2010年7月30日 各 位 会社名 富士電機ホールディングス株式会社 代表者 取締役社長 北澤 通宏 (コード6504:東証・大証・名証第一部、福証) 問合せ先 取締役経営企画室長 日下 高 (TEL. 03-5435-7213) 公開買付けに対する応募に関するお知らせ 当社は、本日開催の取締役会において、当社の持分法適用会社である富士物流株式会社(以下、 「富士物流」といいます。)の株式について、三菱倉庫株式会社(以下、「三菱倉庫」といいま す。)が2010年8月2日から実施する予定の公開買付け(以下、「本公開買付け」といいます。) に対し、下記のとおり、当社が保有する株式のうち5,587,300株を応募する旨の応募契約を締結す ることを決議しましたのでお知らせいたします。 記 1. 本公開買付けへの応募の理由 当社は、当社グループの物流部門を分離集約して、1975年に富士物流を設立し、その後、富士 物流は、国内外にて、一般顧客向け総合物流業務(以下、「3PL業務」)を中心に当社グループ外 に対する事業を拡大してきました。当社は本年2月に発表した中期経営計画(2009-2011年度)に 基づき、「エネルギー・環境」のグローバル企業への変革を目指してまいりますが、これに伴い、 物流体制につきましても、今後の海外展開を視野に入れた国内外でのサプライ・チェーンにおけ る、より効率的な物流ネットワーク構築が必要となります。 本公開買付けが成立し、富士物流が三菱倉庫の企業グループに加わることによって、「三菱」 ブランドを活用した国内外一般顧客向け3PL業務に関する営業戦略の展開、三菱倉庫の主要13カ国、 倉庫面積11万平方メートルに及ぶ保管設備を含むグローバル・ネットワークを機軸とした海外事 業の拡大、および豊富な資金力を背景にした、さらなるプラットフォーム化の推進など、富士物 流にとって一層の成長が促進されることが見込まれます。 当社は、本公開買付け実施後においても、引き続き当社グループの国内外での物流体制をサポ ートする重要なパートナーとして三菱倉庫および富士物流と連携、協力してまいる予定であり、 本公開買付けは、当社の中期経営計画の実現に向けた物流体制を構築する機会であると判断し、 本日、三菱倉庫との間で応募契約を締結し、本公開買付けに対し、三菱倉庫の表明及び保証につ いて重大な誤りが存在しないこと、ならびに同契約に定める義務の重大な違反が存在しないこと 等を条件に応募する旨合意いたしました。 なお、当社は、三菱倉庫との間で、現在当社が保有している富士物流の普通株式のうち、発行 済株式総数の5%相当分については本公開買付けに応募せず、本公開買付け後も最長2年間保有する ことを合意しております。 また、富士物流が本日公表しているプレスリリースによれば、同社は、本日開催の同社取締役 会において、本公開買付けに賛同の意を表明することを決議しているとのことです。 1 2. 富士物流の概要(2010年3月31日現在) (1) (2) (3) (4) (5) (6) 名 称 所 在 地 代表者の役職・氏名 事 業 内 容 資 本 金 設 立 年 月 (7) (8) 富士物流株式会社 東京都港区三田三丁目10番1号 代表取締役社長 小林 道男 物流事業、その他事業 2,979,675千円 1975年2月 富士電機ホールディングス株式会社 27.38% 株式会社豊田自動織機 26.00% 富士通株式会社 5.07% 富士物流社員持株会 3.46% 関東総合輸送株式会社 2.70% 大株主および持株比率 高橋 政夫 2.00% 株式会社横浜銀行 1.50% 伊豆山 弘之 1.20% 北愛知リース株式会社 0.95% 株式会社損害保険ジャパン 0.76% 当社は、当該会社の議決権の28.21%を保有しております。 資 本 関 係 (持株比率は、27.38%) 上場会社と当該会社 当社従業員による当該会社の役員兼任等の関係がありま 人 的 関 係 と の 間 の 関 係 す。 当該会社は、当社グループ製品の運送、包装および保管業 取 引 関 係 務等を受託しております。 (9) 当該会社の最近3年間の連結経営成績および連結財政状態 決 算 期 2008年3月期 2009年3月期 営 業 収 益 41,871 38,750 営 業 利 益 1,261 563 経 常 利 益 1,212 514 当 期 純 利 益 481 103 純 資 産 11,248 11,023 総 資 産 28,169 25,039 1株当たり純資産額 1株当たり当期純利益 1 株 当 た り 配 当 金 453.72 19.72 9.00 444.58 4.24 7.00 (単位:百万円) 2010年3月期 34,654 579 531 175 11,092 24,659 (単位:円) 446.56 7.19 7.00 (注) 富士物流の概要は、富士物流が提出している2008年3月期、2009年3月期及び2010年3月期の有 価証券報告書に基づき記載しております。 2 3. 三菱倉庫の概要(2010年3月31日現在) (1) (2) (3) (4) (5) (6) 名 称 所 在 地 代表者の役職・氏名 事 業 内 容 資 本 金 設 立 年 月 (7) 大株主および持株比率 (8) 上場会社と当該会社と の 間 の 関 係 三菱倉庫株式会社 東京都中央区日本橋一丁目19番1号 取締役社長 岡本 哲郎 倉庫事業、陸上運送事業、港湾運送事業、および国際運送取扱事業 22,393百万円 1887年4月 明治安田生命保険相互会社 5.65% 東京海上日動火災保険株式会社 5.34% 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 5.15% 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 4.47% キリンホールディングス株式会社 4.22% 三菱地所株式会社 4.17% 株式会社三菱東京UFJ銀行 3.25% 三菱UFJ信託銀行株式会社 2.15% 旭硝子株式会社 1.88% JPモルガン証券株式会社 1.84% 資 本 関 係 該当事項はありません。 人 的 関 係 該当事項はありません。 取 引 関 係 該当事項はありません。 関連当事者への 該 当 状 況 該当事項はありません。 (注) 三菱倉庫の概要は、三菱倉庫が提出している2010年3月期の有価証券報告書に基づき記載して おります。 4. 応募株式数、金額、および発行済株式総数に対する割合 6,835,800株 :6,835個) (1) 応 募 前 の 所 有 株 式 数 (議決権の数 (発行済株式総数に対する割合 :27.38%(2010年3月31日現在)) 5,587,300株 :5,587個) (2) 応 募 予 定 株 式 数 (議決権の数 (譲渡価額:2,514,285千円(1株あたり450円)) 1,248,500株 :1,248個) (3) 応 募 後 の 所 有 株 式 数 (議決権の数 (発行済株式総数に対する割合 :5.00%) (注1) 譲渡価額は、当社が公開買付けに応募を予定している株式数(応募予定株式数)に公開買付け の買付価格を乗じた額を記載しております。 (注2) 応募後の所有株式数は、公開買付けが成立し、当社が応募する予定の株式全部が買付けられた 場合の株式数です。 3 5. 公開買付けの日程 (1) 応 募 契 約 の 締 結 2010 年 7 月 30 日 (2) 買 間 2010 年 8 月 2 日から同年 9 月 15 日 (3) 結 日 2010 年 9 月 16 日 (4) 決 済 の 開 始 日 2010 年 9 月 24 日 6. 三菱倉庫および富士物流との間の基本契約の締結ならびに富士物流および株式会社豊田自 動織機との間の業務提携の終了について 付 果 期 公 表 当社は、本日、三菱倉庫および富士物流との間で業務委託に関する基本契約を締結し、本公開買 付けの成立および決済の完了を条件として、本公開買付け後も当面の間、富士物流グループとこ れまでの取引関係を継続する方針等について合意しております。 なお、当社は、2004年3月付で、株式会社豊田自動織機および富士物流との間で業務提携契約を締 結しておりますが、本公開買付けの成立に伴い、同契約は終了する予定です。 7. 今後の見通し 本公開買付けが成立した場合は、当社の本公開買付けへの応募により、富士物流は、当社の持分 法の適用範囲から除外される見込みです。 本公開買付けの応募により、当社の連結および個別業績に重要な影響を及ぼすことが明らかとな った場合には、速やかに開示いたします。 なお、三菱倉庫が本日公表しているプレスリリースによれば、本公開買付けについては、買付予 定数の下限が設定されており、応募株券等の数の合計が当該下限に満たない場合は、応募株券等 の全部の買付けを行わないとされております。 以 4 上