第20期 報告書 - トレックスセミコンダクター

TOREX IR REPORT VOL.2
第20期 報告書 2014.4.1 > 2015.3.31
特集
キーパーソンが答える
TOREX
TOREXをもっと知っていただく
ために、みなさまのご質問に
当社社員がお答えします。
CONTENTS
■
■
■
■
■
Q A
P1
トップメッセージ
P4
キーパーソンが答える TOREX Q&A
P9
財務ハイライト
P10 会社情報・株式情報・株主メモ
裏表紙 About TOREX Vol.2 技術センターのご紹介
&
トレックス・セミコンダクター
証券コード 6616
トップメッセージ
ごあいさつ
株主のみなさまには、日頃より当社グループへのご支援を賜り、
心より御礼申し上げます。おかげさまで前中期経営計画
「V-Plan」
を着実に実行し、リーマンショック以降悪化していた業績をV字回
復させ、再び成長軌道に乗ることができました。この3ヵ年で養っ
た基礎体力を活かし、今後は確実に成長を積み重ねていく事業運
営を進めてまいります。
そのためには、スピードと行動力のある経営が必要になってくると
考え、2016年3月期より代表取締役を追加選任し2名体制としま
した。業務執行は全面的に社長に一任し、若返りを図った経営陣に
よる積極的な攻めの経営を実行する一方、将来における事業発展
の方向性などの長期的な視野を必要とする戦略策定の業務は会長
が担い、それぞれが役割を遂行しながら、グローバル競争に打ち
勝つための競争力・成長力を強化し、世界市場で存在感のある企
業となることを目指してまいります。
代表取締役会長
藤阪 知之(左)
代表取締役社長
芝宮 孝司(右)
社長就任メッセージ
このたび代表取締役社長に就任いたしました芝宮でございます。
創業20周年の記念すべき年に社長を拝命することとなり、大変
光栄に思っております。これまで半導体一筋、開発から営業技
術、国内・海外営業、生産まで、事業執行のほとんどの分野を
経験させていただき、今日を迎えました。貴重な経験から学ん
だことは、世界で戦うためにはスピードがとても大事だという
ことです。これからスピード感のある意思決定・行動を通じて、
1
さらにワールドワイドに発展する企業となることを目指してま
いります。規模は小さいものの、非常に人材に恵まれている会
社であると自負しております。このスキルの高い人材がもっと
活躍できるよう環境を整え、事業の拡大につなげていくことが
私の責務だと思っております。今後とも何卒ご支援のほどよろ
しくお願い申し上げます。
3ヵ年の実績:V字回復を実現し次なる成長ステージに向けた体質改善を完了
中期経営計画
「V-Plan」
の成果
アラブル製品などで必要とされる
「超小型・低消費電力製品」のライン
当社グループは、
過去3ヵ年にわたって、
中期経営計画
「V-Plan」
に基づ
アップ拡充を図ることができました。
ビジネスユニットは営業部・販売子
き、
収益力の確立と持続的な成長に向けた基盤づくりに努めてまいりま
会社と協力してお客さまのニーズを拾い上げ、
製品企画に反映する役割
した。その結果、売上高は2013年3月期の86億円をボトムに99億71百
も担っています。
当社グループの特長であるソリューション提案力を活
万円まで回復、
営業利益は2012年3月期の41百万円から13億50百万円
かした営業体制を強化しております。
まで改善いたしました。
収益力の確立を実現する上で最も重視しており
ました経営指標である営業利益率は、
0.4%から13.5%まで向上させる
ことができました。
この間、
2014年4月に東京証券取引所JASDAQ市場
に上場を果たし、
株主のみなさまにはひとかたならぬご支援を賜りまし
たことは言うまでもございません。
改めて御礼申し上げます。
中期経営計画で実現できたこと
1. 注力製品分野のシフト
コモディティ化が進み価格競争が激しい民生機器分野から、
