Agilent 81101A 50 MHz パルス・ジェネレータ クイック

Agilent 81101A 50 MHz パルス ・ ジ ェ ネ レ ー タ
ク イ ッ ク ・ スター ト ・ ガイ ド
前面パネルの「デ ィ スプ レ イ」 と 「 ソ フ ト キー」
モー ド / パ ラ メ ー タ ・エ リ ア
CURSOR キーを使っ て
入力フ ォ ーカ ス を モー ド 、
パラ メ ー タ ・フ ォ ーマ ッ ト 、
またはパラ メ ー タ 値に
移動 し ます。
KNOB を使 っ てモー ド の選択や
パ ラ メ ー タ と フ ォ ーマ ッ ト の
変更を行います。
入力 フ ォ ー カ ス
ENTER または単位キーを押 し て
パラ メ ー タ の変更を確定 し ます。
Per 1.000µs Normal
Delay
Width
LeadE
TraiE
Modify/Enter エ リ ア
OFF
1
MODIFY
0ps Offset
+0.0mV *OFF
100.0ns Amplit
1.00V
ON
5.00ns 50Ω into 50.0Ω
=LeadE
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
TRG-LEV
GRAPH
MORE
ソ フ ト キーを押 し て必要な
入力画面を表示 し ます。
画面選択エ リ ア
MORE キーを押 し て
追加画面 メ ニ ュ ーを表示 し ます。
MODE/TRG
TRG-LEV
MEMCARD
CONFIG
クィックスタート・ガイド
Agilent 81101A 50MHz
パル ス ・ ジ ェ ネ レー タ
Part No. 81101-91520
Printed in Germany 2000 年 4 月
第 1.1 版、 E0300
原 典
本書は"Agilent 81101A 50 MHz Pulse Generator Quick Start Guide" (Part No. 81101-91020) (Printed in
Germany, March 2000)を翻訳 し た も のです。
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ト リ ッ ジは本製品用だけにお使い く だ さ い。 プ ロ グ ラ ム を コ ピーす る 場合はバ ッ ク ア ッ プ用だ
けに し て く だ さ い。 プ ロ グ ラ ム を その ま ま の形で、 あ る いは変更を加え て第三者に販売す る こ
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アジ レ ン ト ・ テ ク ノ ロ ジー株式会社
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合 し てい る こ と を保証 し ます。
ソ フ ト ウ ェ アに対 し ては、媒体の不具合( ソ フ ト ウ ェ ア を当社指定のデバ イ ス上適切に イ ン ス ト ー
ル し 使用 し てい る に も かかわ ら ず、プ ロ グ ラ ミ ン グ・ イ ン ス ト ラ ク シ ョ ン を実行 し ない原因が ソ フ
ト ウ ェ ア を記録 し てい る 媒体に因 る 場合)について保証 し ま す。又、当社が財産権を有す る ソ フ ト
ウ ェ ア(特注品を除 く )が当社製品仕様に適合 し てい る こ と を保証 し ます。
保証期間中に こ れ ら の不具合、当社製品仕様への不適合があ る 旨連絡を受けた場合は、当社の判断
で修理又は交換を行い ます。
· 保証に よ る 修理は、当社営業日の午前 8 時 45 分か ら 午後 5 時 30 分の時間帯でお受け し ます。なお、
保証期間中で も 当社所定の出張修理地域外での出張修理は、技術者派遣費が有償 と な り ます。
· 当社の保証は、製品の動作が中断 さ れない こ と や、エ ラ ーが皆無であ る こ と を保証す る も のではあ
り ません。保証期間中、当社が不具合を認めた製品を相当期間内に修理又は交換で き ない場合お客
様は当該製品を返却 し て購入金額の返金を請求で き ます。
· 保証期間は、製品毎に定め ら れてい ます。保証は、当社が据付調整を行 う 製品については、据付調整
完了日 よ り 開始 し ます。但 し 、お客様の都合で据付調整を納入後 31 日以降に行 う 場合は 31 日目 よ
り 保証が開始 し ます。
又、当社が据付調整を行わない製品については、納入日 よ り 保証が開始 し ます。
· 当社の保証は、以下に起因す る 不具合に対 し ては適用 さ れません。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
不適当又は不完全な保守、校正に よ る と き
当社以外の ソ フ ト ウ ェ ア、イ ン タ ーフ ェース、サプ ラ イ 品に よ る と き
当社が認めていない改造に よ る と き
当社製品仕様に定めていない方法での使用、作動に よ る と き
お客様に よ る 輸送中の過失、事故、滅失、損傷等に よ る と き
お客様の据付場所の不備や不適正な保全に よ る と き
当社が認めていない保守又は修理に よ る と き
火災、風水害、地震、落雷等の天災に よ る と き
· 当社は こ こ に定め る 以外の保証は行い ません。又、製品の特定用途での市場商品価値や適合性に関
する 保証は致 し かねます。
· 製品の保守修理用部品供給期間は、製品の廃止後最低 5 年です。
ご注意
ご注意
Copyright
Ó 1998 Agilent Technologies 1998, 2000. All rights reserved.
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ご注意
本書の内容は、予告な く 変更 さ れ る 場合があ り ます。Agilent Technologies
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ではあ り ません。ま た本書の誤 り 、あ る いは本書の配布、内容、利用に と
も な う 偶発的あ る いは結果的に生 じ た損害に対 し て も 責任を負いかね
ます。
安全情報
こ の装置を使用す る にあ た っ て、いかな る 場合に も 、次に掲載す る 安全
に関す る 注意を必ず念頭においてその指示に従っ て く だ さ い。こ れ ら の
注意や、こ のマニ ュ アルにあ る 特定の事柄に関す る 警告に従わなか っ た
場合、こ の装置の設計、製造、意図 し た使用法におけ る安全基準に違反す
る こ と にな り ます。Agilent Technologies 社は、顧客が こ れ ら の指示に従わ
なか っ た場合、一切の責任を負い ません。
全般
こ の製品は安全 ク ラ ス (Safty Class) 1 の装置です(保護用の接地のため
の端子を装備)。操作指示で指定 さ れていない方法で こ の製品を使用す
る と 、こ の保護機能が損なわれ る 可能性があ り ます。
こ の製品に使用 さ れてい る すべての LED (発光ダ イ オー ド ) は IEC
60825-1 の ク ラ ス 1 LED です。
6
安全情報
環境条件
こ の装置は、設置カ テ ゴ リ II、汚染度 2 の環境の、屋内で使用 さ れ る こ と
が前提 と な っ てい ます。最高相対湿度 95 %、標高 2000 メ ー ト ル以下で動
作す る よ う 設計 さ れてい ます。主電圧 (交流) 要件お よ び動作周囲温度
幅については、仕様表を参照 し て く だ さ い。
電源を投入する 前に
製品が供給 さ れ る電源 ラ イ ン電圧に合 う よ う に設定 さ れてい る こ と 、適
切な ヒ ュ ーズが取 り 付け ら れてい る こ と 、すべての安全性に関す る注意
を守っ てい る こ と を確認 し て く だ さ い。装置の外側の、8 ページの「安全
記号」に リ ス ト さ れてい る 記号に も 留意 し て く だ さ い。
装置を接地する
感電に よ る事故を防 ぐ ため、装置のシ ャ ーシ と カバーには保護用アース
を取 り 付け る 必要があ り ます。装置は、接地 し た電源ケーブルで交流主
電力 と 接続 し てい る 必要があ り ます。接地 ワ イ ヤーは、電源差 し 込み口
で電気アース (保護用アース)に し っか り 接続 さ れていなければな り ま
せん。保護用 (接地) 導線に継ぎ目があ っ た り 、保護用接地端子が接続 さ
れていない と 、感電事故が起 き 、ケ ガ をす る可能性があ り ます。
ヒ ュ ーズ
定格電流、定格電圧、指定 さ れた種類 ( ノ ーマル・ブ ロ ー、タ イ ム・ ラ グ な
ど) の要件を満た し てい る ヒ ュ ーズのみを使用 し ます。修理 さ れた形跡
のあ る ヒ ューズや、短絡回路にな っ てい る ヒ ューズ・ホルダは使用 し な
いで く だ さ い。感電や火災の原因 と な る 可能性があ り ます。
爆発の危険のあ る 環境では操作 し ない こ と
可燃性ガ スや発煙があ る 場合、装置を作動 し ないで く だ さ い。
装置のカバーは取 り 外 さ ない こ と
操作をす る人が、装置のカバーを取 り 外 し てはいけ ません。 コ ン ポーネ
ン ト の交換や内部の調整は、熟練 し たサービ ス担当者のみ行 う こ と がで
き ます。
7
安全情報
故障や欠陥が認め ら れ る装置は操作で き ない よ う に し 、熟練 し たサービ
ス担当者に よ っ て修理が行われ る ま では、予想外の操作か ら 装置を保護
す る必要があ り ます。
安全記号
警告(付属のマニ ュ アルを参照の こ と )
保護用の設置 (地上) のための端子
こ のマニ ュ アルでは次の表示が使用 さ れてい ます。
警告
警告 表 示 は、正 し く 操作 し な い と 身体 に害 が及 ん だ り 、生命 の危
険 に か か わ る 恐 れ が あ る 手 順や 処 置 な ど に対 し て、注 意す る よ う
に促 し ま す 。説明 さ れ て い る 状 態 を 充 分 に理 解 し 、そ れ が満 た さ
れ る ま で は、警告 を 無視 し て先 に進 ま な い よ う に し て く だ さ い。
注意
注意表示は、正 し く 操作 し ない と 装置の一部ま たは全体の損傷や破壊を
招 く 恐れのあ る 手順や処置な ど に対 し て、注意す る よ う に促 し ます。説
明 さ れてい る 状態を充分に理解 し 、それが満た さ れ る ま では、注意を無
視 し て先に進ま ない よ う に し て く だ さ い。
8
本書について
本書について
こ の ク イ ッ ク ス タ ー ト ・ガ イ ド は、Agilent 81101A パル ス・ジ ェ ネ レー タ
の機能 と ユーザ・ イ ン タ ーフ ェース に慣れ る ためのガ イ ド ブ ッ ク です。
15 ページの第 1 章 「Agilent 81101A パル ス・ジ ェ ネ レー タ の 概要」では、
Agilent 81101A お よ びその機能 と ユーザ・ イ ン タ ーフ ェース、同装置を操
作す る ために必要な手順の概要を説明 し ます。
29 ページの第 2 章 「入門」では、い く つかのパ ラ メ ー タ 値を変え る だけ
で簡単に使用で き る 、実世界でのい く つかの信号例を挙げて、そのセ ッ
ト ア ッ プ情報を提供 し ます。
43 ページの第 3 章 「Agilent 81101A の使用法」では、ユーザ・ イ ン タ ー
フ ェース画面の詳細情報を提供 し ます。
イ ン ス ト ール と メ ン テナン ス については、75 ページの付録 A 「 イ ン ス
ト ール と 保守」に説明があ り ます。
リ モー ト ・ コ ン ト ロ ールに よ る 同装置の操作についての仕様お よ び詳細
は、『Reference Guide』(p/n 81101-91021)を参照 し て く だ さ い。
本書で使用する 表記上の規則
本書は、Agilent 81101A のユーザ・ イ ン タ ーフ ェース の要素を示すために
特定の表記規則を使用 し ます。以下の表は、その例の一部です。
ソ フ ト キー
MODE/TRG ソ フ ト キーを押 し て、モー ド / ト リ
ガ画面にア ク セ ス し ます。
ハー ド キー
MORE キーを押 し て、代替 ソ フ ト キーの レ イ ア
ウ ト に切 り 換え ます。
代替キー
SHIFT + 0 (ON/OFF1)を押 し て、出力 1 の ス イ ッ
チを オン に し ます。
代替キー・ ラ ベルは、SHIFT キーを押 し て選択 さ
れます。代替キー・ ラ ベルはカ ッ コ で く く ら れま
す。
画面引用
入力フ ォーカ ス を PULSE-PERIOD ま で移動 し 、ノ
ブ を回 し て INTERNAL PLL を選択 し ます。
入力フ ォ ーカ ス
モー ド 、パ ラ メ ー タ 、パ ラ メ ー タ ・フ ォ ーマ ッ ト
を変更す る ために、カー ソ ル・キーで移動で き る
強調フ ィ ール ド 。
9
本書について
10
目次
ご注意 ............................................................................................................................................... 6
安全情報 .......................................................................................................................................... 6
本書について ................................................................................................................................. 9
第1章
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネ レ ー タ の概要
本器を使用 し てで き る こ と ................................................................................................ 16
前面パネル ................................................................................................................................... 18
本器の操作 ................................................................................................................................... 20
本器の電源オ ン ......................................................................................................................... 20
基本画面 ....................................................................................................................................... 21
パラ メ ー タ の調整 .................................................................................................................... 23
出力のオ ン と オ フ .................................................................................................................... 26
特殊フ ァ ン ク シ ョ ン ・ キーの使用 ................................................................................. 26
ヘルプが利用可能 .................................................................................................................... 27
裏面パネル ................................................................................................................................... 28
第2章
入門
ク ロ ッ ク 信号のセ ッ ト ア ッ プ ........................................................................................... 30
パルス信号のセ ッ ト ア ッ プ ................................................................................................ 35
バース ト 信号のセ ッ ト ア ッ プ ........................................................................................... 39
xi
目次
第3章
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面 ............................................................................................................... 44
