ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] AK93C45C/55C/65C 1024/2048/4096bit シリアル CMOS EEPROM 特 □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ 長 先進の CMOS EEPROM テクノロジ 電気的書換え可能な、不揮発性メモリ 1.5V~5.5V(READ 動作)1.6V~5.5V(WRITE 動作/WRAL 動作/PAGE WRITE 動作) AK93C45C・・・1024bit 64 ワード×16 ビット構成 AK93C55C・・・2048bit 128 ワード×16 ビット構成 AK93C65C・・・4096bit 256 ワード×16 ビット構成 シリアルインタフェース 1.0MHz(VCC=1.5~2.5V),4.0MHz(VCC=2.5~5.5V) 低消費電力 動作時 0.1 mA max. (VCC=1.5V, READ 時) 待機時 0.8 µA max. 書き換え回数:100 万回/アドレス データ保持 :10 年 読み出し動作時のアドレスオートインクリメント機能 自動 消去/書き込みサイクル Busy/Ready 信号出力機能 誤書き込み防止機能 ソフトウェアによる誤書き込み防止機能(EWEN/EWDS 命令) 電源立ち上げ時は書き込み禁止状態 端子制御による誤書き込み防止機能(PE ピン) 8 ピンパッケージ(TMSOP, SON, USON) DO DATA REGISTER DI INSTRUCTION REGISTER INSTRUCTION DECODE, CONTROL AND CLOCK GENERATION 16 ADD. BUFFERS R/W AMPS AND AUTO ERASE DECODER 16 EEPROM 93C45C=1024bit 93C55C=2048bit 93C65C=4096bit CS VPP SW SK PE VREF VPP GENERATOR ブロック図 DAM06J-00 2005/01 - 1 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] 機 能 概 要 AK93C45C/55C/65C は、64/128/256 ワード×16 ビット構成の、1024/2028/4096 ビット、不揮発性メ モリです。それぞれのワードごとに、読み出し、書き込みの操作ができます。これらの操作は READ,WRITE,PAGE WRITE,EWEN,EWDS,WRAL の命令を入力することにより実行されます。 AK93C45C/55C/65C は単一電源で動作し、書き込みに必要な高電圧は、デバイス内部で発生させて います。 AK93C45C/55C/65C の シ リ ア ル イ ン タ フ ェ ー ス は シ リ ア ル ク ロ ッ ク SK に 同 期 し て い ま す 。 AK93C45C/55C/65C に入力されるデータはシリアルクロック SK の立ち上がりエッジで DI ピンから取 り込まれ、AK93C45C/55C/65C から出力されるデータはシリアルクロック SK の立ち上がりエッジに 同期して DO ピンから出力されます。 DO ピンは、通常ハイ・インピーダンス状態にあります。DO ピンが、"L"又は"H"を出力するのは、 DO ピンがデータを出力する時と WRITE,PAGE WRITE,WRAL 命令実行後に EEPROM の Busy/Ready のステータスを出力する時です。 ・誤書き込み防止機能 AK93C45C/55C/65C は誤書き込み防止機能として、書き込み禁止状態と書き込み許可状態の 2 つの 状態を持っています。書き込み禁止状態では書き込み命令は無効となり実行されません。電源投入時、 AK93C45C/55C/65C は書き込み禁止状態であり、書き込みの命令は無効となり実行されません。EWEN 命令を実行すると書き込み許可状態に入り、EWDS 命令を実行すると書き込み禁止状態に入ります。 又、読み出しは状態に関わらず実行することができます。 AK93C45C/55C/65C は PE(プログラムイネーブル)ピンを備えています。PE ピンが"H"の場合に書 き込み命令は実行されますので WRITE,PAGE WRITE,WRAL,EWEN,EWDS 命令を実行するときに、ハ イレベルの必要があります。PE ピンはデバイス内部でプルアップされていますので、オープンで使用 する場合、PE ピンに関わらず書き込み命令を実行することができます。 ・Busy/Ready 信号出力機能 AK93C45C/55C/65C は WRITE,PAGE WRITE,WRAL 命令実行後に DO ピンより内部状態を確認する ことができます。