付加価値
のある製品が求められる車載機器・産業機器分野へ経営資源を徐々にシ
フトし、これらの市場に適応した製品のタイムリーな投入とソリュー
ション提案を軸としたきめ細かい営業体制を構築してまいりました。車
載機器・産業機器分野向けの売上高は、
当社グループ売上高の36.2%ま
3. 海外市場の拡大
当社グループの売上高の約7割は海外市場向けであります。アジアや
欧州をはじめ、海外事業のすべての地域で増収を果たし、さらなる発展
に向け、
足固めができたと感じております。
アジアは民生品向けの売上を維持しつつ、
産業機器分野の売上を拡大
し、欧米はデザイン・インを中心に収益性の高い営業活動ができたと評
価しております。
用語解説
2015年3月期の実績
世界における半導体市場は、
パソコンやスマートフォン向けをはじめ、
さまざまな分野のデバイス需要の増加を背景に、
メモリー関連を中心に
市場が拡大し、
当社グループが主力とするアナログICの市場も順調に拡
で拡大しております。
大を続けております。 2. 開発・営業体制の変革
国内のデジタル家電分野の販売が予想以上に伸び悩みましたが、
車載機
市場環境の変化や注力製品分野のシフトに合わせて、開発・営業体制
器・産業機器分野の好調により、安定した収益水準を確保することがで
の変革を進めた成果も出ております。
製品企画・開発においては、
機能別
きました。
マクロ経済環境の好転にも助けられ、
売上高は前期比6.2%の
の組織からビジネスユニット制へ組み替えを行い、
市場ニーズへの対応
増収、
経常利益は同25.4%の増益となりました。
このような環境下、
中期経営計画の最終年度となる2015年3月期は、
と収益性重視の両面からバランスの取れた製品開発体制を整えてまい
りました。特に産業機器やFA機器でニーズの高い
「中高耐圧製品」
、
ウェ
用語解説
デザイン・イン:‌お客さまの製品の企画段階から部品選定に関するアドバイスをしながら売り込む
営業活動
2
トップメッセージ
さらなる成長を目指し、
新中期経営計画をスタートします。
高収益体質の確立
(体質改善)
から高成長体質
(体力増強)
へ
差別化された特長のある製品の創造
確立から成長力の向上へと力点をシフトし、
ワンランク上の事業運営を
製品を提供してまいります。当社グループは独自の技術を活かした
「高
これからの3ヵ年は、
事業規模拡張や競争力向上に目を向け、
収益力の
目指してまいります。
そのために当社グループの強みを活かした価値あ
る製品を提供するとともに、販売体制を強化し、世界で打ち勝つための
当社グループの技術力・ノウハウを結集して差別化された特長のある
耐圧・大電流」
製品を開発するだけでなく、
ウェアラブル機器などで期待
される
「低耐圧・省電力」
の技術で尖った特性を持つ製品を複数用意して
競争力と成長力で存在感のある企業を目指していきます。
いきます。
車載機器・産業機器・医療機器の市場を集中的に攻略
戦略的提携の活用
従来からの車載機器・産業機器に医療機器を加えた3分野を最重点市
場と定め、
これらの市場における当社グループのプレゼンスを高めてま
いります。
そのために市場のニーズにマッチした製品群を取り揃えるだ
けでなく、
市場が求める製品を先取りして提案していく活動を推進いた
します。
車載機器向けはカーインフォテイメント、産業機器向けはセキュリ
ティ機器やスマートメーター、
医療機器は小型診断機器が代表的なアプ
リケーションです。
3ヵ年計画の一年目である2016年3月期は、車載機
器・産業機器向けの中・高耐圧製品をリリース、
新しいアプリケーション
へ製品を展開し、
事業規模拡大を進めてまいります。
(百万円)
売上高
ると考えております。
開発面では提携先との共同開発や当社ブランドで
の販売などに取り組み、
社外の最新技術の獲得と製品ラインアップの拡
充を図ってまいります。
また、
競争力のある製造コストと品質の実現に向
