NJM2274A 低電圧動作 Y/C MIX 回路内蔵ビデオアンプ 回路内蔵ビデオアンプ ■ 概 要 ■ 外 形 NJM2274A は、Y/C MIX 回路を内蔵した、低電圧動作のビデオアンプです。 動作電源電圧は 2.8∼5.5V と低電圧駆動が可能であり、75Ωドライバ回路内蔵 のため、TV モニタ等の映像機器に直結ができます。 パワーセーブ回路を兼ねたミュート回路も備わり、低消費設計に適しており ます。 本製品は NJM2274 の 0.5Vpp 入力に対し、1.0Vpp 入力対応となっております。 NJM2274AR ■ 特 徴 ● 動作電源電圧 2.8∼5.5V ● Y/C MIX 回路内蔵 ● 6dB アンプ ● 75Ωドライバ内蔵 (2 系統ドライブ可能) ● Y 信号入力:クランプタイプ C 信号入力:バイアスタイプ ● バイポーラ構造 ● 外形 VSP8 ■ ピン配置 ピン配置 1 8 2 7 3 6 4 5 1: YIN 2: GND 3: VOUT 4: VSAG + 5: V 6: Power save 7: C mute 8: CIN ■ ブロック図 ブロック図 Power Save 6 Yin 1 V+ 5 CLAMP 6dB 75Ω Driver Cin 8 3 Vout 4 Vsag BIAS 7 2 C Mute GND Ver.1.0 -1- NJM2274A (Ta=25℃) ■ 絶対最大定格 項 電 消 動 保 目 源 費 作 温 存 温 記 電 電 度 範 度 範 圧 力 囲 囲 号 定 Vcc PD Topr Tstg 格 単位 7.0 580※1 -40∼+85 -40∼+125 V mW ℃ ℃ ※1:EIA/JDAC 仕様基板 ( 114.3×76.2×1.6mm,2 層,FR-4)実装時 (Ta=25℃) ■ 推奨動作条件 項 動 作 目 電 源 記 電 圧 号 条 件 最小 標準 最大 単位 2.8 3.0 5.5 V 最小 標準 最大 単位 無信号時 - 9.3 14.0 mA - 0.8 1.4 mA 2.2 - - V 5.9 6.4 6.9 dB -1.0 0.0 -1.0 dB Vopr ■ 電気的特性 ( V+ =3.0V, Ta=25℃) 項 消 目 費 記 電 流 号 ICC 条 件 パワーセーブ時消費電流 Isave パワーセーブ時 最 ル Vom 得 Gv 性 Gf f=1kHz、THD=1% Yin=100kHz,1.0Vpp 正弦波ビデオ信号入力※ Yin=10MHz/100kHz,1.0Vpp 正弦波ビデオ信号入力※ 大 出 電 周 力 圧 波 レ ベ 利 数 特 微 分 利 得 DG Yin=1.0Vpp 10step ビデオ信号入力 - 2.5 - % 微 分 位 相 DP Yin=1.0Vpp 10step ビデオ信号入力 - 1.0 - deg クロマミュートクロストーク CT Cin=4.43MHz,0.2Vpp 入力 - -65 - dB S 比 SNv - 65 - dB 歪 Hv - -40 - dB - 20 - kΩ 2 / N 次 Yin=0.2Vpp,100%ホワイトビデオ信号, Cin=ACgnd, 帯域 100kHz∼6MHz, 75Ω終端 Yin=0.2Vpp,3.58MHz レッドフィールドビデオ信号, Cin=ACgnd, 75Ω終端 C 系入力インピーダンス Rcin ミュート切替 H レベル VthMH 1.4 - Vcc ミュート切替 L レベル VthML 0 - 0.6 パワーセーブ切替 H レベル VthPH 1.4 - Vcc パワーセーブ切替 L レベル VthPL 0 - 0.6 ※「正弦波ビデオ信号」指定波形 714mVpp クロマ入力端子 V V 40uS<t<50uS 357mVpp 286mVpp Ver.1.0 -2- NJM2274A ■ 制御端子説明 項 ク ロ マ 目 ミ 制御端子 ュ ー ト H クロマミュート:ON L クロマミュート:OFF OPEN パ ワ ー セ ー ブ 備 考 クロマミュート:OFF H パワーセーブ:OFF