WRITE,PGAE WRITE,WRAL 命令を実行し、CS ピンを"L"にした後、CS ピンを"H" にすると、Busy/Ready 信号が DO ピンから出力されます。DO ピンが"L"のときは、書き込み動作実行 中(Busy 状態)を示し、次の命令を受け付けることはできません。"H"のときは、書き込み動作終了 (Ready 状態)を示し、次の命令を受け付ける状態にあることを示します。DO ピンからの Busy/Ready 信号を確認後、CS ピンを"L"にすると DO ピンはハイ・インピーダンス状態に戻ります。又、DO ピン からの Busy/Ready 信号は AK93C45C/55C/65C にスタートビットが入力されるまで出力されます。 AK93C45C/55C/65C の書き込みに必要な時間は自動プログラミング時間に示されていますが、内部 状態を確認することにより、より速い書き込みサイクルを実行することができます。 ■ 製品の種類 製品名 AK93C45CT AK93C45CL AK93C45CU AK93C55CT AK93C55CL AK93C55CU AK93C65CT AK93C65CL AK93C65CU 容量 1Kbit 2Kbit 4Kbit 電源電圧 1.5V~5.5V 1.5V~5.5V 1.5V~5.5V 1.5V~5.5V 1.5V~5.5V 1.5V~5.5V 1.5V~5.5V 1.5V~5.5V 1.5V~5.5V 動作温度範囲 -40℃~+85℃ -40℃~+85℃ -40℃~+85℃ -40℃~+85℃ -40℃~+85℃ -40℃~+85℃ -40℃~+85℃ -40℃~+85℃ -40℃~+85℃ DAM06J-00 パッケージ 8 ピン TMSOP 8 ピン SON 8 ピン USON 8 ピン TMSOP 8 ピン SON 8 ピン USON 8 ピン TMSOP 8 ピン SON 8 ピン USON 2005/01 - 2 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] ■ ピン配置 AK93C45CT/55CT/65CT CS SK DI DO 1 2 3 4 8 7 6 5 AK93C45CL/55CL/65CL VCC NC PE GND VCC NC PE GND 8pin TMSOP 1 2 3 4 8 7 6 5 CS SK DI DO 8pin SON AK93C45CU/55CU/65CU VCC NC PE GND 1 2 3 4 8 7 6 5 CS SK DI DO 8pin USON ■ ピン機能 ピン名称 機能 CS チップセレクト入力 SK シリアルクロック入力 DI シリアルデータ入力 DO シリアルデータ出力 PE プログラムイネーブル (プルアップ抵抗内蔵) VCC 電源 GND グランド 無接続 (オープンとして下さい) (注)PEピンのプルアップ抵抗は約2.5MΩです(VCC=5V) NC DAM06J-00 2005/01 - 3 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] 命 令 説 明 命令には READ,WRITE,PAGE WRITE,EWEN,EWDS,WRAL の6種類があります。各命令はスタート ビット+オペコード+アドレスで構成されます。命令一覧を表 1~3 に示します。 命令を連続して実行するとき、その間、CS ピンを少なくとも tCS 間ローレベルにして下さい。 スタート ビット オペ コード アドレス データ READ 01 10 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D15-D0 (out) アドレス(A5-A0)データ読み出し WRITE 01 01 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D15-D0 (in) アドレス(A5-A0)データ書き込み PAGE WRITE 01 11 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D15-D0 (in) アドレス(A5-A0)ページ書き込み EWEN 01 00 1 1 × × × × 書き込み許可 EWDS 01 00 0 0 × × × × 書き込み禁止 WRAL 01 00 0 1 命 令 0 0 0 0 D15-D0 (in) 内 容 全アドレス データ書き込み ×:ドント・ケア 表 1. AK93C45C 命令一覧表 命 令 スタート オペ ビット コード アドレス データ 内 容 READ 01 10 × A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D15-D0(out) アドレス(A6-A0)データ読み出し WRITE 01 01 × A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D15-D0(in) アドレス(A6-A0)データ書き込み PAGE WRITE 01 11 × A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D15-D0(in) アドレス(A6-A0)ページ書き込み EWEN 01 00 1 1 × × × × × × 書き込み許可 EWDS 01 00 0 0 × × × × × × 書き込み禁止 WRAL 01 00 0 1 0 0 0 0 0 0 D15-D0(in) 全アドレス データ書き込み ×:ドント・ケア 表 2. AK93C55C 命令一覧表 命 令 スタート オペ ビット コード アドレス データ 内 容 READ 01 10 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D15-D0(out) アドレス(A7-A0)データ読み出し WRITE 01 01 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D15-D0(in) アドレス(A7-A0)データ書き込み PAGE WRITE 01 11 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D15-D0(in) アドレス(A7-A0)ページ書き込み EWEN 01 00 1 1 × × × × × × 書き込み許可 EWDS 01 00 0 0 × × × × × × 書き込み禁止 WRAL 01 00 0 1 0 0 0 0 0 0 D15-D0(in) 全アドレス データ書き込み ×:ドント・ケア 表 3. AK93C65C 命令一覧表 (注) AK93C45C/55C/65C は、最初に取り込まれる"1"をスタートビットとして認識します。"1"を取り 込む前の"0"は無視されますので、"1"、"01"、"001"、"0…01"などもスタートビットとして有 効です。 DAM06J-00 2005/01 - 4 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] ■ WRITE 命令 WRITE 命令は指定したアドレスにデータ(16 ビット)を書き込みます。 CS ピンを立ち上げ、スタートビット、オペコード、アドレス、データを入力した後、次のシリアル クロックの立ち上がりの前に CS ピンを最小 tCS 間"L"にしなければなりません。この CS ピンの立ち 下がりから EEPROM は指定されたアドレスにデータを書き込みます(自動プログラミングサイクル)。 自動プログラミングサイクルが起動した後、シリアルクロックは必要ありません。 DO ピンを参照することにより、EEPROM の内部状態を確認することができます。WRITE 命令を実 行し、CS ピンを"L"にした後、CS ピンを"H"にすると、Busy/Ready 信号が DO ピンから出力されます。 DO ピンからの Busy/Ready 信号を確認後、CS ピンを"L"にすると DO ピンはハイ・インピーダンス状 態に戻ります。 PE CS SK 0 DI 0 1 1 2 0 スタートビット 3 1 4 A5 5 A4 8 A1 9 A0 10 D15 11 D14 23 D2 24 D1 25 tCS D0 オペコード Busy Hi-Z DO Ready 前に実行さ れた命令が WRITE,PAGE WRITE,WRALであり、 READY状態の時、 "H"が出力されます。 tE/W 図 1. WRITE 命令(AK93C45C) PE CS SK 0 DI 0 1 1 2 0 スタートビット 3 4 × 1 5 A6 10 A1 11 A0 12 D15 13 D14 25 D2 26 D1 27 tCS D0 オペコード Busy Hi-Z DO Ready 前に実行された命令が WRITE,PAGE WRITE,WRALであり、 READY状態の時、 "H"が出力されます。 tE/W ×:ドント・ケア 図 2. WRITE 命令(AK93C55C) PE CS SK 0 DI 0 1 1 スタートビット DO 2 0 3 1 4 A7 5 A6 10 A1 11 A0 12 D15 13 D14 25 D2 26 D1 27 tCS D0 オペコード Busy Hi-Z Ready 前に実行された命令が WRITE,PAGE WRITE,WRALであり、 READY状態の時、 "H"が出力されます。 tE/W 図 3. WRITE 命令(AK93C65C) DAM06J-00 2005/01 - 5 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] ■ PAGE WRITE 命令 1 ページ(4 ワード)までのデータを一度に書き込みます。