けて、
優れた生産技術の取り込みを目指した提携も模索してまいります。
新中期経営計画 定量目標
売上高130 億円、営業利益率18 %、ROE12 %
株主のみなさまへのメッセージ
当社の製品は、
みなさまが手にされる商品の内側で活躍するものであ
新中期経営計画
15,000
当社グループは今後ますます戦略的提携が重要な経営課題となってく
り、
普段の生活の中では、
その存在に気づかれにくいものであることから、
中期経営計画
(2012~2014)
より多くの方に当社と当社製品を知っていただくための努力をしていか
新中期経営計画
(2015~2017)
営業利益率
30.0%
なければならないと考えております。
また、
新中期経営計画を着実に達成し、
利益を確保するとともに、
適切
ROE
10,000
20.0%
5,000
10.0%
な株主還元を実施していくことがみなさまにご評価いただける一つの
方法だと思っております。
定量的な目標としては、営業利益18%、
ROE12%以上を掲げ、安定し
た収益水準を確保し成長する会社を目指しております。
また、
DOE
(株主
配当率)
を3%に設定し、
安定的かつ成長に比例した配当を実施してまい
0
3
2012.3 2013.3 2014.3 2015.3 2016.3 2017.3 2018.3
0.0%
ります。株主のみなさまにおかれましては、
長期的な視点のもと、
力強い
ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
TOREX
キーパーソン
が答える
Q1
▶
A
Q A
&
TOREXをもっと知っていただくために、
みなさまのご質問に当社社員がお答えします。
車載機器・産業機器の売上拡大戦略について
教えてください。
当社グループの強みを活かせる成長性の高い市場として集中的に取り組みます。
新中期経営計画では注力市場として
「車載機器・産業機器」
市場をターゲットにしています。
製品ラインアップの拡充を図り、
当社の持つ柔軟な対応力で幅広いお客さまのニーズに応えます。
製品ラインアップの拡充で成長市場を攻略
車載機器・産業機器分野における売上拡大に向けて、お客さまのニー
ズに合う製品を取り揃えるとともに、ニーズを先取りした提案と製品
開発も推進していきます。第一ビジネスユニットでは特に「高耐圧・大
電流」製品のラインアップ拡充を最重要テーマとしています。そのため
に技術ロードマップに基づいた基礎技術の研究を進め、生産技術の向
上やターゲット市場を意識した品質保証体制の強化にも努めています。
当 社 独 自 の 高 速 過 渡 応 答 技 術「HiSAT-COT(High Speed circuit
執行役員
Architecture for Transient with Constant On Time)制御」は、高速
事業本部 副本部長
で安定した電圧・電流を供給しながら消費電力を低く抑え、高い効率で
第一ビジネスユニット長
木村
ICを駆動することを可能にします。当社グループはこれまで、耐圧が
6V以下の電源ICを中心に製品を展開してきましたが、この技術が車載
機器・産業機器分野のお客さまにも高く評価されていますので、この技
術を活かし「高耐圧・大電流」製品の開発を進めていきます。
また、
「高耐圧・大電流」製品は製品サイズが大きくなる傾向があるた
め、いかにパワーを維持しながら小型化するかが重要です。
「高耐圧・大
電流」の分野は、お客さまにとっても開発の難易度が高い傾向にあるた
め、いかにお客様が設計しやすい製品を作るかも、ひとつの付加価値に
なります。
4
キーパーソンが答える
TOREX
Q A
&
当社グループは今後も付加価値のある新しい製品をご提供し、お客
セスを選択し、試作チップを使ってカット&トライを繰り返す時間を削
さまの信頼にお応えしていくために、当社ならではの発想力や強みを