L パワーセーブ:ON OPEN パワーセーブ:ON ■ 測定回路図 Cin Cmute CTL 100pF P.S CTL V+ 10µF 100pF 0.1µF 75Ω 50Ω 8 CIN 1000pF 7 6 5 Cmute CTL PS CTL V+ NJM2274A YIN GND Vout Vsag 1 2 3 4 0.1µF + + 100µF 22µF Vout2 75Ω Vout1 Yin 75Ω 50Ω 75Ω Ver.1.0 -3- NJM2274A ■応用回路例 (1) 標準回路例 Cin (2) サグ補正端子未使用回路例 サグ補正端子未使用回路例 Cmute CTL P.S CTL Cin V+ Cmute CTL P.S CTL V+ 10µF 10µF 1000pF 0.1µF 75Ω 8 7 6 5 CIN Cmute CTL PS CTL V+ 0.1µF 75Ω 8 7 6 5 CIN Cmute CTL PS CTL V+ NJM2274A NJM2274A YIN GND 1 Vout 2 0.1µF Vsag YIN GND Vout Vsag 4 1 2 3 4 3 C1 + + 100µF 75Ω 1000pF C1 75Ω 75Ω Yin 0.1µF 22µF 470µF 75Ω Yin Vout + Vout (3) 2 系統ドライブ 系統ドライブ回路例 ドライブ回路例 Cin Cmute CTL P.S CTL V+ 10µF 0.1µF 75Ω 1000pF 8 7 6 5 CIN Cmute CTL PS CTL V+ NJM2274A YIN GND Vout Vsag 1 2 3 4 0.1µF C1 + 470µF 75Ω Yin 75Ω Vout1 75Ω Vout2 (1) 標準回路例 サグ補正の使用により、出力カップリングコンデンサーの容量値を小さくする事が出来ます。 白⇔黒バウンス信号等、低域の周波数成分を多く含む信号で波形を確認し、C1 の容量値を調整してください。 C1 の値を大きくするとサグは小さくなります。 (2) サグ補正未使用回路例 サグ補正未使用回路例 サグ補正を使用しない場合は、Vout 端子と Vsag 端子を IC 出力端でショートした後に、470µF 以上の出力 カップリングコンデンサーを接続してください。 (3) 2 系統ドライブ 系統ドライブ回路例 ドライブ回路例、 回路例、及び注意事項 注意事項 本回路は 150Ω負荷を 2 系統駆動する為の回路です。APL 変動が大きい信号(White 100%、1Vp-p 以上)を入力し た場合に同期潰れが発生します。必ず APL 変動が大きい信号(White 100%、1Vp-p 以上)での波形確認を行った上 でご使用のご検討をお願いします。 Ver.1.0 -4- NJM2274A ■ 端子機能 端子 端子名 機能 端子電圧 内部等価回路 Vcc 1 Yin 輝度信号 入力端子 1.3V 400 400 1 2 GND GND 端子 0V Vcc 3 Vout コンポジット ビデオ出力端子 0.3V 6.4k 3 750 Vcc 4 4 Vsag サグ補正端子 0.38V 6.4k 750 Ver.1.0 -5- NJM2274A 端子 端子名 機能 端子電圧 5 V+ 電源端子 - 内部等価回路 6 12k 6 Power Save CTL. パワーセーブ 制御端子 0V 36k 7 12k 7 Cmute CTL クロマ信号 ミュート制御端子 0V 36k Vcc 8 Cin クロマ信号 入力端子 1.4V 20k 400 8 Ver.1.0 -6- NJM2274A <注意事項> このデータブックの掲載内容の正確さには 万全を期しておりますが、掲載内容について 何らかの法的な保証を行うものではありませ ん。とくに応用回路については、製品の代表 的な応用例を説明するためのものです。また、 工業所有権その他の権利の実施権の許諾を伴 うものではなく、第三者の権利を侵害しない ことを保証するものでもありません。 Ver.1.0 -7-