10kHz
3.7
5.7
8.7
dB
FEオフセット
FEOST
入力:VREF
-150
0
150
mV
TEGAIN
TEG
入力:10kHz
20
23.3
27
dB
TEオフセット
TEOST
入力:VREF
-150
0
150
mV
TESGAIN1
TESG1
20
24
29
dB
11
15
19
dB
ODRV off
入力:10kHz
TESGAIN2
TESG2
ODRV on
入力:160kHz
APC1
APC1
LDS 180mV
LDon
2.3
3
3.8
V
APC2
APC2
LDS 150mV
LDon
0.5
1.25
2.0
V
APCオフ
APCOF
LDS 150mV
LDoff
4
4.2
RFENV
RFEV
ODRV on
380
430
18
20
V
480 mVp-p
入力:132mVP-P200kHz
AM 50 %(20kHz)
HFL
HFL
入力:225mVP-P200kHz
22
kHz
AM 70 %(20kHz)
No.6168-2/6
LA9235M
動作原理
〔RFアンプ〕
ピックアップより出力されるメインスポットの信号をFIN1,FIN2(1,2ピン)
へ入力する。
FIN1,FIN2(1,2ピン)に入力した信号は加算され、AGC回路を経てRF27ピ
ンより出力する。
内部のAGC回路は±3dBの可変範囲を持ち、検波時定数はPH(25ピン)の外付けコン
デンサで変更することができる。また、EFM信号のボトムレベルの制御も行っており、この
応答はBH(24ピン)の外付けコンデンサ変更できる。AGON(12ピン)を「L」レベ
ルにする事でAGC回路をオフすることが可能。
〔RFエンベロープ〕
RF(27ピン)の信号のピークホールド値とボトムホールド値の差を取り、RFENV
(22ピン)より出力する。エンベロープ信号はVREF(6ピン)を基準に出力し、RF信
号があることでRFENV出力はVREFよりマイナス側に出力する。
〔HFL〕
RF信号より検出したミラー検出信号をHFL(17ピン)より出力する。検波時定数は切
り替え可能でODRV(11ピン)が「H」レベルでN倍速モード、「L」レベルで標準倍速
モードになる。
〔フォーカスエラー〕
FIN1,FIN2(1,2ピン)より入力した信号からフォーカスエラー信号を生成しFE
(20ピン)出力する。FE−(21ピン),FE(20ピン)間の抵抗値によりゲイン設定が
可能である。
〔トラッキングエラー〕
TIN(3ピン),TIN2(4ピン)より入力しバランス調整回路を経た信号からトラッキ
ングエラー信号を生成し TE
(18ピン)より出力する。TE
(19ピン), TE−(18ピン)
間の抵抗値によりゲイン設定が可能である。E,FのゲインはEFBL(13ピン)の電圧に
よりゲイン可変可能である。ゲイン可変範囲は±3dBである。
〔TES〕
トラッキングエラー信号とコンパレートした、トラック検出信号をTES(16ピン)から
出力する。ピット成分を除去するフィルタはODRV(11ピン)でN倍速モードと標準速
モードに切り替えられる。
〔APC〕
ピックアップのレーザパワーを制御する回路で、 LDOP(10ピン)が「H」レベルで
レーザオンモード、「L」レベルでレーザオフモードとなる。
No.6168-3/6
LA9235M
端子説明
端子番号
端子名
端 子 説 明
1
FIN1
ピックアップ信号入力
2
FIN2
ピックアップ信号入力
3
TIN1
ピックアップ信号入力
4
TIN2
ピックアップ信号入力
5
REFI
基準電圧設定端子
6
VREF
基準電圧出力
7
LDS
APCモニタ電圧入力
8
LDD
APC出力
9
GND
GND
10
LDOF
レーザーOFF端子 (「H」:ON
11
ODRV
倍速切換え端子 (「H」:倍速 「L」:標準速)
12
AGON
AGC ON端子 (「H」:ON
13
EFBL
FEバランス調整端子
14
TESO
TES用TE信号出力
15
TESI
TES生成用TE入力
16
TES
TES出力
17
HFL
HFL信号出力
18
TE
TE信号出力
19
TE−
TEゲイン設定用マイナス入力
20
FE
FE信号出力
21
FE−
FEゲイン設定用マイナス入力
22
RFEV
RFエンベロープ信号出力
23
N/C
N/Cピン
24
BH
RFボトムクランプ用容量接続端子
25
PH
RFゲイン設定用容量接続端子
26
N/C
N/C
27
RF
RF信号出力
28
RF−
RF信号ゲイン設定用マイナス入力
29
RFSW
RF倍速時 イコライザ設定用スイッチ
30
VCC
電源
「L」:OFF)
「L」:OFF)
No.6168-4/6
LA9235M
ブロック図
ODRV
FIN1
REF
VCC
LA9235M
1
−
+
30
REF
RFSW
29
FIN2
AGCON
2
REF
−
+
RF−
−
+
TIN1
3
REF
28
REF
−
+
PH
TIN2
RF
27
N/C
4
26
REF
BH
−
+
PH
25
BH
24
ODRV
5
REF1
N/C
−
+
23
REF
−
+
PH/ BH
RFEV
22
VREF
6
LDS
7
LDD
8
REF
A
P
C
−
+
LPF
FE −
−
+
VEE
FE
20
REF
9
LDOF
21
REF
10
ODRV
ODRV
−
+
11
AGON
AGCON
REF
12
TE−
LPF
19
−
+
TE
18
EFBL
REF
13
REF
LPF
TESO
14
REF
HFL
17
REF
TES
TESI
15
16
No.6168-5/6
LA9235M
測定回路図
ODRV
1
30kΩ
–
+
30kΩ
TIN1
2
30kΩ
–
+
A4
5kΩ
2.5kΩ-3.3kΩ-5kΩ
5kΩ
REF 30kΩ
3
82kΩ
TIN2
10kΩ
REF 30kΩ
30kΩ
A3
4
82kΩ
100kΩ-80kΩ-67kΩ
–
+
REF 100kΩ
50kΩ
20pF
100kΩ
53pF REF
50kΩ
AGCON
EFBL 13
–
+
100kΩ
50kΩ
AGON 12
100kΩ
5pF
20kΩ
ODRV
100kΩ
–
+
100kΩ
ODRV 11
10pF/26pF
RF
100kΩ
–
+
REF
23 N/C
22 RFEV
21
20kΩ
20
FE–
FE
100kΩ
53pF
100kΩ
–
+
19
10kΩ
–
+
18
TE–
TE
REF
REF
–
+
GND
50kΩ
1µF
BH
REF
REF
REF
REF
50kΩ
–
+
–
+
ODRV REF
100kΩ
24
PH
0.33µF
100kΩ
LDOF 10
15
25
PH/BH
REF
APC
GND 9
27
20kΩ
20pF
20kΩ
22µF
LDD 8
A5
REF
BH
6
LDS 7
TESI
10kΩ
ODRV
–
+
RF–
26 N/C
67kΩ-80kΩ-100kΩ
–
+
REF 100kΩ
5
TESO 14
28
PH
5pF
0.047µF
VREF
–
+
AGCON
VCC
REF1
RFSW
20kΩ
A2
29
10kΩ
FIN2
30 VCC
REF
53pF
FIN1
A1
17 HFL
REF
50kΩ
–
+
500Ω
16 TES
1µF
A12612
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Y48 PS No.6168-6/6