減し、大幅な開発工期短縮をしていきます。
うまく組み込み、他社と差別化された独自技術や製品を開発していき
さらに、車載機器や産業機器は民生品より高い品質レベルを要求さ
ます。
れますので、品質向上に向けた評価・テスト環境を充実していく予定で
す。
開発体制の効率化にも取り組みます。
また、ラインアップを拡充していくために必要となる技術者の増員
も進めており、新卒者だけでなく中途採用も行い、優秀な人材の確保と
ICを高耐圧・大電流化する場合、設計も複雑になるため、開発者が効
育成を進めています。
率よくICを設計できる開発環境を整える必要があります。設計ツール
を整備、拡充するとともに「高耐圧・大電流」製品により適した製造プロ
新中期経営計画 ターゲットアプリケーション
主な採用製品
■ 車載機器 ■ 産業機器 ■ 医療機器
車載機器
カーナビゲーション ●
バックビューモニター用カメラ
ドライブレコーダー用カメラ ●ETC
●セキュリティー装置
●
●
2.1%
0.8%
24.3%
12.4%
2015.3
5
27.7%
13.3%
2016.3
(予想)
3.5%
3.4%
30.1%
15.3%
2017.3
(予想)
産業機器
36.3%
16.2%
2018.3
(予想)
産業用ロボット ●スマートメーター
●POS端末 ●複合機 ●セキュリティー装置
●
医療機器
AED ●血圧計 ●血糖値測定器 ●
その他診断機器
●
Q2
▶
A
ワールドワイドでの販売強化策について教えてください。
創業から続けてきた自社の販売網を
強化し、
海外展開をさらに推進します。
現在、世界5ヵ国、7つの地域に営業拠点を置いていますが、
特に、欧米を中心とした販売網を強化しています。
TOREX SEMICONDUCTOR EUROPE LIMITED Managing Director
HENSON GARETH
ヘンソン ギャレス
欧州・北米でリファレンスビジネスの拡大を目指します。
当社グループの保有するアナログ電源ICの小型・省電力化技術ならび
に優れた製品特性および品質をお客さまにご理解いただくためには、
技
術を熟知した当社グループの社員が直接お客さまにお伝えしていくこと
が必要だと判断し、
海外においても創業当初から100%販売子会社による
販売網の構築にこだわってきました。
特に、
多くの先進的な電子機器メーカーが本社を置いている欧米では、
お客さまの製品企画段階から製品の採用提案を行うデザイン・イン営業を
積極的に進めており、
2015年3月期は欧州・北米ともに前期比15%以上の
増収となりました。
当社グループは、
欧米に多い有力チップセットメーカーを対象とした
リファレンス・ビジネスにも力を入れています。
チップセットメーカーは、
複数の半導体で一連の機能を構成しているチップセットにおいて、
主とし
て中枢を担う半導体を開発している企業です。
チップセットメーカーの顧
客は、
チップセットメーカーが提示するリファレンス・デザイン
(回路構成
案)
を参照して電子機器を設計することが多いため、
リファレンス・デザイ
ンに採用された半導体は、
電子機器メーカーに採用される機会が多くな
ります。
これからの3ヵ年は、
欧米のデザイン・イン営業およびリファレンスビジ
ネスを強化するために組織体制の強化や、
FAEの増員で事業拡大に取り
組みます。
用語解説
用語解説
FAE:Field Application Engineerの略。技術営業のこと。
新中期経営計画 地域別売上高拡大計画
日本
2015年3月期売上高
*デザイン・インベース
4,274百万円
アジア
2015年3月期売上高
3,360百万円
北米
2015年3月期売上高
789百万円
1,546百万円
2018年3月期売上高
2018年3月期売上高
2018年3月期売上高
2018年3月期売上高
25% UP!
23% UP!
68% UP!
欧州
2015年3月期売上高
43% UP!