概要 .................................................................................................................................................. 44
連続パルス ・ モー ド ............................................................................................................... 46
連続バース ト ・ モー ド .......................................................................................................... 47
ト リ ガ ・ パルス ・ モー ド ..................................................................................................... 48
ト リ ガ ・ バース ト ・ モー ド ................................................................................................ 50
ゲー ト ・ パルス ・ モー ド ..................................................................................................... 52
ゲー ト ・ バース ト ・ モー ド ................................................................................................ 54
Ext. Width モー ド ....................................................................................................................... 55
出力画面 ........................................................................................................................................ 56
タ イ ミ ング ・ パラ メ ー タ ..................................................................................................... 56
レ ベル ・ パラ メ ー タ ............................................................................................................... 61
リ ミ ッ ト 画面 .............................................................................................................................. 64
ト リ ガ ・ レ ベル画面 ............................................................................................................... 65
し き い値 / イ ン ピーダ ン ス ・ パラ メ ー タ ................................................................... 65
ト リ ガ / ス ト ローブ ・ レ ベル ・ パラ メ ー タ .............................................................. 66
メ モ リ ・ カ ー ド 画面 ............................................................................................................... 67
コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン画面 ........................................................................................... 70
警告 と エ ラ ー .............................................................................................................................. 72
付録 A
イ ン ス ト ール と 保守
初期点検 ........................................................................................................................................ 76
標準の出荷内容 ......................................................................................................................... 77
オプ シ ョ ン と ア ク セサ リ : ................................................................................................... 78
xii
目次
電源条件 ....................................................................................................................................... 80
電源コ ー ド ................................................................................................................................... 82
換気条件 ....................................................................................................................................... 83
熱保護 ............................................................................................................................................ 83
バ ッ テ リ ....................................................................................................................................... 84
バ ッ テ リ の交換 ......................................................................................................................... 85
動作環境 ....................................................................................................................................... 86
ク リ ーニ ング方法 .................................................................................................................... 87
音響 ノ イ ズ放射 ......................................................................................................................... 88
xiii
目次
xiv
1
1 Agilent 81101A パルス・ ジェ ネレ ータ の
概要
本章では、 Agilent 81101Aの概要を説明 し ます。
主な機能 と 利用モデルについては、 16 ページ 「本器を使用 し てで き る こ と 」 で
説明 し ます。
前面パネル ・ イ ン タ フ ェ ース を使用 し た本器の操作方法については、 18 ページ
「前面パネル」 と 20ページ 「本器の操作」 で説明 し ます。
27 ページ 「ヘルプが利用可能」 では、 本器のオ ン ラ イ ン ・ ヘルプ ・ シ ス テムに
ついて簡単に説明 し ます。
最後に、 28ページ 「裏面パネル」 では本器裏面の外観を示 し ます。
15
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネレー タ の 概要
本器を使用 し てで き る こ と
本器を 使用し てでき る こ と
こ のセ ク シ ョ ン では、 Agilent 81101Aパルス ・ ジ ェ ネレー タ の基本的な機能 と 利
用モデルについて説明 し ます。
基本機能
本器は可変の遷移時間を備えた、 単一チ ャ ネル ・ パルス ・ ジ ェ ネ レー タ です。 今
日のロ ジ ッ ク ・ テ ク ノ ロ ジ(TTL、 CMOS、 ECL、 PECL、 LVDS、 GTLなど)やデ ィ
ジ タ ル ・ デザイ ンのテ ス ト に必要な標準パルス、 パルスのバース ト のすべて(最
大50MHz)を生成する こ と がで き ます。
本器はその特長 と し て、 次の2つの内部発振器を備えています。
• 同期 し た ト リ ガが可能な内部発振器
• 正確で安定度の高い内部PLL
さ ら に確度を高める ために、 外部周波数基準を接続する こ と も 可能です。
タ イ ミ ン グ ・ パ ラ メ ー タ も、 グ リ ッ チや ド ロ ッ プ アウ ト の発生な く 変更で き ま
す。 このため、 よ り 正確で信頼性の高い被試験デバイ ス(DUT)の特性評価が可能
です。
完全な信号セ ッ ト ア ッ プ を ロー カルに(9個の内部不揮発性レ ジス タ を使用可能)、
または メ モ リ ・ カ ー ド にス ト アする こ と がで き ます。
ベン チ ト ッ プ ・ テ ス ト
グ ラ フ ィ ッ ク 表示によ り 、 すべてのパルス ・ パ ラ メ ー タ を一目で見る こ と がで
き ます。CURSORキー と MODIFY ノ ブによ っ て、操作がすばや く 簡単に行え ます。
ユーザ ・ イ ン タ フ ェ ースは、 本器の操作にす ぐ に慣れる よ う 設計 さ れています。
操作に慣れた後は、 信号の ク イ ッ ク ・ セ ッ ト ア ッ プ機能を使用で き ます。 こ れ
によ り 、 ユーザは測定作業やDUTのテス ト に専念で き ます。
自動テ ス ト
Agilent 81101A では、 すべての機能に対 し GPIB/SCPI適合 コ マ ン ド 構造を採用 し
ています。 こ のプ ロ グ ラ ミ ン グ ・ イ ン タ フ ェ ース を使用 し て、 ラ ッ ク ・ イ ン テ
16
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネ レー タ の 概要
本器を使用 し てで き る こ と
グ レ ーシ ョ ンのプ ラ ン ニ ン グやテ ス ト ・ プ ロ グ ラ ム作成な ど、 テ ス ト ・ シ ス テ
ム開発のどの段階に も 本器を簡単に統合で き ます。
Agilent 81101A のために作成 し た プ ログ ラ ムは、 Agilent 81100 フ ァ ミ リ の他のす
べてのモデルで使用で き ます。
注記
コ マ ン ド ・ リ フ ァ レ ン ス ・ リ ス ト は、『Reference Guide』 (英語版 p/n 81101-91021)
にあ り ます。
17
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネレー タ の 概要
前面パネル
前面パネル
ベ ン チ ト ッ プ ・ テ ス ト で使用する場合、 本器の操作は主に前面パネルか ら 行な
います。
特殊 フ ァ ン ク シ ョ ン ・ キー
前面パネル ・
スイ ッチ
ソ フ ト キー
MORE キー
デー タ 入力キー
カ ー ソ ル ・ キー
回転 ノ ブ
入力 / 出力
前面パネル ・ ス イ ッ チ を使用 し て、 本器の電源を オ ン またはオ フ に し ます。
注記
前面パネル ・ ス イ ッ チがオ フ の と き、 本器は 「ス タ ンバ イ」 モー ド と な っ てい
ます。 本器は電源コ ー ド を外 し た と き にだけ、 AC電源から 切断 さ れます。
デ ィ スプ レ イの下にある4つのキーは、 ソ フ ト キー (ソ フ ト ウ ェ ア制御のキー )で
す。 各 ソ フ ト キーの現在の機能は、 デ ィ ス プ レ イ上の対応する ボ ッ ク スに表示
さ れます。
MOREキーを押す と 、 ソ フ ト キー ・ メ ニ ュ ーが変わ り ます。
その他のキー ( 特殊フ ァ ン ク シ ョ ン ・ キー、 デー タ 入力キー、 カ ー ソ ル ・ キー )
と 回転 ノ ブは、本器の操作でパ ラ メ ー タ の選択や変更に使用 し ます(20ページ「本
器の操作」 を参照 し て く だ さ い)。
18
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネ レー タ の 概要
前面パネル
本器の主な入出力は、 前面パネルにあ り ます。
• 外部入力(EXT INPUT)は、 外部アー ミ ン グ ・ ソ ースの接続 ( ト リ ガ / ゲー ト ・
モー ド )や、 パルス回復の実行(外部パルス幅モー ド )に使用で き ます。 詳 し く
は、 44ページ 「モー ド / ト リ ガ画面」 を参照 し て く だ さ い。
• ス ト ローブ出力(STROBE OUT)では、 バース ト の持続時間を示す信号が出力
さ れます。
バース ト ・ モー ド で、 STROBE OUT信号は生成 さ れた各パルス ・ バース ト の
始ま り と 終 り を マー ク し ます。 STROBE信号の立上が り エ ッ ジは、 バース ト
の最初のパルス周期の開始に同期 し 、立下が り エ ッ ジはそのバース ト の最後
のパルス周期の開始 と 同期 し ています(44ページ 「モー ド / ト リ ガ画面」 を参
照 し て く だ さ い)。
出力レ ベルは、 TTLまたはECLに設定で き ます(65ページ 「 ト リ ガ ・ レ ベル画
面」 を参照 し て く だ さ い)。
• ト リ ガ信号(TRIGGER OUT)は、各パルス周期の開始を マー ク し ます(44ページ
「モー ド / ト リ ガ画面」 を参照 し て く だ さ い)。 出力レ ベルは、 TTLまたはECL
に設定で き ます(65ページ 「 ト リ ガ ・ レ ベル画面」 を参照 し て く だ さ い)。
• OUTPUTでは信号出力が得 られ、イ ン ジケー タ が現在の出力状態(オ ン または
オ フ )を表示 し ます。
注記
外部周波数基準のための入力コ ネ ク タ (CLOCK/REF INP.)は、 裏面パネルにあ り
ます (28 ページ 「裏面パネル」 を参照 し て く だ さ い )。 裏面パネル ・ オ プ シ ョ ン
UN2を購入 し た場合、 全入出力 コ ネ ク タ が裏面パネルにあ り ます。
注記
メ モ リ ・ カ ー ド ・ ス ロ ッ ト の使用に関 し ては、 67ページ 「 メ モ リ ・ カ ー ド 画面」
を参照 し て く だ さ い。
19
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネレー タ の 概要
本器の操作
本器の操作
こ のセ ク シ ョ ン では、 本器を ユーザ ・ イ ン タ フ ェ ース を介 し て操作す る場合の
最初のステ ッ プについて説明 し ます。
注記
リ モー ト ・ コ ン ト ロールを介 し た本器の操作については、 『Reference Guide』 (英
語版 p/n 81101-91021)を参照 し て く だ さ い。
本器の電源オ ン
本器の電源を オ ン にす る と 、 デ ィ ス プ レ イ ではセル フ テ ス ト を実行中である こ
と が示 さ れます。 こ れが終了する ま でに、 数秒かか り ます。
セルフ テ ス ト で異常がある と 、画面の下の方に点滅するEが表示 さ れます。HELP
キー を押 し て、 セル フ テ ス ト ・ エ ラ ー ・ メ ッ セージの リ ス ト を表示 し ます。 ノ
ブやカ ー ソ ル ・ キーを使用 し 、 必要に応 じ て リ ス ト を ス ク ロール さ せます。
通常の操作に戻るには、 再度HELPキーを押 し ます。 この後、 エ ラ ー ・ キ ュ ーか
ら セルフ テ ス ト ・ エ ラ ー ・ メ ッ セージが消去 さ れます。
20
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネ レー タ の 概要
本器の操作
基本画面
パルス生成のための主要パラ メ ー タ は、 2つの画面でのみ設定で き ます。