書き込むデータを送った後、さらにデー タを送ると、データは 4 ワードまでのデータを格納することができる内部レジスタに格納されます。 CS ピンを立ち上げ、スタートビット、オペコード、アドレス、書き込みデータを入力した後、次のシ リアルクロックの立ち上がりの前に CS ピンを最小 tCS 間"L"にしなければなりません。この CS ピン の立ち下がりから EEPROM は指定されたアドレスにデータを書き込みます(自動プログラミングサイ クル)。自動プログラミングサイクルが起動した後、シリアルクロックは必要ありません。 ページライトは下位 2 ビットのアドレスに対して有効であり、上位アドレスビットは変化しません。 例えば、"XX XX11"(AK93C45C)/"XXXX XX11"(AK93C55C/65C)への書き込み後、次に書き込まれるア ドレスは"XX XX00"(AK93C45C)/"XXXX XX00"(AK93C55C/65C)です。 4 ワード以上のデータが入力された場合、アドレスカウンタはロールオーバーし、以前に書き込ま れたデータに上書きされます。例えば、6 ワードのデータを送ると 5 ワード目のデータは 1 ワード目 に送られたデータに、6 ワード目のデータは 2 ワード目のデータに、上書きされます。 DO ピンを参照することにより、EEPROM の内部状態を確認することができます。PAGE WRITE 命 令を実行し、CS ピンを"L"にした後、CS ピンを"H"にすると、Busy/Ready 信号が DO ピンから出力さ れます。DO ピンからの Busy/Ready 信号を確認後、CS ピンを"L"にすると DO ピンはハイ・インピー ダンス状態に戻ります。 PE CS 0 SK DI 1 0 1 2 3 1 1 4 5 6 7 8 A5 A4 A3 A2 A1 9 A0 10 11 12 D15 D14 D13 23 データ(n) D2 24 D1 25 D0 スタートビット オペコード Hi-Z DO 前に実行された命令がWRITE,PAGE WRITE,WRALであり、 READY状態の時、 "H"が出力されます。 PE CS SK DI DO 26 27 D15 D14 39 40 データ(n+1) D2 D1 tCS 41 D0 D15 D0 D15 D14 データ(n+3) D2 D1 Hi-Z D0 Busy tE/W Ready 図 4. PAGE WRITE 命令(AK93C45C) DAM06J-00 2005/01 - 6 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] PE CS 0 SK DI 1 0 1 2 3 1 4 × 1 5 6 7 8 A6 A5 A4 A3 9 A2 10 A1 11 A0 12 D15 25 データ(n) D2 26 D1 27 D0 スタートビット オペコード Hi-Z DO 前に実行された命令がWRITE,PAGE WRITE,WRALであり、 READY状態の時、"H"が出力されます。 PE CS SK DI 28 29 D15 D14 41 42 データ(n+1) D2 D1 tCS 43 D0 D15 D0 D15 D14 データ(n+3) D2 D1 D0 Hi-Z DO Busy Ready tE/W ×:ドント・ケア 図 5. PAGE WRITE 命令(AK93C55C) PE CS 0 SK DI 1 0 1 2 3 1 1 4 5 6 7 8 A7 A6 A5 A4 A3 9 A2 10 A1 11 A0 12 D15 25 データ(n) D2 26 D1 27 D0 スタートビット オペコード Hi-Z DO 前に実行された命令がWRITE,PAGE WRITE,WRALであり、 READY状態の時、 "H"が出力されます。 PE CS SK DI DO 28 29 D15 D14 41 42 データ(n+1) D2 D1 tCS 43 D0 D15 D0 D15 D14 データ(n+3) D2 D1 Hi-Z D0 Busy tE/W Ready 図 6. PAGE WRITE 命令(AK93C65C) DAM06J-00 2005/01 - 7 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] ■ WRAL 命令 WRAL 命令は全てのアドレスに一度にデータ(16 ビット)を書き込みます。 CS ピンを立ち上げ、スタートビット、オペコード、アドレス、データを入力した後、次のシリアル クロックの立ち上がりの前に CS ピンを最小 tCS 間"L"にしなければなりません。この CS ピンの立ち 下がりから EEPROM は全アドレスにデータを書き込みます(自動プログラミングサイクル)。自動プ ログラミングサイクルが起動した後、シリアルクロックは必要ありません。 