6
キーパーソンが答える
Q3
▶
A
TOREX
Q A
&
ウェアラブル市場の動向について教えてください。
2015年以降本格的な成長が予想されてい
ますが、
当社は市場予想以上の成長を目指
しています。
ニュースなどでも話題のウェアラブル市場ですが、
当社と
しても重要な分野の一つと捉え、
2018年3月期には6億円
の売上を目指しています。
当社の強みが発揮される有利な市場です。
現在当社製品は、
主にリストバンド型、
メガネ型に採用されていますが、
今最も成長を期待しているのは病院などで使われるウェアラブル製品
です。ウェアラブル機器が取得した血圧や体温などのデータが定期的・
集中的に管理できるようなシステムは、すでに一部で運用されており、
今後安定的に拡大していくと見込んでいます。
また、最近では身につけるウェアラブル機器だけでなく、
ICカードも
ウェアラブルツールの一つであるという考え方から、
ICカードにさまざ
まな機能を持たせて利用するビジネスが増えています。いずれも、当社
が得意とする超小型・省電力の技術が発揮できるアプリケーションです。
市場はこれから本格的に立ち上がっていく段階にあり、
市場のニーズ
にマッチした製品群を取り揃え、
さらに拡充していくことによって、
市場
全体を上回るペースでの成長を期待しています。
国内ウェアラブル市場に関する市場規模予測
第二ビジネスユニット
(万台)
600 ●
勝島
400
●
(百万円)
●800
トレックスの
ウェアラブル関連製品
売上予想
●
600
●
400
●
200
●
0
200 ●
0●
2014
2015
2016
2017
2018
■メガネ型 ■時計型・リストバンド型 ■その他(アクセサリーなど)
7
MM総研
「ウェアラブル端末に関する日米動向調査」
2019
2020
Q4
▶
A
トレックスのコーポレート・ガバナンス
について教えてください。
企業価値の向上を達成するため、コーポレート・
ガバナンスを経営上の重要課題と位置づけております。
ステークホルダーのみなさまの利益を守るための体制を構築。
当社グループは継続的な企業価値の向上を達成するため、
コーポレー
ト・ガバナンスを経営上の重要課題と位置づけています。
そのためには、
ス
社外取締役
小松 煕
テークホルダーに対して透明性と説明責任を果たし、
また法令を遵守し、
当社では、
外部からの客観的かつ中立的な経営監視が重要であると考え、
道徳・企業行動基準に基づいた誠実な経営を行うことを基本としています。
経営上の意思決定を行う取締役会に、
社外取締役1名および社外監査役3
名が出席し、
各方面で得た豊富な経験と高度な専門知識、
幅広い見識に基
■ コーポレート・ガバナンス体制
づき、
ステークホルダーのみなさまの利益を守る立場から意見を表明して
株主総会
います。
私は就任後に開催された2014年度の取締役会10回のうち10回す
選任・解任
選任・解任
また当社におけるコーポレート・ガバナンスの継続的な充実と、
公正・透
取締役会
選定・解職
監督
報告
代表取締役
報告
指示
リスク・コンプライアンス委員会
指示
監督・
指揮
内部監査グループ
コンプライアンス
監査の およびリスク管
実施
理の推進
当社(各部門)
明な経営を行うことを目的に、
代表取締役を委員長とし取締役および社外
監査の
実施
監査役会
報告
報告
報告
べてに出席しています。
国内・海外子会社
連携
役員4名を委員とするリスク・コンプライアンス委員会を毎月1回開催し
ています。
連携
さらに、
当社のコンプライアンス経営を有効に機能させるために当社グ
会計監査人
ループすべての役員、
従業員が利用できる、
グループ共通の内部通報制度
連携
を整備・実施し、
通常ルートが何らかの理由で機能しない場合の非常時伝
達ルートを確保しております。
以上のような取り組みを通じて、
ステークホルダーのみなさまの立場を
尊重する企業風土の醸成、
社内体制の整備に努め、
企業の永続的な発展に
取り組んでおります。
8
■ 財務ハイライト
第16期(単体)
第17期(連結)
第18期(連結)
第19期(連結)
第20期(連結)
2011年3月期
2012年3月期
2013年3月期
2014年3月期
2015年3月期
第21期(連結)
2016年3月期
(予想)
売上高
(千円)
9,339,983
9,160,697
8,600,216
9,390,563
9,971,975
11,000,000
営業利益又は営業損失(△)
(千円)
△521,054
41,388
566,961
1,414,441
1,350,203