モー ド / ト リ ガ画面では、 必要な信号について基本的な動作モー ド 、 および ト リ
ガ ・ モー ド を設定 し ます。
CONTINUOUS PULSES
Single-Pulses at Out1
MODIFY
*PulseStrm
Burst
Pulse-Period: internal Osc
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
TRG-LEV
この画面を表示する こ の画面では、 信号が ト リ ガか連続か、 パルス ・ ス ト リ ームかバース ト (複数の
にはMODE/TRG ソ
パルス と 1 つのポーズ )か、 それを シ ングル ・ パルスあるいはダ ブル ・ パルスに
フ ト キーを押 し ま
よ っ て構成するかを設定 し ます。
す。
下の欄で、 パルス周期 と ト リ ガ ・ ソ ースの周波数信号源を指定 し ます。
21
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネレー タ の 概要
本器の操作
出力画面では、 生成する信号の タ イ ミ ン グ ・ パ ラ メ ー タ と レ ベル ・ パ ラ メ ー タ
を指定 し ます。
Per 1.000µs Normal
Delay
Width
LeadE
TraiE
OFF
1
MODIFY
0ps Offset
+0.0mV *OFF
100.0ns Amplit
1.00V ON
5.00ns 50Ω into 50.0Ω
=LeadE
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
TRG-LEV
この画面を表示する こ の画面の左側部分で、 信号の タ イ ミ ング(周期、 パルス幅、 遷移時間など)を設
にはOUTPUT ソ フ ト 定 し ます。 右側部分では、 信号のレ ベル( ノ ーマル/ 反転信号、 オ フ セ ッ ト と 振
キーを押 し ます。
幅、 イ ン ピーダ ン スなど)を設定 し ます。
また、 出力のオ ン/オ フ も行えます。
出力画面で SHIFT + MORE (GRAPH) を押す と 、 パラ メ ー タ のテキス ト 表示 と グ
ラ フ ィ ッ ク 表示が切 り 替わ り ます。 現在のカ ー ソ ル位置(左か右か)によ っ て、 タ
イ ミ ング ・ パラ メ ー タ またはレ ベル ・ パラ メ ー タ が表示 さ れます。
Per 1.000µs Normal
Delay
Width
LeadE
TraiE
1
MODIFY
0ps Offset
+0.0mV *OFF
100.0ns Amplit
1.00V ON
5.00ns 50Ω into 50.0Ω
=LeadE
MODE/TRG
1
OFF
OFF
OUTPUT
PERIOD
LIMITS
1
TRG-LEV
+11V
Output 1
*OFF
ON
OFF
1.000
µs
MODE/TRG
OUTPUT
22
LIMITS
TRG-LEV
-11V
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
TRG-LEV
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネ レー タ の 概要
本器の操作
パラ メ ー タ の調整
画面内でパラ メ ー タ を調整するには、 次の2つのス テ ッ プが必要です。
• パラ メ ー タ の選択
• 値の調整
一部のパラ メ ー タ では、 異な っ た フ ォ ーマ ッ ト で値を設定で き ます。 例えば、 パ
ルス幅は絶対値、 デ ュ ーテ ィ ・ サイ ク ル(周期のパーセ ン テージ)、 または立下が
り エ ッ ジのデ ィ レ イ と し て表示 し た り 入力で き ます。
以下のセ ク シ ョ ン ではパ ラ メ ー タ 調整のための標準的な手順 と 、 習熟 し たユー
ザに と っ て有用ない く つかの機能を示 し ます。
標準的な手順
パラ メ ー タ 調整の標準的な手順 と し て、 デ ュ ーテ ィ ・ サイ ク ルを50%に設定する
例を考えます。
1 OUTPUT ソ フ ト キーを押 し て出力画面を表示 し ます。
2
カ ー ソ ル ・ キーを使用 し て、 WIDTHパ ラ メ ー タ を選択 し ます。
選択 カ ー ソ ル
Modify/Enter エ リ ア
Per 1.000µs Normal
Delay
Width
LeadE
TraiE
OFF
1
MODIFY
0ps Offset
+0.0mV *Width
100.0ns Amplit
1.00V DutyCycle
5.00ns 50Ω into 50.0Ω TrailDel
=LeadE
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
TRG-LEV
パルス幅パラ メ ー タ に対 し て使用可能な フ ォ ーマ ッ ト が、 Modify/Enter エ リ
アに表示 さ れます。
パラ メ ー タ ・ フ ォー
マ ッ ト を変え る と 、
本器は自動的に値を
再計算 し ます。
3
ノ ブ を回 し て、 DUTYCYCLE を選択 し ます。
選択 し た設定には"*"が付き ます。
23
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネレー タ の 概要
本器の操作
4
カ ー ソ ルを右に移動 し 、 デ ュ ーテ ィ ・ サイ ク ル値を選択 し ます。
5 デー タ 入力キーまたは ノ ブ を使用 し て、 必要な値50を入力 し ます。
6 ENTERキーを押 し て、 こ の選択を確定 し ます。
Per 1.000µs Normal
Delay
DtyCyc
LeadE
TraiE
OFF
1
MODIFY
0.0ps Offset
+0.0mV
50.00% Amplit
1.00V
6.00ns 50Ω into 50.0Ω
=LeadE
50.00
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
%
TRG-LEV
パラ メ ー タ に対 し て単位を指定する必要がある と きは、 ENTER キーの代 り に適
切な単位キー (NANO、 MICRO/MEGA、 MILLI/KILO)を押 し ます。
こ の例によ り 、 パ ラ メ ー タ 調整に必要な基本ス テ ッ プ を学習 し ま し た。 各画面
で設定可能なパ ラ メ ー タ と フ ォ ーマ ッ ト の完全な リ フ ァ レ ン スは、 43 ページか
ら の第3章 「Agilent 81101Aの使用法」 にあ り ます。
24
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネ レー タ の 概要
本器の操作
進んだ手順
以下の機能を使用すれば、 操作がよ り 簡単に行えます。
• パラ メ ー タ 選択
SHIFT
前面パネル ・ キーの大部分には、 追加機能があ り ます。 デー タ 入力キー と 特
殊 フ ァ ン ク シ ョ ン ・ キーの追加機能への ク イ ッ ク ・ ア ク セ ス には、 SHIFT
キーを使用 し ます。
例えば、パルス幅パラ メ ー タ にすばや く ア ク セスするには、SHIFT + 0 (WIDTH)
を押 し ます。 これによ り 、 入力フ ォ ー カ スが対応する編集フ ィ ール ド に置か
れます。
• ステ ッ プ ・ サイ ズの変更
SHIFT
Modify/Enterエ リ ア で値を変更する と き、 SHIFTキーに続いて カ ー ソルの右/
左キーを押す と 、 表示 さ れている数値で カー ソ ルが別の桁へ移動 し ます。
こ れによ り 、上/下カ ー ソル ・ キーまたは ノ ブ で値を変更する前に、パラ メ ー
タ 変更のステ ッ プ ・ サイ ズを変更で き ます。
• オーバプ ログ ラ ミ ング
SHIFT
注記
SHIFTキーを押 し ながら ノ ブ を回す と 、 仕様に示 さ れたパラ メ ー タ ・ レ ン ジ
を超えて本器を最大限ま で使用する こ と がで き ます。
仕様レ ン ジ外の場合、 本器の動作の適正は保証 さ れません。 オーバプ ログ ラ ミ
ン グ を行 う と きは出力を オ ン に し て、 内部エ ラ ー ・ チ ェ ッ ク ・ シ ス テム を ア ク
テ ィ ブ に し てお く こ と を お勧め し ます。 こ のエ ラ ー ・ チ ェ ッ ク ・ シ ス テムに よ
り 、 不可能な設定に対 し て警告が表示 さ れます。
25
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネレー タ の 概要
本器の操作
出力のオ ン と オ フ
本器の電源投入時には、 被試験デバイ ス を保護す る ため、 本器の出力はオ フ に
な っ ています。 本器の出力状態は、 出力コ ネ ク タ 横のLEDイ ン ジケー タ によ っ て
示 さ れています。
出力を オ ン またはオ フ にするには、 次のいずれかを行います。
ON/OFF
0
• SHIFT + 0 (ON/OFF)を押 し ます。
• カ ー ソ ルを出力画面のON/OFFパラ メ ー タ に移動 し 、 ノ ブ を回 し て適切な値
を選択 し ます。
特殊 フ ァ ン ク シ ョ ン ・ キーの使用
本器には、 以下の特殊フ ァ ン ク シ ョ ン ・ キーがあ り ます。
MAN
• MAN キーは、 ト リ ガまたはゲー ト ・ モー ド で使用 し 、 他に ソ ースがない場
合に、 本器を手動で ト リ ガ し ます(44ページ 「モー ド / ト リ ガ画面」 を参照 し
て く だ さ い)。
RECALL
• STOREキーは、 本器 メ モ リ 内の1~9の設定に対する ス ト ア/ リ コ ールを行い
ます。
STORE
内部 メ モ リ 位置0には、本器のデ フ ォル ト 設定がス ト ア さ れています。SHIFT
+ STORE (RECALL)を押 し て0を選択する と 、本器はデ フ ォル ト 設定に リ セ ッ
ト さ れます。
SHIFT
• SHIFTキーは、 追加機能にア ク セスする場合に使用 し ます。
前面パネルのコ ン ト ロールが リ モー ト ・ コ ン ト ロールにロ ッ ク さ れている と
き、SHIFTキーを押す と 前面パネル ・ コ ン ト ロールのロ ッ クが解除 さ れます。
LOCAL
HELP
• HELP キーを押す と 、 本器のオ ン ラ イ ン ・ ヘルプが表示 さ れます。 または警
告/エ ラ ー状態では、 Warning/Error Report画面(警告/エ ラ ー ・ レポー ト 画面)
が表示 さ れます。
SHIFT + HELP (AUTOSET)を押す と 、本器が現在の周期設定に基づいた有
効な設定値に設定 さ れます。
26
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネ レー タ の 概要
ヘルプが利用可能
ヘルプ が利用可能
操作で不明な点があ っ た り 、 警告やエ ラ ーが表示 さ れる と き には、 HELPキーを
押 し て く だ さ い。
ヘルプ
警告/ エ ラ ー状態でない と き に HELP キーを押す と 、 現在選択 し ているパラ メ ー
タ に関す る情報が表示 さ れます ( パ ラ メ ー タ ・ ヘルプ )。 ヘルプ ・ シ ス テム内で
は、 さ ら に詳 し い情報を表示で き ます。
• パラ メ ー タ ・ ヘルプ
ヘルプ情報ではパラ メ ー タ や設定オプ シ ョ ン、またそれら を プ ログ ラ ミ ング
する ためのSCPI コ マ ン ド 構文の簡単な説明が表示 さ れます。
情報が1画面以上ある と き(小 さ な矢印が表示 さ れる と き)は、ノ ブ またはカー
ソ ル ・ キーを使用 し てヘルプ情報を ス ク ロールで き ます。
ヘルプ ・ シ ス テムの他の画面か らパ ラ メ ー タ ・ ヘルプ を表示する と きは、ON
FIELD ソ フ ト キーを押 し ます。
• コ ン セプ ト ・ ヘルプ
ヘルプ ・ シ ステム内のCONCEPT ソ フ ト キーを押す と 、 本器に関する簡単な
説明が表示 さ れます。
• シ リ アル番号 と ソ フ ト ウ ェ ア ・ リ ビ ジ ョ ン
ヘルプ ・ シ ス テム内の SERIAL # ソ フ ト キー を押す と 、 本器のシ リ アル番号
と ソ フ ト ウ ェ ア ・ リ ビ ジ ョ ン ・ コ ー ド が表示 さ れます。
警告 と エ ラ ー
警告ま たはエ ラ ー状態にあ る と き ( 点滅す る W ま たは E に よ っ て表示) に HELP
キ ー を 押 す と 、 現在の メ ッ セ ー ジ の リ ス ト が表示 さ れ ま す。 ERROR QU と
WARNING ソ フ ト キー を使用 し て、 エ ラ ー ・ リ ス ト と 警告 リ ス ト を切 り 替え ま
す。 警告 と エ ラ ーについて よ り 詳 し く は、 72 ページ 「警告 と エ ラ ー」 を参照 し
て く だ さ い。
ヘルプの終了
ヘルプ ・ シ ス テムを終了する には、 HELPキーを再度押すか、 EXIT HELPソ フ ト
キーを押 し ます。
27
Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネレー タ の 概要
裏面パネル
裏面パネル
裏面パネルには、 常に次の2つの コ ネ ク タ があ り ます。
• 外部周波数基準のための入力コ ネ ク タ (CLOCK/REF INP.)。この入力は高い周
波数確度や、 周波数ロ ッ ク が必要な場合に使用で き ます。
• リ モー ト ・ コ ン ト ロール用のイ ン タ フ ェ ース を提供するGPIB コ ネ ク タ
次の図は、 オ プ シ ョ ン UN2 を イ ン ス ト ール し た と きの裏面パネルを示 し ていま
す。
外部基準
GPIB コ ネ ク タ
入力 / 出力
ヒ ュ ーズ ・ ホルダ
AC 電源 ソ ケ ッ ト
シ リ アル番号
オプ シ ョ ンUN2を イ ン ス ト ールする と 、主要な入出力(18ページ 「前面パネル」 で
説明 し ている も の)が裏面パネルで提供 さ れます。
• 外部入力(EXT INPUT)
• ス ト ローブ出力(STROBE OUT)
• ト リ ガ信号(TRIGGER OUT)
• 信号出力(OUTPUT)
28
2
2 入門
本章ではAgilent 81101Aを初めて使用するユーザのために、 一般的な信号のセ ッ
ト ア ッ プに必要な手順を説明 し ています。
本章では、 次の タ イ プの信号の例を示 し ます。
• 30ページ 「ク ロ ッ ク 信号のセ ッ ト ア ッ プ」
• 35ページ 「パルス信号のセ ッ ト ア ッ プ」
• 39ページ 「バース ト 信号のセ ッ ト ア ッ プ」
それぞれの例の最後には、 プ ロ グ ラ ミ ン グに必要なデバ イ ス ・ コ マ ン ド の リ ス
ト があ り ます。 コ マ ン ド についての詳細、 お よび完全な コ マ ン ド ・ リ フ ァ レ ン
スは 『Reference Guide』 (英語版 p/n 81101-91021)にあ り ます。
こ れ ら の例は、 順に実行する こ と を前提に し ています。 し たが っ て、 最初の例
に最も 詳 し い説明があ り 、 後にい く ほど説明のレベルは高 く な り ます。
29
入門
ク ロ ッ ク 信号のセ ッ ト ア ッ プ
ク ロ ッ ク 信号のセッ ト ア ッ プ
作業
周波数25MHz、 PLL確度、 デ ュ ーテ ィ ・ サイ クル50%、 遷移時間6ns、 ハイ ・ レベ
ル2.5V、 ロー ・ レ ベル0Vの連続ク ロ ッ ク 信号を セ ッ ト ア ッ プ し ます。
デ ュ ーテ ィ ・ サイ ク ル =50%
2.5V
0.0V
周波数 =25MHz
説明
動作モー ド と ト リ ガ ・ モー ド を設定する には、 以下の手順を行います。
1 SHIFT + STORE (RECALL) + 0 を押 し て、 すべてのパ ラ メ ー タ と モー ド を リ
セ ッ ト し ます。
2 MODE/TRG ソ フ ト キーを押 し て、 モー ド / ト リ ガ画面を表示 し ます。
ト リ ガ ・ モー ド CONTINUOUS と 動作モー ド PULSES が、 デ フ ォル ト で選
択 さ れています。
3 入力 フ ォ ー カ ス を下の PULSE-PERIOD に移動 し 、 ノ ブ を回 し て
INTERNAL
PLLを選択 し ます。
CONTINUOUS PULSES
Single-Pulses at Out1
Pulse-Period: internal PLL
MODE/TRG
30
OUTPUT
LIMITS
MODIFY
intOsc
intPLL
*CLK-IN
TRG-LEV
入門
ク ロ ッ ク 信号のセ ッ ト ア ッ プ
タ イ ミ ング ・ パラ メ ー タ を設定するには、 以下の手順を行います。
1 OUTPUT ソ フ ト キーを押 し て出力画面を表示 し ます。
2 SHIFT + 0 (ON/OFF)を押 し ます。
出力がオ ンにな り 、 内部エ ラ ー ・ チ ェ ッ クがア ク テ ィ ブにな っ て、 パラ メ ー
タ 衝突を検出 し ます。
3 入力フ ォ ー カ ス をPER に移動 し 、 ノ ブ を回 し てFREQ を選択 し ます。
4 入力フ ォ ー カ ス を右(周波数入力フ ィ ール ド )に移動 し 、2 + 5 + MICRO/MEGA
を押 し て25MHzの値を入力 し ます。
設定が衝突する可能性を示す警告が表示 さ れます。次のステ ッ プ で衝突は回
避 さ れる ため、 こ の警告は無視 し ます。
5 入力フ ォ ー カ ス を下のWIDTHに移動 し て、 DUTYCYCleを選択 し ます。
6 入力フ ォ ー カ ス を右に移動 し て、 5 + 0 + ENTERを押 し て50%の値を入力 し ま
す。
7 入力フ ォ ー カ ス を下の立上が り エ ッ ジ入力フ ィ ール ド に移動 し て、 6
+
NANOを押 し ます。
立下が り エ ッ ジは、 デ フ ォ ル ト で立上が り エ ッ ジ と 同 じ 値に設定 さ れます
(TRAIE = LEADE)。
Freq 25.00MHz Normal