DO ピンを参照することにより、EEPROM の内部状態を確認することができます。WRAL 命令を実 行し、CS ピンを"L"にした後、CS ピンを"H"にすると、Busy/Ready 信号が DO ピンから出力されます。 DO ピンからの Busy/Ready 信号を確認後、CS ピンを"L"にすると DO ピンはハイ・インピーダンス状 態に戻ります。 PE CS SK DI 0 0 1 1 2 0 3 0 4 0 5 1 6 0 7 0 8 0 10 9 0 D15 11 D14 12 D13 13 D12 25 tCS D0 スタートビット Busy Hi-Z DO R eady 前 に 実 行 さ れ た 命 令 が W RITE,PAGE W RITE,W RALで あ り 、 READY状 態 の 時 、 "H"が 出 力 さ れ ま す 。 tE/W 図 7. WRAL 命令(AK93C45C) PE CS SK DI 0 0 1 1 2 0 3 0 4 0 5 1 6 0 7 0 8 0 10 9 0 0 11 0 12 D15 13 D14 27 tCS D0 スタートビット Busy Hi-Z DO R eady 前 に 実 行 さ れ た 命 令 が W RITE,PAGE W RITE,W RALで あ り、 READY状 態 の 時 、 "H"が 出 力 さ れ ま す 。 tE/W 図 8. WRAL 命令(AK93C55C/65C) DAM06J-00 2005/01 - 8 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] ■ READ 命令 READ 命令は、指定したアドレスのメモリデータ(16 ビット)を DO ピンから出力します。DO ピ ンは、アドレス A0 を読み込む SK の立ち上がりエッジからハイ・インピーダンス状態を脱し、1 ビッ トのダミービット(ローレベル)を出力したあと、16 ビットのデータを順次シリアル出力します。 READ 命令は EWEN 命令、EWDS 命令に関係なく実行されます。 ○オートインクリメント機能 指定アドレスのデータが読み出された後、さらにクロックを加えると次のアドレスのデータが出力さ れます。最終アドレスを読み出した後、さらにクロックを加えた場合は、先頭アドレスのデータが読 み出されます。 CS SK 0 DI 0 1 1 2 1 スタートビット 3 0 4 A5 5 A4 8 A1 9 10 11 25 26 40 41 A0 オペコード Hi-Z DO 0 D15 ダミー 前に実行された命令がWRITE,PAGE WRITE,WRAL ビット であり、 READY状態の時、 "H"が出力されます。 D14 D0 アドレス:[A5~A0] のデータ D15 D1 D0 アドレス:[A5~A0]+1 のデータ 図 9. READ 命令(AK93C45C) CS SK 0 DI 0 1 1 2 1 スタートビット 3 4 × 0 5 A6 10 A1 11 12 13 27 28 42 43 A0 オペコード Hi-Z DO 0 D15 ダミー 前に実行された命令がWRITE,PAGE WRITE,WRAL ビット であり、READY状態の時、"H"が出力されます。 D14 D0 アドレス:[A6~A0] のデータ D15 D1 D0 アドレス:[A6~A0]+1 のデータ ×:ドント・ケア 図 10. READ 命令(AK93C55C) CS SK 0 DI 0 1 1 スタートビット 2 1 3 0 4 A7 A6 10 A1 11 12 13 27 28 42 43 A0 オペコード Hi-Z DO 5 0 ダミー 前に実行された命令がWRITE,PAGE WRITE,WRAL ビット であり、READY状態の時、"H"が出力されます。 D15 D14 D0 アドレス:[A7~A0] のデータ D15 D1 D0 アドレス:[A7~A0]+1 のデータ 図 11. READ 命令(AK93C65C) DAM06J-00 2005/01 - 9 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] ■ EWEN 命令、EWDS 命令 AK93C45C/55C/65C は書き込み禁止状態と書き込み許可状態の 2 つの状態を持っています。書き込 み禁止状態では WRITE,WRAL,PAGE WRITE 命令は無効になり、実行されません。 EWEN 命令は AK93C45C/55C/65C を書き込み許可状態にし、EWDS 命令は書き込み禁止状態にしま す。電源投入時、AK93C45C/55C/65C は書き込み禁止状態であり、EWEN 命令を実行することにより、 書き込み許可状態になります。書き込み許可状態は EWDS 命令が実行されるまで保持されます。 