1,400,000
(%)
△5.6
0.4
6.6
15.1
13.5
-
経常利益又は経常損失(△)
(千円)
△465,862
3,890
444,529
1,339,126
当期純利益又は当期純損失(△)
(千円)
△849,974
△129,324
191,758
1,357,052
売上高営業利益率
総資産額
(千円)
9,601,958
10,285,690
10,566,799
10,800,641
純資産額
(千円)
5,582,980
6,068,550
6,406,442
7,904,745
(%)
58.1
58.7
60.3
72.9
自己資本比率
自己資本利益率(ROE)
(%)
-
-
3.1
19.1
営業活動によるキャッシュ・フロー
(千円)
-
484,118
1,076,134
1,437,619
投資活動によるキャッシュ・フロー
(千円)
-
△275,714
△283,334
△189,566
財務活動によるキャッシュ・フロー
(千円)
-
△111,431
△39,973
△1,237,502
現金及び現金同等物の期末残高
(千円)
-
4,457,908
5,398,694
5,556,025
(円)
-
△56.42
83.66
148.01
1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額
(△)
1株当たり純資産額
(円)
-
2,636.22
2,781.40
858.28
1株当たり配当額
(円)
-
-
1,500
40
配当性向
(%)
-
-
26.5
6.8
1,678,928
1,247,728
1,350,000
950,000
13,170,991
-
10,889,371
-
82.3
-
13.3
-
1,736,281
-
△1,412,687
-
290,302
-
118.10
89.43
110
32
6,478,864
-
1,020.86
-
23.3
35.8
1. 売上高には、
消費税等は含まれておりません。 2. 当社は第17期より連結財務諸表を作成しております。 3.第16期、
第17期の自己資本利益率については、
当期純損失が計上されているため、
記載しておりません。
4. 2013年12月16日付で株式1株につき100株の株式分割、
2015年4月1日付で株式1株につき4株の株式分割を行っております。
2015年3月期以前の1株あたり指標
(配当は除く)
についてはそれぞれ各連結会計年度の期
首に当該株式分割が行われたと仮定して算定しております。 5. 改正
「企業結合に関する会計基準」
等の適用に伴い、
2016年3月期より従来の
「当期純利益」
は
「親会社株主に帰属する当期純利益」
に名称が変更になります。
■ 売上高(単位:百万円)
■ 営業利益(単位:百万円)
■ 当期純利益(単位:百万円)
11,000
9,339
9,160
8,600
9,390
9,971
(予想)
1,414
1,350
566
0
第16 期 第17 期 第18 期 第19 期 第 20 期 第 21期
2011年3月期 2012年3月期 2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期
△521
41
第16 期 第17 期 第18 期 第19 期 第 20 期 第 21期
2011年3月期 2012年3月期 2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期
■ 通期 ■ 予想 ※第16期は単体、第17期以降は連結
9
1,357
1,400
(予想)
1,247
950
(予想)
568
0
△849
△129
191
第16 期 第17 期 第18 期 第19 期 第 20 期 第 21期
2011年3月期 2012年3月期 2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期
■ 会社情報 (2015年3月31日現在)
■ 株式情報 (2015年3月31日現在)
会社概要
社
株式の状況
名 トレックス・セミコンダクター株式会社
所 在 地 東京都中央区新川1-24-1
秀和第2新川ビル3F
設
立 平成7年(1995年)
3月
大株主(上位 10 名)
発行可能株式総数.............9,168,400 株
発行済株式の総数.............2,655,700 株
株主数....................................... 2,943 名
所有者別株式分布