Delay
DtyCyc
LeadE
TraiE
MODE/TRG
ON
1
0.0ps Offset
+0.0mV
50.00% Amplit
1.00V
6.00ns 50Ω into 50.0Ω
=LeadE
OUTPUT
LIMITS
MODIFY
6.00
ns
TRG-LEV
8 SHIFT + MORE (GRAPH)を押 し て、 この信号のプ レ ビ ュ ーを表示 し ます。
31
入門
ク ロ ッ ク 信号のセ ッ ト ア ッ プ
1
ON
LeadEdge1
6.00
ns
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
TRG-LEV
Modify/Enter エ リ ア で表示 さ れるパラ メ ー タ を変更 し 、 それが信号にど う 影
響す る か を す ぐ に チ ェ ッ ク で き ま す。 他のパ ラ メ ー タ に切 り 替え る には、
カ ー ソ ル ・ キーを使用 し ます。
9 SHIFT + MORE (GRAPH)を押 し て テキス ト 画面に戻 り ます。
レ ベル ・ パラ メ ー タ を設定するには、 以下の手順を行います。
1 入力フ ォ ー カ ス をOFFSET/AMPLITUDEに移動 し 、ノ ブ を回 し てHIGH-LOW を
選択 し ます。
2 入力フ ォーカスをハイ ・ レベル入力フ ィ ールド に移動し て2.5を入力し 、 ENTER
キーを押 し ます。
同様に し て、 ロー ・ レ ベルに 0 を入力 し ます。 イ ン ピーダ ン スは、 デ フ ォル
ト で50Ω負荷に対する50Ωソ ースです。
Freq 25.00MHz Normal
Delay
DtyCyc
LeadE
TraiE
MODE/TRG
注記
ON
1
MODIFY
0.0ps High
+2.50V
50.00% Low
+0.00V
6.00ns 50Ω into 50.0Ω
=LeadE
+2.50
OUTPUT
LIMITS
V
TRG-LEV
レ ベル ・ パラ メ ー タ に対 し て も 、 グ ラ フ ィ ッ ク 画面を表示で き ます。
32
入門
ク ロ ッ ク 信号のセ ッ ト ア ッ プ
次の図は、 こ の信号を Agilent 54810A Infinium オシ ロ ス コ ープ で表示 し た も ので
す。 オシ ロ ス コ ープの ト リ ガには本器のTRIGGER OUTを使用 し ます。
33
入門
ク ロ ッ ク 信号のセ ッ ト ア ッ プ
プ ログ ラ ミ ング例 こ のク ロ ッ ク 信号を GPIB プ ログ ラ ムに含めるには、 以下の コ マ ン ド 行を使用 し
ます。 #で始ま る コ メ ン ト 行は必要あ り ません。
# 定義済みのデ フ ォ ル ト 状態か ら ス タ ー ト さ せる ため、 本器を リ セ ッ ト し ます。
*RST
# プ ロ グ ラ ミ ン グ速度を増すため、 自動表示更新を オ フ に し ます。
:DISPlay OFF
# 周期 ソ ース と し て内部 PLL を設定 し ます。
:ARM:SOURce INT2
# 周波数を 25MHz、 デ ュ ーテ ィ ・ サイ ク ルを 50%、 立上が り / 立下が り エ ッ ジ を
# 6ns に設定 し ます。
:FREQuency 25MHZ
:PULSe:DCYCle 50
:PULSe:TRANsition 6NS
# ハイ ・ レ ベルを 2.5V、 ロー ・ レ ベルを 0.0V に設定 し ます。
:VOLTage:HIGH 2.5V
:VOLTage:LOW 0V
# 出力を イ ネーブルに し ます。
:OUTPut ON
34
入門
パルス信号のセ ッ ト ア ッ プ
パルス信号のセッ ト ア ッ プ
作業
周期50ns、 パルス幅30ns、 立上が り エ ッ ジ6ns、 立下が り エ ッ ジ10ns、 振幅3.3V、
オ フ セ ッ ト 1.65V(ハイ ・ レ ベル3.3V、 ロー ・ レ ベル0.0V)の連続パルス信号を セ ッ
ト ア ッ プ し ます。
パルス幅 =30ns
3.3V
50%
0.0V
周期 =50ns
説明
動作モー ド と ト リ ガ ・ モー ド を設定するには、 以下の手順を行います。
1 SHIFT + STORE + 0を押 し て、 すべてのパラ メ ー タ と モー ド を リ セ ッ ト し ま
す。
2 MODE/TRGソ フ ト キーを押 し て、 モー ド / ト リ ガ画面を表示 し ます。
こ の例では、 デ フ ォル ト 設定を使用で き ます。 参考ま でにモー ド / ト リ ガ画
面を表示 し ます。 変更箇所はあ り ません。
CONTINUOUS PULSES
Single-Pulses at Out1
MODIFY
*PulseStrm
Burst
Pulse-Period: internal Osc
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
TRG-LEV
35
入門
パルス信号のセ ッ ト ア ッ プ
タ イ ミ ング ・ パラ メ ー タ を設定するには、 以下の手順を行います。
1 OUTPUT ソ フ ト キーを押 し て出力画面を表示 し ます。
2 出力をONに し ます。
3 周期50 NS を入力 し ます。
警告が表示 さ れますが、 次のス テ ッ プ でパ ラ メ ー タ の衝突は回避 さ れる た
め、 こ の警告は無視で き ます。
4 パルス幅30 NS を入力 し ます。
5 立上が り エ ッ ジ6 NS を入力 し ます。
6 立下が り エ ッ ジに対 し ABSOLUTE を選択 し て、 10 NSの値を入力 し ます。
Per 50.00ns Normal
Delay
Width
LeadE
TraiE
ON
1
0.0ps Offset
+0.0mV
30.00ns Amplit
1.00V
6.00ns 50Ω into 50.0Ω
10.0ns
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
MODIFY
10.0
ns
TRG-LEV
レ ベル ・ パラ メ ー タ を設定するには、 以下の手順を行います。
1 オ フ セ ッ ト 1.65 Vを入力 し ます。
2 振幅3.30 Vを入力 し ます。
Per 50.00ns Normal
Delay
Width
LeadE
TraiE
1
0.0ps Offset
+1.65V
30.00ns Amplit
3.30V
6.00ns 50Ω into 50.0Ω
10.0ns
MODE/TRG
36
ON
OUTPUT
LIMITS
MODIFY
3.30
V
TRG-LEV
入門
パルス信号のセ ッ ト ア ッ プ
次の図は、 こ の信号を Agilent 54810A Infinium オシ ロ ス コ ープ で表示 し た も ので
す。 オシ ロ ス コ ープの ト リ ガには本器のTRIGGER OUTを使用 し ます。
37
入門
パルス信号のセ ッ ト ア ッ プ
プ ログ ラ ミ ング例 こ のパルス信号を GPIB プ ログ ラ ムに含めるには、 以下の コ マ ン ド 行を使用 し ま
す。 #で始ま る コ メ ン ト 行は必要あ り ません。
# 定義済みのデ フ ォ ル ト 状態か ら ス タ ー ト さ せる ため、 本器を リ セ ッ ト し ます。
*RST
# プ ロ グ ラ ミ ン グ速度を増すため、 自動表示更新を オ フ に し ます。
:DISPlay OFF
# パルス ・ ス ト リ ーム動作モー ド が必要ですが、 デ フ ォ ル ト 状態か ら 開始 し たので、
# 本器をパルス ・ ス ト リ ーム動作モー ド に設定する コ マ ン ド を送る必要はあ り ません。
# 周期を 50ns、 パルス幅を 30ns、 立上が り エ ッ ジ を 6ns、
# 立下が り エ ッ ジ を 10ns に設定 し ます。
:PULSe:PERiod 50NS
:PULSe:WIDTh 30NS
:PULSe:TRANsition 6NS
:PULSe:TRANsition:TRAiling:AUTO OFF
:PULSe:TRANsition:TRAiling 10NS
# 振幅を 3.3V、 オ フ セ ッ ト を 1.65V に設定 し ます。
:VOLTage 3.3V
:VOLTage:OFFSet 1.65V
# 出力を イ ネーブルに し ます。
:OUTPut ON
38
入門
バース ト 信号のセ ッ ト ア ッ プ
バースト 信号のセッ ト ア ッ プ
作業
バース ト 繰 り 返 し 2msのバース ト 信号を セ ッ ト ア ッ プ し ます。 各バース ト は、 周
期が500nsの2つのダブル ・ パルスによ っ て構成 さ れます。 パルス幅は100ns、 ダ
ブル ・ パルスの2つのパルス間のデ ィ レ イは200nsです。 レ ベルは振幅2Vpp、 オ
フ セ ッ ト 0Vです。
ダブル ・ パルス ・ デ ィ レ イ =200ns
1V
0V
–1V
パルス周期 =500ns
バース ト 繰 り 返 し =2ms
説明
動作モー ド と ト リ ガ ・ モー ド を設定するには、 以下の手順を行います。
1 SHIFT + STORE + 0を押 し て、 すべてのパラ メ ー タ と モー ド を リ セ ッ ト し ま
す。
2 MODE/TRGソ フ ト キーを押 し て、 モー ド / ト リ ガ画面を表示 し ます。
ス タ ー タ ブル内部発振器の ト リ ガには、 内部PLL を使用 し ます。 PLL がバー
ス ト 繰 り 返 し を決め、 発振器がパルス周期を生成 し ます。 このためには、 次
の設定を行います。
3 CONTINUOUSに移動 し 、 ノ ブ を回 し てTRIGGERED を選択 し ます。
4 PULSESに移動 し 、 BURST を選択 し ます。
5 下に移動 し て、 DOUBLE (DOUBLE-PULSES AT OUT 1)を選択 し ます。
6 左に移動 し て、 バース ト 長2を選択 し ます。
7 下に移動 し てTRG’D BY: PLLを選択 し 、 周期を2.000ms(バース ト 繰 り 返 し )に
設定 し ます。
39
入門
バース ト 信号のセ ッ ト ア ッ プ
TRIGGERED BURSTS OF
2-Double-Pulses at Out1
Pulse-Period: internal Osc
Trg'd by: PLL -> Per 2.000 µs
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
MODIFY
2.000
µs
TRG-LEV
タ イ ミ ング ・ パラ メ ー タ を設定するには、 以下の手順を行います。
1 OUTPUT ソ フ ト キーを押 し て出力 メ ニ ュ ーを表示 し ます。
2 出力をONに し ます。
3 パルス周期500 NS を入力 し ます。
4 ダブル ・ パルス ・ デ ィ レ イ(DBLDEL) 200 NS を入力 し ます。
レ ベル ・ パラ メ ー タ を設定するには、 以下の手順を行います。
1 振幅2.00 Vを入力 し ます。
Per 500.0ns Normal
DblDel
Width
LeadE
TraiE
1
200.0ns Offset
+0.0mV
100.0ns Amplit
2.00V
5.00ns 50Ω into 50.0Ω
=LeadE
MODE/TRG
40
ON
OUTPUT
LIMITS
MODIFY
2.00
V
TRG-LEV
入門
バース ト 信号のセ ッ ト ア ッ プ
次の図は、 こ の信号を Agilent 54810A Infinium オシ ロ ス コ ープ で表示 し た も ので
す。 本器 のOUTPUT を チ ャ ネ ル1、 STROBE OUT を チ ャ ネ ル2 に 接 続 し 、
TRIGGER OUTを使用 し てオシ ロ ス コ ープ を ト リ ガ し ます。
41
入門
バース ト 信号のセ ッ ト ア ッ プ
プ ログ ラ ミ ング例 こ のバース ト 信号を GPIB プ ログ ラ ムに含めるには、 以下の コ マ ン ド 行を使用 し
ます。 #で始ま る コ メ ン ト 行は必要あ り ません。
# 定義済みのデ フ ォ ル ト 状態か ら ス タ ー ト さ せる ため、 本器を リ セ ッ ト し ます。
*RST
# プ ロ グ ラ ミ ン グ速度を増すため、 自動表示更新を オ フ に し ます。
:DISPlay OFF
# バース ト ・ カ ウ ン ト 2 を選択 し て、 本器をバース ト ・ モー ド に設定 し ます。
# ダ ブル ・ パルス を選びます。 ト リ ガ ・ ソ ース と し て PLL を選択 し て、
# 本器を ト リ ガ ・ モー ド に設定 し ます。 バース ト 繰 り 返 し を 2ms に設定 し ます。
:TRIGger:COUNt 2
# バース ト ・ カ ウ ン ト を 2 に し てバース ト ・
# モー ド を設定 し ます。
:ARM:SOURce INT2
# ト リ ガ ・ ソ ース を PLL に し て ト リ ガ ・ モー ド を
# 設定 し ます。
:ARM:PERiod 2US
# バース ト 繰 り 返 し 2ms を設定 し ます。
:PULSe:DOUBle ON
# 第 2 チ ャ ネルは 1 周期にダ ブル ・ パルス を生成 し ます。
# ダ ブル ・ パルス ・ デ ィ レ イ を 200ns に、 パルス幅を 100ns に設定 し ます。
:PULSe:PERiod 500NS
:PULSe:WIDTh 100NS
:PULSe:DOUBle:DELay 200NS
# 出力振幅を 2V、 オ フ セ ッ ト を 0.0V に設定 し ます。
:VOLTage 2V
# 出力を イ ネーブルに し ます。
:OUTPut ON
42
3
3 Agilent 81101A の使用法
本章では、 ユーザ ・ イ ン タ フ ェ ース画面を用い、 Agilent 81101Aを使用する ため
の詳細な リ フ ァ レ ン ス を提供 し ます。
各画面について詳 し く 説明 し ています。 それぞれの画面を表示す る には、 画面
下のソ フ ト キーを使用 し ます。 ソ フ ト キーのレ イ アウ ト には、 次の2種類があ り
ます。
• デ フ ォル ト のレ イ アウ ト
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
TRG-LEV
• MOREキーを押 し た後に表示 さ れる別のレ イ アウ ト
MODE/TRG
TRG-LEV
MEMCARD
CONFIG
本器の警告/エ ラ ー ・ メ ッ セージ ・ シ ス テムについては、 本章の終 り の 「警告 と
エ ラ ー」 (72ページ)で詳 し く 説明 し ています。
注記
本器の使用法の概要 と ハー ド キーについては、 第1章 「Agilent 81101A パルス ・
ジ ェ ネレー タ の概要」 (15ページ)を参照 し て く だ さ い。
注記
リ モー ト ・ コ ン ト ロールを使用 し た本器の使用法については、『Reference Guide』
(英語版 p/n 81101-91021)を参照 し て く だ さ い。
43
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
モ ード / ト リ ガ画面
こ のセ ク シ ョ ン では、 モー ド / ト リ ガ画面について説明 し ます。 最初に使用可能
なパ ラ メ ー タ の組合せの概要を説明 し た後、 各組合せについて詳 し く 説明 し ま
す。
概要
モー ド / ト リ ガ画面を表示する には、 MODE/TRGソ フ ト キーを押 し ます。
次に示すのはモー ド / ト リ ガ画面の代表例で、 個々のパラ メ ー タ が示 さ れていま
す。 パラ メ ー タ の組合せは、 次ページの表に示 し ます。
➀
➃
➄
➁
➂
TRIGGERED BURSTS OF
2-Double-Pulses at Out1
Pulse-Period: internal Osc
Trg'd by: PLL -> Per 2.000 µs
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
MODIFY
2.000
µs
TRG-LEV
➅
こ の画面では信号が ト リ ガか連続か、 パルス ・ ス ト リ ームかバース ト (複数のパ
ルス と 1つのポーズ)か、 それを シ ングル ・ パルスあるいはダブル ・ パルスによ っ
て構成するかを設定で き ます。
44
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
さ ら に、 パルス ・ ソ ース と ト リ ガ ・ ソ ース を指定で き ます。
次の表は、 使用可能なパ ラ メ ー タ の組合せを示 し ています。 各行は、 図中の番
号 と 対応 し ています。
➀
ト リ ガ ・ モー ド
Continuous
➁
パルス ・ モー ド
Pulses
➂
パルス ・ タ イ プ
Single/Double
➃
長さ
➄
周期 ソ ース
➅
アー ミ ン グ ・
ソ ース
Triggered
Burst
Burst
Single/Double
2 ~ 65536
Pulses
MAN key
Ext. Input
Ext. Width
Burst
Single/Double
2 ~ 65536
internal Osc.
internal PLL
CLK-IN
ト リ ガ出力
ス ト ロ ーブ出力
Pulses
Gated
2 ~ 65536
internal Osc.
internal PLL
CLK-IN
internal Osc.
internal PLL
CLK-IN
MAN key
Ext. Input
PLL
MAN key
Ext. Input
MAN key
Ext. Input
生成 さ れた各パルス周期を マー ク
不使用
­ 最初で
¯ 最後で
不使用
­ 最初で
¯ 最後で
不使用
­ 最初で
¯ 最後で
不使用
パルス周期ソ ースは、 内部発振器、 内部PLL、 外部CLK-INから 選べます。
• 外部 イ ベ ン ト の後 で ト リ ガ す る 必要があ る と き は、 ス タ ー タ ブ ル発振器
(internal
internal Osc.)