READ 命令は、EWEN 命令や EWDS 命令に関係なく実行出来ます。 PE CS SK DI 0 0 1 1 2 0 3 4 5 0 6 X 8 7 X X 9 X EWEN=11 EWDS=00 スタートビット Hi-Z DO 前に実行された命令が WRITE,PAGE WRITE,WRALであり、 READY状態の時、 "H"が出力されます。 X:ドント ・ケア 図 12. EWEN/EWDS 命令(AK93C45C) PE CS SK DI 0 0 1 1 スタートビット DO 2 0 3 4 5 6 X 0 7 X 8 X 9 X 10 X 11 X EWEN=11 EWDS=00 Hi-Z 前に実行された命令が WRITE,PAGE WRITE,WRALであり、 X:ドント・ケア READY状態の時、 "H"が出力されます。 図 13. EWEN/EWDS 命令(AK93C55C/65C) DAM06J-00 2005/01 - 10 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] 絶 項 目 電源電圧 入力電圧 保存温度 動作周囲温度 記 号 VCC VIO Tst Ta 最 大 定 条 件 対 GND 対 GND 推 項 目 電源電圧 1 (READ を除く) 電源電圧 2 (READ) 対 奨 格 定 格 値 -0.6~+6.5 -0.6~VCC+0.6 -65~+150 -40~+85 動 作 条 単 位 V V ℃ ℃ 件 記 号 Min. Max. 単 位 VCC1 1.6 5.5 V VCC2 1.5 5.5 V DAM06J-00 2005/01 - 11 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] 電 気 的 特 性 (1)DC特性 (特に記載のない限り 項 目 WRITE 動作時 電源電流 WRAL 動作時 電源電流 READ 動作時 電源電流 待機時電源電流 ハイレベル入力電圧 ローレベル入力電圧 ハイレベル出力電圧 記号 ICC1 ICC2 ICC3 ICC4 ICC5 ICC6 ICC SB VIH1 VIH2 VIH3 VIL1 VIL2 VIL3 条 件 VCC=5.5V, tSKP=250ns, VCC=1.8V, tSKP=1.0µs, VCC=5.5V, tSKP=250ns, VCC=1.8V, tSKP=1.0µs, VCC=5.5V, tSKP=250ns, VCC=1.5V, tSKP=1.0µs, VCC=5.5V VCC=5.0V±10% 2.5V≦VCC≦5.5V 1.5V≦VCC<2.5V VCC=5.0V±10% 1.8V≦VCC≦5.5V 1.5V≦VCC<1.8V VOH1 VCC=5.0V±10% IOH1=-0.4mA VOH2 -40℃≦Ta≦85℃、1.5V≦VCC≦5.5V) Min. *1 *1 *1 *1 *1 *1 *2 2.0 0.8×VCC 0.8×VCC -0.1 -0.1 -0.1 Max. 2.5 1.5 2.5 1.5 1.5 0.1 0.8 VCC+0.5 VCC+0.5 VCC+0.5 0.8 0.15×VCC 0.1×VCC 単位 mA mA mA mA mA mA µA V V V V V V 2.2 V 2.5V≦VCC≦5.5V IOH2=-0.1mA 0.8×VCC V VOH3 1.5V≦VCC<2.5V IOH3=-0.1mA 0.8×VCC V VOL1 VCC=5.0V±10% IOL1=1.5mA 0.4 V VOL2 2.5V≦VCC≦5.5V IOL2=1.0mA 0.4 V VOL3 1.5V≦VCC<2.5V IOL3=0.1mA 0.4 V 入力リーク電流 ILI VCC=5.5V, VIN=5.5V 出力リーク電流 ILO VCC=5.5V, VOUT=5.5V, CS=GND ローレベル出力電圧 *3 ±1.0 µA ±1.0 µA *1 :VIN=VIH/VIL、DO=オープン *2 :VIN=VCC/GND、CS=GND、DO=オープン、PE=VCC/オープン *3 :PE ピンは除きます。 DAM06J-00 2005/01 - 12 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] (2)AC特性 (特に記載のない限り 項 目 SK 周期 SK パルス幅 *4 CS ハイレベルから SKハイレベル遅延 *5 記 号 tSKP1 tSKP2 tSKW1 tSKW2 tCSS1 条 件 2.5V≦VCC≦5.5V 1.5V≦VCC<2.5V 2.5V≦VCC≦5.5V 1.5V≦VCC<2.5V 2.5V≦VCC≦5.5V Min. 250 1 100 400 80 tCSS2 1.5V≦VCC<2.5V 200 ns 0 ns SK ローレベルから CSローレベル遅延 tCSH