資 本 金 18億1,014万円
事 業 内 容 1.半導体デバイスの開発、設計製造
2.半導体デバイスの販売
政府・地方
公共団体
0.00%
金融機関
11.63%
従 業 員 数 342名
役員一覧 (2015年6月25日現在)
代表取締役会長
代表取締役社長
常 務 取 締 役
取
締
役
取
締
役
取
締
役
取 締 役( 社 外 )
常勤監査役(社外)
監 査 役( 社 外 )
監 査 役( 社 外 )
ふじ
さか
とも
ゆき
しば
みや
こう
じ
き
むら
ひろし
よし
だ
たから
ひ
かさ
もとい
藤 阪 知 之
個人・
その他
55.88%
発行済株式の総数
2,655,700
株
証券会社
4.15%
その他国内法人
25.75%
所有株式数
持株比率
フェニテックセミコンダク
ター株式会社
440
16.57
尾崎 正晴
169
6.39
日本証券金融株式会社
138
5.20
藤阪 知之
123
4.65
アルス株式会社
113
4.25
株式会社中国銀行
110
4.14
芝宮 孝司
71
2.70
木村 浩
46
1.74
株式会社三井住友銀行
40
1.51
仲 剛志
34
1.28
株主名
(千株)
(%)
外国人
2.59%
芝 宮 孝 司
木 村 浩
吉 田 宝
日 笠 基
うし
ろ
こ
まつ
いけ
だ
かわ
し
しん
じ
後 呂 眞 次
ひろし
小 松 煕
株主メモ
事業年度
4月1日から翌年3月31日まで
定時株主総会
毎事業年度終了後3ヶ月以内
株主確定基準日
3月31日
期末配当金株主確定日 3月31日
中間配当金株主確定日 9月30日
こう た ろう
単元株式数
100株
また
なお
たか
株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内
一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
みず
みつ
あき
事務取扱場所
東京都千代田区丸の内
一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社
証券代行部
池 田 耕太郎
川 俣 尚 高
清 水 満 昭 (郵便物送付先)
郵便物
〒168-0063
送付先・ 東京都杉並区和泉二丁目8番4号
連絡先 (連絡先)
0120-782-031
当社の公告方法は、
電子公告としており
ます。
ただし事故その他やむを得ない事由に
より電子公告をすることができないと
公告方法
きは、
日本経済新聞に掲載しております。
当社の公告掲載URLは次の通りです。
http://www.torex.co.jp/japanese/
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About TOREX
アバウト・トレックス Vol.2
TOREXにまつわる色々なことをご紹介します。
技術センターのご紹介
テスト技術の開発でトレックスのICを支えています。
札幌技術センターは、
製品のテストに関する技術を開発しています。
製品
テストは、
生産工場で製品を出荷する前に製品が仕様通り製造されている
のかを確認する重要なプロセスです。
札幌技術センターでは生産現場
(生産
工場)
と同等のテスト環境を所有し、
試作品から量産品のテストまですべて
の製品のテスト規格を設定しています。
外注工場には設定したテストプログ
ラムを配信しているため、
どの工場からもトレックス基準の高品質の製品が
出荷されます。
2004年の開設以来、
札幌技術センターでは、
北海道の果てしない大空と大
地の中で育まれたプロフェッショナルが、
テスト技術の開発に特化した建物
と装置群の中で世界にはばたくトレックスブランドの発展を支えています。
当社の最新情報は
WEBサイトでご覧いただけます。
http://www.torex.co.jp/
トレックス・セミコンダクター
札幌技術センター
〒001-0932 北海道札幌市北区新川西2条1-3-36
トップページ
http://ir.torex.co.jp/ja/Top.html
トレックス・セミコンダクター株式会社
〒104-0033
東京都中央区新川1-24-1
秀和第2新川ビル3F
TEL(03)
6222-2851
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デザインフォントを採用しています。
環境に配慮した植物油
インキを使用しています。
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