Osc. を使用 し ます。 こ れは待ち時間が一定の外部信号でス タ ー ト
し ます。
• ト リ ガは必要でな く 高い周波数確度が必要な と きは、internal
internal PLLク
PLL ロ ッ ク
生成回路を使用 し ます。
• さ ら に確度を高めるには、 外部CLK-INを使用で き ます。
ト リ ガ/ゲー ト ・ モー ド では、 内部PLL を アー ミ ング ・ ソ ース と し て使用で き ま
す。 ただ し 内部PLLを、 パルス ・ ソ ースおよびアー ミ ング ・ ソ ース と し て同時に
使用する こ と はで き ません。
以下のセ ク シ ョ ン では、 モー ド の各組合せを さ ら に詳 し く 説明 し ます。 ト リ ガ ・
モー ド と パルス ・ モー ド のそれぞれの組合せに対 し 、 代表的な タ イ ミ ング図を、
シ ングルおよびダブル ・ パルス と と も に示 し ます。
45
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
連続パルス ・ モー ド
次の図は、 ト リ ガ ・ モー ド がCONTINUOUS、 パルス ・ モー ド がPULSESの場
合の代表的な タ イ ミ ングを示 し ています。
周期
周期 ソ ース
int Osc、 int PLL、 ま たは Ext Clock
出力
シ ン グル ・ パルス
出力
ダ ブル ・ パルス
ト リ ガ出力
特性
• パルス周期は、 連続 し て生成 さ れます。
• パルス周期当た り のパルス と し て、 シ ングル ・ パルスまたはダ ブル ・ パルス
を選択で き ます。
• 次のパルス周期ソ ースが選択で き ます。
– 内部発振器(VFO)
– 内部PLL(よ り 高い確度)
– 外部CLK-IN(外部信号)、 立上が り または立下が り エ ッ ジに同期 し ます。
• TRIGGER OUTは、 各パルス周期を マー ク し ます。
注記
STROBE OUTは、 連続パルス ・ モー ド では使用 さ れません。
46
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
連続バース ト ・ モー ド
次の図は、 ト リ ガ ・ モー ド がCONTINUOUS、 パルス ・ モー ド がBURSTの場合
の代表的な タ イ ミ ングを示 し ています。
3 バース ト
周期
周期 ソ ース
int Osc、 int PLL、
ま たは Ext Clock
出力
シ ン グル ・ パルス
出力
ダ ブル ・ パルス
ト リ ガ出力
ス ト ロ ーブ出力
最初の周期
特性
最後の周期
• パルス周期のバース ト は、 連続 し て繰 り 返 し ます。
• 1バース ト 当た り のパルス周期数は、 2~65536の範囲で選択で き ます。
• パルス周期当た り のパルス と し て、 シ ングル ・ パルスまたはダ ブル ・ パルス
を選択で き ます。
• 次のパルス周期ソ ースが選択で き ます。
– 内部発振器(VFO)
– 内部PLL(よ り 高い確度)
– 外部CLK-IN、 立上が り または立下が り エ ッ ジに同期 し ます。
• TRIGGER OUTは、 各パルス周期を マー ク し ます。
• STROBE OUTはバース ト の最初のパルス周期の開始で立ち上 り 、最後のパル
ス周期の開始で立ち下が り ます。
47
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
ト リ ガ ・ パルス ・ モー ド
次の図は、 ト リ ガ ・ モー ド がTRIGGERED、 パルス ・ モー ド がPULSESの場合
の代表的な タ イ ミ ン グ を示 し ています。 各パルスは、 アー ミ ン グ ・ ソ ースの立
上が り エ ッ ジ で ト リ ガ し ます。
Trg'd by:
アー ミ ン グ ・ ソ ース
Trg'd by: Ext input
ま たは MAN Key
出力
シ ン グル ・ パルス
出力
ダ ブル ・ パルス
ト リ ガ出力
ス ト ローブ出力
特性
• 選択 し たアー ミ ング ・ ソ ースのア ク テ ィ ブ ・ エ ッ ジ で、 単一のパルス周期が
ト リ ガ さ れます(TRG'D BY)。
– 前面パネルのMANキーを押 し た と き、 放 し た と き、 またはその両方で ト
リガ
– EXT INPUTの立上が り エ ッ ジ、立下が り エ ッ ジ、またはその両方で ト リ ガ
• パルス周期当た り のパルス と し て、 シ ングル ・ パルスまたはダ ブル ・ パルス
を選択で き ます。
• TRIGGER OUTは、 各パルス周期を マー ク し ます。
• STROBE OUTは、 ト リ ガ ・ パルス ・ モー ド では使用 さ れません。
注記
PLLは、 アー ミ ング ・ ソ ース と し て選択で き ません。 同 じ 結果を得るには、 連続
パルス ・ モー ド を選択 し 、 PLLを周期ソ ース と し て使用 し ます。
48
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
前の図 と 対照的に、 こ の図ではアー ミ ング ・ ソ ースの立上が り と 立下が り の両
エ ッ ジ でパルス を ト リ ガする場合の タ イ ミ ングを示 し ています。
Trg'd by:
アー ミ ン グ ・ ソ ース
(Trg'd by:) Ext input
ま たは MAN Key
出力
シ ン グル ・ パルス
出力
ダ ブル ・ パルス
ト リ ガ出力
最小幅
ス ト ローブ出力
49
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
ト リ ガ ・ バース ト ・ モー ド
次の図は、 ト リ ガ ・ モー ド が TRIGGERED、 パルス ・ モー ド がBURST の場合
の代表的な タ イ ミ ン グ を示 し ています。 各バース ト は、 アー ミ ン グ ・ ソ ースの
立上が り エ ッ ジ で ト リ ガ し ます。
最初の例では、 周期 ソ ース と し て同期 ト リ ガが可能な内部発振器を使用 し てい
ます。
Trg'd by:
発振器は同期ス タ ー ト
アー ミ ン グ ・
ソ ース
(Trg'd by:) EXT INPUT、
MAN Key、 ま たは PLL
3 バース ト
周期
周期 ソ ース
int Osc
出力
シ ン グル ・ パルス
出力
ダ ブル ・ パルス
ト リ ガ出力
ス ト ローブ出力
最初の周期
特性
最後の周期
最初の周期
• 選択 し たアー ミ ング ・ ソ ースのア ク テ ィ ブ ・ エ ッ ジ で、 パルス周期のバース
ト が ト リ ガ さ れます。
– 前面パネルのMANキーを押 し た と き、 放 し た と き、 またはその両方で ト
リガ
– EXT INPUTの立上が り エ ッ ジ、立下が り エ ッ ジ、またはその両方で ト リ ガ
– PLL(内部 ト リ ガ ・ バース ト )
アー ミ ング ・ ソ ース と し て内部PLLを使用する場合、 ト リ ガ周期を指定する
必要があ り ます。
• 1バース ト 当た り のパルス周期数は、 2~65536の範囲で選択で き ます。
• パルス周期当た り のパルス と し て、 シ ングル ・ パルスまたはダ ブル ・ パルス
を選択で き ます。
50
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
• TRIGGER OUTは、 各パルス周期を マー ク し ます。
• STROBE OUTはバース ト の最初のパルス周期の開始で立ち上 り 、最後のパル
ス周期の開始で立ち下が り ます。
次の例では、周期 ソ ース と し て内部PLLまたは外部CLK-INを使用 し ています。 ど
ち ら も 、 同期 ト リ ガはで き ません。
Trg'd by:
PLL/CLK-IN は EXT INPUT に同期不可
デ ィ レ イ =n ×周期、 1 < n ≦ 2
アー ミ ン グ ・
ソ ース
(Trg'd by:) EXT INPUT
ま たは MAN Key
3 バース ト
周期
周期 ソ ース
internal PLL
ま たは CLK-IN
出力
シ ン グル ・ パルス
出力
ダ ブル ・ パルス
ト リ ガ出力
ス ト ロ ーブ出力
最初の周期
注記
最後の周期
最初の周期
PLLを、 パルス周期ソ ースおよびアー ミ ング(TRG'D BY)ソ ース と し て同時に使用
する こ と はで き ません。
51
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
ゲー ト ・ パルス ・ モー ド
次の図は、 ト リ ガ ・ モー ド がGATED、 パルス ・ モー ド がPULSESの場合の代表
的な タ イ ミ ングを示 し ています。
最初の例では、 周期 ソ ース と し て同期 ト リ ガが可能な内部発振器を使用 し てい
ます。
Gated by:
発振器は同期ス タ ー ト
アー ミ ン グ ・
ソ ース
(Gated by:) EXT INPUT ま
たは MAN Key
周期
周期 ソ ース
internal Osc
出力
シ ン グル ・ パルス
出力
ダ ブル ・ パルス
ト リ ガ出力
ス ト ローブ出力
特性
• 選択 し たアー ミ ング ・ ソ ースのア ク テ ィ ブ ・ レベルで、 パルス周期がゲー ト
(イ ネーブル) さ れます。
– 前面パネルのMANキーを押 し ている と き、 放 し ている と き、 またはその
両方でゲー ト
– EXT INPUT(外部信号)のハイ ・ レ ベル、 ロー ・ レベル、 またはその両方
でゲー ト
• パルス周期当た り のパルス と し て、 シ ングル ・ パルスまたはダ ブル ・ パルス
を選択で き ます。
• TRIGGER OUTは、 各パルス周期を マー ク し ます。
• STROBE OUTは、 ゲー ト ・ パルス ・ モー ド では使用 さ れません。
52
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
次の例では、周期 ソ ース と し て内部PLLまたは外部CLK-INを使用 し ています。 ど
ち ら も 、 同期 ト リ ガはで き ません。
PLL/CLK-IN は EXT INPUT に同期不可
デ ィ レ イ =n ×周期、 1 < n ≦ 2
Gated by:
アー ミ ン グ ・
ソ ース
(Gated by:) EXT INPUT ま
たは MAN Key
周期
周期 ソ ース
internal PLL
ま たは CLK-IN
出力
シ ン グル ・ パルス
出力
ダ ブル ・ パルス
ト リ ガ出力
ス ト ローブ出力
53
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
ゲー ト ・ バース ト ・ モー ド
次の図は、 ト リ ガ ・ モー ド がGATED、 パルス ・ モー ド がBURSTの場合の代表
的な タ イ ミ ングを示 し ています。
最初の例では、 周期 ソ ース と し て同期 ト リ ガが可能な内部発振器を使用 し てい
ます。
Gated by:
アー ミ ン グ ・
ソ ース
発振器は同期ス タ ー ト
(Gated by:) EXT INPUT ま
たは MAN Key
3 バース ト
周期
周期 ソ ース
internal Osc
出力
シ ン グル ・ パルス
出力
ダ ブル ・ パルス
ト リ ガ出力
ス ト ローブ出力
最初の周期
特性
最後の周期
最初の周期
最後の周期
• 選択 し たアー ミ ング ・ ソ ースのア ク テ ィ ブ ・ レベルで、 パルス周期のバース
ト がゲー ト (イ ネーブル) さ れます。
– 前面パネルのMANキーを押 し ている と き、 放 し ている と き、 またはその
両方でゲー ト
– EXT INPUT(外部信号)のハイ ・ レ ベル、 ロー ・ レベル、 またはその両方
でゲー ト
• パルス周期当た り のパルス と し て、 シ ングル ・ パルスまたはダ ブル ・ パルス
を選択で き ます。
• TRIGGER OUTは、 各パルス周期を マー ク し ます。
• STROBE OUTはバース ト の最初のパルス周期の開始で立ち上 り 、最後のパル
ス周期の開始で立ち下が り ます。
54
Agilent 81101A の使用法
モー ド / ト リ ガ画面
次の例では、周期 ソ ース と し て内部PLLまたは外部CLK-INを使用 し ています。 ど
ち ら も 、 同期 ト リ ガはで き ません。
Gated by:
PLL/CLK-IN は EXT INPUT に同期不可
デ ィ レ イ =n ×周期、 1 < n ≦ 2
アー ミ ン グ ・
ソ ース
(Gated by:) EXT INPUT ま
たは MAN Key
3 バース ト
周期
周期 ソ ース
internal PLL
ま たは CLK-IN
出力
シ ン グル ・ パルス
出力
ダ ブル ・ パルス
ト リ ガ出力
ス ト ロ ーブ出力
最初の周期
最後の周期
最初の周期
最後の周期
Ext. Width モー ド
Ext. Width(外部パルス幅)モー ド では、 外部信号によ っ てパルス幅を決めます。 次
のよ う な操作が可能です。
• MANKEY: MANキーを押す と 立上が り エ ッ ジ を、 キーを放す と 立下が り エ ッ
ジ を発生 し ます。
• EXT-IN: EXT INPUTでの立上が り エ ッ ジは立上が り エ ッ ジ を、立下が り エ ッ
ジは立下が り エ ッ ジ を発生 し ます。
EXT INPUTの し き い値 と イ ン ピーダ ン スは、 ト リ ガ ・ レ ベル画面で設定で き
ます。
こ のモー ド では出力パルスの周期、 デ ィ レ イ、 パルス幅は設定で き ません。 こ
れら は外部信号によ っ て決 り ます。
TRIGGER OUTは、 OUTPUT信号に並行 し て立ち上が り /立ち下が り ます。
55
Agilent 81101A の使用法
出力画面
出力画面
出力画面は、 タ イ ミ ング ・ パラ メ ー タ と レ ベル ・ パ ラ メ ー タ を1画面で表示 し ま
す。
出力画面を表示するには、 OUTPUT ソ フ ト キーを押 し ます。
タ イ ミ ン グ ・ パラ メ ー タ
出力画面の左側部分で、 パルス ・ タ イ ミ ン グ ・ パ ラ メ ー タ の表示 と 設定を行い
ます。
Per
Delay
Width
LeadE
TraiE
1.000µs Normal
OFF
1
MODIFY
0ps Offset
+0.0mV *Period
100.0ns Amplit
1.00V Frequency
5.00ns 50Ω into 50.0Ω
=LeadE
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
TRG-LEV
個々の タ イ ミ ン グ ・ パ ラ メ ー タ について、 以下で詳 し く 説明 し ます。 パ ラ メ ー
タ はすべて、 異な っ た フ ォ ーマ ッ ト での入力が可能です。
注記
Agilent 81101Aでは、 測定誤差の原因 と な るグ リ ッ チや ド ロ ッ プ ・ アウ ト な し に
タ イ ミ ング ・ パラ メ ー タ を変え ら れます。 こ れは、 タ イ ミ ング値が 100ms未満(
周波数<10Hz)の連続モー ド で、 前の値の半分か ら2倍ま での連続値にあてはま り
ます。
56
Agilent 81101A の使用法
出力画面
ある タ イ ミ ング ・ パラ メ ー タ を選択 し ている と き に SHIFT + MORE (GRAPH) を
押す と 、 そのパ ラ メ ー タ がグ ラ フ ィ ッ ク 表示 さ れます。 現在選択 し ているパ ラ
メ ー タ はModify/Enterエ リ ア で表示 さ れ、 グ ラ フ ィ ッ ク 画面では破線または太線
で示 さ れます。
1
OFF
Width1
100.0
ns
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
1
OFF
TRG-LEV
PERIOD
1.000
µs