データセットアップ時間 tDIS1 tDIS2 tDIH1 tDIH2 tPD1 tPD2 tE/W tCS1 tCS2 tCCH1 tCCH2 tSV1 tSV2 tOZ1 tOZ2 データホールド時間 SK から出力遅延時間 自動プログラミング時間 CS ローレベル最小時間 *6 *7 CS ローレベルから SK ハイレベル時間 ステータス確定時間 *6 CS ローレベルから DO ハイ・インピーダンス 書き換え回数 *8 -40℃≦Ta≦85℃、1.5V≦VCC≦5.5V) 50 2.5V≦VCC≦5.5V 100 1.5V≦VCC<2.5V 50 2.5V≦VCC≦5.5V 100 1.5V≦VCC<2.5V 2.5V≦VCC≦5.5V 1.5V≦VCC<2.5V 1.6V≦VCC≦5.5V 60 2.5V≦VCC≦5.5V 200 1.5V≦VCC<2.5V 60 2.5V≦VCC≦5.5V 200 1.5V≦VCC<2.5V 2.5V≦VCC≦5.5V 1.6V≦VCC<2.5V 2.5V≦VCC≦5.5V 1.5V≦VCC<2.5V 5.5V, 25℃, PAGE WRITE 1,000,000 Max. 60 300 5 125 300 75 100 単位 ns µs ns ns ns ns ns ns ns ns ns ms ns ns ns ns ns ns ns ns 回/アドレス *4 :SK パルスがハイレベルもしくはローレベルの期間。 *5 :命令入力時 CS をハイレベルに遷移するとき、SK はローレベルにし tCSS 以降にクロ ックを印加して下さい。 *6 :CL=100pF *7 :AK93C45C/55C/65C の規定された自動プログラミング時間を、ソフトウェア遅延ルー プによってつくることもできますが、かわりに、Busy/Ready 信号を参照し、より速い 書き込みサイクルを実施することもできます。 *8 :このパラメータは全数測定されるものではありません。 DAM06J-00 2005/01 - 13 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] タ イ ミ ン グ 波 形 CS tCSS tSKW tSKW tSKP SK tDIS DI 0 tDIH 1 tSV Hi-Z DO 前に実行された命令が WRITE,PAGE WRITE,WRAL であり、 READY 状態の時、"H"が出力されます。 命令入力タイミング CS tCSH SK DI tPD DO D3 tPD D2 tPD D1 tOZ D0 Hi-Z データ出力タイミング DAM06J-00 2005/01 - 14 - ASAHI KASEI [AK93C45C/55C/65C] tCS CS tCSH tCCH SK tDIS DI tDIH D1 D0 tSV DO Hi-Z Busy Ready tE/W Busy/Ready 信号出力タイミング DAM06J-00 2005/01 - 15 - 重要な注意事項 • 本書に記載された製品、及び、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更 することがあります。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のも のであることを弊社営業担当、あるいは弊社特約店営業担当にご確認下さい。 • 本書に掲載された情報・図面の使用に起因した第三者の所有する特許権、工業所有権、その 他の権利に対する侵害につきましては、当社はその責任を負うものではありませんので、ご 了承下さい。 • 本書記載製品が、外国為替及び、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する 場合、輸出する際に同法に基づく輸出許可が必要です。 • 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動 作不良が、直接または間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常 予想されるような極めて高い信頼性を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず 事前に弊社代表取締役の書面による同意をお取り下さい。 • この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ず る損害等の責任を一切負うものではありませんのでご了承下さい。 • お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その 使 用 か ら 損 害 等 が 生 じ た 場 合 は 全 て お 客 様 に て ご 負 担 ま た は 補 償 し て 頂 き ま す の で ご了 承 下さい。