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
TRG-LEV
タ イ ミ ング ・ パラ メ ー タ を切 り 替え るには、 左/右カ ー ソ ル ・ キーを使用 し ます。
注記
グ ラ フ ィ ッ ク ・ モー ド で変更で き るのはパ ラ メ ー タ の値のみで、 パ ラ メ ー タ ・
フ ォ ーマ ッ ト は変更で き ません。 パ ラ メ ー タ のフ ォ ーマ ッ ト を例えば WIDTH か
ら DTYCYC に変えたい場合は、 テキス ト ・ モー ド で カ ー ソ ルを用い、 パラ メ ー タ
名を選択する必要があ り ます。
パルス周期パラ メ ー タ
パルス周期は、 PERIOD またはFREQUENCY に設定 し ます。
モー ド / ト リ ガ画面でパルス周期ソ ース と し てCLK-IN を選択 し ている場合、 パ
ルス周期/ 周波数は、 CLOCK/REF INP. コ ネ ク タ に印加 し た信号によ っ て決 り ま
す。
• MEAS ONCE
1度だけ外部信号を測定 し ます。 再度測定する場合は、 ENTERを押 し ます。
57
Agilent 81101A の使用法
出力画面
• MEAS CONT
本器が GPIB を経由 し て コ マ ン ド を受け取る ま で、 外部信号を連続 し て測定
し ます。
再び連続測定を起動する場合は、SHIFT (LOCAL)を押 し て本器を ロー カル操
作モー ド に し て、 連続測定を再度開始する必要があ り ます。
パルス遅延パラ メ ー タ
パル ス 周期内の、 パル ス の立上が り エ ッ ジ を デ ィ レ イ で き ま す。 デ ィ レ イ ・
フ ォ ーマ ッ ト と し て、 次の3つ を使用で き ます。
• DELAY またはDBLDEL (ABSOLUTE を選択)
DELAYは、パルス周期の開始から パルスの立上が り エ ッ ジの開始ま での絶対
デ ィ レ イ です。
モー ド / ト リ ガ画面でダ ブル ・ パルス を選択 し ている場合、DBLDELパラ メ ー
タ は各パルス周期中の最初 と 2番めのパルス間のデ ィ レ イ を指定 し ます。
絶対デ ィ レ イは、 パルス周期から は独立 し ています。 し たが っ て、 周期を変
更 し て も 、 立上が り エ ッ ジは周期の開始に相対 し て移動 し ません。
• DELAY% (% OF PERIOD を選択)
パルス周期の開始から 立上が り エ ッ ジの開始ま でのデ ィ レ イ を、パルス周期
のパーセ ン ト で表わ し ます。 こ のフ ォ ーマ ッ ト では、 周期を変更する と 、 立
上がり エ ッ ジは%デ ィ レ イ を維持するために周期の開始に相対し て移動し ます。
• PHASE (PHASE を選択)
パルス周期の開始から立上が り エ ッ ジの開始までの位相デ ィ レ イ を度数で表
わ し ます(360゚=1パルス周期)。 この フ ォ ーマ ッ ト では、 周期を変更する と 、 立
上が り エ ッ ジは位相デ ィ レ イ を維持するために周期の開始に相対 し て移動 し
ます。
58
Agilent 81101A の使用法
出力画面
パルス幅パラ メ ー タ
出力パルスの幅を設定 し ます。 次の3つの フ ォ ーマ ッ ト が使用可能です。
• WIDTH (WIDTH を選択)
立上が り エ ッ ジの開始から 立下が り エ ッ ジの開始ま での絶対パルス幅です。
こ のフ ォ ーマ ッ ト では、パルス幅はパルス周期およびデ ィ レ イの変更から は
独立 し ています。
• DTYCYC (DUTYCYCLE を選択)
デ ュ ーテ ィ ・ サイ クルは、 立上が り エ ッ ジの開始から 立下が り エ ッ ジの開始
ま で を測定 し 、 周期のパーセ ン ト で表わ し たパルス幅です。 このフ ォ ーマ ッ
ト では、 周期を変更する と 、 デ ュ ーテ ィ ・ サイ ク ルを維持する ために絶対幅
も 変更 さ れます。
• TRADEL (TRAILDEL を選択)
立下が り デ ィ レ イは、パルス周期の開始から 立下が り エ ッ ジの開始ま での絶
対デ ィ レ イ です。 こ の フ ォ ーマ ッ ト では、 パルス ・ デ ィ レ イ ( 立上が り エ ッ
ジ ・ デ ィ レ イ ) またはパルス周期を変更 し た場合、 立下が り エ ッ ジはパルス
周期の開始に相対 し て固定 さ れたま ま です。
注記
パルス幅フ ォ ーマ ッ ト を DTYCYC、 立上が り /立下が り エ ッ ジ ・ フ ォ ーマ ッ ト を
幅のパーセ ン ト (LEADED%/TRAILE%)に、 同時に設定する こ と はで き ません。
立上が り エ ッ ジ ・ パラ メ ー タ
パルスの立上が り エ ッ ジ遷移時間(パルス幅の10% か ら 90% まで測定) を設定 し ま
す。 次の2つの フ ォ ーマ ッ ト を使用で き ます。
• LEADE (ABSOLUTE を選択)
パルス振幅の10% か ら 90% ま で を測定 し た、 絶対遷移時間です。 こ の フ ォ ー
マ ッ ト では、 立上が り エ ッ ジはパルス幅から 独立 し ています。
• LEADE% (% OF WID を選択)
パルス幅のパーセ ン ト と し て表わ し た、 絶対遷移時間です。 このフ ォ ーマ ッ
ト では、 パルス幅を変更する と 、 幅のパーセ ン ト と し てのエ ッ ジ時間を維持
する ために遷移時間も 変更 さ れます。
59
Agilent 81101A の使用法
出力画面
注記
立上が り エ ッ ジ と 立下が り エ ッ ジは、 ある範囲内のみで独立 し て設定する こ と
がで き ます。 『Reference Guide』 の 「Transition Times」 を参照 し て く だ さ い。
注記
パルス幅フ ォ ーマ ッ ト を DTYCYC、 立上が り /立下が り エ ッ ジ ・ フ ォ ーマ ッ ト を
幅のパーセ ン ト (LEADE%/TRAIE%)に、 同時に設定する こ と はで き ません。
パルス立下が り エ ッ ジ ・ パラ メ ー タ
パルスの立下が り エ ッ ジ遷移時間(パルス振幅の10%か ら 90% まで測定) を設定 し
ます。 次の3つの フ ォ ーマ ッ ト を使用で き ます。
• =LEADE (=LEADEを選択)
対称形パルス を維持する ために、立下が り エ ッ ジの遷移時間が立上が り エ ッ
ジ と 直接結合 さ れています。
• TRAIE (ABSOLUTE を選択)
パルス振幅の90% か ら 10% ま で を測定 し た、 絶対遷移時間です。 こ の フ ォ ー
マ ッ ト では、立下がり エ ッ ジは立上がり エ ッ ジ とパルス幅から独立し ています。
• TRAIE% (% OF WID を選択)
パルス幅のパーセ ン ト と し て表わ し た、 立下が り エ ッ ジ遷移時間です。 この
フ ォ ーマ ッ ト では、 パルス幅を変更する と 、 幅のパーセ ン ト と し てのエ ッ ジ
時間を維持する ために遷移時間も 変更 さ れます。
注記
立上が り エ ッ ジ と 立下が り エ ッ ジは、 ある範囲内でのみ独立 し て設定する こ と
がで き ます。 『Reference Guide』 の 「Transition Times」 を参照 し て く だ さ い。
注記
パルス幅フ ォ ーマ ッ ト を DTYCYC、 立上が り /立下が り エ ッ ジ ・ フ ォ ーマ ッ ト を
幅のパーセ ン ト (LEADE%/TRAIE%)に、 同時に設定する こ と はで き ません。
60
Agilent 81101A の使用法
出力画面
レベル ・ パラ メ ー タ
出力画面の右側部分で、 パルス ・ レ ベル ・ パ ラ メ ー タ の表示 と 制御、 お よび出
力のイ ネーブル/デ ィ スエーブルを行います。
Per 1.000µs Normal
Delay
Width
LeadE
TraiE
OFF
1
MODIFY
0ps Offset
+0.0mV *OFF
100.0ns Amplit
1.00V ON
5.00ns 50Ω into 50.0Ω
=LeadE
MODE/TRG
OUTPUT
LIMITS
TRG-LEV
個々のレ ベル ・ パ ラ メ ー タ について、 以下で詳 し く 説明 し ます。 パ ラ メ ー タ は
すべて、 異な っ た フ ォ ーマ ッ ト での入力が可能です。
ある レベル ・ パ ラ メ ー タ を選択 し ている と き に SHIFT + MORE (GRAPH) を押す
と 、 そのパ ラ メ ー タ がグ ラ フ ィ ッ ク 表示 さ れます。 現在選択 し てい るパ ラ メ ー
タ がModify/Enterエ リ ア で表示 さ れ、 グ ラ フ ィ ッ ク 画面でグ ラ フ ィ ッ ク 表示 さ れ
ます。
1
+11V
Amplitude1
OFF
1.00
-11V
MODE/TRG
OUTPUT
V
LIMITS
TRG-LEV
出力 リ ミ ッ ト がオ ンの と き、 リ ミ ッ ト は出力画面にグ ラ フ ィ ッ ク ・ モー ド で表
示 さ れます(64ページ 「 リ ミ ッ ト 画面」 を参照 し て く だ さ い)。
61
Agilent 81101A の使用法
出力画面
注記
グ ラ フ ィ ッ ク ・ モー ド で変更で き るのはパ ラ メ ー タ の値のみで、 パ ラ メ ー タ ・
フ ォ ー マ ッ ト は変更 で き ま せん。 パ ラ メ ー タ の フ ォ ー マ ッ ト を 例 えば OFFSAMPLか らHIGH-LOWに変えたい場合、 テキス ト ・ モー ド で カ ー ソルを用い、 パ
ラ メ ー タ 名を選択する必要があ り ます。
注記
出力を オ ン にする と 、 本器は出力での実際の電圧レ ベル と 電流レ ベルを監視 し
ます。 電圧レ ベルま たは電力消費値が出力回路に損傷を与え る レ ベルに達する
と 、 出力は自動的にオ フ にな り ます。
ノ ーマル / コ ン プ リ メ ン ト ・ パラ メ ー タ
出力を ノ ーマル ・ モー ド と コ ン プ リ メ ン ト ・ モー ド の間で切 り 替えます。
• NORMAL
パルス立上が り エ ッ ジはロー ・ レ ベルから ハイ ・ レベルに立ち上が り 、 立下
が り エ ッ ジはハイ ・ レ ベルから ロー ・ レ ベルに立ち下が り ます。
• COMPLMNT
パルス立上が り エ ッ ジはハイ ・ レ ベルから ロー ・ レベルに立ち下が り 、 立下
が り エ ッ ジはロー ・ レ ベルから ハイ ・ レ ベルに立ち上が り ます。
注記
こ のパラ メ ー タ は、 テキス ト ・ モー ド でのみ使用で き ます。
オ フ セ ッ ト / 振幅、 ハイ / ロー ・ レ ベル ・ パラ メ ー タ
パルス ・ レ ベルを オ フ セ ッ ト と 振幅、 またはハイ およびロー ・ レ ベルで設定/表
示 し ます。 SET TTL および SET ECL フ ォ ーマ ッ ト を使用 し て、 TTL またはECL
出力レ ベルをすばや く 設定で き ます。
• SET TTL
ハイ / ロー ・ レ ベル ・ フ ォ ーマ ッ ト を選択 し 、 自動的にレ ベルをデ フ ォル ト
のTTLレ ベルに設定 し ます。
TTL-HI:
TTL-LOW:
+2.50V
+0.0mV
デ フ ォル ト ・ レベルが一度設定 さ れます。 後で入力フ ォ ー カ ス を値ま で移動
し 、 通常 と 同 じ く 変更で き ます。
• HIGH-LOW
パルス ・ レ ベルに対 し て、 ハイ/ロー ・ レ ベル ・ フ ォ ーマ ッ ト を選択 し ます。
62
Agilent 81101A の使用法
出力画面
• OFFS-AMPL
パルス ・ レ ベルに対 し て、 オ フ セ ッ ト /振幅フ ォ ーマ ッ ト を選択 し ます。 オ
フ セ ッ ト は、 0Vから パルス振幅の中間ま での値です。 パルス振幅は、 パルス
のハイ ・ レ ベル と ロー ・ レ ベルの差です。
• SET ECL
ハイ / ロー ・ レ ベル ・ フ ォ ーマ ッ ト を選択 し 、 自動的にレ ベルをデ フ ォル ト
のECLレベルに設定 し ます。
ECL-HI:
-850mV
ECL-LOW:
-1.80V
こ のデ フ ォル ト ・ レベルが一度設定 さ れます。 後で入力フ ォ ー カ ス を値ま で
移動 し 、 通常 と 同 じ く 変更で き ます。
電圧 / 電流モー ド (mV/V/mA/A)
入力フ ォ ー カ ス を レ ベルの単位に移動 さ せて、パルスのレ ベルを電圧(IN VOLTS)
で設定するか電流(IN AMPERES)で設定するか選択 し ます。
注記
こ のパラ メ ー タ は、 テキス ト ・ モー ド でのみ使用で き ます。
出力ソ ース ・ イ ン ピーダ ン ス ・ パラ メ ー タ (50Ω into)
出力ソ ース ・ イ ン ピーダ ン ス を50Ωまたは1kΩから 選択 し ます。
注記
こ のパラ メ ー タ は、 テキス ト ・ モー ド でのみ使用で き ます。
負荷イ ン ピーダ ン ス ・ パラ メ ー タ (50.0Ω)
出力で予測 さ れる負荷イ ン ピーダ ン ス値を調整 し て、 非50Ω負荷を補償 し ます。
こ の値を用いて表示レ ベル ・ パラ メ ー タ が計算 さ れます。 し たがっ て、 レベル ・
パラ メ ー タ は非50Ω静的負荷でのレ ベルを表 し ます。
注記
こ のパラ メ ー タ は、 テキス ト ・ モー ド でのみ使用で き ます。
63
Agilent 81101A の使用法
リ ミ ッ ト 画面
リ ミ ッ ト 画面
被試験デバイ スの損傷を防ぐ ため、 リ ミ ッ ト 画面ではパルス ・ レ ベル ・ パラ メ ー
タ に対する電圧 と 電流の リ ミ ッ ト を設定で き ます。
リ ミ ッ ト 画面を表示するには、 LIMITソ フ ト キーを押 し ます。
1
MODIFY
Limits OFF
High-V
Low-V
High-A
Low-A
+500mV
-500mV
+10.0mA
-10.0mA
MODE/TRG
OUTPUT
*OFF
ON
LIMITS
TRG-LEV
リ ミ ッ ト を オ ン にす る と 、 出力がオ ンの と き に、 OUTPUT 画面のパルス ・ レ ベ
ル ・ パ ラ メ ー タ をLIMIT画面で指定 し た範囲外に設定で き な く な り ます。 また電
圧 と 電流の リ ミ ッ ト を適用す るので、 イ ン ピーダ ン ス ・ パ ラ メ ー タ の設定可能
範囲も 影響を受けます。
出力 リ ミ ッ ト を オ ン にする と リ ミ ッ ト が OUTPUT 画面のグ ラ フ ィ ッ ク ・ モー ド
で表示 さ れ、 レ ベル ・ バーが リ ミ ッ ト に従っ てスケール さ れます。
1
+1V
Amplitude1
OFF
500
-1V
MODE/TRG
64
OUTPUT
mV
LIMITS
TRG-LEV
Agilent 81101A の使用法
ト リ ガ ・ レ ベル画面
ト リ ガ・ レ ベル画面
ト リ ガ ・ レ ベル画面では、 次の操作を行えます。
• EXT INPUT コ ネ ク タ の、 ト リ ガ し き い値 と 入力イ ン ピーダ ン スの設定
• CLOCK/REF INP. コ ネ ク タ の、 ト リ ガ し き い値 と 入力イ ン ピーダ ン スの設定
• STROBE OUTおよびTRIGGER OUT コ ネ ク タ の出力レ ベルの設定
ト リ ガ ・ レ ベル画面を表示するには、 TRG-LEV ソ フ ト キーを押 し ます。
EXT-IN: Threshold
CLK-IN: Threshold
+1.0V 50Ω
+1.0V 50Ω
Set TTL
Set ECL
*Voltage
TRIGGER-OUT: TTL
STROBE-OUT : TTL
MODE/TRG
OUTPUT
MODIFY
LIMITS
TRG-LEV
し き い値 / イ ン ピーダ ン ス ・ パラ メ ー タ
EXT-INおよびCLK-INコ ネ ク タ の し き い値 と 入力イ ン ピーダ ン ス を、 個別に設定
で き ます。
EXT-IN/CLK-IN し き い値パ ラ メ ー タ
入力フ ォ ー カ ス を EXT-IN またはCLK-IN に移動 し 、 外部入力またはク ロ ッ ク 入
力の ト リ ガ し き い値をTTLまたはECL適合レベルにすばや く 設定で き ます。
65
Agilent 81101A の使用法
ト リ ガ ・ レ ベル画面
• SET TTL
入力 し き い値を+2.5 Vに設定 し ます。
こ の値に入力フ ォ ー カ ス を移動すれば、 し き い値を変更で き ます。
• SET ECL
入力 し き い値を–1.3 Vに設定 し ます。
こ の値に入力フ ォ ー カ ス を移動すれば、 し き い値を変更で き ます。
• VOLTAGE
-10.0V~+10.0Vの範囲で、 し き い値レ ベルを設定で き ます。 入力フ ォ ー カ ス
を値に移動 し て変更 し ます。
EXT-IN/CLK-IN イ ン ピーダ ン ス ・ パ ラ メ ー タ
外部入力 コ ネ ク タ ま たは ク ロ ッ ク 入力 コ ネ ク タ の入力イ ン ピ ーダ ン ス を、 50Ω
と 10kΩの間で切 り 替えます。
ト リ ガ / ス ト ローブ ・ レ ベル ・ パ ラ メ ー タ
TRIGGER OUT コ ネ ク タ と STROBE OUT コ ネ ク タ の出力レ ベルを個別に設定で き
ます。
出力レ ベルを次のよ う に設定で き ます(50Ωに対 し )。
• TTL
ハイ ・ レ ベル: +2.50V
ロー ・ レ ベル: 0V
• ECL
ハイ ・ レ ベル: -0.85V
ロー ・ レ ベル: -1.80V
66
Agilent 81101A の使用法
メ モ リ ・ カー ド 画面
メ モ リ ・ カ ード 画面
メ モ リ ・ カ ー ド 画面では、 次の操作を行います。
• 機器設定の メ モ リ ・ カ ー ド へのス ト ア
• 機器設定の メ モ リ ・ カ ー ド から の リ コ ール
• メ モ リ ・ カ ー ド のフ ァ イル削除
• メ モ リ ・ カ ー ド のフ ォ ーマ ッ ト
メ モ リ ・ カ ー ド 画 面 を 表示 す る に は、 MEMCARD ソ フ ト キ ー を 押 し ま す。
MEMCARDソ フ ト キーが表示 さ れていない場合は、 MOREを押 し ます。
Dir Path
\
Filename
TESTVI.TXT
MODIFY
*BURSTS
PULSES
Perform Operation
MODE/TRG
TRG-LEV
MEMCARD
CONFIG
デ ィ レ ク ト リ ・ パス ・ パラ メ ー タ
入力フ ォ ー カ ス をDIR PATHに移動 し て、 メ モ リ ・ カ ー ド 上のデ ィ レ ク ト リ 変更、
カ レ ン ト ・デ ィ レ ク ト リ 内のサブデ ィ レ ク ト リ の表示を行います(カ レ ン ト ・デ ィ
レ ク ト リ 名は、 DIR PATHの横に表示 さ れます)。
カ レ ン ト ・ デ ィ レ ク ト リ 内の全サブデ ィ レ ク ト リ が、 Modify/Enterエ リ アに リ ス
ト さ れます。
デ ィ レ ク ト リ を変え るには、ノ ブ を回 し てデ ィ レ ク ト リ 名を選択 し 、ENTERキー
を押 し ます。
67
Agilent 81101A の使用法
メ モ リ ・ カ ー ド 画面
サブ デ ィ レ ク ト リ にい る と き にデ ィ レ ク ト リ ・ リ ス ト で ".." を選択す る と 、 親
デ ィ レ ク ト リ に戻れます。
フ ァ イル名パラ メ ー タ
カ レ ン ト ・ デ ィ レ ク ト リ の フ ァ イ ル を 選 択 す る に は、 入 力 フ ォ ー カ ス を
FILENAME パラ メ ー タ に移動 し ます。 ノ ブ を回す と 、 Modify/Enter エ リ ア で リ ス
ト さ れた フ ァ イル名がス ク ロール し ます。
メ モ リ ・ カ ー ド の操作
入力フ ォ ー カ ス をPERFORM OPERATIONに移動 し 、ノ ブ を回 し て必要な操作を選
択 し ます。 選択 し た操作を実行するには、 ENTERキーを押 し ます。
• READCARD
新 し い メ モ リ ・ カ ー ド を挿入 し た後、 DOSフ ァ イル ・ シ ステム情報を読み取
り ます。
• RECALL
選択 し た フ ァ イルを、 現在の機器設定 と し て リ コ ール し ます。
• STORE
現在の機器設定を メ モ リ ・ カ ー ド にス ト ア し ます。
Modify/Enterエ リ ア内の設定用 フ ァ イル名を編集するには、 ENTERキーを一
度押 し ます。デ フ ォル ト と し て、現在選択 し てい る フ ァ イル名が使われます。
注意
フ ァ イル名を変更し ない場合は、 ENTERを押すと既存フ ァ イルが上書き されます。
フ ァ イル名を変更する と きは、 カ ー ソル ・ キーを使用 し て文字カー ソ ルを移
動 し ます。 文字の変更には、 ノ ブ を使用 し ます。 変更が終 っ た ら 、 ENTER
を押 し て設定を ス ト ア し ます。
フ ァ イル名には、 最大8文字を使用で き ます。
上/下カ ー ソル ・ キーを押せば、 いつで も ス ト ア操作をキ ャ ン セルで き ます。
現在の設定を ス ト アする と 、 DOSフ ァ イル名拡張子".ST0"が自動的に フ ァ イ
ル名に付加 さ れます。
68
Agilent 81101A の使用法
メ モ リ ・ カー ド 画面
• STORE ALL
現在の機器設定 と 、 メ モ リ 1 ~9 の機器設定を メ モ リ ・ カ ー ド にス ト ア し ま
す。 各設定を名前が同 じ で拡張子が異な る (現在の設定に対 し ".ST0"、 設定
メ モ リ 1~9に対 し ".ST1"~".ST9")別個の フ ァ イルにス ト ア し ます。
Modify/Enterエ リ ア内の設定用 フ ァ イル名を編集するには、 ENTERキーを一
度押 し ます。デ フ ォル ト と し て、現在選択 し てい る フ ァ イル名が使われます。
注意
フ ァ イル名を変更し ない場合は、 ENTERを押すと既存フ ァ イルが上書き されます。
フ ァ イル名を変更する と きは、 カ ー ソル ・ キーを使用 し て文字カー ソ ルを移
動 し ます。 文字の変更には、 ノ ブ を使用 し ます。 変更が終 っ た ら 、 ENTER
を押 し て設定を ス ト ア し ます。
フ ァ イル名には、 最大8文字を使用で き ます。
上/下カ ー ソル ・ キーを押せば、 いつで も ス ト ア操作をキ ャ ン セルで き ます。
• DELETE
選択 し た フ ァ イルを メ モ リ ・ カ ー ド から 削除 し ます。
• FORMAT
メ モ リ ・ カ ー ド を フ ォ ーマ ッ ト し ます。
注意
メ モ リ ・ カ ー ド を フ ォ ーマ ッ ト す る と 、 カ ー ド 上の既存 フ ァ イルはすべて失わ
れます。
69
Agilent 81101A の使用法
コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン画面
コ ン フ ィ ギュ レ ーシ ョ ン 画面
コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン画面では、 次の操作を行います。
• 本器のGPIBア ド レ スの設定
• セルフ テ ス ト の実行
• PLLの周波数基準ソ ース と 周波数の選択
コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン画面を表示するには、 CONFIG ソ フ ト キーを押 し ます。
CONFIG ソ フ ト キーが表示 さ れていない場合は、 MOREを押 し ます。
GPIB-Address:
10
HP-IB Address:
10
Perform
Selftest:
Perform: Selftest mP and Signal
Group Params by: TIMING/LEVELS
Pulse-Period:
internal PLL
PLL-Ref : Internal
Internal
PLL-Ref:
Deskew 1:
+0ps 2:
+0ps
MODE/TRG
LIMITS
TRG-LEV
TRG-LEV
MEMCARD
MEMCARD
MODIFY
MODIFY
10
10
CONFIG
CONFIG
GPIB ア ド レ ス
本器のGPIBア ド レ スは、 0~30の範囲で設定で き ます。 デ フ ォル ト のア ド レ スは
10です。
動作セルフ テ ス ト の実行
入力フ ォ ー カ ス をPERFORM: SELFTESTに移動 し 、 ENTERキーを押 し ます。
セルフ テ ス ト で不具合を検出する と 、 点滅する Eが表示 さ れます。 HELP を押す
と 、 エ ラ ー ・ メ ッ セージの リ ス ト が表示 さ れます。
70
Agilent 81101A の使用法
コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン画面
PLL 基準
PLLの周波数基準ソ ース を設定 し ます。
• INTERNAL
内部5MHz基準です。
• CLK-IN
CLOCK/REF INP. コ ネ ク タ から の外部基準信号です。 外部基準の期待周波数
を、 5MHzまたは10MHzに設定で き ます。
71
Agilent 81101A の使用法
警告 と エ ラ ー
警告と エ ラ ー
本器には、 「警告」 と 「エ ラ ー」 と い う 2 レ ベルのエ ラ ー ・ レ ポー ト 機能があ り
ます。 エ ラ ー と 警告のチ ェ ッ ク は、 GPIBを経由 し て :SYSTem:CHECk コ マ ン ド
によ っ てオ フ に し ない限 り 、 常に イ ネーブルにな っ ています。
• 警告は、関連する全パラ メ ー タ の現在の設定でワース ト ケースの不確か さ が
組み合わ さ っ たために、出力信号が有効でない可能性がある場合に生成 さ れ
ます。
例えばパルス幅を変更する と き、その設定がパルス周期内に適合するかチ ェ ッ
ク する ために、 他の全 タ イ ミ ン グ ・ パ ラ メ ー タ ( 立上が り エ ッ ジ、 立下が り
エ ッ ジ、 パルス周期) と その不確か さ を考慮する必要があ り ます。
し たが っ て、 警告 リ ミ ッ ト は特定のパ ラ メ ー タ に対 し て固定 し た も ので な
く 、 関連パ ラ メ ー タ の設定によ っ て変化 し ます。 またエ ラ ー ・ リ ミ ッ ト と 警
告 リ ミ ッ ト が同 じ で、 エ ラ ー ・ リ ミ ッ ト に達する ま で警告が発生 し ない場合
も あ り ます。
警告が発生 し て も 、設定はハー ド ウ ェ アの中で実現 さ れたま まにな っ ていま
す。 これは、 警告 リ ミ ッ ト を評価する ためのワース ト ケース条件が、 実際に
は非常に起 り に く い も のだから です。
1つまたはそれ以上の警告が発生 し ている こ と を示すため、 点滅する Wが表
示 さ れます。 HELPを押す と 、 警告 リ ス ト が表示 さ れます。
• 不正なモー ド を選択 し た と きや、要求 し たパラ メ ー タ 設定が出力ハー ド ウ ェ
ア で実現で き ない場合には、 エ ラ ーが発生 し ます。 複数のエ ラ ーが発生 し た
場合で も 、 最初に検出 さ れたエ ラ ーのみが表示 さ れます。
エ ラ ーが発生する と 、 画面の下部に点滅する エ ラ ー ・ メ ッ セージが表示 さ れ
ます。
注記
ノ ブ を使用 し てパ ラ メ ー タ を変更する場合、 通常は警告やエ ラ ーが発生する こ
と はあ り ません。 全パ ラ メ ー タ は、 仕様動作を保証す る設定に自動的に制限 さ
れます。
ただ し 、 SHIFTキーを押 し ながら ノ ブ を回す と 、 警告 リ ミ ッ ト を超えてパラ メ ー
タ を変更で き ます。
72
Agilent 81101A の使用法
警告 と エ ラ ー
注記
SHIFT + HELP (AUTOSET)を押す と 、 自動設定を実行で き ます。 本器は現在の周
期設定に基づいて全パ ラ メ ー タ を リ セ ッ ト し 、 警告 / エ ラ ー状態を取 り 除き ま
す。
警告 / エ ラ ーのレ ポー ト 例
1 本器の電源を オ ンに し ます。 SHIFT + STORE (RECALL) + 0 を押 し て、 標準
設定を リ コ ール し ます。
こ れで、 周期は1msに設定 さ れます。
2 SHIFT + 0 (ON/OFF)を押 し て、 出力を オンに し ます。
3 出力画面で、 パラ メ ー タ ・ カ ー ソ ルを WIDTH パラ メ ー タ の値(100NS)に移動
し ます。
4
ノ ブ を回 し て、 パルス幅を最大に し ます(約940NS)。
こ の リ ミ ッ ト は、 実際の周期に対 し て、 実際の出力パルスが仕様内にある こ
と を保証する ためのも のです。
リ ミ ッ ト は周期設定(1ms)によ る最小周期、パルス幅設定(940 NS)から の最大
幅、 および最小の立上が り /立下が り エ ッ ジ設定(5.00 NS) と い う 、 ワース ト
ケースの組合せから 計算 さ れます。
注記
こ こ で ノ ブ を使用 し て、 立上が り エ ッ ジ を現在の値 5.00ns から 変え よ う と し て
も 、 変更で き ません。 これは、 上限 と 下限の警告 リ ミ ッ ト が現在5.00ns と な っ て
いるから です。 パルス幅はその最大値であ り 、 パルス幅+立上が り エ ッ ジ +立下
が り エ ッ ジ≦周期です。
5 SHIFTを押 し て、 パルス幅を警告 リ ミ ッ ト 以上に変え ます。 点滅するWが表
示 さ れて、 警告状態が発生 し た こ と を示 し ます。
注記
エ ラ ーが発生 し ない限 り 、 出力ハー ド ウ ェ アはセ ッ ト ア ッ プ さ れてお り 、 要求
さ れた出力を生成 し よ う と し ます。
6 HELPを押 し て警告 メ ッ セージ を表示 し ます。
TRAILING EDGE 1 MAY CUT NEXT PULSE
7 再度HELPを押 し て、 WIDTHパラ メ ー タ に戻 り ます。
73
Agilent 81101A の使用法
警告 と エ ラ ー
8 パルス幅を約980nsにま で広げます。 HELPを押 し て、 現在の警告 メ ッ セージ
を表示 し ます。
WIDTH 1 TOO CLOSE TO PERIOD
TRAILING EDGE 1 MAY CUT NEXT PULSE
9 再度HELPを押 し て、 WIDTHパラ メ ー タ に戻 り ます。
10 点滅する エ ラ ー ・ メ ッ セージが表示 さ れる ま で、 パルス幅を広げます
(約1.10ms)。
OUTPUT 1: WIDTH > PERIOD
こ れで、 WIDTHパ ラ メ ー タ の現在の上限エ ラ ー ・ リ ミ ッ ト に達 し ています。
こ の設定は、 出力ハー ド ウ ェ ア で実現 さ れません。
11 SHIFT+HELPを押 し てAUTOSETを実行 し ます。
74
A
A イ ン スト ールと 保守
75
初期点検
初期点検
梱包箱に損傷がないか点検 し ます。 梱包箱や ク ッ シ ョ ン材に損傷がある と きは、
梱包内容がそ ろ っ てい るかチ ェ ッ ク し 、 本器に対す る機械的 ・ 電気的な検査が
済むま で、 それら を保管 し ておいて く だ さ い。
警告
本器の外部カバーやパネルに少 し で も 損傷がある と きは、 感電を避け る ため電
気テス ト は行わないで く だ さ い。
梱包内容が不足 し ていた り 、 本器に機械的な損傷がある場合、 ま た本器が仕様
どお り に動作 し ない場合は、 最寄 り のAgilent営業所にご連絡 く だ さ い(最新の性
能テ ス ト を ご請求 く だ さ い)。 また輸送業者によ る調査のため、 梱包材は保管 し
ておいて く だ さ い。 Agilentは解決を待たずに修理や交換の手配を いた し ます。
76
初期点検
標準の出荷内容
Agilent 81101Aの梱包箱には、 標準で次の製品が梱包 さ れています。
1. Agilent 81101A パルス ・ ジ ェ ネレー タ
2. 本書(ク イ ッ ク ・ ス タ ー ト ・ ガ イ ド )および リ フ ァ レ ン ス ・ ガ イ ド
3. 電源コ ー ド
1.Agilent 81101A パルス・ジ ェ ネ レー タ
2. ク イ ッ ク ・ス タ ー ト ・ガ イ ド と
リ フ ァ レ ン ス・ガ イ ド
3. 電源 コ ー ド
77
初期点検
オプ シ ョ ン と ア ク セサ リ :
オプ シ ョ ン
裏面パネル ・ コ ネ ク タ
オプ シ ョ ンUN2
すべての入出力は裏面パネルにあ り ます。
1MB SRAM メ モ リ ・ カ ー ド
オプ シ ョ ンUFJ
(Agilent部品番号0950-3380)
次の図は、オプ シ ョ ンUN2を イ ン ス ト ール し た と きの本器の裏面パネルを示 し て
います。
ハン ド ル ・ ア ク セサ リ
フ ロ ン ト ・ ハン ド ル ・ キ ッ ト
Agilent部品番号5063-9226
ラ ッ ク ・ マウン ト ・ ア ク セサ リ
ラ ッ ク ・ マウン ト ・ キ ッ ト
Agilent部品番号5063-9212
ラ ッ ク ・ マウン ト /フ ロ ン ト ・ Agilent部品番号5063-9219
ハン ド ル ・ キ ッ ト
ラ ッ ク ・ スライ ド ・ キッ ト
78
Agilent部品番号1494-0059
初期点検
「 ク イ ッ ク ・ ス タ ー ト ・ ガ イ ド 」 言語オプ シ ョ ン
フ ラ ン ス語ガ イ ド
オプ シ ョ ンABF
(Agilent部品番号81101-91220)
日本語ガ イ ド
オプ シ ョ ンABJ
(Agilent部品番号81101-91520)
台湾語ガ イ ド
オプ シ ョ ンAB0
(Agilent部品番号81101-91620)
韓国語ガ イ ド
オプ シ ョ ンAB1
(Agilent部品番号81101-91720)
中国語ガ イ ド
オプ シ ョ ンAB2
(Agilent部品番号81101-91820)
追加 ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン ・ オプ シ ョ ン
サービ ス ・ マニ ュ アル
オプ シ ョ ン0BW
(Agilent部品番号81101-91021)
79
電源条件
電源条件
注意
本器にAC電力を加え る前に、 ヒ ュ ーズ ・ ホルダに適正な電源 ヒ ュ ーズを イ ン ス
ト ール し 、 適正な電源コ ー ド を使用 し ている こ と を確認 し て く だ さ い。
注記
前面パネルのス イ ッ チがオ フ の と き、 本器は 「ス タ ンバイ」 モー ド と な っ てい
ます。 電源 コ ー ド を外 し た と き にだけ、 AC 電源から 切断 さ れます。 電源 コ ー ド
は識別 し やすい よ う に し て、 オペ レ ー タ がす ぐ 手の届 く と こ ろ に配置 し て く だ
さ い。
次の記号が、 本器の前面パネルのス タ ンバ イ ・ ス イ ッ チの近 く に表示 さ れてい
ます。
本器は、 周波数レ ン ジ50~60Hzで電圧100~240V、 または400Hzで100~120V を
供給する単相AC電源によ っ て動作 し ます。 最大消費電力は、 すべてのオプ シ ョ
ン を イ ン ス ト ール し た場合に300VAです。 本器の電源を オ ンにする と 、 電源は加
え ら れたAC電力に自動的に適応 し (オー ト ・ セ レ ク シ ョ ン)、 動作中はAC電力レ
ン ジ を監視 し ます。
80
電源条件
ヒ ュ ーズの交換
1 電源コ ー ド を取 り 外 し ます。
2 本器裏面パネルの電源 ソ ケ ッ ト の近 く にあ る ヒ ュ ーズ ・ キ ャ ッ プ を 外 し ま
す。
ヒ ュ ーズ・ホルダ と
ヒ ュ ーズ・キ ャ ッ プ
3 同 じ 部品番号の ヒ ュ ーズ と 交換 し ます。
電源電圧
ヒ ュ ーズ ・ タ イ プ
Agilent 部品番号
100-240 V ~
T 10A, 250 V
2110-0720
4
ヒ ュ ーズ ・ キ ャ ッ プ を取 り 付けます。
81
電源コ ー ド
電源コ ード
国際安全性規格に従い、 本器は3極電源 コ ー ド を使用 し ています。 電源 コ ー ド の
部品番号については、 次の図を参照 し て く だ さ い。 適正なAC電源 コ ン セ ン ト に
接続する と 、 こ の電源コ ー ド によ っ て本器キ ャ ビ ネ ッ ト がアース さ れます。
82
換気条件
換気条件
本器には 3 つの冷却 フ ァ ンが取 り 付け ら れています。 換気のため本器の裏面に
80mm、 上部 と 底部に 25mm のす き ま を設けて く だ さ い。 空気の流れが悪い と 本
器の内部温度が上昇 し て、 本器の信頼性が低下 し た り 、 熱保護回路が働いて本
器の電源が切れる こ と があ り ます。
注記
換気孔をふ さ がないで く だ さ い。
熱保護
過熱検出
本器は内部温度を監視 し ています。 本器の内部温度が約80 ℃を超え る と 、 電源
が自動的に切れます。 内部温度が約77℃以下に下がる と 、 電源が再び入 り ます。
フ ァ ンの異常
フ ァ ンが故障 し た り 動作が妨げら れた り する と 、 本器の内部温度が上昇 し ます。
内部温度が約 80 ℃を超え る と 、 過熱検出によ り 安全のため本器の電源が自動的
に切れます。 信頼性を保つには、 フ ァ ンが破損 し た り 故障 し た場合、 測定器を
す ぐ にAgilentサービ スに返却 し て修理を受ける こ と を お勧め し ます。
83
バッ テ リ
バッ テ リ
本器は リ チウム ・ バ ッ テ リ を使用 し ています。 Agilent メ イ ン フ レーム内での こ
のバ ッ テ リ の代表寿命は、 約5年です。
注記
使用済みバ ッ テ リ は、 各地域の規制に従 っ て リ サイ ク ルす るか処分 し て く だ さ
い。 あるいはバ ッ テ リ の リ サイ ク ルについて、 最寄 り の Agilent 営業所にお問い
合わせ く だ さ い。
バ ッ テ リ は交換可能です。 バ ッ テ リ の交換は、 Agilent のサー ビ ス マ ン にお任せ
く だ さ い。
注記
バ ッ テ リ を不適正に交換 し た場合は、 破裂の危険性があ り ます。
バ ッ テ リ は同一または同等 タ イ プ と のみ交換 し て く だ さ い。
バ ッ テ リ ・ タ イ プは リ チウムCR2477-Nです。
Agilent交換部品番号は1420-0557です。
本バ ッ テ リ は充電 さ れないよ う にな っ ています。
注意
バ ッ テ リ を潰 し た り 、 穴を開けた り 、 燃や し た り し ないで く だ さ い。 ま た外部
接点を シ ョ ー ト さ せないで く だ さ い。
84
バッ テ リ
バ ッ テ リ の交換
注記
感電防止のため、 電源コ ー ド を AC 電源か ら取 り 外 し て く だ さ い。
1 前面パネルから バンパを取 り 外 し ます。
2 前面パネル左右のス ト リ ッ プ を取 り 外 し ます。
3 各側面で2本のネジ を外 し 、 前面パネルを取 り 外 し ます。
4 前面パネル と シ ャ ーシ間のフ ラ ッ ト ・ ケーブルの接続を外 し ます。
5 シ ャ ーシの右側に、 1 本のネジ で固定 さ れた カバーがあ り ます。 このカバー
を取 り 外 し ます。
6
こ れで、 バ ッ テ リ ・ ホルダか らバ ッ テ リ を取 り 出せます。 バ ッ テ リ の上部を
支え、 1本の指でバ ッ テ リ の下部を引けば簡単に取 り 出せます。
7 バ ッ テ リ を シ ャ ーシに短絡 さ せないよ う 注意 し ながら 、新 し いバ ッ テ リ を ホ
ルダに入れます。
8
カバーを戻 し 、 ネジ でシ ャ ーシに固定 し ます。
9 前面パネルのフ ラ ッ ト ・ ケーブルを シ ャ ーシ ・ コ ネ ク タ に再接続 し ます。 ピ
ン1(赤い リ ー ド 線)がシ ャ ーシ中央を示すよ う に し ます。
10 前面パネルを取 り 付けます。
11 前面パネルの左右にス ト リ ッ プ を取 り 付けます。
12 前面パネルにバンパを取 り 付けます。
85
動作環境
動作環境
警告
保管温度
-40℃~+70℃
動作温度
0℃~55℃
湿度
95%相対湿度(@40℃)
高度
最大2000m
設置
Category II
汚染
Degree 2
本器は室内専用です。 本器を雨や過度の湿気に さ ら さ ないで く だ さ い。 ま た本
器内部に結露を発生 さ せる よ う な、 湿度や温度の変化を避けて く だ さ い。
本器を引火性のガ ス、 煙、 粉塵のあ る場所では操作 し ないで く だ さ い。 こ のよ
う な環境で電気機器を使用する こ と は、 非常に危険です。
86
ク リ ーニ ング方法
ク リ ーニン グ方法
警告
感電防止のため、 ク リ ーニ ン グ前に本器の主電源 コ ー ド を外 し て く だ さ い。 乾
いた布ま たは少 し 水で湿 ら せた布を使用 し て外部ケース を拭き ます。 本器内部
は清掃 し ないで く だ さ い。
87
音響 ノ イ ズ放射
音響ノ イ ズ放射
音響 ノ イ ズ放射
周囲温度最大30℃、 通常の動作状況および代表的な操作位置において
LpA = 52dBA
(ISO 7779/EN 27779に準拠 し て測定 さ れています)
88
索引
C
CLOCK/REF INP. コ ネ ク タ 28
E
EXT INPUT
イ ン ピーダ ン ス 66
前面パネル 19
裏面パネル 28
EXT INPUT し き い値 65
G
GPIB
ア ド レ ス 70
コ ネ ク タ 28
自動テ ス ト 17
I
IC テ ク ノ ロ ジ 16
L
LOCAL キー 26
M
MAN キー 26, 48, 50, 52, 54
Modify ノ ブ 18
MORE キー 18
O
OUTPUT コ ネ ク タ 19
P
PLL 45
基準 ソ ース 71
PLL 基準 70
S
SCPI 17
SHIFT キー 25, 26
STROBE OUT コ ネ ク タ 19
T
TRIGGER OUT コ ネ ク タ 19
TRIGGER OUT レ ベル 66
V
VFO 45
あ
ア ク セサ リ 78
安全性
記号 8
イ ン ス ト ール 76
エ ラ ー 26, 72
エ ラ ー ・ チ ェ ッ ク 72
オーバプ ロ グ ラ ミ ン グ 25
オプ シ ョ ン 78
オ フ セ ッ ト ・ パ ラ メ ー タ 62
音響 ノ イ ズ放射 88
オ ン ラ イ ン ・ ヘルプ 26
か
回転 ノ ブ 18
外部 PLL 基準 70
外部パルス幅モー ド 55
換気条件 83
環境条件 86
機能
信号生成 16
機能 16
グ ラ フ ィ ッ ク 表示 22
ク リ ーニ ン グ方法 87
ク ロ ッ ク 信号
コ マ ン ド ・ リ ス ト 34
例 30
警告 26, 72
ゲーテ ィ ン グ
ゲー ト ・ バース ト ・ モー ド 54
ゲー ト ・ パルス ・ モー ド 52
手動 26
ソ ース 45
ケーブル 82
桁 25
言語オ プ シ ョ ン 79
高確度周波数 45
コネク タ
前面パネル 18
裏面パネル 28
コマン ド ・ リ ス ト
ク ロ ッ ク 信号 34
バース ト 信号 42
パルス信号 38
コ マ ン ド 言語 17
コ ン フ ィ ギ ュ レ ーシ ョ ン画面 70
さ
サービ ス ・ マ ニ ュ アル 79
し き い値 65
自動設定 26, 73
自動テ ス ト 17
出力画面 56
89
索引
出力 ソ ース ・ イ ン ピーダ ン ス ・ パ ラ
メ ー タ 63
条件 , 環境 86
証明
仕様への適合 5
信号生成機能 16
振幅パ ラ メ ー タ 62
ス イ ッ チ , ス タ ンバ イ 80
ス タ ー タ ブル発振器 45
ス タ ンバイ ・ ス イ ッ チ 80
ス ト ア , 設定の
内部 メ モ リ 26
メ モ リ ・ カ ー ド 67
製品の特長 16
セル フ テ ス ト 70
前面パネル 18
た
タ イ ミ ン グ ・ パ ラ メ ー タ 56
タ イ ミ ン グ変化
グ リ ッ チ な し 16, 56
ド ロ ッ プ アウ ト な し 16, 56
立上が り エ ッ ジ ・ パ ラ メ ー タ 59
超過
仕様値 25
追加 ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン 79
デ ィ レ ク ト リ 67
電圧 / 電流モー ド ・ パ ラ メ ー タ 63
電圧 リ ミ ッ ト 64
点検 76
電源 80
電源ケーブル 82
電源 コ ー ド 77, 82
電源条件 80
電源 ヒ ュ ーズ 80
電流 リ ミ ッ ト 64
電力消費 80
動作環境 84, 86
ド キ ュ メ ン テーシ ョ ン , 追加 79
特長 16
ト リガ
手動 26
ソ ース 45
ト リ ガ ・ バース ト ・ モー ド 50
ト リ ガ ・ パルス ・ モー ド 48
ト リ ガ ・ レ ベル画面 65
な
入力 イ ン ピーダ ン ス 66
90
ノ ーマル / コ ン プ リ メ ン ト ・ パ ラ メ ー
タ 62
ノ ブ 18
は
バース ト ・ モー ド
ゲー ト 54
ト リ ガ 50
連続 47
バース ト 信号
コ マ ン ド ・ リ ス ト 42
例 39
ハイ ・ レ ベル ・ パ ラ メ ー タ 62
パス 67
バ ッ テ リ 84
交換 85
処理 84
タ イ プ 84
メ モ リ ・ バ ッ ク ア ッ プ用 84
パラ メ ー タ
ス テ ッ プ ・ サイ ズ 25
タ イ ミ ン グ 56
レ ベル 61
パルス ・ デ ィ レ イ ・ パ ラ メ ー タ 58
パルス ・ モー ド
ゲー ト 52
ト リ ガ 48
連続 46
パルス機能 16
パルス周期
ソ ース 45
パ ラ メ ー タ 57
パルス信号
コ マ ン ド ・ リ ス ト 38
例 35
パルス立下が り エ ッ ジ ・ パ ラ メ ー タ 60
パルス幅パ ラ メ ー タ 59
ハン ド ル ・ ア ク セサ リ 78
標準出荷内容 77
負荷イ ン ピ ーダ ン ス ・ パ ラ メ ー タ 63
分解能 25
ヘルプ情報 26
変更
分解能 25
放射
音響 ノ イ ズ 88
ま
メ モ リ ・ カ ー ド 画面 67
索引
ら
ラ ッ ク 収納 78
リ コ ール , 設定の
内部 メ モ リ 26
メ モ リ ・ カ ー ド 67
リミット
オーバプ ロ グ ラ ミ ン グ 25
画面 64
裏面パネル 28
リ モー ト
ア ン ロ ッ ク 26
コ ン ト ロール 17
プ ロ グ ラ ミ ン グ 17
利用モデル 16
例
ク ロ ッ ク 信号 30
バース ト 信号 39
パルス信号 35
レ ベル ・ パ ラ メ ー タ 61
連続モー ド
バース ト 47
パルス 46
ロ ー ・ レ ベル ・ パ ラ メ ー タ 62
ロ ジ ッ ク ・ テ ク ノ ロ ジ 16
ロ ッ ク 解除 , 前面パネルの 26
91
索引
92
前面パネル・ コ ン ト ロール
Front Panel Controls
DATA ENTRY
MAN
7
RECALL
PERIOD
STORE
MAN
8DATA ENTRY9
DELAY
7 4
8 5
nano
9 6
LEAD
PERIOD
4 1
5 2
LEAD
ON | OFF
1 O
2 .
3 +/-
milli
kilo ENTER
.
+/-
ENTER
LOCAL
SHIFT
TRAIL
MODIFY
HIGH
WIDTH
micro
nanoMega
STORE
HELP
HELP
SHIFT
CURSOR/DIGIT
MODIFY
WIDTH
AUTOSET
RECALL
AUTOSET
TRAIL
DELAY
CURSOR/DIGIT
6 3
HIGH
LOW
milli
micro
Megakilo
LOW
ON | OFF
O
LOCAL
デー タ 入力 /
ク イ ッ ク・
ア ク セ ス・キー
CURSOR
キー
CURSOR
DATA ENTRY /
Keys
QUICK ACCESS
特殊
ENTER &
Keys
フ ァ ン ク シ ョ ン・キー
単位キー
Special
ENTER &
FUNCTION
UNIT Keys
Keys
ノブ
KNOB
Copyright Agilent Technologies 1998, 2000
Edition E0300
Printed in Germany
81101-91520